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JPH08195215A - 燃料電池装置 - Google Patents

燃料電池装置

Info

Publication number
JPH08195215A
JPH08195215A JP7021339A JP2133995A JPH08195215A JP H08195215 A JPH08195215 A JP H08195215A JP 7021339 A JP7021339 A JP 7021339A JP 2133995 A JP2133995 A JP 2133995A JP H08195215 A JPH08195215 A JP H08195215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
water
tank
fuel cell
liquid reservoir
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7021339A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Toohata
良和 遠畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP7021339A priority Critical patent/JPH08195215A/ja
Publication of JPH08195215A publication Critical patent/JPH08195215A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/04Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
    • H01M8/04082Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration
    • H01M8/04089Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration of gaseous reactants
    • H01M8/04119Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration of gaseous reactants with simultaneous supply or evacuation of electrolyte; Humidifying or dehumidifying
    • H01M8/04156Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration of gaseous reactants with simultaneous supply or evacuation of electrolyte; Humidifying or dehumidifying with product water removal
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M2300/00Electrolytes
    • H01M2300/0017Non-aqueous electrolytes
    • H01M2300/0065Solid electrolytes
    • H01M2300/0082Organic polymers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料電池における過剰な水を、ガスの漏洩や
外気の侵入を生じることなくガス流路から排出する。 【構成】 酸化ガスと燃料ガスとの少なくとも一方を加
湿し、これらのガスを固体電解質膜を挟んだ両側に供給
するとともに、水を含む反応生成物を生じる酸化反応を
固体電解質膜を介して生じさせる燃料電池装置におい
て、前記いずれかのガスが流通する流路2,4もしくは
該流路に連通した他の流路2,3から下方に分岐して第
1の液溜め部6が設けられるとともに、この第1の液溜
め部6の下部に第2の液溜め部7が接続され、これらの
各液溜め部6,7の間および第2の液溜め部7の流出口
側に、交互に開閉されるバルブ9,10が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、燃料ガスと酸化ガス
とを反応させることにより起電力を得る燃料電池に関
し、特に固体電解質を加湿するための水分や反応生成物
である水を排出するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように燃料電池は、燃料ガスと酸
