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JPH0823746A - 収穫作業車 - Google Patents

収穫作業車

Info

Publication number
JPH0823746A
JPH0823746A JP16659194A JP16659194A JPH0823746A JP H0823746 A JPH0823746 A JP H0823746A JP 16659194 A JP16659194 A JP 16659194A JP 16659194 A JP16659194 A JP 16659194A JP H0823746 A JPH0823746 A JP H0823746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
harvesting
sheet
ridge
vehicle
working car
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16659194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2615426B2 (ja
Inventor
Hiroshi Takenaga
博 竹永
Kenji Imoo
憲司 芋生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UTSUNOMIYADAIGAKUCHIYOU
Original Assignee
UTSUNOMIYADAIGAKUCHIYOU
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UTSUNOMIYADAIGAKUCHIYOU filed Critical UTSUNOMIYADAIGAKUCHIYOU
Priority to JP6166591A priority Critical patent/JP2615426B2/ja
Publication of JPH0823746A publication Critical patent/JPH0823746A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2615426B2 publication Critical patent/JP2615426B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Agricultural Machines (AREA)
  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】農作業の容易化を図ると共に、作業能率の向上
を計る収穫作業車を提供することを目的としている。 【構成】作物が成育する畝間に沿って移動し、畝に敷設
されたシートの上で成育した作物を収穫する収穫作業車
1である。この収穫作業車1には、その移動と共にシー
トを順次持ち上げて、3次元的に存在する作物を2次元
的に展延させる、シートリフト機構40が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、農業機械に関し、例
えば、畝栽培されるいちごの収穫に用いられる収穫作業
車に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来の農作業の内でも、い
ちごの収穫作業は、殆ど機械化されておらず、人力で収
穫作業を行っている。通常、いちごは、高畝で栽培され
ており、いちご果実の収穫作業は、畝の上又は畝間に垂
れ下がった果実を、腰をかがめながら摘み取っている。
このような長時間の作業姿勢は、腰痛、頭痛をもたらす
原因となっており、さらに、このような姿勢で作業を行
うため、摘み残しが多く、効率的な摘み取り作業を行う
ことが容易でない。
【0003】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、農作業において、容易であり且つ
効率的な収穫作業を図る収穫作業車を提供することを目
的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、作物が成育する畝間に沿って移動し、畝
に敷設されたシートの上で成育した作物を収穫する収穫
作業車であって、この収穫作業車には、その移動と共に
前記シートを順次持ち上げて、3次元的に存在する作物
を2次元的に展延させる、シートリフト機構が設けられ
ていることを特徴としている。
【0005】
【作用】収穫作業車は、作物が成育する畝間に沿って移
動する。畝には、予めシートが敷設されており、このシ
ートの上で作物は成育する。一方、収穫作業車には、シ
ートリフト機構が設けられており、このシートリフト機
構によってシートを持ち上げながら収穫作業車を移動さ
せて行く。シート上にある作物は、シートリフト機構に
よって2次元的に展延され、この状態で作物は収穫され
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る収穫作業車を図面を参照
して説明する。図1は、本発明に係る収穫作業車の一実
