JPH08189969A - トランスポンダを用いた水中位置測定システム - Google Patents
トランスポンダを用いた水中位置測定システムInfo
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- JPH08189969A JPH08189969A JP7000450A JP45095A JPH08189969A JP H08189969 A JPH08189969 A JP H08189969A JP 7000450 A JP7000450 A JP 7000450A JP 45095 A JP45095 A JP 45095A JP H08189969 A JPH08189969 A JP H08189969A
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 14
- 230000004044 response Effects 0.000 claims abstract description 38
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 5
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ノイズ妨害がなく正確に水中位置を決める水
中位置測定システム。 【構成】 受信信号読出部70は、呼び出し信号が発射
されると読取時間内で接続された信号変換手段12,1
3,14からのパルス信号を読み取る。制御演算部40
は、受信信号読出部が読み取ったパルス信号を各読出時
間に対応してメモリ部50に格納し、格納したパルス信
号の中の所定数の最新の読取時間分のパルス信号を比較
し、比較するパルス信号中に同じタイミングで存在する
パルスを真の応答信号に基づくパルス信号と看做し、そ
のパルス信号が存在する期間を含む適宜な期間に制御信
号をアクティブにしてゲートスイッチ部15,25,3
5が受信検出部からのパルス信号を通過させるようにさ
せ、前記複数のタイマ16,26,36が時間積算を停
止すると、各タイマが積算した積算時間を取り入れ、取
り入れた積算時間から水中位置を算出する。
中位置測定システム。 【構成】 受信信号読出部70は、呼び出し信号が発射
されると読取時間内で接続された信号変換手段12,1
3,14からのパルス信号を読み取る。制御演算部40
は、受信信号読出部が読み取ったパルス信号を各読出時
間に対応してメモリ部50に格納し、格納したパルス信
号の中の所定数の最新の読取時間分のパルス信号を比較
し、比較するパルス信号中に同じタイミングで存在する
パルスを真の応答信号に基づくパルス信号と看做し、そ
のパルス信号が存在する期間を含む適宜な期間に制御信
号をアクティブにしてゲートスイッチ部15,25,3
5が受信検出部からのパルス信号を通過させるようにさ
せ、前記複数のタイマ16,26,36が時間積算を停
止すると、各タイマが積算した積算時間を取り入れ、取
り入れた積算時間から水中位置を算出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水中に設置したトランス
ポンダと、トランスポンダからの応答信号を複数の受波
器で受信しSBL(Short Base Line)法を適用して水
中位置を算出する水中位置測定装置とからなる水中位置
測定システムに関する。
ポンダと、トランスポンダからの応答信号を複数の受波
器で受信しSBL(Short Base Line)法を適用して水
中位置を算出する水中位置測定装置とからなる水中位置
測定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図3はこの種の従来の水中位置測定シス
テムを示すブロック図、図4は図3の従来例の動作を示
すタイムチャートである。この水中位置測定システムに
おいては、トランスポンダ190を水中に設置し、測定
船に設けた水中位置測定装置の送波器180から呼び出
し信号CCを発射し、呼び出し信号CCに応じてトラン
スポンダ190から出力される応答信号RRを、複数の
受波器111,121,131で受信しSBL法を適用
して水中位置を算出していた。すなわち、時刻t1,t2
の間呼び出し信号を発射させてから、各受波器111,
121,131が時刻t3,t4,t5にそれぞれ応答信
号RRを受信するまでの時間T1,T2,T3をそれぞ
れタイマで測定することにより、トランスポンダとの距
離を算出し水中位置を決定する。この場合に、受信時を
決定するのに、受信した応答信号が最初に閾値を越えた
時点を受信時としていた。
テムを示すブロック図、図4は図3の従来例の動作を示
