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JPH0822478A - 設計支援装置 - Google Patents

設計支援装置

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Publication number
JPH0822478A
JPH0822478A JP6153898A JP15389894A JPH0822478A JP H0822478 A JPH0822478 A JP H0822478A JP 6153898 A JP6153898 A JP 6153898A JP 15389894 A JP15389894 A JP 15389894A JP H0822478 A JPH0822478 A JP H0822478A
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JP
Japan
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area
room
room area
input
rectangular
Prior art date
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JP6153898A
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English (en)
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JP3578487B2 (ja
Inventor
Takashi Oba
隆 大場
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
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Publication of JPH0822478A publication Critical patent/JPH0822478A/ja
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Publication of JP3578487B2 publication Critical patent/JP3578487B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 間取り等の住宅の意匠の決定と、耐力壁の配
置等の住宅の構造の決定とを分離するとともに、間取り
の入力を誰にでもできる容易なものとする。 【構成】 本発明の設計支援装置は、間取り等の意匠の
入力を行った後に、耐力壁の配置やその他の構造部材の
割付を行い、強度をチェックするようになっている。そ
して、間取りの入力に際しては、対角線上の頂点を入力
する容易な操作で各部屋の領域を部屋領域入力手段dに
より入力できるようになっている。また、同様の容易な
操作により、部屋領域切り取り手段g及び部屋領域合成
手段jを用いて、部屋領域の一部削除や部屋領域の拡張
ができるようになっている。また、部屋領域移動手段n
により部屋の領域の移動ができるようになっている。さ
らに、収納領域入力手段pにより部屋領域に所属した状
態で押入等の収納領域を入力できるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物を設計するため
の設計支援装置にかかわり、特に住宅の構造を決定する
前に住宅の間取りを簡便に入力し、その後に住宅の構造
を決定する設計支援装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、建築物を構築しようとする者
(施主)にとって、建築物の設計を行う場合には、各階
の間取りや、屋根の形状や窓やドアの位置等の建築物の
意匠を決めることが大きな問題となる。
【0003】一方、実際に建築物を設計する設計者は、
施主が希望する建築物の意匠を具現化するにあたって、
その重要な要素として建築物の強度が所定以上の値とな
ることを考慮しながら、建築物の設計を行うことにな
る。すなわち、設計者は設計の段階において、建築物に
かかる応力に対応して躯体となる柱や梁や耐力壁等の強
度や配置位置等を決め、かつ、強度計算により設計すべ
き建築物の強度を確認しながら意匠を最終的に決定する
必要がある。
【0004】すなわち、住宅等の建築物の設計にあたっ
ては、単に間取り等の住宅の意匠だけを単独で決めるこ
とができず、常に建築物の強度を考慮しながら間取りを
決める必要があり、設計の知識を持たない施主がかって
に間取り等の意匠を決定することができない。
【0005】従って、従来の建築物の設計においては、
施主がかってに部屋の間取りを変えたり、柱の位置を変
えたり、窓やドア等の壁面に設けられる開口部の位置を
変えたりすることはできず、施主から間取りや柱の位置
や開口部の位置の変更の要望がでた場合には、設計者
が、強度を考慮して柱や梁の位置を変更したり、耐力壁
の位置や量を変更する必要があった。
【0006】また、住宅の床や壁や屋根を主に矩形状の
パネルから構築するパネル構法が知られている。このよ
うなパネル構法からなる住宅においては、主に、壁を構
成するパネルにより床や屋根を支持し、かつ、床や屋根
にかかる荷重を床や屋根に割り付けられるパネルが支持
するとともに、該床や屋根に割り付けられたパネルが上
記荷重を上記壁に割り付けられるパネルに伝達するよう
になっており、柱や梁をあまり用いないようになってい
る。
【0007】そして、パネル構法による建築物において
は、壁の位置、すなわち垂直荷重、水平荷重に対応する
耐力壁や垂直荷重に対応する支持壁の配置を考慮して間
取りを決める必要があり、また、上記耐力壁や支持壁に
支持される床パネルや屋根パネルの強度を考慮する必要
がある。
【0008】従って、パネル構法による建築物において
も、間取り等の意匠の決定と壁パネル、床パネル、屋根
パネル等の割り付けによる強度の決定とを同時進行的に
行う(一般的には、壁や床の屋根の配置を考慮しながら
間取りを決める)必要があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パネル構法
により構築される住宅において、上述のように住宅の構
造を考慮しながら間取り等の住宅の意匠を決める必要が
あるならば、パネル構法による具体的な設計技術の知識
を持たない者に間取りを決定することができず、施主は
住宅の意匠についての自分の意向を設計者に伝達し、設
計者が最終的に住宅の構造に基づいた住宅の意匠を決定
することになり、施主の意向が住宅の意匠に完全に取り
入れられるとは限らなかった。
