JPH08158885A - パワーステアリング用オイルポンプの駆動装置 - Google Patents
パワーステアリング用オイルポンプの駆動装置Info
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- JPH08158885A JPH08158885A JP6299667A JP29966794A JPH08158885A JP H08158885 A JPH08158885 A JP H08158885A JP 6299667 A JP6299667 A JP 6299667A JP 29966794 A JP29966794 A JP 29966794A JP H08158885 A JPH08158885 A JP H08158885A
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 35
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 35
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 32
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- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
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- Power Steering Mechanism (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】パワステ用オイルポンプの仕様変更に比較的柔
軟に対応でき、かつ、設計自由度が高く、然も、機関全
長を長くすることのないパワステ用オイルポンプの駆動
装置を提供することを目的とする。 【構成】機関のフロントカバー11にパワステ用オイルポ
ンプ1を固定するための差し込み口13を形成する。そし
て、前記差し込み口13に対してパワステ用オイルポンプ
1に一体的に形成したフランジ部8をボルト15による螺
子止めすることにより、パワステ用オイルポンプ1を前
記差し込み口13に固定する。ここで、前記パワステ用オ
イルポンプ1のドライブシャフト2の軸端に取り付けた
ギヤ6を、カムギヤ及びクランクギヤに巻掛されるチェ
ーンと噛合させ、カム駆動系を用いてパワステ用オイル
ポンプ1を駆動する。
軟に対応でき、かつ、設計自由度が高く、然も、機関全
長を長くすることのないパワステ用オイルポンプの駆動
装置を提供することを目的とする。 【構成】機関のフロントカバー11にパワステ用オイルポ
ンプ1を固定するための差し込み口13を形成する。そし
て、前記差し込み口13に対してパワステ用オイルポンプ
1に一体的に形成したフランジ部8をボルト15による螺
子止めすることにより、パワステ用オイルポンプ1を前
記差し込み口13に固定する。ここで、前記パワステ用オ
イルポンプ1のドライブシャフト2の軸端に取り付けた
ギヤ6を、カムギヤ及びクランクギヤに巻掛されるチェ
ーンと噛合させ、カム駆動系を用いてパワステ用オイル
ポンプ1を駆動する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパワーステアリング用オ
イルポンプの駆動装置に関し、詳しくは、パワーステア
リング用オイルポンプをカム駆動系の巻掛伝動部材によ
って回転駆動させるための装置に関する。
イルポンプの駆動装置に関し、詳しくは、パワーステア
リング用オイルポンプをカム駆動系の巻掛伝動部材によ
って回転駆動させるための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パワーステアリング用オイルポン
プの駆動装置としては、例えば実開平2−19838号
公報に開示されるようなものがあった。このものは、内
燃機関のフロントプレート(フロントカバー)又はタイ
ミングギヤケースの外側にオルタネータが取付けられ、
該オルタネータのプーリとクランクプーリとの間に巻掛
されるベルト等の巻掛伝動部材を介してクランクシャフ
トに連動してオルタネータが駆動されるようになってい
る。一方、パワーステアリング(以下、パワステともい
う)用オイルポンプは、前記オルタネータとタイミング
ギヤケース側壁との間に配設され、オイルポンプのドラ
イブシャフト端部に取り付けた駆動ギヤを、タイミング
ギヤケース内のカムギヤに噛合させて、パワステ用オイ
ルポンプを回転駆動する構成となっている。
プの駆動装置としては、例えば実開平2−19838号
公報に開示されるようなものがあった。このものは、内
燃機関のフロントプレート(フロントカバー)又はタイ
ミングギヤケースの外側にオルタネータが取付けられ、
該オルタネータのプーリとクランクプーリとの間に巻掛
されるベルト等の巻掛伝動部材を介してクランクシャフ
トに連動してオルタネータが駆動されるようになってい
る。一方、パワーステアリング(以下、パワステともい
う)用オイルポンプは、前記オルタネータとタイミング
ギヤケース側壁との間に配設され、オイルポンプのドラ
イブシャフト端部に取り付けた駆動ギヤを、タイミング
ギヤケース内のカムギヤに噛合させて、パワステ用オイ
ルポンプを回転駆動する構成となっている。
【0003】また、パワステ用オイルポンプのドライブ
シャフト端部にプーリを取付け、該ポワステポンププー
リとクランクプーリとの間に巻掛されるベルト等の巻掛
伝動部材を介してクランクシャフトに連動してパワステ
