JPH08146223A - バックライトパネル - Google Patents
バックライトパネルInfo
- Publication number
- JPH08146223A JPH08146223A JP6285630A JP28563094A JPH08146223A JP H08146223 A JPH08146223 A JP H08146223A JP 6285630 A JP6285630 A JP 6285630A JP 28563094 A JP28563094 A JP 28563094A JP H08146223 A JPH08146223 A JP H08146223A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- backlight panel
- light
- transparent plate
- back surface
- scattering
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract description 2
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N Silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 2
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000000149 argon plasma sintering Methods 0.000 description 1
- 238000005422 blasting Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 1
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 description 1
- 238000004381 surface treatment Methods 0.000 description 1
- 239000012780 transparent material Substances 0.000 description 1
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Planar Illumination Modules (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 液晶表示板を背面から照明して見易くする為
のバックライト、特に、その発光面として使用されるバ
ックライトパネル(A) に関するもので、該バックライト
パネル(A) の製造効率の向上とその品質劣化の防止を図
り得るようにする。 【構成】 透明板の表面に微細な凹凸を不規則且つ密に
刻設して散乱面を形成すると共に、該透明板の裏面には
上記散乱面の凹部や凸部よりも大きな凹部又は凸部を散
在させ、この透明板をバックライトパネルとして採用し
た。
のバックライト、特に、その発光面として使用されるバ
ックライトパネル(A) に関するもので、該バックライト
パネル(A) の製造効率の向上とその品質劣化の防止を図
り得るようにする。 【構成】 透明板の表面に微細な凹凸を不規則且つ密に
刻設して散乱面を形成すると共に、該透明板の裏面には
上記散乱面の凹部や凸部よりも大きな凹部又は凸部を散
在させ、この透明板をバックライトパネルとして採用し
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶テレビやラップト
ップ型パーソナルコンピュータ等の表示画面として使用
される液晶表示板を背面から照明する為のバックライ
ト、特に、その発光面として使用されるパネル(以下、
「バックライトパネル」という。)に関するものであ
る。
ップ型パーソナルコンピュータ等の表示画面として使用
される液晶表示板を背面から照明する為のバックライ
ト、特に、その発光面として使用されるパネル(以下、
「バックライトパネル」という。)に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術及び課題】液晶テレビの画面等に使用される
液晶表示板は自ら発光しない為、これを背面から照明す
ることにより見易くする工夫が施されている。上記液晶
表示板を照明する為のバックライトの発光面を構成する
バックライトパネルとして、例えば図7に示す構造のも
のが知られている。
液晶表示板は自ら発光しない為、これを背面から照明す
ることにより見易くする工夫が施されている。上記液晶
表示板を照明する為のバックライトの発光面を構成する
