[go: up one dir, main page]

JPH08244946A - ローラコンベア装置 - Google Patents

ローラコンベア装置

Info

Publication number
JPH08244946A
JPH08244946A JP8088295A JP8088295A JPH08244946A JP H08244946 A JPH08244946 A JP H08244946A JP 8088295 A JP8088295 A JP 8088295A JP 8088295 A JP8088295 A JP 8088295A JP H08244946 A JPH08244946 A JP H08244946A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
elastic ring
circular arc
rotary shaft
arc groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8088295A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobukatsu Sato
信克 佐藤
Junichi Hashimoto
純一 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Electronics Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
Priority to JP8088295A priority Critical patent/JPH08244946A/ja
Publication of JPH08244946A publication Critical patent/JPH08244946A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding Of Workpieces (AREA)
  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で簡単な構成によるコンベア構成体によ
って、その回転軸に設けたローラに弾性リングを容易か
つ迅速に交換できるようにする。 【構成】回転軸11にはそれと一体回転するローラ15
が一対設けられており、このローラ15には、弾性リン
グ16を巻き付けるようにして装着されている。ローラ
15の本体部15aの先端面には、円環状のクランプ駒
18が当接して、ビス19により着脱可能に連結されて
おり、本体部15aとクランプ駒18との接合部におけ
る外周部には、それぞれ円弧状凹部20a,20bが全
周にわたって形成され。これらにより円弧溝20が円周
状に形成される。この円弧溝20の円弧は半円以上のも
のであり、この円弧溝20内に弾性リング16が巻き付
けるようにして装着され、これによって回転軸11を分
割したり、ローラ15を回転軸11から分離したりする
ことなく、弾性リング16の交換を行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば液晶パネルのT
FT基板やその他のワークを、薬液と接触させる必要の
ある処理を行う際等において、その搬送を行うためのロ
ーラコンベア装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】TFT(Thin Film Transistor)タイプ
の液晶ディスプレイ装置における液晶パネルは、TFT
基板に間に液晶を介して共通基板を貼り合わせることに
より形成される。TFT基板は、ガラス基板にエッチン
グによりTFTアレイが形成されるものであり、エッチ
ングを行った後のレジスト膜を除去する工程がある。こ
のレジスト膜の除去は、TFT基板を種々の薬液と接触
させることにより行われるものである。この工程を自動
化するためにコンベア装置が用いられ、TFT基板をこ
のコンベア装置で搬送する間に、これらの薬液を順次噴
射させるようにしたシャワー方式が採用されている。
【0003】コンベア装置は薬液と接触することから、
ゴムベルト等では劣化が激しくなるために用いることは
できない。また、このコンベア装置により搬送されるT
FT基板が損傷しないように保護する必要がある等、種
々の制約があることから、一般的に、図1に示した構成
のコンベア構成体が用いられる。
【0004】図中において、1は搬送路を区画形成する
チャンバ壁であって、このチャンバ壁1を貫通するよう
に回転軸2が設けられており、この回転軸2の両端近傍
部はそれぞれ軸受ユニット3,3により回転自在に支承
させている。そして、回転軸2は一方側の軸受ユニット
3を貫通して延び、その先端部には一対からなるプーリ
4が連結されており、このプーリ4には図示しないモー
タ等の駆動手段からの動力を伝達するためのタイミング
ベルトが巻回して設けられる。回転軸2は、チャンバ壁
1の貫通部において、それぞれシール機構5,5が設け
られており、このシール機構5によってチャンバ壁1外
