JPH08206293A - 弾球遊技機 - Google Patents
弾球遊技機Info
- Publication number
- JPH08206293A JPH08206293A JP33281695A JP33281695A JPH08206293A JP H08206293 A JPH08206293 A JP H08206293A JP 33281695 A JP33281695 A JP 33281695A JP 33281695 A JP33281695 A JP 33281695A JP H08206293 A JPH08206293 A JP H08206293A
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- winning
- ball
- opening
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- specific
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 特定遊技状態の発生率に変化を持たせること
により、遊技者の興趣を引き付けることができる弾球遊
技機を提供する。 【解決手段】 その駆動態様によって特定入賞口98へ
の打玉の入賞率を異ならせることができる振分部材83
を有する可変入賞球装置70において、振分部材83の
駆動態様を互いに異なる複数種類の入賞率の中から所定
のタイミングで選択し、その選択された駆動態様によっ
て振分部材83を駆動制御するように構成することによ
り、振分部材83の駆動態様を特定入賞口98への入賞
率が異なるように変化させることができるため、特定入
賞口98への入賞率が変化し、その変化に伴って特定遊
技状態の発生率も変化し、遊技者の興趣を引き付けるこ
とができる。
により、遊技者の興趣を引き付けることができる弾球遊
技機を提供する。 【解決手段】 その駆動態様によって特定入賞口98へ
の打玉の入賞率を異ならせることができる振分部材83
を有する可変入賞球装置70において、振分部材83の
駆動態様を互いに異なる複数種類の入賞率の中から所定
のタイミングで選択し、その選択された駆動態様によっ
て振分部材83を駆動制御するように構成することによ
り、振分部材83の駆動態様を特定入賞口98への入賞
率が異なるように変化させることができるため、特定入
賞口98への入賞率が変化し、その変化に伴って特定遊
技状態の発生率も変化し、遊技者の興趣を引き付けるこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技盤上に配設
された入賞球装置と、該入賞球装置の入賞空間に形成さ
れ、打玉の入賞により遊技者に所定の遊技価値を付与可
能な特定入賞口を含む複数の入賞口とを備えた弾球遊技
機に関する。
された入賞球装置と、該入賞球装置の入賞空間に形成さ
れ、打玉の入賞により遊技者に所定の遊技価値を付与可
能な特定入賞口を含む複数の入賞口とを備えた弾球遊技
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、入賞球装置の入賞空間に形成され
た特定入賞口に打玉が入賞すると、所定の遊技価値、例
えば、可変入賞球装置が所定期間開成して多量の入賞玉
を発生させる形式の弾球遊技機が提供されていた。この
ような弾球遊技機においては、前記入賞空間に特定入賞
口への入賞率を制御することができる制御機構が設けら
れたものがあるが、この制御機構は、遊技状態に応じて
所定のパターンで動作するものであり、遊技場側で入賞
率を変化させることのできるものではなかった。このた
め、特定入賞口への入賞率を遊技場側が所望する入賞率
となるようにするため、入賞球装置の周辺に植立された
障害釘を調整して打玉の受入易さを調整し、以って特定
入賞口への入賞率を調整していた。
た特定入賞口に打玉が入賞すると、所定の遊技価値、例
えば、可変入賞球装置が所定期間開成して多量の入賞玉
を発生させる形式の弾球遊技機が提供されていた。この
ような弾球遊技機においては、前記入賞空間に特定入賞
口への入賞率を制御することができる制御機構が設けら
れたものがあるが、この制御機構は、遊技状態に応じて
所定のパターンで動作するものであり、遊技場側で入賞
率を変化させることのできるものではなかった。このた
め、特定入賞口への入賞率を遊技場側が所望する入賞率
となるようにするため、入賞球装置の周辺に植立された
障害釘を調整して打玉の受入易さを調整し、以って特定
入賞口への入賞率を調整していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記した入
賞球装置においては、入賞球装置の釘調整によって特定
入賞口への入賞率が大きく左右されるため、微妙な釘調
整が必要とされ、誰でも簡単に行うことができないとい
う問題があった。
賞球装置においては、入賞球装置の釘調整によって特定
入賞口への入賞率が大きく左右されるため、微妙な釘調
整が必要とされ、誰でも簡単に行うことができないとい
う問題があった。
【0004】この発明は、上記した問題点に鑑みなされ
たもので、その目的とするところは、釘調整にあまり頼
らなくても特定入賞口への入賞率を調整することができ
る弾球遊技機を提供することにある。
たもので、その目的とするところは、釘調整にあまり頼
らなくても特定入賞口への入賞率を調整することができ
る弾球遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、この発明に係る弾球遊技機は、遊技盤上に配設
された入賞球装置と、該入賞球装置の入賞空間に形成さ
れ、打玉の入賞により遊技者に所定の遊技価値を付与可
能な特定入賞口を含む複数の入賞口と、前記入賞球装置
に設けられ、前記特定入賞口への打玉の入賞率に影響を
及ぼすことができる制御機構と、該制御機構を駆動する
ための電気的駆動源と、該電気的駆動源を所定の条件に
基づいて駆動制御する駆動制御手段と、前記特定入賞口
への打玉の入賞率を調整するための調整操作手段と、該
調整操作手段の操作に応じて前記電気的駆動源の駆動態
様を変化させて、前記特定入賞口への打玉の入賞率を調
整する入賞率調整手段と、を備えて構成されている。
ために、この発明に係る弾球遊技機は、遊技盤上に配設
された入賞球装置と、該入賞球装置の入賞空間に形成さ
れ、打玉の入賞により遊技者に所定の遊技価値を付与可
能な特定入賞口を含む複数の入賞口と、前記入賞球装置
に設けられ、前記特定入賞口への打玉の入賞率に影響を
及ぼすことができる制御機構と、該制御機構を駆動する
ための電気的駆動源と、該電気的駆動源を所定の条件に
基づいて駆動制御する駆動制御手段と、前記特定入賞口
への打玉の入賞率を調整するための調整操作手段と、該
調整操作手段の操作に応じて前記電気的駆動源の駆動態
様を変化させて、前記特定入賞口への打玉の入賞率を調
整する入賞率調整手段と、を備えて構成されている。
【0006】上記のように構成することにより、調整操
作手段を操作することにより、制御機構の電気的駆動源
の駆動態様を変化させることができる。このため、特定
入賞口への入賞率に影響を及ぼすことができる制御機構
が異なる動作態様で動作して特定入賞口への入賞率を遊
技状態に応じて制御しながら、遊技場側が所望する入賞
率となるように変化させることになる。このため、従来
ほど釘調整に頼らなくても調整操作手段を操作するだけ
で特定入賞口への入賞率を調整できるので、誰でも容易
に調整することができる。
作手段を操作することにより、制御機構の電気的駆動源
の駆動態様を変化させることができる。このため、特定
入賞口への入賞率に影響を及ぼすことができる制御機構
が異なる動作態様で動作して特定入賞口への入賞率を遊
技状態に応じて制御しながら、遊技場側が所望する入賞
率となるように変化させることになる。このため、従来
ほど釘調整に頼らなくても調整操作手段を操作するだけ
で特定入賞口への入賞率を調整できるので、誰でも容易
に調整することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。まず、図1及び図2に基
づいて、実施形態に係る弾球遊技機について説明する。
図1及び図2は、弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊
技機を示し、図1は、その正面図であり、図2は、その
背面概略図である。図1において、パチンコ遊技機1の
額縁状に形成された前面枠2の開口には、扉保持枠3が
周設され、該扉保持枠3の一側にガラス板5a,5b
(図5参照)を収納するガラス扉4および前面扉6が開
閉自在に枢着される。前記前面枠2の裏面には、遊技盤
11及び図示しない発射レール等を取り付ける遊技盤保
持枠21(図2参照)が固着される。前記前面扉6に
は、打球供給皿7が取り付けられている。打球供給皿7
は、後述する景品玉払出装置37から排出された景品玉
を貯溜し、且つ貯溜されたパチンコ玉を1個宛打球発射
レールに誘導するように構成されている。また、打球供
給皿7の上流側の下方の空間内に音声発生装置としての
スピーカ8が収納されている。このスピーカ8は、特定
遊技状態になったときや、後述する始動入賞口14,1
5a,15bや特定入賞口98等に入賞玉が発生したと
きに、遊技の雰囲気を盛り上げるための効果音を発生す
るためのものである。
の実施形態について説明する。まず、図1及び図2に基
づいて、実施形態に係る弾球遊技機について説明する。
図1及び図2は、弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊
技機を示し、図1は、その正面図であり、図2は、その
背面概略図である。図1において、パチンコ遊技機1の
額縁状に形成された前面枠2の開口には、扉保持枠3が
周設され、該扉保持枠3の一側にガラス板5a,5b
(図5参照)を収納するガラス扉4および前面扉6が開
閉自在に枢着される。前記前面枠2の裏面には、遊技盤
11及び図示しない発射レール等を取り付ける遊技盤保
持枠21(図2参照)が固着される。前記前面扉6に
は、打球供給皿7が取り付けられている。打球供給皿7
は、後述する景品玉払出装置37から排出された景品玉
を貯溜し、且つ貯溜されたパチンコ玉を1個宛打球発射
レールに誘導するように構成されている。また、打球供
給皿7の上流側の下方の空間内に音声発生装置としての
スピーカ8が収納されている。このスピーカ8は、特定
遊技状態になったときや、後述する始動入賞口14,1
5a,15bや特定入賞口98等に入賞玉が発生したと
きに、遊技の雰囲気を盛り上げるための効果音を発生す
るためのものである。
【0008】前記前面枠2の下部には、パチンコ玉を遊
技盤11の遊技領域13に打ち出す操作ハンドル9と、
余剰の景品玉を貯溜する余剰玉受皿10とが取り付けら
れている。そして、上記操作ハンドル9に対応するよう
に前記前面枠2の下部裏面には、前記打球発射装置40
が固着される。この打球発射装置40は、取付基板41
上に、一定速度で回転する打球モータ42と、該打球モ
ータ42の回転により往復回動して打玉を弾発する打球
杆43と、該打球杆43の下端と係合して図示しない打
球供給装置の玉送り片を動作せしめる玉送り摺動杆44
とから成る。
技盤11の遊技領域13に打ち出す操作ハンドル9と、
余剰の景品玉を貯溜する余剰玉受皿10とが取り付けら
れている。そして、上記操作ハンドル9に対応するよう
に前記前面枠2の下部裏面には、前記打球発射装置40
が固着される。この打球発射装置40は、取付基板41
上に、一定速度で回転する打球モータ42と、該打球モ
ータ42の回転により往復回動して打玉を弾発する打球
杆43と、該打球杆43の下端と係合して図示しない打
球供給装置の玉送り片を動作せしめる玉送り摺動杆44
とから成る。
【0009】前記遊技盤11の表面には、打玉を遊技領
域13に導く誘導レール12、図示しない多数の障害
釘、各種の入賞球装置等が設けられている。より詳しく
説明すると、遊技盤11の遊技領域13には、通常入賞
口76,16a,16b、始動入賞口14,15a,1
5b、チューリップ式入賞口17a,17b、風車(符
合なし)、一対の可動部材78a,78bを有する入賞
球装置としての可変入賞球装置70、遊技効果ランプ1
8a,18b、およびアウト口20等がそれぞれ配設さ
れる。なお、図示の実施形態においては、入賞球装置と
して後述する第1実施形態に係る可変入賞球装置70を
例示している。
域13に導く誘導レール12、図示しない多数の障害
釘、各種の入賞球装置等が設けられている。より詳しく
説明すると、遊技盤11の遊技領域13には、通常入賞
口76,16a,16b、始動入賞口14,15a,1
5b、チューリップ式入賞口17a,17b、風車(符
合なし)、一対の可動部材78a,78bを有する入賞
球装置としての可変入賞球装置70、遊技効果ランプ1
8a,18b、およびアウト口20等がそれぞれ配設さ
れる。なお、図示の実施形態においては、入賞球装置と
して後述する第1実施形態に係る可変入賞球装置70を
例示している。
【0010】前記遊技領域13に打ち込まれた打玉が前
記通常入賞口76,16a,16b、およびチューリッ
プ式入賞口17a,17bに入賞すると、後述する景品
玉払出装置37により所定個数(例えば13個)の景品
玉が払出されるようになっている。これら通常入賞口の
うち76は、可変入賞球装置70に設けられている。ま
た、前記始動入賞口14,15a,15bに打玉が入賞
すると、同様に景品玉払出装置37から所定個数の景品
玉が払出されるとともに、始動入賞口14,15a,1
5bに関連して設けられた後述する始動入賞玉検出スイ
ッチ26,27a,27bの検出出力に応答して前記可
変入賞球装置70の可動部材78a,78bを相対的に
短い時間間隔で開閉動作させるようになっている。すな
わち、始動入賞口14に打玉が入賞することによって、
可動部材78a,78bが2回開閉動作を行い、始動入
賞口15a,15bに打玉が入賞することによって、可
動部材78a,78bが1回開閉動作を行う。そして、
この開閉動作中に可動部材78a,78bによって導か
れた入賞玉が可変入賞球装置70内に設けられた後述す
るV入賞口98に入賞したときには、いわゆる特定遊技
状態となり、前記遊技効果ランプ18a,18b及び前
記前面枠2の上部に設けられた枠ランプ19a,19b
が点滅してその旨を遊技者に報知するようになってい
る。なお、可変入賞球装置70については、後に詳細に
説明する。上記に説明した各種の入賞口に入らなかった
打玉は、誘導レール12の最下部に設けられたアウト口
20に取り込まれる。
記通常入賞口76,16a,16b、およびチューリッ
プ式入賞口17a,17bに入賞すると、後述する景品
玉払出装置37により所定個数(例えば13個)の景品
玉が払出されるようになっている。これら通常入賞口の
うち76は、可変入賞球装置70に設けられている。ま
た、前記始動入賞口14,15a,15bに打玉が入賞
すると、同様に景品玉払出装置37から所定個数の景品
玉が払出されるとともに、始動入賞口14,15a,1
5bに関連して設けられた後述する始動入賞玉検出スイ
ッチ26,27a,27bの検出出力に応答して前記可
変入賞球装置70の可動部材78a,78bを相対的に
短い時間間隔で開閉動作させるようになっている。すな
わち、始動入賞口14に打玉が入賞することによって、
可動部材78a,78bが2回開閉動作を行い、始動入
賞口15a,15bに打玉が入賞することによって、可
動部材78a,78bが1回開閉動作を行う。そして、
この開閉動作中に可動部材78a,78bによって導か
れた入賞玉が可変入賞球装置70内に設けられた後述す
るV入賞口98に入賞したときには、いわゆる特定遊技
状態となり、前記遊技効果ランプ18a,18b及び前
記前面枠2の上部に設けられた枠ランプ19a,19b
が点滅してその旨を遊技者に報知するようになってい
る。なお、可変入賞球装置70については、後に詳細に
説明する。上記に説明した各種の入賞口に入らなかった
打玉は、誘導レール12の最下部に設けられたアウト口
20に取り込まれる。
【0011】次に、図2に基づいてパチンコ遊技機1の
背面について説明する。図2において、前記遊技盤11
は、遊技盤取付具22a〜22cによって遊技盤保持枠
21に着脱自在に固定されている。この遊技盤11の裏
面には、前記の各入賞口の裏面を覆うように入賞玉集合
カバー体23が取り付けられている。この入賞玉集合カ
バー体23には、前記各入賞口に入賞した玉を左右に振
り分ける誘導通路が形成されている。入賞玉集合カバー
体23の下方には、前記始動入賞口14,15a,15
bに対応する始動入賞玉検出スイッチ26,27a,2
7bが設けられ、この始動入賞玉検出スイッチ26,2
7a,27bが前記可変入賞球装置70の可動部材78
a,78bの開閉動作を開始する信号を検出して後述す
る制御回路に送るものである。また、入賞玉集合カバー
体23の中央下部の誘導通路には、特定入賞玉検出スイ
ッチ24及び10カウント計数スイッチ25が設けられ
て、可変入賞球装置70に入賞した入賞玉からの信号を
制御回路に送っている。更に、入賞玉集合カバー体23
の裏面には、遊技盤11に設けられる前記した電気的機
器からの配線が一旦接続される中継端子基板28が取り
付けられている。
背面について説明する。図2において、前記遊技盤11
は、遊技盤取付具22a〜22cによって遊技盤保持枠
21に着脱自在に固定されている。この遊技盤11の裏
面には、前記の各入賞口の裏面を覆うように入賞玉集合
カバー体23が取り付けられている。この入賞玉集合カ
バー体23には、前記各入賞口に入賞した玉を左右に振
り分ける誘導通路が形成されている。入賞玉集合カバー
体23の下方には、前記始動入賞口14,15a,15
bに対応する始動入賞玉検出スイッチ26,27a,2
7bが設けられ、この始動入賞玉検出スイッチ26,2
7a,27bが前記可変入賞球装置70の可動部材78
a,78bの開閉動作を開始する信号を検出して後述す
る制御回路に送るものである。また、入賞玉集合カバー
体23の中央下部の誘導通路には、特定入賞玉検出スイ
ッチ24及び10カウント計数スイッチ25が設けられ
て、可変入賞球装置70に入賞した入賞玉からの信号を
制御回路に送っている。更に、入賞玉集合カバー体23
の裏面には、遊技盤11に設けられる前記した電気的機
器からの配線が一旦接続される中継端子基板28が取り
付けられている。
【0012】一方、遊技盤11の裏面全体を覆うように
機構板29が開閉自在に設けられている。この機構板2
9には、図2において、一点鎖線で示すように、その前
面側に入賞玉を処理するための入賞玉処理機構が形成さ
れ、その後面側に景品玉を払出すための景品玉払出機構
が形成されている。入賞玉処理機構は、前記入賞玉集合
カバー体23に誘導されて左右に落下した入賞玉や前記
可変入賞球装置70内に入賞した入賞玉を受けて、一側
に集合せしめる入賞玉集合樋30と、該集合樋30によ
って集められた入賞玉を1個づつ処理する入賞玉処理器
31と、該入賞玉処理器31から排出される入賞玉を受
けて、図示しない自動杆を作動させて後述する景品玉払
出装置37を作動させるための入賞玉払出通路32等か
ら成る。また、機構板29の前面側には、前記アウト口
20から排出されるアウト玉を誘導するアウト玉払出通
路33も形成されている。
機構板29が開閉自在に設けられている。この機構板2
9には、図2において、一点鎖線で示すように、その前
面側に入賞玉を処理するための入賞玉処理機構が形成さ
れ、その後面側に景品玉を払出すための景品玉払出機構
が形成されている。入賞玉処理機構は、前記入賞玉集合
カバー体23に誘導されて左右に落下した入賞玉や前記
可変入賞球装置70内に入賞した入賞玉を受けて、一側
に集合せしめる入賞玉集合樋30と、該集合樋30によ
って集められた入賞玉を1個づつ処理する入賞玉処理器
31と、該入賞玉処理器31から排出される入賞玉を受
けて、図示しない自動杆を作動させて後述する景品玉払
出装置37を作動させるための入賞玉払出通路32等か
ら成る。また、機構板29の前面側には、前記アウト口
20から排出されるアウト玉を誘導するアウト玉払出通
路33も形成されている。
【0013】一方、景品玉払出機構は、図示しない補給
機構から補給される景品玉を貯溜する景品玉タンク34
と、該景品玉タンク34に貯溜されている景品玉を二列
に整列させて流下させる整列樋35と、該整列樋35か
らの景品玉の流下方向を180度変化させるとともにそ
の玉圧を弱める屈曲樋36と、該屈曲樋36からの景品
玉を所定個数(13個)受け入れて、1つの入賞玉に対
応してその所定個数の景品玉を払出す景品玉払出装置3
7と、該景品玉払出装置37から払出された景品玉を図
示しない景品玉排出通路を介して前記打球供給皿7に払
出すための連通口38と、前記前面枠2の裏面に固定さ
れる接続樋39を介して前記余剰玉受皿10に払い出す
ための図示しない余剰玉通路とから成る。
機構から補給される景品玉を貯溜する景品玉タンク34
と、該景品玉タンク34に貯溜されている景品玉を二列
に整列させて流下させる整列樋35と、該整列樋35か
らの景品玉の流下方向を180度変化させるとともにそ
の玉圧を弱める屈曲樋36と、該屈曲樋36からの景品
玉を所定個数(13個)受け入れて、1つの入賞玉に対
応してその所定個数の景品玉を払出す景品玉払出装置3
7と、該景品玉払出装置37から払出された景品玉を図
示しない景品玉排出通路を介して前記打球供給皿7に払
出すための連通口38と、前記前面枠2の裏面に固定さ
れる接続樋39を介して前記余剰玉受皿10に払い出す
ための図示しない余剰玉通路とから成る。
【0014】更に、機構板29の後面側には、前記始動
入賞玉検出スイッチ26、27a,27bからの信号を
受けて可変入賞球装置70等の動作を制御する制御基板
ボックス50が着脱自在に取り付けられている。この制
御基板ボックス50は、図3(A)及び図3(B)にそ
の詳細を示すように、直方体形状の金属製の基板ボック
ス本体51の内部に後述するマイクロコンピュータを含
む制御基板(図示しない)が収納され、その表面に内部
で発生する熱を逃す放熱孔52が多数穿設されている。
また、基板ボックス本体51の一側には、前記した制御
基板に植立されたコネクタ(図示しない)に接続された
配線53が導出され、その配線53を被覆すようにコネ
クタカバー54がビスで固定されている。なお、配線5
3は、前記した中継端子基板28に接続されるようにな
っている。
入賞玉検出スイッチ26、27a,27bからの信号を
受けて可変入賞球装置70等の動作を制御する制御基板
ボックス50が着脱自在に取り付けられている。この制
御基板ボックス50は、図3(A)及び図3(B)にそ
の詳細を示すように、直方体形状の金属製の基板ボック
ス本体51の内部に後述するマイクロコンピュータを含
む制御基板(図示しない)が収納され、その表面に内部
で発生する熱を逃す放熱孔52が多数穿設されている。
また、基板ボックス本体51の一側には、前記した制御
基板に植立されたコネクタ(図示しない)に接続された
配線53が導出され、その配線53を被覆すようにコネ
クタカバー54がビスで固定されている。なお、配線5
3は、前記した中継端子基板28に接続されるようにな
っている。
【0015】更に、基板ボックス本体51には、施錠機
構56を有する開閉板55が設けられている。施錠機構
56は、鍵孔56aと、該鍵穴56aに差し込まれた鍵
(通常、遊技場の責任者が所持している)によって回転
せしめられる係止板56bと、通常の状態において前記
鍵孔56aを閉塞する鍵孔カバー56cとから構成さ
れ、まず、鍵孔カバー56cを回転移動させた後に、遊
技場の責任者が所持する鍵を鍵孔56aに差し込んで回
転することにより係止板56bが回転して開閉板55を
開放することができようになっている。
構56を有する開閉板55が設けられている。施錠機構
56は、鍵孔56aと、該鍵穴56aに差し込まれた鍵
(通常、遊技場の責任者が所持している)によって回転
せしめられる係止板56bと、通常の状態において前記
鍵孔56aを閉塞する鍵孔カバー56cとから構成さ
れ、まず、鍵孔カバー56cを回転移動させた後に、遊
技場の責任者が所持する鍵を鍵孔56aに差し込んで回
転することにより係止板56bが回転して開閉板55を
開放することができようになっている。
【0016】開閉板55の内部には、この実施形態の要
部の一分である特定入賞口98への入賞率を調整するた
めの構成が収納されている。すなわち、特定入賞口98
への入賞率を調整するための調整操作手段としての第1
入賞率設定スイッチ57、及び第2入賞率設定スイッチ
58が設けられている。ここで、第1入賞率とは、打玉
が始動入賞口14、15a,15bに入賞して可変入賞
球装置70の可動部材78a,78bが開放したときに
入賞した玉が特定入賞口98に入賞する入賞率をいい、
第2入賞率とは、特定入賞口98への入賞により可変入
賞球装置70の可動部材78a,78bが連続的に開閉
動作をしているときに入賞した玉が再度特定入賞口98
に入賞する入賞率をいう。
部の一分である特定入賞口98への入賞率を調整するた
めの構成が収納されている。すなわち、特定入賞口98
への入賞率を調整するための調整操作手段としての第1
入賞率設定スイッチ57、及び第2入賞率設定スイッチ
58が設けられている。ここで、第1入賞率とは、打玉
が始動入賞口14、15a,15bに入賞して可変入賞
球装置70の可動部材78a,78bが開放したときに
入賞した玉が特定入賞口98に入賞する入賞率をいい、
第2入賞率とは、特定入賞口98への入賞により可変入
賞球装置70の可動部材78a,78bが連続的に開閉
動作をしているときに入賞した玉が再度特定入賞口98
に入賞する入賞率をいう。
【0017】しかして、第1入賞率設定スイッチ57及
び第2入賞率設定スイッチ58は、押しボタン形式のも
のが使用されており、このため、設定スイッチ57、5
8が押圧動作される毎に特定入賞口98への入賞率が変
更されるようになっている。この実施形態の場合は、後
述するように特定入賞口98への入賞率は、それぞれ5
段階に設定され、設定スイッチ57、58が押圧動作さ
れる毎に順次変化するようになっている。
び第2入賞率設定スイッチ58は、押しボタン形式のも
のが使用されており、このため、設定スイッチ57、5
8が押圧動作される毎に特定入賞口98への入賞率が変
更されるようになっている。この実施形態の場合は、後
述するように特定入賞口98への入賞率は、それぞれ5
段階に設定され、設定スイッチ57、58が押圧動作さ
れる毎に順次変化するようになっている。
【0018】また、設定スイッチ57、58の一側に
は、選択した設定値を数字で表示するための第1入賞率
設定値表示器59及び第2入賞率設定値表示器60とが
設けられている。そして、これらの表示器59、60に
は、現在の入賞率を表示する現在設定値表示器59a,
60aと次回の入賞率を表示する次回設定値表示器59
b,60bの2つが設けられている。すなわち、現在設
定値表示器59a,60aは、設定スイッチ57,58
が操作される前の入賞率を表示するものであり、次回設
定値表示器59b,59bは、設定スイッチ57,58
の操作された後の入賞率を表示している。このように設
定スイッチ57,58の操作前後の入賞率を表示するよ
うにしたのは、設定スイッチ57,58を押圧して入賞
率を変更しても、その変更後の入賞率が遊技に反映され
るのは、一定期間を経過した後であるように構成されて
いるため、まだこれから継続される入賞率と、一定期間
経過後に変更される入賞率とを表示して、誤操作を無く
すためである。なお、調整操作手段を回転つまみ形式に
して目盛を付した場合には、次回設定値表示器59b,
60bは必ずしも必要ではない。
は、選択した設定値を数字で表示するための第1入賞率
設定値表示器59及び第2入賞率設定値表示器60とが