【0010】一方、本出願人らは、パネル構法における
住宅においては、耐力壁が予め決められた制限内で配置
されていれば、充分な強度を有する住宅を構築できるよ
うに、パネル自体の強度を設定し、上記制限の範囲内で
あれば、一般的な住宅の間取りにおいては、どのような
間取りであっても、充分な強度を有する住宅とすること
を可能としていた。
【0011】従って、本出願人らは、上記制限内であれ
ば、施主が住宅の間取り等の意匠を決定した後に、上記
住宅の意匠に基づいて、パネルの割り付け等の住宅の構
造の決定を行うとともに強度のチェックを行うようにし
ても、強度のチェックにおいて問題がでる可能性が低
く、問題がでた場合でけ住宅の意匠を修正するようにす
れば良いとの考えに至った。
【0012】そして、本出願人らは、以上のような方法
で住宅を設計するとともに、上記方法に基づいた設計支
援装置を開発することにより、施主の住宅の意匠に対す
る意向を容易に取り入れることができるとともに、設計
自体の期間の短縮とコストの低減を図ることができると
の考えに至った。
【0013】しかし、設計者以外の施主や住宅販売の営
業担当者が、住宅の意匠を上記設計支援装置に入力する
ことを考慮した場合に、従来の設計支援装置では操作が
難しく、施主や営業担当者に大きな負担をかける可能性
があり、また、設計支援装置における意匠入力に専任の
オペレータが必要となった場合には、コストの削減を図
ることが難しくなる。
【0014】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、パネルから構築される建築物の設計において、
住宅の間取り等の住宅の意匠を入力した後に、住宅の構
造の決定及び住宅の強度のチェックを行うことができる
設計支援装置を開発するにあたって専任のオペレータで
なくとも、容易に住宅の間取りを入力することができる
設計支援装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記請求項1記載の本発
明の設計支援装置は、図1に示すように、建築物を設計
するためのものであり、入力すべき矩形領域の対角線上
の一対の頂点を入力する頂点入力手段aと、上記頂点入
力手段aに入力された一対の頂点に基づいて矩形領域を
生成する矩形領域生成手段cと、上記矩形領域生成手段
cに生成された矩形領域を部屋領域として認識する部屋
領域認識手段cとを備えた部屋領域入力手段dを具備し
てなり、 かつ、上記部屋領域入力手段dに入力された
部屋領域の境界に沿って開口部を含む壁の領域を配置
し、さらに、上記部屋領域に基づいて、基礎、床、屋根
等の領域を割り付けることにより建築物の構造を決定す
ることを上記課題を解決する手段とした。
【0016】上記請求項2記載の本発明の設計支援装置
は、上記頂点入力手段aと、上記矩形領域生成手段b
と、上記矩形領域生成手段bに生成された矩形領域を切
り取り領域として認識する切り取り領域認識手段eと、
上記部屋領域入力手段dにより入力された部屋領域に重
ねて、上記切り取り領域を生成させた場合に、上記部屋
領域の上記切り取り領域と重複する部分を削除し、残り
の部屋領域を新たな部屋領域とする残部部屋領域認識手
段fと、を備えた部屋領域切り取り手段gを具備してな
ることを上記課題を解決する手段とした。
【0017】上記請求項3記載の本発明の設計支援装置
は、上記頂点入力手段aと、上記矩形領域生成手段b
と、上記矩形領域生成手段bに生成された矩形領域を合
成領域として認識する合成領域認識手段hと、上記部屋
領域入力手段dにより入力された部屋領域に重ねるかも
しくは接して、上記合成領域を生成させた場合に、上記
部屋領域と上記合成領域とを合わせた領域を新たな部屋
領域として認識する合成部屋領域認識手段iと、を備え
た部屋領域合成手段jを具備してなることを上記課題を
解決する手段とした。
【0018】上記請求項4記載の本発明の設計支援装置
は、上記部屋領域を指示する部屋領域指示手段kと、上
記部屋領域指示手段kに指示された部屋領域の移動先の
位置を指示する移動先指示手段lと、上記部屋領域指示
手段kに指示された部屋領域の位置を、上記移動先指示
手段lに指示された位置に変更する部屋領域位置変更手
段mとを備えた部屋領域移動手段nを具備してなること
を上記課題を解決する手段とした。
【0019】上記請求項5記載の本発明の設計支援装置
は、上記部屋領域指示手段kと、上記頂点入力手段a
と、上記矩形領域生成手段bと、上記部屋領域指示手段
kに指示された部屋領域に重ねるかもしくは接して上記
矩形領域生成手段bに生成された矩形領域を収納領域と
して認識する収納領域認識手段oとを備えた収納領域入
力手段pを具備してなることを上記課題を解決する手段
とした。
【0020】
【作用】上記請求項1記載の構成によれば、設計支援装
置は、部屋領域入力手段dにより入力された部屋領域に
基づいて建築物の設計を行うようになっている。すなわ
ち、部屋領域入力手段dにおいては、まず、頂点入力手
段aにより、入力すべき部屋領域の対角線上の二つの頂
点の位置が入力される。そして、上記矩形領域生成手段
bにより、上記二つの頂点の位置で、形状と位置が決定
された矩形領域が生成される。
【0021】そして、生成された矩形領域が、部屋領域
認識手段cにより部屋領域として認識される。以上のよ
うに、この発明の設計支援装置によれば、各部屋の配置
すなわち、間取りを入力する際には、各部屋の対角線上
の一対の頂点の位置を指示するだけの容易な操作で各部
屋の配置位置を容易に入力していくことができる。
【0022】そして、上述のように容易に部屋の配置が
入力された段階で、部屋を囲む壁の位置が決定され、上
記壁の位置により、壁に配置する壁パネルや、壁に支持
される床や屋根等の配置を決め、床や屋根に床パネルや
屋根パネルを配置していくことができる。従って、上述
のように容易に入力された部屋の配置から、最終的に住
宅の構造を決定していくことができる。
【0023】また、上記構成に加えて請求項2記載の構
成によれば、上記部屋領域切り取り手段gが、以下のよ
うにして、上記部屋領域入力手段dにより入力された部
屋領域の一部を削除するようになっている。すなわち、
上記頂点入力手段aと、上記矩形領域生成手段bとによ
り生成された矩形領域が、上記切り取り領域認識手段e
により切り取り領域として認識される。
【0024】そして、残部部屋領域認識手段fが、上記
部屋領域入力手段dにより入力された部屋領域と上記切
り取り領域とが重なっていた場合に、上記部屋領域の上
記切り取り領域と重なった部分を削除し、残った部分を
新たな部屋領域として認識することで、部屋領域の一部
削除が行えるようになっている。
【0025】また、上記構成に加えて、上記請求項3記
載の構成によれば、部屋領域合成手段jが、以下のよう
