JPH08239535A - 塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法Info
- Publication number
- JPH08239535A JPH08239535A JP7042973A JP4297395A JPH08239535A JP H08239535 A JPH08239535 A JP H08239535A JP 7042973 A JP7042973 A JP 7042973A JP 4297395 A JP4297395 A JP 4297395A JP H08239535 A JPH08239535 A JP H08239535A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- weight
- vinyl chloride
- wood powder
- chloride resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】塩化ビニル系樹脂に木質粉末を添加しても、成
形機内に木質粉末が凝集したり、成形性を阻害すること
がなく、得られる成形体には酸性ガスによる着色の起こ
らない塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法を提供する。 【構成】塩化ビニル系樹脂100重量部及び木質粉末5
〜150重量部からなる塩化ビニル系樹脂組成物を製造
する際に、木質粉末を予め下記(イ)、(ロ)又は
(ハ)の方法により前処理する。
形機内に木質粉末が凝集したり、成形性を阻害すること
がなく、得られる成形体には酸性ガスによる着色の起こ
らない塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法を提供する。 【構成】塩化ビニル系樹脂100重量部及び木質粉末5
〜150重量部からなる塩化ビニル系樹脂組成物を製造
する際に、木質粉末を予め下記(イ)、(ロ)又は
(ハ)の方法により前処理する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩化ビニル系樹脂組成
物の製造方法に関する。
物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、合成樹脂成形体に天然木材に近い
特性を付与することにより木材の代替材料を得ようとす
る種々の試みがなされている。
特性を付与することにより木材の代替材料を得ようとす
る種々の試みがなされている。
【0003】その方法の一つとして、合成樹脂に粉末状
の木質材料を添加して成形する方法が挙げられ、この方
法によって、合成樹脂本来の性質に木材の性質を効率的
に付与することができので、例えば、住宅の内装材、家
具等の木材代替材料としての利用が可能となる。
の木質材料を添加して成形する方法が挙げられ、この方
法によって、合成樹脂本来の性質に木材の性質を効率的
に付与することができので、例えば、住宅の内装材、家
具等の木材代替材料としての利用が可能となる。
【0004】木材により近い性質を付与するために、粉
末状の木質材料を多く添加すればよいが、その際に種々
の問題が生じている。例えば、木質材料は樹脂との馴染
みが悪いため溶融樹脂中で凝集し易く、樹脂内での分散
が不均一となるため、木質材料は樹脂の添加によって、
成形品の強度が低下し外観が悪くなる。また、木質材料
は成形機内面に滞留して付着し、いわゆるビルトアップ
の原因となったり、成形機内面に傷を付けるという問題
点があった。さらに、成形時の高温により木質材料が木
酸と呼ばれる酸性のガスを放出するので成形機腐食を引
き起こしたり、樹脂の劣化反応を促進して成形体の着色
を招くという問題点があった。
末状の木質材料を多く添加すればよいが、その際に種々
の問題が生じている。例えば、木質材料は樹脂との馴染
みが悪いため溶融樹脂中で凝集し易く、樹脂内での分散
が不均一となるため、木質材料は樹脂の添加によって、
成形品の強度が低下し外観が悪くなる。また、木質材料
は成形機内面に滞留して付着し、いわゆるビルトアップ
の原因となったり、成形機内面に傷を付けるという問題
点があった。さらに、成形時の高温により木質材料が木
酸と呼ばれる酸性のガスを放出するので成形機腐食を引
き起こしたり、樹脂の劣化反応を促進して成形体の着色
を招くという問題点があった。
【0005】これらの問題を解決する方法として、例え
ば、特開平5−169407号公報には、ボールミルを
用いて木質粉末に丸み形状を持たせることにより、凝集
性を防止する方法が提案されているが、しかし、この方
法でも、大量に木質材料を添加しようとすると凝集の発
生を防止することは困難であった。また、木質粉末に丸
み形状を付与するために特別の工程を必要とした。
ば、特開平5−169407号公報には、ボールミルを
用いて木質粉末に丸み形状を持たせることにより、凝集
性を防止する方法が提案されているが、しかし、この方
法でも、大量に木質材料を添加しようとすると凝集の発
生を防止することは困難であった。また、木質粉末に丸
み形状を付与するために特別の工程を必要とした。
【0006】さらに、例えば、特開昭55−11675
2号公報には、木質粉末と熱可塑性樹脂の混合物に尿素
樹脂を添加混合した樹脂組成物が開示され、また、特開
昭61−2505号公報には、木質粉末を尿素樹脂で処
理した後熱可塑性樹脂と混合してホットプレス成形した
木質板の製造方法が開示されている。これらの方法で
は、発生する酸性のガスを尿素樹脂で中和処理して無害
化する。
2号公報には、木質粉末と熱可塑性樹脂の混合物に尿素
樹脂を添加混合した樹脂組成物が開示され、また、特開
昭61−2505号公報には、木質粉末を尿素樹脂で処
理した後熱可塑性樹脂と混合してホットプレス成形した
木質板の製造方法が開示されている。これらの方法で
は、発生する酸性のガスを尿素樹脂で中和処理して無害
化する。
【0007】しかしながら、尿素樹脂の使用により、成
形体にホルマリン臭が残ることから住宅用内装材には不
向きであった。
形体にホルマリン臭が残ることから住宅用内装材には不
向きであった。
【0008】また、例えば、特開平5−177610号
公報には、白色無機顔料をボールミルを用いて木質粉末
の表面に被覆し、酸性のガスの発生を抑制する方法が開
示されている。しかし、この方法では、木質粉末の表面
を単に被覆するのみで、酸性のガスを本質的に抑制する
ことができず、処理の効率が低いため量産には不向きで
あった。
公報には、白色無機顔料をボールミルを用いて木質粉末
の表面に被覆し、酸性のガスの発生を抑制する方法が開
示されている。しかし、この方法では、木質粉末の表面
を単に被覆するのみで、酸性のガスを本質的に抑制する
ことができず、処理の効率が低いため量産には不向きで
あった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みてなされたものであり、その目的は、塩化ビニル系
樹脂に木質粉末を添加しても、成形機内に木質粉末が凝
集したり、成形性を阻害することがなく、得られる成形