バックライトパネルとして、例えば図7に示す構造のも
のが知られている。
【0003】このものは、下方から順次重ねられた導光
板(1) とプリズムシート(2) と散乱板(3) から成る三層
構造を有し、導光板(1) は、透明材料で平板状に形成さ
れていると共に、その表・裏両面は平滑面になってい
る。上記導光板(1) を被覆するプリズムシート(2) の表
面には断面三角状の直線溝(20)(20)が多数並設されてお
り、更に、該プリズムシート(2) の上に重ねられた散乱
板(3) の表面は、微細な凹凸が不規則且つ密に刻設され
ている。
板(1) とプリズムシート(2) と散乱板(3) から成る三層
構造を有し、導光板(1) は、透明材料で平板状に形成さ
れていると共に、その表・裏両面は平滑面になってい
る。上記導光板(1) を被覆するプリズムシート(2) の表
面には断面三角状の直線溝(20)(20)が多数並設されてお
り、更に、該プリズムシート(2) の上に重ねられた散乱
板(3) の表面は、微細な凹凸が不規則且つ密に刻設され
ている。
【0004】上記バックライトパネル(A) は、その裏面
に銀蒸着フィルム等の反射シート(31)を添設した状態で
使用され、該バックライトパネル(A) の側端面を蛍光管
等の光源(4) で照すと、該光源(4) から放出される光線
が、導光板(1) の表裏に添設状態となったプリズムシー
ト(2) と反射シート(31)の間で反射を繰り返しながら該
導光板(1) 内全体に拡散して行くと共に、導光板(1) 内
からプリズムシート(2) に向けて入射した光線の一部が
更に散乱板(3) 内に侵入してその表面の散乱面で散乱せ
しめられる。そして、この光の散乱現象が散乱板(3) の
表面全体で発生し、これにより、図示しない液晶板が裏
面から全体的に照明される。
に銀蒸着フィルム等の反射シート(31)を添設した状態で
使用され、該バックライトパネル(A) の側端面を蛍光管
等の光源(4) で照すと、該光源(4) から放出される光線
が、導光板(1) の表裏に添設状態となったプリズムシー
ト(2) と反射シート(31)の間で反射を繰り返しながら該
導光板(1) 内全体に拡散して行くと共に、導光板(1) 内
からプリズムシート(2) に向けて入射した光線の一部が
更に散乱板(3) 内に侵入してその表面の散乱面で散乱せ
しめられる。そして、この光の散乱現象が散乱板(3) の
表面全体で発生し、これにより、図示しない液晶板が裏
面から全体的に照明される。
【0005】しかしながら、上記従来のバックライトパ
ネル(A) は、導光板(1) の表面にプリズムシート(2) や
散乱板(3) を重合するものであるから、これら各構成部
材を各別に製作しなければならないだけでなく、これら
独立製作した導光板(1) 等を結合一体化する作業が必要
となり、作業工程が多くなってその作業効率が低下す
る。又、導光板(1) とプリズムシート(2) は熱膨張率が
異なることから、光源(4) の点灯と消灯の繰り返しによ
ってこれら導光板(1) 等が熱膨張と収縮を繰り返すと、
これら導光板(1) とプリズムシート(2) の接合部に両者
を剥離する力が作用する。そして、長期使用に伴って該
接合部が部分的に剥離した場合は、該剥離部分に於ける
光線の屈折態様が変化する。このことから、バックライ
トパネル(A) の表面の光度が場所的に微妙に変化してそ
の品質が劣化する不都合がある。
ネル(A) は、導光板(1) の表面にプリズムシート(2) や
散乱板(3) を重合するものであるから、これら各構成部
材を各別に製作しなければならないだけでなく、これら
独立製作した導光板(1) 等を結合一体化する作業が必要
となり、作業工程が多くなってその作業効率が低下す
る。又、導光板(1) とプリズムシート(2) は熱膨張率が
異なることから、光源(4) の点灯と消灯の繰り返しによ
ってこれら導光板(1) 等が熱膨張と収縮を繰り返すと、
これら導光板(1) とプリズムシート(2) の接合部に両者
を剥離する力が作用する。そして、長期使用に伴って該
接合部が部分的に剥離した場合は、該剥離部分に於ける
光線の屈折態様が変化する。このことから、バックライ
トパネル(A) の表面の光度が場所的に微妙に変化してそ
の品質が劣化する不都合がある。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みて成されたもの
でバックライトパネル(A) の製造効率の向上が図り得る
ようにすると共に、該長期使用に基づく品質劣化を防止
し得るようにすることをその課題とする。
でバックライトパネル(A) の製造効率の向上が図り得る
ようにすると共に、該長期使用に基づく品質劣化を防止
し得るようにすることをその課題とする。
【0007】
