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JPH08220429A - 広角レンズ - Google Patents

広角レンズ

Info

Publication number
JPH08220429A
JPH08220429A JP7052010A JP5201095A JPH08220429A JP H08220429 A JPH08220429 A JP H08220429A JP 7052010 A JP7052010 A JP 7052010A JP 5201095 A JP5201095 A JP 5201095A JP H08220429 A JPH08220429 A JP H08220429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
glass
object side
plastic
plastic lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7052010A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Kikuchi
雅仁 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP7052010A priority Critical patent/JPH08220429A/ja
Publication of JPH08220429A publication Critical patent/JPH08220429A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチックレンズを用して低価格化を図る
とともに、温度や湿度などの使用環境が変化しても十分
な性能を確保でき、かつ物体側の第1レンズが傷付きに
くく耐久性に優れたものを得る。 【構成】 ガラス製のメニスカス凹レンズ1とガラス製
の凸レンズ4との間にプラスチックレンズ3を1枚配置
することで、3枚構成という少ないレンズ枚数でレンズ
系を構成でき、これによりレンズ系の低価格化を図り、
またプラスチックレンズ3がパワーのないメニスカスレ
ンズであるから、温度や湿度などの使用環境の変化によ
って性能が変化することがなく、使用環境が変化しても
十分な性能を確保でき、かつプラスチックレンズ3の物
体側面が非球面であることから、収差補正が有利で、収
差特性の良いものが得られ、さらに物体側の第1レンズ
がガラス製のメニスカス凹レンズ1であるから、表面に
傷などが付きにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子カメラなどの撮
影装置に用いられる広角レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】電子カメラに用いられる広角レンズにお
いては、ガラス製のレンズを用いた5枚構成のものが広
く知られている。このような広角レンズでは、ガラス製
のレンズを5枚用いているので、高性能ではあるが、非
常に高価なものであるという問題があった。そこで、従
来では、低価格な広角レンズとして、プラスチック製の
レンズを用いた2枚構成のものが開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラス
チック製のレンズを用いた従来の広角レンズでは、レン
ズが温度や湿度などの使用環境によってピントが変動す
るため、ガラス製のレンズに比べて、常温常湿下では差
ほど性能は変わらないが、使用環境の変化によりかなり
性能が低下するという欠点があり、また物体側の第1レ
ンズがプラスチックレンズであると、表面に傷が付きや
すいという欠点もあった。この発明の課題は、プラスチ
ックレンズを用して低価格化を図るとともに、温度や湿
度などの使用環境が変化しても十分な性能を確保でき、
かつ物体側の第1レンズが傷付きにくく耐久性に優れた
ものを得ることができるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、物体側より順に、物体側に凸面を向け
たガラス製のメニスカス凹レンズ、プラスチックレン
ズ、ガラス製の凸レンズを配置した3枚構成とし、プラ
スチックレンズをパワーのないメニスカスレンズで構成
するとともに、このプラスチックレンズの少なくとも一
面を非球面に形成し、プラスチックレンズと凸レンズと
の間に空気レンズを構成したことを特徴とするものであ
る。この場合、請求項2に記載の如く、n番目の面の曲
率半径をRn、n番目の面のアッベ数をνn、全系の焦
点距離をfとしたとき、 (1)7.68<R1<11.53、 3.88<R2<5.82 (2)f×1.5>R4>R5>f×0.8 (3)5.24<R6<7.86、 2.47<R5<3.72 (4)45<ν1<75 の各条件を満足することが望ましい。
【0005】
【作用】この発明によれば、ガラス製のメニスカス凹レ
ンズとガラス製の凸レンズとの間にプラスチックレンズ