の機構部に薬液が漏れ出すのを防止している。
【0005】TFT基板Cを搬送するために、回転軸2
には、一対からなるローラ6,6がこの回転軸2と一体
回転するようにして装着されている。これらローラ6
は、回転軸2に挿通された本体部6aの中間部に略円錐
形のつば部6bを連設してなるものであって、両ローラ
6におけるつば部6bの円錐面は相互に対向する方向を
向いており、このつば部6bによりTFT基板Cの左右
の両側部がガイドされる。TFT基板Cはローラ6の本
体部6aに直接当接するのではなく、それに傷が付かな
いように保護するために、つば部6bより内側の部位に
弾性リング7を嵌着させて、この弾性リング7に当接さ
せるようにしている。また、ローラ6,6の中間部に
は、TFT基板Cの反り等を防止するための保持ローラ
8が装着されている。
【0006】以上のように構成されるコンベア構成体
は、チャンバ壁1におけるTFT基板Cの搬送方向に所
定のピッチ間隔をもって多数並べて配置し、前後のコン
ベア構成体の回転軸2のプーリ4間にそれぞれタイミン
グベルトを巻回して、これらのタイミングベルトをモー
タ等の駆動手段で作動させることによって、全ての回転
軸2は等速で回転駆動される。これによって、TFT基
板Cは、弾性リング7に接触した状態にセットして搬送
される間に、様々な薬液が供給されて、レジスト膜の除
去等といった処理が行われる。
【0007】ここで、弾性リング7は、TFT基板Cを
傷付けないようにするために、このTFT基板Cに対し
て弾性的に支持させる。このために、弾性リング7の材
質としては、例えばフッ素ゴム,エチレン−プロピレン
ゴム(EPDM)等のようなゴム材が用いられる。そし
て、この弾性リング7は、その配設部位によっては、長
時間薬液に晒されることから、長時間のうちには劣化す
ることになる。従って、定期的に、または随時に弾性リ
ング7を交換しなければならない。この弾性リング7
は、閉鎖ループ状のものであるから、その交換を行える
ようにするために、回転軸2を3分割して、両ローラ4
を取り付けたローラ取付部2a,2aと、その中間部の
連結部2bとから構成し、ローラ取付部2aを連結部2
bの一端に、また連結部2bの他端をローラ取付部2a
に着脱可能に連結するように構成しなければならない。
これら連結部分の着脱機構としては、図2に示したよう
に、2分割されたジョイント部片9a,9bを用い、両
ジョイント部片9a,9bを複数のボルト9cにより連
結状態に固定できるようにしたジョイント部材9が用い
られる。
【0008】以上のように構成することによって、弾性
リング7を交換する際には、ジョイント部材9を脱着さ
せて、回転軸2の連結部2bを分離し、劣化した弾性リ
ング7をローラ6から脱着させて、回転軸2のローラ取
付部2aの先端から取り出し、新たな弾性リング7をロ
ーラ取付部2aの先端側から嵌め込んで、ローラ6の本
体部6aにおける所定の位置に嵌着させることができ
る。ここで、回転軸2における連結部2bを分離する
と、ローラ取付部2aは軸受ユニット3によって片持ち
状態となり、この軸受ユニットに過大な負荷が作用する
ことになる。このような事態を防止して、ローラ取付部
2aを安定的に保持するために、軸受ユニット3として
は、ローラ取付部2aの軸線方向に位置を違えて2箇所
のベアリング3a,3aをそれぞれ支持板3b,3cに
取り付けた構成のものとしている。そして、これら2箇
所のベアリング3aによりローラ取付部2aを離れた2
つの位置で支持させることによって、たとえ連結部2b
を分離した状態でも、ローラ取付部2aを安定的に保持
できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、弾性リング7の交換を行うためには、回転軸2を
軸線方向において3分割する必要があり、このためにジ
ョイント部材9を設けなければならない。また、回転軸
2におけるローラ取付部2aを支承する軸受ユニット3
としては、ベアリングと支持板とをそれぞれ2組設ける
必要がある等、軸受ユニット3の構成が大型かつ複雑に
なり、コンベア構成体を多数並べることにより形成され
るローラコンベア装置を構成する部品の点数が著しく多
くなって、その全体構成が複雑で、大型化する等の問題
点がある。さらに、弾性リングの交換作業も複雑で、長
時間を要する等といった問題点もある。
【0010】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、小型で簡単な構成に
よるコンベア構成体によって、その回転軸に設けたロー
ラに弾性リングを容易かつ迅速に交換できるようにする
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、回転軸に、それと一体回転するロー
ラを少なくとも2箇所設けて、これらのローラに弾性リ
ングを装着し、ワークをこの弾性リングに当接させた状
態で、回転軸を回転させることによって、ワークを搬送
するコンベア構成体をワークの搬送経路に所定のピッチ
間隔で設けたものであって、前記弾性リングは所定の長
さを有する断面円形の紐状部材からなり、前記ワークが
