JPH08159427A - 焼却炉 - Google Patents
焼却炉Info
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- JPH08159427A JPH08159427A JP33124694A JP33124694A JPH08159427A JP H08159427 A JPH08159427 A JP H08159427A JP 33124694 A JP33124694 A JP 33124694A JP 33124694 A JP33124694 A JP 33124694A JP H08159427 A JPH08159427 A JP H08159427A
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Landscapes
- Incineration Of Waste (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
- Air Supply (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 炉本体内で発生する燃焼ガスに空気を自然通
気しながら一次燃焼させ、炉本体の上面側に連通された
二次燃焼室内で自然通気を利用して再燃焼させながら燃
焼効率が高く、無煙化ガスを煙突から排出して煤煙によ
る公害を防止でき、構造が簡略で、製造コストも安価な
焼却炉を提供することを目的とする。 【構成】 炉本体12、炉本体の上面に設けられた連通
口14を介して連通された二次燃焼室16と、二次燃焼
室の上部側に設置されたサイクロン室18とを備え、二
次燃焼室とサイクロン室とは、筒体の内部に同筒体内を
上昇するガスを急速旋回させる旋回羽根を備えた旋回羽
根筒90で相互に連通され、炉本体には、炉本体内へ外
部空気を誘引する一次空気誘引部56が連通され、二次
燃焼室には、二次燃焼室内へ外部空気を誘引する二次空
気誘引部96が連通されて成る。
気しながら一次燃焼させ、炉本体の上面側に連通された
二次燃焼室内で自然通気を利用して再燃焼させながら燃
焼効率が高く、無煙化ガスを煙突から排出して煤煙によ
る公害を防止でき、構造が簡略で、製造コストも安価な
焼却炉を提供することを目的とする。 【構成】 炉本体12、炉本体の上面に設けられた連通
口14を介して連通された二次燃焼室16と、二次燃焼
室の上部側に設置されたサイクロン室18とを備え、二
次燃焼室とサイクロン室とは、筒体の内部に同筒体内を
上昇するガスを急速旋回させる旋回羽根を備えた旋回羽
根筒90で相互に連通され、炉本体には、炉本体内へ外
部空気を誘引する一次空気誘引部56が連通され、二次
燃焼室には、二次燃焼室内へ外部空気を誘引する二次空
気誘引部96が連通されて成る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、事業所や一般家庭等か
ら排出される廃タイヤ、合成ゴム、廃プラスチック等の
焼却炉に関するものである。
ら排出される廃タイヤ、合成ゴム、廃プラスチック等の
焼却炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、事業所等から排出される廃タイ
ヤ、廃プラスチック、塩化ビニール等の各種産業廃棄物
を焼却処理するために各種の焼却装置が開発され、提案
されている。例えば、プラスッチク屑や廃タイヤ等の廃
棄物は燃焼速度や燃焼温度が高いために耐火煉瓦構造の
大型で、構造も複雑な焼却装置で焼却されている。ま
た、塵芥類の焼却においても、種々雑多なものが混入
し、水分も多量に含んだものもあるため、炉内を乾燥室
と焼却室とに分けてストーカで塵芥類を搬入する様な大
型の焼却装置が使用され、被焼却物をなるべく完全燃焼
させつつ不完全燃焼による公害の発生を防止しているも
のである。
ヤ、廃プラスチック、塩化ビニール等の各種産業廃棄物
を焼却処理するために各種の焼却装置が開発され、提案
されている。例えば、プラスッチク屑や廃タイヤ等の廃
棄物は燃焼速度や燃焼温度が高いために耐火煉瓦構造の
大型で、構造も複雑な焼却装置で焼却されている。ま
た、塵芥類の焼却においても、種々雑多なものが混入
し、水分も多量に含んだものもあるため、炉内を乾燥室
と焼却室とに分けてストーカで塵芥類を搬入する様な大
型の焼却装置が使用され、被焼却物をなるべく完全燃焼
させつつ不完全燃焼による公害の発生を防止しているも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、前記
焼却装置は、設備を大型化すればするほど、設備経費が
割高となるもので、ときには不完全燃焼した黒煙が排出
されて近隣居住者の反発を受けることもあり、中小規模
の事業所や一般家庭等においては、簡易な構造で被焼却
物を完全燃焼させ、しかも設備経費も安価な焼却炉が嘱
望されている。
焼却装置は、設備を大型化すればするほど、設備経費が
割高となるもので、ときには不完全燃焼した黒煙が排出
されて近隣居住者の反発を受けることもあり、中小規模
の事業所や一般家庭等においては、簡易な構造で被焼却
物を完全燃焼させ、しかも設備経費も安価な焼却炉が嘱
望されている。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、炉本体内で発生する燃焼
ガスに空気を自然通気しながら一次燃焼させ、更に、炉
本体の上面側に連通された二次燃焼室内で自然通気を利
用して再燃焼させながら、燃焼効率が高く、無煙化ガス
を煙突から排出して煤煙による公害の発生を防止でき、
しかも構造が簡略で、製造コストも安価である焼却炉を
提供することにある。
れたものであり、その目的は、炉本体内で発生する燃焼
ガスに空気を自然通気しながら一次燃焼させ、更に、炉
本体の上面側に連通された二次燃焼室内で自然通気を利
用して再燃焼させながら、燃焼効率が高く、無煙化ガス
を煙突から排出して煤煙による公害の発生を防止でき、
しかも構造が簡略で、製造コストも安価である焼却炉を
提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、炉本体12と、この炉本
体12の上面に設けられた連通口14を介して連通され
た二次燃焼室16と、該二次燃焼室16の上部側に設置
されたサイクロン室18とを備え、前記二次燃焼室16
と前記サイクロン室18とは、筒体86の内部に同筒体
内を上昇するガスを旋回させる旋回羽根88を備えた旋
回羽根筒90で相互に連通され、前記炉本体12には、
該炉本体12内へ外部空気を誘引する一次空気誘引部5
6が連通されると共に、前記二次燃焼室16には、該二
次燃焼室内へ外部空気を誘引する二次空気誘引部96が
連通されて成る焼却炉10から構成される。
めに、請求項1に係る発明は、炉本体12と、この炉本
体12の上面に設けられた連通口14を介して連通され
た二次燃焼室16と、該二次燃焼室16の上部側に設置
されたサイクロン室18とを備え、前記二次燃焼室16