を1枚配置することで、3枚構成という少ないレンズ枚
数でレンズ系を構成することができ、これによりレンズ
系の低価格化を図ることができ、またプラスチックレン
ズがパワーのないレンズであることから、温度や湿度な
どの使用環境の変化によって性能が変化することがな
く、使用環境が変化しても十分な性能を確保することが
できるとともに、プラスチックレンズの少なくとも一面
が非球面であることから、収差補正が有利になり、さら
に物体側の第1レンズがガラス製のメニスカス凹レンズ
であることから、画角の広角化が可能で、表面に傷など
が付きにくく、耐久性に優れたものを得ることができ
る。この場合、請求項2に記載の(1)の条件を満足し
ていれば、物体側に凸面を向けたメニスカス凹レンズと
なり、その画角の広角化およびレトロフォーカス化が可
能になり、(2)の条件を満足していれば、収差補正が
有利なり、(3)の条件を満足していれば、空気レンズ
による球面収差の補正が有利になり、(4)の条件を満
足していれば、倍率色収差の補正が有利になる。
【0006】
【実施例】以下、図1〜図4を参照して、この発明の広
角レンズの一実施例について説明する。この広角レンズ
は、図1に示すように、物体側より順に、物体側に凸面
を向けたガラス製のメニスカス凹レンズ1、絞り2、プ
ラスチックレンズ3、ガラス製の凸レンズ4を配置した
レンズ3枚構成となっている。ガラス製のメニスカス凹
レンズ1は、画角の広角化およびレトロフォーカス化を
図るものである。プラスチックレンズ3は、物体側に凸
面を向けたパワーのないメニスカスレンズで、収差補正
を図るために物体側面が非球面に形成されている。ガラ
ス製の凸レンズ4は、一般的な凸レンズで、結像作用と
焦点距離を決定する役割をもっている。この広角レンズ
では、メニスカス凹レンズ1から入射した光を絞り2で
絞り、プラスチックレンズ3およびガラス製の凸レンズ
4を介して、カバーガラス5で保護されたCCDなどの
撮像素子の像面6に結像させている。
【0007】また、この広角レンズは、n番目の面の曲
率半径をRn、n番目の面のアッベ数をνn、全系の焦
点距離をfとしたとき、 (1)7.68<R1<11.53、 3.88<R2<5.82 (2)f×1.5>R4>R5>f×0.8 (3)5.24<R6<7.86、 2.47<R5<3.72 (4)45<ν1<75 の各条件を満足している。
【0008】以下、(1)〜(4)の各条件について説
明する。(1)の条件はガラス製のメニスカス凹レンズ
1に関し、この条件を満足していれば、物体側に凸面を
向けたメニスカス凹レンズとなり、画角の広角化および
レトロフォーカス化が可能になる。(2)の条件はプラ
スチックレンズ3に関し、この条件を満足していれば、
プラスチックレンズ3のノンパワー化を図り、収差補正
が有利なる。(3)の条件はプラスチックレンズ3とガ
ラス製の凸レンズ4との間の空気レンズに関し、この条
件を満足していれば、空気レンズによる球面収差の補正
が有利になる。(4)の条件はメニスカス凹レンズ1の
アッベ数に関し、この条件を満足していれば、倍率色収
差の補正が有利になる。
【0009】このように、この広角レンズでは、ガラス
製のメニスカス凹レンズ1とガラス製の凸レンズ4との
間にプラスチックレンズ3を1枚配置することで、3枚
構成という少ないレンズ枚数でレンズ系を構成すること
ができ、これによりレンズ系の低価格化を図ることがで
きる。また、プラスチックレンズ3がパワーのないレン
ズであるから、温度や湿度などの使用環境の変化によっ
て性能が変化することがなく、使用環境が変化しても十
分な性能を確保することができるとともに、プラスチッ
クレンズ3の物体側面が非球面であることから、収差補
正が有利になり、収差特性の良いものを得ることができ
る。さらに、物体側の第1レンズがガラス製のメニスカ
ス凹レンズ1であるから、画角の広角化およびレトロフ
ォーカス化が可能になるばかりか、表面に傷などが付き
にくく、耐久性に優れたものを得ることができる。
【0010】次に、この広角レンズの具体例を表1に示
す。この表1では、焦点距離fが3.05mmで、FNOが2.
0で、イメージサークルが3.1mmである。
【表1】 ただし、Dはレンズおよびフィルタなどの中心厚および
空気空間である。
【0011】また、非球面係数は表2の通りである。
【表2】 なお、非球面は以下の式で表される。 Z=Cρ2/[1+√{1−(A0+1)C2ρ2}] +A4ρ4+A6ρ6+A8ρ8+A10ρ10 ただし、Zはレンズ面での光軸からの高さの変位量、C
は近軸曲率、ρは光軸からの距離、Aは非球面係数であ
る。
【0012】このような広角レンズの具体例では、球面
収差が図2(a)に示す収差曲線となり、非点収差が図
2(b)に示す収差曲線となり、歪曲収差(ディストー
ション)が図2(c)に示す収差曲線となり、メリジオ
ナル・コマ収差が図3(a)に示す収差曲線で、サジタ
ル・コマ収差が図3(b)に示す収差曲線となり、これ
らの図から収差特性が良く、性能が良いことがわかる。
また、この具体例では、図4(a)および図4(b)に
示すMTF(Modulation Transfer Function)特性が得ら
