JPH08243770A - 板材の接合方法 - Google Patents
板材の接合方法Info
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- JPH08243770A JPH08243770A JP7051004A JP5100495A JPH08243770A JP H08243770 A JPH08243770 A JP H08243770A JP 7051004 A JP7051004 A JP 7051004A JP 5100495 A JP5100495 A JP 5100495A JP H08243770 A JPH08243770 A JP H08243770A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 17
- 239000002184 metal Substances 0.000 title abstract 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims abstract description 47
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 51
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 3
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
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- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の板材を順次接合して全体として拘束し
合う形状の部品を形成する場合、各板材の寸法精度を必
要以上に高めることなく、接合を容易にかつ迅速に行い
得るようにする。 【構成】 複数の板材1〜5を順次接合して全体として
拘束し合う形状の部品、例えば自動車のサイドメンバA
を形成する場合、先ず、一つの板材5を残して他の板材
1〜4をそれぞれレーザ溶接で突合せ溶接wをする。次
いで、残り一つの板材4を、レーザ溶接した板材の端部
に重ね合わせてスポット溶接xをする。スポット溶接
は、プレス加工での絞り量が少ない個所で行う。
合う形状の部品を形成する場合、各板材の寸法精度を必
要以上に高めることなく、接合を容易にかつ迅速に行い
得るようにする。 【構成】 複数の板材1〜5を順次接合して全体として
拘束し合う形状の部品、例えば自動車のサイドメンバA
を形成する場合、先ず、一つの板材5を残して他の板材
1〜4をそれぞれレーザ溶接で突合せ溶接wをする。次
いで、残り一つの板材4を、レーザ溶接した板材の端部
に重ね合わせてスポット溶接xをする。スポット溶接
は、プレス加工での絞り量が少ない個所で行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄板等の廃材を利用し
て部品を形成する際の板材の接合方法に関し、特に複数
の板材を順次接合して全体として拘束し合う形状、例え
ば環状の部品を形成するものに係わる。
て部品を形成する際の板材の接合方法に関し、特に複数
の板材を順次接合して全体として拘束し合う形状、例え
ば環状の部品を形成するものに係わる。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車のパネル材等に廃材を利用
することが研究され、一部実施化されて来ている。この
場合、板材同士を接合する溶接方法としては、レーザビ
ームを照射するレーザ溶接で突合せ溶接をすることが一
般に用いられている。これは次のような理由による。つ
まり、アーク溶接では、溶接個所の熱影響が大きくかつ
溶接範囲が広くなることから、溶接後にプレス加工を行
うときに充分な延性が得られない。また、スポット溶接
では、溶接個所が断続することから、溶接後にプレス加
工を行うときに応力集中が生じ易く、クラック等が発生
する虞がある。これに対し、レーザ溶接は、このような
問題がなく、溶接後にプレス加工を行うのに適している
からである。尚、特開昭64−91988号公報には、
スポット溶接とビーム溶接とを併用して部品同士を接合
する方法が開示されている。
することが研究され、一部実施化されて来ている。この
場合、板材同士を接合する溶接方法としては、レーザビ
ームを照射するレーザ溶接で突合せ溶接をすることが一
般に用いられている。これは次のような理由による。つ
まり、アーク溶接では、溶接個所の熱影響が大きくかつ
溶接範囲が広くなることから、溶接後にプレス加工を行
うときに充分な延性が得られない。また、スポット溶接
では、溶接個所が断続することから、溶接後にプレス加
工を行うときに応力集中が生じ易く、クラック等が発生
