JPH08152020A - セラミック製動圧軸受 - Google Patents
セラミック製動圧軸受Info
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- JPH08152020A JPH08152020A JP29644194A JP29644194A JPH08152020A JP H08152020 A JPH08152020 A JP H08152020A JP 29644194 A JP29644194 A JP 29644194A JP 29644194 A JP29644194 A JP 29644194A JP H08152020 A JPH08152020 A JP H08152020A
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Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】遊離炭素を均一に分散し、体積固有抵抗を10
6 Ω・cm以下とした焼結体でセラミック製動圧スラス
ト軸受2を形成する。 【効果】軸受自体が自己潤滑性を有するため摺動性に優
れ、かつ静電気を逃がすことができるため、各種機器に
悪影響を及ぼすこともなく、信頼性の高い動圧軸受を得
ることができる。
6 Ω・cm以下とした焼結体でセラミック製動圧スラス
ト軸受2を形成する。 【効果】軸受自体が自己潤滑性を有するため摺動性に優
れ、かつ静電気を逃がすことができるため、各種機器に
悪影響を及ぼすこともなく、信頼性の高い動圧軸受を得
ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気モータ等のシャフト
の支持に用いられる動圧軸受に関する。
の支持に用いられる動圧軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より軸受装置としては、すべり軸
受、玉軸受、含油軸受等が一般的に用いられている。例
えばフロッピィディスクドライブ(FDD)装置等のス
ピンドルモーターでは、玉軸受けと含油軸受けを積み重
ねた構造をとっていた。
受、玉軸受、含油軸受等が一般的に用いられている。例
えばフロッピィディスクドライブ(FDD)装置等のス
ピンドルモーターでは、玉軸受けと含油軸受けを積み重
ねた構造をとっていた。
【0003】しかしながら、従来の軸受では、製品の薄
型化、高性能化に伴い、種々の問題点が発生してきた。
例えば、上記FDD装置等のスピンドルモーターの薄型
化を図る場合には軸受を短くする必要があるが、短くす
るにつれ軸振れが大きくなってくる。これにより、メデ
ィアの偏心が大きくなり、データ読み書きの信頼性が著
しく低下する問題点が発生した。
型化、高性能化に伴い、種々の問題点が発生してきた。
例えば、上記FDD装置等のスピンドルモーターの薄型
化を図る場合には軸受を短くする必要があるが、短くす
るにつれ軸振れが大きくなってくる。これにより、メデ
ィアの偏心が大きくなり、データ読み書きの信頼性が著
しく低下する問題点が発生した。
【0004】このような問題点の解決手段として、ラジ
アル軸受及び/又はスラスト軸受の表面に動圧効果を生
み出すスパイラル溝を形成した動圧軸受けが開発され
た。これは、スパイラル溝が潤滑流体に与えるポンピン
グ作用により、スピンドルモーターの回転に伴う流体圧
の上昇を得てシャフトを浮上させ、流体膜を形成して無
接触で回転するようにしたものである。更には流体圧に
よるセンタリング効果を与えることにより偏心を著しく
抑えられるものである。
アル軸受及び/又はスラスト軸受の表面に動圧効果を生
み出すスパイラル溝を形成した動圧軸受けが開発され
た。これは、スパイラル溝が潤滑流体に与えるポンピン
グ作用により、スピンドルモーターの回転に伴う流体圧