体には酸性ガスによる着色の起こらない塩化ビニル系樹
脂組成物の製造方法を提供することにある。
鑑みてなされたものであり、その目的は、塩化ビニル系
樹脂に木質粉末を添加しても、成形機内に木質粉末が凝
集したり、成形性を阻害することがなく、得られる成形
体には酸性ガスによる着色の起こらない塩化ビニル系樹
脂組成物の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明の塩化ビニル系
樹脂組成物の製造方法は、塩化ビニル系樹脂及び木質粉
末からなる塩化ビニル系樹脂組成物を製造する際に、木
質粉末を予め特定の方法により前処理することを特徴と
する。
樹脂組成物の製造方法は、塩化ビニル系樹脂及び木質粉
末からなる塩化ビニル系樹脂組成物を製造する際に、木
質粉末を予め特定の方法により前処理することを特徴と
する。
【0011】第1発明で用いられる塩化ビニル系樹脂と
しては、ポリ塩化ビニル、塩化ビニルと該塩化ビニ
ルが共重合可能な(塩化ビニル以外の)重合性モノマー
との共重合体、塩化ビニルと該塩化ビニルがグラフト
可能な(塩化ビニル以外の)重合体とのグラフト共重合
体、ポリ塩化ビニルを後塩素化した塩素化ポリ塩化ビ
ニル、前記〜の中から適当に選ばれたものの混合
物等が挙げられる。
しては、ポリ塩化ビニル、塩化ビニルと該塩化ビニ
ルが共重合可能な(塩化ビニル以外の)重合性モノマー
との共重合体、塩化ビニルと該塩化ビニルがグラフト
可能な(塩化ビニル以外の)重合体とのグラフト共重合
体、ポリ塩化ビニルを後塩素化した塩素化ポリ塩化ビ
ニル、前記〜の中から適当に選ばれたものの混合
物等が挙げられる。
【0012】上記塩化ビニルが共重合可能な(塩化ビニ
ル以外の)重合性モノマーとしては、例えば、エチレ
ン、プロピレン、ブチレン等のα−オレフィン類;酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;ブ
チルビニルエーテル、セチルビニルエーテル、フェニル
ビニルエーテル等のビニルエーテル類;メチル(メタ)
アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸
エステル類;スチレン、α−メチルスチレン等の芳香族
ビニル類;フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、塩化ビニ
リデン等のハロゲン化ビニル類;N−フェニルマレイミ
ド、N−シクロヘキシルマレイミド等のN−置換マレイ
ミド類などの非極性モノマーが挙げられ、これらは単独
で用いられてもよく、二種以上が併用されてもよい。
ル以外の)重合性モノマーとしては、例えば、エチレ
ン、プロピレン、ブチレン等のα−オレフィン類;酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;ブ
チルビニルエーテル、セチルビニルエーテル、フェニル
ビニルエーテル等のビニルエーテル類;メチル(メタ)
アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸
エステル類;スチレン、α−メチルスチレン等の芳香族
ビニル類;フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、塩化ビニ
リデン等のハロゲン化ビニル類;N−フェニルマレイミ
ド、N−シクロヘキシルマレイミド等のN−置換マレイ
ミド類などの非極性モノマーが挙げられ、これらは単独
で用いられてもよく、二種以上が併用されてもよい。
【0013】上記グラフト共重合体に使用される(塩化
ビニル以外の)重合体としては、特に限定されず、例え
ば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル−一酸化炭素共重合体、エチレン−エチルアクリレ
ート共重合体、エチレン−エチルアクリレート−一酸化
炭素共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合
体、エチレン−プロピレン共重合体、アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体、クロルスルホン化ポリエチレ
ン、ポリウレタン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプ
ロピレン等が挙げられ、これらは単独で用いられてもよ
く、二種以上が併用されてもよい。
ビニル以外の)重合体としては、特に限定されず、例え
ば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル−一酸化炭素共重合体、エチレン−エチルアクリレ
ート共重合体、エチレン−エチルアクリレート−一酸化
炭素共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合
体、エチレン−プロピレン共重合体、アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体、クロルスルホン化ポリエチレ
ン、ポリウレタン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプ
ロピレン等が挙げられ、これらは単独で用いられてもよ
く、二種以上が併用されてもよい。
【0014】上記塩素化ポリ塩化ビニルの塩素化度は、
高くなると流動性が著しく低下して成形性が悪くなるの
で、57〜72重量%が好ましく、より好ましくは57
〜68重量%である。尚、ポリ塩化ビニルの理論的な塩
素化度は57重量%である。
高くなると流動性が著しく低下して成形性が悪くなるの
で、57〜72重量%が好ましく、より好ましくは57
〜68重量%である。尚、ポリ塩化ビニルの理論的な塩
素化度は57重量%である。
【0015】上記塩化ビニル系樹脂の平均重合度は、特
に限定されないが、小さくなると得られる成形体の機械
的物性、特に耐衝撃性が低下し、大きくなると成形時の
溶融粘度が高くなって成形が困難になるので、400〜
2,000が好ましい。
に限定されないが、小さくなると得られる成形体の機械
的物性、特に耐衝撃性が低下し、大きくなると成形時の
溶融粘度が高くなって成形が困難になるので、400〜
2,000が好ましい。
【0016】また、特に発泡成形を行う場合は発泡セル
を安定化させるため、塩化ビニル系樹脂の平均重合度
は、400〜1,000が好ましい。
を安定化させるため、塩化ビニル系樹脂の平均重合度
は、400〜1,000が好ましい。
【0017】第1発明で用いられる木質粉末は、天然木
材、籾殻、パルプ等の天然セルロース繊維を、公知の方
法によって粉末化したものであり、天然木材としては、
特に限定されず、例えば、栂、檜、松、ラワン等が使用
可能である。
材、籾殻、パルプ等の天然セルロース繊維を、公知の方
法によって粉末化したものであり、天然木材としては、
特に限定されず、例えば、栂、檜、松、ラワン等が使用
可能である。
【0018】上記木質粉末の最大粒径や平均粒径は、大
きくなると成形機内に滞留して、「つまり」や「やけ」
を起こすので、最大粒径600μm以下、平均粒径20
