JPH08167979A - 画像入力装置 - Google Patents
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- JPH08167979A JPH08167979A JP6308561A JP30856194A JPH08167979A JP H08167979 A JPH08167979 A JP H08167979A JP 6308561 A JP6308561 A JP 6308561A JP 30856194 A JP30856194 A JP 30856194A JP H08167979 A JPH08167979 A JP H08167979A
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Landscapes
- Facsimiles In General (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像入力装置に関し、サイズの異なる2つの
原稿を適切な倍率で読み取れる。 【構成】 原稿ホルダー21と、照明手段41と、前記照明
手段41により照明された前記原稿20を介して入射する反
射光/透過光を、第1光路90と第2光路100との二方向
に分岐させる光路分岐手段80と、前記光路分岐手段80に
より分岐された前記第1、第2光路90,100内に配置さ
れ、互いに倍率が異なり、前記反射光/透過光を結像す
る第1、第2結像手段92,102、及び前記第1、第2結像
手段92,102により結像された画像を読み取る第1、第2
センサ93,103を有する第1、第2光学系91,101とを備え
る。
原稿を適切な倍率で読み取れる。 【構成】 原稿ホルダー21と、照明手段41と、前記照明
手段41により照明された前記原稿20を介して入射する反
射光/透過光を、第1光路90と第2光路100との二方向
に分岐させる光路分岐手段80と、前記光路分岐手段80に
より分岐された前記第1、第2光路90,100内に配置さ
れ、互いに倍率が異なり、前記反射光/透過光を結像す
る第1、第2結像手段92,102、及び前記第1、第2結像
手段92,102により結像された画像を読み取る第1、第2
センサ93,103を有する第1、第2光学系91,101とを備え
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、透過原稿や非透過原
稿等の原稿を読み取るための画像入力装置に関し、特に
2つの光学系を有し、この2つの光学系でサイズの異な
る2つの原稿を異なる倍率で読み取れるようにしたもの
である。
稿等の原稿を読み取るための画像入力装置に関し、特に
2つの光学系を有し、この2つの光学系でサイズの異な
る2つの原稿を異なる倍率で読み取れるようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像入力装置の一例とし
て、いわゆる35mmサイズのスライドフィルム用のスキ
ャナを、図15,16に示す。図15は、従来の画像入
力装置の概略水平断面図、図16は従来の画像入力装置
の外観斜視図をそれぞれ示す。
て、いわゆる35mmサイズのスライドフィルム用のスキ
ャナを、図15,16に示す。図15は、従来の画像入
力装置の概略水平断面図、図16は従来の画像入力装置
の外観斜視図をそれぞれ示す。
【0003】図15,16中、200は、従来の画像入力
装置を示し、この画像入力装置200は、図15に示すよ
うに、その中央にスライドフィルム210を保持するスラ
イドホルダー211を有する。そして、スライドホルダー2
11の図15において向かって右側には、スライドホルダ
ー211に保持されたスライドフィルム210を照明する光源
220が配置されている。凹面鏡220aを備える光源220から
の照明光は、フィルタ群221およびレンズ群222を介して
スライドフィルム210に照射される。
装置を示し、この画像入力装置200は、図15に示すよ
うに、その中央にスライドフィルム210を保持するスラ
イドホルダー211を有する。そして、スライドホルダー2
11の図15において向かって右側には、スライドホルダ
ー211に保持されたスライドフィルム210を照明する光源
220が配置されている。凹面鏡220aを備える光源220から
の照明光は、フィルタ群221およびレンズ群222を介して
スライドフィルム210に照射される。
【0004】また、スライドホルダー211の図15にお
いて向かって左側には、反射ミラー223が配置されてい
る。スライドフィルム210を透過した透過光は、反射ミ
ラー223を介して直角方向に光軸が折り曲げられた後、
結像レンズ224によりライン型イメージセンサであるC
CD225上に結像される。このようにして、スライドフ
ィルム210の画像をCCD225により読み取り、光電変換
した画像信号を、画像入力装置200より外部のコンピュ
ータ等の画像処理部(図示せず)に出力する。
いて向かって左側には、反射ミラー223が配置されてい
る。スライドフィルム210を透過した透過光は、反射ミ
ラー223を介して直角方向に光軸が折り曲げられた後、
結像レンズ224によりライン型イメージセンサであるC
CD225上に結像される。このようにして、スライドフ
ィルム210の画像をCCD225により読み取り、光電変換
した画像信号を、画像入力装置200より外部のコンピュ
ータ等の画像処理部(図示せず)に出力する。
【0005】上記スライドホルダー211は、図15に示
すように、ステージ212を介して2本のガイドレール213
にスライド可能に保持され、フィルム走査機構230によ
り副走査方向に移動される。上記フィルム走査機構230
は、図15に示すように、大別する、ステージモータ23
1と、このモータ231により回転する走査用リードねじ23
2とから構成されている。
すように、ステージ212を介して2本のガイドレール213
にスライド可能に保持され、フィルム走査機構230によ
り副走査方向に移動される。上記フィルム走査機構230
は、図15に示すように、大別する、ステージモータ23
1と、このモータ231により回転する走査用リードねじ23
2とから構成されている。
【0006】そして、上記走査用リードねじ232は、図
15に示すように、ステージ212のねじ筒214にねじ込ま
れている。このため、ステージモータ231が回転するこ
とにより、ステージ212がガイドレール213に沿ってスラ
イドすることで、スライドホルダー211が副走査方向に
移動する。
15に示すように、ステージ212のねじ筒214にねじ込ま
れている。このため、ステージモータ231が回転するこ
とにより、ステージ212がガイドレール213に沿ってスラ
イドすることで、スライドホルダー211が副走査方向に
移動する。
【0007】また、前記結像レンズ224とCCD225と
は、図15に示すように、光学系支持部材226により一
定の間隔に保持されている。そして、光学系支持部材22
6は、図15に示すように、焦点合わせ機構240により光
軸方向に移動する。上記焦点合わせ機構240は、図15
に示すように、焦点調整用モータ241と、このモータ241
により回転する焦点調整用リードねじ242とから構成さ
れている。
は、図15に示すように、光学系支持部材226により一
定の間隔に保持されている。そして、光学系支持部材22
6は、図15に示すように、焦点合わせ機構240により光
軸方向に移動する。上記焦点合わせ機構240は、図15
に示すように、焦点調整用モータ241と、このモータ241
により回転する焦点調整用リードねじ242とから構成さ
れている。
【0008】そして、上記焦点調整用リードねじ242
は、図15に示すように、光学系支持部材226のねじ筒2
27にねじ込まれている。このため、焦点調整用モータ24
1が回転することにより、光学系支持部材226は光軸に平
行に移動し、結像レンズ224とスライドホルダー211に保
持されたスライドフィルム210との距離を変化させる。
は、図15に示すように、光学系支持部材226のねじ筒2
27にねじ込まれている。このため、焦点調整用モータ24
1が回転することにより、光学系支持部材226は光軸に平
行に移動し、結像レンズ224とスライドホルダー211に保
持されたスライドフィルム210との距離を変化させる。
【0009】そして、画像入力装置200に接続されたコ
ンピュータ等の画像処理部(図示せず)は、画像の入力
処理のほか、前記焦点合わせ機構240を駆動して、入力
した画像信号にもとづいて画像のコントラストを演算
し、焦点合わせ動作を自動的に行っている。なお、図1
6中、250はケースを示し、このケース250の中央部に
は、凹部251が形成され、この凹部251は、スライドホル
ダー211の移動空間を構成する。また、ケース250の側面
には、図15,16に示すように、空気取入孔252が設
けられ、又、ケース250の内部には、排気ファン253が設
けられ、ケース250内の光源220や電源254等から発生す
る熱をケース250外に排気している。
ンピュータ等の画像処理部(図示せず)は、画像の入力
処理のほか、前記焦点合わせ機構240を駆動して、入力
した画像信号にもとづいて画像のコントラストを演算
し、焦点合わせ動作を自動的に行っている。なお、図1
6中、250はケースを示し、このケース250の中央部に
は、凹部251が形成され、この凹部251は、スライドホル
ダー211の移動空間を構成する。また、ケース250の側面
には、図15,16に示すように、空気取入孔252が設
けられ、又、ケース250の内部には、排気ファン253が設
けられ、ケース250内の光源220や電源254等から発生す
る熱をケース250外に排気している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の画像入力装置200では、結像レンズ224の倍率が、いわ
ゆる35mmサイズのスライドフィルム用に固定されてい
たため、フィルム原稿のサイズが異なると、使用できな
くなってしまうという第1の問題点があった。例えば4
インチ×5インチサイズのフィルム原稿に使用すると、
その一部しか読み取れない。
の画像入力装置200では、結像レンズ224の倍率が、いわ
ゆる35mmサイズのスライドフィルム用に固定されてい
たため、フィルム原稿のサイズが異なると、使用できな
くなってしまうという第1の問題点があった。例えば4
インチ×5インチサイズのフィルム原稿に使用すると、
その一部しか読み取れない。
【0011】逆に、4インチ×5インチサイズのフィル
ム原稿に合わせて、結像レンズ224の倍率を固定する
と、反対にいわゆる35mmサイズのフィルム原稿に使用
する際に、CCD225の全画素のうちの一部しか使用し
ないため、充分な画質が得られなくなってしまう。この
ため、フィルム原稿のサイズに合わせて、複数台の画像
入力装置200が必要となる。
ム原稿に合わせて、結像レンズ224の倍率を固定する
と、反対にいわゆる35mmサイズのフィルム原稿に使用
する際に、CCD225の全画素のうちの一部しか使用し
ないため、充分な画質が得られなくなってしまう。この
ため、フィルム原稿のサイズに合わせて、複数台の画像
入力装置200が必要となる。
【0012】これに対し、結像レンズ224の倍率を可変
に構成してもよいが、そうすると、結像レンズ224とC
CD225との間の距離も変化しなければならない。この
ため、結像レンズ224の倍率を可変に構成すると、焦点
合わせと倍率調整とを個々に行わなければならないの
で、機構が複雑になり、装置が大型化してしまうという
第2の問題点が発生するおそれがある。
に構成してもよいが、そうすると、結像レンズ224とC
CD225との間の距離も変化しなければならない。この
ため、結像レンズ224の倍率を可変に構成すると、焦点
合わせと倍率調整とを個々に行わなければならないの
で、機構が複雑になり、装置が大型化してしまうという
第2の問題点が発生するおそれがある。
【0013】そこで、請求項1の発明は、上記した従来
の技術の有する第1、第2の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、サイズの異なる2
つの原稿に合わせて、倍率の異なる2つの光学系を用意
し、両光学系を切り換えることで、サイズの異なる2つ
の原稿を適切な倍率で各々読み取れるようにした画像入
力装置を提供しようとするものである。
の技術の有する第1、第2の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、サイズの異なる2
つの原稿に合わせて、倍率の異なる2つの光学系を用意
し、両光学系を切り換えることで、サイズの異なる2つ
の原稿を適切な倍率で各々読み取れるようにした画像入
力装置を提供しようとするものである。
【0014】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の目的に加え、2つの光学系を平行に配置す
ることで、光路の分岐や焦点合わせの容易化が可能な画
像入力装置を提供しようとするものである。請求項3記
載の発明は、上記した請求項2記載の発明の目的に加
え、光路分岐手段を2つの反射ミラーから構成すること
で、光路分岐手段の構造の簡便化、並びに小型化が可能
な画像入力装置を提供しようとするものである。
記載の発明の目的に加え、2つの光学系を平行に配置す
ることで、光路の分岐や焦点合わせの容易化が可能な画
像入力装置を提供しようとするものである。請求項3記
載の発明は、上記した請求項2記載の発明の目的に加
え、光路分岐手段を2つの反射ミラーから構成すること
で、光路分岐手段の構造の簡便化、並びに小型化が可能
な画像入力装置を提供しようとするものである。
【0015】請求項4記載の発明は、上記した請求項2
記載の発明の目的に加え、光路分岐手段を1つの反射ミ
ラーから構成することで、請求項3記載の発明に比較し
て、光路分岐手段の構造の一層の簡便化、並びに一層の
小型化が可能な画像入力装置を提供しようとするもので
ある。請求項5記載の発明は、上記した請求項1記載の
発明の目的に加え、2つの光学系を直線上に配置するこ
とで、光路の分岐や焦点合わせの容易化が可能な画像入
力装置を提供しようとするものである。
記載の発明の目的に加え、光路分岐手段を1つの反射ミ
ラーから構成することで、請求項3記載の発明に比較し
て、光路分岐手段の構造の一層の簡便化、並びに一層の
小型化が可能な画像入力装置を提供しようとするもので
ある。請求項5記載の発明は、上記した請求項1記載の
発明の目的に加え、2つの光学系を直線上に配置するこ
とで、光路の分岐や焦点合わせの容易化が可能な画像入
力装置を提供しようとするものである。
【0016】請求項6記載の発明は、上記した請求項5
記載の発明の目的に加え、光路分岐手段を1つの反射ミ
ラーから構成することで、光路分岐手段の構造の簡便
化、並びに小型化が可能な画像入力装置を提供しようと
するものである。請求項7記載の発明は、上記した請求
項1記載の発明の目的に加え、2つの光学系を所定の角
度を持たせて配置することで、光路の分岐や焦点合わせ
の容易化が可能な画像入力装置を提供しようとするもの
である。
記載の発明の目的に加え、光路分岐手段を1つの反射ミ
ラーから構成することで、光路分岐手段の構造の簡便
化、並びに小型化が可能な画像入力装置を提供しようと
するものである。請求項7記載の発明は、上記した請求
項1記載の発明の目的に加え、2つの光学系を所定の角
度を持たせて配置することで、光路の分岐や焦点合わせ
の容易化が可能な画像入力装置を提供しようとするもの
である。
【0017】請求項8記載の発明は、上記した請求項7
記載の発明の目的に加え、光路分岐手段を1つの反射ミ
ラーから構成することで、光路分岐手段の構造の簡便
化、並びに小型化が可能な画像入力装置を提供しようと
するものである。請求項9記載の発明は、上記した請求
項7記載の発明の目的に加え、2つの光学系のセンサー
を共通化することで、両光学系の部品点数の総数を減少
できるようにした画像入力装置を提供しようとするもの
である。
記載の発明の目的に加え、光路分岐手段を1つの反射ミ
ラーから構成することで、光路分岐手段の構造の簡便
化、並びに小型化が可能な画像入力装置を提供しようと
するものである。請求項9記載の発明は、上記した請求
項7記載の発明の目的に加え、2つの光学系のセンサー
を共通化することで、両光学系の部品点数の総数を減少
できるようにした画像入力装置を提供しようとするもの
である。
【0018】請求項10記載の発明は、上記した請求項
1記載の発明の目的に加え、焦点合わせができるように
した画像入力装置を提供しようとするものである。
1記載の発明の目的に加え、焦点合わせができるように
した画像入力装置を提供しようとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載の発明
は、例えば図1〜7に示すように、次の5つの構成を備
えていることを特徴とする。
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載の発明