と前記サイクロン室18とは、筒体86の内部に同筒体
内を上昇するガスを旋回させる旋回羽根88を備えた旋
回羽根筒90で相互に連通され、前記炉本体12には、
該炉本体12内へ外部空気を誘引する一次空気誘引部5
6が連通されると共に、前記二次燃焼室16には、該二
次燃焼室内へ外部空気を誘引する二次空気誘引部96が
連通されて成る焼却炉10から構成される。
【0006】また、請求項2に係る発明では、前記二次
燃焼室16内には、同二次燃焼室16の内壁面に沿って
周設され、前記炉本体12との連通口14の近傍位置へ
向け迂回された空気迂回路100が設けられ、前記二次
空気誘引部96から誘引された外部空気を空気迂回路1
00から二次燃焼室16内へ迂回供給して成ることとし
てもよい。
燃焼室16内には、同二次燃焼室16の内壁面に沿って
周設され、前記炉本体12との連通口14の近傍位置へ
向け迂回された空気迂回路100が設けられ、前記二次
空気誘引部96から誘引された外部空気を空気迂回路1
00から二次燃焼室16内へ迂回供給して成ることとし
てもよい。
【0007】また、請求項3に係る発明では、前記空気
迂回路100は、前記二次燃焼室16の内壁面と、該二
次燃焼室16内の上部位置に連通された旋回羽根筒90
の端部から炉本体12側へ架設された空気余熱筒104
とで囲周形成され、該空気余熱筒104の下部周壁面に
は複数の通気孔102が開孔されて成ることとしてもよ
い。
迂回路100は、前記二次燃焼室16の内壁面と、該二
次燃焼室16内の上部位置に連通された旋回羽根筒90
の端部から炉本体12側へ架設された空気余熱筒104
とで囲周形成され、該空気余熱筒104の下部周壁面に
は複数の通気孔102が開孔されて成ることとしてもよ
い。
【0008】また、請求項4に係る発明では、前記二次
燃焼室16内に連通された旋回羽根筒90の下端には、
炉本体12内から二次燃焼室16内へ流入する燃焼ガス
を高温度に加熱して再燃焼させる強制加熱網筒112が
設けられて成ることとしてもよい。
燃焼室16内に連通された旋回羽根筒90の下端には、
炉本体12内から二次燃焼室16内へ流入する燃焼ガス
を高温度に加熱して再燃焼させる強制加熱網筒112が
設けられて成ることとしてもよい。
【0009】また、請求項5に係る発明では、前記一次
空気誘引部56は、前記炉本体12の二次燃焼室16寄
りの炉壁面13に周設され、炉壁面13に開孔された通
気孔64を介して炉本体12内に連通された空気溜部6
6と、この空気溜部66の外周面に設置された空気調整
部68とを備え、該空気調整部68は、空気溜部の外周
面に開口された空気口72と、この空気口72を開閉し
て内部へ誘引される空気量を調整する調整部74とを有
して成ることとしてもよい。
空気誘引部56は、前記炉本体12の二次燃焼室16寄
りの炉壁面13に周設され、炉壁面13に開孔された通
気孔64を介して炉本体12内に連通された空気溜部6
6と、この空気溜部66の外周面に設置された空気調整
部68とを備え、該空気調整部68は、空気溜部の外周
面に開口された空気口72と、この空気口72を開閉し
て内部へ誘引される空気量を調整する調整部74とを有
して成ることとしてもよい。
【0010】また、請求項6に係る発明では、前記二次
空気誘引部96は、二次燃焼室16の外壁面98の一端
部側で外壁面98に周回して開孔され、外部空気を前記
空気迂回路100内に誘引する通気孔106と、二次燃
焼室16の外壁面の他端部側で外壁面98から連通突設
された空気誘引筒108とを有し、該空気誘引筒108
9の端部には、その誘引筒口を開閉して内部へ誘引され
る空気量を調整する空気調整部110が設けられて成る
こととしてもよい。
空気誘引部96は、二次燃焼室16の外壁面98の一端
部側で外壁面98に周回して開孔され、外部空気を前記
空気迂回路100内に誘引する通気孔106と、二次燃
焼室16の外壁面の他端部側で外壁面98から連通突設
された空気誘引筒108とを有し、該空気誘引筒108
9の端部には、その誘引筒口を開閉して内部へ誘引され
る空気量を調整する空気調整部110が設けられて成る
こととしてもよい。
【0011】
【作用】本発明に係る焼却炉においては、炉本体内に廃
タイヤ等の被焼却物を投入した後で廃油等を燃焼補助剤
として散布して着火させるものである。前記廃タイヤ等
が燃焼して温度が上昇した時点で、炉本体の下部灰出口
の空気調整口から流入する空気を絞りながら被焼却物を
燻蒸させ、同時に一次空気誘引部から炉本体内に外部空
気を自然通気させると共に二次空気誘引部から二次燃焼
室内へ外部空気を自然通気させる。
タイヤ等の被焼却物を投入した後で廃油等を燃焼補助剤
として散布して着火させるものである。前記廃タイヤ等
が燃焼して温度が上昇した時点で、炉本体の下部灰出口
の空気調整口から流入する空気を絞りながら被焼却物を
燻蒸させ、同時に一次空気誘引部から炉本体内に外部空
気を自然通気させると共に二次空気誘引部から二次燃焼
室内へ外部空気を自然通気させる。
【0012】これにより、炉本体内で燻蒸ガスは誘引さ
れた空気と混合されて一次燃焼され、この一次燃焼した
後の燃焼ガスが、炉本体の上面に連設された二次燃焼室
に通流されて再燃焼されながら完全燃焼するものであ
り、この完全燃焼したガスは旋回羽根筒を経由してサイ
クロン室内へ通流して旋回拡散されながら煤煙や塵埃が
除去されて煙突から排出される。
れた空気と混合されて一次燃焼され、この一次燃焼した
後の燃焼ガスが、炉本体の上面に連設された二次燃焼室
に通流されて再燃焼されながら完全燃焼するものであ
り、この完全燃焼したガスは旋回羽根筒を経由してサイ
クロン室内へ通流して旋回拡散されながら煤煙や塵埃が
除去されて煙突から排出される。
【0013】従って、清浄な無煙ガスを外部へ排出でき
て煤煙による公害を防止できる。また、炉本体、二次燃
焼室、サイクロン室等は縦形で直接に接続されているた
め、燃焼ガスの温度が途中で低下することなく燃焼効率
が高く、また構造も簡略であるため、製造コストも安価
であり、中小事業所から一般家庭まで簡易に設置して利
用できる。
て煤煙による公害を防止できる。また、炉本体、二次燃
焼室、サイクロン室等は縦形で直接に接続されているた
め、燃焼ガスの温度が途中で低下することなく燃焼効率
が高く、また構造も簡略であるため、製造コストも安価
であり、中小事業所から一般家庭まで簡易に設置して利
用できる。
【0014】また、前記二次燃焼室内には、同二次燃焼
室の内壁面に沿って周設され、炉本体との連通口の近傍
位置へ向け迂回された空気迂回路が設けられ、この空気
迂回路は、二次燃焼室の内壁面と、二次燃焼室内の上部
位置に連通された旋回羽根筒の端部から炉本体側へ架設
された空気余熱筒とで囲周形成され、該空気余熱筒の下
部周壁面には複数の通気孔が開孔されて成ることによ
り、空気迂回路へ誘引された外部空気は空気余熱筒で加
温されて空気余熱筒の下部周壁面の通気孔から内部へ流
入して燃焼ガスに混合され、二次燃焼室内へ通流する燃
焼ガスの燃焼効率を向上でき、また、空気迂回路を通流
中の外部空気で二次燃焼室の炉壁体を冷却して耐用年数
