JP2683816B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
弾球遊技機Info
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- JP2683816B2 JP2683816B2 JP30632188A JP30632188A JP2683816B2 JP 2683816 B2 JP2683816 B2 JP 2683816B2 JP 30632188 A JP30632188 A JP 30632188A JP 30632188 A JP30632188 A JP 30632188A JP 2683816 B2 JP2683816 B2 JP 2683816B2
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- variable winning
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、遊技者に有利な第1の状態と、遊技者に
不利な第2の状態とに可動可能な可動部材を有する可変
入賞球装置と、遊技状態が予め定めた特定遊技状態とな
ったことを検出する特定遊技状態検出手段と、該特定遊
技状態検出手段の出力に応じて前記可動部材を第1の状
態に駆動制御する駆動制御手段と、を備えた弾球遊技機
に関するものである。
不利な第2の状態とに可動可能な可動部材を有する可変
入賞球装置と、遊技状態が予め定めた特定遊技状態とな
ったことを検出する特定遊技状態検出手段と、該特定遊
技状態検出手段の出力に応じて前記可動部材を第1の状
態に駆動制御する駆動制御手段と、を備えた弾球遊技機
に関するものである。
[従来の技術] 従来、遊技状態が予め定めた特定遊技状態になると、
可動部材が可動して打玉が入賞し易い遊技者に有利な状
態に変化する可変入賞球装置を備えた弾球遊技機が市場
に提供されていた。また、そのような可変入賞球装置
の中には、内部に特定入賞口を有するものもあった。こ
のような弾球遊技機において、可動部材の可動範囲が一
定であるため、可変入賞球装置への打玉の入賞率又は特
定入賞口への打玉の入賞率が一定となる傾向にあり、遊
技場側で可変入賞球装置への入賞率又は特定入賞口への
入賞率を変化させることのできるものではなかった。こ
のため、可変入賞球装置への入賞率又は特定入賞口への
入賞率を遊技場側が所望する入賞率となるようにするた
め、可変入賞球装置の周辺に植立された障害釘を調整し
て打玉の入賞率を調整していた。
可動部材が可動して打玉が入賞し易い遊技者に有利な状
態に変化する可変入賞球装置を備えた弾球遊技機が市場
に提供されていた。また、そのような可変入賞球装置
の中には、内部に特定入賞口を有するものもあった。こ
のような弾球遊技機において、可動部材の可動範囲が一
定であるため、可変入賞球装置への打玉の入賞率又は特
定入賞口への打玉の入賞率が一定となる傾向にあり、遊
技場側で可変入賞球装置への入賞率又は特定入賞口への
入賞率を変化させることのできるものではなかった。こ
のため、可変入賞球装置への入賞率又は特定入賞口への
入賞率を遊技場側が所望する入賞率となるようにするた
め、可変入賞球装置の周辺に植立された障害釘を調整し
て打玉の入賞率を調整していた。
[発明が解決しようとする課題] しかして、上記した弾球遊技機においては、可変入賞
球装置の周辺に植立された釘の調整によって可変入賞球
装置の入賞率又は特定入賞口への入賞率が大きく左右さ
れるため、微妙な釘調整が必要とされ、誰でも簡単に可
変入賞球装置への入賞率又は特定入賞口への入賞率を調
整することができないという問題があった。
球装置の周辺に植立された釘の調整によって可変入賞球
装置の入賞率又は特定入賞口への入賞率が大きく左右さ
れるため、微妙な釘調整が必要とされ、誰でも簡単に可
変入賞球装置への入賞率又は特定入賞口への入賞率を調
整することができないという問題があった。
この発明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、釘調整にあまり頼らなくても
可変入賞球装置への入賞率又は特定入賞口への入賞率を
調整することができる弾球遊技機を提供することにあ
る。
その目的とするところは、釘調整にあまり頼らなくても
可変入賞球装置への入賞率又は特定入賞口への入賞率を
調整することができる弾球遊技機を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するために、この発明に係る弾球
遊技機は、 遊技者に有利な第1の状態と、遊技者に不利な第2の
状態との可動可能な可動部材を有する可変入賞球装置
と、 遊技状態が予め定めた特定遊技状態となったことを検
出する特定遊技状態検出手段と、 該特定遊技状態検出手段の出力に応じて前記可動部材
を第1の状態に駆動制御する駆動制御手段と、 前記可動部材の可動範囲を調整する可動範囲調整手段
と、を備えて構成されている。
遊技機は、 遊技者に有利な第1の状態と、遊技者に不利な第2の
状態との可動可能な可動部材を有する可変入賞球装置
と、 遊技状態が予め定めた特定遊技状態となったことを検
出する特定遊技状態検出手段と、 該特定遊技状態検出手段の出力に応じて前記可動部材
を第1の状態に駆動制御する駆動制御手段と、 前記可動部材の可動範囲を調整する可動範囲調整手段
と、を備えて構成されている。
また、上記可動範囲調整手段に代えて 可動部材の可動範囲を複数種類の可動位置に変更する
可動位置変更手段と、 前記複数種類の可動位置の出現確率を調整する確率調
整手段と、を備えて構成しても上記した目的を達成する
弾球遊技機を提供することができる。
可動位置変更手段と、 前記複数種類の可動位置の出現確率を調整する確率調
整手段と、を備えて構成しても上記した目的を達成する
弾球遊技機を提供することができる。
[作 用] 可動範囲調整手段の作動により可動部材の可動する範
囲が変化するので、遊技領域を落下する打玉の受け止め
られる範囲、あるいは打玉の流下状態が異なり、可変入
賞球装置への入賞率又は特定入賞口への入賞率を調整す
ることができる。
囲が変化するので、遊技領域を落下する打玉の受け止め
られる範囲、あるいは打玉の流下状態が異なり、可変入
賞球装置への入賞率又は特定入賞口への入賞率を調整す
ることができる。
また、可動部材の可動位置を可変位置変更手段によっ
て複数種類の異なる位置に変更し、その複数種類の可動
位置の出現確率を確率調整手段によって調整することに
より遊技領域を落下する打玉の受け止められる範囲、あ
るいは打玉の流下状態が異なり、可変入賞球装置への入
賞率又は特定入賞口への入賞率を調整することができ
る。
て複数種類の異なる位置に変更し、その複数種類の可動
位置の出現確率を確率調整手段によって調整することに
より遊技領域を落下する打玉の受け止められる範囲、あ
るいは打玉の流下状態が異なり、可変入賞球装置への入
賞率又は特定入賞口への入賞率を調整することができ
る。
[実施例] 以下、図面を参照して、この発明の実施例について説
明する。
明する。
まず、第11図及び第12図に基づいて、実施例に係る弾
球遊技機について説明する。第11図及び第12図は、弾球
遊技機の一例としてのパチンコ遊技機を示し、第11図
は、その正面図であり、第12図は、その背面概略図であ
る。第11図において、パチンコ遊技機1の額縁状に形成
された前面枠2の開口には、扉保持枠3が周設され、該
扉保持枠3の一側にガラス板5a,5b(第3図参照)を収
納するガラス扉4および前面扉6が開閉自在に枢着され
る。前記前面枠2の裏面には、遊技盤11及び図示しない
発射レール等を取り付ける遊技盤保持枠21(第12図参
照)が固着される。前記前面扉6には、打球供給皿7が
取り付けられている。打球供給皿7は、後述する景品玉
払出装置35から排出された景品玉を貯溜し、且つ貯溜さ
れたパチンコ玉を1個宛打球発射レールに誘導するよう
に構成されている。また、打球供給皿7の上流側の下方
の空間内に音声発生装置としてのスピーカ8が収納され
ている。このスピーカ8は、特定遊技状態になったとき
や、後述する始動入賞口14a,15a,15bや特定入賞口61等
に入賞玉が発生したときに、遊技の雰囲気を盛り上げる
ための効果音を発生するためのものである。
球遊技機について説明する。第11図及び第12図は、弾球
遊技機の一例としてのパチンコ遊技機を示し、第11図
は、その正面図であり、第12図は、その背面概略図であ
る。第11図において、パチンコ遊技機1の額縁状に形成
された前面枠2の開口には、扉保持枠3が周設され、該
扉保持枠3の一側にガラス板5a,5b(第3図参照)を収
納するガラス扉4および前面扉6が開閉自在に枢着され
る。前記前面枠2の裏面には、遊技盤11及び図示しない
発射レール等を取り付ける遊技盤保持枠21(第12図参
照)が固着される。前記前面扉6には、打球供給皿7が
取り付けられている。打球供給皿7は、後述する景品玉
払出装置35から排出された景品玉を貯溜し、且つ貯溜さ
れたパチンコ玉を1個宛打球発射レールに誘導するよう
に構成されている。また、打球供給皿7の上流側の下方
の空間内に音声発生装置としてのスピーカ8が収納され
ている。このスピーカ8は、特定遊技状態になったとき
や、後述する始動入賞口14a,15a,15bや特定入賞口61等
に入賞玉が発生したときに、遊技の雰囲気を盛り上げる
ための効果音を発生するためのものである。
前記前面枠2の下部には、パチンコ玉を遊技盤11の遊
技領域13に打ち出す操作ハンドル9と、余剰の景品玉を
貯溜する余剰玉受皿10とが取り付けられている。そし
て、上記操作ハンドル9に対応するように前記前面枠2
の下部裏面には、前記打球発射装置38が固着される。こ
の打球発射装置38は、取付基板39上に、一定速度で回転
する打球モータ40と、該打球モータ40の回転により往復
回動して打玉を弾発する打球杆41と、該打球杆41の下端
と係合して図示しない打球供給装置の玉送り片を動作せ
しめる玉送り摺動杆42とから成る。
技領域13に打ち出す操作ハンドル9と、余剰の景品玉を
貯溜する余剰玉受皿10とが取り付けられている。そし
て、上記操作ハンドル9に対応するように前記前面枠2
の下部裏面には、前記打球発射装置38が固着される。こ
の打球発射装置38は、取付基板39上に、一定速度で回転
する打球モータ40と、該打球モータ40の回転により往復
回動して打玉を弾発する打球杆41と、該打球杆41の下端
と係合して図示しない打球供給装置の玉送り片を動作せ
しめる玉送り摺動杆42とから成る。
前記遊技盤11の表面には、打玉を遊技領域13に導く誘
導レール12、図示しない多数の障害釘、各種の入賞球装
置等が設けられている。より詳しく説明すると、遊技盤
11の遊技領域13には、通常入賞口56,16a,16b、始動入賞
口14a,15a,15b、チューリップ式入賞口17a,17b、風車
(符号なし)、一対の可動部材63a,63bを有する可変入
賞球装置50、遊技効果ランプ18a,18b、およびアウトロ1
9等がそれぞれ配設される。
導レール12、図示しない多数の障害釘、各種の入賞球装
置等が設けられている。より詳しく説明すると、遊技盤
