JPH08185664A - 光ディスク装置のワブル検出回路 - Google Patents
光ディスク装置のワブル検出回路Info
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- JPH08185664A JPH08185664A JP33902894A JP33902894A JPH08185664A JP H08185664 A JPH08185664 A JP H08185664A JP 33902894 A JP33902894 A JP 33902894A JP 33902894 A JP33902894 A JP 33902894A JP H08185664 A JPH08185664 A JP H08185664A
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- Japan
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- wobble
- optical pickup
- signal
- optical
- bandpass filter
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- Pending
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- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 61
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 23
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
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- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ディスク回転数に依存せずに安定にワブル信号
の検出が可能で迅速なサーチを可能とするとともに回路
構成も簡略化した光ディスク装置のワブル検出回路を提
供する。 【構成】光ピックアップ1を介して得られる信号からワ
ブル信号を検出する周波数特性が可変な可変特性バンド
パスフィルタ5を設け、検出した光ピックアップ2の位
置と光ディスク1の回転数に基づいて求まる上記ワブル
信号の周波数成分を抽出するに適した周波数特性に上記
可変特性バンドパスフィルタ5を制御する。
の検出が可能で迅速なサーチを可能とするとともに回路
構成も簡略化した光ディスク装置のワブル検出回路を提
供する。 【構成】光ピックアップ1を介して得られる信号からワ
ブル信号を検出する周波数特性が可変な可変特性バンド
パスフィルタ5を設け、検出した光ピックアップ2の位
置と光ディスク1の回転数に基づいて求まる上記ワブル
信号の周波数成分を抽出するに適した周波数特性に上記
可変特性バンドパスフィルタ5を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク装置のワブル
検出回路に関し、特にディスクの回転数に依存しないで
安定なワブル信号の検出が可能な光ディスク装置のワブ
ル検出回路に関する。
検出回路に関し、特にディスクの回転数に依存しないで
安定なワブル信号の検出が可能な光ディスク装置のワブ
ル検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスク装置においては、光デ
ィスクに形成されているプリグループからのワブル信号
の検出は、光ピックアップから得られるHF信号に含ま
れている22.05kHz±1kHzの搬送波に6.3
kHzのバイフェーズクロックでFM変調されたワブル
信号をバンドパスフィルタを用いて抽出することにより
行なわれている。
ィスクに形成されているプリグループからのワブル信号
の検出は、光ピックアップから得られるHF信号に含ま
れている22.05kHz±1kHzの搬送波に6.3
kHzのバイフェーズクロックでFM変調されたワブル
信号をバンドパスフィルタを用いて抽出することにより
行なわれている。
【0003】しかしながら、このバンドパスフィルタの
中心周波数は22.05kHzで固定であったため、デ
ィスクの回転数が所定の線速度でない場合、つまり、デ
ィスクの起動時や大きなサーチを行なった場合には、得
られるワブル信号はバンドパスフィルタの固定中心周波
数から変化してしまい、正常に検出することができなく
なる。
中心周波数は22.05kHzで固定であったため、デ
ィスクの回転数が所定の線速度でない場合、つまり、デ
ィスクの起動時や大きなサーチを行なった場合には、得
