[go: up one dir, main page]

JPH08221978A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

Info

Publication number
JPH08221978A
JPH08221978A JP7023730A JP2373095A JPH08221978A JP H08221978 A JPH08221978 A JP H08221978A JP 7023730 A JP7023730 A JP 7023730A JP 2373095 A JP2373095 A JP 2373095A JP H08221978 A JPH08221978 A JP H08221978A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
circuit
semiconductor memory
data
memory device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7023730A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Sakata
健 阪田
Miki Takeuchi
幹 竹内
Shinji Horiguchi
真志 堀口
Yoshinobu Nakagome
儀延 中込
Hitoshi Tanaka
田中  均
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi ULSI Engineering Corp, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi ULSI Engineering Corp
Priority to JP7023730A priority Critical patent/JPH08221978A/ja
Publication of JPH08221978A publication Critical patent/JPH08221978A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラム選択線(YS)を切り替える際の不要
なタイミングマージンを除去して、サイクル時間を高速
化する。 【構成】 外部クロック(CLK)に同期して入力バッ
ファ(DIB),出力バッファ(DOB)などを制御す
るタイミング制御回路(TG)に加え、Yデコーダ(Y
DEC)に入力するYアドレスをCLKと非同期に切り
替えるためのタイミング制御回路(YTG)を設ける。 【効果】 YSは非同期に駆動されるため、複数のアド
レス線が同時に切り替わる場合のタイミングマージンを
確保したまま、不要なタイミングマージンを除去でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置に関す
る。特に、外部クロックに同期して動作する同期式ダイ
ナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】外部からのクロック信号に同期してデー
タの入出力を行う同期式メモリが、高データレートが得
られる方式として注目されている。その代表的なもの
は、シンクロナスDRAMと呼ばれる同期式ダイナミッ
クランダムアクセスメモリである。そのクロックサイク
ル時間はカラム系回路のサイクル時間で定まっている。
【0003】図3に、従来の同期式DRAMのカラム系
回路の構成例を示す。この構成では、タイミング制御回
路TGcが、外部クロック信号CLKに同期した制御信
号を発生し、他の回路を制御する。同図において、YA
Bcはアドレスバッファ、YACcはアドレスカウン
タ、YPDcはYアドレスプリデコーダ、YDECはY
デコーダである。SMAはサブメモリセルアレーであ
り、この図では簡単のため一つずつしか示していない
が、ワード線WLとデータ線対DLt,DLbがそれぞ
れ複数設けられ、その所望の交点にメモリセルMCが多
数配置されている。SABはセンスアンプブロックで、
サブメモリセルアレーに対応して設けられ、複数のセン
スアンプSAや入出力ゲートIOGなどがデータ線対D
Lt,DLbに接続されている。この図では、簡単のた
め、プリチャージ回路などは省略している。DICcは
入力回路、DOCcは出力回路である。
【0004】カラム系の動作は、ロウ系のアクティベイ
ト動作が終了した状態で行われる。すなわち、あるワー
ド線WLがワード線電圧VCHに駆動されてメモリセル
MCが選択され、センスアンプ駆動線CSN,CSPが
それぞれローレベルVSS,ハイレベルVCCとなっ
て、データ線対DLt,DLbに現れた信号がセンスア
ンプSAにより増幅された状態である。外部からの制御
信号(図では省略)がクロックCLKに同期して取り込
まれ、タイミング制御回路TGcが制御信号を発生し、
YアドレスバッファYABcが外部アドレスAを取り込
む。そのYアドレスを初期値としてYアドレスカウンタ
YACcが動作し、アドレスを出力する。バースト動作
では、YアドレスカウンタYACcにより、クロックに
同期して順次Yアドレスが切り換えられる。このアドレ
ス信号をYプリデコーダYPDcによりプリデコードし
たアドレス信号AYが、YデコーダYDECに入力され
る。さらにAYをYデコーダYDECでデコードして、
そのアドレスのカラム選択線YSを駆動する。カラム選
択線YSで選択された入出力ゲートIOGによりセンス
アンプSAが入出力線対IOt,IObに接続される。
入出力線対IOt,IObを通じて、センスアンプSA
と入力回路DICcあるいは出力回路DOCcとのデー
タの授受を行い、入力データDinの書込みあるいは出
力データDoutの読み出しを行う。
【0005】YデコーダYDECの構成例を図4に示
す。これは、1024本のカラム選択線YS0〜YS
1023から1本を選ぶデコーダの例で、YプリデコーダY
PDcによりプリデコードされたアドレス信号AY80
〜AY83,AY60〜AY63,AY40〜AY4
3,AY20〜AY23,AY00〜AY03をデコー
ドする。AY80〜AY83とAY60〜AY63のそ
れぞれ一つずつのANDをとり、16個のブロックYD
0〜YDA15から1個を選択する。選択されたブロッ
ク(図ではYDA15)内で、AY40〜AY43とAY
20〜AY23のそれぞれ一つずつのANDをとり、1
6個のサブブロックYDB0〜YDB15から1個を選択
する。さらに、選択されたサブブロック内(図ではYD
15)で、AY00〜AY03の一つにより、1本のカ
ラム選択線(例えばYS1020〜YS1023のいずれか)が
選ばれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】バースト動作のサイク
ル時間を高速化する際に、カラム選択線の切り換え時の
タイミングマージンが阻害要因となる。これは、複数の
アドレス線を同時に切り換える際に、無関係なカラム選
択線が誤選択されないようにするためである。図5に、
カラム選択線を切り換える際のタイミングの例を示す。
簡単のため、プリデコードされたアドレス信号のうち、
AY80〜AY83とAY00〜AY03だけを示す。
実線はYプリデコーダYPDcの近端、破線は遠端を示
している。図4に示したように、AY00〜AY03の
配線は、接続されるNANDゲートが多いため、配線遅
延が大きい。そのため、AY80〜AY83とAY00
〜AY03とではスキューが大きい。さらに、カラム選
択線YSまでのゲート段数が異なり、ゲート遅延が異な
る。したがって、AY80〜AY83とAY00〜AY
03とで、YプリデコーダYPDcからカラム選択線Y
Sまでの遅延時間を揃えるのは困難である。そのため、
AY80〜AY83とAY00〜AY03との両者が切
り換わる場合に、誤選択を防ぐため、アドレス信号の立
ち上がりを立ち下がりよりも遅らせて、タイミングマー
ジンを確保しなければならない。しかも、メモリの高集
積大容量化に伴い、カラムデコーダ内のアドレス線の遅
延時間が大きくなるので、このタイミングマージンを大
きくしなければならない。アドレス信号はクロックCL
Kに同期して切り換えるので、バースト間でAHとALの両
者を切り換える場合に合わせ、バースト内でALだけを切
り換える場合にも、同じ時間だけタイミングマージンを
とる。
【0007】これまでに発表されている同期式DRAM
では、最小クロックサイクル時間の短縮のために、パイ
プライン方式とプリフェッチ方式の少なくてもいずれか
一方が用いられている。パイプライン方式の同期式DR
