[go: up one dir, main page]

JPH08149555A - コードレス電話機及び親機子機間の接続方法 - Google Patents

コードレス電話機及び親機子機間の接続方法

Info

Publication number
JPH08149555A
JPH08149555A JP6312375A JP31237594A JPH08149555A JP H08149555 A JPH08149555 A JP H08149555A JP 6312375 A JP6312375 A JP 6312375A JP 31237594 A JP31237594 A JP 31237594A JP H08149555 A JPH08149555 A JP H08149555A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
channel
call
master
slave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6312375A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Kagata
充 加賀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yupiteru Industries Co Ltd
Original Assignee
Yupiteru Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yupiteru Industries Co Ltd filed Critical Yupiteru Industries Co Ltd
Priority to JP6312375A priority Critical patent/JPH08149555A/ja
Publication of JPH08149555A publication Critical patent/JPH08149555A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 周波数の有効利用を図ると共に、短時間で確
実に親機と子機との接続が行われて音声の伝送が可能な
コードレス電話機を提供すること 【構成】 電話回線に接続される親機10と、その親機
に無線により接続される子機20とを有し、親機,子機
に設けた受信回路12,22にて、相手の送信周波数の
状態を制御回路14,24に与え、そこで空きチャネル
を検出してメモリ19,29に格納する。接続に先立
ち、各メモリに格納した相手方送信周波数についての空
きチャネル情報を相手方に伝送し、各自は受け取った空
きチャネルを用いて音声信号を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コードレス電話機及び
親機子機間の接続方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アナログ方式のコードレス電話では、親
機が使用する送信チャネル周波数が決まると、子機が使
用する送信チャネルは一義的に決定される。その一例を
示すと、米国の場合には表1のような関係にある。具体
的な表記は省略するが日本国内やその他の国においても
使用可能なチャネル数及び周波数は異なるものの、親機
の送信周波数と子機の送信周波数は1対1の関係にあ
る。そして、米国の場合の従来技術の一例としては、上
記対となるチャネルのうち任意の1チャネルの周波数
が、親機と子機との間で所定の制御用データを送受する
ための制御チャネルとして使用され、その他の周波数が
音声伝送用の通話チャネルとして使用されることが挙げ
られる。
【0003】
【表1】 したがって、通常の状態であれば、周囲の使用周波数の
状態をスキャンし、一方の周波数が未使用であるとそれ
と対となる周波数も未使用であり、逆にある周波数が使
用されている場合にはそれと対になる周波数も使用状態
になっていると推定できる。
【0004】そこで、待機中は常時通電状態にある親機
側で周囲の周波数の使用状態を監視し、空きチャネル情
報を保持する。すなわち、一例として図6に示すよう
に、親機側では制御チャネルと、通話チャネルの空き状
態のチェックが交互に行われる。この時、スキャンする
チャネルの周波数は、親機が受信できる周波数、すなわ
ち子機側の送信周波数について行われる。これにより、
親機側では、使用可能な3つの通話チャネルがメモリに
確保されている。
【0005】そして、実際に親機と子機との間で音声の
伝送を行う場合には、まず制御チャネルを使用して親機
または子機から相手側を呼出す。それにともない、親機
はメモリに格納された3つの空きチャネルのうちの1つ