を増大できる。
室の内壁面に沿って周設され、炉本体との連通口の近傍
位置へ向け迂回された空気迂回路が設けられ、この空気
迂回路は、二次燃焼室の内壁面と、二次燃焼室内の上部
位置に連通された旋回羽根筒の端部から炉本体側へ架設
された空気余熱筒とで囲周形成され、該空気余熱筒の下
部周壁面には複数の通気孔が開孔されて成ることによ
り、空気迂回路へ誘引された外部空気は空気余熱筒で加
温されて空気余熱筒の下部周壁面の通気孔から内部へ流
入して燃焼ガスに混合され、二次燃焼室内へ通流する燃
焼ガスの燃焼効率を向上でき、また、空気迂回路を通流
中の外部空気で二次燃焼室の炉壁体を冷却して耐用年数
を増大できる。
【0015】また、前記二次燃焼室内に連通された旋回
羽根筒の下端には強制加熱網筒が設けられているため、
二次燃焼室内から旋回羽根筒へ流入する燃焼ガスを高温
度に加熱して再燃焼させ、不完全燃焼ガスが排出される
のを防止できる。
羽根筒の下端には強制加熱網筒が設けられているため、
二次燃焼室内から旋回羽根筒へ流入する燃焼ガスを高温
度に加熱して再燃焼させ、不完全燃焼ガスが排出される
のを防止できる。
【0016】また、前記一次空気誘引部は、前記炉本体
の二次燃焼室寄りの炉壁面に周設され、炉壁面に開孔さ
れた通気孔を介して炉本体内に連通された空気溜部と、
この空気溜部の外周面に設置された空気調整部とを備
え、該空気調整部は、空気溜部の外周面に開口された空
気口と、この空気口を開閉して内部へ誘引される空気量
を調整する調整部とを有して成ることにより、炉本体の
炉壁面から外部空気を炉本体内へ均一に通流させて燻蒸
ガスに混合させつつ燃焼を促進でき、空気調整部を開閉
して炉本体内への空気量を適正に調整できる。
の二次燃焼室寄りの炉壁面に周設され、炉壁面に開孔さ
れた通気孔を介して炉本体内に連通された空気溜部と、
この空気溜部の外周面に設置された空気調整部とを備
え、該空気調整部は、空気溜部の外周面に開口された空
気口と、この空気口を開閉して内部へ誘引される空気量
を調整する調整部とを有して成ることにより、炉本体の
炉壁面から外部空気を炉本体内へ均一に通流させて燻蒸
ガスに混合させつつ燃焼を促進でき、空気調整部を開閉
して炉本体内への空気量を適正に調整できる。
【0017】また、前記二次空気誘引部は、二次燃焼室
の壁面の一端部側で壁面に周回して開孔され、外部空気
を前記空気迂回路内に誘引する通気孔と、二次燃焼室の
壁面の他端部側で壁面から連通突設された空気誘引筒
と、を有し、該空気誘引筒の端部には、その誘引筒口を
開閉して内部へ誘引される空気量を調整する空気調整部
が設けられて成ることにより、二次燃焼室内へ外部空気
を空気迂回路を経由して均等に給気しながら燃焼効率を
向上でき、空気量が不足するときには空気調整部を開口
して空気を補充しながら燃焼を促進できる。
の壁面の一端部側で壁面に周回して開孔され、外部空気
を前記空気迂回路内に誘引する通気孔と、二次燃焼室の
壁面の他端部側で壁面から連通突設された空気誘引筒
と、を有し、該空気誘引筒の端部には、その誘引筒口を
開閉して内部へ誘引される空気量を調整する空気調整部
が設けられて成ることにより、二次燃焼室内へ外部空気
を空気迂回路を経由して均等に給気しながら燃焼効率を
向上でき、空気量が不足するときには空気調整部を開口
して空気を補充しながら燃焼を促進できる。
【0018】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実
施例を説明する。図1ないし図3には、本発明の実施例
に係る焼却炉10が示されている。図より明らかな様
に、前記焼却炉10は、炉本体12と、この炉本体12
の上面に設けられた連通口14を介して連通された二次
燃焼室16と、該二次燃焼室16の上部側に設置された
サイクロン室18とを備えている。この炉本体12、二
次燃焼室16、サイクロン室18は耐熱性鋼板を素材と
して縦形に形成されている。
施例を説明する。図1ないし図3には、本発明の実施例
に係る焼却炉10が示されている。図より明らかな様
に、前記焼却炉10は、炉本体12と、この炉本体12
の上面に設けられた連通口14を介して連通された二次
燃焼室16と、該二次燃焼室16の上部側に設置された
サイクロン室18とを備えている。この炉本体12、二
次燃焼室16、サイクロン室18は耐熱性鋼板を素材と
して縦形に形成されている。
【0019】前記炉本体12は、縦形円筒体20から成
り、この縦形円筒体20の下端に固定された底板22
と、この底板22の下面を支持した脚24と、を備えて
いる。図3に示す様に、前記底板22の内面には、キャ
スタブル、耐火煉瓦等の耐火物26が敷設されて保護さ
れている。この耐火物26の上方位置において、縦形円
筒体20の内面には、火格子28と、この火格子28の
上方位置に逆台錐枠から成る廃タイヤ等の受枠30と、
が設けられている。なお、前記炉本体12は、必ずしも
円筒体に限ることなく、例えば、平面視四角形、六角形
等の多角形筒体に形成してもよい。
り、この縦形円筒体20の下端に固定された底板22
と、この底板22の下面を支持した脚24と、を備えて
いる。図3に示す様に、前記底板22の内面には、キャ
スタブル、耐火煉瓦等の耐火物26が敷設されて保護さ
れている。この耐火物26の上方位置において、縦形円
筒体20の内面には、火格子28と、この火格子28の
上方位置に逆台錐枠から成る廃タイヤ等の受枠30と、
が設けられている。なお、前記炉本体12は、必ずしも
円筒体に限ることなく、例えば、平面視四角形、六角形
等の多角形筒体に形成してもよい。
【0020】更に、縦形円筒体20の下部位置には、底
板22の耐火物26の上面側に連通された略矩形状の灰
出筒32が連通設され、この灰出筒32の端部口に灰出
扉34が開閉自在に枢着されて締着具35でロックされ
ている。この灰出扉34を開扉して内部の燃焼灰を外部
へ排出する。この灰出扉34には、炉本体12内に投入
された焼却物の燃焼に必要な空気を調節して燃焼状態を
調整する空気調整部36が設けられている。
板22の耐火物26の上面側に連通された略矩形状の灰
出筒32が連通設され、この灰出筒32の端部口に灰出
扉34が開閉自在に枢着されて締着具35でロックされ
ている。この灰出扉34を開扉して内部の燃焼灰を外部
へ排出する。この灰出扉34には、炉本体12内に投入
された焼却物の燃焼に必要な空気を調節して燃焼状態を
調整する空気調整部36が設けられている。
【0021】この空気調整部36は、図7、図8に示す
様に、灰出扉34に開口された空気口38と、灰出扉3
4の外面側で空気口38の上下縁部に設けられたガイド
40、40と、このガイド40、40に係合された調整
板42と、を有している。この調整板42に固定された
把手44を把持して調整板42を左右に摺動させつつ空
気口38の開口幅を調整し、炉本体12内に流入する空
気量を調節して焼却物の燃焼状態を調整する。例えば、
廃タイヤにおいては、着火して炉本体12内の温度が上
昇した時点で空気口38を僅かな間隙を残して閉鎖さ
せ、流入する空気を微量に調整することにより廃タイヤ
