JPH08170589A - ダイアフラム式ポンプ - Google Patents
ダイアフラム式ポンプInfo
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- JPH08170589A JPH08170589A JP31516094A JP31516094A JPH08170589A JP H08170589 A JPH08170589 A JP H08170589A JP 31516094 A JP31516094 A JP 31516094A JP 31516094 A JP31516094 A JP 31516094A JP H08170589 A JPH08170589 A JP H08170589A
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Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】複数のダイアフラムを有する場合にも大型化を
最小限に抑えて小型化を実現する。 【構成】ダイアフラム式ポンプ20において、アッパハ
ウジング21Aに形成された円筒孔26には、4個のダ
イアフラムユニット27が組み込まれている。ダイアフ
ラムユニット27は、可撓性材料からなるダイアフラム
プレート30と、プランジャ37の往復動に伴い圧力変
化を生じさせる加圧室39と、該加圧室39の圧力変化
に伴うダイアフラムプレート30の変形により燃料の吸
入及び吐出を行うポンプ室32とを構成要素として含
む。この場合、ダイアフラムユニット27は、ダイアフ
ラムプレート30の変形方向に一致する方向に重ね合わ
せた状態で配置されている。
最小限に抑えて小型化を実現する。 【構成】ダイアフラム式ポンプ20において、アッパハ
ウジング21Aに形成された円筒孔26には、4個のダ
イアフラムユニット27が組み込まれている。ダイアフ
ラムユニット27は、可撓性材料からなるダイアフラム
プレート30と、プランジャ37の往復動に伴い圧力変
化を生じさせる加圧室39と、該加圧室39の圧力変化
に伴うダイアフラムプレート30の変形により燃料の吸
入及び吐出を行うポンプ室32とを構成要素として含
む。この場合、ダイアフラムユニット27は、ダイアフ
ラムプレート30の変形方向に一致する方向に重ね合わ
せた状態で配置されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、可撓性材料からなる
ダイアフラムの変形に応じて低粘性流体の吸入及び吐出
を行うダイアフラム式ポンプに関するものである。
ダイアフラムの変形に応じて低粘性流体の吸入及び吐出
を行うダイアフラム式ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より高圧燃料ポンプとして、低粘性
流体であるガソリン等を直接ピストンにて加圧するので
はなく、ダイアフラムを介して燃料を加圧するダイアフ
ラム式ポンプの使用が提案されている(例えば、特開平
4−353278号公報)。このダイアフラム式ポンプ
は、可撓性材料からなるダイアフラムと、プランジャの
往復動に伴い圧力変化を生じさせる加圧室と、該加圧室
の圧力変化に伴うダイアフラムの変形により低粘性流体
の吸入及び吐出を行うポンプ室とを構成要素として備え
たものである。
流体であるガソリン等を直接ピストンにて加圧するので
はなく、ダイアフラムを介して燃料を加圧するダイアフ
ラム式ポンプの使用が提案されている(例えば、特開平
4−353278号公報)。このダイアフラム式ポンプ
は、可撓性材料からなるダイアフラムと、プランジャの
往復動に伴い圧力変化を生じさせる加圧室と、該加圧室
の圧力変化に伴うダイアフラムの変形により低粘性流体
の吸入及び吐出を行うポンプ室とを構成要素として備え
たものである。
【0003】また、この種のダイアフラム式ポンプを使
用する一具体例としてガソリン筒内噴射システムでは、
インジェクタの噴射圧力の応答性を速くするために噴射
圧力を蓄圧するリザーブタンクの容積を小さくしなけれ
ばならない。この場合、ダイアフラム式ポンプは、気筒
間で圧力差が生じないようにエンジン気筒数と同数の吐
出回数が必要となり、複数のダイアフラムが必要にな
る。
用する一具体例としてガソリン筒内噴射システムでは、
インジェクタの噴射圧力の応答性を速くするために噴射
圧力を蓄圧するリザーブタンクの容積を小さくしなけれ
ばならない。この場合、ダイアフラム式ポンプは、気筒
間で圧力差が生じないようにエンジン気筒数と同数の吐
出回数が必要となり、複数のダイアフラムが必要にな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来より提
案されているダイアフラム式ポンプでは、上記の如く複
数のダイアフラムを要する場合において、その体格が大
型化してしまうという問題があった。
案されているダイアフラム式ポンプでは、上記の如く複
数のダイアフラムを要する場合において、その体格が大
型化してしまうという問題があった。
【0005】本発明は上記問題点に着目してなされたも
のであって、その目的とするところは、複数のダイアフ
ラムを有する場合にも大型化を最小限に抑えて小型化を
実現することができるダイアフラム式ポンプを提供する
ことにある。
のであって、その目的とするところは、複数のダイアフ
ラムを有する場合にも大型化を最小限に抑えて小型化を
実現することができるダイアフラム式ポンプを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、可撓性材料からなるダイ
アフラムと、圧力変化により前記ダイアフラムを変形さ
せるための加圧室と、該ダイアフラムの変形により低粘
性流体の吸入及び吐出を行うポンプ室とを構成要素とし
て含むダイアフラムユニットを複数有するダイアフラム
式ポンプにおいて、前記ダイアフラムの変形方向に一致
する方向に前記ダイアフラムユニットを連続的に配置し
たことを要旨としている。
に、請求項1に記載の発明は、可撓性材料からなるダイ
アフラムと、圧力変化により前記ダイアフラムを変形さ
せるための加圧室と、該ダイアフラムの変形により低粘
性流体の吸入及び吐出を行うポンプ室とを構成要素とし
て含むダイアフラムユニットを複数有するダイアフラム
式ポンプにおいて、前記ダイアフラムの変形方向に一致
する方向に前記ダイアフラムユニットを連続的に配置し
たことを要旨としている。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記加圧室の圧力変化を生じさせるた
めのプランジャと、該プランジャの往復動を行わせるた
めのカムシャフトとを有し、前記カムシャフトの軸線方
向と前記ダイアフラムの変形方向とを一致させるよう前
記ダイアフラムユニットを連続的に配置している。
の発明において、前記加圧室の圧力変化を生じさせるた
めのプランジャと、該プランジャの往復動を行わせるた
めのカムシャフトとを有し、前記カムシャフトの軸線方
向と前記ダイアフラムの変形方向とを一致させるよう前
記ダイアフラムユニットを連続的に配置している。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記カムシャフトの軸線方向に平行に
延び、複数のプランジャを摺動可能に貫通させた長尺部