0μm以下が好ましく、より好ましくは平均粒径150
μm以下である。
きくなると成形機内に滞留して、「つまり」や「やけ」
を起こすので、最大粒径600μm以下、平均粒径20
0μm以下が好ましく、より好ましくは平均粒径150
μm以下である。
【0019】また、上記木質粉末の含水率は、多くなる
と成形時に水分が発泡して成形体の表面を荒らしたり、
成形中の樹脂の劣化を促進する恐れがあるので、10重
量%以下が好ましく、より好ましくは限りなく零に近い
ことである。
と成形時に水分が発泡して成形体の表面を荒らしたり、
成形中の樹脂の劣化を促進する恐れがあるので、10重
量%以下が好ましく、より好ましくは限りなく零に近い
ことである。
【0020】上記樹脂組成物を調製する前に、上記木質
粉末を予め下記(イ)、(ロ)又は(ハ)の方法により
前処理する。
粉末を予め下記(イ)、(ロ)又は(ハ)の方法により
前処理する。
【0021】上記(イ)の方法では、木質粉末に、ビス
アミド系化合物(a)及びジアルキルカルボン酸アミド
系化合物(b)のうち少なくともいずれか1種を添加混
合する。
アミド系化合物(a)及びジアルキルカルボン酸アミド
系化合物(b)のうち少なくともいずれか1種を添加混
合する。
【0022】上記ビスアミド系化合物(a)は、一般式
(R1-CONH)2(CH2)m で表される。式中、R1 は
炭素数のアルキル基又はその任意の水素が水酸基で置換
されたアルキル基を示し、mは整数を示す。
(R1-CONH)2(CH2)m で表される。式中、R1 は
炭素数のアルキル基又はその任意の水素が水酸基で置換
されたアルキル基を示し、mは整数を示す。
【0023】R1 で示されるアルキル基の炭素数が23
より大きくなるか、又はmが10より大きくなると、ビ
スアミド系化合物(a)の極性が低下し、塩化ビニル系
樹脂との相溶性が低下して木質粉末と樹脂との十分な馴
染みが得られないため、アルキル基の炭素数は1〜23
に制限され、好ましくは7〜21であり、また、mは1
〜10に制限され、好ましくは1〜6である。
より大きくなるか、又はmが10より大きくなると、ビ
スアミド系化合物(a)の極性が低下し、塩化ビニル系
樹脂との相溶性が低下して木質粉末と樹脂との十分な馴
染みが得られないため、アルキル基の炭素数は1〜23
に制限され、好ましくは7〜21であり、また、mは1
〜10に制限され、好ましくは1〜6である。
【0024】上記ビスアミド系化合物(a)としては、
例えば、メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビ
スカプリン酸アミド、エチレンビスラウリン酸アミド、
エチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスイソス
テアリン酸アミド、エチレンビス−1,2−ヒドロキシ
ステアリン酸アミド、エチレンビスオレイン酸アミド、
エチレンビスベヘン酸アミド、ヘキサメチレンビスステ
アリン酸アミド、ヘキサメチレンビス−1,2−ヒドロ
キシステアリン酸アミド、ヘキサメチレンビスベヘン酸
アミド等が挙げられ、これらは単独で使用されても二種
以上が併用されてもよい。
例えば、メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビ
スカプリン酸アミド、エチレンビスラウリン酸アミド、
エチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスイソス
テアリン酸アミド、エチレンビス−1,2−ヒドロキシ
ステアリン酸アミド、エチレンビスオレイン酸アミド、
エチレンビスベヘン酸アミド、ヘキサメチレンビスステ
アリン酸アミド、ヘキサメチレンビス−1,2−ヒドロ
キシステアリン酸アミド、ヘキサメチレンビスベヘン酸
アミド等が挙げられ、これらは単独で使用されても二種
以上が併用されてもよい。
【0025】上記ジアルキルカルボン酸アミド系化合物
(b)は、一般式(R2-NHCO)2(CH2)n で表され
る。式中、R2 は炭素数のアルキル基又はその任意の水
素が水酸基で置換されたアルキル基を示し、nは整数を
示す。
(b)は、一般式(R2-NHCO)2(CH2)n で表され
る。式中、R2 は炭素数のアルキル基又はその任意の水
素が水酸基で置換されたアルキル基を示し、nは整数を
示す。
【0026】R2 で示されるアルキル基の炭素数が23
より大きくなるか、又はnが10より大きくなると、ジ
アルキルカルボン酸アミド系化合物(b)の極性が低下
し、塩化ビニル系樹脂との相溶性が低下して木質粉末と
樹脂との十分な馴染みが得られないため、アルキル基の
炭素数は1〜23に制限され、好ましくは7〜21であ
り、また、nは1〜10に制限され、好ましくは1〜6
である。
より大きくなるか、又はnが10より大きくなると、ジ
アルキルカルボン酸アミド系化合物(b)の極性が低下
し、塩化ビニル系樹脂との相溶性が低下して木質粉末と
樹脂との十分な馴染みが得られないため、アルキル基の
炭素数は1〜23に制限され、好ましくは7〜21であ
り、また、nは1〜10に制限され、好ましくは1〜6
である。
【0027】上記ジアルキルカルボン酸アミド系化合物
(b)としては、例えば、N,N'-ジステアリルコハク
酸アミド、N,N'-ジラウリルアジピン酸アミド、N,
N'-ジベヘニルアジピン酸アミド、N,N'-ジステアリ
ルセバシン酸アミド等が挙げられ、これらは単独で使用
されても二種以上が併用されてもよい。
(b)としては、例えば、N,N'-ジステアリルコハク
酸アミド、N,N'-ジラウリルアジピン酸アミド、N,
N'-ジベヘニルアジピン酸アミド、N,N'-ジステアリ
ルセバシン酸アミド等が挙げられ、これらは単独で使用
されても二種以上が併用されてもよい。
【0028】上記(イ)の方法において、上記ビスアミ
ド系化合物(a)及び/又はジアルキルカルボン酸アミ
ド系化合物(b)の使用量は、少なくなると木質粉末を
十分に被覆することができないため樹脂と木質粉末との
馴染みが悪く、多くなると成形性が悪くなり、成形体の
機械的強度や表面状態が低下するので、木質粉末100
重量部に対して0.5〜20重量部に制限され、好まし
くは1〜15重量部である。
ド系化合物(a)及び/又はジアルキルカルボン酸アミ
ド系化合物(b)の使用量は、少なくなると木質粉末を
十分に被覆することができないため樹脂と木質粉末との
馴染みが悪く、多くなると成形性が悪くなり、成形体の
機械的強度や表面状態が低下するので、木質粉末100
重量部に対して0.5〜20重量部に制限され、好まし
くは1〜15重量部である。
【0029】上記(ロ)の方法では、木質粉末に錫系化
合物(c)を添加混合する。上記錫系化合物(c)とし
ては、ジブチル錫マレート、ジオクチル錫マレート、ジ
オクチル錫マレートポリマー、ジブチル錫ラウレート、
ジブチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ラウレート、ジ
・n−オクチル錫ジラウレート、ジブチル錫メルカプタ
ン、ジブチル錫メルカプトポリマー、ジオクチル錫メル
