JPH08227Y2 - 弾性クローラ - Google Patents
弾性クローラInfo
- Publication number
- JPH08227Y2 JPH08227Y2 JP1992002651U JP265192U JPH08227Y2 JP H08227 Y2 JPH08227 Y2 JP H08227Y2 JP 1992002651 U JP1992002651 U JP 1992002651U JP 265192 U JP265192 U JP 265192U JP H08227 Y2 JPH08227 Y2 JP H08227Y2
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- JP
- Japan
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- circumferential direction
- width
- crawler
- circumferential
- embedded
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ゴム等の弾性材料から
なる無端帯状の弾性クローラに関するものである。
なる無端帯状の弾性クローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、農業機械、建設機械、雪上車等に
おける走行装置として使用される弾性クローラには、図
5〜図7に示すものが知られている(例えば実開平2-93
194 号公報参照)。このクローラ11は、周方向所定間隔
毎に芯金12が埋設され、かつ接地側にラグ13が突設され
たゴム等の弾性材料製無端帯状クローラ本体14内に、幅
方向複数条の抗張体15及び短繊維混入弾性体16が周方向
に埋設されており、駆動輪17及び従動輪(図示省略)に
巻掛けられ、駆動輪17により回動され走行するようにな
っている。
おける走行装置として使用される弾性クローラには、図
5〜図7に示すものが知られている(例えば実開平2-93
194 号公報参照)。このクローラ11は、周方向所定間隔
毎に芯金12が埋設され、かつ接地側にラグ13が突設され
たゴム等の弾性材料製無端帯状クローラ本体14内に、幅
方向複数条の抗張体15及び短繊維混入弾性体16が周方向
に埋設されており、駆動輪17及び従動輪(図示省略)に
巻掛けられ、駆動輪17により回動され走行するようにな
っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
では、芯金長さ(クローラ本体幅方向長さ)は、クロー
ラの剛性、牽引力、浮力の増大を図るために長くされて
おり、重量が大で軽量化を阻む一因となっている。本考
案は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、クローラの剛性、牽引力、浮力等
を低下させることなく芯金長さを短くし、かつ軽量化を
図ることのできる弾性クローラを提供するにある。
では、芯金長さ(クローラ本体幅方向長さ)は、クロー
ラの剛性、牽引力、浮力の増大を図るために長くされて
おり、重量が大で軽量化を阻む一因となっている。本考
案は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、クローラの剛性、牽引力、浮力等
を低下させることなく芯金長さを短くし、かつ軽量化を
図ることのできる弾性クローラを提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本考
案は、外周接地側に周方向に所定間隔をおいてラグを突
設した無端状の弾性材料製クローラ本体内に、芯金が周
方向に所定間隔をもって埋設されると共に、該芯金の接
地側に幅方向複数条の抗張体が周方向に埋設され、周方
向芯金間でかつ幅方向抗張体間に駆動輪係合孔が形成さ
れ、クローラ本体内に抗張体の接地側に位置して本体幅
方向の長さが前記芯金よりも長い補強材が埋設されてい
る弾性クローラであって、前記補強材は本体周方向にお
いて周方向全幅が芯金及びラグとオーバラップされてお
り、その本体幅方向両側部は芯金の両端から外方に突出
されかつラグの略 外端まで延設されていることを特徴と
している。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本考
