JPH0820863B2 - 表示制御方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は、オペレータからの編集処理の指示に基づい
て新たな頁の領域の先頭を示すパターンを表示できる表
示制御方法に関する。

［従来技術］ 一般に文書を表示する装置において、その文書を印刷
した場合にどこで２枚の紙に分断されるかを知るため
に、印刷されるデータの行数をカウントして区切り毎に
通し番号を付与する技術（特開昭53−64427）そして、
１歩進んで、表示上で頁を認識できる様に、点を表示す
る技術（特開昭53−145424）や表示上で自動的にページ
のナンバリングを行う技術（特開昭55−147775）が存在
します。又、表示の際に頁の末尾行と頁の先頭行の間に
頁間区切りパターン（例えば点線）を表示することが行
なわれている（特開昭56−96325）。

しかし、この様な表示では頁の区切りであるというこ
とが未経験なオペレータにはわからないため、頁の区切
りを明確に理解させるために文書の頁の回りをある種の
枠で囲うことが考えられる。すなわち、頁の先頭行の上
に頁頭区切りパターン、頁の末尾行の下に頁末区切りパ
ターン、左マージン上に頁左区切りパターン、右マージ
ン上に頁右区切りパターンをそれぞれ表示し、あたかも
画面上に用紙が存在し、その上に文書の文字が載ってい
るかの様に表示を行なうのである。

しかし、文書の頁の回りをある種の枠で囲う、囲わな
いに係わらず、隣接する頁の存在を、いつ可視化表示さ
せるかについては、使用者の使い勝手を考慮するとまだ
まだ改良の余地があると考えられる。

［目的］ 以上の点に鑑み、本発明の目的は、文書情報の最終頁
の領域の末尾を示す頁末パターンを表示している状態に
おいて、オペレータからの編集指示に基づく編集処理に
伴い前記最終頁の次に新たな頁を作る必要があるか否か
を判定し、 前記最終頁の次に新たな頁を作る必要がないと判定さ
れる場合は、前記最終頁に対する前記編集処理の結果を
表示し、 前記最終頁の次に新たな頁を作る必要があると判定さ
れる場合は、前記頁末パターンの表示位置の後に続い
て、前記最終頁に続く前記新たな頁の領域の先頭を示し
前記頁末パターンとは異なる形状の頁頭パターンを表示
するように制御するので、オペレータは編集に応じて表
示される頁末及び頁頭を正確に意識することができる表
示制御方法を提供することにある。

第１図は本発明の１実施例を説明するブロック図であ
る。

図示の構成において、CPUは、マイクロプロセッサで
あり、文字処理のための演算、論理判断等を行ない、ア
ドレスバスAB、コントロールバスCB、データバスDBを介
して、それらのバスに接続された各構成要素を制御す
る。

アドレスバスABはマイクロプロセッサCPUの制御の対
称とする構成要素を指示するアドレス信号を転送する。
コントロールバスCBはマイクロプロセッサCPUの制御の
対象とする各構成要素のコントロール信号を転送して印
加する。データバスDBは各構成機器相互間のデータの転
送を行なう。

つぎに、ROMは、読出し専用の固定メモリであり、第
９図〜第26図を示す如き制御の手順等を記憶している。

また、ROMは、１ワード16ビットの構成の書込み可能
のランダムアクセスメモリであって、各構成要素からの
各種データの一時記憶に用いる。

KBはキーボードであって、アルファベットキー、平仮
名キー、片仮名キー等の文字記号入力キー、及び、漢字
部始め／終り指定キー等の本文字処理処置に対する各種
機能を指示するための各種のファンクションキーを備え
ている。

ファンクションキーは例えば、カーソル移動キー（カ
ーソル上移動キー，下移動キー，右移動キー，左移動キ
ー）行削除キー，行挿入キー，改頁キー,CRキー，等を
含むものである。

DOCMEMはKB（キーボード）から入力された文字データ
をドキュメントデータとして保存するバッファである。

第４図（ａ）は、文字列『ABC………』データがバッ
ファDOCMEMに格納されている様子を示す。第４図（ａ）
に示すデータの行と列との関係は、後述するCRTに表示
するにあたっての行と列との関係とを対応ずけるため
に、便宜的に示したものである。