を決定し、そのチャネル番号を空きチャネル情報として
子機に伝送し、それを受けた子機は、その空きチャネル
と対になる親機の送信周波数がその周囲で使用されてい
るか否かを検出し、空きチャネルとなっていることが確
認されたならその旨アンサーバックし、その後上記の空
きチャネルを使用して音声の伝送を行なう。
【0006】また、子機側で周囲の周波数使用状況のチ
ェックを行ったところ、使用中であると判断されたな
ら、当該チャネルが使用中(ビジー)であることを親機
に伝える。すると、親機ではメモリに格納された他のチ
ャネルを空きチャネルとして決定し、そのチャネル番号
を再度子機側に伝送する。そして、子機側では新たに受
けたチャネル番号に基づいて上記処理を繰り返す。
【0007】これにより、図6の例の場合は最大3回ま
で繰り返しが可能となり、親機のメモリに格納された3
つの空きチャネルに対して行なわれる子機側でのスキャ
ンを行い、対応する親機側の送信周波数がすべてビジー
であると、回線接続不能としてスタンバイ状態に戻る。
なお、上記親機と子機との間の音声伝送とは、親機と子
機との間で行なう内線通話と、親機を介して子機が行な
う外線通話の両者を含む。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の装置では、以下に示す問題がある。すなわち、
親機の存在位置と子機の存在位置が異なるため、例えば
親機の周囲ではある通話チャネルが「空き」であったと
しても、子機の周囲ではその通話チャネルが使用中であ
ることがある。また、コードレス電話の場合には上記の
ように親機と子機の送信周波数は1対1に決まっている
が、その他の無線通信機器で上記周波数の一方を使用す
ることがある。さらに、コンピュータその他の電気機器
から発生する高調波ノイズが、親機または子機の送信周
波数に一致することがある。すると、使用が決まってい
る1組の周波数のうち一方が上記原因により使用できな
いとすると、そのチャネル全体は使用不能になる。その
結果、他方の周波数は本来使用できるのにもかかわらず
使用されず、利用効率が悪い。
【0009】また、親機と子機の間での音声の伝達に先
立って行なう、使用する通話チャネルを決定するための
処理ステップが多く、接続までに時間がかかる。また、
待機中に行なう空きチャネルの検出も親機側でのみ行な
われており、子機側の周囲の空きチャネルの検出は、接
続に先立って行なう親機から与えられるチャネル情報に
基づく周波数のみ行なうため、そのチャネルがビジーに
なっている確率が高く、空きチャネル情報の再伝送並び
にそれに基づく処理が必要で、上記接続までに長時間か
かるという問題がより顕著となる。さらに、予め親機が
確保していた3つの空きチャネルがすべてビジーである
と、空きチャネルの確保から再度行なわなければなら
ず、上記問題がより顕著となる。
【0010】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、周波数の有効利用を図るとともに、親機と子機が接
続されるまでに要する処理数も少なく短時間で確実に親
機と子機との接続が行われて音声の伝送が可能とするコ
ードレス電話機及び親機子機間の接続方法を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明に係るコードレス電話機では、電話回線に
接続される親機と、前記親機に無線により接続される子
機とから構成されるコードレス電話機において、前記親
機に子機の通話用の送信周波数の状態をスキャンし、空
きチャネルを検出する第1検出手段と、前記第1検出手
段により検出された空きチャネルを記憶する第1記憶手
段とを備え、前記子機に親機の通話用の送信周波数の状
態をスキャンし、空きチャネルを検出する第2検出手段
と、前記検出手段により検出された空きチャネルを記憶
する第2記憶手段とから構成した。
【0012】好ましくは、前記親機に、第1記憶手段に
格納した所定の空きチャネル情報を前記子機に送信する
手段を備え、前記子機に、第2記憶手段に格納した所定
の空きチャネル情報を前記親機に送信する手段を備える
ように構成することである。そして、それら各コードレ
ス電話機は、前記親機の通話用の送信周波数と、前記子
機の通話用の送信周波数が、それぞれ予め定められた複
数の周波数の中から任意のものを選択し使用するものに
適用することができる。
【0013】また、コードレス電話機における親機子機
間の接続方法では、電話回線に接続される親機と、前記
親機に無線により接続される子機とから構成されるコー
ドレス電話機における前記親機子機間の接続方法におい
て、スタンバイ状態の時に親機及び子機がそれぞれ相手
の所定の送信周波数をスキャンして空きチャネルを検出