材を設け、前記プランジャには、一端が前記加圧室に開
口すると共に他端が圧力開放室に開口し、該プランジャ
による前記加圧室の加圧時に前記長尺部材により閉鎖さ
れると共にプランジャによる加圧室の減圧時に前記長尺
部材により開放される圧力開放通路を設け、前記長尺部
材には、前記圧力開放通路の開閉時期を変更すべく該長
尺部材を移動させる移動手段を付設している。
の発明において、前記カムシャフトの軸線方向に平行に
延び、複数のプランジャを摺動可能に貫通させた長尺部
材を設け、前記プランジャには、一端が前記加圧室に開
口すると共に他端が圧力開放室に開口し、該プランジャ
による前記加圧室の加圧時に前記長尺部材により閉鎖さ
れると共にプランジャによる加圧室の減圧時に前記長尺
部材により開放される圧力開放通路を設け、前記長尺部
材には、前記圧力開放通路の開閉時期を変更すべく該長
尺部材を移動させる移動手段を付設している。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、ポンプハウジングに形成された
ユニット収容孔には前記複数のダイアフラムユニットが
重ね合わせた状態で組み込まれ、該ダイアフラムユニッ
トの周囲にはシール材が充填されている。
に記載の発明において、ポンプハウジングに形成された
ユニット収容孔には前記複数のダイアフラムユニットが
重ね合わせた状態で組み込まれ、該ダイアフラムユニッ
トの周囲にはシール材が充填されている。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、前記ダイアフラムユニットには加圧室
に連通する連通孔と、ポンプ室に連通し該ポンプ室に低
粘性流体を流通させる流体通路とが設けられ、該連通孔
及び流体通路は前記ダイアフラムユニットをポンプハウ
ジングのユニット収容孔に組み込んだ後に形成されるも
のである。
の発明において、前記ダイアフラムユニットには加圧室
に連通する連通孔と、ポンプ室に連通し該ポンプ室に低
粘性流体を流通させる流体通路とが設けられ、該連通孔
及び流体通路は前記ダイアフラムユニットをポンプハウ
ジングのユニット収容孔に組み込んだ後に形成されるも
のである。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、加圧室の圧力
変化に伴い可撓性材料からなるダイアフラムが変形し、
このとき、ポンプ室内の低粘性流体の吸入又は吐出が行
われる。本構成では、ダイアフラムの変形方向とダイア
フラムユニットの配置方向とを一致させたため、複数の
ダイアフラムユニットを要するダイアフラム式ポンプに
おいてもその体格の大型化が最小限に抑えられ、小型化
が実現される。
変化に伴い可撓性材料からなるダイアフラムが変形し、
このとき、ポンプ室内の低粘性流体の吸入又は吐出が行
われる。本構成では、ダイアフラムの変形方向とダイア
フラムユニットの配置方向とを一致させたため、複数の
ダイアフラムユニットを要するダイアフラム式ポンプに
おいてもその体格の大型化が最小限に抑えられ、小型化
が実現される。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、カムシャ
フトの回転に伴いプランジャが往復動し、その動作に従
って加圧室の圧力変化並びにダイアフラムの変形が生じ
る。また、本構成では、カムシャフトの軸線方向とダイ
アフラムの変形方向とを一致させたため、上記請求項1
と同様に複数のダイアフラムユニットを要するダイアフ
ラム式ポンプにおいてもその体格の大型化が最小限に抑
えられ、小型化が実現される。
フトの回転に伴いプランジャが往復動し、その動作に従
って加圧室の圧力変化並びにダイアフラムの変形が生じ
る。また、本構成では、カムシャフトの軸線方向とダイ
アフラムの変形方向とを一致させたため、上記請求項1
と同様に複数のダイアフラムユニットを要するダイアフ
ラム式ポンプにおいてもその体格の大型化が最小限に抑
えられ、小型化が実現される。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、プランジ
ャにより加圧室が加圧される時、プランジャの圧力開放
通路が長尺部材により閉鎖され、プランジャにより加圧
室が減圧される時、圧力開放通路が長尺部材により開放
される。この場合、圧力開放通路の開閉時期により加圧
室の圧力、すなわちダイアフラムの変形量が決まり、ひ
いては低粘性流体の吐出量が決まることになる。また、
移動手段により長尺部材移動することにより圧力開放通
路の開閉時期が変更される。この場合、圧力開放通路の
開閉時期の変更により低粘性流体の吐出量が任意に調整
される。
ャにより加圧室が加圧される時、プランジャの圧力開放
通路が長尺部材により閉鎖され、プランジャにより加圧
室が減圧される時、圧力開放通路が長尺部材により開放
される。この場合、圧力開放通路の開閉時期により加圧
室の圧力、すなわちダイアフラムの変形量が決まり、ひ
いては低粘性流体の吐出量が決まることになる。また、
移動手段により長尺部材移動することにより圧力開放通
路の開閉時期が変更される。この場合、圧力開放通路の
開閉時期の変更により低粘性流体の吐出量が任意に調整
される。
【0014】この構成では、複数のダイアフラムユニッ
トに対して同一の長尺部材を用いて吐出量の調整が可能
となり、個々のダイアフラムユニットに電磁弁等の吐出
量調整部材を設けていた従来の装置とは異なり、構成が
大幅に簡略化されポンプの小型化に大いに貢献する。な
お、長尺部材はカムシャフトの軸線方向に平行に延びる
ため、それ自体も多大な設置スペースを要するものでは
ない。
トに対して同一の長尺部材を用いて吐出量の調整が可能
となり、個々のダイアフラムユニットに電磁弁等の吐出
量調整部材を設けていた従来の装置とは異なり、構成が
大幅に簡略化されポンプの小型化に大いに貢献する。な
お、長尺部材はカムシャフトの軸線方向に平行に延びる
ため、それ自体も多大な設置スペースを要するものでは
ない。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、複数のダ
イアフラムユニットはポンプハウジングのユニット収容
孔に重ね合わせた状態で複数個組み込まれている。ま
た、ダイアフラムユニットの周囲にはシール材が充填さ
れている。このようなダイアフラム式ポンプでは、上記
ダイアフラムユニットを同軸に且つ重ね合わせた状態で
組み込む作業が容易に実施でき、ダイアフラム式ポンプ
の製作が容易となる。
イアフラムユニットはポンプハウジングのユニット収容
孔に重ね合わせた状態で複数個組み込まれている。ま
た、ダイアフラムユニットの周囲にはシール材が充填さ
れている。このようなダイアフラム式ポンプでは、上記
ダイアフラムユニットを同軸に且つ重ね合わせた状態で
組み込む作業が容易に実施でき、ダイアフラム式ポンプ
の製作が容易となる。
【0016】請求項5に記載の発明によれば、連通孔及
び流体通路は、ダイアフラムユニットをポンプハウジン
グのユニット収容孔に組み込んだ後に形成されるもので
あり、その作業が容易に実施される。また、この場合、
連通孔や流体通路へのシール材の浸入が防止される。
び流体通路は、ダイアフラムユニットをポンプハウジン
グのユニット収容孔に組み込んだ後に形成されるもので
あり、その作業が容易に実施される。また、この場合、