にして、上記部屋領域入力手段dに入力された部屋領域
に新たな領域を追加して部屋領域を拡張するようになっ
ている。すなわち、上記頂点入力手段a及び矩形領域生
成手段bにより新たに生成された矩形領域を、上記合成
領域認識手段hが、合成領域として認識する。そして、
上記合成部屋領域認識手段iが、上記部屋領域入力手段
dにより入力された部屋領域と上記合成領域とが重なる
か接している場合に、上記部屋領域と上記合成領域とを
合わせた領域を新たな部屋領域として認識することで、
部屋領域への領域の追加が行えるようになっている。
【0026】また、上記構成に加えて、上記請求項4記
載の構成によれば、部屋領域移動手段nが、以下のよう
にして、上記部屋領域入力手段dに入力された部屋領域
の位置を移動するようになっている。
【0027】すなわち、上記部屋領域位置変更手段o
が、上記部屋領域指示手段kに指示された部屋領域の位
置を、上記移動先指示持手段lに指示された位置に変更
することにより、部屋領域を移動するようになってい
る。また、上記構成に加えて、上記請求項5記載の構成
によれば、収納領域入力手段pは、以下のようにして、
一つの部屋領域に所属する収納領域を入力するようにな
っている。
【0028】すなわち、上記部屋領域指示手段kに指示
された部屋領域に対して、重なるか接するように、上記
頂点入力手段a及び矩形領域生成手段bが矩形領域を生
成した場合に、上記収納領域認識手段oが、上記矩形領
域を上記部屋領域に対する収納領域として認識するよう
になっている。
【0029】なお、上記「課題を解決するための手段」
及び「作用」の欄において、図1に示されるブロック図
の符号を用いて本発明を説明したが、本発明は図1のブ
ロック図に限定されるものではない。
【0030】
【実施例】以下に、本発明の一実施例の設計支援装置を
図面を参照して説明する。図2に示すように この実施
例の建築物の設計支援装置は、周知のように中央演算処
理ユニットや内部記憶装置となるRAM(random acces
s memory)及びROM(read only memory)等のメモリ
などを備えた演算処理装置(コンピュータ)1と、ハー
ドディスク、光磁気ディスク等からなる補助記憶装置2
と、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(liquid cry
stal display)からなるカラーディスプレイ装置等の表
示装置3と、キーボード等からなる入力装置4と、マウ
ス、タブレット、デジタイザー等からなるポインティン
グデバイス(座標位置入力装置)5と、プリンター及び
プロッター等からなる出力装置6とを基本的構成とする
ものである。
【0031】上記補助記憶装置2には、住宅を構築する
ための各種部材の内部コードNo.、グラフィックデー
タ、形状データ、発注用製品コードNo.、各種部材の
単価等がデータベースとして記憶されている。また、上
記補助記憶装置2は、間取り等の意匠の入力を行うため
のプログラムや、入力された意匠とこの実施例のパネル
からなる住宅の強度上のロジックとに基づい各種部材の
割り付け等行うための住宅の構造を決定するプログラム
や、これらプログラムの処理に必要なデータが記憶され
ている。
【0032】なお、この実施例の設計支援装置におい
て、住宅の意匠の入力として、各部屋を囲む壁の配置を
入力するにあたって、各部屋の領域を入力するようにな
っている。そして、上記演算処理装置1は、上記各部屋
の領域の入力にあたって、上記座標位置入力手段5から
二つの点が入力された際に、これらの点を一つの対角線
上の二つの頂点とする矩形領域を生成し、該矩形領域を
部屋領域とする機能を有する。
【0033】また、演算処理装置1は、上記部屋領域に
重ねて矩形上の切り取り領域を入力した際に、上記部屋
領域と切り取り領域とが重なった部分を削除し、残った
部分を新たな部屋領域とする機能を有する。
【0034】また、演算処理装置1は、上記部屋領域に
接するか重ねて矩形上の合成領域を入力した際に、上記
部屋領域と合成領域とを合わせた領域を新たな部屋領域
とする機能を有する。
【0035】また、演算処理装置1は、上記部屋領域が
座標位置入力手段5により指示されるとともに移動先の
位置もしくは移動量が指示された場合に、上記部屋領域
を移動先の位置に移動するかもしくは入力された移動量
だけ移動する機能を有する。
【0036】さらに、上記演算処理装置1は、上記部屋
領域が入力手段4もしくは座標位置入力手段5により指
示されるとともに、上記部屋領域に重ねてもしくは接し
て収納領域が入力された場合に、上記収納領域を上記部
屋領域に所属する収納領域として認識する機能を有す
る。
【0037】また、上記演算処理装置1は、上記プログ
ラムに基づき、上述のように入力された住宅の部屋領域
に基づき、充分な強度を有する住宅の構造を決定する機
能を有する。すなわち、演算処理装置1は、上述のよう
に入力された部屋の周囲に開口部を含む壁を配置するよ
うになっている。なお、壁における開口部の配置は、オ
ペレター指示に基づいて決定される。
【0038】そして、演算処理装置1は、上述の各部屋
を囲む壁の配置に基づき、垂直荷重及び水平荷重に対応
する耐力壁と垂直荷重に対応する支持壁25とをそれぞ
れ配置可能な位置を示す耐力壁線と支持壁線とを作成す
る機能を有する。また、演算処理装置1は、上述のよう
に作成された耐力壁線上において耐力壁を配置可能部
分、すなわち開口部がない部分を認識し、耐力壁を配置
可能な部分の量が、住宅の強度を保つのに充分な量か否
かを判断する機能を有する。
【0039】そして、演算処理装置1は、各部屋を囲む
壁に基づいて、壁パネルを割り付ける壁の領域、床パネ
ル44を割り付ける床の領域、屋根パネルを割り付ける
屋根の領域等を認識する機能を有する。なお、屋根に
は、切妻屋根や寄棟屋根やその他の形状があり、屋根の
領域の決定は、オペレータが指示した屋根の形状に基づ
いて行われる。
【0040】そして、演算処理装置1は、上記壁の領
域、床の領域、屋根の領域にパネルやその他の部材を割
り付ける機能を有する。さらに、演算処理装置1は、壁
パネルや屋根パネルや梁等のように水平もしくは斜めに
配置され、少なくともその一端を壁等の支持部材に支持
されて配置される部材について断面算定(断面設計)の
チェックを行う機能を有する。
【0041】すなわち、この実施例の設計支援装置は、
パネルから構築される住宅において、図3のブロック図
に示すように、住宅の意匠の入力を行う意匠入力機能ア
と、上記意匠に基づいて耐力壁を割り付ける耐力壁割付
機能イと、割り付けられた耐力壁の量をチェックする耐
力壁量チェック機能ウと、壁等に支持される床や屋根の
断面算定を行う断面算定機能エと、基礎の配置の決定や
床、壁、屋根へのパネルの割り付け等の住宅の構造を決