11の遊技領域13には、通常入賞口56,16a,16b、始動入賞
口14a,15a,15b、チューリップ式入賞口17a,17b、風車
(符号なし)、一対の可動部材63a,63bを有する可変入
賞球装置50、遊技効果ランプ18a,18b、およびアウトロ1
9等がそれぞれ配設される。
前記遊技領域13に打ち込まれた打玉が前記通常入賞口
56,16a,16b、およびチューリップ式入賞口17a,17bに入
賞すると、後述する景品玉払出装置35により所定個数
(例えば13個)の景品玉が払出されるようになってい
る。これら通常入賞口のうち56は、可変入賞球装置50に
設けられている。また、前記始動入賞口14a,15a,15bに
打玉が入賞すると、同様に景品玉払出装置35から所定個
数の景品玉が払出されるとともに、始動入賞口14a,15a,
15bに関連して設けられた後述する始動入賞玉検出スイ
ッチ25a,26a,26bの検出出力に応答して前記可変入賞球
装置50の可動部材63a,63bを相対的に短い時間間隔で開
閉動作させるようになっている。すなわち、始動入賞口
14に打玉が入賞することによって、可動部材63a,63bが
2回開閉動作を行い、始動入賞口15a,15bに打玉が入賞
することによって、可動部材63a,63bが1回開閉動作を
行う。そして、この開閉動作中に可動部材63a,63bによ
って導かれた入賞玉が可変入賞球装置50内に設けられた
後述する特定入賞口61に入賞したときには、いわゆる特
定遊技状態となり、可動部材63a,63bの相対的に短い時
間間隔の開閉動作を18回行うか、あるいは18回の開閉動
作中に後述する10カウント検出スイッチ24が10個の入賞
玉を計数するまで開閉動作を行い(開閉サイクルとい
う)、更に、18回の開閉動作中に再度特定入賞口61に入
賞玉が入賞すると、その入賞した時点で開閉動作を直ち
に停止し、次の開閉サイクルに移行する。ただし、この
開閉サイクルの繰り返しは、入賞玉が特定入賞口61に入
賞することを条件として、最高8回に限定されている。
また、特定遊技状態になると、前記遊技効果ランプ18a,
18bが点滅してその旨を遊技者に報知するようになって
いる。なお、可変入賞球装置50については、後に詳細に
説明する。
56,16a,16b、およびチューリップ式入賞口17a,17bに入
賞すると、後述する景品玉払出装置35により所定個数
(例えば13個)の景品玉が払出されるようになってい
る。これら通常入賞口のうち56は、可変入賞球装置50に
設けられている。また、前記始動入賞口14a,15a,15bに
打玉が入賞すると、同様に景品玉払出装置35から所定個
数の景品玉が払出されるとともに、始動入賞口14a,15a,
15bに関連して設けられた後述する始動入賞玉検出スイ
ッチ25a,26a,26bの検出出力に応答して前記可変入賞球
装置50の可動部材63a,63bを相対的に短い時間間隔で開
閉動作させるようになっている。すなわち、始動入賞口
14に打玉が入賞することによって、可動部材63a,63bが
2回開閉動作を行い、始動入賞口15a,15bに打玉が入賞
することによって、可動部材63a,63bが1回開閉動作を
行う。そして、この開閉動作中に可動部材63a,63bによ
って導かれた入賞玉が可変入賞球装置50内に設けられた
後述する特定入賞口61に入賞したときには、いわゆる特
定遊技状態となり、可動部材63a,63bの相対的に短い時
間間隔の開閉動作を18回行うか、あるいは18回の開閉動
作中に後述する10カウント検出スイッチ24が10個の入賞
玉を計数するまで開閉動作を行い(開閉サイクルとい
う)、更に、18回の開閉動作中に再度特定入賞口61に入
賞玉が入賞すると、その入賞した時点で開閉動作を直ち
に停止し、次の開閉サイクルに移行する。ただし、この
開閉サイクルの繰り返しは、入賞玉が特定入賞口61に入
賞することを条件として、最高8回に限定されている。
また、特定遊技状態になると、前記遊技効果ランプ18a,
18bが点滅してその旨を遊技者に報知するようになって
いる。なお、可変入賞球装置50については、後に詳細に
説明する。
上記に説明した各種の入賞口に入らなかった打玉は、
誘導レール12の最下部に設けられたアウトロ19に取り込
まれる。
誘導レール12の最下部に設けられたアウトロ19に取り込
まれる。
次に、第12図に基づいてパチンコ遊技機1の背面につ
いて説明する。第12図において、前記遊技盤11は、遊技
盤取付具21a〜21cによって遊技盤保持枠20に着脱自在に
固定されている。この遊技盤11の裏面には、前記の各入
賞口の裏面を覆うように入賞玉集合カバー体22が取り付
けられている。この入賞玉集合カバー体22には、前記各
入賞口に入賞した玉を左右に振り分ける誘導通路が形成
されている。入賞玉集合カバー体22の下方には、前記始
動入賞口14,15a,15bに対応する始動入賞玉検出スイッチ
25,26a,26bが設けられ、この始動入賞玉検出スイッチ2
5,26a,26bが前記可変入賞球装置50の可動部材63a,63bの
開閉動作を開始する信号を検出して後述する制御回路に
送るものである。また、入賞玉集合カバー体22の中央下
部の誘導通路には、特定入賞玉検出スイッチ23及び10カ
ウント検出スイッチ24が設けられて、可変入賞球装置50
に入賞した入賞玉らの信号を制御回路に送っている。更
に、入賞玉集合カバー体22の裏面には、遊技盤11に設け
られる前記した電気的機器からの配線が一旦接続される
中継端子基板27が取り付けられている。
いて説明する。第12図において、前記遊技盤11は、遊技
盤取付具21a〜21cによって遊技盤保持枠20に着脱自在に
固定されている。この遊技盤11の裏面には、前記の各入
賞口の裏面を覆うように入賞玉集合カバー体22が取り付
けられている。この入賞玉集合カバー体22には、前記各
入賞口に入賞した玉を左右に振り分ける誘導通路が形成
されている。入賞玉集合カバー体22の下方には、前記始
動入賞口14,15a,15bに対応する始動入賞玉検出スイッチ
25,26a,26bが設けられ、この始動入賞玉検出スイッチ2
5,26a,26bが前記可変入賞球装置50の可動部材63a,63bの
開閉動作を開始する信号を検出して後述する制御回路に
送るものである。また、入賞玉集合カバー体22の中央下
部の誘導通路には、特定入賞玉検出スイッチ23及び10カ
ウント検出スイッチ24が設けられて、可変入賞球装置50
に入賞した入賞玉らの信号を制御回路に送っている。更
に、入賞玉集合カバー体22の裏面には、遊技盤11に設け
られる前記した電気的機器からの配線が一旦接続される
中継端子基板27が取り付けられている。
一方、遊技盤11の裏面全体を覆うように機構盤28が開
閉自在に設けられている。この機構板28には、第12図に
おいて、一点鎖線で示すように、その前面側に入賞玉を
処理するための入賞玉処理機構が形成され、その後面側
に景品玉を払出すための景品玉払出機構が形成されてい
る。入賞玉処理機構は、前記入賞玉集合カバー体22に誘
導されて左右に落下した入賞玉や前記可変入賞球装置50
内に入賞した入賞玉を受けて、一側に集合せしめる入賞
玉集合樋29と、該集合樋29によって集められた入賞玉を
1個づつ処理する入賞玉処理器30と、該入賞玉処理器30
から排出される入賞玉を受けて、図示しない自動杆を作
動させて後述する景品玉払出装置35を作動させるための
入賞玉払出通路31等から成る。
閉自在に設けられている。この機構板28には、第12図に
おいて、一点鎖線で示すように、その前面側に入賞玉を
処理するための入賞玉処理機構が形成され、その後面側
に景品玉を払出すための景品玉払出機構が形成されてい
る。入賞玉処理機構は、前記入賞玉集合カバー体22に誘
導されて左右に落下した入賞玉や前記可変入賞球装置50
内に入賞した入賞玉を受けて、一側に集合せしめる入賞
玉集合樋29と、該集合樋29によって集められた入賞玉を
1個づつ処理する入賞玉処理器30と、該入賞玉処理器30
から排出される入賞玉を受けて、図示しない自動杆を作
動させて後述する景品玉払出装置35を作動させるための
入賞玉払出通路31等から成る。
一方、景品玉払出機構は、図示しない補給機構から補
給される景品玉を貯溜する景品玉タンク32と、該景品玉
タンク32に貯溜されている景品玉を二列に整列させて流
下させる整列樋33と、該整列樋33からの景品玉の流下方
向を180度変化させるとともにその玉圧を弱める屈曲樋3
4と、該屈曲樋34からの景品玉を所定個数(13個)受け
入れて、1つの入賞玉を対応してその所定個数の景品玉
を払出す景品玉払出装置35と、該景品玉払出装置35から
払出された景品玉を図示しない景品玉排出通路を介して
前記打球供給皿7に払出すための連通口36と、前記前面
枠2の裏面に固定される接続樋37を介して前記余剰玉受
皿10に払い出すための図示しない余剰玉通路とから成
る。
給される景品玉を貯溜する景品玉タンク32と、該景品玉
タンク32に貯溜されている景品玉を二列に整列させて流
下させる整列樋33と、該整列樋33からの景品玉の流下方
向を180度変化させるとともにその玉圧を弱める屈曲樋3
4と、該屈曲樋34からの景品玉を所定個数(13個)受け
入れて、1つの入賞玉を対応してその所定個数の景品玉
を払出す景品玉払出装置35と、該景品玉払出装置35から
払出された景品玉を図示しない景品玉排出通路を介して
前記打球供給皿7に払出すための連通口36と、前記前面
枠2の裏面に固定される接続樋37を介して前記余剰玉受
皿10に払い出すための図示しない余剰玉通路とから成
る。
また、機構板28の裏面には、制御回路基板で収納する
制御基板ボックス43が着脱自在に取り付けられ、この制
御回路基板には、前記可変入賞球装置50等の動作を制御
する制御回路が構成されている。
制御基板ボックス43が着脱自在に取り付けられ、この制
御回路基板には、前記可変入賞球装置50等の動作を制御
する制御回路が構成されている。
次に、遊技者に有利な第1の状態と遊技者に不利な第
2の状態に可動可能な可動部材63a,63bを有する可変入
賞球装置50の構成について、第1A図ないし第3図を参照
して説明する。
2の状態に可動可能な可動部材63a,63bを有する可変入
賞球装置50の構成について、第1A図ないし第3図を参照
して説明する。
可変入賞球装置50は、前記遊技板11に取り付けられる
取付基板51を有し、その取付基板51の中央後方には、そ
の前面が開放した長方形状の箱枠53が突設形成され、該
箱枠53の内部が入賞領域52とされている。入賞領域52の
前端上部には、鎧部54が突設され、該鎧部54の前面に上
部装飾板55が固着され、この鎧部54の上部であって、上
部装飾板55の後面に前記通常入賞口56が形成されてい
る。また、この上部装飾板55の中央には、可変入賞球装
置50に入賞した打玉であって、前記10カウント検出スイ
ッチ24で検出された入賞玉数を表示する入賞個数表示LE
D57及び前記した開閉サイクルの継続回数(8回)を報
知する継続回数表示LED58が前面に臨むように配置され
ている。
取付基板51を有し、その取付基板51の中央後方には、そ
の前面が開放した長方形状の箱枠53が突設形成され、該
箱枠53の内部が入賞領域52とされている。入賞領域52の
