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JPH08247320A - 複合型切換弁 - Google Patents

複合型切換弁

Info

Publication number
JPH08247320A
JPH08247320A JP7452995A JP7452995A JPH08247320A JP H08247320 A JPH08247320 A JP H08247320A JP 7452995 A JP7452995 A JP 7452995A JP 7452995 A JP7452995 A JP 7452995A JP H08247320 A JPH08247320 A JP H08247320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching valve
output
hole
valve
pilot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP7452995A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiya Hayashi
文 也 林
Yoshio Aso
生 佳 男 麻
Makoto Ishikawa
川 誠 石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SMC Corp
Original Assignee
SMC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SMC Corp filed Critical SMC Corp
Priority to JP7452995A priority Critical patent/JPH08247320A/ja
Priority to TW084218288U priority patent/TW332621U/zh
Publication of JPH08247320A publication Critical patent/JPH08247320A/ja
Ceased legal-status Critical Current

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  • Fluid-Driven Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つの弁ボディに2組の切換弁機構を組み込
んた複合型切換弁を、2組の切換弁機構が個別に機能す
る場合と、各切換弁機構が関連的に動作して1つの切換
弁として機能する場合とに使い分けできるようにする。 【構成】 2組の切換弁機構7a,7bを1つの弁ボデ
ィ10に組み込んだ弁主体部5と、該弁主体部5の取付
面16に着脱自在に取り付けた出力用ポートブロック6
とで複合型切換弁を構成する。上記弁主体部5は、2組
の切換弁機構における復帰圧力室21と各出力通孔A,
B及びパイロット供給通孔28を上記取付面16にそれ
ぞれ開口させた構成とし、上記出力用ポートブロック6
は、少なくとも2つの出力ポートAP,BPと、上記出
力通孔A,B及びパイロット供給通孔28を出力ポート
AP,BP及び復帰圧力室21に連通させる流路20
a,20b,34を備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2つの切換弁機構を備
えた複合型切換弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の切換弁に圧縮空気等の圧力流体を
一括して給排するために、これらの切換弁を相互に連結
して1組の切換弁集合体として使用する技術は、従来よ
り公知である。例えば、複数の切換弁を圧力流体の供給
通孔と排出通孔とを有する1つのマニホールドベース上
に並べて取り付けたり、あるいは、供給通孔及び排出通
孔を備えた1つのサブプレート上に1つの切換弁を設置
して、この切換弁付サブプレートの所要数を幅方向に接
合して連結するといったことが行われている。さらに、
弁ボディに供給通孔と排出通孔とが設けられているスタ
ッキング型切換弁の場合には、上述したようなマニホー
ルドベースやサブプレートを使用することなく、複数の
切換弁を幅方向に直接接合して連結するようにしてい
る。しかしながら、このように、複数個の切換弁を幅方
向に並べて連結することにより一組の切換弁集合体を形