LCONTREGは、バッファDOCMEMに蓄えられているデータ
の特性を行単位に示す。複数のレジスタ（レジスタ及び
フラッグ）から成るメモリである。第４図（ｂ）にLCON
TREGの例を示す。第1W（Ｗ＝Word）目は、バッファDOCM
EM内に格納されているデータの全行数EODを示すもので
あり、第４図（ａ）の例においては４となる。第2W（Ｗ
＝Word）目以降は、各行を後述する表示装置CRTに文章
データを表示するにあたって、文書枠（先頭枠FGH又は
末尾枠FGE）を表示するか否かを各行ごとに示すフラッ
グFGである。

CURRFGはバッファDOCMEM内のデータを編集するにあた
って、その場所を特定するためのポインタである。第５
図（ａ）で示すようにＸ座標（CURSOR_X）Ｙ座標（CURS
OR_Y）の2W（Ｗ＝Word）から成る。

CURDISPREGはポインタCURREGによって示されるバッフ
ァDOCMEM内のデータの位置を後述する表示装置CRTの表
示位置に対応させて表現したものである。第５図（ｂ）
に示すようにＸ座標（CURSOR_DISPLAY_X）とＹ座標（CU
RSOR_DISPLAY_Y）の2W（Ｗ＝Word）から成る。後述する
ように表示装置CRTには、頁の概念を明確にするため
に、文書データと共にページ枠を表示するためにＸ座標
CURSOR_DISPLAY_X,Y座標CURSOR_DISPLAY_Yの値と、CURS
OR_X,CURSOR_Yの値とは異なる。本例においては、CURSO
R_DISPLAY_Xは、CURSOR_Xより１大きい。それは文書枠
として左枠を余分に（文書データより余分に）表示する
ためである。

又CURSOR_DISPLAY_YはCURSOR_Yより１大きい。それ
は、先頭からカーソルの位置までの間に先頭枠を１行余
分に表示するためである。

CHADISPBUFは、後述する表示装置CRTに文書データを
表示するための表示データを文字コード又はパターンコ
ードとして格納するバッファである。第２図（ａ）は、
バッファCHADISPBUFに格納されているデータの様子を示
すものであり、又後述する表示装置CRTに表示されるデ
ータの様子を示すものでもある。又第４図（ａ）に示す
バッファDOCMEM 第４図（ｂ）に示すLCONTREG 第５図（ａ）に示すCURREG 第５図（ｂ）に示すCURDISPREG のデータ内容を本実施例の装置で表示するにあたって造
り上げられるバッファCH ADISPBUFの内容を示すもので
ある。

バッファDOCMENの第１行目は、メモリLCONTREGの第１
行目に先頭枠フラッグがセットされているため第２図
（ｂ）と（ｆ）とに展開されバッファCHADISPBUFの第１
行目と第２行目となる。

同様にバッファDOCMEMの第２行目は第２図（ｇ）にな
り、バッファCHADISPBUFの第３行目となる。

同様にバッファDOCMEMの第３行目は第２図（ｃ）と
（ｄ）とに展開されバッファCHADISPBUFの第４行目第５
行目となる次第である。なお枠組を表示するにあたって
は以上説明したことから類推できるように本実施例にお
いては、罫線の部分パターンを、文字コードと同様にコ
ード化し、その部分パターンを連なぎ合わせることによ
り、枠組を作成するようにしたものである。第３図に文
字パターン及び罫線の部分パターンを示す。

CRT CONTはCURDISPREGに示される内容によりカーソル
を表示し又バッファCHADISPBUFの内容により文字パター
ンを表示させる役割を担う。第２図（ａ）にCRTに表示
されている文字データ及び枠組の様子を示す。又CRTCON
Tは、文字パターンを表示するためのパターンメモリを
有しており、バッファCHADISPBUF内のコードデータをパ
ターンに変換する機能も有しているものである。

