JPH08180426A - ディスク装置のトラッキング制御装置 - Google Patents
ディスク装置のトラッキング制御装置Info
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- JPH08180426A JPH08180426A JP6325168A JP32516894A JPH08180426A JP H08180426 A JPH08180426 A JP H08180426A JP 6325168 A JP6325168 A JP 6325168A JP 32516894 A JP32516894 A JP 32516894A JP H08180426 A JPH08180426 A JP H08180426A
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- tracking
- output
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- tracking control
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- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トラッキング制御状態で精度良く偏心補正動
作を行うとともに、トラッキング制御オフ状態からの安
定したトラッキング制御引き込み動作を実現する。 【構成】 トラッキング制御オフモードでは、第1のロ
ーパスフィルタ119を用いることで、低周波成分から
なる偏心補正信号によりトラッキングアクチュエータ1
06が駆動され、逆にいったんトラッキング制御が引き
込んだ後は、第2のローパスフィルタ120を用いて、
高周波成分を含む偏心補正信号によりトラッキングアク
チュエータ106が駆動される。
作を行うとともに、トラッキング制御オフ状態からの安
定したトラッキング制御引き込み動作を実現する。 【構成】 トラッキング制御オフモードでは、第1のロ
ーパスフィルタ119を用いることで、低周波成分から
なる偏心補正信号によりトラッキングアクチュエータ1
06が駆動され、逆にいったんトラッキング制御が引き
込んだ後は、第2のローパスフィルタ120を用いて、
高周波成分を含む偏心補正信号によりトラッキングアク
チュエータ106が駆動される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報を記録または再生
する装置に用いられるディスク装置のトラッキング制御
装置に関するものである。
する装置に用いられるディスク装置のトラッキング制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザ光を利用してディスクに情
報信号を記録し、あるいはディスクに記録されている情
報信号を再生するディスク装置が実用化されている。
報信号を記録し、あるいはディスクに記録されている情
報信号を再生するディスク装置が実用化されている。
【0003】このディスク装置において、ディスクのト
ラックに対して正確に光ピックアップからの光を照射す
るために、トラッキング制御が用いられている。
ラックに対して正確に光ピックアップからの光を照射す
るために、トラッキング制御が用いられている。
【0004】図7は従来のディスク装置のトラッキング
制御装置の概略構成を示すブロック図である。図7にお
いて、光ピックアップ701に組み込まれたトラッキン
グ信号検出センサから出力された信号は、トラッキング
誤差信号検出回路702で増幅されトラッキング誤差信
号TEとしてトラッキング誤差信号検出回路702から
出力される。トラッキング誤差信号TEは、A/D変換
器703でアナログ信号からデジタルデータに変換され
るとともに、トラッキング制御回路704に入力され
る。トラッキング制御回路704では、トラッキング誤
差信号TEをもとに、光ピックアップ701から照射さ
れた光ビームが光ディスク705上に形成されたトラッ
ク上をトレースするようにトラッキングアクチュエータ
706を駆動するトラッキング制御信号を出力する。デ
ィスクモータ707には、ディスクモータ707の回転
を検出するための回転検出信号発生装置708が備わっ
ており、回転速度を検出するためのディスクモータFG
信号が回転検出信号発生装置708から出力される。ま
た光ディスク705にプリフォーマットされたID信号
をID信号処理回路709において信号処理すること
で、光ディスク705の1回転中の所定の絶対回転位置
を示すディスク1回転1パルスのVMARK信号を得る
ことができる。回転位置検出回路710には、回転検出
信号発生装置708からディスクモータFG信号が入力
されるとともに、ID信号処理回路709からVMAR
K信号が入力され、よって回転位置検出回路710から
は、光ピックアップ701の光ディスク705の回転位
置に対する回転位置検出信号が出力される。メモリ制御
回路712から出力される書き込み指令信号(WR信
号)により、記憶回路711は書き込みモードに設定さ
れる。A/D変換器703によってデジタルデータに変
換されたトラッキング誤差信号は記憶回路711に入力
され、光ディスク705が1回転する期間中、回転位置
検出回路710から出力される回転位置検出信号によっ
て指定されたそれぞれのアドレスに、回転位置に対応し
たトラッキング誤差データが記憶され、よって記憶回路
711にはディスク1回転分のトラッキング誤差データ
が記憶される。ディスク1回転分のトラッキング誤差デ
ータが記憶回路711に書き込まれた後、メモリ制御回
路712から出力される読みだし指令信号(RD信号)
により、記憶回路711は読みだしモードに設定され、
記憶回路711に書き込まれたトラッキング誤差データ
は、光ディスク705の回転位置に対応して読み出さ
れ、D/A変換器713でアナログ信号に変換された
後、加算回路714に入力される。また、トラッキング
制御回路704から出力されたトラッキング制御信号は
スイッチ回路715でトラッキングサーボループをオン
/オフされた後、加算回路714で記憶回路711から
読み出されD/A変換されたトラッキング誤差信号と加
算され、加算された信号は駆動回路716に入力され
る。駆動回路716から出力された駆動電圧はトラッキ
ングアクチュエータ706に印加され、駆動電圧に応じ
た量だけトラッキングアクチュエータ706は変位す
る。
制御装置の概略構成を示すブロック図である。図7にお
いて、光ピックアップ701に組み込まれたトラッキン
グ信号検出センサから出力された信号は、トラッキング
誤差信号検出回路702で増幅されトラッキング誤差信
号TEとしてトラッキング誤差信号検出回路702から
出力される。トラッキング誤差信号TEは、A/D変換
器703でアナログ信号からデジタルデータに変換され
るとともに、トラッキング制御回路704に入力され
る。トラッキング制御回路704では、トラッキング誤
差信号TEをもとに、光ピックアップ701から照射さ
れた光ビームが光ディスク705上に形成されたトラッ
ク上をトレースするようにトラッキングアクチュエータ
706を駆動するトラッキング制御信号を出力する。デ
ィスクモータ707には、ディスクモータ707の回転
を検出するための回転検出信号発生装置708が備わっ
ており、回転速度を検出するためのディスクモータFG
信号が回転検出信号発生装置708から出力される。ま
た光ディスク705にプリフォーマットされたID信号
をID信号処理回路709において信号処理すること
で、光ディスク705の1回転中の所定の絶対回転位置
を示すディスク1回転1パルスのVMARK信号を得る
ことができる。回転位置検出回路710には、回転検出
信号発生装置708からディスクモータFG信号が入力
されるとともに、ID信号処理回路709からVMAR
K信号が入力され、よって回転位置検出回路710から
は、光ピックアップ701の光ディスク705の回転位
置に対する回転位置検出信号が出力される。メモリ制御
回路712から出力される書き込み指令信号(WR信
号)により、記憶回路711は書き込みモードに設定さ
れる。A/D変換器703によってデジタルデータに変
換されたトラッキング誤差信号は記憶回路711に入力
され、光ディスク705が1回転する期間中、回転位置
検出回路710から出力される回転位置検出信号によっ
て指定されたそれぞれのアドレスに、回転位置に対応し
たトラッキング誤差データが記憶され、よって記憶回路
711にはディスク1回転分のトラッキング誤差データ
が記憶される。ディスク1回転分のトラッキング誤差デ
ータが記憶回路711に書き込まれた後、メモリ制御回
路712から出力される読みだし指令信号(RD信号)
