JPH08217089A - 自立性包装袋およびその製造法 - Google Patents
自立性包装袋およびその製造法Info
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- JPH08217089A JPH08217089A JP4249595A JP4249595A JPH08217089A JP H08217089 A JPH08217089 A JP H08217089A JP 4249595 A JP4249595 A JP 4249595A JP 4249595 A JP4249595 A JP 4249595A JP H08217089 A JPH08217089 A JP H08217089A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 水分、酸素等の気体は透過するが粉体等は透
過しない壁材を使用し、乾燥剤、脱酸素剤等を保持した
自立性包装袋を提供する。 【構成】 ヒ−トシ−ル性を有する袋形成表基材1と、
袋形成裏基材1′と、断面逆V字形底材3と、ヒ−トシ
−ル性と気体透過性を有し、表または裏基材1′と同じ
大きさを有する壁材2とからなり、壁材2を表または裏
基材1′のいずれか一方または両者のヒ−トシ−ル性面
に重ね合わせて、天部をヒ−トシ−ルして熱溶着部を形
成し、表基材1と裏基材1′との間に各ヒ−トシ−ル性
面が対向するように底材3を挟持し、表基材1と裏基材
1′と壁材2と底材3の各ヒ−トシ−ル性対向面であっ
てその左右両側端部と、表基材1と壁材2と底材3およ
び裏基材1′と底材3とから構成される各ヒ−トシ−ル
性対向面であってその下端部とにおいてヒ−トシ−ルし
て熱溶着部を形成し、壁材2と表または裏基材1′との
間に乾燥剤、脱酸素剤等の補助剤を保持させてなる自立
性包装袋である。
過しない壁材を使用し、乾燥剤、脱酸素剤等を保持した
自立性包装袋を提供する。 【構成】 ヒ−トシ−ル性を有する袋形成表基材1と、
袋形成裏基材1′と、断面逆V字形底材3と、ヒ−トシ
−ル性と気体透過性を有し、表または裏基材1′と同じ
大きさを有する壁材2とからなり、壁材2を表または裏
基材1′のいずれか一方または両者のヒ−トシ−ル性面
に重ね合わせて、天部をヒ−トシ−ルして熱溶着部を形
成し、表基材1と裏基材1′との間に各ヒ−トシ−ル性
面が対向するように底材3を挟持し、表基材1と裏基材
1′と壁材2と底材3の各ヒ−トシ−ル性対向面であっ
てその左右両側端部と、表基材1と壁材2と底材3およ
び裏基材1′と底材3とから構成される各ヒ−トシ−ル
性対向面であってその下端部とにおいてヒ−トシ−ルし
て熱溶着部を形成し、壁材2と表または裏基材1′との
間に乾燥剤、脱酸素剤等の補助剤を保持させてなる自立
性包装袋である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自立性包装袋に関する
ものであり、更に詳しくは乾燥剤、脱酸素剤等の補助剤
を有する自立性包装袋に関するものである。
ものであり、更に詳しくは乾燥剤、脱酸素剤等の補助剤
を有する自立性包装袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食品等を包装するために、合成樹
脂のフィルムないしシ−トを使用して種々の軟包装袋が
提案されている。それらのうちの一つとして、いわゆる
自立性包装袋が知られている。このものは、対向する2
枚の側壁シ−トの間に逆V字形断面の底シ−トを介在さ
せ、その左右両側端部および下端部をヒ−トシ−ルする
ことによって製造されている。そしてこの自立性包装袋
には、お菓子、粉状物、飲料物等の種々の食品、その他
等が充填され、包装されている。
脂のフィルムないしシ−トを使用して種々の軟包装袋が
提案されている。それらのうちの一つとして、いわゆる
自立性包装袋が知られている。このものは、対向する2
枚の側壁シ−トの間に逆V字形断面の底シ−トを介在さ
せ、その左右両側端部および下端部をヒ−トシ−ルする
ことによって製造されている。そしてこの自立性包装袋
には、お菓子、粉状物、飲料物等の種々の食品、その他
等が充填され、包装されている。
【0003】ところで、近年、包装される内容物によっ
て、その乾燥剤、脱酸素剤等の補助剤を包装袋の中に保
有させて、その保存性を高めて賞味期間等を延長させる
ことがしばしばおこなわれている。例えば、脱酸素剤等
を内容物と同時に包装して、包装体内の酸素を断つこと
によって内容物の腐敗等を防止してその保存性を向上さ
せて賞味期間を延長させている。
て、その乾燥剤、脱酸素剤等の補助剤を包装袋の中に保
有させて、その保存性を高めて賞味期間等を延長させる
ことがしばしばおこなわれている。例えば、脱酸素剤等
を内容物と同時に包装して、包装体内の酸素を断つこと
によって内容物の腐敗等を防止してその保存性を向上さ
せて賞味期間を延長させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
おいては、補助剤が内容物と一緒に包装されている場合
が多く、この場合、内容物と共に補助剤も一緒に取り出
されてしまうことがあり、例えば、幼児等は誤ってそれ
を口にすることがあると言う欠点がある。或いは側壁シ
−トに合成樹脂のフィルムないしシ−ト等を使用して点
シ−ル等を行ってポケット部を形成し、その中に補助剤
を挿入する場合もあるが、この場合、流通段階等におい
て、包装体に予想外の力が加わって変形等を起こし、そ
れによって包装体のシ−ル部が破壊されて、そのポケッ
ト部のシ−ルが剥がれて補助剤が内容物の中に混在する
ことになり、そのまま内容物と共に使用に供されてしま
うと言う欠点もある。また、側壁シ−トに補助剤が入っ
ている小袋を貼着させる場合もあるが、この場合も、内