すタイムチャートである。この水中位置測定システムに
おいては、トランスポンダ190を水中に設置し、測定
船に設けた水中位置測定装置の送波器180から呼び出
し信号CCを発射し、呼び出し信号CCに応じてトラン
スポンダ190から出力される応答信号RRを、複数の
受波器111,121,131で受信しSBL法を適用
して水中位置を算出していた。すなわち、時刻t1,t2
の間呼び出し信号を発射させてから、各受波器111,
121,131が時刻t3,t4,t5にそれぞれ応答信
号RRを受信するまでの時間T1,T2,T3をそれぞ
れタイマで測定することにより、トランスポンダとの距
離を算出し水中位置を決定する。この場合に、受信時を
決定するのに、受信した応答信号が最初に閾値を越えた
時点を受信時としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のシステム
では、受信した応答信号が最初に閾値を越えた時点を受
信時としているので、ノイズが多い水域やトランスポン
ダとの距離が大きい場合には、ノイズにより受信時を決
定してしまうことが多く、正確な水中位置決定ができな
いという問題がある。
では、受信した応答信号が最初に閾値を越えた時点を受
信時としているので、ノイズが多い水域やトランスポン
ダとの距離が大きい場合には、ノイズにより受信時を決
定してしまうことが多く、正確な水中位置決定ができな
いという問題がある。
【0004】本発明は上記問題に鑑み、ノイズに妨害さ
れないで正確に水中位置決定ができる水中位置測定シス
テムを提供することを目的とする。
れないで正確に水中位置決定ができる水中位置測定シス
テムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の水中位置測定シ
ステムは、水中に設置したトランスポンダと、送波器か
ら水中に発射した呼び出し信号に応じてトランスポンダ
から出力される応答信号を、複数の受波器で受信した後
に、複数の受波器に対応して配設された複数の信号変換
手段でそれぞれパルス信号に変換し、変換したパルス信
号にSBL法を適用して水中位置を算出する水中位置測
定装置とからなるものであって、前記複数の信号変換手
段の少なくとも1つに対応して配設され、前記呼び出し
信号を発射してから前記応答信号が前記水中位置測定装
置に到達するに充分な時間として設定された読取時間毎
に、その読取時間内の前記パルス信号を読み取る受信信
号読出部と、受信信号読出部が読み取った前記パルス信
号を、読取時間毎に格納するためのメモリ部と、前記複
数の信号変換手段にそれぞれ対応して配設され、与えら
れる制御信号がアクティブである間のみ、前記信号変換
手段からのパルス信号を通過させる複数のゲートスイッ
チ部と、前記複数のゲートスイッチ部にそれぞれ対応し
て配設され、呼び出し信号が発射される毎に時間の経過
の積算を開始し、ゲートスイッチ部からパルス信号を受
けると時間積算を停止する複数のタイマと、前記読取時
間毎に受信信号読出部が読み取ったパルス信号を、各読
取時間に対応してメモリ部に順次格納し、所定数の最新
の読取時間分のパルス信号を比較し、比較するパルス信
号中において同じタイミングで存在するパルスがある場
合に、そのパルスを真の応答信号に基づくパルス信号と
看做し、真の応答信号に基づくパルス信号と看做したパ
ルス信号が存在する期間を含む適宜な期間に制御信号を
アクティブにしてゲートスイッチ部が受信検出部からの
パルス信号を通過させるようにさせ、前記複数のタイマ
が時間積算を停止すると、各タイマが積算した積算時間
を取り入れ、取り入れた積算時間から水中位置を算出す
る制御演算部とを有する。
ステムは、水中に設置したトランスポンダと、送波器か
ら水中に発射した呼び出し信号に応じてトランスポンダ
から出力される応答信号を、複数の受波器で受信した後
に、複数の受波器に対応して配設された複数の信号変換
手段でそれぞれパルス信号に変換し、変換したパルス信
号にSBL法を適用して水中位置を算出する水中位置測
定装置とからなるものであって、前記複数の信号変換手
段の少なくとも1つに対応して配設され、前記呼び出し
信号を発射してから前記応答信号が前記水中位置測定装
置に到達するに充分な時間として設定された読取時間毎
に、その読取時間内の前記パルス信号を読み取る受信信
号読出部と、受信信号読出部が読み取った前記パルス信
号を、読取時間毎に格納するためのメモリ部と、前記複
数の信号変換手段にそれぞれ対応して配設され、与えら
れる制御信号がアクティブである間のみ、前記信号変換
手段からのパルス信号を通過させる複数のゲートスイッ
チ部と、前記複数のゲートスイッチ部にそれぞれ対応し
て配設され、呼び出し信号が発射される毎に時間の経過