成する場合、切換弁の数が多くなるとそれだけ切換弁集
合体の幅方向(連結方向)の長さが大きくなり、設置ス
ペースに制限がある場合には設置が困難になる等の問題
があった。
【0003】そこで本発明者らは、特願平6−3381
26号により、1つの弁ボディに複数の切換弁機構を上
下多段状に組み込んでなる複合型切換弁を提案し、この
複合型切換弁を結合することによって小形で高集積の切
換弁集合体を得られるようにした。ところが、上記複合
型切換弁は、内蔵する複数の切換弁機構がそれぞれ独立
に機能する構成であって、いずれか1つの切換弁機構だ
けを単独で使用することはできても、各切換弁機構を関
連的に動作させることによって複合型切換弁全体を1つ
の切換弁として機能させることはできない。複合型切換
弁の用途や使用状況等によっては、複数の切換弁機構を
個別に動作させる場合と、各切換弁機構を関連的に動作
させて全体を1つの切換弁として機能させる場合とに使
い分けることも必要であり、その方が複合型切換弁の利
用範囲が拡大するばかりでなく、1つの切換弁機構を単
独で使用する場合と全体を1つの切換弁として機能させ
る場合とで異なる切換機能を持たせることも可能であ
り、複合型切換弁を効率良く合理的に使用することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題
は、1つの弁ボディに2組の切換弁機構を組み込んでな
る複合型切換弁を、出力配管接続のためのポートブロッ
クの選択的使用により、2組の切換弁機構が個別に機能
する場合と、各切換弁機構が関連的に動作して1つの切
換弁として機能する場合とに使い分けできるように構成
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するため、本発明の複合型切換弁は、圧力流体が流れる
供給通孔と出力通孔及び排出通孔が開口する弁穴、該弁
穴内に摺動自在に収容された圧力流体切換用の弁部材、
該弁部材の一端側に配設された該弁部材駆動用のピスト
ン、該ピストンと上記弁部材の他端面とにパイロット流
体を作用させて該弁部材を切り換えるパイロット弁機
構、を有する切換弁機構の2組を1つの弁ボディに組み
込み、該弁ボディにおける上記ピストンが位置する側と
は反対の側の端面をポートブロック用の取付面として、
該取付面に、上記2組の切換弁機構における各弁穴の一
端の復帰圧力室と、各出力通孔と、パイロット流体が流
れるパイロット供給通孔とをそれぞれ開口させた弁主体
部;上記弁主体部の取付面に着脱自在に取り付けられて
いて、出力配管接続のための出力ポートを少なくとも2
つ有すると共に、上記取付面への取り付けにより上記出
力通孔及びパイロット供給通孔を上記出力ポート及び復
帰圧力室に連通させる流路を有するポートブロック;か
らなることを特徴とするものである。
【0006】本発明の具体的な構成態様によれば、各切
換弁機構がそれぞれ、1つの供給通孔と2つの出力通孔
及び2つの排出通孔を有する5ポート弁として構成され
ている。本発明の1つの具体的な構成例では、5ポート
弁として構成した場合の上記ポートブロックが、4つの
出力ポートと、これらの出力ポートを2つの切換弁機構
の各出力通孔に個別に連通させる流路と、パイロット供
給通孔を2つの切換弁機構の復帰圧力室に連通させる流
路とを有している。そしてこの場合には、2つの切換弁
機構を独立に動作させてそれぞれの出力ポートから個別
に出力を得ることができる。しかし、上記各切換弁機構
に連通する2つの出力ポートのうちの1つをそれぞれプ
ラグで閉塞し、2つの切換弁機構を交互に動作させるこ
とにより、全体を実質的に1つの切換弁として機能さ
せ、残りの2つの出力ポートから交互に出力を得ること
ができる。本発明の他の具体的な構成例では、5ポート
弁として構成した場合のポートブロックが、2つの出力
ポートと、これらの出力ポートを第1の切換弁機構の2
つの出力通孔に個別に連通させる流路と、第2の切換弁
機構の一方の出力通孔を第1の切換弁機構の復帰圧力室
に連通させる流路と、パイロット供給通孔を第2の切換
弁機構の復帰圧力室に連通させる流路とを有している。
この場合には、第2の切換弁機構の出力を利用して第1
の切換弁機構を復帰させることになるため、実質的に2
つの切換弁機構によって1つの切換動作を行うダブルパ
イロット式切換弁と同じ機能である。本発明の更に他の
具体的な構成例では、5ポート弁として構成した場合の
ポートブロックが、2つの出力ポートと、一方の出力ポ
ートを2つの切換弁機構の一方の出力通孔に共通に連通