化ガスとを電気化学的に反応させて起電力を得る装置で
あり、高分子電解質膜を使用した燃料電池や、ジルコニ
アを電解質とした燃料電池などが知られている。前者の
高分子電解質膜型燃料電池は、カチオン交換膜を電解質
としたものであって、一般には、燃料ガスとして水素ガ
スが使用され、また酸化ガスとして空気が使用されてい
る。このカチオン交換膜は湿潤状態でプロトン透過性を
示すので、供給される燃料ガスあるいは酸化ガスを加湿
してカチオン交換膜を湿潤状態としている。また燃料ガ
スが水素ガスであることにより、反応生成物として水が
生じる。
【0003】より具体的に説明すると、燃料ガスあるい
は酸化ガスによって運ばれた水分によってカチオン交換
膜が湿潤状態となると、その一方の電極側で水素ガスが
プロトンと電子とに電離し、プロトンはカチオン交換膜
を透過して他方の電極側に移動し、ここで空気中の酸素
と反応することにより水分が生じる。そして水素電極側
で生じた電子を外部に取り出すことにより起電力を得る
ことができる。
【0004】上記の燃料電池によって発生する電圧およ
び電流は僅少であるから、一般には、平板状に構成した
多数の燃料電池を直並列に接続して必要な電圧および電
流を得るようにしている。そしてこのように構成された
燃料電池スタックに対しては、改質器やボンベなどから
燃料ガスを供給し、また酸化ガスとして空気を加圧して
供給している。その供給ガスの流路の途中には、加湿器
が設けられ、ここで供給ガスを加湿しているが、それよ
り下流側の位置においては、ガス温度の低下などによっ
て結露が生じ、その水滴がある程度溜まるとガス流路を
閉塞してしまうことがある。また燃料電池スタックのガ
ス流出側においては、反応生成物である水が排出ガスと
共に運ばれ、これが外部において冷却されるために、前
述の場合と同様に結露し、その結果、ガス流路を閉塞し
てしまうことがある。
【0005】このようにしてガス流路中に過剰な水分が
溜まると、ガスが全く流れなくなったり、あるいはある
程度圧力が高まることによりその水を押し退けてガスが
流れ、その後に圧力の低下に伴って再度水によって流路
が閉じられることにより、ガスが脈動するなどのことが
ある。そのため燃料電池装置においては、過剰な水分を
外部に排出することが必要である。
【0006】その水分の排出機構としてガス流路の途中
にトラップを設けることが知られている。例えば特開平
4−12462号公報に記載されている燃料電池におい
ては、燃料電池スタックに対する流入口側のガス流路に
所定の容積をもったトラップを分岐させて接続し、ガス
流路中の水をここに溜めるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにガス流路
の途中にタンクあるいはこれに類する液溜め部を分岐さ
せて接続すれば、ガス流路内で生じた水がこのトラップ
内に流入し、したがってガス流路から水を除去できる。
しかしながら上記従来の装置のようにタンクあるいはこ
れに類する液溜め部をガス流路に単に接続しただけで
は、車両に搭載した燃料電池装置におけるようにその全
体に対して加速度が作用すると、トラップ内の水がガス
流路内に逆流してしまうことがある。また空気を酸化ガ
スとして用いる燃料電池においては、空気中の酸素分圧
が低いために、酸化ガスを加圧して供給し、その結果、
燃料電池の内部圧力が外部の圧力よりも高くなってい
る。したがって上述したトラップのようにガス流路にタ
ンクなどを単に接続した構造であれば、そのトラップか
ら排水するべくバルブを開いた場合、外気の圧力が内部
圧力よりも低いために水が勢い良く吹き出したり、ある
いは内部のガスが噴出したりするなどのおそれが多分に
ある。
【0008】この発明は、上記の事情を背景としてなさ
れたものであり、燃料電池内の過剰な水分を、ガス流路
中に逆流させることがなく、またガスの噴出などを生じ
させることなく、確実に排出することのできる燃料電池
装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、酸化ガスと燃料ガスとの少なくとも
一方を加湿し、これらのガスを固体電解質膜を挟んだ両
側に供給するとともに、水を含む反応生成物を生じる酸
化反応を固体電解質膜を介して生じさせる燃料電池装置
において、前記いずれかのガスが流通する流路もしくは
該流路に連通した他の流路から下方に分岐して第1の液
溜め部が設けられるとともに、この第1の液溜め部の下
部に第2の液溜め部が接続され、これらの各液溜め部の
間および第2の液溜め部の流出口側に、交互に開閉され
るバルブが設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0010】またこの発明においては、第1の液溜め部