するとともに、その情報を確保し、前記親機と前記子機
との間で通信を行うに際し、制御チャネルを使用して相
手方を呼出すとともに、それぞれ相手方に対して予め確
保しておいた空きチャネル情報を伝送し、その伝送され
た空きチャネル情報に基づく通話チャネルを用いて相互
に音声信号の通信を行うようにした。
【0014】
【作用】通信を行わないスタンバイ状態の時に、親機と
子機はそれぞれ第1,第2検出手段を用いて、相手方の
送信周波数の状態をスキャンし、1または2以上の空き
チャネルを検出し、第1,第2の記憶手段に格納してお
く。そして、内線通話を行う場合や、子機側からの発呼
並びに着呼がされた場合の着呼信号を子機に送る場合に
は、無線を介して親機と子機とを接続する必要がある。
その接続に先立ち、相手方を呼出すとともに、音声信号
を送るための通話チャネルを決定する必要がある。そこ
で、本発明では、スタンバイ状態で検出し確保しておい
た相手方の送信周波数の空きチャネルをそれぞれ伝送す
る。そして、親機及び子機は、受け取った空きチャネル
情報に対応する周波数を用いて音声信号を送信する。す
なわち、通信開始の際には、空きチャネルのチェックを
行わないため、リトライすることなく短時間で接続され
る。また、送られてきた空きチャネルは、互いに自己が
送信する周波数についてスキャンして得られた結果であ
るので、検出から実際の送信までの短時間でビジー状態
になる蓋然性は低いため、確実に空きチャネルとなり問
題なく送信することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係るコードレス電話機及び親
機子機間の接続方法の好適な実施例を添付図面を参照に
して詳述する。図1は本発明が適用されるコードレス電
話における親機10と子機20が通信を行っている状態
を示している。親機10は、共通のアンテナ11にそれ
ぞれ送信回路12と受信回路13とが接続されている。
同様に子機20にも、共通のアンテナ21に送信回路2
2と受信回路23とがそれぞれ接続される。なお、図示
省略するが、各回路12,13とアンテナ11との交点
並びに各回路22,23とアンテナ21の交点には、デ
ュープレクサが配置され、信号の周波数に応じて送信回
路13,23からの信号はアンテナ11,21に送ら
れ、アンテナ11,21で受信した信号は受信回路1
2,22側に送られる。
【0016】上記受信回路12,22並びに送信回路1
3,23は、制御回路14,24からの制御信号に基づ
いて動作し、親機10と子機20間での制御信号並びに
音声信号の送受が行われる。
【0017】親機10側の受信回路12及び送信回路1
3は、通話回路15を介して受話部となるスピーカ1
6,送話部となるマイク17に接続されるとともに、モ
ジュラージャック30に接続される。一方、子機20側
の受信回路22及び送信回路23は、通話回路25を介
して受話部となるスピーカ26,送話部となるマイク2
7に接続される。
【0018】これにより、子機20側ではアンテナ21
を介して受信回路22で受信した音声信号を通話回路2
5で可聴信号に変換してスピーカ26から音声出力し、
また、マイク27で検出した子機20の使用者の音声を
通話回路25にて所定の信号に変換後、送信回路23に
てアンテナ21を介して親機10側に送信可能としてい
る。なお、上記送受信する音声信号としては、親機10
の使用者と子機20の使用者との間で行う内線通話と、
親機10を介して行う外線通話の両方がある。
【0019】また、親機10側ではアンテナ11を介し
て受信回路12で受信した音声信号或いはモジュラージ
ャック30を介して送られて来る外線通話を通話回路1
5で可聴信号に変換してスピーカ16から音声出力す
る。また、マイク17で検出した親機10の使用者の音
声を通話回路15にて所定の信号に変換後、送信回路1
3にてアンテナ11を介して子機20側に送信したり、
或いはモジュラージャック30を介して外線に送信した
りできるようにしている。そして、係る通話回路15に
おける信号の伝送方向の切り替えは、制御回路14から
の制御信号により行われる。なお、上記した内線通話及
び外線通話のための各部の具体的な処理は、従来と同様
であるため、その詳細な説明を省略する。
【0020】上記した各回路を動作させるための電源
は、親機10では商用電源をACアダプター31を介し
て所定の直流電圧に変換後、その変換した直流電圧を内
蔵する電源回路18に供給し、その電源回路18から各
部に駆動用の電源電圧を供給することになる。また子機
20では、内蔵する2次電池(バッテリー)28を用い
ている。なお、この2次電池28は、充電端子33を介
して所定の充電器から充電電流を供給され、充電可能と
なる。
【0021】ところで、上記親機10と子機20との間
で行う通信は、予め決められた複数の周波数のうちの1