カプトポリマー、ジブチル錫オキサイド、ジオクチル錫
オキサイド等が挙げられ、これらは単独で使用されても
二種以上が併用されてもよい。
合物(c)を添加混合する。上記錫系化合物(c)とし
ては、ジブチル錫マレート、ジオクチル錫マレート、ジ
オクチル錫マレートポリマー、ジブチル錫ラウレート、
ジブチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ラウレート、ジ
・n−オクチル錫ジラウレート、ジブチル錫メルカプタ
ン、ジブチル錫メルカプトポリマー、ジオクチル錫メル
カプトポリマー、ジブチル錫オキサイド、ジオクチル錫
オキサイド等が挙げられ、これらは単独で使用されても
二種以上が併用されてもよい。
【0030】上記(ロ)の方法において、上記錫系化合
物(c)の使用量は、少なくなると木質粉末を十分に被
覆することができないため、樹脂劣化を抑制する効果が
なく、多くなると成形性が悪くなり、成形体の表面状態
が悪くなるので、木質粉末100重量部に対して0.2
重量部以上、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して1
0重量部以下に制限される。
物(c)の使用量は、少なくなると木質粉末を十分に被
覆することができないため、樹脂劣化を抑制する効果が
なく、多くなると成形性が悪くなり、成形体の表面状態
が悪くなるので、木質粉末100重量部に対して0.2
重量部以上、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して1
0重量部以下に制限される。
【0031】上記(ハ)の方法では、木質粉末に微粉状
シリカ(d)を添加混合する。上記微粉状シリカ(d)
としては、酸化珪素の球状重合体であり、三次元的に連
続したSi−O単位から構成される。工業的に入手可能
なシリカには、含水(湿式法)シリカと無水(乾式法)
シリカの2種類があり、本発明では両者共に使用可能で
あるが、より優れた効果を発揮するには無水シリカの方
が好ましい。
シリカ(d)を添加混合する。上記微粉状シリカ(d)
としては、酸化珪素の球状重合体であり、三次元的に連
続したSi−O単位から構成される。工業的に入手可能
なシリカには、含水(湿式法)シリカと無水(乾式法)
シリカの2種類があり、本発明では両者共に使用可能で
あるが、より優れた効果を発揮するには無水シリカの方
が好ましい。
【0032】上記微粉状シリカ(d)は、その組成中に
30重量%以下の酸化アルミニウムを含有する混合酸化
物であってもよく、シリコンオイル、オクチルシラン、
トリメチルシラン等により表面処理し、表面の疎水性を
高めたものであってもよい。
30重量%以下の酸化アルミニウムを含有する混合酸化
物であってもよく、シリコンオイル、オクチルシラン、
トリメチルシラン等により表面処理し、表面の疎水性を
高めたものであってもよい。
【0033】上記微粉状シリカ(d)の粒径は、特に限
定されないが、0.05μm以下が好ましい。
定されないが、0.05μm以下が好ましい。
【0034】上記(ハ)の方法において、上記微粉状シ
リカ(d)の使用量は、少なくなると木質粉末を十分に
被覆することができないため、滑性を付与する効果が小
さく、多くなると成形性が悪くなり、成形体の外観や表
面状態も悪くなるので、木質粉末100重量部に対して
0.5重量部以上に制限され、好ましくは3重量部以上
であり、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して40重
量部以下に制限され、好ましくは30重量部以下であ
る。
リカ(d)の使用量は、少なくなると木質粉末を十分に
被覆することができないため、滑性を付与する効果が小
さく、多くなると成形性が悪くなり、成形体の外観や表
面状態も悪くなるので、木質粉末100重量部に対して
0.5重量部以上に制限され、好ましくは3重量部以上
であり、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して40重
量部以下に制限され、好ましくは30重量部以下であ
る。
【0035】上記樹脂組成物において、木質粉末の使用
量は、少なくなると天然木材に近い特性を付与すること
ができず、多くなると樹脂の溶融粘度が増大し溶融成形
が困難になるので、塩化ビニル系樹脂100重量部に対
して5〜150重量部に限定される。
量は、少なくなると天然木材に近い特性を付与すること
ができず、多くなると樹脂の溶融粘度が増大し溶融成形
が困難になるので、塩化ビニル系樹脂100重量部に対
して5〜150重量部に限定される。
【0036】次に、第2発明について説明する。第2発
明の塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法は、塩化ビニル
系樹脂、木質粉末及び熱分解型発泡剤からなる塩化ビニ
ル系樹脂組成物を製造する際に、木質粉末を予め特定の
方法により前処理することを特徴とする。
明の塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法は、塩化ビニル
系樹脂、木質粉末及び熱分解型発泡剤からなる塩化ビニ
ル系樹脂組成物を製造する際に、木質粉末を予め特定の
方法により前処理することを特徴とする。
【0037】第2発明で用いられる塩化ビニル系樹脂及
び木質粉末としては、第1発明と同様なものが使用され
る。
び木質粉末としては、第1発明と同様なものが使用され
る。
【0038】また、上記塩化ビニル系樹脂組成物を製造
する際に、木質粉末を、第1発明で用いられるのと同様
な(イ)、(ロ)又は(ハ)の方法により前処理する。
する際に、木質粉末を、第1発明で用いられるのと同様
な(イ)、(ロ)又は(ハ)の方法により前処理する。
【0039】上記塩化ビニル系樹脂組成物において、木
質粉末の使用量は、第1発明と同様な理由により、塩化
ビニル系樹脂100重量部に対して5〜150重量部に
限定される。
質粉末の使用量は、第1発明と同様な理由により、塩化
ビニル系樹脂100重量部に対して5〜150重量部に
限定される。
【0040】第2発明で用いられる熱分解型発泡剤とし
ては、溶融成形時に熱分解して気体を発生するものであ
れば特に制限されず、例えば、アゾジカルボンアミド、
ジニトロソペンタメチレンテトラミン、p,p'-オキシ
ビス(ベンゼンスルホニルヒドラジッド)、アゾビスイ
ソブチロニトリル、バリウムアゾジカルボキシレート等
の有機系発泡剤;重炭酸ナトリウム(重曹)、炭酸アン
モニウム、重炭酸アンモニウム、亜硝酸アンモニウム、
ホウ水素化ナトリウム等の無機系発泡剤等が挙げられ
る。特に、無機系発泡剤としては、発生する気体が無毒
で引火性のない点から重曹系の発泡剤(重曹以外にクエ
ン酸等が添加されている)が好ましい。
ては、溶融成形時に熱分解して気体を発生するものであ
れば特に制限されず、例えば、アゾジカルボンアミド、
ジニトロソペンタメチレンテトラミン、p,p'-オキシ
ビス(ベンゼンスルホニルヒドラジッド)、アゾビスイ
ソブチロニトリル、バリウムアゾジカルボキシレート等
の有機系発泡剤;重炭酸ナトリウム(重曹)、炭酸アン