の流入口側に気体の透過を阻止しかつ水の透過を許容す
る透水性遮蔽板を設けることができる。
【0011】
【作用】この発明の燃料電池装置においては、酸化ガス
と燃料ガスとが固体電解質膜を挟んだ両側に供給され
る。その結果、酸化ガスと燃料ガスとが固体電解質膜を
介して電気化学的に反応し、起電力が得られる。その酸
化ガスあるいは燃料ガスに含まれる水分の一部は、燃料
電池に供給される以前に結露して水滴となることがであ
り、また反応生成物である水が燃料電池の流出口側で結
露として水滴となることがある。このようにして生じた
水は、そのガス流路に接続して設けられている第1の液
溜め部に流下し、ここから第2の液溜め部に流下する。
したがってこれらの液溜め部には次第に水が溜まり、そ
の量が予め定められた量になると、第1の液溜め部と第
2の液溜め部との間のバルブが閉じられるとともに、第
2の液溜め部の流出口側に設けられているバルブが開か
れる。すなわち第1の液溜め部を閉じた状態で第2の液
溜め部から排水される。その場合、大気に解放されるの
は、第2の液溜め部のみであるから、燃料電池装置の内
部に外気が流入したり、内部のガスが噴出したりするこ
とはない。
【0012】第2の液溜め部からある程度排水される
と、その流出口側のバルブが閉じられとともに、第1の
液溜め部と第2の液溜め部との間のバルブが開かれる。
したがって第1の液溜め部に残っていた水が第2の液溜
め部に流入し、またガス用の流路から第1の液溜め部を
経て第2の液溜め部に水が流入し、前述の場合と同様に
して、これらの液溜め部に次第に水が溜まる。
【0013】また第1の液溜め部の流入口側に透水性遮
蔽板を設けてある場合には、燃料電池内のガスがこの遮
蔽板を越えて液溜め部に流入することがないので、ガス
の漏洩のみならず外気の流入が防止され、また液溜め部
に溜まっている水がたとえ加速度を受けてもガス用の流
路に逆流することはない。
【0014】
【実施例】つぎにこの発明を図面に示す実施例に基づい
て詳細に説明する。図1は水の排出のための機構を示し
ており、また図2はその機構を組み込んだ燃料電池装置
の全体的な構成を示している。
【0015】まず燃料電池装置の全体的な構成について
説明すると、ここで用いられている燃料電池は、カチオ
ン交換膜を電解質とした高分子電解質膜型燃料電池であ
り、電解質膜を挟んだ両側に電極がそれぞれ設けられて
おり、その電極内に燃料ガス流路あるいは酸化ガス流路
が形成されている。このように構成された単電池は、薄
膜(あるいは薄板)状であって、その単電池が多数枚積
層されて燃料電池スタック1とされている。
【0016】この燃料電池スタック1には、燃料ガス用
のヘッダおよび酸化ガス用のヘッダが形成されており、
それぞれのヘッダから各単電池の燃料ガス流路あるいは
酸化ガス流路に燃料ガスや空気を分散供給するようにな
っている。各ヘッダには、パイプあるいはホースなどか
らなるガス流路2を介してガス供給源3が接続されてい
る。このガス供給源3は、燃料ガスについては、例えば
メタノールと水とを原料として水素を発生させる改質器
あるいは水素ボンベと加湿器とである。また酸化ガスに
ついては、例えば、空気を加圧して送り出すコンプレッ
サと加湿器とである。さらに各ヘッダには、未反応ガス
や反応生成物を排出するためのガス排出流路4が接続さ
れている。
【0017】上記のガス流路2のうち最も低い箇所(符
号Aで示す箇所)や燃料電池スタック1のガス流入部直
前の箇所(符号Bで示す箇所)あるいはガス排出流路4
の所定箇所(符号Cで示す箇所)には、図1に示す排水
機構5が分岐して接続されている。この排水機構5は、
第1ないし第3のタンク(液溜め部)6,7,8を直列
に接続したものであって、第1のタンク6は前記の所定
の流路2,4から下方に分岐して設けられている。第2
のタンク7は、その第1のタンク6の下側に設けられて
おり、これらのタンク6,7の間には、電気的に開閉制
御可能なバルブ9が介装されている。また第3のタンク
8は、第2のタンク7の下方に接続して設けられてお
り、これらのタンク7,8を連通させるパイプPの中間
部には、電気的に開閉制御されるバルブ10が設けられ
ている。
【0018】さらに第1のタンク6の内部のうち流入口
に近い箇所には遮蔽板11が設けられている。この遮蔽
板11は、水分の透過を許容するとともに、水が透孔を
閉塞することによりガスの透過を阻止するものであっ
て、例えば親水性カーボンからなる多孔質板として形成
されている。またこの第1のタンク6の内部には、水滴
の跳ね上がりを防止するための複数枚の液滴遮蔽板12
が、互い違いに配置されている。そしてこの第1のタン
ク6の内部には、水位センサ13が設けられており、こ
の水位センサ13の箇所まで水位が上昇すると、このセ
ンサ13が信号を出力するようになっている。