当接する部位がほぼ真円形状となるように前記ローラに
巻き付け固定されていることをその特徴とするものであ
る。
【0012】
【作用】ローラに弾性リングを嵌め込むのではなく、巻
き付けるように装着することによって、このローラが回
転軸に装着されたままの状態で、弾性リングを着脱でき
る。従って、回転軸を分割する必要はなくなり、ジョイ
ント部材を設けなくても良く、また単一体で形成される
回転軸の両端に各1箇所のベアリングを設ければ良いこ
とから、軸受ユニットの構成も極めて簡単になる。さら
に、弾性リングの交換時に、回転軸を分離する必要がな
くなるので、この弾性リングの交換作業も容易に、迅速
に行うことができる。
【0013】ワークを上下方向に揺れることがなく、円
滑に送るためには、弾性リングをローラに装着した時
に、この弾性リングの表面、即ち、ローラからの突出部
分の外径が真円状態となるように装着し、かつ弾性リン
グの端部に段差や切れ目が生じないようにする。このた
めに、弾性リングの断面形状を均一なものとなし、また
ローラにこの弾性リングを位置決め・固定するための溝
を円環状に形成して、この溝にほぼ半円以上の部分を内
部に埋入する状態に装着して、両端部を相互に接合させ
るか、または1回以上巻き付けて、両端部をそれ以外の
部位より内側に配置する。さらには、弾性リングには、
それを真円状態となるように付勢する筋材を埋設した
り、真円状態となるように端部を連結させる端部連結機
構部を備えたものを用いても、弾性リングに段差がなく
真円状態にすることができる。いずれの構成を採用する
にしろ、弾性リングはローラに嵌め込むのではなく、巻
き付けるように装着されているから、この弾性リングは
劣化した時には、回転軸を分離しなくとも、ローラから
直接取り外すことができ、また新たな弾性リングを装着
できる。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て説明する。以下の実施例においては、TFT基板を搬
送して、レジスト膜の除去を行うためのローラコンベア
装置として構成したものを示すが、本発明のローラコン
ベア装置により搬送されるワークは、これ以外のもので
あっても良く、またワークに対する処理はレジスト膜の
除去に限るものではない。
【0015】図3にコンベア構成体の構成を示す。図中
において、10はチャンバ壁であって、このチャンバ壁
10には回転軸11が挿通されている点は前述した従来
技術のものと同様である。しかしながら、この回転軸1
1は分割されてはおらず、その両端はチャンバ壁10の
両側部を貫通して外部に延びる単一体から構成されてい
る。そして、回転軸11における両端近傍部には支持板
12aにベアリング12bを装着してなる軸受ユニット
12に回転自在に支承されている。また、回転軸11の
一方の先端にはそれぞれプーリ13が装着されており、
このプーリ13にタイミングベルトを巻回して、このタ
イミングベルトをモータ等の回転駆動手段により駆動す
ることによって、回転軸11が回転駆動される。さら
に、回転軸11のチャンバ壁10への挿通部にはシール
機構14が設けられており、このシール機構14により
チャンバ壁10の外部に薬液等が漏出することがないよ
うにしている。
【0016】回転軸11には、TFT基板Cを搬送する
ために、ローラ15が一対、この回転軸11と一体回転
するように装着されている。ローラ15は、回転軸11
が挿通される筒状の本体部15aに円錐状のつば部15
bを連設してなるものであり、このローラ15の本体部
15aには、TFT基板Cを弾性的に支承するために、
フッ素ゴムやエチレン−プロピレンゴム(EPDM)等
のゴム材で形成した弾性リング16が装着されている。
またこれら両ローラ15,15の中間部にはTFT基板
Cが反るのを防止するための保持ローラ17が取り付け
られている。
【0017】ところで、弾性リング16は、ローラ15
に装着させた状態では、その外周部は実質的に段差がな
く、しかも真円形状とする必要がある。そして、この弾
性リング17の交換には、ローラ15を回転軸11に装
着したまま行えるようにようにする。このために、ロー
ラ及び弾性リングは図4乃至図6に示した構成のものが
用いられる。
【0018】図4から明らかなように、ローラ15の本
体部15aにおけるつば部15bの円錐面が向いている
側の先端面には、円環状のクランプ駒18が当接して、
複数個所、好ましくは3箇所以上においてビス19によ
り着脱可能に連結されるようになっている。そして、本
体部15aとクランプ駒18との接合部における外周部
には、それぞれ円弧状凹部20a,20bが全周にわた
って形成されており、これら円弧状凹部20a,20b
を接合させると、断面が円弧状となった円弧溝20が円
周状に形成される。この円弧溝20の円弧は半円以上の
ものであり、この円弧溝20内に弾性リング16が装着
されている。ここで、円弧状凹部20a,20bは同じ
円弧形状に形成することもでき、また異なる円弧形状と
することもできるが、少なくとも一方の円弧は半円以下
としなければならない。
【0019】弾性リング16は閉鎖ループ状のものでは
なく、端部を接合させることによってループを形成する
断面円形となった紐状の弾性部材から構成され、円弧溝
20には巻き付けるようにして装着される。そして、こ
の弾性リング16の長さは、円弧溝20に巻き付けた時
に、両端部が密着状態に接合する寸法となっている。こ
こで、図6から明らかなように、弾性リング16の端部
における切れ目は斜めになっており、これにより両端部
を接合させた時には、その接合ラインは円周方向に対し
て所定の角度傾斜した状態になる。
【0020】コンベア構成体は以上のように構成される
ものであって、このコンベア構成体はチャンバ壁10に
よるワーク搬送経路に沿って所定のピッチ間隔をもって
多数並べるように設けられ、前後の回転軸11,11間
におけるプーリ13間にはタイミングベルトが巻回して
設けられ、回転駆動手段によってタイミングベルトを駆
動することによって、全てのコンベア構成体における回
転軸11が同時に等速で回転することになり、ローラ1
5に装着した弾性リング16上に載置されたTFT基板
Cの搬送が行われる。TFT基板Cは、このようにして
搬送される間に、それに対して薬液が噴霧されてレジス
ト膜の除去等の処理が行われる関係から、搬送経路にお
ける所定の部位における弾性リング16が長時間にわた
り薬液に接触する。従って、この弾性リング16は劣化
するために、その交換を行う必要がある。
【0021】弾性リング16の交換を行うには、まずビ
ス19を緩めることによって、クランプ駒18をローラ
15の端面から離間させる。ここで、弾性リング16は
円弧溝20に嵌合されているのではなく、巻き付けるよ
うに装着されているから、この円弧溝20による拘束を
解除し、劣化した弾性リング16の接合されている端部
を外せば、そのままそれを取り外すことができる。そし
て、新たな弾性リング16をローラ15の本体部15a
側の円弧状凹部20aに沿うように配置して、クランプ
駒18をローラ15の本体部15aに接合させる。この
状態で、弾性リング16における両端部を正確に接合さ
せた後に、ビス19で締め付ける。これによって、弾性
リング16の交換作業が終了することになり、この作業
が容易に、しかも迅速に行える。そして、円弧溝20は
半円以上になっているから、それに弾性リング16を装
着して、クランプ駒18をビス19で締め付けた後は、
この弾性リング16は極めて安定した状態に保持され、
みだりに逸脱したり、また位置ずれしたりするおそれは
ない。
【0022】而して、クランプ駒18をローラ15の本
体部15aに対して接離させることにより弾性リング1
6の交換を行うことができ、回転軸11を分割したり、
または回転軸11からローラ15を分離したりする必要
がないので、回転軸11の分割・連結を行うための機構
を必要とせず、また回転軸11の両端には、それぞれ1
箇所のベアリング12bを装着した軸受ユニット12を
設ければ良いことから、コンベア構成体の構成を著しく
簡略化できる。
【0023】弾性リング16及び円弧溝20を精度良く
形成しておくことによって、弾性リング16の円弧溝2
0から突出し、TFT基板Cが当接する部分はほぼ完全
に真円状態になり、TFT基板Cの搬送時に、このTF
T基板Cが上下動することはない。弾性リング16の端
部接合部分は、相互に密着しているので、その間に隙間
が生じたり、また段差が生じる等のおそれはない。ま
た、この接合部分に多少の凹凸が生じていたとしても、
この接合ラインは円周方向に対して斜めになっているの
で、この凹凸の影響でTFT基板Cがずれる等のおそれ
はない。
【0024】次に、図7及び図8は、ローラ及び弾性リ
ングの第2の実施例を示すものであって、ローラ30に
おける本体部30aと、クランプ駒31とは相互に接合
させて、ビス32により固定されている。そして、この
接合部位には1回転以上、例えばほぼ3/2回転分(5
40°)に相当する円弧溝33が密着した螺旋状に形成
されるように、本体部30a及びクランプ駒31におけ
る接合部分の外周部位に円弧状凹部33a,33bを形
成する。そして、この円弧溝33の少なくとも1回転分
は均一な形状の溝を形成する均一溝部となり、両端部の
近傍部位はこの均一溝部より深くなった深溝部となって
いる。円弧溝33にはゴム材からなる弾性リング34が
装着されるが、この弾性リング34は、その断面がこの
円弧溝33の円弧形状と同一の曲率をもった円形となっ
ており、長さは円弧溝33の溝端部から溝端部に至る長
さと一致している。
【0025】以上のように構成することによっても、ク
ランプ駒31とローラ30の本体部30aとの間に設け
た円弧溝33に弾性リング34が巻き付けられるように
なっており、このように巻き付けた状態では、この弾性
リング34は、円弧溝33のうちの均一溝部に位置する
部位34aが実質的に真円形状となり、深溝部に位置す
る部分34bはそれより内側に位置することになるか
ら、TFT基板Cは、この均一溝部に位置する部位に当
接した状態で、上下動なく円滑に搬送することができ
る。そして、弾性リング34における円弧溝33から突
出する部位を半円以下とすることによって、この弾性リ