用オイルポンプを駆動する構成のものもある。
シャフト端部にプーリを取付け、該ポワステポンププー
リとクランクプーリとの間に巻掛されるベルト等の巻掛
伝動部材を介してクランクシャフトに連動してパワステ
用オイルポンプを駆動する構成のものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
に、カムギヤに噛合する駆動ギヤを介してパワステ用オ
イルポンプを駆動する構成では、パワステ用オイルポン
プのサイズ変更や、クランクシャフトに対する回転比の
変更を行うには、設定ギヤを変更する必要があり、これ
によってパワステ用オイルポンプの取付け位置を変更す
る必要が生じるなど、仕様変更に柔軟に対応できないと
いう問題があった。
に、カムギヤに噛合する駆動ギヤを介してパワステ用オ
イルポンプを駆動する構成では、パワステ用オイルポン
プのサイズ変更や、クランクシャフトに対する回転比の
変更を行うには、設定ギヤを変更する必要があり、これ
によってパワステ用オイルポンプの取付け位置を変更す
る必要が生じるなど、仕様変更に柔軟に対応できないと
いう問題があった。
【0005】また、パワステ用オイルポンプの駆動ギヤ
に、カムギヤを噛合させる必要があるから、パワステ用
オイルポンプの配置が制約されることになり、設計自由
度が狭いという問題もあった。一方、ポワステポンププ
ーリとクランクプーリとの間に巻掛される専用のベルト
等の巻掛伝動部材を介してパワステ用オイルポンプを駆
動する構成では、設計変更に比較的柔軟に対応できるも
のの、ベルト駆動の本数が多くなって構成が複雑化し、
また、ベルト駆動の本数が多くなることによって内燃機
関の全長が長くなってしまうという問題があった。
に、カムギヤを噛合させる必要があるから、パワステ用
オイルポンプの配置が制約されることになり、設計自由
度が狭いという問題もあった。一方、ポワステポンププ
ーリとクランクプーリとの間に巻掛される専用のベルト
等の巻掛伝動部材を介してパワステ用オイルポンプを駆
動する構成では、設計変更に比較的柔軟に対応できるも
のの、ベルト駆動の本数が多くなって構成が複雑化し、
また、ベルト駆動の本数が多くなることによって内燃機
関の全長が長くなってしまうという問題があった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、パワステ用オイルポンプの仕様変更に比較的柔軟
に対応でき、かつ、設計自由度が高く、然も、機関全長
を長くすることのないパワステ用オイルポンプの駆動装
置を提供することを目的とする。
あり、パワステ用オイルポンプの仕様変更に比較的柔軟
に対応でき、かつ、設計自由度が高く、然も、機関全長
を長くすることのないパワステ用オイルポンプの駆動装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1の発明
にかかるパワーステアリング用オイルポンプの駆動装置
は、カムシャフトが巻掛伝動部材を介してクランクシャ
フトにより回転駆動される内燃機関において、パワース
テアリング用オイルポンプのドライブシャフトの軸方向
に直交する取付けフランジ面を有するフランジ部を前記
オイルポンプに対して一体的に設け、内燃機関本体の端
部に形成された差し込み口に機関本体側から前記ドライ
ブシャフトの軸端側を先として挿置した前記オイルポン
プを、前記フランジ部を前記差し込み口の周縁に螺子止
めして前記差し込み口に固定し、前記ドライブシャフト
の軸端に取付けられた駆動部材を前記巻掛伝動部材に係
合させることにより、前記オイルポンプを前記巻掛伝動
部材によって回転駆動する構成とした。
にかかるパワーステアリング用オイルポンプの駆動装置
は、カムシャフトが巻掛伝動部材を介してクランクシャ
フトにより回転駆動される内燃機関において、パワース
テアリング用オイルポンプのドライブシャフトの軸方向
に直交する取付けフランジ面を有するフランジ部を前記
オイルポンプに対して一体的に設け、内燃機関本体の端
部に形成された差し込み口に機関本体側から前記ドライ
ブシャフトの軸端側を先として挿置した前記オイルポン
プを、前記フランジ部を前記差し込み口の周縁に螺子止
めして前記差し込み口に固定し、前記ドライブシャフト
の軸端に取付けられた駆動部材を前記巻掛伝動部材に係
合させることにより、前記オイルポンプを前記巻掛伝動
部材によって回転駆動する構成とした。
【0008】請求項2の発明にかかるパワーステアリン
グ用オイルポンプの駆動装置は、前記駆動部材が前記ド
ライブシャフトの軸端に対して着脱自在に構成され、か
つ、前記駆動部材が、前記差し込み口に挿通する寸法の
範囲内で設定された複数種の中から選択的に取付けられ
る構成とした。請求項3の発明にかかるパワーステアリ
ング用オイルポンプの駆動装置は、前記フランジ部に対
して、前記差し込み口に嵌合される円筒状の補強ガイド
部を一体的に形成する構成とした。
グ用オイルポンプの駆動装置は、前記駆動部材が前記ド
ライブシャフトの軸端に対して着脱自在に構成され、か
つ、前記駆動部材が、前記差し込み口に挿通する寸法の
範囲内で設定された複数種の中から選択的に取付けられ
る構成とした。請求項3の発明にかかるパワーステアリ
ング用オイルポンプの駆動装置は、前記フランジ部に対
して、前記差し込み口に嵌合される円筒状の補強ガイド
部を一体的に形成する構成とした。
【0009】請求項4の発明にかかるパワーステアリン
グ用オイルポンプの駆動装置は、前記フランジ部と同形
状のフランジ部を備える一方、前記駆動部材と同形状で
あって空回りする駆動部材を備えた空回り装置と、前記