モニウム、重炭酸アンモニウム、亜硝酸アンモニウム、
ホウ水素化ナトリウム等の無機系発泡剤等が挙げられ
る。特に、無機系発泡剤としては、発生する気体が無毒
で引火性のない点から重曹系の発泡剤(重曹以外にクエ
ン酸等が添加されている)が好ましい。
【0041】上記発泡剤の中から、成形温度に応じて適
当な分解温度をもったものを選択すればよい。
当な分解温度をもったものを選択すればよい。
【0042】上記塩化ビニル系樹脂組成物において、熱
分解型発泡剤の使用量は、少なくなると発生する気体が
少ないため発泡が不十分であり、多くなると発泡セルが
破れたりくっつき合って不均一となり、成形体の外観や
強度が損なわれるので、塩化ビニル系樹脂100重量部
に対して0.05〜5重量部に限定され、好ましくは
0.1〜3重量部である。
分解型発泡剤の使用量は、少なくなると発生する気体が
少ないため発泡が不十分であり、多くなると発泡セルが
破れたりくっつき合って不均一となり、成形体の外観や
強度が損なわれるので、塩化ビニル系樹脂100重量部
に対して0.05〜5重量部に限定され、好ましくは
0.1〜3重量部である。
【0043】本発明で用いられる樹脂組成物には、必要
に応じて、安定剤、安定化助剤、滑剤、加工助剤、可塑
剤、離型剤、顔料、充填剤、核剤等の配合剤が添加され
てもよい。
に応じて、安定剤、安定化助剤、滑剤、加工助剤、可塑
剤、離型剤、顔料、充填剤、核剤等の配合剤が添加され
てもよい。
【0044】上記安定剤としては、鉛白、塩基性亜硫酸
鉛、二塩基性亜硫酸鉛、三塩基性亜硫酸鉛、二塩基性亜
燐酸鉛、シリカゲル共沈珪酸鉛、ステアリン酸鉛、安息
香酸鉛、二塩基性ステアリン酸鉛、ナフテン酸鉛等の鉛
系化合物;ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリ
ウム、ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸類;ジブチル錫マ
レート、ジオクチル錫ラウレート等の有機錫化合物など
が挙げられる。
鉛、二塩基性亜硫酸鉛、三塩基性亜硫酸鉛、二塩基性亜
燐酸鉛、シリカゲル共沈珪酸鉛、ステアリン酸鉛、安息
香酸鉛、二塩基性ステアリン酸鉛、ナフテン酸鉛等の鉛
系化合物;ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリ
ウム、ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸類;ジブチル錫マ
レート、ジオクチル錫ラウレート等の有機錫化合物など
が挙げられる。
【0045】但し、メルカプト基を含む安定剤と鉛系安
定剤とを併用すると、反応して硫化物を生成し成形体が
汚染されるので好ましくない。
定剤とを併用すると、反応して硫化物を生成し成形体が
汚染されるので好ましくない。
【0046】上記滑剤としては、例えば、ステアリン酸
等の脂肪酸類、脂肪酸エステル類、オレフィンワックス
類などが挙げられ、上記加工助剤としては、例えば、ア
クリル系樹脂などが挙げられる。
等の脂肪酸類、脂肪酸エステル類、オレフィンワックス
類などが挙げられ、上記加工助剤としては、例えば、ア
クリル系樹脂などが挙げられる。
【0047】上記充填剤としては、例えば、炭酸カルシ
ウム、タルク等などが挙げられ、上記可塑剤としては、
例えば、ジオクチルフタレート等の芳香族エステル類な
どが挙げられる。
ウム、タルク等などが挙げられ、上記可塑剤としては、
例えば、ジオクチルフタレート等の芳香族エステル類な
どが挙げられる。
【0048】上記配合剤は、必要に応じて、木質粉末を
前記(イ)、(ロ)又は(ハ)の方法で前処理する際
に、同時に混合されてもよい。
前記(イ)、(ロ)又は(ハ)の方法で前処理する際
に、同時に混合されてもよい。
【0049】また、本発明における塩化ビニル系樹脂組
成物の製造は、木質粉末を前記(イ)、(ロ)又は
(ハ)の方法により前処理する工程(I)と、前処理さ
れた木質粉末、塩化ビニル系樹脂及び上記配合剤を一緒
に混合する工程からなる、二つの工程で行われてもよ
く;さらに、上記工程(I)と、塩化ビニル系樹脂及び
上記配合剤を混合する工程(II)とをそれぞれ別々に行
った後、工程(I)で得られる木質粉末と工程(II)で
得られる混合物とを一緒に混合する工程からなる、三つ
の工程で行われてもよい。
成物の製造は、木質粉末を前記(イ)、(ロ)又は
(ハ)の方法により前処理する工程(I)と、前処理さ
れた木質粉末、塩化ビニル系樹脂及び上記配合剤を一緒
に混合する工程からなる、二つの工程で行われてもよ
く;さらに、上記工程(I)と、塩化ビニル系樹脂及び
上記配合剤を混合する工程(II)とをそれぞれ別々に行
った後、工程(I)で得られる木質粉末と工程(II)で
得られる混合物とを一緒に混合する工程からなる、三つ
の工程で行われてもよい。
【0050】尚、上記発泡剤は上記配合剤を混合する工
程で配合剤と共に添加して混合される。
程で配合剤と共に添加して混合される。
【0051】上記の各工程において使用される混合装置
としては、例えば、混合槽の中で平板型、プロペラ型、
ファウドラー型等の攪拌羽根を回転させる構造の一般的
なミキサー、擂潰機、シェイカー、ボールミル等が使用
可能である。
としては、例えば、混合槽の中で平板型、プロペラ型、
ファウドラー型等の攪拌羽根を回転させる構造の一般的
なミキサー、擂潰機、シェイカー、ボールミル等が使用
可能である。
【0052】製造工程の効率化及び作業性の面から、混
合槽に高速回転可能な攪拌羽根を備えたヘンシェルミキ
サーが好ましい。
合槽に高速回転可能な攪拌羽根を備えたヘンシェルミキ
サーが好ましい。
【0053】本発明の製造方法で得られる塩化ビニル系
樹脂組成物は、公知の方法によって成形されることによ
り、塩化ビニル系成形品が得られる。押出機として、単
軸押出機又は二軸押出機が好適であり、押出成形する場
合の成形温度は、シリンダー温度として110〜190
℃、金型温度としては130〜190℃が好ましい。
樹脂組成物は、公知の方法によって成形されることによ
り、塩化ビニル系成形品が得られる。押出機として、単
軸押出機又は二軸押出機が好適であり、押出成形する場
合の成形温度は、シリンダー温度として110〜190
℃、金型温度としては130〜190℃が好ましい。
【0054】また、上記発泡剤を含有する塩化ビニル系
樹脂組成物から発泡成形体を得る方法としては、特に限
定されず、例えば、発泡押出成形法が好適に用いられ
る。押出成形する場合の成形温度は、シリンダー温度と
して110〜190℃、金型温度としては130〜19
0℃が好ましい。
樹脂組成物から発泡成形体を得る方法としては、特に限
定されず、例えば、発泡押出成形法が好適に用いられ
る。押出成形する場合の成形温度は、シリンダー温度と
して110〜190℃、金型温度としては130〜19
0℃が好ましい。
【0055】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。木質粉末の前処理 表1に示した所定量の、ビスアミド系化合物(a)及び
/又はジアルキルカルボン酸アミド系化合物(b)によ