【0019】また第2のタンク7は、その内部に水を一
旦溜めた後に第3のタンク8に向けて排出するためのも
のであって、その上下二箇所にそれぞれ水位センサ1
4,15が設けられている。さらに第3のタンク8は、
ここから外部に水を排出するためのものであって、バル
ブ16を備えた排水管17と外気に連通させるための通
気管18とが設けられている。またこの第3のタンク8
にも、上下二箇所に水位センサ19,20が設けられて
いる。
【0020】そして上記の各バルブ9,10,16およ
び各水位センサ13,14,15,19,20は、図示
しないコントローラに接続されている。このコントロー
ラは、水位センサ13,14,15,19,20からの
信号に基づいて各バルブ9,10,16を適宜に開閉制
御するように構成されている。このコントローラによる
制御内容は、以下に説明するとおりである。
【0021】図3の(A)ないし(D)は各タンク6,
7,8の内部での水位の変化を順に示す図であり、燃料
電池装置の通常の運転時には、第1のタンク6と第2の
タンク7との間のバルブ9を開き、他のバルブ10,1
6を閉じておく。したがって燃料電池の内部で生じた水
滴は、流路2,4を通って第1のタンク6に流下する。
その場合、第1のタンク6の流入口側に設けてある遮蔽
板11が湿潤されてその透孔が塞がれるので、これを境
にした気体の流動が阻止される。すなわち流路2,4か
ら第1のタンク6の内部に燃料ガスや空気が流入するこ
とがなく、また第1のタンク6から流路2,4すなわち
燃料電池の内部に外気などが流入することがない。
【0022】第1のタンク6に流入した水は、その下側
のバルブ9が開いていることにより第2のタンク7の内
部に流入し、その内部に次第に溜まる。第2のタンク7
の内部の水の量が次第に増えてその水位が上昇し、そし
て第2のタンク7の内部が満杯になった後、水位が第1
のタンク6における水位センサ13の位置まで上昇する
と、このセンサ13が信号を出力する。図3の(A)は
この状態を示している。
【0023】センサ13が信号を出力すると、第1のタ
ンク6と第2のタンク7との間のバルブ9が閉じられる
とともに、第2のタンク7と第3のタンク8との間のバ
ルブ10が開かれる。その場合、第1および第2のタン
ク6,7の内部圧力は、燃料電池の内部圧力と等しくな
っていて外気圧より高く、これに対して第3のタンク8
の内部は大気と連通していて第2のタンク7の内部より
低圧になっているので、第2のタンク7から第3のタン
ク8に水が流下する。
【0024】このようにして第2のタンク7から第3の
タンク8に水が移動するとともに、第2のタンク7の内
部圧力が低下し、またその水位が第2のタンク7におけ
る下側の水位センサ15の位置まで低下すると(図3の
(B)に示す状態)、このセンサ15からの出力信号に
基づいて第2のタンク7と第3のタンク8との間のバル
ブ10が閉じられるとともに、第3のタンク8の排水管
17に設けたバルブ16が開かれる。すなわち第3のタ
ンク8から排水される。なお、この第3のタンク8にお
ける水の量の増減に伴って通気管18から外気が導入・
排出されるので、第3のタンク8の内部は常時外気と等
しい圧力になっている。
【0025】第3のタンク8の内部の水位が図3の
(C)に示すように下側の水位センサ20の位置まで低
下すると、そのセンサ20の出力信号に基づいて排水管
17に設けたバルブ16が閉じられるとともに、第1の
タンク6と第2のタンク7との間のバルブ9が開かれ
る。これは図3の(D)に示す状態であり、また前述し
た通常の運転時の状態である。したがって第1のタンク
6の内部に残っていた水が第2のタンク7に流下すると
ともに、ガス用の流路2,4から連続して水が第1のタ
ンク6および第2のタンク7に流入する。
【0026】したがって上記の装置によれば、ガス用の
流路2,4が外気に完全に連通する状態が生じないの
で、ガスの漏洩や外気の侵入を確実に防止でき、また水
が外部に吹き出すことを防止することができる。また第
1のタンク6の内部に遮蔽板11が設けられているか
ら、上記の燃料電池が車両に搭載されて発進・停止など
の際に加速度を受けても第1のタンク6から流路2,4
に水が逆流することが有効に防止される。このような作
用は、前記液滴遮蔽板12が水の飛散を防ぐことによっ
ても確実なものとなる。
【0027】ところで上述したように第3のタンク8の
内部は外気に連通していて空気で満たされているが、図
に示すように第2のタンク7から第3のタンク8に延び
たパイプPの下端開口部を第3のタンク8の底部に接近
させ、かつ下側の水位センサ20の位置をその下端開口
部より高い位置に設定すれば、そのパイプPの下端開口
部は常時水に浸って外気に対して閉じられた状態に維持
される。したがってこのようにすれば、第3のタンク8