パワーステアリング用オイルポンプとのいずれか一方が
選択的に前記差し込み口に固定される構成とした。
グ用オイルポンプの駆動装置は、前記フランジ部と同形
状のフランジ部を備える一方、前記駆動部材と同形状で
あって空回りする駆動部材を備えた空回り装置と、前記
パワーステアリング用オイルポンプとのいずれか一方が
選択的に前記差し込み口に固定される構成とした。
【0010】
【作用】請求項1の発明にかかるパワーステアリング用
オイルポンプの駆動装置によると、機関本体端部に形成
された差し込み口に対してパワステ用オイルポンプがフ
ランジ式に固定され、かかる固定状態において、前記ド
ライブシャフトの軸端に取付けられたプーリやギヤなど
の駆動部材が、カム駆動を行うベルトやチェーンなどの
巻掛伝動部材に係合し、巻掛伝動部材によってパワステ
用オイルポンプが駆動される。
オイルポンプの駆動装置によると、機関本体端部に形成
された差し込み口に対してパワステ用オイルポンプがフ
ランジ式に固定され、かかる固定状態において、前記ド
ライブシャフトの軸端に取付けられたプーリやギヤなど
の駆動部材が、カム駆動を行うベルトやチェーンなどの
巻掛伝動部材に係合し、巻掛伝動部材によってパワステ
用オイルポンプが駆動される。
【0011】ここで、前記巻掛伝動部材には一般に遊び
があるから、前記駆動部材のサイズの変更に対応でき、
また、駆動部材が巻掛伝動部材に係合して駆動される構
成であるから、パワステ用オイルポンプ専用の巻掛伝動
部材を別途設ける場合に対して構成が簡略化され、ま
た、機関の全長を短くでき、また、巻掛伝動部材に係合
される場所であれば、パワステ用オイルポンプを比較的
自由に配置できる。
があるから、前記駆動部材のサイズの変更に対応でき、
また、駆動部材が巻掛伝動部材に係合して駆動される構
成であるから、パワステ用オイルポンプ専用の巻掛伝動
部材を別途設ける場合に対して構成が簡略化され、ま
た、機関の全長を短くでき、また、巻掛伝動部材に係合
される場所であれば、パワステ用オイルポンプを比較的
自由に配置できる。
【0012】請求項2の発明にかかるパワーステアリン
グ用オイルポンプの駆動装置によると、差し込み口に挿
通し得る寸法範囲内で、オイルポンプの軸端に取付けら
れる駆動部材を選択できる。請求項3の発明にかかるパ
ワーステアリング用オイルポンプの駆動装置によると、
オイルポンプに一体的に設けられるフランジ部に対して
円筒状の補強ガイド部が形成され、該補強ガイド部が前
記差し込み口に嵌合されることで、オイルポンプの取付
け位置が規制され、また、補強ガイド部によって駆動荷
重による曲げ力に対する剛性向上が図られる。
グ用オイルポンプの駆動装置によると、差し込み口に挿
通し得る寸法範囲内で、オイルポンプの軸端に取付けら
れる駆動部材を選択できる。請求項3の発明にかかるパ
ワーステアリング用オイルポンプの駆動装置によると、
オイルポンプに一体的に設けられるフランジ部に対して
円筒状の補強ガイド部が形成され、該補強ガイド部が前
記差し込み口に嵌合されることで、オイルポンプの取付
け位置が規制され、また、補強ガイド部によって駆動荷
重による曲げ力に対する剛性向上が図られる。
【0013】請求項4の発明にかかるパワーステアリン
グ用オイルポンプの駆動装置によると、前記差し込み口
にパワーステアリング用オイルポンプを固定しない場
合、例えば車両がパワステ仕様でない場合には、前記オ
イルポンプに代えて、同じ取付け構造であって巻掛伝動
部材に対して同様に係合する駆動部材を備えた空回り装
置を差し込み口に固定するから、オイルポンプを取り付
けた場合と同様に、巻掛伝動部材によって前記空回り装
置を回転駆動させることになる。従って、オイルポンプ
の取付けの有無によって、巻掛伝動部材を含むカムの駆
動系を変更する必要がない。
グ用オイルポンプの駆動装置によると、前記差し込み口
にパワーステアリング用オイルポンプを固定しない場
合、例えば車両がパワステ仕様でない場合には、前記オ
イルポンプに代えて、同じ取付け構造であって巻掛伝動
部材に対して同様に係合する駆動部材を備えた空回り装
置を差し込み口に固定するから、オイルポンプを取り付
けた場合と同様に、巻掛伝動部材によって前記空回り装
置を回転駆動させることになる。従って、オイルポンプ
の取付けの有無によって、巻掛伝動部材を含むカムの駆
動系を変更する必要がない。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明にかかるパワーステアリング用オイルポンプの駆
動装置の実施例を示す部分断面側面図である。この図1
において、パワーステアリング用オイルポンプ(以下、
パワステ用オイルポンプという)1は、オイルタンク
(図示省略)から吸引したオイルをパワステ装置(図示
省略)に送るものであり、パワステ装置に送られたオイ
ルはコントロールバルブを介してパワーシリンダに導か
れ操舵出力を倍力する。
本発明にかかるパワーステアリング用オイルポンプの駆
動装置の実施例を示す部分断面側面図である。この図1
において、パワーステアリング用オイルポンプ(以下、
パワステ用オイルポンプという)1は、オイルタンク
(図示省略)から吸引したオイルをパワステ装置(図示
省略)に送るものであり、パワステ装置に送られたオイ
ルはコントロールバルブを介してパワーシリンダに導か
れ操舵出力を倍力する。
【0015】前記パワステ用オイルポンプ1は、ベーン
形等のポンプ部を備え、該ポンプ部を駆動するためのド
ライブシャフト2がベアリング3を介してハウジング4
内に回転可能に支持されている。前記ドライブシャフト
2の軸端部は雄螺子5が加工されており、駆動部材とし