定する構造モデル作成機能オと割り付けられた部材の価
格のデータを積算して見積りを求める見積り作成機能カ
を有する。
【0042】上記意匠の入力にあたっては、後述するよ
うに住宅の各階の間取りとなる部屋領域の配置を入力す
るとともに、窓やドアや階段やトイレやバスやシステム
キッチンや内装材や外装材や住宅の躯体とならない部材
を入力するようになっている。また、屋根の種類や形状
を入力するようになっている。
【0043】また、上記耐力壁の割り付けにあたって
は、部屋領域の周囲に壁が配置されるものとし、予め決
められた部分、例えば、窓、入出口、通路等の開口部を
除く、部屋の外周及び壁のコーナー部や交点部、及び住
宅の内部の一定間隔以内の内壁などに自動的に耐力壁を
割り付けるようになっている。
【0044】また、耐力壁の量をチェックするにあたっ
ては、住宅を複数に分割し、かつ、各分割領域内に予め
決められた以上の耐力壁が割り付けられているかどかを
チェックするようになっている。また、耐力壁以外の壁
の部分に支持壁や間仕切り壁を自動的に割り付けるよう
になっている。
【0045】そして、構造を決定するにあたっては、入
力された部屋の領域に基づいて壁の領域や基礎の配置を
決めるとともに、床の領域や屋根の領域を決め、上記壁
や床や屋根の領域に床や壁や屋根を構成するパネルとそ
の他の部材を自動的に割り付けるようになっている。
【0046】また、床や屋根や屋根の一部を支持する梁
や壁の開口部の上に配置される小壁パネルやマグサ等の
断面算定を行い、床や屋根にかかる荷重に対して床や屋
根が充分な強度を有するかどうかを確認するようになっ
ている。
【0047】そして、上述のように構造が略自動的に決
定されるとともに、設計者により再度、強度や各部材の
割り付けがチェックされ、最終的に住宅の構造を決定す
るようになっている。さらに、住宅を構成する各部材が
割り付けられた段階で、補助記憶装置2に記憶された各
部材の価格のデータ(例えば、原価、販売価格、施工費
用等)に基づいて、発注書や見積書を算出するようにな
っている。
【0048】次に、以上のように構成の設計支援装置に
おける部屋領域の入力方法について説明する。ここで、
部屋領域の入力は、上記設計支援装置における住宅の意
匠の入力において最初に行われる作業である。また、上
記住宅の意匠の入力において部屋領域は、躯体となるパ
ネルから構築される住宅において、住宅の構造及び強度
を決定する大きな要因となるものであり、住宅の構造上
不可欠のものである。
【0049】一方、住宅を取得しようとする施主にとっ
ても、住宅の間取りを決定することになる部屋領域の入
力は、住宅を考えた上で重要なものであり、一般的に試
行錯誤を繰り返して決定するものである。
【0050】そして、この実施例の設計支援装置は、場
合によって、施主が直接もしくはオペレータ(例えばは
営業担当者)を介して、入力画面を見ながら意匠を入力
できるようにすることを一つの目的としている。なお、
部屋の領域の入力や壁の開口部の入力においては、構造
上の制限があるとともに、その他の点でも意匠入力上の
制限があるので、施主が直接意匠を入力するような場合
には、上記営業担当者が上述のような制限をアドバイス
する必要がある。
【0051】そして、上述のように構造の決定や強度の
チェックは、住宅の意匠の入力後に専門的なオペレータ
(例えば、設計者)によって行われるようになってい
る。そして、まず、部屋領域の入力においては、まず、
住宅の各階毎に部屋領域を入力することになる。
【0052】図4は、部屋領域の入力方法を示すフロー
チャートである。図4に示すように、部屋領域の入力に
あたっては、まず、予め設定され、ポップアップメニュ
ーに登録された部屋名から一つの部屋名を選択指示する
(ステップA1)。
【0053】該部屋名は、例えば、リビング、ダイニン
グ、キッチン、トイレ、バスルーム、階段、納戸、和
室、洋室、押入等のようになっており、間取り図に記載
されるような部屋の種類を示すものであり、後に各部屋
に建具や内装材や備品等を配置する際に参考にされると
ともに、間取り図においても必要なものである。次に、
部屋領域となる矩形領域の位置と大きさを設計支援装置
に指示する必要がある。
【0054】この際には、図5に示すように、上記矩形
領域の一つの頂点を始点11として入力画面上10にお
いて、座標位置入力装置5により指示する(ステップA
2)。なお、上記入力画面10上には、グリッド線(図
5等においてはグリッド線の交点12を図示)が設定し
てあり、設計の基準となる長さの1/2もしくは1/4
後とにグリッド線が配置され、入力画面10上で点や線
を入力する場合には、座標位置入力装置5から指示され
る位置がグリッド線からずれていても、最も近いグリッ
ド線上に上記位置を強制的にずらす機能を有する。
【0055】従って、グリッドに沿って入力された部屋
領域に基づいて、壁や床の領域を決定し、これら領域に
パネルを割り付ける際に、パネルの寸法が上記基準とな
る長さに基づいていれば、比較的容易にパネルが割り付
けられるようになっている。
【0056】また、敷地等の条件等によってグリッド線
上に部屋領域の位置を示す点や線が配置されない方が好
ましい場合もあり、このような場合には、上記グリッド
から外れて、点や線を配置することもできるようになっ
ている。
【0057】そして、上述のように矩形領域の始点11
を配置した後に、図6に示すように、上記始点11を一
つの頂点する矩形領域の対角となる頂点を終点13とし
て指示する(ステップA3)。そして、始点11と終点
13とが入力されることにより、演算処理装置1は、図
7に示すように上記始点11と終点13とを一つの対角
線上の頂点とする矩形領域14を生成し、これを入力画
面10に表示する。
【0058】そして、演算処理装置1は、上記矩形領域
14をチェックし、上記矩形領域14を部屋領域15と
して判定する(ステップA4)。なお、上記チェックに
際して、パネルから構築される住宅において、耐力壁と
なる壁の配置等の制限(例えば、一つの部屋の最大面積
や、耐力壁となる壁の間隔(すなわち、部屋の最大幅)
等の制限)があり、これを逸脱している場合は、部屋領
域15として認識されないようにすることができる。
【0059】また、先に入力された部屋領域15と後に
入力された部屋領域15とに重なりがある場合は、どち
らかを優先し、優先された一方の部屋領域15がそのま
まの形状で残り、他方の部屋領域15の一方の部屋領域
15と重なる部分が削除されるようすることもできる。
【0060】また、後述するように、一つの階層に上下
に二つの空間が形成される場合、すなわち、ロフトや床
下収納(収納スペースを一つの部屋とした場合)等のよ
うな場合は、二つの部屋領域15の重なった部分をその