前端上部には、鎧部54が突設され、該鎧部54の前面に上
部装飾板55が固着され、この鎧部54の上部であって、上
部装飾板55の後面に前記通常入賞口56が形成されてい
る。また、この上部装飾板55の中央には、可変入賞球装
置50に入賞した打玉であって、前記10カウント検出スイ
ッチ24で検出された入賞玉数を表示する入賞個数表示LE
D57及び前記した開閉サイクルの継続回数(8回)を報
知する継続回数表示LED58が前面に臨むように配置され
ている。
また、入賞領域52の前端下部には、下方枠59が突設さ
れ、該下方枠59の前面に下部装飾板60が固着されてい
る。また、下部装着板60の後面には、下方枠59によって
囲まれる空間を3つに仕切る特定入賞口形成部材61a,61
bが着脱自在に取り付けられている。そして、中央の空
間が特定入賞口61とされ、左右の空間が通常入賞口62a,
62bとされる。しかして、特定入賞口61に打玉が入賞す
ると、前記特定入賞玉検出スイッチ23をONさせて特定遊
技状態とし、前述したように可動部材63a,63bの所定の
開閉サイクル動作を行う。
れ、該下方枠59の前面に下部装飾板60が固着されてい
る。また、下部装着板60の後面には、下方枠59によって
囲まれる空間を3つに仕切る特定入賞口形成部材61a,61
bが着脱自在に取り付けられている。そして、中央の空
間が特定入賞口61とされ、左右の空間が通常入賞口62a,
62bとされる。しかして、特定入賞口61に打玉が入賞す
ると、前記特定入賞玉検出スイッチ23をONさせて特定遊
技状態とし、前述したように可動部材63a,63bの所定の
開閉サイクル動作を行う。
更に、前記入賞領域52の前端中央左右には、一対の可
動部材63a,63bが開閉自在に軸支されている。この可動
部材63a,63bは、支軸65a,65bを中心に回動自在に軸支さ
れるとともに、その基部に突起部64a,64bが形成されて
いる。この突起部64a,64bは、可動部材63a,63bで受け止
められた打玉で勢いのないものの流下を阻害するもの
で、その場合には、後述する誘導板74に誘導する。ま
た、可動部材63a,63bで受け止められた打玉で勢いのあ
るものは、突起部64a,64bでその流下が阻害されること
なく、乗り越えて下方に向って落下する。
動部材63a,63bが開閉自在に軸支されている。この可動
部材63a,63bは、支軸65a,65bを中心に回動自在に軸支さ
れるとともに、その基部に突起部64a,64bが形成されて
いる。この突起部64a,64bは、可動部材63a,63bで受け止
められた打玉で勢いのないものの流下を阻害するもの
で、その場合には、後述する誘導板74に誘導する。ま
た、可動部材63a,63bで受け止められた打玉で勢いのあ
るものは、突起部64a,64bでその流下が阻害されること
なく、乗り越えて下方に向って落下する。
前記可動部材63a,63bの支軸65a,65bは、第3図に示す
ように前記取付基板51の後面に形成された支持筒66a,66
bに貫通支持され、その後端にリンク部材67a,67b(ただ
し67bは、図示せず)が固着される。リンク部材67a,67b
には、作動部材68a,68bを介して可動部材駆動ソレノイ
ド73a,73bに連結され、可動部材駆動ソレノイド73a,73b
の励磁、非励磁に対応して可動部材63a,63bが打玉を受
け入れる開成状態と打玉を受け入れない閉成状態とに交
互に変化するようになっている。また、前記作動部材68
a,68bには、前方に突設される「L」字状の腕部69a,69b
(ただし69bは、図示せず)が一体的に形成され、その
先端が後述する調整機構85の当接傾斜面92に当接するよ
うになっている。なお、可動部材駆動ソレノイド73a,73
bのプランジャ71a,71b(ただし71bは、図示せず)に
は、復帰スプリング72a,72bが設けられ、常に可動部材6
3a,63bが閉成状態となるように付勢し、プランジャ71a,
71bの先端がソレノイド取付板81の下端に形成されたス
トッパー部83に当接するようになっている。また、可動
部材駆動ソレノイド73a,73bは、前記取付基板51の裏面
に突設される取付ボス80に固定される金属製のソレノイ
ド取付板81に固着されているが、そのソレノイド取付板
81には、前記始動部材68a,68bの腕部69a,69bが貫通する
作動部材ガイド長穴82a,82bと開口部84が開設されてい
る。この開口部84は、後述する調整機構85の操作部94が
後方に突出するために設けられたものである。
ように前記取付基板51の後面に形成された支持筒66a,66
bに貫通支持され、その後端にリンク部材67a,67b(ただ
し67bは、図示せず)が固着される。リンク部材67a,67b
には、作動部材68a,68bを介して可動部材駆動ソレノイ
ド73a,73bに連結され、可動部材駆動ソレノイド73a,73b
の励磁、非励磁に対応して可動部材63a,63bが打玉を受
け入れる開成状態と打玉を受け入れない閉成状態とに交
互に変化するようになっている。また、前記作動部材68
a,68bには、前方に突設される「L」字状の腕部69a,69b
(ただし69bは、図示せず)が一体的に形成され、その
先端が後述する調整機構85の当接傾斜面92に当接するよ
うになっている。なお、可動部材駆動ソレノイド73a,73
bのプランジャ71a,71b(ただし71bは、図示せず)に
は、復帰スプリング72a,72bが設けられ、常に可動部材6
3a,63bが閉成状態となるように付勢し、プランジャ71a,
71bの先端がソレノイド取付板81の下端に形成されたス
トッパー部83に当接するようになっている。また、可動
部材駆動ソレノイド73a,73bは、前記取付基板51の裏面
に突設される取付ボス80に固定される金属製のソレノイ
ド取付板81に固着されているが、そのソレノイド取付板
81には、前記始動部材68a,68bの腕部69a,69bが貫通する
作動部材ガイド長穴82a,82bと開口部84が開設されてい
る。この開口部84は、後述する調整機構85の操作部94が
後方に突出するために設けられたものである。
ところで、前記入賞領域52のほぼ中央には、前方から
後方に向って緩く傾斜する誘導板74が横臥され、その誘
導板74の左右前端から後方中央に向って誘導壁75a,75b
が形成されている。誘導板74には、前記可動部材63a,63
bが開成状態となったときに受け止められた打玉のうち
勢いの小さい打玉が誘導されるようになっており、その
誘導された打玉は、誘導壁75a,75bに誘導されて、その
後方中央に形成された落下口76から下方に落下する。こ
の落下口76は、誘導板74の後端と前記箱枠53の後面壁で
ある後面壁77との間に形成されている。そして、その後
面板77の下端から前記特定入賞口61及び通常入賞口62a,
62bに向って傾斜する玉転動板78が形成されている。し
かして、落下口76が誘導板74の後部中央に形成されてい
るために、落下口76から落下した打玉は、玉転動板78の
ほぼ中央を流下する可能性が高く、このため、中央に位
置する特定入賞口61に入賞する可能性が高くなる。
後方に向って緩く傾斜する誘導板74が横臥され、その誘
導板74の左右前端から後方中央に向って誘導壁75a,75b
が形成されている。誘導板74には、前記可動部材63a,63
bが開成状態となったときに受け止められた打玉のうち
勢いの小さい打玉が誘導されるようになっており、その
誘導された打玉は、誘導壁75a,75bに誘導されて、その
後方中央に形成された落下口76から下方に落下する。こ
の落下口76は、誘導板74の後端と前記箱枠53の後面壁で
ある後面壁77との間に形成されている。そして、その後
面板77の下端から前記特定入賞口61及び通常入賞口62a,
62bに向って傾斜する玉転動板78が形成されている。し
かして、落下口76が誘導板74の後部中央に形成されてい
るために、落下口76から落下した打玉は、玉転動板78の
ほぼ中央を流下する可能性が高く、このため、中央に位
置する特定入賞口61に入賞する可能性が高くなる。
一方、前記下部装飾板60の上部には、後方に突出する
障害部材79が突設され、可動部材63a,63bから直接落下
した打玉が衝突して左右に振分けられるようになってい
る。すなわち、可動部材63a,63bが開成状態となったと
きに受け止められた打玉のうち勢いの大きい打玉が可動
部材63a,63bの突起部64a,64bを乗り越えて、前記誘導板
74上に誘導されることなく直接可動部材63a,63bの間か
ら下方に向け落下する可能性が高く、その落下した打玉
が障害部材79に衝突して左右に振分けられ、左右に位置
する通常入賞口62a,62bに誘導される可能性が高くな
る。
障害部材79が突設され、可動部材63a,63bから直接落下
した打玉が衝突して左右に振分けられるようになってい
る。すなわち、可動部材63a,63bが開成状態となったと
きに受け止められた打玉のうち勢いの大きい打玉が可動
部材63a,63bの突起部64a,64bを乗り越えて、前記誘導板
74上に誘導されることなく直接可動部材63a,63bの間か
ら下方に向け落下する可能性が高く、その落下した打玉
が障害部材79に衝突して左右に振分けられ、左右に位置
する通常入賞口62a,62bに誘導される可能性が高くな
る。
前後後面板77とソレノイド取付板81との間には、この
実施例の要部である調整機構85が設けられている。調整
機構85は、前記後面板77に固着される収納枠86に設けら
れている。すなわち、収納枠86の左右両側に形成された
受部87a,87bに支持されるように、ねじ部(雄ねじ)89
を有する作動軸88が軸支され、その作動軸88に金属製
(例えば、真鍮等)のねじ受部(雌ねじ)91を介してス
トッパー部材90が左右方向移動可能に螺着されている。
ストッパー部材90の下端は、後方に向うほど昇り傾斜し
ている当接傾斜面92を構成しており、この当接傾斜面92
が前記作動部材68a,68bの当接部70a,70bと当接するよう
になっている。なお、ストッパー部材90の上端左右に
は、ストッパー部材90の前後方向の移動を正確にガイド
するガイド軸93a,93b(ただし、93bは、図示せず)がス
トッパー部材90を貫通するように収納枠86に固定されて
いる。また、作動軸88の後端には、操作具、例えばドラ
イバ等で操作し得る操作部94が固定ねじ95によって固定
されている。この操作部94は、前記したようにソレノイ
ド取付板81の開口部84を貫通して、その後方に突出して
いる。
実施例の要部である調整機構85が設けられている。調整
機構85は、前記後面板77に固着される収納枠86に設けら
れている。すなわち、収納枠86の左右両側に形成された
受部87a,87bに支持されるように、ねじ部(雄ねじ)89
を有する作動軸88が軸支され、その作動軸88に金属製
(例えば、真鍮等)のねじ受部(雌ねじ)91を介してス
トッパー部材90が左右方向移動可能に螺着されている。
ストッパー部材90の下端は、後方に向うほど昇り傾斜し
ている当接傾斜面92を構成しており、この当接傾斜面92
が前記作動部材68a,68bの当接部70a,70bと当接するよう
になっている。なお、ストッパー部材90の上端左右に
は、ストッパー部材90の前後方向の移動を正確にガイド