は、例えば図1〜7に示すように、次の5つの構成を備
えていることを特徴とする。
【0020】第1は、原稿ホルダー(21)であって、この
原稿ホルダー(21)は、例えば図1に示すように、原稿
(例えばフィルム原稿20)を保持するものである。第2
は、照明手段(例えば光源41)であって、この照明手段
(例えば光源41)は、例えば図1に示すように、前記原
稿ホルダー(21)に保持された前記原稿(例えばフィルム
原稿20)の画像を照明するものである。
原稿ホルダー(21)は、例えば図1に示すように、原稿
(例えばフィルム原稿20)を保持するものである。第2
は、照明手段(例えば光源41)であって、この照明手段
(例えば光源41)は、例えば図1に示すように、前記原
稿ホルダー(21)に保持された前記原稿(例えばフィルム
原稿20)の画像を照明するものである。
【0021】第3は、光路分岐手段(80)で、この光路分
岐手段(80)は、例えば図3,5に示すように、照明手段
(例えば光源41)により照明された前記原稿(例えばフ
ィルム原稿20)を介して入射する反射光/透過光を、第
1光路(90)と第2光路(100)との二方向に分岐させるも
のである。第4は、第1光学系(91)であって、この第1
光学系(91)は、図3に示すように、前記光路分岐手段(8
0)により分岐された前記第1光路(90)内に配置され、前
記反射光/透過光を結像する第1結像手段(例えば第1
結像レンズ92)、及び前記第1結像手段(例えば第1結
像レンズ92)により結像された画像を読み取る第1セン
サ(93)を有する。
岐手段(80)は、例えば図3,5に示すように、照明手段
(例えば光源41)により照明された前記原稿(例えばフ
ィルム原稿20)を介して入射する反射光/透過光を、第
1光路(90)と第2光路(100)との二方向に分岐させるも
のである。第4は、第1光学系(91)であって、この第1
光学系(91)は、図3に示すように、前記光路分岐手段(8
0)により分岐された前記第1光路(90)内に配置され、前
記反射光/透過光を結像する第1結像手段(例えば第1
結像レンズ92)、及び前記第1結像手段(例えば第1結
像レンズ92)により結像された画像を読み取る第1セン
サ(93)を有する。
【0022】第5は、第2光学系(101)であって、この
第2光学系(101)は、図5に示すように、前記光路分岐
手段(80)により分岐された前記第2光路(100)内に配置
され、前記第1結像手段(例えば第1結像レンズ92)と
異なる倍率で前記反射光/透過光を結像する第2結像手
段(例えば第2結像レンズ102)、及び前記第2結像手
段(例えば第2結像レンズ102)により結像された画像
を読み取る第2センサ(103)を有する。
第2光学系(101)は、図5に示すように、前記光路分岐
手段(80)により分岐された前記第2光路(100)内に配置
され、前記第1結像手段(例えば第1結像レンズ92)と
異なる倍率で前記反射光/透過光を結像する第2結像手
段(例えば第2結像レンズ102)、及び前記第2結像手
段(例えば第2結像レンズ102)により結像された画像
を読み取る第2センサ(103)を有する。
【0023】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の構成に加え、次のような構成を備えている
ことを特徴とする。すなわち、前記第1光学系(91)と前
記第2光学系(101)とは、例えば図3,8,9に示すよ
うに、前記反射光/透過光の光軸に対して直交する二方
向の片側に、互いに離れて平行に配置されている。
記載の発明の構成に加え、次のような構成を備えている
ことを特徴とする。すなわち、前記第1光学系(91)と前
記第2光学系(101)とは、例えば図3,8,9に示すよ
うに、前記反射光/透過光の光軸に対して直交する二方
向の片側に、互いに離れて平行に配置されている。
【0024】請求項3記載の発明は、上記した請求項2
記載の発明の構成に加え、次のような構成を備えている
ことを特徴とする。すなわち、前記光路分岐手段(80)
は、例えば図3,8,9に示すように、前記反射光/透
過光を第1結像手段(例えば第1結像レンズ92)に向か
って反射させる第1反射ミラー(81)と、前記第1反射ミ
ラー(81)と前記原稿ホルダー(21)との間の光路内に出没
し、当該光路内に出現した位置では、前記反射光/透過
光を第2結像手段(例えば第2結像レンズ102)に向か
って反射させる第2反射ミラー(82)とから構成されてい
る。
記載の発明の構成に加え、次のような構成を備えている
ことを特徴とする。すなわち、前記光路分岐手段(80)
は、例えば図3,8,9に示すように、前記反射光/透
過光を第1結像手段(例えば第1結像レンズ92)に向か
って反射させる第1反射ミラー(81)と、前記第1反射ミ
ラー(81)と前記原稿ホルダー(21)との間の光路内に出没
し、当該光路内に出現した位置では、前記反射光/透過
光を第2結像手段(例えば第2結像レンズ102)に向か
って反射させる第2反射ミラー(82)とから構成されてい
る。
【0025】請求項4記載の発明は、上記した請求項2
記載の発明の構成に加え、次のような構成を備えている
ことを特徴とする。すなわち、前記光路分岐手段(80)
は、例えば図10に示すように、前記反射光/透過光の
光軸に沿って平行移動する1つの反射ミラー(160)から
構成されている。
記載の発明の構成に加え、次のような構成を備えている
ことを特徴とする。すなわち、前記光路分岐手段(80)
は、例えば図10に示すように、前記反射光/透過光の
光軸に沿って平行移動する1つの反射ミラー(160)から
構成されている。
【0026】請求項5記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の構成に加え、次のような構成を備えている
ことを特徴とする。すなわち、前記第1光学系(91)と前
記第2光学系(101)とは、例えば図11,12に示すよ
うに、前記反射光/透過光の光軸に対して直交する二方
向の両側に各々、一直線上に並んで配置されている。
記載の発明の構成に加え、次のような構成を備えている
ことを特徴とする。すなわち、前記第1光学系(91)と前
記第2光学系(101)とは、例えば図11,12に示すよ
うに、前記反射光/透過光の光軸に対して直交する二方
向の両側に各々、一直線上に並んで配置されている。
【0027】請求項6記載の発明は、上記した請求項5
記載の発明の構成に加え、次のような構成を備えている
ことを特徴とする。すなわち、前記光路分岐手段(80)
は、例えば図11,12に示すように、前記反射光/透
過光を第1結像手段(例えば第1結像レンズ92)に向か
って反射させる第1反射面(171,181)と、前記反射光/
透過光を第2結像手段(例えば第2結像レンズ102)に
向かって反射させる第2反射面(172,182)とを有し、前
記第1、第2反射面(171,172,181,182)を前記反射光/
透過光の光路内に択一的に出現させる1つの反射ミラー
(170,180)から構成されている。
記載の発明の構成に加え、次のような構成を備えている
ことを特徴とする。すなわち、前記光路分岐手段(80)
は、例えば図11,12に示すように、前記反射光/透
過光を第1結像手段(例えば第1結像レンズ92)に向か
って反射させる第1反射面(171,181)と、前記反射光/
透過光を第2結像手段(例えば第2結像レンズ102)に
向かって反射させる第2反射面(172,182)とを有し、前
記第1、第2反射面(171,172,181,182)を前記反射光/
透過光の光路内に択一的に出現させる1つの反射ミラー
(170,180)から構成されている。
【0028】請求項7記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の構成に加え、次のような構成を備えている
ことを特徴とする。すなわち、前記第1光学系(91)と前
記第2光学系(101)とは、例えば図13,14に示すよ
うに、前記反射光/透過光の光軸に対して異なる角度を
保って配置されている。
記載の発明の構成に加え、次のような構成を備えている
ことを特徴とする。すなわち、前記第1光学系(91)と前
記第2光学系(101)とは、例えば図13,14に示すよ
うに、前記反射光/透過光の光軸に対して異なる角度を
保って配置されている。
【0029】請求項8記載の発明は、上記した請求項7
記載の発明の構成に加え、次のような構成を備えている
ことを特徴とする。すなわち、前記光路分岐手段(80)
は、例えば図13に示すように、前記反射光/透過光の
光軸に対する角度を変化可能な1つの反射ミラー(190)
から構成されている。
記載の発明の構成に加え、次のような構成を備えている
ことを特徴とする。すなわち、前記光路分岐手段(80)
は、例えば図13に示すように、前記反射光/透過光の
光軸に対する角度を変化可能な1つの反射ミラー(190)
から構成されている。
【0030】請求項9記載の発明は、上記した請求項7
記載の発明の構成に加え、次のような構成を備えている
ことを特徴とする。すなわち、前記第1光学系(91)の前
記第1センサと、前記第2光学系(101)の前記第2セン
サとを、例えば図14に示すように、1つの共通センサ
ー(200)から構成し、前記1つの共通センサー(200)上
に、前記第1光学系(91)の前記第1結像手段(例えば第
1結像レンズ92)と、前記第2光学系(101)の前記第2
結像手段(例えば第2結像レンズ102)とにより前記反
射光/透過光を結像させている。
記載の発明の構成に加え、次のような構成を備えている
ことを特徴とする。すなわち、前記第1光学系(91)の前
記第1センサと、前記第2光学系(101)の前記第2セン
サとを、例えば図14に示すように、1つの共通センサ
ー(200)から構成し、前記1つの共通センサー(200)上
に、前記第1光学系(91)の前記第1結像手段(例えば第
1結像レンズ92)と、前記第2光学系(101)の前記第2
結像手段(例えば第2結像レンズ102)とにより前記反
射光/透過光を結像させている。
【0031】請求項10記載の発明は、上記した請求項
1記載の発明の構成に加え、次のような構成を備えてい
ることを特徴とする。すなわち、請求項10記載の発明
は、例えば図3,5に示すように、前記第1、第2セン
サ(93,103)における画像の結像状態を検出し、前記原稿
ホルダー(21)と前記第1、第2光学系(例えば第1結像
レンズ92,102)との相対位置を変化させて焦点合わせを
行う焦点合わせ手段(110)を備えている。
1記載の発明の構成に加え、次のような構成を備えてい
ることを特徴とする。すなわち、請求項10記載の発明
は、例えば図3,5に示すように、前記第1、第2セン
サ(93,103)における画像の結像状態を検出し、前記原稿
ホルダー(21)と前記第1、第2光学系(例えば第1結像
レンズ92,102)との相対位置を変化させて焦点合わせを
行う焦点合わせ手段(110)を備えている。
【0032】
【作 用】したがって、請求項1記載の発明は、次のよ
うな作用を奏する。すなわち、第1、第2光学系(91,10
1)のうち、例えば図3,5,8,11,13に示すよう
に、適切な光学系を選択することにより、サイズの異な
る原稿を適切な倍率で読み取ることができる。
うな作用を奏する。すなわち、第1、第2光学系(91,10
1)のうち、例えば図3,5,8,11,13に示すよう
に、適切な光学系を選択することにより、サイズの異な
る原稿を適切な倍率で読み取ることができる。
【0033】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の作用に加え、次のような作用を奏する。す
なわち、反射光/透過光を、例えば図3,5,8,9に
示すように、その光軸に対して直交する二方向の片側に
向かって平行な二方向に分岐させることで、第1、第2
光学系(91,101)に入射させることができる。
記載の発明の作用に加え、次のような作用を奏する。す
なわち、反射光/透過光を、例えば図3,5,8,9に
示すように、その光軸に対して直交する二方向の片側に
向かって平行な二方向に分岐させることで、第1、第2
光学系(91,101)に入射させることができる。
【0034】請求項3記載の発明は、上記した請求項2
記載の発明の作用に加え、次のような作用を奏する。す
なわち、第1反射ミラー(81)と前記原稿ホルダー(21)と
の間の光路内から第2反射ミラー(82)が外れた位置で
は、例えば図3,8,9に示すように、第1反射ミラー
(81)により反射光/透過光を第1結像手段(例えば第1
結像レンズ92)に向かって反射させることができる。
記載の発明の作用に加え、次のような作用を奏する。す
なわち、第1反射ミラー(81)と前記原稿ホルダー(21)と
の間の光路内から第2反射ミラー(82)が外れた位置で
は、例えば図3,8,9に示すように、第1反射ミラー
(81)により反射光/透過光を第1結像手段(例えば第1
結像レンズ92)に向かって反射させることができる。
【0035】これに対し、前記光路内に第2反射ミラー
(82)に出現させた位置では、例えば図5,8,9に示す
ように、当該第2反射ミラー(82)により、反射光/透過
光を第2結像手段(例えば第2結像レンズ102)に向か
って反射させることができる。請求項4記載の発明は、
上記した請求項2記載の発明の作用に加え、次のような
作用を奏する。
(82)に出現させた位置では、例えば図5,8,9に示す
ように、当該第2反射ミラー(82)により、反射光/透過
光を第2結像手段(例えば第2結像レンズ102)に向か
って反射させることができる。請求項4記載の発明は、
上記した請求項2記載の発明の作用に加え、次のような
作用を奏する。
【0036】すなわち、1つの反射ミラー(160)を、例
えば図10に示すように、反射光/透過光の光軸に沿っ
て平行移動することで、反射光/透過光を第1、第2光
学系(91,101)に反射させることができる。請求項5記載
の発明は、上記した請求項1記載の発明の作用に加え、
次のような作用を奏する。
えば図10に示すように、反射光/透過光の光軸に沿っ
て平行移動することで、反射光/透過光を第1、第2光
学系(91,101)に反射させることができる。請求項5記載
の発明は、上記した請求項1記載の発明の作用に加え、
次のような作用を奏する。
【0037】すなわち、反射光/透過光を、例えば図1
1,12に示すように、その光軸に対して直交する二方
向に分岐させることで、第1、第2光学系(91,101)に入
射させることができる。請求項6記載の発明は、上記し
た請求項5記載の発明の作用に加え、次のような作用を
奏する。
1,12に示すように、その光軸に対して直交する二方
向に分岐させることで、第1、第2光学系(91,101)に入
射させることができる。請求項6記載の発明は、上記し
た請求項5記載の発明の作用に加え、次のような作用を
奏する。
【0038】すなわち、1つの反射ミラー(170,180)の
第1反射面(171,181)により、例えば図11,12に実
線で示すように、反射光/透過光を第1結像手段(例え
ば第1結像レンズ92)に向かって反射させることができ
る。また、1つの反射ミラー(170,180)の第2反射面(17
2,182)により、例えば図11,12に点線で示すよう
に、反射光/透過光を第2結像手段(例えば第2結像レ
ンズ102)に向かって反射させることができる。
第1反射面(171,181)により、例えば図11,12に実
線で示すように、反射光/透過光を第1結像手段(例え
ば第1結像レンズ92)に向かって反射させることができ
る。また、1つの反射ミラー(170,180)の第2反射面(17
2,182)により、例えば図11,12に点線で示すよう
に、反射光/透過光を第2結像手段(例えば第2結像レ
ンズ102)に向かって反射させることができる。
【0039】請求項7記載の発明は、上記した請求項2
記載の発明の作用に加え、次のような作用を奏する。す
なわち、反射光/透過光を、例えば図13,14に示す
ように、その光軸に対して異なる角度を保って二方向に
分岐させることで、第1、第2光学系(91,101)に入射さ
せることができる。
記載の発明の作用に加え、次のような作用を奏する。す
なわち、反射光/透過光を、例えば図13,14に示す
ように、その光軸に対して異なる角度を保って二方向に
分岐させることで、第1、第2光学系(91,101)に入射さ
せることができる。
【0040】請求項8記載の発明は、上記した請求項7
記載の発明の作用に加え、次のような作用を奏する。す
なわち、1つの反射ミラー(190)を、例えば図13に示
すように、反射光/透過光の光軸に対する角度を可変す
ることで、反射光/透過光を第1、第2光学系(91,101)
に向かって反射させることができる。
記載の発明の作用に加え、次のような作用を奏する。す
なわち、1つの反射ミラー(190)を、例えば図13に示
すように、反射光/透過光の光軸に対する角度を可変す
ることで、反射光/透過光を第1、第2光学系(91,101)
に向かって反射させることができる。