まま重複部屋16(図8に図示)として残す指示もでき
るようになっている。
【0061】次に、上記入力画面10上において、決定
された部屋領域の中央部に上述のように入力された部屋
名を表示する(ステップA5)。そして、上記部屋領域
15は、上記住宅の構造の決定にあたって、床領域とさ
れることになり、部屋領域15の外周線に沿って配置さ
れる基礎や壁に支持されるように床パネルが割り付けら
れることになるが、ここで、矩形上の部屋領域15に割
り付けられる床パネルの長さ方向(以下に、敷き方向と
称す)を指示しておくようになっている(ステップA
6)。
【0062】この場合に、床パネルの長さに制限がある
とともに、長い床パネルの場合には、床パネルの両端の
間に床パネルを指示する土台や梁が必要となる場合もあ
り、これのことを考慮して敷き方向を決定する。
【0063】なお、敷き方向は、上述の住宅の構造の決
定に際し、容易に修正できるようになっており、ここで
は、あまり床パネルのことを考慮しなくとも、取りあえ
ず敷き方向を入力するだけで良い。
【0064】また、床パネルの敷き方向は、入力画面1
0上において上下左右の4方向に限定されており、上下
左右を示す矢印がポップアップメニューとして入力画面
10に表示されるようになっている。
【0065】次に、上述した重複部屋16の入力を行
う。この場合には、まず、ロフトや床下収納等の予め用
意された部屋名をポップアップメニューから選択し、重
複部屋16となる部分の始点11と終点13を入力す
る。そして、演算処理装置1が、上述のように、上記始
点11と終点13とに基づいて矩形領域14を生成し、
該矩形領域14を重複部屋16として判定する。
【0066】次に、入力された部屋領域15の形状を変
更する場合について説明する。入力された部屋領域15
の形状の変更には、この実施例の設計支援装置におい
て、入力された部屋領域15から矩形領域14を切り取
る方法と、矩形領域14を合成する方法とがある。
【0067】そして、図9は、部屋領域15から矩形領
域14を切り取る方法を説明するためのフローチャート
である。まず、部屋領域15から矩形領域14を切り取
るには、図10及び図11に示すように上記部屋領域1
5に重なるように矩形領域14を入力するために、始点
11と終点13とを座標位置入力装置5により入力する
(ステップB1、ステップB2)。
【0068】そして、演算処理装置1は、後述するよう
に部屋領域15と矩形領域14との重なり方を判定し、
重なり方が予め設定された重なり方に適合する場合に
は、上記矩形領域14を切取領域17として認識し、適
合しない場合には、再度矩形領域の入力を要求する(ス
テップB3)。
【0069】そして、矩形領域14が切取領域17とし
て認識された場合には、演算処理装置が、部屋領域15
と切取領域17との重複部分を削除し、部屋領域15の
残った部分を新たに部屋領域15として認識し、これを
入力画面10に表示する(ステップB4)。
【0070】また、上述の部屋領域15の一部削除によ
り、部屋名の表示位置18(図12に図示)が、適切な
位置でなくなる可能性があるので、演算処理装置1は、
オペレータに部屋名を移動するか否かをたずねるように
なっている。
【0071】そして、オペレータが部屋名を移動するか
どうかを入力し、演算処理装置1が、上記入力内容が部
屋名の移動か否かを判断し(ステップB5)、部屋名を
移動する場合には、図12に示すように入力画面上でオ
ペレータが部屋名の位置18の移動先を指示し、図13
に示すように演算処理装置1が上記指示に従って、部屋
名を移動表示する。なお、部屋領域の変更により部屋名
が適切な位置で無くなった場合、すなわち、部屋名が部
屋領域の境界と重なった場合や、部屋名が部屋領域から
出てしまった場合には、演算処理装置1に部屋名の領域
を認識させ、部屋領域と部屋名の領域が完全に重複する
ように、部屋名を自動的に移動することもできる。
【0072】図14ないし図17は、部屋領域15と切
取領域17との重なり方のパターンを示すものである。
そして、図14は演算処理装置1が部屋領域15の一部
削除を行うパターンを示し、図15は、部屋領域15の
一部削除を行わないパターンを示す。
【0073】図14に示すように、部屋領域15と切取
領域17との重複部分を部屋領域15から削除した場合
に、残りの領域を一つの新たな部屋領域15とすること
ができれば、部屋領域15の一部削除を行うようになっ
ている。
【0074】また、図15に示すように、部屋領域15
の中に切取領域17が完全に含まれ、残りの領域がドー
ナッツ状(穴が開いた状態)となる場合、部屋領域15
が完全に無くなってしまう場合、部屋領域15が分割さ
れてしまう場合、部屋領域15と切取領域17とが重な
っていない場合には、部屋領域15の一部削除を行わな
いようになっている。
【0075】また、図16、図17は、二つ以上の部屋
領域15、15にまたがって切取領域17が入力された
場合を示し、図16は演算処理装置1が部屋領域15の
一部削除を行うパターンであり、図17は、部屋領域1
5の一部削除を行わないパターンである。
【0076】図16に示すように、一つの一つの部屋領
域15で見た場合には、基本的に、図14に示す場合と
同様に、部屋領域15と切取領域17との重複部分を部
屋領域15から削除した場合に、残りの領域を一つの新
たな部屋領域15とすることができれば、部屋領域15
の一部削除を行うようになっている。
【0077】また、図17に示すように、一つの一つの
部屋領域15で見た場合には、基本的に、図15に示す
場合と同様に、部屋領域15が完全に無くなってしまう
場合、部屋領域15が分割されてしまう場合には、部屋
領域15の一部削除を行わないようになっている。
【0078】また、一度、部屋領域15の入力を終了
し、部屋領域15の周囲に壁を生成した後に、部屋領域
15の入力に戻って切取領域17を入力した場合に、壁
と切取領域17とが重なる場合には、部屋領域15の一
部削除を行わないようになっている。
【0079】さらに、上記ロフトや床下収納等の重複部
屋16や、複数の部屋にまたがるロフトや床下収納など
のオーバーラップ収納に切取領域17が入力された場合
にも、部屋領域15の一部削除を行わないようになって
いる。
【0080】次に、部屋領域15に矩形領域14を追加
して合成し、部屋領域15を拡張する方法を説明する。
図18は、部屋領域15への矩形領域14の合成による
拡張方法を説明するためのフローチャートである。
【0081】まず、拡張すべき部屋領域15を指示する
(ステップC1)。図19は、指示された部屋領域15
の一例を示すものであり、ここでは、収納領域15aと
して押入が従属する部屋領域15が指示されたものとす
る。
【0082】次に、図20に示すように部屋領域15に