は燻蒸され、この燻蒸ガスに空気を誘引混合して完全燃
焼させるものである。
様に、灰出扉34に開口された空気口38と、灰出扉3
4の外面側で空気口38の上下縁部に設けられたガイド
40、40と、このガイド40、40に係合された調整
板42と、を有している。この調整板42に固定された
把手44を把持して調整板42を左右に摺動させつつ空
気口38の開口幅を調整し、炉本体12内に流入する空
気量を調節して焼却物の燃焼状態を調整する。例えば、
廃タイヤにおいては、着火して炉本体12内の温度が上
昇した時点で空気口38を僅かな間隙を残して閉鎖さ
せ、流入する空気を微量に調整することにより廃タイヤ
は燻蒸され、この燻蒸ガスに空気を誘引混合して完全燃
焼させるものである。
【0022】また、図8、図9に示す様に、空気口38
の内面側には、筒体46が突設され、この筒体46の上
面側の縁部に突出状に設けた支持具48、48に、燃焼
ガスが逆火したときに筒体46の端部開口を閉着する逆
火防止板50が枢支されている。この逆火防止板50
は、筒体46内に回転自在に軸支された支持杆52の端
部で炉本体12内へ向け押圧保持されている。これによ
り、燃焼ガスに逆火が発生したときには、その逆火圧で
逆火防止板50が押圧されて空気口38に連通した筒体
46の端部開口を閉鎖し、逆火の火炎が炉本体12の外
部へ放射される危険を防止できる。
の内面側には、筒体46が突設され、この筒体46の上
面側の縁部に突出状に設けた支持具48、48に、燃焼
ガスが逆火したときに筒体46の端部開口を閉着する逆
火防止板50が枢支されている。この逆火防止板50
は、筒体46内に回転自在に軸支された支持杆52の端
部で炉本体12内へ向け押圧保持されている。これによ
り、燃焼ガスに逆火が発生したときには、その逆火圧で
逆火防止板50が押圧されて空気口38に連通した筒体
46の端部開口を閉鎖し、逆火の火炎が炉本体12の外
部へ放射される危険を防止できる。
【0023】図1、図2、図3に示す様に、炉本体12
の二次燃焼室16寄りの外周面には焼却物の投入口部5
4と、この投入口部54の下方位置で炉本体12の外周
面に周回設置された一次空気誘引部56とが設けられて
いる。前記投入口部54は、炉本体12内に連通され、
水平方向に突設された略矩形状の筒口58と、この筒口
58の端部に開閉自在に枢着された投入扉60とを有
し、この投入扉60は締着具62でロックされている。
の二次燃焼室16寄りの外周面には焼却物の投入口部5
4と、この投入口部54の下方位置で炉本体12の外周
面に周回設置された一次空気誘引部56とが設けられて
いる。前記投入口部54は、炉本体12内に連通され、
水平方向に突設された略矩形状の筒口58と、この筒口
58の端部に開閉自在に枢着された投入扉60とを有
し、この投入扉60は締着具62でロックされている。
【0022】前記一次空気誘引部56は、炉本体12の
二次燃焼室寄りの炉壁面13に周設され、該炉壁面13
に沿って開孔された複数の通気孔64を介して炉本体1
2内に連通された空気溜部66と、この空気溜部66の
外周面に設置された空気調整部68とを備えている。
二次燃焼室寄りの炉壁面13に周設され、該炉壁面13
に沿って開孔された複数の通気孔64を介して炉本体1
2内に連通された空気溜部66と、この空気溜部66の
外周面に設置された空気調整部68とを備えている。
【0023】図3、図4に示す様に、空気溜部66は、
断面コ字状で炉壁面13に平面視ドーナツ状に周回固定
されたダクト体70から形成されている。また、空気調
整部68は、前記ダクト体70の外周面に開口された空
気口72と、この空気口72を開閉して内部へ誘引され
る空気量を調整する調整部74とを有している。この調
整部74は、空気口72の周縁に固定された基板76の
外面に上下並列に固定されたガイド78、78と、この
ガイド78、78に係合された調整板80とで形成され
ている。
断面コ字状で炉壁面13に平面視ドーナツ状に周回固定
されたダクト体70から形成されている。また、空気調
整部68は、前記ダクト体70の外周面に開口された空
気口72と、この空気口72を開閉して内部へ誘引され
る空気量を調整する調整部74とを有している。この調
整部74は、空気口72の周縁に固定された基板76の
外面に上下並列に固定されたガイド78、78と、この
ガイド78、78に係合された調整板80とで形成され
ている。
【0024】これにより、調整板80に設けた把手82
を把持してガイド78、78に沿って調整板80を摺動
させながら空気口72を開閉し、この空気口72からダ
クト体70、炉壁面13の通気孔64を経由して炉本体
12内に均等に外部空気を通気させ、その空気量を調節
して燃焼状態を調節できる。
を把持してガイド78、78に沿って調整板80を摺動
させながら空気口72を開閉し、この空気口72からダ
クト体70、炉壁面13の通気孔64を経由して炉本体
12内に均等に外部空気を通気させ、その空気量を調節
して燃焼状態を調節できる。
【0025】図3、図4、図5に示す様に、前記二次燃
焼室16は、炉本体12より直径方向に縮径された円筒
形に形成されて炉本体12の上面板84に設置されてお
り、この上面板84に二次燃焼室16に連通した連通口
14が開口されている。また、二次燃焼室16と、この
二次燃焼室16の上部側に間隙をおいて設置されたサイ
クロン室18とは、筒体86の内部に同筒体86内を上
昇するガスを急速旋回させる旋回羽根88を備えた旋回
羽根筒90で相互に連通されている。
焼室16は、炉本体12より直径方向に縮径された円筒
形に形成されて炉本体12の上面板84に設置されてお
り、この上面板84に二次燃焼室16に連通した連通口
14が開口されている。また、二次燃焼室16と、この
二次燃焼室16の上部側に間隙をおいて設置されたサイ
クロン室18とは、筒体86の内部に同筒体86内を上
昇するガスを急速旋回させる旋回羽根88を備えた旋回
羽根筒90で相互に連通されている。
【0026】前記旋回羽根筒90は、二次燃焼室16の
上面板91の略中心位置に立設固定され、この旋回羽根
筒90の下端部が、二次燃焼室16内の上部位置に垂下
連通されている。また、旋回羽根筒90の上端部が、円
筒形のサイクロン室18の底板92の略中心位置を上方
へ貫通固定されている。更に、二次燃焼室16の上面板
91と、サイクロン室18の底板92とに、旋回羽根筒
90に対して放射状に配置された補強リブ94が連設さ
れてキャスタブルが充填されている。これにより、炉本
体12内の燃焼ガスは連通口14から二次燃焼室16内
に直接通流されて温度が低下することなく燃焼を継続で
き、また、二次燃焼室16内から旋回羽根筒90内を上
昇する燃焼ガスは、旋回しながらサイクロン室18内に
高速で放出され、燃焼ガス中に含有された煤煙等の塵埃
がサイクロン室18内で遠心分離されて除去されること
となる。
上面板91の略中心位置に立設固定され、この旋回羽根
筒90の下端部が、二次燃焼室16内の上部位置に垂下
連通されている。また、旋回羽根筒90の上端部が、円