設けられている。そして、これらの表示器59、60に
は、現在の入賞率を表示する現在設定値表示器59a,
60aと次回の入賞率を表示する次回設定値表示器59
b,60bの2つが設けられている。すなわち、現在設
定値表示器59a,60aは、設定スイッチ57,58
が操作される前の入賞率を表示するものであり、次回設
定値表示器59b,59bは、設定スイッチ57,58
の操作された後の入賞率を表示している。このように設
定スイッチ57,58の操作前後の入賞率を表示するよ
うにしたのは、設定スイッチ57,58を押圧して入賞
率を変更しても、その変更後の入賞率が遊技に反映され
るのは、一定期間を経過した後であるように構成されて
いるため、まだこれから継続される入賞率と、一定期間
経過後に変更される入賞率とを表示して、誤操作を無く
すためである。なお、調整操作手段を回転つまみ形式に
して目盛を付した場合には、次回設定値表示器59b,
60bは必ずしも必要ではない。
【0019】また、設定スイッチ57、58の下方に
は、始動入賞個数表示器61が設けられている。この始
動入賞個数表示器61は、前記始動入賞口14、15
a,15bに入賞した打玉の入賞個数を表示するもの
で、リセットされた時点では、予め定められた一定数
(例えば、1000)を表示し、前記始動入賞玉検出ス
イッチ26,27a,27bからの検出信号がある毎に
「1」づつ減算される。そして、その表示が「0」にな
ると、前記設定スイッチ57,58で設定された次回の
入賞率が働くようになる。すなわち、この実施形態の場
合、遊技場の責任者が設定スイッチ57,58を操作し
た時点での始動入賞個数表示器61で表示されている残
存回数(1000以内の数;所定の期間)が経過するま
では、その変更後の入賞率が遊技に反映されないように
なっている。したがって、設定スイッチ57、58を操
作する前に設定された入賞率は、始動入賞個数表示器6
1で表示されている残存回数が「0」になるまでの期間
維持されることになる。なお、上記した現在設定値表示
器59a,60a、次回設定値表示器59b,60b、
及び始動入賞個数表示器61に表示されるデータは、電
源がOFFされたときも、バックアップされてそのまま
記憶され、再度電源がONされたときに、電源OFF時
のデータが表示されるようになっている。
は、始動入賞個数表示器61が設けられている。この始
動入賞個数表示器61は、前記始動入賞口14、15
a,15bに入賞した打玉の入賞個数を表示するもの
で、リセットされた時点では、予め定められた一定数
(例えば、1000)を表示し、前記始動入賞玉検出ス
イッチ26,27a,27bからの検出信号がある毎に
「1」づつ減算される。そして、その表示が「0」にな
ると、前記設定スイッチ57,58で設定された次回の
入賞率が働くようになる。すなわち、この実施形態の場
合、遊技場の責任者が設定スイッチ57,58を操作し
た時点での始動入賞個数表示器61で表示されている残
存回数(1000以内の数;所定の期間)が経過するま
では、その変更後の入賞率が遊技に反映されないように
なっている。したがって、設定スイッチ57、58を操
作する前に設定された入賞率は、始動入賞個数表示器6
1で表示されている残存回数が「0」になるまでの期間
維持されることになる。なお、上記した現在設定値表示
器59a,60a、次回設定値表示器59b,60b、
及び始動入賞個数表示器61に表示されるデータは、電
源がOFFされたときも、バックアップされてそのまま
記憶され、再度電源がONされたときに、電源OFF時
のデータが表示されるようになっている。
【0020】次に、上記した設定スイッチ57、58の
操作によって、特定入賞口98への入賞率に直接関係す
る可変入賞球装置70の構成について、図4及び図5を
参照して説明する。
操作によって、特定入賞口98への入賞率に直接関係す
る可変入賞球装置70の構成について、図4及び図5を
参照して説明する。
【0021】可変入賞球装置70は、前記遊技盤11に
取り付けられる取付基板71を有し、その取付基板71
の中央には、長方形状の窓開口72が形成され、該窓開
口72の奥側に入賞空間73が形成されている。窓開口
72の上部には、鎧部74が突設され、その鎧部74の
前面に上部装飾板75が設けられている。そして、鎧部
74の上部であって、上部装飾板75の裏面に前記通常
入賞口76が形成されている。また、この上部装飾板7
5の中央には、後述する継続回数(8回)を報知する継
続回数表示LED77が前面に臨むように複数配置され
ている。
取り付けられる取付基板71を有し、その取付基板71
の中央には、長方形状の窓開口72が形成され、該窓開
口72の奥側に入賞空間73が形成されている。窓開口
72の上部には、鎧部74が突設され、その鎧部74の
前面に上部装飾板75が設けられている。そして、鎧部
74の上部であって、上部装飾板75の裏面に前記通常
入賞口76が形成されている。また、この上部装飾板7
5の中央には、後述する継続回数(8回)を報知する継
続回数表示LED77が前面に臨むように複数配置され
ている。
【0022】前記窓開口72のほぼ中央左右には、一対
の可動部材78a,78bが開閉自在に軸支されてい
る。この可動部材78a,78bは、図5に示すように
リンク部材79a,79b(ただし79bは、図示せ
ず)及び作動部材80を介して可動部材駆動ソレノイド
81に連結され、可動部材駆動ソレノイド81の励磁、
非励磁に対応して可動部材78a,78bが打玉を受け
入れる第1の状態と打玉を受け入れない第2の状態とに
交互に変化するようになっている。なお、可動部材駆動
ソレノイド81には、復帰スプリング82が設けられ、
常に可動部材78a,78bが第2の状態となるように
付勢している。
の可動部材78a,78bが開閉自在に軸支されてい
る。この可動部材78a,78bは、図5に示すように
リンク部材79a,79b(ただし79bは、図示せ
ず)及び作動部材80を介して可動部材駆動ソレノイド
81に連結され、可動部材駆動ソレノイド81の励磁、
非励磁に対応して可動部材78a,78bが打玉を受け
入れる第1の状態と打玉を受け入れない第2の状態とに
交互に変化するようになっている。なお、可動部材駆動
ソレノイド81には、復帰スプリング82が設けられ、
常に可動部材78a,78bが第2の状態となるように
付勢している。
【0023】前記入賞空間73は、前後方向にも奥行幅
を有する凹状となっており、この入賞空間73を上下に
分割する玉転動板89a,89bが横臥されている。玉
転動板89a,89bは、後方に向って下り傾斜するよ
うに設けられており、可動部材78a,78bによって
導かれた打玉であって、玉転動板89a,89b上に乗
った打玉は、後方へ転動して入賞空間73の後面壁を構
成する後面板91の前方に形成された落下径路90a,
90bに落下して前記入賞玉集合カバー体23の誘導通
路に導かれ、前記10カウント計数スイッチ25によっ
て検出されるようになっている。
を有する凹状となっており、この入賞空間73を上下に
分割する玉転動板89a,89bが横臥されている。玉
転動板89a,89bは、後方に向って下り傾斜するよ
うに設けられており、可動部材78a,78bによって
導かれた打玉であって、玉転動板89a,89b上に乗
った打玉は、後方へ転動して入賞空間73の後面壁を構
成する後面板91の前方に形成された落下径路90a,
90bに落下して前記入賞玉集合カバー体23の誘導通
路に導かれ、前記10カウント計数スイッチ25によっ
て検出されるようになっている。
【0024】玉転動板89a,89bの中央には、飛行
機の意匠が付与された制御機構としての振分け部材83
が設けられている。この振分け部材83は、機首部分の
揺動部材84が支軸85を中心にして上下方向に揺動す
るように構成されている。すなわち、図5に示すように
揺動部材84には、リンク部材86、87を介して揺動
部材駆動ソレノイド88が連結され、この揺動部材駆動
ソレノイド88の励磁、非励磁に対応して上下方向に揺
動するようになっている。しかして、振分け部材83
は、可動部材78a,78bによって導かれた打玉を可
動部材78a,78bとの位置関係で後述する特定入賞
口98および通常入賞口99a,99bへ向けて落下さ
せる。なお、前記揺動部材駆動ソレノイド88は、始動
入賞口14、15a,15bに打玉が入賞したときと、
特定遊技状態において、入賞玉が5個発生したとき、あ
るいは可動部材78a,78bが8回開閉動作したとき
に駆動されるようになっている。
機の意匠が付与された制御機構としての振分け部材83
が設けられている。この振分け部材83は、機首部分の
揺動部材84が支軸85を中心にして上下方向に揺動す
るように構成されている。すなわち、図5に示すように
揺動部材84には、リンク部材86、87を介して揺動
部材駆動ソレノイド88が連結され、この揺動部材駆動
ソレノイド88の励磁、非励磁に対応して上下方向に揺
動するようになっている。しかして、振分け部材83
は、可動部材78a,78bによって導かれた打玉を可
動部材78a,78bとの位置関係で後述する特定入賞
口98および通常入賞口99a,99bへ向けて落下さ
せる。なお、前記揺動部材駆動ソレノイド88は、始動
入賞口14、15a,15bに打玉が入賞したときと、
特定遊技状態において、入賞玉が5個発生したとき、あ
るいは可動部材78a,78bが8回開閉動作したとき
に駆動されるようになっている。
【0025】振分け部材83の下部に位置する下部後面
板92には、可変入賞球装置70に入賞した打玉であっ
て、前記10カウント計数スイッチ25によって計数さ
れた入賞玉数が表示される入賞個数表示LED93と、
可変入賞球装置70を装飾する装飾用LED94とが配
置されている。
板92には、可変入賞球装置70に入賞した打玉であっ
て、前記10カウント計数スイッチ25によって計数さ
れた入賞玉数が表示される入賞個数表示LED93と、
可変入賞球装置70を装飾する装飾用LED94とが配
置されている。
【0026】前記可動部材78a,78bによって導か
れた打玉は、前記したように玉転動板89a,89b上
を後方に転動するか、または可動部材78a,78bか
ら直接下方へ落下して下方枠95の下方に形成された特
定入賞口98及び通常入賞口99a,99bの方向に至
る。特定入賞口98と通常入賞口99a,99bとは、
一対の仕切壁を有する特定入賞口形成部材96によって
区画形成され、中央に特定入賞口98が、その左右に通
常入賞口99a,99bが形成されている。そして、特
定入賞口98の出口には、特定入賞玉検出スイッチ24
が設けられ(図2参照)、特定入賞口98に入賞した入
賞玉を検出している。なお、下方枠95の前面には、下
部装飾板97が固着されており、この下部装飾板97に
前記特定入賞口形成部材96が着脱自在に取り付けられ
るようになっている。
れた打玉は、前記したように玉転動板89a,89b上
を後方に転動するか、または可動部材78a,78bか
ら直接下方へ落下して下方枠95の下方に形成された特
定入賞口98及び通常入賞口99a,99bの方向に至
る。特定入賞口98と通常入賞口99a,99bとは、
一対の仕切壁を有する特定入賞口形成部材96によって
区画形成され、中央に特定入賞口98が、その左右に通
常入賞口99a,99bが形成されている。そして、特
定入賞口98の出口には、特定入賞玉検出スイッチ24
が設けられ(図2参照)、特定入賞口98に入賞した入
賞玉を検出している。なお、下方枠95の前面には、下
部装飾板97が固着されており、この下部装飾板97に
前記特定入賞口形成部材96が着脱自在に取り付けられ
るようになっている。
【0027】しかして、打玉が特定入賞口98に入賞し
て特定入賞玉検出スイッチ24をONさせたときには、
前記可動部材78a,78bは、相対的に短い時間間隔
で第1の状態と第2の状態とに交互に繰り返す開閉動作
を18回行うか、あるいは18回の開閉動作中に前記1
0カウント計数スイッチ25が10個の入賞玉を計数す
るまで第1の状態と第2の状態とを交互に繰り返すよう
に設定(以下、開閉サイクルという)されており、上記
第1の状態中に再度特定入賞口98に入賞して特定入賞
玉検出スイッチ24をONさせた場合には、直ちにその
開閉動作を停止させ、再度上記した開閉サイクルを最初
から繰り返す。そして、そのような開閉サイクルの繰り
返しは、特定入賞口98への入賞がある限り最高8回ま
で繰り返されるように設定されている。
て特定入賞玉検出スイッチ24をONさせたときには、
前記可動部材78a,78bは、相対的に短い時間間隔
で第1の状態と第2の状態とに交互に繰り返す開閉動作
を18回行うか、あるいは18回の開閉動作中に前記1
0カウント計数スイッチ25が10個の入賞玉を計数す
るまで第1の状態と第2の状態とを交互に繰り返すよう
に設定(以下、開閉サイクルという)されており、上記
第1の状態中に再度特定入賞口98に入賞して特定入賞
玉検出スイッチ24をONさせた場合には、直ちにその
開閉動作を停止させ、再度上記した開閉サイクルを最初
から繰り返す。そして、そのような開閉サイクルの繰り
返しは、特定入賞口98への入賞がある限り最高8回ま
で繰り返されるように設定されている。
【0028】上記のように構成される可変入賞球装置7
0の可動部材78a,78bと振分け部材83との関係
は、以下のようである。すなわち、可動部材78a,7
8bが開成状態で且つ揺動部材84が下方に揺動された
状態で打玉が可動部材78a,78bに乗ると、打玉P
1は、可動部材78a,78bと揺動部材84とガラス
板5bとで保持された状態で一旦停止する(図5参
照)。そして、この状態で可動部材78a,78bが閉
成状態になると、打玉P1は、下方枠95に形成された
3つの入賞口98、99a,99bのうち中央の入賞口
である特定入賞口98の上方に落下するため、比較的特
定入賞口98に入賞し易い。
0の可動部材78a,78bと振分け部材83との関係
は、以下のようである。すなわち、可動部材78a,7
8bが開成状態で且つ揺動部材84が下方に揺動された
状態で打玉が可動部材78a,78bに乗ると、打玉P
1は、可動部材78a,78bと揺動部材84とガラス
板5bとで保持された状態で一旦停止する(図5参
照)。そして、この状態で可動部材78a,78bが閉
成状態になると、打玉P1は、下方枠95に形成された
3つの入賞口98、99a,99bのうち中央の入賞口
である特定入賞口98の上方に落下するため、比較的特
定入賞口98に入賞し易い。
【0029】一方、揺動部材84が上方に戻っている状
態で打玉が可動部材78a,78bに乗ると、打玉は、
可動部材78a,78bから玉転動板89a,89bに
誘導されて落下径路90a,90bに導かれて通常の入
賞となってしまうため、特定入賞口98への入賞の可能
性はない。また、可動部材78a,78bの閉じ際に打
玉が可動部材78a,78bに乗った場合でも、打玉
は、上方に戻っている状態の揺動部材84の側面に衝突
して左右に振分けられて下方に落下する可能性が高く、
特定入賞口98よりも通常入賞口99a,99bに誘導
される可能性が高い。したがって、可動部材78a,7
8bが開成している状態と揺動部材84が下方に揺動し
ている状態との重複する時間、すなわち可動部材駆動ソ
レノイド81が励磁されている時間と揺動部材84を下
方に揺動する揺動部材駆動ソレノイド88が励磁されて
いる時間との重複時間が長いほど上記した可動部材78
a,78bと揺動部材84とガラス板5bとで停止され
る可能性が高くなり、これにより特定入賞口98への入
賞率を高めることができる。
態で打玉が可動部材78a,78bに乗ると、打玉は、
可動部材78a,78bから玉転動板89a,89bに
誘導されて落下径路90a,90bに導かれて通常の入
賞となってしまうため、特定入賞口98への入賞の可能
性はない。また、可動部材78a,78bの閉じ際に打
玉が可動部材78a,78bに乗った場合でも、打玉
は、上方に戻っている状態の揺動部材84の側面に衝突
して左右に振分けられて下方に落下する可能性が高く、
特定入賞口98よりも通常入賞口99a,99bに誘導
される可能性が高い。したがって、可動部材78a,7
8bが開成している状態と揺動部材84が下方に揺動し
ている状態との重複する時間、すなわち可動部材駆動ソ
レノイド81が励磁されている時間と揺動部材84を下
方に揺動する揺動部材駆動ソレノイド88が励磁されて
いる時間との重複時間が長いほど上記した可動部材78
a,78bと揺動部材84とガラス板5bとで停止され
る可能性が高くなり、これにより特定入賞口98への入
賞率を高めることができる。
【0030】例えば、始動入賞時においては、図7に示
すように、1回開き時及び2回開き時における開閉用ソ
レノイド(可動部材駆動ソレノイド)81と振分け用ソ
レノイド(揺動部材駆動ソレノイド)88との関係を、
パターン(a)においては、開閉用ソレノイド81の励
磁(励磁時間;例えば、1回開き時が0.6秒、2回開
き時が0.8秒)が終了した直後、微小時間(例えば、
0.1秒)経過してから振分け用ソレノイド88を励磁
(励磁時間;例えば、1回、2回開き時とも0.5秒)
し、パターン(b)においては、開閉用ソレノイド81
の励磁が終了したと同時に振分け用ソレノイド88を励
磁し、パターン(c)においては、開閉用ソレノイド8
1の励磁が終了する微小時間(例えば、0.1秒)前に
振分け用ソレノイド88を励磁した場合には、パターン
(a)が最も特定入賞口98に入賞し難く、パターン
(c)が最も特定入賞口98に入賞し易い。
すように、1回開き時及び2回開き時における開閉用ソ
レノイド(可動部材駆動ソレノイド)81と振分け用ソ
レノイド(揺動部材駆動ソレノイド)88との関係を、
パターン(a)においては、開閉用ソレノイド81の励
磁(励磁時間;例えば、1回開き時が0.6秒、2回開
き時が0.8秒)が終了した直後、微小時間(例えば、
0.1秒)経過してから振分け用ソレノイド88を励磁
(励磁時間;例えば、1回、2回開き時とも0.5秒)
し、パターン(b)においては、開閉用ソレノイド81
の励磁が終了したと同時に振分け用ソレノイド88を励
磁し、パターン(c)においては、開閉用ソレノイド8
1の励磁が終了する微小時間(例えば、0.1秒)前に
振分け用ソレノイド88を励磁した場合には、パターン
(a)が最も特定入賞口98に入賞し難く、パターン
(c)が最も特定入賞口98に入賞し易い。
【0031】一方、18回開閉動作時における開閉用ソ
レノイド81と振分け用ソレノイド88との関係(ただ
し、9回目の開閉時からの関係)は、図8に示すよう
に、パターン(x)においては、開閉用ソレノイド81
の励磁(励磁時間;例えば、0.8秒)が終了する微小
時間(例えば、0.3秒)前に振分け用ソレノイド88
を励磁(励磁時間;例えば、0.8秒)し、パターン
(y)においては、開閉用ソレノイド81の励磁が終了
する微小時間(例えば、0.4秒)前に振分け用ソレノ
イド88を励磁し、パターン(z)においては、開閉用
ソレノイド81の励磁が終了する微小時間(例えば、
0.5秒)前に振分け用ソレノイド88を励磁した場合
には、重複する時間が長いパターン(z)が最も特定入
賞口98への入賞率が高く、重複する時間が短いパター
ンが最も特定入賞口98への入賞率が低くなる。
レノイド81と振分け用ソレノイド88との関係(ただ
し、9回目の開閉時からの関係)は、図8に示すよう
に、パターン(x)においては、開閉用ソレノイド81
の励磁(励磁時間;例えば、0.8秒)が終了する微小
時間(例えば、0.3秒)前に振分け用ソレノイド88
を励磁(励磁時間;例えば、0.8秒)し、パターン
(y)においては、開閉用ソレノイド81の励磁が終了
する微小時間(例えば、0.4秒)前に振分け用ソレノ
イド88を励磁し、パターン(z)においては、開閉用
ソレノイド81の励磁が終了する微小時間(例えば、
0.5秒)前に振分け用ソレノイド88を励磁した場合
には、重複する時間が長いパターン(z)が最も特定入
賞口98への入賞率が高く、重複する時間が短いパター
ンが最も特定入賞口98への入賞率が低くなる。
【0032】上記のように、始動入賞時又は18回開閉
時における特定入賞口98への入賞率が異なる3つのパ
ターン(a)〜(c)又はパターン(x)〜(z)を用
意し、これらのパターン(a)〜(c)又はパターン
(x)〜(z)を任意に所定個数(例えば、10個)集
めたものを作成する。そして、10個のパターンデータ
を常に回転させておき、第1入賞率は、例えば始動入賞
時、第2入賞率は、例えば最初の特定入賞口98への入
賞時(すなわち特定遊技状態発生時)に1個のパターン
データを選び出し、そのパターンデータに基づいて振分
け用ソレノイド88の制御を行う。
時における特定入賞口98への入賞率が異なる3つのパ
ターン(a)〜(c)又はパターン(x)〜(z)を用
意し、これらのパターン(a)〜(c)又はパターン
(x)〜(z)を任意に所定個数(例えば、10個)集
めたものを作成する。そして、10個のパターンデータ
を常に回転させておき、第1入賞率は、例えば始動入賞
時、第2入賞率は、例えば最初の特定入賞口98への入
賞時(すなわち特定遊技状態発生時)に1個のパターン
データを選び出し、そのパターンデータに基づいて振分
け用ソレノイド88の制御を行う。
【0033】例えば、図6(A)に示すように、設定
においては、パターン(a)を5個、パターン(b)を
3個、パターン(c)を2個とし、第1入賞率の現在設
定値が設定である場合には、上記10個のパターンの
中から始動入賞時にランダムに1つのデータが選ばれ、
それに基づいて振分け用ソレノイド88の動作が制御さ
れる。同様に、設定においては、パターン(a)を4
個、パターン(b)を4個、パターン(c)を2個と
し、設定においては、パターン(a)を3個、パター
ン(b)を4個、パターン(c)を3個とし、設定に
おいては、パターン(a)を2個、パターン(b)を4
個、パターン(c)を4個とし、設定においては、パ
ターン(a)を2個、パターン(b)を3個、パターン
(c)を5個とする。このように設定することにより、
始動入賞時における特定入賞口98への入賞率は、特定
入賞口98への入賞率が最も高いパターン(c)を多く
含む設定において最も高く、特定入賞口98への入賞
率が最も低いパターン(a)を多く含む設定において
最も低く調整することができる。したがって、制御基板
ボックス50に設けられる第1入賞率設定スイッチ57
を押圧動作して、所望の設定値を選択すれば、始動入賞
時の可動部材78a,78bの開成状態で受け入れられ
た打玉の特定入賞口98への入賞率を誰でも簡単に調整
することができ、従来ほど釘調整に頼る必要がなくな
る。
においては、パターン(a)を5個、パターン(b)を
3個、パターン(c)を2個とし、第1入賞率の現在設
定値が設定である場合には、上記10個のパターンの
中から始動入賞時にランダムに1つのデータが選ばれ、
それに基づいて振分け用ソレノイド88の動作が制御さ
れる。同様に、設定においては、パターン(a)を4
個、パターン(b)を4個、パターン(c)を2個と
し、設定においては、パターン(a)を3個、パター
ン(b)を4個、パターン(c)を3個とし、設定に
おいては、パターン(a)を2個、パターン(b)を4
個、パターン(c)を4個とし、設定においては、パ
ターン(a)を2個、パターン(b)を3個、パターン
(c)を5個とする。このように設定することにより、
始動入賞時における特定入賞口98への入賞率は、特定
入賞口98への入賞率が最も高いパターン(c)を多く
含む設定において最も高く、特定入賞口98への入賞
率が最も低いパターン(a)を多く含む設定において
最も低く調整することができる。したがって、制御基板
ボックス50に設けられる第1入賞率設定スイッチ57
を押圧動作して、所望の設定値を選択すれば、始動入賞
時の可動部材78a,78bの開成状態で受け入れられ
た打玉の特定入賞口98への入賞率を誰でも簡単に調整
することができ、従来ほど釘調整に頼る必要がなくな
る。
【0034】また、18回開閉時においても、図6
(B)に示すように、設定においては、パターン
(x)を6個、パターン(y)を2個、パターン(z)
を2個とし、第2入賞率の現在設定値が設定である場
合には、上記10個のパターンの中から始動入賞による
開閉時における特定入賞口98への入賞時(すなわち特
定遊技状態発生時)にランダムに1つのデータが選ば
れ、それに基づいて振分け用ソレノイド88の動作が制
御される。同様に、設定においては、パターン(x)
を4個、パターン(y)を3個、パターン(z)を3個
とし、設定においては、パターン(x)を2個、パタ
ーン(y)を5個、パターン(z)を3個とし、設定
においては、パターン(x)を3個、パターン(y)を
3個、パターン(z)を4個とし、設定においては、
パターン(x)を2個、パターン(y)を2個、パター
ン(z)を6個とする。このように設定することによ
り、特定入賞口98への入賞率が高いパターン(z)を
多く含む設定が最も特定入賞口98への入賞率が高く
なり、特定入賞口98への入賞率が低いパターン(x)
を多く含む設定が最も特定入賞口98への入賞率が低
くなる。したがって、制御基板ボックス50に設けられ
る第2入賞率設定スイッチ58を押圧動作して、所望の
設定値を選択すれば、18回開閉動作時の可動部材78
a,78bの開成状態で受け入れられた打玉の特定入賞
口98への入賞率を誰でも簡単に調整することができ、
従来ほど釘調整に頼る必要がなくなる。
(B)に示すように、設定においては、パターン
(x)を6個、パターン(y)を2個、パターン(z)
を2個とし、第2入賞率の現在設定値が設定である場
合には、上記10個のパターンの中から始動入賞による
開閉時における特定入賞口98への入賞時(すなわち特
定遊技状態発生時)にランダムに1つのデータが選ば
れ、それに基づいて振分け用ソレノイド88の動作が制
御される。同様に、設定においては、パターン(x)
を4個、パターン(y)を3個、パターン(z)を3個
とし、設定においては、パターン(x)を2個、パタ
ーン(y)を5個、パターン(z)を3個とし、設定
においては、パターン(x)を3個、パターン(y)を
3個、パターン(z)を4個とし、設定においては、
パターン(x)を2個、パターン(y)を2個、パター
ン(z)を6個とする。このように設定することによ
り、特定入賞口98への入賞率が高いパターン(z)を
多く含む設定が最も特定入賞口98への入賞率が高く
なり、特定入賞口98への入賞率が低いパターン(x)
を多く含む設定が最も特定入賞口98への入賞率が低
くなる。したがって、制御基板ボックス50に設けられ
る第2入賞率設定スイッチ58を押圧動作して、所望の
設定値を選択すれば、18回開閉動作時の可動部材78
a,78bの開成状態で受け入れられた打玉の特定入賞
口98への入賞率を誰でも簡単に調整することができ、
従来ほど釘調整に頼る必要がなくなる。
【0035】なお、上記した実施形態においては、始動
入賞時と18回開閉動作時を別々の設定スイッチ57、
58で調整するようにしたが、これを1つの設定スイッ
チで同時に調整されるようにしても良く、あるいは、特
定入賞口98への入賞率を始動入賞時だけ又は18回開
閉動作時だけ調整できるようにしてもよい。
入賞時と18回開閉動作時を別々の設定スイッチ57、
58で調整するようにしたが、これを1つの設定スイッ
チで同時に調整されるようにしても良く、あるいは、特
定入賞口98への入賞率を始動入賞時だけ又は18回開
閉動作時だけ調整できるようにしてもよい。
【0036】次に、上記した第1実施形態に係る入賞球
装置としての可変入賞球装置70とは異なる入賞球装置
を本発明の弾球遊技機に適用した場合の実施形態(第2
実施形態)について、図9ないし図13を参照して説明
する。
装置としての可変入賞球装置70とは異なる入賞球装置
を本発明の弾球遊技機に適用した場合の実施形態(第2