により、記憶回路711は読みだしモードに設定され、
記憶回路711に書き込まれたトラッキング誤差データ
は、光ディスク705の回転位置に対応して読み出さ
れ、D/A変換器713でアナログ信号に変換された
後、加算回路714に入力される。また、トラッキング
制御回路704から出力されたトラッキング制御信号は
スイッチ回路715でトラッキングサーボループをオン
/オフされた後、加算回路714で記憶回路711から
読み出されD/A変換されたトラッキング誤差信号と加
算され、加算された信号は駆動回路716に入力され
る。駆動回路716から出力された駆動電圧はトラッキ
ングアクチュエータ706に印加され、駆動電圧に応じ
た量だけトラッキングアクチュエータ706は変位す
る。
【0005】記憶回路711に記憶されるトラッキング
誤差信号はトラックの光ディスク705の中心からの偏
り、いわゆる偏心と呼ばれている成分が支配的である。
誤差信号はトラックの光ディスク705の中心からの偏
り、いわゆる偏心と呼ばれている成分が支配的である。
【0006】このときに、記憶回路711から読み出さ
れ、D/A変換器713でアナログ信号に変換されたト
ラッキング誤差信号がフィードフォワード信号となり、
偏心成分をあらかじめトラッキングアクチュエータ70
6に印加して駆動するため、この状態でトラッキング制
御を行えばトラッキング誤差信号はほぼゼロとなり、す
なわちヘッドはトラック上を誤差なくトレースすること
ができる。
れ、D/A変換器713でアナログ信号に変換されたト
ラッキング誤差信号がフィードフォワード信号となり、
偏心成分をあらかじめトラッキングアクチュエータ70
6に印加して駆動するため、この状態でトラッキング制
御を行えばトラッキング誤差信号はほぼゼロとなり、す
なわちヘッドはトラック上を誤差なくトレースすること
ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図8に、ディスクの内
周,中周,外周における偏心成分の波形を示す。この偏
心成分は内周,中周,外周で波形が異なっているが、偏
心成分の低域成分(図中破線で示す波形)は、位置にか
かわらず相関性が大で、高域成分の違いにより、偏心波
形が異なる。
周,中周,外周における偏心成分の波形を示す。この偏
心成分は内周,中周,外周で波形が異なっているが、偏
心成分の低域成分(図中破線で示す波形)は、位置にか
かわらず相関性が大で、高域成分の違いにより、偏心波
形が異なる。
【0008】ディスクにおけるトラックの歪みはディス
クを装置に装着する際の機械的変位やディスクそのもの
の中心ずれ等の要因が支配的であり、これらの要因によ
る偏心成分は比較的周波数の低いものであるが、近年で
は高密度記録を実現するためにトラックピッチが1.2
μm前後となり、トラッキング精度を向上しようとした
場合、高周波成分を有するディスク作成時のトラック歪
みまで補正する必要がある。
クを装置に装着する際の機械的変位やディスクそのもの
の中心ずれ等の要因が支配的であり、これらの要因によ
る偏心成分は比較的周波数の低いものであるが、近年で
は高密度記録を実現するためにトラックピッチが1.2
μm前後となり、トラッキング精度を向上しようとした
場合、高周波成分を有するディスク作成時のトラック歪
みまで補正する必要がある。
【0009】トラッキング制御がオン状態であれば、常
に記憶回路に記憶された高周波成分を含むトラック歪み
補正信号をトラッキング制御信号に加算して補正すれ
ば、トラック歪みを含む偏心成分を補正でき、精度よく
光ビームをオントラッキングすることができるが、一方
検索動作のように、一度トラッキング制御をオフし、リ
ニアモータによる光ピックアップの移動を高速に行った
後、目的アドレス近傍で再度トラッキング制御誤差をオ
ンする動作を行った場合には、トラッキングオン動作時
に高周波成分までトラッキング制御信号に加算してしま
うと、トラッキング制御の引き込みが不安定になり、ト
ラッキング引き込み時間が遅くなったり、検索動作の安
定性が悪くなるなどの問題点がある。
に記憶回路に記憶された高周波成分を含むトラック歪み
補正信号をトラッキング制御信号に加算して補正すれ
ば、トラック歪みを含む偏心成分を補正でき、精度よく
光ビームをオントラッキングすることができるが、一方
検索動作のように、一度トラッキング制御をオフし、リ
ニアモータによる光ピックアップの移動を高速に行った
後、目的アドレス近傍で再度トラッキング制御誤差をオ
ンする動作を行った場合には、トラッキングオン動作時
に高周波成分までトラッキング制御信号に加算してしま
うと、トラッキング制御の引き込みが不安定になり、ト
ラッキング引き込み時間が遅くなったり、検索動作の安
定性が悪くなるなどの問題点がある。
【0010】また、ディスクを装置に装着する際の機械
的変位やディスクそのものの中心ずれ等の比較的低周波
成分の偏心は光ピックアップがディスクの内周、中周、
外周のどの位置を走査してもほぼ同じパターンである
が、高周波成分を有するトラック歪みはディスクの半径
方向の位置により大きく変化するため、検索動作で内周
から外周へ光ピックアップの走査位置が移動した際に、
高周波成分を含む内周部の歪み補正信号で外周部も同じ
ようにトラッキングアクチュエータを駆動すれば、更に
トラッキング制御の引き込みが不安定になるといった問
題点がある。
的変位やディスクそのものの中心ずれ等の比較的低周波
成分の偏心は光ピックアップがディスクの内周、中周、
外周のどの位置を走査してもほぼ同じパターンである
が、高周波成分を有するトラック歪みはディスクの半径
方向の位置により大きく変化するため、検索動作で内周
から外周へ光ピックアップの走査位置が移動した際に、
高周波成分を含む内周部の歪み補正信号で外周部も同じ
ようにトラッキングアクチュエータを駆動すれば、更に
トラッキング制御の引き込みが不安定になるといった問
題点がある。
【0011】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、光ピックアップの動作モードに応じて、偏心補正信
号を低周波成分のみにしたり、あるいは高周波成分のト
ラック歪みを補正すべく高周波成分を含む偏心補正信号
に切り換えるようにすることで、安定したトラッキング
制御を実現するとともに、トラック歪みを含む偏心補正
の効果を向上させ、トラッキング精度の向上を実現する
ディスク装置のトラッキング制御装置を提供することを
目的とする。
で、光ピックアップの動作モードに応じて、偏心補正信
号を低周波成分のみにしたり、あるいは高周波成分のト
ラック歪みを補正すべく高周波成分を含む偏心補正信号
に切り換えるようにすることで、安定したトラッキング
制御を実現するとともに、トラック歪みを含む偏心補正
の効果を向上させ、トラッキング精度の向上を実現する
ディスク装置のトラッキング制御装置を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のディスク装置のトラッキング制御装置は、デ
ィスク面にレーザー光を照射するとともにディスクから
の反射光を受光する受光素子を有する光ピックアップ
と、光ピックアップから照射される光ビームのトラッキ
ング位置を変化させるトラッキングアクチュエータと、
光ピックアップで検出された検出信号よりトラッキング
ずれに対応したトラッキング誤差信号を出力するトラッ
キング誤差検出手段と、トラッキング誤差信号を入力と
して光ピックアップから照射される光ビームが記録トラ
ック上をオントラックして走査するようにトラッキング
アクチュエータを変位させるトラッキング制御信号を出
力するトラッキング制御手段と、トラッキング誤差信号
をディスク回転位置に対応してサンプリングする標本化
手段と、標本化手段から出力されるトラッキング誤差デ
ータを記憶する記憶手段と、記憶手段から出力される信
号をアナログ信号に変換するデジタル−アナログ変換手
段と、デジタル−アナログ変換手段から出力される信号
を入力とする第1のローパスフィルタ及び第2のローパ
スフィルタと、第1のローパスフィルタの出力信号と第
2のローパスフィルタの出力信号を切り換えるスイッチ
回路と、光ピックアップの動作モードを設定するモード
設定手段と、モード設定手段から出力されるモード情報
をもとにスイッチ回路の切換を行なうスイッチ切換手段
と、トラッキング制御信号とスイッチ回路の出力信号を
加算する加算手段と、加算手段の出力信号によりトラッ
キングアクチュエータを駆動する駆動手段を有する構成
で成る。
に本発明のディスク装置のトラッキング制御装置は、デ
ィスク面にレーザー光を照射するとともにディスクから
の反射光を受光する受光素子を有する光ピックアップ
と、光ピックアップから照射される光ビームのトラッキ