容物を取り出すときに、小袋の貼着部が剥離して内容物
と一緒に取り出されてしまうと言う欠点もある。
おいては、補助剤が内容物と一緒に包装されている場合
が多く、この場合、内容物と共に補助剤も一緒に取り出
されてしまうことがあり、例えば、幼児等は誤ってそれ
を口にすることがあると言う欠点がある。或いは側壁シ
−トに合成樹脂のフィルムないしシ−ト等を使用して点
シ−ル等を行ってポケット部を形成し、その中に補助剤
を挿入する場合もあるが、この場合、流通段階等におい
て、包装体に予想外の力が加わって変形等を起こし、そ
れによって包装体のシ−ル部が破壊されて、そのポケッ
ト部のシ−ルが剥がれて補助剤が内容物の中に混在する
ことになり、そのまま内容物と共に使用に供されてしま
うと言う欠点もある。また、側壁シ−トに補助剤が入っ
ている小袋を貼着させる場合もあるが、この場合も、内
容物を取り出すときに、小袋の貼着部が剥離して内容物
と一緒に取り出されてしまうと言う欠点もある。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明者は、上記の問題
点を解決すべく鋭意研究した結果、水分、酸素等の気体
は透過するが粉体等は透過せず、かつヒ−トシ−ル性を
有する壁材に着目し、これを自立性包装袋を構成する側
壁シ−ト或いは底材と一緒に使用し、かつ側壁シ−ト或
いは底材と壁材との間に補助剤を保持させて自立性包装
袋を構成したところ、補助剤等が脱落することなく極め
て良好な自立性包装袋を製造し得ることを見出して、本
発明を完成したものである。
点を解決すべく鋭意研究した結果、水分、酸素等の気体
は透過するが粉体等は透過せず、かつヒ−トシ−ル性を
有する壁材に着目し、これを自立性包装袋を構成する側
壁シ−ト或いは底材と一緒に使用し、かつ側壁シ−ト或
いは底材と壁材との間に補助剤を保持させて自立性包装
袋を構成したところ、補助剤等が脱落することなく極め
て良好な自立性包装袋を製造し得ることを見出して、本
発明を完成したものである。
【0006】すなわち、本発明は、ヒ−トシ−ル性を有
する袋形成表基材と、ヒ−トシ−ル性を有する袋形成裏
基材と、ヒ−トシ−ル性を有する断面逆V字形底材と、
ヒ−トシ−ル性と気体透過性を有し、かつ上記の表また
は裏基材と同じ大きさを有する壁材とからなり、かつ上
記の壁材を上記の表基材または裏基材のいずれか一方ま
たはその両者のヒ−トシ−ル性面に重ね合わせてその天
部をヒ−トシ−ルして熱溶着部を設け、更に該表基材と
裏基材との間に底材をその各ヒ−トシ−ル性面が対向す
るように挟持し、そして上記の表基材と裏基材と底材と
壁材との各ヒ−トシ−ル性対向面でその左右両側端部お
よび下端部において熱溶着部を構成し、更に上記の壁材
と表又は裏基材若しくはその両者との間で乾燥剤、脱酸
素剤等の補助剤を挟持してなることを特徴とする自立性
包装袋に関するものである。
する袋形成表基材と、ヒ−トシ−ル性を有する袋形成裏
基材と、ヒ−トシ−ル性を有する断面逆V字形底材と、
ヒ−トシ−ル性と気体透過性を有し、かつ上記の表また
は裏基材と同じ大きさを有する壁材とからなり、かつ上
記の壁材を上記の表基材または裏基材のいずれか一方ま
たはその両者のヒ−トシ−ル性面に重ね合わせてその天
部をヒ−トシ−ルして熱溶着部を設け、更に該表基材と
裏基材との間に底材をその各ヒ−トシ−ル性面が対向す
るように挟持し、そして上記の表基材と裏基材と底材と
壁材との各ヒ−トシ−ル性対向面でその左右両側端部お
よび下端部において熱溶着部を構成し、更に上記の壁材
と表又は裏基材若しくはその両者との間で乾燥剤、脱酸
素剤等の補助剤を挟持してなることを特徴とする自立性
包装袋に関するものである。
【0007】また、本発明は、ヒ−トシ−ル性を有する
袋形成表基材と、ヒ−トシ−ル性を有する袋形成裏基材
と、ヒ−トシ−ル性を有する断面逆V字形底材と、ヒ−
トシ−ル性と気体透過性を有し、かつ上記の表または裏
基材と同じ大きさを有する壁材とからなり、まず上記の
壁材を上記の表基材または裏基材のいずれか一方または
その両者のヒ−トシ−ル性面の上に重ね合わせて、その
天部のヒ−トシ−ル性面でヒ−トシ−ルし、次に該表基
材と裏基材との間で上記の底材を各ヒ−トシ−ル性面が
対向するように挟持し、しかる後上記の表基材と裏基材
と底材と壁材との各ヒ−トシ−ル性対向面であってその
左右両側端部をヒ−トシ−ルし、次いで上記の壁材と表
または裏基材のいずれか一方または両者との間に乾燥
剤、脱酸素剤等の補助剤を挿入し、次に表基材と壁材と
底材および裏基材と壁材と底材との各ヒ−トシ−ル性対
向面であってその下端部をヒ−トシ−ルすることを特徴
とする自立性包装袋の製造法に関するものである。
袋形成表基材と、ヒ−トシ−ル性を有する袋形成裏基材
と、ヒ−トシ−ル性を有する断面逆V字形底材と、ヒ−
トシ−ル性と気体透過性を有し、かつ上記の表または裏
基材と同じ大きさを有する壁材とからなり、まず上記の
壁材を上記の表基材または裏基材のいずれか一方または
その両者のヒ−トシ−ル性面の上に重ね合わせて、その
天部のヒ−トシ−ル性面でヒ−トシ−ルし、次に該表基
材と裏基材との間で上記の底材を各ヒ−トシ−ル性面が
対向するように挟持し、しかる後上記の表基材と裏基材
と底材と壁材との各ヒ−トシ−ル性対向面であってその
左右両側端部をヒ−トシ−ルし、次いで上記の壁材と表
または裏基材のいずれか一方または両者との間に乾燥
剤、脱酸素剤等の補助剤を挿入し、次に表基材と壁材と
底材および裏基材と壁材と底材との各ヒ−トシ−ル性対
向面であってその下端部をヒ−トシ−ルすることを特徴
とする自立性包装袋の製造法に関するものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、ヒ−トシ−ル性を有し、かつ
気体は透過するが粉体等を透過しない壁材を使用し、こ