つを使用して行なう。すなわち、下記表2に示すよう
に、音声信号を送信するための通話チャネルが予め複数
設定されており、使用可能な周波数が決定されている。
【0022】
【表2】 便宜上通話チャネルの数をN個とおくと、親機10から
子機20に送る場合には、1チャネルからNチャネル
(周波数F1 〜FN )の中のいずれかの1のnチャネル
(nは1〜Nまでの任意の数)の周波数Fn を使用して
送信する。そして、本発明では、上記親機10からの送
信周波数(使用通話チャネル)に関係なく、子機20か
ら親機10に送る場合にも、1チャネルからNチャネル
(周波数f1 〜fN )の中のいずれかの1のnチャネル
(nは1〜Nまでの任意の数)の周波数fn を使用して
送信する。すなわち、従来のように親機10の送信周波
数Fn と子機の送信周波数fn は、同一チャネル(nは
等しい)のものを必ず使用したが、本発明では、上記制
約を無くし、使用する通話チャネルを必ずしも同じにし
ないで相互に空いている周波数(通話チャネル)を用い
て送信するようにした。
【0023】なお、通話に先立ち親機10と子機20と
の間で制御信号を送信するための制御チャネルの周波数
F0 ,f0 も上記通話チャネルの周波数と異なる値が設
定されている。この制御チャネルの周波数は、例えば日
本の場合には予め使用可能な周波数として2チャネル分
が通話チャネルとは別に定められているため、係る周波
数となるが、例えば米国の場合には通話チャネルとして
割り当てられている周波数の中から任意のものを選択で
きるようになっている。そしていずれの場合にも複数の
チャネルの内の1つを電話機側で予め設定しておく。
【0024】そして、係る処理を行うために、スタンバ
イ状態における空きチャネルの検出を、親機10と子機
20の両方でスキャンを行い、空きチャネルが検出され
たならば、各制御回路14,24に接続されたメモリ1
9,29にそのチャネル情報を格納する。
【0025】なお、本例でもスキャンは受信回路12,
22にて検出できる周波数は、相手側の送信周波数であ
る。そして、このようにして検出されて格納されたチャ
ネル情報は、実際の通話開始に先立ち制御チャネルを用
いて上記チャネル情報を相手方に転送し、その相手方は
受け取った通話チャネルの周波数を使用して送信するよ
うにしている。そして、係る動作を制御するための制御
回路14における具体的な処理は、図2に示すようにな
っている。なお、本実施例では、スタンバイ状態におけ
る上記空きチャネルの検出処理については基本的に親機
10の制御回路15と子機20の制御回路25の処理は
同様である。
【0026】すなわち、通話チャネルの番号をnとし、
まず初期値として1をセットする。そして、制御チャネ
ルの周波数(F0 ,f0 )の電界強度を検出し、制御チ
ャネルが「空き」か否かを判断する(ST1〜ST
3)。具体的には電界強度が一定のしきい値以下の場合
には「空き」と判断する。
【0027】電界強度がしきい値を越えている場合に
は、その受信信号を解析し、所定の処理を行なう。すな
わち、電界強度が高い場合には、相手方から自己に対し
て送られてきた制御信号の場合と、ペアを組んでいる親
機,子機以外の別のコードレス電話その他の無線通信装
置がすでにその制御チャネルを使用している(ビジー)
場合(単なるノイズの場合も含む)の2種類があるた
め、そのどちらであるかを判断し、前者の場合にはその
制御信号の内容に応じて所定の処理(応答信号の発信,
通話開始処理等)を行なう。また、後者の場合には、所
定のインターバルをおいた後ステップ2に戻り、再度制
御チャネルの電界強度の検出を行う。
【0028】制御チャネルが「空き」の場合には、ステ
ップ5に飛び、n番目の通話チャネルCHn の周波数
(Fn ,fn )の電界強度を検出し、通話チャネルが
「空き」か否かを判断する(ST5,ST6)。具体的
には電界強度が一定のしきい値以下の場合には「空き」
と判断する。
【0029】通話チャネルが「空き」の場合には、その
チャネル番号をメモリ19,29に格納し一定時間ウエ
イトした後、ステップ2に戻り、制御チャネルの「空
き」の有無のスキャンから再実行する。
【0030】一方、ステップ6で通話チャネルが使用中
(ビジー)と判断された場合には、スキャンした通話チ
ャネルの番号より1つ上の番号の通話チャネルに対して
「空き」か否かのスキャンを行う。そして、通話チャネ
ルの番号が最大(N)になったなら1番目の通話チャネ
ルに戻る(ST9〜ST11)。そして、「空き」を検
出したならば、メモリ19,29に格納される空きチャ
ネルの番号を、その通話チャネルの番号に書き替える。
以後、スタンバイ状態が続く間は上記処理を繰り返し行
ない、相手方が送信のために使用可能な通話チャネルを