り木質粉末の前処理を行った。
/又はジアルキルカルボン酸アミド系化合物(b)によ
り木質粉末の前処理を行った。
【0056】・ビスアミド系化合物 :エチレンビスステアリン酸アミド(表中「EBSA」
と表示) :エチレンビスオレイン酸アミド(表中E「BOA」と
表示) :エチレンビス-1,2- ヒドロキシステアリン酸アミド
(表中「EBHSA」と表示) ・ジアルキルカルボン酸アミド系化合物 :N,N'-ジステアリルセバシン酸アミド(表中「DS
SA」と表示) :N,N'-ジステアリルコハク酸アミド(表中「DSK
A」と表示) ・混合条件 混合機:スーパーミキサー(100リットル、川田工業
社製) 混合時間:30分、混合温度:40〜80℃
と表示) :エチレンビスオレイン酸アミド(表中E「BOA」と
表示) :エチレンビス-1,2- ヒドロキシステアリン酸アミド
(表中「EBHSA」と表示) ・ジアルキルカルボン酸アミド系化合物 :N,N'-ジステアリルセバシン酸アミド(表中「DS
SA」と表示) :N,N'-ジステアリルコハク酸アミド(表中「DSK
A」と表示) ・混合条件 混合機:スーパーミキサー(100リットル、川田工業
社製) 混合時間:30分、混合温度:40〜80℃
【0057】
【表1】
【0058】(実施例1〜10、比較例1、2、5)表2
及び3に示した所定量の塩化ビニル樹脂(重合度80
0)、上記前処理された木質粉末、鉛系安定剤及び金属
石鹸を下記の混合条件によって配合し、樹脂組成物を調
製した。
及び3に示した所定量の塩化ビニル樹脂(重合度80
0)、上記前処理された木質粉末、鉛系安定剤及び金属
石鹸を下記の混合条件によって配合し、樹脂組成物を調
製した。
【0059】(混合条件) ・混合機:スーパーミキサー(100リットル、川田工
業社製) ・混合時間:15分、混合温度:70〜120℃ 次いで、上記で得られた樹脂組成物を使用して、下記の
押出条件により板状体を押出成形した。
業社製) ・混合時間:15分、混合温度:70〜120℃ 次いで、上記で得られた樹脂組成物を使用して、下記の
押出条件により板状体を押出成形した。
【0060】(押出条件) ・機種:30mm単軸押出機(プラスチック工学研究所
製「GT−32A」) ・シリンダー:直径30mm ・スクリュー:L/D=28 ・スクリュー回転数:20rpm ・金型:Tダイ、リップ幅33mm、リップ厚5mm ・成形温度:シリンダー部150〜180℃、金型部1
70℃
製「GT−32A」) ・シリンダー:直径30mm ・スクリュー:L/D=28 ・スクリュー回転数:20rpm ・金型:Tダイ、リップ幅33mm、リップ厚5mm ・成形温度:シリンダー部150〜180℃、金型部1
70℃
【0061】(実施例11〜13、比較例3、4)表3に示
した所定量の塩化ビニル樹脂(重合度800)、前処理
された木質粉末、鉛系安定剤、金属石鹸、加工助剤及び
発泡剤を配合して、実施例1と同様な混合条件により樹
脂組成物を調製した後、実施例1と同様な押出条件によ
り板状発泡体を押出成形した。
した所定量の塩化ビニル樹脂(重合度800)、前処理
された木質粉末、鉛系安定剤、金属石鹸、加工助剤及び
発泡剤を配合して、実施例1と同様な混合条件により樹
脂組成物を調製した後、実施例1と同様な押出条件によ
り板状発泡体を押出成形した。
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】上記実施例及び比較例につき、押出成形時
の成形性及び得られた成形体(板状体及び板状発泡体)
を下記の方法で評価し、その結果を表4に示した。 1)成形性 次の(1)〜(3)の3項目から成形性を評価した。
の成形性及び得られた成形体(板状体及び板状発泡体)
を下記の方法で評価し、その結果を表4に示した。 1)成形性 次の(1)〜(3)の3項目から成形性を評価した。
【0065】(1)つまり 押出成形を4時間継続する間に、金型からの吐出量の低
下又は吐出の停止が起こったことで「つまり」の有無を
判断した。
下又は吐出の停止が起こったことで「つまり」の有無を
判断した。
【0066】(2)表面性 成形体の表面を、次の基準で評価した。 ○:手触りが滑らかで光沢がある。
【0067】△:手触りが滑らかでなくざらつきがあ
る。 ×:目視により明らかに凹凸が認められる。 (3)表面凝集性 成形体の表面に木質粉体の凝集による黒色斑点が現れる
かどうかを評価した。
る。 ×:目視により明らかに凹凸が認められる。 (3)表面凝集性 成形体の表面に木質粉体の凝集による黒色斑点が現れる
かどうかを評価した。
【0068】2)成形体の着色 成形体表面の着色状況を次の基準で評価した。 ○:成形前の樹脂組成物と同じ色(黄土色)であった。
【0069】△:薄茶色に着色した。 ×:茶色〜黒色に着色した。
【0070】3)発泡倍率 上記実施例11〜13及び比較例3、4で得られた成形体
(板状発泡体)から下式により発泡倍率を算出した。
(板状発泡体)から下式により発泡倍率を算出した。
【0071】発泡倍率=1.45/成形体の見かけ比重 尚、成形体の見かけ比重は、ASTM D1565に準
拠して測定した。
拠して測定した。
【0072】
【表4】
【0073】表5に示した所定量の、錫系化合物(c)
を使用することにより、実施例1と同様な混合条件で木
質粉末の前処理を行った。
を使用することにより、実施例1と同様な混合条件で木
質粉末の前処理を行った。
【0074】
【表5】
【0075】(実施例14〜19、比較例6、7、10)表6
に示した所定量の塩化ビニル樹脂(重合度800)、前
処理された木質粉末、鉛系安定剤及び金属石鹸を、実施
例1と同様な混合条件によって混合し樹脂組成物を調製
した後、実施例1と同様な押出条件により板状体を押出
成形した。
に示した所定量の塩化ビニル樹脂(重合度800)、前
処理された木質粉末、鉛系安定剤及び金属石鹸を、実施
例1と同様な混合条件によって混合し樹脂組成物を調製
した後、実施例1と同様な押出条件により板状体を押出
成形した。
【0076】(実施例20〜22、比較例8、9)表6に示
した所定量の塩化ビニル樹脂(重合度800)、前処理
された木質粉末、鉛系安定剤、金属石鹸、加工助剤及び
発泡剤を、実施例1と同様な混合条件によって配合し樹
脂組成物を調製した後、実施例1と同様な押出条件によ
り板状発泡体を押出成形した。
した所定量の塩化ビニル樹脂(重合度800)、前処理
された木質粉末、鉛系安定剤、金属石鹸、加工助剤及び
発泡剤を、実施例1と同様な混合条件によって配合し樹
脂組成物を調製した後、実施例1と同様な押出条件によ
り板状発泡体を押出成形した。
【0077】
【表6】
【0078】上記実施例14〜22及び比較例6〜9につ
き、押出成形時の成形性及び得られた成形体(板状体及
び板状発泡体)を実施例1と同様にして評価し、その結
果を表7に示した。
き、押出成形時の成形性及び得られた成形体(板状体及
び板状発泡体)を実施例1と同様にして評価し、その結
果を表7に示した。
【0079】
【表7】
【0080】(実施例23〜29、比較例11、12、15)表8
に示した所定量の塩化ビニル樹脂(重合度800)、前