する流路と、他方の出力ポートを2つの切換弁機構の他
方の出力通孔に共通に連通する流路と、パイロット供給
通孔を2つの切換弁機構の復帰圧力室に連通させる流路
とを有しているこの場合には、2つの切換弁機構を交互
に動作させることにより、全体を実質的に1つの切換弁
として機能させ、2つの出力ポートから交互に出力を得
ることができる。本発明の複合型切換弁は、上記弁ボデ
ィが幅方向の両側面に連結のための接合面を有してい
て、該接合面に上記供給通孔及び排出通孔が開口し、複
数の複合型切換弁を連結するとこれらの供給通孔同士及
び排出通孔同士が相互に連通可能なるように構成するこ
とができ、このような複合型切換弁を幅方向に所要数連
結することにより、切換弁集合体を構成することができ
る。
【0007】
【実施例】図1乃至図3は、複数の複合型切換弁を集合
して形成した切換弁集合体を示している。この切換弁集
合体は、上記複数の複合型切換弁1,1,・・と、1つ
の給排用ポートブロック2と、左右両端に位置する2つ
の側板3,3とを、相互に幅方向に接合して上下の締結
金具4で一体に固定することにより、組み立てられてい
る。
【0008】上記複合型切換弁1は、図4乃至図7に示
すように、1つの切換弁に、圧縮空気等の圧力流体の流
れを切り換える2組の独立して機能する切換弁機構6
a,6bを上下多段状に組み込んだもので、その具体的
構成は下記の通りである。
【0009】即ち、上記複合型切換弁1は、2組の切換
弁機構7a,7bを組み込んだ弁主体部5と、該弁主体
部5に交換可能に取り付けられた出力配管接続のための
出力用ポートブロック6とからなっている。上記弁主体
部5は直方体状をなす1つの弁ボディ10を有し、該弁
ボディ10の内部には上下2つの弁穴11,11が形成
され、これらの弁穴11内に各切換弁機構7a,7bに
おけるスプール式の弁部材12,12が摺動自在に内蔵
されている。
【0010】上記弁ボディ10における弁穴軸線方向の
一端面(後端面)には、第1及び第2の2つのサブボデ
ィ13,14が取り付けられ、これらのサブボディ1
3,14に、上記2つの弁部材12,12を駆動する2
組のパイロット弁機構15,15が組み付けられてい
る。また、上記弁ボディ10の反対側の先端面はポート
ブロック用の取付面16となっていて、該取付面16に
は、上記2組の切換弁機構7a,7bにおける各弁孔1
1,11の一端に形成された復帰圧力室21,21と、
出力通孔A,Bに通じる2組(4つ)の流路20A,2
0Bと、パイロット流体が流れる1つのパイロット供給
通孔28とがぞれぞれ開口しており、該取付面16に上
記出力用ポートブロック6が着脱自在に取り付けられて
いる。
【0011】上記弁ボディ10の幅方向の両側面は、隣
接する複合型切換弁1と相互に接合するための接合面1
8,18となっていて、これらの接合面18,18に
は、上記各弁穴11,11に共通に連通する圧力流体の
供給通孔S及び排出通孔EA,EBがそれぞれ開口し、
複数の複合型切換弁1をシール部材19を介して接合し
たときに、各複合型切換弁1の供給通孔S同士及び排出
通孔EA,EB同士が互いに連通するようになってい
る。上記供給通孔S及び排出通孔EA,EBは、図示の
如く2つの弁穴11,11に共通に連通するものであっ
ても、各弁穴11毎に独立するものであっても良い。
【0012】また、上記弁ボディ10の一方の接合面1
8には、上記各弁穴11,11に個別に連通する2組の
出力通孔A,Bが開口しているが、これらの出力通孔
A,Bは、複合型切換弁1を相互に接合した際に隣接す
る複合型切換弁1の弁ボディ10によって閉じられ、他
の切換弁の出力通孔と相互に連通しないようになってい
る。これらの出力通孔A,Bは、弁ボディ10の内部に
設けられた上記流路20A,20Bを経て上記取付面1
6に開口し、上記出力用ポートブロック6の流路20
a,20bを通じて、該出力用ポートブロック6の前面
に開口する2組の出力ポートAP,BPに個別に連通し
ている。
【0013】上記パイロット弁機構15,15は、ソレ
ノイド機構24を備えた電磁操作式のものとして構成さ
れており、これによって各切換弁機構7a,7bが、実
質的に公知のシングルソレノイド型切換弁としての機能
を備えたものである。即ち、上記各弁部材12の軸線方
向一端側には、該弁部材12の端面にパイロット流体圧
を作用させる上記復帰圧力室21がそれぞれ形成され、
これに対して弁部材12の他端側には、第1サブボディ
13に、弁部材12より大径のピストン22を内蔵した