の内部の空気が第2のタンク7を経て第1のタンク6や
流路2,4に流入することを確実に防止できる。
【0028】なお、上記の実施例では、第1ないし第3
の三つのタンク6,7,8を設けたが、この発明は、上
記の実施例に限定されないのであって、第1および第2
の二つのタンクによって構成することもできる。またこ
の発明における液溜め部は、上述したタンクに限定され
ないのであって、流路2,4から分岐させたパイプの一
部であってもよい。さらに上記の実施例では、各タンク
からの排水を制御するために水位センサを用いたが、こ
の発明では、水位センサに替えてタイマによりバルブの
開閉を制御することとしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の燃料電池
装置によれば、燃料電池の内部で生じた水を第1の液溜
め部から第2の液溜め部に導いた後に外部に排出するよ
うに構成し、かつこれらの液溜め部の排出側のそれぞれ
に、交互に開閉されるバルブを設けたから、燃料電池の
内部のガスを漏洩することなく、過剰な水を確実に外部
に排出でき、またその場合、外気の侵入を確実に防止で
きる。しかもその水は、ガス用の流路から分岐させた液
溜め部に導くから、車両に搭載した場合のように燃料電
池装置に加速度が作用しても、液溜め部に捕捉した水が
流路に再度侵入することがなく、その結果、ガスの流通
を常時円滑な状態に維持して発電効率を向上させること
ができる。
【0030】また気体を透過させない透水性の遮蔽板を
第1の液溜め部の流入口側に設ければ、燃料電池からの
ガスの漏洩および外気の侵入を更に確実に防止できると
ともに、加速度が作用した場合の第1の液溜め部から流
路に向けた水の逆流を確実に防止することができる。そ
して過剰な水をガス流路から確実に排除できることによ
り、燃料電池スタックのガス流入側および排出側に形状
の任意なバッファを設けることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる排水機構の一例を示す模式的
な断面図である。
【図2】この発明にかかる燃料電池装置の全体的な構成
を示す模式図である。
【図3】排水プロセスを説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 燃料電池スタック 2,4 流路 5 排水機構 6 第1のタンク 7 第2のタンク 9,10 バルブ 11 遮蔽板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化ガスと燃料ガスとの少なくとも一方
    を加湿し、これらのガスを固体電解質膜を挟んだ両側に
    供給するとともに、水を含む反応生成物を生じる酸化反
    応を固体電解質膜を介して生じさせる燃料電池装置にお
    いて、 前記いずれかのガスが流通する流路もしくは該流路に連
    通した他の流路から下方に分岐して第1の液溜め部が設
    けられるとともに、この第1の液溜め部の下部に第2の
    液溜め部が接続され、これらの各液溜め部の間および第
    2の液溜め部の流出口側に、交互に開閉されるバルブが
    設けられていることを特徴とする燃料電池装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の液溜め部の流入口側に、気体
    の透過を阻止しかつ水の透過を許容する透水性遮蔽板が
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料
    電池装置。
JP7021339A 1995-01-13 1995-01-13 燃料電池装置 Pending JPH08195215A (ja)

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JP7021339A JPH08195215A (ja) 1995-01-13 1995-01-13 燃料電池装置

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JP7021339A JPH08195215A (ja) 1995-01-13 1995-01-13 燃料電池装置

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ID=12052362

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7021339A Pending JPH08195215A (ja) 1995-01-13 1995-01-13 燃料電池装置

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