ング位置を変化させるトラッキングアクチュエータと、
光ピックアップで検出された検出信号よりトラッキング
ずれに対応したトラッキング誤差信号を出力するトラッ
キング誤差検出手段と、トラッキング誤差信号を入力と
して光ピックアップから照射される光ビームが記録トラ
ック上をオントラックして走査するようにトラッキング
アクチュエータを変位させるトラッキング制御信号を出
力するトラッキング制御手段と、トラッキング誤差信号
をディスク回転位置に対応してサンプリングする標本化
手段と、標本化手段から出力されるトラッキング誤差デ
ータを記憶する記憶手段と、記憶手段から出力される信
号をアナログ信号に変換するデジタル−アナログ変換手
段と、デジタル−アナログ変換手段から出力される信号
を入力とする第1のローパスフィルタ及び第2のローパ
スフィルタと、第1のローパスフィルタの出力信号と第
2のローパスフィルタの出力信号を切り換えるスイッチ
回路と、光ピックアップの動作モードを設定するモード
設定手段と、モード設定手段から出力されるモード情報
をもとにスイッチ回路の切換を行なうスイッチ切換手段
と、トラッキング制御信号とスイッチ回路の出力信号を
加算する加算手段と、加算手段の出力信号によりトラッ
キングアクチュエータを駆動する駆動手段を有する構成
で成る。
【0013】
【作用】本発明は上記した構成により、トラッキング制
御オフモードでは、低周波成分からなる偏心補正信号に
よりトラッキングアクチュエータが駆動され、逆にいっ
たんトラッキング制御が引き込んだ後は高周波成分を含
む偏心補正信号によりトラッキングアクチュエータが駆
動されるため、トラッキング制御がオフからオンの際の
引き込みが安定であるとともに、トラッキング制御が引
き込んだ後は、トラック歪みを含む偏心成分を補正する
ことができ、精度よく光ピックアップから照射される光
ビームがトラック上をオントラックして走査できるディ
スク装置のトラッキング制御装置を提供することができ
る。
御オフモードでは、低周波成分からなる偏心補正信号に
よりトラッキングアクチュエータが駆動され、逆にいっ
たんトラッキング制御が引き込んだ後は高周波成分を含
む偏心補正信号によりトラッキングアクチュエータが駆
動されるため、トラッキング制御がオフからオンの際の
引き込みが安定であるとともに、トラッキング制御が引
き込んだ後は、トラック歪みを含む偏心成分を補正する
ことができ、精度よく光ピックアップから照射される光
ビームがトラック上をオントラックして走査できるディ
スク装置のトラッキング制御装置を提供することができ
る。
【0014】
【実施例】以下、図1、図2を用いて本発明の第1の実
施例の説明を行なう。
施例の説明を行なう。
【0015】図1に本発明の第1の実施例のディスク装
置のトラッキング制御装置の概略構成図を示す。
置のトラッキング制御装置の概略構成図を示す。
【0016】図1において、光ピックアップ101に組
み込まれたトラッキング信号検出センサから出力された
信号は、トラッキング誤差信号検出回路102で増幅さ
れトラッキング誤差信号TEとしてトラッキング誤差信
号検出回路102から出力される。トラッキング誤差信
号TEは、A/D変換器103でアナログ信号からデジ
タルデータに変換されるとともに、トラッキング制御回
路104に入力される。トラッキング制御回路104で
は、トラッキング誤差信号TEをもとに、光ピックアッ
プ101から照射された光ビームが光ディスク105上
に形成されたトラック上をトレースするようにトラッキ
ングアクチュエータ106を駆動するトラッキング制御
信号を出力する。ディスクモータ107には、ディスク
モータ107の回転を検出するための回転検出信号発生
装置108が備わっており、ディスクモータ107の回
転速度を検出するためのディスクモータFG信号が回転
検出信号発生装置108から出力される。
み込まれたトラッキング信号検出センサから出力された
信号は、トラッキング誤差信号検出回路102で増幅さ
れトラッキング誤差信号TEとしてトラッキング誤差信
号検出回路102から出力される。トラッキング誤差信
号TEは、A/D変換器103でアナログ信号からデジ
タルデータに変換されるとともに、トラッキング制御回
路104に入力される。トラッキング制御回路104で
は、トラッキング誤差信号TEをもとに、光ピックアッ
プ101から照射された光ビームが光ディスク105上
に形成されたトラック上をトレースするようにトラッキ
ングアクチュエータ106を駆動するトラッキング制御
信号を出力する。ディスクモータ107には、ディスク
モータ107の回転を検出するための回転検出信号発生
装置108が備わっており、ディスクモータ107の回
転速度を検出するためのディスクモータFG信号が回転
検出信号発生装置108から出力される。
【0017】また光ディスク105にプリフォーマット
されたID信号をID信号処理回路109において信号
処理することで、ディスクの1回転中の所定の絶対回転
位置を示すディスク1回転1パルスのVMARK信号を
得ることができる。回転位置検出回路110には、回転
検出信号発生装置108からディスクモータFG信号が
入力されるとともに、ID信号処理回路109からVM
ARK信号が入力され、よって回転位置検出回路110
からは、光ピックアップ101の光ディスク105の回
転位置に対する回転位置検出信号が出力される。回転位
置検出回路110は通常カウンタ回路で実現でき、リセ
ット入力端子に上記VMARK信号が入力され、かつク
ロック入力端子には上記ディスクモータFG信号が入力
され、カウンタ回路のカウント値がVMARK信号出力
位置からの光ディスク105の回転位置を示す。
されたID信号をID信号処理回路109において信号
処理することで、ディスクの1回転中の所定の絶対回転
位置を示すディスク1回転1パルスのVMARK信号を
得ることができる。回転位置検出回路110には、回転
検出信号発生装置108からディスクモータFG信号が
入力されるとともに、ID信号処理回路109からVM
ARK信号が入力され、よって回転位置検出回路110
からは、光ピックアップ101の光ディスク105の回
転位置に対する回転位置検出信号が出力される。回転位
置検出回路110は通常カウンタ回路で実現でき、リセ
ット入力端子に上記VMARK信号が入力され、かつク
ロック入力端子には上記ディスクモータFG信号が入力
され、カウンタ回路のカウント値がVMARK信号出力
位置からの光ディスク105の回転位置を示す。
【0018】メモリ制御回路112から出力される書き
込み指令信号(WR信号)により、記憶回路111は書
き込みモードに設定される。A/D変換器103によっ
てデジタルデータに変換されたトラッキング誤差信号は
記憶回路111に入力され、光ディスク105が1回転
する期間中、回転位置検出回路110から出力される回
転位置検出信号によって指定されたそれぞれのアドレス
に、回転位置に対応したトラッキング誤差データが記憶
され、記憶回路111にはディスク1回転分のトラッキ
ング誤差データが記憶される。ディスク1回転分のトラ
ッキング誤差データが記憶回路111に書き込まれた
後、メモリ制御回路112から出力される読みだし指令
信号(RD信号)により記憶回路111は読みだしモー
ドに設定され、記憶回路111に書き込まれたトラッキ
ング誤差データは、ディスクの回転位置に対応して読み
出され、D/A変換器113でアナログ信号に変換され
た後、第1のローパスフィルタ(図ではLPFと略)1
19及び第2のローパスフィルタ(図ではLPFと略)
120に入力される。ここで、第1のローパスフィルタ
119のカットオフ周波数はf1であり、かつ第2のロ
ーパスフィルタ120のカットオフ周波数はf2で、f
1はおよそf2/5〜f2/10となるように設定され
ている。第1のローパスフィルタ119の出力信号、お
よび第2のローパスフィルタ120の出力信号はスイッ
チ回路121に入力される。スイッチ回路121は、ス
イッチ切換回路117から出力されるスイッチ切換信号
により、回路が切り換えられる。
込み指令信号(WR信号)により、記憶回路111は書
き込みモードに設定される。A/D変換器103によっ
てデジタルデータに変換されたトラッキング誤差信号は
記憶回路111に入力され、光ディスク105が1回転
する期間中、回転位置検出回路110から出力される回
転位置検出信号によって指定されたそれぞれのアドレス
に、回転位置に対応したトラッキング誤差データが記憶
され、記憶回路111にはディスク1回転分のトラッキ
ング誤差データが記憶される。ディスク1回転分のトラ
ッキング誤差データが記憶回路111に書き込まれた
後、メモリ制御回路112から出力される読みだし指令
信号(RD信号)により記憶回路111は読みだしモー
ドに設定され、記憶回路111に書き込まれたトラッキ