案は、外周接地側に周方向に所定間隔をおいてラグを突
設した無端状の弾性材料製クローラ本体内に、芯金が周
方向に所定間隔をもって埋設されると共に、該芯金の接
地側に幅方向複数条の抗張体が周方向に埋設され、周方
向芯金間でかつ幅方向抗張体間に駆動輪係合孔が形成さ
れ、クローラ本体内に抗張体の接地側に位置して本体幅
方向の長さが前記芯金よりも長い補強材が埋設されてい
る弾性クローラであって、前記補強材は本体周方向にお
いて周方向全幅が芯金及びラグとオーバラップされてお
り、その本体幅方向両側部は芯金の両端から外方に突出
されかつラグの略 外端まで延設されていることを特徴と
している。
【0005】また、本考案は、外周接地側に周方向に所
定間隔をおいて幅方向一対のラグを千鳥状に突設した無
端状の弾性材料製クローラ本体内に、芯金が周方向に所
定間隔をもって埋設されると共に、該芯金の接地側にか
つ芯金の両端間の範囲内に幅方向複数条の抗張体が周方
向に埋設され、周方向芯金間でかつ幅方向抗張体間に駆
動輪係合孔が形成され、クローラ本体内に抗張体の接地
側に位置して本体幅方向の長さが前記芯金よりも長い補
強材が埋設されている弾性クローラであって、前記補強
材は本体幅方向の中央部から両側部が互いに周方向逆方
向にずらされており、中央部が本体周方向において周方
向全幅が芯金とオーバラップされており、前記両側部が
本体周方向において周方向全幅がラグ6 とオーバラップ
されかつ芯金3 の両端より外方に突出されてラグの略外
端まで延設されていることを特徴としている。
定間隔をおいて幅方向一対のラグを千鳥状に突設した無
端状の弾性材料製クローラ本体内に、芯金が周方向に所
定間隔をもって埋設されると共に、該芯金の接地側にか
つ芯金の両端間の範囲内に幅方向複数条の抗張体が周方
向に埋設され、周方向芯金間でかつ幅方向抗張体間に駆
動輪係合孔が形成され、クローラ本体内に抗張体の接地
側に位置して本体幅方向の長さが前記芯金よりも長い補
強材が埋設されている弾性クローラであって、前記補強
材は本体幅方向の中央部から両側部が互いに周方向逆方
向にずらされており、中央部が本体周方向において周方
向全幅が芯金とオーバラップされており、前記両側部が
本体周方向において周方向全幅がラグ6 とオーバラップ
されかつ芯金3 の両端より外方に突出されてラグの略外
端まで延設されていることを特徴としている。
【0006】更に、本考案は、前記補強材の周方向幅は
芯金及びラグの幅の略半分以下に設定されていることを
特徴としている。
芯金及びラグの幅の略半分以下に設定されていることを
特徴としている。
【0007】
【作用】本考案によれば、駆動輪巻き掛け時のクローラ
本体の湾曲変形容易化を確保した上で、芯金の長さを短
くしてその短縮分を芯金よりも長い補強材によりカバー
でき、補強材の本体幅方向両側部をラグの外端に略対応
する位置まで延設することにより、クローラ本体、特に
ラグの本体幅方向両端のはね上がりや変形が防止され、
クローラの剛性、牽引力及び浮力を、芯金を長くした場
合より増大でき、かつ軽量化が図れる。
本体の湾曲変形容易化を確保した上で、芯金の長さを短
くしてその短縮分を芯金よりも長い補強材によりカバー
でき、補強材の本体幅方向両側部をラグの外端に略対応
する位置まで延設することにより、クローラ本体、特に
ラグの本体幅方向両端のはね上がりや変形が防止され、
クローラの剛性、牽引力及び浮力を、芯金を長くした場
合より増大でき、かつ軽量化が図れる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜図3は本考案の第1実施例を示し、弾性クロ
ーラ1 は、ゴム等の弾性材料からなる無端帯状クローラ
本体2 と、クローラ本体2 内にその周方向(長手方向)
所定間隔毎に埋設された多数の芯金3 と、該芯金3 の接
地側(外周側)に周方向に埋設された幅方向複数条のス
チールコード等からなる抗張体4 と、該抗張体4 の接地
側に周方向所定間隔毎に前記芯金3 に対応して埋設され
た補強材5 とからなっている。
る。図1〜図3は本考案の第1実施例を示し、弾性クロ
ーラ1 は、ゴム等の弾性材料からなる無端帯状クローラ
本体2 と、クローラ本体2 内にその周方向(長手方向)
所定間隔毎に埋設された多数の芯金3 と、該芯金3 の接
地側(外周側)に周方向に埋設された幅方向複数条のス
チールコード等からなる抗張体4 と、該抗張体4 の接地
側に周方向所定間隔毎に前記芯金3 に対応して埋設され