する虞がある。これに対し、レーザ溶接は、このような
問題がなく、溶接後にプレス加工を行うのに適している
からである。尚、特開昭64−91988号公報には、
スポット溶接とビーム溶接とを併用して部品同士を接合
する方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、レーザ溶接
で突合せ溶接をする場合、板材の端面同士を互いに当接
した状態で溶接しなければならず、その間に0.05mm
以上の隙間があると溶接ができなくなる。このため、特
に、複数の板材を順次接合して全体として拘束し合う形
状、例えば自動車のサイドメンバ等の環状の部品を形成
する場合には、各板材の寸法精度を高める必要があり、
実施化を図ることができていないのが実情である。
で突合せ溶接をする場合、板材の端面同士を互いに当接
した状態で溶接しなければならず、その間に0.05mm
以上の隙間があると溶接ができなくなる。このため、特
に、複数の板材を順次接合して全体として拘束し合う形
状、例えば自動車のサイドメンバ等の環状の部品を形成
する場合には、各板材の寸法精度を高める必要があり、
実施化を図ることができていないのが実情である。
【0004】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、複数の板材を順次接合
して全体として拘束し合う形状の部品を形成する場合、
レーザ溶接による突合せ溶接と他の溶接とを併用して、
各板材の寸法精度を必要以上に高めることなくかつ接合
後にプレス加工を行うのに適した接合方法を提供せんと
するものである。
あり、その目的とするところは、複数の板材を順次接合
して全体として拘束し合う形状の部品を形成する場合、
レーザ溶接による突合せ溶接と他の溶接とを併用して、
各板材の寸法精度を必要以上に高めることなくかつ接合
後にプレス加工を行うのに適した接合方法を提供せんと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係わる発明は、複数の板材を順次接合し
て全体として拘束し合う形状の部品を形成する板材の接
合方法として、先ず、一つの板材を残して他の板材をそ
れぞれレーザ溶接で突合せ溶接をし、次いで、残り一つ
の板材を、レーザ溶接した板材の端部に重ね合わせて溶
接をする構成とする。
め、請求項1に係わる発明は、複数の板材を順次接合し
て全体として拘束し合う形状の部品を形成する板材の接
合方法として、先ず、一つの板材を残して他の板材をそ
れぞれレーザ溶接で突合せ溶接をし、次いで、残り一つ
の板材を、レーザ溶接した板材の端部に重ね合わせて溶
接をする構成とする。
【0006】請求項2に係わる発明は、請求項1記載の
板材の接合方法において、全体として拘束し合う形状の
部品が、複数の板材が環状に連鎖されてなるものであ
り、この複数の板材が環状に連鎖されてなる部品は、例
えば請求項4に係わる発明の如く自動車のサイドメンバ
である。
板材の接合方法において、全体として拘束し合う形状の
部品が、複数の板材が環状に連鎖されてなるものであ
り、この複数の板材が環状に連鎖されてなる部品は、例
えば請求項4に係わる発明の如く自動車のサイドメンバ
である。
【0007】請求項3に係わる発明は、請求項2記載の
板材の接合方法において、残り一つの部材とレーザ溶接
した板材の端部との重ね合わせ溶接を、プレス加工での
絞り量が少ない個所で行う構成とする。
板材の接合方法において、残り一つの部材とレーザ溶接
した板材の端部との重ね合わせ溶接を、プレス加工での
絞り量が少ない個所で行う構成とする。
【0008】
【作用】上記の構成により、請求項1に係わる発明で
は、一つの板材を残して他の板材をそれぞれレーザ溶接
で突合せ溶接をする際には、未だ全体として拘束し合う
形状の部品に形成されていないので、単に板材の端面同
士を互いに当接した状態で溶接すれば足り、各板材の寸
法精度を必要以上に高くする必要はない。その後、残り
一つの板材を、レーザ溶接した板材の端部に重ね合わせ
て溶接をすることにより、全体として拘束し合う形状の
部品が形成されることになる。
は、一つの板材を残して他の板材をそれぞれレーザ溶接
で突合せ溶接をする際には、未だ全体として拘束し合う
形状の部品に形成されていないので、単に板材の端面同
士を互いに当接した状態で溶接すれば足り、各板材の寸
法精度を必要以上に高くする必要はない。その後、残り
一つの板材を、レーザ溶接した板材の端部に重ね合わせ
て溶接をすることにより、全体として拘束し合う形状の
部品が形成されることになる。
【0009】請求項3に係わる発明では、残り一つの部
材とレーザ溶接した板材の端部との重ね合わせ溶接を、
プレス加工での絞り量が少ない個所で行っているため、
プレス加工に伴うスポット溶接個所での応力集中は少な