ング誤差データは、ディスクの回転位置に対応して読み
出され、D/A変換器113でアナログ信号に変換され
た後、第1のローパスフィルタ(図ではLPFと略)1
19及び第2のローパスフィルタ(図ではLPFと略)
120に入力される。ここで、第1のローパスフィルタ
119のカットオフ周波数はf1であり、かつ第2のロ
ーパスフィルタ120のカットオフ周波数はf2で、f
1はおよそf2/5〜f2/10となるように設定され
ている。第1のローパスフィルタ119の出力信号、お
よび第2のローパスフィルタ120の出力信号はスイッ
チ回路121に入力される。スイッチ回路121は、ス
イッチ切換回路117から出力されるスイッチ切換信号
により、回路が切り換えられる。
【0019】モード設定回路118はディスク装置の動
作モードを管理し、モード情報を出力するとともに、ト
ラッキング制御オン/オフ切換信号を出力する。スイッ
チ切換回路117は、モード設定回路118から出力さ
れるモード情報およびトラッキング制御回路104から
出力されるトラッキング制御引き込み検出信号をもと
に、スイッチ切換信号を作成する。
作モードを管理し、モード情報を出力するとともに、ト
ラッキング制御オン/オフ切換信号を出力する。スイッ
チ切換回路117は、モード設定回路118から出力さ
れるモード情報およびトラッキング制御回路104から
出力されるトラッキング制御引き込み検出信号をもと
に、スイッチ切換信号を作成する。
【0020】スイッチ切換回路117から出力されるス
イッチ切換信号によって、スイッチ回路121からは、
第1のローパスフィルタ119の出力信号と第2のロー
パスフィルタ120の出力信号が切り換えられて、加算
回路114に入力される。
イッチ切換信号によって、スイッチ回路121からは、
第1のローパスフィルタ119の出力信号と第2のロー
パスフィルタ120の出力信号が切り換えられて、加算
回路114に入力される。
【0021】また、トラッキング制御回路104から出
力されたトラッキング制御信号はスイッチ回路115で
トラッキングサーボループをオン/オフされた後、加算
回路114に入力される。
力されたトラッキング制御信号はスイッチ回路115で
トラッキングサーボループをオン/オフされた後、加算
回路114に入力される。
【0022】スイッチ回路121から出力される偏心補
正信号およびトラッキング制御回路104から出力され
るトラッキング制御信号は加算回路114で加算された
後、駆動回路116に入力され、駆動回路116から出
力された駆動電圧がトラッキングアクチュエータ106
に印加される。
正信号およびトラッキング制御回路104から出力され
るトラッキング制御信号は加算回路114で加算された
後、駆動回路116に入力され、駆動回路116から出
力された駆動電圧がトラッキングアクチュエータ106
に印加される。
【0023】ここで図2を用いて、スイッチ回路121
およびスイッチ切換回路117の動作を説明する。
およびスイッチ切換回路117の動作を説明する。
【0024】図2の(a)は記憶回路111から出力さ
れた偏心補正データをD/A変換器113でアナログ信
号に変換した信号である。同図(b)は同図(a)に示
す信号を第2のローパスフィルタ120を通して得られ
る偏心補正信号であり、同様に同図(c)は第1のロー
パスフィルタ119を通して得られる偏心補正信号であ
る。
れた偏心補正データをD/A変換器113でアナログ信
号に変換した信号である。同図(b)は同図(a)に示
す信号を第2のローパスフィルタ120を通して得られ
る偏心補正信号であり、同様に同図(c)は第1のロー
パスフィルタ119を通して得られる偏心補正信号であ
る。
【0025】まず通常再生モードにおいてはトラッキン
グ制御が引き込んだ状態であり、このときには第2のロ
ーパスフィルタ120の出力信号がスイッチ回路121
により選択されて加算回路114に入力され、偏心補正
信号は図2の(b)に示したものであり、ディスクのト
ラック歪みを含む高周波成分の偏心まで補正でき、よっ
て精度よく、光ピックアップ101から照射される光ビ
ームがトラック上をオントラックして走査する。
グ制御が引き込んだ状態であり、このときには第2のロ
ーパスフィルタ120の出力信号がスイッチ回路121
により選択されて加算回路114に入力され、偏心補正
信号は図2の(b)に示したものであり、ディスクのト
ラック歪みを含む高周波成分の偏心まで補正でき、よっ
て精度よく、光ピックアップ101から照射される光ビ
ームがトラック上をオントラックして走査する。
【0026】この状態から、モード設定回路118によ
り、動作モードが検索モードに切り換わるとモード設定
回路118からスイッチ回路115に出力されるトラッ
キング制御オン/オフ切換信号によりスイッチ回路11
5がオープンになり、トラッキング制御ループがオープ
ンとなる。さらに、スイッチ切換回路117は検索モー
ド情報に対応して、第1のローパスフィルタ119の出
力信号がスイッチ回路121により選択されて加算回路
114に入力されるように、スイッチ切換信号を出力す
る。このときに加算回路114に入力される偏心補正信
号は図2の(c)に示したものであり、低域成分のみを
有することとなる。この偏心の低域成分は、ディスクを
装置に装着する際の機械的変位やディスクそのものの中
心ずれ等の要因が支配的であり、光ピックアップが光デ
ィスクの半径上のどの位置を走査してもほぼ同じパター
ンであり、粗検索動作が終了し、モード設定回路118
から出力されるトラッキング制御オン/オフ切換信号に
よりスイッチ回路115が閉じられて、トラッキング制
御がオンとなったときに、トラッキング制御の引き込み
は安定に行われる。
り、動作モードが検索モードに切り換わるとモード設定
回路118からスイッチ回路115に出力されるトラッ
キング制御オン/オフ切換信号によりスイッチ回路11
5がオープンになり、トラッキング制御ループがオープ
ンとなる。さらに、スイッチ切換回路117は検索モー
ド情報に対応して、第1のローパスフィルタ119の出
力信号がスイッチ回路121により選択されて加算回路
114に入力されるように、スイッチ切換信号を出力す
る。このときに加算回路114に入力される偏心補正信
号は図2の(c)に示したものであり、低域成分のみを
有することとなる。この偏心の低域成分は、ディスクを
装置に装着する際の機械的変位やディスクそのものの中
心ずれ等の要因が支配的であり、光ピックアップが光デ
ィスクの半径上のどの位置を走査してもほぼ同じパター
ンであり、粗検索動作が終了し、モード設定回路118
から出力されるトラッキング制御オン/オフ切換信号に
よりスイッチ回路115が閉じられて、トラッキング制
御がオンとなったときに、トラッキング制御の引き込み
は安定に行われる。
【0027】トラッキング制御が引き込むとトラッキン
グ制御回路104からはトラッキング制御引き込み検出
信号がスイッチ切換回路117に入力されるとともに、
モード設定回路118は通常再生モードにモード設定を
行なう。
グ制御回路104からはトラッキング制御引き込み検出
信号がスイッチ切換回路117に入力されるとともに、
モード設定回路118は通常再生モードにモード設定を
行なう。
【0028】スイッチ切換回路117は、通常再生モー
ドになれば、再び第2のローパスフィルタ120の出力
信号が加算回路114に入力されるように、スイッチ回
路121を切り換える。このときには図2の(b)に示
す偏心補正信号により、精度よく、光ピックアップ10
1から照射される光ビームがトラック上をオントラック
して走査することができる。
ドになれば、再び第2のローパスフィルタ120の出力
信号が加算回路114に入力されるように、スイッチ回
路121を切り換える。このときには図2の(b)に示
す偏心補正信号により、精度よく、光ピックアップ10
1から照射される光ビームがトラック上をオントラック
して走査することができる。
【0029】以上説明したように、本発明の第1の実施
例によれば、トラッキング制御オフモードで偏心補正信
号に含まれる高周波成分をカットすることで、再度トラ
ッキング制御をオンした際に安定したトラッキング制御
の引き込みを実現することができるとともに、トラッキ
ング制御オンモードではトラック歪みを含む高周波成分
の偏心まで補正でき精度よくオントラックさせることが
できる。
例によれば、トラッキング制御オフモードで偏心補正信
号に含まれる高周波成分をカットすることで、再度トラ
ッキング制御をオンした際に安定したトラッキング制御
の引き込みを実現することができるとともに、トラッキ
ング制御オンモードではトラック歪みを含む高周波成分
の偏心まで補正でき精度よくオントラックさせることが
できる。
【0030】トラッキング制御の引き込みについては、