ピストン室23が形成されている。上記復帰圧力室21
は、弁ボディ10を貫通するパイロット供給通孔PS
に、流路28及び出力用ポートブロック6に形成された
流路34を通じて連通し、一方ピストン室23は、流路
29a(上方の切換弁機構7aの場合)及び29b,2
9c(下方の切換弁機構7bの場合)によりパイロット
弁機構を介して上記パイロット供給通孔PSに接続され
ている。該パイロット供給通孔PSは、一方の側板3に
形成されたパイロット供給ポートPSP(図1参照)に
通じている。
【0014】上記パイロット弁機構15,15は、コイ
ル25への通電又は通電解除により可動鉄心26を固定
鉄心27に吸着又は復帰させる上記ソレノイド機構24
と、第2サブボディ14に背中合せ状態に形成されたパ
イロット供給弁座30及びパイロット排出弁座31と、
これらのパイロット供給弁座30及びパイロット排出弁
座31を開閉するパイロット供給弁体32及びパイロッ
ト排出弁体33とを有し、上記パイロット供給弁体32
は上記ソレノイド機構24の可動鉄心26に取り付けら
れている。上記2組のソレノイド機構24,24は、一
体にモールドされている。
【0015】そして、コイル25への通電により可動鉄
心26が固定鉄心27に吸着されると、パイロット供給
弁座30が開放してパイロット排出弁座31が閉鎖し、
上記パイロット供給通孔PSからパイロット流体が、流
路35、パイロット供給弁座30を経て、該パイロット
供給弁座30が開口するパイロット供給弁室内に流入
し、ここから図示しない流路を通って上記パイロット排
出弁座31が開口するパイロット排出弁室内に流入し、
上方の切換弁機構7aにおいては流路29aを通って、
また下方の切換弁機構7bにおいては流路29c,29
bを通って、それぞれピストン室23に流入する。これ
によりピストン22が、図の下半部に示すように右方に
押されて弁部材12を右方向に動かし、この結果、供給
通孔Sと出力通孔Aとが連通すると共に、排出通孔EB
と出力通孔Bとが連通する。
【0016】また、コイル25への通電を解除して可動
鉄心26が復帰すると、パイロット供給弁座30が閉鎖
してパイロット排出弁座31が開放し、ピストン室23
内のパイロット流体が、流路29a又は29b,29c
からパイロット排出弁座31を通って流路37に流れ、
弁ボディ10を貫通するパイロット排出通孔PEを通じ
て、上記側板3に設けられたパイロット排出ポートPE
Pから外部に排出される。従って、復帰圧力室21内の
パイロット流体圧の作用により弁部材12及びピストン
22が図の上半部に示すように左方向に押し動かされ、
供給通孔Sと出力通孔Bとが連通すると共に、排出通孔
EAと出力通孔Aとが連通する。
【0017】なお、上段の切換弁機構7aにおいては、
ピストン室23が流路29aによりストレートにパイロ
ット弁機構に通じているのに対して、下段の切換弁機構
7bにおいては、ピストン室23が流路29b,29c
の途中に設けられた手動操作機構40bを介してパイロ
ット弁機構に通じているが、両切換弁機構7a,7bの
機能は同じである。また、上記手動操作機構40bの構
成及び機能は、下記の通りである。
【0018】即ち、上記各切換弁機構7a,7bには、
それぞれ、停電等によってソレノイド機構24が使えな
い時に弁部材12を手動で切り換えられるようにするた
め、手動操作機構40a,40bが設けられている。
【0019】上段の切換弁機構7aに対応する手動操作
機構40aは、先端部がテーパーにより細くなった操作
軸43aを備え、この操作軸43aを第2サブボディ1
4の穴内に上下動自在に挿入してばね44aで上向きに
付勢させたものである。この手動操作装置において、操
作軸43aがばね44aで付勢されて上方位置にある非
操作状態のときは、その先端部がソレノイド機構24の
可動鉄心26から離れているが、操作軸43aをばね4
4aに抗して押し込むと、その先端部側面が可動鉄心2
6に当接して該可動鉄心26を固定鉄心27側に移動さ
せるため、パイロット供給弁座30が開放する。これ
は、上段のソレノイド機構24に通電した場合と実質的
に同じ状態である。
【0020】また、下段の切換弁機構7bに対応する手
動操作装置40bは、パイロット供給通孔PSに連通す
る流路45及びピストン室23とパイロット弁機構とを
結ぶ流路29b,29cが開口する穴の中に、操作軸4
3bを上下動自在に挿入してばね44bで上向きに付勢
させたものである。この手動操作装置において、操作軸
43aがばね44aで付勢されて上方位置にある非操作
