JPH08144117A - 型片編集装置 - Google Patents
型片編集装置Info
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- JPH08144117A JPH08144117A JP6289419A JP28941994A JPH08144117A JP H08144117 A JPH08144117 A JP H08144117A JP 6289419 A JP6289419 A JP 6289419A JP 28941994 A JP28941994 A JP 28941994A JP H08144117 A JPH08144117 A JP H08144117A
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Links
- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims abstract description 13
- 239000004744 fabric Substances 0.000 abstract description 34
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 12
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【目的】 縫い代部に対して、縫製工程を考慮した柄の
割当を行なうことができる型片編集装置を提供するこ
と。 【構成】 型片データ領域21に記憶された型片をCR
T3に表示し、その型片の仕上り線102内に割り当て
る模様104を、生地柄データ領域22から読み出し、
その模様104を前記仕上り線102内に割当て(S3
4の処理)、その型片の仕上り線102と縫い代線10
1との間の縫い代部103に、型片の仕上り線102内
に割り当てられた図柄と同一の図柄を前記仕上り線10
2に対してほぼ垂直に延長して割り当てるため(S35
の処理)、縫製中に仕上り線102に正確に沿って縫う
ことができなかったときでも、縫い合わせ部の図柄のず
れを目立たなくする。
割当を行なうことができる型片編集装置を提供するこ
と。 【構成】 型片データ領域21に記憶された型片をCR
T3に表示し、その型片の仕上り線102内に割り当て
る模様104を、生地柄データ領域22から読み出し、
その模様104を前記仕上り線102内に割当て(S3
4の処理)、その型片の仕上り線102と縫い代線10
1との間の縫い代部103に、型片の仕上り線102内
に割り当てられた図柄と同一の図柄を前記仕上り線10
2に対してほぼ垂直に延長して割り当てるため(S35
の処理)、縫製中に仕上り線102に正確に沿って縫う
ことができなかったときでも、縫い合わせ部の図柄のず
れを目立たなくする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣服等の型片の生地に
図柄を割り当てる型片編集装置に関するものである。
図柄を割り当てる型片編集装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータを利用した型片作成装置と
しては、従来は図柄が予め決められている原型を拡大、
縮小するだけのものが主であった。また、デザインを加
味したパターンを作成するものとしては、デザイナの描
いたデザイン画(図柄)自体を入力し、その入力された
図柄を衣服型片に割当てるような装置もあった。これら
によって作成された型片は、インクジェット等の技術を
利用した生地プリンタにより、生地に図柄を印刷するこ
とが行われている。
しては、従来は図柄が予め決められている原型を拡大、
縮小するだけのものが主であった。また、デザインを加
味したパターンを作成するものとしては、デザイナの描
いたデザイン画(図柄)自体を入力し、その入力された
図柄を衣服型片に割当てるような装置もあった。これら
によって作成された型片は、インクジェット等の技術を
利用した生地プリンタにより、生地に図柄を印刷するこ
とが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
型片編集装置では、型片の仕上り線内部、縫い代部に関
係なく同一の図柄が型片に割り当てられいた。例えば、
図6に示されるように、型片100及び型片107に
は、水平方向の模様104が上下に割り当てられてい
る。この模様104は、型片100及び型片107の仕