するガイド軸93a,93b(ただし、93bは、図示せず)がス
トッパー部材90を貫通するように収納枠86に固定されて
いる。また、作動軸88の後端には、操作具、例えばドラ
イバ等で操作し得る操作部94が固定ねじ95によって固定
されている。この操作部94は、前記したようにソレノイ
ド取付板81の開口部84を貫通して、その後方に突出して
いる。
調整機構85は、上記のように構成されているため、操
作部94を操作具で回転せしめることにより、ストッパー
部材90が前後方向に移動する。すると、当接傾斜面92も
前後方向に移動するので、作動部材68a,68bの当接部70
a,70bとの当接位置が異なることになる。例えば、スト
ッパー部材90が一番前方に位置するときには、当接傾斜
面92の後端と当接部70a,70bとが当接するため、可動部
材駆動ソレノイド73a,73bが励磁したときにプランジャ7
1a,71bが一番上昇した位置まで吸引されるので、可動部
材63a,63bが最も開成した状態となり、ストッパー部材9
0が一番後方に位置するときには、当接傾斜面92の前端
と当接部70a,70bが当接するため、可動部材駆動ソレノ
イド73a,73bが励磁したときにプランジャ71a,71bが一番
上昇した位置よりも下方の位置までしか吸引されないの
で、可動部材63a,63bが最も開成した状態よりもその可
動範囲が小さい状態しか開成しないように駆動制御され
る。したがって、操作部94の操作によってストッパー部
材90の位置を変更することにより可動部材63a,63bの可
動範囲を調整することができる。
作部94を操作具で回転せしめることにより、ストッパー
部材90が前後方向に移動する。すると、当接傾斜面92も
前後方向に移動するので、作動部材68a,68bの当接部70
a,70bとの当接位置が異なることになる。例えば、スト
ッパー部材90が一番前方に位置するときには、当接傾斜
面92の後端と当接部70a,70bとが当接するため、可動部
材駆動ソレノイド73a,73bが励磁したときにプランジャ7
1a,71bが一番上昇した位置まで吸引されるので、可動部
材63a,63bが最も開成した状態となり、ストッパー部材9
0が一番後方に位置するときには、当接傾斜面92の前端
と当接部70a,70bが当接するため、可動部材駆動ソレノ
イド73a,73bが励磁したときにプランジャ71a,71bが一番
上昇した位置よりも下方の位置までしか吸引されないの
で、可動部材63a,63bが最も開成した状態よりもその可
動範囲が小さい状態しか開成しないように駆動制御され
る。したがって、操作部94の操作によってストッパー部
材90の位置を変更することにより可動部材63a,63bの可
動範囲を調整することができる。
上記のように調整機構85によって可動部材63a,63bの
可動範囲を調整することができるため、可変入賞球装置
50において、第1A図及び第1B図に示すように、可動部材
63a(他方の可動部材63bは、図示省略)の傾斜角度が相
対的に小さい傾斜角度θ1と相対的に大きい傾斜角度θ
2との調整されている場合には、遊技領域13の同じ鉛直
線C(可動部材63aの先端部に引かれる鉛直線)上を落
下してきた打玉でも、小さい傾斜角度θ1の可動部材63
aに落下した打玉P1は、可動部材63aに受け止められて入
賞領域52側に誘導されて入賞玉となるのに対して、大き
い傾斜角度θ2の可動部材63aに落下した打玉P2は、可
動部材63aの先端に衝突して遊技領域13側に落下してし
まうことになる。このため、可動部材63a,63bの傾斜角
度、すなわち、可動部材63a,63bの可動範囲を調整機構8
5で調整することにより可変入賞球装置50への打玉の入
賞率が異なるように制御できるため、従来ほど釘調整に
あまり頼らなくても可変入賞球装置50への入賞率を誰で
も簡単に、且つ容易に調整することができる。
可動範囲を調整することができるため、可変入賞球装置
50において、第1A図及び第1B図に示すように、可動部材
63a(他方の可動部材63bは、図示省略)の傾斜角度が相
対的に小さい傾斜角度θ1と相対的に大きい傾斜角度θ
2との調整されている場合には、遊技領域13の同じ鉛直
線C(可動部材63aの先端部に引かれる鉛直線)上を落
下してきた打玉でも、小さい傾斜角度θ1の可動部材63
aに落下した打玉P1は、可動部材63aに受け止められて入
賞領域52側に誘導されて入賞玉となるのに対して、大き
い傾斜角度θ2の可動部材63aに落下した打玉P2は、可
動部材63aの先端に衝突して遊技領域13側に落下してし
まうことになる。このため、可動部材63a,63bの傾斜角
度、すなわち、可動部材63a,63bの可動範囲を調整機構8
5で調整することにより可変入賞球装置50への打玉の入
賞率が異なるように制御できるため、従来ほど釘調整に
あまり頼らなくても可変入賞球装置50への入賞率を誰で
も簡単に、且つ容易に調整することができる。
また、図示の可変入賞球装置50においては、小さい傾
斜角度θ1の可動部材63aで受け止められて誘導された
打玉P3は、可動部材63a上を転動する勢いが小さいた
め、突起部64aを乗り越える可能性が低く、可動部材63a
から誘導板74に転動し、誘導壁75aに誘導されて落下口7
6から玉転動板78の中央に落下し、そのまま玉転動板78
を流下して特定入賞口61に入賞する可能性が高くなる。
このため、始動入賞時における特定遊技状態の出現確
率、あるいは開閉サイクル時における継続率を高めるこ
とができる。一方、大きい傾斜角度θ2の可動部材63a
で受け止められて誘導された打玉P4は、可動部材63a上
を転動する勢いが大きいため、突起部64aを乗り越える
可能性が高く、可動部材63a,63bの間から障害部材79に
向けて落下し、障害部材79によって左右に振分けられて
通常入賞口62a,62bに入賞する可能性が高くなる。この
ため、始動入賞時における特定遊技状態の出現確率、あ
るいは開閉サイクル時における継続率を低く抑えること
ができる。
斜角度θ1の可動部材63aで受け止められて誘導された
打玉P3は、可動部材63a上を転動する勢いが小さいた
め、突起部64aを乗り越える可能性が低く、可動部材63a
から誘導板74に転動し、誘導壁75aに誘導されて落下口7
6から玉転動板78の中央に落下し、そのまま玉転動板78
を流下して特定入賞口61に入賞する可能性が高くなる。
このため、始動入賞時における特定遊技状態の出現確
率、あるいは開閉サイクル時における継続率を高めるこ
とができる。一方、大きい傾斜角度θ2の可動部材63a
で受け止められて誘導された打玉P4は、可動部材63a上
を転動する勢いが大きいため、突起部64aを乗り越える
可能性が高く、可動部材63a,63bの間から障害部材79に
向けて落下し、障害部材79によって左右に振分けられて
通常入賞口62a,62bに入賞する可能性が高くなる。この
ため、始動入賞時における特定遊技状態の出現確率、あ
るいは開閉サイクル時における継続率を低く抑えること
ができる。
上記したように、この実施例(第1実施例)における
可変入賞球装置50を備えたパチンコ遊技機においては、
従来ほど釘調整に頼ることなく調整機構85を調整するこ
とにより可変入賞球装置50自体の入賞率を簡単に調整す
ることができるとともに、可変入賞球装置50の内部に形
成された特定入賞口61への入賞率を調整することもでき
る。
可変入賞球装置50を備えたパチンコ遊技機においては、
従来ほど釘調整に頼ることなく調整機構85を調整するこ
とにより可変入賞球装置50自体の入賞率を簡単に調整す
ることができるとともに、可変入賞球装置50の内部に形
成された特定入賞口61への入賞率を調整することもでき
る。
次に第4図ないし第8図を参照して、可変入賞球装置
への入賞率を異なる調整手段によって制御する実施例
(第2実施例)について説明する。
への入賞率を異なる調整手段によって制御する実施例
(第2実施例)について説明する。
この第2実施例は、前記した第1実施例において示し
た可変入賞球装置50とほぼ同じ構造を有する可変入賞球
装置100が適用される。このため、第4図及び第5図に
示される可変入賞球装置100のうち第1実施例と同じ構
成要素には、同一の符号を付してあり、その説明を省略
する。また、第1実施例と異なる構成要素は、第5図に
示す可動部材駆動ソレノイド101a,101bと、これに関連
するストッパーソレノイド106を設けた点である。しか
して、以下、可動部材駆動ソレノイド101a,101b及びス
トッパーソレノイド106の構成について説明する。
た可変入賞球装置50とほぼ同じ構造を有する可変入賞球
装置100が適用される。このため、第4図及び第5図に
示される可変入賞球装置100のうち第1実施例と同じ構
成要素には、同一の符号を付してあり、その説明を省略
する。また、第1実施例と異なる構成要素は、第5図に
示す可動部材駆動ソレノイド101a,101bと、これに関連
するストッパーソレノイド106を設けた点である。しか
して、以下、可動部材駆動ソレノイド101a,101b及びス
トッパーソレノイド106の構成について説明する。
可動部材駆動ソレノイド101a,101b(ただし、101a
は、図示せず)のプランジャに固定される作動部材102
a,102bは、その先端に当接片部103a,103bを有してお
り、その当接片部103a,103bがソレノイド取付板81の作
動部材ガイド長穴82bを貫通して前方に突出している。
また、作動部材102a,102bの下端には、ソレノイド取付
板81の下端に曲折された係止片105との間に復帰スプリ
ング104a,104bが掛け渡され、可動部材駆動ソレノイド1
01a,101bが非励磁状態のとき、可動部材63a,63bが閉成
した状態を保持するようになっている。
は、図示せず)のプランジャに固定される作動部材102
a,102bは、その先端に当接片部103a,103bを有してお
り、その当接片部103a,103bがソレノイド取付板81の作
動部材ガイド長穴82bを貫通して前方に突出している。
また、作動部材102a,102bの下端には、ソレノイド取付
板81の下端に曲折された係止片105との間に復帰スプリ
ング104a,104bが掛け渡され、可動部材駆動ソレノイド1
01a,101bが非励磁状態のとき、可動部材63a,63bが閉成
した状態を保持するようになっている。
一方、ストッパーソレノイド106は、前記後面板77の
裏面に固定されるとともに、そのプランジャ107には、
連結部材109を介してストッパー111が連結されている。
このストッパー111は、支軸113中心に揺動自在に軸支さ
れ、その上端に前記作動部材102a,102bの当接片部103a,
103bと係合する係合片112を有し、その下端が前記連結
部材109と連結部110で連結されている。また、ストッパ
ーソレノイド106のプランジャ107には、復帰スプリング
108が周設され、常にプランジャ107を押圧してストッパ
ー111の係合片112が後退した位置となるように付勢して
いる。つまり、ストッパーソレノイド106が非励磁状態
のときは、ストッパー111の係合片112と作動部材102a,1
02bの当接片部103a,103bとが係合しないようになってい