た補強材5 とからなっている。
【0009】前記クローラ本体2 には、接地側にラグ6
が芯金3 及び補強材5 に対応して配設され、各芯金3 間
の幅方向中央に駆動輪(スプロケット状)の歯部が嵌入
係合される係合孔7 が等間隔で多数穿設されている。こ
の係合孔7 は周方向芯金間でかつ幅方向抗張体間に位置
している。前記芯金3 には、反接地側(内周側)に突出
する左右一対の脱輪防止又は転輪通過用のガイド突起8
が前記係合孔7 の幅方向両側に位置して設けられてお
り、駆動輪の駆動力が芯金3 を介してクローラ本体2 に
伝達されるようになっている。そして、芯金3 の本体幅
方向の長さは、従来のものよりも大幅に短かくなってい
る。
が芯金3 及び補強材5 に対応して配設され、各芯金3 間
の幅方向中央に駆動輪(スプロケット状)の歯部が嵌入
係合される係合孔7 が等間隔で多数穿設されている。こ
の係合孔7 は周方向芯金間でかつ幅方向抗張体間に位置
している。前記芯金3 には、反接地側(内周側)に突出
する左右一対の脱輪防止又は転輪通過用のガイド突起8
が前記係合孔7 の幅方向両側に位置して設けられてお
り、駆動輪の駆動力が芯金3 を介してクローラ本体2 に
伝達されるようになっている。そして、芯金3 の本体幅
方向の長さは、従来のものよりも大幅に短かくなってい
る。
【0010】前記抗張体4 は、幅方向に左右振分け状に
係合孔7 を挟んで芯金3 の翼部3A下に配置され、芯金3
の両端から突出していなく両端間の範囲内に位置され、
両端部(図示省略)が上下に重ね合わせて結合されてお
り、必要に応じて重ね合わせ部分がキヤンバスにより囲
繞状に被包され、クローラ本体2 との剥離防止及びクロ
ーラ本体2 の亀列発生防止を図り、クローラ寿命を大幅
に増大させてある。
係合孔7 を挟んで芯金3 の翼部3A下に配置され、芯金3
の両端から突出していなく両端間の範囲内に位置され、
両端部(図示省略)が上下に重ね合わせて結合されてお
り、必要に応じて重ね合わせ部分がキヤンバスにより囲
繞状に被包され、クローラ本体2 との剥離防止及びクロ
ーラ本体2 の亀列発生防止を図り、クローラ寿命を大幅
に増大させてある。
【0011】前記補強材5 は、金属等の剛体、エンジニ
アリングプラスチック等の軽量部材或いはばね鋼等の弾
性体で棒状(又は板状でもよい)に形成され、その断面
積は芯金翼部3A断面積よりも大幅に小さく、即ち細くさ
れると共に、その長さが芯金3 の長さよりも大幅に長く
されており、芯金翼部3Aが短くなった分の剛性低下を補
強材5 により補っている。
アリングプラスチック等の軽量部材或いはばね鋼等の弾
性体で棒状(又は板状でもよい)に形成され、その断面
積は芯金翼部3A断面積よりも大幅に小さく、即ち細くさ
れると共に、その長さが芯金3 の長さよりも大幅に長く
されており、芯金翼部3Aが短くなった分の剛性低下を補
強材5 により補っている。
【0012】即ち、図1〜3より明らかなように、補強
材5 は、本体周方向において周方向全幅が芯金3 及びラ
グ6 とオーバラップされており、その本体幅方向両側部
は芯 金3 の両端から外方に突出されかつラグの略外端ま
で延設されており、周方向幅は芯金3 及びラグ6 の幅の
略半分以下に設定されている。なお、前記補強材5の材
質、寸法及び芯金3 当りの本数を変えることにより、ク
ローラ1 の剛性を容易にかつ選択的に変更することがで
きる。例えば、補強材5 を剛体で構成した場合は、クロ
ーラ1 の剛性、牽引力、浮力等を向上させることがで
き、芯金3 の長さを従来例のように長くしたのと同等の
効果が期待できる。また、補強材5 を軽量部材で構成し
た場合は、大幅に重量軽減を図ることができる。
材5 は、本体周方向において周方向全幅が芯金3 及びラ
グ6 とオーバラップされており、その本体幅方向両側部
は芯 金3 の両端から外方に突出されかつラグの略外端ま
で延設されており、周方向幅は芯金3 及びラグ6 の幅の
略半分以下に設定されている。なお、前記補強材5の材
質、寸法及び芯金3 当りの本数を変えることにより、ク
ローラ1 の剛性を容易にかつ選択的に変更することがで
きる。例えば、補強材5 を剛体で構成した場合は、クロ
ーラ1 の剛性、牽引力、浮力等を向上させることがで
き、芯金3 の長さを従来例のように長くしたのと同等の
効果が期待できる。また、補強材5 を軽量部材で構成し
た場合は、大幅に重量軽減を図ることができる。