れを表基材、裏基材および底材等と一体的に使用して自
立性包装袋を構成し、かつその壁材と表基材、裏基材等
との間に乾燥剤、脱酸素剤等の補助剤を保持させること
から、まず自立性包装袋のヒ−トシ−ル部ないしは壁材
が損傷ないし破壊されないかぎり補助剤等は脱落するこ
となく極めて安定した状態で包装体内に補助剤を保有し
得るものである。また本発明においては、壁材が表基
材、裏基材および底材と一体的にヒ−トシ−ルされてい
ることから、製造時のシ−ル不良等を除いてシ−ル部に
おけるシ−ル破壊、シ−ル損傷等の現象が見られず、極
めて良好な包装袋を製造することができるものである。
気体は透過するが粉体等を透過しない壁材を使用し、こ
れを表基材、裏基材および底材等と一体的に使用して自
立性包装袋を構成し、かつその壁材と表基材、裏基材等
との間に乾燥剤、脱酸素剤等の補助剤を保持させること
から、まず自立性包装袋のヒ−トシ−ル部ないしは壁材
が損傷ないし破壊されないかぎり補助剤等は脱落するこ
となく極めて安定した状態で包装体内に補助剤を保有し
得るものである。また本発明においては、壁材が表基
材、裏基材および底材と一体的にヒ−トシ−ルされてい
ることから、製造時のシ−ル不良等を除いてシ−ル部に
おけるシ−ル破壊、シ−ル損傷等の現象が見られず、極
めて良好な包装袋を製造することができるものである。
【0009】
【本発明の詳細な説明】上記の本発明について以下に更
に詳細に説明する。まず上記の本発明について使用する
素材について説明する。本発明において、表基材、裏基
材および底材に使用される素材としては、従来公知の合
成樹脂のフィルムないしシ−トをその使用目的等に応じ
て単独ないし任意に組み合わせてラミネ−トして使用す
ることができる。例えば、低密度ポリエチレン、中密度
ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリ
エチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エ
チレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エ
チル共重合体、ポリブテン系樹脂、ポリメチルペンテン
系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリアクリルニトリル系
樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリス
チレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリ
デン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、
ポリカ−ボネ−ト系樹脂、フッ素系樹脂、ビニロン、セ
ロハン等の合成樹脂を主体とする各種の樹脂のフィルム
ないしシ−トを使用することができる。
に詳細に説明する。まず上記の本発明について使用する
素材について説明する。本発明において、表基材、裏基
材および底材に使用される素材としては、従来公知の合
成樹脂のフィルムないしシ−トをその使用目的等に応じ
て単独ないし任意に組み合わせてラミネ−トして使用す
ることができる。例えば、低密度ポリエチレン、中密度
ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリ
エチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エ
チレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エ
チル共重合体、ポリブテン系樹脂、ポリメチルペンテン
系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリアクリルニトリル系
樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリス
チレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリ
デン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、
ポリカ−ボネ−ト系樹脂、フッ素系樹脂、ビニロン、セ
ロハン等の合成樹脂を主体とする各種の樹脂のフィルム
ないしシ−トを使用することができる。
【0010】これらのフィルムないしシ−トは、未延伸
あるいは一ないし二軸方向に延伸されていてもよい。本
発明においては、上記のフィルムないしシ−トとして
は、上記の樹脂をビヒクルとした組成物によるコ−ティ
ング膜等であってもよい。上記の樹脂のフィルムないし
シ−トの厚さとしては、包装袋の使用目的等によって任
意であるが、約10ないし200μm位が好ましい。
あるいは一ないし二軸方向に延伸されていてもよい。本
発明においては、上記のフィルムないしシ−トとして
は、上記の樹脂をビヒクルとした組成物によるコ−ティ
ング膜等であってもよい。上記の樹脂のフィルムないし
シ−トの厚さとしては、包装袋の使用目的等によって任
意であるが、約10ないし200μm位が好ましい。
【0011】また本発明においては、包装袋に、いわゆ
る腰等を保持させるために、例えば、各種の紙あるいは
合成紙等等を使用することもできる。
る腰等を保持させるために、例えば、各種の紙あるいは
合成紙等等を使用することもできる。
【0012】さらに本発明においては、例えば、ガスバ
リヤ−性等を必要とする場合には、例えば、ポリ塩化ビ
ニリデン系樹脂のフィルム、あるいは、Kコ−トと称さ
れるポリ塩化ビニリデンをコ−トした樹脂のフィルム、
延伸ポリアミドのフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重