られるワブル信号はバンドパスフィルタの固定中心周波
数から変化してしまい、正常に検出することができなく
なる。
【0004】したがって、ディスクの一定線速度制御に
は、ワブル信号が用いられるため、上記の場合には制御
不能となる。そこで、従来の光ディスク装置では大きな
サーチを行なわず、小刻みなサーチの繰り返しを行な
い、また起動時には、モータFGを用いてFG回転制御
を行ない、バンドパスフィルタの帯域内にワブル信号が
入ったのを確認してからCLV制御に切換えていた。
は、ワブル信号が用いられるため、上記の場合には制御
不能となる。そこで、従来の光ディスク装置では大きな
サーチを行なわず、小刻みなサーチの繰り返しを行な
い、また起動時には、モータFGを用いてFG回転制御
を行ない、バンドパスフィルタの帯域内にワブル信号が
入ったのを確認してからCLV制御に切換えていた。
【0005】図6には、従来のこの種の光ディスク装置
の構成ブロック図が示されている。光ディスク1は、ス
イッチ15を介してFG制御部14またはCLV制御部
9から送出される制御信号で駆動制御されるディスクモ
ータ3により回転される。光ピックアップ2は、マイコ
ン8の制御を受けたアクチュエータ制御部10で位置制
御される。光ピックアップ2を介して得られる信号は、
IーV変換部4で電圧信号に変換された後、上記固定中
心周波数特性をもつバンドパスフィルタ(BPF)12
で、22.05kHz近傍の周波数成分が抽出され、抽
出された成分のレベルがコンパレータ6で予め定めたス
レッシュホールドと比較され、比較結果が復調部7とC
LV制御部9に送出される。
の構成ブロック図が示されている。光ディスク1は、ス
イッチ15を介してFG制御部14またはCLV制御部
9から送出される制御信号で駆動制御されるディスクモ
ータ3により回転される。光ピックアップ2は、マイコ
ン8の制御を受けたアクチュエータ制御部10で位置制
御される。光ピックアップ2を介して得られる信号は、
IーV変換部4で電圧信号に変換された後、上記固定中
心周波数特性をもつバンドパスフィルタ(BPF)12
で、22.05kHz近傍の周波数成分が抽出され、抽
出された成分のレベルがコンパレータ6で予め定めたス
レッシュホールドと比較され、比較結果が復調部7とC
LV制御部9に送出される。
【0006】一方、ディスクモータ3に取り付けられた
周波数発電機(FG)から得られるモータ回転数に対応
するFG信号は、FGサーボロック検出部13とFG制
御部14に供給される。スイッチ15は、起動時には、
入力端子A側に接続されて、FG信号に基づいてFG回
転制御が行なわれ、FGサーボロック検出部13でFG
サーボロック状態が検出されると、マイコン8を介し
て、スイッチ15の入力端子Bが接続され、CLV制御
部9からの制御によりディスクモータ3が制御される。
CLV制御部9は、発振器16の出力を分周器22で分
周して得られた基準クロックと、コンパレータ6から得
られるワブル信号の中心周波数信号とを比較して、一定
の線速度となるように制御している。
周波数発電機(FG)から得られるモータ回転数に対応
するFG信号は、FGサーボロック検出部13とFG制
御部14に供給される。スイッチ15は、起動時には、
入力端子A側に接続されて、FG信号に基づいてFG回
転制御が行なわれ、FGサーボロック検出部13でFG
サーボロック状態が検出されると、マイコン8を介し
て、スイッチ15の入力端子Bが接続され、CLV制御
部9からの制御によりディスクモータ3が制御される。
CLV制御部9は、発振器16の出力を分周器22で分
周して得られた基準クロックと、コンパレータ6から得
られるワブル信号の中心周波数信号とを比較して、一定
の線速度となるように制御している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図7には、バンドパス
フィルタ12の周波数特性例が示されている。図示のよ
うに、バンドパスフィルタ12の中心周波数は22.0
5kHzに固定されている。このバンドパスフィルタを
用い、ディスクの内周部で600rpm の回転制御状態の
とき、外周部200rpm で制御しなくてはならない位置
へ高速サーチを行なった場合、ディスクの回転は、まだ
600rpm であるとすると、バンドパスフィルタに入力
されるHF信号に含まれるワブル成分は、中心周波数が
3倍(600/200=3)の66.15kHzとな
り、ワブル信号の検出は不可能となってしまう。また、
ディスクの起動時においては、ディスク内周部で起動開
始するとして、ディスクの回転数が600rpm近傍まで
起動していないと、ワブル信号は検出されないので、6
00rpm時にいたるまでFG制御回路を用いて起動して
いる。600rpmに至ると、FGサーボロック検出がな