連通孔や流体通路へのシール材の浸入が防止される。
【0017】
【実施例】以下、本発明を車載用ガソリンエンジンの高
圧燃料噴射システムに具体化した実施例を図面を用いて
説明する。
圧燃料噴射システムに具体化した実施例を図面を用いて
説明する。
【0018】図4は、車載用4気筒ガソリンエンジン
(以下、単にエンジンという)1の燃料噴射システムの
全体構造を示している。図4のエンジン1において、シ
リンダ2にはピストン3が配設され、そのピストン3の
上方には吸気弁4及び排気弁5にて区画される燃焼室6
が形成されている。また、シリンダ2には燃焼室6に燃
料(ガソリン)を直接噴射するためのインジェクタ7が
配設されている。
(以下、単にエンジンという)1の燃料噴射システムの
全体構造を示している。図4のエンジン1において、シ
リンダ2にはピストン3が配設され、そのピストン3の
上方には吸気弁4及び排気弁5にて区画される燃焼室6
が形成されている。また、シリンダ2には燃焼室6に燃
料(ガソリン)を直接噴射するためのインジェクタ7が
配設されている。
【0019】燃料供給系において、燃料タンク8にはフ
ィードポンプ9が配設されている。燃料タンク8内の燃
料はフィードポンプ9によって吸い上げられ、フィルタ
10を介してダイアフラム式ポンプ20に供給される。
ダイアフラム式ポンプ20は、エンジン1の気筒数と同
数のダイアフラムを有するものであり、インジェクタ7
の噴射回数と同じ回数、燃料を吐出する。このダイアフ
ラム式ポンプ20の詳細な構成については後述する。フ
ィードポンプ9は吐出圧が数100kPa程度の低圧の
ものである。
ィードポンプ9が配設されている。燃料タンク8内の燃
料はフィードポンプ9によって吸い上げられ、フィルタ
10を介してダイアフラム式ポンプ20に供給される。
ダイアフラム式ポンプ20は、エンジン1の気筒数と同
数のダイアフラムを有するものであり、インジェクタ7
の噴射回数と同じ回数、燃料を吐出する。このダイアフ
ラム式ポンプ20の詳細な構成については後述する。フ
ィードポンプ9は吐出圧が数100kPa程度の低圧の
ものである。
【0020】ダイアフラム式ポンプ20の吐出側には該
ポンプ20から圧送される燃料を蓄圧し、その蓄圧され
た燃料を各気筒のインジェクタ7に供給するためのリザ
ーブタンク11が設けられている。リザーブタンク11
には圧力センサ12が設置されており、この圧力センサ
12によってリザーブタンク11内の圧力が検出され
る。なお、上述したようにインジェクタ7の噴射毎にダ
イアフラム式ポンプ20が燃料を吐出するため、リザー
ブタンク11の容積を小さくしてもインジェクタ7の噴
射圧力を均等に保つことができ、気筒間の噴射量バラツ
キが抑制されるようになっている。
ポンプ20から圧送される燃料を蓄圧し、その蓄圧され
た燃料を各気筒のインジェクタ7に供給するためのリザ
ーブタンク11が設けられている。リザーブタンク11
には圧力センサ12が設置されており、この圧力センサ
12によってリザーブタンク11内の圧力が検出され
る。なお、上述したようにインジェクタ7の噴射毎にダ
イアフラム式ポンプ20が燃料を吐出するため、リザー
ブタンク11の容積を小さくしてもインジェクタ7の噴
射圧力を均等に保つことができ、気筒間の噴射量バラツ
キが抑制されるようになっている。
【0021】電子制御装置(以下、ECUという)13
は、CPU(中央処理装置)、各種メモリ、入出力回路
等よりなるマイクロコンピュータを中心に構成されてい
る。ECU13には前記インジェクタ7を駆動するため
のインジェクタ駆動回路14と、後述するダイアフラム
式ポンプ20のステップモータ41を駆動するためのス
テップモータ駆動回路15とが接続されている。ECU
13には、各種エンジン動作信号(エンジン回転数、吸
気量等)が入力され、ECU13は同信号に基づいて、
インジェクタ7の噴射時期、噴射期間を決定し、インジ
ェクタ駆動回路14に駆動信号を出力する。また、EC
U13には前記圧力センサ12の圧力レベル信号及びク
ランク角センサ(図示しない)のクランク角信号が入力
され、ECU13はこれらの信号に基づいて、ステップ
モータ駆動回路15に駆動信号を出力する。
は、CPU(中央処理装置)、各種メモリ、入出力回路
等よりなるマイクロコンピュータを中心に構成されてい
る。ECU13には前記インジェクタ7を駆動するため
のインジェクタ駆動回路14と、後述するダイアフラム
式ポンプ20のステップモータ41を駆動するためのス
テップモータ駆動回路15とが接続されている。ECU
13には、各種エンジン動作信号(エンジン回転数、吸
気量等)が入力され、ECU13は同信号に基づいて、
インジェクタ7の噴射時期、噴射期間を決定し、インジ
ェクタ駆動回路14に駆動信号を出力する。また、EC
U13には前記圧力センサ12の圧力レベル信号及びク
ランク角センサ(図示しない)のクランク角信号が入力
され、ECU13はこれらの信号に基づいて、ステップ
モータ駆動回路15に駆動信号を出力する。
【0022】次にダイアフラム式ポンプ20の詳細につ
いて説明する。なお、図1はダイアフラム式ポンプ20
の詳細な構成を示す断面図であり、図2は図1のX−X
線断面図である。
いて説明する。なお、図1はダイアフラム式ポンプ20
の詳細な構成を示す断面図であり、図2は図1のX−X
線断面図である。
【0023】図1において、ポンプハウジング21は、
アッパハウジング21Aとロアハウジング21Bとから
なり、これらはボルト22により気密状態で接合されて
いる。カム室23はアッパハウジング21A及びロアハ
ウジング21Bの接合により形成され、カム室23内に
はエンジン1のクランクシャフトの回転に伴い回転する
カムシャフト24が収容されている。カムシャフト24
はクランクシャフト2回転に1回転するように設けら
れ、同カムシャフト24には90°ずつ(180°CA
ずつ)位相のずれた4つのカム25が形成されている。
カム室23には潤滑油からなる作動油が充填されてい
る。
アッパハウジング21Aとロアハウジング21Bとから
なり、これらはボルト22により気密状態で接合されて
いる。カム室23はアッパハウジング21A及びロアハ
ウジング21Bの接合により形成され、カム室23内に
はエンジン1のクランクシャフトの回転に伴い回転する
カムシャフト24が収容されている。カムシャフト24
はクランクシャフト2回転に1回転するように設けら
れ、同カムシャフト24には90°ずつ(180°CA
ずつ)位相のずれた4つのカム25が形成されている。
カム室23には潤滑油からなる作動油が充填されてい
る。
【0024】また、アッパハウジング21Aには前記カ
ムシャフト24の軸線方向(図の左右方向)に延びるユ
ニット収容孔としての円筒孔26が形成され、同孔26
は図の右側面に開口している。円筒孔26には気筒数と
同数(本実施例では、4個)のダイアフラムユニット2
7が重ね合わせた状態で挿入されている。これらダイア
フラムユニット27の外周と円筒孔26との間にはシー
ル材としての樹脂系接着剤Sが充填され、該接着剤Sに
よりダイアフラムユニット27が円筒孔26に固定され
ている。
ムシャフト24の軸線方向(図の左右方向)に延びるユ
ニット収容孔としての円筒孔26が形成され、同孔26
は図の右側面に開口している。円筒孔26には気筒数と
同数(本実施例では、4個)のダイアフラムユニット2