【0013】さらに、補強材5 を弾性体例えばばね鋼で
構成すると、クローラ本体2 の幅方向両端部、即ち芯金
翼部3Aのない部分が積極的に弾性変形し(図1に矢印
(イ)で示す)、ラグ6 間の土離れを良くすることがで
きる。そして、抗張体4 の本数が少ない場合は、芯金翼
部3Aを短くし、補強材5 を長くすることにより、剛性を
低下させずに軽量化することができる。
構成すると、クローラ本体2 の幅方向両端部、即ち芯金
翼部3Aのない部分が積極的に弾性変形し(図1に矢印
(イ)で示す)、ラグ6 間の土離れを良くすることがで
きる。そして、抗張体4 の本数が少ない場合は、芯金翼
部3Aを短くし、補強材5 を長くすることにより、剛性を
低下させずに軽量化することができる。
【0014】図4は本考案の第2実施例を示し、第1実
施例と異なるところは、ラグ6 が千鳥状に配設されると
共に、補強材5 が芯金3 及びラグ6 に対応するように芯
金翼部3A直下で周方向に互に反対側に屈曲しオフセット
されている点である。 即ち、図4より明らかなように、
前記補強材5 は本体幅方向の中央部から両側部が互いに
周方向逆方向にずらされており、中央部が本体周方向に
おいて周方向全幅が芯金3 とオーバラップされており、
前記両側部が本体周方向において周方向全幅がラグ6 と
オーバラップされかつ芯金3 の両端より外方に突出され
てラグの略外端まで延設されている。
施例と異なるところは、ラグ6 が千鳥状に配設されると
共に、補強材5 が芯金3 及びラグ6 に対応するように芯
金翼部3A直下で周方向に互に反対側に屈曲しオフセット
されている点である。 即ち、図4より明らかなように、
前記補強材5 は本体幅方向の中央部から両側部が互いに
周方向逆方向にずらされており、中央部が本体周方向に
おいて周方向全幅が芯金3 とオーバラップされており、
前記両側部が本体周方向において周方向全幅がラグ6 と
オーバラップされかつ芯金3 の両端より外方に突出され
てラグの略外端まで延設されている。
【0015】前記第2実施例は第1実施例と同等の効果
を奏する。したがって、図3と同じ符号を付し、詳細説
明は省略する。本考案は、上記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、補強材5 、芯金3はもとよりクロー
ラ本体2 のラグ6 等の形状、或いはラグパターンを任意
に変更でき、また、補強材5 は各芯金3 に対して夫々複
数条とすることができ、さらに、金属製クローラの履き
替えタイプとすることができる。
を奏する。したがって、図3と同じ符号を付し、詳細説
明は省略する。本考案は、上記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、補強材5 、芯金3はもとよりクロー
ラ本体2 のラグ6 等の形状、或いはラグパターンを任意
に変更でき、また、補強材5 は各芯金3 に対して夫々複
数条とすることができ、さらに、金属製クローラの履き
替えタイプとすることができる。
【0016】
【考案の効果】本考案は、上述のように、外周接地側に
周方向に所定間隔をおいてラグを突設した無端状の弾性
材料製クローラ本体内に、芯金が周方向に所定間隔をも
って埋設されると共に、該芯金の接地側に幅方向複数条
の抗張体が周方向に埋設され、周方向芯金間でかつ幅方
向抗張体間に駆動輪係合孔が形成され、クローラ本体内
に抗張体の接地側に位置して本体幅方向の長さが前記芯
金よりも長い補強材が埋設されている弾性クローラであ
って、前記補強材は本体周方向において周方向全幅が芯
金及びラグとオーバラップされており、その本体幅方向
両側部は芯金の両端から外方に突出されかつラグの略外
端まで延設されていることを特徴とするものであるか
ら、クローラの芯金及びラグ位置での略全幅にわたる剛
性、牽引力、浮力等を補強材で補助増大することがで
き、その分、芯金の長さを短くして、小型・軽量化する
ことができ、補強材を設けてもそれは芯金及びラグに対
応した位置にあるので、クローラが駆動輪等に巻き掛か
るときに容易に湾曲でき、円滑な走行を維持できる。
周方向に所定間隔をおいてラグを突設した無端状の弾性
材料製クローラ本体内に、芯金が周方向に所定間隔をも
って埋設されると共に、該芯金の接地側に幅方向複数条
の抗張体が周方向に埋設され、周方向芯金間でかつ幅方
向抗張体間に駆動輪係合孔が形成され、クローラ本体内
に抗張体の接地側に位置して本体幅方向の長さが前記芯