また、CRTは陰極線管等を用いた表示装置であり、そ
の表示装置CRTにおけるドット構成の表示パターンおよ
びカーソルの表示をCRTコントローラで制御する。

かかる各構成要素からなる本発明文字処理装置におい
ては、キーボードKBからの各種の入力に応じて作動する
ものであって、キーボードKBからの入力が供給される
と、まず、インタラプト信号がマイクロプロセサCPUに
送られ、そのマイクロプロセサCPUがROM内に記憶してあ
る各種の制御信号を読出し、それらの制御信号に従って
各種の制御が行われる。

次に本実施例における処理構成を第６図〜第８図を用
い説明する。

第６図に本実施例における編集処理の処理構成を示
す。編集処理は，キーボードKBからのデータの取込みを
行うキー取込処理1,キー取込み処理１によって取込んだ
データを処理分類し，各種編集処理への橋渡しをするキ
ー分類処理2,かかるキー分類処理２により分類された各
種処理を実際に実行する各種編集処理3,そして各種編集
処理３により成された編集の結果を表示する表示処理４
とから成る。

第７図に各種編集処理の処理構成を示す。

各種編集処理３は、カーソルを移動させるためのカー
ソル移動処理３、1,行挿入を行うための行挿入処理３、
2,行削除を行うための行削除処理３、3,改頁の入力を処
理する改頁処理３、4,文字の入力を処理する文字入力処
理３、5,CR（改行）の入力を処理するためのCR入力処理
３、6,その他各種編集処理３、７（例えば文字削除，文
字挿入）から成る。

各処理への引渡しは、前述のキー分類処理によって決
定される。

各種編集処理３は更に３、１〜３、７までの処理に共
通して使用される下記処理を含む。

頁単位にバッファDOCMEM内に格納される情報を拡張さ
せる頁追加処理３、０、１頁単位にDOCMEM内に格納され
ている情報を減らす頁削除処理３、０、2,頁枠の制御を
行う行制御処理３、０、３から成る。

次に本発明と直接関係する処理構成について、第９図
〜第26図の動作フローを用い、更に具体的に説明する。

本実施例におけるメイン処理である。

編集処理０を第９図を参照して詳細に説明する。

（１）キー取込処理１ キーボードからの入力データを取込む。入力データが
無い時は入力されるまで待つ。

（２）キー分類処理２ キー取込み処理によって取込んだデータに従って各種
編集処理への振分けを行う。

（３）各種編集処理３ カーソルの移動，行挿入，行削除，改頁，文字入力,C
R入力等の各種編集処理を行う。

（４）表示処理４ 各種編集処理を行った結果を表示する。処理後ステッ
プ（１）に進む。

以上各ステップの説明から明らかなように編集処理０
は種々編集処理を行うにあたってのメインルーチンを形
成するものである。

次にカーソル移動処理３、１の１つであるカーソル下
移動処理３、１、２について更に第10図を参照して詳細
に説明する。

（１）カーソルＹ座標のチェック３、１、２、１ カーソルが文書データ末の行（文末行）を指している
か否かを調べる。もし、カーソルが文末行にあるなら
ば、即ちCURSOR_Yと全行数EODとの値が等しいならばス
テップ（２）に進む。否ならステップ（３）に進む。

（２）頁追加処理３、０、１ 文末行の下に更に１頁分のデータ領域の作成を行う。

（３）カーソルＹ座標の更新３、１、２、３ カーソルＹ座標を１増加させる。（CUROS_Y） 以上各ステップの説明から明らかなようにカーソル下
移動処理３、１、２は、文章中の１文字を特定している
カーソルを１行下に移動させる働きをしている。その時
もし下に移動できるエリアが存在しない時、即ちカーソ
ルが文書データの末尾行に存在している時は、更に下に
１頁分のデータエリアを作成してから、カーソルを１行
下に移動させるようにしている。

次に各種編集処理３の１つである行挿入処理３、２に
ついて第11図を参照して詳細に説明する。

（１）データの移動３、２、１ カーソルが存在している行以降に存在する全てのデー
タを１行分下に移動させる。移動させたあとにはスペー
スを埋める。（スペースの代わりに空白を示すコードで
あっても良い） （２）全行数EODの更新３、２、２ 全行数の値を１増加させる。