7が重ね合わせた状態で挿入されている。これらダイア
フラムユニット27の外周と円筒孔26との間にはシー
ル材としての樹脂系接着剤Sが充填され、該接着剤Sに
よりダイアフラムユニット27が円筒孔26に固定され
ている。
【0025】図3は、1個のダイアフラムユニット27
についてその細部構成を拡大して示す断面図である。ダ
イアフラムユニット27は大別して左右一対のホルダ部
材(便宜上、右側を第1ホルダ28,左側を第2ホルダ
29とする)、ダイアフラムプレート30及びストッパ
31からなり、これら各部材を同軸上に重ね合わせて構
成されている。第1ホルダ28の片側面には円錐形状を
なす凹面28aが形成され、この凹面28aとダイアフ
ラムプレート30の図示右面との間にはポンプ室32が
形成されている。また、第1ホルダ28には前記凹面2
8aの頂部より延びる燃料通路(流体通路)33が設け
られている。この燃料通路33は、図2(図1のX−X
線断面図)に示す如く凹面28aの頂部を中心に90°
の角度で2方向に延設されている。
についてその細部構成を拡大して示す断面図である。ダ
イアフラムユニット27は大別して左右一対のホルダ部
材(便宜上、右側を第1ホルダ28,左側を第2ホルダ
29とする)、ダイアフラムプレート30及びストッパ
31からなり、これら各部材を同軸上に重ね合わせて構
成されている。第1ホルダ28の片側面には円錐形状を
なす凹面28aが形成され、この凹面28aとダイアフ
ラムプレート30の図示右面との間にはポンプ室32が
形成されている。また、第1ホルダ28には前記凹面2
8aの頂部より延びる燃料通路(流体通路)33が設け
られている。この燃料通路33は、図2(図1のX−X
線断面図)に示す如く凹面28aの頂部を中心に90°
の角度で2方向に延設されている。
【0026】可撓性材料(例えばステンレス薄板)から
なるダイアフラムプレート30は円板状をなし、その外
周部にはリング34が溶接されている。ストッパ31は
凸形レンズ状をなし、多数の通孔31aを有している。
ダイアフラムプレート30はストッパ31の一側面に沿
って撓んだ状態で配置され、この状態で前記リング34
は第1ホルダ28の溝部28bに係止している。ダイア
フラムプレート30はそれ自身の復元力により常にスト
ッパ31に当接している。
なるダイアフラムプレート30は円板状をなし、その外
周部にはリング34が溶接されている。ストッパ31は
凸形レンズ状をなし、多数の通孔31aを有している。
ダイアフラムプレート30はストッパ31の一側面に沿
って撓んだ状態で配置され、この状態で前記リング34
は第1ホルダ28の溝部28bに係止している。ダイア
フラムプレート30はそれ自身の復元力により常にスト
ッパ31に当接している。
【0027】第2ホルダ29の片側面には円錐形状をな
す凹面29aが形成されると共に凹部29aの頂部より
図の下方に延びるオイル通路(連通孔)35が設けられ
ている。オイル通路35はアッパハウジング21Aに設
けられたプランジャ孔36に連通しており、このプラン
ジャ孔36にはプランジャ37の先端部が挿入されてい
る。プランジャ37の上方には圧縮コイルバネ38が配
設されている。なお、プランジャ37の上面からプラン
ジャ孔36,オイル通路35,ストッパ31の通孔31
aを経てダイアフラムプレート30の図示左面に至る領
域は、プランジャ37の上下動に伴い圧力が変化する加
圧室39となっている。
す凹面29aが形成されると共に凹部29aの頂部より
図の下方に延びるオイル通路(連通孔)35が設けられ
ている。オイル通路35はアッパハウジング21Aに設
けられたプランジャ孔36に連通しており、このプラン
ジャ孔36にはプランジャ37の先端部が挿入されてい
る。プランジャ37の上方には圧縮コイルバネ38が配
設されている。なお、プランジャ37の上面からプラン
ジャ孔36,オイル通路35,ストッパ31の通孔31
aを経てダイアフラムプレート30の図示左面に至る領
域は、プランジャ37の上下動に伴い圧力が変化する加
圧室39となっている。
【0028】また、図1において、プランジャ37は圧
縮コイルバネ38によってプランジャ37の下面が前記
カム25に当接する方向(図の下方向)に付勢されてい
る。つまり、プランジャ37の下面は常にカム25に当
接し、カムシャフト24の回転に伴い上下動する。プラ
ンジャ37には、断面逆T字状のスピル通路37aが形
成されており、このスピル通路37aにより加圧室39
とカム室23とが連通されている。
縮コイルバネ38によってプランジャ37の下面が前記
カム25に当接する方向(図の下方向)に付勢されてい
る。つまり、プランジャ37の下面は常にカム25に当
接し、カムシャフト24の回転に伴い上下動する。プラ
ンジャ37には、断面逆T字状のスピル通路37aが形
成されており、このスピル通路37aにより加圧室39
とカム室23とが連通されている。
【0029】また、プランジャ37には、該プランジャ
37の上下動に伴いスピル通路37aのカム室23側の
開口部を開閉するためのスピルプレート40が取り付け
られている。スピルプレート40の図示左端には、外周
に螺旋状の案内溝(図示略)を有する回動軸42を介し
てステップモータ41が連結されており、スピルプレー
ト40はステップモータ41の駆動に伴う回動軸42の
回動により上動又は下動する。この場合、カム作用によ
るプランジャ37の上死点付近ではスピルプレート40
によってスピル通路37aが閉鎖され、加圧室39とカ
ム室23との連通が遮断される。また、プランジャ37
が上死点から所定量降下した位置ではスピル通路37a
が開放され、加圧室39とカム室23とが連通される。
なお、本実施例では、スピル通路37aが圧力開放通路
に相当し、カム室23が圧力開放室に相当する。また、
スピルプレート40により長尺部材が構成され、ステッ
プモータ41及び回動軸42により移動部材が構成され
ている。
37の上下動に伴いスピル通路37aのカム室23側の
開口部を開閉するためのスピルプレート40が取り付け
られている。スピルプレート40の図示左端には、外周
に螺旋状の案内溝(図示略)を有する回動軸42を介し
てステップモータ41が連結されており、スピルプレー
ト40はステップモータ41の駆動に伴う回動軸42の
回動により上動又は下動する。この場合、カム作用によ
るプランジャ37の上死点付近ではスピルプレート40
によってスピル通路37aが閉鎖され、加圧室39とカ
ム室23との連通が遮断される。また、プランジャ37
が上死点から所定量降下した位置ではスピル通路37a
が開放され、加圧室39とカム室23とが連通される。
なお、本実施例では、スピル通路37aが圧力開放通路
に相当し、カム室23が圧力開放室に相当する。また、
スピルプレート40により長尺部材が構成され、ステッ
プモータ41及び回動軸42により移動部材が構成され
ている。
【0030】一方、アッパハウジング21A上部には、
複数のねじ孔43が形成されており、これらねじ孔43
にはインレットポート44及びアウトレットポート45
が螺着されている。詳しくは、図2に示すように、ねじ
孔43は90°展開した位置に個々のダイアフラムユニ
ット27に対して2個ずつ設けられており、図1の正断
面で見ればインレットポート44及びアウトレットポー
ト45は交互に配置されている。インレットポート44