いものとなり、クラック等が発生することはない。
材とレーザ溶接した板材の端部との重ね合わせ溶接を、
プレス加工での絞り量が少ない個所で行っているため、
プレス加工に伴うスポット溶接個所での応力集中は少な
いものとなり、クラック等が発生することはない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0011】図1は本発明の板材の接合方法を自動車の
サイドメンバA(詳しくはその素材)を形成する場合に
適用した実施例を示す。
サイドメンバA(詳しくはその素材)を形成する場合に
適用した実施例を示す。
【0012】上記サイドメンバAは、フロントピラー、
ルーフサイド、サイドシル及びセンタピラーの各インナ
を一体的にかつ環状に連鎖してなる形状に形成したもの
であある。該サイドメンバAを作成するに当り、先ず、
サイドメンバAを構成する五つの板材1〜5を、それぞ
れ平らな薄板の廃材から所定形状に切断して用意する。
つまり、フロントピラーの下部(ヒンジピラー)に相当
する部分を構成する板材(以下、ヒンジピラー板材とい
う)1と、フロントピラーの上部に相当する部分を構成
する板材(以下、フロントピラー板材という)2と、ル
ーフサイドに相当する部分を構成する板材(以下、ルー
フサイド板材という)3と、サイドシルに相当する部分
を構成する部材(以下、サイドシル板材という)4と、
センタピラーに相当する部分を構成する板材(以下、セ
ンタピラー板材という)5とを用意する。
ルーフサイド、サイドシル及びセンタピラーの各インナ
を一体的にかつ環状に連鎖してなる形状に形成したもの
であある。該サイドメンバAを作成するに当り、先ず、
サイドメンバAを構成する五つの板材1〜5を、それぞ
れ平らな薄板の廃材から所定形状に切断して用意する。
つまり、フロントピラーの下部(ヒンジピラー)に相当
する部分を構成する板材(以下、ヒンジピラー板材とい
う)1と、フロントピラーの上部に相当する部分を構成
する板材(以下、フロントピラー板材という)2と、ル
ーフサイドに相当する部分を構成する板材(以下、ルー
フサイド板材という)3と、サイドシルに相当する部分
を構成する部材(以下、サイドシル板材という)4と、
センタピラーに相当する部分を構成する板材(以下、セ
ンタピラー板材という)5とを用意する。
【0013】そして、上記五つの板材1〜5のうち、セ
ンタピラー板材5を除く他の四つの板材1〜4を、それ
ぞれ隣接する板材の端面同士を当接してレーザ溶接で突
合せ溶接wをする。つまり、ヒンジピラー板材1の上端
面とフロントピラー板材2の下端面とを、フロントピラ
ー板材2の上部後端面とルーフサイド板材3の前端面と
を、ヒンジピラー板材1の下端面とサイドシル板材4の
前部上端面とをそれぞれ突合せ溶接する。その際、四つ
の板材1〜4は、未だ環状に連鎖されて全体として拘束
し合う形状に形成されたものではないので、これらの板
材1〜4の突合せ溶接wでは、単に板材の端面同士を互
いに当接した状態で溶接すれば足り、各板材の寸法精度
を必要以上に高くする必要はない。
ンタピラー板材5を除く他の四つの板材1〜4を、それ
ぞれ隣接する板材の端面同士を当接してレーザ溶接で突
合せ溶接wをする。つまり、ヒンジピラー板材1の上端
面とフロントピラー板材2の下端面とを、フロントピラ
ー板材2の上部後端面とルーフサイド板材3の前端面と
を、ヒンジピラー板材1の下端面とサイドシル板材4の
前部上端面とをそれぞれ突合せ溶接する。その際、四つ
の板材1〜4は、未だ環状に連鎖されて全体として拘束
し合う形状に形成されたものではないので、これらの板
材1〜4の突合せ溶接wでは、単に板材の端面同士を互
いに当接した状態で溶接すれば足り、各板材の寸法精度
を必要以上に高くする必要はない。
【0014】続いて、残り一つの板材であるセンタピラ
ー板材5の上端をレーザ溶接したルーフサイド板材3の
下縁部に、下端を同じくレーザ溶接したサイドシル板材
4の上縁部にそれぞれ重ね合わせてスポット溶接xを
し、これにより、五つの板材1〜5を環状に連鎖してな
るサイドメンバAが形成される。この重ね合せ溶接で
は、溶接個所での寸法精度は突合せ溶接wの場合に比べ
て高くする必要はなく、多少の寸法誤差がある場合でも
板材の接合を容易にすることができ、また所定の接合強
度を確保することができる。
ー板材5の上端をレーザ溶接したルーフサイド板材3の
下縁部に、下端を同じくレーザ溶接したサイドシル板材
4の上縁部にそれぞれ重ね合わせてスポット溶接xを
し、これにより、五つの板材1〜5を環状に連鎖してな
るサイドメンバAが形成される。この重ね合せ溶接で
は、溶接個所での寸法精度は突合せ溶接wの場合に比べ
て高くする必要はなく、多少の寸法誤差がある場合でも
板材の接合を容易にすることができ、また所定の接合強
度を確保することができる。
【0015】しかる後、上記サイドメンバAに対しプレ