合体ケン化物(エバ−ル)のフィルム、アルミニュウム
箔、アルミニュウムを蒸着した樹脂のフィルム、酸化珪
素、酸化アルミニュウム等の金属酸化物を蒸着した樹脂
のフィルム等も使用することができる。
リヤ−性等を必要とする場合には、例えば、ポリ塩化ビ
ニリデン系樹脂のフィルム、あるいは、Kコ−トと称さ
れるポリ塩化ビニリデンをコ−トした樹脂のフィルム、
延伸ポリアミドのフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重
合体ケン化物(エバ−ル)のフィルム、アルミニュウム
箔、アルミニュウムを蒸着した樹脂のフィルム、酸化珪
素、酸化アルミニュウム等の金属酸化物を蒸着した樹脂
のフィルム等も使用することができる。
【0013】なお本発明においては、上記に挙げた素材
を使用して、包装袋の使用目的等によってその素材を任
意に選択して組み合わせ、次いで押し出しラミネ−ト、
ドライラミネ−ト等によって積層して、表基材、裏基材
および底材を製造することができる。
を使用して、包装袋の使用目的等によってその素材を任
意に選択して組み合わせ、次いで押し出しラミネ−ト、
ドライラミネ−ト等によって積層して、表基材、裏基材
および底材を製造することができる。
【0014】上記の表基材、裏基材および底材において
は、包装袋を製造するために、その片面、特に、その三
者が重なり合って熱溶着部を構成する部分は、ヒ−トシ
−ル性を有することが必要である。上記のヒ−トシ−ル
性を構成する素材としては、例えば、上記に挙げた低密
度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチ
レン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン等の
ポリオレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル酸共重合
体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、ポリブテン
系樹脂、ポリメチルペンテン系樹脂等の合成樹脂のフィ
ルムないしシ−ト、あるいはそのコ−ティング膜等を使
用することができる。なお本発明においては、上記の表
基材、裏基材および底材の他方の面は、包装袋を構成す
るに際して、非ヒ−トシ−ル性であることが必要であ
る。
は、包装袋を製造するために、その片面、特に、その三
者が重なり合って熱溶着部を構成する部分は、ヒ−トシ
−ル性を有することが必要である。上記のヒ−トシ−ル
性を構成する素材としては、例えば、上記に挙げた低密
度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチ
レン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン等の
ポリオレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル酸共重合
体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、ポリブテン
系樹脂、ポリメチルペンテン系樹脂等の合成樹脂のフィ
ルムないしシ−ト、あるいはそのコ−ティング膜等を使
用することができる。なお本発明においては、上記の表
基材、裏基材および底材の他方の面は、包装袋を構成す
るに際して、非ヒ−トシ−ル性であることが必要であ
る。
【0015】次に本発明において、壁材としては、上記
で挙げた表基材、裏基材および底材のヒ−トシ−ル性の
面と熱溶着して熱溶着部を構成することができるヒ−ト
シ−ル性を有することが必要である。また本発明の壁材
としては、水分、酸素等の気体は透過するが、例えば、
乾燥剤、脱酸素剤等の補助剤を構成する粉体等を透過し
ない性質を有することが必要である。具体的には、例え
ば、樹脂加工してヒ−トシ−ル性を有する織布、単ない
し長繊維等をそれ自信で熱接着性を有する場合はそのま
ま或いはそのような性質を有していない場合は熱接着性
樹脂等を使用してニ−ドルパンチあるいは熱接着してな
る不織布、パルプ等を熱接着性樹脂等を使用して抄紙し
てなる紙製基材またはパルプを抄紙しこれを樹脂加工し
てヒ−トシ−ル性を持たせた紙製基材、あるいは合成樹
脂を基材とした有孔性のフィルムないしシ−トまたはそ
の微多孔膜からなる基材等を使用することができる。例
えば、米国、デュポン社で製造してなる商品名「タイベ
ック」等の基材、具体的には、高密度ポリエチレンの細
かい交錯した繊維束を紡いだ上で、これを熱と圧とで繊
維同志を接合したもので通気性を有するものを使用する
ことができる。上記の壁材は、包装袋を製造するとき
に、上記の表基材、裏基材および底材の各ヒ−トシ−ル
性面と対向する部分で、少なくとも熱溶着部を構成する
部分においてヒ−トシ−ル性を有していることが必要で
あり、基本的には、両面がヒ−トシ−ル性を有している
ことが必要である。
で挙げた表基材、裏基材および底材のヒ−トシ−ル性の
面と熱溶着して熱溶着部を構成することができるヒ−ト
シ−ル性を有することが必要である。また本発明の壁材
としては、水分、酸素等の気体は透過するが、例えば、
乾燥剤、脱酸素剤等の補助剤を構成する粉体等を透過し
ない性質を有することが必要である。具体的には、例え
ば、樹脂加工してヒ−トシ−ル性を有する織布、単ない
し長繊維等をそれ自信で熱接着性を有する場合はそのま
ま或いはそのような性質を有していない場合は熱接着性
樹脂等を使用してニ−ドルパンチあるいは熱接着してな
る不織布、パルプ等を熱接着性樹脂等を使用して抄紙し
てなる紙製基材またはパルプを抄紙しこれを樹脂加工し
てヒ−トシ−ル性を持たせた紙製基材、あるいは合成樹