実施形態)について、図9ないし図13を参照して説明
する。
【0037】この第2実施形態に係る入賞球装置も第1
実施形態に係る入賞球装置と同様に可動部材103a,
103bを有する可変入賞球装置100である。そこ
で、まず、この可変入賞球装置100の構成を図9ない
し図11を参照して説明する。図9は、可変入賞球装置
100の正面図であり、図10は、側方断面図であり、
図11は、一部を破断した斜視図である。なお、可変入
賞球装置100は、バスケットボールを行っている人物
等の意匠が装飾板等に施されている。
実施形態に係る入賞球装置と同様に可動部材103a,
103bを有する可変入賞球装置100である。そこ
で、まず、この可変入賞球装置100の構成を図9ない
し図11を参照して説明する。図9は、可変入賞球装置
100の正面図であり、図10は、側方断面図であり、
図11は、一部を破断した斜視図である。なお、可変入
賞球装置100は、バスケットボールを行っている人物
等の意匠が装飾板等に施されている。
【0038】図において、前記遊技盤11に取り付けら
れる取付基板101には、ほぼ長方形状の窓開口104
が開設されている。この窓開口104の上部には、逆さ
「コ」字状の入賞規制部105が突出形成されており、
その前面には、上部前面飾り板106がビスで螺着され
ている。そして、入賞規制部105と上部前面飾り板1
06と取付基板101に開設した開口とによって通常入
賞口102を構成している。 前記取付基板101の前
面下部には、前記窓開口104の両側縁及び下方縁を覆
う「コ」字状の入賞玉受枠107が突出形成されてい
る。この入賞玉受枠107の前面には、下部前面飾り板
108が取り付けられている。
れる取付基板101には、ほぼ長方形状の窓開口104
が開設されている。この窓開口104の上部には、逆さ
「コ」字状の入賞規制部105が突出形成されており、
その前面には、上部前面飾り板106がビスで螺着され
ている。そして、入賞規制部105と上部前面飾り板1
06と取付基板101に開設した開口とによって通常入
賞口102を構成している。 前記取付基板101の前
面下部には、前記窓開口104の両側縁及び下方縁を覆
う「コ」字状の入賞玉受枠107が突出形成されてい
る。この入賞玉受枠107の前面には、下部前面飾り板
108が取り付けられている。
【0039】前記入賞規制部105の両側下端と入賞玉
受枠107の両側上端との間に可動部材103a,10
3bが開閉自在に取り付けられている。すなわち、取付
基板101に形成された軸受穴110a,110bに可
動部材103a,103bの基部に固定された回動軸
(図示しない)を挿入し、該回動軸の後端に固定される
連結リンク部材114a,114b(図10参照、ただ
し、114bは、図示省略)を介して開閉ソレノイド1
15a,115bに連結され、開閉ソレノイド115
a,115bが励磁、非励磁を繰り返すことにより可動
部材103a,103bがほぼ水平方向の開放状態と、
ほぼ起立した閉成状態とに変化し得るようになってい
る。なお、可動部材103a,103bの開放時におい
ては、可動部材103a,103bの基部に形成された
ストッパー部116a,116bが前記入賞玉受枠10
7の上端部に形成されたストッパー突起117a,11
7bに当接することにより、その回動範囲を規制してい
る。
受枠107の両側上端との間に可動部材103a,10
3bが開閉自在に取り付けられている。すなわち、取付
基板101に形成された軸受穴110a,110bに可
動部材103a,103bの基部に固定された回動軸
(図示しない)を挿入し、該回動軸の後端に固定される
連結リンク部材114a,114b(図10参照、ただ
し、114bは、図示省略)を介して開閉ソレノイド1
15a,115bに連結され、開閉ソレノイド115
a,115bが励磁、非励磁を繰り返すことにより可動
部材103a,103bがほぼ水平方向の開放状態と、
ほぼ起立した閉成状態とに変化し得るようになってい
る。なお、可動部材103a,103bの開放時におい
ては、可動部材103a,103bの基部に形成された
ストッパー部116a,116bが前記入賞玉受枠10
7の上端部に形成されたストッパー突起117a,11
7bに当接することにより、その回動範囲を規制してい
る。
【0040】また、取付基板101の後面側であって、
前記窓開口104の開口縁に沿って後面周壁111が周
設されている。この後面周壁111は、その一部におい
て他の部材によって構成されるが、全体的に取付基板1
01と一体的に成型されるものである。また、後面周壁
111の後部には、後面壁131(ただし、後述する上
部入賞空間118aに対応する後面壁は、後面周壁11
1と一体的に形成されている)によって被覆されてい
る。
前記窓開口104の開口縁に沿って後面周壁111が周
設されている。この後面周壁111は、その一部におい
て他の部材によって構成されるが、全体的に取付基板1
01と一体的に成型されるものである。また、後面周壁
111の後部には、後面壁131(ただし、後述する上
部入賞空間118aに対応する後面壁は、後面周壁11
1と一体的に形成されている)によって被覆されてい
る。
【0041】以上、説明してきた入賞規制部105、入
賞玉受枠107、可動部材103a,103b、後面周
壁111及び後面壁131によって囲まれる範囲が可変
入賞球装置100の入賞空間118を構成している。そ
して、入賞空間118に遊技領域8を落下する打玉が入
賞するためには、可動部材103a,103bが開放し
て水平状態となったときだけであり、その開放状態中に
受け止められた打玉が誘導されて入賞空間118に到達
して入賞玉となる。なお、可動部材103a,103b
には、図11に示すように、打玉を誘導する面の末端に
玉誘導突起109a,109bが形成され、これに衝突
した打玉が入賞空間118の奥側に向って誘導されるよ
うになっている。
賞玉受枠107、可動部材103a,103b、後面周
壁111及び後面壁131によって囲まれる範囲が可変
入賞球装置100の入賞空間118を構成している。そ
して、入賞空間118に遊技領域8を落下する打玉が入
賞するためには、可動部材103a,103bが開放し
て水平状態となったときだけであり、その開放状態中に
受け止められた打玉が誘導されて入賞空間118に到達
して入賞玉となる。なお、可動部材103a,103b
には、図11に示すように、打玉を誘導する面の末端に
玉誘導突起109a,109bが形成され、これに衝突
した打玉が入賞空間118の奥側に向って誘導されるよ
うになっている。
【0042】次に、上記した入賞空間118内の構成に
ついて説明する。入賞空間118の中央よりやや上部に
奥側から手前側に向って傾斜する入賞玉転動板119が
横臥されている。このため、入賞空間118が入賞玉転
動板119によって上下に分割され、上部入賞空間11
8aと下部入賞空間118bとが構成される。また、入
賞玉転動板119は、前記可動部材103a,103b
の軸受穴110a,110bとほぼ同じ位置に横臥され
ているため、可動部材103a,103bが開放して水
平状態となったときに誘導される打玉は、前記玉誘導突
起109a,109bに衝突して入賞玉転動板119上
に導かれるようになっている。そして、可動部材103
a,103bが閉成したときに、入賞玉転動板119の
前端から後述する跳ね返し板124上に向けて落下す
る。
ついて説明する。入賞空間118の中央よりやや上部に
奥側から手前側に向って傾斜する入賞玉転動板119が
横臥されている。このため、入賞空間118が入賞玉転
動板119によって上下に分割され、上部入賞空間11
8aと下部入賞空間118bとが構成される。また、入
賞玉転動板119は、前記可動部材103a,103b
の軸受穴110a,110bとほぼ同じ位置に横臥され
ているため、可動部材103a,103bが開放して水
平状態となったときに誘導される打玉は、前記玉誘導突
起109a,109bに衝突して入賞玉転動板119上
に導かれるようになっている。そして、可動部材103
a,103bが閉成したときに、入賞玉転動板119の
前端から後述する跳ね返し板124上に向けて落下す
る。
【0043】前記上部入賞空間118aの後面には、可
変入賞球装置100に入賞した入賞玉数、すなわち、1
0カウント計数スイッチ25によって検出された入賞玉
数を表示する入賞個数表示器120や、後述する特定入
賞口130に入賞することにより繰り返される開閉サイ
クルの回数を表示する継続回数表示器121が設けられ
るとともに、上部入賞空間118aを装飾するための装
飾ランプ(LED)123も設けられる。なお、前記入
賞玉転動板119の先端内部にも装飾ランプ122が設
けられている。
変入賞球装置100に入賞した入賞玉数、すなわち、1
0カウント計数スイッチ25によって検出された入賞玉
数を表示する入賞個数表示器120や、後述する特定入
賞口130に入賞することにより繰り返される開閉サイ
クルの回数を表示する継続回数表示器121が設けられ
るとともに、上部入賞空間118aを装飾するための装
飾ランプ(LED)123も設けられる。なお、前記入
賞玉転動板119の先端内部にも装飾ランプ122が設
けられている。
【0044】一方、下部入賞空間118bの前方部分に
は、この実施形態の要部である跳ね返し部材としての跳
ね返し板124が設けられる。跳ね返し板124は、図
10に示すように、断面「L」字状に形成され、その短
辺に相当する取付板部125を前記取付基板101に一
体的に突設される取付ボス(図示しない)にビスで固定
されている。このビスで取り付ける際に、取付板部12
5に穿設された位置合せ孔126を取付基板101に突
設された位置合せ突起127に挿入することにより、跳
ね返し板124の取付作業を容易にならしめるととも
に、取付位置を正確にならしめている。また、跳ね返し
板124の長辺に相当する部分は、手前側の端部が支持
されることなく、フリー状態(自由端)に形成されてい
るとともに、手前側から奥側に向って下り傾斜して形成
され、その傾斜角「θ」は、適宜の角度に設定される。
すなわち、上方から落下してきた入賞玉(例えば、前記
入賞玉転動板119から落下した入賞玉を基準として)
が跳ね返し板124に衝突して跳ね返った場合に、後述
する特定入賞口130にちょうど円弧を描くように入賞
するような角度に設定される。このように設定すること
により入賞玉がバスケットボールのゴールにスローイン
グして入賞したような動作となる。特に、傾斜角「θ」
を小さく設定した場合には、前記した基準となる入賞玉
の落下勢では、特定入賞口130に到達しない可能性が
高いため、適当ではなく、また、傾斜角「θ」を大きく
設定した場合には、基準となる入賞玉の落下勢では、特
定入賞口130を飛び超えて後述する跳ね返り玉衝突板
140に強烈に衝突して、再度特定入賞口130に入賞
することなく下方へ落下してしまうので、この場合も適
当でない。したがって、跳ね返し板124の傾斜角
「θ」は、基準となる入賞玉の落下勢のものが特定入賞
口130にちょうど到達する角度範囲内で設定される。
は、この実施形態の要部である跳ね返し部材としての跳
ね返し板124が設けられる。跳ね返し板124は、図
10に示すように、断面「L」字状に形成され、その短
辺に相当する取付板部125を前記取付基板101に一
体的に突設される取付ボス(図示しない)にビスで固定
されている。このビスで取り付ける際に、取付板部12
5に穿設された位置合せ孔126を取付基板101に突
設された位置合せ突起127に挿入することにより、跳
ね返し板124の取付作業を容易にならしめるととも
に、取付位置を正確にならしめている。また、跳ね返し
板124の長辺に相当する部分は、手前側の端部が支持
されることなく、フリー状態(自由端)に形成されてい
るとともに、手前側から奥側に向って下り傾斜して形成
され、その傾斜角「θ」は、適宜の角度に設定される。
すなわち、上方から落下してきた入賞玉(例えば、前記
入賞玉転動板119から落下した入賞玉を基準として)
が跳ね返し板124に衝突して跳ね返った場合に、後述
する特定入賞口130にちょうど円弧を描くように入賞
するような角度に設定される。このように設定すること
により入賞玉がバスケットボールのゴールにスローイン
グして入賞したような動作となる。特に、傾斜角「θ」
を小さく設定した場合には、前記した基準となる入賞玉
の落下勢では、特定入賞口130に到達しない可能性が
高いため、適当ではなく、また、傾斜角「θ」を大きく
設定した場合には、基準となる入賞玉の落下勢では、特
定入賞口130を飛び超えて後述する跳ね返り玉衝突板
140に強烈に衝突して、再度特定入賞口130に入賞
することなく下方へ落下してしまうので、この場合も適
当でない。したがって、跳ね返し板124の傾斜角
「θ」は、基準となる入賞玉の落下勢のものが特定入賞
口130にちょうど到達する角度範囲内で設定される。
【0045】上記したように跳ね返し板124は、下部
入賞空間118bの前方(一側)に落下した入賞玉を上
方向に飛び上らせて下部入賞空間118bの後方(他
側)に誘導するので、今迄にない入賞玉の落下軌跡を得
ることができる。なお、図示の実施形態では、跳ね返し
部材として自由端を有する跳ね返し板124を例示した
が、これに限ることなく、例えば、弾性材料を使用した
ものでも良い。また、跳ね返し板124を複数設け、そ
れぞれ入賞玉の跳ね返す高さや方向を変えるようにして
もよい。更にまた、入賞空間118内での移動方向も実
施形態に限定されるものではない。
入賞空間118bの前方(一側)に落下した入賞玉を上
方向に飛び上らせて下部入賞空間118bの後方(他
側)に誘導するので、今迄にない入賞玉の落下軌跡を得
ることができる。なお、図示の実施形態では、跳ね返し
部材として自由端を有する跳ね返し板124を例示した
が、これに限ることなく、例えば、弾性材料を使用した
ものでも良い。また、跳ね返し板124を複数設け、そ
れぞれ入賞玉の跳ね返す高さや方向を変えるようにして
もよい。更にまた、入賞空間118内での移動方向も実
施形態に限定されるものではない。
【0046】また、下部入賞空間118bの後方には、
特定入賞口130を構成する特定入賞口形成部材128
が配置される。この特定入賞口形成部材128は、前記
跳ね返し板124よりもやや高い位置となるように配置
されるとともに、左右方向に移動可能に設けられる。す
なわち、特定入賞口形成部材128の前方部には、特定
入賞口130の絶対的な大きさを決定する一対の特定入
賞口形成突起129a,129bが左右に突設され、そ
の特定入賞口形成突起129a,129bに挟まれて特
定入賞口130が構成され、その特定入賞口130に特
定入賞玉検出スイッチ151の検出部が臨んでいる。つ
まり、特定入賞口形成部材128は、特定入賞玉検出ス
イッチ151を保持するホルダーでもある。
特定入賞口130を構成する特定入賞口形成部材128
が配置される。この特定入賞口形成部材128は、前記
跳ね返し板124よりもやや高い位置となるように配置
されるとともに、左右方向に移動可能に設けられる。す
なわち、特定入賞口形成部材128の前方部には、特定
入賞口130の絶対的な大きさを決定する一対の特定入
賞口形成突起129a,129bが左右に突設され、そ
の特定入賞口形成突起129a,129bに挟まれて特
定入賞口130が構成され、その特定入賞口130に特
定入賞玉検出スイッチ151の検出部が臨んでいる。つ
まり、特定入賞口形成部材128は、特定入賞玉検出ス
イッチ151を保持するホルダーでもある。
【0047】一方、特定入賞口形成部材128の後方部
は、前記後面壁131を貫通して後面壁131の上下に
固定されたホルダーガイド板132a,132bに案内
支持されて左右方向に移動可能となっている。そして、
特定入賞口形成部材128の後端には、縦方向のガイド
溝を有するガイド溝板133が固着され、そのガイド溝
板133に回転カム134の偏心した位置に突設された
ガイド突起135が係合している。回転カム134は、
モータ136のモータ軸137に固着され、モータ13
6の回転により回転するようになっている。したがっ
て、モータ136が回転すると回転カム134も回転
し、その回転に従ってガイド突起135とガイド溝板1
33との係合により特定入賞口形成部材128が所定の
振幅で往復運動する。なお、回転カム134の上方に
は、カム位置検出器138が設けられ、そのアクチュエ
ータ139が回転カム134の外周の凹設された凹部
(図示しない)を検出するようになっている。これは、
モータ136の停止信号が導出されたときに、特定入賞
口130の位置が入賞空間118の中央でない場合に、
特定入賞口130が中央に来るまでモータ136を駆動
するために設けられるものである。なお、上記モータ1
36は、18回開閉動作時(特定遊技状態時)におい
て、図13に示すように10回の開閉動作が終了するま
で、あるいは4個の打玉が入賞するまで動作されるよう
になっている。
は、前記後面壁131を貫通して後面壁131の上下に
固定されたホルダーガイド板132a,132bに案内
支持されて左右方向に移動可能となっている。そして、
特定入賞口形成部材128の後端には、縦方向のガイド
溝を有するガイド溝板133が固着され、そのガイド溝
板133に回転カム134の偏心した位置に突設された
ガイド突起135が係合している。回転カム134は、
モータ136のモータ軸137に固着され、モータ13
6の回転により回転するようになっている。したがっ
て、モータ136が回転すると回転カム134も回転
し、その回転に従ってガイド突起135とガイド溝板1
33との係合により特定入賞口形成部材128が所定の
振幅で往復運動する。なお、回転カム134の上方に
は、カム位置検出器138が設けられ、そのアクチュエ
ータ139が回転カム134の外周の凹設された凹部
(図示しない)を検出するようになっている。これは、
モータ136の停止信号が導出されたときに、特定入賞
口130の位置が入賞空間118の中央でない場合に、
特定入賞口130が中央に来るまでモータ136を駆動
するために設けられるものである。なお、上記モータ1
36は、18回開閉動作時(特定遊技状態時)におい
て、図13に示すように10回の開閉動作が終了するま
で、あるいは4個の打玉が入賞するまで動作されるよう
になっている。
【0048】また、特定入賞口形成部材128には、前
記後面壁131の前面に位置する跳ね返り玉衝突板14
0が一体的に設けられている。この跳ね返り玉衝突板1
40は、バスケットボールのゴール板に相当するもの
で、前記した基準の落下勢よりも強い落下勢で跳ね返し
板124に衝突して特定入賞口130を飛び超えた入賞
玉が衝突するもので、その衝突により運がよければ再度
特定入賞口130に入賞玉が誘導されるものである。
記後面壁131の前面に位置する跳ね返り玉衝突板14
0が一体的に設けられている。この跳ね返り玉衝突板1
40は、バスケットボールのゴール板に相当するもの
で、前記した基準の落下勢よりも強い落下勢で跳ね返し
板124に衝突して特定入賞口130を飛び超えた入賞
玉が衝突するもので、その衝突により運がよければ再度
特定入賞口130に入賞玉が誘導されるものである。
【0049】上記したモータ136及びカム位置検出器
138は、前記後面周壁111に一体的に形成された取
付部に固定される裏面カバー141に固定されるもの
で、その裏面カバー141には、モータ136からの配
線を処理する配線止め142a,142bが一体的に形
成されている。
138は、前記後面周壁111に一体的に形成された取
付部に固定される裏面カバー141に固定されるもの
で、その裏面カバー141には、モータ136からの配
線を処理する配線止め142a,142bが一体的に形
成されている。
【0050】更に、下部入賞空間118b内には、跳ね
返し板124から飛び跳ねた入賞玉の特定入賞口130
への飛入を邪魔する飾り板143a,143bが設けら
れている。この飾り板143a,143bは、図11に
示すように跳ね返し板124の下流側両端から飛び出す
ようになっており、これを動作させるために、リンク機
構144a,144b,145a,145b(ただし、
144a,145aは、図示省略)及び連結リンク部材
146を介してソレノイド147に連結されている。し
かして、ソレノイド147が励磁されたときに、飾り板
143a,143bが左右から飛び出して特定入賞口1
30の前を覆い、跳ね返し板124によって跳ね上がっ
た入賞玉を下方に落すように作用する。つまり、飾り板
143a,143bは、バスケットボールにおけるディ
フェンスの役目をするものである。ただし、すべての跳
ね返り玉が邪魔されるわけではなく、跳ね返し板124
によって跳ね上がった入賞玉が高く上った場合には、飾
り板143a,143bを飛び超えて特定入賞口130
に誘導されることになる。また、ソレノイド147は、
始動入賞時及び18回開閉時に励磁されるものである
が、始動入賞時には、1回及び2回開きとも、図12に
示すような励磁時間及びインターバル時間でそれぞれ2
回励磁され、18回開閉動作時には、開閉ソレノイド1
15a,115bの励磁開始から微小時間(例えば、
0.5秒)遅れて、図13に示すような励磁時間(例え
ば、1秒)、インターバル時間(例えば、0.6秒)で
18回励磁される。
返し板124から飛び跳ねた入賞玉の特定入賞口130
への飛入を邪魔する飾り板143a,143bが設けら
れている。この飾り板143a,143bは、図11に
示すように跳ね返し板124の下流側両端から飛び出す
ようになっており、これを動作させるために、リンク機
構144a,144b,145a,145b(ただし、
144a,145aは、図示省略)及び連結リンク部材
146を介してソレノイド147に連結されている。し
かして、ソレノイド147が励磁されたときに、飾り板
143a,143bが左右から飛び出して特定入賞口1
30の前を覆い、跳ね返し板124によって跳ね上がっ
た入賞玉を下方に落すように作用する。つまり、飾り板
143a,143bは、バスケットボールにおけるディ
フェンスの役目をするものである。ただし、すべての跳
ね返り玉が邪魔されるわけではなく、跳ね返し板124
によって跳ね上がった入賞玉が高く上った場合には、飾
り板143a,143bを飛び超えて特定入賞口130
に誘導されることになる。また、ソレノイド147は、
始動入賞時及び18回開閉時に励磁されるものである
が、始動入賞時には、1回及び2回開きとも、図12に
示すような励磁時間及びインターバル時間でそれぞれ2
回励磁され、18回開閉動作時には、開閉ソレノイド1
15a,115bの励磁開始から微小時間(例えば、
0.5秒)遅れて、図13に示すような励磁時間(例え
ば、1秒)、インターバル時間(例えば、0.6秒)で
18回励磁される。
【0051】また、下部入賞空間118bの下端後部に
は、開口が開設され、特定入賞口130を通過した入賞
玉及び特定入賞口130に入賞しなかった入賞玉が落下
して、前記10カウント計数スイッチ25に誘導される
ようになっている。つまり、上記開口は、通常入賞口1
48を構成している。
は、開口が開設され、特定入賞口130を通過した入賞
玉及び特定入賞口130に入賞しなかった入賞玉が落下
して、前記10カウント計数スイッチ25に誘導される
ようになっている。つまり、上記開口は、通常入賞口1
48を構成している。
【0052】上記した可変入賞球装置100に設けられ
る電気部品(例えば、ソレノイド、モータ等の電気的駆
動源やランプ等の装飾部品)から接続される配線は、前
記裏カバー板141に固定される中継端子基板149の
中継端子150に一旦接続され、中継端子基板149を
介して前記入賞玉集合カバー体23の中継基板28と接
続されるようになっている。
る電気部品(例えば、ソレノイド、モータ等の電気的駆
動源やランプ等の装飾部品)から接続される配線は、前
記裏カバー板141に固定される中継端子基板149の
中継端子150に一旦接続され、中継端子基板149を
介して前記入賞玉集合カバー体23の中継基板28と接
続されるようになっている。
【0053】上記のように構成される可変入賞球装置1
00においては、上記したように可動部材103a,1
03bが開成状態のときに打玉が可動部材103a,1
03bに乗った場合に、その打玉は、玉誘導突起109
a,109bによって入賞玉誘導板119に誘導され、
その後、下部入賞空間118bに落下して跳ね返し板1
24に衝突して特定入賞口130又は通常入賞口148
に到達する。このため、打玉が跳ね返し板124で奥側
に向けて跳ね上がるのは、可動部材103a,103b
が閉成状態になってから微小時間(例えば、0.3秒)
経過してからである。しかして、このとき飾り板143
a,143bが特定入賞口130の前に出現しているか
否かによって特定入賞口130への入賞率を変化させる
ことができる。したがって、開閉用ソレノイド115
a,115bの励磁が終了してから振分け用ソレノイド
147の励磁時間が長いほど特定入賞口130への入賞
率が悪くなる。
00においては、上記したように可動部材103a,1
03bが開成状態のときに打玉が可動部材103a,1
03bに乗った場合に、その打玉は、玉誘導突起109
a,109bによって入賞玉誘導板119に誘導され、
その後、下部入賞空間118bに落下して跳ね返し板1
24に衝突して特定入賞口130又は通常入賞口148
に到達する。このため、打玉が跳ね返し板124で奥側
に向けて跳ね上がるのは、可動部材103a,103b
が閉成状態になってから微小時間(例えば、0.3秒)
経過してからである。しかして、このとき飾り板143
a,143bが特定入賞口130の前に出現しているか
否かによって特定入賞口130への入賞率を変化させる
ことができる。したがって、開閉用ソレノイド115
a,115bの励磁が終了してから振分け用ソレノイド
147の励磁時間が長いほど特定入賞口130への入賞
率が悪くなる。
【0054】例えば、始動入賞時における1回又は2回
の開閉ソレノイド115a,115bと(振分け)ソレ
ノイド147との励磁状態の関係を図12に示すよう
に、パターン(a)においては、開閉用ソレノイド11
5a,115bの励磁(励磁時間;例えば、1回;0.
6秒、2回;0.8秒)が終了した後、微小時間(例え
ば、0.5秒、)経過するまでソレノイド147を励磁
(励磁時間;例えば、1回、2回とも;0.5秒、イン
ターバル時間、1回;0.3秒、2回;0.9秒)し、
パターン(b)においては、開閉用ソレノイド115
a,115bの励磁が終了した後、微小時間(例えば、
0.4秒)経過するまでソレノイド147を励磁し、パ
ターン(c)においては、開閉用ソレノイド115a,
115bの励磁が終了した後、微小時間(例えば、0.
3秒)経過するまでソレノイド147を励磁するように
設定している。このように設定した場合には、打玉が特
定入賞口130に到達する頃でも飾り板143a,14
3bが飛び出しているパターン(a)が最も特定入賞口
130に入賞し難く、打玉が特定入賞口130に到達す
る頃には飾り板143a,143bが没入しているパタ
ーン(c)が最も特定入賞口130に入賞し易い。
の開閉ソレノイド115a,115bと(振分け)ソレ
ノイド147との励磁状態の関係を図12に示すよう
に、パターン(a)においては、開閉用ソレノイド11
5a,115bの励磁(励磁時間;例えば、1回;0.
6秒、2回;0.8秒)が終了した後、微小時間(例え
ば、0.5秒、)経過するまでソレノイド147を励磁
(励磁時間;例えば、1回、2回とも;0.5秒、イン
ターバル時間、1回;0.3秒、2回;0.9秒)し、
パターン(b)においては、開閉用ソレノイド115
a,115bの励磁が終了した後、微小時間(例えば、
0.4秒)経過するまでソレノイド147を励磁し、パ
ターン(c)においては、開閉用ソレノイド115a,
115bの励磁が終了した後、微小時間(例えば、0.