ス加工を行い、所定の絞りを施すとともに穴等を設ける
ことにより、図2〜7に示すような製品A´が出来上が
る。ここで、突合せ溶接wをした個所ではプレス加工の
絞り量が多い(図3〜図5参照)のに対し、重ね合せ溶
接をした個所(つまりセンタピラー板材5の上端接合部
及び下端接合部)ではプレス加工の絞り量は少なくなっ
ている(図6及び図7参照)。
ス加工を行い、所定の絞りを施すとともに穴等を設ける
ことにより、図2〜7に示すような製品A´が出来上が
る。ここで、突合せ溶接wをした個所ではプレス加工の
絞り量が多い(図3〜図5参照)のに対し、重ね合せ溶
接をした個所(つまりセンタピラー板材5の上端接合部
及び下端接合部)ではプレス加工の絞り量は少なくなっ
ている(図6及び図7参照)。
【0016】このように、上記実施例の接合方法におい
ては、サイドメンバAを構成する各板材1〜5の寸法精
度を必要以上に高くすることなく、各板材1〜5を順次
接合してサイドメンバAを容易にかつ確実に形成するこ
とができ、接合作業の効率化を図ることができる。しか
も、重ね合せ溶接をする個所は、プレス加工での絞り量
が少ないため、このプレス加工に伴うスポット溶接x個
所での応力集中を可及的に少なくすることができ、クラ
ック等の発生を防止することができる。
ては、サイドメンバAを構成する各板材1〜5の寸法精
度を必要以上に高くすることなく、各板材1〜5を順次
接合してサイドメンバAを容易にかつ確実に形成するこ
とができ、接合作業の効率化を図ることができる。しか
も、重ね合せ溶接をする個所は、プレス加工での絞り量
が少ないため、このプレス加工に伴うスポット溶接x個
所での応力集中を可及的に少なくすることができ、クラ
ック等の発生を防止することができる。
【0017】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、その他種々の変形例を包含するものである。
例えば、上記実施例では、センタピラー板材5の上端及
び下端をそれぞれレーザ溶接したルーフサイド板材3の
下縁部及びサイドシル板材4の上縁部に重ね合わせ溶接
をする際に、スポット溶接xを用いたが、本発明は、こ
のスポット溶接xの代りに、シーム溶接を用いてもよ
い。
ではなく、その他種々の変形例を包含するものである。
例えば、上記実施例では、センタピラー板材5の上端及
び下端をそれぞれレーザ溶接したルーフサイド板材3の
下縁部及びサイドシル板材4の上縁部に重ね合わせ溶接
をする際に、スポット溶接xを用いたが、本発明は、こ
のスポット溶接xの代りに、シーム溶接を用いてもよ
い。
【0018】また、上記実施例では、本発明を、自動車
のサイドメンバAを形成する場合に適用したが、このサ
イドメンバAに限らず、サンルーフを有する自動車のル
ーフパネルやバックドア等複数の板材を順次接合して全
体として拘束し合う形状の部品を形成する場合に広く適
用することができる。
のサイドメンバAを形成する場合に適用したが、このサ
イドメンバAに限らず、サンルーフを有する自動車のル
ーフパネルやバックドア等複数の板材を順次接合して全
体として拘束し合う形状の部品を形成する場合に広く適
用することができる。
【0019】
【発明の効果】以上の如く、本発明における板材の接合
方法によれば、複数の板材を順次接合して全体として拘
束し合う形状の部品を形成するに当り、一つの板材を残
して他の板材をそれぞれレーザ溶接で突合せ溶接をした
後、残り一つの板材を、レーザ溶接した板材の端部に重
ね合わせて溶接をすることにより、各板材の寸法精度を
必要以上に高くする必要がなく、接合作業を容易にかつ
迅速に行うことができ、作業の効率化を図ることができ
る。
方法によれば、複数の板材を順次接合して全体として拘
束し合う形状の部品を形成するに当り、一つの板材を残
して他の板材をそれぞれレーザ溶接で突合せ溶接をした
後、残り一つの板材を、レーザ溶接した板材の端部に重
ね合わせて溶接をすることにより、各板材の寸法精度を
必要以上に高くする必要がなく、接合作業を容易にかつ
迅速に行うことができ、作業の効率化を図ることができ
る。
【0020】特に、請求項3に係わる発明によれば、残
り一つの部材とレーザ溶接した板材の端部との重ね合わ
せ溶接を、プレス加工での絞り量が少ない個所で行うこ
とにより、プレス加工に伴うスポット溶接個所での応力
集中を可及的に少なくすることができ、クラック等の発
生を防止することができるという効果をも有する。
り一つの部材とレーザ溶接した板材の端部との重ね合わ
せ溶接を、プレス加工での絞り量が少ない個所で行うこ
とにより、プレス加工に伴うスポット溶接個所での応力
集中を可及的に少なくすることができ、クラック等の発
生を防止することができるという効果をも有する。
【図1】本発明の接合方法を用いて形成したプレス加工
前のサイドメンバの平面図である。