（３）行制御処理３、０、３ 文書データを表示装置CRTに表示させるにあたって、
文書データの頁枠をどのように表示すべきかを決定し、
その結果をLCONTREG,にセットする。この処理はステッ
プ（１），（２）において全行数の変化が起こったため
LCONTREGの再設定が必要になったために行うものであ
る。

以上各ステップの説明から明らかなように行挿入処理
ではカーソルが存在している位置に１行分の空白行を行
挿入し、枠組表示のための基礎データを作成する。

このことにより、行挿入行の枠組表示は次のようにな
る。

即ち行挿入の結果、新しいページが１行造られたな
ら、最終頁としての新しい枠組が作成されることにな
り、新しいページが作成されなかったなら、最終頁の枠
組は、以前の枠組を広げる結果となる。別の言い方をす
ると、行挿入を繰り返すと、その結果新たな最終ページ
が造られるまでは、最終頁の枠組が少しずつ広げられて
いくことになり、新たな最終ページが造られると新たな
枠組が造られて、後述する表示処理により表示装置CRT
上に表示されることになる。

次に行削除処理３、３について第12図を参照して詳細
に説明する。

（１）データ移動処理３、３、１ カーソルが存在している行の次の行から文書データの
最後の行までを１行分上移動させる。

移動させたあとの文書データ最終行には、スペースを
埋める。（スペースコードの代わりに空白を示すコード
であっても良い） （２）行制御処理３、０、３ LCONTREGの再設定を行う。

（３）頁削除処理３、０、２ 文書データ末に１頁分の空白頁が存在していたなら、
その頁の削除を行う。

以上各ステップの説明から明らかなように、行削除処
理においては、カーソルが存在している行を１行分削除
し、それ以降の文書データを１行分全て上方へ移動させ
ることを行う。その結果もし文書データ末に、スペース
コードのみから成る頁あるいは空白を示すコードのみか
ら成る頁が存在したならば、その頁を削除する。従って
行削除を繰り返し行っていくと、ある時点で文書データ
末に存在するページが無くなり、表示上もその時点で最
終頁枠が無くなることになる。

なお、ここで文書データが２頁以上存在していること
を仮定しているのは言うまでもない。

行削除処理の他の実施例を第13図を用い説明する。

（１）データ移動処理３、３、１ 第12図３、３、１データ移動処理と同じ （２）全行数の更新３、３、２ 全行数EODを１減ずる。

ここでカーソルは文書末尾行に存在していないことを
仮定している。

（３）行制御処理３、０、３ LCONTREGの再設定を行う。

以上の各ステップの説明から明らかなように行削除を
繰り返すことによって次第に最終頁枠が小さくなり、最
後には、最終頁枠が削減し、更に行削除を繰り返すと、
新たな最終頁枠が、再び小さくなっていくことになる。

次に改頁処理３、４を第14図を参照して詳細に説明す
る。

（１）改頁コード書込み処理３、４、１ カーソルが存在する位置に対応するDOCMEMの位置に改
頁コードを書き込む （２）CR処理３、６ カーソルを次の行の先頭に移動させる。

その時もし、現在のカーソルの位置が文書データ末尾
であり次の行が存在していなかったなら新たな１頁分を
文書データ末に追加した上で、カーソルの移動を行う。

以上の各ステップの説明で明らかなように文書データ
エリアの追加を頁単位で行うことにより、オペレアータ
にとって編集処理がよりわかりやすく行うことができる
ように構成されている。

次に文字入力装置３、５について第15図を参照して詳
細に説明する。

（１）カーソル位置チェック３、５、１ カーソルが文書末尾に存在していたならステップ
（２）に否ならステップ（３）に進む。

（２）頁追加処理３、10、１ 頁単位の文書データの追加を行う。

（３）文字書込処理３、５、３ カーソルが存在している位置に入力された文字データ
を書き込む （４）カーソル歩進処理３、５、４ カーソルを歩進させる。ここで言う歩進とは、カーソ
ルがＸ座標の末尾即ち右端に存在している時は、カーソ
ルを次行の左端に移動（CURSOR_X 1,CURSOR_Y CURSOR_Y＋１）することを意味し、他の位置に存在して
いる時は、カーソルを右に１つ移動（CURSOR_X CURSOR_X＋１）を意味している。