3秒)経過するまでソレノイド147を励磁するように
設定している。このように設定した場合には、打玉が特
定入賞口130に到達する頃でも飾り板143a,14
3bが飛び出しているパターン(a)が最も特定入賞口
130に入賞し難く、打玉が特定入賞口130に到達す
る頃には飾り板143a,143bが没入しているパタ
ーン(c)が最も特定入賞口130に入賞し易い。
【0055】一方、18回開閉動作時における開閉用ソ
レノイド115a,115bと(振分け用)ソレノイド
147との関係(ただし、11回目の開閉時からの関
係)は、図13に示すように、パターン(x)において
は、開閉用ソレノイド115a,115bの励磁(励磁
時間;例えば、0.8秒)が終了した後、微小時間(例
えば、0.4秒)経過するまでソレノイド147を励磁
(励磁時間;例えば、11回目だけ0.8秒で、12回
目以降は1秒)し、パターン(y)においては、開閉用
ソレノイド115a,115bの励磁が終了した後、微
小時間(例えば、0.3秒)経過するまで振分け用ソレ
ノイド88を励磁し、パターン(z)においては、開閉
用ソレノイド115a,115bの励磁が終了した後、
微小時間(例えば、0.2秒)経過するまで振分け用ソ
レノイド88を励磁するように設定している。このよう
に設定した場合には、打玉が特定入賞口130に到達す
る頃でも飾り板143a,143bが飛び出しているパ
ターン(x)が最も特定入賞口130に入賞し難く、打
玉が特定入賞口130に到達する頃には飾り板143
a,143bが没入しているパターン(z)が最も特定
入賞口130に入賞し易い。
レノイド115a,115bと(振分け用)ソレノイド
147との関係(ただし、11回目の開閉時からの関
係)は、図13に示すように、パターン(x)において
は、開閉用ソレノイド115a,115bの励磁(励磁
時間;例えば、0.8秒)が終了した後、微小時間(例
えば、0.4秒)経過するまでソレノイド147を励磁
(励磁時間;例えば、11回目だけ0.8秒で、12回
目以降は1秒)し、パターン(y)においては、開閉用
ソレノイド115a,115bの励磁が終了した後、微
小時間(例えば、0.3秒)経過するまで振分け用ソレ
ノイド88を励磁し、パターン(z)においては、開閉
用ソレノイド115a,115bの励磁が終了した後、
微小時間(例えば、0.2秒)経過するまで振分け用ソ
レノイド88を励磁するように設定している。このよう
に設定した場合には、打玉が特定入賞口130に到達す
る頃でも飾り板143a,143bが飛び出しているパ
ターン(x)が最も特定入賞口130に入賞し難く、打
玉が特定入賞口130に到達する頃には飾り板143
a,143bが没入しているパターン(z)が最も特定
入賞口130に入賞し易い。
【0056】しかして、第1実施形態と同様に、始動入
賞時又は18回開閉時における特定入賞口130への入
賞率が異なる3つのパターン(a)〜(c)又はパター
ン(x)〜(z)を用意し、これらのパターン(a)〜
(c)又はパターン(x)〜(z)を任意に所定個数
(例えば、10個)集めたものを作成する。そして、1
0個のパターンデータを常に回転させておき、始動入賞
時、又は最初の特定入賞口130への入賞時に1個のパ
ターンデータを選び出し、そのパターンデータに基づい
て振分け用ソレノイド147の制御を行う。そして、設
定から設定において、特定入賞口130への入賞率
の高いパターンを順次含むように設定することにより、
始動入賞時又は18回開閉動作時における特定入賞口1
30への入賞率は、特定入賞口130への入賞率が最も
高いパターン(c)又はパターン(z)を多く含む設定
において最も高く、特定入賞口130への入賞率が最
も低いパターン(a)又はパターン(x)を多く含む設
定において最も低く調整することができる。したがっ
て、この第2実施形態においても、制御基板ボックス5
0に設けられる第1入賞率設定スイッチ57及び第2入
賞率設定スイッチ58を押圧動作して、所望の設定値を
選択すれば、始動入賞時および18回開閉動作時の可動
部材103a,103bの開成状態で受け入れられた打
玉の特定入賞口130への入賞率を誰でも簡単に調整す
ることができ、従来ほど釘調整に頼る必要がなくなる。
賞時又は18回開閉時における特定入賞口130への入
賞率が異なる3つのパターン(a)〜(c)又はパター
ン(x)〜(z)を用意し、これらのパターン(a)〜
(c)又はパターン(x)〜(z)を任意に所定個数
(例えば、10個)集めたものを作成する。そして、1
0個のパターンデータを常に回転させておき、始動入賞
時、又は最初の特定入賞口130への入賞時に1個のパ
ターンデータを選び出し、そのパターンデータに基づい
て振分け用ソレノイド147の制御を行う。そして、設
定から設定において、特定入賞口130への入賞率
の高いパターンを順次含むように設定することにより、
始動入賞時又は18回開閉動作時における特定入賞口1
30への入賞率は、特定入賞口130への入賞率が最も
高いパターン(c)又はパターン(z)を多く含む設定
において最も高く、特定入賞口130への入賞率が最
も低いパターン(a)又はパターン(x)を多く含む設
定において最も低く調整することができる。したがっ
て、この第2実施形態においても、制御基板ボックス5
0に設けられる第1入賞率設定スイッチ57及び第2入
賞率設定スイッチ58を押圧動作して、所望の設定値を
選択すれば、始動入賞時および18回開閉動作時の可動
部材103a,103bの開成状態で受け入れられた打
玉の特定入賞口130への入賞率を誰でも簡単に調整す
ることができ、従来ほど釘調整に頼る必要がなくなる。
【0057】なお、上記した第2実施形態では、特定入
賞口130への入賞率を開閉ソレノイド115a,11
5bとソレノイド147との励磁時間タイミングによっ
て調整する例を示したが、モータ136によって移動す
る特定入賞口130の移動速度や移動範囲を調整するこ
とにより、その入賞率を調整できるようにしてもよい。
賞口130への入賞率を開閉ソレノイド115a,11
5bとソレノイド147との励磁時間タイミングによっ
て調整する例を示したが、モータ136によって移動す
る特定入賞口130の移動速度や移動範囲を調整するこ
とにより、その入賞率を調整できるようにしてもよい。
【0058】次に、上記した第1実施形態及び第2実施
形態と異なる入賞球装置を本発明に係る弾球遊技機に適
用した実施形態(第3実施形態)を図14及び図15を
参照して説明する。この第3実施形態に係る入賞球装置
160は、打玉を入賞し易い状態に変化して受け入れる
可変入賞球装置ではなく、ただ単に、遊技領域13を落
下する打玉を受け入れる玉入口164を有しているに過
ぎない。ここで、入賞球装置160について説明する
と、入賞球装置160は、前記遊技盤11に取り付けら
れる取付基板161を有している。取付基板161の上
部には、打玉を通常の入賞玉とする通常入賞口162が
形成されている。通常入賞口162の下方には、玉誘導
部163が突設され、遊技領域13の左右方向から飛来
する打玉を受け止めて、玉入口164に誘導するように
なっている。玉入口164の後方には、誘導径路165
が突設され、玉入口164に入った打玉を後方に誘導し
て落下口166から下方に落下せしめる。落下口166
の下方には、振分け装置167が配設され、落下口16
6から落下した打玉は、振分け装置167の玉誘導部1
68上に落下するようになっている。
形態と異なる入賞球装置を本発明に係る弾球遊技機に適
用した実施形態(第3実施形態)を図14及び図15を
参照して説明する。この第3実施形態に係る入賞球装置
160は、打玉を入賞し易い状態に変化して受け入れる
可変入賞球装置ではなく、ただ単に、遊技領域13を落
下する打玉を受け入れる玉入口164を有しているに過
ぎない。ここで、入賞球装置160について説明する
と、入賞球装置160は、前記遊技盤11に取り付けら
れる取付基板161を有している。取付基板161の上
部には、打玉を通常の入賞玉とする通常入賞口162が
形成されている。通常入賞口162の下方には、玉誘導
部163が突設され、遊技領域13の左右方向から飛来
する打玉を受け止めて、玉入口164に誘導するように
なっている。玉入口164の後方には、誘導径路165
が突設され、玉入口164に入った打玉を後方に誘導し
て落下口166から下方に落下せしめる。落下口166
の下方には、振分け装置167が配設され、落下口16
6から落下した打玉は、振分け装置167の玉誘導部1
68上に落下するようになっている。
【0059】振分け装置167の玉誘導部168は、落
下口166から落下した打玉を受け止めて前方へ誘導す
るように下り傾斜して形成され、その後方部分で上下方
向に立設される支軸169に軸支されて左右回動自在に
設けられている。支軸169は、取付基板161の後面
壁(符合なし)の上下に形成された軸受部171によっ
て軸支されるとともに、支軸169の上下には、プラス
チック製のカラー170a,170bが嵌入されて振分
け装置167の回動動作をスムーズならしめている。ま
た、振分け装置167の支軸169より後端側には、二
又係合部172が形成され、該二又係合部172に駆動
モータ173のモータ出力軸174に固定される回転カ
ム175の偏心した位置に突設された係合ピン176が
係合するようになっている。このため、駆動モータ17
3が回転することにより、係合ピン176が二又係合部
172内を上下動しながら左右方向に振幅運動をするた
め、振分け装置167の玉誘導部168が左右方向の回
動動作を行う。したがって、玉誘導部168によって誘
導された打玉は、振分け装置167の回動運動の移動範
囲内で玉誘導部168から落下することになる。なお、
玉誘導部168の長さは、図15に示すように取付基板
161と同一の平面より僅かに奥側に後退した位置まで
延設されており、このため、玉誘導部168によって誘
導された打玉は、遊技盤11とガラス板5bとで形成さ
れる遊技空間に落下することになる。
下口166から落下した打玉を受け止めて前方へ誘導す
るように下り傾斜して形成され、その後方部分で上下方
向に立設される支軸169に軸支されて左右回動自在に
設けられている。支軸169は、取付基板161の後面
壁(符合なし)の上下に形成された軸受部171によっ
て軸支されるとともに、支軸169の上下には、プラス
チック製のカラー170a,170bが嵌入されて振分
け装置167の回動動作をスムーズならしめている。ま
た、振分け装置167の支軸169より後端側には、二
又係合部172が形成され、該二又係合部172に駆動
モータ173のモータ出力軸174に固定される回転カ
ム175の偏心した位置に突設された係合ピン176が
係合するようになっている。このため、駆動モータ17
3が回転することにより、係合ピン176が二又係合部
172内を上下動しながら左右方向に振幅運動をするた
め、振分け装置167の玉誘導部168が左右方向の回
動動作を行う。したがって、玉誘導部168によって誘
導された打玉は、振分け装置167の回動運動の移動範
囲内で玉誘導部168から落下することになる。なお、
玉誘導部168の長さは、図15に示すように取付基板
161と同一の平面より僅かに奥側に後退した位置まで
延設されており、このため、玉誘導部168によって誘
導された打玉は、遊技盤11とガラス板5bとで形成さ
れる遊技空間に落下することになる。
【0060】取付基板161の前面には、その下半分を
囲むように入賞玉受枠195が突設され、その入賞玉受
枠195の前面に前面装飾板177が取着されている。
前面装飾板177のほぼ中央には、方形状の開口部17
8が開設されている。
囲むように入賞玉受枠195が突設され、その入賞玉受
枠195の前面に前面装飾板177が取着されている。
前面装飾板177のほぼ中央には、方形状の開口部17
8が開設されている。
【0061】入賞玉受枠195の上辺は、前記玉誘導部
168から落下した打玉を受け止めるようになっている
が、その中央に玉受口179が形成され、その玉受口1
79から左右に傾斜する放出径路180a,180bが
形成されている。そして、玉受口179に受け止められ
た打玉は、通過玉検出器181をONさせた後、図15
に示すように後方誘導径路182によって再度取付基板
161の後方に誘導され、入賞玉落下空間183に導か
れる。一方、放出径路180a,180bに受け止めら
れた打玉は、その下り傾斜面に誘導されて、再度遊技領
域13に放出されて遊技盤11上を落下する。したがっ
て、前記玉誘導部163に誘導された打玉であっても、
すべてが入賞玉となるのではなく、振分け装置167の
玉誘導部168の回動位置によって入賞玉になったり、
あるいは、再度遊技玉となったりする。
168から落下した打玉を受け止めるようになっている
が、その中央に玉受口179が形成され、その玉受口1
79から左右に傾斜する放出径路180a,180bが
形成されている。そして、玉受口179に受け止められ
た打玉は、通過玉検出器181をONさせた後、図15
に示すように後方誘導径路182によって再度取付基板
161の後方に誘導され、入賞玉落下空間183に導か
れる。一方、放出径路180a,180bに受け止めら
れた打玉は、その下り傾斜面に誘導されて、再度遊技領
域13に放出されて遊技盤11上を落下する。したがっ
て、前記玉誘導部163に誘導された打玉であっても、
すべてが入賞玉となるのではなく、振分け装置167の
玉誘導部168の回動位置によって入賞玉になったり、
あるいは、再度遊技玉となったりする。
【0062】前記後方誘導径路182によって誘導され
た入賞玉が落下する入賞玉落下空間183の下端には、
後方から前方に向けて下り傾斜する玉転動板184が設
けられている。玉転動板184には、図14に示すよう
に、「へ」字状の出没穴185が穿設されている。一
方、玉転動板184の裏面に軸支される作動部材186
の先端部には、出没穴185の形状と合致するような
「へ」字状の障害部187が突設され、該障害部187
が出没穴185から出没するようになっている。
た入賞玉が落下する入賞玉落下空間183の下端には、
後方から前方に向けて下り傾斜する玉転動板184が設
けられている。玉転動板184には、図14に示すよう
に、「へ」字状の出没穴185が穿設されている。一
方、玉転動板184の裏面に軸支される作動部材186
の先端部には、出没穴185の形状と合致するような
「へ」字状の障害部187が突設され、該障害部187
が出没穴185から出没するようになっている。
【0063】より詳細に説明すると、作動部材186
は、図15に示すように、玉転動板184裏面後端部に
支軸188によって回動自在に軸支され、常に障害部1
87の位置する方が自重により下方向に回動するように
付勢されている。そして障害部187のさらに先端の規
制部190は、玉転動板184の裏面に突設された規制
突片191と当接することにより、作動部材186の下
方向への回動を係止させている。また、障害部187と
反対側の端部には、上方向に曲折された当接部189が
形成され、該当接部189にソレノイド192のプラン
ジャ193先端に固定された当接板194が当接するよ
うになっている。そして、ソレノイド192が励磁され
ることにより、プランジャ193が下方向に移動する
と、当接板194が当接部189を下方向に押し下げる
ので、作動部材186は、支軸188を中心にして障害
部187が出没穴185から玉転動板184上に突出す
るように回動する。
は、図15に示すように、玉転動板184裏面後端部に
支軸188によって回動自在に軸支され、常に障害部1
87の位置する方が自重により下方向に回動するように
付勢されている。そして障害部187のさらに先端の規
制部190は、玉転動板184の裏面に突設された規制
突片191と当接することにより、作動部材186の下
方向への回動を係止させている。また、障害部187と
反対側の端部には、上方向に曲折された当接部189が
形成され、該当接部189にソレノイド192のプラン
ジャ193先端に固定された当接板194が当接するよ
うになっている。そして、ソレノイド192が励磁され
ることにより、プランジャ193が下方向に移動する
と、当接板194が当接部189を下方向に押し下げる
ので、作動部材186は、支軸188を中心にして障害
部187が出没穴185から玉転動板184上に突出す
るように回動する。
【0064】前記入賞玉受枠195の下方部によって囲
まれる空間には、一対の特定入賞口形成部材196a,
196bが立設され、その空間を中央の特定入賞口19
7と左右の通常入賞口198a,198bとに分割して
いる。特定入賞口形成部材198a,198bの間隔
は、パチンコ玉の直径よりもやや大きい程度に選ばれ、
その上端は、前記玉転動板184の流下端に臨んでい
る。また、特定入賞口197の流下途中には、特定入賞
玉検出器199(近接スイッチ)が設けられている。し
かして、障害部187が玉転動板184から没している
ときには、後方誘導径路182から落下した入賞玉は、
玉転動板184の中心を下方に向って流下し、そのまま
特定入賞口197に入賞して特定入賞玉検出器199を
作動させる可能性が高くなる。逆に、障害部187が玉
転動板184から突出しているときには、後方誘導径路
182から落下した入賞玉は、玉転動板184の中心を
下方に向って流下するが、「へ」字状の障害部187に
衝突して、左右に振分けられ、通常入賞口198a,1
98bに誘導される可能性が高くなる。そして、前記特
定入賞口197に打玉が入賞して特定入賞玉検出器19
9をONさせることにより可変入賞球装置を遊技者に有
利な状態に可変させる権利が発生する特定遊技状態とな
り、その状態中に、例えば、始動入賞口14、15a,
15cに打玉が入賞した場合には、可変入賞球装置70
等を遊技者に有利な状態に可変させるものである。
まれる空間には、一対の特定入賞口形成部材196a,
196bが立設され、その空間を中央の特定入賞口19
7と左右の通常入賞口198a,198bとに分割して
いる。特定入賞口形成部材198a,198bの間隔
は、パチンコ玉の直径よりもやや大きい程度に選ばれ、
その上端は、前記玉転動板184の流下端に臨んでい
る。また、特定入賞口197の流下途中には、特定入賞
玉検出器199(近接スイッチ)が設けられている。し
かして、障害部187が玉転動板184から没している
ときには、後方誘導径路182から落下した入賞玉は、
玉転動板184の中心を下方に向って流下し、そのまま
特定入賞口197に入賞して特定入賞玉検出器199を
作動させる可能性が高くなる。逆に、障害部187が玉
転動板184から突出しているときには、後方誘導径路
182から落下した入賞玉は、玉転動板184の中心を
下方に向って流下するが、「へ」字状の障害部187に
衝突して、左右に振分けられ、通常入賞口198a,1
98bに誘導される可能性が高くなる。そして、前記特
定入賞口197に打玉が入賞して特定入賞玉検出器19
9をONさせることにより可変入賞球装置を遊技者に有
利な状態に可変させる権利が発生する特定遊技状態とな
り、その状態中に、例えば、始動入賞口14、15a,
15cに打玉が入賞した場合には、可変入賞球装置70
等を遊技者に有利な状態に可変させるものである。
【0065】上記した実施形態では、駆動モータ173
が常時回転しており、振分け装置167を左右に動作さ
せ、また、ソレノイド192は、間欠的にON,OFF
を繰り返しており、障害部187は、それによって出没
を行っている。この障害部187の出没は、見掛け上不
規則となるように振分け装置167の振分け動作に対し
ソレノイド192のONするタイミングがランダムに設
定されるが、通過玉検出器181が玉を検出したときに
は、その玉が障害部187の上を通るまでの平均的時間
を見計らって、障害部187が突出するようにソレノイ
ド192の制御を行う。例えば、上記平均的時時間より
も僅かに早くONした場合には、障害部187と玉転動
板184を流下してくる入賞玉とが衝突して通常入賞口
198a,198bに誘導され易くなり、平均的時間よ
りも僅かに遅くONした場合には、入賞玉が通過した後
に障害部187が突出するので、特定入賞口197に誘
導され易くなる。
が常時回転しており、振分け装置167を左右に動作さ
せ、また、ソレノイド192は、間欠的にON,OFF
を繰り返しており、障害部187は、それによって出没
を行っている。この障害部187の出没は、見掛け上不
規則となるように振分け装置167の振分け動作に対し
ソレノイド192のONするタイミングがランダムに設
定されるが、通過玉検出器181が玉を検出したときに
は、その玉が障害部187の上を通るまでの平均的時間
を見計らって、障害部187が突出するようにソレノイ
ド192の制御を行う。例えば、上記平均的時時間より
も僅かに早くONした場合には、障害部187と玉転動
板184を流下してくる入賞玉とが衝突して通常入賞口
198a,198bに誘導され易くなり、平均的時間よ
りも僅かに遅くONした場合には、入賞玉が通過した後
に障害部187が突出するので、特定入賞口197に誘
導され易くなる。
【0066】したがって、この第3実施形態の場合にお
いても、前記平均的時間に対し微小時間を加減した複数
の時間パターンを容易し、その複数のパターンデータを
任意に組み合せたものを作成し、特定入賞口197への
入賞率の低いパターンを多く含んだパターンデータを設
定に対応させ、特定入賞口197への入賞率の高いパ
ターンを多く含んだパターンデータを設定対応させる
ことにより、上記第1実施形態及び第2実施形態と同様
に、制御基板ボックスに設けられる調整操作手段として
の入賞率設定スイッチを押圧動作して、所望の設定値を
選択すれば、打玉の特定入賞口197への入賞率を誰で
も簡単に調整することができ、従来ほど釘調整に頼る必
要がなくなる。
いても、前記平均的時間に対し微小時間を加減した複数
の時間パターンを容易し、その複数のパターンデータを
任意に組み合せたものを作成し、特定入賞口197への
入賞率の低いパターンを多く含んだパターンデータを設
定に対応させ、特定入賞口197への入賞率の高いパ
ターンを多く含んだパターンデータを設定対応させる
ことにより、上記第1実施形態及び第2実施形態と同様
に、制御基板ボックスに設けられる調整操作手段として
の入賞率設定スイッチを押圧動作して、所望の設定値を
選択すれば、打玉の特定入賞口197への入賞率を誰で
も簡単に調整することができ、従来ほど釘調整に頼る必
要がなくなる。
【0067】以上、3つの実施形態について説明してき
たが、いずれの実施形態においても、制御基板ボックス
50内に設けた調整操作手段としての入賞率設定スイッ
チを操作することにより、制御機構としての振分け部材
83、飾り板143a,143b、及び障害部187を
駆動する電気的駆動源を制御する制御手段に電気的に直
接入賞率調整手段が作用するものを示したが、入賞率調
整手段と駆動制御手段とが電気的に直接作用しないよう
に構成しても良い。例えば、電気的駆動源の作動範囲
(ソレノイドの場合には、ストローク)を調整する調整
操作手段と調整手段とを手動的の操作することにより特
定入賞口への入賞率を変化させる場合、電気的駆動源の
駆動態様は、その調整によって変化するが、電気的に
は、調整手段と駆動制御手段とは、その関連性はない。
たが、いずれの実施形態においても、制御基板ボックス
50内に設けた調整操作手段としての入賞率設定スイッ
チを操作することにより、制御機構としての振分け部材
83、飾り板143a,143b、及び障害部187を
駆動する電気的駆動源を制御する制御手段に電気的に直
接入賞率調整手段が作用するものを示したが、入賞率調
整手段と駆動制御手段とが電気的に直接作用しないよう
に構成しても良い。例えば、電気的駆動源の作動範囲
(ソレノイドの場合には、ストローク)を調整する調整
操作手段と調整手段とを手動的の操作することにより特
定入賞口への入賞率を変化させる場合、電気的駆動源の
駆動態様は、その調整によって変化するが、電気的に
は、調整手段と駆動制御手段とは、その関連性はない。
【0068】また、上記3つの実施形態においては、制
御機構としての振分け部材83、飾り板143a,14
3b、及び障害部187を駆動する電気的駆動源を作動
させる条件として、始動入賞時及び18回開閉動作時
(大当り時)、あるいは常時作動させる(第3実施形
態)ようにしたが、大当り発生により次回以降の大当り
発生を容易にするような遊技構成にものにおいて、その
大当り発生の容易の度合を調整できるようにしたもので
もよい。また、第3実施形態において、上述した権利発
生状態中に特定入賞口197へ打玉が入賞することによ
り権利が消滅するような構成にした場合に、その消滅の
しやすさの度合を調整できるようにしてもよい。
御機構としての振分け部材83、飾り板143a,14
3b、及び障害部187を駆動する電気的駆動源を作動
させる条件として、始動入賞時及び18回開閉動作時
(大当り時)、あるいは常時作動させる(第3実施形
態)ようにしたが、大当り発生により次回以降の大当り
発生を容易にするような遊技構成にものにおいて、その
大当り発生の容易の度合を調整できるようにしたもので
もよい。また、第3実施形態において、上述した権利発
生状態中に特定入賞口197へ打玉が入賞することによ
り権利が消滅するような構成にした場合に、その消滅の
しやすさの度合を調整できるようにしてもよい。
【0069】更に上述した第1実施形態及び第2実施形
態では、18回開閉動作時に特定入賞口に打玉が入賞す
ると、直ちに可動部材の開閉動作を停止して、次の開閉
動作に移行するものを示したが、特定入賞口への入賞を
記憶しておき、所定の開閉サイクル(10個の入賞、又
は18回の開閉)が完全に終了してから次の開閉サイク
ルに移行するようにしてもよい。また、遊技内容につい
ても、特定入賞口への入賞率を制御することができる制
御機構と該制御機構を駆動する電気的駆動源と該電気的
駆動源を駆動制御する駆動制御手段と特定入賞口への入
賞率を調整する調整操作手段と該調整操作手段による操
作に応じて特定入賞口への入賞率を調整する入賞率調整
手段とを備えておれば、どのような構造、あるいは遊技
内容を有する弾球遊技機であってもよい。
態では、18回開閉動作時に特定入賞口に打玉が入賞す
ると、直ちに可動部材の開閉動作を停止して、次の開閉
動作に移行するものを示したが、特定入賞口への入賞を
記憶しておき、所定の開閉サイクル(10個の入賞、又
は18回の開閉)が完全に終了してから次の開閉サイク
ルに移行するようにしてもよい。また、遊技内容につい
ても、特定入賞口への入賞率を制御することができる制
御機構と該制御機構を駆動する電気的駆動源と該電気的
駆動源を駆動制御する駆動制御手段と特定入賞口への入
賞率を調整する調整操作手段と該調整操作手段による操
作に応じて特定入賞口への入賞率を調整する入賞率調整
手段とを備えておれば、どのような構造、あるいは遊技
内容を有する弾球遊技機であってもよい。
【0070】なお、特定入賞口への入賞率を変更する条
件として、上記した実施形態では、予め定めた期間(所
定の始動回数が終了するまで)が経過するまで変更しな
いようにしたが、これを調整操作手段を操作した時点で
即座に変更できるように構成しても良いし、あるいは、
変更できないにしても上記始動回数だけでなく遊技に関
係するいろいろな要因を選択することができる。例え
ば、一定時間(24時間)が経過したとき、特定入賞口
への入賞回数が所定数に達したとき、アウト玉の数が所
定個数に達したとき、等である。
件として、上記した実施形態では、予め定めた期間(所
定の始動回数が終了するまで)が経過するまで変更しな
いようにしたが、これを調整操作手段を操作した時点で
即座に変更できるように構成しても良いし、あるいは、
変更できないにしても上記始動回数だけでなく遊技に関
係するいろいろな要因を選択することができる。例え
ば、一定時間(24時間)が経過したとき、特定入賞口
への入賞回数が所定数に達したとき、アウト玉の数が所
定個数に達したとき、等である。
【0071】また、特定入賞口への入賞率を調整できる
範囲、あるいは段階は、上記した実施形態に限定されな
いし、その調整方法も回動操作で目盛付レバーを変更さ
せるものでも、あるいは手順を複雑にした操作によって
設定できるようにしたものでも良く、また、その設定手
段を弾球遊技機ではなく、遊技場の集中管理室に設けて
遠隔的に操作できるようにしてもよい。
範囲、あるいは段階は、上記した実施形態に限定されな
いし、その調整方法も回動操作で目盛付レバーを変更さ
せるものでも、あるいは手順を複雑にした操作によって
設定できるようにしたものでも良く、また、その設定手
段を弾球遊技機ではなく、遊技場の集中管理室に設けて
遠隔的に操作できるようにしてもよい。
【0072】更に上述した実施形態においては、弾球遊
技機として、遊技者が借り受けた玉を打球供給皿7に投
入して遊技する形式のものを示したが、持ち玉データが
記憶された記憶媒体によって遊技機内に封入された封入
玉を弾発して遊技が行える形式の、いわゆるカード式の
弾球遊技機であってもよい。このカード式の場合、特定
入賞率設定データが記憶されたカードをカードリーダに
挿入することで特定入賞率設定データを変更するように
してもよく、この場合に、このカードを遊技場の責任者
が保有する特定入賞率設定専用カードとしてもよいし、
遊技者に発行する遊技用カードに特定入賞率設定データ
を入れておくようにし、遊技開始時にそのカードを遊技
者がカードリーダに挿入することにより、その遊技機の
特定入賞率が決定するようにしてもよい。また、パチン
コ遊技機以外の弾球遊技機、例えば、アレンジボールや
アレパチ遊技機であってもよい。また、遊技価値の付与
として、特定入賞口への打玉の入賞により、所定数の景
品玉(例えば、1000個)、あるいはカード式の場合
には、所定点数(例えば、1000点)を直接遊技者に
付与するようにしてもよい。
技機として、遊技者が借り受けた玉を打球供給皿7に投
入して遊技する形式のものを示したが、持ち玉データが
記憶された記憶媒体によって遊技機内に封入された封入
玉を弾発して遊技が行える形式の、いわゆるカード式の
弾球遊技機であってもよい。このカード式の場合、特定
入賞率設定データが記憶されたカードをカードリーダに
挿入することで特定入賞率設定データを変更するように
してもよく、この場合に、このカードを遊技場の責任者
が保有する特定入賞率設定専用カードとしてもよいし、
遊技者に発行する遊技用カードに特定入賞率設定データ
を入れておくようにし、遊技開始時にそのカードを遊技
者がカードリーダに挿入することにより、その遊技機の
特定入賞率が決定するようにしてもよい。また、パチン
コ遊技機以外の弾球遊技機、例えば、アレンジボールや
アレパチ遊技機であってもよい。また、遊技価値の付与
として、特定入賞口への打玉の入賞により、所定数の景
品玉(例えば、1000個)、あるいはカード式の場合
には、所定点数(例えば、1000点)を直接遊技者に
付与するようにしてもよい。
【0073】
【発明の効果】以上、説明してきたところから明らかな
ように、この発明に係る弾球遊技機は、特定入賞口への
入賞率を制御することができる制御部材を駆動させる電
気的駆動源の駆動態様を調整操作手段の操作に応じて変
化させる入賞率調整手段を備えているので、従来のよう
に釘調整だけに頼る必要がなくなり、特定入賞口への入
賞率を簡単に誰でも調整することができる。よって、出
玉の管理のし易い弾球遊技機を提供することができる。
ように、この発明に係る弾球遊技機は、特定入賞口への
入賞率を制御することができる制御部材を駆動させる電
気的駆動源の駆動態様を調整操作手段の操作に応じて変
化させる入賞率調整手段を備えているので、従来のよう
に釘調整だけに頼る必要がなくなり、特定入賞口への入
賞率を簡単に誰でも調整することができる。よって、出
玉の管理のし易い弾球遊技機を提供することができる。
【図1】弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の正
面図である。
面図である。
【図2】パチンコ遊技機の背面概略図である。
【図3】基板制御ボックスに設けられる調整操作手段を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図4】第1実施形態に係る入賞球装置の一例としての
可変入賞球装置の正面図である。
可変入賞球装置の正面図である。
【図5】該可変入賞球装置を遊技盤に取り付けた状態で
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図6】各設定値における特定入賞口への入賞率パター
ンの組み合せを示す組み合せ表図である。
ンの組み合せを示す組み合せ表図である。
【図7】始動入賞時における開閉ソレノイドと振分けソ
レノイドとの各入賞率パターンでの関係を示すタイムチ
ャートである。
レノイドとの各入賞率パターンでの関係を示すタイムチ
ャートである。
【図8】18回開閉動作時における開閉ソレノイドと振
分けソレノイドとの各入賞率パターンでの関係を示すタ
イムチャートである。
分けソレノイドとの各入賞率パターンでの関係を示すタ
イムチャートである。