AMについては、例えばIEEEJournal of Solid-State C
ircuits, vol. 29, no. 4, pp. 426-431, Apr. 1994に
述べられている。パイプライン方式でも、カラムデコー
ダ出力からメインアンプの出力までの間は、ラッチを挿
入することができないため、分割できない。プリフェッ
チ方式の同期式DRAMについては、例えばIEEE Journ
al of Solid-State Circuits, vol. 29, no. 4, pp. 52
9-533, Apr. 1994に述べられている。プリフェッチ方式
により、同時にリード/ライトするデータを増やすため
には、それに見合って入出力線対やメインアンプなどを
増やさなければならないため、エリアペナルティが大き
い。したがって、これらに加え新たな方式によりサイク
ルを高速化することが望まれる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴は、複数のワード線と、上記複数のワー
ド線と交差して配置された複数のデータ線と、上記複数
のワード線と上記複数のデータ線の所望の交点に配置さ
れた多数のメモリセルと、上記複数のデータ線に接続さ
れ上記メモリセルから上記データ線に読み出された信号
を増幅するための複数のセンスアンプと、上記複数のセ
ンスアンプとの信号の授受を行うための入出力線と、上
記複数のセンスアンプを選択するカラム選択線と、上記
カラム選択線を選択するYデコーダを有し、外部からク
ロック信号が入力され、上記クロック信号に同期して外
部とのデータの授受を行う半導体記憶装置において、上
記Yデコーダ内のアドレス信号線が一組しか切り換わら
ない場合の不要なタイミングマージンを除去することに
ある。そのために、以下の手法の少なくともいずれか一
つを行う。
【0009】第1の手法:クロック信号と非同期なタイ
ミング制御を行うY系タイミング制御回路を設けてYデ
コーダ内のアドレス信号線の切り換えを行い、上記アド
レス信号線が一組しか切り換わらない場合のタイミング
マージンを除去する。
【0010】第2の手法:上記Yデコーダを複数設け、
各Yデコーダに応じてローカルタイミング制御回路を設
け、ローカルタイミング制御回路はそれぞれ独立に非同
期なタイミング制御を行い、上記アドレス信号線が一組
しか切り換わらない場合のタイミングマージンを除去す
る。
【0011】第3の手法:アドレス信号を変換すること
により、バースト動作において上記アドレス信号線が一
組しか切り換わらないようにして、タイミングマージン
を除去する。
【0012】第4の手法:アドレス信号を変換すること
により、バースト動作において上記アドレス信号線の複
数組切り換わる場合を低減し、上記アドレス信号線の複
数組が切り換わる場合にはタイミングマージンをとり、
一組しか切り換わらない場合にはタイミングマージンを
除去する。
【0013】
【作用】第1から第4の手法の少なくともいずれか一つ
を行うことにより、バースト動作において無関係なカラ
ム選択線が選択される誤動作を招くこと無く、不要なタ
イミングマージンを除去できる。その結果、バースト動
作のサイクルを高速化して最小クロックサイクル時間を
短縮できる。
【0014】
【実施例】
[第1の実施例]非同期動作を用いた第1の実施例を、
図1に示す。外部との入出力などはクロックに同期して
行うが、Yデコーダなどの動作は非同期に行うことが特
徴である。そのために、クロック信号CLKに同期した
制御信号を発生するタイミング制御回路TGに加え、ク
ロック信号CLKと非同期な制御信号を発生するY系制
御回路YTGを設けている。同図において、YABはア
ドレスバッファ、YACはアドレスカウンタ、YPDは
Yアドレスプリデコーダ、YDECはYデコーダであ
る。SMAはサブメモリセルアレーであり、図3に示し
た従来例と同様に、ワード線WLとデータ線対DLt,
DLbが設けられ、その所望の交点にメモリセルMCが
配置されている。SABはセンスアンプブロックで、図
3に示した従来例と同様に、サブメモリセルアレーに対
応して設けられ、複数のセンスアンプSAや入出力ゲー
トIOGなどがデータ線対DLt,DLbに接続されて
いる。DICは入力回路、DOCは出力回路である。
【0015】以下のように動作を行う。外部からの制御
信号(図では省略)がクロック信号CLKに同期して取
り込まれ、タイミング制御回路TGが制御信号を発生
し、YアドレスバッファYABが外部アドレスAを取り
込む。そのYアドレスを初期値としてYアドレスカウン
タYACが動作し、アドレスを出力する。このYアドレ
スカウンタYACは、Y系タイミング制御回路YTGに
より動作を制御され、バースト動作で順次Yアドレスを
切り換える。このとき、Y系タイミング制御回路YTG
は、タイミング制御回路TGにより起動され、バースト
動作ではクロック信号CLKと非同期に制御信号を発生
し、YアドレスカウンタYACは非同期に動作する。Y
アドレスカウンタYACが出力したアドレス信号は、Y
プリデコーダYPDによりプリデコードされて、AY8
0〜AY83,AY60〜AY63,AY40〜AY4
3,AY20〜AY23,AY00〜AY03が、Yデ
コーダYDECに入力される。これらをYデコーダYD
ECでデコードして、そのアドレスのカラム選択線YS
を駆動する。YプリデコーダYPDとYデコーダYDE
Cは、タイミング信号のないスタティックな回路で構成
され、カラム選択線YSの動作タイミングは、Yアドレ
スカウンタYACで定まり、クロック信号CLKとは非
同期である。そして、センスアンプブロックSABと入
力回路DICあるいは出力回路DOCとのデータの授受
を行い、入力データDinの書込みあるいは出力データ
Doutの読み出しを行う。入力回路DICは、タイミ
ング制御回路TGに制御されクロック信号CLKに同期
して入力データDinを受け取り、Y系タイミング制御
回路YTGに制御され非同期にセンスアンプブロックS
ABへ書き込みデータを出力する。一方、出力回路DO
Cは、Y系タイミング制御回路YTGに制御され非同期
にセンスアンプブロックSABから読み出しデータを受
け取り、タイミング制御回路TGに制御されクロック信
号CLKに同期して出力データDoutを出力する。す
なわち、入力回路DICと出力回路DOCにより、同期
して動作する回路と非同期に動作する回路の動作タイミ
ングの違いを吸収する。
【0016】以上に述べた構成により、カラム選択線の
切り換え時の不要なタイミングマージンを除去し、バー
スト動作のサイクル時間を高速化できる。図2に、カラ
ム選択線を切り換える際のタイミングの例を示す。簡単
のため、プリデコードされたアドレス信号のうち、AY
80〜AY83とAY00〜AY03だけを示す。実線
はYプリデコーダYPDcの近端、破線は遠端を示して
いる。図5に示した従来例について説明したように、A
Y80〜AY83とAY00〜AY03とで、Yプリデ
コーダYPDcからカラム選択線YSまでの遅延時間は
揃っていない。しかし、従来例と異なり、アドレス信号
の立ち上がりと立ち下がりの両方が早くなるように設計
する。1組のアドレス信号線しか変化しない場合、例え
ばAY00〜AY03だけが変化する場合には、タイミ
ングマージンを取らずに切り換える。この場合、2本の
カラム選択線がオーバーラップすることはあっても、無
関係なカラム選択線が誤選択される恐れはない。一方、
2組以上のアドレス信号線が同時に変化する場合、例え
ばAY80〜AY83とAY00〜AY03の両方が切
り替わるような場合には、Y系タイミング制御回路YT
GによりYアドレスカウンタYACの動作を制御して、
タイミングマージンを取り、誤選択を防ぐ。
【0017】以上に説明した動作により、カラム選択線
の切り換え時の不要なタイミングマージンを除去し、バ
ースト動作のサイクル時間を高速化して、最小クロック
サイクル時間の短縮が可能である。これは、Yデコーダ
などの動作をクロック信号と非同期に行うことにより、
カラム選択線を切り換える周期が可変となり、必要なタ
イミングマージンを残したまま、他のタイミングマージ
ンを除去できるためである。
【0018】[第2の実施例]Yデコーダやサブメモリ
アレーが複数のブロックに分かれた第2の実施例の構成
を、1ギガビット同期式DRAMを例として図6に示
す。同図では、X系については簡単のため省略してい
る。この実施例は、ブロック毎にローカルタイミング制
御回路を持ち、独立したタイミング制御を行うことが特
徴である。同図でSIOCは、クロック信号CLKに同