脂を基材とした有孔性のフィルムないしシ−トまたはそ
の微多孔膜からなる基材等を使用することができる。例
えば、米国、デュポン社で製造してなる商品名「タイベ
ック」等の基材、具体的には、高密度ポリエチレンの細
かい交錯した繊維束を紡いだ上で、これを熱と圧とで繊
維同志を接合したもので通気性を有するものを使用する
ことができる。上記の壁材は、包装袋を製造するとき
に、上記の表基材、裏基材および底材の各ヒ−トシ−ル
性面と対向する部分で、少なくとも熱溶着部を構成する
部分においてヒ−トシ−ル性を有していることが必要で
あり、基本的には、両面がヒ−トシ−ル性を有している
ことが必要である。
【0016】次にまた、本発明において、補助剤等とし
ては、包装袋に包装される内容物の保存性、あるいは腐
敗防止性等を向上させるもの、例えば、乾燥剤、脱酸素
剤、紫外線吸収剤、腐敗防止剤、その他等の公知のもの
を使用することができる。これは、例えば、そのままの
化学物質を粉体或いは錠剤等の形で使用することも、ま
たこれらを上記で挙げた壁材で小袋を製造し、その中に
充填し、密封したもの等を使用することができる。
ては、包装袋に包装される内容物の保存性、あるいは腐
敗防止性等を向上させるもの、例えば、乾燥剤、脱酸素
剤、紫外線吸収剤、腐敗防止剤、その他等の公知のもの
を使用することができる。これは、例えば、そのままの
化学物質を粉体或いは錠剤等の形で使用することも、ま
たこれらを上記で挙げた壁材で小袋を製造し、その中に
充填し、密封したもの等を使用することができる。
【0017】次に、本発明において、上記に挙げた表基
材、裏基材、底材、壁材および補助剤等を使用して、本
発明にかかる自立性包装袋を製造する方法について説明
する。図1、図2および図3の(a)および図3の
(b)に示すように、まず本発明では、表基材1と、裏
基材1´と、壁材2と、底材3とを用意し、次に該表基
材1または裏基材1´のいずれか一方またはその両者の
ヒ−トシ−ル性面A、A´に上記の壁材2を重ね合わせ
て、その天部4をヒ−トシ−ルさせて、熱溶着部Xを形
成する。そして、上記の表基材1と裏基材1´との間に
上記の底材3をそのヒ−トシ−ル性面が対向するように
挟持し、しかる後該表基材1と裏基材1´と壁材2と底
材3の左右両側端部5、6であって、その対向する各ヒ
−トシ−ル性面A、A´、B、B´、Cをヒ−トシ−ル
して熱溶着部Y、Y´を形成する。次に、本発明におい
ては、上記で熱溶着部Y、Y´を形成した後、包装袋の
底部を形成る下端部において、壁材2と表基材1、裏基
材1´との間に乾燥剤、脱酸素剤等の補助剤7を挿入
し、次いで表基材1、壁材2、および底材3で構成する
下端部8と、裏基材1´および底材3で構成する下端部
8´であってそのヒ−トシ−ル性の対向面A、A´、
B、B´、C等を相互にをヒ−トシ−ルして、袋の底部
を構成する部分に熱溶着部Z、Z´を形成して、本発明
にかかる自立性包装袋を製造することができる。
材、裏基材、底材、壁材および補助剤等を使用して、本
発明にかかる自立性包装袋を製造する方法について説明
する。図1、図2および図3の(a)および図3の
(b)に示すように、まず本発明では、表基材1と、裏
基材1´と、壁材2と、底材3とを用意し、次に該表基
材1または裏基材1´のいずれか一方またはその両者の
ヒ−トシ−ル性面A、A´に上記の壁材2を重ね合わせ
て、その天部4をヒ−トシ−ルさせて、熱溶着部Xを形
成する。そして、上記の表基材1と裏基材1´との間に
上記の底材3をそのヒ−トシ−ル性面が対向するように
挟持し、しかる後該表基材1と裏基材1´と壁材2と底
材3の左右両側端部5、6であって、その対向する各ヒ
−トシ−ル性面A、A´、B、B´、Cをヒ−トシ−ル
して熱溶着部Y、Y´を形成する。次に、本発明におい
ては、上記で熱溶着部Y、Y´を形成した後、包装袋の
底部を形成る下端部において、壁材2と表基材1、裏基
材1´との間に乾燥剤、脱酸素剤等の補助剤7を挿入
し、次いで表基材1、壁材2、および底材3で構成する
下端部8と、裏基材1´および底材3で構成する下端部
8´であってそのヒ−トシ−ル性の対向面A、A´、
B、B´、C等を相互にをヒ−トシ−ルして、袋の底部
を構成する部分に熱溶着部Z、Z´を形成して、本発明
にかかる自立性包装袋を製造することができる。
【0018】なお、本発明においては、上記で挙げた製
造法は、その一例であって種々の方法で製造することが
できる。例えば、上記においては、補助剤を挿入するに
際し、下端部8と下端部8´とをヒ−トシ−ルする前に
補助剤を挿入しているが、下端部8´をヒ−トシ−ルさ
せてその下端部8´に熱溶着部Z´を形成し、他方の下
端部7の開口している壁材2と表基材1との間に補助剤
6を挿入し、しかる後その下端部8をヒ−トシ−ルして
熱溶着部Zを構成して、本発明の自立性包装袋を製造し
てもよい。また、上記においては、まず表基材1または
裏基材1´のいずれか一方またはその両者のヒ−トシ−
ル性面A、A´に上記の壁材2を重ね合わせて、その天
部4をヒ−トシ−ルさせて、熱溶着部Xを形成させてい
るが、この場合、左右両側端部をそのヒ−トシ−ル性面
をヒ−トシ−ルさせて、あらかじめ左右両側端部に熱溶
着部を形成してもよい。また、本発明では、補助剤7を
挿入して下端部8をヒ−トシ−ルして熱溶着部Zを形成
しているが、更に該補助剤7が壁材2と表基材1、裏基
材1´との空間部において固定されずに自由に移動する
ことがあることから、補助剤7を固定すべく、壁材2と
表基材1、裏基材1´とをその補助剤7が存在する上部
の部分10でヒ−トシ−ルさせて熱溶着部Qを形成して
固定してもよい。この場合、自立性包装袋を開口して
も、補助剤6部分は閉じたままであるから該補助剤6が
外でることはないものである。あるいは、本発明におい
ては、表基材1または裏基材1´のいずれか一方または