【技術的手段】上記課題を解決する為の本発明の技術的
手段は、『透明板の表面に微細な凹凸を不規則且つ密に
刻設して散乱面を形成すると共に、該透明板の裏面には
上記散乱面の凹部や凸部よりも大きな凹部又は凸部を散
在させ、この透明板をバックライトパネルとして採用し
た』ことである。
手段は、『透明板の表面に微細な凹凸を不規則且つ密に
刻設して散乱面を形成すると共に、該透明板の裏面には
上記散乱面の凹部や凸部よりも大きな凹部又は凸部を散
在させ、この透明板をバックライトパネルとして採用し
た』ことである。
【0008】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。既述し
た従来のものと同様にバックライトパネル(A) の裏面に
反射シート(31)を添設した状態で該バックライトパネル
(A) の側端面を光源(4) で照明すると、該光源(4) から
放出される光線が、透明なバックライトパネル(A) 内に
侵入する。そして、該光線はバックライトパネル(A) 表
面の散乱面での散乱と裏面側の反射シート(31)等での反
射を繰り返して該バックライトパネル(A) 内全体に拡散
して行く。そして、上記バックライトパネル(A) 内を伝
播する光がその裏面に形成された凹部又は凸部に当たる
と、これら凹部等の表面で反射する光りによって該凹部
等の表面が輝いた状態となる。即ち、バックライトパネ
ル(A) の裏面には、輝きを呈する凹部又は凸部が該裏面
全体に点在した状態になるのである。そして、上記バッ
クライトパネル(A) の裏面からの光(輝きを呈する凹部
等からの全反射光)は、該パネル(A) 表面の散乱面で散
乱されてその一部が液晶表示板側に射出され、これによ
り、該バックライトパネル(A) の裏面が全体的に照明さ
れる。
た従来のものと同様にバックライトパネル(A) の裏面に
反射シート(31)を添設した状態で該バックライトパネル
(A) の側端面を光源(4) で照明すると、該光源(4) から
放出される光線が、透明なバックライトパネル(A) 内に
侵入する。そして、該光線はバックライトパネル(A) 表
面の散乱面での散乱と裏面側の反射シート(31)等での反
射を繰り返して該バックライトパネル(A) 内全体に拡散
して行く。そして、上記バックライトパネル(A) 内を伝
播する光がその裏面に形成された凹部又は凸部に当たる
と、これら凹部等の表面で反射する光りによって該凹部
等の表面が輝いた状態となる。即ち、バックライトパネ
ル(A) の裏面には、輝きを呈する凹部又は凸部が該裏面
全体に点在した状態になるのである。そして、上記バッ
クライトパネル(A) の裏面からの光(輝きを呈する凹部
等からの全反射光)は、該パネル(A) 表面の散乱面で散
乱されてその一部が液晶表示板側に射出され、これによ
り、該バックライトパネル(A) の裏面が全体的に照明さ
れる。
【0009】
【効果】本発明は次の特有の効果を有する。バックライ
トパネル(A) が一枚の透明板で構成されるから、複数の
構成部材からバックライトパネル(A) を造る必要があっ
た既述従来のものに比べて該バックライトパネル(A) の
製造効率が向上する。
トパネル(A) が一枚の透明板で構成されるから、複数の
構成部材からバックライトパネル(A) を造る必要があっ
た既述従来のものに比べて該バックライトパネル(A) の
製造効率が向上する。
【0010】複数の構成部材を重合する既述従来のもの
では長期使用に伴って各部材がその接合部で剥離した場
合はバックライトパネル(A) の表面の輝度が場所的に変
化するが、上記技術的手段によれば、前記剥離が生じる
余地はなく、その品質性能が長期に亘って安定する。
では長期使用に伴って各部材がその接合部で剥離した場
合はバックライトパネル(A) の表面の輝度が場所的に変
化するが、上記技術的手段によれば、前記剥離が生じる
余地はなく、その品質性能が長期に亘って安定する。
【0011】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を説明する。
図1に示すように、バックライトパネル(A) はアクリル
製の一枚の透明板(5)で矩形板状に形成されており、該
透明板(5) の厚みはこの実施例では6mmに設定されてい
る。又、該透明板(5) の表面はショットブラストで微小
且つ高密度の傷(30μm 〜100μm の大きさを有す
る。)を付与することにより散乱面(50)が形成されてい
る。
図1に示すように、バックライトパネル(A) はアクリル
製の一枚の透明板(5)で矩形板状に形成されており、該
透明板(5) の厚みはこの実施例では6mmに設定されてい
る。又、該透明板(5) の表面はショットブラストで微小
且つ高密度の傷(30μm 〜100μm の大きさを有す