れる。すなわち、このMTFの条件は、8、24、40(本
/mm)の空間周波数で、デフォーカスが±0.05mmで
あり、図4(a)は20℃でのベストフォーカス面の特
性を示し、図4(b)は40℃の環境における20℃で
のベストフォーカス面の位置での特性を示している。こ
れらの図から明らかなように、20℃の環境でも40℃
の環境でもほとんどMTF特性は変化していないことが
わかり、この具体例では温度の変化によって性能が変化
しないことがわかる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ガラス製のメニスカス凹レンズとガラス製の凸レン
ズとの間にプラスチックレンズを1枚配置することで、
3枚構成という少ないレンズ枚数でレンズ系を構成する
ことができ、これによりレンズ系の低価格化を図ること
ができ、またプラスチックレンズがパワーのないレンズ
であることから、温度や湿度などの使用環境の変化によ
って性能が変化することがなく、使用環境が変化しても
十分な性能を確保することができるとともに、プラスチ
ックレンズの少なくとも一面が非球面であることから、
収差補正が有利になり、収差特性の良いものを得ること
ができ、さらに物体側の第1レンズがガラス製のメニス
カス凹レンズであることから、画角の広角化およびレト
ロフォーカス化が可能になるとともに、表面に傷などが
付きにくく、耐久性に優れたものを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の広角レンズの一実施例を示す構成
図。
【図2】図1の具体例の収差を示し、(a)は球面収差
を示す図、(b)は非点収差を示す図、(c)は歪曲収
差を示す図。
【図3】図1の具体例のコマ収差を示し、(a)はメリ
ジオナル・コマ収差を示す図、(b)はサジタル・コマ
収差を示す図。
【図4】図1の具体例のMTF特性を示し、(a)は使
用環境が20℃でのベストフォーカス面の特性を示す
図、(b)は使用環境が40℃における20℃でのベス
トフォーカス面位置での特性を示す図。
【符号の説明】
1 ガラス製のメニスカス凹レンズ 2 プラスチックレンズ 3 ガラス製の凸レンズ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に、物体側に凸面を向けた
    ガラス製のメニスカス凹レンズ、プラスチックレンズ、
    ガラス製の凸レンズを配置した3枚構成とし、前記プラ
    スチックレンズをパワーのないメニスカスレンズで構成
    するとともに、前記プラスチックレンズの少なくとも一
    面を非球面に形成し、前記プラスチックレンズと前記凸
    レンズとの間に空気レンズを構成したことを特徴とする
    広角レンズ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、n番目の面の曲率半
    径をRn、n番目の面のアッベ数をνn、全系の焦点距
    離をfとしたとき、 (1)7.68<R1<11.53、 3.88<R2<5.82 (2)f×1.5>R4>R5>f×0.8 (3)5.24<R6<7.86、 2.47<R5<3.72 (4)45<ν1<75 の各条件を満足することを特徴とする広角レンズ。
JP7052010A 1995-02-17 1995-02-17 広角レンズ Pending JPH08220429A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7052010A JPH08220429A (ja) 1995-02-17 1995-02-17 広角レンズ

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JP7052010A JPH08220429A (ja) 1995-02-17 1995-02-17 広角レンズ

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JP7052010A Pending JPH08220429A (ja) 1995-02-17 1995-02-17 広角レンズ

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Cited By (4)

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JPH0921947A (ja) * 1995-07-07 1997-01-21 Nikon Corp 超広角レンズ
JP2013088736A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Canon Inc 光学系及びそれを有する撮像装置
CN108181700A (zh) * 2018-02-09 2018-06-19 深圳市帅映科技股份有限公司 一种投影系统的短焦镜头
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