状態のときは、図6及び図7に示すように、流路45が
遮断され、流路29bと29cとが互いに連通してい
る。操作軸43aをばね44aに抗して押し込むと、上
記流路45と流路29bとが連通してピストン室23に
パイロット流体が供給され、且つ流路29cが遮断され
る。これは、下段のソレノイド機構24に通電した場合
と実質的に同じ状態である。上記各手動操作装置40
a,40bの操作軸43a,43bは、操作位置にロッ
クできるように構成しても良い。
【0021】上記パイロット弁機構には、各ソレノイド
機構24,24へ給電するための給電手段47が着脱自
在に付設されている。この給電手段47は、ソレノイド
機構24にボルト止め等の適宜手段で取り付けられた1
つの端子台50と、該端子台50に保持された1つの端
子板51と、該端子板51を覆う端子カバー52とを有
している。
【0022】配線が表面に印刷された上記端子板51
は、各ソレノイド機構24から突出する受電端子53と
同数の給電端子54のほか、表示灯や逆起電力防止器な
どの電気部品を有し、該端子板51の下端部には、電源
接続用のプラグ端子55を備えた端子箱56が、プラグ
端子の先端部を端子板51の穴に嵌入するなどの方法に
より、着脱自在に取り付けられている。上記端子板51
を覆う端子カバー52は、複数の係止孔を側面に備え、
これらの係止孔に端子台50の外側面の係止爪を係合さ
せることにより、該端子台50に着脱自在に取り付けら
れている。
【0023】図1乃至図3において、上記給排用ポート
ブロック2の幅方向の両側面は、複合型切換弁1及び側
板3に連結するための接合面となっていて、該接合面
に、複合型切換弁1の供給通孔S及び排出通孔EA,E
Bに連通する同様の供給通孔及び排出通孔が形成され、
該給排用ポートブロック2の前面には、上記供給通孔S
に連通する供給ポートSPと、排出通孔EA,EBに共
通に連通する排出ポートEPとが設けられている。これ
らの供給ポートSP及び排出ポートEPには、チューブ
を挿入するだけで抜止状態に接続することが可能な、所
謂ワンタッチ式の管継手58を装着しておくことが望ま
しい。
【0024】更に、切換弁集合体の両端に位置する左右
の側板3,3は、それぞれの内面に接合面を有し、該接
合面を複合型切換弁1又は給排用ポートブロック2に接
合することにより、供給通孔S及び排出通孔EA,EB
を閉塞するものである。
【0025】なお、図示の実施例においては、パイロッ
ト供給ポートPSP及びパイロット排出ポートPEP
を、メイン流体用の供給ポートSP及び排出ポートEP
とは別に設けることにより、外部からパイロット流体を
供給するようになっているが、パイロット供給通孔PS
及びパイロット排出通孔PEを、給排用ポートブロック
2の上記供給ポートSP及び排出ポートEPに連通させ
ることにより、ポートを共通化することもできる。共通
化した場合にパイロット供給ポートPSP及びパイロッ
ト排出ポートPEPが不要であることは言うまでもな
い。
【0026】上記構成を有する複合型切換弁は、2組の
切換弁機構7a,7bを独立に動作させて、出力用ポー
トブロック6の前面に開口する2組の出力ポートAP,
BPから個々に出力を得るものである。しかしながら上
記複合型切換弁は、弁主体部5はそのままで、出力用ポ
ートブロック6を出力ポート及び流路の構成が異なる他
のものと交換することにより、全体を1つの切換弁とし
て機能させることができる。
【0027】即ち、図8及び図9に示す第2実施例の複
合型切換弁1Aは、出力用ポートブロック6Aが、2つ
の出力ポートAP,BPと、これらの出力ポートAP,
BPを第1の切換弁機構7aの2つの出力通孔A,Bに
個別に連通させる流路60a,60bと、第2の切換弁
機構7bの一方の出力通孔Aを第1の切換弁機構7aの
復帰圧力室21に連通させる流路61と、パイロット供
給通孔28を第2の切換弁機構7bの復帰圧力室21に
連通させる流路62とを有している。
【0028】これにより上記複合型切換弁1Aは、第1
の切換弁機構7a側のソレノイド機構に通電すると、該
第1の切換弁機構7aにおける弁部材12が図の右方向
に切り換わり、出力通孔Aが供給通孔Sに連通すると共
に、出力通孔Bが排出通孔EBに連通するため、出力用
ポートブロック6Aの一方の出力ポートAPからは出力
が得られ、他方の出力ポートBPは開放される。また、
第2の切換弁機構7b側のソレノイド機構に通電する
と、該第2の切換弁機構7bにおける弁部材12が右方
向に切り換わり、出力通孔Aからの出力流体が流路61
から復帰圧力室21に流入して第1の切換弁機構7aの
弁部材12を左方向に復帰させるため、出力ポートBP
が供給通孔Sに連通して出力が得られ、他方の出力ポー
トAPは排出通孔EAに連通する。つまり、複合型切換
弁1A全体が、実質的に2つのソレノイド機構のオン・
オフにより動作するダブルソレノイド形切換弁として機
能することになる。
【0029】この場合、図8及び図9に鎖線で示すよう
に、第2の切換弁機構7bに対応する出力ポートAP,
BPを別に設けておき、該第2の切換弁機構7bの動作
によりこれらの出力ポートAP,BPから出力を得なが
ら、一方の出力ポートAPの出力を第1の切換弁機構7
aの弁部材12に作用させることもできる。
【0030】図10乃至図12に示す第3実施例の複合
型切換弁1Bは、出力用ポートブロック6Bが、4つの
出力ポートAP,BPと、これらの出力ポートを2つの
切換弁機構7a,7bの各出力通孔A,Bに個別に連通
させる4つの流路65a,65bと、パイロット供給通
孔28を2つの切換弁機構7a,7bの復帰圧力室2
1,21に共通に連通させる流路66とを有している。
この構成は、上記第1実施例における出力用ポートブロ
ック6と同じであるが、第1実施例と違う点は、2つの
出力ポートBPがそれぞれ密閉栓67で閉塞されている
ことであり、これによりこの複合型切換弁1Bは、実質
的に3位置エキゾーストセンタ形切換弁として機能す
る。
【0031】即ち、2つの切換弁機構7a,7bのソレ
ノイド機構がいずれも非通電の状態では、2つの弁部材
12,12がいずれも図の上半部に示すように左側に移
動していて、2つの出力通孔A,Aがそれぞれ排出通孔
EA,EAに連通しているため、出力用ポートブロック
6Bの2つの出力ポートAP,APからはいずれも圧力
流体が出力されない。
【0032】この状態から第1の切換弁機構7a側のソ
レノイド機構に通電すると、上段の弁部材12が右側に
移動し、その出力通孔Aが供給通孔Sに連通するため、
出力用ポートブロック6Bの一方の出力ポートAPから
圧力流体が出力される。通電を解除すると、復帰圧力室
21に作用するパイロット流体圧により上記弁部材12
が復帰する。逆に第2の切換弁機構7b側のソレノイド
機構に通電すると、下段の弁部材12が右側に移動し、
その出力通孔Aが供給通孔Sに連通するため、出力用ポ
ートブロック6Bにおける他方の出力ポートAPから圧
力流体が出力される。通電を解除すると、復帰圧力室2
1に作用するパイロット流体圧により上記弁部材12が
復帰する。
【0033】また、上記第3実施例の複合形切換弁にお
いて、2つの出力ポートBP,BPの代りに2つの出力
ポートAP,APを密閉栓で閉塞することにより、この
複合型切換弁を実質的に3位置プレッシャセンタ形切換
弁として機能させることができる。図13にはこのよう
な複合型切換弁1Cを第4実施例として記号で示してい
る。この第4実施例の複合型切換弁1Cは、2つの切換
弁機構7a,7bのソレノイド機構がいずれも非通電の
状態では、2つの出力通孔B,Bが供給通孔Sに連通し
ているため、出力用ポートブロック6Bの2つの出力ポ
ートBPからはいずれも圧力流体が出力されている。
【0034】この状態から第1の切換弁機構7a側のソ
レノイド機構に通電すると、図10において上段の弁部
材12が右側に移動して出力通孔Bが排出通孔EBに連
通するため、出力用ポートブロック6Bにおける一方の
出力ポートBPからの出力は停止し、圧力流体は排出さ
れる。逆に第2の切換弁機構7b側のソレノイド機構に
通電すると、下段の弁部材12が右側に移動してその出
力通孔Bが排出通孔EBに連通するため、出力用ポート
ブロック6Bの他方の出力ポートBPからの出力は停止
し、圧力流体は排出される。
【0035】なお、上記第3及び第4実施例において
は、4つの出力ポートAP,BPと4つの流路65a,
65bとを設けた出力用ポートブロックを使用し、不要
な出力ポートを密閉栓67で塞ぐようにしているが、初
めから必要な2つの出力ポートと2つの流路だけを設け
た出力用ポートブロックを使用しても良いことは勿論で
ある。
【0036】図14乃至図16に示す第5実施例の複合
型切換弁1Dは、3位置クローズドセンタ形切換弁とし
て機能するように構成したものである。この場合には、
2つの弁部材12,12を、上記各実施例のものとは弁
シール部12aの間隔が異なるものと交換し、且つ出力
用ポートブロック6Dを次のようなものと交換する。即
ち、この出力用ポートブロック6Dは、2つの出力ポー
トAP,BPと、一方の出力ポートAPを第1の切換弁