筒形のサイクロン室18の底板92の略中心位置を上方
へ貫通固定されている。更に、二次燃焼室16の上面板
91と、サイクロン室18の底板92とに、旋回羽根筒
90に対して放射状に配置された補強リブ94が連設さ
れてキャスタブルが充填されている。これにより、炉本
体12内の燃焼ガスは連通口14から二次燃焼室16内
に直接通流されて温度が低下することなく燃焼を継続で
き、また、二次燃焼室16内から旋回羽根筒90内を上
昇する燃焼ガスは、旋回しながらサイクロン室18内に
高速で放出され、燃焼ガス中に含有された煤煙等の塵埃
がサイクロン室18内で遠心分離されて除去されること
となる。
【0027】図3に示す様に、前記二次燃焼室16に
は、同二次燃焼室16内に連通されて外部空気を誘引す
る二次空気誘引部96と、この二次空気誘引部96に連
通され、二次燃焼室16の外壁体98の内面に沿って周
設されて炉本体12との連通口14の近傍位置へ連通さ
れた空気迂回路100と、が設けられている。
は、同二次燃焼室16内に連通されて外部空気を誘引す
る二次空気誘引部96と、この二次空気誘引部96に連
通され、二次燃焼室16の外壁体98の内面に沿って周
設されて炉本体12との連通口14の近傍位置へ連通さ
れた空気迂回路100と、が設けられている。
【0028】この空気迂回路100は、二次燃焼室16
の外壁体98と、二次燃焼室16内の上部位置に連通さ
れた旋回羽根筒90の下端部外周面から炉本体12の上
面板84へ架設された空気余熱筒104とで囲周形成さ
れ、この空気余熱筒104の下部外壁面に開孔された複
数の連通孔102により空気迂回路100内で加熱され
た熱風が空気余熱筒104内へ通気される。
の外壁体98と、二次燃焼室16内の上部位置に連通さ
れた旋回羽根筒90の下端部外周面から炉本体12の上
面板84へ架設された空気余熱筒104とで囲周形成さ
れ、この空気余熱筒104の下部外壁面に開孔された複
数の連通孔102により空気迂回路100内で加熱され
た熱風が空気余熱筒104内へ通気される。
【0029】また、二次空気誘引部96は、二次燃焼室
16の外壁体98の上端部側で外壁体に沿って間隔をお
いて開孔され、外部空気を空気迂回路100内に直接誘
引する複数の通気孔106と、二次燃焼室16の外壁体
98の下端部側で外壁体98内から連通突設された空気
誘引筒108と、を有している。この空気誘引筒108
の端部には、その筒口を開閉して内部へ誘引される空気
量を調整する空気調整部110が設けられている。この
空気調整部110は、前記一次空気誘引部56の空気調
整部68と同一構成であるため、その詳細な説明は省略
する。
16の外壁体98の上端部側で外壁体に沿って間隔をお
いて開孔され、外部空気を空気迂回路100内に直接誘
引する複数の通気孔106と、二次燃焼室16の外壁体
98の下端部側で外壁体98内から連通突設された空気
誘引筒108と、を有している。この空気誘引筒108
の端部には、その筒口を開閉して内部へ誘引される空気
量を調整する空気調整部110が設けられている。この
空気調整部110は、前記一次空気誘引部56の空気調
整部68と同一構成であるため、その詳細な説明は省略
する。
【0030】これにより、二次燃焼室16において、二
次空気誘引部96の通気孔106から流入した外部空気
は、空気迂回路100内を下降しながら空気余熱筒10
4で加熱されて通気孔102から内部へ均等に流入しな
がら炉本体12内から上昇する燃焼ガスに混合される。
このとき、二次燃焼室16の外壁体98が冷却されると
共に流入した外部空気は加温されて二次燃焼室16内に
おける燃焼効率を向上できる。また、二次燃焼室16内
における空気量が不足するときには、空気誘引筒108
の端部に設けた空気調整部110を開口操作して流入す
る空気量を増量する。
次空気誘引部96の通気孔106から流入した外部空気
は、空気迂回路100内を下降しながら空気余熱筒10
4で加熱されて通気孔102から内部へ均等に流入しな
がら炉本体12内から上昇する燃焼ガスに混合される。
このとき、二次燃焼室16の外壁体98が冷却されると
共に流入した外部空気は加温されて二次燃焼室16内に
おける燃焼効率を向上できる。また、二次燃焼室16内
における空気量が不足するときには、空気誘引筒108
の端部に設けた空気調整部110を開口操作して流入す
る空気量を増量する。
【0031】また、前記二次燃焼室16内に連通された
旋回羽根筒90の下端には、炉本体12内から二次燃焼
室16内へ流入する燃焼ガスを高温度に加熱して再燃焼
させる耐熱金属製の強制加熱網筒112が設けられてい
る。これにより、燃焼が進行するに従って強制加熱網筒
112は赤熱され、燃焼ガス中に含まれる不完全燃焼ガ
スは強制加熱網筒112を通過中に完全燃焼されること
となる。なお、強制加熱網筒112は、必ずしも網筒に
限ることなく、例えば、多孔筒体でもよい。
旋回羽根筒90の下端には、炉本体12内から二次燃焼
室16内へ流入する燃焼ガスを高温度に加熱して再燃焼
させる耐熱金属製の強制加熱網筒112が設けられてい
る。これにより、燃焼が進行するに従って強制加熱網筒
112は赤熱され、燃焼ガス中に含まれる不完全燃焼ガ
スは強制加熱網筒112を通過中に完全燃焼されること
となる。なお、強制加熱網筒112は、必ずしも網筒に
限ることなく、例えば、多孔筒体でもよい。
【0032】前記炉本体12の上部外周面から二次燃焼
室16の外周面にかけて貯湯室114が設置されてい
る。この貯湯室114には、自動給水タンク116が連
通されて自動給水しながら貯留水を炉本体12および二
次燃焼室16の外壁面から伝導する熱エネルギーで加温
し、焼却炉10を設置した事業所や家庭等に給湯利用で
きることとなる。
室16の外周面にかけて貯湯室114が設置されてい
る。この貯湯室114には、自動給水タンク116が連
通されて自動給水しながら貯留水を炉本体12および二
次燃焼室16の外壁面から伝導する熱エネルギーで加温
し、焼却炉10を設置した事業所や家庭等に給湯利用で
きることとなる。
【0033】サイクロン室18は、円筒形に形成されて
おり、その上端に固定された上面板に煙突118が連通
され、サイクロン室18の下部周壁面には、開閉扉付排
出口120が設けられている。そして、二次燃焼室16
内からサイクロン室18内の下部位置に貫通された旋回
羽根筒90内を上昇中の燃焼ガスは、旋回羽根88に沿
って旋回されてサイクロン室18内に排出され旋回拡散
される。この旋回拡散中に燃焼ガス内に含まれた煤煙や
塵埃等は、サイクロン室18の内壁面に突き当って下方
へ落下除去され、煤煙や塵埃等が除去された清浄な無煙
化ガスが煙突118から排出され、煤煙による公害等を
防止できることとなる。
おり、その上端に固定された上面板に煙突118が連通
され、サイクロン室18の下部周壁面には、開閉扉付排
出口120が設けられている。そして、二次燃焼室16
内からサイクロン室18内の下部位置に貫通された旋回
羽根筒90内を上昇中の燃焼ガスは、旋回羽根88に沿
って旋回されてサイクロン室18内に排出され旋回拡散
される。この旋回拡散中に燃焼ガス内に含まれた煤煙や