【0041】請求項9記載の発明は、上記した請求項7
記載の発明の作用に加え、次のような作用を奏する。す
なわち、光路分岐手段(80)により2方向に分岐した第
1、第2光路(90,100)を、例えば図14に示すように、
第1光学系(91)の前記第1結像手段(例えば第1結像レ
ンズ92)と、前記第2光学系(101)の前記第2結像手段
(例えば第2結像レンズ102)とにより、1つの共通セ
ンサー(200)上に結像させることができる。
記載の発明の作用に加え、次のような作用を奏する。す
なわち、光路分岐手段(80)により2方向に分岐した第
1、第2光路(90,100)を、例えば図14に示すように、
第1光学系(91)の前記第1結像手段(例えば第1結像レ
ンズ92)と、前記第2光学系(101)の前記第2結像手段
(例えば第2結像レンズ102)とにより、1つの共通セ
ンサー(200)上に結像させることができる。
【0042】請求項10記載の発明は、上記した請求項
1記載の発明の作用に加え、次のような作用を奏する。
すなわち、焦点合わせ手段(110)により、第1、第2セ
ンサ(93,103)における画像の結像状態を検出する。検出
した画像の結像状態にもとづき、例えば図3,5に示す
ように、原稿ホルダー(21)と第1、第2光学系(例えば
第1結像レンズ92,102)との相対位置を変化させて焦点
合わせを行う。
1記載の発明の作用に加え、次のような作用を奏する。
すなわち、焦点合わせ手段(110)により、第1、第2セ
ンサ(93,103)における画像の結像状態を検出する。検出
した画像の結像状態にもとづき、例えば図3,5に示す
ように、原稿ホルダー(21)と第1、第2光学系(例えば
第1結像レンズ92,102)との相対位置を変化させて焦点
合わせを行う。
【0043】
【実施例】図1〜7は、本発明の第1実施例を示すもの
であり、図1は画像入力装置の概略垂直断面図、図2は
画像入力装置の外観斜視図、図3は光学系ホルダーの拡
大垂直断面図、図4は概略水平断面図、図5は図3に対
応し、反射ミラーの切り換え状態を示す光学系ホルダー
の拡大垂直断面図、図6は図3に対応し、輸送時の光学
系ホルダーの拡大垂直断面図、図7は図4に対応し、輸
送時の光学系ホルダーの一部概略水平断面図をそれぞれ
示す。
であり、図1は画像入力装置の概略垂直断面図、図2は
画像入力装置の外観斜視図、図3は光学系ホルダーの拡
大垂直断面図、図4は概略水平断面図、図5は図3に対
応し、反射ミラーの切り換え状態を示す光学系ホルダー
の拡大垂直断面図、図6は図3に対応し、輸送時の光学
系ホルダーの拡大垂直断面図、図7は図4に対応し、輸
送時の光学系ホルダーの一部概略水平断面図をそれぞれ
示す。
【0044】図2中、10は、画像入力装置を示すもので
あり、この画像入力装置10は、原稿としての例えばフィ
ルム原稿20の画像を読み取り、外部のコンピュータ等の
画像処理部(図示せず)に画像信号を出力するスキャナ
として使用される。上記フィルム原稿20としては、サイ
ズの異なる2種類、例えばいわゆる35mmサイズと4イ
ンチ×5インチサイズとが選択されている。
あり、この画像入力装置10は、原稿としての例えばフィ
ルム原稿20の画像を読み取り、外部のコンピュータ等の
画像処理部(図示せず)に画像信号を出力するスキャナ
として使用される。上記フィルム原稿20としては、サイ
ズの異なる2種類、例えばいわゆる35mmサイズと4イ
ンチ×5インチサイズとが選択されている。
【0045】なお、フィルム原稿20のサイズは、いわゆ
る35mmサイズと4インチ×5インチサイズとに限ら
ず、他の例えば6cm×6cmや6cm×7cm、6cm×9cmサ
イズ等のものでもよい。さらに、原稿としては、例えば
フィルム原稿20やネガフィルム等の透過原稿のほか、焼
き付けたプリントやポスター、書籍、雑誌等の非透過原
稿であってもよい。
る35mmサイズと4インチ×5インチサイズとに限ら
ず、他の例えば6cm×6cmや6cm×7cm、6cm×9cmサ
イズ等のものでもよい。さらに、原稿としては、例えば
フィルム原稿20やネガフィルム等の透過原稿のほか、焼
き付けたプリントやポスター、書籍、雑誌等の非透過原
稿であってもよい。
【0046】上記フィルム原稿20は、図2に示すよう
に、本実施例では原稿ホルダー21に保持されたまま、画
像入力装置10のケース30の正面の高さのほぼ中央の横長
な差込口31から水平方向に挿入される。上記原稿ホルダ
ー21は、図2に示すように、例えば額縁状で、フィルム
原稿20の画像面の周囲の非画像面を保持するものであ
り、表裏面にフィルム原稿20の画像面が臨む開口部22が
形成されている。
に、本実施例では原稿ホルダー21に保持されたまま、画
像入力装置10のケース30の正面の高さのほぼ中央の横長
な差込口31から水平方向に挿入される。上記原稿ホルダ
ー21は、図2に示すように、例えば額縁状で、フィルム
原稿20の画像面の周囲の非画像面を保持するものであ
り、表裏面にフィルム原稿20の画像面が臨む開口部22が
形成されている。
【0047】なお、原稿ホルダー21は、いわゆるスライ
ドマウントを代用してもよいし、あるいはマウント化さ
れていないフィルム原稿20を保持できるようなものであ
ってもよい。また、原稿ホルダー21のサイズも、いわゆ
る35mmサイズと4インチ×5インチサイズとの2種類
のサイズのものを用意してもよいし、あるいは例えば大
きい方の4インチ×5インチサイズのフィルム原稿20に
合わせて設計し、小さなサイズであるいわゆる35mmサ
イズを使用する場合に、開口部22をマスキングしてもよ
い。さらに、フィルム原稿20は、複数コマの画像が一列
に連続したものであってもよいし、あるいは1コマ毎に
切断されたものでもよい。
ドマウントを代用してもよいし、あるいはマウント化さ
れていないフィルム原稿20を保持できるようなものであ
ってもよい。また、原稿ホルダー21のサイズも、いわゆ
る35mmサイズと4インチ×5インチサイズとの2種類
のサイズのものを用意してもよいし、あるいは例えば大
きい方の4インチ×5インチサイズのフィルム原稿20に
合わせて設計し、小さなサイズであるいわゆる35mmサ
イズを使用する場合に、開口部22をマスキングしてもよ
い。さらに、フィルム原稿20は、複数コマの画像が一列
に連続したものであってもよいし、あるいは1コマ毎に
切断されたものでもよい。
【0048】上記ケース30の内部は、図1に示すよう
に、差込口31を中心に上下方向に3層に分割されてい
る。まず、ケース30内の上層には、図1に示すように、
フィルム原稿20を照明する原稿照明部40が配置されてい
る。つぎに、ケース30内の中間層、すなわち、原稿照明
部40の下側には、フィルム原稿20を走査する原稿走査部
50が配置されている。さらに、ケース30内の下層、すな
わち原稿走査部50の下側には、フィルム原稿20の画像を
読み取る原稿読取部60が配置されている。そして、原稿
読取部60は、差込口31のあるケース30の正面側の前半部
に配置され、その後半部には、電源部70が配置されてい
る。
に、差込口31を中心に上下方向に3層に分割されてい
る。まず、ケース30内の上層には、図1に示すように、
フィルム原稿20を照明する原稿照明部40が配置されてい
る。つぎに、ケース30内の中間層、すなわち、原稿照明
部40の下側には、フィルム原稿20を走査する原稿走査部
50が配置されている。さらに、ケース30内の下層、すな
わち原稿走査部50の下側には、フィルム原稿20の画像を
読み取る原稿読取部60が配置されている。そして、原稿
読取部60は、差込口31のあるケース30の正面側の前半部
に配置され、その後半部には、電源部70が配置されてい
る。
【0049】まず、上記原稿照明部40について、図1を
用いて説明する。上記原稿照明部40は、図1に示すよう
に、フィルム原稿20を照明する照明手段として光源41
と、光源41とフィルム原稿20との間隔内に配置された各
種のフィルタ42〜44と、照明用レンズ45,46、照明用ミ
ラー47〜49とから構成されている。上記光源41は、図1
に示すように、例えば凹面鏡41aを備えるハロゲンラン
プ等から構成されている。
用いて説明する。上記原稿照明部40は、図1に示すよう
に、フィルム原稿20を照明する照明手段として光源41
と、光源41とフィルム原稿20との間隔内に配置された各
種のフィルタ42〜44と、照明用レンズ45,46、照明用ミ
ラー47〜49とから構成されている。上記光源41は、図1
に示すように、例えば凹面鏡41aを備えるハロゲンラン
プ等から構成されている。
【0050】上記フィルタ42〜44は、図1に示すよう
に、光源41側より、熱線吸収フィルタ42と、拡散板43
と、色フィルタ44が配置されている。上記熱線吸収フィ
ルタ42は、ハロゲンランプからの熱線分を吸収する。前
記拡散板43は、むらのない均一な光源面を形成する。前
記色フィルタ44は、赤、緑、青の3色のフィルタが使用
され、各色について交互に同一画像を読み取ることで、
カラー画像の入力を可能としている。
に、光源41側より、熱線吸収フィルタ42と、拡散板43
と、色フィルタ44が配置されている。上記熱線吸収フィ
ルタ42は、ハロゲンランプからの熱線分を吸収する。前
記拡散板43は、むらのない均一な光源面を形成する。前
記色フィルタ44は、赤、緑、青の3色のフィルタが使用
され、各色について交互に同一画像を読み取ることで、
カラー画像の入力を可能としている。
【0051】なお、フィルタ42〜44の数は、3枚に限ら
ず、例えばモノクロの場合には、色フィルタ44を省略で
きるし、又、3枚を超える数のフィルタを配置してもよ
い。前記レンズ45,46は、図1に示すように、光源41側
より、第1照明用レンズ45と、第2照明用レンズ46とか
ら構成されている。上記第1照明用レンズ45には、例え
ばフレネルレンズが使用される。
ず、例えばモノクロの場合には、色フィルタ44を省略で
きるし、又、3枚を超える数のフィルタを配置してもよ
い。前記レンズ45,46は、図1に示すように、光源41側
より、第1照明用レンズ45と、第2照明用レンズ46とか
ら構成されている。上記第1照明用レンズ45には、例え
ばフレネルレンズが使用される。
【0052】前記第2照明用レンズ46には、図1に示す
ように、複数枚、例えば2枚のフレネルレンズが使用さ
れている。これら第1、第2照明用レンズ45,46によ
り、光源41から出射された照明光をフィルム原稿20の後
方に集光させている。なお、照明用レンズ45,46とし
て、フレネルレンズを使用したが、フレネルレンズに限
らず、通常のレンズを使用してもよい。また、照明用レ
ンズ45,46として第1、第2照明用レンズ45,46を使用し
たが、2組の照明用レンズ45,46に限らず、1組でもよ
いし、あるいは3組以上を配置してもよい。さらに、第
1照明用レンズ45に1枚のレンズ、第2照明用レンズ46
に2枚のレンズを使用したが、レンズの数は実施例のも
のに限定されない。
ように、複数枚、例えば2枚のフレネルレンズが使用さ
れている。これら第1、第2照明用レンズ45,46によ
り、光源41から出射された照明光をフィルム原稿20の後
方に集光させている。なお、照明用レンズ45,46とし
て、フレネルレンズを使用したが、フレネルレンズに限
らず、通常のレンズを使用してもよい。また、照明用レ
ンズ45,46として第1、第2照明用レンズ45,46を使用し
たが、2組の照明用レンズ45,46に限らず、1組でもよ
いし、あるいは3組以上を配置してもよい。さらに、第
1照明用レンズ45に1枚のレンズ、第2照明用レンズ46
に2枚のレンズを使用したが、レンズの数は実施例のも
のに限定されない。
【0053】前記照明用ミラー47〜49は、図1に示すよ
うに、第1照明用レンズ45と第2照明用レンズ46との間
に配置された複数枚、例えば3枚の第1〜第3照明ミラ
ー47〜49から構成されている。各第1〜第3照明用ミラ
ー47〜49は、図1に示すように、光源41から照射された
照明光の光軸を直角方向に各々折り曲げている。
うに、第1照明用レンズ45と第2照明用レンズ46との間
に配置された複数枚、例えば3枚の第1〜第3照明ミラ
ー47〜49から構成されている。各第1〜第3照明用ミラ
ー47〜49は、図1に示すように、光源41から照射された
照明光の光軸を直角方向に各々折り曲げている。
【0054】すなわち、光源41は、図1に示すように、
ケース30の奥側に配置され、凹面鏡41aを備える光源41
から照射された照明光は、ケース30の正面に向かって水
平に進む。水平方向に進む照明光は、第1照明用ミラー
47に反射されて、その光軸が垂直下方に折り曲げられ
る。その後、第1照明用ミラー47により反射された照明
光は、第2照明用ミラー48によりケース30の奥に向かっ
て水平に折り曲げられ、第3照明用ミラー49によりさら
に垂直下方に折り曲げられ、フィルム原稿20の水平なフ
ィルム面に垂直に入射する。
ケース30の奥側に配置され、凹面鏡41aを備える光源41
から照射された照明光は、ケース30の正面に向かって水
平に進む。水平方向に進む照明光は、第1照明用ミラー
47に反射されて、その光軸が垂直下方に折り曲げられ
る。その後、第1照明用ミラー47により反射された照明
光は、第2照明用ミラー48によりケース30の奥に向かっ
て水平に折り曲げられ、第3照明用ミラー49によりさら
に垂直下方に折り曲げられ、フィルム原稿20の水平なフ
ィルム面に垂直に入射する。
【0055】このように、3個の照明用ミラー47〜49に
より、照明光の光路が折り畳まれ、しかも光路がフィル
ム原稿20のフィルム面に平行に配置されているため、原
稿照明部40の上下方向の厚みを薄型化できる利点があ
る。なお、照明用ミラー47〜49の数は、3個に限らず、
さらに数多く設けてもよい。
より、照明光の光路が折り畳まれ、しかも光路がフィル
ム原稿20のフィルム面に平行に配置されているため、原
稿照明部40の上下方向の厚みを薄型化できる利点があ
る。なお、照明用ミラー47〜49の数は、3個に限らず、
さらに数多く設けてもよい。
【0056】つぎに、原稿走査部50について、図1を用
いて説明する。上記原稿走査部50は、図1に示すよう
に、ケース30の差込口31から挿入された原稿ホルダー21
をそのフィルム原稿20の画像面に平行、すなわち水平に
保持するステージ51と、このステージ51をフィルム原稿
20の画像面に平行、すなわち水平方向にスライドさせる
原稿走査手段52とから構成されている。
いて説明する。上記原稿走査部50は、図1に示すよう
に、ケース30の差込口31から挿入された原稿ホルダー21
をそのフィルム原稿20の画像面に平行、すなわち水平に
保持するステージ51と、このステージ51をフィルム原稿
20の画像面に平行、すなわち水平方向にスライドさせる
原稿走査手段52とから構成されている。
【0057】上記原稿走査手段52は、図1に示すよう
に、ケース30内に固定されたステージモータ53と、この
ステージモータ53により回転する走査用リードねじ54
と、この走査用リードねじ54がねじ込まれる、ステージ
51に設けられたねじ筒55と、前後に渡されたガイド部材
(不図示)とから構成されている。このため、ステージ
モータ53が駆動されると、走査用リードねじ54が回転
し、この走査用リードねじ54がステージ51のねじ筒55に
ねじ込まれていることから、ステージ51が水平に移動す
る。
に、ケース30内に固定されたステージモータ53と、この
ステージモータ53により回転する走査用リードねじ54
と、この走査用リードねじ54がねじ込まれる、ステージ
51に設けられたねじ筒55と、前後に渡されたガイド部材
(不図示)とから構成されている。このため、ステージ
モータ53が駆動されると、走査用リードねじ54が回転
し、この走査用リードねじ54がステージ51のねじ筒55に
ねじ込まれていることから、ステージ51が水平に移動す
る。
【0058】なお、ステージモータ53の回転力を、走査
用リードねじ54とこの走査用リードねじ54がねじ込まれ
たねじ筒55とにより直線運動に変換したが、他のリンク
機構やカム機構を使用してもよい。つぎに、原稿読取部
60について、図3,4を中心に説明する。上記原稿読取
部60は、図1に示すように、ケース30内に固定された光
学系ホルダー61内に収納されている。
用リードねじ54とこの走査用リードねじ54がねじ込まれ
たねじ筒55とにより直線運動に変換したが、他のリンク
機構やカム機構を使用してもよい。つぎに、原稿読取部
60について、図3,4を中心に説明する。上記原稿読取
部60は、図1に示すように、ケース30内に固定された光
学系ホルダー61内に収納されている。
【0059】上記光学系ホルダー61は、図1,3に示す
ように、中空な箱形を成していわゆる暗箱を構成し、そ
の上面に、フィルム原稿20を通過後の透過光が入射する
入射窓62が形成されている。上記光学系ホルダー61内に
は、図3,4に示すように、大別すると、入射窓62を通
して上方から垂直に入射する透過光の光軸を水平な2方
向に折り曲げ、第1光路90(図3参照)と第2光路100
(図5参照)とに切り換える光路分岐手段80と、第1、
第2光路90,100内に各々配置され、倍率の異なる上下二
段の第1、第2光学系91,101と、第1、第2光学系91,1
01の焦点合わせを行う焦点合わせ手段110と、前記光路
分岐手段80と焦点合わせ手段110とを各々駆動させる1
つの駆動手段としてのステップモータ120とを備える。
ように、中空な箱形を成していわゆる暗箱を構成し、そ
の上面に、フィルム原稿20を通過後の透過光が入射する
入射窓62が形成されている。上記光学系ホルダー61内に
は、図3,4に示すように、大別すると、入射窓62を通
して上方から垂直に入射する透過光の光軸を水平な2方
向に折り曲げ、第1光路90(図3参照)と第2光路100
(図5参照)とに切り換える光路分岐手段80と、第1、
第2光路90,100内に各々配置され、倍率の異なる上下二
段の第1、第2光学系91,101と、第1、第2光学系91,1
01の焦点合わせを行う焦点合わせ手段110と、前記光路
分岐手段80と焦点合わせ手段110とを各々駆動させる1
つの駆動手段としてのステップモータ120とを備える。
【0060】上記光路分岐手段80は、図3,5に示すよ
うに、2枚の第1、第2反射ミラー81,82から構成され
ている。上記第1反射ミラー81は、図3に示すように、
光学系ホルダー61の下側に固定され、入射窓62を通して
上方から垂直に入射する透過光の光軸を直角方向で、し
かもケース30の差込口31のある正面方向に向かって折り
曲げている。
うに、2枚の第1、第2反射ミラー81,82から構成され
ている。上記第1反射ミラー81は、図3に示すように、
光学系ホルダー61の下側に固定され、入射窓62を通して
上方から垂直に入射する透過光の光軸を直角方向で、し
かもケース30の差込口31のある正面方向に向かって折り
曲げている。
【0061】前記第2反射ミラー82は、図3,5に示す
ように、入射窓62と第1反射ミラー81との間に配置さ
れ、ミラー枠83を介して光学系ホルダー61に回転可能に
軸支され、ミラー枠83が旋回することで入射窓62から入
射する透過光の光路内に出没する。上記ミラー枠83は、
図3,4に示すように、断面コ字形を成し、その両先端
部が互いに内向きに折り曲げられている。また、ミラー
枠83の内部には、第2反射ミラー82を固定したミラー固
定板84が、ミラー枠83の厚み方向に可動に保持されてい
る。
ように、入射窓62と第1反射ミラー81との間に配置さ
れ、ミラー枠83を介して光学系ホルダー61に回転可能に
軸支され、ミラー枠83が旋回することで入射窓62から入
射する透過光の光路内に出没する。上記ミラー枠83は、
図3,4に示すように、断面コ字形を成し、その両先端
部が互いに内向きに折り曲げられている。また、ミラー
枠83の内部には、第2反射ミラー82を固定したミラー固
定板84が、ミラー枠83の厚み方向に可動に保持されてい
る。
【0062】そして、上記ミラー枠83の一端部は、図
3,4に示すように、固定軸85を介して光学系ホルダー
61に軸支されている。また、ミラー枠83の他端自由端部
には、ミラー固定板84との間に圧縮ばね86が設けられ、
この圧縮ばね86のばね力により、ミラー固定板84がミラ
ー枠83の屈曲端部87の内面に弾性的に当接している。上
記ミラー枠83の固定軸85には、図4に示すように、ねじ
りばね88が設けられ、そのねじり戻ろうとするばね力に
より、第2反射ミラー82は、図3に示すように、常時は
入射窓62から入射する透過光の光路から離隔する方向に
回転する。
3,4に示すように、固定軸85を介して光学系ホルダー
61に軸支されている。また、ミラー枠83の他端自由端部
には、ミラー固定板84との間に圧縮ばね86が設けられ、
この圧縮ばね86のばね力により、ミラー固定板84がミラ
ー枠83の屈曲端部87の内面に弾性的に当接している。上
記ミラー枠83の固定軸85には、図4に示すように、ねじ
りばね88が設けられ、そのねじり戻ろうとするばね力に
より、第2反射ミラー82は、図3に示すように、常時は
入射窓62から入射する透過光の光路から離隔する方向に
回転する。
【0063】そして、ミラー枠83の回転範囲内には、図
3〜5に示すように、左右一対の角度制限部材89,89が
設けられ、両角度制限部材89に第2反射ミラー82のミラ
ー固定板84が当接した位置で、第2反射ミラー82が入射
窓62から入射する透過光の光路内に突出する。そして、
透過光は、図5に示すように、第2反射ミラー82に反射
されて、その光軸が直角方向で、しかもケース30の差込
口31のある正面方向に向かって折り曲げられる。
3〜5に示すように、左右一対の角度制限部材89,89が
設けられ、両角度制限部材89に第2反射ミラー82のミラ
ー固定板84が当接した位置で、第2反射ミラー82が入射
窓62から入射する透過光の光路内に突出する。そして、
透過光は、図5に示すように、第2反射ミラー82に反射
されて、その光軸が直角方向で、しかもケース30の差込
口31のある正面方向に向かって折り曲げられる。
【0064】前記第1光学系91は、図3に示すように、
第1反射ミラー81により反射された透過光を結像させる
第1結像手段としての第1結像レンズ92と、この第1結
像レンズ92により結像された画像を読み取る画像読み取
り手段を構成する第1センサ93とを備える。前記第2光
学系101は、図5に示すように、第2反射ミラー82によ
り反射された透過光を結像させるとともに、第1結像レ
ンズ92より倍率の大きい、第2結像手段としての第2結
像レンズ102と、この第2結像レンズ102により結像され
た画像を読み取る画像読み取り手段を構成する第2セン
サ103とを備える。
第1反射ミラー81により反射された透過光を結像させる
第1結像手段としての第1結像レンズ92と、この第1結
像レンズ92により結像された画像を読み取る画像読み取
り手段を構成する第1センサ93とを備える。前記第2光
学系101は、図5に示すように、第2反射ミラー82によ
り反射された透過光を結像させるとともに、第1結像レ
ンズ92より倍率の大きい、第2結像手段としての第2結
像レンズ102と、この第2結像レンズ102により結像され
た画像を読み取る画像読み取り手段を構成する第2セン
サ103とを備える。
【0065】上記第1,2センサ93,103には、例えばC
CD型のラインセンサが使用されている。このため、第
1光学系91は、その第1結像レンズ92の倍率が第2結像
レンズ102より小さいので、4インチ×5インチサイズ
のフィルム原稿20に使用される。これに対し、第2光学
系101は、その第2結像レンズ102の倍率が第1結像レン
ズ92より大きいので、いわゆる35mmサイズのフィルム
原稿20に使用される。
CD型のラインセンサが使用されている。このため、第
1光学系91は、その第1結像レンズ92の倍率が第2結像
レンズ102より小さいので、4インチ×5インチサイズ
のフィルム原稿20に使用される。これに対し、第2光学
系101は、その第2結像レンズ102の倍率が第1結像レン
ズ92より大きいので、いわゆる35mmサイズのフィルム
原稿20に使用される。
【0066】前記焦点合わせ手段110は、図3,4に示
すように、光学系ホルダー61内に固定され、ケース30の
前後方向に長尺な左右一対のガイドレール111,111と、
両ガイドレール111に沿ってスライドするとともに、第
1、第2光学系91,101が固定された焦点合わせ用移動台
112とから構成されている。上記焦点合わせ用移動台112
は、図3に示すように、上下方向に互いに背向した第
1、第2面113,114を有する。そして、焦点合わせ用移
動台112の下方を向いた第1面113側に、図示しないが、
例えばリニアボールベアリング等の転がり軸受けを有
し、この軸受けを介してガイドレール111上をスライド
する。
すように、光学系ホルダー61内に固定され、ケース30の
前後方向に長尺な左右一対のガイドレール111,111と、
両ガイドレール111に沿ってスライドするとともに、第
1、第2光学系91,101が固定された焦点合わせ用移動台
112とから構成されている。上記焦点合わせ用移動台112
は、図3に示すように、上下方向に互いに背向した第
1、第2面113,114を有する。そして、焦点合わせ用移
動台112の下方を向いた第1面113側に、図示しないが、
例えばリニアボールベアリング等の転がり軸受けを有
し、この軸受けを介してガイドレール111上をスライド
する。
【0067】上記焦点合わせ用移動台112の下方を向い
た第1面113には、図3に示すように、第1結像レンズ9
2と第1センサ93との距離を一定に保持した状態で固定
している。また、上方を向いた第2面114には、第2結
像レンズ102と第2センサ103との距離を一定に保持した
状態で固定している。このため、第1、第2結像レンズ
92,102と第1、第2センサ93,103との距離が各々固定さ
れていることから、各第1、第2光学系91,101の倍率も
各々固定されている。
た第1面113には、図3に示すように、第1結像レンズ9
2と第1センサ93との距離を一定に保持した状態で固定
している。また、上方を向いた第2面114には、第2結
像レンズ102と第2センサ103との距離を一定に保持した
状態で固定している。このため、第1、第2結像レンズ
92,102と第1、第2センサ93,103との距離が各々固定さ
れていることから、各第1、第2光学系91,101の倍率も
各々固定されている。
【0068】また、焦点合わせ用移動台112が左右のガ
イドレール111に沿って移動することで、両第1、第2
光学系91,101を同時に移動することができる。このた
め、焦点合わせ用移動台112の移動により、両第1、第
2光学系91,101の焦点合わせが可能となる。すなわち、
焦点合わせ用移動台112の移動することで、原稿ホルダ
ー21に保持されるフィルム原稿20と第1、第2結像レン
ズ92,102との距離を各々変化させて、両第1、第2光学
系91,101の焦点合わせを行っている。
イドレール111に沿って移動することで、両第1、第2
光学系91,101を同時に移動することができる。このた
め、焦点合わせ用移動台112の移動により、両第1、第
2光学系91,101の焦点合わせが可能となる。すなわち、
焦点合わせ用移動台112の移動することで、原稿ホルダ
ー21に保持されるフィルム原稿20と第1、第2結像レン
ズ92,102との距離を各々変化させて、両第1、第2光学
系91,101の焦点合わせを行っている。
【0069】特に、原稿ホルダー21としてスライドマウ
ントをそのまま使用した場合には、その厚みにばら付き
があり、フィルム原稿20の画像面の位置が、光軸方向に
移動してしまうことがある。このため、スライドマウン
トの厚みのばら付きによる焦点の狂いを、フィルム原稿
20の画像面から各第1、第2結像レンズ92,102迄の距離
を各々変化させることで修正して焦点合わせを行ってい
る。
ントをそのまま使用した場合には、その厚みにばら付き
があり、フィルム原稿20の画像面の位置が、光軸方向に
移動してしまうことがある。このため、スライドマウン
トの厚みのばら付きによる焦点の狂いを、フィルム原稿
20の画像面から各第1、第2結像レンズ92,102迄の距離
を各々変化させることで修正して焦点合わせを行ってい
る。
【0070】前記ステップモータ120は、図3,4に示
すように、光学系ホルダー61内に固定され、焦点合わせ
用移動台112との間には、駆動力の伝達手段としての伝
達用リードねじ121が設けられている。なお、駆動手段
としてステップモータ120を使用したが、他の直流・交
流モータを使用してもよい。上記伝達用リードねじ121
は、図3,4に示すように、焦点合わせ用移動台112の
左右の中央に配置され、ステップモータ120の駆動歯車1
22に噛み合う伝達歯車123が固定されている。
すように、光学系ホルダー61内に固定され、焦点合わせ
用移動台112との間には、駆動力の伝達手段としての伝
達用リードねじ121が設けられている。なお、駆動手段
としてステップモータ120を使用したが、他の直流・交
流モータを使用してもよい。上記伝達用リードねじ121
は、図3,4に示すように、焦点合わせ用移動台112の
左右の中央に配置され、ステップモータ120の駆動歯車1
22に噛み合う伝達歯車123が固定されている。
【0071】そして、伝達用リードねじ121には、図
3,4に示すように、ナット124がねじ込まれている。
上記ナット124は、図3,4に示すように、焦点合わせ
用移動台112の後端面に当接するとともに、焦点合わせ
用移動台112から突出した回転制限部材125(図4)によ
り回転が制限されている。
3,4に示すように、ナット124がねじ込まれている。
上記ナット124は、図3,4に示すように、焦点合わせ
用移動台112の後端面に当接するとともに、焦点合わせ
用移動台112から突出した回転制限部材125(図4)によ
り回転が制限されている。
【0072】上記焦点合わせ用移動台112には、図3,
4に示すように、ナット124との当接位置に間隔調整部
材126が固定されている。この間隔調整部材126の厚みを
変更することで、焦点合わせ用移動台112とナット124と
の当接位置を調整できるようにしている。これは、レン
ズや機械部品の加工・組立精度によるバラ付きを補正す
るためである。また、焦点合わせ用移動台112の左右に
は、図4に示すように、伝達用リードねじ121を挟むよ
うに左右に対称に配置された一対の付勢手段しての引っ
張りばね127,127が装着されている。
4に示すように、ナット124との当接位置に間隔調整部
材126が固定されている。この間隔調整部材126の厚みを
変更することで、焦点合わせ用移動台112とナット124と
の当接位置を調整できるようにしている。これは、レン
ズや機械部品の加工・組立精度によるバラ付きを補正す
るためである。また、焦点合わせ用移動台112の左右に
は、図4に示すように、伝達用リードねじ121を挟むよ
うに左右に対称に配置された一対の付勢手段しての引っ
張りばね127,127が装着されている。
【0073】上記左右の引っ張りばね127は、図4に示
すように、各一端が焦点合わせ用移動台112の左右に各
々固定されているとともに、各他端が光学系ホルダー61
に各々固定されている。このため、焦点合わせ用移動台
112の間隔調整部材126が、左右の引っ張りばね127のば
ね復元力により、ナット124に常時は当接する方向に付
勢されている。そこで、ステップモータ120を介して伝
達用リードねじ121が回転すると、ナット124の位置が前
後方向に移動することで、焦点合わせ用移動台112がナ
ット124に追従してスライドする。
すように、各一端が焦点合わせ用移動台112の左右に各
々固定されているとともに、各他端が光学系ホルダー61
に各々固定されている。このため、焦点合わせ用移動台
112の間隔調整部材126が、左右の引っ張りばね127のば
ね復元力により、ナット124に常時は当接する方向に付
勢されている。そこで、ステップモータ120を介して伝
達用リードねじ121が回転すると、ナット124の位置が前
後方向に移動することで、焦点合わせ用移動台112がナ
ット124に追従してスライドする。
【0074】なお、ステップモータ120の回転力を、伝
達用リードねじ121とナット124とにより直線運動に変換
したが、他のリンク機構やカム機構を使用してもよい。
また、付勢手段しての引っ張りばね127を使用したが、
他の圧縮コイルばねや板ばねを使用してもよい。一方、
光学系ホルダー61には、図4に示すように、焦点合わせ
用移動台112の最後退位置を規制するストッパー128が固
定され、このストッパー128に焦点合わせ用移動台112の
後端面が当接することで、焦点合わせ用移動台112の最
後退位置を規制している。
達用リードねじ121とナット124とにより直線運動に変換
したが、他のリンク機構やカム機構を使用してもよい。
また、付勢手段しての引っ張りばね127を使用したが、
他の圧縮コイルばねや板ばねを使用してもよい。一方、
光学系ホルダー61には、図4に示すように、焦点合わせ
用移動台112の最後退位置を規制するストッパー128が固
定され、このストッパー128に焦点合わせ用移動台112の
後端面が当接することで、焦点合わせ用移動台112の最
後退位置を規制している。
【0075】このため、焦点合わせ用移動台112がスト
ッパー128に当接した位置で、伝達用リードねじ121が更
に回転すると、図6,7に示すように、ナット124が焦
点合わせ用移動台112の間隔調整部材126から離れる。こ
のとき、ステップモータ120と焦点合わせ用移動台112と
の間の駆動力の伝達が断たれる。また、ナット124の最
後退位置には、図4に示すように、例えばリミットセン
サー等の位置センサ129が配置され、この位置センサ129
からの検出信号により、ステップモータ120の原点位置
出しを行っている。
ッパー128に当接した位置で、伝達用リードねじ121が更
に回転すると、図6,7に示すように、ナット124が焦
点合わせ用移動台112の間隔調整部材126から離れる。こ
のとき、ステップモータ120と焦点合わせ用移動台112と
の間の駆動力の伝達が断たれる。また、ナット124の最
後退位置には、図4に示すように、例えばリミットセン
サー等の位置センサ129が配置され、この位置センサ129
からの検出信号により、ステップモータ120の原点位置
出しを行っている。
【0076】一方、焦点合わせ用移動台112と第2反射
ミラー82との間には、図3,4に示すように、焦点合わ
せ用移動台112の運動力を第2反射ミラー82に伝達する
連結手段としての左右一対の連結部材130が設けられて
いる。上記左右の連結部材130は、図3,4に示すよう
に、各々の一端部に連結ピン131が、他端部には移動軸1
32がそれぞれ設けられている。
ミラー82との間には、図3,4に示すように、焦点合わ
せ用移動台112の運動力を第2反射ミラー82に伝達する
連結手段としての左右一対の連結部材130が設けられて
いる。上記左右の連結部材130は、図3,4に示すよう
に、各々の一端部に連結ピン131が、他端部には移動軸1
32がそれぞれ設けられている。
【0077】上記左右の連結部材130の各連結ピン131
は、図3,4に示すように、焦点合わせ用移動台112の
上方を向いた第2面114から舌片状に突出した左右一対
の支持部材115,115に各々軸支されている。すなわち、
左右の支持部材115には、図3,4に示すように、水平
方向に延びた長穴116が各々設けられている。そして、
各長穴116には、左右の連結部材130の各連結ピン131が
各々通され、各長穴116に沿って移動できるようにして
いる。
は、図3,4に示すように、焦点合わせ用移動台112の
上方を向いた第2面114から舌片状に突出した左右一対
の支持部材115,115に各々軸支されている。すなわち、
左右の支持部材115には、図3,4に示すように、水平
方向に延びた長穴116が各々設けられている。そして、
各長穴116には、左右の連結部材130の各連結ピン131が
各々通され、各長穴116に沿って移動できるようにして
いる。
【0078】また、前記左右の連結部材130の各移動軸1
32は、図3,4に示すように、第2反射ミラー82のミラ
ー枠83に各々軸支されている。このため、左右の連結部
材130の各連結ピン131が、図3,4に示すように、焦点
合わせ用移動台112の左右の長穴116の長手方向中央に位
置している状態では、焦点合わせ用移動台112が前後方
向に微少にスライドしても、連結ピン131が長穴116中を
移動するのみで、左右の連結部材130が移動しない。
32は、図3,4に示すように、第2反射ミラー82のミラ
ー枠83に各々軸支されている。このため、左右の連結部
材130の各連結ピン131が、図3,4に示すように、焦点
合わせ用移動台112の左右の長穴116の長手方向中央に位
置している状態では、焦点合わせ用移動台112が前後方
向に微少にスライドしても、連結ピン131が長穴116中を
移動するのみで、左右の連結部材130が移動しない。
【0079】上記移動範囲が、第1光学系91の焦点合わ
せ用移動範囲となる。なお、このとき、第2反射ミラー
82は、ねじりばね88のばね力により、入射窓62から入射
する透過光の光路から離隔し、その光路が第1光学系91
に切り換わっている。これに対し、連結ピン131が長穴1
16の行き止まった後端に当接した状態で、焦点合わせ用
移動台112が更に後退すると、図5に示すように、長穴1
16の後端に押されて左右の連結部材130も後退する。
せ用移動範囲となる。なお、このとき、第2反射ミラー
82は、ねじりばね88のばね力により、入射窓62から入射
する透過光の光路から離隔し、その光路が第1光学系91
に切り換わっている。これに対し、連結ピン131が長穴1
16の行き止まった後端に当接した状態で、焦点合わせ用
移動台112が更に後退すると、図5に示すように、長穴1
16の後端に押されて左右の連結部材130も後退する。
【0080】このため、左右の連結部材130の移動軸132
に軸支されたミラー枠83が、図5に示すように、ねじり
ばね88のばね力に抗して、固定軸85を中心に時計回りに
旋回する。こうして、ミラー枠83が旋回し、そのミラー
固定板84が角度制限部材89に当接した位置で、第2反射
ミラー82が入射窓62から入射する透過光の光路内に突出
し、光路が第2光学系101に切り換わる。
に軸支されたミラー枠83が、図5に示すように、ねじり
ばね88のばね力に抗して、固定軸85を中心に時計回りに
旋回する。こうして、ミラー枠83が旋回し、そのミラー
固定板84が角度制限部材89に当接した位置で、第2反射
ミラー82が入射窓62から入射する透過光の光路内に突出
し、光路が第2光学系101に切り換わる。
【0081】この後退位置が、第2反射ミラー82の光路
切換え用移動範囲となる。焦点合わせ用移動台112が更
に後退すると、連結ピン131が長穴116の後端に突き当た
った状態で、長穴116の後端に押されて左右の連結部材1
30も更に後退する。このとき、左右の連結部材130の後
退に伴って、各移動軸132も後退することで、ミラー枠8
3が時計回りに更に回転するが、ミラー固定板84が角度
制限部材89に当接していることから、圧縮ばね86が弾縮
することで各移動軸132の移動量が吸収される。
切換え用移動範囲となる。焦点合わせ用移動台112が更
に後退すると、連結ピン131が長穴116の後端に突き当た
った状態で、長穴116の後端に押されて左右の連結部材1
30も更に後退する。このとき、左右の連結部材130の後
退に伴って、各移動軸132も後退することで、ミラー枠8
3が時計回りに更に回転するが、ミラー固定板84が角度
制限部材89に当接していることから、圧縮ばね86が弾縮
することで各移動軸132の移動量が吸収される。
【0082】このため、ミラー固定板84が角度制限部材
89に当接していることから、第2反射ミラー82の角度は
変わらずに、焦点合わせ用移動台112のみが後退する。
上記移動範囲が、第2光学系101の焦点合わせ用移動範
囲となる。さらに、焦点合わせ用移動台112が後退する
と、圧縮ばね86が更に弾縮するが、このとき、図7に示
すように、焦点合わせ用移動台112の後端面がストッパ
ー128に当接する。
89に当接していることから、第2反射ミラー82の角度は
変わらずに、焦点合わせ用移動台112のみが後退する。
上記移動範囲が、第2光学系101の焦点合わせ用移動範
囲となる。さらに、焦点合わせ用移動台112が後退する
と、圧縮ばね86が更に弾縮するが、このとき、図7に示
すように、焦点合わせ用移動台112の後端面がストッパ
ー128に当接する。
【0083】なおも伝達用リードねじ121が回転する
と、図6,7に示すように、ナット124が焦点合わせ用
移動台112の間隔調整部材126から離れ、駆動力の伝達が
断たれる。この焦点合わせ用移動台112の最後退位置
が、輸送用移動範囲となる。上記したように焦点合わせ
用移動台112は、4つの移動範囲、すなわち第1光学系9
1の焦点合わせ用移動範囲、光路切換え用移動範囲、第
2光学系101の焦点合わせ用移動範囲、輸送用移動範囲
を持つ。
と、図6,7に示すように、ナット124が焦点合わせ用
移動台112の間隔調整部材126から離れ、駆動力の伝達が
断たれる。この焦点合わせ用移動台112の最後退位置
が、輸送用移動範囲となる。上記したように焦点合わせ
用移動台112は、4つの移動範囲、すなわち第1光学系9
1の焦点合わせ用移動範囲、光路切換え用移動範囲、第
2光学系101の焦点合わせ用移動範囲、輸送用移動範囲
を持つ。
【0084】すなわち、ナット124が、図7に示すよう
に、位置センサ129に当たった位置が、原点位置とな
る。そして、原点位置においては、ナット124が焦点合
わせ用移動台112の間隔調整部材126から離れた輸送用移
動範囲であり、ナット124の前進により、第2光学系101
の焦点合わせ用移動範囲、光路切換え用移動範囲、第1
光学系91の焦点合わせ用移動範囲に移動する。
に、位置センサ129に当たった位置が、原点位置とな
る。そして、原点位置においては、ナット124が焦点合
わせ用移動台112の間隔調整部材126から離れた輸送用移
動範囲であり、ナット124の前進により、第2光学系101
の焦点合わせ用移動範囲、光路切換え用移動範囲、第1
光学系91の焦点合わせ用移動範囲に移動する。
【0085】このように輸送用移動範囲を、特に両焦点
合わせ用移動範囲から外しているのは、焦点合わせ用移
動台112の焦点調整範囲における移動精度を保持できる
ようにするためである。また、輸送用移動範囲において
は、ステップモータ120から焦点合わせ用移動台112への
駆動力の伝達が断たれているので、輸送時の振動等によ
るステップモータ120への負荷を減少できる。
合わせ用移動範囲から外しているのは、焦点合わせ用移
動台112の焦点調整範囲における移動精度を保持できる
ようにするためである。また、輸送用移動範囲において
は、ステップモータ120から焦点合わせ用移動台112への
駆動力の伝達が断たれているので、輸送時の振動等によ
るステップモータ120への負荷を減少できる。
【0086】さらに、輸送用移動範囲においては、圧縮
ばね86が弾縮することで、第2反射ミラー82のミラー固
定板84が角度制限部材89に強く押し付けられていること
から、第2反射ミラー82の輸送時のガタ付きを防止でき
る。なお、第2反射ミラー82を左右の連結部材130を介
して旋回させたが、他の異なるリンク機構やカム機構を
使用して第2反射ミラー82を旋回させてもよい。
ばね86が弾縮することで、第2反射ミラー82のミラー固
定板84が角度制限部材89に強く押し付けられていること
から、第2反射ミラー82の輸送時のガタ付きを防止でき
る。なお、第2反射ミラー82を左右の連結部材130を介
して旋回させたが、他の異なるリンク機構やカム機構を
使用して第2反射ミラー82を旋回させてもよい。
【0087】つぎに、引っ張りばね127、ねじりばね8
8、圧縮ばね86の3種のばねの力量関係について説明す
る。3種のばね以外の構成要素の伝達効率等を含み、例
えば焦点合わせ用移動台112を押すナット124に係る力量
に換算して、引っ張りばね127の力量をF1、ねじりば
ね88の力量をF2、圧縮ばね86の力量をF3とすると、
次の関係式を満たす。なお、このとき、ミラー固定板84
が角度制限部材89に当接した状態と仮定する。
8、圧縮ばね86の3種のばねの力量関係について説明す
る。3種のばね以外の構成要素の伝達効率等を含み、例
えば焦点合わせ用移動台112を押すナット124に係る力量
に換算して、引っ張りばね127の力量をF1、ねじりば
ね88の力量をF2、圧縮ばね86の力量をF3とすると、
次の関係式を満たす。なお、このとき、ミラー固定板84
が角度制限部材89に当接した状態と仮定する。
【0088】
【式1】F1>F2+F3 関係式(1) つぎに、ミラー固定板84に係る力に注目すると、次の関
係式を満たす。なお、このとき、ミラー固定板84が角度
制限部材89に当接した状態と仮定する。
係式を満たす。なお、このとき、ミラー固定板84が角度
制限部材89に当接した状態と仮定する。
【0089】
【式2】F3>F2 関係式(2) ここで、関係式(1)の左辺の「F1」は、焦点合わせ
用移動台112を後退させる力を、右辺の「F2+F3」
は、逆に焦点合わせ用移動台112を前進させる力をそれ
ぞれ意味している。
用移動台112を後退させる力を、右辺の「F2+F3」
は、逆に焦点合わせ用移動台112を前進させる力をそれ
ぞれ意味している。
【0090】また、関係式(2)の左辺の「F3」は、
ミラー固定板84を固定軸85を中心に時計回りに旋回させ
る力を、右辺の「F2」は、逆にミラー固定板84を反時
計回りに旋回させる力をそれぞれ意味している。このた
め、関係式(1)より、ミラー固定板84が角度制限部材
89に当接した以降も、引っ張りばね127の力量が勝って
いるので、焦点合わせ用移動台112の間隔調整部材126が
ナット124に当接した状態を維持できることがわかる。
また、ナット124を駆動する際には、ステップモータ120
は、「F1」から「F2+F3」を引いた差分で、焦点
合わせ用移動台112を移動できる。また、ミラー固定板8
4が角度制限部材89に当接する前には、「F3」が発生
していないので、ステップモータ120は、「F1」から
「F2」を引いた差分で、焦点合わせ用移動台112を移
動できる。
ミラー固定板84を固定軸85を中心に時計回りに旋回させ
る力を、右辺の「F2」は、逆にミラー固定板84を反時
計回りに旋回させる力をそれぞれ意味している。このた
め、関係式(1)より、ミラー固定板84が角度制限部材
89に当接した以降も、引っ張りばね127の力量が勝って
いるので、焦点合わせ用移動台112の間隔調整部材126が
ナット124に当接した状態を維持できることがわかる。
また、ナット124を駆動する際には、ステップモータ120
は、「F1」から「F2+F3」を引いた差分で、焦点
合わせ用移動台112を移動できる。また、ミラー固定板8
4が角度制限部材89に当接する前には、「F3」が発生
していないので、ステップモータ120は、「F1」から
「F2」を引いた差分で、焦点合わせ用移動台112を移
動できる。
【0091】また、関係式(2)より、ミラー固定板84
が角度制限部材89に当接した際の圧縮ばね86の弾縮を防
止することができる。一方、ケース30の左右の側面に
は、図2に示すように、左右一対の空気取入孔32,32が
設けられている。また、ケース30の内部には、光源41の
裏側に排気ファン33が設けられ、ケース30内の光源41や
電源部70等から発生する熱をケース30外に排気してい
る。
が角度制限部材89に当接した際の圧縮ばね86の弾縮を防
止することができる。一方、ケース30の左右の側面に
は、図2に示すように、左右一対の空気取入孔32,32が
設けられている。また、ケース30の内部には、光源41の
裏側に排気ファン33が設けられ、ケース30内の光源41や
電源部70等から発生する熱をケース30外に排気してい
る。
【0092】つぎに、上記した構成を備えた画像入力装
置10の使用手順について説明する。例えば、4インチ×
5インチサイズのフィルム原稿20の場合には、図3に示
すように、光路分岐手段80により第1光路90に切り換え
る。フィルム原稿20の透過光は、図3に示すように、第
1反射ミラー81に反射された後、第1結像レンズ92を介
して第1センサ93上に結像され、1ラインの画像の読み
取りが行われる。
置10の使用手順について説明する。例えば、4インチ×
5インチサイズのフィルム原稿20の場合には、図3に示
すように、光路分岐手段80により第1光路90に切り換え
る。フィルム原稿20の透過光は、図3に示すように、第
1反射ミラー81に反射された後、第1結像レンズ92を介
して第1センサ93上に結像され、1ラインの画像の読み
取りが行われる。
【0093】そして、焦点合わせ用移動台112をその第
1光学系91の焦点合わせ用移動範囲内で移動させなが
ら、読み取った画像のコントラストの差を利用して、最
適な焦点位置に焦点合わせ用移動台112を停止させる。
焦点合わせ後、フィルム原稿20を、原稿走査手段52を介
して副走査方向に移動することで、フィルム原稿20の画
像を2次元的に読み取る。
1光学系91の焦点合わせ用移動範囲内で移動させなが
ら、読み取った画像のコントラストの差を利用して、最
適な焦点位置に焦点合わせ用移動台112を停止させる。
焦点合わせ後、フィルム原稿20を、原稿走査手段52を介
して副走査方向に移動することで、フィルム原稿20の画
像を2次元的に読み取る。
【0094】これに対し、いわゆる35mmサイズの場合
には、図5に示すように、焦点合わせ用移動台112を光
路切換え用移動範囲に移動し、光路分岐手段80により第
2光路100に切り換える。このため、フィルム原稿20の
透過光は、図5に示すように、第2反射ミラー82に反射
された後、第2結像レンズ102を介して第2センサ103上
に結像され、1ラインの画像の読み取りが行われる。
には、図5に示すように、焦点合わせ用移動台112を光
路切換え用移動範囲に移動し、光路分岐手段80により第
2光路100に切り換える。このため、フィルム原稿20の
透過光は、図5に示すように、第2反射ミラー82に反射
された後、第2結像レンズ102を介して第2センサ103上
に結像され、1ラインの画像の読み取りが行われる。
【0095】そして、焦点合わせ用移動台112をその第
2光学系101の焦点合わせ用移動範囲内で移動させなが
ら、読み取られた画像のコントラストの差を利用して、
最適な焦点位置に焦点合わせ用移動台112を停止させ
る。一方、輸送時には、図6,7に示すように、焦点合
わせ用移動台112をその輸送用移動範囲に移動させる。
2光学系101の焦点合わせ用移動範囲内で移動させなが
ら、読み取られた画像のコントラストの差を利用して、
最適な焦点位置に焦点合わせ用移動台112を停止させ
る。一方、輸送時には、図6,7に示すように、焦点合
わせ用移動台112をその輸送用移動範囲に移動させる。
【0096】図8は、本発明の第2実施例を示すもので
あり、同図は、第1、第2光学系の光路分岐手段の概念
説明図を示す。本第2実施例は、先に図1〜7を用いて
説明した第1実施例のものと概して同一である。異なる
点としては、第1、第2光学系91,101が固定された移動
台112の後端部、すなわち図8の向かって右端部に連結
部材140を軸支し、その先端部に第2反射ミラー82を軸
支した点にある。
あり、同図は、第1、第2光学系の光路分岐手段の概念
説明図を示す。本第2実施例は、先に図1〜7を用いて
説明した第1実施例のものと概して同一である。異なる
点としては、第1、第2光学系91,101が固定された移動
台112の後端部、すなわち図8の向かって右端部に連結
部材140を軸支し、その先端部に第2反射ミラー82を軸
支した点にある。
【0097】なお、本第2実施例の説明においては、先
に説明した第1実施例と同一構成部分については、同一
符合を付して説明を省略する。また、図8中には、移動
台112の移動前の位置を実線で示し、移動後の位置を点
線で示している。さらに、移動前の第1光路90を二点鎖
線で、移動後の第2光路100を三点鎖線で図示してい
る。
に説明した第1実施例と同一構成部分については、同一
符合を付して説明を省略する。また、図8中には、移動
台112の移動前の位置を実線で示し、移動後の位置を点
線で示している。さらに、移動前の第1光路90を二点鎖
線で、移動後の第2光路100を三点鎖線で図示してい
る。
【0098】本第2実施例によれば、先の第1実施例の
ものと同様に、移動台112の移動により、第1、第2光
学系91,101の焦点調整が可能である。また、移動台112
が、図8に示した実線の位置では、その連結部材140に
軸支された第2反射ミラー82は、フィルム原稿20を透過
した透過光の光路から離隔し、該透過光は第1反射ミラ
ー81に反射され、第1光路90に沿って進む。
ものと同様に、移動台112の移動により、第1、第2光
学系91,101の焦点調整が可能である。また、移動台112
が、図8に示した実線の位置では、その連結部材140に
軸支された第2反射ミラー82は、フィルム原稿20を透過
した透過光の光路から離隔し、該透過光は第1反射ミラ
ー81に反射され、第1光路90に沿って進む。
【0099】これに対し、移動台112が、図8に示した
点線の位置まで後退すると、その連結部材140に軸支さ
れた第2反射ミラー82が、フィルム原稿20を透過した透
過光の光路内に突出し、該透過光は第2反射ミラー82に
反射され、第2光路100に切り換わる。なお、本第2実
施例においては、移動台112の移動により、第1、第2
光学系91,101の焦点調整と、第1、第2光路90,100の分
岐を行ったが、連結部材140を移動台112と別個の駆動源
により駆動することで、第1、第2光学系91,101の焦点
調整と、第1、第2光路90,100の切り換えとを独立に行
えるようにしてもよい。
点線の位置まで後退すると、その連結部材140に軸支さ
れた第2反射ミラー82が、フィルム原稿20を透過した透
過光の光路内に突出し、該透過光は第2反射ミラー82に
反射され、第2光路100に切り換わる。なお、本第2実
施例においては、移動台112の移動により、第1、第2
光学系91,101の焦点調整と、第1、第2光路90,100の分
岐を行ったが、連結部材140を移動台112と別個の駆動源
により駆動することで、第1、第2光学系91,101の焦点
調整と、第1、第2光路90,100の切り換えとを独立に行
えるようにしてもよい。
【0100】図9は、本発明の第3実施例を示すもので
あり、同図は、図8に対応し、第1、第2光学系の光路
分岐手段の概念説明図を示す。本第5実施例の特徴は、
先に図8を用いて説明した第2実施例の第2反射ミラー
82を、図9に示すように、移動台112と一体に平行移動
できるようにした点にある。
あり、同図は、図8に対応し、第1、第2光学系の光路
分岐手段の概念説明図を示す。本第5実施例の特徴は、
先に図8を用いて説明した第2実施例の第2反射ミラー
82を、図9に示すように、移動台112と一体に平行移動
できるようにした点にある。
【0101】すなわち、図9に示すように、第1、第2
光学系91,101が固定された移動台112の後端部、すなわ
ち図9の向かって右端部に、第2反射ミラー82のミラー
固定部150を設けている。そして、ミラー固定部150に、
第2反射ミラー82を、フィルム原稿20を通過した透過光
の光軸に対して45度の角度を保つように固定してい
る。
光学系91,101が固定された移動台112の後端部、すなわ
ち図9の向かって右端部に、第2反射ミラー82のミラー
固定部150を設けている。そして、ミラー固定部150に、
第2反射ミラー82を、フィルム原稿20を通過した透過光
の光軸に対して45度の角度を保つように固定してい
る。
【0102】なお、本第3実施例の説明においては、先
に説明した第1実施例と同一構成部分については、同一
符合を付して説明を省略する。また、図9中には、移動
台112の移動前の位置を実線で示し、移動後の位置を点
線で示している。さらに、移動前の第1光路90を二点鎖
線で、移動後の第2光路100を三点鎖線で図示してい
る。
に説明した第1実施例と同一構成部分については、同一
符合を付して説明を省略する。また、図9中には、移動
台112の移動前の位置を実線で示し、移動後の位置を点
線で示している。さらに、移動前の第1光路90を二点鎖
線で、移動後の第2光路100を三点鎖線で図示してい
る。
【0103】本第3実施例によれば、先の第2実施例の
ものと同様に、移動台112の移動により、第1、第2光
学系91,101の焦点調整が可能である。また、移動台112
が、図9に示した実線の位置では、そのミラー固定部15
0に固定された第2反射ミラー82は、フィルム原稿20を
透過した透過光の光路から離隔し、該透過光は第1反射
ミラー81に反射され、第1光路90に沿って進む。
ものと同様に、移動台112の移動により、第1、第2光
学系91,101の焦点調整が可能である。また、移動台112
が、図9に示した実線の位置では、そのミラー固定部15
0に固定された第2反射ミラー82は、フィルム原稿20を
透過した透過光の光路から離隔し、該透過光は第1反射
ミラー81に反射され、第1光路90に沿って進む。
【0104】これに対し、移動台112が、図9に示した
点線の位置まで後退すると、そのミラー固定部150に固
定された第2反射ミラー82が、フィルム原稿20を透過し
た透過光の光路内に突出し、該透過光は第2反射ミラー
82に反射され、第2光路100に切り換わる。本第3実施
例によれば、先の第2実施例のもののように、第2反射
ミラー82の回転角度を変化させなくともよく、又、移動
台112に軸支された連結部材140が不要となるので、部品
点数が減少でき、光路分岐手段80の構造を簡便にできる
利点がある。
点線の位置まで後退すると、そのミラー固定部150に固
定された第2反射ミラー82が、フィルム原稿20を透過し
た透過光の光路内に突出し、該透過光は第2反射ミラー
82に反射され、第2光路100に切り換わる。本第3実施
例によれば、先の第2実施例のもののように、第2反射
ミラー82の回転角度を変化させなくともよく、又、移動
台112に軸支された連結部材140が不要となるので、部品
点数が減少でき、光路分岐手段80の構造を簡便にできる
利点がある。
【0105】図10は、本発明の第4実施例を示すもの
であり、同図は、図8に対応し、第1、第2光学系の光
路分岐手段の概念説明図を示す。本第4実施例の特徴
は、先に図8,9を用いて説明した第2,第3実施例の
2つの第1、第2反射ミラー81,82を、図10に示すよ
うに、1つの反射ミラー160から構成した点にある。
であり、同図は、図8に対応し、第1、第2光学系の光
路分岐手段の概念説明図を示す。本第4実施例の特徴
は、先に図8,9を用いて説明した第2,第3実施例の
2つの第1、第2反射ミラー81,82を、図10に示すよ
うに、1つの反射ミラー160から構成した点にある。
【0106】すなわち、本第4実施例に係る画像入力装
置10は、図10に示すように、上記1つの反射ミラー16
0を固定した光路切換用ラック161と、第1、第2光学系
91,101を有する移動台112に一体に固定された焦点調整
用ラック162と、両ラック161,162にかみ合うとともに、
図示しない駆動手段としてのステッピングモータにより
回転する駆動歯車163とを備えている。
置10は、図10に示すように、上記1つの反射ミラー16
0を固定した光路切換用ラック161と、第1、第2光学系
91,101を有する移動台112に一体に固定された焦点調整
用ラック162と、両ラック161,162にかみ合うとともに、
図示しない駆動手段としてのステッピングモータにより
回転する駆動歯車163とを備えている。
【0107】上記光路切換用ラック161は、図10に示
すように、フィルム原稿20を透過した透過光の光軸に平
行に上下方向に移動する。そして、光路切換用ラック16
1の上端部には、フィルム原稿20を通過した透過光の光
軸に対して45度の角度を保つように、反射ミラー160
が固定されている。また、光路切換用ラック161の下端
部は、前記駆動歯車163の小径歯車164にかみ合ってい
る。
すように、フィルム原稿20を透過した透過光の光軸に平
行に上下方向に移動する。そして、光路切換用ラック16
1の上端部には、フィルム原稿20を通過した透過光の光
軸に対して45度の角度を保つように、反射ミラー160
が固定されている。また、光路切換用ラック161の下端
部は、前記駆動歯車163の小径歯車164にかみ合ってい
る。
【0108】前記焦点調整用ラック162は、前記光路切
換用ラック161の後端部、すなわち図10の向かって右
側端部が、光路切換用ラック161と十字状に交差し、前
記駆動歯車163の大径歯車165にかみ合っている。なお、
本第4実施例の説明においては、先に説明した第1実施
例と同一構成部分については、同一符合を付して説明を
省略する。また、図10中には、光路切換用ラック161
と焦点調整用ラック162との移動前の位置を実線で示
し、移動後の位置を点線で示している。さらに、移動前
の第1光路90を二点鎖線で、移動後の第2光路100を三
点鎖線で図示している。
換用ラック161の後端部、すなわち図10の向かって右
側端部が、光路切換用ラック161と十字状に交差し、前
記駆動歯車163の大径歯車165にかみ合っている。なお、
本第4実施例の説明においては、先に説明した第1実施
例と同一構成部分については、同一符合を付して説明を
省略する。また、図10中には、光路切換用ラック161
と焦点調整用ラック162との移動前の位置を実線で示
し、移動後の位置を点線で示している。さらに、移動前
の第1光路90を二点鎖線で、移動後の第2光路100を三
点鎖線で図示している。
【0109】本第4実施例によれば、駆動歯車163が回
転すると、その大径歯車165にかみ合う焦点調整用ラッ
ク162が移動することで、第1、第2光学系91,101の焦
点調整が行われる。同時に駆動歯車163の小径歯車164が
回転することで、これにかみ合う光路切換用ラック161
が上下動する。
転すると、その大径歯車165にかみ合う焦点調整用ラッ
ク162が移動することで、第1、第2光学系91,101の焦
点調整が行われる。同時に駆動歯車163の小径歯車164が
回転することで、これにかみ合う光路切換用ラック161
が上下動する。
【0110】まず、光路切換用ラック161が、図10に
示した実線の位置では、フィルム原稿20を透過した透過
光は、反射ミラー160により反射され、第1光路90に沿
って進む。これに対し、光路切換用ラック161が、図1
0に示した点線の位置まで上昇すると、フィルム原稿20
を透過した透過光は、反射ミラー160に反射され、光路
が第2光路100に切り換わる。
示した実線の位置では、フィルム原稿20を透過した透過
光は、反射ミラー160により反射され、第1光路90に沿
って進む。これに対し、光路切換用ラック161が、図1
0に示した点線の位置まで上昇すると、フィルム原稿20
を透過した透過光は、反射ミラー160に反射され、光路
が第2光路100に切り換わる。
【0111】本第4実施例によれば、先に図8,9を用
いて説明した第2,第3実施例のものと比較して、反射
ミラー160が1つで済むので、部品点数が減少でき、光
路分岐手段80の構造を一層、簡便にできる利点がある。
なお、小径歯車164と大径歯車165とを一体的に回転させ
たが、両歯車164,165をクラッチで択一的に回転させる
ことで、第1、第2光学系91,101の焦点調整と、第1、
第2光路90,100の切り換えとを独立に行えるようにして
もよい。
いて説明した第2,第3実施例のものと比較して、反射
ミラー160が1つで済むので、部品点数が減少でき、光
路分岐手段80の構造を一層、簡便にできる利点がある。
なお、小径歯車164と大径歯車165とを一体的に回転させ
たが、両歯車164,165をクラッチで択一的に回転させる
ことで、第1、第2光学系91,101の焦点調整と、第1、
第2光路90,100の切り換えとを独立に行えるようにして
もよい。
【0112】図11,12は、本発明の第5,6実施例
を示すものであり、図11は、本発明の第5実施例を示
し、図8に対応した第1、第2光学系の光路分岐手段の
概念説明図、図12は、本発明の第6実施例を示し、図
8に対応した第1、第2光学系の光路分岐手段の概念説
明図を各々示す。両第5,6実施例が、先に説明した第
1〜4実施例と異なる点は、次の点である。
を示すものであり、図11は、本発明の第5実施例を示
し、図8に対応した第1、第2光学系の光路分岐手段の
概念説明図、図12は、本発明の第6実施例を示し、図
8に対応した第1、第2光学系の光路分岐手段の概念説
明図を各々示す。両第5,6実施例が、先に説明した第
1〜4実施例と異なる点は、次の点である。
【0113】すなわち、先に説明した第1〜4実施例で
は、第1、第2光学系91,101を上下方向に平行に配置し
ている。これに対し、両第5,6実施例では、図11,
12に示すように、第1、第2光学系91,101を前後方
向、すなわち図11,12において向かって左右方向に
一直線上に配置している。
は、第1、第2光学系91,101を上下方向に平行に配置し
ている。これに対し、両第5,6実施例では、図11,
12に示すように、第1、第2光学系91,101を前後方
向、すなわち図11,12において向かって左右方向に
一直線上に配置している。
【0114】つぎに、両第5,6実施例の異なる点は、
次の点である。すなわち、第5実施例は、図11に示す
ように、光路分岐手段として、表裏面に反射面を有する
1つの反射ミラー170を使用し、この反射ミラー170を回
転軸171を中心に旋回させることで、第1、第2光路90,
100の切り換えを行っている。これに対し、第6実施例
は、図12に示すように、光路分岐手段としての1つの
反射ミラー180を使用している点では共通するが、第6
実施例の反射ミラー180は、前後、すなわち図12の左
右に傾斜した斜面に反射面を有し、反射ミラー180をス
ライドすることで、第1、第2光路90,100の切り換えを
行っている。
次の点である。すなわち、第5実施例は、図11に示す
ように、光路分岐手段として、表裏面に反射面を有する
1つの反射ミラー170を使用し、この反射ミラー170を回
転軸171を中心に旋回させることで、第1、第2光路90,
100の切り換えを行っている。これに対し、第6実施例
は、図12に示すように、光路分岐手段としての1つの
反射ミラー180を使用している点では共通するが、第6
実施例の反射ミラー180は、前後、すなわち図12の左
右に傾斜した斜面に反射面を有し、反射ミラー180をス
ライドすることで、第1、第2光路90,100の切り換えを
行っている。
【0115】まず、図11を用いて、第5実施例につい
て説明する。第1、第2光学系91,101は、前後にスライ
ドする移動台112の前後、すなわち図11において左右
両側にそれぞれ対称に配置されている。上記移動台112
は、図11に示すように、フィルム原稿20を透過した透
過光の光軸と直交する方向にスライドする。
て説明する。第1、第2光学系91,101は、前後にスライ
ドする移動台112の前後、すなわち図11において左右
両側にそれぞれ対称に配置されている。上記移動台112
は、図11に示すように、フィルム原稿20を透過した透
過光の光軸と直交する方向にスライドする。
【0116】前記反射ミラー170は、図11に示すよう
に、表裏面に第1、第2反射面171,172を有し、その下
端部の回転軸173を、移動台112の長手方向略中央に軸支
する。そして、反射ミラー170は、図11に実線と点線
とで示したように、移動台112のスライドにともない、
支軸174を中心に旋回する。なお、本第5実施例の説明
においては、先に説明した第1実施例と同一構成部分に
ついては、同一符合を付して説明を省略する。また、図
11中には、移動台112の移動前の位置を実線で示し、
移動後の位置を点線で示している。さらに、移動前の第
1光路90を二点鎖線で、移動後の第2光路100を三点鎖
線で図示している。
に、表裏面に第1、第2反射面171,172を有し、その下
端部の回転軸173を、移動台112の長手方向略中央に軸支
する。そして、反射ミラー170は、図11に実線と点線
とで示したように、移動台112のスライドにともない、
支軸174を中心に旋回する。なお、本第5実施例の説明
においては、先に説明した第1実施例と同一構成部分に
ついては、同一符合を付して説明を省略する。また、図
11中には、移動台112の移動前の位置を実線で示し、
移動後の位置を点線で示している。さらに、移動前の第
1光路90を二点鎖線で、移動後の第2光路100を三点鎖
線で図示している。
【0117】本第5実施例によれば、移動台112のスラ
イドにより、図11に示すように、第1、第2光学系9
1,101の焦点調整が可能である。また、移動台112が、図
11に示した実線の位置では、フィルム原稿20を透過し
た透過光は、反射ミラー170の第1反射面171に反射さ
れ、第1光路90に沿って進む。
イドにより、図11に示すように、第1、第2光学系9
1,101の焦点調整が可能である。また、移動台112が、図
11に示した実線の位置では、フィルム原稿20を透過し
た透過光は、反射ミラー170の第1反射面171に反射さ
れ、第1光路90に沿って進む。
【0118】これに対し、移動台112が、図11に示し
た点線の位置まで後退すると、反射ミラー170がその回
転軸173を中心に旋回することで、フィルム原稿20を透
過した透過光は、反射ミラー170の反対側の第2反射面1
72に反射され、光路が第2光路100に切り換わる。本第
5実施例によれば、先に図10を用いて説明した第4実
施例のものと同様に、反射ミラー170が1つで済むの
で、部品点数が減少でき、光路分岐手段80の構造を一
層、簡便にできる利点がある。
た点線の位置まで後退すると、反射ミラー170がその回
転軸173を中心に旋回することで、フィルム原稿20を透
過した透過光は、反射ミラー170の反対側の第2反射面1
72に反射され、光路が第2光路100に切り換わる。本第
5実施例によれば、先に図10を用いて説明した第4実
施例のものと同様に、反射ミラー170が1つで済むの
で、部品点数が減少でき、光路分岐手段80の構造を一
層、簡便にできる利点がある。
【0119】つぎに、図12を用いて、第6実施例につ
いて説明する。本第6実施例の反射ミラー170は、図1
2に示すように、屋根形を成し、その前後、すなわち図
12において左右に傾斜した傾斜面に、第1,第2反射
面181,182を設けている。そして、反射ミラー170の底部
を、移動台112の長手方向略中央に固定している。前記
第1,第2傾斜面181,182は、フィルム原稿20を通過し
た透過光の光軸に対して45度の角度を保つように保持
されている。
いて説明する。本第6実施例の反射ミラー170は、図1
2に示すように、屋根形を成し、その前後、すなわち図
12において左右に傾斜した傾斜面に、第1,第2反射
面181,182を設けている。そして、反射ミラー170の底部
を、移動台112の長手方向略中央に固定している。前記
第1,第2傾斜面181,182は、フィルム原稿20を通過し
た透過光の光軸に対して45度の角度を保つように保持
されている。
【0120】なお、本第6実施例の説明においては、先
に説明した第1実施例と同一構成部分については、同一
符合を付して説明を省略する。また、図12中には、移
動台112の移動前の位置を実線で示し、移動後の位置を
点線で示している。さらに、移動前の第1光路90を二点
鎖線で、移動後の第2光路100を三点鎖線で図示してい
る。
に説明した第1実施例と同一構成部分については、同一
符合を付して説明を省略する。また、図12中には、移
動台112の移動前の位置を実線で示し、移動後の位置を
点線で示している。さらに、移動前の第1光路90を二点
鎖線で、移動後の第2光路100を三点鎖線で図示してい
る。
【0121】本第6実施例によれば、移動台112のスラ
イドにより、図12に示すように、第1、第2光学系9
1,101の焦点調整が可能である。また、移動台112が、図
12に示した実線の位置では、フィルム原稿20を透過し
た透過光は、反射ミラー180の第1反射面181により反射
され、第1光路90に沿って進む。
イドにより、図12に示すように、第1、第2光学系9
1,101の焦点調整が可能である。また、移動台112が、図
12に示した実線の位置では、フィルム原稿20を透過し
た透過光は、反射ミラー180の第1反射面181により反射
され、第1光路90に沿って進む。
【0122】これに対し、移動台112が、図12に示し
た点線の位置まで後退すると、反射ミラー180の反対側
の第2反射面182が、フィルム原稿20を透過した透過光
の光路内に出現し、前記透過光は、反射ミラー180の反
対側の第2反射面182に反射され、光路が第2光路100に
切り換わる。本第6実施例によれば、先に図11を用い
て説明した第5実施例のものと比較して、反射ミラー18
0を単に固定すれば良いので、部品点数が減少でき、光
路分岐手段80の構造を一層、簡便にできる利点がある。
た点線の位置まで後退すると、反射ミラー180の反対側
の第2反射面182が、フィルム原稿20を透過した透過光
の光路内に出現し、前記透過光は、反射ミラー180の反
対側の第2反射面182に反射され、光路が第2光路100に
切り換わる。本第6実施例によれば、先に図11を用い
て説明した第5実施例のものと比較して、反射ミラー18
0を単に固定すれば良いので、部品点数が減少でき、光
路分岐手段80の構造を一層、簡便にできる利点がある。
【0123】図13,14は、本発明の第7,8実施例
を示すものであり、図13は、本発明の第7実施例を示
し、図8に対応した第1、第2光学系の光路分岐手段の
概念説明図、図14は、本発明の第8実施例を示し、図
8に対応した第1、第2光学系の光路分岐手段の概念説
明図をそれぞれ示す。両第7,8実施例が、先に説明し
た第1〜6実施例と異なる点は、次の点である。
を示すものであり、図13は、本発明の第7実施例を示
し、図8に対応した第1、第2光学系の光路分岐手段の
概念説明図、図14は、本発明の第8実施例を示し、図
8に対応した第1、第2光学系の光路分岐手段の概念説
明図をそれぞれ示す。両第7,8実施例が、先に説明し
た第1〜6実施例と異なる点は、次の点である。
【0124】すなわち、両第7,8実施例では、図1
3,14に示すように、第1、第2光学系91,101とが、
フィルム原稿20を透過した透過光の光軸に対して異なる
角度を保って配置されている。つぎに、両第7,8実施
例の異なる点は、次の点である。すなわち、第7実施例
は、図13に示すように、光路分岐手段としての1つの
反射ミラー190をその支軸193を中心に旋回させること
で、第1、第2光路90,100の切り換えを行っている。
3,14に示すように、第1、第2光学系91,101とが、
フィルム原稿20を透過した透過光の光軸に対して異なる
角度を保って配置されている。つぎに、両第7,8実施
例の異なる点は、次の点である。すなわち、第7実施例
は、図13に示すように、光路分岐手段としての1つの
反射ミラー190をその支軸193を中心に旋回させること
で、第1、第2光路90,100の切り換えを行っている。
【0125】これに対し、第8実施例は、図14に示す
ように、第1、第2光路90,100の両光路の光軸を交わら
せ、交点に第1、第2光学系91,101に共通した1つの共
通センサー200を配置している。図13を用いて、第7
実施例について先に説明する。まず、移動台112には、
図13に示すように、第1光学系91のみを固定する。第
2光学系101は、移動台112に対して所定角度、傾斜して
固定された固定台192に固定する。
ように、第1、第2光路90,100の両光路の光軸を交わら
せ、交点に第1、第2光学系91,101に共通した1つの共
通センサー200を配置している。図13を用いて、第7
実施例について先に説明する。まず、移動台112には、
図13に示すように、第1光学系91のみを固定する。第
2光学系101は、移動台112に対して所定角度、傾斜して
固定された固定台192に固定する。
【0126】そして、上記移動台112の後端部、すなわ
ち、図13において向かって左端部に回転軸191を持っ
て、1つの反射ミラー190を軸支する。そして、反射ミ
ラー190は、図13に実線と点線で示したように、移動
台112のスライドにともない、支軸193を中心に旋回す
る。なお、本第7実施例の説明においては、先に説明し
た第1実施例と同一構成部分については、同一符合を付
して説明を省略する。また、図13中には、移動台112
の移動前の位置を実線で示し、移動後の位置を点線で示
している。さらに、移動前の第1光路90を二点鎖線で、
移動後の第2光路100を三点鎖線で図示している。
ち、図13において向かって左端部に回転軸191を持っ
て、1つの反射ミラー190を軸支する。そして、反射ミ
ラー190は、図13に実線と点線で示したように、移動
台112のスライドにともない、支軸193を中心に旋回す
る。なお、本第7実施例の説明においては、先に説明し
た第1実施例と同一構成部分については、同一符合を付
して説明を省略する。また、図13中には、移動台112
の移動前の位置を実線で示し、移動後の位置を点線で示
している。さらに、移動前の第1光路90を二点鎖線で、
移動後の第2光路100を三点鎖線で図示している。
【0127】本第7実施例によれば、移動台112のスラ
イドにより、図13に示すように、第1光学系91の焦点
調整が可能である。また、移動台112のスライドに伴
い、反射ミラー190と第2光学系101の第2結像レンズ10
2との間の距離が変化することで、第2光学系101の焦点
調整も可能である。なお、第2光学系101を固定する固
定台192自体をスライドさせて、第2光学系101の焦点調
整が可能としてもよい。
イドにより、図13に示すように、第1光学系91の焦点
調整が可能である。また、移動台112のスライドに伴
い、反射ミラー190と第2光学系101の第2結像レンズ10
2との間の距離が変化することで、第2光学系101の焦点
調整も可能である。なお、第2光学系101を固定する固
定台192自体をスライドさせて、第2光学系101の焦点調
整が可能としてもよい。
【0128】また、移動台112が、図13に示した実線
の位置では、フィルム原稿20を透過した透過光は、反射
ミラー190により反射され、第1光路90に沿って進む。
これに対し、移動台112が若干スライドすると、図13
に点線で示したように、反射ミラー190がその回転軸191
を中心に旋回することで、フィルム原稿20を透過した透
過光は、旋回した反射ミラー190に反射されて、光路が
第2光路100に切り換わる。
の位置では、フィルム原稿20を透過した透過光は、反射
ミラー190により反射され、第1光路90に沿って進む。
これに対し、移動台112が若干スライドすると、図13
に点線で示したように、反射ミラー190がその回転軸191
を中心に旋回することで、フィルム原稿20を透過した透
過光は、旋回した反射ミラー190に反射されて、光路が
第2光路100に切り換わる。
【0129】本第7実施例によれば、先に図10〜12
を用いて説明した第4〜第6実施例のものと同様に、反
射ミラー190が1つで済むので、部品点数が減少でき、
光路分岐手段80の構造を一層、簡便にできる利点があ
る。つぎに、図14を用いて、第8実施例について説明
する。まず、移動台112には、図14に示すように、第
1光学系91の第1結像レンズ92と、第1、第2光学系9
1,101に共通した1つの共通センサー200とを固定する。
また、第2光学系101の第2結像レンズ102は、移動台11
2に対して所定角度、傾斜して固定された固定台201に固
定する。
を用いて説明した第4〜第6実施例のものと同様に、反
射ミラー190が1つで済むので、部品点数が減少でき、
光路分岐手段80の構造を一層、簡便にできる利点があ
る。つぎに、図14を用いて、第8実施例について説明
する。まず、移動台112には、図14に示すように、第
1光学系91の第1結像レンズ92と、第1、第2光学系9
1,101に共通した1つの共通センサー200とを固定する。
また、第2光学系101の第2結像レンズ102は、移動台11
2に対して所定角度、傾斜して固定された固定台201に固
定する。
【0130】前記共通センサー200は、図14に示すよ
うに、移動台112の前端部、すなわち図14の向かって
左端部に、センサー支持台202を介して傾斜させて固定
されている。また、移動台112の後端部、すなわち図1
4の向かって右端部に、上方に向かってL字形に屈曲し
て延び、その上端部に第2反射ミラー82を固定したミラ
ー固定部203を設けている。そして、ミラー固定部203
に、第2反射ミラー82を、フィルム原稿20を通過した透
過光の光軸に対して45度の角度を保つように固定して
いる。
うに、移動台112の前端部、すなわち図14の向かって
左端部に、センサー支持台202を介して傾斜させて固定
されている。また、移動台112の後端部、すなわち図1
4の向かって右端部に、上方に向かってL字形に屈曲し
て延び、その上端部に第2反射ミラー82を固定したミラ
ー固定部203を設けている。そして、ミラー固定部203
に、第2反射ミラー82を、フィルム原稿20を通過した透
過光の光軸に対して45度の角度を保つように固定して
いる。
【0131】なお、本第8実施例の説明においては、先
に説明した第1実施例と同一構成部分については、同一
符合を付して説明を省略する。また、図14中には、移
動台112の移動前の位置を実線で示し、移動後の位置を
点線で示している。さらに、移動前の第1光路90を二点
鎖線で、移動後の第2光路100を三点鎖線で図示してい
る。
に説明した第1実施例と同一構成部分については、同一
符合を付して説明を省略する。また、図14中には、移
動台112の移動前の位置を実線で示し、移動後の位置を
点線で示している。さらに、移動前の第1光路90を二点
鎖線で、移動後の第2光路100を三点鎖線で図示してい
る。
【0132】本第8実施例によれば、移動台112のスラ
イドにより、図14に示すように、第1光学系91の焦点
調整が可能である。また、移動台112が、図14に示し
た実線の位置では、フィルム原稿20を透過した透過光
は、第1反射ミラー81により反射され、第1光路90に沿
って進む。このため、反射光は、第1光学系91の第1結
像レンズ92により共通センサー200上に結像される。
イドにより、図14に示すように、第1光学系91の焦点
調整が可能である。また、移動台112が、図14に示し
た実線の位置では、フィルム原稿20を透過した透過光
は、第1反射ミラー81により反射され、第1光路90に沿
って進む。このため、反射光は、第1光学系91の第1結
像レンズ92により共通センサー200上に結像される。
【0133】これに対し、移動台112がスライドする
と、図13に点線で示した位置まで前進し、そのミラー
固定部203に固定された第2反射ミラー82が、フィルム
原稿20を透過した透過光の光路内に突出し、該透過光は
第2反射ミラー82に反射され、第2光路100に切り換わ
る。反射光は、第2光学系101の第1結像レンズ102によ
り共通センサー200上に結像される。
と、図13に点線で示した位置まで前進し、そのミラー
固定部203に固定された第2反射ミラー82が、フィルム
原稿20を透過した透過光の光路内に突出し、該透過光は
第2反射ミラー82に反射され、第2光路100に切り換わ
る。反射光は、第2光学系101の第1結像レンズ102によ
り共通センサー200上に結像される。
【0134】本第8実施例によれば、第1、第2光学系
91,101のセンサーが、1つで済むので、部品点数が減少
でき、第1、第2光学系91,101の構造を簡便にできる利
点がある。
91,101のセンサーが、1つで済むので、部品点数が減少
でき、第1、第2光学系91,101の構造を簡便にできる利
点がある。
【0135】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
の発明によれば、サイズの異なる2つの原稿に合わせ
て、倍率の異なる2つの光学系を用意し、両光学系を切
り換えることで、サイズの異なる2つの原稿を適切な倍
率で各々読み取れるようにした画像入力装置を提供する
ことができる。
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
の発明によれば、サイズの異なる2つの原稿に合わせ
て、倍率の異なる2つの光学系を用意し、両光学系を切
り換えることで、サイズの異なる2つの原稿を適切な倍
率で各々読み取れるようにした画像入力装置を提供する
ことができる。
【0136】請求項2記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、2つの光学系を平行に
配置することで、光路の分岐や焦点合わせの容易化が可
能な画像入力装置を提供することができる。請求項3記
載の発明によれば、上記した請求項2記載の発明の効果
に加え、光路分岐手段を2つの反射ミラーから構成する
ことで、光路分岐手段の構造の簡便化、並びに小型化が
可能な画像入力装置を提供することができる。
求項1記載の発明の効果に加え、2つの光学系を平行に
配置することで、光路の分岐や焦点合わせの容易化が可
能な画像入力装置を提供することができる。請求項3記
載の発明によれば、上記した請求項2記載の発明の効果
に加え、光路分岐手段を2つの反射ミラーから構成する
ことで、光路分岐手段の構造の簡便化、並びに小型化が
可能な画像入力装置を提供することができる。
【0137】請求項4記載の発明によれば、上記した請
求項2記載の発明の効果に加え、光路分岐手段を1つの
反射ミラーから構成することで、請求項3記載の発明に
比較して、光路分岐手段の構造の一層の簡便化、並びに
一層の小型化が可能な画像入力装置を提供することがで
きる。請求項5記載の発明によれば、上記した請求項1
記載の発明の効果に加え、2つの光学系を直線上に配置
することで、光路の分岐や焦点合わせの容易化が可能な
画像入力装置を提供することができる。
求項2記載の発明の効果に加え、光路分岐手段を1つの
反射ミラーから構成することで、請求項3記載の発明に
比較して、光路分岐手段の構造の一層の簡便化、並びに
一層の小型化が可能な画像入力装置を提供することがで
きる。請求項5記載の発明によれば、上記した請求項1
記載の発明の効果に加え、2つの光学系を直線上に配置
することで、光路の分岐や焦点合わせの容易化が可能な
画像入力装置を提供することができる。
【0138】請求項6記載の発明によれば、上記した請
求項5記載の発明の効果に加え、光路分岐手段を1つの
反射ミラーから構成することで、光路分岐手段の構造の
簡便化、並びに小型化が可能な画像入力装置を提供する
ことができる。請求項7記載の発明によれば、上記した
請求項1記載の発明の効果に加え、2つの光学系を所定
の角度を持たせて配置することで、光路の分岐や焦点合
わせの容易化が可能な画像入力装置を提供することがで
きる。
求項5記載の発明の効果に加え、光路分岐手段を1つの
反射ミラーから構成することで、光路分岐手段の構造の
簡便化、並びに小型化が可能な画像入力装置を提供する
ことができる。請求項7記載の発明によれば、上記した
請求項1記載の発明の効果に加え、2つの光学系を所定
の角度を持たせて配置することで、光路の分岐や焦点合
わせの容易化が可能な画像入力装置を提供することがで
きる。
【0139】請求項8記載の発明によれば、上記した請
求項7記載の発明の効果に加え、光路分岐手段を1つの
反射ミラーから構成することで、光路分岐手段の構造の
簡便化、並びに小型化が可能な画像入力装置を提供する
ことができる。請求項9記載の発明によれば、上記した
請求項7記載の発明の効果に加え、2つの光学系のセン
サーを共通化することで、両光学系の部品点数の総数を
減少できるようにした画像入力装置を提供することがで
きる。
求項7記載の発明の効果に加え、光路分岐手段を1つの
反射ミラーから構成することで、光路分岐手段の構造の
簡便化、並びに小型化が可能な画像入力装置を提供する
ことができる。請求項9記載の発明によれば、上記した
請求項7記載の発明の効果に加え、2つの光学系のセン
サーを共通化することで、両光学系の部品点数の総数を
減少できるようにした画像入力装置を提供することがで
きる。
【0140】請求項10記載の発明によれば、上記した
請求項1記載の発明の効果に加え、焦点合わせができる
ようにした画像入力装置を提供することができる。
請求項1記載の発明の効果に加え、焦点合わせができる
ようにした画像入力装置を提供することができる。
【図1】画像入力装置の概略垂直断面図である。
【図2】画像入力装置の外観斜視図である。
【図3】光学系ホルダーの拡大垂直断面図である。
【図4】画像入力装置の概略水平断面図である。
【図5】図3に対応し、反射ミラーの切り換え状態を示
す光学系ホルダーの拡大垂直断面図である。
す光学系ホルダーの拡大垂直断面図である。
【図6】図3に対応し、輸送時の光学系ホルダーの拡大
垂直断面図である。
垂直断面図である。
【図7】図4に対応し、輸送時の光学系ホルダーの一部
概略水平断面図である。
概略水平断面図である。
【図8】本発明の第2実施例を示し、第2光学系の光路
分岐手段の概念説明図である。
分岐手段の概念説明図である。
【図9】本発明の第3実施例を示し、同図は、図8に対
応し、第2光学系の光路分岐手段の概念説明図である。
応し、第2光学系の光路分岐手段の概念説明図である。
【図10】本発明の第4実施例を示し、同図は、図8に
対応し、第2光学系の光路分岐手段の概念説明図であ
る。
対応し、第2光学系の光路分岐手段の概念説明図であ
る。
【図11】本発明の第5実施例を示し、同図は、図8に
対応し、第2光学系の光路分岐手段の概念説明図であ
る。
対応し、第2光学系の光路分岐手段の概念説明図であ
る。
【図12】本発明の第6実施例を示し、同図は、図8に
対応し、第2光学系の光路分岐手段の概念説明図であ
る。
対応し、第2光学系の光路分岐手段の概念説明図であ
る。
【図13】本発明の第7実施例を示し、同図は、図8に
対応し、第2光学系の光路分岐手段の概念説明図であ
る。
対応し、第2光学系の光路分岐手段の概念説明図であ
る。
【図14】本発明の第8実施例を示し、同図は、図8に
対応し、第2光学系の光路分岐手段の概念説明図であ
る。
対応し、第2光学系の光路分岐手段の概念説明図であ
る。
【図15】従来の画像入力装置の概略水平断面図であ
る。
る。
【図16】従来の画像入力装置の外観斜視図である。
10 画像入力装置 20 スライドフィルム
(原稿) 21 原稿ホルダー 30 ケース 31 差込口 32 空気取入孔 33 排気ファン 40 原稿照明部 41 光源(照明手段) 41a 凹面鏡 42 熱線吸収フィルタ 43 拡散板 44 色フィルタ 45 第1照明用レンズ 46 第2照明用レンズ 47 第1照明用ミラー 48 第2照明用ミラー 49 第3照明用ミラー 50 原稿走査部 51 ステージ 52 原稿走査手段 53 ステージモータ 54 走査用リードねじ 55 ねじ筒 60 原稿読取部 61 光学系ホルダー 62 入射窓 70 電源部 80 光路分岐手段 81 第1反射ミラー 82 第2反射ミラー 83 ミラー枠 84 ミラー固定板 85 固定軸 86 圧縮ばね 87 屈曲端部 88 ねじりばね 89 角度制限部材 90 第1光路 91 第1光学系 92 第1結像レンズ(結像手段を構成する第1結像手
段) 93 第1センサ 100 第2光路 101 第2光学系 102 第2結像レンズ(結像手段を構成する第2結像手
段) 103 第2センサ 110 焦点合わせ手段 111 ガイドレール 112 移動台 113 第1面 114 第2面 115 支持部材 116 長穴 120 ステップモータ(駆動手段) 121 伝達用リードねじ(伝達手段) 122 駆動歯車 123 伝達歯車 124 ナット 125 回転制限部材 126 間隔調整部材 127 引っ張りばね(付勢
手段) 128 ストッパー 129 位置センサ 130 連結部材(連結手段) 131 連結ピン 132 移動軸 140 連結部材 150 ミラー固定部 160 反射ミラー 161 光路分岐用ラック 162 焦点調整用ラック 163 駆動歯車 164 小径歯車 165 大径歯車 170 反射ミラー 171 第1反射面 172 第2反射面 173 回転軸 174 支軸 180 反射ミラー 181 第1反射面 182 第2反射面 190 反射ミラー 191 回転軸 192 固定台 193 支軸 200 共通センサー 201 固定台 202 センサー支持台 203 ミラー固定部 210 スライドフィルム 211 スライドホルダー 212 ステージ 213 ガイドレール 214 ねじ筒 220 光源 220a 凹面鏡 221 色フィルタ群 222 レンズ群 223 反射ミラー 224 結像レンズ 225 CCD 226 光学系支持部材 227 ねじ筒 230 フィルム走査機構 231 ステージモータ 232 走査用リードねじ 240 焦点合わせ機構 241 焦点調整用モータ 242 焦点調整用リードねじ 250 ケース 251 凹部 252 空気取入孔 253 排気ファン 254 電源
(原稿) 21 原稿ホルダー 30 ケース 31 差込口 32 空気取入孔 33 排気ファン 40 原稿照明部 41 光源(照明手段) 41a 凹面鏡 42 熱線吸収フィルタ 43 拡散板 44 色フィルタ 45 第1照明用レンズ 46 第2照明用レンズ 47 第1照明用ミラー 48 第2照明用ミラー 49 第3照明用ミラー 50 原稿走査部 51 ステージ 52 原稿走査手段 53 ステージモータ 54 走査用リードねじ 55 ねじ筒 60 原稿読取部 61 光学系ホルダー 62 入射窓 70 電源部 80 光路分岐手段 81 第1反射ミラー 82 第2反射ミラー 83 ミラー枠 84 ミラー固定板 85 固定軸 86 圧縮ばね 87 屈曲端部 88 ねじりばね 89 角度制限部材 90 第1光路 91 第1光学系 92 第1結像レンズ(結像手段を構成する第1結像手
段) 93 第1センサ 100 第2光路 101 第2光学系 102 第2結像レンズ(結像手段を構成する第2結像手
段) 103 第2センサ 110 焦点合わせ手段 111 ガイドレール 112 移動台 113 第1面 114 第2面 115 支持部材 116 長穴 120 ステップモータ(駆動手段) 121 伝達用リードねじ(伝達手段) 122 駆動歯車 123 伝達歯車 124 ナット 125 回転制限部材 126 間隔調整部材 127 引っ張りばね(付勢
手段) 128 ストッパー 129 位置センサ 130 連結部材(連結手段) 131 連結ピン 132 移動軸 140 連結部材 150 ミラー固定部 160 反射ミラー 161 光路分岐用ラック 162 焦点調整用ラック 163 駆動歯車 164 小径歯車 165 大径歯車 170 反射ミラー 171 第1反射面 172 第2反射面 173 回転軸 174 支軸 180 反射ミラー 181 第1反射面 182 第2反射面 190 反射ミラー 191 回転軸 192 固定台 193 支軸 200 共通センサー 201 固定台 202 センサー支持台 203 ミラー固定部 210 スライドフィルム 211 スライドホルダー 212 ステージ 213 ガイドレール 214 ねじ筒 220 光源 220a 凹面鏡 221 色フィルタ群 222 レンズ群 223 反射ミラー 224 結像レンズ 225 CCD 226 光学系支持部材 227 ねじ筒 230 フィルム走査機構 231 ステージモータ 232 走査用リードねじ 240 焦点合わせ機構 241 焦点調整用モータ 242 焦点調整用リードねじ 250 ケース 251 凹部 252 空気取入孔 253 排気ファン 254 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/12 1/04 5/253
Claims (10)
- 【請求項1】 原稿を保持する原稿ホルダーと、 前記原稿ホルダーに保持された前記原稿の画像を照明す
る照明手段と、 前記照明手段により照明された前記原稿を介して入射す
る反射光/透過光を、第1光路と第2光路との二方向に
分岐させる光路分岐手段と、 前記光路分岐手段により分岐された前記第1光路内に配
置され、前記反射光/透過光を結像する第1結像手段、
及び前記第1結像手段により結像された画像を読み取る
第1センサを有する第1光学系と、 前記光路分岐手段により分岐された前記第2光路内に配
置され、前記第1結像手段と異なる倍率で前記反射光/
透過光を結像する第2結像手段、及び前記第2結像手段
により結像された画像を読み取る第2センサを有する第
2光学系とを備えたことを特徴とする画像入力装置。 - 【請求項2】 前記第1光学系と前記第2光学系とは、
前記反射光/透過光の光軸に対して直交する二方向の片
側に、互いに離れて平行に配置されたことを特徴する請
求項1記載の画像入力装置。 - 【請求項3】 前記光路分岐手段は、前記反射光/透過
光を第1結像手段に向かって反射させる第1反射ミラー
と、前記第1反射ミラーと前記原稿ホルダーとの間の光
路内に出没し、当該光路内に出現した位置では、前記反
射光/透過光を第2結像手段に向かって反射させる第2
反射ミラーとから構成されたことを特徴する請求項2記
載の画像入力装置。 - 【請求項4】 前記光路分岐手段は、前記反射光/透過
光の光軸に沿って平行移動する1つの反射ミラーから構
成されたことを特徴する請求項2記載の画像入力装置。 - 【請求項5】 前記第1光学系と前記第2光学系とは、
前記反射光/透過光の光軸に対して直交する二方向の両
側に各々、一直線上に並んで配置されたことを特徴する
請求項1記載の画像入力装置。 - 【請求項6】 前記光路分岐手段は、前記反射光/透過
光を第1結像手段に向かって反射させる第1反射面と、
前記反射光/透過光を第2結像手段に向かって反射させ
る第2反射面とを有し、前記第1、第2反射面を前記反
射光/透過光の光路内に択一的に出現させる1つの反射
ミラーから構成されたことを特徴する請求項5記載の画
像入力装置。 - 【請求項7】 前記第1光学系と前記第2光学系とは、
前記反射光/透過光の光軸に対して異なる角度を保って
配置されたことを特徴する請求項1記載の画像入力装
置。 - 【請求項8】 前記光路分岐手段は、前記反射光/透過
光の光軸に対する角度を変化可能な1つの反射ミラーか
ら構成されたことを特徴する請求項7記載の画像入力装
置。 - 【請求項9】 前記第1光学系の前記第1センサと前記
第2光学系の前記第2センサとを、1つの共通センサー
から構成し、前記1つの共通センサー上に、前記第1光
学系の前記第1結像手段と、前記第2光学系の前記第2
結像手段とにより前記反射光/透過光を結像させたこと
を特徴する請求項7記載の画像入力装置。 - 【請求項10】 前記第1、第2センサにおける画像の
結像状態を検出し、前記原稿ホルダーと前記第1、第2
光学系との相対位置を変化させて焦点合わせを行う焦点
合わせ手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の
画像入力装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6308561A JPH08167979A (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 画像入力装置 |
EP95308086A EP0713322B1 (en) | 1994-11-17 | 1995-11-13 | Image input device |
DE69525715T DE69525715T2 (de) | 1994-11-17 | 1995-11-13 | Bildeingabevorrichtung |
US08/559,112 US5717500A (en) | 1994-11-17 | 1995-11-16 | Image input device and method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6308561A JPH08167979A (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 画像入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08167979A true JPH08167979A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=17982515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6308561A Pending JPH08167979A (ja) | 1994-11-17 | 1994-12-13 | 画像入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08167979A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006268001A (ja) * | 2005-03-21 | 2006-10-05 | Toshiba Corp | 画像形成装置及び画像形成方法 |
-
1994
- 1994-12-13 JP JP6308561A patent/JPH08167979A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006268001A (ja) * | 2005-03-21 | 2006-10-05 | Toshiba Corp | 画像形成装置及び画像形成方法 |
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