その両者のヒ−トシ−ル性面A、A´に上記の壁材2を
重ね合わせて、その天部4をヒ−トシ−ルさせて、熱溶
着部Xを形成しているが、該熱溶着部Xのヒ−トシ−ル
幅を大きくし、自立性包装袋の開口に際し、その熱溶着
部Xの中間でカットして開口すれば、表または裏基材と
壁材とは、袋が開口しても依然としてヒ−トシ−ルされ
て熱溶着部を構成していることから、補助剤が袋の開口
時に外へ出ることはないものである。
造法は、その一例であって種々の方法で製造することが
できる。例えば、上記においては、補助剤を挿入するに
際し、下端部8と下端部8´とをヒ−トシ−ルする前に
補助剤を挿入しているが、下端部8´をヒ−トシ−ルさ
せてその下端部8´に熱溶着部Z´を形成し、他方の下
端部7の開口している壁材2と表基材1との間に補助剤
6を挿入し、しかる後その下端部8をヒ−トシ−ルして
熱溶着部Zを構成して、本発明の自立性包装袋を製造し
てもよい。また、上記においては、まず表基材1または
裏基材1´のいずれか一方またはその両者のヒ−トシ−
ル性面A、A´に上記の壁材2を重ね合わせて、その天
部4をヒ−トシ−ルさせて、熱溶着部Xを形成させてい
るが、この場合、左右両側端部をそのヒ−トシ−ル性面
をヒ−トシ−ルさせて、あらかじめ左右両側端部に熱溶
着部を形成してもよい。また、本発明では、補助剤7を
挿入して下端部8をヒ−トシ−ルして熱溶着部Zを形成
しているが、更に該補助剤7が壁材2と表基材1、裏基
材1´との空間部において固定されずに自由に移動する
ことがあることから、補助剤7を固定すべく、壁材2と
表基材1、裏基材1´とをその補助剤7が存在する上部
の部分10でヒ−トシ−ルさせて熱溶着部Qを形成して
固定してもよい。この場合、自立性包装袋を開口して
も、補助剤6部分は閉じたままであるから該補助剤6が
外でることはないものである。あるいは、本発明におい
ては、表基材1または裏基材1´のいずれか一方または
その両者のヒ−トシ−ル性面A、A´に上記の壁材2を
重ね合わせて、その天部4をヒ−トシ−ルさせて、熱溶
着部Xを形成しているが、該熱溶着部Xのヒ−トシ−ル
幅を大きくし、自立性包装袋の開口に際し、その熱溶着
部Xの中間でカットして開口すれば、表または裏基材と
壁材とは、袋が開口しても依然としてヒ−トシ−ルされ
て熱溶着部を構成していることから、補助剤が袋の開口
時に外へ出ることはないものである。
【0019】なお、本発明において、底材3の両端部に
半円形の切り欠き部9がそれぞれ形成されているが、こ
れは、この切り欠き部9を介して表基材1と裏基材1´
と壁材2とのヒ−トシ−ル性面A、A´、B、B´をヒ
−トシ−ルさせて、熱溶着部をT、T´を形成するもの
である。これによって、本発明では、自立性包装袋の自
立性をより一層良好に保持することができるものであ
る。
半円形の切り欠き部9がそれぞれ形成されているが、こ
れは、この切り欠き部9を介して表基材1と裏基材1´
と壁材2とのヒ−トシ−ル性面A、A´、B、B´をヒ
−トシ−ルさせて、熱溶着部をT、T´を形成するもの
である。これによって、本発明では、自立性包装袋の自
立性をより一層良好に保持することができるものであ
る。
【0020】上記で製造した自立性包装袋は、図3の
(a)および図3の(b)に示すように、ヒ−トシ−ル
性を有する袋形成表基材1と、ヒ−トシ−ル性を有する
袋形成裏基材1´と、ヒ−トシ−ル性を有する断面逆V
字形底材3と、ヒ−トシ−ル性を有し、かつ気体透過性
を有する壁材2とからなり、かつ上記の壁材2を上記の
表基材1または裏基材1´のいずれか一方またはその両
者のヒ−トシ−ル性面A、A´、B、B´に重ね合わせ
てその天部4をヒ−トシ−ルして熱溶着部Xを設け、更
に該表基材1と裏基材1´との間に底材3をその各ヒ−
トシ−ル性面A、A´、B、B´、Cが対向するように
挟持し、そして上記の表基材1と裏基材1´と底材3と
壁材2との各ヒ−トシ−ル性対向面A、A´、B、B
´、Cでその左右両側端部5、6および下端部8、8´
において熱溶着部Y、Y´、Z、Z´を構成し、更に上
記の壁材2と表又は裏基材1、1´若しくはその両者と
の間で乾燥剤、脱酸素剤等の補助剤7を挟持してなるこ
とを特徴とする自立性包装袋に関するものである。而し
て、上記で得た自立性包装袋は、その上端の開口部から
内容物を充填し、しかる後その開口部をヒ−トシ−ル等
によって密閉することによって、内容物が充填した包装
体を得ることができる。
(a)および図3の(b)に示すように、ヒ−トシ−ル
性を有する袋形成表基材1と、ヒ−トシ−ル性を有する
袋形成裏基材1´と、ヒ−トシ−ル性を有する断面逆V
字形底材3と、ヒ−トシ−ル性を有し、かつ気体透過性
を有する壁材2とからなり、かつ上記の壁材2を上記の
表基材1または裏基材1´のいずれか一方またはその両
者のヒ−トシ−ル性面A、A´、B、B´に重ね合わせ
てその天部4をヒ−トシ−ルして熱溶着部Xを設け、更
に該表基材1と裏基材1´との間に底材3をその各ヒ−
トシ−ル性面A、A´、B、B´、Cが対向するように
挟持し、そして上記の表基材1と裏基材1´と底材3と
壁材2との各ヒ−トシ−ル性対向面A、A´、B、B
´、Cでその左右両側端部5、6および下端部8、8´
において熱溶着部Y、Y´、Z、Z´を構成し、更に上
記の壁材2と表又は裏基材1、1´若しくはその両者と
の間で乾燥剤、脱酸素剤等の補助剤7を挟持してなるこ
とを特徴とする自立性包装袋に関するものである。而し
て、上記で得た自立性包装袋は、その上端の開口部から
内容物を充填し、しかる後その開口部をヒ−トシ−ル等
によって密閉することによって、内容物が充填した包装
体を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】上記で得た自立性包装袋によれば、ヒ−