処理された木質粉末、錫系安定剤、金属石鹸、滑剤及び
加工助剤を、実施例1と同様な混合条件によって配合し
樹脂組成物を調製した後、実施例1と同様な押出条件に
より板状体を押出成形した。
に示した所定量の塩化ビニル樹脂(重合度800)、前
処理された木質粉末、錫系安定剤、金属石鹸、滑剤及び
加工助剤を、実施例1と同様な混合条件によって配合し
樹脂組成物を調製した後、実施例1と同様な押出条件に
より板状体を押出成形した。
【0081】(実施例30〜32、比較例12、13)表8に示
した所定量の塩化ビニル樹脂(重合度800)、前処理
された木質粉末、錫系安定剤、金属石鹸、加工助剤、滑
剤及び発泡剤を、実施例1と同様な混合条件によって配
合し樹脂組成物を調製した後、実施例1と同様な押出条
件により板状発泡体を押出成形した。
した所定量の塩化ビニル樹脂(重合度800)、前処理
された木質粉末、錫系安定剤、金属石鹸、加工助剤、滑
剤及び発泡剤を、実施例1と同様な混合条件によって配
合し樹脂組成物を調製した後、実施例1と同様な押出条
件により板状発泡体を押出成形した。
【0082】
【表8】
【0083】上記実施例23〜32及び比較例11〜14につ
き、押出成形時の成形性及び得られた成形体(板状体及
び板状発泡体)を実施例1と同様にして評価し、その結
果を表9に示した。
き、押出成形時の成形性及び得られた成形体(板状体及
び板状発泡体)を実施例1と同様にして評価し、その結
果を表9に示した。
【0084】
【表9】
【0085】表10に示した所定量の、微粉状シリカ
(d)を使用することにより、実施例1と同様な混合条
件で木質粉末の前処理を行った。
(d)を使用することにより、実施例1と同様な混合条
件で木質粉末の前処理を行った。
【0086】
【表10】
【0087】(実施例33〜39、比較例16、17、20)表11
に示した所定量の塩化ビニル樹脂(重合度800)、前
処理された木質粉末、鉛系安定剤及び金属石鹸を、実施
例1と同様な混合条件によって配合し樹脂組成物を調製
した後、実施例1と同様な押出条件により板状体を押出
成形した。
に示した所定量の塩化ビニル樹脂(重合度800)、前
処理された木質粉末、鉛系安定剤及び金属石鹸を、実施
例1と同様な混合条件によって配合し樹脂組成物を調製
した後、実施例1と同様な押出条件により板状体を押出
成形した。
【0088】(実施例40〜42、比較例18、19)表11に示
した所定量の塩化ビニル樹脂(重合度800)、前処理
された木質粉末、鉛系安定剤、金属石鹸、加工助剤及び
発泡剤を、実施例1と同様な混合条件によって配合し樹
脂組成物を調製した後、実施例1と同様な押出条件によ
り板状発泡体を押出成形した。
した所定量の塩化ビニル樹脂(重合度800)、前処理
された木質粉末、鉛系安定剤、金属石鹸、加工助剤及び
発泡剤を、実施例1と同様な混合条件によって配合し樹
脂組成物を調製した後、実施例1と同様な押出条件によ
り板状発泡体を押出成形した。
【0089】
【表11】
【0090】上記実施例33〜42及び比較例16〜19につ
き、押出成形時の成形性及び得られた成形体(板状体及
び板状発泡体)を実施例1と同様にして評価し、その結
果を表12に示した。
き、押出成形時の成形性及び得られた成形体(板状体及
び板状発泡体)を実施例1と同様にして評価し、その結
果を表12に示した。
【0091】
【表12】
【0092】尚、上記実施例及び比較例で使用した各種
成分は次の通りである。 ・木質粉末:建材用木材を乾燥、粉砕したもの。(含水
率5重量%、平均粒径60μm、最大粒径300μm) ・鉛系安定剤:ステアリン酸鉛 ・錫系安定剤:オクチル錫マレート ・金属石鹸:ステアリン酸カルシウム ・滑剤:多価アルコールエステル(表中「AE」と表
示) ポリエチレンワックス(表中「PW」と表示) ・加工助剤:アクリル系樹脂(三菱レイヨン社製「メタ
ブレン」) ・発泡剤:アゾジカルボンアミド(永和化成社製「AC
#1」、表中「A」と表示) 重曹系(永和化成社製「SC−D」、表中「B」と表
示)
成分は次の通りである。 ・木質粉末:建材用木材を乾燥、粉砕したもの。(含水
率5重量%、平均粒径60μm、最大粒径300μm) ・鉛系安定剤:ステアリン酸鉛 ・錫系安定剤:オクチル錫マレート ・金属石鹸:ステアリン酸カルシウム ・滑剤:多価アルコールエステル(表中「AE」と表
示) ポリエチレンワックス(表中「PW」と表示) ・加工助剤:アクリル系樹脂(三菱レイヨン社製「メタ
ブレン」) ・発泡剤:アゾジカルボンアミド(永和化成社製「AC
#1」、表中「A」と表示) 重曹系(永和化成社製「SC−D」、表中「B」と表
示)
【0093】
【発明の効果】本発明の塩化ビニル系樹脂組成物の製造
方法の構成は、上述の通りであり、木質粉末を予め前処
理することにより、木質粉末と樹脂の馴染みを向上し、
表面状態や外観の優れた成形体を得ることができると共
に、木質粉末の凝集を抑制することができるので、成形
中の樹脂圧の異常上昇やつまりによる吐出量の変動のな
い安定した押出成形が可能なる。また、成形中に木質粉
末から発生する酸性のガスによって、成形体の着色が起
こらない。
方法の構成は、上述の通りであり、木質粉末を予め前処
理することにより、木質粉末と樹脂の馴染みを向上し、
表面状態や外観の優れた成形体を得ることができると共
に、木質粉末の凝集を抑制することができるので、成形
中の樹脂圧の異常上昇やつまりによる吐出量の変動のな
い安定した押出成形が可能なる。また、成形中に木質粉
末から発生する酸性のガスによって、成形体の着色が起
こらない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 裕信 山口県新南陽市開成町4560 積水化学工業 株式会社内 (72)発明者 杉田 有康 山口県新南陽市開成町4560 徳山積水工業 株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】塩化ビニル系樹脂100重量部及び木質粉
末5〜150重量部からなる塩化ビニル系樹脂組成物を
製造する際に、木質粉末を予め下記(イ)、(ロ)又は
(ハ)の方法により前処理することを特徴とする塩化ビ
ニル系樹脂組成物の製造方法。 (イ)木質粉末100重量部に対して、(a)一般式
(R1-CONH)2(CH2) m (式中、R1 は炭素数1〜
23のアルキル基又はその任意の水素が水酸基で置換さ
れたアルキル基を示し、mは1〜10の整数を示す)で
表されるビスアミド系化合物及び(b)一般式(R2-N
HCO)2(CH2)n (式中、R2 は炭素数1〜23のア
ルキル基又はその任意の水素が水酸基で置換されたアル
キル基を示し、nは1〜10の整数を示す)で表される
ジアルキルカルボン酸アミド系化合物のうち少なくとも
いずれか1種0.5〜20重量部を添加混合する。 (ロ)木質粉末100重量部に対して、(c)錫系化合
物0.2〜10重量部を添加混合する。 (ハ)木質粉末100重量部に対して0.5重量部以
上、かつ塩化ビニル系樹脂100重量部に対して40重
量部以下の(d)微粉状シリカを添加混合する。 - 【請求項2】塩化ビニル系樹脂100重量部、木質粉末