以上各ステップの説明から明らかなように文字入力が
あった時、もし文書データエリアの拡張が必要になった
なら、頁単位に拡張して、処理を行うよう構成してい
る。

次にCR処理につき第16図を参照して詳細に説明する。

（１）カーソル位置チェック３、６、１ カーソルが文書データ最終行に存在しているならばス
テップ（２）に進む。否ならステップ（３）に進む （２）頁追加処理３、０、１ 頁単位に文書データエリアの追加を行う。

（３）カーソル改行処理３、６、３ カーソルを次行の先頭（左端）に移動する。

（CURSOR_X 1,CURSOR_Y CURSOR_Y＋１） 以上の説明から明らかなように、CR処理においては、
文書データの拡張が必要な時は頁単位に拡張することに
より処理を行うよう構成している。

次に頁追加処理３、０、１について第17図を参照して
詳細に説明する。

（１）行追加処理３、０、１、１ 文書データ末尾に複数行のスペースコード又は、空白
を示すコードを付け加え、その行数分だけ全行数ODの値
を更新する。

ここで付け加える行数とは、少なくとも１頁分以上と
推定される行数とする。例えば一般的に１頁28行から成
るとするならば約50行分付け加えれば十分である。

（２）行制御処理３、０、３ LCOUTREGの設定を行ない、ステップ（１）において追
加した行に対しても、頁の概念を明白にする。

（３）頁末サーチ処理３、０、１、３ ステップ（１）において追加した行の先頭から順に頁
末行をサーチする。サーチにあたっては、LCONTREGの各
頁の末尾枠FGを参照することで容易に実現できる。

（４）全行数再設定処理３、０、１、４ ステップ（３）において最初に見つけた頁末行の行ナ
ンバーを全行数EODにセットする。

以上各ステップの説明から明らかなように本処理によ
り容易に１頁分の空白行（スペース行）を文書末尾に追
加することができる。

次に頁削除処理３、０、２について第18図を参照して
詳細に説明する。

（１）最終頁の認識処理３、０、２、１ 最終頁がDOCMEM内の何行目から何行目までに対応する
かを調べる。

調べるにあたってはLCONTREGを参照する。

頁の単位は各行ごとにセットリセットされた先頭枠FG
及び末尾枠FGにより頁の単位を知ることができる。即ち
各頁は先頭枠FGがセットされている行を先頭行とし、末
尾枠FGがセットされている行を末尾行とするようにして
形成されている。従って最終頁を認識するためにはLCON
TREGの先頭枠FGを文書データ末尾行よりサーチし、初め
て先頭枠FGがセットされている位置を見つけるとそれよ
り下の行が最終頁と認識することができる。

（２）最終頁内チェック３、０、２、２ 最終頁に有効データが存在しているか否かをチェック
する。

本実施例においては有効データとはスペースコード以
外のコードを指すものとするが、他の定義であっても良
い。

例えば空白コード以外のコードといった具合である。

（３）有効データ存在チェック３、０、２、３ ステップ（２）の結果有効データが存在していれば、
本処理（頁削除処理）を終了する。否ならステップ
（４）に進む。

（４）全行数削限処理３、０、２、４ ステップ（１）により認識された頁を全て削除するた
めに全行数EODを変更する。変更する値は、削除するペ
ージの１つ前の行の値である。

（５）CURSOR_Yの更新 もし、ステップ（４）の結果カーソルが文書領域外に
はみ出してしまうことがあるのを防ぐために本処理を行
う。

即ちCURSOR_Yの値が全行数EODより大きくなってしま
ったらCURSOR_Yの値をEODの値に変更を行う。

以上の各ステップから明らかなように頁削除処理によ
り文書データ末に存在する空白の頁を頁単位に削除する
ことができる。

次に行制御処理３、０、３を第19図を参照して詳細に
説明する。

（１）カレント パラメーターの初期値設定３、０、
３、１ TLN ０ （文書データ内行カウンタ） CLN ０ （頁内行カウンタ） TLNは、文書データとしての行カウンタを意味するも
のであり、CLNは、頁内の行カウンタを意味する。