期して動作する同期入出力回路である。ABLK(AB
LK0〜ABLK7)は、クロック信号CLKと非同期
に動作する非同期ブロックであり、この1ギガビット同
期式DRAMの例では、それぞれ32メガビットずつで
32個設けられ、4個ずつ同時に動作する。同期入出力
回路SIOCと非同期ブロックABLKの間は、Yアド
レスバスYABUS,リードバスRBUS,ライトバス
WBUSで結ばれている。同期入出力回路SIOCは、
YアドレスバッファYAB,YプリデコーダYPD,入
力バッファDIB,入力データラッチDIL,出力バッ
ファDOB,出力用のファーストインファーストアウト
(FIFO)回路RFIFOで構成される。ただし、F
IFO回路RFIFOは入力側は非同期に動作する。非
同期ブロックABLKは、ローカルタイミング制御回路
LTGを持ち、YデコーダYDEC,サブメモリセルア
レーやセンスアンプブロックなどを含む。図6では、Y
デコーダYDECは、簡略化されているが、図4に示し
たような構成である。AHは上位Yアドレスで図4のA
Y80〜AY83,AY60〜AY63,AY40〜A
Y43,AY20〜AY23に相当し、ALは下位Yア
ドレスで図4のAY00〜AY03に相当する。YAL
は上位YアドレスAHのラッチであり、YASRは下位
Yアドレスのシフトレジスタである。サブメモリセルア
レーとセンスアンプブロックも簡略化して表現している
が、図5と同様に構成され、データ線対DLt,DL
b,センスアンプSA,入出力ゲートIOG,入出力線
対IOt,IOb,カラム選択線YSなどを含んで構成
される。WILは、入出力線対IOt,IObへ書き込
むデータのラッチであり、MAは入出力線対IOt,I
Obを通じて読出すデータのメインアンプである。
【0019】リード動作について、タイミングを示す図
7に従い説明する。アクティベイト動作がすでに終了
し、データ線対DLt,DLbの信号がセンスアンプS
Aにより増幅されている状態で、外部からの制御信号
(図では省略)によりリードコマンドが投入されること
により、バーストのリード動作を行う。2ビットのプリ
フェッチを行い、8クロックサイクルのバースト動作
で、非同期ブロックABLKのリード動作を4回行い、
4本のカラム選択線YSを順々に立ち上げる。図7で
は、1回目のバースト動作をa,2回目のバースト動作
をbと表現している。
【0020】まず、同期入出力回路SIOC内で、クロ
ック信号CLKに同期してアドレス信号AがYアドレス
バッファYABに取り込まれ、YプリデコーダYPDに
よりプリデコードされて、YアドレスバスYABUSに
出力され非同期ブロックABLKへ送られる。Yプリデ
コーダYPDは、タイミング信号を用いないスタティッ
ク回路である。
【0021】このとき、ラッチYAL及びシフトレジス
タYASRはスルーになっており、YアドレスバスYA
BUSの信号がそのまま増幅されて、上位YアドレスA
H及び下位YアドレスALとしてYデコーダYDECへ
出力される。また、ローカルタイミング制御回路LTG
が、YアドレスバスYABUSの信号を検出し、非同期
ブロックABLKのタイミング制御を開始する。制御信
号φLにより、ラッチYALが上位Yアドレス(図7中
のa)をラッチする。また、シフトレジスタYASR
で、このときの下位Yアドレス(図7中の0)が初期値
となる。上位YアドレスAHと下位YアドレスALがY
デコーダYDECでデコードされ、カラム選択線YS
(図7中のa0)が駆動される。選択されたカラム選択
線YSに接続された入出力ゲートIOGにより、データ
線対DLt,DLbが入出力線IOt,IObに接続さ
れ、センスアンプSAで増幅された読み出し信号が入出
力線IOt,IObを通じてメインアンプMAへ伝えら
れる。この信号を、制御信号φRによりメインアンプを
起動して増幅し、リードバスRBUSへ出力する(図7
中のa0,a1)。また、制御信号φAにより、シフト
レジスタYASRで下位YアドレスALを進める(図7
中の2)。これによりカラム選択線が切り換わる(図7
中のa2)。このとき、タイミングマージンは取らない
が、下位YアドレスALだけが切り換わるので、カラム
選択線YSの誤選択の恐れはない。以下、非同期ブロッ
クABLKは同様な動作を繰り返す。メインアンプMA
からリードバスRBUSへ出力されたデータは、FIF
O回路RFIFOにセルフタイミングで取り込まれる。
FIFO回路RFIFOは、所望のレイテンシに応じク
ロック信号CLKに同期して出力バッファDOBへデー
タを送る。すなわち、FIFO回路RFIFOにより、
非同期ブロックABLKと同期入出力回路SIOCの動
作タイミングの違いを吸収する。ただし、この実施例で
は2ビットのプリフェッチを行うため、1回に取り込ん
だリードバスRBUS上のデータを半分ずつ2サイクル
で出力する。出力バッファDOBは、これを出力データ
Doutとして出力する。
【0022】制御信号φAの4回目の立上りで、シフト
レジスタYASRにより下位アドレスALがリセットさ
れる。また、制御信号φLもリセットされることによ
り、ラッチYALがスルーとなり、上位アドレスAHも
リセットされる。次に、リードコマンドが再投入される
ことにより、2回目のバースト動作が行われる。1回目
のバースト動作と2回目のバースト動作では、アドレス
信号が一般に大きく異なり、上位アドレスAH及び下位
アドレスALで複数のアドレス線を切り換えなければな
らないが、シフトレジスタYASRで下位アドレスAL
を一旦リセットしてから新たなアドレスを取り込むた
め、タイミングマージンが確保される。
【0023】次に、ライト動作について、タイミングを
示す図8に従い説明する。アクティベイト動作がすでに
終了している状態で、外部からの制御信号(図では省
略)によりライトコマンドが投入されることにより、バ
ーストのライト動作を行う。2ビットのプリフェッチを
行い、8クロックサイクルのバースト動作で、非同期ブ
ロックABLKのリード動作を4回行う。図8では図7
と同様に、1回目のバースト動作をa,2回目のバース
ト動作をbと表現している。
【0024】まず、同期入出力回路SIOC内で、クロ
ック信号CLKに同期してアドレス信号AがYアドレス
バッファYABに取り込まれ、YプリデコーダYPDに
よりプリデコードされて、YアドレスバスYABUSに
出力され非同期ブロックABLKへ送られる。また、入
力データDinが、入力バッファDIBに取り込まれ、
ラッチDILを通じてライトバスWBUSへ出力され
る。ただし、この実施例では2ビットのプリフェッチを
行うため、2サイクルで取り込んだ入力データDin
を、まとめて1回にライトバスWBUSへ出力する。
【0025】このとき、ラッチYAL,シフトレジスタ
YASR及びYデコーダYDECが前述のリード動作と
同様の動作を行い、カラム選択線YS(図8中のa0)
が駆動される。また、ローカルタイミング制御回路LT
Gが、YアドレスバスYABUSの信号を検出し、非同
期ブロックABLKのタイミング制御を開始し、制御信
号φLを駆動する。また、制御信号φWにより、書き込み
データのラッチWILがスルーになり、ライトバスWB
US上のデータを入出力線IOt,IObへ出力する。
ラッチWILは、セルフタイミングで書き込みデータを
ラッチし、制御信号φWNをローカルタイミング制御回路
LTGへ返す。入出力線IOt,IObへ出力されたデ
ータが、選択されたカラム選択線YSに接続された入出
力ゲートIOGにより、データ線対DLt,DLbへ送
られ、メモリセル(図6では省略)に書き込まれる。そ
して、所望の書き込み時間が得られるようなタイミング
で、制御信号φAにより、シフトレジスタYASRで下
位YアドレスALを進める(図8中の2)。これにより
カラム選択線が切り換わる(図8中のa2)。このと
き、タイミングマージンは取らない。以下、非同期ブロ
ックABLKは同様な動作を繰り返す。
【0026】リード動作と同様に、制御信号φAの4回
目の立上りで、下位アドレスALがリセットされる。ま
た、制御信号φLにより、上位アドレスAHもリセット
される。次に、ライトコマンドが再投入されることによ
り、2回目のバースト動作が行われる。1回目のバース
ト動作と2回目のバースト動作の間には、自動的にタイ
ミングマージンが確保される。
【0027】本実施例でも、第1の実施例と同様に、カ
ラム選択時の切り換え時の不要なタイミングマージンが
除去され、バースト動作のサイクル時間を高速化でき
る。本実施例では、プリフェッチ方式を用いて、最小ク
ロックサイクル時間をより短縮している。さらに、ブロ
ック毎に閉じたタイミング制御を行うので、入出力回路