の積算を開始し、ゲートスイッチ部からパルス信号を受
けると時間積算を停止する複数のタイマと、前記読取時
間毎に受信信号読出部が読み取ったパルス信号を、各読
取時間に対応してメモリ部に順次格納し、所定数の最新
の読取時間分のパルス信号を比較し、比較するパルス信
号中において同じタイミングで存在するパルスがある場
合に、そのパルスを真の応答信号に基づくパルス信号と
看做し、真の応答信号に基づくパルス信号と看做したパ
ルス信号が存在する期間を含む適宜な期間に制御信号を
アクティブにしてゲートスイッチ部が受信検出部からの
パルス信号を通過させるようにさせ、前記複数のタイマ
が時間積算を停止すると、各タイマが積算した積算時間
を取り入れ、取り入れた積算時間から水中位置を算出す
る制御演算部とを有する。
【0006】また、前記制御演算部は、制御信号をアク
ティブにする期間の設定は、前記抽出したパルス信号が
存在する期間の前後に調整時間を加えたものとし、その
調整時間は、前記呼び出し信号を発射してから、次の呼
び出し信号の発射迄に変化するであろうトランスポンダ
と水中位置測定装置との間の距離に対応した時間と、ト
ランスポンダが呼び出し信号を認識してから応答信号を
送信するまでの時間との合計から決定するのが好まし
い。
ティブにする期間の設定は、前記抽出したパルス信号が
存在する期間の前後に調整時間を加えたものとし、その
調整時間は、前記呼び出し信号を発射してから、次の呼
び出し信号の発射迄に変化するであろうトランスポンダ
と水中位置測定装置との間の距離に対応した時間と、ト
ランスポンダが呼び出し信号を認識してから応答信号を
送信するまでの時間との合計から決定するのが好まし
い。
【0007】
【作用】呼び出し信号が送波器から発射された後に、各
受波器に受信された受信信号には応答信号以外にノイズ
も含まれる。信号変換手段は、受信信号が所定の閾値を
越えるのを検出すると、パルス信号を出力する。受信信
号読出部は、呼び出し信号が発射されると読取時間内で
接続された信号変換手段からのパルス信号を読み取る。
制御演算部は、受信信号読出部が読み取ったパルス信号
を各読出時間に対応してメモリ部に格納し、格納したパ
ルス信号の中の所定数の最新の読取時間分のパルス信号
を比較し、比較するパルス信号中において同じタイミン
グで存在するパルスがある場合に、そのパルスを真の応
答信号に基づくパルス信号と看做し、真の応答信号に基
づくパルス信号と看做したパルス信号が存在する期間を
含む適宜な期間に制御信号をアクティブにしてゲートス
イッチ部が受信検出部からのパルス信号を通過させるよ
うにさせ、前記複数のタイマが時間積算を停止すると、
各タイマが積算した積算時間を取り入れ、取り入れた積
算時間から水中位置を算出する。
受波器に受信された受信信号には応答信号以外にノイズ
も含まれる。信号変換手段は、受信信号が所定の閾値を
越えるのを検出すると、パルス信号を出力する。受信信
号読出部は、呼び出し信号が発射されると読取時間内で
接続された信号変換手段からのパルス信号を読み取る。
制御演算部は、受信信号読出部が読み取ったパルス信号
を各読出時間に対応してメモリ部に格納し、格納したパ
ルス信号の中の所定数の最新の読取時間分のパルス信号
を比較し、比較するパルス信号中において同じタイミン
グで存在するパルスがある場合に、そのパルスを真の応
答信号に基づくパルス信号と看做し、真の応答信号に基
づくパルス信号と看做したパルス信号が存在する期間を
含む適宜な期間に制御信号をアクティブにしてゲートス
イッチ部が受信検出部からのパルス信号を通過させるよ
うにさせ、前記複数のタイマが時間積算を停止すると、
各タイマが積算した積算時間を取り入れ、取り入れた積
算時間から水中位置を算出する。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の水中位置測定システムの一
実施例を示すブロック図、図2は図1の実施例の動作を
示すタイムチャートである。
て説明する。図1は本発明の水中位置測定システムの一
実施例を示すブロック図、図2は図1の実施例の動作を
示すタイムチャートである。
【0009】制御演算部40は、送信部60に指示して
送波器80からトランスポンダ90に対する呼び出し信
号CCを水中に発射させる。水中に設置されたトランス
ポンダ90は呼び出し信号CCにに呼応して応答信号R
Rを送信する。3個以上配置された受波器(本実施例で
は3個の受波器11,21,31が配置されている)
は、この応答信号をそれぞれ受信しようとする。なお、
受波器11,21,31は、長方形の角に対応する位置
にそれぞれ配置されている。受波器11,21,31に
よって受信される受信信号はノイズおよび応答信号であ