前のサイドメンバの平面図である。
【図2】同じくプレス加工後のサイドメンバの平面図で
ある。
ある。
【図3】図2のB−B線における拡大断面図である。
【図4】図2のC−C線における拡大断面図である。
【図5】図2のD−D線における拡大断面図である。
【図6】図2のE−E線における拡大断面図である。
【図7】図2のF−F線における拡大断面図である。
A サイドメンバ(部品) 1〜5 板材 w 突合せ溶接 x スポット溶接
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の板材を順次接合して全体として拘
束し合う形状の部品を形成する板材の接合方法であっ
て、 先ず、一つの板材を残して他の板材をそれぞれレーザ溶
接で突合せ溶接をし、次いで、残り一つの板材を、レー
ザ溶接した板材の端部に重ね合わせて溶接をすることを
特徴とする板材の接合方法。 - 【請求項2】 全体として拘束し合う形状の部品は、複
数の板材が環状に連鎖されてなるものである請求項1記
載の板材の接合方法。 - 【請求項3】 残り一つの部材とレーザ溶接した板材の
端部との重ね合わせ溶接を、プレス加工での絞り量が少
ない個所で行う請求項2記載の板材の接合方法。 - 【請求項4】 複数の板材が環状に連鎖されてなる部品
は、自動車のサイドメンバである請求項2記載の板材の
接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7051004A JPH08243770A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 板材の接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7051004A JPH08243770A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 板材の接合方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08243770A true JPH08243770A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12874634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7051004A Withdrawn JPH08243770A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 板材の接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08243770A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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EP2239183A1 (en) | 2009-04-10 | 2010-10-13 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle body side structure |
CN102198843A (zh) * | 2010-03-23 | 2011-09-28 | 本田技研工业株式会社 | 车身侧部构造 |
JP2011195107A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Honda Motor Co Ltd | 車体側部構造 |
WO2013077084A1 (ja) | 2011-11-25 | 2013-05-30 | 本田技研工業株式会社 | 車体側部構造 |
CN112566836A (zh) * | 2018-06-25 | 2021-03-26 | 自动工程有限公司 | 车辆的车身侧面结构框架 |
CN113664474A (zh) * | 2021-08-30 | 2021-11-19 | 烟台凌云汽车工业科技有限公司 | 一种汽车门环制造工艺 |
RU2811746C2 (ru) * | 2018-06-25 | 2024-01-16 | Аутотек Инжиниринг С.Л. | Конструктивная рама боковины транспортного средства |
-
1995
- 1995-03-10 JP JP7051004A patent/JPH08243770A/ja not_active Withdrawn
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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