てのギヤ6が、前記雄螺子に螺合されるナット7によっ
て、ドライブシャフト2の軸端に着脱自在に取付けられ
る。尚、前記ギヤ6は、後述するように、カム駆動機構
を構成するチェーン(巻掛伝動部材)に噛合して、オイ
ルポンプの駆動するものであり、カム駆動機構が巻掛伝
動部材としてベルトを用いる場合には、前記ギヤ6の代
わりにプーリを取り付け、該プーリに巻掛される前記ベ
ルトによってポンプが駆動されるようにする。
形等のポンプ部を備え、該ポンプ部を駆動するためのド
ライブシャフト2がベアリング3を介してハウジング4
内に回転可能に支持されている。前記ドライブシャフト
2の軸端部は雄螺子5が加工されており、駆動部材とし
てのギヤ6が、前記雄螺子に螺合されるナット7によっ
て、ドライブシャフト2の軸端に着脱自在に取付けられ
る。尚、前記ギヤ6は、後述するように、カム駆動機構
を構成するチェーン(巻掛伝動部材)に噛合して、オイ
ルポンプの駆動するものであり、カム駆動機構が巻掛伝
動部材としてベルトを用いる場合には、前記ギヤ6の代
わりにプーリを取り付け、該プーリに巻掛される前記ベ
ルトによってポンプが駆動されるようにする。
【0016】また、前記ドライブシャフト2の軸方向に
直交する取付けフランジ面8aを有するフランジ部8
が、前記ハウジング4と一体に形成されており、該フラ
ンジ部8の周縁には、ドライブシャフト2の軸方向と平
行に、複数の雌螺子8bが加工されている。9は、パワ
ステ用オイルの漏洩を防止するためのオイルシールであ
る。
直交する取付けフランジ面8aを有するフランジ部8
が、前記ハウジング4と一体に形成されており、該フラ
ンジ部8の周縁には、ドライブシャフト2の軸方向と平
行に、複数の雌螺子8bが加工されている。9は、パワ
ステ用オイルの漏洩を防止するためのオイルシールであ
る。
【0017】一方、内燃機関端部のフロントカバー(フ
ロントプレート)11には、前記パワステ用オイルポンプ
1を固定するためのフランジ部12が形成されている。前
記フランジ部12は、パワステ用オイルポンプ1を固定し
たときに、前記ギヤ6がカム駆動機構のチェーンに噛合
ってポンプが駆動されるべく設けられており、前記ギヤ
6の挿通を許容する差し込み口13を備えると共に、前記
雌螺子8bに対応する位置に貫通孔14が形成されてい
る。
ロントプレート)11には、前記パワステ用オイルポンプ
1を固定するためのフランジ部12が形成されている。前
記フランジ部12は、パワステ用オイルポンプ1を固定し
たときに、前記ギヤ6がカム駆動機構のチェーンに噛合
ってポンプが駆動されるべく設けられており、前記ギヤ
6の挿通を許容する差し込み口13を備えると共に、前記
雌螺子8bに対応する位置に貫通孔14が形成されてい
る。
【0018】尚、前記フランジ部11を、シリンダヘッド
部又はシリンダブロック部に設ける構成としても良い。
前記パワステ用オイルポンプ1は、機関本体側(図1に
おいてフロントカバー11の左側が機関本体側である。)
から、前記ドライブシャフト2の軸端(ギヤ6)を先に
して、前記取付けフランジ面8aが前記フランジ部12の
機関本体側端面に当接する位置にまで前記差し込み口13
に挿通される。前記差し込み口13に挿置されたパワステ
用オイルポンプ1は、前記貫通孔14に対して反本体側か
ら挿入されるボルト15を、それぞれ前記フランジ部の雌
螺子8bに螺合させることで、差し込み口13(フランジ
部12)に対して着脱自在に固定される。
部又はシリンダブロック部に設ける構成としても良い。
前記パワステ用オイルポンプ1は、機関本体側(図1に
おいてフロントカバー11の左側が機関本体側である。)
から、前記ドライブシャフト2の軸端(ギヤ6)を先に
して、前記取付けフランジ面8aが前記フランジ部12の
機関本体側端面に当接する位置にまで前記差し込み口13
に挿通される。前記差し込み口13に挿置されたパワステ
用オイルポンプ1は、前記貫通孔14に対して反本体側か
ら挿入されるボルト15を、それぞれ前記フランジ部の雌
螺子8bに螺合させることで、差し込み口13(フランジ
部12)に対して着脱自在に固定される。
【0019】かかる固定状態で、パワステ用オイルポン
プ1のギヤ6は、図2及び図3に示すように、カム駆動
系を構成する巻掛伝動部材としてのチェーン(タイミン
グチャーン)21の内側に噛合わされ、チェーン21によっ
て前記ギヤ6が回転駆動されて、パワステ用オイルポン
プ1が駆動される。前記カム駆動系は、フロントカバー
11から突出するクランクシャフト22の軸端に取り付けら
れたクランクタイミングギヤ23と、同じくフロントカバ
ー11から突出するカムシャフト24の軸端に取り付けられ
たカムギヤ25と、前記クランクタイミングギヤ23及びカ
ムギヤ25に巻掛される前記チェーン21とによって構成さ
れ、クランクシャフト22の回転に同期して前記カムシャ
フト24を回転駆動する。
プ1のギヤ6は、図2及び図3に示すように、カム駆動
系を構成する巻掛伝動部材としてのチェーン(タイミン
グチャーン)21の内側に噛合わされ、チェーン21によっ
て前記ギヤ6が回転駆動されて、パワステ用オイルポン
プ1が駆動される。前記カム駆動系は、フロントカバー
11から突出するクランクシャフト22の軸端に取り付けら
れたクランクタイミングギヤ23と、同じくフロントカバ
ー11から突出するカムシャフト24の軸端に取り付けられ
たカムギヤ25と、前記クランクタイミングギヤ23及びカ
ムギヤ25に巻掛される前記チェーン21とによって構成さ
れ、クランクシャフト22の回転に同期して前記カムシャ
フト24を回転駆動する。