合成する矩形領域14の始点11を指示する(ステップ
C2)。そして、図21に示すように上記矩形領域14
の終点13を指示し(ステップC3)、演算処理装置1
が矩形領域14を生成し、これを入力画面10上に表示
する。
【0083】そして、演算処理装置1は、後述するよう
に部屋領域15と矩形領域14との位置関係を認識し、
部屋領域15に矩形領域14とを合成できるかどうかを
判断し、合成できる場合は、矩形領域14を合成領域1
9として認識し、合成できない場合は、矩形領域14を
合成領域19として認識せずに、矩形領域の再入力を促
すようになっている(ステップC4)。
【0084】そして、合成領域19が認識された場合に
は、図22に示すように、演算処理装置1が、部屋領域
15と合成領域19とを合成した領域を新たな部屋領域
15として認識し、入力画面10に表示する。なお、図
22においては、部屋領域15が、収納領域15a側に
延出して、収納領域15aが縮小された状態となってい
る。
【0085】図23ないし図27は、部屋領域15と合
成領域19との位置関係のパターンを示すものである。
そして、図23及び図24は演算処理装置1が部屋領域
15の拡張を行うパターンを示し、図25は、部屋領域
15の拡張を行わないパターンを示す。
【0086】図23及び図24に示すように、部屋領域
15と合成領域17とを合成した場合に、一つの部屋領
域15として、合成前の部屋領域15より大きくなれ
ば、部屋領域15の拡張を行うようになっている。
【0087】また、図25に示すように、部屋領域15
と合成領域19と合成しても、元の部屋領域15より大
きくならなければ、部屋領域15の拡張を行わないよう
になっている。また、部屋領域15と合成領域19と
が、重なりも接触もしていない場合にも、一つの部屋領
域15として拡張できないので、拡張を行わないように
なっている。
【0088】また、図26、図27は、二つ以上の部屋
領域15、15にまたがって合成領域19が入力された
場合を示し、図26は演算処理装置1が部屋領域15の
拡張を行うパターンであり、図27は、部屋領域15の
拡張を行わないパターンである。
【0089】なお、図26及び図27において、二つ並
んだ部屋領域15、15のうちの左側の部屋領域15が
拡張を指示された部屋領域15であり、合成領域19と
右側の部屋領域15とが重なった場合は、右側の部屋領
域15において、合成領域19と重なった部分が削除さ
れるようになっている。
【0090】図26に示すように、一つの一つの部屋領
域15で見た場合には、基本的に、図23及び図24に
示す場合と同様に、部屋領域15と合成領域19とを合
成した際に、一つの部屋領域15として元の部屋領域1
5より広くなる場合に、演算処理装置1が部屋領域15
の拡張を行うようになっている。
【0091】また、二つの部屋領域15にまたがって、
合成領域19が入力された場合に一方の拡張される部屋
領域15(図中、左側)に対して他方の部屋領域15の
合成領域19と重なる部分が削除されることになるが、
この場合には、上記切取領域17の入力の場合と同様の
判定処理により、部屋領域15の一部削除が行えると判
定された際に、一方の部屋領域15の拡張が行われるよ
うになっている。
【0092】すなわち、図27に示すように、二つの部
屋領域15、15にまたがって合成領域19が入力され
た場合に、拡張される一方の部屋領域15(図中、左
側)に対して一部が削除される他方の部屋領域15が、
完全に削除されてしまう場合や、二つに分割されてしま
う場合に、部屋領域15の拡張を行わないようになって
いる。すなわち、部屋領域15の拡張においても、部屋
領域15の一部削除が伴う場合には、上述した部屋領域
15の一部削除の場合と同様の制限が行われるようにな
っている。
【0093】次に、入力された部屋領域15を移動する
場合について説明する。図28は、部屋領域15の移動
方法を説明するためのフローチャートである。部屋領域
の移動においては、まず、移動すべき部屋領域15を指
示し(ステップD1)、上記部屋領域15を移動するこ
とを確認するためにリターンキーを押す(ステップD
2)。もし、確認が大なわれない場合には、続けて部屋
領域15の指示を行う。
【0094】図29は、指示された移動すべき領域15
の一例を示すものである。次に、図30に示すように、
オペレータが部屋領域15の一つの頂点を、座標位置入
力装置5によって基準点20として指示するか、上記部
屋領域15のX軸及びY軸方向の移動量を入力装置4か
ら数値として入力する(ステップD3)。
【0095】そして、演算処理装置1は、オペレータに
よって基準点20が入力されたのか、移動量が入力され
たのかを判定し(ステップD4)、基準点20が入力さ
れた場合には、オペレータに図31に示すように移動先
基準点21の指示を要求し、部屋領域15を回転させた
い場合には、回転角を指示する(ステップD5)。
【0096】なお、回転角は、90度毎に制限されてお
り、予め角度が90度、180度、270度に設定され
たファンクションキーから一つを選択する。そして、演
算処理装置1は、移動量もしくは移動先基準点21に基
づいて部屋領域15を生成するが、この際に部屋領域判
定処理を行う(ステップD6)。
【0097】すなわち、部屋領域15を移動した場合
に、移動先に既にある部屋領域15と重なってしまう場
合に、移動先に既にある部屋領域15をどうするかを判
定する。基本的には、移動すべき部屋領域15をそのま
ま移動し、移動先の部屋領域15の移動すべき部屋領域
15と重なる部分を削除する。
【0098】そして、この際に、上述の部屋領域15を
一部削除する際の制限に対応しない場合は、部屋領域1
5の移動を行わないようになっている。そして、部屋領
域判定処理において問題がない場合には、部屋領域15
を移動し、図32に示すように移動した部屋領域15を
入力画面10に表示する。
【0099】なお、部屋領域15に所属する収納領域1
5aや重複部屋16等は、部屋領域15を移動した場合
に共に移動する。次に、部屋領域15に所属する収納領
域15aの入力方法を説明する。図33は、収納領域1
5aの入力方法を説明するためのフローチャートであ
る。
【0100】収納領域15aの入力にあたって、まず、
収納名を選択する(ステップE1)。収納名としては、
例えば、押入、クローゼット、納戸、床下収納、屋根裏
収納、階段下収納等をポップアップメニューから選択す
る。次に、収納領域15aが所属する部屋領域15を指
示する(ステップE2)。
【0101】図34は、指示された部屋領域15の一例
を示すものである。次に、図35に示すように収納領域
15aとなる矩形領域14の始点11を入力し(ステッ
プE3)、次に、図36に示すように終点13を入力す
る(ステップE4)。
【0102】次に、図37に示すように、演算処理装置