親機10と子機20がそれぞれ自己のメモリ19,29
に確保する。
【0031】なお、ステップ8でのウエイト時間、すな
わち、インターバル時間は、親機10と子機20で同じ
にしてもよく或いは異ならせてもよい。そして、その時
間は親機10の場合には、電源供給を商用電源から行な
っているため、インターバル時間を0にしてもよい。ま
た子機20の場合には、内蔵する2次電池の消耗を抑え
るためにはウエイト時間は長い方がよく、親機10から
送られて来る制御信号を確実に捕捉するためにはウエイ
ト時間は短い方がよいので、両者の兼ね合いから所定の
時間を決定する。
【0032】そして、上記の処理をタイムチャートで示
すと図3のようになる。すなわち、制御チャネルの電界
強度がない(一定値以下)の場合(「丸」で示す)に
は、続いて所定の通話チャネルをスキャンして「空き」
の有無をチェックし、「空き」の場合(「二重丸」で示
す)にはそのまま一定時間ウエイトする。また、スキャ
ンした通話チャネルが使用中(「×」で示す)の場合に
は、連続して次の番号の通話チャネルのスキャンを行な
う。
【0033】これにより、メモリには常時使用可能な1
つの通話チャネルの番号が格納される。また、図示する
ように、スキャンは通話チャネルの1番から順に繰り上
がりながら行なっていくとともに、一度空きチャネルを
確保したならば、その通話チャネルが使用中にならない
限り、同一の通話チャネルに対してスキャンを行う。
【0034】一方、本実施例のコードレス電話を用いて
子機20から外線通話を行う場合には、図4のように、
制御チャネルを使用して子機から親機に対して呼出し信
号を発する。この時、上記のようにしてスタンバイ状態
の時に子機が捕捉した空きチャンネル情報(親機が送信
するための周波数)を送る。
【0035】この呼び出し信号を親機10が受信したな
らば、親機10は、スタンバイ状態の時に捕捉した空き
チャネル情報(子機が送信するための周波数)を応答信
号とともに子機20に対して送信する。
【0036】以後、親機10,子機20は、それぞれ相
手方から送られてきた空きチャネル情報にしたがって、
その通話チャネルを用いて音声信号を送信する。すなわ
ち、応答信号を受けた子機20は、所定の通話チャネル
(スタンバイ時に親機が「空き」を確認したチャネル)
を用いて発呼信号を送り、それを受けた親機10は、所
定の通話チャネル(スタンバイ時に子機が「空き」を確
認したチャネル)を用いて発呼応答信号を送った後、通
常の外線通話に移行する。この外線通話も上記通話チャ
ネルを用いて音声信号の送信が行われる。
【0037】なお、具体的な図示を省略するが、各信号
が相手に受信されない場合には、通常の処理に従い(必
要に応じてリトライはする)スタンバイ状態に戻る。ま
た、子機から親機に対して内線通話を要求した場合に
も、基本的には図4に示す流れと同様の処理を経て行わ
れる。すなわち、呼出し信号から応答信号を経てそれぞ
れ指定された通話チャネルへ切り替えられるまでは同様
の処理を行い、切り替え後は発呼信号並びに発呼応答信
号がなく、いきなり内線通話に移行する。
【0038】一方、回線から着呼された時の親機と子機
の接続は、図5に示すように、制御チャネルを使用して
親機から子機に対して呼出し信号を発する。この時、上
記のようにしてスタンバイ状態の時に子機が捕捉した空
きチャネル情報(子機が送信するための周波数)を送
る。
【0039】この呼び出し信号を子機20が受信したな
らば、子機20は、スタンバイ状態の時に捕捉した空き
チャネル情報(親機が送信するための周波数)を応答信
号とともに親機10に対して送信する。
【0040】以後、親機10,子機20は、それぞれ相
手方から送られてきた空きチャネル情報にしたがって、
その通話チャネルを用いて音声信号を送信する。すなわ
ち、応答信号を受けた親機10は、所定の通話チャネル
(スタンバイ時に子機が「空き」を確認したチャネル)
を用いて着呼信号を送り、それを受けた子機20は、所
定の通話チャネル(スタンバイ時に親機が「空き」を確
認したチャネル)を用いて着呼応答信号を送る。その
後、リンガー信号が親機10から子機20に送られ、子
機20ではそのリンガー信号にしたがって、子機20の
スピーカー26を作動させて着信音を発する。そして、
子機使用者が通話スイッチを押下するなどの所定の確認
処理を行った後、通常の外線通話に移行する。この外線
通話も上記通話チャネルを用いて音声信号の送信が行わ
れる。
【0041】なお、具体的な図示を省略するが、この着
呼の場合も各信号が相手に受信されない場合には、通常
の処理に従い(必要に応じてリトライはする)スタンバ
イ状態に戻る。また、親機から子機に対して内線通話を
要求した場合にも、基本的には図5に示す流れと同様の
処理を経て行われる。すなわち、呼出し信号から応答信