る。)を付与することにより散乱面(50)が形成されてい
る。
【0012】他方、透明板(5) の裏面には一定の大きさ
を有する多数の凹部(52)(52)が形成されている。又、透
明板(5) の周側面の内、後述する光源(4) で照明する光
照射面(54)と平行な各列に属する凹部(52)(52)は一定ピ
ッチで並んでいると共に、上記光照射面(54)から遠い列
程、凹部(52)(52)のピッチが小さく設定されている。
又、上記光照射面(54)から遠ざかるに従って各列の間隔
が次第に小さくなるように設定されている。これによ
り、上記光照射面(54)から離れた領域に於ける凹部(52)
(52)の配設密度を高くしている。尚、上記光照射面(54)
に最も近い位置に於ける凹部(52)(52)の配設密度はこの
実施例では約160個/cm2 に設定されており、逆に
上記光照射面(54)から最も遠い位置での配設密度は約3
20個/cm 2 に設定されている。
を有する多数の凹部(52)(52)が形成されている。又、透
明板(5) の周側面の内、後述する光源(4) で照明する光
照射面(54)と平行な各列に属する凹部(52)(52)は一定ピ
ッチで並んでいると共に、上記光照射面(54)から遠い列
程、凹部(52)(52)のピッチが小さく設定されている。
又、上記光照射面(54)から遠ざかるに従って各列の間隔
が次第に小さくなるように設定されている。これによ
り、上記光照射面(54)から離れた領域に於ける凹部(52)
(52)の配設密度を高くしている。尚、上記光照射面(54)
に最も近い位置に於ける凹部(52)(52)の配設密度はこの
実施例では約160個/cm2 に設定されており、逆に
上記光照射面(54)から最も遠い位置での配設密度は約3
20個/cm 2 に設定されている。
【0013】上記凹部(52)は略半球状に形成されてい
る。即ち、該凹部(52)の表面形状は球面状になってい
る。そして、略半球状に形成された前記凹部(52)の半径
はこの実施例では200μm に設定されているが、50
μm 〜300μm の範囲であれば採用可能である。又、
上記透明板(5) の裏面に於ける凹部(52)(52)の間の面は
既述した散乱面(50)と同様の表面処理がされた散乱域(5
3)となっている。
る。即ち、該凹部(52)の表面形状は球面状になってい
る。そして、略半球状に形成された前記凹部(52)の半径
はこの実施例では200μm に設定されているが、50
μm 〜300μm の範囲であれば採用可能である。又、
上記透明板(5) の裏面に於ける凹部(52)(52)の間の面は
既述した散乱面(50)と同様の表面処理がされた散乱域(5
3)となっている。
【0014】上記バックライトパネル(A) は、図2に示
すように矩形箱状のケーシング(7)に装着して使用さ
れ、該ケーシング(7) とバックライトパネル(A) の間に
は、既述従来のものと同様に銀蒸着フィルム等の反射シ
ート(31)が介装され、更に、バックライトパネル(A) の
表面部には液晶板(F) が重ねられる。上記ケーシング
(7) の一側部には、蛍光管で形成された光源(4) が収容
されていると共に、該光源(4) の上方には、ケーシング
(7) の側壁(70)上端から水平に突出させた遮光板(71)が
位置し、これにより、光源(4) からの光線が外部に漏れ
るのが防止されている。又、この実施例では、バックラ
イトパネル(A) の周側面の内、凹部(52)(52)の配設密度
が低い部分に対応する光照射面(54)が光源(4) で照明さ
れることとなるように、該バックライトパネル(A) をケ
ーシング(7) に装着して使用する。
すように矩形箱状のケーシング(7)に装着して使用さ
れ、該ケーシング(7) とバックライトパネル(A) の間に
は、既述従来のものと同様に銀蒸着フィルム等の反射シ
ート(31)が介装され、更に、バックライトパネル(A) の
表面部には液晶板(F) が重ねられる。上記ケーシング
(7) の一側部には、蛍光管で形成された光源(4) が収容
されていると共に、該光源(4) の上方には、ケーシング
(7) の側壁(70)上端から水平に突出させた遮光板(71)が
位置し、これにより、光源(4) からの光線が外部に漏れ
るのが防止されている。又、この実施例では、バックラ
イトパネル(A) の周側面の内、凹部(52)(52)の配設密度
が低い部分に対応する光照射面(54)が光源(4) で照明さ
れることとなるように、該バックライトパネル(A) をケ
ーシング(7) に装着して使用する。
【0015】さて、バックライトパネル(A) をケーシン
グ(7) に装着した状態で光源(4) を発光させると、図2
に示すように、光源(4) からの光線がバックライトパネ