ディスクの半径方向の位置に対応してそのパターンが大
きく変化する偏心補正成分の高周波成分をカットして、
半径方向の位置によらず、ほぼどの位置でも同様のパタ
ーンとなる低周波成分で偏心補正することで、引き込み
安定性が向上し、特にディスクの内周部から外周部、あ
るいは外周部から中周部に検索動作した時にはその効果
が著しい。
ディスクの半径方向の位置に対応してそのパターンが大
きく変化する偏心補正成分の高周波成分をカットして、
半径方向の位置によらず、ほぼどの位置でも同様のパタ
ーンとなる低周波成分で偏心補正することで、引き込み
安定性が向上し、特にディスクの内周部から外周部、あ
るいは外周部から中周部に検索動作した時にはその効果
が著しい。
【0031】次に、図3、図4を用いて本発明の第2の
実施例の説明を行なう。図3に本発明の第2の実施例の
ディスク装置のトラッキング制御装置の概略構成図を示
す。
実施例の説明を行なう。図3に本発明の第2の実施例の
ディスク装置のトラッキング制御装置の概略構成図を示
す。
【0032】図3において、図1に示す本発明の第1の
実施例の構成要素と同様の動作を行なう構成要素につい
ては同じ符号を付し、詳細な動作説明は省略する。
実施例の構成要素と同様の動作を行なう構成要素につい
ては同じ符号を付し、詳細な動作説明は省略する。
【0033】図3において、出力データ演算回路301
では、記憶回路111の所定のアドレスに記憶されてい
る記憶データをもとに、モード設定回路118から出力
されるモード情報およびトラッキング制御回路104か
ら出力されるトラッキング制御引き込み検出信号に応じ
て、出力データの演算を切り換えて出力する。出力デー
タ演算回路301から出力される偏心補正データはD/
A変換器302によりアナログ信号に変換された後、ロ
ーパスフィルタを経て加算回路114でトラッキング制
御回路104の出力信号に加算される。
では、記憶回路111の所定のアドレスに記憶されてい
る記憶データをもとに、モード設定回路118から出力
されるモード情報およびトラッキング制御回路104か
ら出力されるトラッキング制御引き込み検出信号に応じ
て、出力データの演算を切り換えて出力する。出力デー
タ演算回路301から出力される偏心補正データはD/
A変換器302によりアナログ信号に変換された後、ロ
ーパスフィルタを経て加算回路114でトラッキング制
御回路104の出力信号に加算される。
【0034】ここで、出力データ演算回路301の動作
を図4を用いて説明する。図4の(a)は記憶回路11
1に記憶されている偏心補正データを示し、通常再生モ
ードにおいてはトラッキング制御が引き込んだ状態であ
り、このとき出力データ演算回路301から出力される
偏心補正データAD(i)は、回転位置検出回路110
から出力された回転位置情報データiに対応して記憶手
段111から読み出された偏心補正データD(i)と同
じものであり、AD(i)=D(i)の関係である。よ
って出力データ演算回路301から出力され、D/A変
換器302、ローパスフィルタ303を経て出力される
偏心補正信号は図4の(b)に示すものとなり、ディス
クのトラック歪みを含む高周波成分の偏心まで補正で
き、よって精度よく、光ピックアップ101から照射さ
れる光ビームがトラック上をオントラックして走査す
る。
を図4を用いて説明する。図4の(a)は記憶回路11
1に記憶されている偏心補正データを示し、通常再生モ
ードにおいてはトラッキング制御が引き込んだ状態であ
り、このとき出力データ演算回路301から出力される
偏心補正データAD(i)は、回転位置検出回路110
から出力された回転位置情報データiに対応して記憶手
段111から読み出された偏心補正データD(i)と同
じものであり、AD(i)=D(i)の関係である。よ
って出力データ演算回路301から出力され、D/A変
換器302、ローパスフィルタ303を経て出力される
偏心補正信号は図4の(b)に示すものとなり、ディス
クのトラック歪みを含む高周波成分の偏心まで補正で
き、よって精度よく、光ピックアップ101から照射さ
れる光ビームがトラック上をオントラックして走査す
る。
【0035】この状態から、モード設定回路118によ
り、動作モードが検索モードに切り換わると、モード設
定回路118からスイッチ回路115に出力されるトラ
ッキング制御オン/オフ切換信号によりスイッチ回路1
15がオープンになり、トラッキング制御ループがオー
プンとなる。さらに、モード設定回路118から出力さ
れるモード情報を入力して出力データ演算回路301で
は演算処理を切り換える。出力データ演算回路301で
は、回転位置検出回路110から出力された回転位置情
報iに対応して、iが5の倍数である時に、出力データ
演算回路301から出力される偏心補正データAD
(i)は、(数1)の演算を行ない、演算結果のAD
(i)の値を回転位置情報iからi+4の期間中ホール
ドする。
り、動作モードが検索モードに切り換わると、モード設
定回路118からスイッチ回路115に出力されるトラ
ッキング制御オン/オフ切換信号によりスイッチ回路1
15がオープンになり、トラッキング制御ループがオー
プンとなる。さらに、モード設定回路118から出力さ
れるモード情報を入力して出力データ演算回路301で
は演算処理を切り換える。出力データ演算回路301で
は、回転位置検出回路110から出力された回転位置情
報iに対応して、iが5の倍数である時に、出力データ
演算回路301から出力される偏心補正データAD
(i)は、(数1)の演算を行ない、演算結果のAD
(i)の値を回転位置情報iからi+4の期間中ホール
ドする。
【0036】
【数1】
【0037】このときに出力データ演算回路301から
出力される偏心補正データは図4の(c)に示すものと
なる。よって出力データ演算回路301から出力され、
D/A変換器302、ローパスフィルタ303を経て出
力される偏心補正信号は図4の(d)に示すものとな
り、したがって、加算回路114に入力される偏心補正
信号は、低域成分のみを有することとなる。この偏心の
低域成分は、ディスクを装置に装着する際の機械的変位
やディスクそのものの中心ずれ等の要因が支配的であ
り、光ピックアップが光ディスクの半径上のどの位置を
走査してもほぼ同じパターンであり、粗検索動作が終了
し、モード設定回路118から出力されるトラッキング
制御オン/オフ切換信号によりスイッチ回路115が閉
じられて、トラッキング制御がオンとなったときに、ト
ラッキング制御の引き込みは安定に行われる。
出力される偏心補正データは図4の(c)に示すものと
なる。よって出力データ演算回路301から出力され、
D/A変換器302、ローパスフィルタ303を経て出
力される偏心補正信号は図4の(d)に示すものとな
り、したがって、加算回路114に入力される偏心補正
信号は、低域成分のみを有することとなる。この偏心の
低域成分は、ディスクを装置に装着する際の機械的変位
やディスクそのものの中心ずれ等の要因が支配的であ
り、光ピックアップが光ディスクの半径上のどの位置を
走査してもほぼ同じパターンであり、粗検索動作が終了
し、モード設定回路118から出力されるトラッキング
制御オン/オフ切換信号によりスイッチ回路115が閉
じられて、トラッキング制御がオンとなったときに、ト
ラッキング制御の引き込みは安定に行われる。
【0038】トラッキング制御が引き込むとトラッキン
グ制御回路104からはトラッキング制御引き込み検出
信号が出力データ演算回路301に入力されるととも
に、モード設定回路118は通常再生モードにモード設
定を行なう。
グ制御回路104からはトラッキング制御引き込み検出
信号が出力データ演算回路301に入力されるととも
に、モード設定回路118は通常再生モードにモード設
定を行なう。
【0039】出力データ演算回路301は再び通常再生
時の演算、すなわち出力データ演算回路301から出力
される偏心補正データAD(i)は、回転位置検出回路
110から出力された回転位置情報iに対応して記憶回
路111から読み出された偏心補正データD(i)と同
じものであり、AD(i)=D(i)の関係となる。こ
のときにはローパスフィルタ303を経て出力される偏
心補正信号は、図4の(b)に示すものとなり、精度よ
く、光ピックアップ101から照射される光ビームがト
ラック上をオントラックして走査することができる。
時の演算、すなわち出力データ演算回路301から出力
される偏心補正データAD(i)は、回転位置検出回路
110から出力された回転位置情報iに対応して記憶回
路111から読み出された偏心補正データD(i)と同
じものであり、AD(i)=D(i)の関係となる。こ
のときにはローパスフィルタ303を経て出力される偏
心補正信号は、図4の(b)に示すものとなり、精度よ