号を経てそれぞれ指定された通話チャネルへ切り替えら
れるまでは同様の処理を行い、切り替え後は着呼信号並
びに着呼応答信号がなく、いきなりリンガー信号を経て
内線通話に移行する。
【0042】なお、上記した実施例では、スタンバイ状
態の時にスキャンしてメモリに格納する空きチャネルを
1つとしたが、本発明はこれに限ることなく、2つまた
はそれ以上としても良い。
【0043】また、上記した実施例では、親機10に受
話部16および送話部17からなる受話器を備えた例に
ついて説明したが、親機10にコードで接続された受話
器がないタイプのものにも適用できるのはもちろんであ
る。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るコードレス
電話機及び親機子機間の接続方法では、スタンバイ状態
の時に親機,子機のそれぞれが相手方の送信周波数の空
きチャネルを検出しておき、発呼,着呼または内線通話
などの親機と子機との間で音声信号の送信を行う場合に
は、上記検出した空きチャネルを相手方に伝達し、その
通話チャネルを用いて通信するため、通信開始前にその
使用する通話チャネルの「空き」をサーチする必要がな
く、スムーズかつ短時間で接続される。
【0045】また、使用する通話チャネルの番号、すな
わち、周波数を親機側と子機側でそれそれ別個に任意の
ものを使用できるようにしたため、従来のように組とな
る周波数の一方が使用中であると使用可能な他方の周波
数まで使用不能となることがなく、あいている周波数は
何等制約なく使用できるので、周波数の有効利用が図ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコードレス電話の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】制御回路の機能を説明するフローチャート図で
ある。
【図3】スタンバイ状態の動作を説明するタイムチャー
ト図である。
【図4】子機から発呼する時の親機と子機の接続までの
処理を説明する流れ図である。
【図5】外線から着呼した時の親機と子機の接続までの
処理を説明する流れ図である。
【図6】従来のスタンバイ状態の際に行う空きチャネル
検出処理を説明するタイムチャート図である。
【符号の説明】
10 親機 11 アンテナ 12 送信回路 13 受信回路 14 制御回路(第1検出手段) 19 メモリ(第1記憶手段) 20 子機 21 アンテナ 22 送信回路 23 受信回路 24 制御回路(第2検出手段) 29 メモリ(第2記憶手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線に接続される親機と、前記親機
    に無線により接続される子機とから構成されるコードレ
    ス電話機において、 前記親機に子機の通話用の送信周波数の状態をスキャン
    し、空きチャネルを検出する第1検出手段と、 前記第1検出手段により検出された空きチャネルを記憶
    する第1記憶手段とを備え、 前記子機に親機の通話用の送信周波数の状態をスキャン
    し、空きチャネルを検出する第2検出手段と、 前記検出手段により検出された空きチャネルを記憶する
    第2記憶手段とを備えたコードレス電話機。
  2. 【請求項2】 前記親機に、第1記憶手段に格納した所
    定の空きチャネル情報を前記子機に送信する手段を備
    え、 前記子機に、第2記憶手段に格納した所定の空きチャネ
    ル情報を前記親機に送信する手段を備えた請求項1に記
    載のコードレス電話機。
  3. 【請求項3】 前記親機の通話用の送信周波数と、前記
    子機の通話用の送信周波数が、それぞれ予め定められた
    複数の周波数の中から任意のものを選択し使用するもの
    である請求項1または2に記載のコードレス電話機。
  4. 【請求項4】 電話回線に接続される親機と、前記親機
    に無線により接続される子機とから構成されるコードレ
    ス電話機における前記親機子機間の接続方法において、 スタンバイ状態の時に親機及び子機がそれぞれ相手の所
    定の送信周波数をスキャンして空きチャネルを検出する
    とともに、その情報を確保し、 前記親機と前記子機との間で通信を行うに際し、制御チ
    ャネルを使用して相手方を呼出すとともに、それぞれ相
    手方に対して予め確保しておいた空きチャネル情報を伝
    送し、 その伝送された空きチャネル情報に基づく通話チャネル
    を用いて相互に音声信号の通信を行うようにしたコード
    レス電話機の親機子機間の接続方法。