上り線102を横切り、縫い代線101に到達して縫い
代部103にも割り当てられている。このような型片1
00と型片107とを、仕上り線102に沿って縫い合
わせるときに、正確に仕上り線102に沿って縫うこと
ができれば問題は発生しない。しかし、縫製中に作業者
の不注意等によって縫い代部103の幅が予定よりも広
くなったり、逆に狭くなった場合、型片100と型片1
07との縫い合わせ部の模様104が、図7に示される
ように、段違いとなることがあった。そのように模様が
段違いになった箇所が含まれた衣服は、見た目に良くな
いという理由によって不良品となってしまうという問題
があった。
型片編集装置では、型片の仕上り線内部、縫い代部に関
係なく同一の図柄が型片に割り当てられいた。例えば、
図6に示されるように、型片100及び型片107に
は、水平方向の模様104が上下に割り当てられてい
る。この模様104は、型片100及び型片107の仕
上り線102を横切り、縫い代線101に到達して縫い
代部103にも割り当てられている。このような型片1
00と型片107とを、仕上り線102に沿って縫い合
わせるときに、正確に仕上り線102に沿って縫うこと
ができれば問題は発生しない。しかし、縫製中に作業者
の不注意等によって縫い代部103の幅が予定よりも広
くなったり、逆に狭くなった場合、型片100と型片1
07との縫い合わせ部の模様104が、図7に示される
ように、段違いとなることがあった。そのように模様が
段違いになった箇所が含まれた衣服は、見た目に良くな
いという理由によって不良品となってしまうという問題
があった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、縫い代部に対して、縫製工程を
考慮した柄の割当を行なうことができる型片編集装置を
提供することを目的としている。
になされたものであり、縫い代部に対して、縫製工程を
考慮した柄の割当を行なうことができる型片編集装置を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の型片編集装置は、衣服等の型片の仕上り線、
縫い代線等の情報を記憶する型片記憶手段と、前記型片
に印刷するための図柄を記憶する図柄記憶手段と、前記
型片記憶手段に記憶された型片を画面に表示する表示手
段と、その表示手段に表示された型片に、前記図柄記憶
手段に記憶された図柄を割り当てる図柄割当手段とを備
えており、前記図柄割当手段は、型片の仕上り線内に図
柄を割り当てる第一の図柄割当手段と、型片の仕上り線
と縫い代線との間の縫い代部に、型片の仕上り線内に割
り当てられた図柄と同一の図柄を前記仕上り線に対して
ほぼ垂直に延長して割り当てる第二の図柄割当手段とで
構成している。
に本発明の型片編集装置は、衣服等の型片の仕上り線、
縫い代線等の情報を記憶する型片記憶手段と、前記型片
に印刷するための図柄を記憶する図柄記憶手段と、前記
型片記憶手段に記憶された型片を画面に表示する表示手
段と、その表示手段に表示された型片に、前記図柄記憶
手段に記憶された図柄を割り当てる図柄割当手段とを備
えており、前記図柄割当手段は、型片の仕上り線内に図
柄を割り当てる第一の図柄割当手段と、型片の仕上り線
と縫い代線との間の縫い代部に、型片の仕上り線内に割
り当てられた図柄と同一の図柄を前記仕上り線に対して
ほぼ垂直に延長して割り当てる第二の図柄割当手段とで
構成している。
【0006】また、前記第二の割当手段によって前記縫
い代部に図柄を割り当てる範囲を指定する範囲指定手段
を備えていてもよい。
い代部に図柄を割り当てる範囲を指定する範囲指定手段
を備えていてもよい。
【0007】
【作用】上記の構成を有する本発明の型片編集装置で
は、型片記憶手段に記憶された型片を表示手段に表示
し、その型片の仕上り線内に割り当てる図柄を読み出
し、その図柄を第一の図柄割当手段によって、前記仕上
り線内に割当てる。また、その型片の仕上り線と縫い代
線との間の縫い代部に対し、第二の図柄割当手段によっ
て、型片の仕上り線内に割り当てられた図柄と同一の図
柄を前記仕上り線に対してほぼ垂直に延長して割り当て
る。
は、型片記憶手段に記憶された型片を表示手段に表示
し、その型片の仕上り線内に割り当てる図柄を読み出
し、その図柄を第一の図柄割当手段によって、前記仕上
り線内に割当てる。また、その型片の仕上り線と縫い代
線との間の縫い代部に対し、第二の図柄割当手段によっ
て、型片の仕上り線内に割り当てられた図柄と同一の図