機構7aの出力通孔A及び第2の切換弁機構7bの出力
通孔Bに共通に連通させる流路70と、他方の出力ポー
トBPを第1の切換弁機構7aの出力通孔B及び第2の
切換弁機構7bの出力通孔Aに共通に連通させる流路7
1と、パイロット供給通孔28を2つの切換弁機構7
a,7bの復帰圧力室21,21に共通に連通させる流
路72とを有している。
【0037】上記第5実施例の複合型切換弁1Dにおい
て、2つの切換弁機構7a,7bのソレノイド機構がい
ずれも非通電の状態では、全ての出力通孔A,Bが遮断
されているため、出力用ポートブロック6Dの各出力ポ
ートAP,BPも遮断状態にあり、いずれからも圧力流
体は出力されない。この状態から第1の切換弁機構7a
側のソレノイド機構に通電すると、上段の弁部材12が
右側に移動して出力通孔Aが供給通孔Sに連通すると共
に、出力通孔Bが排出通孔EBに連通するため、出力用
ポートブロック6Dの一方の出力ポートAPからは圧力
流体が出力され、他方の出力ポートBPからは圧力流体
が排出される。逆に、第2の切換弁機構7b側のソレノ
イド機構に通電すると、下段の弁部材12が右側に移動
して出力通孔Aが供給通孔Sに連通すると共に、出力通
孔Bが排出通孔EBに連通するため、出力用ポートブロ
ック6Dの一方の出力ポートBPからは圧力流体が出力
され、他方の出力ポートAPからは圧力流体が排出され
る。
【0038】なお、上記各実施例では、弁部材12を駆
動するパイロット弁機構15を電磁操作式のパイロット
弁機構としているが、その操作方式や全体の構成はこの
ようなものに限定されず、電磁力以外の操作力を用いる
パイロット弁機構であっても良い。
【0039】
【発明の効果】このように本発明によれば、1つの弁ボ
ディに2組の切換弁機構を組み込んでなる複合型切換弁
を、出力配管接続のためのポートブロックの選択によ
り、2組の切換弁機構が各々独立して機能する場合と、
2組の切換弁機構が関連的に動作して1つの切換弁とし
て機能する場合とに使い分けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合型切換弁により構成した切換弁集
合体の正面図である。
【図2】図1の切換弁集合体の平面図である。
【図3】図1の切換弁集合体の側面図である。
【図4】1つの複合型切換弁の側面図である。
【図5】図4の複合型切換弁の正面図である。
【図6】図5におけるA−A線での拡大断面図である。
【図7】図6の要部拡大図である。
【図8】複合形切換弁の第2実施例を示す縦断面図であ
る。
【図9】図8の複合形切換弁の正面図である。
【図10】複合形切換弁の第3実施例を示す縦断面図で
ある。
【図11】図10の複合形切換弁の正面図である。
【図12】図10の複合形切換弁を記号で示す説明図で
ある。
【図13】複合形切換弁の第3実施例を記号で示す説明
図である。
【図14】複合形切換弁の第4実施例を示す縦断面図で
ある。
【図15】図14の複合形切換弁の正面図である。
【図16】図14の複合形切換弁を記号で示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 複合型切換弁 5 弁主体部 6,6A,6B,6D ポートブロック 7a,7b 切換弁機構 10 弁ボディ 11 弁穴 12 弁部材 15 パイロット弁機構 16 取付面 20a,20b 流路 21 復帰圧力室 22 ピストン 28,34,60a,60b,61,62,65a,6
5b,66,70,71,72 流路 67 密閉栓 S 供給通孔 EA,EB 排出通孔 A,B 出力通孔 AP,BP 出力ポート PS パイロット供
給通孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力流体が流れる供給通孔と出力通孔及び
    排出通孔が開口する弁穴、該弁穴内に摺動自在に収容さ
    れた圧力流体切換用の弁部材、該弁部材の一端側に配設
    された該弁部材駆動用のピストン、該ピストンと上記弁
    部材の他端面とにパイロット流体を作用させて該弁部材
    を切り換えるパイロット弁機構、を有する切換弁機構の
    2組を1つの弁ボディに組み込み、該弁ボディにおける
    上記ピストンが位置する側とは反対の側の端面をポート
    ブロック用の取付面として、該取付面に、上記2組の切
    換弁機構における各弁穴の一端の復帰圧力室と、各出力
    通孔と、パイロット流体が流れるパイロット供給通孔と