され、以後、CLV制御に切換えを行なう。
フィルタ12の周波数特性例が示されている。図示のよ
うに、バンドパスフィルタ12の中心周波数は22.0
5kHzに固定されている。このバンドパスフィルタを
用い、ディスクの内周部で600rpm の回転制御状態の
とき、外周部200rpm で制御しなくてはならない位置
へ高速サーチを行なった場合、ディスクの回転は、まだ
600rpm であるとすると、バンドパスフィルタに入力
されるHF信号に含まれるワブル成分は、中心周波数が
3倍(600/200=3)の66.15kHzとな
り、ワブル信号の検出は不可能となってしまう。また、
ディスクの起動時においては、ディスク内周部で起動開
始するとして、ディスクの回転数が600rpm近傍まで
起動していないと、ワブル信号は検出されないので、6
00rpm時にいたるまでFG制御回路を用いて起動して
いる。600rpmに至ると、FGサーボロック検出がな
され、以後、CLV制御に切換えを行なう。
【0008】以上のように従来の光ディスク装置のワブ
ル検出回路では、大きなサーチが不可能であるため、迅
速なサーチができず、プレイアビリティを損ねるだけで
なく、起動時制御のためのFG制御回路が必要となり、
マイコン制御の負担も大きくなるという不具合があっ
た。
ル検出回路では、大きなサーチが不可能であるため、迅
速なサーチができず、プレイアビリティを損ねるだけで
なく、起動時制御のためのFG制御回路が必要となり、
マイコン制御の負担も大きくなるという不具合があっ
た。
【0009】そこで、本発明の目的は、ディスク回転数
に依存せずに安定にワブル信号の検出が可能で迅速なサ
ーチを可能とするとともに回路構成も簡略化した光ディ
スク装置のワブル検出回路を提供することにある。
に依存せずに安定にワブル信号の検出が可能で迅速なサ
ーチを可能とするとともに回路構成も簡略化した光ディ
スク装置のワブル検出回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による光ディスク装置のワブル検出回路は、
光ディスクに形成されているプリグルーブに対応するワ
ブル信号を光ピックアップを介して検出する光ディスク
装置のワブル検出回路において、前記光ピックアップの
位置を検出する位置検出回路と、前記光ディスクの回転
数を検出する回転数検出回路と、前記光ピックアップを
介して得られる信号が入力され、周波数特性が可変な可
変特性バンドパスフィルタと、前記検出された光ピック
アップの位置と光ディスクの回転数に基づいて求まる前
記ワブル信号の周波数成分を抽出するに適した周波数特
性に前記可変特性バンドパスフィルタを制御する制御回
路と、を備えて構成される。
め、本発明による光ディスク装置のワブル検出回路は、
光ディスクに形成されているプリグルーブに対応するワ
ブル信号を光ピックアップを介して検出する光ディスク
装置のワブル検出回路において、前記光ピックアップの
位置を検出する位置検出回路と、前記光ディスクの回転
数を検出する回転数検出回路と、前記光ピックアップを
介して得られる信号が入力され、周波数特性が可変な可
変特性バンドパスフィルタと、前記検出された光ピック
アップの位置と光ディスクの回転数に基づいて求まる前
記ワブル信号の周波数成分を抽出するに適した周波数特
性に前記可変特性バンドパスフィルタを制御する制御回
路と、を備えて構成される。
【0011】また、本発明の他の態様による光ディスク
装置のワブル検出回路は、光ディスクに形成されている
プリグルーブに対応するワブル信号を光ピックアップを
介して検出する光ディスク装置のワブル検出回路におい
て、前記光ピックアップを介して得られる信号が入力さ
れ、周波数特性が可変な可変特性バンドパスフィルタ
と、前記光ピックアップの位置を検出するポテンショメ
ータと、該ポテンショメータで得られたレベルを所定レ
ベルシフトするレベルシフト回路と、前記光ピックアッ
プを回転するディマクモータからのFG信号の周波数を
電圧信号に変換するf−V変換回路と、前記f−V変換
回路からの出力レベルを前記レベルシフト回路からの出
力レベルで除算する除算部と、を備え、前記除算部から
の出力で前記可変特性バンドパスフィルタの特性を制御
するように構成される。
装置のワブル検出回路は、光ディスクに形成されている
プリグルーブに対応するワブル信号を光ピックアップを
介して検出する光ディスク装置のワブル検出回路におい
て、前記光ピックアップを介して得られる信号が入力さ
れ、周波数特性が可変な可変特性バンドパスフィルタ
と、前記光ピックアップの位置を検出するポテンショメ
ータと、該ポテンショメータで得られたレベルを所定レ
ベルシフトするレベルシフト回路と、前記光ピックアッ
プを回転するディマクモータからのFG信号の周波数を
電圧信号に変換するf−V変換回路と、前記f−V変換
回路からの出力レベルを前記レベルシフト回路からの出
力レベルで除算する除算部と、を備え、前記除算部から
の出力で前記可変特性バンドパスフィルタの特性を制御
するように構成される。
【0012】
【作用】本発明では、光ピックアップを介して得られる
信号からワブル信号を検出する周波数特性が可変な可変
特性バンドパスフィルタを設け、検出した光ピックアッ
プの位置と光ディスクの回転数に基づいて求まる上記ワ
ブル信号の周波数成分を抽出するに適した周波数特性に
上記可変特性バンドパスフィルタを制御している。
信号からワブル信号を検出する周波数特性が可変な可変
特性バンドパスフィルタを設け、検出した光ピックアッ
プの位置と光ディスクの回転数に基づいて求まる上記ワ
ブル信号の周波数成分を抽出するに適した周波数特性に
上記可変特性バンドパスフィルタを制御している。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明による光ディスク装置の
ワブル検出回路の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。図1において、図6と同一符号が付与されている構
成部は同様な機能をもつ構成部である。
ながら説明する。図1は本発明による光ディスク装置の
ワブル検出回路の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。図1において、図6と同一符号が付与されている構
成部は同様な機能をもつ構成部である。
【0014】本実施例では、ワブル信号抽出のためのバ
ンドパスフィルタの周波数特性を可変とするために電圧
制御型バンドパスフィルタ5を用い、TOC位置スイッ
チ11により、基準位置情報を得ている。
ンドパスフィルタの周波数特性を可変とするために電圧
制御型バンドパスフィルタ5を用い、TOC位置スイッ
チ11により、基準位置情報を得ている。
【0015】マイコン8は、ディスクモータ3からのF
G信号を受け、FG信号(FGパルス)からモータの回
転数を算出するとともに、TOC位置スイッチ11の基
準位置情報をもとに復調器7から得られるアドレス情報
(時間情報)と、アクチュエータ制御部10から得られ
るミラー信号等に基づいて光ピックアップ2の半径方向
位置を算出する。マイコン8は、こうして求めたモータ
の回転数及び光ピックアップ半径位置からワブル信号の
周波数を求め、得られた周波数を電圧制御型バンドパス
フィルタ5の中心周波数とするような電圧をD/Aポー
ト(図示せず)から出力する。
G信号を受け、FG信号(FGパルス)からモータの回
転数を算出するとともに、TOC位置スイッチ11の基
準位置情報をもとに復調器7から得られるアドレス情報
(時間情報)と、アクチュエータ制御部10から得られ
るミラー信号等に基づいて光ピックアップ2の半径方向
位置を算出する。マイコン8は、こうして求めたモータ
の回転数及び光ピックアップ半径位置からワブル信号の
周波数を求め、得られた周波数を電圧制御型バンドパス
フィルタ5の中心周波数とするような電圧をD/Aポー
ト(図示せず)から出力する。
【0016】例えば、ディスク(モータ)の規定回転数
を内周で600rpm 、外周で200rpm 、その間でリニ
アに回転数が遷移すると近似(仮定)した場合、半径位
置rによる目標回転数No(rpm)は、内周でr=r0、
外周でr=0として、 N0=200+(400/r0)r (1) となる。一方、ディスクモータ1回転当たりn歯のFG
が設けられていたとすると、FGパルス1波の周期Tを
測定すると、現在の回転数N(rpm)は、 N=(60/nT) (2) となる。ワブル信号は、ディスクが目標回転数で回転し
ていれば、fW0B=22.05kHzで検出されるの
で、ディスクが目標回転数N0から離れてN(rpm)で回
転している場合は、 f=fWOB ・(N/N0) (3) の周波数で検出されることになる。
を内周で600rpm 、外周で200rpm 、その間でリニ
アに回転数が遷移すると近似(仮定)した場合、半径位
置rによる目標回転数No(rpm)は、内周でr=r0、
外周でr=0として、 N0=200+(400/r0)r (1) となる。一方、ディスクモータ1回転当たりn歯のFG
が設けられていたとすると、FGパルス1波の周期Tを
測定すると、現在の回転数N(rpm)は、 N=(60/nT) (2) となる。ワブル信号は、ディスクが目標回転数で回転し
ていれば、fW0B=22.05kHzで検出されるの
で、ディスクが目標回転数N0から離れてN(rpm)で回
転している場合は、 f=fWOB ・(N/N0) (3) の周波数で検出されることになる。
【0017】したがって、半径位置rと現在の回転数N
が判明すれば、ワブル信号の周波数が算出できることに
なる。マイコン8の内蔵メモリに電圧制御型バンドパス
フィルタ5の入力電圧と中心周波数のテーブルを記憶し
ておき、マイコン8のD/Aポートから対応する電圧を
出力することにより、電圧制御型バンドパスフィルタ5
の中心周波数を検出されるワブル信号の周波数に追従さ
せることができる。尚、上述の近似誤差は、バンドパス
フィルタのQ値を適切に設定することにより吸収され
る。
が判明すれば、ワブル信号の周波数が算出できることに
なる。マイコン8の内蔵メモリに電圧制御型バンドパス
フィルタ5の入力電圧と中心周波数のテーブルを記憶し
ておき、マイコン8のD/Aポートから対応する電圧を
出力することにより、電圧制御型バンドパスフィルタ5
の中心周波数を検出されるワブル信号の周波数に追従さ
せることができる。尚、上述の近似誤差は、バンドパス
フィルタのQ値を適切に設定することにより吸収され
る。
【0018】さて、ディスクの立ち上げ時は、TOC位
置スイッチ11がメイクしている半径位置で行なうこと
により、検出された回転数が低いときは、当初バンドパ
スフィルタ5の中心周波数も検出回転数に合わせて低く
設定し、回転数が高くなるに従って中心周波数が検出さ
れるべきワブル信号の周波数に追従して上がるため、い
かなる場合でもワブル信号が抽出でき、従来のようなF
G制御部14がなくともディスクサーボを引き込むこと
が可能となる。
置スイッチ11がメイクしている半径位置で行なうこと
により、検出された回転数が低いときは、当初バンドパ
スフィルタ5の中心周波数も検出回転数に合わせて低く
設定し、回転数が高くなるに従って中心周波数が検出さ
れるべきワブル信号の周波数に追従して上がるため、い
かなる場合でもワブル信号が抽出でき、従来のようなF
G制御部14がなくともディスクサーボを引き込むこと
が可能となる。
【0019】また、或る位置から所定量サーチを行なっ
た場合は、サーチ直前位置を復調器7から得られる時間
アドレス情報から算出し、サーチ距離を、アクチュエー
タ制御部10から得られるミラー信号をカウントするこ
とにより求める。こうして得られた2つの情報の和から
サーチ直後の位置が求まる。更に、回転数をFG信号か
ら計算し、上記位置と回転数から適切な電圧制御型バン
ドパスフィルタ5の電圧制御を行なうことにより迅速に
ワブル信号が得られることになる。
た場合は、サーチ直前位置を復調器7から得られる時間
アドレス情報から算出し、サーチ距離を、アクチュエー
タ制御部10から得られるミラー信号をカウントするこ
とにより求める。こうして得られた2つの情報の和から
サーチ直後の位置が求まる。更に、回転数をFG信号か
ら計算し、上記位置と回転数から適切な電圧制御型バン
ドパスフィルタ5の電圧制御を行なうことにより迅速に
ワブル信号が得られることになる。
【0020】図2には、電圧制御型バンドパスフィルタ
5の周波数特性例が示されており、最内周位置で600
rpm回転から最外周位置へサーチした際の特性変化を表
わしている。中心周波数が略22.05kHzから略6
6.15kHzへと変化している。最外周位置では、規
定回転数が200rpm近傍であるため、600rpm
で回転していると、得られるワブル信号の中心周波数
は、66.15kHzになる。
5の周波数特性例が示されており、最内周位置で600
rpm回転から最外周位置へサーチした際の特性変化を表
わしている。中心周波数が略22.05kHzから略6
6.15kHzへと変化している。最外周位置では、規
定回転数が200rpm近傍であるため、600rpm
で回転していると、得られるワブル信号の中心周波数
は、66.15kHzになる。
【0021】図3は本発明による回路の他の実施例を示
す構成ブロック図である。本実施例では、光ピックアッ
プ2の位置がポテンショメータ12で検出され、レベル
シフト部14で図4に示すようにシフトされる。ポテン
ションメータ12の検出出力VPを内周でr=ro、外周
でr=0として VP=2・r/ro と設計し、レベルシフト部14の電圧をVLS(V)とす
ると、 VLS=2・r/ro+1 (4) と設計する。f−V変換部17は、図5に示すように、
モータFG信号を基にディスク回転数(rpm)に応じた電
圧を出力する。f−v変換部17の電圧をVfv(V)と
すると、 Vfv=N/200 (5) ここで、Nは現在の回転数N(rpm)として設計する。
除算部15は、f−V変換部からの出力電圧を、レベル
シフト部14からの出力電圧で除算することによりf/
fWOB を求めることができる。除算部15の結果は式
(4)、(5)により、 Vfv/VLS=N/(200+400r/ro) (6) となり、式(1)を代入して Vfv/VLS=N/No (7) となる。式(3)に式(7)を代入すると、 f=fWOB・Vfv/VLS (8) となる。このとき、電圧制御型バンドパスフィルタ5の
特性を、1VでfBPF =fWOB ,xVでfBPF =x・f
WOB となるように設計しておけば、前述実施例と同様な
動作をマイコン8を介さずに実現できる。また本実施例
では、電圧制御型バンドパスフィルタを用いたが周波数
制御型バンドパスフィルタや、DSPによるバンドパス
フィルタ等、周波数特性が可変であれば何でもよい。
す構成ブロック図である。本実施例では、光ピックアッ
プ2の位置がポテンショメータ12で検出され、レベル
シフト部14で図4に示すようにシフトされる。ポテン
ションメータ12の検出出力VPを内周でr=ro、外周
でr=0として VP=2・r/ro と設計し、レベルシフト部14の電圧をVLS(V)とす
ると、 VLS=2・r/ro+1 (4) と設計する。f−V変換部17は、図5に示すように、
モータFG信号を基にディスク回転数(rpm)に応じた電
圧を出力する。f−v変換部17の電圧をVfv(V)と
すると、 Vfv=N/200 (5) ここで、Nは現在の回転数N(rpm)として設計する。
除算部15は、f−V変換部からの出力電圧を、レベル
シフト部14からの出力電圧で除算することによりf/
fWOB を求めることができる。除算部15の結果は式
(4)、(5)により、 Vfv/VLS=N/(200+400r/ro) (6) となり、式(1)を代入して Vfv/VLS=N/No (7) となる。式(3)に式(7)を代入すると、 f=fWOB・Vfv/VLS (8) となる。このとき、電圧制御型バンドパスフィルタ5の
特性を、1VでfBPF =fWOB ,xVでfBPF =x・f
WOB となるように設計しておけば、前述実施例と同様な
動作をマイコン8を介さずに実現できる。また本実施例
では、電圧制御型バンドパスフィルタを用いたが周波数
制御型バンドパスフィルタや、DSPによるバンドパス
フィルタ等、周波数特性が可変であれば何でもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
FG制御部を必要とせずに、ディスク回転数に依存せず
に常に安定的にワブル信号を検出でき、迅速なサーチが
可能となり、格段にプレイアビリティが改善され、回路
構成が簡略化できる。
FG制御部を必要とせずに、ディスク回転数に依存せず
に常に安定的にワブル信号を検出でき、迅速なサーチが
可能となり、格段にプレイアビリティが改善され、回路
構成が簡略化できる。
【図1】本発明による光ディスク装置のワブル検出回路
の一実施例を示す構成ブロック図である。
の一実施例を示す構成ブロック図である。
【図2】図1における電圧制御型バンドパスフィルタ5
の周波数特性例を示す図である。
の周波数特性例を示す図である。
【図3】本発明による光ディスク装置のワブル検出回路
の他の実施例を示す構成ブロック図である。
の他の実施例を示す構成ブロック図である。
【図4】図3に示す光ピックアップ2の位置と、ポテン
ショメータ12及びレベルシフト部14の出力との関係
を示す図である。
ショメータ12及びレベルシフト部14の出力との関係
を示す図である。
【図5】図3に示すfーV変換器17の特性例を示す図
である。
である。
【図6】従来の光ディスク装置の構成ブロック図であ
る。
る。
【図7】図6に示すバンドパスフィルタ12の周波数特
性例を示す図である。
性例を示す図である。
1 光ディスク 2 光ピックアップ 3 ディスクモータ 4 I−V変換部 5 電圧制御型バンドパスフィルタ 6 コンパレータ 7 復調器 8 マイコン 9 CLV制御部 10 アクチュエータ制御部 11 TOC位置スイッチ 12 ポテンショメータ 13 f−V変換部 14 レベルシフト部 15 除算部
Claims (2)
- 【請求項1】光ディスクに形成されているプリグルーブ
に対応するワブル信号を光ピックアップを介して検出す
る光ディスク装置のワブル検出回路において、 前記光ピックアップの位置を検出する位置検出回路と、 前記光ディスクの回転数を検出する回転数検出回路と、 前記光ピックアップを介して得られる信号が入力され、
周波数特性が可変な可変特性バンドパスフィルタと、 前記検出された光ピックアップの位置と光ディスクの回
転数に基づいて求まる前記ワブル信号の周波数成分を抽
出するに適した周波数特性に前記可変特性バンドパスフ
ィルタを制御する制御回路と、を備えてなることを特徴
とする光ディスク装置のワブル検出回路。 - 【請求項2】光ディスクに形成されているプリグループ
に対応するワブル信号を光ピックアップを介して検出す
る光ディスク装置のワブル検出回路において、 前記光ピックアップを介して得られる信号が入力され、
周波数特性が可変な可変特性バンドパスフィルタと、 前記光ピックアップの位置を検出するポテンショメータ
と、 該ポテンショメータで得られたレベルを所定レベルシフ
トするレベルシフト回路と、 前記光ピックアップを回転するディマクモータからのF
G信号の周波数を電圧信号に変換するf−V変換回路
と、 前記f−V変換回路からの出力レベルを前記レベルシフ
ト回路からの出力レベルで除算する除算部と、を備え、
前記除算部からの出力で前記可変特性バンドパスフィル
タの特性を制御することを特徴とする光ディスク装置の
ワブル検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33902894A JPH08185664A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 光ディスク装置のワブル検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33902894A JPH08185664A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 光ディスク装置のワブル検出回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08185664A true JPH08185664A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18323592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33902894A Pending JPH08185664A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 光ディスク装置のワブル検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08185664A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6859425B2 (en) | 2001-12-07 | 2005-02-22 | Ricoh Company, Ltd. | Wobble signal detection circuit and optical disk device |
US6888783B2 (en) | 2001-03-21 | 2005-05-03 | Ricoh Company, Ltd. | Wobble detection circuit corresponding to a plurality of media having different pre-formats and optical disk apparatus having reduced size |
US7133335B2 (en) * | 2000-03-16 | 2006-11-07 | Hitachi, Ltd. | Wobble signal reproducing circuit |
WO2011108192A1 (ja) * | 2010-03-05 | 2011-09-09 | Jvc・ケンウッド・ホールディングス株式会社 | 光ディスク評価方法及び光ディスク評価装置 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP33902894A patent/JPH08185664A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US7295499B2 (en) | 2000-03-16 | 2007-11-13 | Hitachi, Ltd. | Wobble signal reproducing circuit |
US6888783B2 (en) | 2001-03-21 | 2005-05-03 | Ricoh Company, Ltd. | Wobble detection circuit corresponding to a plurality of media having different pre-formats and optical disk apparatus having reduced size |
US7046615B2 (en) | 2001-03-21 | 2006-05-16 | Ricoh Company, Ltd. | Wobble detection circuit corresponding to a plurality of media having different pre-formats and optical disk apparatus having reduced size |
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