ル(A) 表面の散乱面(50)に当たり、更に該光線の一部が
同図に示すようにバックライトパネル(A) の内部に向け
て散乱すると共に、該散乱光は裏面側の散乱域(53)(凹
部(52)(52)の間の領域)での散乱や反射シート(31)での
反射を繰り返しながら、バックライトパネル(A) 内全体
に拡散してゆくこととなる。そして、上記バックライト
パネル(A) 内の光が凹部(52)で包囲された空間内に透過
する際には、その光線の一部が反射することから、該反
射光によって凹部(52)の表面が輝いた状態になる。これ
により、バックライトパネル(A) の裏面全体には輝きを
有する凹部(52)(52)が散在した状態になり、該バックラ
イトパネル(A) の裏面が全体的に輝いた状態になる。そ
して、該輝きを有する上記凹部(52)(52)からの反射光
は、バックライトパネル(A) の表面の散乱面(50)で散乱
されてその一部が液晶板(F)側に放出され、これによ
り、該液晶板(F) がその裏面から照明された状態にな
る。尚、上記実施例では、光照射面(54)から遠ざかるに
従って凹部(52)(52)の配設密度が高くなるようにしたか
ら、バックライトパネル(A) 内に於いて比較的暗くなる
部分(光源(4) から遠い部分)に於ける輝度低下が抑え
られ、バックライトパネル(A) の輝度がその表面全体で
一層均一化される。
グ(7) に装着した状態で光源(4) を発光させると、図2
に示すように、光源(4) からの光線がバックライトパネ
ル(A) 表面の散乱面(50)に当たり、更に該光線の一部が
同図に示すようにバックライトパネル(A) の内部に向け
て散乱すると共に、該散乱光は裏面側の散乱域(53)(凹
部(52)(52)の間の領域)での散乱や反射シート(31)での
反射を繰り返しながら、バックライトパネル(A) 内全体
に拡散してゆくこととなる。そして、上記バックライト
パネル(A) 内の光が凹部(52)で包囲された空間内に透過
する際には、その光線の一部が反射することから、該反
射光によって凹部(52)の表面が輝いた状態になる。これ
により、バックライトパネル(A) の裏面全体には輝きを
有する凹部(52)(52)が散在した状態になり、該バックラ
イトパネル(A) の裏面が全体的に輝いた状態になる。そ
して、該輝きを有する上記凹部(52)(52)からの反射光
は、バックライトパネル(A) の表面の散乱面(50)で散乱
されてその一部が液晶板(F)側に放出され、これによ
り、該液晶板(F) がその裏面から照明された状態にな
る。尚、上記実施例では、光照射面(54)から遠ざかるに
従って凹部(52)(52)の配設密度が高くなるようにしたか
ら、バックライトパネル(A) 内に於いて比較的暗くなる
部分(光源(4) から遠い部分)に於ける輝度低下が抑え
られ、バックライトパネル(A) の輝度がその表面全体で
一層均一化される。
【0016】このように、上記実施例では単一の透明板
(5) でバックライトパネル(A) が構成されるから、複数
の構成部材からバックライトパネル(A) を造る必要があ
った既述従来のものに比べて該バックライトパネル(A)
の製造効率が向上する。尚、上記実施例では、光照射面
(54)から遠ざかるに従って凹部(52)(52)の配設密度を高
くしたが、光源(4) から遠ざかるに従って凹部(52)(52)
の直径を大きくして発光面積を増加させるようにしても
よい。又、光照射面(54)から遠くなるに従って散乱域(5
3)の表面の傷(ショットブラストで付与された多数の
傷)を大きくしてもよい。上記傷を大きくすることによ
り、該夫々の傷の表面積を増加させる為である。即ち、
光照射面(54)から遠い故に届く光の量が少なくなる部分
の散乱域(53)に形成された上記夫々の傷の表面積を拡大
し、これにより、該部分に於ける光反射量を増加させて
該部分の輝度低下を防止する為である。
(5) でバックライトパネル(A) が構成されるから、複数
の構成部材からバックライトパネル(A) を造る必要があ
った既述従来のものに比べて該バックライトパネル(A)
の製造効率が向上する。尚、上記実施例では、光照射面
(54)から遠ざかるに従って凹部(52)(52)の配設密度を高
くしたが、光源(4) から遠ざかるに従って凹部(52)(52)
の直径を大きくして発光面積を増加させるようにしても
よい。又、光照射面(54)から遠くなるに従って散乱域(5
3)の表面の傷(ショットブラストで付与された多数の
傷)を大きくしてもよい。上記傷を大きくすることによ
り、該夫々の傷の表面積を増加させる為である。即ち、
光照射面(54)から遠い故に届く光の量が少なくなる部分
の散乱域(53)に形成された上記夫々の傷の表面積を拡大
し、これにより、該部分に於ける光反射量を増加させて