柄を前記仕上り線に対してほぼ垂直に延長して割り当て
る。
【0008】また、前記第二の割当手段によって前記縫
い代部に図柄を割り当てる範囲を範囲指定手段によって
指定する。
い代部に図柄を割り当てる範囲を範囲指定手段によって
指定する。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した型片編集装置の一
実施例を図面を参照して詳細に説明する。
実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0010】図1は、本実施例の型片編集装置の構成を
示すブロック図である。本実施例の型片編集装置は、全
体を制御するCPU1と、メモリ2と、型片を表示する
表示手段としてのCRT3と、そのCRT3に表示され
た型片上の位置を指定するマウス4とからなる。
示すブロック図である。本実施例の型片編集装置は、全
体を制御するCPU1と、メモリ2と、型片を表示する
表示手段としてのCRT3と、そのCRT3に表示され
た型片上の位置を指定するマウス4とからなる。
【0011】メモリ2は、データ領域20と、プログラ
ム領域23と、一時記憶領域24とを備えてる。データ
領域20は、服飾等の型片の仕上り線、縫い代線等の情
報を記憶する型片記憶手段としての型片データ領域21
と、型片に印刷するための図柄を記憶する図柄記憶手段
としての生地柄データ領域22とを含む。前記型片デー
タ領域21には、型片の直線もしくは曲線の線種情報や
その長さ等が記憶されている。前記生地柄は、矩形状の
基本的なパターンの繰り返しによって表わされ、前記生
地柄データ領域22には、複数種類の生地柄の基本的な
パターンがビットマップ形式に記憶されている。前記プ
ログラム領域23には、型片編集装置を制御するプログ
ラムが記憶されている。前記一時記憶領域24は、前記
型片編集装置を制御するプログラムが実行している間
に、一時的にデータを記憶するものである。
ム領域23と、一時記憶領域24とを備えてる。データ
領域20は、服飾等の型片の仕上り線、縫い代線等の情
報を記憶する型片記憶手段としての型片データ領域21
と、型片に印刷するための図柄を記憶する図柄記憶手段
としての生地柄データ領域22とを含む。前記型片デー
タ領域21には、型片の直線もしくは曲線の線種情報や
その長さ等が記憶されている。前記生地柄は、矩形状の
基本的なパターンの繰り返しによって表わされ、前記生
地柄データ領域22には、複数種類の生地柄の基本的な
パターンがビットマップ形式に記憶されている。前記プ
ログラム領域23には、型片編集装置を制御するプログ
ラムが記憶されている。前記一時記憶領域24は、前記
型片編集装置を制御するプログラムが実行している間
に、一時的にデータを記憶するものである。
【0012】次に、上記の構成を有する型片編集装置の
動作について、図2及び図3のフローチャートを参照し
て説明する。
動作について、図2及び図3のフローチャートを参照し
て説明する。
【0013】電源が投入されると、CPU1は、プログ
ラム領域に記憶されたプログラムに従って以下の処理を
行なう。まず始めに、CPU1は生地柄データ領域22
に記憶された複数種類の生地柄の基本パターンをCRT
3に表示する。すると、使用者は、その表示された複数
の生地柄の中から型片に割り付けるべき生地柄をマウス
4を使用して選択する(ステップ31、以下、ステップ
をSで表わす)。次に、CPU1は、型片データ領域2
1に記憶された型片をCRT3に表示する。使用者は、
表示された型片をマウス4によって選択し(S32でY
ES)、その選択された型片をCRT3に拡大して表示
する(S33)。
ラム領域に記憶されたプログラムに従って以下の処理を
行なう。まず始めに、CPU1は生地柄データ領域22
に記憶された複数種類の生地柄の基本パターンをCRT
3に表示する。すると、使用者は、その表示された複数
の生地柄の中から型片に割り付けるべき生地柄をマウス
4を使用して選択する(ステップ31、以下、ステップ
をSで表わす)。次に、CPU1は、型片データ領域2
1に記憶された型片をCRT3に表示する。使用者は、
表示された型片をマウス4によって選択し(S32でY
ES)、その選択された型片をCRT3に拡大して表示
する(S33)。
【0014】その後、CRT3に表示された型片の仕上
り線の内部に生地柄の割り当てを行なう。具体的には、
型片データ領域21に記憶された型片の原点に、生地柄
データ領域22に記憶された生地柄の原点をマウス4に