1が、収納領域15aとなる矩形領域14を生成し、該
矩形領域14を収納領域15aとできるかどうか、収納
領域判定処理を行う(ステップE5)。
【0103】この際には、部屋領域15と収納領域15
aとが、一辺で接触しているかどうかや、他の部屋領域
15と重なっている場合には、上記部屋領域15の削除
の制限内であるかどうか等が判定され、問題がなければ
入力された矩形領域14を収納領域15aとする。次
に、図37に示すように入力された収納領域15aを、
入力画面10に表示する。
【0104】以上のように、本実施例の設計支援装置に
よれば、容易に間取りの基本となる部屋領域15を入力
できるとともに、部屋領域15の一部削除、部屋領域1
5の合成、部屋領域15の移動、部屋領域15に所属す
る収納領域15aの入力が行えるようになっている。
【0105】そして、本実施例の設計支援装置において
は、上述のように入力された部屋領域を基準として各部
屋領域15を囲む壁や床等の領域が認識され、これら壁
や床にパネルが割り付けられ、さらに構造の強度的チェ
ックが行われて住宅の構造が決定されるようになってい
る。
【0106】すなわち、住宅の設計の基準となる部屋領
域の入力が極めて容易なものとなっているともに、住宅
の各部屋領域の入力等の住宅の意匠の入力が終わった後
に、専門的な知識を必要とする住宅の構造の決定と住宅
の強度のチェックが行われるようになっているので、住
宅の部屋領域の入力は、住宅の構造上の基本的な制限を
知っているか、上記制限のアドバイスを受けることによ
りい容易に行うことができ、例えば、住宅を購入しよう
とする施主や、施主に対応する営業担当者が、専門的オ
ペレータを介さずに、部屋領域の入力を行うことができ
る。
【0107】また、上述のように部屋領域の一部削除
や、部屋領域の拡張も容易に行うことができるので、こ
の実施例の設計支援装置を用いて思考錯誤しながら、施
主自信が最も納得のゆく間取りを構築していくことが容
易にでき、施主の印象を良くして住宅の販売をスムーズ
に行うことが可能となる。なお、上記実施例において図
面を用いて説明したが、これら図面は、部屋領域の入力
の一例であり、これら図面によって本発明が限定される
ことはない。
【0108】
【発明の効果】上記請求項1記載の設計支援装置によれ
ば、間取りの入力は、各部屋の対角線上の一対の頂点の
位置を指示するだけの容易な操作で各部屋の配置位置を
入力していくことにより容易に行うことができる。
【0109】そして、上述のように容易に部屋の配置が
入力された段階で、部屋を囲む壁の領域の位置や床の領
域の配置を決め、床や屋根に床パネルや屋根パネルを配
置していくことができる。従って、上述のように容易に
入力された部屋の配置から、最終的に住宅の構造を決定
していくことができる。
【0110】従って、部屋領域の入力が容易なことと、
専門的知識を必要とする住宅の構造の決定が部屋領域の
入力の後に行われることから、間取りの入力は、専門的
な知識を持たないもの、例えば、施主や住宅販売の営業
担当者にも行うことができ、間取り等の決定を施主や営
業担当者だけで行うことができる。
【0111】そして、上述のように施主や営業担当者に
より容易に間取りが決められることから、住宅販売に際
し、顧客が求める間取りを容易に決定して、住宅販売の
機会を増やすことができる。
【0112】また、請求項2記載の設計支援装置によれ
ば、上記頂点入力手段と、上記矩形領域生成手段とによ
り生成された矩形領域が、上記切り取り領域認識手段に
より切り取り領域として認識され、残部部屋領域認識手
段が、上記部屋領域入力手段により入力された部屋領域
と上記切り取り領域とが重なっていた場合に、上記部屋
領域の上記切り取り領域と重なった部分を削除し、残っ
た部分を新たな部屋領域として認識することで、容易に
部屋領域の一部削除が行えるようになっている。
【0113】また、上記請求項3記載の設計支援装置に
よれば、上記頂点入力手段及び矩形領域生成手段により
新たに生成された矩形領域を、上記合成領域認識手段
が、合成領域として認識し、上記合成部屋領域認識手段
が、上記部屋領域入力手段により入力された部屋領域と
上記合成領域とが重なるか接している場合に、上記部屋
領域と上記合成領域とを合わせた領域を新たな部屋領域
として認識することで、部屋領域への領域の追加が容易
に行えるようになっている。
【0114】また、上記請求項4記載の設計支援装置に
よれば、上記部屋領域位置変更手段は、上記部屋領域指
示手段に指示された部屋領域の位置を、上記移動指示持
手段に指示された位置に変更することにより、容易に部
屋領域を移動できるようになっている。
【0115】また、上記請求項5記載の設計支援装置に
よれば、上記部屋領域指示手段に指示された部屋領域に
対して、重なるか接するように、上記頂点入力手段及び
矩形領域生成手段が矩形領域を生成した場合に、上記収
納領域認識手段が、上記矩形領域を上記部屋領域に対す
る収納領域として認識するようになっており、容易に部
屋領域に所属する収納領域を入力できるようになってい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の設計支援装置の構成を説明するための
ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の設計支援装置の概略構成を
説明するためのブロック図である。
【図3】上記実施例の設計支援装置の基本機能を説明す
るためのブロック図である。
【図4】上記実施例の設計支援装置による部屋領域の入
力方法を説明するためのフローチャートである。
【図5】上記部屋領域の入力方法を説明するための入力
画面を示す図面である。
【図6】上記部屋領域の入力方法を説明するための入力
画面を示す図面である。
【図7】上記部屋領域の入力方法を説明するための入力
画面を示す図面である。
【図8】上記部屋領域の入力方法を説明するための入力
画面を示す図面である。
【図9】上記実施例の設計支援装置による部屋領域の一
部削除の方法を説明するためのフローチャートである。
【図10】上記部屋領域の一部削除の方法を説明するた
めの入力画面を示す図面である。
【図11】上記部屋領域の一部削除の方法を説明するた
めの入力画面を示す図面である。
【図12】上記部屋領域の一部削除の方法を説明するた
めの入力画面を示す図面である。
【図13】上記部屋領域の一部削除の方法を説明するた
めの入力画面を示す図面である。
【図14】上記部屋領域の一部削除における制限を説明
するための部屋領域と切取領域との位置関係のパターン
を示す図面である。
【図15】上記部屋領域の一部削除における制限を説明
するための部屋領域と切取領域との位置関係のパターン
を示す図面である。
【図16】上記部屋領域の一部削除における制限を説明