該部分の輝度低下を防止する為である。
【0017】又、上記実施例では、透明板(5) の裏面に
凹部(52)(52)を形成したが、図4に示すように、略半球
状の突起(56)(56)を突設しても良い。この場合、反射シ
ート(31)で反射した光が突起(56)(56)に照射されると、
その反射光で該突起(56)(56)の表面が光って明るくな
り、既述第1実施例と同様に散乱面(50)の上方の液晶板
(F) を照明する。
凹部(52)(52)を形成したが、図4に示すように、略半球
状の突起(56)(56)を突設しても良い。この場合、反射シ
ート(31)で反射した光が突起(56)(56)に照射されると、
その反射光で該突起(56)(56)の表面が光って明るくな
り、既述第1実施例と同様に散乱面(50)の上方の液晶板
(F) を照明する。
【0018】図5に示すものは、円錐形状の凹部(52)(5
2)を透明板(5) の裏面に形成したもので、このものでも
上記各実施例と同様の効果がある。又、上記凹部(52)や
突起(56)の形状としては、三角錐や四角錐等の多角錐の
他、表面が曲面状に形成されたものであれば採用可能で
あり、更に、上記円錐形等の凹部に代えてこれらと同様
の形状を有する凸部を透明板(5) の裏面に突設しても良
い。上記凹部(52)やこれに代わる凸部を円錐形状や多角
錐等の形状にする場合も、光源(4) で照明される光照射
面(54)から遠ざかるに従ってこれら凹部等の配設密度を
大きくすればバックライトパネル(A) の表面全体の輝度
の均一化が図れることは言うまでもない。又、光照射面
(54)から遠ざかるに従ってこれら凹部等を大きくしても
同様の効果が得られる。
2)を透明板(5) の裏面に形成したもので、このものでも
上記各実施例と同様の効果がある。又、上記凹部(52)や
突起(56)の形状としては、三角錐や四角錐等の多角錐の
他、表面が曲面状に形成されたものであれば採用可能で
あり、更に、上記円錐形等の凹部に代えてこれらと同様
の形状を有する凸部を透明板(5) の裏面に突設しても良
い。上記凹部(52)やこれに代わる凸部を円錐形状や多角
錐等の形状にする場合も、光源(4) で照明される光照射
面(54)から遠ざかるに従ってこれら凹部等の配設密度を
大きくすればバックライトパネル(A) の表面全体の輝度
の均一化が図れることは言うまでもない。又、光照射面
(54)から遠ざかるに従ってこれら凹部等を大きくしても
同様の効果が得られる。
【0019】図6は、透明板(5) の裏面に形成される凹
部(52)や凸部の配列パターンの変形例を図示したもので
ある。このものでは、矩形状に形成された透明板(5) の
隣り合う二つのコーナー部(A) (B) を夫々中心として仮
想の同心円(A1)(B1)を多数描き、この同心円(A1)(B1)の
各円に沿って凹部(52)(52)を配列したものである。そし
て、上記コーナー部(A) (B) を繋ぐ側端面を光照射面(5
4)として該面(54)を光源(4) で照明するようにしてい
る。又、図6のものでは、各同心円(A1)(B1)の半径が増
加するに従って隣り合う円の間隔が小さくなるように設
定されていると共に、各円に沿って配設される凹部(52)
(52)の間隔はその内側の円に属する凹部(52)(52)の配設
間隔より小さくなるようにしている。これにより、間隔
の小さな同心円(A1)(B1)(半径の大きな円)同士が交差
する領域(C) に於ける凹部(52)(52)の配設密度が小さく
なるようにし、これにより、光源(4) から遠い領域(C)
に於ける輝度低下を防止している。尚、上記図6のもの
に於いて、各同心円(A1)(B1)同士の交点に凹部(52)(52)
を形成するようにしてもよい。又、隣り合う各同心円(A
1)(同心円(B1)も同様)の相互間隔を一定にし、該同心
円に沿って凹部(52)(52)等を配列させるようにしてもよ
い。
部(52)や凸部の配列パターンの変形例を図示したもので
ある。このものでは、矩形状に形成された透明板(5) の
隣り合う二つのコーナー部(A) (B) を夫々中心として仮
想の同心円(A1)(B1)を多数描き、この同心円(A1)(B1)の
各円に沿って凹部(52)(52)を配列したものである。そし
て、上記コーナー部(A) (B) を繋ぐ側端面を光照射面(5
4)として該面(54)を光源(4) で照明するようにしてい
る。又、図6のものでは、各同心円(A1)(B1)の半径が増
加するに従って隣り合う円の間隔が小さくなるように設
定されていると共に、各円に沿って配設される凹部(52)
(52)の間隔はその内側の円に属する凹部(52)(52)の配設
間隔より小さくなるようにしている。これにより、間隔
の小さな同心円(A1)(B1)(半径の大きな円)同士が交差