トシ−ル性を有し、かつ気体は透過するが粉体等を透過
しない壁材を使用し、これを表基材、裏基材、底材等と
一体的に使用して自立性包装袋を構成し、かつその壁材
と表基材、裏基材との間に乾燥剤、脱酸素剤等の補助剤
を保持させることから、まず自立性包装袋のヒ−トシ−
ル部ないしは壁材が損傷ないし破壊されないかぎり補助
剤等は脱落することなく極めて安定した状態で包装体内
に補助剤を保有し得るものである。また本発明において
は、壁材が表基材、裏基材および底材と一体的にヒ−ト
シ−ルされていることから、製造時のシ−ル不良等を除
いてシ−ル部におけるシ−ル破壊、シ−ル損傷等の現象
が見られず、極めて良好な包装袋を製造することができ
るものである。従って、本発明では、内容物を充填して
自立させたときに、補助剤が自立性包装袋の側部、ある
いは底部近くに位置することになり、かつ補助剤と内容
物とは壁材で仕切られることになり、このため包装袋の
上部から開封して内容物を取り出す場合、補助剤が出て
くる恐れはなく、誤食防止、粉体等の内容物に混入等を
防止することができるものである。この場合、前述の補
助剤を固定する熱溶着部を壁材と表基材、裏基材との間
に形成してあると、特に顕著な効果を奏する。また本発
明では、補助剤の充填は、包装袋の底部から予め包装袋
を製造するときに挿入するものであるから、内容物を充
填するときに補助剤を触れることがないので、極めて衛
生的であると言う利点もある。
トシ−ル性を有し、かつ気体は透過するが粉体等を透過
しない壁材を使用し、これを表基材、裏基材、底材等と
一体的に使用して自立性包装袋を構成し、かつその壁材
と表基材、裏基材との間に乾燥剤、脱酸素剤等の補助剤
を保持させることから、まず自立性包装袋のヒ−トシ−
ル部ないしは壁材が損傷ないし破壊されないかぎり補助
剤等は脱落することなく極めて安定した状態で包装体内
に補助剤を保有し得るものである。また本発明において
は、壁材が表基材、裏基材および底材と一体的にヒ−ト
シ−ルされていることから、製造時のシ−ル不良等を除
いてシ−ル部におけるシ−ル破壊、シ−ル損傷等の現象
が見られず、極めて良好な包装袋を製造することができ
るものである。従って、本発明では、内容物を充填して
自立させたときに、補助剤が自立性包装袋の側部、ある
いは底部近くに位置することになり、かつ補助剤と内容
物とは壁材で仕切られることになり、このため包装袋の
上部から開封して内容物を取り出す場合、補助剤が出て
くる恐れはなく、誤食防止、粉体等の内容物に混入等を
防止することができるものである。この場合、前述の補
助剤を固定する熱溶着部を壁材と表基材、裏基材との間
に形成してあると、特に顕著な効果を奏する。また本発
明では、補助剤の充填は、包装袋の底部から予め包装袋
を製造するときに挿入するものであるから、内容物を充
填するときに補助剤を触れることがないので、極めて衛
生的であると言う利点もある。
【0022】
【実施例】次に実施例を挙げて更に詳しく本発明を説明
する。 実施例1 表基材および裏基材として、ポリエチレンテレフタレ−
トフィルム、12μm/アルミニュウム箔、9μm/ポ
リエチレンフィルム(ヒ−トシ−ル性)、40μmから
なる積層材を使用し、これを横×縦を170mm×25
0mmにカットして、それぞれ用意した。次に底材とし
て、上記の表基材および裏基材で使用した積層材と同じ
ものを使用して、これを横×縦を170mm×90mm
にカットし、更に半折りして横×縦を170mm×45
mmとし、また両サイドに半円状の切り欠きを設けた。
更に壁材として、ポリエチレン製のスパンポンド不織布
を使用し、これを横×縦を170mm×250mmにカ
ットして用意した。次に、上記で用意した表基材と、裏
基材と、壁材と、底材とを使用し、まず表基材のヒ−ト
シ−ル性面に壁材を重ね合わせてその天部をヒ−トシ−
ルした。次に、該表基材と裏基材とをそのヒ−トシ−ル
性面と壁材面とが対向するように配置した。次に、上記
の表基材と裏基材との間に上記の底材を介在させ、しか
る後該表基材と裏基材と壁材と底材の左右両側端部であ
って、その対向する各ヒ−トシ−ル性面をヒ−トシ−ル
して熱溶着部を形成した。このとき、底材の半円状の切
り欠き部では、表基材と壁材と裏基材とが対向面でヒ−
トシ−ルして熱溶着部を形成した。次に、上記で左右両
端部に熱溶着部を形成した後、包装袋の底部を形成る下
端部において、壁材と表基材との間に脱酸素剤を挿入
し、次いで表基材、壁材、および底材で構成する下端部
と、裏基材、および底材で構成する下端部をヒ−トシ−
ルして、袋の底部を構成する部分に熱溶着部を形成し
て、自立性包装袋を製造した。
する。 実施例1 表基材および裏基材として、ポリエチレンテレフタレ−
トフィルム、12μm/アルミニュウム箔、9μm/ポ
リエチレンフィルム(ヒ−トシ−ル性)、40μmから
なる積層材を使用し、これを横×縦を170mm×25
0mmにカットして、それぞれ用意した。次に底材とし
て、上記の表基材および裏基材で使用した積層材と同じ
ものを使用して、これを横×縦を170mm×90mm
にカットし、更に半折りして横×縦を170mm×45
mmとし、また両サイドに半円状の切り欠きを設けた。
更に壁材として、ポリエチレン製のスパンポンド不織布
を使用し、これを横×縦を170mm×250mmにカ
ットして用意した。次に、上記で用意した表基材と、裏
基材と、壁材と、底材とを使用し、まず表基材のヒ−ト
シ−ル性面に壁材を重ね合わせてその天部をヒ−トシ−
ルした。次に、該表基材と裏基材とをそのヒ−トシ−ル
性面と壁材面とが対向するように配置した。次に、上記
の表基材と裏基材との間に上記の底材を介在させ、しか
る後該表基材と裏基材と壁材と底材の左右両側端部であ
って、その対向する各ヒ−トシ−ル性面をヒ−トシ−ル
して熱溶着部を形成した。このとき、底材の半円状の切