ング34は円弧溝33における両側の壁と、部分的には
弾性リング34同士が相互に接合された状態に保持さ
れ、この円弧溝33から逸脱することも、また位置ずれ
するおそれもなく、安定した状態に保持される。
【0026】さらに、図9及び図10はローラ及び弾性
リングの第3の実施例を示すものであって、この実施例
においては、クランプ駒は用いず、ローラ40の本体部
40aには断面が半円以下の円弧溝41が円周状に形成
されている。そして、この円弧溝41の外周面に巻き付
けられる弾性リング42としては、ゴム材からなる弾性
部材42a内に円形リング状となるように癖付け曲成し
た弾性金属リング42bを埋設したものであって、この
弾性リング42は閉鎖ループ状とはなっておらず、切れ
目を持った円形ループ状に形成されている。
【0027】このように構成することによって、弾性リ
ング42における弾性金属リング42bを拡開させる
と、円弧溝41に着脱できるようになり、従ってその交
換が容易になる。また、弾性リング42を円弧溝41に
装着すると、その弾性金属リング42bの弾性復元力に
よって、外周部の全体が真円形状になり、かつ切れ目部
分の接合部は相互に密着して、実質的に隙間や段差がな
い状態に保持される。
【0028】さらにまた、図11及び図12には、ロー
ラ及び弾性リングの第4の実施例が示されており、この
実施例においては、ローラ50は、前述した第3の実施
例と同様の構成となっており、その本体部50aの外周
面には断面が半円以下の円弧溝51が円周状に形成され
ている。この円弧溝51に巻き付けられる弾性リング5
2は、断面が円形のゴム材からなるものであって、切れ
目を持った円形ループ状のものである。そして、切れ目
を構成する一方の端面側には突起53が突設されてお
り、他方の端面側にはこの突起53が嵌合する凹部54
が形成されている。ここで、突起53の先端は円形の膨
出部53aを備え、また凹部54の奥部は、膨出部53
aと一致する形状の拡大凹部54aとなっている。
【0029】以上のように構成することによって、突起
53を凹部54から脱着させた状態において、弾性リン
グ52を円弧溝51に巻き付けて、突起53を凹部54
に嵌合させると、この弾性リング52の外周部は実質的
に真円形状となり、かつ切れ目の部分に隙間が生じない
ように装着される。そして、突起53と凹部54との間
で係脱させて、拡開させることによって、弾性リング5
2を円弧溝51に着脱できるようになり、回転軸11を
分割しなくても、容易かつ迅速に劣化した弾性リング5
2の交換を行える。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、小
型で簡単な構成によるコンベア構成体によって、その回
転軸に設けたローラに弾性リングを容易かつ迅速に交換
できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術によるコンベア構成体の構成説明図で
ある。
【図2】図1の回転軸におけるジョイント部材の構成を
示す断面図である。
【図3】本発明におけるコンベア構成体の一例を示す構
成説明図である。
【図4】ローラと、このローラに装着された弾性リング
における第1の実施例を示す断面図である。
【図5】図4に弾性リングの正面図である。
【図6】図5の右側面図である。
【図7】ローラと、このローラに装着された弾性リング
における第2の実施例を示す断面図である。
【図8】図7の弾性リングの円弧溝に装着した時の形状
を示す正面図である。
【図9】ローラと、このローラに装着された弾性リング
における第3の実施例を示す断面図である。
【図10】図9の弾性リングの正面図である。
【図11】ローラと、このローラに装着された弾性リン
グにおける第4の実施例を示す断面図である。
【図12】図11の弾性リングにおいて、突起と凹部と
の係合を解除して拡開させた状態を、一部を破断にして
示す正面図である。
【符号の説明】
10 チャンバ壁 11 回転軸 15,30,40,50 ローラ 10a,30a,40a,50a 本体部 16,34,42,52 円弧溝 16a,16b,33a,33b 円弧状凹部 18,31 クランプ駒 C TFT基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に、それと一体回転するローラを
    少なくとも2箇所設けて、これらのローラに弾性リング
    を装着し、ワークをこの弾性リングに当接させた状態
    で、回転軸を回転させることによって、ワークを搬送す
    るコンベア構成体をワークの搬送経路に所定のピッチ間
    隔で設けたものにおいて、前記弾性リングは所定の長さ
    を有する断面円形の紐状部材からなり、前記ワークが当
    接する部位がほぼ真円形状となるように前記ローラに巻
    き付け固定されていることを特徴とするローラコンベア
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ローラは、回転軸の軸線方向に2分
    割されたローラ構成部片となし、両ローラ構成部片の相