    をそれぞれ開口させた弁主体部;上記弁主体部の取付面
    に着脱自在に取り付けられていて、出力配管接続のため
    の出力ポートを少なくとも2つ有すると共に、上記取付
    面への取り付けにより上記出力通孔及びパイロット供給
    通孔を上記出力ポート及び復帰圧力室に連通させる流路
    を有するポートブロック;からなることを特徴とする複
    合型切換弁。
  2. 【請求項2】各切換弁機構がそれぞれ、1つの供給通孔
    と2つの出力通孔及び2つの排出通孔を有する5ポート
    弁として構成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の複合型切換弁。
  3. 【請求項3】ポートブロックが、4つの出力ポートと、
    これらの出力ポートを2つの切換弁機構の各出力通孔に
    個別に連通させる流路と、パイロット供給通孔を2つの
    切換弁機構の復帰圧力室に連通させる流路とを有するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の複合型切換弁。
  4. 【請求項4】4つの出力ポートが密閉栓で選択的に閉塞
    自在であることを特徴とする請求項3に記載の複合型切
    換弁。
  5. 【請求項5】ポートブロックが、2つの出力ポートと、
    これらの出力ポートを第1の切換弁機構の2つの出力通
    孔に個別に連通させる流路と、第2の切換弁機構の一方
    の出力通孔を第1の切換弁機構の復帰圧力室に連通させ
    る流路と、パイロット供給通孔を第2の切換弁機構の復
    帰圧力室に連通させる流路とを有することを特徴とする
    請求項2に記載の複合型切換弁。
  6. 【請求項6】ポートブロックが、2つの出力ポートと、
    一方の出力ポートを2つの切換弁機構の一方の出力通孔
    に共通に連通する流路と、他方の出力ポートを2つの切
    換弁機構の他方の出力通孔に共通に連通する流路と、パ
    イロット供給通孔を2つの切換弁機構の復帰圧力室に連
    通させる流路とを有することを特徴とする請求項2に記
    載の複合型切換弁。
  7. 【請求項7】上記弁ボディが幅方向の両側面に連結のた
    めの接合面を有していて、該接合面に上記供給通孔及び
    排出通孔が開口し、複数の複合型切換弁を連結するとこ
    れらの供給通孔同士及び排出通孔同士が相互に連通可能
    であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記
    載の複合型切換弁。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の複合型切換弁を幅方向に
    所要数連結してなることを特徴とする切換弁集合体。
JP7452995A 1995-03-07 1995-03-07 複合型切換弁 Ceased JPH08247320A (ja)

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JP7452995A JPH08247320A (ja) 1995-03-07 1995-03-07 複合型切換弁
TW084218288U TW332621U (en) 1995-03-07 1995-05-29 Composite switching valve

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0840047A3 (en) * 1996-10-29 1998-05-20 Smc Corporation Pressure controlling valve to be attached to a base-mounted change valve

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0840047A3 (en) * 1996-10-29 1998-05-20 Smc Corporation Pressure controlling valve to be attached to a base-mounted change valve

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TW332621U (en) 1998-05-21

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