塵埃等は、サイクロン室18の内壁面に突き当って下方
へ落下除去され、煤煙や塵埃等が除去された清浄な無煙
化ガスが煙突118から排出され、煤煙による公害等を
防止できることとなる。
【0034】次に、本発明の実施例に係る焼却炉10の
作用を説明する。本発明に係る焼却炉10においては、
炉本体12の投入扉60を開扉して廃タイヤや廃プラス
ッチク等の被焼却物122を炉本体12内に投入し、廃
油等を燃焼補助剤として散布して着火させるものであ
る。この着火時においては、炉本体12の下方の灰出扉
34に設けた空気調整部36の調整板42をスライドし
て空気口38を全幅に渡って開口させる。また、炉本体
12の上部外周面の1次空気誘引部56の空気調整部6
8の調整板80をスライドして空気口72の開口幅を調
整し、更に、二次燃焼室16に設けた二次空気誘引部9
6の空気誘引筒108の空気調整部110は閉鎖してお
くものである。
作用を説明する。本発明に係る焼却炉10においては、
炉本体12の投入扉60を開扉して廃タイヤや廃プラス
ッチク等の被焼却物122を炉本体12内に投入し、廃
油等を燃焼補助剤として散布して着火させるものであ
る。この着火時においては、炉本体12の下方の灰出扉
34に設けた空気調整部36の調整板42をスライドし
て空気口38を全幅に渡って開口させる。また、炉本体
12の上部外周面の1次空気誘引部56の空気調整部6
8の調整板80をスライドして空気口72の開口幅を調
整し、更に、二次燃焼室16に設けた二次空気誘引部9
6の空気誘引筒108の空気調整部110は閉鎖してお
くものである。
【0035】そこで、廃タイヤ等が燃焼して温度が上昇
した時点で、炉本体12の灰出扉34の空気調整部68
の空気口38を閉鎖に近い状態にして空気を絞りながら
被却物122を燻蒸する。そして、炉本体12の一次空
気誘引部56の空気調整部68から空気溜部66内へ流
入した外部空気が炉壁面13に開口された通気孔64か
ら炉本体12内へ均等に通気され、被焼却物122の燻
蒸により発生した燻蒸ガスに混合されながら一次燃焼す
ることとなる。
した時点で、炉本体12の灰出扉34の空気調整部68
の空気口38を閉鎖に近い状態にして空気を絞りながら
被却物122を燻蒸する。そして、炉本体12の一次空
気誘引部56の空気調整部68から空気溜部66内へ流
入した外部空気が炉壁面13に開口された通気孔64か
ら炉本体12内へ均等に通気され、被焼却物122の燻
蒸により発生した燻蒸ガスに混合されながら一次燃焼す
ることとなる。
【0036】この一次燃焼された燃焼ガスは、炉本体1
2の上面板84に開口された連通口14から二次燃焼室
16内に流入する。この二次燃焼室16内において旋回
羽根筒90の下端に連設された強制加熱網筒112と空
気余熱筒104が燃焼ガスで高温度に加熱されて赤熱さ
れた状態となる。同時に二次燃焼室16の周壁体98に
設けた二次空気誘引部96の通気孔106から内部の空
気迂回路100内へ外部空気が通気され、この空気は空
気迂回路100内を下降して空気余熱筒104の通気孔
102から内部へ流入し、炉本体12と二次燃焼室16
との連通口14の近傍で燃焼ガスに均等に混合給気され
る。
2の上面板84に開口された連通口14から二次燃焼室
16内に流入する。この二次燃焼室16内において旋回
羽根筒90の下端に連設された強制加熱網筒112と空
気余熱筒104が燃焼ガスで高温度に加熱されて赤熱さ
れた状態となる。同時に二次燃焼室16の周壁体98に
設けた二次空気誘引部96の通気孔106から内部の空
気迂回路100内へ外部空気が通気され、この空気は空
気迂回路100内を下降して空気余熱筒104の通気孔
102から内部へ流入し、炉本体12と二次燃焼室16
との連通口14の近傍で燃焼ガスに均等に混合給気され
る。
【0037】連通口14から空気余熱筒104内へ上昇
した一次燃焼ガスは、二次空気誘引部96から誘引され
た外部空気との混合で二次燃焼されて一次燃焼ガス中に
含まれている不完全燃焼ガスを完全燃焼させることとな
る。この二次燃焼室16内で完全燃焼された二次燃焼ガ
スは、旋回羽根筒90の下端から内部に流入して上昇し
ながら旋回羽根88に沿って旋回されてサイクロン室1
8内に排出され旋回拡散される。この旋回拡散中に燃焼
ガス内に含まれた煤煙や塵埃等は、サイクロン室18の
内壁面に突き当って下方へ落下除去され、清浄な無煙化
ガスが煙突118から排出され、公害等を防止できる。
した一次燃焼ガスは、二次空気誘引部96から誘引され
た外部空気との混合で二次燃焼されて一次燃焼ガス中に
含まれている不完全燃焼ガスを完全燃焼させることとな
る。この二次燃焼室16内で完全燃焼された二次燃焼ガ
スは、旋回羽根筒90の下端から内部に流入して上昇し
ながら旋回羽根88に沿って旋回されてサイクロン室1
8内に排出され旋回拡散される。この旋回拡散中に燃焼
ガス内に含まれた煤煙や塵埃等は、サイクロン室18の
内壁面に突き当って下方へ落下除去され、清浄な無煙化
ガスが煙突118から排出され、公害等を防止できる。
【0038】前記二次燃焼室16内においては、二次空
気誘引部96の通気孔106から空気迂回路100内へ
流入した外部空気は、この空気迂回路100内を通流中
に、高温度に加熱されている空気余熱筒104で加温さ
れて一次燃焼ガスに混合されるものであり、一次燃焼ガ
スの完全燃焼を効率良く促進できる。また、空気迂回路
100内を外部空気が通流することによる、一種の断熱
作用で外壁体98への熱伝導が遮断され、空気余熱筒1
04内では高温度に燃焼を促進させながら外壁体98の
温度上昇を抑制でき、二次燃焼室16の耐用年数を増大
できることとなる。
気誘引部96の通気孔106から空気迂回路100内へ
流入した外部空気は、この空気迂回路100内を通流中
に、高温度に加熱されている空気余熱筒104で加温さ
れて一次燃焼ガスに混合されるものであり、一次燃焼ガ
スの完全燃焼を効率良く促進できる。また、空気迂回路
100内を外部空気が通流することによる、一種の断熱
作用で外壁体98への熱伝導が遮断され、空気余熱筒1
04内では高温度に燃焼を促進させながら外壁体98の
温度上昇を抑制でき、二次燃焼室16の耐用年数を増大
できることとなる。
【0039】二次空気誘引部96の空気誘引筒108に
設けた空気調整部110や一次空気誘引部56に設けた
空気調整部68は、煙突から排出されるガスの状態によ
り空気口を調整して内部に通気する空気量を調整する。
黒煙が排出されて不完全燃焼しているときには、内部へ
誘引される空気量を増大して完全燃焼を促進させる。
設けた空気調整部110や一次空気誘引部56に設けた
空気調整部68は、煙突から排出されるガスの状態によ
り空気口を調整して内部に通気する空気量を調整する。
黒煙が排出されて不完全燃焼しているときには、内部へ
誘引される空気量を増大して完全燃焼を促進させる。
【0040】従って、炉本体12内に投入した被焼却物
122から燻蒸ガスに一次空気を混合して一次燃焼さ
せ、更に二次燃焼室16内に燃焼ガスを通流させて二次