の上昇を得てシャフトを浮上させ、流体膜を形成して無
接触で回転するようにしたものである。更には流体圧に
よるセンタリング効果を与えることにより偏心を著しく
抑えられるものである。
【0005】動圧軸受の構成としては、シャフト外周ま
たはスリーブ内面のいずれか一方に溝が形成されラジア
ル方向の剛性を持つラジアル軸受部と、スパイラル溝に
よるオイル、気体等の潤滑流体のポンピング作用により
スラスト剛性を持つスラスト軸受部とからなる。そし
て、シャフト及び軸受部はいずれもステンレス等の金属
材で形成されていた。
たはスリーブ内面のいずれか一方に溝が形成されラジア
ル方向の剛性を持つラジアル軸受部と、スパイラル溝に
よるオイル、気体等の潤滑流体のポンピング作用により
スラスト剛性を持つスラスト軸受部とからなる。そし
て、シャフト及び軸受部はいずれもステンレス等の金属
材で形成されていた。
【0006】また、特に動圧スラスト軸受は、回転部の
自重、マグネットとステータの吸引力等のスラスト力が
全て加わることになり、スタート・ストップ時や低速回
転時にシャフトと接触回転するため、摩耗が大きい。さ
らに、動圧スラスト軸受の表面には前述したとおりスパ
イラル溝が形成され、その深さは極めて高精度に仕上げ
る必要がある。そこで、この動圧スラスト軸受をセラミ
ックスで形成することも提案されている(特開昭63−
163016号、特開平2−93115号公報等参
照)。
自重、マグネットとステータの吸引力等のスラスト力が
全て加わることになり、スタート・ストップ時や低速回
転時にシャフトと接触回転するため、摩耗が大きい。さ
らに、動圧スラスト軸受の表面には前述したとおりスパ
イラル溝が形成され、その深さは極めて高精度に仕上げ
る必要がある。そこで、この動圧スラスト軸受をセラミ
ックスで形成することも提案されている(特開昭63−
163016号、特開平2−93115号公報等参
照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記金
属製の動圧軸受では、金属製シャフトとの接触により摩
耗が生じやすく、また発生した摩耗粉が軸受の隙間に入
り込んでかじりや焼き付きを生じる等の問題があり、長
期の使用において信頼性が劣るものであった。
属製の動圧軸受では、金属製シャフトとの接触により摩
耗が生じやすく、また発生した摩耗粉が軸受の隙間に入
り込んでかじりや焼き付きを生じる等の問題があり、長
期の使用において信頼性が劣るものであった。
【0008】また、大きなスラスト荷重が加わった場合
や、取付時にネジ止めの締め付けにより大きな力が加わ
った場合に、スラスト軸受にたわみが生じるという問題
があった。これにより、スパイラル溝を高精度に仕上げ
ても、たわみにより溝深さのばらつきが生じて安定した
動圧効果を得ることができないという不都合があった。
や、取付時にネジ止めの締め付けにより大きな力が加わ
った場合に、スラスト軸受にたわみが生じるという問題
があった。これにより、スパイラル溝を高精度に仕上げ
ても、たわみにより溝深さのばらつきが生じて安定した
動圧効果を得ることができないという不都合があった。
【0009】一方、スラスト軸受をアルミナ、ジルコニ
ア等のセラミックスで構成した場合、これらのセラミッ
クス部品は絶縁材料であるため、摺動時に発生する静電
気が溜まりやすく、この影響で特にFDD装置等におい
ては誤動作の原因になるという致命的な欠点を有してい
た。また、上記のセラミックスを用いると摺動相手の金
属シャフトを摩耗させやすく、長期の使用に於て信頼性
の低下を引き起こすという問題があった。
ア等のセラミックスで構成した場合、これらのセラミッ
クス部品は絶縁材料であるため、摺動時に発生する静電
気が溜まりやすく、この影響で特にFDD装置等におい
ては誤動作の原因になるという致命的な欠点を有してい
た。また、上記のセラミックスを用いると摺動相手の金