とブロックを結ぶバスの遅延時間がバースト動作のサイ
クル時間から除去される。しかも、クロックを各サブア
レーに分配する必要がなく、その駆動系の負担が小さ
い。メインアンプ等を制御するタイミング信号は、サブ
アレー内で閉じており、それらの信号線の配線抵抗、配
線容量が小さい。そのため、立ち上がり時間、立ち下が
り時間が小さく、パルス幅を小さくできる。また、各種
のタイミング信号間のスキューが小さい。
【0028】本実施例では、三つのセルフタイミングの
回路、すなわち、ローカルタイミング制御回路LTG,
FIFO回路RFIFO,ラッチWILにより、クロッ
ク信号CLKと非同期なサブアレー制御が可能になって
いる。これらの三つのセルフタイミングの回路の構成例
を次に示す。
【0029】図6中のローカルタイミング制御回路LT
Gの構成例を、図9に示す。Yアドレスの到着を検出
し、セルフタイミングで動作する。図9で、YALDは
立上り検出回路、BLCはバーストカウンタ、ROSC
はリングオシレータである。FF0はセットリセット
(SR)フリップフロップで、初期状態ではローレベル
を出力している。また、D0〜D5は遅延回路で、いず
れも信号の立上りを遅らせる回路であり、その遅延時間
は他の回路の遅延時間に見合った所望の値に設定する。
必要な遅延時間によっては、これらの遅延回路を取り除
くこともできる。
【0030】ローカルなライトエネーブル信号LWEが
ローレベルの場合、このローカルタイミング制御回路は
以下のように動作を行い、図7に示したような制御信号
を発生する。図6中のYアドレスバスYABUSの内、
下位アドレス分の下位YアドレスバスYALBのいずれ
かが立ち上がったことを、立上り検出回路YALDが検
出し、SRフリップフロップFF0を反転させ、制御信
号φLをハイレベルにする。制御信号φLにより、リング
オシレータROSCが起動される。遅延回路D1,D2
により、入出力線対に信号が読み出されるまでの時間を
確保し、制御信号φRをハイレベルにする。次に、遅延
回路D3によりメインアンプの動作時間を確保し、制御
信号φAをハイレベルにする。制御信号φAにより、バー
ストカウンタBLCが動作する。バーストカウンタBL
Cは、バースト長制御信号を初期値としたカウンタで、
所望の回数だけ制御信号φAがハイレベルになることに
より、ハイレベルを出力する。制御信号φAがハイレベ
ルになった後、遅延回路D5により図6中のシフトレジ
スタYASRの動作時間を確保し、制御信号φR及びφA
が順次ローレベルに戻る。このとき、バーストカウンタ
BLCがハイレベルを出力していれば、SRフリップフ
ロップが反転し、制御信号φLをローレベルにする。ロ
ーレベルを出力していれば、制御信号φLはハイレベル
のままで、リングオシレータROSCが再び動作する。
【0031】一方、ライトエネーブル信号LWEがハイ
レベルの場合、このローカルタイミング制御回路は同様
に動作を行い、図8に示したような制御信号を発生す
る。ただし、リングオシレータROSCのループが異な
る。制御信号φLになった後、遅延回路D1によりカラ
ム選択線が駆動される間での時間を確保し、制御信号φ
Wをハイレベルにする。次に、図6中のラッチWILに
より、制御信号φWNがハイレベルになる。遅延回路D4
により書き込み時間を確保し、制御信号φAをハイレベ
ルにする。そして、遅延回路D5により図6中のシフト
レジスタYASRの動作時間を確保し、制御信号φW
ローレベルになる。それにより、図6中のラッチWIL
により、制御信号φWNがローレベルになり、制御信号φ
Aが順次ローレベルに戻る。
【0032】このように、遅延回路を適切に設けたリン
グオシレータを用いて、クロック信号と非同期な制御信
号を発生できる。なお、遅延回路D0を含んだ立上り検
出回路YALDを用いているのは、クロックサイクル時
間が非常に大きい場合の誤動作を防ぐためである。すな
わち、この回路により、1回目のバースト動作が終了し
てもYアドレスバスYABUSに1回目のアドレス信号
が出力され続けているような場合に、そのアドレスでも
う1度バースト動作を開始してしまうことが防止され
る。
【0033】図10は、出力用のFIFO回路の構成例
を示している。図6中のFIFO回路RFIFOの4分
の1に相当し、リードバス上の8ビットのデータをセル
フタイミングで取り込み、クロックに同期して4ビット
ずつ出力する。図10において、SRIは入力ポインタ
PI0,PI2,…を切り換えるシフトレジスタ、SRO
は出力ポインタPO0,PO1,PO2,PO3,…を切り
換えるシフトレジスタである。LRB0〜LRB3はラッ
チのブロックで、ラッチLR0,LR1,LR2,LR3
…とDフリップフロップDFFで構成される。ラッチの
個数は、レイテンシ等に応じて、必要数にする。各ブロ
ック内でラッチは、入力ポインタには2個ずつ接続さ
れ、出力ポインタには1個ずつ接続されている。また、
OCCは出力用クロック制御回路である。
【0034】入力側の動作は以下のように行う。バース
トのリード動作の開始前に、リセット信号Resetに
よりシフトレジスタSRIはリセットされており、入力
ポインタはPI0が選択されている。また、リードバス
RBは全てローレベルになっている。ここで、リードバ
スRBの各対線の一方がハイレベルになることによりデ
ータが伝えられ、各ブロック内のラッチLR0,LR1
取り込まれる。例えば、対線RB0t,RB0bの一方がハ
イレベルになることにより、ラッチLR0にそのデータ
が取り込まれる。リードバスRBの各対線がローレベル
に戻ることにより、ラッチLR0,LR1はデータをラッ
チする。この時、NOR回路により対線RB0t,RB0b
が両方ローレベルに戻ったことを検出して、シフトレジ
スタSRIにより入力ポインタをPI2に進める。そし
て、再びリードバスRBから伝えられたデータを、ラッ
チLR0,LR1に取り込む。以下、同様な動作を繰り返
す。入力ポインタの切り換えは、次のデータがラッチま
で伝達されるまでに行えば良いので、誤動作の恐れは小
さい。
【0035】一方、出力側の動作は以下のように行う。
バーストのリード動作の開始前に、リセット信号Res
etによりシフトレジスタSROはリセットされてお
り、入力ポインタはPO0が選択されている。ラッチL
0のデータがDフリップフロップDFFに入力されて
いる。出力用クロック制御回路OCCにより、出力用ク
ロック信号OCLKが発生される。出力用クロック信号
OCLKは、クロック信号CLKと同期し、リードコマ
ンドから所望のレイテンシに応じたサイクル数経てか
ら、所望のバースト長に応じた回数ハイレベルになる信
号である。その最初の立上りで、DフリップフロップD
FFの出力(例えばDO0)がラッチLR0のデータに切
り換わる。また、シフトレジスタSROにより出力ポイ
ンタをPO1に進める。そして、出力用クロック信号O
CLKの次の立上りで、DフリップフロップDFFの出
力(例えばDO0)がラッチLR1のデータに切り換わ
る。以下、同様な動作を所望のバースト長に応じた回数
繰り返す。
【0036】このように、入力ポインタをセルフタイミ
ングで切り換え、出力ポインタをクロック信号に同期し
て切り換えることにより、入力と出力の動作タイミング
の違いを補える。この構成例では、2ビットのプリフェ
ッチに応じたマルチプレキシングを同時に行っており、
回路規模の増加を抑えている。また、最初のデータにつ
いては、入力ポインタのPI0と出力ポインタPO0とを
選択しておくことで、リードバスRBからラッチLR0
をスルーしてDフリップフロップDFFまで伝達されて
おり、アクセス時間におよぼす影響は小さい。
【0037】図10の回路を4個設けることにより、図
6中のFIFO回路RFIFOを構成できる。FIFO
回路RFIFOを4個に分けて構成することにより、図
6に示した構成で同時に動作する4個のブロックABL
Kからの信号を、各ブロックごとに異なるタイミングで
受けることができ、リードバスRBUSの遅延時間の違
いなどを吸収できる。その時、出力用クロック制御回路
OCCを共有できる。なお、入出力回路SIOCにほぼ
同時にデータが届くように構成した場合には、まとめて
1個の構成にし、シフトレジスタSRI,SROを共有
して回路規模を小さくできる。
【0038】図6中の書込みデータ用のラッチの構成例
を、図11に示す。書込みデータの到着を検出し、セル
フタイミングで動作する。図6に示したように、非同期
ブロックABLKごとに設けられ、ライトバスWBUS
から8ビットを取り込む。図11で、WDは立上り検出
回路、LW0t,LW0b,…,LW7t,LW7bはラッチで