く、光ピックアップ101から照射される光ビームがト
ラック上をオントラックして走査することができる。
【0040】以上説明したように、本発明の第2の実施
例によれば、トラッキング制御オフモードで偏心補正信
号に含まれる高周波成分をカットすることで、再度トラ
ッキング制御をオンした際に安定したトラッキング制御
の引き込みを実現することができるとともに、トラッキ
ング制御オンモードではトラック歪みを含む高周波成分
の偏心まで補正でき精度よくオントラックさせることが
できる。
例によれば、トラッキング制御オフモードで偏心補正信
号に含まれる高周波成分をカットすることで、再度トラ
ッキング制御をオンした際に安定したトラッキング制御
の引き込みを実現することができるとともに、トラッキ
ング制御オンモードではトラック歪みを含む高周波成分
の偏心まで補正でき精度よくオントラックさせることが
できる。
【0041】トラッキング制御の引き込みについては、
ディスクの半径方向の位置に対応してそのパターンが大
きく変化する偏心補正成分の高周波成分をカットして、
半径方向の位置によらず、ほぼどの位置でも同様のパタ
ーンとなる低周波成分で偏心補正することで、引き込み
安定性が向上し、特にディスクの内周部から外周部、あ
るいは外周部から中周部に検索動作した時にはその効果
が著しい。
ディスクの半径方向の位置に対応してそのパターンが大
きく変化する偏心補正成分の高周波成分をカットして、
半径方向の位置によらず、ほぼどの位置でも同様のパタ
ーンとなる低周波成分で偏心補正することで、引き込み
安定性が向上し、特にディスクの内周部から外周部、あ
るいは外周部から中周部に検索動作した時にはその効果
が著しい。
【0042】次に、図5、図6を用いて本発明の第3の
実施例の説明を行なう。図5に本発明の第3の実施例の
記憶回路511の概略構成図を示す。
実施例の説明を行なう。図5に本発明の第3の実施例の
記憶回路511の概略構成図を示す。
【0043】記憶回路511以外は図1に示す第1の実
施例の構成と同様である。図5において、501は偏心
補正データを記憶するメモリ回路で、デジタルデータに
変換されたトラッキング誤差データが書き込まれる。
施例の構成と同様である。図5において、501は偏心
補正データを記憶するメモリ回路で、デジタルデータに
変換されたトラッキング誤差データが書き込まれる。
【0044】504は平均値演算回路で、同様にデジタ
ルデータに変換されたトラッキング誤差データが入力さ
れ、ディスク1回転期間のトラッキング誤差データの平
均値を演算し、演算結果AVEを比較回路503に出力
する。比較回路503では平均値演算回路504から出
力された演算結果AVEとデジタルデータに変換された
トラッキング誤差データとの大小比較を行い、比較結果
に応じてハイ、ロー、ミドルの3値ロジック信号を出力
する。比較回路503から出力される3値ロジック信号
は補正演算回路502に入力される。ここで、ディスク
モータFG信号およびVMARK信号をもとにヘッドの
回転位置を検出する回転位置検出回路110の出力は、
平均値演算回路504、比較回路503、補正演算回路
502、メモリ回路501に入力されており、これらの
回路は同期して処理を行っていることはいうまでもな
い。
ルデータに変換されたトラッキング誤差データが入力さ
れ、ディスク1回転期間のトラッキング誤差データの平
均値を演算し、演算結果AVEを比較回路503に出力
する。比較回路503では平均値演算回路504から出
力された演算結果AVEとデジタルデータに変換された
トラッキング誤差データとの大小比較を行い、比較結果
に応じてハイ、ロー、ミドルの3値ロジック信号を出力
する。比較回路503から出力される3値ロジック信号
は補正演算回路502に入力される。ここで、ディスク
モータFG信号およびVMARK信号をもとにヘッドの
回転位置を検出する回転位置検出回路110の出力は、
平均値演算回路504、比較回路503、補正演算回路
502、メモリ回路501に入力されており、これらの
回路は同期して処理を行っていることはいうまでもな
い。
【0045】補正演算回路502は、ディスクの回転位
置に対応したトラッキング誤差データをメモリ回路50
1から読み込み、比較回路503の3値ロジック信号の
論理レベルに応じて偏心補正データを微小量変化させ
て、再びメモリ回路501に書き込む。
置に対応したトラッキング誤差データをメモリ回路50
1から読み込み、比較回路503の3値ロジック信号の
論理レベルに応じて偏心補正データを微小量変化させ
て、再びメモリ回路501に書き込む。
【0046】図6の(a)は時刻T1におけるメモリ回
路501に記憶されているトラッキング誤差データを示
す。1〜Nはディスクの回転位置を示し、メモリ回路5
01のアドレス1〜Nにはディスクの回転位置に対応し
た偏心補正データが記憶されている。図6の(b)は時
刻T1からT2のディスク1回転期間におけるトラッキ
ング誤差データを示す。
路501に記憶されているトラッキング誤差データを示
す。1〜Nはディスクの回転位置を示し、メモリ回路5
01のアドレス1〜Nにはディスクの回転位置に対応し
た偏心補正データが記憶されている。図6の(b)は時
刻T1からT2のディスク1回転期間におけるトラッキ
ング誤差データを示す。
【0047】同図の(c)は、時刻T1にメモリ回路5
01に記憶されている偏心補正データ(黒丸で示す)に
対してディスク1回転期間中にデータの値を微小量変化
させたのち、時刻T2にメモリ回路501に記憶されて
いる偏心補正データ(白丸で示す)を示す。同図の
(d)は、時刻T2からT3のディスク1回転期間にお
けるトラッキング誤差データを示す。
01に記憶されている偏心補正データ(黒丸で示す)に
対してディスク1回転期間中にデータの値を微小量変化
させたのち、時刻T2にメモリ回路501に記憶されて
いる偏心補正データ(白丸で示す)を示す。同図の
(d)は、時刻T2からT3のディスク1回転期間にお
けるトラッキング誤差データを示す。
【0048】図6の(a)において、メモリ回路501
にはすでに偏心補正データが記憶されている。メモリ回
路501のアドレスは1からNで、Nはディスクモータ
107の1回転におけるFGパルス数に対応する。メモ
リ回路501から読み出され、D/A変換器でアナログ
信号に変換された偏心補正信号はトラッキング制御信号
と加算されてトラッキングアクチュエータ駆動信号とな
る。トラッキングアクチュエータを駆動して得られるト
ラッキング誤差信号は図6の(b)に示すようになる。
図6の(b)に示す1〜Nは図6の(a)の1〜Nに対
応しており、ディスクの回転位置を示す。平均値演算回
路504では、ディスクモータ1回転分のトラッキング
誤差データの平均値を演算し、平均値データAVE1を
出力する。平均値データAVE1は直前のディスクモー
タ1回転中に演算されており、図6の(b)の1回転中
においてはあらたに平均値データを演算する。
にはすでに偏心補正データが記憶されている。メモリ回
路501のアドレスは1からNで、Nはディスクモータ
107の1回転におけるFGパルス数に対応する。メモ
リ回路501から読み出され、D/A変換器でアナログ
信号に変換された偏心補正信号はトラッキング制御信号
と加算されてトラッキングアクチュエータ駆動信号とな
る。トラッキングアクチュエータを駆動して得られるト
ラッキング誤差信号は図6の(b)に示すようになる。
図6の(b)に示す1〜Nは図6の(a)の1〜Nに対
応しており、ディスクの回転位置を示す。平均値演算回
路504では、ディスクモータ1回転分のトラッキング
誤差データの平均値を演算し、平均値データAVE1を
出力する。平均値データAVE1は直前のディスクモー
タ1回転中に演算されており、図6の(b)の1回転中
においてはあらたに平均値データを演算する。
【0049】比較回路503では平均値演算回路504
から出力される平均値データAVE1とトラッキング誤
差データTD(i)の大小を比較し、(数2)に示す比
較結果出力処理を行なう(ただし、iは1〜Nの整数
で、ディスクの回転位置に対応する。)。
から出力される平均値データAVE1とトラッキング誤
差データTD(i)の大小を比較し、(数2)に示す比
較結果出力処理を行なう(ただし、iは1〜Nの整数
で、ディスクの回転位置に対応する。)。
【0050】
【数2】
【0051】補正演算回路502では、比較回路503
の出力の論理レベルをもとにメモリ回路501に記憶さ
れている偏心補正データMD(i)を微小量変化させ
て、新たな偏心補正データMDD(i)としてメモリ回
路501にストアする。ここで偏心補正データの変更処
理は、(数3)に示す処理で行なう。
の出力の論理レベルをもとにメモリ回路501に記憶さ