（２）文書データ内行カウンタTLN インクリメント
３、０、３、２ （３）頁内行カウンタ決定処理３、０、３、３ 文書データ内の第TLN行目が該当ページの第何行目に
相当するかを計算し、頁内行カウンタCLNに値をセット
する。

（４）先頭枠決定処理３、０、３、４ ステップ（３）により決定された頁内行カウンタCLN
の値に従って当該行か頁先頭か否かを判断し、LCONTREG
の先頭枠FGのセット，リセットを行う （５）末尾枠決定処理３、０、３、５ ステップ（３）により決定された頁内行カウンタCLN
の値，等を参考にして該当行が頁最終行か否かを判断
し、LCONTREGの末尾枠FGのセット，リセットを行う。

（６）終了判定３、０、３、６ 文書データの全行数に対しLCONTREGの設定が終了した
か否かを判定する。

終了しているなら本処理（行制御処理３、０、３）は
終了する。否ならステップ（２）に進む。

以上各ステップの説明から明らかなように行制御処理
によりLCONTREGの設定を行うことができる。

次に頁内行カウンタ決定処理３、０、３、３について
第20図を参照して詳細に説明する。

（１）頁内行カウンタチェック３、０、３、３、１頁内
行カウンタCLNの値が０であるならステップ（５）に進
む。否ならステップ（２）に進む。

（２）改頁行チェック３、０、３、３、２ 第CLN行即ち今決定しようとしている行の前行（第TLN
−１行）か改頁行であるか否かを判定する。

もし改頁行であるならステップ（５）に進む。

否ならステップ（３）に進む。ここで改頁行とは行内
に改頁コードを含む行のことである。

（３）頁最終行チェック３、０、３、３、３ 第CLN行即ち今決定しようとしている行の前行（第TLN
−１行）が頁最終行か否かをチェックする。

本実施例においては、あらかじめ定めておいた値（１
頁の行数）にCLNの値が一致するならば頁最終行である
と判断するものとする。

判断の結果頁最終行であったらステップ（５）に進
む。否ならステップ（４）に進む。

（４）頁内行カウンタアップ処理３、０、３、３、４ 頁内行カウンタCLNの値を１増加させる。然る後頁内
行カウンタ決定処理を終了する。

（５）頁内行カウンタ初期値セット処理３、０、３、
３、５ 頁内行カウンタCLNを１にセットする。

以上各ステップの説明から明らかなように頁内行カウ
ンタ決定処理により第TLN行の頁内行数を知ることがで
きる。

次に先頭枠決定処理３、０、３、４について第21図を
参照して詳細に説明する。

（１）頁内行カウンタチェック３、０、３、４、１ 頁内行カウンタCLN＝１であるならばステップ（２）
に進む。

否ならステップ（３）に進む。

（２）先頭枠FGセット３、０、３、４、２ 第TLN行は、頁の先頭行であると判断し、該当行の先
頭枠FGをセットする。然る後先頭枠決定処理を終了す
る。

（３）先頭枠FGリセット３、０、３、４、３ 第TLN行は頁先頭行でないと判断し、該当行の先頭枠F
Gをリセットする。

以上各ステップの説明から明らかなように本処理にお
いて第TLN行の先頭枠フラッグの決定を行うことができ
る。

次に末尾枠決定処理について第22図を参照して説明す
る。

（１）改頁行チェック３、０、３、６、１ 該当行（第TLN行）か改頁行であるか否かをチェック
する。改頁行であるならステップ（５）に進む。

否ならステップ（２）に進む。

（２）頁最終行チェック３、０、３、６、２ 該当行（第TLN行）か頁最終行か否かをチェックす
る。

ここで頁最終行とは、頁内行カウンタCLNの値があら
かじめ定められた値（１頁の行数）と一致していること
を言う。

頁最終行であるならステップ（５）に進む。否ならス
テップ（３）に進む。

（３）文書末尾行チェック３、０、３、６、３ 該当行（第TLN行）が文書末尾行か否かチェックす
る。ここで文書末尾行とは、文書データ内行カウンタTL
Nの値が全行数EODの値と一致していることを言う。