施例を示す側面図であり、図2は、正面図である。この
実施例における収穫作業車は、いちごの収穫作業に用い
られるように構成されている。
【0007】収穫作業車1は、前後、左右対称の四輪形
式であり、各車輪部2は、幅方向に隣接した一対のタイ
ヤ2a,2bを備えている。各車輪部2は、例えば、各
車輪部の上方に位置したフレーム5に設けられた電動モ
ータ6によって独立に前後方向に駆動される。
【0008】幅方向の車輪部は、それぞれコの字形の上
部フレーム10によって連結されており、これらの上部
フレーム10の端部は前記フレーム5に接続されてい
る。また、前後車輪部のフレーム5の下側は、コの字形
の下部フレーム12によって接続されており、この下部
フレーム12は、それぞれ左側前後車輪部間、右側前後
車輪部間に位置している。左右の下部フレーム12は、
それぞれ対を成しており、地面からの高さがいちごの実
の摘み取り作業に適するように、ほぼ15cmに設定され
ている。
【0009】この対になった下部フレーム12には、フ
レームに沿って摺動する摺動部材25に設けられた回転
椅子20が配されており、作業者は、この回転椅子20
に座った状態で作業を行う。この場合、収穫作業を効率
的かつ容易に行うように、回転椅子20は、収穫作業車
1の進行方向に向かった状態で配される。(図1は、収
穫作業車が右方向に向けて移動する場合の回転椅子の位
置を示している)。このような回転椅子20は、左側の
前後車輪部間及び右側の前後車輪部間に配されており、
収穫作業車には2名の作業者が乗れるようになってい
る。
【0010】前記上部フレーム10の水平フレーム10
aには、収穫箱30を載置するための収穫箱載せ台35
が係止されており、この収穫箱載せ台35は、回転椅子
20の位置に応じて、前後いずれかの上部フレーム10
の水平フレーム10aに装架されるように構成されてい
る。
【0011】この収穫箱載せ台35の載置部35aの裏
面には、シートリフト機構40が設けられている。以
下、このシートリフト機構40の構成を図3を参照して
説明する。図3(a)は、シートリフト機構の部分を示
した正面図であり、図3(b)は、その側面図である。
載置部35aの裏面には、横方向に延出するシートリフ
タアーム支持棒41が設けられている。このシートリフ
タアーム支持棒41の両端部にはねじ機構が設けられて
おり、この部分にそれぞれ平板状のシートリフタアーム
43が斜め下方に延出するように設けられている。載置
部35aの裏面には、高さ調整ねじ46が設けられてお
り、この高さ調整ねじはシートリフタアーム43を支持
している。すなわち、シートリフタアーム43は、高さ
調整ねじ46を操作することによって、シートリフタア
ーム支持棒41を支点として回動して高さが調整される
ように構成されており、シートリフタアーム支持棒41
によって、横方向の間隔が調整されるように構成されて
いる。
【0012】それぞれのシートリフタアーム43には、
畝側に向けて垂直に突出するシートリフタ48が設けら
れている。このシートリフタ48は、棒、又はローラ状
に構成されており、後述するシートが摺動しやすい構成
となっている。なお、このシートリフタ48は、1〜数
本によって構成することができる。
【0013】また、このように構成されている収穫作業
車に適するように、収穫作業が行われる圃場を図4に示
すように予め準備しておく。通常、いちご苗は、1畝に
2条植え付けられる。そして、マルチフィルムで覆われ
た畝の両側から図に示すように、例えば多孔質のポリエ
チレン、ビニールで構成されたシート55を敷き、両側
のシートを所定間隔をおいて粘着性のテープ57でつな
ぐ。この作業を、いちご収穫期までに行っておく。いち
ごは、図に示すように、シート55の上に畝間に垂れ下
がるようにして成育する。
【0014】次に、この収穫作業車を用いて、いちごの
実の収穫作業について説明する。まず、収穫作業車を、
1畝を跨いだ状態で、いちごの実がある畝の溝に、左右
の車輪部が一致するように位置付け、それぞれの回転椅
子20に作業者が座る。この場合、回転椅子20は収穫
作業車が進行する方向に向かうように配される。すなわ
ち、図1では、収穫作業車は右側に進む状態となってい
る。前述したシートリフタ48は、畝の高さ、幅に応じ
て、高さ及び横方向の間隔が、予めシートリフタアーム
支持棒41及び高さ調整ねじ46によって調整されてい
る。
【0015】そして、畝を覆っているシート55の端部
を持ち上げて、対応しているシートリフタ48の上に図
3の点線で示すように載せる。この状態で収穫作業車を
走行させることにより、いちごの実はシート55の持ち
上がりと共に順次畝の高さまで持ち上げられる。前述し
たように、シートリフタ48は棒又はローラ状に構成さ
れているので、収穫作業車の走行と共に、シート55を
安定して持上げて行くことができる。収穫作業車が畝の
溝に沿って移動するに伴い、それぞれの回転椅子20に
座った作業者は、シートリフタ48によって持ち上げら
れたシート55上にあるいちごを摘み、その摘んだいち
ごを目の前にある収穫箱30に入れる。
【0016】このように、畝を覆っているマルチフィル
ムの上にシート55を敷設し、収穫作業車1に取付けた
シートリフト機構によって、畝間に垂れ下がっているい
ちごの実を持ち上げるため、3次元的な空間に存在する
いちごの実を2次元的に展延することができ、摘み取り
作業が容易になると共に、摘み残しを減少させることが
できる。また、シート55を配したことにより、栽培中
の果実の蒸れを防止することができる。さらに、いちご
の実を手で摘むのでは無く、機械的に自動収穫する機械
を用いた場合、2次元的に展延するいちごの実を収穫す
るだけであるので、摘み取り機構を簡単に構成すること
ができる。
【0017】なお、前述した電動モータ6及び各車輪部
2は、上部フレーム10のほぼ中央部に設けられた載置
台に置かれたコントロールボックス50内のコントロー
ラによって駆動方向、回動の制御がなされるように構成
されており、畝に沿った前後の駆動並びに畝間の移動
は、予め定められたプログラムに従って制御される。
【0018】以上、本発明の一実施例を説明したが、本
発明は、上記実施例に限定されることなく、例えば以下
に述べるように種々変形することができる。全体的な収
穫作業車のサイズ、各構成部材の形状、用いられる材質
等は、畝の大きさ、栽培される作物、環境等に応じて適
宜変形することができる。車輪部2が設けられたフレー
ム5を幅方向に拡張、縮小可能なように構成すれば、様
々なサイズの畝に対応させることが可能となる。シート
リフタ48は、実施例で説明した収穫箱載せ台35の部
分以外の車体に取付けても良い。もちろん、この場合、
シートリフタは幅方向、および高さ方向において調整可
能となっている。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ビニールハウス等の施設内で高畝栽培を行っている場
合、収穫作業車に取付けたシートリフタによって、畝に
敷設されたシート上に成育している作物を持ち上げて収
穫できるため、収穫作業が容易になると共に、摘み残し
を減少させることができ、農作業の容易化が図れ、効率
的な収穫作業を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る収穫作業車の一実施例を示す側面
図。
【図2】図1に示す収穫作業車の正面図。
【図3】(a)は、図1に示す収穫作業車におけるシー
トリフタ部分の正面図、(b)は、シートリフタ部分の
側面図。
【図4】収穫作業が行われる圃場を示す図。
【符号の説明】
1…収穫作業車、2…車輪部、5…フレーム、6…電動
モータ、10…上部フレーム、12…下部フレーム、2
0…回転椅子、25…摺動部材、30…収穫箱、40…
シートリフト機構、41…シートリフタアーム支持棒、
43…シートリフタアーム、46…高さ調整ねじ、48
…シートリフタ、55…シート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作物が成育する畝間に沿って移動し、畝
    に敷設されたシートの上で成育した作物を収穫する収穫
    作業車であって、 この収穫作業車には、その移動と共に前記シートを順次
    持ち上げて、3次元的に存在する作物を2次元的に展延
    させる、シートリフト機構が設けられていることを特徴
    とする、収穫作業車。
JP6166591A 1994-07-19 1994-07-19 収穫作業車 Expired - Lifetime JP2615426B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6166591A JP2615426B2 (ja) 1994-07-19 1994-07-19 収穫作業車

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Publications (2)

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JPH0823746A true JPH0823746A (ja) 1996-01-30
JP2615426B2 JP2615426B2 (ja) 1997-05-28

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JP6166591A Expired - Lifetime JP2615426B2 (ja) 1994-07-19 1994-07-19 収穫作業車

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Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016133918A1 (en) * 2015-02-16 2016-08-25 Harvest Croo Llc Automated selective harvesting of crops with related systems and methods
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JP2615426B2 (ja) 1997-05-28

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