する領域(C) に於ける凹部(52)(52)の配設密度が小さく
なるようにし、これにより、光源(4) から遠い領域(C)
に於ける輝度低下を防止している。尚、上記図6のもの
に於いて、各同心円(A1)(B1)同士の交点に凹部(52)(52)
を形成するようにしてもよい。又、隣り合う各同心円(A
1)(同心円(B1)も同様)の相互間隔を一定にし、該同心
円に沿って凹部(52)(52)等を配列させるようにしてもよ
い。
【0020】更に、上記図6のものに於いても、既述実
施例と同様に凹部(52)(52)に代えて凸部を採用し得るこ
とは言うまでもない。又、光源(4) から遠ざかるに従っ
て凹部(52)又はこれに代わる凸部を大きくするようにし
てもよい。
施例と同様に凹部(52)(52)に代えて凸部を採用し得るこ
とは言うまでもない。又、光源(4) から遠ざかるに従っ
て凹部(52)又はこれに代わる凸部を大きくするようにし
てもよい。
【図1】本発明の第1実施例の斜視図
【図2】本発明実施例の使用説明図
【図3】バックライトパネル(A) の部分拡大図
【図4】第2実施例の要部断面図
【図5】第3実施例の要部断面図
【図6】凹部(52)や凸部の配列パターンの変形例の説明
図
図
【図7】従来例の説明図
(4) ・・・光源 (5) ・・・透明板 (54)・・・光照射面
Claims (6)
- 【請求項1】 透明板の表面に微細な凹凸を不規則且つ
密に刻設して散乱面を形成すると共に、該透明板の裏面
には上記散乱面の凹部や凸部よりも大きな凹部又は凸部
を散在させたバックライトパネル。 - 【請求項2】 透明板の裏面に形成された凹部又は凸部
の輪郭面の形状を球面状にした請求項1のバックライト
パネル。 - 【請求項3】 透明板の裏面の凹部又は凸部を円錐状又
は多角錐状とした請求項1のバックライトパネル。 - 【請求項4】 隔たった二点を夫々中心として描いた多
数の同心円に沿って並にぶように透明板裏面の凹部又は
凸部を配列させ、上記隔たった二点を結ぶ直線で透明板
を切断した切断面が光照射面(54)となるようにした請求
項1乃至請求項3の何れかに記載のバックライトパネ
ル。 - 【請求項5】 光源(4) で照明される光照射面(54)から
遠ざかるに従って凹部又は凸部の配設密度を大きくした
請求項1乃至請求項4の何れかに記載のバックライトパ
ネル。 - 【請求項6】 光源(4) で照明される光照射面(54)から
遠ざかるに従って凹部や凸部を大きくした請求項1乃至
請求項4の何れかに記載のバックライトパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6285630A JPH08146223A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | バックライトパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6285630A JPH08146223A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | バックライトパネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08146223A true JPH08146223A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17694025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6285630A Pending JPH08146223A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | バックライトパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08146223A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005050085A1 (ja) * | 2003-11-20 | 2005-06-02 | Omron Corporation | 面光源装置及び当該装置を用いた機器 |
KR100751519B1 (ko) * | 2006-05-08 | 2007-08-23 | 미래나노텍(주) | 광학 시트 및 상기 광학 시트가 구비된 액정표시장치의백라이트 어셈블리 |
US7431493B2 (en) | 2001-07-13 | 2008-10-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Light guiding plate with brightness enhancement means and liquid crystal display |