及びアウトレットポート45は一方向にのみ燃料の通過
を許可するチェック弁を有し、インレットポート44は
図4のフィードポンプ9からダイアフラム式ポンプ20
への方向のみ燃料の通過(燃料の吸入)を許可し、アウ
トレットポート45はダイアフラム式ポンプ20から図
4のリザーブタンク11への方向のみ燃料の通過(燃料
の吐出)を許可する。インレットポート44とダイアフ
ラムユニット27の燃料通路33とはインレット通路4
6にて連通され、アウトレットポート45とダイアフラ
ムユニット27の燃料通路33とはアウトレット通路4
7にて連通されている。
複数のねじ孔43が形成されており、これらねじ孔43
にはインレットポート44及びアウトレットポート45
が螺着されている。詳しくは、図2に示すように、ねじ
孔43は90°展開した位置に個々のダイアフラムユニ
ット27に対して2個ずつ設けられており、図1の正断
面で見ればインレットポート44及びアウトレットポー
ト45は交互に配置されている。インレットポート44
及びアウトレットポート45は一方向にのみ燃料の通過
を許可するチェック弁を有し、インレットポート44は
図4のフィードポンプ9からダイアフラム式ポンプ20
への方向のみ燃料の通過(燃料の吸入)を許可し、アウ
トレットポート45はダイアフラム式ポンプ20から図
4のリザーブタンク11への方向のみ燃料の通過(燃料
の吐出)を許可する。インレットポート44とダイアフ
ラムユニット27の燃料通路33とはインレット通路4
6にて連通され、アウトレットポート45とダイアフラ
ムユニット27の燃料通路33とはアウトレット通路4
7にて連通されている。
【0031】次に、上記の如く構成されたダイアフラム
式ポンプ20の動作を説明する。カムシャフト24が回
転していずれか1つのプランジャ37が上動すると、そ
の上動途中においてプランジャ37のスピル通路37a
の開口部がスピルプレート40によって閉鎖される。図
1では、最も左に位置するプランジャ37がそれに相当
する。
式ポンプ20の動作を説明する。カムシャフト24が回
転していずれか1つのプランジャ37が上動すると、そ
の上動途中においてプランジャ37のスピル通路37a
の開口部がスピルプレート40によって閉鎖される。図
1では、最も左に位置するプランジャ37がそれに相当
する。
【0032】このとき、プランジャ37の上動に伴い加
圧室39内の圧力が上昇し、加圧室39内の作動油がス
トッパ31の通孔31aからダイアフラムプレート30
とストッパ31との間に流れ込む。すると、ダイアフラ
ムプレート30は左方から作動油の押圧を受け、左方へ
の復元力に抗して右方へ変形する。そして、ダイアフラ
ムプレート30の変形に伴いポンプ室32の容積が減少
し同室32内の圧力が上昇する。このポンプ室32の圧
力上昇によりポンプ室32内の燃料が燃料通路33,ア
ウトレット通路47を通過してアウトレットポート45
に圧送され、同アウトレットポート45のチェック弁の
開放により燃料が図4のリザーブタンク11に吐出され
る。
圧室39内の圧力が上昇し、加圧室39内の作動油がス
トッパ31の通孔31aからダイアフラムプレート30
とストッパ31との間に流れ込む。すると、ダイアフラ
ムプレート30は左方から作動油の押圧を受け、左方へ
の復元力に抗して右方へ変形する。そして、ダイアフラ
ムプレート30の変形に伴いポンプ室32の容積が減少
し同室32内の圧力が上昇する。このポンプ室32の圧
力上昇によりポンプ室32内の燃料が燃料通路33,ア
ウトレット通路47を通過してアウトレットポート45
に圧送され、同アウトレットポート45のチェック弁の
開放により燃料が図4のリザーブタンク11に吐出され
る。
【0033】そして、プランジャ37が上死点に達する
とダイアフラムプレート30の変形量は最大となり、ダ
イアフラム式ポンプ20は燃料の吐出を終了する。その
後、ダイアフラム式ポンプ20はプランジャ37の下動
に伴い燃料タンク8からの燃料吸入を開始する。
とダイアフラムプレート30の変形量は最大となり、ダ
イアフラム式ポンプ20は燃料の吐出を終了する。その
後、ダイアフラム式ポンプ20はプランジャ37の下動
に伴い燃料タンク8からの燃料吸入を開始する。
【0034】つまり、プランジャ37が下動すると、加
圧室39内の作動油の圧力が低下してダイアフラムプレ
ート30が左方へ変形する。また、図4のフィードポン
プ9により燃料タンク8から吸い上げられた燃料がフィ
ルタ10及びインレットポート44を介してポンプ室3
2に吸入される。このとき、ダイアフラムプレート30
は、ダイアフラムプレート30の復元力とフィードポン
プ9のフィード圧とによって最大変形状態からストッパ
31に付着する状態へ復元される。そして、プランジャ
37の下動に伴いプランジャ37のスピル通路37aが
開放されると、加圧室39内の圧力とカム室23内の圧
力が均等になる。以降、再びプランジャ37が上動する
までダイアフラムプレート30はストッパ31に付着し
た状態で保持される。
圧室39内の作動油の圧力が低下してダイアフラムプレ
ート30が左方へ変形する。また、図4のフィードポン
プ9により燃料タンク8から吸い上げられた燃料がフィ
ルタ10及びインレットポート44を介してポンプ室3
2に吸入される。このとき、ダイアフラムプレート30
は、ダイアフラムプレート30の復元力とフィードポン
プ9のフィード圧とによって最大変形状態からストッパ
31に付着する状態へ復元される。そして、プランジャ
37の下動に伴いプランジャ37のスピル通路37aが
開放されると、加圧室39内の圧力とカム室23内の圧
力が均等になる。以降、再びプランジャ37が上動する
までダイアフラムプレート30はストッパ31に付着し
た状態で保持される。
【0035】上記のようにダイアフラム式ポンプ20
は、カムシャフト24の回転に従い燃料の吸入及び吐出
を行う。この吸入及び吐出動作は、カム角度90°毎
(180°CA毎)に所定のユニット順に繰り返され
る。つまり、エンジン1のインジェクタ7の噴射1回当
たり1回の割合でダイアフラム式ポンプ20から燃料が
吐出される。
は、カムシャフト24の回転に従い燃料の吸入及び吐出
を行う。この吸入及び吐出動作は、カム角度90°毎
(180°CA毎)に所定のユニット順に繰り返され
る。つまり、エンジン1のインジェクタ7の噴射1回当
たり1回の割合でダイアフラム式ポンプ20から燃料が
吐出される。
【0036】一方で、図4のECU13は、圧力センサ
12により検出されるリザーブタンク11の内部圧力に
応じてダイアフラム式ポンプ20の吐出圧を制御する。
すなわち、ECU13はリザーブタンク11の内部圧力
(センサ検出値)を当該運転状態における所定圧力と比
較し、その際の偏差に応じて生成された制御指令信号を
ステップモータ駆動回路15に出力する。そして、ステ
ップモータ駆動回路15によるステップモータ41の駆
動に伴い図1のスピルプレート40が上昇又は下降し、
ダイアフラム式ポンプ20の燃料吐出量が変化する。
12により検出されるリザーブタンク11の内部圧力に
応じてダイアフラム式ポンプ20の吐出圧を制御する。
すなわち、ECU13はリザーブタンク11の内部圧力
(センサ検出値)を当該運転状態における所定圧力と比
較し、その際の偏差に応じて生成された制御指令信号を
ステップモータ駆動回路15に出力する。そして、ステ
ップモータ駆動回路15によるステップモータ41の駆
動に伴い図1のスピルプレート40が上昇又は下降し、
ダイアフラム式ポンプ20の燃料吐出量が変化する。
【0037】詳しくは、リザーブタンク11の内部圧力
が所定圧力よりも大きい場合、ECU13はスピルプレ
ート40を上昇させるべくステップモータ41を駆動さ
せる。この場合、スピルプレート40が上昇するとプラ
ンジャ37のスピル通路37aが閉鎖される期間が短く
なり、プランジャ上死点における加圧室39の圧力上昇
レベルが低下する。従って、ダイアフラムプレート30
の変形量が減り、ダイアフラム式ポンプ20の燃料吐出
量が減少する。
が所定圧力よりも大きい場合、ECU13はスピルプレ
ート40を上昇させるべくステップモータ41を駆動さ
せる。この場合、スピルプレート40が上昇するとプラ
ンジャ37のスピル通路37aが閉鎖される期間が短く
なり、プランジャ上死点における加圧室39の圧力上昇
レベルが低下する。従って、ダイアフラムプレート30
の変形量が減り、ダイアフラム式ポンプ20の燃料吐出
量が減少する。
【0038】また、リザーブタンク11の内部圧力が所
定圧力よりも小さい場合、ECU13はスピルプレート
40を下降させるべくステップモータ41を駆動させ
る。この場合、スピルプレート40が下降するとプラン
ジャ37のスピル通路37aが閉鎖される期間が長くな
り、プランジャ上死点における加圧室39の圧力上昇レ
ベルが増大する。従って、ダイアフラムプレート30の
変形量が増え、ダイアフラム式ポンプ20の燃料吐出量
が増加する。
定圧力よりも小さい場合、ECU13はスピルプレート
40を下降させるべくステップモータ41を駆動させ
る。この場合、スピルプレート40が下降するとプラン
ジャ37のスピル通路37aが閉鎖される期間が長くな
り、プランジャ上死点における加圧室39の圧力上昇レ
ベルが増大する。従って、ダイアフラムプレート30の
変形量が増え、ダイアフラム式ポンプ20の燃料吐出量
が増加する。
【0039】上記のようなダイアフラム式ポンプ20の
吐出圧制御によれば、いかなる場合においてもリザーバ
タンク11の内部圧力、すなわちインジェクタ7の噴射
圧力を常に所望の値に制御することができる。
吐出圧制御によれば、いかなる場合においてもリザーバ
タンク11の内部圧力、すなわちインジェクタ7の噴射
圧力を常に所望の値に制御することができる。
【0040】そして、以上詳述した本実施例のダイアフ
ラム式ポンプ20によれば、以下に示す効果を奏する。
つまり、本実施例の構成では、カムシャフト24の軸線
方向とダイアフラムプレート30の変形方向とを一致さ
せ、該ダイアフラムプレート30を有する複数のダイア
フラムユニット27を同軸上に重ね合わせた状態で連続
的に配置した。そのため、複数のダイアフラムユニット
27を要する場合にも、その体格の大型化を最小限に抑
えることができ、小型化を実現することができる。特
に、カムシャフト24の軸線方向において、該カムシャ
フト24の短縮化やポンプハウジング21の縮小化が実
現できる。また、このようにカムシャフト24の軸線方
向とダイアフラムプレート30の変形方向とを平行に配
置してコンパクト化を実現することにより、ダイアフラ
ム式ポンプ20を車両に搭載する際において各エンジン
部材の搭載スペースに応じた配置が可能となる。
ラム式ポンプ20によれば、以下に示す効果を奏する。
つまり、本実施例の構成では、カムシャフト24の軸線
方向とダイアフラムプレート30の変形方向とを一致さ
せ、該ダイアフラムプレート30を有する複数のダイア
フラムユニット27を同軸上に重ね合わせた状態で連続
的に配置した。そのため、複数のダイアフラムユニット
27を要する場合にも、その体格の大型化を最小限に抑
えることができ、小型化を実現することができる。特
に、カムシャフト24の軸線方向において、該カムシャ
フト24の短縮化やポンプハウジング21の縮小化が実
現できる。また、このようにカムシャフト24の軸線方
向とダイアフラムプレート30の変形方向とを平行に配
置してコンパクト化を実現することにより、ダイアフラ
ム式ポンプ20を車両に搭載する際において各エンジン
部材の搭載スペースに応じた配置が可能となる。
【0041】また、本実施例では、プランジャ37に設
けられたスピル通路(圧力開放通路)37aをスピルプ
レート(長尺部材)40により複数同時に閉鎖し、該ス
ピルプレート40の位置をステップモータ(移動部材)
41の駆動により変更することでダイアフラム式ポンプ
20の燃料吐出量を調整するようにした。そのため、複
数のダイアフラムユニット27に対して同時に燃料吐出
量の調整が可能となり、個々のユニットに電磁弁等の吐
出量調整部材を設けていた従来の装置とは異なり、構成
を大幅に簡略化することができる。また、スピルプレー
ト40はカムシャフト24の軸線方向に平行に延びるた
め、それ自体も多大な設置スペースを要することはな
い。その結果、さらなる小型化が実現される。
けられたスピル通路(圧力開放通路)37aをスピルプ
レート(長尺部材)40により複数同時に閉鎖し、該ス
ピルプレート40の位置をステップモータ(移動部材)
41の駆動により変更することでダイアフラム式ポンプ
20の燃料吐出量を調整するようにした。そのため、複
数のダイアフラムユニット27に対して同時に燃料吐出
量の調整が可能となり、個々のユニットに電磁弁等の吐
出量調整部材を設けていた従来の装置とは異なり、構成
を大幅に簡略化することができる。また、スピルプレー
ト40はカムシャフト24の軸線方向に平行に延びるた
め、それ自体も多大な設置スペースを要することはな
い。その結果、さらなる小型化が実現される。
【0042】次には、上記の如く構成され動作するダイ
アフラム式ポンプ20の製作手順を説明する。先ず、ア
ッパハウジング21A、ロアハウジング21B、ダイア
フラムユニット27の各構成部品(第1ホルダ28,第
2ホルダ29,ダイアフラムプレート30,ストッパ3
1)等を個々に別途加工する。このとき、アッパハウジ
ング21Aには円筒孔26及びねじ孔43が形成される
が、円筒孔26から延びるインレット通路46,アウト
レット通路47,プランジャ孔36は形成されていな
い。また、ダイアフラムユニット27の各構成部品は、
図5に示す状態で作製される(第1ホルダ28の燃料通
路33,第2ホルダ29のオイル通路35は未だ形成さ
れていない)。
アフラム式ポンプ20の製作手順を説明する。先ず、ア
ッパハウジング21A、ロアハウジング21B、ダイア
フラムユニット27の各構成部品(第1ホルダ28,第
2ホルダ29,ダイアフラムプレート30,ストッパ3
1)等を個々に別途加工する。このとき、アッパハウジ
ング21Aには円筒孔26及びねじ孔43が形成される
が、円筒孔26から延びるインレット通路46,アウト
レット通路47,プランジャ孔36は形成されていな
い。また、ダイアフラムユニット27の各構成部品は、
図5に示す状態で作製される(第1ホルダ28の燃料通
路33,第2ホルダ29のオイル通路35は未だ形成さ
れていない)。
【0043】そして、各部材の作製後、ダイアフラムユ
ニット27の各構成部品を同軸にて重ね合わせ、その重
ね合わせ状態でアッパハウジング21Aの円筒孔26に
挿入する。そして、ダイアフラムユニット27の外周と
円筒孔26との間隙に樹脂系接着剤Sを流し込み、該接
着剤Sが固化すると図6に示す状態が得られる。この状
態では、樹脂系接着剤Sによりダイアフラムユニット2
7周囲の高いシール性が得られる。
ニット27の各構成部品を同軸にて重ね合わせ、その重
ね合わせ状態でアッパハウジング21Aの円筒孔26に
挿入する。そして、ダイアフラムユニット27の外周と
円筒孔26との間隙に樹脂系接着剤Sを流し込み、該接
着剤Sが固化すると図6に示す状態が得られる。この状
態では、樹脂系接着剤Sによりダイアフラムユニット2
7周囲の高いシール性が得られる。
【0044】その後、アッパハウジング21A及びダイ
アフラムユニット27において、ポンプ室32とねじ孔
43とを連通する燃料通路33,インレット通路46,
アウトレット通路47を孔あけ加工すると共に、加圧室
39とアッパハウジング21Aの下面とを連通するオイ
ル通路35,プランシャ孔36を孔あけ加工する。そし
て、各通路(孔)の加工後、同加工部を洗浄する。
アフラムユニット27において、ポンプ室32とねじ孔
43とを連通する燃料通路33,インレット通路46,
アウトレット通路47を孔あけ加工すると共に、加圧室
39とアッパハウジング21Aの下面とを連通するオイ
ル通路35,プランシャ孔36を孔あけ加工する。そし
て、各通路(孔)の加工後、同加工部を洗浄する。
【0045】そして、上記プランジャ孔36に圧縮コイ
ルバネ38と共にプランジャ37を配設し、ねじ孔43
にインレットポート44及びアウトレットポート45を
螺着する。このとき、プランジャ37にスピルプレート
40を取り付けておく。また、アッパハウジング21A
の所定位置にステップモータ41,回転軸42等を取り
付ける。さらに、アッパハウジング21Aの下部にカム
シャフト24を備えたロアハウジング21Bを取り付け
る。このような手順にて図1に示すダイアフラム式ポン
プ20が製作される。
ルバネ38と共にプランジャ37を配設し、ねじ孔43
にインレットポート44及びアウトレットポート45を
螺着する。このとき、プランジャ37にスピルプレート
40を取り付けておく。また、アッパハウジング21A
の所定位置にステップモータ41,回転軸42等を取り
付ける。さらに、アッパハウジング21Aの下部にカム
シャフト24を備えたロアハウジング21Bを取り付け
る。このような手順にて図1に示すダイアフラム式ポン
プ20が製作される。
【0046】上記ダイアフラム式ポンプ20の製作手順
によれば、そのポンプ製作工程において各所部位の加工
や組み付けが容易に実施できる。詳しくは、複数のダイ
アフラムユニット27を組み込む際において、そのユニ
ット27を同軸に且つ重ね合わせた状態で配置する作業
が容易に実施できる。また、その際、アッパハウジング
21Aに形成される円筒孔26とダイアフラムユニット
27の外周との間は樹脂系接着剤Sによりシールされる
ため、両部材間のクリアランスは加工精度上、比較的ラ
フでよく、各部材の加工も容易に実施できる。さらに、
ダイアフラムユニット27に設けられる通路(燃料通路
33,オイル通路35)は樹脂固め後に加工されるた
め、ポンプ室32内や加圧室39内への樹脂系接着剤S
の漏れ出しが防止される。
によれば、そのポンプ製作工程において各所部位の加工
や組み付けが容易に実施できる。詳しくは、複数のダイ
アフラムユニット27を組み込む際において、そのユニ
ット27を同軸に且つ重ね合わせた状態で配置する作業
が容易に実施できる。また、その際、アッパハウジング
21Aに形成される円筒孔26とダイアフラムユニット
27の外周との間は樹脂系接着剤Sによりシールされる
ため、両部材間のクリアランスは加工精度上、比較的ラ
フでよく、各部材の加工も容易に実施できる。さらに、
ダイアフラムユニット27に設けられる通路(燃料通路
33,オイル通路35)は樹脂固め後に加工されるた
め、ポンプ室32内や加圧室39内への樹脂系接着剤S
の漏れ出しが防止される。
【0047】なお、本発明は上記実施例の他に次の様態
にて具体化することもできる。 (1)上記実施例では、個々のダイアフラムユニットに
対して各々インレットポート44及びアウトレットポー
ト45を設けたが、これを変更してもよい。例えば、2
個或いは4個全てのダイアフラムユニットについてそれ
らの燃料通路を連通させ、インレットポート44及びア
ウトレットポート45を共用させるようにしてもよい。
にて具体化することもできる。 (1)上記実施例では、個々のダイアフラムユニットに
対して各々インレットポート44及びアウトレットポー
ト45を設けたが、これを変更してもよい。例えば、2
個或いは4個全てのダイアフラムユニットについてそれ
らの燃料通路を連通させ、インレットポート44及びア
ウトレットポート45を共用させるようにしてもよい。
【0048】(2)上記実施例では、ダイアフラム式ポ
ンプ20を4気筒エンジンに採用したが、6気筒エンジ
ンや8気筒エンジン等、他のエンジンに具体化すること
もできる。この場合、気筒数に合わせてダイアフラムユ
ニットの個数を変えればよく、6気筒エンジンの場合に
は6個のダイアフラムユニットが組み込まれ、8気筒エ
ンジンの場合には8個のダイアフラムユニットが組み込
まれる。
ンプ20を4気筒エンジンに採用したが、6気筒エンジ
ンや8気筒エンジン等、他のエンジンに具体化すること
もできる。この場合、気筒数に合わせてダイアフラムユ
ニットの個数を変えればよく、6気筒エンジンの場合に
は6個のダイアフラムユニットが組み込まれ、8気筒エ
ンジンの場合には8個のダイアフラムユニットが組み込
まれる。
【0049】(3)ダイアフラムユニット27の各構成
部品を変更してもよい。例えば、ポンプ室32や加圧室
39の形状を変更したり、ストッパ31の形状を変更し
たりしてもよい。
部品を変更してもよい。例えば、ポンプ室32や加圧室
39の形状を変更したり、ストッパ31の形状を変更し
たりしてもよい。
【0050】(4)上記実施例では、ダイアフラム式ポ
ンプ20の製作手順において、アッパハウジング21A
にダイアフラムユニット27を組み込んだ後、各通路
(燃料通路33,オイル通路35等)を加工する旨を記
したが、これとは異なる手順にて本発明のダイアフラム
式ポンプ20を製作することもできる。例えば、アッパ
ハウジング21A及びダイアフラムユニット27に予め
各種通路を形成しておき、位置決めピン等により両部材
の通路の開口部を一致させながら組み付けを行ってもよ
い。この場合、円筒孔26とダイアフラムユニット27
の外周とのシールはOリング等を用いてもよい。
ンプ20の製作手順において、アッパハウジング21A
にダイアフラムユニット27を組み込んだ後、各通路
(燃料通路33,オイル通路35等)を加工する旨を記
したが、これとは異なる手順にて本発明のダイアフラム
式ポンプ20を製作することもできる。例えば、アッパ
ハウジング21A及びダイアフラムユニット27に予め
各種通路を形成しておき、位置決めピン等により両部材
の通路の開口部を一致させながら組み付けを行ってもよ
い。この場合、円筒孔26とダイアフラムユニット27
の外周とのシールはOリング等を用いてもよい。
【0051】(5)上記実施例では、カムシャフト24
の軸線方向とダイアフラムプレート30の変形方向とを
一致させてダイアフラムユニット27を連続的に配置し
たが、これを変更してもよい。例えば、カムシャフト2
4の軸線方向に直交する方向とダイアフラムプレート3
0の変形方向とを一致させるようにしてダイアフラムユ
ニット27を連続的に配置してもよい。この場合にも、
上記実施例と同様に小型化が実現できる。要するに本発
明の主旨は、複数のダイアフラムユニット27について
各々のダイアフラムプレート30の変形方向を一致させ
て構成することであり、その配置方向はエンジンルーム
内の搭載スペースや組み付け作業等の要求に応じて任意
に変更することが可能である。
の軸線方向とダイアフラムプレート30の変形方向とを
一致させてダイアフラムユニット27を連続的に配置し
たが、これを変更してもよい。例えば、カムシャフト2
4の軸線方向に直交する方向とダイアフラムプレート3
0の変形方向とを一致させるようにしてダイアフラムユ
ニット27を連続的に配置してもよい。この場合にも、
上記実施例と同様に小型化が実現できる。要するに本発
明の主旨は、複数のダイアフラムユニット27について
各々のダイアフラムプレート30の変形方向を一致させ
て構成することであり、その配置方向はエンジンルーム
内の搭載スペースや組み付け作業等の要求に応じて任意
に変更することが可能である。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1,2に記載
の発明によれば、複数のダイアフラムユニットを有する
場合にも大型化を最小限に抑えて小型化を実現すること
ができるという優れた効果を発揮する。
の発明によれば、複数のダイアフラムユニットを有する
場合にも大型化を最小限に抑えて小型化を実現すること
ができるという優れた効果を発揮する。
【0053】請求項3に記載の発明にれば、個々のダイ
アフラムユニットについてその流体吐出量を調整する場
合において、調整機構の簡略化を実現しさらに小型化を
図ることができる。
アフラムユニットについてその流体吐出量を調整する場
合において、調整機構の簡略化を実現しさらに小型化を
図ることができる。
【0054】請求項4,5に記載の発明によれば、ダイ
アフラム式ポンプの製作を容易に実施することができ
る。
アフラム式ポンプの製作を容易に実施することができ
る。
【図1】実施例におけるダイアフラム式ポンプの構成を
示す断面図。
示す断面図。
【図2】図1のX−X線断面図。
【図3】ダイアフラムユニットの構成を拡大して示す断
面図。
面図。
【図4】エンジンの高圧燃料噴射システムを示す構成
図。
図。
【図5】組み付け前におけるダイアフラムユニットの分
解断面図。
解断面図。
【図6】ダイアフラム式ポンプの製作途中の状態を示す
断面図。
断面図。
20…ダイアフラム式ポンプ、21…ポンプハウジン
グ、23…圧力開放室としてのカム室、24…カムシャ
フト、26…ユニット収容孔としての円筒孔、27…ダ
イアフラムユニット、30…ダイアフラムプレート、3
2…ポンプ室、33…流体通路としての燃料通路、35
…連通孔としてのオイル通路、37…プランジャ、37
a…圧力開放通路としてのスピル通路、39…加圧室、
40…長尺部材としのスピルプレート、41…移動手段
としてのステップモータ、42…移動手段としての回動
軸、S…シール材としての樹脂系接着剤。
グ、23…圧力開放室としてのカム室、24…カムシャ
フト、26…ユニット収容孔としての円筒孔、27…ダ
イアフラムユニット、30…ダイアフラムプレート、3
2…ポンプ室、33…流体通路としての燃料通路、35
…連通孔としてのオイル通路、37…プランジャ、37
a…圧力開放通路としてのスピル通路、39…加圧室、
40…長尺部材としのスピルプレート、41…移動手段
としてのステップモータ、42…移動手段としての回動
軸、S…シール材としての樹脂系接着剤。
Claims (5)
- 【請求項1】可撓性材料からなるダイアフラムと、圧力
変化により前記ダイアフラムを変形させるための加圧室
と、該ダイアフラムの変形により低粘性流体の吸入及び
吐出を行うポンプ室とを構成要素として含むダイアフラ
ムユニットを複数有するダイアフラム式ポンプにおい
て、 前記ダイアフラムの変形方向に一致する方向に前記ダイ
アフラムユニットを連続的に配置したことを特徴とする
ダイアフラム式ポンプ。 - 【請求項2】前記加圧室の圧力変化を生じさせるための
プランジャと、該プランジャの往復動を行わせるための
カムシャフトとを有し、 前記カムシャフトの軸線方向と前記ダイアフラムの変形
方向とを一致させるよう前記ダイアフラムユニットを連
続的に配置した請求項1に記載のダイアフラム式ポン
プ。 - 【請求項3】前記カムシャフトの軸線方向に平行に延
び、複数のプランジャを摺動可能に貫通させた長尺部材
を設け、 前記プランジャには、一端が前記加圧室に開口すると共
に他端が圧力開放室に開口し、該プランジャによる前記
加圧室の加圧時に前記長尺部材により閉鎖されると共に
プランジャによる加圧室の減圧時に前記長尺部材により
開放される圧力開放通路を設け、 前記長尺部材には、前記圧力開放通路の開閉時期を変更
すべく該長尺部材を移動させる移動手段を付設した請求
項2に記載のダイアフラム式ポンプ。 - 【請求項4】ポンプハウジングに形成されたユニット収
容孔には前記複数のダイアフラムユニットが重ね合わせ
た状態で組み込まれ、該ダイアフラムユニットの周囲に
はシール材が充填されている請求項1又は2に記載のダ
イアフラム式ポンプ。 - 【請求項5】前記ダイアフラムユニットには加圧室に連
通する連通孔と、ポンプ室に連通し該ポンプ室に低粘性
流体を流通させる流体通路とが設けられ、該連通孔及び
流体通路は前記ダイアフラムユニットをポンプハウジン
グのユニット収容孔に組み込んだ後に形成される請求項
4に記載のダイアフラム式ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31516094A JPH08170589A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | ダイアフラム式ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31516094A JPH08170589A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | ダイアフラム式ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08170589A true JPH08170589A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18062150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31516094A Withdrawn JPH08170589A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | ダイアフラム式ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08170589A (ja) |
-
1994
- 1994-12-19 JP JP31516094A patent/JPH08170589A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020305 |