れている偏心補正データMD(i)を微小量変化させ
て、新たな偏心補正データMDD(i)としてメモリ回
路501にストアする。ここで偏心補正データの変更処
理は、(数3)に示す処理で行なう。
【0052】
【数3】
【0053】図6の(b)に示すトラッキング誤差信号
が入力され、メモリ回路501に記憶される偏心補正デ
ータを微小量変化させたのち、メモリ回路501に記憶
されている偏心補正データは、図6の(c)に示すよう
になる。ここで、図6の(a)のタイミングでメモリ回
路501に記憶されていた偏心補正データは黒丸で示し
たものである。偏心補正データを微小量修正することに
より、図6の(c)に示す偏心補正データは、よりトラ
ック歪み成分を忠実に再現したものとなり、その結果、
トラッキング誤差信号は、図6の(d)に示すように、
残留誤差がより少なくなる。このように、トラッキング
誤差信号をもとにメモリ回路501に記憶される偏心補
正データを修正することで、トラッキング誤差データは
図6の(d)に示すように、残留成分がほぼゼロとな
る。
が入力され、メモリ回路501に記憶される偏心補正デ
ータを微小量変化させたのち、メモリ回路501に記憶
されている偏心補正データは、図6の(c)に示すよう
になる。ここで、図6の(a)のタイミングでメモリ回
路501に記憶されていた偏心補正データは黒丸で示し
たものである。偏心補正データを微小量修正することに
より、図6の(c)に示す偏心補正データは、よりトラ
ック歪み成分を忠実に再現したものとなり、その結果、
トラッキング誤差信号は、図6の(d)に示すように、
残留誤差がより少なくなる。このように、トラッキング
誤差信号をもとにメモリ回路501に記憶される偏心補
正データを修正することで、トラッキング誤差データは
図6の(d)に示すように、残留成分がほぼゼロとな
る。
【0054】以上説明したように、本発明の第3の実施
例によれば、ディスクの半径上のどの位置をヘッドが走
査するかにより、トラック歪みが異なっていても、記憶
回路に記憶される偏心補正データをトラッキング誤差信
号の平均値からのずれ方向をもとに微小量ずつ変化させ
ることで、トラッキング誤差信号の変化がゼロ、すなわ
ちトラッキング誤差がゼロとなるようにすることがで
き、記憶回路に記憶させる偏心補正データをヘッドの走
査位置がディスクの内周、中周、外周のどの位置を走査
しているときのトラッキング誤差データであっても、安
定した偏心補正動作をおこなうディスク装置のトラッキ
ング制御装置を提供することができる。
例によれば、ディスクの半径上のどの位置をヘッドが走
査するかにより、トラック歪みが異なっていても、記憶
回路に記憶される偏心補正データをトラッキング誤差信
号の平均値からのずれ方向をもとに微小量ずつ変化させ
ることで、トラッキング誤差信号の変化がゼロ、すなわ
ちトラッキング誤差がゼロとなるようにすることがで
き、記憶回路に記憶させる偏心補正データをヘッドの走
査位置がディスクの内周、中周、外周のどの位置を走査
しているときのトラッキング誤差データであっても、安
定した偏心補正動作をおこなうディスク装置のトラッキ
ング制御装置を提供することができる。
【0055】更に、図8に示すような、ディスクの内
周,中周,外周により異なる偏心パターンに対応して、
記憶回路に記憶される偏心補正データを微小量ずつ補正
することで、ヘッドの走査位置にかかわらず、最も補正
効果が得られるような偏心補正データが記憶回路に記憶
され、ヘッドの走査位置による偏心成分の高周波成分も
最適化することができ、その効果は大である。
周,中周,外周により異なる偏心パターンに対応して、
記憶回路に記憶される偏心補正データを微小量ずつ補正
することで、ヘッドの走査位置にかかわらず、最も補正
効果が得られるような偏心補正データが記憶回路に記憶
され、ヘッドの走査位置による偏心成分の高周波成分も
最適化することができ、その効果は大である。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明は、トラッキング制
御オフモードで偏心補正信号に含まれる高周波成分をカ
ットすることで、再度トラッキング制御をオンした際に
安定したトラッキング制御の引き込みを実現することが
できるとともに、トラッキング制御オンモードではトラ
ック歪みを含む高周波成分の偏心まで補正でき精度よく
オントラックさせることができる。
御オフモードで偏心補正信号に含まれる高周波成分をカ
ットすることで、再度トラッキング制御をオンした際に
安定したトラッキング制御の引き込みを実現することが
できるとともに、トラッキング制御オンモードではトラ
ック歪みを含む高周波成分の偏心まで補正でき精度よく
オントラックさせることができる。
【0057】トラッキング制御の引き込みについては、
ディスクの半径方向の位置に対応してそのパターンが大
きく変化する偏心補正成分の高周波成分をカットして、
半径方向の位置によらず、ほぼどの位置でも同様のパタ
ーンとなる低周波成分で偏心補正することで、引き込み
安定性が向上し、特にディスクの内周部から外周部、あ
るいは外周部から中周部に検索動作した時にはその効果
が著しく、その実用的効果は大である。
ディスクの半径方向の位置に対応してそのパターンが大
きく変化する偏心補正成分の高周波成分をカットして、
半径方向の位置によらず、ほぼどの位置でも同様のパタ
ーンとなる低周波成分で偏心補正することで、引き込み
安定性が向上し、特にディスクの内周部から外周部、あ
るいは外周部から中周部に検索動作した時にはその効果
が著しく、その実用的効果は大である。
【0058】さらに、ディスクの半径方向によりトラッ
ク歪みが異なっていても、記憶手段に記憶される偏心補
正データをトラッキング誤差信号の平均値からのずれ方
向をもとに微小量ずつ変化させることで、トラッキング
誤差信号の変化がゼロ、すなわちトラッキング誤差がゼ
ロとなるようにすることができ、記憶手段に記憶させる
トラッキング誤差信号をヘッドの走査位置がディスクの
内周、中周、外周のどの位置を走査しているときであっ
ても、安定した偏心補正動作をおこなうディスク装置の
トラッキング制御装置を提供することができる。
ク歪みが異なっていても、記憶手段に記憶される偏心補
正データをトラッキング誤差信号の平均値からのずれ方
向をもとに微小量ずつ変化させることで、トラッキング
誤差信号の変化がゼロ、すなわちトラッキング誤差がゼ
ロとなるようにすることができ、記憶手段に記憶させる
トラッキング誤差信号をヘッドの走査位置がディスクの
内周、中周、外周のどの位置を走査しているときであっ
ても、安定した偏心補正動作をおこなうディスク装置の
トラッキング制御装置を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施例のディスク装置のトラッ
キング制御装置の概略構成を示すブロック図
キング制御装置の概略構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施例のトラッキング制御装置
の動作を説明するための波形図
の動作を説明するための波形図
【図3】本発明の第2の実施例のディスク装置のトラッ
キング制御装置の概略構成を示すブロック図
キング制御装置の概略構成を示すブロック図
【図4】本発明の第2の実施例のトラッキング制御装置
の動作を説明するための波形図
の動作を説明するための波形図
【図5】本発明の第3の実施例の記憶回路の概略構成を
示すブロック図
示すブロック図
【図6】本発明の第3の実施例のトラッキング制御装置
の動作を説明するための波形図
の動作を説明するための波形図
【図7】従来のディスク装置のトラッキング制御装置の
概略構成を示すブロック図
概略構成を示すブロック図
【図8】従来のディスク装置のトラッキング制御装置の
問題点を説明するための波形図
問題点を説明するための波形図
101 光ピックアップ 102 トラッキング誤差信号検出回路 103 A/D変換器 104 トラッキング制御回路 105 光ディスク 106 トラッキングアクチュエータ 108 回転検出信号発生装置 109 ID信号処理回路 110 回転位置検出回路 111,511 記憶回路 112 メモリ制御回路 113,302 D/A変換器 114 加算回路 116 駆動回路 117 スイッチ切換回路 118 モード設定回路 119 第1のローパスフィルタ 120 第2のローパスフィルタ 121 スイッチ回路 301 出力データ演算回路 303 ローパスフィルタ 501 メモリ回路 502 補正演算回路 503 比較回路 504 平均値演算回路
Claims (3)
- 【請求項1】 ディスク面にレーザー光を照射するとと
もにディスクからの反射光を受光する受光素子を有する
光ピックアップと、前記光ピックアップから照射される