空気を混合させつつ二次燃焼させながら不完全燃焼ガス
を完全燃焼できるものであり、煙突から無煙化ガスを外
部へ排出できて煤煙による公害を防止できる。また、炉
本体12に二次燃焼室16とサイクロン室18が縦形に
直接連設されているため、燃焼ガスの温度が途中で低下
することなく、燃焼効率が高く、処理能力も増大でき
る。更に、炉本体12、二次燃焼室16、サイクロン室
18等の構造も簡略であるため製造コストも安価であ
り、中小の事業所から一般家庭に設備しながら煤煙等の
公害を防止できる。
122から燻蒸ガスに一次空気を混合して一次燃焼さ
せ、更に二次燃焼室16内に燃焼ガスを通流させて二次
空気を混合させつつ二次燃焼させながら不完全燃焼ガス
を完全燃焼できるものであり、煙突から無煙化ガスを外
部へ排出できて煤煙による公害を防止できる。また、炉
本体12に二次燃焼室16とサイクロン室18が縦形に
直接連設されているため、燃焼ガスの温度が途中で低下
することなく、燃焼効率が高く、処理能力も増大でき
る。更に、炉本体12、二次燃焼室16、サイクロン室
18等の構造も簡略であるため製造コストも安価であ
り、中小の事業所から一般家庭に設備しながら煤煙等の
公害を防止できる。
【0041】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1に係る焼却
炉によれば、炉本体と、この炉本体の上面に設けられた
連通口を介して連通された二次燃焼室と、該二次燃焼室
の上部側に設置されたサイクロン室と、を備え、前記二
次燃焼室と前記サイクロン室とは、筒体の内部に同筒体
内を上昇するガスを旋回させる旋回羽根を備えた旋回羽
根筒で相互に連通され、前記炉本体には、該炉本体内へ
外部空気を誘引する一次空気誘引部が連通されると共
に、前記二次燃焼室には、該二次燃焼室内へ外部空気を
誘引する二次空気誘引部が連通されて成ることにより、
炉本体内で発生する燃焼ガスに空気を自然通気させなが
ら完全燃焼でき、炉本体の上面に直接設置された二次燃
焼室へ通流する燃焼ガスの燃焼効率が高く、無煙化ガス
を煙突から排出して煤煙による公害の発生を防止でき
る。また、炉本体、二次燃焼室、サイクロン室等は縦形
に連設した簡略な構造であり、製造コストも安価とな
る。
炉によれば、炉本体と、この炉本体の上面に設けられた
連通口を介して連通された二次燃焼室と、該二次燃焼室
の上部側に設置されたサイクロン室と、を備え、前記二
次燃焼室と前記サイクロン室とは、筒体の内部に同筒体
内を上昇するガスを旋回させる旋回羽根を備えた旋回羽
根筒で相互に連通され、前記炉本体には、該炉本体内へ
外部空気を誘引する一次空気誘引部が連通されると共
に、前記二次燃焼室には、該二次燃焼室内へ外部空気を
誘引する二次空気誘引部が連通されて成ることにより、
炉本体内で発生する燃焼ガスに空気を自然通気させなが
ら完全燃焼でき、炉本体の上面に直接設置された二次燃
焼室へ通流する燃焼ガスの燃焼効率が高く、無煙化ガス
を煙突から排出して煤煙による公害の発生を防止でき
る。また、炉本体、二次燃焼室、サイクロン室等は縦形
に連設した簡略な構造であり、製造コストも安価とな
る。
【0042】また、請求項2によれば、前記二次燃焼室
内には、同二次燃焼室の内壁面に沿って周設され、前記
炉本体との連通口の近傍位置へ向け迂回された空気迂回
路が設けられ、前記二次空気誘引部から誘引された外部
空気を空気迂回路から二次燃焼室内へ迂回供給して成る
ことにより、空気迂回路内へ通気された外部空気は炉本
体との通気口へ均一に迂回して燃焼ガス中に給気混合さ
れ、二次燃焼室内における燃焼ガスの燃焼効率を向上で
きる。
内には、同二次燃焼室の内壁面に沿って周設され、前記
炉本体との連通口の近傍位置へ向け迂回された空気迂回
路が設けられ、前記二次空気誘引部から誘引された外部
空気を空気迂回路から二次燃焼室内へ迂回供給して成る
ことにより、空気迂回路内へ通気された外部空気は炉本
体との通気口へ均一に迂回して燃焼ガス中に給気混合さ
れ、二次燃焼室内における燃焼ガスの燃焼効率を向上で
きる。
【0043】また、請求項3によれば、前記空気迂回路
は、前記二次燃焼室の内壁面と、該二次燃焼室内の上部
位置に連通された旋回羽根筒の端部から炉本体側へ架設
された空気余熱筒とで囲周形成され、該空気余熱筒の下
部周壁面には複数の通気孔が開孔されて成ることによ
り、空気迂回路を通流中の空気は空気余熱筒で加温され
て燃焼ガスに混合されて燃焼効率を向上できる。同時に
空気迂回路を通流中の空気が二次燃焼室の外壁体への熱
伝導を遮断して外壁体の温度上昇を制止しながら耐用年
数を増大できる。
は、前記二次燃焼室の内壁面と、該二次燃焼室内の上部
位置に連通された旋回羽根筒の端部から炉本体側へ架設
された空気余熱筒とで囲周形成され、該空気余熱筒の下
部周壁面には複数の通気孔が開孔されて成ることによ
り、空気迂回路を通流中の空気は空気余熱筒で加温され
て燃焼ガスに混合されて燃焼効率を向上できる。同時に
空気迂回路を通流中の空気が二次燃焼室の外壁体への熱
伝導を遮断して外壁体の温度上昇を制止しながら耐用年
数を増大できる。
【0044】また、請求項4によれば、前記二次燃焼室
内に連通された旋回羽根筒の下端には、炉本体内から二
次燃焼室内へ流入する燃焼ガスを高温度に加熱して再燃
焼させる強制加熱網筒が設けられて成ることにより、二
次燃焼室内から旋回羽根筒へ通流する燃焼ガス内に含ま
れる不完全燃焼ガスを強制加熱網筒の位置で完全燃焼さ
せてサイクロン室内へ供給できる。
内に連通された旋回羽根筒の下端には、炉本体内から二
次燃焼室内へ流入する燃焼ガスを高温度に加熱して再燃
焼させる強制加熱網筒が設けられて成ることにより、二
次燃焼室内から旋回羽根筒へ通流する燃焼ガス内に含ま
れる不完全燃焼ガスを強制加熱網筒の位置で完全燃焼さ
せてサイクロン室内へ供給できる。
【0045】また、請求項5によれば、前記一次空気誘
引部は、前記炉本体の二次燃焼室寄りの炉壁面に周設さ
れ、炉壁面に開孔された通気孔を介して炉本体内に連通
された空気溜部と、この空気溜部の外周面に設置された
空気調整部とを備え、該空気調整部は、空気溜部の外周
面に開口された空気口と、この空気口を開閉して内部へ
誘引される空気量を調整する調整部と、を有して成るこ
とにより、空気調整部により炉本体へ通気される空気量
を調整し、かつ炉本体内に均等に空気を通気させながら
燃焼を促進できる。
引部は、前記炉本体の二次燃焼室寄りの炉壁面に周設さ
れ、炉壁面に開孔された通気孔を介して炉本体内に連通
された空気溜部と、この空気溜部の外周面に設置された
空気調整部とを備え、該空気調整部は、空気溜部の外周
面に開口された空気口と、この空気口を開閉して内部へ
誘引される空気量を調整する調整部と、を有して成るこ
とにより、空気調整部により炉本体へ通気される空気量
を調整し、かつ炉本体内に均等に空気を通気させながら
燃焼を促進できる。
【0046】また、請求項6によれば、前記二次空気誘
引部は、二次燃焼室の壁面の一端部側で壁面に周回して
開孔され、外部空気を前記空気迂回路内に誘引する通気
孔と、二次燃焼室の壁面の他端部側で壁面から連通突設