よって一致させることによって、仕上り線に囲まれた型
片の内部が選択された生地柄によって埋め尽くされる
(S34)。次に、CPU1は、縫い代部に生地柄を割
り当てる処理を行なうサブルーチンを呼ぶ(S35)。
このサブルーチン処理の詳細な説明は、図3を用いて後
述する。その後、CPU1は、処理をS32に移行させ
る。一方、S32の処理において、選択するべき型片が
ないとき(S32でNO)は、全ての処理を終了する。
り線の内部に生地柄の割り当てを行なう。具体的には、
型片データ領域21に記憶された型片の原点に、生地柄
データ領域22に記憶された生地柄の原点をマウス4に
よって一致させることによって、仕上り線に囲まれた型
片の内部が選択された生地柄によって埋め尽くされる
(S34)。次に、CPU1は、縫い代部に生地柄を割
り当てる処理を行なうサブルーチンを呼ぶ(S35)。
このサブルーチン処理の詳細な説明は、図3を用いて後
述する。その後、CPU1は、処理をS32に移行させ
る。一方、S32の処理において、選択するべき型片が
ないとき(S32でNO)は、全ての処理を終了する。
【0015】次に、前述したサブルーチン処理について
説明する。
説明する。
【0016】このサブルーチン処理の概略は、型片の仕
上り線上の色を一定の間隔毎に調査し、色が変化した箇
所に仕上り線に対して垂線を引き、その垂線同志で囲ま
れた箇所に、その色を割り当てるというものである。こ
の一定間隔毎に調査するための点を選択点と呼ぶ。
上り線上の色を一定の間隔毎に調査し、色が変化した箇
所に仕上り線に対して垂線を引き、その垂線同志で囲ま
れた箇所に、その色を割り当てるというものである。こ
の一定間隔毎に調査するための点を選択点と呼ぶ。
【0017】更に、前記サブルーチン処理の詳細につい
て、図3のフローチャートを用いて説明する。前記サブ
ルーチンが呼ばれると、型片の仕上り線の始点を選択点
とし(S41)、仕上り線上を選択点が移動しながら再
度始点に達するまで、以下の処理を行う。選択点上の生
地柄の色を調べ、その色をC1として一時記憶領域24
に記憶する(S42)。次に、選択点である仕上り線の
始点から縫い代線まで、仕上り線に垂直に直線L1を引
き、その直線L1の情報、開始点及び終点等を一時記憶
領域24に記憶する(S43)。ここで選択点が仕上り
線の始点を再度越えたか否かをチェックし(S44)、
越えていなければ次の処理へ移行し(S44でYE
S)、選択点が仕上り線の始点を再度越えていると(S
44でNO)、このサブルーチン処理を終了する。
て、図3のフローチャートを用いて説明する。前記サブ
ルーチンが呼ばれると、型片の仕上り線の始点を選択点
とし(S41)、仕上り線上を選択点が移動しながら再
度始点に達するまで、以下の処理を行う。選択点上の生
地柄の色を調べ、その色をC1として一時記憶領域24
に記憶する(S42)。次に、選択点である仕上り線の
始点から縫い代線まで、仕上り線に垂直に直線L1を引
き、その直線L1の情報、開始点及び終点等を一時記憶
領域24に記憶する(S43)。ここで選択点が仕上り
線の始点を再度越えたか否かをチェックし(S44)、
越えていなければ次の処理へ移行し(S44でYE
S)、選択点が仕上り線の始点を再度越えていると(S
44でNO)、このサブルーチン処理を終了する。
【0018】前記S44でYESの場合、仕上り線上を
一定間隔として距離d分、CPU1は選択点を移動させ
る(S45)。その距離dは、型片を印刷するプリンタ
の分解能以上で、印刷結果での柄ずれとして容認できる
距離(例えば1ミリ)以内とする。次に、CPU1は、
移動した選択点上の生地柄の色を調べ、その色をC2と
して一時記憶領域24に記憶させる(S46)。一時記
憶領域24に記憶された色C1と色C2とが同一であれ
ば(S47でYES)、CPU1は、処理をS44に移
行させる。一方、色C1と色C2とが異なれば(S47
でNO)、CPU1は、選択点から縫い代線まで、仕上
り線に垂直に直線L2を引き、その直線L2の情報、開
始点及び終点等を一時記憶領域24に記憶し(S4
8)、仕上り線と縫い代線の間の縫い代部分を直線L1
及び直線L2で囲む範囲を色C1で塗りつぶす(S4
9)。その後、CPU1は、一時記憶領域24に記憶さ
れた直線L1の情報を直線L2の情報に変更し、かつ色
C1の情報を色C2の情報に変更して(S50)、S4
4に移行させる。
一定間隔として距離d分、CPU1は選択点を移動させ
る(S45)。その距離dは、型片を印刷するプリンタ