ある。FF1はSRフリップフロップで、初期状態では
出力端子QにローレベルをQバーにハイレベルを出力し
ている。また、遅延回路D6は、信号の立上りを遅らせ
る回路で、その遅延時間は所望の値に設定する。
【0039】ローカルなライトエネーブル信号LWEが
ローレベルの場合、動作を以下のように行う。ライトバ
スWBの内、対線WB0t,WB0bの一方がハイレベルに
なったことを、立上り検出回路WDが検出し、遅延回路
D6で定まる所望の期間ハイレベルを出力する。また、
ライトバスWBの信号が、ラッチLW(LW0t,L
0b,…,LW7t,LW7b)に取り込まれる。例えば、
WB0bのデータをLW0tで反転させて取り込む。制御信
号φWがローレベルの間、ラッチLWは、入出力線IO
(IO0t,IO0b,…,IO7t,IO7b)にハイレベル
を出力している。ここで、図6中のローカルタイミング
制御回路LTG(図9)により制御信号φWがハイレベ
ルになることにより、ラッチLW(例えばLW0t)が取
り込んだデータを入出力線IO(例えばIO0t)に出力
する。また、SRフリップフロップFF1が反転し、制
御信号φWNがハイレベルになると共に、ラッチLWがデ
ータをラッチする。ライトバスWBがローレベルに戻っ
ても、ラッチLWはラッチしたデータを出力し続ける。
次に、ローカルタイミング制御回路LTG(図9)によ
り制御信号φWがローレベルに戻ることにより、ラッチ
LWはハイレベルを出力する。また、SRフリップフロ
ップFF1が再び反転し、制御信号φWNがローレベルに
戻ると共に、ラッチLWがラッチを解除する。以下、同
様な動作を、バースト長に応じた回数繰り返す。
【0040】以上では、ライトバスWBにデータが到着
してから、制御信号φWがハイレベルになる場合につい
て説明したが、この順序関係が逆であっても正しく動作
する。その場合、制御信号φWがハイレベルになること
によりラッチLWがスルーになる。例えば、WB0bのデ
ータをLW0tで反転させて入出力線IO0tに出力する。
ここで、ライトバスWBにデータが到着すると、そのデ
ータをラッチLWがスルーで出力すると共に、立上り検
出回路WDが検出してSRフリップフロップを反転させ
る。その結果、制御信号φWNがハイレベルになると共
に、ラッチLWがデータをラッチする。このように、ラ
イトバスWBと制御信号φWの順序関係がどちらでも良
いため、動作タイミングのマージンが大きい。いずれの
場合でも、データの書込みを始めてから制御信号φWN
ハイレベルになるので、ローカルタイミング制御回路L
TG(図9)により十分な書込み時間を確保できる。
【0041】なお、ライトバスWBのデータを反転させ
て入出力線IOに出力するのは、データを出力していな
い期間に入出力線IOをハイレベルに保つためである。
これにより、図6に示したようにNMOSトランジスタ
を入出力ゲートIOGに用い、センスアンプSAとして
入出力共通の正帰還型アンプを利用しているDRAMに
広く用いられている構成で、カラム選択線YSにより選
択されたセンスアンプのスタティックノイズマージンを
確保できる。また、遅延回路D6を含んだ立上り検出回
路WDを用いているのは、図9のローカルタイミング制
御回路で遅延回路D0を含んだ立上り検出回路YALD
を用いているのと同様に、クロックサイクル時間が非常
に大きい場合の誤動作を防ぐためである。すなわち、こ
の回路により、カラム選択線が切り換わってもライトバ
スWBに1回目のライトデータが出力され続けているよ
うな場合に、そのライトデータを次のカラム選択線で選
ばれたデータ線対に伝達してもう1度書き込んでしまう
ことが防止される。
【0042】次に、本実施例の効果を定量的に示す。図
12は、図6に示した1ギガビット同期式DRAMを例
に、本実施例による最小クロックサイクル時間の短縮効
果を示している。2ビットのプリフェッチを行うため、
8サイクルのバースト動作で、4本のカラム選択線YS
を順々に立ち上げ、リード/ライトを4回行う。1回の
動作が、リードよりも短時間でライトは可能なので、最
小クロックサイクル時間はリード動作で定まる。従来方
式では必要な3回のバースト内マージン2.2 nsが除去さ
れる。バースト間マージンは、本方式では下位Yアドレ
スのシフトレジスタを一旦リセットしてから、Yアドレ
スバスの信号を取り込むため、従来よりも0.2 nsだけ長
くなる。さらに、Yアドレスバスおよびリードバスの遅
延時間をサイクルから取り除いたことにより、1回のリ
ード動作が従来方式の9.8 nsから8.4 nsに短縮される。
以上の効果を合わせ、8サイクルの動作時間が48 nsか
ら36 nsに短縮される。すなわち、最小クロックサイク
ル時間が6.0 nsから4分の3の4.5 nsに短縮される。
【0043】[第3の実施例]Yアドレスを内部でアド
レス変換する第3の実施例を、図13に示す。カラム選
択線の切り換え時のタイミングマージンを除去するため
に、バイナリのYアドレスをグレイコードに変換する。
図13中で、YAGはそのためのYアドレス変換回路で
ある。その他は、図3に示した従来例と同様に構成され
る。すなわち、クロック信号CLKに同期した制御信号
を発生するタイミング制御回路TGgを設け、アドレス
バッファYAB、アドレスカウンタYACg、Yアドレ
スプリデコーダYPDg、YデコーダYDEC、サブメ
モリセルアレーSMA、センスアンプブロックSAB、
入力回路DICg、出力回路DOCgを有する。
【0044】動作は以下のように行う。Yアドレス変換
回路YAGによりYアドレスを変換する他は、図3に示
した従来例と同様である。タイミング制御回路TGgが
クロック信号CLKに同期して制御信号を発生し、Yア
ドレスバッファYABが外部アドレスAを取り込む。そ
れを初期値としてYアドレスカウンタYACgが動作
し、バイナリYアドレスBYを出力する。ここで、Yア
ドレス変換回路YAGが、バイナリYアドレスBYをグ
レイコードYアドレスCYに変換してYプリデコーダY
PDgに出力する。この変換について、例として下位3
ビットを表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】そして、グレイコードYアドレスCYがY
プリデコーダYPDgによりプリデコードされ、そのア
ドレス信号AYgがさらにYデコーダYDECでデコー
ドされて、そのアドレスのカラム選択線YSが駆動され
る。そして、センスアンプブロックSABと入力回路D
ICgあるいは出力回路DOCgとのデータの授受を行
い、入力データDinの書込みあるいは出力データDo
utの読み出しを行う。
【0047】さて、同期式DRAMの代表的なものであ
るシンクロナスDRAMのバーストシーケンスには、Hi
tachi IC Memory Data Book No.3 DRAM, Synchronous D
RAMand DRAM Module 11th Edition (Feb. 1994), pp.73
9-777に示されているように、シーケンス(Sequence)
とインターリーブ(Interleave)の2通りがあり、表2
のようにYアドレスが進められる。
【0048】
【表2】
【0049】表1と表2を組み合わせて考えれば分かる
ように、シーケンスとインターリーブの両者で、バイナ
リYアドレスBYはYアドレスの2ビット以上が同時に
変化する場合があるのに対し、グレイコードYアドレス
CYは全てのバーストシーケンスでいずれか1ビットず
つしか変化しない。したがって、バースト動作内で、Y
デコーダYDEC内のアドレス線AY80〜AY83,
AY60〜AY63,AY40〜AY43,AY20〜
AY23,AY00〜AY03はバースト動作の間一回
に一組ずつしか変化しないので、カラム選択線を切り換
える際のタイミングマージンが不要になり、最小クロッ
クサイクル時間を短縮できる。しかも、カラム選択線Y
Sを一定の周期で切り換えるため、クロック信号CLK
と非同期なタイミング制御回路を設ける必要がなく、ク
ロック信号と同期して外部と信号の授受を行う入力回路
DICgと出力回路DOCgの回路構成が簡単である。
【0050】なお、変換後のアドレスはグレイコードに
限らず、全てのバーストシーケンスでいずれか1ビット
ずつしか変化しないような符号であれば、同様な効果が
得られる。
【0051】この実施例では、YアドレスカウンタとY
プリデコーダの間にYアドレス変換回路を挿入している
が、YアドレスバッファとYアドレスカウンタの間にY
アドレス変換回路を挿入しYアドレスカウンタとしてグ
レイコードカウンタを用いることもできる。その場合、