って、それぞれ受信部12,22,32に入力され、増
幅部13,23,33で増幅される。
送波器80からトランスポンダ90に対する呼び出し信
号CCを水中に発射させる。水中に設置されたトランス
ポンダ90は呼び出し信号CCにに呼応して応答信号R
Rを送信する。3個以上配置された受波器(本実施例で
は3個の受波器11,21,31が配置されている)
は、この応答信号をそれぞれ受信しようとする。なお、
受波器11,21,31は、長方形の角に対応する位置
にそれぞれ配置されている。受波器11,21,31に
よって受信される受信信号はノイズおよび応答信号であ
って、それぞれ受信部12,22,32に入力され、増
幅部13,23,33で増幅される。
【0010】増幅部13,23,33で増幅された受信
信号は、予め設定された閾値をを越える毎に、受信検出
部14,24,34によってタイマストップ用のパルス
信号として出力される。受信検出部14,24,34
は、リトリガブル・ワンショット回路やラッチ回路から
構成されており、出力するパルス信号は、パルス幅が制
御演算部40のデータ・セットアップ/ホールド時間を
満足するように、また、制御演算部40の読み出し動作
の間隔より大となるように構成されている。本実施例の
場合、制御演算部40の読み出し動作の間隔が1.0m
sなので、受信検出部14,24,34が出力するパル
ス信号のパルス幅は1.2msに設定されている。
信号は、予め設定された閾値をを越える毎に、受信検出
部14,24,34によってタイマストップ用のパルス
信号として出力される。受信検出部14,24,34
は、リトリガブル・ワンショット回路やラッチ回路から
構成されており、出力するパルス信号は、パルス幅が制
御演算部40のデータ・セットアップ/ホールド時間を
満足するように、また、制御演算部40の読み出し動作
の間隔より大となるように構成されている。本実施例の
場合、制御演算部40の読み出し動作の間隔が1.0m
sなので、受信検出部14,24,34が出力するパル
ス信号のパルス幅は1.2msに設定されている。
【0011】受信信号読出部70は、送波器80から呼
び出し信号CCが発射される毎に、呼び出し信号CCが
発射されてから、応答信号RRが受信検出部14,2
4,34に検出されるまでに充分であって、応答信号を
有意義に受信可能であると予め判定された時間までの読
出時間(トランスポンダと水中位置測定装置との有効距
離に対応する)の間に、受信検出部14,24,34の
すくなくとも1つから(本実施例では受信検出部14か
ら)パルス信号を読み出し、制御演算部40に渡してい
る。制御演算部40は、受信信号読出部70からのパル
ス信号を各読出時間に対応してメモリ部50に記憶す
る。制御演算部40は、メモリ部50に記憶した過去の
複数の読出時間に対応するパルス信号(本実施例では直
前の連続する3つの読出時間に対応するパルス信号)か
ら、真の応答信号を抽出するための制御信号CNTを生
成し(詳細は後述)、ゲートスイッチ部15,25,3
5に供給する。
び出し信号CCが発射される毎に、呼び出し信号CCが
発射されてから、応答信号RRが受信検出部14,2
4,34に検出されるまでに充分であって、応答信号を
有意義に受信可能であると予め判定された時間までの読
出時間(トランスポンダと水中位置測定装置との有効距
離に対応する)の間に、受信検出部14,24,34の
すくなくとも1つから(本実施例では受信検出部14か
ら)パルス信号を読み出し、制御演算部40に渡してい
る。制御演算部40は、受信信号読出部70からのパル
ス信号を各読出時間に対応してメモリ部50に記憶す
る。制御演算部40は、メモリ部50に記憶した過去の
複数の読出時間に対応するパルス信号(本実施例では直
前の連続する3つの読出時間に対応するパルス信号)か
ら、真の応答信号を抽出するための制御信号CNTを生
成し(詳細は後述)、ゲートスイッチ部15,25,3
5に供給する。
【0012】ゲートスイッチ部15,25,35は、受
信検出部14,24,34からそれぞれパルス信号を入
力し、制御演算部40からの制御信号CNTがアクティ
ブのときのみ、入力したパルス信号をタイマ16,2
6,36に出力する。タイマ16,26,36は、送波
器80から呼び出し信号CCが発射される毎に、時間の
経過の積算を開始し、ゲートスイッチ部15,25,3
5からパルス信号を入力すると、時間積算を停止する。
タイマ16,26,36が時間積算を停止すると、制御
演算部40は、積算された時間を各タイマ16,26,
36から読み出し、水中位置を算出する。
信検出部14,24,34からそれぞれパルス信号を入
力し、制御演算部40からの制御信号CNTがアクティ
ブのときのみ、入力したパルス信号をタイマ16,2
6,36に出力する。タイマ16,26,36は、送波
器80から呼び出し信号CCが発射される毎に、時間の
経過の積算を開始し、ゲートスイッチ部15,25,3
5からパルス信号を入力すると、時間積算を停止する。
タイマ16,26,36が時間積算を停止すると、制御
演算部40は、積算された時間を各タイマ16,26,
36から読み出し、水中位置を算出する。
【0013】次に制御演算部40がどのように制御信号
CNTを生成し、水中位置を算出するかを図2を参照し
て詳述する。制御演算部40は、送信部60に指示して
送波器80からトランスポンダ90に対する呼び出し信
号CCを時刻t1,t2の間水中に発射させる。水中に設
置されたトランスポンダ90は呼び出し信号CCにに呼
応して応答信号RRを送信する。受波器11,21,3
1は、ノイズおよび応答信号からなる受信信号を入力す
る。図2においては、例として受波器11が入力する受
信信号が示されており、時刻t3〜t4;t5〜t6;t7
〜t8;t9〜t10に受信したノイズと、時刻t11〜t12
に受信した応答信号とが示されている。この受信信号
は、受信検出部14により第1回目のパルス信号として
出力され、受信信号読出部70により時刻t1〜t13の
読取時間に読み取られ、演算制御部40に引き渡され、
メモリ部50に格納される。
CNTを生成し、水中位置を算出するかを図2を参照し
て詳述する。制御演算部40は、送信部60に指示して
送波器80からトランスポンダ90に対する呼び出し信
号CCを時刻t1,t2の間水中に発射させる。水中に設
置されたトランスポンダ90は呼び出し信号CCにに呼
応して応答信号RRを送信する。受波器11,21,3
1は、ノイズおよび応答信号からなる受信信号を入力す
る。図2においては、例として受波器11が入力する受
信信号が示されており、時刻t3〜t4;t5〜t6;t7
〜t8;t9〜t10に受信したノイズと、時刻t11〜t12
に受信した応答信号とが示されている。この受信信号
は、受信検出部14により第1回目のパルス信号として
出力され、受信信号読出部70により時刻t1〜t13の
読取時間に読み取られ、演算制御部40に引き渡され、
メモリ部50に格納される。
【0014】次の呼び出し信号CCが発射されると第1
回目と同様に受信信号(不図示)が受波器に入力され、
受信検出部14により第2回目のパルス信号として出力
され、受信信号読出部70により読み取られ、演算制御
部40に引き渡され、メモリ部50に格納される。第3
回目についても同様であって、第3回目のパルス信号が
メモリ部50に格納される。
回目と同様に受信信号(不図示)が受波器に入力され、
受信検出部14により第2回目のパルス信号として出力
され、受信信号読出部70により読み取られ、演算制御
部40に引き渡され、メモリ部50に格納される。第3
回目についても同様であって、第3回目のパルス信号が
メモリ部50に格納される。
【0015】3回以上の読取時間におけるパルス信号が
メモリ部50に格納されると、制御演算部40は、呼び
出し信号CCが発射されてから、少なくとも2回同じタ
イミングでパルス信号が出力されている期間がないかど
うかチェックし、2回以上同じタイミングでパルス信号
が出力されている期間をパルス信号有効期間VT1,V
T2,VT3として検出する。制御演算部40は、検出
したパルス信号有効期間VT1,VT2,VT3の前後
に調整時間Δtを加え、この期間をパルス幅とする制御
信号CNTをゲートスイッチ部15,25,35に供給
し、ゲートスイッチ部15,25,35をオンさせる。
メモリ部50に格納されると、制御演算部40は、呼び
出し信号CCが発射されてから、少なくとも2回同じタ
イミングでパルス信号が出力されている期間がないかど
うかチェックし、2回以上同じタイミングでパルス信号
が出力されている期間をパルス信号有効期間VT1,V
T2,VT3として検出する。制御演算部40は、検出
したパルス信号有効期間VT1,VT2,VT3の前後
に調整時間Δtを加え、この期間をパルス幅とする制御
信号CNTをゲートスイッチ部15,25,35に供給
し、ゲートスイッチ部15,25,35をオンさせる。
【0016】上述の調整時間Δtは、次の呼び出し信号
の発射迄に変化するであろうトランスポンダと水中位置
測定装置との間の距離に対応した時間と、トランスポン
ダが呼び出し信号を認識してから応答信号を送信するま
での時間との合計から決定されている。なお、図2で示
された実施例の場合には、ノイズによるパルス信号有効
期間VT1,VT2が示されているが、これは説明を容
易にするためであって、ノイズによるパルス信号有効期
間VT1,VT2が表れるのは実際には希であために、
真の応答信号によるパルス信号有効期間VT3の検出は
より確実なものとなる。したがって、制御信号CNTに
よりゲートスイッチ部15,25,35がオン状態とな
り、通過させる受信検出部14,24,34からのパル
ス信号は真の応答信号によるものとなり、水中位置測定
が、より正確に行なわれる。
の発射迄に変化するであろうトランスポンダと水中位置
測定装置との間の距離に対応した時間と、トランスポン
ダが呼び出し信号を認識してから応答信号を送信するま
での時間との合計から決定されている。なお、図2で示
された実施例の場合には、ノイズによるパルス信号有効
期間VT1,VT2が示されているが、これは説明を容
易にするためであって、ノイズによるパルス信号有効期
間VT1,VT2が表れるのは実際には希であために、
真の応答信号によるパルス信号有効期間VT3の検出は
より確実なものとなる。したがって、制御信号CNTに
よりゲートスイッチ部15,25,35がオン状態とな
り、通過させる受信検出部14,24,34からのパル
ス信号は真の応答信号によるものとなり、水中位置測定
が、より正確に行なわれる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明の水中位置測
定システムは、水中位置測定装置が呼び出し信号を発射
してからの読取期間にノイズおよび応答信号を含む受信
信号をパルス信号として記憶し、連続する所定回数の読
取期間に同じタイミングで発生するパルス信号のみを真
の応答信号に基づくものとして、このパルス信号に対応
して制御信号をアクティブにし、制御信号がアクティブ
な期間のみ次のパルス信号を水中位置測定に用いること
により、ノイズ等に妨害されずに、真の応答信号に基づ
く正確な水中位置を算出することができる。
定システムは、水中位置測定装置が呼び出し信号を発射
してからの読取期間にノイズおよび応答信号を含む受信
信号をパルス信号として記憶し、連続する所定回数の読
取期間に同じタイミングで発生するパルス信号のみを真
の応答信号に基づくものとして、このパルス信号に対応
して制御信号をアクティブにし、制御信号がアクティブ
な期間のみ次のパルス信号を水中位置測定に用いること
により、ノイズ等に妨害されずに、真の応答信号に基づ
く正確な水中位置を算出することができる。
【図1】本発明の水中位置測定システムの一実施例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】図1の実施例の動作を示すタイムチャートであ
る。
る。
【図3】従来例を示すブロック図である。
【図4】図3の従来例の動作を示すタイムチャートであ
る。
る。
11,21,31 受波器 12,22,32 受信部 13,23,33 増幅部 14,24,34 受信検出部 15,25,35 ゲートスイッチ部 16,26,36 タイマ 40 制御演算部 50 メモリ部 60 送信部 70 受信信号読出部 80 送波器 90 トランスポンダ
Claims (4)
- 【請求項1】 水中に設置したトランスポンダと、送波
器から水中に発射した呼び出し信号に応じてトランスポ
ンダから出力される応答信号を、複数の受波器で受信し
た後に、複数の受波器に対応して配設された複数の信号
変換手段でそれぞれパルス信号に変換し、変換したパル
ス信号にSBL法を適用して水中位置を算出する水中位
置測定装置とからなる水中位置測定システムにおいて、 前記複数の信号変換手段の少なくとも1つに対応して配
設され、前記呼び出し信号を発射してから前記応答信号
が前記水中位置測定装置に到達するに充分な時間として
設定された読取時間毎に、その読取時間内の前記パルス
信号を読み取る受信信号読出部と、 受信信号読出部が読み取った前記パルス信号を、読取時
間毎に格納するためのメモリ部と、 前記複数の信号変換手段にそれぞれ対応して配設され、
与えられる制御信号がアクティブである間のみ、前記信
号変換手段からのパルス信号を通過させる複数のゲート
スイッチ部と、 前記複数のゲートスイッチ部にそれぞれ対応して配設さ
れ、呼び出し信号が発射される毎に時間の経過の積算を
開始し、ゲートスイッチ部からパルス信号を受けると時
間積算を停止する複数のタイマと、 前記読取時間毎に受信信号読出部が読み取ったパルス信
号を、各読取時間に対応してメモリ部に順次格納し、格
納したパルス信号の中の所定数の最新の読取時間分のパ
ルス信号を比較し、比較するパルス信号中において同じ
タイミングで存在するパルスがある場合に、そのパルス
を真の応答信号に基づくパルス信号と看做し、真の応答
信号に基づくパルス信号と看做したパルス信号が存在す
る期間を含む適宜な期間に制御信号をアクティブにして
ゲートスイッチ部が受信検出部からのパルス信号を通過
させるようにさせ、前記複数のタイマが時間積算を停止
すると、各タイマが積算した積算時間を取り入れ、取り
入れた積算時間から水中位置を算出する制御演算部とを
有することを特徴とする水中位置測定システム。 - 【請求項2】 前記制御演算部は、制御信号をアクティ
ブにする期間の設定は、前記抽出したパルス信号が存在
する期間の前後に調整時間を加えたものとする請求項1
記載の水中位置測定システム。 - 【請求項3】 前記調整時間は、前記呼び出し信号を発
射してから、次の呼び出し信号の発射迄に変化するであ
ろうトランスポンダと水中位置測定装置との間の距離に
対応した時間と、トランスポンダが呼び出し信号を認識
してから応答信号を送信するまでの時間との合計から決
定する請求項2記載の水中位置測定システム。 - 【請求項4】 前記受波器、信号変換手段、ゲートスイ
ッチ部、タイマはそれぞれ3個配設されており、前記受
信信号読出部は、3個の信号変換手段のうちの1つに接
続されている請求項1ないし3のいずれか1項記載の水
中位置測定システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7000450A JPH08189969A (ja) | 1995-01-06 | 1995-01-06 | トランスポンダを用いた水中位置測定システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7000450A JPH08189969A (ja) | 1995-01-06 | 1995-01-06 | トランスポンダを用いた水中位置測定システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08189969A true JPH08189969A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=11474136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7000450A Pending JPH08189969A (ja) | 1995-01-06 | 1995-01-06 | トランスポンダを用いた水中位置測定システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08189969A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012051398A1 (en) * | 2010-10-13 | 2012-04-19 | University Of Delaware | Long-range acoustical positioning system on continental shelf regions |
JP2014222200A (ja) * | 2013-05-14 | 2014-11-27 | 国立大学法人 東京大学 | 水中音響測位システム |
JP2015064207A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | 株式会社エス・イー・エイ | 水中音響測位システム |
-
1995
- 1995-01-06 JP JP7000450A patent/JPH08189969A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012051398A1 (en) * | 2010-10-13 | 2012-04-19 | University Of Delaware | Long-range acoustical positioning system on continental shelf regions |
US9013959B2 (en) | 2010-10-13 | 2015-04-21 | University Of Delaware | Long-range acoustical positioning system on continental shelf regions |
JP2014222200A (ja) * | 2013-05-14 | 2014-11-27 | 国立大学法人 東京大学 | 水中音響測位システム |
JP2015064207A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | 株式会社エス・イー・エイ | 水中音響測位システム |
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