の分解能以上で、印刷結果での柄ずれとして容認できる
距離(例えば1ミリ)以内とする。次に、CPU1は、
移動した選択点上の生地柄の色を調べ、その色をC2と
して一時記憶領域24に記憶させる(S46)。一時記
憶領域24に記憶された色C1と色C2とが同一であれ
ば(S47でYES)、CPU1は、処理をS44に移
行させる。一方、色C1と色C2とが異なれば(S47
でNO)、CPU1は、選択点から縫い代線まで、仕上
り線に垂直に直線L2を引き、その直線L2の情報、開
始点及び終点等を一時記憶領域24に記憶し(S4
8)、仕上り線と縫い代線の間の縫い代部分を直線L1
及び直線L2で囲む範囲を色C1で塗りつぶす(S4
9)。その後、CPU1は、一時記憶領域24に記憶さ
れた直線L1の情報を直線L2の情報に変更し、かつ色
C1の情報を色C2の情報に変更して(S50)、S4
4に移行させる。
【0019】このようにして図4に示されるように、型
片100及び型片107に模様104が割り当てられ
る。また、この型片100及び型片107は模様104
が連続するようにして縫い合わされる。この場合、図5
に示されるように、正確に仕上り線102に沿って縫い
合わせることができなかった場合でも、縫い合わせの模
様104のずれが目立たなくすることができる。
片100及び型片107に模様104が割り当てられ
る。また、この型片100及び型片107は模様104
が連続するようにして縫い合わされる。この場合、図5
に示されるように、正確に仕上り線102に沿って縫い
合わせることができなかった場合でも、縫い合わせの模
様104のずれが目立たなくすることができる。
【0020】尚、前記処理工程S34は、型片の仕上り
線内に図柄を割り当てる第一の図柄割当手段として機能
し、前記処理工程S35のサブルーチンは、型片の仕上
り線と縫い代線との間の縫い代部に、型片の仕上り線内
に割り当てられた図柄と同一の図柄を前記仕上り線に対
してほぼ垂直に延長して割り当てる第二の図柄割当手段
として機能する。
線内に図柄を割り当てる第一の図柄割当手段として機能
し、前記処理工程S35のサブルーチンは、型片の仕上
り線と縫い代線との間の縫い代部に、型片の仕上り線内
に割り当てられた図柄と同一の図柄を前記仕上り線に対
してほぼ垂直に延長して割り当てる第二の図柄割当手段
として機能する。
【0021】以上説明したことから明らかなように本発
明の型片編集装置では、型片データ領域21に記憶され
た型片をCRT3に表示し、その型片の仕上り線102
内に割り当てる模様104を、生地柄データ領域22か
ら読み出し、その模様104を前記仕上り線102内に
割当て(S34の処理)、その型片の仕上り線102と
縫い代線101との間の縫い代部103に、型片の仕上
り線102内に割り当てられた図柄と同一の図柄を前記
仕上り線102に対してほぼ垂直に延長して割り当てる
ため(S35の処理)、縫製中に仕上り線102に正確
に沿って縫うことができなかったときでも、縫い合わせ
部の図柄のずれを目立たなくすることができる。
明の型片編集装置では、型片データ領域21に記憶され
た型片をCRT3に表示し、その型片の仕上り線102
内に割り当てる模様104を、生地柄データ領域22か
ら読み出し、その模様104を前記仕上り線102内に
割当て(S34の処理)、その型片の仕上り線102と
縫い代線101との間の縫い代部103に、型片の仕上
り線102内に割り当てられた図柄と同一の図柄を前記
仕上り線102に対してほぼ垂直に延長して割り当てる
ため(S35の処理)、縫製中に仕上り線102に正確
に沿って縫うことができなかったときでも、縫い合わせ
部の図柄のずれを目立たなくすることができる。
【0022】尚、本発明は以上詳述した実施例に限定さ
れるものではなくその要旨を逸脱しない範囲において、
種々の変更を加えることができる。例えば、本実施例で
は、縫い代部分の全体に生地柄を割り当てているが、そ
の縫い代部分に生地柄を割り当てる範囲を指定できる範
囲指定手段としてのマウス4等によって、型片の外周の
指定された範囲のみに生地柄を割り当てるようにしても
よい。この場合、縫い代部分全体に生地柄を割り当てた
後、縫い代部分の生地柄を割り当てたくない範囲をマウ
ス4によって指定し、その指定された範囲の生地柄を消
去するようにしてもよいし、仕上り線内部に生地柄を割
り当てる前記S34の処理工程後、縫い代部分の生地柄
を割り当てたくない範囲をマウス4によって指定し、S
35の処理工程において、マウス4によって指定された
範囲では生地柄を割り当てないようにしてもよい。