    対向する部位の外周エッジ部には、相互に接合させた時
    に、断面が半円より大きな円弧溝を円周状に形成し、前
    記弾性リングは、この円弧溝に嵌合させた時に、両端部
    が密着するように接合される長さ寸法を有するものであ
    ることを特徴とする請求項1記載のローラコンベア装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ローラは、回転軸の軸線方向に2分
    割されたローラ構成部片となし、両ローラ構成部片の相
    対向する部位の外周エッジ部には、相互に接合させた時
    に1回転以上の螺旋形状となった円弧溝を形成し、少な
    くとも1回転分の円弧溝は一定形状の均一溝部となり、
    この均一溝部の両側における延長線の部分をそれより深
    い深溝部となし、この円弧溝の全長にわたって前記弾性
    リングを巻き付けるように装着する構成としたことを特
    徴とする請求項1記載のローラコンベア装置。
  4. 【請求項4】 前記ローラには、その外周面に円弧溝を
    円周状に形成し、前記弾性リングには、それを真円状態
    となるように付勢する筋材を埋設する構成としたことを
    特徴とする請求項1記載のローラコンベア装置。
  5. 【請求項5】 前記ローラには、その外周面に円弧溝を
    円周状に形成し、前記弾性リングには、それを真円状態
    となるように端部を連結させる端部連結機構部を備える
    構成としたことを特徴とする請求項1記載のローラコン
    ベア装置。
JP8088295A 1995-03-14 1995-03-14 ローラコンベア装置 Pending JPH08244946A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8088295A JPH08244946A (ja) 1995-03-14 1995-03-14 ローラコンベア装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8088295A JPH08244946A (ja) 1995-03-14 1995-03-14 ローラコンベア装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08244946A true JPH08244946A (ja) 1996-09-24

Family

ID=13730722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8088295A Pending JPH08244946A (ja) 1995-03-14 1995-03-14 ローラコンベア装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08244946A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003086913A1 (de) * 2002-04-15 2003-10-23 Rena Sondermaschinen Gmbh Transportrollen und transportsystem für flaches transportgut
KR100811107B1 (ko) * 2006-11-30 2008-03-06 세메스 주식회사 기판 이송 장치
JP2008280181A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Semes Co Ltd 基板搬送装置及び前記装置に使用される基板ガイドユニット
JP2009517302A (ja) * 2005-09-15 2009-04-30 コアフロー サイエンティフィック ソリューションズ リミテッド コンベアの搬送性能を強化するシステム及び方法
JP2010500259A (ja) * 2006-08-09 2010-01-07 インテロール ホールディング アクチェンゲゼルシャフト 支承要素を備えたドリフトコンベヤ
KR101108315B1 (ko) * 2004-12-24 2012-01-25 엘지디스플레이 주식회사 기판 반송 콘베이어 장치용 롤러
JP2012518583A (ja) * 2010-06-03 2012-08-16 リ,ビュン−チル 搬送ローラ用oリング
JP2014091595A (ja) * 2012-11-01 2014-05-19 Ito Denki Kk 軸固定部材、コンベア装置、並びに、ローラの取り付け方法
CN104084832A (zh) * 2014-06-27 2014-10-08 郝希忠 送料滚轮
CN107756881A (zh) * 2017-09-28 2018-03-06 孙利成 一种包装箱加工系统
WO2025131965A1 (de) * 2023-12-19 2025-06-26 Saint-Gobain Glass France Tragrollenkörper für förderrollenbahn