された空気誘引筒と、を有し、該空気誘引筒の端部に
は、その誘引筒口を開閉して内部へ誘引される空気量を
調整する空気調整部が設けられて成ることにより、空気
迂回路を経由して二次燃焼室内へ均一に空気を給気して
燃焼ガスに混合しながら燃焼を継続でき、また空気量が
不足するときには空気調整部により空気量を調整でき
る。
引部は、二次燃焼室の壁面の一端部側で壁面に周回して
開孔され、外部空気を前記空気迂回路内に誘引する通気
孔と、二次燃焼室の壁面の他端部側で壁面から連通突設
された空気誘引筒と、を有し、該空気誘引筒の端部に
は、その誘引筒口を開閉して内部へ誘引される空気量を
調整する空気調整部が設けられて成ることにより、空気
迂回路を経由して二次燃焼室内へ均一に空気を給気して
燃焼ガスに混合しながら燃焼を継続でき、また空気量が
不足するときには空気調整部により空気量を調整でき
る。
【図1】本発明の実施例に係る焼却炉の正面図である。
【図2】図1の焼却炉の右側面である。
【図3】焼却炉の一部縦断拡大正面図である。
【図4】炉本体の一部切欠拡大斜視図である。
【図5】旋回羽根筒を示した一部切欠拡大斜視図であ
る。
る。
【図6】一次空気誘引部と二次空気誘引部を示した一部
拡大正面図である。
拡大正面図である。
【図7】炉本体に設けた灰出扉に設けた空気調整部を示
した一部拡大正面図である。
した一部拡大正面図である。
【図8】図7に示す空気調整部の一部拡大縦断面図であ
る。
る。
【図9】図7に示す空気調整部の空気口の内面側に設け
た逆火防止板を示した一部拡大側斜視図である。
た逆火防止板を示した一部拡大側斜視図である。
10 焼却炉 12 炉本体 13 炉壁面 14 連通口 16 二次燃焼室 18 サイクロン室 56 一次空気誘引部 64 通気孔 66 空気溜部 68 空気調整部 72 空気口 74 調整部 88 旋回羽根 90 旋回羽根筒 96 二次空気誘引部 98 外壁体 100 空気迂回路 102 通気孔 104 空気余熱筒 106 通気孔 108 空気誘引筒 110 空気調整部 112 強制加熱網筒 122 被焼却物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F23G 5/32 ZAB F23L 13/00 ZAB Z
Claims (6)
- 【請求項1】 炉本体と、この炉本体の上面に設けられ
た連通口を介して連通された二次燃焼室と、該二次燃焼
室の上部側に設置されたサイクロン室と、を備え、 前記二次燃焼室と前記サイクロン室とは、筒体の内部に
同筒体内を上昇するガスを旋回させる旋回羽根を備えた
旋回羽根筒で相互に連通され、 前記炉本体には、該炉本体内へ外部空気を誘引する一次
空気誘引部が連通されると共に、前記二次燃焼室には、
該二次燃焼室内へ外部空気を誘引する二次空気誘引部が
連通されて成る焼却炉。 - 【請求項2】 前記二次燃焼室内には、同二次燃焼室の
内壁面に沿って周設され、前記炉本体との連通口の近傍
位置へ向け迂回された空気迂回路が設けられ、 前記二次空気誘引部から誘引された外部空気を空気迂回
路から二次燃焼室内へ迂回供給して成る請求項1記載の
焼却炉。 - 【請求項3】 前記空気迂回路は、前記二次燃焼室の内
壁面と、該二次燃焼室内の上部位置に連通された旋回羽
根筒の端部から炉本体側へ架設された空気余熱筒とで囲
周形成され、該空気余熱筒の下部周壁面には複数の通気
孔が開孔されて成る請求項1または2記載の焼却炉。 - 【請求項4】 前記二次燃焼室内に連通された旋回羽根
筒の下端には、炉本体内から二次燃焼室内へ流入する燃
焼ガスを高温度に加熱して再燃焼させる強制加熱網筒が
設けられて成る請求項1ないし3のいずれかに記載の焼
却炉。 - 【請求項5】 前記一次空気誘引部は、前記炉本体の二
次燃焼室寄りの炉壁面に周設され、炉壁面に開孔された
通気孔を介して炉本体内に連通された空気溜部と、この
空気溜部の外周面に設置された空気調整部と、を備え、 該空気調整部は、空気溜部の外周面に開口された空気口
と、この空気口を開閉して内部へ誘引される空気量を調
整する調整部と、を有して成る請求項1記載の焼却炉。 - 【請求項6】 前記二次空気誘引部は、二次燃焼室の外
壁面の一端部側で外壁面に周回して開孔され、外部空気
を前記空気迂回路内に誘引する通気孔と、二次燃焼室の
外壁面の他端部側で外壁面から連通突設された空気誘引
筒と、を有し、 該空気誘引筒の端部には、その誘引筒口を開閉して内部
へ誘引される空気量を調整する空気調整部が設けられて
成る請求項1記載の焼却炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33124694A JPH08159427A (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 焼却炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33124694A JPH08159427A (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 焼却炉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08159427A true JPH08159427A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=18241540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33124694A Pending JPH08159427A (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 焼却炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08159427A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012013369A (ja) * | 2010-07-02 | 2012-01-19 | Iwamoto:Kk | 廃棄物処理機 |
CN105090971A (zh) * | 2015-09-08 | 2015-11-25 | 广西秀美壮乡能源环保有限公司 | 一种垃圾焚烧炉 |
-
1994
- 1994-12-07 JP JP33124694A patent/JPH08159427A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012013369A (ja) * | 2010-07-02 | 2012-01-19 | Iwamoto:Kk | 廃棄物処理機 |
CN105090971A (zh) * | 2015-09-08 | 2015-11-25 | 广西秀美壮乡能源环保有限公司 | 一种垃圾焚烧炉 |
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