バースト動作の間はYアドレス変換回路を動作させなく
ても良いので、消費電力を低減できる。また、Yアドレ
スカウンタから出力回路までのパスが短くなるのでサイ
クル時間を短縮できる。
【0052】[第4の実施例]第1の実施例と第3の実
施例を組み合わせた第4の実施例を、図14に示す。バ
イナリYアドレス全体ではなく一部、例えば下位アドレ
スだけをグレイコードに変換し、第1の実施例と同様に
非同期な動作を行う。図14中で、YALGはバイナリ
下位YアドレスBYLをグレイコード下位YアドレスC
YLに変換する下位Yアドレス変換回路である。その他
は、図1に示した第1の実施例と同様に構成される。す
なわち、クロック信号CLKに同期した制御信号を発生
するタイミング制御回路TGhに加えて非同期なタイミ
ング制御を行うY系タイミング制御回路YTGhを設
け、アドレスバッファYAB、アドレスカウンタYAC
h、YアドレスプリデコーダYPDh、YデコーダYD
EC、サブメモリセルアレーSMA、センスアンプブロ
ックSAB、入力回路DICh、出力回路DOChを有
する。
【0053】動作は以下のように行う。Yアドレス変換
回路YALGによりYアドレスを変換する他は、図1に
示した第1の実施例と同様である。タイミング制御回路
TGhがクロック信号CLKに同期して制御信号を発生
し、YアドレスバッファYABが外部アドレスAを取り
込む。それを初期値とし、Y系タイミング制御回路YT
Ghにより制御されてYアドレスカウンタYAChが動
作し、バイナリ上位YアドレスBYHとバイナリ下位Y
アドレスBYLを出力する。ただし、バイナリ上位Yア
ドレスBYHとバイナリ下位YアドレスBYLのビット
数は、それぞれ所望の値にする。例えば、バイナリ上位
YアドレスBYHを6ビット、バイナリ下位Yアドレス
BYLを4ビットにする。ここで、バイナリ上位Yアド
レスBYHがそのままYデコーダYDECに入力される
一方、バイナリ下位YアドレスBYLが下位Yアドレス
変換回路YALGによりグレイコード下位YアドレスC
YLに変換されてYデコーダYDECに入力される。Y
アドレスカウンタYAChが出力したアドレス信号は、
YプリデコーダYPDhによりプリデコードされ、その
アドレス信号AYhがさらにYデコーダYDECでデコ
ードされて、そのアドレスのカラム選択線YSが駆動さ
れる。この時、Y系タイミング制御回路YTGhは、ア
ドレス信号AYhの複数組が切り換わるときにはタイミ
ングマージンを取り、1組だけが切り換わるときにはタ
イミングマージンを除去するように、Yアドレスカウン
タYAChを制御する。そして、センスアンプブロック
SABと入力回路DIChあるいは出力回路DOChと
のデータの授受を行い、入力データDinの書込みある
いは出力データDoutの読み出しを行う。入力回路D
IChと出力回路DOChは、タイミング制御回路TG
hとY系タイミング制御回路YTGhの両方に制御され
て、タイミングの違いを補ってクロック信号CLKに同
期した信号の授受を行う。
【0054】本実施例では、バイナリ下位YアドレスB
YLをグレイコード下位YアドレスCYLに変換したこ
とにより、バースト動作の間にタイミングマージンを必
要とするカラム選択線の切り換えの回数が少なく、第1
の実施例よりさらにサイクル時間を短縮できる。また第
3の実施例のようにバイナリYアドレスBYの全体を変
換するよりも、Yアドレス変換回路の構成が簡単にな
り、面積が小さくなる上、動作時間が短くなるのでアク
セス時間を短縮できる。
【0055】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明により、誤
動作を招くことなく、カラム選択線が切り換わる際のタ
イミングマージンを除去し、バースト動作のサイクル時
間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】非同期動作を用いる第1の実施例の構成を示す
図。
【図2】第1の実施例の動作タイミングを示す図。
【図3】従来の同期式DRAMの構成例を示す図。
【図4】Yデコーダの構成例を示す図。
【図5】従来の同期式DRAMの動作タイミングの例を
示す図。
【図6】ブロック毎に非同期な動作を行う第2の実施例
の構成を示す図。
【図7】第2の実施例のリード動作のタイミングを示す
図。
【図8】第2の実施例のライト動作のタイミングを示す
図。
【図9】ローカルタイミング制御回路の構成例を示す
図。
【図10】FIFO回路の構成例を示す図。
【図11】書き込みデータ用ラッチの構成例を示す図。
【図12】サイクル時間の短縮効果の例を示す図。
【図13】アドレス変換を行う第3の実施例の構成を示
す図。
【図14】非同期動作とアドレス変換を用いる第4の実
施例の構成を示す図。
【符号の説明】
A…外部アドレス。 ABLK0〜ABLK7…非同期ブロック。 AH…上位Yアドレス。 AL…下位Yアドレス。 AY,AY80〜AY83,AY60〜AY63,AY
40〜AY43,AY20〜AY23,AY00〜AY
03,AYg,AYh…プリデコードされたYアドレス
信号。 BL…バースト長制御信号。 BLC…バーストカウンタ。 BY…バイナリYアドレス。 BYH…バイナリ上位Yアドレス。 BYL…バイナリ下位Yアドレス。 CLK…クロック信号。 CSN,CSP…センスアンプ駆動線。 CY…グレイコードYアドレス。 CYL…グレイコード下位Yアドレス。 D0〜D6…遅延回路。 DLt,DLb…データ線。 DFF…Dフリップフロップ。 DIB…入力バッファ。 DIC,DICc,DICg,DICh…入力回路。 DIL…入力データラッチ。 Din…入力データ。 DO0〜DO3…FIFOの出力データ。 DOB…出力バッファ。 DOC,DOCc,DOCg,DOCh…出力回路。 Dout…出力データ。 FF0,FF1…SRフリップフロップ。 IOt,IOb…入出力線。 IOG…入出力ゲート。 LR0〜LR3…ラッチ。 LRB0〜LRB3…ラッチのブロック。 LW0t,LW0b,LW7t,LW7b…ラッチ。 LTG…ローカルタイミング制御回路。 MA…メインアンプ。 MC…メモリセル。 OCC…出力用クロック制御回路。 OCLK…出力用クロック信号。 PI0,PI2…入力ポインタ。 PO0〜PI3…出力ポインタ。 RB,RBUS…リードバス。 RFIFO…ファーストインファーストアウト回路。 SA…センスアンプ。 SAB…センスアンプブロック。 SIOC…同期入出力回路。 SMA…サブメモリセルアレー。 SRI,SRO…シフトレジスタ。 TG,TGc,TGg,TGh…タイミング制御回路。 WB,WBUS…ライトバス。 WIL…ラッチ。 WL…ワード線。 YAB,YABc…Yアドレスバッファ。 YABUS…Yアドレスバス。 YAC,YACc…Yアドレスカウンタ。 YAG…Yアドレス変換回路。 YAL…ラッチ。 YALB…下位Yアドレスバス。 YALD…立上り検出回路。 YALG…下位Yアドレス変換回路。 YASR…シフトレジスタ。 YDA0〜YDA15…Yデコーダのブロック。 YDB0〜YDB15…Yデコーダのサブブロック。 YDEC…Yデコーダ。 YPD,YPDc,YPDg,YPDh…Yプリデコー
ダ。 YS,YS0〜YS1023…カラム選択線。 YTG…Y系タイミング制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 幹 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 堀口 真志 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 中込 儀延 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 田中 均 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のワード線と、上記複数のワード線と
    交差して配置された複数のデータ線と、上記複数のワー
    ド線と上記複数のデータ線の所望の交点に配置された多
    数のメモリセルと、上記複数のデータ線に接続され上記
    メモリセルから上記データ線に読み出された信号を増幅
    するための複数のセンスアンプと、上記複数のセンスア
    ンプを選択するカラム選択線と、上記カラム選択線を選
    択するYデコーダとを有し、外部からクロック信号が入
    力され、上記クロック信号に同期したタイミング制御を
    行うタイミング制御回路と、外部から入力されるデータ
    を上記タイミング制御回路により制御されて取り込む入