れるものではなくその要旨を逸脱しない範囲において、
種々の変更を加えることができる。例えば、本実施例で
は、縫い代部分の全体に生地柄を割り当てているが、そ
の縫い代部分に生地柄を割り当てる範囲を指定できる範
囲指定手段としてのマウス4等によって、型片の外周の
指定された範囲のみに生地柄を割り当てるようにしても
よい。この場合、縫い代部分全体に生地柄を割り当てた
後、縫い代部分の生地柄を割り当てたくない範囲をマウ
ス4によって指定し、その指定された範囲の生地柄を消
去するようにしてもよいし、仕上り線内部に生地柄を割
り当てる前記S34の処理工程後、縫い代部分の生地柄
を割り当てたくない範囲をマウス4によって指定し、S
35の処理工程において、マウス4によって指定された
範囲では生地柄を割り当てないようにしてもよい。
【0023】更に、マウス4によって縫い代部分に生地
柄を割り当てる範囲を、仕上り線102からの距離、つ
まり仕上り線102からの垂直方向の長さによって指定
し、縫い代部分103全体に模様104を割り当てるの
ではなく、縫い代部103に割り当てる模様104の長
さを可変にできるようにしてもよい。
柄を割り当てる範囲を、仕上り線102からの距離、つ
まり仕上り線102からの垂直方向の長さによって指定
し、縫い代部分103全体に模様104を割り当てるの
ではなく、縫い代部103に割り当てる模様104の長
さを可変にできるようにしてもよい。
【0024】また、本実施例では、縫い代部分に生地柄
を割り当てるために、仕上り線から縫い代線まで、仕上
り線に対して直角に線を引いたが、その角度は直角に近
い範囲内で多少ずれていてもよい。
を割り当てるために、仕上り線から縫い代線まで、仕上
り線に対して直角に線を引いたが、その角度は直角に近
い範囲内で多少ずれていてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明の型片編集装置では、型片記憶手段に記憶された型
片を表示手段に表示し、その型片の仕上り線内に割り当
てる図柄を読み出し、その図柄を第一の図柄割当手段に
よって、前記仕上り線内に割当て、その型片の仕上り線
と縫い代線との間の縫い代部に対し、第二の図柄割当手
段によって型片の仕上り線内に割り当てられた図柄と同
一の図柄を前記仕上り線に対してほぼ垂直に延長して割
り当てるため、縫製中に仕上り線に正確に沿って縫うこ
とができなかったときでも、縫い合わせ部の図柄のずれ
を目立たなくすることができる。
発明の型片編集装置では、型片記憶手段に記憶された型
片を表示手段に表示し、その型片の仕上り線内に割り当
てる図柄を読み出し、その図柄を第一の図柄割当手段に
よって、前記仕上り線内に割当て、その型片の仕上り線
と縫い代線との間の縫い代部に対し、第二の図柄割当手
段によって型片の仕上り線内に割り当てられた図柄と同
一の図柄を前記仕上り線に対してほぼ垂直に延長して割
り当てるため、縫製中に仕上り線に正確に沿って縫うこ
とができなかったときでも、縫い合わせ部の図柄のずれ
を目立たなくすることができる。
【0026】また、前記第二の割当手段によって前記縫
い代部に図柄を割り当てる範囲を範囲指定手段によって
指定できるため、縫い代部の図柄が透けて表から見えて
しまう場合に、その縫い代部の範囲を指定して図柄を割
当ないようにすることによって、縫製物の見た目をよく
することができる等の効果を得ることができる。
い代部に図柄を割り当てる範囲を範囲指定手段によって
指定できるため、縫い代部の図柄が透けて表から見えて
しまう場合に、その縫い代部の範囲を指定して図柄を割
当ないようにすることによって、縫製物の見た目をよく
することができる等の効果を得ることができる。
【図1】本実施例の型片編集装置のシステムの構成図で
ある。
ある。
【図2】生地柄を割り当てるプログラムの処理の流れを
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図3】縫い代部分に生地柄を割り当てるサブルーチン
の処理の流れを示すフローチャートである。
の処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】本実施例による縫い代部分に生地柄を割り当て
た後の、型片の部分平面図である。
た後の、型片の部分平面図である。
【図5】図4の型片を縫い合わせたときの縫い合わせ部
分の部分平面図である。
分の部分平面図である。
【図6】従来の縫い代部分に生地柄を割り当てた後の、
型片の部分平面図である。
型片の部分平面図である。
【図7】図6の型片を縫い合わせたときの縫い合わせ部
分の部分平面図である。
分の部分平面図である。
1 CPU 2 メモリ 3 CRT 4 マウス 21 型片データ領域 22 生地柄データ領域 23 プログラム領域 24 一時記憶領域
Claims (2)
- 【請求項1】 衣服等の型片の仕上り線、縫い代線等の
情報を記憶する型片記憶手段と、前記型片に印刷するた
めの図柄を記憶する図柄記憶手段と、前記型片記憶手段
に記憶された型片を画面に表示する表示手段と、その表
示手段に表示された型片に、前記図柄記憶手段に記憶さ
れた図柄を割り当てる図柄割当手段とを備えた型片編集
装置において、 前記図柄割当手段は、型片の仕上り線内に図柄を割り当
てる第一の図柄割当手段と、型片の仕上り線と縫い代線
との間の縫い代部に、型片の仕上り線内に割り当てられ
た図柄と同一の図柄を前記仕上り線に対してほぼ垂直に
延長して割り当てる第二の図柄割当手段とで構成したこ
とを特徴とする型片編集装置。 - 【請求項2】 前記第二の割当手段によって前記縫い代
部に図柄を割り当てる範囲を指定する範囲指定手段を備
えたことを特徴とする請求項1に記載の型片編集装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6289419A JPH08144117A (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | 型片編集装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6289419A JPH08144117A (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | 型片編集装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08144117A true JPH08144117A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17743004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6289419A Pending JPH08144117A (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | 型片編集装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08144117A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0950752A1 (en) | 1998-04-15 | 1999-10-20 | Gerber Garment Technology, Inc. | Apparatus and method for fabric printing of nested printed images |
CN102677283A (zh) * | 2012-05-29 | 2012-09-19 | 蔡紫林 | 色织布 |
JP2021195659A (ja) * | 2020-06-12 | 2021-12-27 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラム |
-
1994
- 1994-11-24 JP JP6289419A patent/JPH08144117A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0950752A1 (en) | 1998-04-15 | 1999-10-20 | Gerber Garment Technology, Inc. | Apparatus and method for fabric printing of nested printed images |
CN102677283A (zh) * | 2012-05-29 | 2012-09-19 | 蔡紫林 | 色织布 |
JP2021195659A (ja) * | 2020-06-12 | 2021-12-27 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラム |
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