JPH08182704A - パンツ型の使い捨ておむつ - Google Patents
パンツ型の使い捨ておむつInfo
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- JPH08182704A JPH08182704A JP6328865A JP32886594A JPH08182704A JP H08182704 A JPH08182704 A JP H08182704A JP 6328865 A JP6328865 A JP 6328865A JP 32886594 A JP32886594 A JP 32886594A JP H08182704 A JPH08182704 A JP H08182704A
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Abstract
い捨ておむつにおけるシール部の引き剥がし(引き裂
き)易さを向上せしめ、使い勝手をさらに向上させたパ
ンツ型の使い捨ておむつを提供すること。 【構成】 液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面
シートと、それら両シート間に介在する吸収体とを含む
本体を備えており、上記本体は、着用時に着用者の腹側
に位置する腹側部と、背中側に位置する背側部と、股下
部とに区分されており、上記腹側部及び上記背側部それ
ぞれの左右両サイド縁部に伸縮性サイドパネルが接合固
定されており、上記腹側部の伸縮性サイドパネルと上記
背側部の伸縮性サイドパネルとが接合固定されて、ウエ
スト開口部と左右一対のレッグ開口部とが形成されてお
り、上記伸縮性サイドパネルは、おむつの縦方向におけ
る強力が3000gf/30mm以上であるパンツ型の
使い捨ておむつ。
Description
人用のパンツ型の使い捨ておむつに関する。
歩けるようになった赤ちゃんを中心としてパンツ型の使
い捨ておむつの需要が高まっている。この要因として
は、従来からあるフラットタイプのおむつでは装着がし
にくいという問題がある一方、パンツ型の使い捨ておむ
つでは赤ちゃんを立ち上がらせた状態で、引き上げては
かせることができ、赤ちゃんに装着する母親の使い勝手
が格段に向上したためであると考えられる。
例えば、上記本体の長手方向に沿う両側に形成された左
右一対のサイドフラップにより、上記腹側部と上記背側
部とを互いに接合固定して左右一対のレッグ開口部及び
一つのウエスト開口部を形成したいわゆるパンツ型の使
い捨ておむつが提案されている(特開昭61−2076
05号公報)。
の左右一対のレッグ開口部をそれぞれ伸縮自在に形成し
て体型にフィットするように構成されており、通常、着
用者自らが立位で着用することができるので、幼児の
「おむつばなれ」を促進するためのトイレットトレーニ
ング用として、または失禁者用もしくは歩行可能な成人
用として用いられている。また、上記のパンツ型の使い
捨ておむつは、いわゆるフラット型のおむつに比較し
て、通常の下着と同様に着用者が自分で上げ下げできる
という点に特徴を有する。しかし、着用者自身が排泄物
をもらさないように、且つ容易に装着できるようにする
ためには、パンツ型の使い捨ておむつには優れたフィッ
ト性が要求され、更に、着用者の活発な活動に対しても
十分な追従性を有することが要求される。
−4364号公報には、本体の腹側部と背側部とを接着
するサイド部分に伸縮性のサイドパネル(サイド部材)
を設け、且つ本体の腹側端部と背側端部とに弾性部材を
配置したパンツ型の使い捨ておむつが提案されている。
むつでは、使い勝手において排便時の廃棄がしにくいと
いう欠点がある。即ち、フラットタイプのおむつでは、
使用後のそのテープを外すことにより排便時においても
簡単に脱着が可能である。一方、上記のパンツ型の使い
捨ておむつでは、前見頃と後ろ見頃との接合部を引き裂
く必要がある(もちろん足を抜かせ脱がせることも可能
ではあるが、赤ちゃんの肌に便が付着する恐れがある)
が、この部分には力が集中しやすいため、装着状態では
接合部は強固に接合されていることが望ましく、従来の
パンツ型の使い捨ておむつでは上記接合部の強度が高過
ぎて、該接合部を引き裂くためにはかなりの力を要する
という問題がある。しかも、引き裂き時に上記接合部で
は裂けずに、上記サイドパネルとおむつ本体との接合部
で裂けるという問題もある。
合部のシールパターンを特定のパターンとしたおむつが
実開平6−31721号公報に提案されているが、この
おむつは上記問題を解決できるものではなく、更には、
シールパターンが複雑になり、工程の管理が煩雑にな
る。また、接合部の接合強度を特定の範囲とし、解決す
ることも提案されているが、上記問題を解決できるもの
ではなかった。
るために接着部分の脇にミシン目を設けることが実開平
1−141711号公報に提案されている。この提案に
よれば、引き裂き易さは確かに向上するが、装着中に上
記ミシン目でおむつが破れてしまい、おむつが剥がれて
しまうことがある。
案されておらず、そのような技術が要望されているのが
現状である。
パネルを有するパンツ型の使い捨ておむつにおけるシー
ル部の引き剥がし(引き裂き)易さを向上せしめ、使い
勝手をさらに向上させたパンツ型の使い捨ておむつを提
供することにある。
面シートと、液不透過性の裏面シートと、それら両シー
ト間に介在する吸収体とを含む本体を備える使い捨てお
むつにおいて、上記本体は、着用時に着用者の腹側に位
置する腹側部と、背中側に位置する背側部と、股下部と
に区分されており、上記腹側部及び上記背側部それぞれ
の左右両サイド縁部に伸縮性サイドパネルが接合固定さ
れており、上記腹側部の伸縮性サイドパネルと上記背側
部の伸縮性サイドパネルとが接合固定されて、ウエスト
開口部と左右一対のレッグ開口部とが形成されており、
上記伸縮性サイドパネルは、おむつの縦方向における強
力が3000gf/30mm以上であることを特徴とす
るパンツ型の使い捨ておむつを提供することにより上記
目的を達成したものである。
ば、シール部を構成するサイドパネルが、おむつの縦方
向に対する強力が強く、おむつの幅方向に向けて裂ける
ことがないため、シール部の引き裂きを容易に行うこと
ができる。
に説明する。図1は本発明のパンツ型の使い捨ておむつ
の1実施例を示す斜視図であり、図2は図1に示す使い
捨ておむつの一部破断展開図である。
図2に示すように、液透過性の表面シート11と、液不
透過性の裏面シート12と、それら両シート間に介在す
る吸収体13とを含む本体10を備える。そして、上記
本体10は着用時に着用者の腹側に位置する腹側部C
と、背中側に位置する背側部Aと、股下部Bとに区分さ
れており、上記腹側部C及び上記背側部Aそれぞれの左
右両サイド縁部に伸縮性サイドパネル20,20’が接
合固定されており、該両サイド縁部は上記伸縮性サイド
パネル20,20’を含むシート、即ち、上記伸縮性サ
イドパネル20,20’と上記表面シート11と上記裏
面シート12とからなる。また、上記腹側部Cの伸縮性
サイドパネル20と上記背側部Aの伸縮性サイドパネル
20’とが接合固定されて、ウエスト開口部15と左右
一対のレッグ開口部17,17’とが形成されている。
は、長方形状であり、上記表面シート11と上記裏面シ
ート12とにより挟持固定されている。また、上記吸収
体13の長手方向側部には、帯状のレッグ部弾性部材2
2,22’が上記表面シート11と上記裏面シート12
との間に張設されており、該弾性部材22,22’が自
由状態で収縮して、図1に示すように、レッグギャザー
を形成し、股下領域にフィットし得るようになされてい
る。また、上記腹側部C及び上記背側部Aにおける、ウ
エスト開口部近傍D及び着用時に着用者の胴回りに位置
する胴回り部Eにウエスト部弾性部材23,23’及び
胴回り部弾性部材21,21’が配置されており、上記
腹側部C及び背側部Aが上記伸縮性サイドパネル20,
20’を介して、おむつの周縁部全周にわたって実質的
に連続したギャザーが形成されている。
構成部材の材料等について説明する。上記表面シート1
1は、排泄物を吸収体13へ透過させる液透過性シート
で肌着に近い感触を有したものが好ましく、このような
液透過性シートとしては、例えば、織布、不織布、多孔
性フィルム等が用いられる。
脂にフィラーを加えて延伸した液不透過性かつ蒸気透過
性のフィルムシート、または繊維集合体が用いられる。
し、高分子吸水ポリマーを併用したものが好ましく、そ
の他、熱可塑性樹脂、セルロース繊維、あるいは高分子
吸水ポリマー等を併用した混合物に熱処理したものが好
ましく用いられる。該高分子吸水ポリマーの存在位置
は、吸収体の上層、中層、下層のいずれであってもよ
く、パルプと混合したものであっても良い。高分子吸水
ポリマーは自重の20倍以上の液体を吸収する性能を有
し、ゲル化する性質を有する粒子状のものが好ましく、
このような高分子吸水ポリマーとしては、デンプン−ア
クリル酸(塩)グラフト共重合体のケン化物、ナトリウ
ムカルボキシメチルセルロースの架橋物、アクリル酸
(塩)重合体等が好ましく挙げられる。
は、それぞれ、天然ゴム、合成ゴム、発泡ポリウレタン
などからなる弾性体を特に制限されることなく用いるこ
とができる。また、本実施例においては、帯状体を用い
た例について説明したが、糸状の弾性体を一つ又は複数
設けることもできる。
おける上記裏面シート12の表面に廃棄テープ30が設
けられている。該廃棄テープ30は、通常のテープ材に
粘着剤を塗布したものが好ましく用いられ、例えば、使
用後のかさばったオムツを丸めて処理するのに必要な長
さを備えており、Z型に折り畳まれた構造を有する廃棄
テープが好ましく用いられる。また、該粘着剤として
は、通常の粘着剤、例えば、スチレン−ブタジエンブロ
ック共重合体、スチレン−イソプレンブロック共重合
体、アクリル酸エステル、アクリル共重合体、酢酸ビニ
ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のホットメルト樹
脂あるいはエマルジョンが用いられる。また、該廃棄テ
ープ30としては、マジックテープ等の物理的構造によ
りテープ被着領域と接合するテープ材で構成されている
テープを用いても良い。上記廃棄用テープ30が設けら
れていることにより、排便後等には、おむつ本体を丸め
て、廃棄用テープ12でコンパクトに止めて廃棄するこ
とができ、排便をおむつ本体に閉じ込めて衛生的に処理
できかつ廃棄が容易である。
図2に示す如く、上記本体10は着用時に着用者の腹側
に位置する腹側部Cと、背中側に位置する背側部Aと、
股下部Bとに区分されており、上記腹側部C及び上記背
側部Aそれぞれの左右両サイド縁部に伸縮性サイドパネ
ル20,20’が接合固定されている。上記両サイド縁
部への上記伸縮性サイドパネル20、20’の接合固定
は、ヒートシール、超音波シーリング、接着剤シーリン
グ又はその他の何らかの適切な手段により行われうる。
縮性サイドパネル20,20と上記背側部Aの伸縮性サ
イドパネル20’,20’とは、それぞれ上記伸縮性サ
イドパネル20の側縁部の表面シート11側と上記伸縮
性サイドパネル20’の側縁部の表面シート11側とを
当接させて接合固定されており、これにより、ウエスト
開口部15と左右一対のレッグ開口部17,17’とが
形成されている。尚、31は、上記接合固定により形成
された帯状のシール部である。また、上記の接合固定に
ついては、ヒートシール、超音波シール、接着剤による
接合又はその他の何らかの適切な手段により行われう
る。
上記伸縮性サイドパネル20は、おむつの縦方向におけ
る強力が3000gf/30mm以上、好ましくは40
00gf/30mm〜9000gf/30mmの範囲で
あり、本実施例では、6000gf/30mmである。
上記強力が、3000gf/30mm未満であると、お
むつの廃棄時に上記シール部31をその縦方向に引き剥
がす際に、おむつの幅方向に裂け目が入ってしまい引き
剥がすのが困難になる。尚、上記強力は、チャック間距
離を100mmとして、測定巾30mmで引張速度30
0mm/minの条件で測定した時の最大値である。
ル部31を、その長さ方向に対して30mmの幅に切断
してサンプルを作成し、得られたサンプルを引っ張り速
度300mm/minの条件で図3に示す矢印方向、即
ち180度剥離する方向に引っ張った際の最大(極限)
の力〕は、好ましくは1000〜3000gf/30m
m、更に好ましくは、1200〜2500gf/30m
mである。本実施例では平均値で約1400gf/30
mmである。上記接合強度が、3000gf/30mm
を超えると、シール部31を実質的に剥がす(引き裂
く)ことが困難であり、両サイドパネルの本体との接合
部から裂けてしまったり、シール部の風合いが非常に硬
くなり、使用時に赤ちゃんの肌が赤くなることがある。
1000gf/30mm未満であると、装着時に剥がれ
て(裂けて)しまう可能性が高くなるので、上記範囲内
とするのが好ましい。
ド縁部の接合強度は、1000gf/30mm以上であ
るのが好ましい。
ては、上記腹側部C及び上記背側部Aにおける、ウエス
ト開口部近傍Dには帯状のウエスト部弾性部材23,2
3’がウエスト開口部の縁端、即ち、前後のウエスト部
14,14’に平行に配置されており、また、胴回り部
Eには、糸状の胴回り部弾性部材21,21’が上記腹
側部C及び上記背側部Aにそれぞれ4本づつ、前後のウ
エスト部14,14’に平行に且つ上記裏面シート12
と上記吸収体13とに挟持されるように配置されてい
る。上記胴回り部弾性部材21,21’及びウエスト部
弾性部材23,23’が配置されていることにより、上
記腹側部C及び背側部Aが上記伸縮性サイドパネル2
0,20’を介して、おむつの周縁部全周にわたって、
即ち、パンツ型の使い捨ておむつにおいて着用者の胴回
り及びウエストに当接する部分の外周面(ウエスト開口
部近傍D及び胴回り部Eを主とする裏面シート12表
面)に、実質的に連続したギャザーが形成されている。
ては、ポリスチレン、ポリイソプレン又はポリブダジエ
ンのブロック共重合体、エチレンの共重合体、天然ゴ
ム、ウレタン及び、これらの混合/コエクストルージョ
ン等の単一層の織布、不織弾性材料又は伸縮性材料によ
り形成されたもの、又は伸縮性材料のフィルム、あるい
は伸縮性材料の複合体を用いることができる。更には、
全ての方向に弾性があり、通気性があり、蒸気透過性液
不透過性であるようなストレッチボンディングされた積
層材を用いることもできる。上記積層材は、伸縮性の材
料、たとえばブタジエン、イソプレン、スチレン、アク
リル酸エチルーエチレン若しくはその混合物等のブロッ
ク又はグラフト共重合体のメルトブロー物又はフィルム
が望ましく、又、ウレタンのスパンボンディングされた
不織布でもよいが、弾性又は伸縮性層をある伸びまで伸
張させ、伸張された弾性層上に、伸張されていない層を
置き、これらの層を合せてボンディングし、弾性層がそ
の他の層をギャザリングするように層を弛緩させること
によって作られるものが好ましい。また、上記伸縮性サ
イドパネル20、20’としては、伸縮性があり、通気
性がある無伸長状態のフィルムに、縦方向にカーディン
グされた繊維ウエヴをその縦方向に、該フィルムの上下
にヒートシール、超音波シール、接着剤等の接合手段で
線状に接合して形成した積層材料を用いることもでき
る。このタイプの積層材料は、母親又は子供が、使用時
に一度横方向に広げることにより線接合されていない部
分の繊維ウエヴが破壊され弛緩されてギャザリングする
ようになるものである。
1’及びウエスト部弾性部材23,23’を形成する材
料としては、上記レッグ部弾性部材22,22’を形成
する弾性体と同様のものを用いることができる。
は、上記ウエスト開口部近傍の上記ウエスト部弾性部材
と上記胴回り部の上記胴回り部弾性部材とが、それぞれ
収縮応力が異なり、50%伸張時の応力がウエスト開口
部>胴まわり部なる大きさの関係を有するのが好まし
い。更に、本発明の使い捨ておむつにおいては、上記ウ
エスト開口部における上記背側部と上記腹側部との50
%伸張時の応力が異なるのが好ましい。具体的には、上
記ウエスト開口部近傍の上記弾性部材の収縮応力を、1
20%〜200%伸張時の応力が好ましくは30g/2
5mm巾〜300g/25mm巾、更に好ましくは、1
00g/25mm巾〜200g/25mm巾の範囲と
し、上記胴回り部の上記弾性部材の収縮応力を上記ウエ
スト開口部の上記弾性部材の収縮応力よりも小さくする
のが望ましい。
は、通常公知の方法により、各構成部材を所定部分に配
置することにより、容易に作成することができる。
して、本発明のパンツ型使い捨ておむつの他の実施例に
ついて説明する。尚、特に説明しない点については、上
述した実施例と同様である。図4は、本発明のパンツ型
の使い捨ておむつの他の実施例を示す展開図(図2相当
図)であり、図5、図6及び図7は、本発明のパンツ型
の使い捨ておむつの更に他の実施例を示す展開図(図2
相当図)である。
ト開口部近傍Dのウエスト部弾性部材23a,23a’
が、糸状であり、3本づつ、所定間隔をもって且つ該ウ
エスト開口部15aの端縁、即ち、前後のウエスト部1
4a,14a’と実質的に平行に配置されている。上述
のようにウエスト部弾性部材23a,23a’及び胴回
り部弾性部材21a,21a’を複数の弾性材料を用い
て形成する場合、特にその数は制限されない。
ト開口部近傍Dのウエスト部弾性部材23b,23b’
が、糸状であり、3本づつ、所定間隔をもって且つ該ウ
エスト開口部15bの端縁、即ち、前後のウエスト部1
4b,14b’と実質的に平行に配置されており、ま
た、胴回り部Eの胴回り部弾性部材21b,21b’
は、それぞれ互いにループを形成するように配置されて
いる。このように、本実施例の使い捨ておむつ1bは、
胴回り部Eの弾性部材21b,21b’が、互いにルー
プを形成するように配置されているので、胴回り部にお
けるフィット性を更に向上させることができるものであ
る。
1c、1dは、それぞれ、伸縮性サイドパネル20c,
20c’、20d,20d’が、非伸縮性部材により形
成された非伸縮性部分24c、24dと、伸縮性部材に
より形成された伸縮性部分25c、25dにより形成さ
れており、このような構成を採用しているので、足ぐり
での応力集中を分散させることができるものである。
ループの形状が矩形状のものを例として説明したが、ル
ープの形状はこれに限定されず、円形、楕円形等種々の
形状とすることができる。また、何れの実施例において
も、伸縮性サイドパネルは、熱可塑性ウレタンやオレフ
ィン系の発泡エラストマー等の伸縮性部材を、その厚さ
方向の上下から不織布等の非伸縮性部材でサンドイッチ
して接合した後、該非伸縮性部材に、おむつの縦方向に
スリットを入れて形成した、横方向に伸縮する伸縮性サ
イドパネルを用いることもできる。また、図1及び2に
示す実施例においては、おむつの胴回り部に弾性部材を
配し、おむつの周縁部全周にわたって実質的に連続した
ギャザーが形成されているおむつを例示したが、上記の
胴回り部の弾性部材を配しなくてもよく、また上記ギャ
ザーを形成しなくてもよい。また、本発明は上述した実
施例に限定されずに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能である。
イドパネルを有するパンツ型の使い捨ておむつにおける
シール部の引き剥がし(引き裂き)易さを向上せしめ、
使い勝手をさらに向上させたものである。
実施例を示す斜視図である。
開図である。
概要を示す概略図である。
他の実施例を示す展開図(図2相当図)である。
更に他の実施例を示す展開図(図2相当図)である。
更に他の実施例を示す展開図(図2相当図)である。
更に他の実施例を示す展開図(図2相当図)である。
Claims (7)
- 【請求項1】 液透過性の表面シートと、液不透過性の
裏面シートと、それら両シート間に介在する吸収体とを
含む本体を備える使い捨ておむつにおいて、 上記本体は、着用時に着用者の腹側に位置する腹側部
と、背中側に位置する背側部と、股下部とに区分されて
おり、 上記腹側部及び上記背側部それぞれの左右両サイド縁部
に伸縮性サイドパネルが接合固定されており、 上記腹側部の伸縮性サイドパネルと上記背側部の伸縮性
サイドパネルとが接合固定されて、ウエスト開口部と左
右一対のレッグ開口部とが形成されており、 上記伸縮性サイドパネルは、おむつの縦方向における強
力が3000gf/30mm以上であることを特徴とす
るパンツ型の使い捨ておむつ。 - 【請求項2】 上記腹側部及び上記背側部の両サイド縁
部は少なくとも伸縮性サイドパネルを1つ以上含むシー
トからなり、両サイド縁部の接合強度は、1000gf
/30mm以上であること特徴とする請求項1記載の使
い捨ておむつ。 - 【請求項3】 上記腹側部及び上記背側部における、ウ
エスト開口部近傍及び着用時に着用者の胴回りに位置す
る胴回り部に弾性部材が配置されていることを特徴とす
る請求項1記載のパンツ型の使い捨ておむつ。 - 【請求項4】 上記腹側部及び背側部が、上記伸縮性サ
イドパネルを介して、おむつの周縁部全周にわたって実
質的に連続したギャザーが形成されていることを特徴と
する請求項1記載のパンツ型の使い捨ておむつ。 - 【請求項5】 上記ウエスト開口部近傍の上記弾性部材
は、複数、所定間隔をもって且つ該ウエスト開口部の端
縁と実質的に平行に配置されており、 また、上記胴回り部の上記弾性部材は、少なくともその
一部が互いにループを形成するように配置されているこ
とを特徴とする請求項1記載のパンツ型の使い捨ておむ
つ。 - 【請求項6】 上記ウエスト開口部近傍の上記弾性部材
と上記胴回り部の上記弾性部材とは、収縮応力が異な
り、50%伸張時の応力がウエスト開口部>胴まわり部
なる大きさの関係を有することを特徴とする請求項1記
載のパンツ型の使い捨ておむつ。 - 【請求項7】 上記ウエスト開口部における上記背側部
と上記腹側部との50%伸張時の応力が異なることを特
徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパンツ型の使
い捨ておむつ
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