    力回路を有する半導体記憶装置において、さらに、上記
    Yデコーダの動作タイミングを制御するY系タイミング
    制御回路を有し、上記Y系タイミング制御回路は上記ク
    ロック信号と独立なタイミングのY系制御信号を発生す
    ることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の半導体記憶装置におい
    て、ある一定の周期の上記クロック信号が入力されてい
    る期間に、上記Y系制御信号は、二つ以上の周期を取り
    えることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の半導体記憶装置におい
    て、上記センスアンプは入力端子と出力端子が共通な正
    帰還回路であることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の半導体記憶装置におい
    て、上記メモリセルは1個のMOSトランジスタと1個
    のキャパシタで構成されることを特徴とする半導体記憶
    装置。
  5. 【請求項5】複数のワード線と、上記複数のワード線と
    交差して配置された複数のデータ線と、上記複数のワー
    ド線と上記複数のデータ線の所望の交点に配置された多
    数のメモリセルと、上記複数のデータ線に接続され上記
    メモリセルから上記データ線に読み出された信号を増幅
    するための複数のセンスアンプと、上記複数のセンスア
    ンプを選択するカラム選択線とを有し、上記カラム選択
    線を選択するYデコーダを複数個有し、外部からクロッ
    ク信号が入力され、上記クロック信号に同期したタイミ
    ング制御を行うタイミング制御回路と、外部から入力さ
    れるデータを上記タイミング制御回路により制御されて
    取り込む入力回路とを有する半導体記憶装置において、
    さらに、上記Yデコーダの動作タイミングを制御するY
    系タイミング制御回路が上記Yデコーダに対応して複数
    個設けられ、各上記Y系タイミング制御回路は上記クロ
    ック信号と独立なタイミングのY系制御信号を発生する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の半導体記憶装置におい
    て、複数の上記センスアンプと上記出力回路を用いて連
    続的に複数のデータを読出すバースト読み出し動作を行
    う機構を有し、上記バースト読み出し動作を行う際、上
    記クロック信号の周期を変えても上記Y系制御信号の最
    小の周期は変らないことを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の半導体記憶装置におい
    て、上記バースト読み出し動作を行う際、上記Y系制御
    信号の周期は、上記Y系タイミング制御回路内の回路の
    遅延時間により定まることを特徴とする半導体記憶装
    置。
  8. 【請求項8】請求項5に記載の半導体記憶装置におい
    て、上記出力回路は、上記センスアンプから伝達された
    データのタイミングで該データを取り込み上記クロック
    に同期して出力するファーストインファーストアウト回
    路を含むことを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】請求項5に記載の半導体記憶装置におい
    て、複数の上記センスアンプと上記入力回路を用いて連
    続的に複数のデータを書込むバースト書込み動作を行う
    機構を有し、上記バースト書込み動作を行う際、上記Y
    系タイミング制御回路は、上記データのタイミングを検
    出して、上記Y系制御信号を発生することを特徴とする
    半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】請求項5に記載の半導体記憶装置におい
    て、上記センスアンプは入力端子と出力端子が共通な正
    帰還回路であることを特徴とする半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】請求項5に記載の半導体記憶装置におい
    て、上記メモリセルは1個のMOSトランジスタと1個
    のキャパシタで構成されることを特徴とする半導体記憶
    装置。
  12. 【請求項12】複数のワード線と、上記複数のワード線
    と交差して配置された複数のデータ線と、上記複数のワ
    ード線と上記複数のデータ線の所望の交点に配置された
    多数のメモリセルと、上記複数のデータ線に接続され上
    記メモリセルから上記データ線に読み出された信号を増
    幅するための複数のセンスアンプと、上記複数のセンス
    アンプを選択するカラム選択線と、上記カラム選択線を
    選択するYデコーダを有し、さらに、外部からクロック
    信号が入力され、上記クロック信号に同期したタイミン
    グ制御を行うタイミング制御回路と、外部から入力され
    るデータを上記タイミング制御回路により制御されて取
    り込む入力回路を有し、さらに、複数の上記センスアン
    プと上記出力回路を用いて連続的に複数のデータを読出
    すバースト読み出し動作を行う機構と、複数の上記セン
    スアンプと上記入力回路を用いて連続的に複数のデータ
    を書込むバースト書込み動作を行う機構を有し、さら
    に、アドレスカウンタを有し、上記バースト読み出し動
    作あるいは上記バースト書込み動作の際に、外部からバ
    イナリ符号で入力される初期アドレスを取り込むアドレ
    スバッファ回路と、順次アドレスを切り換えるアドレス
    カウンタを有する半導体記憶装置において、上記アドレ
    スの符号を変換するアドレス変換回路を有することを特
    徴とする半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の半導体記憶装置にお
    いて、上記アドレス変換回路は、上記アドレスカウンタ
    と上記Yデコーダの間に設けられ、上記アドレスカウン
    タはバイナリカウンタであることを特徴とする半導体記
    憶装置。
  14. 【請求項14】請求項12に記載の半導体記憶装置にお
    いて、上記アドレス変換回路により変換されたアドレス
    信号は、上記バースト読み出し動作あるいは上記書込み
    動作の際に1ビットずつしか変化しないことを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】請求項14に記載の半導体記憶装置にお
    いて、上記バースト読み出し動作あるいは上記書込み動
    作のバーストシーケンスには、シーケンスとインタリー
    ブの2種類が設定されることを特徴とする半導体記憶装
    置。
  16. 【請求項16】請求項12に記載の半導体記憶装置にお
    いて、上記アドレス変換回路は、バイナリ符号をグレイ
    コードに変換することを特徴とする半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】請求項16に記載の半導体記憶装置にお
    いて、上記アドレス変換回路は、上記アドレスバッファ
    と上記アドレスカウンタの間に設けられ、上記アドレス
    カウンタはグレイコードカウンタであることを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  18. 【請求項18】請求項1に記載の半導体記憶装置におい
    て、さらに、複数の上記センスアンプと上記出力回路を
    用いて連続的に複数のデータを読出すバースト読み出し
    動作を行う機構と、複数の上記センスアンプと上記入力
    回路を用いて連続的に複数のデータを書込むバースト書
    込み動作を行う機構を有し、さらに、アドレスカウンタ
    を有し、上記バースト読み出し動作あるいは上記バース
    ト書込み動作の際に、外部からバイナリ符号で入力され
    る初期アドレスを取り込むアドレスバッファ回路と、順
    次アドレスを切り換えるアドレスカウンタを有し、上記
    アドレスの少なくとも1部分の符号を変換するアドレス
    変換回路を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  19. 【請求項19】請求項18に記載の半導体記憶装置にお