文書末尾行ならステップ（５）に否ならステップ
（４）に進む。

（４）末尾枠FGリセット３、０、３、６、４ 該当行（第TLN行）が頁末行ではないと判断されるた
め末尾枠FGをリセットする。然る後末尾枠決定処理を終
了する。

（５）末尾枠FGセット３、０、３、６、５ 該当行（第TLN行）が頁末行であると判断されるため
末尾枠FGをセットする。

以上各ステップの説明で明らかなように、本処理によ
り第TLN行に対応するLCONTREGのセットを行うことがで
きる。

次に表示処理４について第23図を参照して説明する。

（１）画面クリア４、１ CHADISPBUFに全てスペースコードを埋める。このこと
によりCRT画面のクリアを行う。

（２）カーソル表示４、２ カーソルの表示を行う。

（３）文字表示４、３ DOCMEM内のデータの表示を行う。

以上のステップによりカーソル及び文字データの表示
を行う。

次にカーソル表示処理４、２につき第24図を参照して
説明する。

（１）Ｘ座標決定処理４、２、１ CURSOR_Xの値に１を加えたものをCURSOR_DISPLAY_Xの
値とする。

これは、左枠を表示するために表示上対応する位置が
１だけ右方向にずれるためである。

（２）枠行数算出処理４、２、２ 第１行目からカーソルが存在する行までの間に存在す
る枠行数の総数を算出する。

（３）Ｙ座標決定処理４、２、３ ステップ（２）で求めた枠行数とCURSOR_Yの値との和
をCURSOR_DISPLAY_Yの値とする。

以上の各ステップによりCURSOR_X,CURSOR_Yの値に対
応するCURSOR_DISPLAY_X,CURSOR_DISPLAY_Yの値を求め
ることができ、CURSOR_DISPLAY_X,とCURSOR_DISPLAY_Y
で示されるCRT上の位置にカーソルが表示される。

次に枠行数算出処理４、２、２について第25図を参照
して説明する。

（１）先頭枠行数算出処理４、２、３、１ 先頭行からカーソルが存在している行までの先頭枠の
総数を求める。

総数はLCONTREGの先頭枠FGがセットされている行数を
求めることにより決定される。

（２）末尾枠行数算出処理４、２、３、２ 先頭行からカーソルが存在する行の手前の行までの末
尾枠の総数を求める。

総数はLCONTREGの末尾枠FGがセットされている行数を
求めることにより決定される。

（３）全枠行数算出処理４、２、３、３ ステップ（１），（２）により求めた行数を和を求め
ることにより全枠行数を決定する。

以上のステップにより先頭からカーソルが存在する行
までに存在する枠行数を求めることができる。

次に文字表示処理４、３を第26図を参照して説明す
る。

（１）カレントパラメータの初期値設定処理４、３、１ TLN ０（文書データ内行カウンタ） （２）文書データ内行カウンタ インクリメント ４、
３、２ TLN TLN＋１ （３）先頭枠表示チェック４、３、３ 第TLN行をCRTに表示するにあたって先頭枠を表示すべ
きか否か、LCONTREGを参照して調べる。

先頭枠を表示する必要が有るならステップ（４）に進
む。否ならステップ（５）に進む。

（４）先頭枠表示処理４、３、４ 先頭枠を表示するために、第２図（ｂ）に示す先頭枠
パターンコード列をCHADISP_BUFに１行分書き込む。

（５）行表示処理４、３、５ 第TLN行目の行データ（文字コード列）をCHADISP_BUF
に書き込む。

その際行データの先頭と末尾には、枠組みの側端を表
現するパターンコードを付加する。

例えば第２図（ｆ），（ｇ）に示すごとくである。

（６）末尾枠表示チェック４、３、６ 第TLN行をCRTに表示するにあたって末尾枠を表示すべ
きか否かLCONTREGを参照して調べる。

末尾枠を表示する必要があるならステップ（７）に進
む。否ならステップ（８）に進む。

（７）末尾枠表示４、３、７ 末尾枠を表示するために第２図（ｄ）に示す末尾枠パ
ターンコード列をCHADISPBUFに１行分書込む。

（８）処理終了チェック４、３、８ TLNの値がEODの値に等しいならば、即ち全行数につい
て表示を終了したならば、文字表示処理４、３を終了す
る。否ならステップ（２）に進む。