JP6312375A 1994-11-24 1994-11-24 コードレス電話機及び親機子機間の接続方法 Withdrawn JPH08149555A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6312375A JPH08149555A (ja) 1994-11-24 1994-11-24 コードレス電話機及び親機子機間の接続方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6312375A JPH08149555A (ja) 1994-11-24 1994-11-24 コードレス電話機及び親機子機間の接続方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08149555A true JPH08149555A (ja) 1996-06-07

Family

ID=18028503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6312375A Withdrawn JPH08149555A (ja) 1994-11-24 1994-11-24 コードレス電話機及び親機子機間の接続方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08149555A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6112098A (en) * 1997-11-26 2000-08-29 International Business Machines Corporation Cordless or wireless system protocol for providing reliable channel connections
JP2004522333A (ja) * 2000-09-18 2004-07-22 フォーナック アーゲー 伝送システムの制御方法、同方法の適用、伝送システム、受信装置及び補聴器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6112098A (en) * 1997-11-26 2000-08-29 International Business Machines Corporation Cordless or wireless system protocol for providing reliable channel connections
JP2004522333A (ja) * 2000-09-18 2004-07-22 フォーナック アーゲー 伝送システムの制御方法、同方法の適用、伝送システム、受信装置及び補聴器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050130646A1 (en) Auto sensing home base station for mobile telephone with remote answering capabilities
JPH0815267B2 (ja) 無線電話機
JP2749248B2 (ja) コードレス電話機
JP3072741B2 (ja) 無線電話装置およびその制御方法
JPS63234654A (ja) 無線電話装置
JPH08149555A (ja) コードレス電話機及び親機子機間の接続方法
JPH0750709A (ja) コードレス電話機
JPH05153036A (ja) 無線電話装置
JP2563179B2 (ja) コ−ドレス電話機
JPH1127346A (ja) コードレス電話装置
JP2841993B2 (ja) 無線電話装置
JP2004266520A (ja) 無線端末
JP3354966B2 (ja) 電話機システム
KR960004723B1 (ko) 무선전화기의 통화예약 방법
JPH0385847A (ja) コードレス電話機
JP3017975B2 (ja) 無線通信装置
JP4680737B2 (ja) 発信時接続時間短縮機能を有する電話装置
JP3233479B2 (ja) 無線電話システム
JP2936602B2 (ja) コードレス電話装置
KR950001524B1 (ko) 무선 전화기의 통화 예약 및 전화번호 자동 송출 방법
JP2956622B2 (ja) 無線電話装置及び無線電話システム
JPH03220927A (ja) 無線電話装置
KR20000031183A (ko) 휴대장치를 가지는 무선가입자장치 및 그 제어방법
JP2003174677A (ja) 通信装置
JPH03297250A (ja) コードレスボタン電話装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020205