る。一方、ストッパーソレノイド106が励磁されてスト
ッパー11の係合片112が前方に位置した状態で可動部材
駆動ソレノイド101a,101bが励磁されると、作動部材102
a,102bの当接片部103a,103bが係合片112と当接してそれ
以上の上昇を禁止するので、可動部材63a,63bの回動位
置が第4図に示すように半開状態となる。そして、当然
のことながら、可動部材63a,63bが全開状態であるとき
の可変入賞球装置100への打玉の入賞率と半開状態であ
るときの可変入賞球装置100への打玉の入賞率は、異な
ることになる。
裏面に固定されるとともに、そのプランジャ107には、
連結部材109を介してストッパー111が連結されている。
このストッパー111は、支軸113中心に揺動自在に軸支さ
れ、その上端に前記作動部材102a,102bの当接片部103a,
103bと係合する係合片112を有し、その下端が前記連結
部材109と連結部110で連結されている。また、ストッパ
ーソレノイド106のプランジャ107には、復帰スプリング
108が周設され、常にプランジャ107を押圧してストッパ
ー111の係合片112が後退した位置となるように付勢して
いる。つまり、ストッパーソレノイド106が非励磁状態
のときは、ストッパー111の係合片112と作動部材102a,1
02bの当接片部103a,103bとが係合しないようになってい
る。一方、ストッパーソレノイド106が励磁されてスト
ッパー11の係合片112が前方に位置した状態で可動部材
駆動ソレノイド101a,101bが励磁されると、作動部材102
a,102bの当接片部103a,103bが係合片112と当接してそれ
以上の上昇を禁止するので、可動部材63a,63bの回動位
置が第4図に示すように半開状態となる。そして、当然
のことながら、可動部材63a,63bが全開状態であるとき
の可変入賞球装置100への打玉の入賞率と半開状態であ
るときの可変入賞球装置100への打玉の入賞率は、異な
ることになる。
したがって、可変入賞球装置100への入賞率を調整す
るためには、ストッパーソレノイド106を励磁して可動
部材63a,63bを半開状態と、ストッパーソレノイド106を
励磁することなく可動部材63a,63bを全開状態との出現
確率を調整制御するようにすればよい。例えば、第7図
に示すように18回の開閉サイクルのうちで半開状態と全
開状態との出現確率を変化させることにより可変入賞球
装置100への入賞率を異ならせることができる。第7図
に示すタイムチャートでは、18回の開閉サイクルのうち
6回が半開状態となるように開閉サイクルが制御される
が、この場合、ストッパーソレノイド106の励磁時間T2
は、可動部材駆動ソレノイド101a,101bの励磁時間T1よ
りも微小時間T3だけ早く且つ長くONされるようになって
いる。これは、係合片112と当接片部103a,103bとの係合
を確実に行うためである。
るためには、ストッパーソレノイド106を励磁して可動
部材63a,63bを半開状態と、ストッパーソレノイド106を
励磁することなく可動部材63a,63bを全開状態との出現
確率を調整制御するようにすればよい。例えば、第7図
に示すように18回の開閉サイクルのうちで半開状態と全
開状態との出現確率を変化させることにより可変入賞球
装置100への入賞率を異ならせることができる。第7図
に示すタイムチャートでは、18回の開閉サイクルのうち
6回が半開状態となるように開閉サイクルが制御される
が、この場合、ストッパーソレノイド106の励磁時間T2
は、可動部材駆動ソレノイド101a,101bの励磁時間T1よ
りも微小時間T3だけ早く且つ長くONされるようになって
いる。これは、係合片112と当接片部103a,103bとの係合
を確実に行うためである。
ところで、前記半開状態の出現確率を制御するために
は、例えば、第8図に示すようなソレノイド駆動データ
を用意することにより制御することができる。すなわ
ち、ソレノイド駆動データとして、各設定値(1〜5)
に応じて全開データと半開データとの合計が10個のソレ
ノイド駆動データを用意し、しかも各設定値によって全
開データの数が異なるように用意する。しかして、始動
入賞時、あるいは特定入賞口61への入賞時に上記した10
個のデータの中からランダムに1つのデータを選び出し
て記憶し、その選び出し記憶処理を18回行う。そして、
その18回の記憶データに基づいて可動部材63a,63bの開
閉動作を制御すればよい。このように制御することによ
り全開状態と半開状態とがランダムに出現するので、遊
技者に出玉率が良いか悪いかが分かりにくいという利点
がある。なお、1度選び出したデータは、その都度元の
データに戻して次の選び出し記憶処理の対象とする。ま
た、各設定値に応じて全開データの数が異なるように用
意されているため、上記選び出し記憶処理においても全
開データ数の多い設定5において、最も可動部材63a,63
bの全開状態が出現し易く、全開データ数の少ない設定
1において、最も可動部材63a,63bの全開状態が出現し
難いものとなる。したがって、可変入賞球装置100への
入賞率を各設定値に応じて調整することができる。な
お、前記の説明では、18回開閉のソレノイド駆動データ
を作成するに際し、一度に作成してしまう例を示した
が、可動部材駆動ソレノイド101a,101bを駆動するごと
に10個のソレノイド駆動データの中からランダムに1つ
のデータを選び出し、そのデータに基づいて可動部材駆
動ソレノイド101a,101b及びストッパーソレノイド106を
駆動制御するようにしてもよい。また、18回開閉のソレ
ノイド駆動データを作成するに際に、選び出したデータ
を元に戻すことなく作成してもよい。この場合は、用意
される全開データ数と半開データ数を多くし、各設定値
に応じて全開データ数を異なるようにすればよい。ただ
し、開閉サイクル(18回の開閉動作又は10個の入賞)が
終了したとき、あるいは特定入賞口61に入賞玉があった
ときにデータを戻すようにする。
は、例えば、第8図に示すようなソレノイド駆動データ
を用意することにより制御することができる。すなわ
ち、ソレノイド駆動データとして、各設定値(1〜5)
に応じて全開データと半開データとの合計が10個のソレ
ノイド駆動データを用意し、しかも各設定値によって全
開データの数が異なるように用意する。しかして、始動
入賞時、あるいは特定入賞口61への入賞時に上記した10
個のデータの中からランダムに1つのデータを選び出し
て記憶し、その選び出し記憶処理を18回行う。そして、
その18回の記憶データに基づいて可動部材63a,63bの開
閉動作を制御すればよい。このように制御することによ
り全開状態と半開状態とがランダムに出現するので、遊
技者に出玉率が良いか悪いかが分かりにくいという利点
がある。なお、1度選び出したデータは、その都度元の
データに戻して次の選び出し記憶処理の対象とする。ま
た、各設定値に応じて全開データの数が異なるように用
意されているため、上記選び出し記憶処理においても全
開データ数の多い設定5において、最も可動部材63a,63
bの全開状態が出現し易く、全開データ数の少ない設定
1において、最も可動部材63a,63bの全開状態が出現し
難いものとなる。したがって、可変入賞球装置100への
入賞率を各設定値に応じて調整することができる。な
お、前記の説明では、18回開閉のソレノイド駆動データ
を作成するに際し、一度に作成してしまう例を示した
が、可動部材駆動ソレノイド101a,101bを駆動するごと
に10個のソレノイド駆動データの中からランダムに1つ
のデータを選び出し、そのデータに基づいて可動部材駆
動ソレノイド101a,101b及びストッパーソレノイド106を
駆動制御するようにしてもよい。また、18回開閉のソレ
ノイド駆動データを作成するに際に、選び出したデータ
を元に戻すことなく作成してもよい。この場合は、用意
される全開データ数と半開データ数を多くし、各設定値
に応じて全開データ数を異なるようにすればよい。ただ
し、開閉サイクル(18回の開閉動作又は10個の入賞)が
終了したとき、あるいは特定入賞口61に入賞玉があった
ときにデータを戻すようにする。
ところで、上記した設定値を設定するためには、例え
ば、第6図に示すように、第1実施例に係る制御基板ボ
ックス43に代えて調整機構を有する制御基板ボックス12
0を用意すればよい。この制御基板ボックス120には、遊
技を制御する制御回路基板が収納されているとともに、
前記設定値を設定するための調整機構が含まれている。
ここで、制御基板ボックス120の構成について第6図を
参照して説明する。この制御基板ボックス120は、直方
体形状の金属製の基板ボックス本体121の内部にマイク
ロコンピュータを含む制御回路基板(図示しない)が収
納されている。また、基板ボックス本体121の一側に
は、前記した制御基板に植立されたコネクタ(図示しな
い)に接続された配線122が導出され、その配線122を被
覆するようにコネクタカバー123がビスで固定されてい
る。なお、配線122は、前記した中継端子基板27や可変
入賞球装置100の接続端子板(図示しない)に接続され
るようになっている。
ば、第6図に示すように、第1実施例に係る制御基板ボ
ックス43に代えて調整機構を有する制御基板ボックス12
0を用意すればよい。この制御基板ボックス120には、遊
技を制御する制御回路基板が収納されているとともに、
前記設定値を設定するための調整機構が含まれている。
ここで、制御基板ボックス120の構成について第6図を
参照して説明する。この制御基板ボックス120は、直方
体形状の金属製の基板ボックス本体121の内部にマイク
ロコンピュータを含む制御回路基板(図示しない)が収
納されている。また、基板ボックス本体121の一側に
は、前記した制御基板に植立されたコネクタ(図示しな
い)に接続された配線122が導出され、その配線122を被
覆するようにコネクタカバー123がビスで固定されてい
る。なお、配線122は、前記した中継端子基板27や可変
入賞球装置100の接続端子板(図示しない)に接続され
るようになっている。
更に、基板ボックス本体121の後面には、開口124が開
設され、該開口124を被覆するように開閉蓋125が開閉自
在に設けられている。開閉蓋125には、旋錠装置126が設
けられ、該施錠126を鍵127で開錠することにより開放で
きるようになっている。
設され、該開口124を被覆するように開閉蓋125が開閉自
在に設けられている。開閉蓋125には、旋錠装置126が設
けられ、該施錠126を鍵127で開錠することにより開放で
きるようになっている。
開閉蓋125の内部には、前記設定値を設定するための
構成が収納されている。すなわち、設定値を選択するた
めの設定スイッチ128が設けられている。しかして、設
定スイッチ128は、回転つまみ形式のものが使用されて
おり、このため、設定スイッチ128が回転動作される毎
に前記設定1〜5の中から1つが選択設定されるように
なっている。また、設定スイッチ128の一側には、選択
した設定値を数字で表示するための表示器が設けられて
いる。すなわち、現在の設定値を表示する現在設定値表