5〜150重量部及び熱分解型発泡剤0.05〜5重量
部からなる塩化ビニル系樹脂組成物を製造する際に、木
質粉末を予め下記(イ)、(ロ)又は(ハ)の方法によ
り予備混合することを特徴とする塩化ビニル系樹脂組成
物の製造方法。 (イ)木質粉末100重量部に対して、(a)一般式
(R1-CONH)2(CH2) m (式中、R1 は炭素数1〜
23のアルキル基又はその任意の水素が水酸基で置換さ
れたアルキル基を示し、mは1〜10の整数を示す)で
表されるビスアミド系化合物及び(b)一般式(R2-N
HCO)2(CH2)n (式中、R2 は炭素数1〜23のア
ルキル基又はその任意の水素が水酸基で置換されたアル
キル基を示し、nは1〜10の整数を示す)で表される
ジアルキルカルボン酸アミド系化合物のうち少なくとも
いずれか1種0.5〜20重量部を添加混合する。 (ロ)木質粉末100重量部に対して、(c)錫系化合
物0.2〜10重量部を添加混合する。 (ハ)木質粉末100重量部に対して0.5重量部以
上、かつ塩化ビニル系樹脂100重量部に対して40重
量部以下の(d)微粉状シリカを添加混合する。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7042973A JPH08239535A (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | 塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7042973A JPH08239535A (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | 塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08239535A true JPH08239535A (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=12650990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7042973A Pending JPH08239535A (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | 塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08239535A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005105916A1 (en) * | 2004-04-20 | 2005-11-10 | Chemtura Corporation | Method for improving mechanical properties of pvc-wood and other natural fiber composites using pvc stabilizers |
KR101239627B1 (ko) * | 2010-05-28 | 2013-03-07 | 충북대학교 산학협력단 | 치수안정성이 우수한 무독-폴리염화비닐/목분/나노실리카 나노복합체 |
-
1995
- 1995-03-02 JP JP7042973A patent/JPH08239535A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005105916A1 (en) * | 2004-04-20 | 2005-11-10 | Chemtura Corporation | Method for improving mechanical properties of pvc-wood and other natural fiber composites using pvc stabilizers |
KR101239627B1 (ko) * | 2010-05-28 | 2013-03-07 | 충북대학교 산학협력단 | 치수안정성이 우수한 무독-폴리염화비닐/목분/나노실리카 나노복합체 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1086988B1 (en) | Powder blends of chlorinated vinyl resin/cellulosic material, compositions, processes and composites and articles therefrom | |
JPH024847A (ja) | 硬質ポリ塩化ビニル成形品およびその製造方法 | |
US4632942A (en) | Resin composition for masterbatch of foaming agent | |
JPH11217468A (ja) | 樹脂組成物の成形方法 | |
EP1275685B1 (en) | Foamable vinyl chloride-base resin compositions | |
JPH08239535A (ja) | 塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法 | |
JPH09263667A (ja) | 塩化ビニル系樹脂組成物 | |
JPH08295774A (ja) | 塩化ビニル系樹脂組成物 | |
JPS6140707B2 (ja) | ||
JPH08302129A (ja) | 塩化ビニル系樹脂組成物 | |
JP3519912B2 (ja) | 発泡性塩化ビニル系樹脂組成物 | |
JPH08337701A (ja) | 塩化ビニル系樹脂組成物 | |
JPH10286868A (ja) | 木質様部材の製法 | |
JPH10101832A (ja) | 発泡成形用塩化ビニル系樹脂組成物 | |
JPH08333469A (ja) | 塩化ビニル系樹脂組成物 | |
JPH09151269A (ja) | 射出成形用発泡塩化ビニル系樹脂組成物 | |
JP2002011816A (ja) | 木粉充填発泡成形体 | |
JP3265222B2 (ja) | 木質様部材の製法 | |
JPH11158294A (ja) | 成形体の製造方法 | |
JP3265223B2 (ja) | 木質様部材の製法 | |
JPH09124826A (ja) | 硬質塩化ビニル系樹脂発泡体 | |
JPH07157587A (ja) | 塩化ビニル系樹脂組成物 | |
JPH08259722A (ja) | 発泡成形用塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法 | |
JPH10245492A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物及び押出成形物 | |
JPH09157471A (ja) | 発泡性塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いた木質感に優れた白色成形物 |