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10391511B4 (de) * 2002-04-15 2007-01-11 Rena Sondermaschinen Gmbh Transportrollen und Transportsystem für flaches Transportgut
CN100364868C (zh) * 2002-04-15 2008-01-30 里纳特种机械有限责任公司 压紧装置和用于扁平输送物品的输送系统
WO2003086913A1 (de) * 2002-04-15 2003-10-23 Rena Sondermaschinen Gmbh Transportrollen und transportsystem für flaches transportgut
KR101108315B1 (ko) * 2004-12-24 2012-01-25 엘지디스플레이 주식회사 기판 반송 콘베이어 장치용 롤러
TWI401201B (zh) * 2005-09-15 2013-07-11 Coreflow Scient Solutions Ltd 增進傳送器之傳送效能的設備與方法
JP2009517302A (ja) * 2005-09-15 2009-04-30 コアフロー サイエンティフィック ソリューションズ リミテッド コンベアの搬送性能を強化するシステム及び方法
JP2010500259A (ja) * 2006-08-09 2010-01-07 インテロール ホールディング アクチェンゲゼルシャフト 支承要素を備えたドリフトコンベヤ
KR100811107B1 (ko) * 2006-11-30 2008-03-06 세메스 주식회사 기판 이송 장치
US8172063B2 (en) 2007-05-14 2012-05-08 Semes Co., Ltd. Substrate transporting apparatus and substrate guide unit for use therein
JP2008280181A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Semes Co Ltd 基板搬送装置及び前記装置に使用される基板ガイドユニット
JP2012518583A (ja) * 2010-06-03 2012-08-16 リ,ビュン−チル 搬送ローラ用oリング
JP2014091595A (ja) * 2012-11-01 2014-05-19 Ito Denki Kk 軸固定部材、コンベア装置、並びに、ローラの取り付け方法
CN104084832A (zh) * 2014-06-27 2014-10-08 郝希忠 送料滚轮
CN107756881A (zh) * 2017-09-28 2018-03-06 孙利成 一种包装箱加工系统
WO2025131965A1 (de) * 2023-12-19 2025-06-26 Saint-Gobain Glass France Tragrollenkörper für förderrollenbahn

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08244946A (ja) ローラコンベア装置
US5297670A (en) Apparatus for driving rollers in roller hearth kiln
TWI376344B (en) Apparatus for carrying substrates
KR101061584B1 (ko) 휴대 단말기의 케이스 코팅용 지그
JPH08244930A (ja) 基板搬送装置
CN113651075A (zh) 背板输送翻转机构
JPH06227700A (ja) 搬送ローラ
KR100628734B1 (ko) 롤러 어셈블리 및 그를 이용한 기판이송장치
JPH1191988A (ja) 搬送ロール
JP3227114B2 (ja) カーブベルトコンベア
JP6028239B2 (ja) 高速向流クロマトグラフ装置
JP4753162B2 (ja) サクションローラ
JP2022081440A (ja) 衛生的なコンベヤローラ
KR200334638Y1 (ko) 컨베이어용 롤러체인 결속장치
KR200382821Y1 (ko) 이송롤러와 베어링의 고정클립
JP2006089148A (ja) 基板搬送用ローラー
JP2001002215A (ja) 段差付き円筒体の搬送装置
JP3331613B2 (ja) 真空差圧シール装置用ノズル
JPH06285397A (ja) 静電粉体塗装装置
JP4849443B2 (ja) 乗移りローラ装置
JP2004262626A (ja) 搬送ローラ体、搬送装置、および洗浄設備
JP2005154031A (ja) 搬送ローラ体、搬送装置、および洗浄設備
JPH10316232A (ja) 搬送装置
JP3625537B2 (ja) 缶胴体の搬送装置
JP2001114410A (ja) 搬送ローラユニットおよび搬送装置