示器129と次回の設定値を表示する次回設定値表示器130
の2つが設けられている。そして、現在設定値表示器12
9は、設定スイッチ128が操作される前に設定した設定値
を表示するものであり、次回設定値表示器130は、設定
スイッチ128の操作された後に設定された設定値を表示
している。このようにして設定スイッチ128の操作前後
の設定値を表示するようにしたのは、設定スイッチ128
を回動して設定値を変更しても、その変更後の設定値が
遊技に反映されるのは、一定期間を経過した後であるよ
うに構成されているため、まだこれから継続される設定
値と、一定期間経過後に変更される設定値とを表示し
て、誤操作を無くすためである。なお、設定スイッチ12
8を実施例のような回転つまみ形式にして目盛を付した
場合には、次回設定値表示器130は、必ずしも設ける必
要なはい。
構成が収納されている。すなわち、設定値を選択するた
めの設定スイッチ128が設けられている。しかして、設
定スイッチ128は、回転つまみ形式のものが使用されて
おり、このため、設定スイッチ128が回転動作される毎
に前記設定1〜5の中から1つが選択設定されるように
なっている。また、設定スイッチ128の一側には、選択
した設定値を数字で表示するための表示器が設けられて
いる。すなわち、現在の設定値を表示する現在設定値表
示器129と次回の設定値を表示する次回設定値表示器130
の2つが設けられている。そして、現在設定値表示器12
9は、設定スイッチ128が操作される前に設定した設定値
を表示するものであり、次回設定値表示器130は、設定
スイッチ128の操作された後に設定された設定値を表示
している。このようにして設定スイッチ128の操作前後
の設定値を表示するようにしたのは、設定スイッチ128
を回動して設定値を変更しても、その変更後の設定値が
遊技に反映されるのは、一定期間を経過した後であるよ
うに構成されているため、まだこれから継続される設定
値と、一定期間経過後に変更される設定値とを表示し
て、誤操作を無くすためである。なお、設定スイッチ12
8を実施例のような回転つまみ形式にして目盛を付した
場合には、次回設定値表示器130は、必ずしも設ける必
要なはい。
また、設定スイッチ128の下方には、始動回数表示器1
31が設けられている。この始動回数表示器131は、前記
始動入賞口14、15a,15bに入賞した打玉の入賞個数を表
示するもので、リセットされた時点では、予め定められ
た一定数(例えば、1000)を表示し、前記始動入賞玉検
出スイッチ25,26a,26bからの検出信号がある毎に「1」
づつ減算される。そして、その表示が「0」になると、
前記設定スイッチ128で設定された次回の設定値が働く
ようになる。すなわち、この実施例の場合、遊技場の責
任者が設定スイッチ128で操作した時点での始動回数表
示器131で表示されている残存回数(1000以内の数;所
定の期間)が経過するまでは、その変更後の設定値が遊
技に反映されないようになっている。したがって、設定
スイッチ128を操作する前に設定された設定値は、始動
回数表示器131で表示されている残存回数が「0」にな
るまでの期間維持されることになる。このように構成す
ることにより、従業員と遊技者とが結託して不正に設定
スイッチ128を操作しても、その結果が直に遊技に反映
されないので、無駄であることが分かり、結果的に不正
行為を防止することができる。なお、上記した現在設定
値表示器129、次回設定値表示器130、及び始動回数表示
器131に表示されるデータは、電源がOFFされたときも、
パックアップされてそのまま記憶され、再度電源がONさ
れたときに、電源OFF時のデータが表示されるようにし
た方が好ましい。これにより、従業員が不正に電源を落
しても、その設定した設定値を変更することができな
い。
31が設けられている。この始動回数表示器131は、前記
始動入賞口14、15a,15bに入賞した打玉の入賞個数を表
示するもので、リセットされた時点では、予め定められ
た一定数(例えば、1000)を表示し、前記始動入賞玉検
出スイッチ25,26a,26bからの検出信号がある毎に「1」
づつ減算される。そして、その表示が「0」になると、
前記設定スイッチ128で設定された次回の設定値が働く
ようになる。すなわち、この実施例の場合、遊技場の責
任者が設定スイッチ128で操作した時点での始動回数表
示器131で表示されている残存回数(1000以内の数;所
定の期間)が経過するまでは、その変更後の設定値が遊
技に反映されないようになっている。したがって、設定
スイッチ128を操作する前に設定された設定値は、始動
回数表示器131で表示されている残存回数が「0」にな
るまでの期間維持されることになる。このように構成す
ることにより、従業員と遊技者とが結託して不正に設定
スイッチ128を操作しても、その結果が直に遊技に反映
されないので、無駄であることが分かり、結果的に不正
行為を防止することができる。なお、上記した現在設定
値表示器129、次回設定値表示器130、及び始動回数表示
器131に表示されるデータは、電源がOFFされたときも、
パックアップされてそのまま記憶され、再度電源がONさ
れたときに、電源OFF時のデータが表示されるようにし
た方が好ましい。これにより、従業員が不正に電源を落
しても、その設定した設定値を変更することができな
い。
以上、説明したように第2実施例においても、可動部
材63a,63bの全開状態と半開状態との出現確率を設定値
に応じて異なるように制御できるので、可変入賞球装置
100への入賞率を制御することができ、従来ほど釘調整
に頼らなくても簡単に可変入賞球装置100への入賞率を
調整することができる。なお、この第2実施例において
も第1実施例と同様に特定入賞口61への入賞率を調整す
ることができる。何故ならば、可動部材63a,63bが半開
状態のときには、第4図に示すように可動部材63a上を
流下する打玉P5の勢いが大きいので、突起部64aを乗り
越えて可動部材63a,63bの間から下方に向け落下して障
害部材79に衝突して左右に振分けられ、通常入賞口62a,
62bに入賞する可能性が高く、これに対し、全開状態の
ときには、第1実施例の第1A図に示すと同様に突起部64
aを乗り越えることなく、誘導板74及び玉転動板78を流
下して特定入賞口61に入賞する可能性が高い。したがっ
て、全開データの多い設定5において特定入賞口61への
入賞率が高くなり、全開データの少ない設定1において
特定入賞口61への入賞率を低く抑えることができる。な
お、上記した実施例においては、可動部材63a,63bの可
動位置は、全開状態と半開状態の2位置だけであるが、
2以上の位置に変更できるように構成して、更に複雑な
調整ができるように構成したものでも良い。
材63a,63bの全開状態と半開状態との出現確率を設定値
に応じて異なるように制御できるので、可変入賞球装置
100への入賞率を制御することができ、従来ほど釘調整
に頼らなくても簡単に可変入賞球装置100への入賞率を
調整することができる。なお、この第2実施例において
も第1実施例と同様に特定入賞口61への入賞率を調整す
ることができる。何故ならば、可動部材63a,63bが半開
状態のときには、第4図に示すように可動部材63a上を
流下する打玉P5の勢いが大きいので、突起部64aを乗り
越えて可動部材63a,63bの間から下方に向け落下して障
害部材79に衝突して左右に振分けられ、通常入賞口62a,
62bに入賞する可能性が高く、これに対し、全開状態の
ときには、第1実施例の第1A図に示すと同様に突起部64
aを乗り越えることなく、誘導板74及び玉転動板78を流
下して特定入賞口61に入賞する可能性が高い。したがっ
て、全開データの多い設定5において特定入賞口61への
入賞率が高くなり、全開データの少ない設定1において
特定入賞口61への入賞率を低く抑えることができる。な
お、上記した実施例においては、可動部材63a,63bの可
動位置は、全開状態と半開状態の2位置だけであるが、
2以上の位置に変更できるように構成して、更に複雑な
調整ができるように構成したものでも良い。
上記した2つの実施例では、可動部材63a,63bがいず
れも支軸65a,65bを中心に回動する可変入賞球装置50、1
00を示したが、可変入賞球装置として第9図及び第10図
に示すように可動部材が横方向にスライドするものや、
上下方向に可動するものであってもよい。これについて
簡単に説明すると、まず、第9図に示す実施例(第3実
施例)において、可変入賞球装置140は、横方向にスラ
イドする可動部材141a,141bを有し、その可動部材141a,
141bの間に障害部材142を突設させ、その障害部材142の
下方に、前方両側が凹状に形成され、且つ前方から後方
に向けて傾斜する玉誘導板143が横臥されている。ま
た、玉誘導板143の下方には、後方から前方に向けて傾
斜する玉転動板144が横臥され、その玉転動板144の前端
に特定入賞口145及び通常入賞口146a,146bが形成されて
いる。この場合も特定入賞口145は、中央に形成され、
通常入賞口146a,146bは、左右両側に形成されている。
れも支軸65a,65bを中心に回動する可変入賞球装置50、1
00を示したが、可変入賞球装置として第9図及び第10図
に示すように可動部材が横方向にスライドするものや、
上下方向に可動するものであってもよい。これについて
簡単に説明すると、まず、第9図に示す実施例(第3実
施例)において、可変入賞球装置140は、横方向にスラ
イドする可動部材141a,141bを有し、その可動部材141a,
141bの間に障害部材142を突設させ、その障害部材142の
下方に、前方両側が凹状に形成され、且つ前方から後方
に向けて傾斜する玉誘導板143が横臥されている。ま
た、玉誘導板143の下方には、後方から前方に向けて傾
斜する玉転動板144が横臥され、その玉転動板144の前端
に特定入賞口145及び通常入賞口146a,146bが形成されて
いる。この場合も特定入賞口145は、中央に形成され、
通常入賞口146a,146bは、左右両側に形成されている。
上記のように構成される可変入賞球装置140において
は、横方向にスライドする可動部材141a,141bを第2実
施例と同様に半開状態(一点鎖線)と全開状態(実線)
との出現確率を制御することにより可動部材141a,141b
の受け止める打玉の範囲を変化させることができるの
で、従来ほど釘調整に頼らなくても可変入賞球装置140
への入賞率を簡単に調整することができる。また、この
第3実施例においては、半開状態のとき受け入れられた
打玉P6は、障害部材142に衝突して左右に振分けられ、
玉誘導板143の凹状部から通常入賞口146a,146bに誘導さ
れる可能性が高くなり、全開状態のときに受け入れられ
た打玉P7は、障害部材142に衝突することなく玉誘導板1
43から玉転動板144に誘導さっれて特定入賞口145に誘導
される可能性が高くなるように構成されている。このた
め、第3実施例においても、可変入賞球装置140への入
賞率を調整できるだけでなく、特定入賞口145への入賞
率を簡単に調整することもできる。なお、第3実施例に
おいても可動部材141a,141bを第1実施例と同様に、そ
のスライド範囲を微調整することにより入賞率を制御す
るようにしてもよい。
は、横方向にスライドする可動部材141a,141bを第2実
施例と同様に半開状態(一点鎖線)と全開状態(実線)
との出現確率を制御することにより可動部材141a,141b
の受け止める打玉の範囲を変化させることができるの
で、従来ほど釘調整に頼らなくても可変入賞球装置140
への入賞率を簡単に調整することができる。また、この
第3実施例においては、半開状態のとき受け入れられた
打玉P6は、障害部材142に衝突して左右に振分けられ、
玉誘導板143の凹状部から通常入賞口146a,146bに誘導さ
れる可能性が高くなり、全開状態のときに受け入れられ
た打玉P7は、障害部材142に衝突することなく玉誘導板1
43から玉転動板144に誘導さっれて特定入賞口145に誘導
される可能性が高くなるように構成されている。このた
め、第3実施例においても、可変入賞球装置140への入
賞率を調整できるだけでなく、特定入賞口145への入賞
率を簡単に調整することもできる。なお、第3実施例に
おいても可動部材141a,141bを第1実施例と同様に、そ
のスライド範囲を微調整することにより入賞率を制御す
るようにしてもよい。
次に第10図を参照して、可動部材が上下方向に可動す
る可変入賞球装置150が適用される実施例(第4実施
例)について説明すると、可変入賞球装置150は、上下
方向に可動する可動部材151a,151bを有し、その可動部
材151a,151bが半開状態(一点鎖線)のときに受け入れ
た打玉P8を後方に誘導する上部玉転動板152と、可動部
材151a,151bが全開状態(実線)のときに受け入れた打
玉P9を後方に誘導する誘導板154と、該誘導板154の下方
に位置して前方から後方に傾斜する下部玉転動板156
と、該下部玉転動板156の前端中央に形成された特定入
賞口157及び前端左右に形成された通常入賞口158a,158b
とから構成されている。前記上部玉転動板152の後部中
央には、三角形状の障害部材153が固着され、上部玉転
動板152を流下する打玉を左右に振分けて後方に形成さ
れた落下口(図示しない)から前記下部玉転動板156の
左右に落下させるようになっている。また、前記誘導板
154には、前記両側から中央部分に向けて誘導壁155a,15
5bが突設され、誘導板154を流下する打玉を中央部分に
寄せて下部玉転動板156を中央部分に落下せしめ、特定
入賞口157、あるいは通常入賞口158a,158bに向けて流下
させるようになっている。
る可変入賞球装置150が適用される実施例(第4実施
例)について説明すると、可変入賞球装置150は、上下
方向に可動する可動部材151a,151bを有し、その可動部
材151a,151bが半開状態(一点鎖線)のときに受け入れ
た打玉P8を後方に誘導する上部玉転動板152と、可動部
材151a,151bが全開状態(実線)のときに受け入れた打
玉P9を後方に誘導する誘導板154と、該誘導板154の下方
に位置して前方から後方に傾斜する下部玉転動板156
と、該下部玉転動板156の前端中央に形成された特定入
賞口157及び前端左右に形成された通常入賞口158a,158b
とから構成されている。前記上部玉転動板152の後部中
央には、三角形状の障害部材153が固着され、上部玉転
動板152を流下する打玉を左右に振分けて後方に形成さ
れた落下口(図示しない)から前記下部玉転動板156の
左右に落下させるようになっている。また、前記誘導板
154には、前記両側から中央部分に向けて誘導壁155a,15
5bが突設され、誘導板154を流下する打玉を中央部分に
寄せて下部玉転動板156を中央部分に落下せしめ、特定
入賞口157、あるいは通常入賞口158a,158bに向けて流下
させるようになっている。
上記のように構成される可変入賞球装置150において
は、上下方向に可動する可動部材151a,151bを第2実施
例と同様に半開状態と全開状態との出現確率を制御する
ことにより可動部材151a,151bで受け入れる打玉の範囲
を変化させることができるので、従来ほど釘調整に頼ら
なくても可変入賞球装置150への入賞率を簡単に調整す
ることができる。また、この第4実施例においては、半
開状態のとき受け入れられた打玉P8は、前記したように
上部玉転動板152から下部玉転動板156の左右に導びかれ
るため、通常入賞口158a,158bに誘導される可能性が高
くなる。また、全開状態のときに受け入れられた打玉P9
は、誘導板154から下部玉転動板156に導かれて特定入賞
口157に入賞する可能性が高くなるように構成されてい
る。このため、第4実施例においても、可変入賞球装置
150への入賞率を調整できるだけでなく、特定入賞口157
への入賞率を簡単に調整することもできる。なお、第4
実施例においても可動部材151a,151bを第1実施例と同
様に、その可動範囲を微調整することにより入賞率を制
御するようにしてもよい。
は、上下方向に可動する可動部材151a,151bを第2実施
例と同様に半開状態と全開状態との出現確率を制御する
ことにより可動部材151a,151bで受け入れる打玉の範囲
を変化させることができるので、従来ほど釘調整に頼ら
なくても可変入賞球装置150への入賞率を簡単に調整す
ることができる。また、この第4実施例においては、半
開状態のとき受け入れられた打玉P8は、前記したように
上部玉転動板152から下部玉転動板156の左右に導びかれ
るため、通常入賞口158a,158bに誘導される可能性が高
くなる。また、全開状態のときに受け入れられた打玉P9
は、誘導板154から下部玉転動板156に導かれて特定入賞
口157に入賞する可能性が高くなるように構成されてい
る。このため、第4実施例においても、可変入賞球装置
150への入賞率を調整できるだけでなく、特定入賞口157
への入賞率を簡単に調整することもできる。なお、第4
実施例においても可動部材151a,151bを第1実施例と同
様に、その可動範囲を微調整することにより入賞率を制
御するようにしてもよい。
以上、本発明に係る実施例について説明してきたが、
いずれの実施例においても可変入賞球装置への入賞率と
特定入賞率の入賞率を同時に変化させるものを示した
が、可動部材の可動範囲を調整することにより可変入賞
球装置への入賞率だけ、又は特定入賞口への入賞率だけ
を変化させるものでも良い。また、いずれの実施例も可
変入賞球装置の内部に特定入賞口と通常入賞口とが形成
されたものが示されているが、可変入賞球装置の内部に
は、特定入賞口だけ、あるいは通常入賞口だけあっても
よい。また、上記実施例は、いずれも可変入賞球装置へ
の入賞率が高いときには、特定入賞口への入賞率も高く
なるような構成を有するものを示したが、可変入賞球装
置への入賞率が高いときには、特定入賞口への入賞率を
低くし、可変入賞球装置への入賞率が低いときには、特
定入賞口の入賞率を高くするように構成しても良い。ま
た、特定入賞口に打玉が入賞したことにより他の可変入
賞球装置、あるいは可変表示装置を作動させてもよい
し、特定入賞口に打玉が入賞したことにより権利発生と
し、その権利発生中に他の入賞口に打玉が入賞したこと
により他の可変入賞球装置を作動させるようにしてもよ
い。なお、可変表示装置を作動させるものは、その表示
が所定の表示となったときに他の可変入賞球装置を作動
させるようにすればよい。
いずれの実施例においても可変入賞球装置への入賞率と
特定入賞率の入賞率を同時に変化させるものを示した
が、可動部材の可動範囲を調整することにより可変入賞
球装置への入賞率だけ、又は特定入賞口への入賞率だけ
を変化させるものでも良い。また、いずれの実施例も可
変入賞球装置の内部に特定入賞口と通常入賞口とが形成
されたものが示されているが、可変入賞球装置の内部に
は、特定入賞口だけ、あるいは通常入賞口だけあっても
よい。また、上記実施例は、いずれも可変入賞球装置へ
の入賞率が高いときには、特定入賞口への入賞率も高く
なるような構成を有するものを示したが、可変入賞球装
置への入賞率が高いときには、特定入賞口への入賞率を
低くし、可変入賞球装置への入賞率が低いときには、特
定入賞口の入賞率を高くするように構成しても良い。ま
た、特定入賞口に打玉が入賞したことにより他の可変入
賞球装置、あるいは可変表示装置を作動させてもよい
し、特定入賞口に打玉が入賞したことにより権利発生と
し、その権利発生中に他の入賞口に打玉が入賞したこと
により他の可変入賞球装置を作動させるようにしてもよ
い。なお、可変表示装置を作動させるものは、その表示
が所定の表示となったときに他の可変入賞球装置を作動
させるようにすればよい。
更に上述した第1実施例では、18回開閉動作時に特定
入賞口に打玉が入賞すると、直ちに可動部材の開閉動作
を停止して、次の開閉動作に移行するものを示したが、
特定入賞口への入賞を記憶しておき、所定の開閉サイク
ル(10個の入賞、又は18回の開閉)が完全に終了してか
ら次の開閉サイクルに移行するようにしてもよい。ま
た、遊技内容についても、可動部材の可動範囲、あるい
は可動位置を調整できるものであるば、どのような構
造、あるいは遊技内容を有する弾球遊技機であってもよ
い。
入賞口に打玉が入賞すると、直ちに可動部材の開閉動作
を停止して、次の開閉動作に移行するものを示したが、
特定入賞口への入賞を記憶しておき、所定の開閉サイク
ル(10個の入賞、又は18回の開閉)が完全に終了してか
ら次の開閉サイクルに移行するようにしてもよい。ま
た、遊技内容についても、可動部材の可動範囲、あるい
は可動位置を調整できるものであるば、どのような構
造、あるいは遊技内容を有する弾球遊技機であってもよ
い。
なお、可変入賞球装置への入賞率を変更する条件とし
て、上記した第2実施例では、予め定めた期間(所定の
始動回数が終了するまで)が経過するまで変更しないよ
うにしたが、これを操作スイッチを操作した時点で即座
に変更できるように構成してもよいし、あるいは、変更
できないにしても上記始動回数だけでなく遊技に関係す
るいろいろな要因を選択することができる。例えば、一
定時間(24時間)が経過したとき、特定入賞口への入賞
回数が所定数に達したとき、アウト玉の数が所定個数に
達したとき、等である。
て、上記した第2実施例では、予め定めた期間(所定の
始動回数が終了するまで)が経過するまで変更しないよ
うにしたが、これを操作スイッチを操作した時点で即座
に変更できるように構成してもよいし、あるいは、変更
できないにしても上記始動回数だけでなく遊技に関係す
るいろいろな要因を選択することができる。例えば、一
定時間(24時間)が経過したとき、特定入賞口への入賞
回数が所定数に達したとき、アウト玉の数が所定個数に
達したとき、等である。
また、可変入賞球装置への入賞率を調整できる範囲、
あるいは段階は、上記した実施例に限定されないし、そ
の調整方法もスイッチの押圧動作で設定値を変更させる
ものでも、あるいは手順を複雑にした操作によって設定
できるようにしたものでも良く、また、その設定手段を
弾球遊技機ではなく、遊技場の集中管理室に設けて遠隔
的に操作できるようにしてもよい。
あるいは段階は、上記した実施例に限定されないし、そ