【0020】図3において、26は、油圧とスプリング力
とによりテンショナーガイド27を押して、前記チェーン
21を張るためのチェーンテンショナーであり、28は、チ
ェーンガイドである。尚、前記カム駆動系は、クランク
タイミングプーリ,カムプーリ及びこれらに巻掛される
巻掛伝動部材としてのタイミングベルトからなる構成で
あっても良く、かかる構成の場合には、前記パワステ用
オイルポンプ1においてギヤ6の代わりにプーリを取り
付けて、該パワステ用オイルポンププーリを前記タイミ
ングベルトに係合させることで、パワステ用オイルポン
プ1を機関駆動させる構成とすれば良い。
とによりテンショナーガイド27を押して、前記チェーン
21を張るためのチェーンテンショナーであり、28は、チ
ェーンガイドである。尚、前記カム駆動系は、クランク
タイミングプーリ,カムプーリ及びこれらに巻掛される
巻掛伝動部材としてのタイミングベルトからなる構成で
あっても良く、かかる構成の場合には、前記パワステ用
オイルポンプ1においてギヤ6の代わりにプーリを取り
付けて、該パワステ用オイルポンププーリを前記タイミ
ングベルトに係合させることで、パワステ用オイルポン
プ1を機関駆動させる構成とすれば良い。
【0021】上記構成によると、前記パワステ用オイル
ポンプ1がカム駆動系のチェーン21等の巻掛伝動部材に
よって駆動される構成であるから、カム駆動系を構成す
る巻掛伝動部材の他に、前記パワステ用オイルポンプ1
を機関駆動するための専用の巻掛伝動部材を必要とせ
ず、構成が簡略化されると共に、補機駆動用のベルト数
を最小限として機関の全長を短くできる。
ポンプ1がカム駆動系のチェーン21等の巻掛伝動部材に
よって駆動される構成であるから、カム駆動系を構成す
る巻掛伝動部材の他に、前記パワステ用オイルポンプ1
を機関駆動するための専用の巻掛伝動部材を必要とせ
ず、構成が簡略化されると共に、補機駆動用のベルト数
を最小限として機関の全長を短くできる。
【0022】また、前記パワステ用オイルポンプ1のギ
ヤ6をチェーン21に噛合わせることができれば良いか
ら、カムギヤ25やクランクタイミングギヤ23と直接的に
噛合わせる構成に比べて、前記パワステ用オイルポンプ
1の設置場所の自由度が比較的高い。更に、前記パワス
テ用オイルポンプ1を、フロントカバー11に形成したフ
ランジ部12(差し込み口13)に挿置して螺子止めする構
成であるから、コンパクトな構成で固定することがで
き、また、高い位置精度で固定することが可能である。
ヤ6をチェーン21に噛合わせることができれば良いか
ら、カムギヤ25やクランクタイミングギヤ23と直接的に
噛合わせる構成に比べて、前記パワステ用オイルポンプ
1の設置場所の自由度が比較的高い。更に、前記パワス
テ用オイルポンプ1を、フロントカバー11に形成したフ
ランジ部12(差し込み口13)に挿置して螺子止めする構
成であるから、コンパクトな構成で固定することがで
き、また、高い位置精度で固定することが可能である。
【0023】また、パワステ用オイルポンプ1には車両
の重量等により最適容量があるため、複数サイズの中か
ら選択的に用いられることになるが、パワステ用オイル
ポンプ1の軸部及びフランジ面を共通化することで、フ
ロントカバー11に形成した取付け用のフランジ部12をそ
のままにして、ポンプのサイズ変更が可能である。ま
た、パワステ用オイルポンプ1のドライブシャフト2の
軸端に取付けられるギヤ6(又はプーリ)は、差し込み
口13の直径φDよりも小さく挿通可能なものであれば、
パワステ用オイルポンプ1の取付けが可能であるから、
前記直径φDよりも小さい寸法の範囲内でギヤ6(又は
プーリ)の大きさを複数種設定し、これらの中から必要
に応じて選択したギヤ6(又はプーリ)を取り付けるこ
とで、ポンプサイズをそのままに回転数変化によって油
量を調整することが可能である。
の重量等により最適容量があるため、複数サイズの中か
ら選択的に用いられることになるが、パワステ用オイル
ポンプ1の軸部及びフランジ面を共通化することで、フ
ロントカバー11に形成した取付け用のフランジ部12をそ
のままにして、ポンプのサイズ変更が可能である。ま
た、パワステ用オイルポンプ1のドライブシャフト2の
軸端に取付けられるギヤ6(又はプーリ)は、差し込み
口13の直径φDよりも小さく挿通可能なものであれば、
パワステ用オイルポンプ1の取付けが可能であるから、
前記直径φDよりも小さい寸法の範囲内でギヤ6(又は
プーリ)の大きさを複数種設定し、これらの中から必要
に応じて選択したギヤ6(又はプーリ)を取り付けるこ
とで、ポンプサイズをそのままに回転数変化によって油
量を調整することが可能である。
【0024】上記のように、ギヤ6(又はプーリ)の大
きさを、前記直径φDよりも小さい寸法の範囲内で設定
された複数種の中から選択的に用いる構成において、チ
ェーンテンショナー26の調整範囲内であれば、チェーン
21(又はベルト)の長さを変更する必要がなく、ギヤ6
(又はプーリ)の交換だけでパワステ用オイルポンプ1
の能力を切り換えることができる。
きさを、前記直径φDよりも小さい寸法の範囲内で設定
された複数種の中から選択的に用いる構成において、チ
ェーンテンショナー26の調整範囲内であれば、チェーン
21(又はベルト)の長さを変更する必要がなく、ギヤ6
(又はプーリ)の交換だけでパワステ用オイルポンプ1
の能力を切り換えることができる。
【0025】図4は、前記パワステ用オイルポンプ1に
一体的に設けられるフランジ部8に、前記差し込み口13
に嵌合する筒状の補強ガイド部31を一体的に設けた第2
実施例を示す。即ち、図4に示す第2実施例では、前記