【図9】第2実施形態に係る入賞球装置の一例としての
可変入賞球装置の正面図である。
可変入賞球装置の正面図である。
【図10】該可変入賞球装置を遊技盤に取り付けた状態
での縦断面図である。
での縦断面図である。
【図11】可変入賞球装置の斜視図である。
【図12】始動入賞時における開閉ソレノイドと振分け
ソレノイドとの各入賞率パターンでの関係を示すタイム
チャートである。
ソレノイドとの各入賞率パターンでの関係を示すタイム
チャートである。
【図13】18回開閉動作時における開閉ソレノイドと
振分けソレノイドとの各入賞率パターンでの関係を示す
タイムチャートである。
振分けソレノイドとの各入賞率パターンでの関係を示す
タイムチャートである。
【図14】第3実施形態に係る入賞球装置の正面図であ
る。
る。
【図15】該入賞球装置を遊技盤に取り付けた状態での
縦断面図である。
縦断面図である。
1 パチンコ遊技機(弾球遊技機) 11 遊技盤 50 制御基板ボックス(駆動制御手段と入賞率調整手
段を含む) 57,58 入賞率設定スイッチ(調整操作手段) 70 可変入賞球装置(入賞球装置) 73 入賞空間 84 揺動部材(制御機構) 88 ソレノイド(電気的駆動源) 98 特定入賞口 99a,99b 通常入賞口(入賞口) 100 可変入賞球装置(入賞球装置) 118 入賞空間 130 特定入賞口 143a,143b 飾り板(制御機構) 147 ソレノイド(電気的駆動源) 148 通常入賞口(入賞口) 160 入賞球装置 183 入賞玉落下空間(入賞空間) 187 障害部(制御機構) 192 ソレノイド(電気的駆動源) 197 特定入賞口 198a,198b 通常入賞口(入賞口)
段を含む) 57,58 入賞率設定スイッチ(調整操作手段) 70 可変入賞球装置(入賞球装置) 73 入賞空間 84 揺動部材(制御機構) 88 ソレノイド(電気的駆動源) 98 特定入賞口 99a,99b 通常入賞口(入賞口) 100 可変入賞球装置(入賞球装置) 118 入賞空間 130 特定入賞口 143a,143b 飾り板(制御機構) 147 ソレノイド(電気的駆動源) 148 通常入賞口(入賞口) 160 入賞球装置 183 入賞玉落下空間(入賞空間) 187 障害部(制御機構) 192 ソレノイド(電気的駆動源) 197 特定入賞口 198a,198b 通常入賞口(入賞口)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 弾球遊技機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技盤上に配設
された入賞球装置と、該入賞球装置に形成され、打玉の
入賞により遊技者に所定の遊技価値を付与可能な特定入
賞口を含む複数の入賞口とを備えた弾球遊技機に関す
る。
された入賞球装置と、該入賞球装置に形成され、打玉の
入賞により遊技者に所定の遊技価値を付与可能な特定入
賞口を含む複数の入賞口とを備えた弾球遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、入賞球装置の入賞空間に形成され
た特定入賞口に打玉が入賞すると、所定の遊技価値、例
えば、可変入賞球装置が所定期間開成して多量の入賞玉
を発生させる形式の弾球遊技機が提供されていた。この
ような弾球遊技機においては、前記入賞空間に特定入賞
口への入賞率を制御することができる制御機構が設けら
れたものがあるが、この制御機構は、遊技状態に応じて
一定のパターンで動作するものであり、そのパターンを
変化させることのできるものではなかった。
た特定入賞口に打玉が入賞すると、所定の遊技価値、例
えば、可変入賞球装置が所定期間開成して多量の入賞玉
を発生させる形式の弾球遊技機が提供されていた。この
ような弾球遊技機においては、前記入賞空間に特定入賞
口への入賞率を制御することができる制御機構が設けら
れたものがあるが、この制御機構は、遊技状態に応じて
一定のパターンで動作するものであり、そのパターンを
変化させることのできるものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、特定入賞口
への入賞率に変化を生じさせることができず、上記した
所定の遊技価値の発生率も変化しないものであって、遊
技が単調となり、遊技者の興趣を引き付けることができ
ないという問題があった。本発明は、上記した事情に鑑
みなされたもので、その目的とするところは、所定の遊
技価値の発生率に変化を持たせることにより、遊技者の
興趣を引き付けることができる弾球遊技機を提供するこ
とにある。
への入賞率に変化を生じさせることができず、上記した
所定の遊技価値の発生率も変化しないものであって、遊
技が単調となり、遊技者の興趣を引き付けることができ
ないという問題があった。本発明は、上記した事情に鑑
みなされたもので、その目的とするところは、所定の遊
技価値の発生率に変化を持たせることにより、遊技者の
興趣を引き付けることができる弾球遊技機を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、この発明に係る弾球遊技機は、遊技盤上に配設
された入賞球装置と、該入賞球装置に形成され、打玉の
入賞により遊技者に所定の遊技価値を付与可能な特定入
賞口を含む複数の入賞口と、前記入賞球装置に設けら
れ、その駆動態様によって前記特定入賞口への打玉の入
賞率を異ならせることができる制御機構と、該制御機構
を駆動するための電気的駆動源と、該電気的駆動源を駆
動制御する駆動制御手段と、前記制御機構の駆動態様を
互いに異なる複数種類の入賞率の中から所定のタイミン
グで選択する駆動態様選択手段と、を備え、前記駆動制
御手段は、前記駆動態様選択手段によって選択された駆
動態様によって前記電気的駆動源を駆動制御することを
特徴とするものである。このように構成することによ
り、所定のタイミングで駆動態様選択手段が作動する
と、電気的駆動源の駆動態様を特定入賞口への入賞率が
異なるように変化させることができる。このため、特定
入賞口への入賞率の変化に伴って所定の遊技価値の発生
率も変化し、遊技者の興趣を引き付けることができる。
ために、この発明に係る弾球遊技機は、遊技盤上に配設
された入賞球装置と、該入賞球装置に形成され、打玉の
入賞により遊技者に所定の遊技価値を付与可能な特定入
賞口を含む複数の入賞口と、前記入賞球装置に設けら
れ、その駆動態様によって前記特定入賞口への打玉の入
賞率を異ならせることができる制御機構と、該制御機構
を駆動するための電気的駆動源と、該電気的駆動源を駆
動制御する駆動制御手段と、前記制御機構の駆動態様を
互いに異なる複数種類の入賞率の中から所定のタイミン
グで選択する駆動態様選択手段と、を備え、前記駆動制
御手段は、前記駆動態様選択手段によって選択された駆
動態様によって前記電気的駆動源を駆動制御することを
特徴とするものである。このように構成することによ
り、所定のタイミングで駆動態様選択手段が作動する
と、電気的駆動源の駆動態様を特定入賞口への入賞率が
異なるように変化させることができる。このため、特定
入賞口への入賞率の変化に伴って所定の遊技価値の発生
率も変化し、遊技者の興趣を引き付けることができる。
【0005】また、前記入賞球装置を、遊技盤上に配設
される始動入賞口への打玉の入賞に基づいて所定回数の
開閉動作を行う可動部材を有し、その始動入賞時の可動
部材の開閉動作時に受け入れられた打玉が前記特定入賞
口に入賞したときに特定遊技状態となって前記可動部材
の開閉動作を所定の態様で行い、その所定の態様の開閉
動作中に受け入れられた打玉が前記特定入賞口に入賞し
たことを条件として再度前記所定の態様の開閉動作を所
定回数継続して行うことができる可変入賞球装置で構成
し、前記所定のタイミングは、前記始動入賞時の可動部
材の開閉作動時に受け入れられた打玉の前記特定入賞口
への入賞時とすることにより、特定入賞口への入賞によ
り特定遊技状態が継続するものにおいて、その継続率に
変化を持たせることができ、そのような形式の弾球遊技
機に対する遊技者の興趣を引き付けることができる。
される始動入賞口への打玉の入賞に基づいて所定回数の
開閉動作を行う可動部材を有し、その始動入賞時の可動
部材の開閉動作時に受け入れられた打玉が前記特定入賞
口に入賞したときに特定遊技状態となって前記可動部材
の開閉動作を所定の態様で行い、その所定の態様の開閉
動作中に受け入れられた打玉が前記特定入賞口に入賞し
たことを条件として再度前記所定の態様の開閉動作を所
定回数継続して行うことができる可変入賞球装置で構成
し、前記所定のタイミングは、前記始動入賞時の可動部
材の開閉作動時に受け入れられた打玉の前記特定入賞口
への入賞時とすることにより、特定入賞口への入賞によ
り特定遊技状態が継続するものにおいて、その継続率に
変化を持たせることができ、そのような形式の弾球遊技
機に対する遊技者の興趣を引き付けることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。まず、図1及び図2に基
づいて、実施形態に係る弾球遊技機について説明する。
図1及び図2は、弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊
技機を示し、図1は、その正面図であり、図2は、その
背面概略図である。図1において、パチンコ遊技機1の
額縁状に形成された前面枠2の開口には、扉保持枠3が
周設され、該扉保持枠3の一側にガラス板5a,5b
(図5参照)を収納するガラス扉4および前面扉6が開
閉自在に枢着される。前記前面枠2の裏面には、遊技盤
11及び図示しない発射レール等を取り付ける遊技盤保
持枠21(図2参照)が固着される。前記前面扉6に
は、打球供給皿7が取り付けられている。打球供給皿7
は、後述する景品玉払出装置37から排出された景品玉
を貯溜し、且つ貯溜されたパチンコ玉を1個宛打球発射
レールに誘導するように構成されている。また、打球供
給皿7の上流側の下方の空間内に音声発生装置としての
スピーカ8が収納されている。このスピーカ8は、特定
遊技状態になったときや、後述する始動入賞口14,1
5a,15bや特定入賞口98等に入賞玉が発生したと
きに、遊技の雰囲気を盛り上げるための効果音を発生す
るためのものである。
の実施形態について説明する。まず、図1及び図2に基
づいて、実施形態に係る弾球遊技機について説明する。
図1及び図2は、弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊
技機を示し、図1は、その正面図であり、図2は、その
背面概略図である。図1において、パチンコ遊技機1の
額縁状に形成された前面枠2の開口には、扉保持枠3が
周設され、該扉保持枠3の一側にガラス板5a,5b
(図5参照)を収納するガラス扉4および前面扉6が開
閉自在に枢着される。前記前面枠2の裏面には、遊技盤
11及び図示しない発射レール等を取り付ける遊技盤保
持枠21(図2参照)が固着される。前記前面扉6に
は、打球供給皿7が取り付けられている。打球供給皿7
は、後述する景品玉払出装置37から排出された景品玉
を貯溜し、且つ貯溜されたパチンコ玉を1個宛打球発射
レールに誘導するように構成されている。また、打球供
給皿7の上流側の下方の空間内に音声発生装置としての
スピーカ8が収納されている。このスピーカ8は、特定
遊技状態になったときや、後述する始動入賞口14,1
5a,15bや特定入賞口98等に入賞玉が発生したと
きに、遊技の雰囲気を盛り上げるための効果音を発生す
るためのものである。
【0007】前記前面枠2の下部には、パチンコ玉を遊
技盤11の遊技領域13に打ち出す操作ハンドル9と、
余剰の景品玉を貯溜する余剰玉受皿10とが取り付けら
れている。そして、上記操作ハンドル9に対応するよう
に前記前面枠2の下部裏面には、前記打球発射装置40
が固着される。この打球発射装置40は、取付基板41
上に、一定速度で回転する打球モータ42と、該打球モ
ータ42の回転により往復回動して打玉を弾発する打球
杆43と、該打球杆43の下端と係合して図示しない打
球供給装置の玉送り片を動作せしめる玉送り摺動杆44
とから成る。
技盤11の遊技領域13に打ち出す操作ハンドル9と、
余剰の景品玉を貯溜する余剰玉受皿10とが取り付けら
れている。そして、上記操作ハンドル9に対応するよう
に前記前面枠2の下部裏面には、前記打球発射装置40
が固着される。この打球発射装置40は、取付基板41
上に、一定速度で回転する打球モータ42と、該打球モ
ータ42の回転により往復回動して打玉を弾発する打球
杆43と、該打球杆43の下端と係合して図示しない打
球供給装置の玉送り片を動作せしめる玉送り摺動杆44
とから成る。
【0008】前記遊技盤11の表面には、打玉を遊技領
域13に導く誘導レール12、図示しない多数の障害
釘、各種の入賞球装置等が設けられている。より詳しく
説明すると、遊技盤11の遊技領域13には、通常入賞
口76,16a,16b、始動入賞口14,15a,1
5b、チューリップ式入賞口17a,17b、風車(符
合なし)、一対の可動部材78a,78bを有する入賞
球装置としての可変入賞球装置70、遊技効果ランプ1
8a,18b、およびアウト口20等がそれぞれ配設さ
れる。なお、図示の実施形態においては、入賞球装置と
して後述する第1実施形態に係る可変入賞球装置70を
例示している。
域13に導く誘導レール12、図示しない多数の障害
釘、各種の入賞球装置等が設けられている。より詳しく
説明すると、遊技盤11の遊技領域13には、通常入賞
口76,16a,16b、始動入賞口14,15a,1
5b、チューリップ式入賞口17a,17b、風車(符
合なし)、一対の可動部材78a,78bを有する入賞
球装置としての可変入賞球装置70、遊技効果ランプ1
8a,18b、およびアウト口20等がそれぞれ配設さ
れる。なお、図示の実施形態においては、入賞球装置と
して後述する第1実施形態に係る可変入賞球装置70を
例示している。
【0009】前記遊技領域13に打ち込まれた打玉が前
記通常入賞口76,16a,16b、およびチューリッ
プ式入賞口17a,17bに入賞すると、後述する景品
玉払出装置37により所定個数(例えば13個)の景品
玉が払出されるようになっている。これら通常入賞口の
うち76は、可変入賞球装置70に設けられている。ま
た、前記始動入賞口14,15a,15bに打玉が入賞
すると、同様に景品玉払出装置37から所定個数の景品
玉が払出されるとともに、始動入賞口14,15a,1
5bに関連して設けられた後述する始動入賞玉検出スイ
ッチ26,27a,27bの検出出力に応答して前記可
変入賞球装置70の可動部材78a,78bを相対的に
短い時間間隔で開閉動作させるようになっている。すな
わち、始動入賞口14に打玉が入賞することによって、
可動部材78a,78bが2回開閉動作を行い、始動入
賞口15a,15bに打玉が入賞することによって、可
動部材78a,78bが1回開閉動作を行う。そして、
この開閉動作中に可動部材78a,78bによって導か
れた入賞玉が可変入賞球装置70内に設けられた後述す
る特定入賞口98に入賞したときには、いわゆる特定遊
技状態となり、前記遊技効果ランプ18a,18b及び
前記前面枠2の上部に設けられた枠ランプ19a,19
bが点滅してその旨を遊技者に報知するようになってい
る。なお、可変入賞球装置70については、後に詳細に
説明する。上記に説明した各種の入賞口に入らなかった
打玉は、誘導レール12の最下部に設けられたアウト口
20に取り込まれる。
記通常入賞口76,16a,16b、およびチューリッ
プ式入賞口17a,17bに入賞すると、後述する景品
玉払出装置37により所定個数(例えば13個)の景品
玉が払出されるようになっている。これら通常入賞口の
うち76は、可変入賞球装置70に設けられている。ま
た、前記始動入賞口14,15a,15bに打玉が入賞
すると、同様に景品玉払出装置37から所定個数の景品
玉が払出されるとともに、始動入賞口14,15a,1
5bに関連して設けられた後述する始動入賞玉検出スイ
ッチ26,27a,27bの検出出力に応答して前記可
変入賞球装置70の可動部材78a,78bを相対的に
短い時間間隔で開閉動作させるようになっている。すな
わち、始動入賞口14に打玉が入賞することによって、
可動部材78a,78bが2回開閉動作を行い、始動入
賞口15a,15bに打玉が入賞することによって、可
動部材78a,78bが1回開閉動作を行う。そして、
この開閉動作中に可動部材78a,78bによって導か
れた入賞玉が可変入賞球装置70内に設けられた後述す
る特定入賞口98に入賞したときには、いわゆる特定遊
技状態となり、前記遊技効果ランプ18a,18b及び
前記前面枠2の上部に設けられた枠ランプ19a,19
bが点滅してその旨を遊技者に報知するようになってい
る。なお、可変入賞球装置70については、後に詳細に
説明する。上記に説明した各種の入賞口に入らなかった
打玉は、誘導レール12の最下部に設けられたアウト口
20に取り込まれる。
【0010】次に、図2に基づいてパチンコ遊技機1の
背面について説明する。図2において、前記遊技盤11
は、遊技盤取付具22a〜22cによって遊技盤保持枠
21に着脱自在に固定されている。この遊技盤11の裏
面には、前記の各入賞口の裏面を覆うように入賞玉集合
カバー体23が取り付けられている。この入賞玉集合カ
バー体23には、前記各入賞口に入賞した玉を左右に振
り分ける誘導通路が形成されている。入賞玉集合カバー
体23の下方には、前記始動入賞口14,15a,15
bに対応する始動入賞玉検出スイッチ26,27a,2
7bが設けられ、この始動入賞玉検出スイッチ26,2
7a,27bが前記可変入賞球装置70の可動部材78
a,78bの開閉動作を開始する信号を検出して後述す
る制御回路に送るものである。また、入賞玉集合カバー
体23の中央下部の誘導通路には、特定入賞玉検出スイ
ッチ24及び10カウント計数スイッチ25が設けられ
て、可変入賞球装置70に入賞した入賞玉からの信号を
制御回路に送っている。更に、入賞玉集合カバー体23
の裏面には、遊技盤11に設けられる前記した電気的機
器からの配線が一旦接続される中継端子基板28が取り
付けられている。
背面について説明する。図2において、前記遊技盤11
は、遊技盤取付具22a〜22cによって遊技盤保持枠
21に着脱自在に固定されている。この遊技盤11の裏
面には、前記の各入賞口の裏面を覆うように入賞玉集合
カバー体23が取り付けられている。この入賞玉集合カ
バー体23には、前記各入賞口に入賞した玉を左右に振
り分ける誘導通路が形成されている。入賞玉集合カバー
体23の下方には、前記始動入賞口14,15a,15
bに対応する始動入賞玉検出スイッチ26,27a,2
7bが設けられ、この始動入賞玉検出スイッチ26,2
7a,27bが前記可変入賞球装置70の可動部材78
a,78bの開閉動作を開始する信号を検出して後述す
る制御回路に送るものである。また、入賞玉集合カバー
体23の中央下部の誘導通路には、特定入賞玉検出スイ
ッチ24及び10カウント計数スイッチ25が設けられ
て、可変入賞球装置70に入賞した入賞玉からの信号を
制御回路に送っている。更に、入賞玉集合カバー体23
の裏面には、遊技盤11に設けられる前記した電気的機
器からの配線が一旦接続される中継端子基板28が取り
付けられている。
【0011】一方、遊技盤11の裏面全体を覆うように
機構板29が開閉自在に設けられている。この機構板2
9には、図2において、一点鎖線で示すように、その前
面側に入賞玉を処理するための入賞玉処理機構が形成さ
れ、その後面側に景品玉を払出すための景品玉払出機構
が形成されている。入賞玉処理機構は、前記入賞玉集合
カバー体23に誘導されて左右に落下した入賞玉や前記
可変入賞球装置70内に入賞した入賞玉を受けて、一側
に集合せしめる入賞玉集合樋30と、該集合樋30によ
って集められた入賞玉を1個づつ処理する入賞玉処理器
31と、該入賞玉処理器31から排出される入賞玉を受
けて、図示しない自動杆を作動させて後述する景品玉払
出装置37を作動させるための入賞玉払出通路32等か
ら成る。また、機構板29の前面側には、前記アウト口
20から排出されるアウト玉を誘導するアウト玉払出通
路33も形成されている。
機構板29が開閉自在に設けられている。この機構板2
9には、図2において、一点鎖線で示すように、その前
面側に入賞玉を処理するための入賞玉処理機構が形成さ
れ、その後面側に景品玉を払出すための景品玉払出機構
が形成されている。入賞玉処理機構は、前記入賞玉集合
カバー体23に誘導されて左右に落下した入賞玉や前記
可変入賞球装置70内に入賞した入賞玉を受けて、一側
に集合せしめる入賞玉集合樋30と、該集合樋30によ
って集められた入賞玉を1個づつ処理する入賞玉処理器
31と、該入賞玉処理器31から排出される入賞玉を受
けて、図示しない自動杆を作動させて後述する景品玉払
出装置37を作動させるための入賞玉払出通路32等か
ら成る。また、機構板29の前面側には、前記アウト口
20から排出されるアウト玉を誘導するアウト玉払出通
路33も形成されている。
【0012】一方、景品玉払出機構は、図示しない補給
機構から補給される景品玉を貯溜する景品玉タンク34
と、該景品玉タンク34に貯溜されている景品玉を二列
に整列させて流下させる整列樋35と、該整列樋35か
らの景品玉の流下方向を180度変化させるとともにそ
の玉圧を弱める屈曲樋36と、該屈曲樋36からの景品
玉を所定個数(13個)受け入れて、1つの入賞玉に対
応してその所定個数の景品玉を払出す景品玉払出装置3
7と、該景品玉払出装置37から払出された景品玉を図
示しない景品玉排出通路を介して前記打球供給皿7に払
出すための連通口38と、前記前面枠2の裏面に固定さ
れる接続樋39を介して前記余剰玉受皿10に払い出す
ための図示しない余剰玉通路とから成る。
機構から補給される景品玉を貯溜する景品玉タンク34
と、該景品玉タンク34に貯溜されている景品玉を二列
に整列させて流下させる整列樋35と、該整列樋35か
らの景品玉の流下方向を180度変化させるとともにそ
の玉圧を弱める屈曲樋36と、該屈曲樋36からの景品
玉を所定個数(13個)受け入れて、1つの入賞玉に対
応してその所定個数の景品玉を払出す景品玉払出装置3
7と、該景品玉払出装置37から払出された景品玉を図
示しない景品玉排出通路を介して前記打球供給皿7に払
出すための連通口38と、前記前面枠2の裏面に固定さ
れる接続樋39を介して前記余剰玉受皿10に払い出す
ための図示しない余剰玉通路とから成る。
【0013】更に、機構板29の後面側には、前記始動
入賞玉検出スイッチ26、27a,27bからの信号を
受けて可変入賞球装置70等の動作を制御する制御基板
ボックス50が着脱自在に取り付けられている。この制
御基板ボックス50は、図3(A)及び図3(B)にそ
の詳細を示すように、直方体形状の金属製の基板ボック
ス本体51の内部に後述するマイクロコンピュータを含
む制御基板(図示しない)が収納され、その表面に内部
で発生する熱を逃す放熱孔52が多数穿設されている。
また、基板ボックス本体51の一側には、前記した制御
基板に植立されたコネクタ(図示しない)に接続された
配線53が導出され、その配線53を被覆すようにコネ
クタカバー54がビスで固定されている。なお、配線5
3は、前記した中継端子基板28に接続されるようにな
っている。また、制御基板に形成されるマイクロコンピ
ュータが後述する制御機構としての振分部材83を駆動
制御する駆動制御手段を構成している。
入賞玉検出スイッチ26、27a,27bからの信号を
受けて可変入賞球装置70等の動作を制御する制御基板
ボックス50が着脱自在に取り付けられている。この制
御基板ボックス50は、図3(A)及び図3(B)にそ
の詳細を示すように、直方体形状の金属製の基板ボック
ス本体51の内部に後述するマイクロコンピュータを含
む制御基板(図示しない)が収納され、その表面に内部
で発生する熱を逃す放熱孔52が多数穿設されている。
また、基板ボックス本体51の一側には、前記した制御
基板に植立されたコネクタ(図示しない)に接続された
配線53が導出され、その配線53を被覆すようにコネ
クタカバー54がビスで固定されている。なお、配線5
3は、前記した中継端子基板28に接続されるようにな
っている。また、制御基板に形成されるマイクロコンピ
ュータが後述する制御機構としての振分部材83を駆動
制御する駆動制御手段を構成している。
【0014】更に、基板ボックス本体51には、施錠機
構56を有する開閉板55が設けられている。施錠機構
56は、鍵孔56aと、該鍵穴56aに差し込まれた鍵
(通常、遊技場の責任者が所持している)によって回転
せしめられる係止板56bと、通常の状態において前記
鍵孔56aを閉塞する鍵孔カバー56cとから構成さ
れ、まず、鍵孔カバー56cを回転移動させた後に、遊
技場の責任者が所持する鍵を鍵孔56aに差し込んで回
転することにより係止板56bが回転して開閉板55を
開放することができようになっている。
構56を有する開閉板55が設けられている。施錠機構
56は、鍵孔56aと、該鍵穴56aに差し込まれた鍵
(通常、遊技場の責任者が所持している)によって回転
せしめられる係止板56bと、通常の状態において前記
鍵孔56aを閉塞する鍵孔カバー56cとから構成さ
れ、まず、鍵孔カバー56cを回転移動させた後に、遊
技場の責任者が所持する鍵を鍵孔56aに差し込んで回
転することにより係止板56bが回転して開閉板55を
開放することができようになっている。
【0015】開閉板55の内部には、特定入賞口98へ
の入賞率をさらに複雑に調整するための構成が収納され
ている。すなわち、特定入賞口98への入賞率を複数段
階に調整するための調整操作手段としての第1入賞率設
定スイッチ57、及び第2入賞率設定スイッチ58が設
けられている。ここで、第1入賞率とは、打玉が始動入
賞口14、15a,15bに入賞して可変入賞球装置7
0の可動部材78a,78bが開放したときに入賞した
玉が特定入賞口98に入賞する入賞率をいい、第2入賞
率とは、特定入賞口98への入賞により可変入賞球装置
70の可動部材78a,78bが連続的に開閉動作をし
ているときに入賞した玉が再度特定入賞口98に入賞す
る入賞率をいう。
の入賞率をさらに複雑に調整するための構成が収納され
ている。すなわち、特定入賞口98への入賞率を複数段
階に調整するための調整操作手段としての第1入賞率設
定スイッチ57、及び第2入賞率設定スイッチ58が設
けられている。ここで、第1入賞率とは、打玉が始動入
賞口14、15a,15bに入賞して可変入賞球装置7
0の可動部材78a,78bが開放したときに入賞した
玉が特定入賞口98に入賞する入賞率をいい、第2入賞
率とは、特定入賞口98への入賞により可変入賞球装置
70の可動部材78a,78bが連続的に開閉動作をし
ているときに入賞した玉が再度特定入賞口98に入賞す
る入賞率をいう。
【0016】しかして、第1入賞率設定スイッチ57及
び第2入賞率設定スイッチ58は、押しボタン形式のも
のが使用されており、このため、設定スイッチ57、5
8が押圧動作される毎に特定入賞口98への入賞率が変
更されるようになっている。この実施形態の場合は、後
述するように特定入賞口98への入賞率は、それぞれ5
段階に設定され、設定スイッチ57、58が押圧動作さ
れる毎に順次変化するようになっている。なお、各段階
においても選択される毎に異なる入賞率が抽出され、本
実施形態では、その点を要部としているものである。
び第2入賞率設定スイッチ58は、押しボタン形式のも
のが使用されており、このため、設定スイッチ57、5
8が押圧動作される毎に特定入賞口98への入賞率が変
更されるようになっている。この実施形態の場合は、後
述するように特定入賞口98への入賞率は、それぞれ5
段階に設定され、設定スイッチ57、58が押圧動作さ
れる毎に順次変化するようになっている。なお、各段階
においても選択される毎に異なる入賞率が抽出され、本
実施形態では、その点を要部としているものである。
【0017】また、設定スイッチ57、58の一側に
は、選択した設定値を数字で表示するための第1入賞率
設定値表示器59及び第2入賞率設定値表示器60とが
設けられている。そして、これらの表示器59、60に
は、現在の入賞率を表示する現在設定値表示器59a,
60aと次回の入賞率を表示する次回設定値表示器59
b,60bの2つが設けられている。すなわち、現在設
定値表示器59a,60aは、設定スイッチ57,58
が操作される前の入賞率を表示するものであり、次回設
定値表示器59b,59bは、設定スイッチ57,58
の操作された後の入賞率を表示している。このように設
定スイッチ57,58の操作前後の入賞率を表示するよ
うにしたのは、設定スイッチ57,58を押圧して入賞
率を変更しても、その変更後の入賞率が遊技に反映され
るのは、一定期間を経過した後であるように構成されて
いるため、まだこれから継続される入賞率と、一定期間
経過後に変更される入賞率とを表示して、誤操作を無く
すためである。なお、調整操作手段を回転つまみ形式に
して目盛を付した場合には、次回設定値表示器59b,
60bは必ずしも必要ではない。
は、選択した設定値を数字で表示するための第1入賞率
設定値表示器59及び第2入賞率設定値表示器60とが
設けられている。そして、これらの表示器59、60に
は、現在の入賞率を表示する現在設定値表示器59a,
60aと次回の入賞率を表示する次回設定値表示器59
b,60bの2つが設けられている。すなわち、現在設
定値表示器59a,60aは、設定スイッチ57,58
が操作される前の入賞率を表示するものであり、次回設
定値表示器59b,59bは、設定スイッチ57,58
の操作された後の入賞率を表示している。このように設
定スイッチ57,58の操作前後の入賞率を表示するよ
うにしたのは、設定スイッチ57,58を押圧して入賞
率を変更しても、その変更後の入賞率が遊技に反映され
るのは、一定期間を経過した後であるように構成されて
いるため、まだこれから継続される入賞率と、一定期間
経過後に変更される入賞率とを表示して、誤操作を無く
すためである。なお、調整操作手段を回転つまみ形式に
して目盛を付した場合には、次回設定値表示器59b,
60bは必ずしも必要ではない。
【0018】また、設定スイッチ57、58の下方に
は、始動入賞個数表示器61が設けられている。この始
動入賞個数表示器61は、前記始動入賞口14、15
a,15bに入賞した打玉の入賞個数を表示するもの
で、リセットされた時点では、予め定められた一定数
(例えば、1000)を表示し、前記始動入賞玉検出ス
イッチ26,27a,27bからの検出信号がある毎に
「1」づつ減算される。そして、その表示が「0」にな
ると、前記設定スイッチ57,58で設定された次回の
入賞率が働くようになる。すなわち、この実施形態の場
合、遊技場の責任者が設定スイッチ57,58を操作し
た時点での始動入賞個数表示器61で表示されている残
存回数(1000以内の数;所定の期間)が経過するま
では、その変更後の入賞率が遊技に反映されないように
なっている。したがって、設定スイッチ57、58を操
作する前に設定された入賞率は、始動入賞個数表示器6
1で表示されている残存回数が「0」になるまでの期間
維持されることになる。なお、上記した現在設定値表示
器59a,60a、次回設定値表示器59b,60b、
及び始動入賞個数表示器61に表示されるデータは、電
源がOFFされたときも、バックアップされてそのまま
記憶され、再度電源がONされたときに、電源OFF時
のデータが表示されるようになっている。
は、始動入賞個数表示器61が設けられている。この始
動入賞個数表示器61は、前記始動入賞口14、15
a,15bに入賞した打玉の入賞個数を表示するもの
で、リセットされた時点では、予め定められた一定数
(例えば、1000)を表示し、前記始動入賞玉検出ス
イッチ26,27a,27bからの検出信号がある毎に
「1」づつ減算される。そして、その表示が「0」にな
ると、前記設定スイッチ57,58で設定された次回の
入賞率が働くようになる。すなわち、この実施形態の場
合、遊技場の責任者が設定スイッチ57,58を操作し
た時点での始動入賞個数表示器61で表示されている残
存回数(1000以内の数;所定の期間)が経過するま
では、その変更後の入賞率が遊技に反映されないように
なっている。したがって、設定スイッチ57、58を操
作する前に設定された入賞率は、始動入賞個数表示器6
1で表示されている残存回数が「0」になるまでの期間
維持されることになる。なお、上記した現在設定値表示
器59a,60a、次回設定値表示器59b,60b、
及び始動入賞個数表示器61に表示されるデータは、電
源がOFFされたときも、バックアップされてそのまま
記憶され、再度電源がONされたときに、電源OFF時
のデータが表示されるようになっている。
【0019】次に、上記した設定スイッチ57、58の
操作によって、特定入賞口98への入賞率に直接関係す
る可変入賞球装置70の構成について、図4及び図5を
参照して説明する。可変入賞球装置70は、前記遊技盤
11に取り付けられる取付基板71を有し、その取付基
板71の中央には、長方形状の窓開口72が形成され、
該窓開口72の奥側に入賞空間73が形成されている。
窓開口72の上部には、鎧部74が突設され、その鎧部
74の前面に上部装飾板75が設けられている。そし
て、鎧部74の上部であって、上部装飾板75の裏面に
前記通常入賞口76が形成されている。また、この上部
装飾板75の中央には、後述する継続回数(8回)を報
知する継続回数表示LED77が前面に臨むように複数
配置されている。
操作によって、特定入賞口98への入賞率に直接関係す
る可変入賞球装置70の構成について、図4及び図5を
参照して説明する。可変入賞球装置70は、前記遊技盤
11に取り付けられる取付基板71を有し、その取付基
板71の中央には、長方形状の窓開口72が形成され、
該窓開口72の奥側に入賞空間73が形成されている。
窓開口72の上部には、鎧部74が突設され、その鎧部
74の前面に上部装飾板75が設けられている。そし
て、鎧部74の上部であって、上部装飾板75の裏面に
前記通常入賞口76が形成されている。また、この上部
装飾板75の中央には、後述する継続回数(8回)を報
知する継続回数表示LED77が前面に臨むように複数
配置されている。
【0020】前記窓開口72のほぼ中央左右には、一対
の可動部材78a,78bが開閉自在に軸支されてい
る。この可動部材78a,78bは、図5に示すように
リンク部材79a,79b(ただし79bは、図示せ
ず)及び作動部材80を介して可動部材駆動ソレノイド
81に連結され、可動部材駆動ソレノイド81の励磁、
非励磁に対応して可動部材78a,78bが打玉を受け
入れる第1の状態と打玉を受け入れない第2の状態とに
交互に変化するようになっている。なお、可動部材駆動
ソレノイド81には、復帰スプリング82が設けられ、
常に可動部材78a,78bが第2の状態となるように
付勢している。
の可動部材78a,78bが開閉自在に軸支されてい
る。この可動部材78a,78bは、図5に示すように
リンク部材79a,79b(ただし79bは、図示せ
ず)及び作動部材80を介して可動部材駆動ソレノイド
81に連結され、可動部材駆動ソレノイド81の励磁、
非励磁に対応して可動部材78a,78bが打玉を受け
入れる第1の状態と打玉を受け入れない第2の状態とに
交互に変化するようになっている。なお、可動部材駆動
ソレノイド81には、復帰スプリング82が設けられ、
常に可動部材78a,78bが第2の状態となるように
付勢している。
【0021】前記入賞空間73は、前後方向にも奥行幅
を有する凹状となっており、この入賞空間73を上下に
分割する玉転動板89a,89bが横臥されている。玉
転動板89a,89bは、後方に向って下り傾斜するよ
うに設けられており、可動部材78a,78bによって
導かれた打玉であって、玉転動板89a,89b上に乗
った打玉は、後方へ転動して入賞空間73の後面壁を構
成する後面板91の前方に形成された落下径路90a,
90bに落下して前記入賞玉集合カバー体23の誘導通
路に導かれ、前記10カウント計数スイッチ25によっ
て検出されるようになっている。
を有する凹状となっており、この入賞空間73を上下に
分割する玉転動板89a,89bが横臥されている。玉
転動板89a,89bは、後方に向って下り傾斜するよ
うに設けられており、可動部材78a,78bによって
導かれた打玉であって、玉転動板89a,89b上に乗
った打玉は、後方へ転動して入賞空間73の後面壁を構
成する後面板91の前方に形成された落下径路90a,
90bに落下して前記入賞玉集合カバー体23の誘導通
路に導かれ、前記10カウント計数スイッチ25によっ
て検出されるようになっている。
【0022】玉転動板89a,89bの中央には、飛行
機の意匠が付与された制御機構としての振分部材83が
設けられている。この振分部材83は、機首部分の揺動
部材84が支軸85を中心にして上下方向に揺動するよ
うに構成されている。すなわち、図5に示すように揺動
部材84には、リンク部材86、87を介して電気的駆
動源としての揺動部材駆動ソレノイド88が連結され、
この揺動部材駆動ソレノイド88の励磁、非励磁に対応
して上下方向に揺動するようになっている。しかして、
振分部材83は、可動部材78a,78bによって導か
れた打玉を可動部材78a,78bとの位置関係で後述
する特定入賞口98および通常入賞口99a,99bへ
向けて落下させる。なお、前記揺動部材駆動ソレノイド
88は、始動入賞口14、15a,15bに打玉が入賞
したときと、特定遊技状態において、入賞玉が5個発生
したとき、あるいは可動部材78a,78bが8回開閉
動作したときに駆動されるようになっている。
機の意匠が付与された制御機構としての振分部材83が
設けられている。この振分部材83は、機首部分の揺動
部材84が支軸85を中心にして上下方向に揺動するよ
うに構成されている。すなわち、図5に示すように揺動
部材84には、リンク部材86、87を介して電気的駆
動源としての揺動部材駆動ソレノイド88が連結され、
この揺動部材駆動ソレノイド88の励磁、非励磁に対応
して上下方向に揺動するようになっている。しかして、
振分部材83は、可動部材78a,78bによって導か
れた打玉を可動部材78a,78bとの位置関係で後述
する特定入賞口98および通常入賞口99a,99bへ
向けて落下させる。なお、前記揺動部材駆動ソレノイド
88は、始動入賞口14、15a,15bに打玉が入賞
したときと、特定遊技状態において、入賞玉が5個発生
したとき、あるいは可動部材78a,78bが8回開閉
動作したときに駆動されるようになっている。
【0023】振分部材83の下部に位置する下部後面板
92には、可変入賞球装置70に入賞した打玉であっ
て、前記10カウント計数スイッチ25によって計数さ
れた入賞玉数が表示される入賞個数表示LED93と、
可変入賞球装置70を装飾する装飾用LED94とが配
置されている。
92には、可変入賞球装置70に入賞した打玉であっ
て、前記10カウント計数スイッチ25によって計数さ
れた入賞玉数が表示される入賞個数表示LED93と、
可変入賞球装置70を装飾する装飾用LED94とが配
置されている。
【0024】前記可動部材78a,78bによって導か
れた打玉は、前記したように玉転動板89a,89b上
を後方に転動するか、または可動部材78a,78bか
ら直接下方へ落下して下方枠95の下方に形成された特
定入賞口98及び通常入賞口99a,99bの方向に至
る。特定入賞口98と通常入賞口99a,99bとは、
一対の仕切壁を有する特定入賞口形成部材96によって
区画形成され、中央に特定入賞口98が、その左右に通
常入賞口99a,99bが形成されている。そして、特
定入賞口98の出口には、特定入賞玉検出スイッチ24
が設けられ(図2参照)、特定入賞口98に入賞した入
賞玉を検出している。なお、下方枠95の前面には、下
部装飾板97が固着されており、この下部装飾板97に
前記特定入賞口形成部材96が着脱自在に取り付けられ
るようになっている。
れた打玉は、前記したように玉転動板89a,89b上
を後方に転動するか、または可動部材78a,78bか
ら直接下方へ落下して下方枠95の下方に形成された特
定入賞口98及び通常入賞口99a,99bの方向に至
る。特定入賞口98と通常入賞口99a,99bとは、
一対の仕切壁を有する特定入賞口形成部材96によって
区画形成され、中央に特定入賞口98が、その左右に通
常入賞口99a,99bが形成されている。そして、特
定入賞口98の出口には、特定入賞玉検出スイッチ24
が設けられ(図2参照)、特定入賞口98に入賞した入
賞玉を検出している。なお、下方枠95の前面には、下
部装飾板97が固着されており、この下部装飾板97に
前記特定入賞口形成部材96が着脱自在に取り付けられ
るようになっている。
【0025】しかして、打玉が特定入賞口98に入賞し
て特定入賞玉検出スイッチ24をONさせたときには、
前記可動部材78a,78bは、所定の態様、具体的に
は相対的に短い時間間隔で第1の状態と第2の状態とに
交互に繰り返す開閉動作を18回行うか、あるいは18
回の開閉動作中に前記10カウント計数スイッチ25が
10個の入賞玉を計数するまで第1の状態と第2の状態
とを交互に繰り返すように設定(以下、開閉サイクルと
いう)されており、上記第1の状態中に再度特定入賞口
98に入賞して特定入賞玉検出スイッチ24をONさせ
た場合には、直ちにその開閉動作を停止させ、再度上記
した開閉サイクルを最初から繰り返す。そして、そのよ
うな開閉サイクルの繰り返しは、特定入賞口98への入
賞があることを条件として最高8回まで繰り返されるよ
うに設定されている。
て特定入賞玉検出スイッチ24をONさせたときには、
前記可動部材78a,78bは、所定の態様、具体的に
は相対的に短い時間間隔で第1の状態と第2の状態とに
交互に繰り返す開閉動作を18回行うか、あるいは18
回の開閉動作中に前記10カウント計数スイッチ25が
10個の入賞玉を計数するまで第1の状態と第2の状態
とを交互に繰り返すように設定(以下、開閉サイクルと
いう)されており、上記第1の状態中に再度特定入賞口
98に入賞して特定入賞玉検出スイッチ24をONさせ
た場合には、直ちにその開閉動作を停止させ、再度上記
した開閉サイクルを最初から繰り返す。そして、そのよ
うな開閉サイクルの繰り返しは、特定入賞口98への入
賞があることを条件として最高8回まで繰り返されるよ
うに設定されている。
【0026】上記のように構成される可変入賞球装置7
0の可動部材78a,78bと振分部材83との関係
は、以下のようである。すなわち、可動部材78a,7
8bが開成状態で且つ揺動部材84が下方に揺動された
状態で打玉が可動部材78a,78bに乗ると、打玉P
1は、可動部材78a,78bと揺動部材84とガラス
板5bとで保持された状態で一旦停止する(図5参
照)。そして、この状態で可動部材78a,78bが閉
成状態になると、打玉P1は、下方枠95に形成された
3つの入賞口98、99a,99bのうち中央の入賞口
である特定入賞口98の上方に落下するため、比較的特
定入賞口98に入賞し易い。
0の可動部材78a,78bと振分部材83との関係
は、以下のようである。すなわち、可動部材78a,7
8bが開成状態で且つ揺動部材84が下方に揺動された
状態で打玉が可動部材78a,78bに乗ると、打玉P
1は、可動部材78a,78bと揺動部材84とガラス
板5bとで保持された状態で一旦停止する(図5参
照)。そして、この状態で可動部材78a,78bが閉
成状態になると、打玉P1は、下方枠95に形成された
3つの入賞口98、99a,99bのうち中央の入賞口
である特定入賞口98の上方に落下するため、比較的特
定入賞口98に入賞し易い。
【0027】一方、揺動部材84が上方に戻っている状
態で打玉が可動部材78a,78bに乗ると、打玉は、
可動部材78a,78bから玉転動板89a,89bに
誘導されて落下径路90a,90bに導かれて通常の入
賞となってしまうため、特定入賞口98への入賞の可能
性はない。また、可動部材78a,78bの閉じ際に打
玉が可動部材78a,78bに乗った場合でも、打玉
は、上方に戻っている状態の揺動部材84の側面に衝突
して左右に振分けられて下方に落下する可能性が高く、
特定入賞口98よりも通常入賞口99a,99bに誘導
される可能性が高い。したがって、可動部材78a,7
8bが開成している状態と揺動部材84が下方に揺動し
ている状態との重複する時間、すなわち可動部材駆動ソ
レノイド81が励磁されている時間と揺動部材84を下
方に揺動する揺動部材駆動ソレノイド88が励磁されて
いる時間との重複時間が長いほど上記した可動部材78
a,78bと揺動部材84とガラス板5bとで停止され
る可能性が高くなり、これにより特定入賞口98への入
賞率を高めることができる。
態で打玉が可動部材78a,78bに乗ると、打玉は、
可動部材78a,78bから玉転動板89a,89bに
誘導されて落下径路90a,90bに導かれて通常の入
賞となってしまうため、特定入賞口98への入賞の可能
性はない。また、可動部材78a,78bの閉じ際に打
玉が可動部材78a,78bに乗った場合でも、打玉
は、上方に戻っている状態の揺動部材84の側面に衝突
して左右に振分けられて下方に落下する可能性が高く、
特定入賞口98よりも通常入賞口99a,99bに誘導
される可能性が高い。したがって、可動部材78a,7
8bが開成している状態と揺動部材84が下方に揺動し
ている状態との重複する時間、すなわち可動部材駆動ソ
レノイド81が励磁されている時間と揺動部材84を下
方に揺動する揺動部材駆動ソレノイド88が励磁されて
いる時間との重複時間が長いほど上記した可動部材78
a,78bと揺動部材84とガラス板5bとで停止され
る可能性が高くなり、これにより特定入賞口98への入
賞率を高めることができる。
【0028】例えば、始動入賞時においては、図7に示
すように、1回開き時及び2回開き時における開閉用ソ
レノイド(可動部材駆動ソレノイド)81と振分け用ソ
レノイド(揺動部材駆動ソレノイド)88との関係を、
パターン(a)においては、開閉用ソレノイド81の励
磁(励磁時間;例えば、1回開き時が0.6秒、2回開
き時が0.8秒)が終了した直後、微小時間(例えば、
0.1秒)経過してから振分け用ソレノイド88を励磁
(励磁時間;例えば、1回、2回開き時とも0.5秒)
し、パターン(b)においては、開閉用ソレノイド81
の励磁が終了したと同時に振分け用ソレノイド88を励
磁し、パターン(c)においては、開閉用ソレノイド8
1の励磁が終了する微小時間(例えば、0.1秒)前に
振分け用ソレノイド88を励磁した場合には、パターン
(a)が最も特定入賞口98に入賞し難く、パターン
(c)が最も特定入賞口98に入賞し易い。
すように、1回開き時及び2回開き時における開閉用ソ
レノイド(可動部材駆動ソレノイド)81と振分け用ソ
レノイド(揺動部材駆動ソレノイド)88との関係を、
パターン(a)においては、開閉用ソレノイド81の励
磁(励磁時間;例えば、1回開き時が0.6秒、2回開
き時が0.8秒)が終了した直後、微小時間(例えば、
0.1秒)経過してから振分け用ソレノイド88を励磁
(励磁時間;例えば、1回、2回開き時とも0.5秒)
し、パターン(b)においては、開閉用ソレノイド81
の励磁が終了したと同時に振分け用ソレノイド88を励
磁し、パターン(c)においては、開閉用ソレノイド8
1の励磁が終了する微小時間(例えば、0.1秒)前に
振分け用ソレノイド88を励磁した場合には、パターン
(a)が最も特定入賞口98に入賞し難く、パターン
(c)が最も特定入賞口98に入賞し易い。
【0029】一方、18回開閉動作時における開閉用ソ
レノイド81と振分け用ソレノイド88との関係(ただ
し、9回目の開閉時からの関係)は、図8に示すよう
に、パターン(x)においては、開閉用ソレノイド81
の励磁(励磁時間;例えば、0.8秒)が終了する微小
時間(例えば、0.3秒)前に振分け用ソレノイド88
を励磁(励磁時間;例えば、0.8秒)し、パターン
(y)においては、開閉用ソレノイド81の励磁が終了
する微小時間(例えば、0.4秒)前に振分け用ソレノ
イド88を励磁し、パターン(z)においては、開閉用
ソレノイド81の励磁が終了する微小時間(例えば、
0.5秒)前に振分け用ソレノイド88を励磁した場合
には、重複する時間が長いパターン(z)が最も特定入
賞口98への入賞率が高く、重複する時間が短いパター
ンが最も特定入賞口98への入賞率が低くなる。
レノイド81と振分け用ソレノイド88との関係(ただ
し、9回目の開閉時からの関係)は、図8に示すよう
に、パターン(x)においては、開閉用ソレノイド81
の励磁(励磁時間;例えば、0.8秒)が終了する微小
時間(例えば、0.3秒)前に振分け用ソレノイド88
を励磁(励磁時間;例えば、0.8秒)し、パターン
(y)においては、開閉用ソレノイド81の励磁が終了
する微小時間(例えば、0.4秒)前に振分け用ソレノ
イド88を励磁し、パターン(z)においては、開閉用
ソレノイド81の励磁が終了する微小時間(例えば、
0.5秒)前に振分け用ソレノイド88を励磁した場合
には、重複する時間が長いパターン(z)が最も特定入
賞口98への入賞率が高く、重複する時間が短いパター
ンが最も特定入賞口98への入賞率が低くなる。
【0030】上記のように、始動入賞時又は18回開閉
時における特定入賞口98への入賞率が異なる3つの駆
動態様、すなわちパターン(a)〜(c)又はパターン
(x)〜(z)を用意し、これらのパターン(a)〜
(c)又はパターン(x)〜(z)を任意に所定個数
(例えば、10個)集めたものを作成する。そして、1
0個のパターンデータを常に回転させておき、第1入賞
率は、例えば始動入賞時、第2入賞率は、例えば最初の
特定入賞口98への入賞時(すなわち特定遊技状態発生
時)に1個のパターンデータを選び出し、そのパターン
データに基づいて振分け用ソレノイド88の制御を行
う。このように制御することにより、所定のタイミング
である始動入賞時や特定遊技状態発生時に、電気的駆動
源である振分け用ソレノイド88の駆動態様であるパタ
ーンを特定入賞口98への入賞率が異なるように変化さ
せることができるため、特定入賞口98への入賞率の変
化に伴って所定の遊技価値である特定遊技状態の発生率
も変化し、遊技者の興趣を引き付けることができると共
に、特定遊技状態における継続率にも変化を持たせるこ
とができ、そのような形式のパチンコ遊技機1に対する
遊技者の興趣を引き付けることができる。
時における特定入賞口98への入賞率が異なる3つの駆
動態様、すなわちパターン(a)〜(c)又はパターン
(x)〜(z)を用意し、これらのパターン(a)〜
(c)又はパターン(x)〜(z)を任意に所定個数
(例えば、10個)集めたものを作成する。そして、1
0個のパターンデータを常に回転させておき、第1入賞
率は、例えば始動入賞時、第2入賞率は、例えば最初の
特定入賞口98への入賞時(すなわち特定遊技状態発生
時)に1個のパターンデータを選び出し、そのパターン
データに基づいて振分け用ソレノイド88の制御を行
う。このように制御することにより、所定のタイミング
である始動入賞時や特定遊技状態発生時に、電気的駆動
源である振分け用ソレノイド88の駆動態様であるパタ
ーンを特定入賞口98への入賞率が異なるように変化さ
せることができるため、特定入賞口98への入賞率の変
化に伴って所定の遊技価値である特定遊技状態の発生率
も変化し、遊技者の興趣を引き付けることができると共
に、特定遊技状態における継続率にも変化を持たせるこ
とができ、そのような形式のパチンコ遊技機1に対する
遊技者の興趣を引き付けることができる。
【0031】そして、本実施形態では、上記したパター
ンデータを、例えば、図6(A)に示すように、設定
においては、パターン(a)を5個、パターン(b)を
3個、パターン(c)を2個とし、第1入賞率の現在設
定値が設定である場合には、上記10個のパターンの
中から始動入賞時にランダムに1つのデータが選ばれ、
それに基づいて振分け用ソレノイド88の動作が制御さ
れるようになっている。同様に、設定においては、パ
ターン(a)を4個、パターン(b)を4個、パターン
(c)を2個とし、設定においては、パターン(a)
を3個、パターン(b)を4個、パターン(c)を3個
とし、設定においては、パターン(a)を2個、パタ
ーン(b)を4個、パターン(c)を4個とし、設定
においては、パターン(a)を2個、パターン(b)を
3個、パターン(c)を5個とする。このように設定す
ることにより、始動入賞時における特定入賞口98への
入賞率は、特定入賞口98への入賞率が最も高いパター
ン(c)を多く含む設定において最も高く、特定入賞
口98への入賞率が最も低いパターン(a)を多く含む
設定において最も低く調整することができる。したが
って、制御基板ボックス50に設けられる第1入賞率設
定スイッチ57を押圧動作して、所望の設定値を選択す
れば、始動入賞時の可動部材78a,78bの開成状態
で受け入れられた打玉の特定入賞口98への入賞率をさ
らに複雑に誰でも簡単に調整することができ、従来ほど
釘調整に頼る必要がなくなる。
ンデータを、例えば、図6(A)に示すように、設定
においては、パターン(a)を5個、パターン(b)を
3個、パターン(c)を2個とし、第1入賞率の現在設
定値が設定である場合には、上記10個のパターンの
中から始動入賞時にランダムに1つのデータが選ばれ、
それに基づいて振分け用ソレノイド88の動作が制御さ
れるようになっている。同様に、設定においては、パ
ターン(a)を4個、パターン(b)を4個、パターン
(c)を2個とし、設定においては、パターン(a)
を3個、パターン(b)を4個、パターン(c)を3個
とし、設定においては、パターン(a)を2個、パタ
ーン(b)を4個、パターン(c)を4個とし、設定
においては、パターン(a)を2個、パターン(b)を
3個、パターン(c)を5個とする。このように設定す
ることにより、始動入賞時における特定入賞口98への
入賞率は、特定入賞口98への入賞率が最も高いパター
ン(c)を多く含む設定において最も高く、特定入賞
口98への入賞率が最も低いパターン(a)を多く含む
設定において最も低く調整することができる。したが
って、制御基板ボックス50に設けられる第1入賞率設
定スイッチ57を押圧動作して、所望の設定値を選択す
れば、始動入賞時の可動部材78a,78bの開成状態
で受け入れられた打玉の特定入賞口98への入賞率をさ
らに複雑に誰でも簡単に調整することができ、従来ほど
釘調整に頼る必要がなくなる。
【0032】また、18回開閉時においても、図6
(B)に示すように、設定においては、パターン
(x)を6個、パターン(y)を2個、パターン(z)
を2個とし、第2入賞率の現在設定値が設定である場
合には、上記10個のパターンの中から始動入賞による
開閉時における特定入賞口98への入賞時(すなわち特
定遊技状態発生時)にランダムに1つのデータが選ば
れ、それに基づいて振分け用ソレノイド88の動作が制
御される。同様に、設定においては、パターン(x)
を4個、パターン(y)を3個、パターン(z)を3個
とし、設定においては、パターン(x)を2個、パタ
ーン(y)を5個、パターン(z)を3個とし、設定
においては、パターン(x)を3個、パターン(y)を
3個、パターン(z)を4個とし、設定においては、
パターン(x)を2個、パターン(y)を2個、パター
ン(z)を6個とする。このように設定することによ
り、特定入賞口98への入賞率が高いパターン(z)を
多く含む設定が最も特定入賞口98への入賞率が高く
なり、特定入賞口98への入賞率が低いパターン(x)
を多く含む設定が最も特定入賞口98への入賞率が低
くなる。したがって、制御基板ボックス50に設けられ
る第2入賞率設定スイッチ58を押圧動作して、所望の
設定値を選択すれば、18回開閉動作時の可動部材78
a,78bの開成状態で受け入れられた打玉の特定入賞
口98への入賞率をさらに複雑に誰でも簡単に調整する
ことができ、従来ほど釘調整に頼る必要がなくなる。
(B)に示すように、設定においては、パターン
(x)を6個、パターン(y)を2個、パターン(z)
を2個とし、第2入賞率の現在設定値が設定である場
合には、上記10個のパターンの中から始動入賞による
開閉時における特定入賞口98への入賞時(すなわち特
定遊技状態発生時)にランダムに1つのデータが選ば
れ、それに基づいて振分け用ソレノイド88の動作が制
御される。同様に、設定においては、パターン(x)
を4個、パターン(y)を3個、パターン(z)を3個
とし、設定においては、パターン(x)を2個、パタ
ーン(y)を5個、パターン(z)を3個とし、設定
においては、パターン(x)を3個、パターン(y)を
3個、パターン(z)を4個とし、設定においては、
パターン(x)を2個、パターン(y)を2個、パター
ン(z)を6個とする。このように設定することによ
り、特定入賞口98への入賞率が高いパターン(z)を
多く含む設定が最も特定入賞口98への入賞率が高く
なり、特定入賞口98への入賞率が低いパターン(x)
を多く含む設定が最も特定入賞口98への入賞率が低
くなる。したがって、制御基板ボックス50に設けられ
る第2入賞率設定スイッチ58を押圧動作して、所望の
設定値を選択すれば、18回開閉動作時の可動部材78
a,78bの開成状態で受け入れられた打玉の特定入賞
口98への入賞率をさらに複雑に誰でも簡単に調整する
ことができ、従来ほど釘調整に頼る必要がなくなる。
【0033】なお、上記した実施形態においては、始動
入賞時と18回開閉動作時を別々の設定スイッチ57、
58で調整するようにしたが、これを1つの設定スイッ
チで同時に調整されるようにしても良く、あるいは、特
定入賞口98への入賞率を始動入賞時だけ又は18回開
閉動作時だけ調整できるようにしてもよい。
入賞時と18回開閉動作時を別々の設定スイッチ57、
58で調整するようにしたが、これを1つの設定スイッ
チで同時に調整されるようにしても良く、あるいは、特
定入賞口98への入賞率を始動入賞時だけ又は18回開
閉動作時だけ調整できるようにしてもよい。
【0034】次に、上記した第1実施形態に係る入賞球
装置としての可変入賞球装置70とは異なる入賞球装置
を本発明の弾球遊技機に適用した場合の実施形態(第2
実施形態)について、図9ないし図13を参照して説明
する。
装置としての可変入賞球装置70とは異なる入賞球装置
を本発明の弾球遊技機に適用した場合の実施形態(第2
実施形態)について、図9ないし図13を参照して説明
する。
【0035】この第2実施形態に係る入賞球装置も第1
実施形態に係る入賞球装置と同様に可動部材103a,
103bを有する可変入賞球装置100である。そこ
で、まず、この可変入賞球装置100の構成を図9ない
し図11を参照して説明する。図9は、可変入賞球装置
100の正面図であり、図10は、側方断面図であり、
図11は、一部を破断した斜視図である。なお、可変入
賞球装置100は、バスケットボールを行っている人物
等の意匠が装飾板等に施されている。
実施形態に係る入賞球装置と同様に可動部材103a,
103bを有する可変入賞球装置100である。そこ
で、まず、この可変入賞球装置100の構成を図9ない
し図11を参照して説明する。図9は、可変入賞球装置
100の正面図であり、図10は、側方断面図であり、
図11は、一部を破断した斜視図である。なお、可変入
賞球装置100は、バスケットボールを行っている人物
等の意匠が装飾板等に施されている。
【0036】図において、前記遊技盤11に取り付けら
れる取付基板101には、ほぼ長方形状の窓開口104
が開設されている。この窓開口104の上部には、逆さ
「コ」字状の入賞規制部105が突出形成されており、
その前面には、上部前面飾り板106がビスで螺着され
ている。そして、入賞規制部105と上部前面飾り板1
06と取付基板101に開設した開口とによって通常入
賞口102を構成している。前記取付基板101の前面
下部には、前記窓開口104の両側縁及び下方縁を覆う
「コ」字状の入賞玉受枠107が突出形成されている。
この入賞玉受枠107の前面には、下部前面飾り板10
8が取り付けられている。
れる取付基板101には、ほぼ長方形状の窓開口104
が開設されている。この窓開口104の上部には、逆さ
「コ」字状の入賞規制部105が突出形成されており、
その前面には、上部前面飾り板106がビスで螺着され
ている。そして、入賞規制部105と上部前面飾り板1
06と取付基板101に開設した開口とによって通常入
賞口102を構成している。前記取付基板101の前面
下部には、前記窓開口104の両側縁及び下方縁を覆う
「コ」字状の入賞玉受枠107が突出形成されている。
この入賞玉受枠107の前面には、下部前面飾り板10
8が取り付けられている。
【0037】前記入賞規制部105の両側下端と入賞玉
受枠107の両側上端との間に可動部材103a,10
3bが開閉自在に取り付けられている。すなわち、取付
基板101に形成された軸受穴110a,110bに可
動部材103a,103bの基部に固定された回動軸
(図示しない)を挿入し、該回動軸の後端に固定される
連結リンク部材114a,114b(図10参照、ただ
し、114bは、図示省略)を介して開閉ソレノイド1
15a,115bに連結され、開閉ソレノイド115
a,115bが励磁、非励磁を繰り返すことにより可動
部材103a,103bがほぼ水平方向の開放状態と、
ほぼ起立した閉成状態とに変化し得るようになってい
る。なお、可動部材103a,103bの開放時におい
ては、可動部材103a,103bの基部に形成された
ストッパー部116a,116bが前記入賞玉受枠10
7の上端部に形成されたストッパー突起117a,11
7bに当接することにより、その回動範囲を規制してい
る。
受枠107の両側上端との間に可動部材103a,10
3bが開閉自在に取り付けられている。すなわち、取付
基板101に形成された軸受穴110a,110bに可
動部材103a,103bの基部に固定された回動軸
(図示しない)を挿入し、該回動軸の後端に固定される
連結リンク部材114a,114b(図10参照、ただ
し、114bは、図示省略)を介して開閉ソレノイド1
15a,115bに連結され、開閉ソレノイド115
a,115bが励磁、非励磁を繰り返すことにより可動
部材103a,103bがほぼ水平方向の開放状態と、
ほぼ起立した閉成状態とに変化し得るようになってい
る。なお、可動部材103a,103bの開放時におい
ては、可動部材103a,103bの基部に形成された
ストッパー部116a,116bが前記入賞玉受枠10
7の上端部に形成されたストッパー突起117a,11
7bに当接することにより、その回動範囲を規制してい
る。
【0038】また、取付基板101の後面側であって、
前記窓開口104の開口縁に沿って後面周壁111が周
設されている。この後面周壁111は、その一部におい
て他の部材によって構成されるが、全体的に取付基板1
01と一体的に成型されるものである。また、後面周壁
111の後部には、後面壁131(ただし、後述する上
部入賞空間118aに対応する後面壁は、後面周壁11
1と一体的に形成されている)によって被覆されてい
る。
前記窓開口104の開口縁に沿って後面周壁111が周
設されている。この後面周壁111は、その一部におい
て他の部材によって構成されるが、全体的に取付基板1
01と一体的に成型されるものである。また、後面周壁
111の後部には、後面壁131(ただし、後述する上
部入賞空間118aに対応する後面壁は、後面周壁11
1と一体的に形成されている)によって被覆されてい
る。
【0039】以上、説明してきた入賞規制部105、入
賞玉受枠107、可動部材103a,103b、後面周
壁111及び後面壁131によって囲まれる範囲が可変
入賞球装置100の入賞空間118を構成している。そ
して、入賞空間118に遊技領域8を落下する打玉が入
賞するためには、可動部材103a,103bが開放し
て水平状態となったときだけであり、その開放状態中に
受け止められた打玉が誘導されて入賞空間118に到達
して入賞玉となる。なお、可動部材103a,103b
には、図11に示すように、打玉を誘導する面の末端に
玉誘導突起109a,109bが形成され、これに衝突
した打玉が入賞空間118の奥側に向って誘導されるよ
うになっている。
賞玉受枠107、可動部材103a,103b、後面周
壁111及び後面壁131によって囲まれる範囲が可変
入賞球装置100の入賞空間118を構成している。そ
して、入賞空間118に遊技領域8を落下する打玉が入
賞するためには、可動部材103a,103bが開放し
て水平状態となったときだけであり、その開放状態中に
受け止められた打玉が誘導されて入賞空間118に到達
して入賞玉となる。なお、可動部材103a,103b
には、図11に示すように、打玉を誘導する面の末端に
玉誘導突起109a,109bが形成され、これに衝突
した打玉が入賞空間118の奥側に向って誘導されるよ
うになっている。
【0040】次に、上記した入賞空間118内の構成に
ついて説明する。入賞空間118の中央よりやや上部に
奥側から手前側に向って傾斜する入賞玉転動板119が
横臥されている。このため、入賞空間118が入賞玉転
動板119によって上下に分割され、上部入賞空間11
8aと下部入賞空間118bとが構成される。また、入
賞玉転動板119は、前記可動部材103a,103b
の軸受穴110a,110bとほぼ同じ位置に横臥され
ているため、可動部材103a,103bが開放して水
平状態となったときに誘導される打玉は、前記玉誘導突
起109a,109bに衝突して入賞玉転動板119上
に導かれるようになっている。そして、可動部材103
a,103bが閉成したときに、入賞玉転動板119の
前端から後述する跳ね返し板124上に向けて落下す
る。
ついて説明する。入賞空間118の中央よりやや上部に
奥側から手前側に向って傾斜する入賞玉転動板119が
横臥されている。このため、入賞空間118が入賞玉転
動板119によって上下に分割され、上部入賞空間11
8aと下部入賞空間118bとが構成される。また、入
賞玉転動板119は、前記可動部材103a,103b
の軸受穴110a,110bとほぼ同じ位置に横臥され
ているため、可動部材103a,103bが開放して水
平状態となったときに誘導される打玉は、前記玉誘導突
起109a,109bに衝突して入賞玉転動板119上
に導かれるようになっている。そして、可動部材103
a,103bが閉成したときに、入賞玉転動板119の
前端から後述する跳ね返し板124上に向けて落下す
る。
【0041】前記上部入賞空間118aの後面には、可
変入賞球装置100に入賞した入賞玉数、すなわち、1
0カウント計数スイッチ25によって検出された入賞玉
数を表示する入賞個数表示器120や、後述する特定入
賞口130に入賞することにより繰り返される開閉サイ
クルの回数を表示する継続回数表示器121が設けられ
るとともに、上部入賞空間118aを装飾するための装
飾ランプ(LED)123も設けられる。なお、前記入
賞玉転動板119の先端内部にも装飾ランプ122が設
けられている。
変入賞球装置100に入賞した入賞玉数、すなわち、1
0カウント計数スイッチ25によって検出された入賞玉
数を表示する入賞個数表示器120や、後述する特定入
賞口130に入賞することにより繰り返される開閉サイ
クルの回数を表示する継続回数表示器121が設けられ
るとともに、上部入賞空間118aを装飾するための装
飾ランプ(LED)123も設けられる。なお、前記入
賞玉転動板119の先端内部にも装飾ランプ122が設
けられている。
【0042】一方、下部入賞空間118bの前方部分に
は、跳ね返し部材としての跳ね返し板124が設けられ
る。跳ね返し板124は、図10に示すように、断面
「L」字状に形成され、その短辺に相当する取付板部1
25を前記取付基板101に一体的に突設される取付ボ
ス(図示しない)にビスで固定されている。このビスで
取り付ける際に、取付板部125に穿設された位置合せ
孔126を取付基板101に突設された位置合せ突起1
27に挿入することにより、跳ね返し板124の取付作
業を容易にならしめるとともに、取付位置を正確になら
しめている。また、跳ね返し板124の長辺に相当する
部分は、手前側の端部が支持されることなく、フリー状
態(自由端)に形成されているとともに、手前側から奥
側に向って下り傾斜して形成され、その傾斜角「θ」
は、適宜の角度に設定される。すなわち、上方から落下
してきた入賞玉(例えば、前記入賞玉転動板119から
落下した入賞玉を基準として)が跳ね返し板124に衝
突して跳ね返った場合に、後述する特定入賞口130に
ちょうど円弧を描くように入賞するような角度に設定さ
れる。このように設定することにより入賞玉がバスケッ
トボールのゴールにスローイングして入賞したような動
作となる。特に、傾斜角「θ」を小さく設定した場合に
は、前記した基準となる入賞玉の落下勢では、特定入賞
口130に到達しない可能性が高いため、適当ではな
く、また、傾斜角「θ」を大きく設定した場合には、基
準となる入賞玉の落下勢では、特定入賞口130を飛び
超えて後述する跳ね返り玉衝突板140に強烈に衝突し
て、再度特定入賞口130に入賞することなく下方へ落
下してしまうので、この場合も適当でない。したがっ
て、跳ね返し板124の傾斜角「θ」は、基準となる入
賞玉の落下勢のものが特定入賞口130にちょうど到達
する角度範囲内で設定される。
は、跳ね返し部材としての跳ね返し板124が設けられ
る。跳ね返し板124は、図10に示すように、断面
「L」字状に形成され、その短辺に相当する取付板部1
25を前記取付基板101に一体的に突設される取付ボ
ス(図示しない)にビスで固定されている。このビスで
取り付ける際に、取付板部125に穿設された位置合せ
孔126を取付基板101に突設された位置合せ突起1
27に挿入することにより、跳ね返し板124の取付作
業を容易にならしめるとともに、取付位置を正確になら
しめている。また、跳ね返し板124の長辺に相当する
部分は、手前側の端部が支持されることなく、フリー状
態(自由端)に形成されているとともに、手前側から奥
側に向って下り傾斜して形成され、その傾斜角「θ」
は、適宜の角度に設定される。すなわち、上方から落下
してきた入賞玉(例えば、前記入賞玉転動板119から
落下した入賞玉を基準として)が跳ね返し板124に衝
突して跳ね返った場合に、後述する特定入賞口130に
ちょうど円弧を描くように入賞するような角度に設定さ
れる。このように設定することにより入賞玉がバスケッ
トボールのゴールにスローイングして入賞したような動
作となる。特に、傾斜角「θ」を小さく設定した場合に
は、前記した基準となる入賞玉の落下勢では、特定入賞
口130に到達しない可能性が高いため、適当ではな
く、また、傾斜角「θ」を大きく設定した場合には、基
準となる入賞玉の落下勢では、特定入賞口130を飛び
超えて後述する跳ね返り玉衝突板140に強烈に衝突し
て、再度特定入賞口130に入賞することなく下方へ落
下してしまうので、この場合も適当でない。したがっ
て、跳ね返し板124の傾斜角「θ」は、基準となる入
賞玉の落下勢のものが特定入賞口130にちょうど到達
する角度範囲内で設定される。
【0043】上記したように跳ね返し板124は、下部
入賞空間118bの前方(一側)に落下した入賞玉を上
方向に飛び上らせて下部入賞空間118bの後方(他
側)に誘導するので、今迄にない入賞玉の落下軌跡を得
ることができる。なお、図示の実施形態では、跳ね返し
部材として自由端を有する跳ね返し板124を例示した
が、これに限ることなく、例えば、弾性材料を使用した
ものでも良い。また、跳ね返し板124を複数設け、そ
れぞれ入賞玉の跳ね返す高さや方向を変えるようにして
もよい。更にまた、入賞空間118内での移動方向も実
施形態に限定されるものではない。
入賞空間118bの前方(一側)に落下した入賞玉を上
方向に飛び上らせて下部入賞空間118bの後方(他
側)に誘導するので、今迄にない入賞玉の落下軌跡を得
ることができる。なお、図示の実施形態では、跳ね返し
部材として自由端を有する跳ね返し板124を例示した
が、これに限ることなく、例えば、弾性材料を使用した
ものでも良い。また、跳ね返し板124を複数設け、そ
れぞれ入賞玉の跳ね返す高さや方向を変えるようにして
もよい。更にまた、入賞空間118内での移動方向も実
施形態に限定されるものではない。
【0044】また、下部入賞空間118bの後方には、
特定入賞口130を構成する特定入賞口形成部材128
が配置される。この特定入賞口形成部材128は、前記
跳ね返し板124よりもやや高い位置となるように配置
されるとともに、左右方向に移動可能に設けられる。す
なわち、特定入賞口形成部材128の前方部には、特定
入賞口130の絶対的な大きさを決定する一対の特定入
賞口形成突起129a,129bが左右に突設され、そ
の特定入賞口形成突起129a,129bに挟まれて特
定入賞口130が構成され、その特定入賞口130に特
定入賞玉検出スイッチ151の検出部が臨んでいる。つ
まり、特定入賞口形成部材128は、特定入賞玉検出ス
イッチ151を保持するホルダーでもある。
特定入賞口130を構成する特定入賞口形成部材128
が配置される。この特定入賞口形成部材128は、前記
跳ね返し板124よりもやや高い位置となるように配置
されるとともに、左右方向に移動可能に設けられる。す
なわち、特定入賞口形成部材128の前方部には、特定
入賞口130の絶対的な大きさを決定する一対の特定入
賞口形成突起129a,129bが左右に突設され、そ
の特定入賞口形成突起129a,129bに挟まれて特
定入賞口130が構成され、その特定入賞口130に特
定入賞玉検出スイッチ151の検出部が臨んでいる。つ
まり、特定入賞口形成部材128は、特定入賞玉検出ス
イッチ151を保持するホルダーでもある。
【0045】一方、特定入賞口形成部材128の後方部
は、前記後面壁131を貫通して後面壁131の上下に
固定されたホルダーガイド板132a,132bに案内
支持されて左右方向に移動可能となっている。そして、
特定入賞口形成部材128の後端には、縦方向のガイド
溝を有するガイド溝板133が固着され、そのガイド溝
板133に回転カム134の偏心した位置に突設された
ガイド突起135が係合している。回転カム134は、
モータ136のモータ軸137に固着され、モータ13
6の回転により回転するようになっている。したがっ
て、モータ136が回転すると回転カム134も回転
し、その回転に従ってガイド突起135とガイド溝板1
33との係合により特定入賞口形成部材128が所定の
振幅で往復運動する。なお、回転カム134の上方に
は、カム位置検出器138が設けられ、そのアクチュエ
ータ139が回転カム134の外周の凹設された凹部
(図示しない)を検出するようになっている。これは、
モータ136の停止信号が導出されたときに、特定入賞
口130の位置が入賞空間118の中央でない場合に、
特定入賞口130が中央に来るまでモータ136を駆動
するために設けられるものである。なお、上記モータ1
36は、18回開閉動作時(特定遊技状態時)におい
て、図13に示すように10回の開閉動作が終了するま
で、あるいは4個の打玉が入賞するまで動作されるよう
になっている。
は、前記後面壁131を貫通して後面壁131の上下に
固定されたホルダーガイド板132a,132bに案内
支持されて左右方向に移動可能となっている。そして、
特定入賞口形成部材128の後端には、縦方向のガイド
溝を有するガイド溝板133が固着され、そのガイド溝
板133に回転カム134の偏心した位置に突設された
ガイド突起135が係合している。回転カム134は、
モータ136のモータ軸137に固着され、モータ13
6の回転により回転するようになっている。したがっ
て、モータ136が回転すると回転カム134も回転
し、その回転に従ってガイド突起135とガイド溝板1
33との係合により特定入賞口形成部材128が所定の
振幅で往復運動する。なお、回転カム134の上方に
は、カム位置検出器138が設けられ、そのアクチュエ
ータ139が回転カム134の外周の凹設された凹部
(図示しない)を検出するようになっている。これは、
モータ136の停止信号が導出されたときに、特定入賞
口130の位置が入賞空間118の中央でない場合に、
特定入賞口130が中央に来るまでモータ136を駆動
するために設けられるものである。なお、上記モータ1
36は、18回開閉動作時(特定遊技状態時)におい
て、図13に示すように10回の開閉動作が終了するま
で、あるいは4個の打玉が入賞するまで動作されるよう
になっている。
【0046】また、特定入賞口形成部材128には、前
記後面壁131の前面に位置する跳ね返り玉衝突板14
0が一体的に設けられている。この跳ね返り玉衝突板1
40は、バスケットボールのゴール板に相当するもの
で、前記した基準の落下勢よりも強い落下勢で跳ね返し
板124に衝突して特定入賞口130を飛び超えた入賞
玉が衝突するもので、その衝突により運がよければ再度
特定入賞口130に入賞玉が誘導されるものである。
記後面壁131の前面に位置する跳ね返り玉衝突板14
0が一体的に設けられている。この跳ね返り玉衝突板1
40は、バスケットボールのゴール板に相当するもの
で、前記した基準の落下勢よりも強い落下勢で跳ね返し
板124に衝突して特定入賞口130を飛び超えた入賞
玉が衝突するもので、その衝突により運がよければ再度
特定入賞口130に入賞玉が誘導されるものである。
【0047】上記したモータ136及びカム位置検出器
138は、前記後面周壁111に一体的に形成された取
付部に固定される裏面カバー141に固定されるもの
で、その裏面カバー141には、モータ136からの配
線を処理する配線止め142a,142bが一体的に形
成されている。
138は、前記後面周壁111に一体的に形成された取
付部に固定される裏面カバー141に固定されるもの
で、その裏面カバー141には、モータ136からの配
線を処理する配線止め142a,142bが一体的に形
成されている。
【0048】更に、下部入賞空間118b内には、跳ね
返し板124から飛び跳ねた入賞玉の特定入賞口130
への飛入を邪魔する制御機構としての飾り板143a,
143bが設けられている。この飾り板143a,14
3bは、図11に示すように跳ね返し板124の下流側
両端から飛び出すようになっており、これを動作させる
ために、リンク機構144a,144b,145a,1
45b(ただし、144a,145aは、図示省略)及
び連結リンク部材146を介して電気的駆動源としての
ソレノイド147に連結されている。しかして、ソレノ
イド147が励磁されたときに、飾り板143a,14
3bが左右から飛び出して特定入賞口130の前を覆
い、跳ね返し板124によって跳ね上がった入賞玉を下
方に落すように作用する。つまり、飾り板143a,1
43bは、バスケットボールにおけるディフェンスの役
目をするものである。ただし、すべての跳ね返り玉が邪
魔されるわけではなく、跳ね返し板124によって跳ね
上がった入賞玉が高く上った場合には、飾り板143
a,143bを飛び超えて特定入賞口130に誘導され
ることになる。また、ソレノイド147は、始動入賞時
及び18回開閉時に励磁されるものであるが、始動入賞
時には、1回及び2回開きとも、図12に示すような励
磁時間及びインターバル時間でそれぞれ2回励磁され、
18回開閉動作時には、開閉ソレノイド115a,11
5bの励磁開始から微小時間(例えば、0.5秒)遅れ
て、図13に示すような励磁時間(例えば、1秒)、イ
ンターバル時間(例えば、0.6秒)で18回励磁され
る。
返し板124から飛び跳ねた入賞玉の特定入賞口130
への飛入を邪魔する制御機構としての飾り板143a,
143bが設けられている。この飾り板143a,14
3bは、図11に示すように跳ね返し板124の下流側
両端から飛び出すようになっており、これを動作させる
ために、リンク機構144a,144b,145a,1
45b(ただし、144a,145aは、図示省略)及
び連結リンク部材146を介して電気的駆動源としての
ソレノイド147に連結されている。しかして、ソレノ
イド147が励磁されたときに、飾り板143a,14
3bが左右から飛び出して特定入賞口130の前を覆
い、跳ね返し板124によって跳ね上がった入賞玉を下
方に落すように作用する。つまり、飾り板143a,1
43bは、バスケットボールにおけるディフェンスの役
目をするものである。ただし、すべての跳ね返り玉が邪
魔されるわけではなく、跳ね返し板124によって跳ね
上がった入賞玉が高く上った場合には、飾り板143
a,143bを飛び超えて特定入賞口130に誘導され
ることになる。また、ソレノイド147は、始動入賞時
及び18回開閉時に励磁されるものであるが、始動入賞
時には、1回及び2回開きとも、図12に示すような励
磁時間及びインターバル時間でそれぞれ2回励磁され、
18回開閉動作時には、開閉ソレノイド115a,11
5bの励磁開始から微小時間(例えば、0.5秒)遅れ
て、図13に示すような励磁時間(例えば、1秒)、イ
ンターバル時間(例えば、0.6秒)で18回励磁され
る。
【0049】また、下部入賞空間118bの下端後部に
は、開口が開設され、特定入賞口130を通過した入賞
玉及び特定入賞口130に入賞しなかった入賞玉が落下
して、前記10カウント計数スイッチ25に誘導される
ようになっている。つまり、上記開口は、通常入賞口1
48を構成している。
は、開口が開設され、特定入賞口130を通過した入賞
玉及び特定入賞口130に入賞しなかった入賞玉が落下
して、前記10カウント計数スイッチ25に誘導される
ようになっている。つまり、上記開口は、通常入賞口1
48を構成している。
【0050】上記した可変入賞球装置100に設けられ
る電気部品(例えば、ソレノイド、モータ等の電気的駆
動源やランプ等の装飾部品)から接続される配線は、前
記裏カバー板141に固定される中継端子基板149の
中継端子150に一旦接続され、中継端子基板149を
介して前記入賞玉集合カバー体23の中継基板28と接
続されるようになっている。
る電気部品(例えば、ソレノイド、モータ等の電気的駆
動源やランプ等の装飾部品)から接続される配線は、前
記裏カバー板141に固定される中継端子基板149の
中継端子150に一旦接続され、中継端子基板149を
介して前記入賞玉集合カバー体23の中継基板28と接
続されるようになっている。
【0051】上記のように構成される可変入賞球装置1
00においては、上記したように可動部材103a,1
03bが開成状態のときに打玉が可動部材103a,1
03bに乗った場合に、その打玉は、玉誘導突起109
a,109bによって入賞玉誘導板119に誘導され、
その後、下部入賞空間118bに落下して跳ね返し板1
24に衝突して特定入賞口130又は通常入賞口148
に到達する。このため、打玉が跳ね返し板124で奥側
に向けて跳ね上がるのは、可動部材103a,103b
が閉成状態になってから微小時間(例えば、0.3秒)
経過してからである。しかして、このとき飾り板143
a,143bが特定入賞口130の前に出現しているか
否かによって特定入賞口130への入賞率を変化させる
ことができる。したがって、開閉用ソレノイド115
a,115bの励磁が終了してから振分け用ソレノイド
147の励磁時間が長いほど特定入賞口130への入賞
率が悪くなる。
00においては、上記したように可動部材103a,1
03bが開成状態のときに打玉が可動部材103a,1
03bに乗った場合に、その打玉は、玉誘導突起109
a,109bによって入賞玉誘導板119に誘導され、
その後、下部入賞空間118bに落下して跳ね返し板1
24に衝突して特定入賞口130又は通常入賞口148
に到達する。このため、打玉が跳ね返し板124で奥側
に向けて跳ね上がるのは、可動部材103a,103b
が閉成状態になってから微小時間(例えば、0.3秒)
経過してからである。しかして、このとき飾り板143
a,143bが特定入賞口130の前に出現しているか
否かによって特定入賞口130への入賞率を変化させる
ことができる。したがって、開閉用ソレノイド115
a,115bの励磁が終了してから振分け用ソレノイド
147の励磁時間が長いほど特定入賞口130への入賞
率が悪くなる。
【0052】例えば、始動入賞時における1回又は2回
の開閉ソレノイド115a,115bと(振分け)ソレ
ノイド147との励磁状態の関係を図12に示すよう
に、パターン(a)においては、開閉用ソレノイド11
5a,115bの励磁(励磁時間;例えば、1回;0.
6秒、2回;0.8秒)が終了した後、微小時間(例え
ば、0.5秒、)経過するまでソレノイド147を励磁
(励磁時間;例えば、1回、2回とも;0.5秒、イン
ターバル時間、1回;0.3秒、2回;0.9秒)し、
パターン(b)においては、開閉用ソレノイド115
a,115bの励磁が終了した後、微小時間(例えば、
0.4秒)経過するまでソレノイド147を励磁し、パ
ターン(c)においては、開閉用ソレノイド115a,
115bの励磁が終了した後、微小時間(例えば、0.
3秒)経過するまでソレノイド147を励磁するように
設定している。このように設定した場合には、打玉が特
定入賞口130に到達する頃でも飾り板143a,14
3bが飛び出しているパターン(a)が最も特定入賞口
130に入賞し難く、打玉が特定入賞口130に到達す
る頃には飾り板143a,143bが没入しているパタ
ーン(c)が最も特定入賞口130に入賞し易い。
の開閉ソレノイド115a,115bと(振分け)ソレ
ノイド147との励磁状態の関係を図12に示すよう
に、パターン(a)においては、開閉用ソレノイド11
5a,115bの励磁(励磁時間;例えば、1回;0.
6秒、2回;0.8秒)が終了した後、微小時間(例え
ば、0.5秒、)経過するまでソレノイド147を励磁
(励磁時間;例えば、1回、2回とも;0.5秒、イン
ターバル時間、1回;0.3秒、2回;0.9秒)し、
パターン(b)においては、開閉用ソレノイド115
a,115bの励磁が終了した後、微小時間(例えば、
0.4秒)経過するまでソレノイド147を励磁し、パ
ターン(c)においては、開閉用ソレノイド115a,
115bの励磁が終了した後、微小時間(例えば、0.
3秒)経過するまでソレノイド147を励磁するように
設定している。このように設定した場合には、打玉が特
定入賞口130に到達する頃でも飾り板143a,14
3bが飛び出しているパターン(a)が最も特定入賞口
130に入賞し難く、打玉が特定入賞口130に到達す
る頃には飾り板143a,143bが没入しているパタ
ーン(c)が最も特定入賞口130に入賞し易い。
【0053】一方、18回開閉動作時における開閉用ソ
レノイド115a,115bと(振分け用)ソレノイド
147との関係(ただし、11回目の開閉時からの関
係)は、図13に示すように、パターン(x)において
は、開閉用ソレノイド115a,115bの励磁(励磁
時間;例えば、0.8秒)が終了した後、微小時間(例
えば、0.4秒)経過するまでソレノイド147を励磁
(励磁時間;例えば、11回目だけ0.8秒で、12回
目以降は1秒)し、パターン(y)においては、開閉用
ソレノイド115a,115bの励磁が終了した後、微
小時間(例えば、0.3秒)経過するまで振分け用ソレ
ノイド147を励磁し、パターン(z)においては、開
閉用ソレノイド115a,115bの励磁が終了した
後、微小時間(例えば、0.2秒)経過するまで振分け
用ソレノイド147を励磁するように設定している。こ
のように設定した場合には、打玉が特定入賞口130に
到達する頃でも飾り板143a,143bが飛び出して
いるパターン(x)が最も特定入賞口130に入賞し難
く、打玉が特定入賞口130に到達する頃には飾り板1
43a,143bが没入しているパターン(z)が最も
特定入賞口130に入賞し易い。
レノイド115a,115bと(振分け用)ソレノイド
147との関係(ただし、11回目の開閉時からの関
係)は、図13に示すように、パターン(x)において
は、開閉用ソレノイド115a,115bの励磁(励磁
時間;例えば、0.8秒)が終了した後、微小時間(例
えば、0.4秒)経過するまでソレノイド147を励磁
(励磁時間;例えば、11回目だけ0.8秒で、12回
目以降は1秒)し、パターン(y)においては、開閉用
ソレノイド115a,115bの励磁が終了した後、微
小時間(例えば、0.3秒)経過するまで振分け用ソレ
ノイド147を励磁し、パターン(z)においては、開
閉用ソレノイド115a,115bの励磁が終了した
後、微小時間(例えば、0.2秒)経過するまで振分け
用ソレノイド147を励磁するように設定している。こ
のように設定した場合には、打玉が特定入賞口130に
到達する頃でも飾り板143a,143bが飛び出して
いるパターン(x)が最も特定入賞口130に入賞し難
く、打玉が特定入賞口130に到達する頃には飾り板1
43a,143bが没入しているパターン(z)が最も
特定入賞口130に入賞し易い。
【0054】しかして、第1実施形態と同様に、始動入
賞時又は18回開閉時における特定入賞口130への入
賞率が異なる3つのパターン(a)〜(c)又はパター
ン(x)〜(z)を用意し、これらのパターン(a)〜
(c)又はパターン(x)〜(z)を任意に所定個数
(例えば、10個)集めたものを作成する。そして、1
0個のパターンデータを常に回転させておき、始動入賞
時、又は最初の特定入賞口130への入賞時に1個のパ
ターンデータを選び出し、そのパターンデータに基づい
て振分け用ソレノイド147の制御を行う。このように
制御することにより、所定のタイミングである始動入賞
時や特定遊技状態発生時に、電気的駆動源である振分け
用ソレノイド147の駆動態様であるパターン(a)〜
(c)又はパターン(x)〜(z)を特定入賞口130
への入賞率が異なるように変化させることができるた
め、特定入賞口130への入賞率の変化に伴って所定の
遊技価値である特定遊技状態の発生率も変化し、遊技者
の興趣を引き付けることができると共に、特定遊技状態
における継続率にも変化を持たせることができ、そのよ
うな形式のパチンコ遊技機1に対する遊技者の興趣を引
き付けることができる。
賞時又は18回開閉時における特定入賞口130への入
賞率が異なる3つのパターン(a)〜(c)又はパター
ン(x)〜(z)を用意し、これらのパターン(a)〜
(c)又はパターン(x)〜(z)を任意に所定個数
(例えば、10個)集めたものを作成する。そして、1
0個のパターンデータを常に回転させておき、始動入賞
時、又は最初の特定入賞口130への入賞時に1個のパ
ターンデータを選び出し、そのパターンデータに基づい
て振分け用ソレノイド147の制御を行う。このように
制御することにより、所定のタイミングである始動入賞
時や特定遊技状態発生時に、電気的駆動源である振分け
用ソレノイド147の駆動態様であるパターン(a)〜
(c)又はパターン(x)〜(z)を特定入賞口130
への入賞率が異なるように変化させることができるた
め、特定入賞口130への入賞率の変化に伴って所定の
遊技価値である特定遊技状態の発生率も変化し、遊技者
の興趣を引き付けることができると共に、特定遊技状態
における継続率にも変化を持たせることができ、そのよ
うな形式のパチンコ遊技機1に対する遊技者の興趣を引
き付けることができる。
【0055】そして、この第2実施形態においても第1
実施形態と同様に、設定から設定において、特定入
賞口130への入賞率の高いパターンを順次含むように
設定することにより、始動入賞時又は18回開閉動作時
における特定入賞口130への入賞率は、特定入賞口1
30への入賞率が最も高いパターン(c)又はパターン
(z)を多く含む設定において最も高く、特定入賞口
130への入賞率が最も低いパターン(a)又はパター
ン(x)を多く含む設定において最も低く調整するこ
とができる。したがって、この第2実施形態において
も、制御基板ボックス50に設けられる第1入賞率設定
スイッチ57及び第2入賞率設定スイッチ58を押圧動
作して、所望の設定値を選択すれば、始動入賞時および
18回開閉動作時の可動部材103a,103bの開成
状態で受け入れられた打玉の特定入賞口130への入賞
率を誰でもさらに複雑に簡単に調整することができ、従
来ほど釘調整に頼る必要がなくなる。
実施形態と同様に、設定から設定において、特定入
賞口130への入賞率の高いパターンを順次含むように
設定することにより、始動入賞時又は18回開閉動作時
における特定入賞口130への入賞率は、特定入賞口1
30への入賞率が最も高いパターン(c)又はパターン
(z)を多く含む設定において最も高く、特定入賞口
130への入賞率が最も低いパターン(a)又はパター
ン(x)を多く含む設定において最も低く調整するこ
とができる。したがって、この第2実施形態において
も、制御基板ボックス50に設けられる第1入賞率設定
スイッチ57及び第2入賞率設定スイッチ58を押圧動
作して、所望の設定値を選択すれば、始動入賞時および
18回開閉動作時の可動部材103a,103bの開成
状態で受け入れられた打玉の特定入賞口130への入賞
率を誰でもさらに複雑に簡単に調整することができ、従
来ほど釘調整に頼る必要がなくなる。
【0056】なお、上記した第2実施形態では、特定入
賞口130への入賞率を開閉ソレノイド115a,11
5bとソレノイド147との励磁時間タイミングによっ
て調整する例を示したが、モータ136によって移動す
る特定入賞口130の移動速度や移動範囲を調整するこ
とにより、その入賞率を調整できるようにしてもよい。
賞口130への入賞率を開閉ソレノイド115a,11
5bとソレノイド147との励磁時間タイミングによっ
て調整する例を示したが、モータ136によって移動す
る特定入賞口130の移動速度や移動範囲を調整するこ
とにより、その入賞率を調整できるようにしてもよい。
【0057】次に、上記した第1実施形態及び第2実施
形態と異なる入賞球装置を本発明に係る弾球遊技機に適
用した実施形態(第3実施形態)を図14及び図15を
参照して説明する。この第3実施形態に係る入賞球装置
160は、打玉を入賞し易い状態に変化して受け入れる
可変入賞球装置ではなく、ただ単に、遊技領域13を落
下する打玉を受け入れる玉入口164を有しているに過
ぎない。ここで、入賞球装置160について説明する
と、入賞球装置160は、前記遊技盤11に取り付けら
れる取付基板161を有している。取付基板161の上
部には、打玉を通常の入賞玉とする通常入賞口162が
形成されている。通常入賞口162の下方には、玉誘導
部163が突設され、遊技領域13の左右方向から飛来
する打玉を受け止めて、玉入口164に誘導するように
なっている。玉入口164の後方には、誘導径路165
が突設され、玉入口164に入った打玉を後方に誘導し
て落下口166から下方に落下せしめる。落下口166
の下方には、振分装置167が配設され、落下口166
から落下した打玉は、振分装置167の玉誘導部168
上に落下するようになっている。
形態と異なる入賞球装置を本発明に係る弾球遊技機に適
用した実施形態(第3実施形態)を図14及び図15を
参照して説明する。この第3実施形態に係る入賞球装置
160は、打玉を入賞し易い状態に変化して受け入れる
可変入賞球装置ではなく、ただ単に、遊技領域13を落
下する打玉を受け入れる玉入口164を有しているに過
ぎない。ここで、入賞球装置160について説明する
と、入賞球装置160は、前記遊技盤11に取り付けら
れる取付基板161を有している。取付基板161の上
部には、打玉を通常の入賞玉とする通常入賞口162が
形成されている。通常入賞口162の下方には、玉誘導
部163が突設され、遊技領域13の左右方向から飛来
する打玉を受け止めて、玉入口164に誘導するように
なっている。玉入口164の後方には、誘導径路165
が突設され、玉入口164に入った打玉を後方に誘導し
て落下口166から下方に落下せしめる。落下口166
の下方には、振分装置167が配設され、落下口166
から落下した打玉は、振分装置167の玉誘導部168
上に落下するようになっている。
【0058】振分装置167の玉誘導部168は、落下
口166から落下した打玉を受け止めて前方へ誘導する
ように下り傾斜して形成され、その後方部分で上下方向
に立設される支軸169に軸支されて左右回動自在に設
けられている。支軸169は、取付基板161の後面壁
(符合なし)の上下に形成された軸受部171によって
軸支されるとともに、支軸169の上下には、プラスチ
ック製のカラー170a,170bが嵌入されて振分装
置167の回動動作をスムーズならしめている。また、
振分装置167の支軸169より後端側には、二又係合
部172が形成され、該二又係合部172に駆動モータ
173のモータ出力軸174に固定される回転カム17
5の偏心した位置に突設された係合ピン176が係合す
るようになっている。このため、駆動モータ173が回
転することにより、係合ピン176が二又係合部172
内を上下動しながら左右方向に振幅運動をするため、振
分装置167の玉誘導部168が左右方向の回動動作を
行う。したがって、玉誘導部168によって誘導された
打玉は、振分装置167の回動運動の移動範囲内で玉誘
導部168から落下することになる。なお、玉誘導部1
68の長さは、図15に示すように取付基板161と同
一の平面より僅かに奥側に後退した位置まで延設されて
おり、このため、玉誘導部168によって誘導された打
玉は、遊技盤11とガラス板5bとで形成される遊技空
間に落下することになる。
口166から落下した打玉を受け止めて前方へ誘導する
ように下り傾斜して形成され、その後方部分で上下方向
に立設される支軸169に軸支されて左右回動自在に設
けられている。支軸169は、取付基板161の後面壁
(符合なし)の上下に形成された軸受部171によって
軸支されるとともに、支軸169の上下には、プラスチ
ック製のカラー170a,170bが嵌入されて振分装
置167の回動動作をスムーズならしめている。また、
振分装置167の支軸169より後端側には、二又係合
部172が形成され、該二又係合部172に駆動モータ
173のモータ出力軸174に固定される回転カム17
5の偏心した位置に突設された係合ピン176が係合す
るようになっている。このため、駆動モータ173が回
転することにより、係合ピン176が二又係合部172
内を上下動しながら左右方向に振幅運動をするため、振
分装置167の玉誘導部168が左右方向の回動動作を
行う。したがって、玉誘導部168によって誘導された
打玉は、振分装置167の回動運動の移動範囲内で玉誘
導部168から落下することになる。なお、玉誘導部1
68の長さは、図15に示すように取付基板161と同
一の平面より僅かに奥側に後退した位置まで延設されて
おり、このため、玉誘導部168によって誘導された打
玉は、遊技盤11とガラス板5bとで形成される遊技空
間に落下することになる。
【0059】取付基板161の前面には、その下半分を
囲むように入賞玉受枠195が突設され、その入賞玉受
枠195の前面に前面装飾板177が取着されている。
前面装飾板177のほぼ中央には、方形状の開口部17
8が開設されている。
囲むように入賞玉受枠195が突設され、その入賞玉受
枠195の前面に前面装飾板177が取着されている。
前面装飾板177のほぼ中央には、方形状の開口部17
8が開設されている。
【0060】入賞玉受枠195の上辺は、前記玉誘導部
168から落下した打玉を受け止めるようになっている
が、その中央に玉受口179が形成され、その玉受口1
79から左右に傾斜する放出径路180a,180bが
形成されている。そして、玉受口179に受け止められ
た打玉は、通過玉検出器181をONさせた後、図15
に示すように後方誘導径路182によって再度取付基板
161の後方に誘導され、入賞玉落下空間183に導か
れる。一方、放出径路180a,180bに受け止めら
れた打玉は、その下り傾斜面に誘導されて、再度遊技領
域13に放出されて遊技盤11上を落下する。したがっ
て、前記玉誘導部163に誘導された打玉であっても、
すべてが入賞玉となるのではなく、振分装置167の玉
誘導部168の回動位置によって入賞玉になったり、あ
るいは、再度遊技玉となったりする。
168から落下した打玉を受け止めるようになっている
が、その中央に玉受口179が形成され、その玉受口1
79から左右に傾斜する放出径路180a,180bが
形成されている。そして、玉受口179に受け止められ
た打玉は、通過玉検出器181をONさせた後、図15
に示すように後方誘導径路182によって再度取付基板
161の後方に誘導され、入賞玉落下空間183に導か
れる。一方、放出径路180a,180bに受け止めら
れた打玉は、その下り傾斜面に誘導されて、再度遊技領
域13に放出されて遊技盤11上を落下する。したがっ
て、前記玉誘導部163に誘導された打玉であっても、
すべてが入賞玉となるのではなく、振分装置167の玉
誘導部168の回動位置によって入賞玉になったり、あ
るいは、再度遊技玉となったりする。
【0061】前記後方誘導径路182によって誘導され
た入賞玉が落下する入賞玉落下空間183の下端には、
後方から前方に向けて下り傾斜する玉転動板184が設
けられている。玉転動板184には、図14に示すよう
に、「へ」字状の出没穴185が穿設されている。一
方、玉転動板184の裏面に軸支される制御機構として
の作動部材186の先端部には、出没穴185の形状と
合致するような「へ」字状の障害部187が突設され、
該障害部187が出没穴185から出没するようになっ
ている。
た入賞玉が落下する入賞玉落下空間183の下端には、
後方から前方に向けて下り傾斜する玉転動板184が設
けられている。玉転動板184には、図14に示すよう
に、「へ」字状の出没穴185が穿設されている。一
方、玉転動板184の裏面に軸支される制御機構として
の作動部材186の先端部には、出没穴185の形状と
合致するような「へ」字状の障害部187が突設され、
該障害部187が出没穴185から出没するようになっ
ている。
【0062】より詳細に説明すると、作動部材186
は、図15に示すように、玉転動板184裏面後端部に
支軸188によって回動自在に軸支され、常に障害部1
87の位置する方が自重により下方向に回動するように
付勢されている。そして障害部187のさらに先端の規
制部190は、玉転動板184の裏面に突設された規制
突片191と当接することにより、作動部材186の下
方向への回動を係止させている。また、障害部187と
反対側の端部には、上方向に曲折された当接部189が
形成され、該当接部189に電気的駆動源としてのソレ
ノイド192のプランジャ193先端に固定された当接
板194が当接するようになっている。そして、ソレノ
イド192が励磁されることにより、プランジャ193
が下方向に移動すると、当接板194が当接部189を
下方向に押し下げるので、作動部材186は、支軸18
8を中心にして障害部187が出没穴185から玉転動
板184上に突出するように回動する。
は、図15に示すように、玉転動板184裏面後端部に
支軸188によって回動自在に軸支され、常に障害部1
87の位置する方が自重により下方向に回動するように
付勢されている。そして障害部187のさらに先端の規
制部190は、玉転動板184の裏面に突設された規制
突片191と当接することにより、作動部材186の下
方向への回動を係止させている。また、障害部187と
反対側の端部には、上方向に曲折された当接部189が
形成され、該当接部189に電気的駆動源としてのソレ
ノイド192のプランジャ193先端に固定された当接
板194が当接するようになっている。そして、ソレノ
イド192が励磁されることにより、プランジャ193
が下方向に移動すると、当接板194が当接部189を
下方向に押し下げるので、作動部材186は、支軸18
8を中心にして障害部187が出没穴185から玉転動
板184上に突出するように回動する。
【0063】前記入賞玉受枠195の下方部によって囲
まれる空間には、一対の特定入賞口形成部材196a,
196bが立設され、その空間を中央の特定入賞口19
7と左右の通常入賞口198a,198bとに分割して
いる。特定入賞口形成部材198a,198bの間隔
は、パチンコ玉の直径よりもやや大きい程度に選ばれ、
その上端は、前記玉転動板184の流下端に臨んでい
る。また、特定入賞口197の流下途中には、特定入賞
玉検出器199(近接スイッチ)が設けられている。し
かして、障害部187が玉転動板184から没している
ときには、後方誘導径路182から落下した入賞玉は、
玉転動板184の中心を下方に向って流下し、そのまま
特定入賞口197に入賞して特定入賞玉検出器199を
作動させる可能性が高くなる。逆に、障害部187が玉
転動板184から突出しているときには、後方誘導径路
182から落下した入賞玉は、玉転動板184の中心を
下方に向って流下するが、「へ」字状の障害部187に
衝突して、左右に振分けられ、通常入賞口198a,1
98bに誘導される可能性が高くなる。そして、前記特
定入賞口197に打玉が入賞して特定入賞玉検出器19
9をONさせることにより可変入賞球装置を遊技者に有
利な状態に可変させる権利が発生する特定遊技状態とな
り、その状態中に、例えば、始動入賞口14、15a,
15cに打玉が入賞した場合には、可変入賞球装置70
等を遊技者に有利な状態に可変させるものである。
まれる空間には、一対の特定入賞口形成部材196a,
196bが立設され、その空間を中央の特定入賞口19
7と左右の通常入賞口198a,198bとに分割して
いる。特定入賞口形成部材198a,198bの間隔
は、パチンコ玉の直径よりもやや大きい程度に選ばれ、
その上端は、前記玉転動板184の流下端に臨んでい
る。また、特定入賞口197の流下途中には、特定入賞
玉検出器199(近接スイッチ)が設けられている。し
かして、障害部187が玉転動板184から没している
ときには、後方誘導径路182から落下した入賞玉は、
玉転動板184の中心を下方に向って流下し、そのまま
特定入賞口197に入賞して特定入賞玉検出器199を
作動させる可能性が高くなる。逆に、障害部187が玉
転動板184から突出しているときには、後方誘導径路
182から落下した入賞玉は、玉転動板184の中心を
下方に向って流下するが、「へ」字状の障害部187に
衝突して、左右に振分けられ、通常入賞口198a,1
98bに誘導される可能性が高くなる。そして、前記特
定入賞口197に打玉が入賞して特定入賞玉検出器19
9をONさせることにより可変入賞球装置を遊技者に有
利な状態に可変させる権利が発生する特定遊技状態とな
り、その状態中に、例えば、始動入賞口14、15a,
15cに打玉が入賞した場合には、可変入賞球装置70
等を遊技者に有利な状態に可変させるものである。
【0064】上記した実施形態では、駆動モータ173
が常時回転しており、振分装置167を左右に動作さ
せ、また、ソレノイド192は、間欠的にON,OFF
を繰り返しており、障害部187は、それによって出没
を行っている。この障害部187の出没は、見掛け上不
規則となるように振分装置167の振分け動作に対しソ
レノイド192のONするタイミングがランダムに設定
されるが、通過玉検出器181が玉を検出したときに
は、その玉が障害部187の上を通るまでの平均的時間
を見計らって、障害部187が突出するようにソレノイ
ド192の制御を行う。例えば、上記平均的時間よりも
僅かに早くONした場合には、障害部187と玉転動板
184を流下してくる入賞玉とが衝突して通常入賞口1
98a,198bに誘導され易くなり、平均的時間より
も僅かに遅くONした場合には、入賞玉が通過した後に
障害部187が突出するので、特定入賞口197に誘導
され易くなる。
が常時回転しており、振分装置167を左右に動作さ
せ、また、ソレノイド192は、間欠的にON,OFF
を繰り返しており、障害部187は、それによって出没
を行っている。この障害部187の出没は、見掛け上不
規則となるように振分装置167の振分け動作に対しソ
レノイド192のONするタイミングがランダムに設定
されるが、通過玉検出器181が玉を検出したときに
は、その玉が障害部187の上を通るまでの平均的時間
を見計らって、障害部187が突出するようにソレノイ
ド192の制御を行う。例えば、上記平均的時間よりも
僅かに早くONした場合には、障害部187と玉転動板
184を流下してくる入賞玉とが衝突して通常入賞口1
98a,198bに誘導され易くなり、平均的時間より
も僅かに遅くONした場合には、入賞玉が通過した後に
障害部187が突出するので、特定入賞口197に誘導
され易くなる。
【0065】したがって、この第3実施形態の場合にお
いても、前記平均的時間に対し微小時間を加減した複数
の時間パターンを用意し、その複数のパターンデータを
任意に組み合せたものを作成し、そのパターンデータを
常に回転させておき、通過玉検出器181の作動時に1
個のパターンデータを選び出し、そのパターンデータに
基づいてソレノイド192の制御を行う。このように制
御することにより、所定のタイミングである通過玉検出
器181の作動時に、電気的駆動源であるソレノイド1
92の駆動態様であるパターンを特定入賞口197への
入賞率が異なるように変化させることができるため、特
定入賞口197への入賞率の変化に伴って所定の遊技価
値である特定遊技状態の発生率も変化し、遊技者の興趣
を引き付けることができる。
いても、前記平均的時間に対し微小時間を加減した複数
の時間パターンを用意し、その複数のパターンデータを
任意に組み合せたものを作成し、そのパターンデータを
常に回転させておき、通過玉検出器181の作動時に1
個のパターンデータを選び出し、そのパターンデータに
基づいてソレノイド192の制御を行う。このように制
御することにより、所定のタイミングである通過玉検出
器181の作動時に、電気的駆動源であるソレノイド1
92の駆動態様であるパターンを特定入賞口197への
入賞率が異なるように変化させることができるため、特
定入賞口197への入賞率の変化に伴って所定の遊技価
値である特定遊技状態の発生率も変化し、遊技者の興趣
を引き付けることができる。
【0066】そして、この第3実施形態においても、前
記第1,第2実施形態と同様に、特定入賞口197への
入賞率の低いパターンを多く含んだパターンデータを設
定に対応させ、特定入賞口197への入賞率の高いパ
ターンを多く含んだパターンデータを設定対応させる
ことにより、制御基板ボックスに設けられる調整操作手
段としての入賞率設定スイッチを押圧動作して、所望の
設定値を選択すれば、打玉の特定入賞口197への入賞
率を誰でもさらに複雑に簡単に調整することができ、従
来ほど釘調整に頼る必要がなくなる。
記第1,第2実施形態と同様に、特定入賞口197への
入賞率の低いパターンを多く含んだパターンデータを設
定に対応させ、特定入賞口197への入賞率の高いパ
ターンを多く含んだパターンデータを設定対応させる
ことにより、制御基板ボックスに設けられる調整操作手
段としての入賞率設定スイッチを押圧動作して、所望の
設定値を選択すれば、打玉の特定入賞口197への入賞
率を誰でもさらに複雑に簡単に調整することができ、従
来ほど釘調整に頼る必要がなくなる。
【0067】以上、3つの実施形態について説明してき
たが、いずれの実施形態においても、制御基板ボックス
50内に設けた調整操作手段としての入賞率設定スイッ
チを操作することにより、制御機構としての振分け部材
83、飾り板143a,143b、及び障害部187を
有する作動部材186を駆動する電気的駆動源を制御す
る制御手段に電気的に直接入賞率調整手段が作用するも
のを示したが、入賞率調整手段と駆動制御手段とが電気
的に直接作用しないように構成しても良い。例えば、電
気的駆動源の作動範囲(ソレノイドの場合には、ストロ
ーク)を調整する調整操作手段と調整手段とを手動的に
操作することにより特定入賞口への入賞率を変化させる
場合、電気的駆動源の駆動態様は、その調整によって変
化するが、電気的には、調整手段と駆動制御手段とは、
その関連性はない。
たが、いずれの実施形態においても、制御基板ボックス
50内に設けた調整操作手段としての入賞率設定スイッ
チを操作することにより、制御機構としての振分け部材
83、飾り板143a,143b、及び障害部187を
有する作動部材186を駆動する電気的駆動源を制御す
る制御手段に電気的に直接入賞率調整手段が作用するも
のを示したが、入賞率調整手段と駆動制御手段とが電気
的に直接作用しないように構成しても良い。例えば、電
気的駆動源の作動範囲(ソレノイドの場合には、ストロ
ーク)を調整する調整操作手段と調整手段とを手動的に
操作することにより特定入賞口への入賞率を変化させる
場合、電気的駆動源の駆動態様は、その調整によって変
化するが、電気的には、調整手段と駆動制御手段とは、
その関連性はない。
【0068】また、上記3つの実施形態においては、制
御機構としての振分部材83、飾り板143a,143
b、及び障害部187を有する作動部材186を駆動す
る電気的駆動源を作動させる条件として、始動入賞時及
び18回開閉動作時(大当り時)、あるいは常時作動さ
せる(第3実施形態)ようにしたが、大当り発生により
次回以降の大当り発生を容易にするような遊技構成にも
のにおいて、その大当り発生の容易の度合を調整できる
ようにしたものでもよい。また、第3実施形態におい
て、上述した権利発生状態中に特定入賞口197へ打玉
が入賞することにより権利が消滅するような構成にした
場合に、その消滅のしやすさの度合を調整できるように
してもよい。
御機構としての振分部材83、飾り板143a,143
b、及び障害部187を有する作動部材186を駆動す
る電気的駆動源を作動させる条件として、始動入賞時及
び18回開閉動作時(大当り時)、あるいは常時作動さ
せる(第3実施形態)ようにしたが、大当り発生により
次回以降の大当り発生を容易にするような遊技構成にも
のにおいて、その大当り発生の容易の度合を調整できる
ようにしたものでもよい。また、第3実施形態におい
て、上述した権利発生状態中に特定入賞口197へ打玉
が入賞することにより権利が消滅するような構成にした
場合に、その消滅のしやすさの度合を調整できるように
してもよい。
【0069】更に上述した第1実施形態及び第2実施形
態では、18回開閉動作時に特定入賞口に打玉が入賞す
ると、直ちに可動部材の開閉動作を停止して、次の開閉
動作に移行するものを示したが、特定入賞口への入賞を
記憶しておき、所定の開閉サイクル(10個の入賞、又
は18回の開閉)が完全に終了してから次の開閉サイク
ルに移行するようにしてもよい。また、遊技内容につい
ても、特定入賞口への入賞率を制御することができる制
御機構と該制御機構を駆動する電気的駆動源と該電気的
駆動源を駆動制御する駆動制御手段と制御機構の駆動態
様を互いに異なる複数種類の入賞率の中から所定のタイ
ミングで選択する駆動態様選択手段とを備えておれば、
どのような構造、あるいは遊技内容を有する弾球遊技機
であってもよい。
態では、18回開閉動作時に特定入賞口に打玉が入賞す
ると、直ちに可動部材の開閉動作を停止して、次の開閉
動作に移行するものを示したが、特定入賞口への入賞を
記憶しておき、所定の開閉サイクル(10個の入賞、又
は18回の開閉)が完全に終了してから次の開閉サイク
ルに移行するようにしてもよい。また、遊技内容につい
ても、特定入賞口への入賞率を制御することができる制
御機構と該制御機構を駆動する電気的駆動源と該電気的
駆動源を駆動制御する駆動制御手段と制御機構の駆動態
様を互いに異なる複数種類の入賞率の中から所定のタイ
ミングで選択する駆動態様選択手段とを備えておれば、
どのような構造、あるいは遊技内容を有する弾球遊技機
であってもよい。
【0070】なお、複数段階に設定された特定入賞口へ
の入賞率を変更する条件として、上記した実施形態で
は、予め定めた期間(所定の始動回数が終了するまで)
が経過するまで変更しないようにしたが、これを調整操
作手段を操作した時点で即座に変更できるように構成し
ても良いし、あるいは、変更できないにしても上記始動
回数だけでなく遊技に関係するいろいろな要因を選択す
ることができる。例えば、一定時間(24時間)が経過
したとき、特定入賞口への入賞回数が所定数に達したと
き、アウト玉の数が所定個数に達したとき、等である。
の入賞率を変更する条件として、上記した実施形態で
は、予め定めた期間(所定の始動回数が終了するまで)
が経過するまで変更しないようにしたが、これを調整操
作手段を操作した時点で即座に変更できるように構成し
ても良いし、あるいは、変更できないにしても上記始動
回数だけでなく遊技に関係するいろいろな要因を選択す
ることができる。例えば、一定時間(24時間)が経過
したとき、特定入賞口への入賞回数が所定数に達したと
き、アウト玉の数が所定個数に達したとき、等である。
【0071】また、特定入賞口への入賞率を調整できる
範囲、あるいは段階は、上記した実施形態に限定されな
いし、その調整方法も回動操作で目盛付レバーを変更さ
せるものでも、あるいは手順を複雑にした操作によって
設定できるようにしたものでも良く、また、その設定手
段を弾球遊技機ではなく、遊技場の集中管理室に設けて
遠隔的に操作できるようにしてもよい。
範囲、あるいは段階は、上記した実施形態に限定されな
いし、その調整方法も回動操作で目盛付レバーを変更さ
せるものでも、あるいは手順を複雑にした操作によって
設定できるようにしたものでも良く、また、その設定手
段を弾球遊技機ではなく、遊技場の集中管理室に設けて
遠隔的に操作できるようにしてもよい。
【0072】更に上述した実施形態においては、弾球遊
技機として、遊技者が借り受けた玉を打球供給皿7に投
入して遊技する形式のものを示したが、持ち玉データが
記憶された記憶媒体によって遊技機内に封入された封入
玉を弾発して遊技が行える形式の、いわゆるカード式の
弾球遊技機であってもよい。このカード式の場合、特定
入賞率設定データが記憶されたカードをカードリーダに
挿入することで特定入賞率設定データを変更するように
してもよく、この場合に、このカードを遊技場の責任者
が保有する特定入賞率設定専用カードとしてもよいし、
遊技者に発行する遊技用カードに特定入賞率設定データ
を入れておくようにし、遊技開始時にそのカードを遊技
者がカードリーダに挿入することにより、その遊技機の
特定入賞率が決定するようにしてもよい。また、パチン
コ遊技機以外の弾球遊技機、例えば、アレンジボールや
アレパチ遊技機であってもよい。また、遊技価値の付与
として、特定入賞口への打玉の入賞により、所定数の景
品玉(例えば、1000個)、あるいはカード式の場合
には、所定点数(例えば、1000点)を直接遊技者に
付与するようにしてもよい。
技機として、遊技者が借り受けた玉を打球供給皿7に投
入して遊技する形式のものを示したが、持ち玉データが
記憶された記憶媒体によって遊技機内に封入された封入
玉を弾発して遊技が行える形式の、いわゆるカード式の
弾球遊技機であってもよい。このカード式の場合、特定
入賞率設定データが記憶されたカードをカードリーダに
挿入することで特定入賞率設定データを変更するように
してもよく、この場合に、このカードを遊技場の責任者
が保有する特定入賞率設定専用カードとしてもよいし、
遊技者に発行する遊技用カードに特定入賞率設定データ
を入れておくようにし、遊技開始時にそのカードを遊技
者がカードリーダに挿入することにより、その遊技機の
特定入賞率が決定するようにしてもよい。また、パチン
コ遊技機以外の弾球遊技機、例えば、アレンジボールや
アレパチ遊技機であってもよい。また、遊技価値の付与
として、特定入賞口への打玉の入賞により、所定数の景
品玉(例えば、1000個)、あるいはカード式の場合
には、所定点数(例えば、1000点)を直接遊技者に
付与するようにしてもよい。
【0073】
【発明の効果】以上、説明してきたところから明らかな
ように、この発明に係る弾球遊技機は、遊技盤上に配設
された入賞球装置と、該入賞球装置に形成され、打玉の
入賞により遊技者に所定の遊技価値を付与可能な特定入
賞口を含む複数の入賞口と、前記入賞球装置に設けら
れ、その駆動態様によって前記特定入賞口への打玉の入
賞率を異ならせることができる制御機構と、該制御機構
を駆動するための電気的駆動源と、該電気的駆動源を駆
動制御する駆動制御手段と、前記制御機構の駆動態様を
互いに異なる複数種類の入賞率の中から所定のタイミン
グで選択する駆動態様選択手段と、を備え、前記駆動制
御手段は、前記駆動態様選択手段によって選択された駆
動態様によって前記電気的駆動源を駆動制御することを
特徴とするものである。このように構成することによ
り、所定のタイミングで駆動態様選択手段が作動する
と、電気的駆動源の駆動態様を特定入賞口への入賞率が
異なるように変化させることができる。このため、特定
入賞口への入賞率の変化に伴って所定の遊技価値の発生
率も変化し、遊技者の興趣を引き付けることができる。
ように、この発明に係る弾球遊技機は、遊技盤上に配設
された入賞球装置と、該入賞球装置に形成され、打玉の
入賞により遊技者に所定の遊技価値を付与可能な特定入
賞口を含む複数の入賞口と、前記入賞球装置に設けら
れ、その駆動態様によって前記特定入賞口への打玉の入
賞率を異ならせることができる制御機構と、該制御機構
を駆動するための電気的駆動源と、該電気的駆動源を駆
動制御する駆動制御手段と、前記制御機構の駆動態様を
互いに異なる複数種類の入賞率の中から所定のタイミン
グで選択する駆動態様選択手段と、を備え、前記駆動制
御手段は、前記駆動態様選択手段によって選択された駆
動態様によって前記電気的駆動源を駆動制御することを
特徴とするものである。このように構成することによ
り、所定のタイミングで駆動態様選択手段が作動する
と、電気的駆動源の駆動態様を特定入賞口への入賞率が
異なるように変化させることができる。このため、特定
入賞口への入賞率の変化に伴って所定の遊技価値の発生
率も変化し、遊技者の興趣を引き付けることができる。
【0074】また、前記入賞球装置を、遊技盤上に配設
される始動入賞口への打玉の入賞に基づいて所定回数の
開閉動作を行う可動部材を有し、その始動入賞時の可動
部材の開閉動作時に受け入れられた打玉が前記特定入賞
口に入賞したときに特定遊技状態となって前記可動部材
の開閉動作を所定の態様で行い、その所定の態様の開閉
動作中に受け入れられた打玉が前記特定入賞口に入賞し
たことを条件として再度前記所定の態様の開閉動作を所
定回数継続して行うことができる可変入賞球装置で構成
し、前記所定のタイミングは、前記始動入賞時の可動部
材の開閉作動時に受け入れられた打玉の前記特定入賞口
への入賞時とすることにより、特定入賞口への入賞によ
り特定遊技状態が継続するものにおいて、その継続率に
変化を持たせることができ、そのような形式の弾球遊技
機に対する遊技者の興趣を引き付けることができる。
される始動入賞口への打玉の入賞に基づいて所定回数の
開閉動作を行う可動部材を有し、その始動入賞時の可動
部材の開閉動作時に受け入れられた打玉が前記特定入賞
口に入賞したときに特定遊技状態となって前記可動部材
の開閉動作を所定の態様で行い、その所定の態様の開閉
動作中に受け入れられた打玉が前記特定入賞口に入賞し
たことを条件として再度前記所定の態様の開閉動作を所
定回数継続して行うことができる可変入賞球装置で構成
し、前記所定のタイミングは、前記始動入賞時の可動部
材の開閉作動時に受け入れられた打玉の前記特定入賞口
への入賞時とすることにより、特定入賞口への入賞によ
り特定遊技状態が継続するものにおいて、その継続率に
変化を持たせることができ、そのような形式の弾球遊技
機に対する遊技者の興趣を引き付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の正
面図である。
面図である。
【図2】パチンコ遊技機の背面概略図である。
【図3】基板制御ボックスに設けられる調整操作手段を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図4】第1実施形態に係る入賞球装置の一例としての
可変入賞球装置の正面図である。
可変入賞球装置の正面図である。
【図5】該可変入賞球装置を遊技盤に取り付けた状態で
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図6】各設定値における特定入賞口への入賞率パター
ンの組み合せを示す組み合せ表図である。
ンの組み合せを示す組み合せ表図である。
【図7】始動入賞時における開閉ソレノイドと振分けソ
レノイドとの各入賞率パターンでの関係を示すタイムチ
ャートである。
レノイドとの各入賞率パターンでの関係を示すタイムチ
ャートである。
【図8】18回開閉動作時における開閉ソレノイドと振
分けソレノイドとの各入賞率パターンでの関係を示すタ
イムチャートである。
分けソレノイドとの各入賞率パターンでの関係を示すタ
イムチャートである。
【図9】第2実施形態に係る入賞球装置の一例としての
可変入賞球装置の正面図である。
可変入賞球装置の正面図である。
【図10】該可変入賞球装置を遊技盤に取り付けた状態
での縦断面図である。
での縦断面図である。
【図11】可変入賞球装置の斜視図である。
【図12】始動入賞時における開閉ソレノイドと振分け
ソレノイドとの各入賞率パターンでの関係を示すタイム
チャートである。
ソレノイドとの各入賞率パターンでの関係を示すタイム
チャートである。
【図13】18回開閉動作時における開閉ソレノイドと
振分けソレノイドとの各入賞率パターンでの関係を示す
タイムチャートである。
振分けソレノイドとの各入賞率パターンでの関係を示す
タイムチャートである。
【図14】第3実施形態に係る入賞球装置の正面図であ
る。
る。
【図15】該入賞球装置を遊技盤に取り付けた状態での
縦断面図である。
縦断面図である。
【符号の説明】 1 パチンコ遊技機(弾球遊技機) 11 遊技盤 50 制御基板ボックス(駆動制御手段と駆動態様選択
手段を含む) 57,58 入賞率設定スイッチ 70 可変入賞球装置(入賞球装置) 73 入賞空間 84 揺動部材(制御機構) 88 ソレノイド(電気的駆動源) 98 特定入賞口 99a,99b 通常入賞口(入賞口) 100 可変入賞球装置(入賞球装置) 118 入賞空間 130 特定入賞口 143a,143b 飾り板(制御機構) 147 ソレノイド(電気的駆動源) 148 通常入賞口(入賞口) 160 入賞球装置 183 入賞玉落下空間(入賞空間) 186 作動部材(制御機構) 192 ソレノイド(電気的駆動源) 197 特定入賞口 198a,198b 通常入賞口(入賞口)
手段を含む) 57,58 入賞率設定スイッチ 70 可変入賞球装置(入賞球装置) 73 入賞空間 84 揺動部材(制御機構) 88 ソレノイド(電気的駆動源) 98 特定入賞口 99a,99b 通常入賞口(入賞口) 100 可変入賞球装置(入賞球装置) 118 入賞空間 130 特定入賞口 143a,143b 飾り板(制御機構) 147 ソレノイド(電気的駆動源) 148 通常入賞口(入賞口) 160 入賞球装置 183 入賞玉落下空間(入賞空間) 186 作動部材(制御機構) 192 ソレノイド(電気的駆動源) 197 特定入賞口 198a,198b 通常入賞口(入賞口)
Claims (1)
- 【請求項1】 遊技盤上に配設された入賞球装置と、 該入賞球装置の入賞空間に形成され、打玉の入賞により
遊技者に所定の遊技価値を付与可能な特定入賞口を含む
複数の入賞口と、 前記入賞球装置に設けられ、前記特定入賞口への打玉の
入賞率に影響を及ぼすことができる制御機構と、 該制御機構を駆動するための電気的駆動源と、 該電気的駆動源を所定の条件に基づいて駆動制御する駆
動制御手段と、 前記特定入賞口への打玉の入賞率を調整するための調整
操作手段と、 該調整操作手段の操作に応じて前記電気的駆動源の駆動
態様を変化させて、前記特定入賞口への打玉の入賞率を
調整する入賞率調整手段と、を備えた弾球遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7332816A JP2731903B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 弾球遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7332816A JP2731903B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 弾球遊技機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63300335A Division JP2742943B2 (ja) | 1988-11-28 | 1988-11-28 | 弾球遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08206293A true JPH08206293A (ja) | 1996-08-13 |
JP2731903B2 JP2731903B2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=18259130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7332816A Expired - Lifetime JP2731903B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 弾球遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2731903B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008212459A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Olympia:Kk | 遊技機の役物 |
JP2008220515A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Olympia:Kk | 弾球遊技機の役物装置 |
JP2011045403A (ja) * | 2009-08-25 | 2011-03-10 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63154188A (ja) * | 1986-12-18 | 1988-06-27 | 株式会社 三共 | 弾球遊技機 |
-
1995
- 1995-11-27 JP JP7332816A patent/JP2731903B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63154188A (ja) * | 1986-12-18 | 1988-06-27 | 株式会社 三共 | 弾球遊技機 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008212459A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Olympia:Kk | 遊技機の役物 |
JP2008220515A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Olympia:Kk | 弾球遊技機の役物装置 |
JP2011045403A (ja) * | 2009-08-25 | 2011-03-10 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2731903B2 (ja) | 1998-03-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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