KR101500490B1 (ko) * | 2014-01-16 | 2015-03-10 | 희성전자 주식회사 | 시야각을 개선하는 백라이트 장치 |
JP2020024821A (ja) * | 2018-08-06 | 2020-02-13 | 株式会社東芝 | 光学素子、照明装置 |
-
1994
- 1994-11-18 JP JP6285630A patent/JPH08146223A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7431493B2 (en) | 2001-07-13 | 2008-10-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Light guiding plate with brightness enhancement means and liquid crystal display |
WO2005050085A1 (ja) * | 2003-11-20 | 2005-06-02 | Omron Corporation | 面光源装置及び当該装置を用いた機器 |
KR100801804B1 (ko) * | 2003-11-20 | 2008-02-11 | 오므론 가부시키가이샤 | 면광원 장치 및 해당 장치를 이용한 기기 |
KR100751519B1 (ko) * | 2006-05-08 | 2007-08-23 | 미래나노텍(주) | 광학 시트 및 상기 광학 시트가 구비된 액정표시장치의백라이트 어셈블리 |
KR101500490B1 (ko) * | 2014-01-16 | 2015-03-10 | 희성전자 주식회사 | 시야각을 개선하는 백라이트 장치 |
JP2020024821A (ja) * | 2018-08-06 | 2020-02-13 | 株式会社東芝 | 光学素子、照明装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4992721B2 (ja) | 面発光装置及び液晶表示装置 | |
JP3530631B2 (ja) | 輝度強調フィルムを備え前方から照明される液晶ディスプレイ | |
CN100408914C (zh) | 非发射显示器的照明装置 | |
JP5595906B2 (ja) | 光学素子、並びにこれを備えるバックライトユニット及び液晶ディスプレイ | |
JP4381375B2 (ja) | プリズムシート及びこれを用いたバックライトユニット並びにプリズムシートの製造方法 | |
KR100771828B1 (ko) | 도광판 및 이를 갖는 액정 디스플레이 장치 | |
KR20060002446A (ko) | 액정표시장치의 프리즘시트 및 이를 채용한 백라이트 유닛 | |
KR100665871B1 (ko) | 액정표시장치의 백라이트 어셈블리 | |
JP4614643B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JPH11250713A (ja) | 導光板および平面照明装置 | |
JP2562265B2 (ja) | 光制御シート | |
JPH10260315A (ja) | レンズ導光板、及びそれを用いた面光源装置 | |
KR20040079423A (ko) | 투과형 스크린 및 투사형 표시 장치 | |
JPH06222207A (ja) | 光学用シート、面光源及び表示装置 | |
CN101369031A (zh) | 棱镜片及采用该棱镜片的液晶显示装置 | |
JPH07159607A (ja) | 光制御シート及びこれを備えた面状発光装置 | |
JPH0875928A (ja) | レンズシート、エッジライト型面光源及び透過型表示体 | |
JP2764559B2 (ja) | レンズ配列シート、面光源および透過型表示体 | |
JPH08136733A (ja) | バックライトパネル | |
JPH08146223A (ja) | バックライトパネル | |
JP4119633B2 (ja) | 面光源装置及びそれに用いる導光体 | |
JPH06123885A (ja) | 面光源装置 | |
KR20080028684A (ko) | 도광판 및 이를 이용한 백라이트 유닛 그리고 액정디스플레이 장치 | |
JP4640897B2 (ja) | 拡散部材組立体、面光源装置及び画像表示装置 | |
JP4761422B2 (ja) | 面光源装置及びそれに用いる導光体 |