金よりも長い補強材が埋設されている弾性クローラであ
って、前記補強材は本体周方向において周方向全幅が芯
金及びラグとオーバラップされており、その本体幅方向
両側部は芯金の両端から外方に突出されかつラグの略外
端まで延設されていることを特徴とするものであるか
ら、クローラの芯金及びラグ位置での略全幅にわたる剛
性、牽引力、浮力等を補強材で補助増大することがで
き、その分、芯金の長さを短くして、小型・軽量化する
ことができ、補強材を設けてもそれは芯金及びラグに対
応した位置にあるので、クローラが駆動輪等に巻き掛か
るときに容易に湾曲でき、円滑な走行を維持できる。
【0017】また、外周接地側に周方向に所定間隔をお
いて幅方向一対のラグを千鳥状に突設した無端状の弾性
材料製クローラ本体内に、芯金が周方向に所定間隔をも
って埋設されると共に、該芯金の接地側にかつ芯金の両
端間の範囲内に幅方向複数条の抗張体が周方向に埋設さ
れ、周方向芯金間でかつ幅方向抗張体間に駆動輪係合孔
が形成され、クローラ本体内に抗張体の接地側に位置し
て本体幅方向の長さが前記芯金よりも長い補強材が埋設
されている弾性クローラであって、前記補強材は本体幅
方向の中央部から両側部が互いに周方向逆方向にずらさ
れており、中央部が本体周方向において周方向全幅が芯
金とオーバラップされており、前記両側部が本体周方向
において周方向全幅がラグ6 とオーバラップされかつ芯
金3 の両端より外方に突出されてラグの略外端まで延設
されていることを特徴とするものであるから、ラグが千
鳥状に配列されていても、クローラの芯金及びラグ位置
での略全幅にわたる剛性、牽引力、浮力等を補強材で補
助増大することができ、そ の分、芯金の長さを短くし
て、小型・軽量化することができ、かつ芯金を直線状に
形成していても補強材を介して千鳥配列のラグに荷重を
加えることができる。
いて幅方向一対のラグを千鳥状に突設した無端状の弾性
材料製クローラ本体内に、芯金が周方向に所定間隔をも
って埋設されると共に、該芯金の接地側にかつ芯金の両
端間の範囲内に幅方向複数条の抗張体が周方向に埋設さ
れ、周方向芯金間でかつ幅方向抗張体間に駆動輪係合孔
が形成され、クローラ本体内に抗張体の接地側に位置し
て本体幅方向の長さが前記芯金よりも長い補強材が埋設
されている弾性クローラであって、前記補強材は本体幅
方向の中央部から両側部が互いに周方向逆方向にずらさ
れており、中央部が本体周方向において周方向全幅が芯
金とオーバラップされており、前記両側部が本体周方向
において周方向全幅がラグ6 とオーバラップされかつ芯
金3 の両端より外方に突出されてラグの略外端まで延設
されていることを特徴とするものであるから、ラグが千
鳥状に配列されていても、クローラの芯金及びラグ位置
での略全幅にわたる剛性、牽引力、浮力等を補強材で補
助増大することができ、そ の分、芯金の長さを短くし
て、小型・軽量化することができ、かつ芯金を直線状に
形成していても補強材を介して千鳥配列のラグに荷重を
加えることができる。
【0018】更に、前記補強材の周方向幅は芯金及びラ
グの幅の略半分以下に設定されていることを特徴とする
ものであるから、重量を余り増加させることなく補強材
を設けることができる。
グの幅の略半分以下に設定されていることを特徴とする
ものであるから、重量を余り増加させることなく補強材
を設けることができる。
【図1】本考案の第1実施例を示す断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1の接地面側からみた下面図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す接地面側からみた下
面図である。
面図である。
【図5】弾性クローラの駆動輪への巻掛状態を示す説明
図である。
図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【図7】図6のB−B線断面図である。
1 弾性クローラ 2 クローラ本体 3 芯金 4 抗張体 5 補強材 6 ラグ
Claims (3)
- 【請求項1】 外周接地側に周方向に所定間隔をおいて
ラグを突設した無端状の弾性材料製クローラ本体内に、
芯金が周方向に所定間隔をもって埋設されると共に、該
芯金の接地側に幅方向複数条の抗張体が周方向に埋設さ
れ、周方向芯金間でかつ幅方向抗張体間に駆動輪係合孔