するための部屋領域と切取領域との位置関係のパターン
を示す図面である。
【図17】上記部屋領域の一部削除における制限を説明
するための部屋領域と切取領域との位置関係のパターン
を示す図面である。
【図18】上記実施例の設計支援装置による部屋領域の
拡張方法を説明するためのフローチャートである。
【図19】上記部屋領域の拡張方法を説明するための入
力画面を示す図面である。
【図20】上記部屋領域の拡張方法を説明するための入
力画面を示す図面である。
【図21】上記部屋領域の拡張方法を説明するための入
力画面を示す図面である。
【図22】上記部屋領域の拡張方法を説明するための入
力画面を示す図面である。
【図23】上記部屋領域の拡張における制限を説明する
ための部屋領域と合成領域との位置関係のパターンを示
す図面である。
【図24】上記部屋領域の拡張における制限を説明する
ための部屋領域と合成領域との位置関係のパターンを示
す図面である。
【図25】上記部屋領域の拡張における制限を説明する
ための部屋領域と合成領域との位置関係のパターンを示
す図面である。
【図26】上記部屋領域の拡張における制限を説明する
ための部屋領域と合成領域との位置関係のパターンを示
す図面である。
【図27】上記部屋領域の拡張における制限を説明する
ための部屋領域と合成領域との位置関係のパターンを示
す図面である。
【図28】上記実施例の設計支援装置による部屋領域の
移動方法を説明するためのフローチャートである。
【図29】上記部屋領域の移動方法を説明するための入
力画面を示す図面である。
【図30】上記部屋領域の移動方法を説明するための入
力画面を示す図面である。
【図31】上記部屋領域の移動方法を説明するための入
力画面を示す図面である。
【図32】上記部屋領域の移動方法を説明するための入
力画面を示す図面である。
【図33】上記実施例の設計支援装置による収納領域の
入力方法を説明するためのフローチャートである。
【図34】上記収納領域の入力方法を説明するための入
力画面を示す図面である。
【図35】上記収納領域の入力方法を説明するための入
力画面を示す図面である。
【図36】上記収納領域の入力方法を説明するための入
力画面を示す図面である。
【図37】上記収納領域の入力方法を説明するための入
力画面を示す図面である。
【符号の説明】
1 演算処理装置(矩形領域生成手段b、部屋領域
認識手段c、部屋領域入力手段d、切り取り領域認識手
段e、残部部屋領域認識手段f、部屋領域切り取り手段
g、合成領域認識手段h、合成部屋領域認識手段i、部
屋領域合成手段j、部屋領域位置変更手段m、部屋領域
移動手段n、収納領域認識手段o、収納領域入力手段
p) 4 入力装置 5 座標位置入力装置(頂点入力手段a、部屋領域
指示手段k、移動先指示手段l) 11 始点(矩形領域の一つの対角線上の一方の頂
点) 13 終点(矩形領域の一つの対角線上の他方の頂
点) 14 矩形領域 15 部屋領域 15a 収納領域 17 切取領域(切り取り領域) 19 合成領域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の設計支援装置であって、 入力すべき矩形領域の対角線上の一対の頂点を入力する
    頂点入力手段と、 上記頂点入力手段に入力された一対の頂点に基づいて矩
    形領域を生成する矩形領域生成手段と、 上記矩形領域生成手段に生成された矩形領域を部屋領域
    として認識する部屋領域認識手段と、 を備えた部屋領域入力手段を具備してなり、 かつ、上記部屋領域入力手段に入力された部屋領域の境
    界に沿って開口部を含む壁の領域を配置し、さらに、上
    記部屋領域に基づいて、基礎、床、屋根等の領域を割り
    付けることにより建築物の構造を決定することを特徴と
    する設計支援装置。
  2. 【請求項2】 上記頂点入力手段と、 上記矩形領域生成手段と、 上記矩形領域生成手段に生成された矩形領域を切り取り
    領域として認識する切り取り領域認識手段と、 上記部屋領域入力手段により入力された部屋領域に重ね
    て、上記切り取り領域を生成させた場合に、上記部屋領
    域の上記切り取り領域と重複する部分を削除し、残りの
    部屋領域を新たな部屋領域とする残部部屋領域認識手段
    と、 を備えた部屋領域切り取り手段を具備してなることを特
    徴とする請求項1記載の設計支援装置。
  3. 【請求項3】 上記頂点入力手段と、 上記矩形領域生成手段と、 上記矩形領域生成手段に生成された矩形領域を合成領域
    として認識する合成領域認識手段と、 上記部屋領域入力手段により入力された部屋領域に重ね
    るかもしくは接して、上記合成領域を生成させた場合
    に、上記部屋領域と上記合成領域とを合わせた領域を新
    たな部屋領域として認識する合成部屋領域認識手段と、 を備えた部屋領域合成手段を具備してなることを特徴と
    する請求項1または2記載の設計支援装置。
  4. 【請求項4】 上記部屋領域を指示する部屋領域指示手
    段と、 上記部屋領域指示手段に指示された部屋領域の移動先の
    位置を指示する移動先指示手段と、 上記部屋領域指示手段に指示された部屋領域の位置を、
    上記移動先指示手段に指示された位置に変更する部屋領
    域位置変更手段と、 を備えた部屋領域移動手段を具備してなることを特徴と
    する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の設計支
    援装置。
  5. 【請求項5】 上記部屋領域指示手段と、 上記頂点入力手段と、 上記矩形領域生成手段と、 上記部屋領域指示手段に指示された部屋領域に重ねるか
    もしくは接して上記矩形領域生成手段に生成された矩形
    領域を収納領域として認識する収納領域認識手段と、 を備えた収納領域入力手段を具備してなることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれかに記載の設計支援装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005100377A (ja) * 2003-08-26 2005-04-14 Jfe Steel Kk 建築物設計支援用情報端末及びサーバー並びに建築物設計支援システム
JP2021515946A (ja) * 2018-03-06 2021-06-24 ユーテクチャー グローバル リミテッドUtecture Global Limited 建物設計のための方法、システム、およびグラフィカルユーザーインターフェース

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