属シャフトを摩耗させやすく、長期の使用に於て信頼性
の低下を引き起こすという問題があった。
【0010】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、接触回転時に、軸受自体及び軸受と接触する相手材
の摩耗を小さくし、また摺動時に発生する静電気を減少
もしくは逃がし得る様な動圧軸受を提供することを目的
とする。
で、接触回転時に、軸受自体及び軸受と接触する相手材
の摩耗を小さくし、また摺動時に発生する静電気を減少
もしくは逃がし得る様な動圧軸受を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、0.1〜20
重量%の遊離炭素を均一に分散させることによって、、
体積固有抵抗を106 Ω・cm以下とした焼結体を用い
て動圧軸受を構成したことを特徴とする。
重量%の遊離炭素を均一に分散させることによって、、
体積固有抵抗を106 Ω・cm以下とした焼結体を用い
て動圧軸受を構成したことを特徴とする。
【0012】ここで、遊離炭素とは、炭素化合物となら
ずに焼結体中で単独で存在する炭素(C)のことであ
り、遊離炭素が存在することによって焼結体に自己潤滑
性を持たせるとともに適度な導電性を付与して静電気の
帯電を防止することができるのである。また、安定した
特性を示すためには、上記遊離炭素は焼結体中に均一に
分散させる必要がある。
ずに焼結体中で単独で存在する炭素(C)のことであ
り、遊離炭素が存在することによって焼結体に自己潤滑
性を持たせるとともに適度な導電性を付与して静電気の
帯電を防止することができるのである。また、安定した
特性を示すためには、上記遊離炭素は焼結体中に均一に
分散させる必要がある。
【0013】さらに、上記遊離炭素の含有量を0.1〜
20重量%としたのは、0.1重量%未満では自己潤滑
性及び導電性の点で効果に乏しく、一方20重量%を超
えると焼結体の硬度、強度、靱性が低下するためであ
る。なお、最終焼結体中の遊離炭素の存在は、SEMに
よる組織写真や、EPMA等の元素分析によって検出す
ることができる。
20重量%としたのは、0.1重量%未満では自己潤滑
性及び導電性の点で効果に乏しく、一方20重量%を超
えると焼結体の硬度、強度、靱性が低下するためであ
る。なお、最終焼結体中の遊離炭素の存在は、SEMに
よる組織写真や、EPMA等の元素分析によって検出す
ることができる。
【0014】また、体積固有抵抗を106 Ω・cm以下
としたのは、106 Ω・cmよりも高いと静電気を逃が
す効果が低くなるためであり、好ましくは104 Ω・c
m以下、さらに好ましくは10-1Ω・cm以下とする。
としたのは、106 Ω・cmよりも高いと静電気を逃が
す効果が低くなるためであり、好ましくは104 Ω・c
m以下、さらに好ましくは10-1Ω・cm以下とする。
【0015】さらに、本発明の焼結体はヤング率を30
0GPa以上とすることが好ましい。これは、300G
Pa未満であると負荷荷重に対する変形量が大きくなっ
て、溝深さ精度±1μmに仕上がった高精度の溝による
動圧効果を充分に安定して引き出すことができなくなる
ためである。
0GPa以上とすることが好ましい。これは、300G
Pa未満であると負荷荷重に対する変形量が大きくなっ
て、溝深さ精度±1μmに仕上がった高精度の溝による
動圧効果を充分に安定して引き出すことができなくなる
ためである。
【0016】さらに、本発明のセラミック製動圧軸受を
成す母材として、SiC及び/又はSi3 N4 を主成分
とする焼結体を用いる。これは、SiC原料粉末中に遊
離炭素を発生させるバインダー等を添加し、成形後、窒
素雰囲気中で焼成することによりSi3 N4 を生成さ
せ、最終的にSiC−Si3 N4 −C(遊離炭素)から
なる複合焼結体としたものであり、最終焼結体中のSi
C量は10〜50重量%、Si3 N4 量は50〜90重
量%とすることが好ましい。
成す母材として、SiC及び/又はSi3 N4 を主成分
とする焼結体を用いる。これは、SiC原料粉末中に遊
離炭素を発生させるバインダー等を添加し、成形後、窒
素雰囲気中で焼成することによりSi3 N4 を生成さ
せ、最終的にSiC−Si3 N4 −C(遊離炭素)から
なる複合焼結体としたものであり、最終焼結体中のSi
C量は10〜50重量%、Si3 N4 量は50〜90重
量%とすることが好ましい。
【0017】あるいは、本発明のセラミック製動圧軸受
を成す母材として、TiC及び/又はTiNを主成分と
する焼結体を用いる。これは、結合相として鉄族金属を
20重量%以下と、硬質相としてTiを除く4a、5
a、6a族金属の炭化物、窒化物、炭窒化物の少なくと
も一種を20重量%以下と、残部がTiC及び/又はT
iNと不可避不純物からなる主原料に、炭素、黒鉛等の
遊離炭素生成物を添加し、成形後、真空中で焼成して得
られた焼結体である。この焼結体は、セラミックの硬質
相と金属の結合相からなる複合焼結体(サーメット)で
あり、強度が500MPa以上、硬度が15GPa以上
と機械的特性に優れ、導電性を有し、摺動性に優れたも
のである。
を成す母材として、TiC及び/又はTiNを主成分と
する焼結体を用いる。これは、結合相として鉄族金属を
20重量%以下と、硬質相としてTiを除く4a、5
a、6a族金属の炭化物、窒化物、炭窒化物の少なくと
も一種を20重量%以下と、残部がTiC及び/又はT
iNと不可避不純物からなる主原料に、炭素、黒鉛等の
遊離炭素生成物を添加し、成形後、真空中で焼成して得
られた焼結体である。この焼結体は、セラミックの硬質
相と金属の結合相からなる複合焼結体(サーメット)で
あり、強度が500MPa以上、硬度が15GPa以上
と機械的特性に優れ、導電性を有し、摺動性に優れたも
のである。
【0018】このサーメット系複合焼結体において、鉄
族金属は焼結体中で結合相をなし、固体粒子間の隙間を
埋めると同時に、流体流動に従って固体粒子が移動、再
配列を行う作用を持つ。鉄族金属の含有量が20重量%
を超えると焼結体の硬度が低下し、また、鉄系金属との
摺動の際に焼結体中の金属と相手材との間の反応により
耐摩耗性の悪化を招くため、20重量%以下の含有量と
する。
族金属は焼結体中で結合相をなし、固体粒子間の隙間を
埋めると同時に、流体流動に従って固体粒子が移動、再
配列を行う作用を持つ。鉄族金属の含有量が20重量%
を超えると焼結体の硬度が低下し、また、鉄系金属との
摺動の際に焼結体中の金属と相手材との間の反応により
耐摩耗性の悪化を招くため、20重量%以下の含有量と
する。
【0019】また、硬質相中の金属元素の主成分を成す
Tiは、金属との摺動では特に優れた耐摩耗性、耐溶着
性を持つものである。この硬質相中にTiを除く4a、
5a、6a族金属を添加することにより、焼結性が向上
し、靱性や強度の改善に効果があり、特にCr、Moを
それぞれ10重量%以下の割合で添加すると優れた効果
を生じる。Tiを除く4a、5a、6a族金属の量が過
度に多くなると硬度の低下、耐摩耗性の低下を招くため
硬質相中の金属元素中の割合は20重量%以下とする。
Tiは、金属との摺動では特に優れた耐摩耗性、耐溶着
性を持つものである。この硬質相中にTiを除く4a、
5a、6a族金属を添加することにより、焼結性が向上
し、靱性や強度の改善に効果があり、特にCr、Moを
それぞれ10重量%以下の割合で添加すると優れた効果
を生じる。Tiを除く4a、5a、6a族金属の量が過
度に多くなると硬度の低下、耐摩耗性の低下を招くため
硬質相中の金属元素中の割合は20重量%以下とする。
【0020】硬質相の粒径は、微粒とすることで結合金
属相が分散し摺動時に結合金属相と相手材金属との凝着
摩耗を少なくすることができる。また、硬質相の粒径が
過度に大きくなると焼結体の硬度、耐摩耗性の低下を招
くため平均粒径5μm以下とすることが好ましい。
属相が分散し摺動時に結合金属相と相手材金属との凝着
摩耗を少なくすることができる。また、硬質相の粒径が
過度に大きくなると焼結体の硬度、耐摩耗性の低下を招
くため平均粒径5μm以下とすることが好ましい。
【0021】さらに、本発明のセラミック製動圧軸受を
成す母材として、Al2 O3 −TiCを主成分とする焼
結体を用いることもできる。これは、Al2 O3 を主成
分として20重量%以上のTiCを含み、遊離炭素を含
む焼結体であり、硬度が13GPa以上と高いため耐摩
耗性に優れることは勿論のこと、自己潤滑性も優れてい
るために相手部材の摩耗も小さくすることができ、かつ
充分に低い体積固有抵抗を有している。
成す母材として、Al2 O3 −TiCを主成分とする焼
結体を用いることもできる。これは、Al2 O3 を主成
分として20重量%以上のTiCを含み、遊離炭素を含
む焼結体であり、硬度が13GPa以上と高いため耐摩
耗性に優れることは勿論のこと、自己潤滑性も優れてい
るために相手部材の摩耗も小さくすることができ、かつ
充分に低い体積固有抵抗を有している。
【0022】また、TiCの含有量については、20重
量%未満であると10-1Ω・cm以下の体積固有抵抗値
が得られなくなり、一方80重量%を超えると焼結性が
悪くなるため、20〜80重量%の範囲が良い。
量%未満であると10-1Ω・cm以下の体積固有抵抗値
が得られなくなり、一方80重量%を超えると焼結性が
悪くなるため、20〜80重量%の範囲が良い。
【0023】さらに、Al2 O3 とTiCの合計100
重量部に対して、焼結助剤としてTiO2 、MgO、S
iO2 、CaO等を合計5重量部以下含有することが、
焼結性を高めるために望ましい。またこれらの他に希土
類酸化物や不可避不純物を合計5重量部以下含有しても
よい。
重量部に対して、焼結助剤としてTiO2 、MgO、S
iO2 、CaO等を合計5重量部以下含有することが、
焼結性を高めるために望ましい。またこれらの他に希土
類酸化物や不可避不純物を合計5重量部以下含有しても
よい。
【0024】
【実施例】以下、本発明実施例をVTR用スピンドルモ
ータの動圧軸受装置を例にして説明する。
ータの動圧軸受装置を例にして説明する。
【0025】図1に示す動圧軸受装置は、シャフト1、
動圧スラスト軸受2およびスリーブ3からなり、該スリ
ーブ3内でシャフト1が回転自在に保持されている。ま
た、該スリーブ3の内周に相当するシャフト1の表面に
はヘリングボーン形状の溝4aが形成されて動圧ラジア
ル軸受4となっているが、上記溝4aはスリーブ3の内
周面側に形成しても良い。
動圧スラスト軸受2およびスリーブ3からなり、該スリ
ーブ3内でシャフト1が回転自在に保持されている。ま
た、該スリーブ3の内周に相当するシャフト1の表面に
はヘリングボーン形状の溝4aが形成されて動圧ラジア
ル軸受4となっているが、上記溝4aはスリーブ3の内
周面側に形成しても良い。
【0026】また、シャフト1の先端は動圧スラスト軸
受2と接触しているが、回転時には溝2aの動圧作用に
よって浮上し、しかもラジアル軸受4の溝4aの動圧作
用によラジアル方向も非接触で回転することになる。た
だし、スタート・ストップ時や低速回転時には、回転体
の全荷重がシャフト1の先端と動圧スラスト軸受2に負
荷として加わり、摺動することになる。
受2と接触しているが、回転時には溝2aの動圧作用に
よって浮上し、しかもラジアル軸受4の溝4aの動圧作
用によラジアル方向も非接触で回転することになる。た
だし、スタート・ストップ時や低速回転時には、回転体
の全荷重がシャフト1の先端と動圧スラスト軸受2に負
荷として加わり、摺動することになる。
【0027】そして、上記動圧スラスト軸受2は、0.
1〜20重量%の遊離炭素が均一に分散し、体積固有抵
抗値106 Ω・cm以下の焼結体で形成してあり、シャ
フト1はステンレス等の金属で形成してある。
1〜20重量%の遊離炭素が均一に分散し、体積固有抵
抗値106 Ω・cm以下の焼結体で形成してあり、シャ
フト1はステンレス等の金属で形成してある。
【0028】この軸受装置は、VTRのスピンドルモー
タに用いる場合は回転数3000rpm程度であり、レ
ーザービームプリンター(LBP)のスピンドルモータ
では20000rpm程度と非常に高速となる。このと
き、シャフト1と動圧スラスト軸受2は、スタート・ス
トップ時に負荷の加わった状態で激しく摺動することに
なるが、動圧スラスト軸受2が耐摩耗性、摺動性に優れ
た焼結体からなるため、各部材の摩耗量も少なく長期間
にわたって良好に使用することができる。
タに用いる場合は回転数3000rpm程度であり、レ
ーザービームプリンター(LBP)のスピンドルモータ
では20000rpm程度と非常に高速となる。このと
き、シャフト1と動圧スラスト軸受2は、スタート・ス
トップ時に負荷の加わった状態で激しく摺動することに
なるが、動圧スラスト軸受2が耐摩耗性、摺動性に優れ
た焼結体からなるため、各部材の摩耗量も少なく長期間
にわたって良好に使用することができる。
【0029】特に、動圧スラスト軸受2を成す焼結体
は、0.1〜20重量%の遊離炭素を焼結体中に均一に
分散させてあることから摺動性に優れるとともに、体積
固有抵抗を106 Ω・cm以下としてあるため静電気を
逃がす効果が高く、VTR等の電子機器に悪影響を及ぼ
す恐れはない。
は、0.1〜20重量%の遊離炭素を焼結体中に均一に
分散させてあることから摺動性に優れるとともに、体積
固有抵抗を106 Ω・cm以下としてあるため静電気を
逃がす効果が高く、VTR等の電子機器に悪影響を及ぼ
す恐れはない。
【0030】また、上記焼結体としては、SiC及び/
又はSi3 N4 を主成分とするものや、TiC及び/又
はTiNを主成分とするもの、あるいはAl2 O3 −T
iC等を主成分とする焼結体が好適であり、これらの焼
結体はヤング率が300GPa以上と高いため変形しに
くく、高精度に形成した溝の性能を安定して引き出すこ
とができる。
又はSi3 N4 を主成分とするものや、TiC及び/又
はTiNを主成分とするもの、あるいはAl2 O3 −T
iC等を主成分とする焼結体が好適であり、これらの焼
結体はヤング率が300GPa以上と高いため変形しに
くく、高精度に形成した溝の性能を安定して引き出すこ
とができる。
【0031】なお、上記焼結体としては、この他に、A
l2 O3 やZrO2 等を主成分とする焼結体を用いるこ
ともできる。
l2 O3 やZrO2 等を主成分とする焼結体を用いるこ
ともできる。
【0032】また、シャフト1については、ステンレス
等の金属材を用いることにより静電気を逃がしやすくで
きる。
等の金属材を用いることにより静電気を逃がしやすくで
きる。
【0033】さらに、上記実施例では動圧スラスト軸受
2を遊離炭素を含む焼結体で形成した例を示したが、本
発明の動圧軸受はスラスト側のみに限定するものではな
い。例えば、図1における動圧ラジアル軸受4を成すス
リーブ3を上記と同様の焼結体で形成し、その内周面に
動圧発生用の溝4aを形成することもできる。
2を遊離炭素を含む焼結体で形成した例を示したが、本
発明の動圧軸受はスラスト側のみに限定するものではな
い。例えば、図1における動圧ラジアル軸受4を成すス
リーブ3を上記と同様の焼結体で形成し、その内周面に
動圧発生用の溝4aを形成することもできる。
【0034】さらに、上記実施例はVTR用のスピンド
ルモータであるが、本発明の動圧軸受は、この他にLB
P用、FDD用等のモータに適用することもできる。ま
た、モータに限らず、ポンプや各種加工機、あるいはそ
の他の産業機械用部品にも適用できることは言うまでも
ない。
ルモータであるが、本発明の動圧軸受は、この他にLB
P用、FDD用等のモータに適用することもできる。ま
た、モータに限らず、ポンプや各種加工機、あるいはそ
の他の産業機械用部品にも適用できることは言うまでも
ない。
【0035】実験例 ここで、本発明の動圧軸受を構成する焼結体の耐摩耗性
および摺動性を調べるため、ボール・オン・ディスク型
の摩擦摩耗試験を用いた試験を行った。
および摺動性を調べるため、ボール・オン・ディスク型
の摩擦摩耗試験を用いた試験を行った。
【0036】本発明実施例として、表1に示すようにS
iC及びSi3 N4 を主成分として遊離炭素を含む焼結
体、及びTiCを主成分とするサーメットで遊離炭素を
含む焼結体を用意した。一方比較例として、アルミナセ
ラミックス、窒化珪素質セラミックス、ジルコニアセラ
ミックス、サーメットを用意した。
iC及びSi3 N4 を主成分として遊離炭素を含む焼結
体、及びTiCを主成分とするサーメットで遊離炭素を
含む焼結体を用意した。一方比較例として、アルミナセ
ラミックス、窒化珪素質セラミックス、ジルコニアセラ
ミックス、サーメットを用意した。
【0037】各試料を、乾式無潤滑下の状態で、相手材
に高炭素クロム軸受け鋼SUJ2のボールを用いて、荷
重0.5kg、相対摺動速度0.17m/sで摺動試験
を行い、両部材の摩耗量を測定した。また、各材質につ
いて体積固有抵抗を測定した。結果は表1に示す通りで
ある。
に高炭素クロム軸受け鋼SUJ2のボールを用いて、荷
重0.5kg、相対摺動速度0.17m/sで摺動試験
を行い、両部材の摩耗量を測定した。また、各材質につ
いて体積固有抵抗を測定した。結果は表1に示す通りで
ある。
【0038】
【表1】
【0039】表1から明らかなように、比較例であるN
o.1〜3は自材及び相手材の摩耗量が大きく、またN
o.4〜5はやや摩耗量が小さいものの自材及び相手材
を摩耗させやすかった。
o.1〜3は自材及び相手材の摩耗量が大きく、またN
o.4〜5はやや摩耗量が小さいものの自材及び相手材
を摩耗させやすかった。
【0040】これらに対し、本発明実施例であるNo.
6〜10は自材だけでなく相手材の摩耗量も極めて小さ
くなっている。したがって、本発明のセラミック製動圧
軸受が耐摩耗生、摺動性に優れていることがわかる。な
お、No.6〜8、及びNo.9〜11をそれぞれ比較
してみれば明らかなように、遊離炭素(C)の含有量を
多くするほど相手材の摩耗量は少なくなるが、自らの摩
耗が大きくなるため、遊離炭素の含有量は20重量%以
下が好ましいことがわかる。
6〜10は自材だけでなく相手材の摩耗量も極めて小さ
くなっている。したがって、本発明のセラミック製動圧
軸受が耐摩耗生、摺動性に優れていることがわかる。な
お、No.6〜8、及びNo.9〜11をそれぞれ比較
してみれば明らかなように、遊離炭素(C)の含有量を
多くするほど相手材の摩耗量は少なくなるが、自らの摩
耗が大きくなるため、遊離炭素の含有量は20重量%以
下が好ましいことがわかる。
【0041】また、本発明実施例のセラミック製動圧軸
受は、体積固有抵抗が106 Ω・cm以下と低いことか
ら、静電気の帯電を防止し、FDD、LBP、VTR等
の精密機器に用いても、静電気による影響を防止するこ
とができた。
受は、体積固有抵抗が106 Ω・cm以下と低いことか
ら、静電気の帯電を防止し、FDD、LBP、VTR等
の精密機器に用いても、静電気による影響を防止するこ
とができた。
【0042】また、スラスト荷重等による動圧スラスト
軸受けの変形等も小さく、安定したシャフトの浮上量を
得ることができた。
軸受けの変形等も小さく、安定したシャフトの浮上量を
得ることができた。
【0043】
【発明の効果】このように、本発明によれば、遊離炭素
を均一に分散し、体積固有抵抗を106 Ω・cm以下と
した焼結体で動圧軸受を形成したことによって、軸受自
体が自己潤滑性を有するため摺動性に優れ、かつ静電気
を逃がすことができるため、各種機器に悪影響を及ぼす
こともなく、信頼性の高い動圧軸受を得ることができ
る。
を均一に分散し、体積固有抵抗を106 Ω・cm以下と
した焼結体で動圧軸受を形成したことによって、軸受自
体が自己潤滑性を有するため摺動性に優れ、かつ静電気
を逃がすことができるため、各種機器に悪影響を及ぼす
こともなく、信頼性の高い動圧軸受を得ることができ
る。
【0044】また、上記焼結体として、SiC及び/又
はSi3 N4 を主成分とする焼結体、TiC及び/又は
TiNを主成分とする焼結体、あるいはAl2 O3 −T
iCを主成分とする焼結体を用いれば、特に機械的特性
に優れるため、互いの摩耗量を低減し、起動トルクを低
下できることから、高い信頼性と長寿命化をもたらすこ
とができる。
はSi3 N4 を主成分とする焼結体、TiC及び/又は
TiNを主成分とする焼結体、あるいはAl2 O3 −T
iCを主成分とする焼結体を用いれば、特に機械的特性
に優れるため、互いの摩耗量を低減し、起動トルクを低
下できることから、高い信頼性と長寿命化をもたらすこ
とができる。
【図1】本発明実施例のセラミック製動圧軸受を示す縦
断面図である。
断面図である。
1:シャフト 2:動圧スラスト軸受 3:スリーブ 4:動圧ラジアル軸受
Claims (2)
- 【請求項1】0.1〜20重量%の遊離炭素を含み、体
積固有抵抗が106Ω・cm以下の焼結体から成り、表
面に動圧発生溝を備えてなるセラミック製動圧軸受。 - 【請求項2】上記焼結体が、SiC、Si3 N4 、Ti
C、TiN、及びAl2 O3 −TiCの少なくとも一種
以上を主成分とすることを特徴とする請求項1記載のセ
ラミック製動圧軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29644194A JPH08152020A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | セラミック製動圧軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29644194A JPH08152020A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | セラミック製動圧軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08152020A true JPH08152020A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=17833585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29644194A Pending JPH08152020A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | セラミック製動圧軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08152020A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998049121A1 (fr) * | 1997-04-25 | 1998-11-05 | Kyocera Corporation | Agglomere de zircone semiconducteur et element eliminateur d'electricite statique comprenant un agglomere de zircone semiconducteur |
JP2002060276A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-02-26 | Toshiba Corp | 窒化珪素焼結体およびそれを用いた摺動部材並びにベアリングボール |
US7196028B2 (en) | 2004-05-28 | 2007-03-27 | Kyocera Corporation | Sliding device, fluid dynamic pressure bearing, and motor using the same |
CN100417826C (zh) * | 2005-09-09 | 2008-09-10 | 富准精密工业(深圳)有限公司 | 流体轴承模组 |
US7446978B2 (en) * | 2004-05-21 | 2008-11-04 | Tdk Corporation | Magnetic slider and method of manufacturing magnetic head slider |
US7595274B2 (en) * | 2005-06-27 | 2009-09-29 | Tdk Corporation | Sintered body, magnetic head slider, and method of manufacturing sintered body |
CN108204407A (zh) * | 2017-12-31 | 2018-06-26 | 袁虹娣 | 节能倾斜平面固定瓦块推力滑动轴承 |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP29644194A patent/JPH08152020A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998049121A1 (fr) * | 1997-04-25 | 1998-11-05 | Kyocera Corporation | Agglomere de zircone semiconducteur et element eliminateur d'electricite statique comprenant un agglomere de zircone semiconducteur |
US6274524B1 (en) | 1997-04-25 | 2001-08-14 | Kyocera Corporation | Semiconductive zirconia sintering body and electrostatic removing member constructed by semiconductive zirconia sintering body |
JP2002060276A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-02-26 | Toshiba Corp | 窒化珪素焼結体およびそれを用いた摺動部材並びにベアリングボール |
JP4567853B2 (ja) * | 2000-08-21 | 2010-10-20 | 株式会社東芝 | 窒化珪素焼結体 |
US7446978B2 (en) * | 2004-05-21 | 2008-11-04 | Tdk Corporation | Magnetic slider and method of manufacturing magnetic head slider |
US7196028B2 (en) | 2004-05-28 | 2007-03-27 | Kyocera Corporation | Sliding device, fluid dynamic pressure bearing, and motor using the same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040224 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040706 |