が形成され、クローラ本体内に抗張体の接地側に位置し
て本体幅方向の長さが前記芯金よりも長い補強材が埋設
されている弾性クローラであって、 前記補強材は本体周方向において周方向全幅が芯金及び
ラグとオーバラップされており、その本体幅方向両側部
は芯金の両端から外方に突出されかつラグの略外端まで
延設されていることを特徴とする弾性クローラ。 - 【請求項2】 外周接地側に周方向に所定間隔をおいて
幅方向一対のラグを千鳥状に突設した無端状の弾性材料
製クローラ本体内に、芯金が周方向に所定間隔をもって
埋設されると共に、該芯金の接地側にかつ芯金の両端間
の範囲内に幅方向複数条の抗張体が周方向に埋設され、
周方向芯金間でかつ幅方向抗張体間に駆動輪係合孔が形
成され、クローラ本体内に抗張体の接地側に位置して本
体幅方向の長さが前記芯金よりも長い補強材が埋設され
ている弾性クローラであって、 前記補強材は本体幅方向の中央部から両側部が互いに周
方向逆方向にずらされており、中央部が本体周方向にお
いて周方向全幅が芯金とオーバラップされており、前記
両側部が本体周方向において周方向全幅がラグ6 とオー
バラップされかつ芯金3 の両端より外方に突出されてラ
グの略外端まで延設されていることを特徴とする弾性ク
ローラ。 - 【請求項3】 前記補強材の周方向幅は芯金及びラグの
幅の略半分以下に設定されていることを特徴とする請求
項1又は2記載の弾性クローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992002651U JPH08227Y2 (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 弾性クローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992002651U JPH08227Y2 (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 弾性クローラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0612278U JPH0612278U (ja) | 1994-02-15 |
JPH08227Y2 true JPH08227Y2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=11535263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992002651U Expired - Lifetime JPH08227Y2 (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 弾性クローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08227Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4499226B2 (ja) * | 1999-12-20 | 2010-07-07 | 本田技研工業株式会社 | 高速走行車両用クローラベルト |
JP4671644B2 (ja) * | 2004-08-31 | 2011-04-20 | 株式会社ブリヂストン | ゴムクロ−ラの構造 |
JP7024393B2 (ja) * | 2017-12-26 | 2022-02-24 | 住友ゴム工業株式会社 | 弾性クローラ |
JP7099015B2 (ja) * | 2018-04-03 | 2022-07-12 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴムクローラ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3118880U (ja) * | 2005-11-25 | 2006-02-09 | 株式会社築島商店 | 傘 |
-
1992
- 1992-01-28 JP JP1992002651U patent/JPH08227Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0612278U (ja) | 1994-02-15 |
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