    いて、上記アドレス変換回路は、バイナリ符号をグレイ
    コードに変換することを特徴とする半導体記憶装置。
JP7023730A 1995-02-13 1995-02-13 半導体記憶装置 Withdrawn JPH08221978A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7023730A JPH08221978A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 半導体記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7023730A JPH08221978A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 半導体記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08221978A true JPH08221978A (ja) 1996-08-30

Family

ID=12118440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7023730A Withdrawn JPH08221978A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08221978A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000251468A (ja) * 1999-02-11 2000-09-14 Infineon Technol North America Corp 半導体メモリ
US6134681A (en) * 1997-06-19 2000-10-17 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor memory device with spare memory cell
WO2005045846A1 (ja) * 2003-11-06 2005-05-19 International Business Machines Corporation 半導体記憶装置及びそのバースト動作方法
JP2009017153A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Oki Electric Ind Co Ltd カウント値の転送方法と転送回路
US8649233B2 (en) 2010-11-12 2014-02-11 Noriaki Mochida Semiconductor device
US8743253B2 (en) 2004-09-02 2014-06-03 Sony Corporation Method of controlling read address, physical information acquisition apparatus, and semiconductor device

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6134681A (en) * 1997-06-19 2000-10-17 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor memory device with spare memory cell
JP2000251468A (ja) * 1999-02-11 2000-09-14 Infineon Technol North America Corp 半導体メモリ
WO2005045846A1 (ja) * 2003-11-06 2005-05-19 International Business Machines Corporation 半導体記憶装置及びそのバースト動作方法
KR100861854B1 (ko) * 2003-11-06 2008-10-07 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 반도체 기억 장치 및 그 버스트 동작 방법
US8743253B2 (en) 2004-09-02 2014-06-03 Sony Corporation Method of controlling read address, physical information acquisition apparatus, and semiconductor device
JP2009017153A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Oki Electric Ind Co Ltd カウント値の転送方法と転送回路
US8649233B2 (en) 2010-11-12 2014-02-11 Noriaki Mochida Semiconductor device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5783958A (en) Switching master slave circuit
US6134180A (en) Synchronous burst semiconductor memory device
US7801696B2 (en) Semiconductor memory device with ability to adjust impedance of data output driver
US5883855A (en) High speed semiconductor memory with burst mode
KR100945968B1 (ko) 반도체기억장치
US20080225606A1 (en) Data output circuit and method in ddr synchronous semiconductor device
US6202119B1 (en) Method and system for processing pipelined memory commands
JP2000163969A (ja) 半導体記憶装置
IL129309A (en) A random access memory with a write / read address bus and a process for writing and reading from it
KR100334480B1 (ko) 개선된 버스트 모드 동작을 위하여 반도체 기억장치에서 사용하
JP4600825B2 (ja) 半導体記憶装置
JP5038657B2 (ja) 半導体集積回路装置
KR19980018543A (ko) 레지스터의 수가 감소된 동기식 반도체 메모리
US5805523A (en) Burst counter circuit and method of operation thereof
US7668039B2 (en) Address counter, semiconductor memory device having the same, and data processing system
US7719922B2 (en) Address counter, semiconductor memory device having the same, and data processing system
JPH09231743A (ja) 同期型半導体記憶装置および試験方法
JP4827399B2 (ja) 半導体記憶装置
KR20000005822A (ko) 반도체집적회로메모리및버스제어방법
JPH08221978A (ja) 半導体記憶装置
KR0154741B1 (ko) 듀얼포트 메모리 장치 및 듀얼포트 메모리 장치의 시리얼데이타 출력방법
JP2956426B2 (ja) 半導体記憶装置
JP4000233B2 (ja) 半導体記憶装置及びデータバス制御方法
JP4817477B2 (ja) 半導体記憶装置
US5602782A (en) Pipeline-operating type memory system capable of reading data from a memory array having data width larger than the output data width

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020507