り欠き部では、表基材と壁材と裏基材とが対向面でヒ−
トシ−ルして熱溶着部を形成した。次に、上記で左右両
端部に熱溶着部を形成した後、包装袋の底部を形成る下
端部において、壁材と表基材との間に脱酸素剤を挿入
し、次いで表基材、壁材、および底材で構成する下端部
と、裏基材、および底材で構成する下端部をヒ−トシ−
ルして、袋の底部を構成する部分に熱溶着部を形成し
て、自立性包装袋を製造した。
【図1】表基材1と、裏基材1´と、壁材2と、底材3
の概略的構成を説明する斜視図である。
の概略的構成を説明する斜視図である。
【図2】表基材1と、裏基材1´と、壁材2と、底材3
とを対向させたときの状態を示す概略的断面図である。
とを対向させたときの状態を示す概略的断面図である。
【図3の(a)】自立性包装袋の概略的構成を示す平面
図である。
図である。
【図3の(b)】自立性包装袋の概略的構成を示す図3
の(a)のI−I´における切断断面図である。
の(a)のI−I´における切断断面図である。
1 表基材 1´ 裏基材 2 壁材 3 底材
Claims (2)
- 【請求項1】 ヒ−トシ−ル性を有する袋形成表基材
と、ヒ−トシ−ル性を有する袋形成裏基材と、ヒ−トシ
−ル性を有する断面逆V字形底材と、ヒ−トシ−ル性と
気体透過性を有し、かつ上記の表または裏基材と同じ大
きさを有する壁材とからなり、かつ上記の壁材を上記の
表基材または裏基材のいずれか一方またはその両者のヒ
−トシ−ル性面に重ね合わせてその天部をヒ−トシ−ル
して熱溶着部を設け、更に該表基材と裏基材との間に底
材をその各ヒ−トシ−ル性面が対向するように挟持し、
そして上記の表基材と裏基材と底材と壁材との各ヒ−ト
シ−ル性対向面でその左右両側端部および下端部におい
て熱溶着部を構成し、更に上記の壁材と表又は裏基材若
しくはその両者との間で乾燥剤、脱酸素剤等の補助剤を
挟持してなることを特徴とする自立性包装袋。 - 【請求項2】 ヒ−トシ−ル性を有する袋形成表基材
と、ヒ−トシ−ル性を有する袋形成裏基材と、ヒ−トシ
−ル性を有する断面逆V字形底材と、ヒ−トシ−ル性と
気体透過性を有し、かつ上記の表または裏基材と同じ大
きさを有する壁材とからなり、まず上記の壁材を上記の
表基材または裏基材のいずれか一方またはその両者のヒ
−トシ−ル性面の上に重ね合わせて、その天部のヒ−ト
シ−ル性面でヒ−トシ−ルし、次に該表基材と裏基材と
の間で上記の底材を各ヒ−トシ−ル性面が対向するよう
に挟持し、しかる後上記の表基材と裏基材と底材と壁材
との各ヒ−トシ−ル性対向面であってその左右両側端部
をヒ−トシ−ルし、次いで上記の壁材と表または裏基材
のいずれか一方または両者との間に乾燥剤、脱酸素剤等
の補助剤を挿入し、次に表基材と壁材と底材および裏基
材と壁材と底材との各ヒ−トシ−ル性対向面であってそ
の下端部をヒ−トシ−ルすることを特徴とする自立性包
装袋の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4249595A JPH08217089A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 自立性包装袋およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4249595A JPH08217089A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 自立性包装袋およびその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08217089A true JPH08217089A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12637648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4249595A Withdrawn JPH08217089A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 自立性包装袋およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08217089A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001004013A1 (fr) * | 1999-07-09 | 2001-01-18 | Uni-Charm Co., Ltd. | Sachet de conservation d'article |
JP2016190681A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-10 | 株式会社フジシールインターナショナル | パウチ容器及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-02-07 JP JP4249595A patent/JPH08217089A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001004013A1 (fr) * | 1999-07-09 | 2001-01-18 | Uni-Charm Co., Ltd. | Sachet de conservation d'article |
JP2016190681A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-10 | 株式会社フジシールインターナショナル | パウチ容器及びその製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |