JPH08159884A - 単電源を使用したロードセル式重量計の温度特性の補正方法 - Google Patents
単電源を使用したロードセル式重量計の温度特性の補正方法Info
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- JPH08159884A JPH08159884A JP33039794A JP33039794A JPH08159884A JP H08159884 A JPH08159884 A JP H08159884A JP 33039794 A JP33039794 A JP 33039794A JP 33039794 A JP33039794 A JP 33039794A JP H08159884 A JPH08159884 A JP H08159884A
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- 230000003321 amplification Effects 0.000 abstract 1
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- 230000002277 temperature effect Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 単電源を使用したロードセル式重量計に無負
荷時の指示値の変動が無い温度特性の補正を施す。 【構成】 電源電圧VDD及び基準電圧VSSとは異なる第3
の電圧VPを設け、ロードセル に 貼付された歪みゲージ
の出力が増幅器で増幅された電圧V1と、前記第3の電圧
VPとが、感温抵抗R3と通常の抵抗R4で分割された出力VX
をA/D変換器に接続する。
荷時の指示値の変動が無い温度特性の補正を施す。 【構成】 電源電圧VDD及び基準電圧VSSとは異なる第3
の電圧VPを設け、ロードセル に 貼付された歪みゲージ
の出力が増幅器で増幅された電圧V1と、前記第3の電圧
VPとが、感温抵抗R3と通常の抵抗R4で分割された出力VX
をA/D変換器に接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】ロードセル式重量計に関し、特に
単電源を使用したロードセル式重量計の環境温度変化に
計量値が影響されない為の温度特性の補正に関する。
単電源を使用したロードセル式重量計の環境温度変化に
計量値が影響されない為の温度特性の補正に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に歪みゲージ自体、及び歪みゲージ
に荷重値に比例した歪みを与える起歪体は材質的に温度
特性があり、ロードセル単体の出力の温度による影響を
無くすることは非常に困難である。この為に従来よりロ
ードセル単体の出力の温度特性と逆の温度特性を有する
感温抵抗を使用してロードセルの温度特性を補正する方
法が種々提案され実施されている。
に荷重値に比例した歪みを与える起歪体は材質的に温度
特性があり、ロードセル単体の出力の温度による影響を
無くすることは非常に困難である。この為に従来よりロ
ードセル単体の出力の温度特性と逆の温度特性を有する
感温抵抗を使用してロードセルの温度特性を補正する方
法が種々提案され実施されている。
【0003】従来より比較的低コストである単電源を使
用したロードセル式重量計では図3で代表される回路
で、電源電圧VDD と歪みゲージブリッヂとの間にロード
セルの温度特性と逆の温度特性を有する感温抵抗を挿入
し、入力電圧を制御する方法が一般的に取られていた。
用したロードセル式重量計では図3で代表される回路
で、電源電圧VDD と歪みゲージブリッヂとの間にロード
セルの温度特性と逆の温度特性を有する感温抵抗を挿入
し、入力電圧を制御する方法が一般的に取られていた。
【0004】しかしこの方法では、図3のVSS =0V と
し、RG1 =RG2 =RG3 =RG4とすると、ブリッヂ回路の出力
VG+は、ブリッヂの合成抵抗をRGと置くと VG+ =1/2*RG/(RG+R3)*VDD ・・・(1) で表される。ここで、ロードセルの温度特性が 600ppm/
℃とすると、ブリッヂ回路に約-600ppm/℃の温度特性を
持つようにR3は設定される。しかしその際、増幅器の+
入力端子の電圧VG+も-600ppm/℃で変動してしまい、結
果的に、増幅器出力V1は、VG+の電圧降下分下がること
になる。
し、RG1 =RG2 =RG3 =RG4とすると、ブリッヂ回路の出力
VG+は、ブリッヂの合成抵抗をRGと置くと VG+ =1/2*RG/(RG+R3)*VDD ・・・(1) で表される。ここで、ロードセルの温度特性が 600ppm/
℃とすると、ブリッヂ回路に約-600ppm/℃の温度特性を
持つようにR3は設定される。しかしその際、増幅器の+
入力端子の電圧VG+も-600ppm/℃で変動してしまい、結
果的に、増幅器出力V1は、VG+の電圧降下分下がること
になる。
【0005】即ち、1℃当たりのV1の変動電圧ΔV1は、
VG+の電圧降下分をΔVG+とすると ΔV1 =ΔVG+ =1/2*RG/(RG+R3)*(-600ppm)*10-6・・・
(2)で表される。ここで、RG=350Ω、R3=72Ω、R3の
温度特性を3,500ppm/℃、VDD =5V とすると、温度補正
はほぼ-600ppmとなるので、(2)式より、ΔV1 =1/2*3
50/(350+72)*(-600-6)*5 =-1.24mVとなり、無負荷時と
秤量負荷時のV1の変動を0.6Vとすると、1℃変化すると
約1/500変化することになる。このことは、環境温度が
1℃変化すると、1目度量が秤量の1/1,000 の重量計で
はゼロ点が2目ずれてしまうことであり、1/3,000 の重
量計では、6目もずれてしまうことを示している。
VG+の電圧降下分をΔVG+とすると ΔV1 =ΔVG+ =1/2*RG/(RG+R3)*(-600ppm)*10-6・・・
(2)で表される。ここで、RG=350Ω、R3=72Ω、R3の
温度特性を3,500ppm/℃、VDD =5V とすると、温度補正
はほぼ-600ppmとなるので、(2)式より、ΔV1 =1/2*3
50/(350+72)*(-600-6)*5 =-1.24mVとなり、無負荷時と
秤量負荷時のV1の変動を0.6Vとすると、1℃変化すると
約1/500変化することになる。このことは、環境温度が
1℃変化すると、1目度量が秤量の1/1,000 の重量計で
はゼロ点が2目ずれてしまうことであり、1/3,000 の重
量計では、6目もずれてしまうことを示している。
【0006】この様な単電源での欠点を補うために図4
に示すように温度補正用の感温抵抗を正負の電源に接続
する方法が用いられている。R3 =R3' RG1 =RG2 =RG3 =R
G4とすると、ゲージの出力は0Vであり、温度が変動して
もゲージ出力は変わらないことになる。しかし、A/D
変換器、特にロードセル式重量計に使用されるA/D変
換器に置いては、負の電圧を変換出来る物は少なく、秤
の無負荷状態での出力V0は正の値に調整される必要があ
る。V0が一定値を持つと言うことは、前述のように温度
が変動することにより出力値V0が変動することになり、
本質的な解決にはならず、また感温抵抗は一般的に高価
であり、2個使用することはコスト増の要因ともなり望
ましい物ではない。一方、温度の変化に依るロードセル
の状態の変化や、増幅器のオフセット電圧の変化等によ
り、無負荷の指示値が変動することが知られている。
に示すように温度補正用の感温抵抗を正負の電源に接続
する方法が用いられている。R3 =R3' RG1 =RG2 =RG3 =R
G4とすると、ゲージの出力は0Vであり、温度が変動して
もゲージ出力は変わらないことになる。しかし、A/D
変換器、特にロードセル式重量計に使用されるA/D変
換器に置いては、負の電圧を変換出来る物は少なく、秤
の無負荷状態での出力V0は正の値に調整される必要があ
る。V0が一定値を持つと言うことは、前述のように温度
が変動することにより出力値V0が変動することになり、
本質的な解決にはならず、また感温抵抗は一般的に高価
であり、2個使用することはコスト増の要因ともなり望
ましい物ではない。一方、温度の変化に依るロードセル
の状態の変化や、増幅器のオフセット電圧の変化等によ
り、無負荷の指示値が変動することが知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、単電
源を使用したロードセル式重量計で前記した無負荷時の
指示値の変化が無い温度特性の補正を施し、低コストで
高精度のロードセル式重量計を提供することにある。
源を使用したロードセル式重量計で前記した無負荷時の
指示値の変化が無い温度特性の補正を施し、低コストで
高精度のロードセル式重量計を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】電源電圧VDD及び基準電
圧VSSとは異なる第3の電圧VPを設け、ロードセルに貼
付された歪みゲージの出力を増幅器で増幅した電圧V
1と、前記第3の電圧VPとを、感温抵抗R3と通常の抵抗R
4で分割した出力VXをA/D変換器に接続する。
圧VSSとは異なる第3の電圧VPを設け、ロードセルに貼
付された歪みゲージの出力を増幅器で増幅した電圧V
1と、前記第3の電圧VPとを、感温抵抗R3と通常の抵抗R
4で分割した出力VXをA/D変換器に接続する。
【0009】
【作用】容易に設定できる第3の電圧VPの値を、無負荷
時のロードセルの出力が増幅された出力電圧、V1,0と等
しい値とすることで、無負荷状態で温度変化があっても
指示値は変化しないものとなる。
時のロードセルの出力が増幅された出力電圧、V1,0と等
しい値とすることで、無負荷状態で温度変化があっても
指示値は変化しないものとなる。
【0010】
【実施例】図1及び図2は本発明の実施例の要部を詳細
に示したブロック図、図5及び図6は本発明の実施例の
説明に用する回路図である。
に示したブロック図、図5及び図6は本発明の実施例の
説明に用する回路図である。
【0011】図5に示す様に感温抵抗R3を配すると、 VX =R4/(R4+R3)*(V1-VP)+VP ・・・(3) で表される。ここで、V1 =VPとなるようにVPを設定すれ
ばVX =VPとなり、R3の値に関係せず一定値となる。この
ことは、無負荷状態の増幅器出力V1をV1,0とすると、VP
=V1,0 となるようにすれば無負荷状態で温度変化があ
っても指示値が変化しないことを示している。
ばVX =VPとなり、R3の値に関係せず一定値となる。この
ことは、無負荷状態の増幅器出力V1をV1,0とすると、VP
=V1,0 となるようにすれば無負荷状態で温度変化があ
っても指示値が変化しないことを示している。
【0012】任意のVPを得ることは、図5に示すよう
に、VDD、VSS及びR1、R2によって容易であり、R1に可変
抵抗器を使用して、VPを調整可能にすることも容易であ
る。ロードセルの温度補正は、(3)式の増幅器出力V1
の計数、R4/(R4+R3) がロードセルの温度特性を打ち消
すような温度特性を持つようにR4の値、及び感温抵抗R3
の値を設定すればよい。
に、VDD、VSS及びR1、R2によって容易であり、R1に可変
抵抗器を使用して、VPを調整可能にすることも容易であ
る。ロードセルの温度補正は、(3)式の増幅器出力V1
の計数、R4/(R4+R3) がロードセルの温度特性を打ち消
すような温度特性を持つようにR4の値、及び感温抵抗R3
の値を設定すればよい。
【0013】他の実施例である図6に示す更に単純な図
5に示す回路と等価な回路で同一の結果を得ることが出
来る。即ち、図6はキルヒホッフの法則より (VDD-VX)/R1+(V1-VX)/R3 =VX/R2 ・・・(4) が成立する。よって R2 R3(VDD-VX)+R1 R2(V1-VX) =R1 R3 VX この式を変形して VX(R1 R2+R2 R3+R3 R1) =R2 R3 VDD+R1 R2 V1 ・・・(5) を得る。(5)式をVXについて解くと VX =(R1 R2 V1+R2 R3 VDD)/(R1 R2+R2 R3+R3 R1) =R1 R2/(R1 R2+R2 R3+R3 R1)*(V1+R3/R1*VDD) =R1 R2/(R1 R2+R2 R3+R3 R1)*[V1+{R2/(R1+R2)-R2/( R1+R2)+R3/R1}*VD D ] =R1 R2/(R1 R2+R2 R3+R3 R1)*{V1-R2/(R1+R2)*VDD+(R1 R2+R2 R3+R3 R1 )/R1(R1+R2)*VDD} =R1 R2/(R1 R2+R2 R3+R3 R1)*{V1-R2/(R1+R2)*VDD}+R2/(R1+R2)*VDD ={R1 R2/(R1+R2)}/{R1 R2/(R1+R2)+R3}*{V1-R2/(R1+R2)*VDD}+R2/(R1+ R2)*VDD ・・・(6)となる。 ここで、R4 =R1 R2/(R1+R2)とおくと、 VX =R4/(R4+R3)*{V1-R2/(R1+ R2)*VDD}+R2/(R1+R2)*VDD ・・・(7)を得 る。よって、R2/(R1+R2) =V1/VDDとなるようにR1、R2を
置けば、(7)式より、VX=R2/(R1+R2)*VDD となり、VX
はR3の値に関係せず一定となり、増幅器で増幅されたロ
ードセルの出力VXには温度影響がないものとなる。一
方、V1の係数、R4/(R4+R3)がロードセルの温度特性を相
殺するようにR3を選ぶことでロードセルの温度補正が出
来る。ここで、VP =R2/(R1+R2)*VDDとおくと、(7)式
は(3)式と一致する。
5に示す回路と等価な回路で同一の結果を得ることが出
来る。即ち、図6はキルヒホッフの法則より (VDD-VX)/R1+(V1-VX)/R3 =VX/R2 ・・・(4) が成立する。よって R2 R3(VDD-VX)+R1 R2(V1-VX) =R1 R3 VX この式を変形して VX(R1 R2+R2 R3+R3 R1) =R2 R3 VDD+R1 R2 V1 ・・・(5) を得る。(5)式をVXについて解くと VX =(R1 R2 V1+R2 R3 VDD)/(R1 R2+R2 R3+R3 R1) =R1 R2/(R1 R2+R2 R3+R3 R1)*(V1+R3/R1*VDD) =R1 R2/(R1 R2+R2 R3+R3 R1)*[V1+{R2/(R1+R2)-R2/( R1+R2)+R3/R1}*VD D ] =R1 R2/(R1 R2+R2 R3+R3 R1)*{V1-R2/(R1+R2)*VDD+(R1 R2+R2 R3+R3 R1 )/R1(R1+R2)*VDD} =R1 R2/(R1 R2+R2 R3+R3 R1)*{V1-R2/(R1+R2)*VDD}+R2/(R1+R2)*VDD ={R1 R2/(R1+R2)}/{R1 R2/(R1+R2)+R3}*{V1-R2/(R1+R2)*VDD}+R2/(R1+ R2)*VDD ・・・(6)となる。 ここで、R4 =R1 R2/(R1+R2)とおくと、 VX =R4/(R4+R3)*{V1-R2/(R1+ R2)*VDD}+R2/(R1+R2)*VDD ・・・(7)を得 る。よって、R2/(R1+R2) =V1/VDDとなるようにR1、R2を
置けば、(7)式より、VX=R2/(R1+R2)*VDD となり、VX
はR3の値に関係せず一定となり、増幅器で増幅されたロ
ードセルの出力VXには温度影響がないものとなる。一
方、V1の係数、R4/(R4+R3)がロードセルの温度特性を相
殺するようにR3を選ぶことでロードセルの温度補正が出
来る。ここで、VP =R2/(R1+R2)*VDDとおくと、(7)式
は(3)式と一致する。
【0014】また、無負荷時のロードセルの出力V1が、
増幅器のオフセット電圧やロードセルの特性などのため
温度の変動により一定値の変化があるときも、相殺する
ことが出来る。即ち、Δt℃の温度変動の時のV1の変動
をΔV1、R3の変動をΔR3、VXの変動をΔVXとすると
(7)式より ΔVX =R4/(R4+R3+ΔR3)*{V1+ΔV1-R2/(R1+R2)*VDD}-R4/(R4+R3)*{V1-R2/(R1 +R2)*VDD} =R4/(R4+R3+ΔR3)*ΔV1+{R4/(R4+R3+ΔR3)-R4/(R4+R3)}{V1-R2/(R1+R2 )*VDD} =R4/(R4+R3+ΔR3)*ΔV1+(-ΔR3 R4)/(R4+R3+ΔR3)(R4+R3)*{V1-R2/(R1 +R2)*VDD} =R4/(R4+R3+ΔR3)*[ΔV1-ΔR3/(R4+R3)*{V1-R2/(R1+R2)*VDD}] ここで、右辺の[ ]内の値が0で有ればΔVX =0となるか
ら ΔV1-ΔR3/(R4+R3)*{V1-R2/(R1+R2)*VDD} =0となるに
は、 R2/(R1+R2)*VDD-V1 =-ΔV1*(R4+R3)/ΔR3 ∴ R2/(R1+R2) =1/VDD*{V1-ΔV1*(R4+R3)/ΔR3} を満足するR1、R2を選ぶことで目的が達せられる。 ただし、R4 =R1 R2/(R1+R2)であるから (R1+R2)R4 =R1 R2 ∴ R1 R2-R1 R4 =R2 R4 ∴ R1 =R2 R4/(R2-R4) を満足しなければな
らない。 図5においても同様に温度の変動によって一定値の変化
がある場合、その値を相殺できる値が存在することは明
白である。また、正負電源を持つ回路(図7)の場合
も、無負荷時の出力電圧V0=Vp となるようにVpを選ぶこ
とで、同様に解決できることは明白である。
増幅器のオフセット電圧やロードセルの特性などのため
温度の変動により一定値の変化があるときも、相殺する
ことが出来る。即ち、Δt℃の温度変動の時のV1の変動
をΔV1、R3の変動をΔR3、VXの変動をΔVXとすると
(7)式より ΔVX =R4/(R4+R3+ΔR3)*{V1+ΔV1-R2/(R1+R2)*VDD}-R4/(R4+R3)*{V1-R2/(R1 +R2)*VDD} =R4/(R4+R3+ΔR3)*ΔV1+{R4/(R4+R3+ΔR3)-R4/(R4+R3)}{V1-R2/(R1+R2 )*VDD} =R4/(R4+R3+ΔR3)*ΔV1+(-ΔR3 R4)/(R4+R3+ΔR3)(R4+R3)*{V1-R2/(R1 +R2)*VDD} =R4/(R4+R3+ΔR3)*[ΔV1-ΔR3/(R4+R3)*{V1-R2/(R1+R2)*VDD}] ここで、右辺の[ ]内の値が0で有ればΔVX =0となるか
ら ΔV1-ΔR3/(R4+R3)*{V1-R2/(R1+R2)*VDD} =0となるに
は、 R2/(R1+R2)*VDD-V1 =-ΔV1*(R4+R3)/ΔR3 ∴ R2/(R1+R2) =1/VDD*{V1-ΔV1*(R4+R3)/ΔR3} を満足するR1、R2を選ぶことで目的が達せられる。 ただし、R4 =R1 R2/(R1+R2)であるから (R1+R2)R4 =R1 R2 ∴ R1 R2-R1 R4 =R2 R4 ∴ R1 =R2 R4/(R2-R4) を満足しなければな
らない。 図5においても同様に温度の変動によって一定値の変化
がある場合、その値を相殺できる値が存在することは明
白である。また、正負電源を持つ回路(図7)の場合
も、無負荷時の出力電圧V0=Vp となるようにVpを選ぶこ
とで、同様に解決できることは明白である。
【0015】
【発明の効果】本発明よれば単電源使用のロードセル式
重量計の温度特性の補正が、無負荷時の指示値の変化が
無い温度特性の補正となり、さらに、無負荷時のロード
セルの出力V1が、増幅器のオフセット電圧やロードセル
の特性などのため温度の変動により一定値の変化がある
ときも、相殺することが出来る。
重量計の温度特性の補正が、無負荷時の指示値の変化が
無い温度特性の補正となり、さらに、無負荷時のロード
セルの出力V1が、増幅器のオフセット電圧やロードセル
の特性などのため温度の変動により一定値の変化がある
ときも、相殺することが出来る。
【図1】本発明の実施例の要部を詳細に示したブロック
図。
図。
【図2】本発明の他の実施例の要部を詳細に示したブロ
ック図。
ック図。
【図3】従来の実施例の説明に用する回路図
【図4】正負電源における従来例
【図5】本発明の実施例の説明に用する回路図
【図6】本発明の他の実施例の説明に用する回路図
【図7】正負電源における本発明の実施例
R1、R2、R4 通常の抵抗 R3、R3' 感温抵抗 RG1、RG2、RG3、RG4 ストレンゲーヂ V1 増幅されたロードセル出力 VP 第3の電圧 VX 温度補正され、A/D変換器に入力されるロード
セル出力 VSS 基準電圧 VDD 電源電圧 VG+ 増幅器の入力端子電圧
セル出力 VSS 基準電圧 VDD 電源電圧 VG+ 増幅器の入力端子電圧
Claims (2)
- 【請求項1】 ロードセルに貼付された歪みゲージの出
力を増幅器で増幅した電圧V1と、電源電圧VDD及びVSSと
は異なる第3の電圧VPとを感温抵抗R3と、通常の抵抗R4
とで分割した電圧VXをA/D変換器に接続することを特
徴とする単電源を使用したロードセル式重量計の温度特
性の補正方法。 - 【請求項2】 ロードセルに貼付された歪みゲージの出
力を増幅器で増幅した電圧V1を感温抵抗R3を介して、R1
*R2/(R1+R2)が請求項1に記載のR4 と同一の値であるR1
とR2とでVDDとVSSを分割した出力VXをA/D変換器に接
続することを特徴とする単電源を使用したロー ドセル
式重量計の温度特性の補正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33039794A JPH08159884A (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 単電源を使用したロードセル式重量計の温度特性の補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33039794A JPH08159884A (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 単電源を使用したロードセル式重量計の温度特性の補正方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08159884A true JPH08159884A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=18232151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33039794A Pending JPH08159884A (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 単電源を使用したロードセル式重量計の温度特性の補正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08159884A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007218809A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Shimadzu Corp | 材料試験機 |
KR100904225B1 (ko) * | 2007-06-05 | 2009-06-25 | (주)바이텍코리아 | 수위 측정 장치 |
-
1994
- 1994-12-07 JP JP33039794A patent/JPH08159884A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007218809A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Shimadzu Corp | 材料試験機 |
JP4697433B2 (ja) * | 2006-02-17 | 2011-06-08 | 株式会社島津製作所 | 材料試験機 |
KR100904225B1 (ko) * | 2007-06-05 | 2009-06-25 | (주)바이텍코리아 | 수위 측정 장치 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040507 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |