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JPH08150107A - 食器洗浄機の排熱回収装置 - Google Patents

食器洗浄機の排熱回収装置

Info

Publication number
JPH08150107A
JPH08150107A JP6323786A JP32378694A JPH08150107A JP H08150107 A JPH08150107 A JP H08150107A JP 6323786 A JP6323786 A JP 6323786A JP 32378694 A JP32378694 A JP 32378694A JP H08150107 A JPH08150107 A JP H08150107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
cleaning
box body
heat exchange
exchange pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6323786A
Other languages
English (en)
Inventor
Taiji Fujikawa
泰司 藤川
Masahiro Kobayashi
正博 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP6323786A priority Critical patent/JPH08150107A/ja
Publication of JPH08150107A publication Critical patent/JPH08150107A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱交換パイプを含む箱体内の洗浄を円滑且つ
確実に行うことができる食器洗浄機の排熱回収装置を提
供する。 【構成】 箱体32内にすすぎ水が通過する熱交換パイ
プ51を設け、箱体32内に洗浄タンクからの排温水を
回収して、熱交換パイプ51中を通過するすすぎ水と熱
交換させる。箱体32内の排温水を排出する排水バルブ
46と、箱体32内に設けられ、熱交換パイプ51を洗
浄するシャワー配管53を設ける。排水バルブ46にて
箱体32内の排温水を排出した後、排水を停止して、シ
ャワー配管53より洗浄用水を吐出させると共に、箱体
32内に洗浄用水が貯留された後、排水バルブ46によ
り当該洗浄用水を排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食器洗浄機からの排温
水とすすぎ水を熱交換させて熱効率を改善するための排
熱回収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種食器洗浄機においては、
例えば実開昭64−31066号公報(A47L15/
42)等に示される如く、洗浄タンクからオーバーフロ
ーする+60℃程の排温水とブースタタンクに供給する
+20℃程のすすぎ水とを熱交換させ、すすぎ水を+8
0℃等の所定の温度に昇温する作用を補助することによ
って、ブースタタンクを加熱するガスバーナーのガス消
費量や電気ヒータの消費電力を軽減する排熱回収装置が
設けられている。
【0003】また、排熱回収装置内に流入する排温水中
には、洗浄した食器から落下した残滓や油等の汚れ分が
多量に含まれており、すすぎ水が通過する熱交換パイプ
にこれらの汚れ分が付着し、或いは排温水を貯留する箱
体内に汚れ分が堆積すると、排温水とすすぎ水の熱交換
効率が低下すると共に、排温水を排出する場合に詰まり
が発生する問題が生じる。
【0004】そこで、箱体内にはシャワーノズルを設
け、箱体内の排温水を一旦排出した後、水道水或いはブ
ースタタンクの残り湯(洗浄用水)をこのシャワーノズ
ルより熱交換パイプに吐出して、熱交換パイプを含む箱
体内の洗浄を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この場合、従来ではシ
ャワーノズルから吐出する洗浄用水をそのまま排出して
いた。しかしながら、熱交換パイプはその表面積を拡大
するために通常コイル状等の複雑な形状に成形されてお
り、一方向からの洗浄用水の吐出では、これらのパイプ
間に詰まった汚れ分を完全に洗い流すことは困難であっ
た。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、熱交換パイプを含む箱体
内の洗浄を円滑且つ確実に行うことができる食器洗浄機
の排熱回収装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の食器洗
浄機の排熱回収装置は、箱体内にすすぎ水が通過する熱
交換パイプを設け、箱体内に洗浄タンクからの排温水を
回収して、熱交換パイプ中を通過するすすぎ水と熱交換
させるものであって、箱体内の排温水を排出する排水手
段と、箱体内に設けられ、熱交換パイプを洗浄する洗浄
手段と、これら排水手段及び洗浄手段を制御する制御手
段とを備えており、この制御手段は、排水手段にて箱体
内の排温水を排出した後、排水を停止して、洗浄手段よ
り洗浄用水を吐出させると共に、箱体内に洗浄用水が貯
留された後、排水手段により当該洗浄用水を排出するも
のである。
【0008】請求項2の発明の食器洗浄機の排熱回収装
置は上記に加えて、箱体内に貯留された洗浄用水を撹拌
する撹拌手段を設けたものである。
【0009】請求項3の発明の食器洗浄機の排熱回収装
置は、箱体内にすすぎ水が通過する熱交換パイプを設
け、箱体内に洗浄タンクからの排温水を回収して、熱交
換パイプ中を通過するすすぎ水と熱交換させるものであ
って、箱体内の排温水を排出する排水手段と、箱体内に
設けられ、熱交換パイプを洗浄する洗浄手段と、箱体内
に設けられた超音波振動手段と、これら排水手段、洗浄
手段及び超音波振動手段の動作を所定のタイミングにて
制御する制御手段とを備えているものである。
【0010】
【作用】請求項1の発明の食器洗浄機の排熱回収装置に
よれば、排水手段にて箱体内の排温水を排出した後、排
水を停止して、洗浄手段より洗浄用水を吐出させると共
に、箱体内に洗浄用水を一旦貯留した後、排水手段によ
り当該洗浄用水を排出するようにしたので、熱交換パイ
プを洗浄用水中に浸することができるようになり、従来
の如き洗浄用水の吐出のみでは届かなかった部分まで洗
浄することが可能となる。
【0011】従って、熱交換パイプを含む箱体内を円滑
且つ確実に洗浄できるようになり、熱交換パイプと排温
水との熱交換を常に良好な状態に維持することが可能と
なると共に、箱体内への汚れ分の堆積により排水詰まり
が発生する不都合も解消若しくは抑制することができる
ようになるものである。
【0012】請求項2の発明の食器洗浄機の排熱回収装
置によれば、上記に加えて箱体内に貯留された洗浄用水
を撹拌する撹拌手段を設けたので、単に浸けて置くだけ
では除去できない箱体内面や熱交換パイプ表面の汚れ
も、円滑且つ確実に洗浄することができるようになる。
【0013】請求項3の発明の食器洗浄機の排熱回収装
置によれば、箱体内に超音波振動手段を設けたので、箱
体内の排温水中に振動を発生させることにより、箱体内
面や熱交換パイプ表面に汚れが付着し難くすることが可
能となる。従って、洗浄手段により箱体内の汚れを円滑
に洗い流すことができるようになり、熱交換パイプと排
温水との熱交換を常に良好な状態に維持することが可能
となると共に、箱体内への汚れ分の堆積により排水詰ま
りが発生する不都合も解消若しくは抑制することができ
るようになるものである。
【0014】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の排熱回収装置31と食器洗浄機1の
縦断側面図、図2は排熱回収装置31の透視斜視図、図
3は排熱回収装置31の縦断側面図、図4は排熱回収装
置31の制御手段としての制御装置56のブロック図で
ある。各図において、食器洗浄機1の本体ケース2内に
は洗浄室3が区画形成されており、この洗浄室3の前面
は図示しない扉によって開閉される。洗浄室3の上部に
は洗浄水を下向きに噴射する複数の洗浄ノズル口4A・
・を有する上洗浄ノズル4が回転可能に配設されると共
に、この上洗浄ノズル4の若干下位には上洗浄ノズル4
と同心上で回転する上すすぎノズル5が配設されてい
る。この上すすぎノズル5はすすぎ水を下向きに噴射す
る複数のすすぎノズル口5A・・を有している。
【0015】また、洗浄室3の下部には洗浄水を上向き
に噴射する複数の洗浄ノズル口6A・・を有する下洗浄
ノズル6が回転可能に配設され、この下洗浄ノズル6の
若干上位にはすすぎ水を上向きに噴射する複数のすすぎ
ノズル口7A・・を有する下すすぎノズル7が下洗浄ノ
ズル6と同心上で回転可能に配設されている。
【0016】一方、洗浄室3の下方には図示しないフィ
ルタによって洗浄室3と区画された比較的(後述するブ
ースタタンク15に比較して)容量の大きい洗浄タンク
12が設けられている。この洗浄タンク12内にはオー
バーフロー管13が立設されており、洗浄タンク12の
洗浄水面を所定水位に規制する位置にて、洗浄タンク1
2内に開口している。そして、このオーバーフロー管1
3は本発明の排熱回収装置31に接続された配管25に
接続されている。
【0017】他方、上下洗浄ノズル4、6と洗浄タンク
12の間には、洗浄タンク12に貯留される洗剤が混入
した+60℃程の洗浄水を、洗浄配管18を介して上下
洗浄ノズル4、6に循環するための洗浄ポンプ14が配
設されている。
【0018】また、本体ケース2には更に+80℃程の
高温のすすぎ水を貯留するためのブースタタンク15が
並設されている。このブースタタンク15は前記洗浄タ
ンク12に比較して小さい容量のものであり、このブー
スタタンク15と上下すすぎノズル5、7の間には、ブ
ースタタンク15に貯留せる前記すすぎ水を、すすぎ配
管19を介して上下すすぎノズル5、7に給送するため
のすすぎポンプ16が配設されている。
【0019】このブースタタンク15にもその所定水位
を規制するオーバーフロー管21が立設されている。ま
た、ブースタタンク15には加熱手段として電気ヒータ
27が取り付けられており、ブースタタンク15内に貯
留したすすぎ水を後述する如く+80℃程まで昇温させ
る。尚、ブースタタンク15を加熱する手段としては電
気ヒータ27の他にガスバーナ等も考えられる。
【0020】そして、このブースタタンク15の上部に
は排熱回収装置31に接続された配管28が開口してお
り、この配管28から電磁弁22を介してすすぎ水が供
給される。
【0021】本発明の排熱回収装置31は、図2及び図
3に示す如く断熱性の箱体32から成り、その内部は相
互に間隔を存して箱体32の前後内面に固定された四枚
仕切壁33、34、36及び37により、左から第1タ
ンク38、第2タンク39、第3タンク41及び第4タ
ンク42に仕切られており、各仕切壁33、34、36
及び37の上下は、箱体32の天壁32A及び底壁32
Bと間隔を存している。また、箱体32の側壁下端部に
は排水孔43が開口しており、この排水孔43には排水
管44が接続され、排水管44にはモータバルブなどか
ら構成された排水手段としての排水バルブ46が介設さ
れている。そして、箱体32の底壁32Bはこの排水孔
43に向けて徐々に低く傾斜している。
【0022】更に、仕切壁37の上端よりも低い位置に
おける側壁の所定の高さの位置にはオーバーフロー管4
7が箱体32内に開口しており、このオーバーフロー管
47は排水バルブ46より下流側の排水管44に連通し
ている。また、箱体32の側壁上部には水道水(市水)
配管48が接続されており、この水道水配管48には箱
体32内に配設された熱交換パイプ51が接続されてい
る。
【0023】この熱交換パイプ51は、順次第4タンク
42、第3タンク41、第2タンク39及び第1タンク
38内をコイル状に上下に通過した後、箱体32の側壁
上部にて前記ブースタタンク15上部への配管28に連
通接続されている。また、箱体32の側壁上部には前記
水道水配管48に連通された配管29が給水バルブ30
を介して接続されており、この配管29には箱体32内
に設けられた洗浄手段としてのシャワー配管53が接続
されている。このシャワー配管53は箱体32の天壁3
2Aの直下に複数本配置されており、下方に向いた複数
のシャワーノズル口54を複数備えている。
【0024】尚、前記配管29をブースタタンク15の
底部に連通接続し(図1に破線で示す)、ブースタタン
ク15内に残ったすすぎ水(残り湯)をシャワー配管5
3に供給するようにしても良い。
【0025】また、排水孔43が開口した側壁から離間
した位置の箱体32の側壁上部には前記洗浄タンク12
のオーバーフロー管13に連通した配管25が接続さ
れ、仕切壁33上端と略同じ高さの位置にて箱体32内
に開口している。尚、各配管の位置関係は説明を容易と
するため、各図において必ずしも一致して示していな
い。
【0026】次に、図4の制御装置56は例えば汎用の
マイクロコンピュータ61により構成されており、マイ
クロコンピュータ61の出力には前記洗浄ポンプ14、
すすぎポンプ16及び電気ヒータ27が接続されると共
に、電磁弁22、給水バルブ30及び排水バルブ46も
接続されている。また、マイクロコンピュータ61の入
力には前記ブースタタンク15の水位を検出するフロー
トスイッチ62が接続されると共に、ブースタタンク1
5内のすすぎ水の温度を検出する温度センサ63も接続
されている。
【0027】以上の構成で次に図5のタイミングチャー
トを参照しながら食器洗浄機1及び排熱回収装置31の
動作を説明する。尚、上下すすぎノズル5、7(上下洗
浄ノズル4、6)間の洗浄室3内には皿等の食器から成
る図示しない被洗浄物が収納され、また、ブースタタン
ク15及び洗浄タンク12内にはそれぞれ所定量のすす
ぎ水及び洗浄水が貯留されているものとする。更に、排
水バルブ46の単位時間当たりの排水量は多く、箱体3
2内が排温水で満杯の状態から開放後約8秒で排水が終
了するものとする(但し、給水量はゼロ)。
【0028】食器洗浄機1が運転を開始すると、制御装
置56のマイクロコンピュータ61は、温度センサ63
に基づいて電気ヒータ27の発熱を制御し、ブースタタ
ンク15内のすすぎ水を+80℃程の温度に維持する。
そして、洗浄運転が開始されると、マイクロコンピュー
タ61は洗浄ポンプ14を運転して洗浄タンク12に貯
留されている洗浄水を洗浄管18より上下洗浄ノズル
4、6に循環する。循環された洗浄水は上洗浄ノズル4
の洗浄ノズル口4A・・から下向きに噴射されると共
に、下洗浄ノズル6の洗浄ノズル口から上向きに噴射さ
れ、被洗浄物に吹き付けられてそれらを洗浄する。ま
た、一部は上下洗浄ノズル4、6の回転推進力となるの
で上下洗浄ノズル4、6は回転する。このように噴射さ
れた洗浄水は洗浄タンク12内に回収され、再び上下洗
浄ノズル4、6に循環される。
【0029】係る洗浄運転を例えば90秒間実行する
と、マイクロコンピュータ61は洗浄ポンプ14を停止
し、引き続いてすすぎ運転を開始する。このすすぎ運転
ではすすぎポンプ16の運転を開始するので、ブースタ
タンク15内の高温(+80℃)のすすぎ水はすすぎ管
19より上下すすぎノズル5、7に給送される。給送さ
れたすすぎ水は上すすぎノズル5のすすぎノズル口5A
・・から下向きに噴射されると共に、下すすぎノズル7
のすすぎノズル口から上向きに噴射される。
【0030】そして、噴射されたすすぎ水は落下して前
記フィルタを通り、洗浄タンク12内に回収されるが、
このすすぎ水は洗浄水に追加されるかたちとなるため、
洗浄タンク12内の洗浄水位は上昇する。そして、オー
バーフロー管13の上端よりも高くなると、洗浄水はオ
ーバーフロー管13内に流入するので、洗浄タンク12
内の水位は一定値に規制される。
【0031】一方、オーバーフロー管13に流入した洗
浄タンク12内の+60℃程の洗浄水は、排温水となっ
て配管25から排熱回収装置31の箱体32内に流入
し、各タンク38、39、41、42内にオーバーフロ
ー管47の開口位置まで貯留される。これによって、熱
交換パイプ51はこの排温水中に浸漬される。
【0032】他方、すすぎポンプ16の運転によってブ
ースタタンク15内のすすぎ水がすすぎ管19に給送さ
れて行くと、ブースタタンク15内の水位は低下して行
く。そして、約10秒後に所定の水位まで降下するの
で、マイクロコンピュータ61はこの時点ですすぎ運転
を終了し、すすぎポンプ16を停止して電磁弁22を開
放する。この電磁弁22が開放されると、水道水配管4
8から流入した+20℃程の水道水(すすぎ水)は熱交
換パイプ51内を通過して配管28からブースタタンク
15内に給水される。そして、所定の満水位となった時
点でマイクロコンピュータ61はフロートスイッチ62
に基づき電磁弁22を閉じ、ブースタタンク15内のす
すぎ水を電気ヒータ27により+80℃程まで昇温す
る。
【0033】ここで、水道水配管48から流入した水道
水は、熱交換パイプ51内を通過する過程で上述の如く
箱体32内に貯留された+60℃程の排温水と熱交換
し、加熱されて+50℃程まで昇温された後、配管28
から上記ブースタタンク15に供給されることになる。
即ち、ブースタタンク15に供給される水道水は既に+
50℃程まで予熱されているので、ブースタタンク15
にて上記+80℃程まで昇温するに際してブースタタン
ク15を加熱する電気ヒータ27の消費電力を軽減する
ことができる。
【0034】また、排熱回収装置31内に流入する排温
水中には、洗浄した食器から落下した残滓や油等の汚れ
分が多量に含まれているが、マイクロコンピュータ61
は例えば午前零時等の時刻t1になると、それが機能と
して有するT1タイマにより、期間T1(例えば2分)
だけ排水バルブ46を開く。これによって、箱体32内
の汚れ分を含んだ排温水は図3中矢印の如く排水孔43
より排水管44へと排出されて行く。この排水により前
述の如く約8秒後には箱体32内の排温水は空となる。
【0035】そして、上記期間T1が経過したらマイク
ロコンピュータ61は排水バルブ46を閉じる。次に、
同じくその機能として有するT2タイマにより期間T2
(例えば3分)だけ給水バルブ30を開放する。給水バ
ルブ30が開放されると、水道水配管48からの水道水
(或いは、ブースタタンク15内に残存している温水)
が配管29よりシャワー配管53に流入し、洗浄用水と
なってシャワーノズル口54から下方に吐出され、熱交
換パイプ51に吹き付けられる。これによって、熱交換
パイプ51等に付着した汚れ分は洗い落とされる。
【0036】そして、前記期間T2が経過すると、マイ
クロコンピュータ61は給水バルブ30を閉じ、再び期
間T1だけ排水バルブ46を開いて洗い落とされた汚れ
分と共に洗浄用水を排出する。そして、期間T1の経過
後再び排水バルブ46を閉じて、次に期間T2だけ給水
バルブ30を開く動作を繰り返す。
【0037】ここで、シャワーノズル口54から洗浄用
水が吐出されている間(T2期間)、排水バルブ46は
閉じているので、洗浄用水は箱体32内に貯留される。
従って、熱交換パイプ51はこの洗浄用水中に浸漬され
るかたちとなり、従来の如き洗浄用水の吐出のみでは届
かなかった部分まで洗浄することが可能となる。
【0038】従って、熱交換パイプ51を含む箱体32
内を円滑且つ確実に洗浄できるようになり、熱交換パイ
プ51と排温水との熱交換を常に良好な状態に維持する
ことが可能となると共に、箱体32内への汚れ分の堆積
により排水孔43や排水管44が詰まってしまう不都合
も解消若しくは抑制することができるようになる。
【0039】特に、マイクロコンピュータ61は排水バ
ルブ46による排水と給水バルブ30及びシャワー配管
53による洗浄とを二回繰り返すので、熱交換パイプ5
1の隅々まで一層確実に洗浄することが可能となる。
【0040】尚、上記実施例では二回これを繰り返した
が、更に多い回数繰り返しても差し支えない。また、実
施例では所定の時刻に排熱回収装置31の排水及び洗浄
動作を実行するようにしたが、それに限らず、食器洗浄
機1の電源を切った後、或いは食器洗浄機1のすすぎ運
転終了後、若しくは所定の周期で行うようにしても良
い。
【0041】次に、図6及び図7は排熱回収装置31の
他の構成を示している。尚、各図において図1乃至図5
と同一符号は同一若しくは同一の機能を奏するものとす
る。図6の場合にはシャワー配管53を箱体32の底壁
32Bの直上に設け、シャワーノズル口54を上に向け
て配置している。また、図7の場合にはシャワー配管5
3を箱体32の側壁32Cの内側に沿って設け、シャワ
ーノズル口54を熱交換パイプ51側に向けて配置して
いる。
【0042】そして、給水バルブ30が開放されてシャ
ワーノズル口54から洗浄用水が熱交換パイプ51に向
けて吐出されると、上記何れの場合にも吐出された洗浄
用水が貯留されて行くに従って、シャワー配管53及び
シャワーノズル口54は洗浄用水中に没する。以降、シ
ャワーノズル口54から吐出される洗浄用水によって箱
体32内に貯留された洗浄用水は撹拌されるかたちとな
る(即ち、シャワー配管53自体が撹拌手段となる)の
で、前述の如く単に浸けて置くだけでは除去できない箱
体32内面や熱交換パイプ51表面の汚れも、円滑且つ
確実に洗浄することができるようになる。
【0043】次に、図8及び図9では排熱回収装置31
の箱体32の底壁32B上面にモータ71によって回転
される撹拌手段としてのプロペラファン68(図8の場
合)、或いは撹拌棒69(図9の場合)を複数取り付け
ている。そして、上記モータ71は同様にマイクロコン
ピュータ61の出力に接続され、このマイクロコンピュ
ータ61の制御により、例えば食器洗浄機1及び排熱回
収装置31が運転されている全期間中、若しくは前述の
如く洗浄用水を箱体32内に貯留した場合に運転され
る。
【0044】これによって、箱体32内の排温水或いは
洗浄用水が撹拌されるので、排温水中の汚れ分が箱体3
2内面や熱交換パイプ51表面に付着し、或いは堆積し
難くなるので、排水及び洗浄時に極めて容易に汚れ分を
排出することができるようになると共に、前述同様に洗
浄時に単に浸けて置くだけでは除去できない箱体32内
面や熱交換パイプ51表面の汚れも、円滑且つ確実に洗
浄することができるようになる。
【0045】次に、図10では排熱回収装置31の箱体
32の底壁32B上面に超音波振動手段としての超音波
振動子72を複数取り付けている。そして、この超音波
振動子72も同様にマイクロコンピュータ61の出力に
接続され、このマイクロコンピュータ61の制御によ
り、図11のタイミングチャートに示す如く、前記排水
(T1)・洗浄(T2)の期間以外の食器洗浄機1及び
排熱回収装置31が運転されている全期間動作される。
【0046】これによって、箱体32内の排温水中に振
動(キャビテーション)が発生するので、箱体32内面
や熱交換パイプ51表面に汚れが付着し難くなる。従っ
て、シャワーノズル口54からの洗浄用水の吐出により
箱体32内面及び熱交換パイプ51表面の汚れを円滑に
洗い流すことができるようになり、熱交換パイプ51と
排温水との熱交換を常に良好な状態に維持することが可
能となると共に、箱体32内への汚れ分の堆積により排
水孔43や排水管44が詰まる不都合も解消若しくは抑
制することができるようになる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、排水手段にて箱体内の排温水を排出した後、排水を
停止して、洗浄手段より洗浄用水を吐出させると共に、
箱体内に洗浄用水を一旦貯留した後、排水手段により当
該洗浄用水を排出するようにしたので、熱交換パイプを
洗浄用水中に浸することができるようになり、従来の如
き洗浄用水の吐出のみでは届かなかった部分まで洗浄す
ることが可能となる。
【0048】従って、熱交換パイプを含む箱体内を円滑
且つ確実に洗浄できるようになり、熱交換パイプと排温
水との熱交換を常に良好な状態に維持することが可能と
なると共に、箱体内への汚れ分の堆積により排水詰まり
が発生する不都合も解消若しくは抑制することができる
ようになるものである。
【0049】請求項2の発明によれば、上記に加えて箱
体内に貯留された洗浄用水を撹拌する撹拌手段を設けた
ので、単に浸けて置くだけでは除去できない箱体内面や
熱交換パイプ表面の汚れも、円滑且つ確実に洗浄するこ
とができるようになる。
【0050】請求項3の発明によれば、箱体内に超音波
振動手段を設けたので、箱体内の排温水中に振動を発生
させることにより、箱体内面や熱交換パイプ表面に汚れ
が付着し難くすることが可能となる。従って、洗浄手段
により箱体内の汚れを円滑に洗い流すことができるよう
になり、熱交換パイプと排温水との熱交換を常に良好な
状態に維持することが可能となると共に、箱体内への汚
れ分の堆積により排水詰まりが発生する不都合も解消若
しくは抑制することができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排熱回収装置と食器洗浄機の概略縦断
側面図である。
【図2】本発明の排熱回収装置の透視斜視図である。
【図3】本発明の排熱回収装置の縦断側面図である。
【図4】本発明の排熱回収装置の制御装置のブロック図
である。
【図5】本発明の排熱回収装置の排水バルブと給水バル
ブの動作を説明するタイミングチャートである。
【図6】もう一つの本発明の排熱回収装置の縦断側面図
である。
【図7】同じくもう一つの本発明の排熱回収装置の縦断
側面図である。
【図8】同じくもう一つの本発明の排熱回収装置の縦断
側面図である。
【図9】同じくもう一つの本発明の排熱回収装置の縦断
側面図である。
【図10】同じくもう一つの本発明の排熱回収装置の縦
断側面図である。
【図11】図10の場合の排熱回収装置の排水バルブ、
給水バルブ及び超音波振動子の動作を説明するタイミン
グチャートである。
【符号の説明】
1 食器洗浄機 3 洗浄室 4 上洗浄ノズル 5 上すすぎノズル 6 下洗浄ノズル 7 下すすぎノズル 12 洗浄タンク 15 ブースタタンク 30 給水バルブ 31 排熱回収装置 32 箱体 46 排水バルブ 51 熱交換パイプ 56 制御装置 53 シャワー配管 54 シャワーノズル口 61 マイクロコンピュータ 68 プロペラファン 69 撹拌棒 72 超音波振動子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体内にすすぎ水が通過する熱交換パイ
    プを設け、前記箱体内に洗浄タンクからの排温水を回収
    して、前記熱交換パイプ中を通過するすすぎ水と熱交換
    させる食器洗浄機の排熱回収装置において、 前記箱体内の排温水を排出する排水手段と、前記箱体内
    に設けられ、前記熱交換パイプを洗浄する洗浄手段と、
    これら排水手段及び洗浄手段を制御する制御手段とを備
    え、この制御手段は、前記排水手段にて箱体内の排温水
    を排出した後、排水を停止して、前記洗浄手段より洗浄
    用水を吐出させると共に、前記箱体内に洗浄用水が貯留
    された後、前記排水手段により当該洗浄用水を排出する
    ことを特徴とする食器洗浄機の排熱回収装置。
  2. 【請求項2】 箱体内に貯留された洗浄用水を撹拌する
    撹拌手段を設けたことを特徴とする請求項1の食器洗浄
    機の排熱回収装置。
  3. 【請求項3】 箱体内にすすぎ水が通過する熱交換パイ
    プを設け、前記箱体内に洗浄タンクからの排温水を回収
    して、前記熱交換パイプ中を通過するすすぎ水と熱交換
    させる食器洗浄機の排熱回収装置において、 前記箱体内の排温水を排出する排水手段と、前記箱体内
    に設けられ、前記熱交換パイプを洗浄する洗浄手段と、
    前記箱体内に設けられた超音波振動手段と、これら排水
    手段、洗浄手段及び超音波振動手段の動作を所定のタイ
    ミングにて制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
    る食器洗浄機の排熱回収装置。
JP6323786A 1994-11-30 1994-11-30 食器洗浄機の排熱回収装置 Pending JPH08150107A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100824377B1 (ko) * 2008-01-22 2008-04-23 주식회사 포세이돈 폐 온수 재활용 타입의 업소용 식기세척기
WO2015098276A1 (ja) 2013-12-27 2015-07-02 ホシザキ電機株式会社 洗浄機
JP2015124993A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 ホシザキ電機株式会社 排水熱回収装置
US10264943B2 (en) 2013-12-27 2019-04-23 Hoshizaki Corporation Washer

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