差し込み口13の内周面を加工面として表面仕上げすると
共に、前記パワステ用オイルポンプ1のフランジ部8の
取付けフランジ面8aから立設させて筒状の補強ガイド
部31を一体的に設けてある。
一体的に設けられるフランジ部8に、前記差し込み口13
に嵌合する筒状の補強ガイド部31を一体的に設けた第2
実施例を示す。即ち、図4に示す第2実施例では、前記
差し込み口13の内周面を加工面として表面仕上げすると
共に、前記パワステ用オイルポンプ1のフランジ部8の
取付けフランジ面8aから立設させて筒状の補強ガイド
部31を一体的に設けてある。
【0026】前記パワステ用オイルポンプ1の取付け時
には、前記補強ガイド部31を前記差し込み口13に嵌合さ
せるようにして、パワステ用オイルポンプ1を差し込み
口13内に挿置する。従って、補強ガイド部31と差し込み
口13との嵌合によってパワステ用オイルポンプ1におけ
る軸に直交する方向での取付け位置が規制され、取付け
位置のばらつきを大幅に減少させることができる。ま
た、ボルト15による固定前に補強ガイド部31と差し込み
口13との嵌合によってポンプ1を固定位置に保持するこ
とが可能となり、ボルト15による固定作業が容易とな
る。更に、パワステ用オイルポンプ1の差し込み口13へ
の挿入動作が、補強ガイド部31と差し込み口13との嵌合
によって案内されることになるから、取付け作業時に、
ギヤ6(又はプーリ)がフランジ部12などに当たって傷
付けてしまうことを回避できる。
には、前記補強ガイド部31を前記差し込み口13に嵌合さ
せるようにして、パワステ用オイルポンプ1を差し込み
口13内に挿置する。従って、補強ガイド部31と差し込み
口13との嵌合によってパワステ用オイルポンプ1におけ
る軸に直交する方向での取付け位置が規制され、取付け
位置のばらつきを大幅に減少させることができる。ま
た、ボルト15による固定前に補強ガイド部31と差し込み
口13との嵌合によってポンプ1を固定位置に保持するこ
とが可能となり、ボルト15による固定作業が容易とな
る。更に、パワステ用オイルポンプ1の差し込み口13へ
の挿入動作が、補強ガイド部31と差し込み口13との嵌合
によって案内されることになるから、取付け作業時に、
ギヤ6(又はプーリ)がフランジ部12などに当たって傷
付けてしまうことを回避できる。
【0027】また、補強ガイド部31によって、パワステ
用オイルポンプ1のフランジ部8,取付けねじ部,軸受
部,オイルシール部の剛性が向上し、また、駆動荷重に
よる曲げ力がドライブシャフト2により近い補強ガイド
部31を支点としてポンプ1に加わることになるため、補
強ガイド部31を設けない場合に比べて曲げモーメントを
小さくでき、耐久性を向上させることができる。
用オイルポンプ1のフランジ部8,取付けねじ部,軸受
部,オイルシール部の剛性が向上し、また、駆動荷重に
よる曲げ力がドライブシャフト2により近い補強ガイド
部31を支点としてポンプ1に加わることになるため、補
強ガイド部31を設けない場合に比べて曲げモーメントを
小さくでき、耐久性を向上させることができる。
【0028】ところで、同じ内燃機関を用いる車両であ
っても、パワステを備える仕様と、パワステを備えない
仕様との2種類に分かれる場合があり、パワステ仕様で
ない場合にパワステ用オイルポンプ1を外してしまう
と、チェーン21の長さを調整したり、チェーンガイドの
位置変更や設置場所の増加などが必要になったりして、
パワステ仕様であるか否かによって大きくカム駆動系を
変更することが必要になってしまう。
っても、パワステを備える仕様と、パワステを備えない
仕様との2種類に分かれる場合があり、パワステ仕様で
ない場合にパワステ用オイルポンプ1を外してしまう
と、チェーン21の長さを調整したり、チェーンガイドの
位置変更や設置場所の増加などが必要になったりして、
パワステ仕様であるか否かによって大きくカム駆動系を
変更することが必要になってしまう。
【0029】そこで、図5に示すように、パワステ用オ
イルポンプ1のフランジ部8と同形状でかつ同じ位置に
雌螺子35bが形成されたフランジ部35を有し、前記パワ
ステ用オイルポンプ1に取り付けられるギヤ6(又はプ
ーリ)と同じものを、前記フランジ部35の取付けフラン
ジ面35aを基準として、パワステ用オイルポンプ1の場
合と同じ相対位置に回動自由に取り付けた空回り装置と
してのアイドラギヤ36(カム駆動系が巻掛伝動部材とし
てベルトを用いるときには空回りするプーリを備えたア
イドラプーリ)を用意する。
イルポンプ1のフランジ部8と同形状でかつ同じ位置に
雌螺子35bが形成されたフランジ部35を有し、前記パワ
ステ用オイルポンプ1に取り付けられるギヤ6(又はプ
ーリ)と同じものを、前記フランジ部35の取付けフラン
ジ面35aを基準として、パワステ用オイルポンプ1の場
合と同じ相対位置に回動自由に取り付けた空回り装置と
してのアイドラギヤ36(カム駆動系が巻掛伝動部材とし
てベルトを用いるときには空回りするプーリを備えたア
イドラプーリ)を用意する。
【0030】前記アイドラギヤ(アイドラプーリ)36
は、ベアリング37によって回転可能に支持されたシャフ
ト38の軸端に、前記ギヤ6(又はプーリ)を、シャフト
38の軸端に形成された雄螺子にナット39を螺合させるこ
とで着脱自在に取付けてあり、更に、前記パワステ用オ
イルポンプ1と同様にオイルシール40を備えている。そ
して、パワステ仕様でない場合には、前記パワステ用オ
イルポンプ1の代わりに前記アイドラギヤ(アイドラプ
ーリ)36をフロントカバー11のフランジ部12に取付け
て、該アイドラギヤ(アイドラプーリ)36に取付けられ
たギヤ6(又はプーリ)を、パワステ用オイルポンプ1
を取り付ける場合と同様に、カム駆動機構のチェーン21
等の巻掛伝動部材に係合させ、チェーン21によって前記
アイドラギヤ(アイドラプーリ)36を空回りさせる。
は、ベアリング37によって回転可能に支持されたシャフ
ト38の軸端に、前記ギヤ6(又はプーリ)を、シャフト
38の軸端に形成された雄螺子にナット39を螺合させるこ
とで着脱自在に取付けてあり、更に、前記パワステ用オ
イルポンプ1と同様にオイルシール40を備えている。そ
して、パワステ仕様でない場合には、前記パワステ用オ
イルポンプ1の代わりに前記アイドラギヤ(アイドラプ
ーリ)36をフロントカバー11のフランジ部12に取付け
て、該アイドラギヤ(アイドラプーリ)36に取付けられ
たギヤ6(又はプーリ)を、パワステ用オイルポンプ1
を取り付ける場合と同様に、カム駆動機構のチェーン21
等の巻掛伝動部材に係合させ、チェーン21によって前記
アイドラギヤ(アイドラプーリ)36を空回りさせる。
【0031】かかる構成によれば、パワステ仕様でない
場合であっても、アイドラギヤ(アイドラプーリ)36を
チェーン21によって空回りさせるから、チャーン21やチ
ェーンガイド等のカム駆動系を変更する必要がなく、パ
ワステ仕様の場合と全く同じカム駆動系とすることがで
きる。従って、パワステ仕様であるか否かによって前記
パワステ用オイルポンプ1とアイドラギヤ(アイドラプ
ーリ)36との一方を選択的に取り付けるだけで良く、仕
様変更に容易に対応できる。
場合であっても、アイドラギヤ(アイドラプーリ)36を
チェーン21によって空回りさせるから、チャーン21やチ
ェーンガイド等のカム駆動系を変更する必要がなく、パ
ワステ仕様の場合と全く同じカム駆動系とすることがで
きる。従って、パワステ仕様であるか否かによって前記
パワステ用オイルポンプ1とアイドラギヤ(アイドラプ
ーリ)36との一方を選択的に取り付けるだけで良く、仕
様変更に容易に対応できる。
【0032】尚、前記アイドラギヤ(アイドラプーリ)
36において、前記図4に示す構成と同様に補強ガイド部
31を一体的に設ける構成としても良いことは明らかであ
る。
36において、前記図4に示す構成と同様に補強ガイド部
31を一体的に設ける構成としても良いことは明らかであ
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明にか
かるパワーステアリング用オイルポンプの駆動装置によ
ると、機関本体の端部に形成した差し込み口に対してパ
ワステ用オイルポンプをフランジ式に固定し、カム駆動
を行うベルトやチェーンなどの巻掛伝動部材によってパ
ワステ用オイルポンプを駆動する構成としたので、パワ
ステ用オイルポンプ専用の巻掛伝動部材を別途設ける場
合に対して構成が簡略化され、また、機関の全長を短く
でき、また、巻掛伝動部材に係合される場所であれば、
パワステ用オイルポンプを比較的自由に配置できるとい
う効果がある。
かるパワーステアリング用オイルポンプの駆動装置によ
ると、機関本体の端部に形成した差し込み口に対してパ
ワステ用オイルポンプをフランジ式に固定し、カム駆動
を行うベルトやチェーンなどの巻掛伝動部材によってパ
ワステ用オイルポンプを駆動する構成としたので、パワ
ステ用オイルポンプ専用の巻掛伝動部材を別途設ける場
合に対して構成が簡略化され、また、機関の全長を短く
でき、また、巻掛伝動部材に係合される場所であれば、
パワステ用オイルポンプを比較的自由に配置できるとい
う効果がある。
【0034】請求項2の発明にかかるパワーステアリン
グ用オイルポンプの駆動装置によると、差し込み口に挿
通し得る寸法範囲内で、オイルポンプの軸端に取付けら
れるギヤやプーリなどの駆動部材を選択できるから、ポ
ンプサイズを変更せずに回転数変化によってポンプ能力
を簡便に変更できるという効果がある。請求項3の発明
にかかるパワーステアリング用オイルポンプの駆動装置
によると、オイルポンプに一体的に設けられるフランジ
部に対して円筒状の補強ガイド部が形成し、この補強ガ
イド部が差し込み口に嵌合させる構成としたので、オイ
ルポンプの取付け位置精度を高め、また、前記補強ガイ
ド部によって駆動荷重による曲げ力に対する剛性向上が
図られるという効果がある。
グ用オイルポンプの駆動装置によると、差し込み口に挿
通し得る寸法範囲内で、オイルポンプの軸端に取付けら
れるギヤやプーリなどの駆動部材を選択できるから、ポ
ンプサイズを変更せずに回転数変化によってポンプ能力
を簡便に変更できるという効果がある。請求項3の発明
にかかるパワーステアリング用オイルポンプの駆動装置
によると、オイルポンプに一体的に設けられるフランジ
部に対して円筒状の補強ガイド部が形成し、この補強ガ
イド部が差し込み口に嵌合させる構成としたので、オイ
ルポンプの取付け位置精度を高め、また、前記補強ガイ
ド部によって駆動荷重による曲げ力に対する剛性向上が
図られるという効果がある。
【0035】請求項4の発明にかかるパワーステアリン
グ用オイルポンプの駆動装置によると、車両がパワステ
仕様でない場合には、前記パワステ用オイルポンプに代
えて、同じ取付け構造であって巻掛伝動部材に対して同
様に係合する駆動部材を備えた空回り装置を差し込み口
に固定するから、パワステ用オイルポンプを取り付ける
パワステ仕様に対してカム駆動系を変更する必要がな
く、仕様変更に柔軟に対応できるという効果がある。
グ用オイルポンプの駆動装置によると、車両がパワステ
仕様でない場合には、前記パワステ用オイルポンプに代
えて、同じ取付け構造であって巻掛伝動部材に対して同
様に係合する駆動部材を備えた空回り装置を差し込み口
に固定するから、パワステ用オイルポンプを取り付ける
パワステ仕様に対してカム駆動系を変更する必要がな
く、仕様変更に柔軟に対応できるという効果がある。
【図1】実施例のパワステ用オイルポンプの部分断面側
面図。
面図。
【図2】実施例におけるパワステ用オイルポンプの駆動
機構を示す正面図。
機構を示す正面図。
【図3】実施例におけるパワステ用オイルポンプの駆動
機構を示す側面図であって図2のA−A断面図。
機構を示す側面図であって図2のA−A断面図。
【図4】補強ガイド部を備えた実施例を示すパワステ用
オイルポンプの部分断面側面図。
オイルポンプの部分断面側面図。
【図5】パワステ用オイルポンプに代えて取付けられる
アイドラギヤ(アイドラプーリ)を示す部分断面側面
図。
アイドラギヤ(アイドラプーリ)を示す部分断面側面
図。
1 パワステ用オイルポンプ 2 ドライブシャフト 3 ベアリング 4 ハウジング 5 雄螺子 6 ギヤ(プーリ) 7 ナット 8 フランジ部 8a 取付けフランジ面 8b 雌螺子 9 オイルシール 11 フロントカバー 12 フランジ部 13 差し込み口 14 貫通孔
Claims (4)
- 【請求項1】カムシャフトが巻掛伝動部材を介してクラ
ンクシャフトにより回転駆動される内燃機関において、
パワーステアリング用オイルポンプのドライブシャフト
の軸方向に直交する取付けフランジ面を有するフランジ
部を前記オイルポンプに対して一体的に設け、内燃機関
本体の端部に形成された差し込み口に機関本体側から前
記ドライブシャフトの軸端側を先として挿置した前記オ
イルポンプを、前記フランジ部を前記差し込み口の周縁
に螺子止めして前記差し込み口に固定し、前記ドライブ
シャフトの軸端に取付けられた駆動部材を前記巻掛伝動
部材に係合させることにより、前記オイルポンプを前記
巻掛伝動部材によって回転駆動することを特徴とするパ
ワーステアリング用オイルポンプの駆動装置。 - 【請求項2】前記駆動部材が前記ドライブシャフトの軸
端に対して着脱自在に構成され、かつ、前記駆動部材
が、前記差し込み口に挿通する寸法の範囲内で設定され
た複数種の中から選択的に取付けられることを特徴とす
る請求項1記載のパワーステアリング用オイルポンプの
駆動装置。 - 【請求項3】前記フランジ部に対して、前記差し込み口
に嵌合される円筒状の補強ガイド部を一体的に形成した
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のパワーステア
リング用オイルポンプの駆動装置。 - 【請求項4】前記フランジ部と同形状のフランジ部を備
える一方、前記駆動部材と同形状であって空回りする駆
動部材を備えた空回り装置と、前記パワーステアリング
用オイルポンプとのいずれか一方が選択的に前記差し込
み口に固定されることを特徴とする請求項1〜3のいず
れか1つに記載のパワーステアリング用オイルポンプの
駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29966794A JP3259551B2 (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | パワーステアリング用オイルポンプの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29966794A JP3259551B2 (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | パワーステアリング用オイルポンプの駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08158885A true JPH08158885A (ja) | 1996-06-18 |
JP3259551B2 JP3259551B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=17875521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29966794A Expired - Fee Related JP3259551B2 (ja) | 1994-12-02 | 1994-12-02 | パワーステアリング用オイルポンプの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3259551B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN119099713A (zh) * | 2024-09-03 | 2024-12-10 | 山东先河汽车零部件有限公司 | 齿轮式汽车电动助力转向器 |
-
1994
- 1994-12-02 JP JP29966794A patent/JP3259551B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN119099713A (zh) * | 2024-09-03 | 2024-12-10 | 山东先河汽车零部件有限公司 | 齿轮式汽车电动助力转向器 |
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---|---|
JP3259551B2 (ja) | 2002-02-25 |
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