の調整方法もスイッチの押圧動作で設定値を変更させる
ものでも、あるいは手順を複雑にした操作によって設定
できるようにしたものでも良く、また、その設定手段を
弾球遊技機ではなく、遊技場の集中管理室に設けて遠隔
的に操作できるようにしてもよい。
更に上述した実施例においては、弾球遊技機として、
遊技者が借り受けた玉を打球供給皿7に投入して遊技す
る形式のものを示したが、持ち玉データが記憶された記
憶媒体によって遊技機内に封入された封入玉を弾発して
遊技が行える形式の、いわゆるカード式の弾球遊技機で
あってもよい。このカード式を第2実施例に適用した場
合、ソレノイド駆動データが記憶されたカードをカード
リーダに挿入することでソレノイド駆動データを変更す
るようにしてもよく、この場合に、このカードを遊技場
の責任者が保有する専用カードとしてもよいし、遊技者
に発行する遊技用カードに例えばランダムに選ばれたソ
レノイド駆動データを入れておくようにし、遊技開始時
にそのカードを遊技者がカードリーダに挿入することに
より、その遊技機の入賞率が決定するようにしてもよ
い。また、パチンコ遊技機以外の弾球遊技機、例えば、
アレンジボールやアレパチ遊技機であってもよい。ま
た、特定遊技状態検出手段として、始動入賞口への入賞
を検出すること、あるいは特定入賞口への入賞を検出す
ること等が考えられる。
遊技者が借り受けた玉を打球供給皿7に投入して遊技す
る形式のものを示したが、持ち玉データが記憶された記
憶媒体によって遊技機内に封入された封入玉を弾発して
遊技が行える形式の、いわゆるカード式の弾球遊技機で
あってもよい。このカード式を第2実施例に適用した場
合、ソレノイド駆動データが記憶されたカードをカード
リーダに挿入することでソレノイド駆動データを変更す
るようにしてもよく、この場合に、このカードを遊技場
の責任者が保有する専用カードとしてもよいし、遊技者
に発行する遊技用カードに例えばランダムに選ばれたソ
レノイド駆動データを入れておくようにし、遊技開始時
にそのカードを遊技者がカードリーダに挿入することに
より、その遊技機の入賞率が決定するようにしてもよ
い。また、パチンコ遊技機以外の弾球遊技機、例えば、
アレンジボールやアレパチ遊技機であってもよい。ま
た、特定遊技状態検出手段として、始動入賞口への入賞
を検出すること、あるいは特定入賞口への入賞を検出す
ること等が考えられる。
[発明の効果] 以上、説明してきたところから明らかなように、この
発明に係る弾球遊技機は、可変入賞球装置の可動部材の
可動範囲を調整する可動範囲調整手段を備えているの
で、従来のように釘調整だけに頼る必要がなくなり、可
変入賞球装置への入賞率又は特定入賞口への入賞率を簡
単に誰でも調整することができる。よって、出玉の管理
のし易い弾球遊技機を提供することができる。また、可
動部材の可動範囲を複数種類の可動位置に変更可能に構
成し、その複数種類の可動位置の出現確率を調整する確
率調整手段を設けることによっても、上記したものと同
様に従来のように釘調整だけに頼る必要がなくなり、可
変入賞球装置への入賞率又は特定入賞口への入賞率を簡
単に誰でも調整することができる。
発明に係る弾球遊技機は、可変入賞球装置の可動部材の
可動範囲を調整する可動範囲調整手段を備えているの
で、従来のように釘調整だけに頼る必要がなくなり、可
変入賞球装置への入賞率又は特定入賞口への入賞率を簡
単に誰でも調整することができる。よって、出玉の管理
のし易い弾球遊技機を提供することができる。また、可
動部材の可動範囲を複数種類の可動位置に変更可能に構
成し、その複数種類の可動位置の出現確率を調整する確
率調整手段を設けることによっても、上記したものと同
様に従来のように釘調整だけに頼る必要がなくなり、可
変入賞球装置への入賞率又は特定入賞口への入賞率を簡
単に誰でも調整することができる。
第1A図ないし第3図は、第1実施例に係る可変入賞球装
置を示し、第1A図及び第1B図は、可動部材の傾斜角度の
違いによる可変入賞球装置への入賞率の違いを示す説明
図、第2図は、可変入賞球装置の正面図、第3図は、可
変入賞球装置を遊技盤に取り付けた状態での縦断面図で
ある。 第4図ないし第8図は、第2実施例に係る可変入賞球装
置を示し、第4図は、可変入賞球装置の正面図、第5図
は、可変入賞球装置を遊技盤に取り付けた状態での縦断
面図、第6図は、制御基板ボックスに設けられる調整機
構を示す斜視図、第7図は、可動部材の開閉サイクルに
おける可動部材駆動ソレノイドとストッパーソレノイド
との1つの関係を示すタイムチャート、第8図は、各設
定値に対応して用意されるソレノイド駆動データのデー
タ表図である。 第9図及び第10図は、第3実施例及び第4実施例に係る
可変入賞球装置の正面図である。 第11図は、弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の
正面図、第12図は、パチンコ遊技機の背面概略図、であ
る。 1……パチンコ遊技機;弾球遊技機 23……特定入賞玉検出スイッチ;特定遊技状態検出手段 25、26a,26b……始動入賞玉検出スイッチ;特定遊技状
態検出手段 43……制御基板ボックス 50……可変入賞球装置 61……特定入賞口 63a,63b……可動部材 85……調整機構;可動範囲調整手段 100……可変入賞球装置 101a,101b……可動部材 106……ストッパーソレノイド;可動位置変更手段 120……制御基板ボックス 128……設定スイッチ 140……可変入賞球装置 141a,141b……可動部材 145……特定入賞口 150……可変入賞球装置 151a,151b……可動部材 157……特定入賞口
置を示し、第1A図及び第1B図は、可動部材の傾斜角度の
違いによる可変入賞球装置への入賞率の違いを示す説明
図、第2図は、可変入賞球装置の正面図、第3図は、可
変入賞球装置を遊技盤に取り付けた状態での縦断面図で
ある。 第4図ないし第8図は、第2実施例に係る可変入賞球装
置を示し、第4図は、可変入賞球装置の正面図、第5図
は、可変入賞球装置を遊技盤に取り付けた状態での縦断
面図、第6図は、制御基板ボックスに設けられる調整機
構を示す斜視図、第7図は、可動部材の開閉サイクルに
おける可動部材駆動ソレノイドとストッパーソレノイド
との1つの関係を示すタイムチャート、第8図は、各設
定値に対応して用意されるソレノイド駆動データのデー
タ表図である。 第9図及び第10図は、第3実施例及び第4実施例に係る
可変入賞球装置の正面図である。 第11図は、弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の
正面図、第12図は、パチンコ遊技機の背面概略図、であ
る。 1……パチンコ遊技機;弾球遊技機 23……特定入賞玉検出スイッチ;特定遊技状態検出手段 25、26a,26b……始動入賞玉検出スイッチ;特定遊技状
態検出手段 43……制御基板ボックス 50……可変入賞球装置 61……特定入賞口 63a,63b……可動部材 85……調整機構;可動範囲調整手段 100……可変入賞球装置 101a,101b……可動部材 106……ストッパーソレノイド;可動位置変更手段 120……制御基板ボックス 128……設定スイッチ 140……可変入賞球装置 141a,141b……可動部材 145……特定入賞口 150……可変入賞球装置 151a,151b……可動部材 157……特定入賞口
Claims (2)
- 【請求項1】遊技者に有利な第1の状態と、遊技者に不
利な第2の状態とに可動可能な可動部材を有する可変入
賞球装置と、 遊技状態が予め定めた特定遊技状態となったことを検出
する特定遊技状態検出手段と、 該特定遊技状態検出手段の出力に応じて前記可動部材を
第1の状態に駆動制御する駆動制御手段と、 前記可動部材の可動範囲を調整する可動範囲調整手段
と、を備えた弾球遊技機。 - 【請求項2】遊技者に有利な第1の状態と、遊技者に不
利な第2の状態とに可動可能な可動部材を有する可変入
賞球装置と、 遊技状態が予め定めた特定遊技状態となったことを検出
する特定遊技状態検出手段と、 該特定遊技状態検出手段の出力に応じて前記可動部材を
第1の状態に駆動制御する駆動制御手段と、 前記可動部材の可動範囲を複数種類の可動位置に変更す
る可動位置変更手段と、 前記複数種類の可動位置の出現確率を調整する確率調整
手段と、を備えた弾球遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30632188A JP2683816B2 (ja) | 1988-12-03 | 1988-12-03 | 弾球遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30632188A JP2683816B2 (ja) | 1988-12-03 | 1988-12-03 | 弾球遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02152480A JPH02152480A (ja) | 1990-06-12 |
JP2683816B2 true JP2683816B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=17955704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30632188A Expired - Lifetime JP2683816B2 (ja) | 1988-12-03 | 1988-12-03 | 弾球遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2683816B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002331154A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-19 | Newgin Corp | 弾球遊技機及び遊技管理システム |
JP2009000566A (ja) * | 2008-10-03 | 2009-01-08 | Newgin Corp | 遊技機 |
-
1988
- 1988-12-03 JP JP30632188A patent/JP2683816B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002331154A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-19 | Newgin Corp | 弾球遊技機及び遊技管理システム |
JP2009000566A (ja) * | 2008-10-03 | 2009-01-08 | Newgin Corp | 遊技機 |
JP4630923B2 (ja) * | 2008-10-03 | 2011-02-09 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02152480A (ja) | 1990-06-12 |
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