以上の処理により頁枠表示された形でDOCMEM内のデー
タの表示を完了する。

本実施例においてDOCMEMの構造即ちデータフォーマッ
トは、１行を１レコードとする固定長レコードから成る
ものであるが、１行を可変長で表現する場合、あるい
は、行の概念が明白でない場合（シリアルデータフォー
マット）等においても、何ら発明の主旨をそこなうもの
ではない。

以上説明したように頁単位に文書データエリアを制御
する手段を設けることにより、オペレータに理解しやす
い、表示制御方法を実現することができる。

以上述べた如く文書データエリアを拡大する必要性が
発生した時、 例えば文書データの末尾行にカーソルが存在している
場合にカーソルを更に下に下げようとした時， 文書データの末尾行にカーソルが存在している場合に
改行キーを打鍵した時， 任意の位置に行挿入を実行しようとした時， その他、文書データエリアを拡大する必要性が発生す
るあらゆる時， にオペレータは、頁を意識することが可能となる。

［効果］ 以上、詳述した様に、本発明により、文書情報の最終
頁の領域の末尾を示す頁末パターンを表示している状態
において、オペレータから編集指示に基づく編集処理に
伴い前記最終頁の次に新たな頁を作る必要があるか否か
を判定し、 前記最終頁の次に新たな頁を作る必要がないと判定さ
れる場合は、前記最終頁に対する前記編集処理の結果を
表示し、 前記最終頁の次に新たな頁を作る必要があると判定さ
れる場合は、前記頁末パターンの表示位置の後に続い
て、前記最終頁に続く前記新たな頁の領域の先頭を示し
前記頁末パターンとは異なる形状の頁頭パターンを表示
するように制御するので、オペレータは編集に応じて表
示される頁末及び頁頭を正確に意識することができる表
示制御方法を提供することが可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による１実施例を示すブロック図， 第２図（ａ）〜（ｇ）はバッファCHADISPBUFを説明する
図， 第３図はパターンを示す図， 第４図（ａ）はバッファDOCMEMの説明図， 第４図（ｂ）はバッファLCONTREGの説明図， 第５図（ａ）はポインタCURREGの説明図， 第５図（ｂ）はポインタCURDISPREGの説明図， 第６図は編集処理を説明する図， 第７図は各種編集処理を説明する図， 第８図はカーソル移動処理を説明する図， 第９図〜第26図は本発明の実施例を説明する制御手順を
示す図， DOCMEM……バッファ LCONTREG……バッファ CURREG……ポインタ

フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−153443（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−44185（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−163990（ＪＰ，Ａ)

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】文書情報の最終頁の領域の末尾を示す頁末
   パターンを表示している状態において、 前記文書情報に対するオペレータからの編集指示に基づ
   く編集処理に伴い前記最終頁の次に新たな頁を作る必要
   があるか否かを判定し、 前記最終頁の次に新たな頁を作る必要がないと判定され
   る場合は、前記最終頁に対する前記編集処理の結果を表
   示し、 前記最終頁の次に新たな頁を作る必要があると判定され
   る場合は、前記頁末パターンの表示位置の後に続いて、
   前記最終頁に続く前記新たな頁の領域の先頭を示し前記
   頁末パターンとは異なる形状の頁頭パターンを表示する
   ように制御することを特徴とする表示制御方法。
2. 【請求項２】前記文書情報に対するオペレータからの編
   集指示は、前記最終頁における改行指示或いは前記最終
   頁におけるカーソルの前記頁末パターンを越える移動の
   指示であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の表示制御方法。