光ビームのトラッキング位置を変化させるトラッキング
アクチュエータと、前記光ピックアップで検出された検
出信号よりトラッキングずれに対応したトラッキング誤
差信号を出力するトラッキング誤差検出手段と、前記ト
ラッキング誤差信号を入力として前記光ピックアップか
ら照射される光ビームが記録トラック上をオントラック
して走査するように前記トラッキングアクチュエータを
変位させるトラッキング制御信号を出力するトラッキン
グ制御手段と、前記トラッキング誤差信号をディスク回
転位置に対応してサンプリングする標本化手段と、前記
標本化手段から出力されるトラッキング誤差データを記
憶する記憶手段と、前記記憶手段から出力される信号を
アナログ信号に変換するデジタル−アナログ変換手段
と、前記デジタル−アナログ変換手段から出力される信
号を入力とする第1のローパスフィルタ及び第2のロー
パスフィルタと、前記第1のローパスフィルタの出力信
号と前記第2のローパスフィルタの出力信号を切り換え
るスイッチ回路と、前記光ピックアップの動作モードを
設定するモード設定手段と、前記モード設定手段から出
力されるモード情報をもとに前記スイッチ回路の切換を
行なうスイッチ切換手段と、前記トラッキング制御信号
と前記スイッチ回路の出力信号を加算する加算手段と、
前記加算手段の出力信号により前記トラッキングアクチ
ュエータを駆動する駆動手段を有し、前記第1のローパ
スフィルタのカットオフ周波数f1と前記第2のローパ
スフィルタのカットオフ周波数f2の関係はf1<f2
であり、前記スイッチ切換手段はトラッキング制御オフ
モードでは前記第1のローパスフィルタの出力信号が前
記加算手段に入力されるように動作し、かつトラッキン
グ制御オンモードでは前記第2のローパスフィルタの出
力信号が前記加算手段に入力されるように動作すること
を特徴とするディスク装置のトラッキング制御装置。 - 【請求項2】 ディスク面にレーザー光を照射するとと
もにディスクからの反射光を受光する受光素子を有する
光ピックアップと、前記光ピックアップから照射される
光ビームのトラッキング位置を変化させるトラッキング
アクチュエータと、前記光ピックアップで検出された検
出信号よりトラッキングずれに対応したトラッキング誤
差信号を出力するトラッキング誤差検出手段と、前記ト
ラッキング誤差信号を入力として前記光ピックアップか
ら照射される光ビームが記録トラック上をオントラック
して走査するように前記トラッキングアクチュエータを
変位させるトラッキング制御信号を出力するトラッキン
グ制御手段と、前記トラッキング誤差信号をディスク回
転位置に対応してサンプリングする標本化手段と、前記
標本化手段から出力されるトラッキング誤差データを記
憶する記憶手段と、前記光ピックアップの動作モードを
設定するモード設定手段と、前記記憶手段に記憶されて
いるデータをもとに演算処理を行ない補正信号を作成す
るとともに前記モード設定手段から出力されるモード情
報をもとに演算処理を切り換える補正信号演算手段と、
前記補正信号演算手段の出力信号をアナログ信号に変換
するデジタル−アナログ変換手段と、前記トラッキング
制御信号と前記デジタル−アナログ変換手段の出力信号
を加算する加算手段と、前記加算手段の出力信号により
前記トラッキングアクチュエータを駆動する駆動手段を
有し、前記補正信号演算手段はトラッキング制御オンモ
ードでは前記ディスクの回転位置に対応して前記記憶手
段の所定のアドレスに書き込まれたトラッキング誤差デ
ータを出力データとするとともに、トラッキング制御オ
フモードでは前記ディスクの回転位置に対応して前記記
憶手段の複数のトラッキング誤差データをもとに出力デ
ータを演算することを特徴とする光ディスク装置のトラ
ッキング制御装置。 - 【請求項3】 記憶手段は、前記標本化手段から出力さ
れるトラッキング誤差データを記憶する記憶回路と、前
記トラッキング誤差信号の平均値を演算し平均値データ
を出力する平均値演算手段と、前記平均値演算手段から
出力される平均値データと前記トラッキング誤差信号の
信号レベルを比較する比較手段と、前記比較手段から出
力される比較結果により前記記憶回路の記憶値を補正す
る補正手段から成ることを特徴とする請求項1または請
求項2記載のディスク装置のトラッキング制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06325168A JP3075116B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | ディスク装置のトラッキング制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06325168A JP3075116B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | ディスク装置のトラッキング制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08180426A true JPH08180426A (ja) | 1996-07-12 |
JP3075116B2 JP3075116B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=18173777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06325168A Expired - Fee Related JP3075116B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | ディスク装置のトラッキング制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3075116B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007086482A1 (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 光ディスク装置、光ディスク装置の制御方法、及び集積回路 |
EP1333433B1 (en) * | 2000-11-08 | 2009-12-23 | Sony Computer Entertainment Inc. | Optical disk unit and control method therefor |
WO2011004497A1 (ja) * | 2009-07-10 | 2011-01-13 | パイオニア株式会社 | 記録再生装置、ギャップ制御方法、ギャップ制御プログラム、並びに記憶媒体 |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP06325168A patent/JP3075116B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1333433B1 (en) * | 2000-11-08 | 2009-12-23 | Sony Computer Entertainment Inc. | Optical disk unit and control method therefor |
WO2007086482A1 (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 光ディスク装置、光ディスク装置の制御方法、及び集積回路 |
CN101375331B (zh) | 2006-01-27 | 2011-09-28 | 松下电器产业株式会社 | 光盘装置、光盘装置的控制方法以及集成电路 |
US8072858B2 (en) | 2006-01-27 | 2011-12-06 | Panasonic Corporation | Optical disk apparatus, control method of optical disk apparatus, and integrated circuit |
JP4999708B2 (ja) * | 2006-01-27 | 2012-08-15 | パナソニック株式会社 | 光ディスク装置、光ディスク装置の制御方法、及び集積回路 |
WO2011004497A1 (ja) * | 2009-07-10 | 2011-01-13 | パイオニア株式会社 | 記録再生装置、ギャップ制御方法、ギャップ制御プログラム、並びに記憶媒体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3075116B2 (ja) | 2000-08-07 |
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