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JPH07238464A - 刺繍データ作成方法 - Google Patents

刺繍データ作成方法

Info

Publication number
JPH07238464A
JPH07238464A JP6027733A JP2773394A JPH07238464A JP H07238464 A JPH07238464 A JP H07238464A JP 6027733 A JP6027733 A JP 6027733A JP 2773394 A JP2773394 A JP 2773394A JP H07238464 A JPH07238464 A JP H07238464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
embroidery
contour line
data
embroidery data
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6027733A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyasu Kuno
光康 久野
Masahiro Mizuno
雅裕 水野
Masao Futamura
正生 二村
Yukiyoshi Muto
幸好 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP6027733A priority Critical patent/JPH07238464A/ja
Priority to US08/391,168 priority patent/US5751583A/en
Priority to DE19506341A priority patent/DE19506341A1/de
Publication of JPH07238464A publication Critical patent/JPH07238464A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • D05B19/02Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
    • D05B19/04Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by memory aspects
    • D05B19/08Arrangements for inputting stitch or pattern data to memory ; Editing stitch or pattern data

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 輪郭線の有無によって刺繍模様の種類を豊富
にする。 【構成】 原画用紙には刺繍の元となる原画の外形線や
境界線等がスキャナーで読取可能な黒色で描かれ、原画
がスキャナーで読み取られると、それらの線を縫うか否
かを指定するための表示が行われる。縫うことが指定さ
れると、その線の刺繍データが作成される。次に、線で
囲まれた閉領域が黒色で色塗された原画がスキャナーで
読み取られると、前回読み取った原画に比べ追加して色
塗された閉領域を検出し、検出された閉領域を刺繍する
刺繍データが自動的に作成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1以上の部分領域から
なる図柄の刺繍を加工布に対して形成するミシンにおけ
る、前記刺繍の形成に必要な刺繍データを作成するため
の刺繍データ作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば工業用刺繍ミシンの分
野においては、マイコンを利用して、精度の高い刺繍デ
ータを短時間で作成することができる刺繍データ作成装
置が供されている。この刺繍データ作成装置は、例えば
汎用のパーソナルコンピュータシステムに、イメージス
キャナやハードディスクドライブ等を接続して構成され
ており、任意の刺繍図柄の原画から、多色縫いの刺繍デ
ータを簡単に作成することができるようになっている。
【0003】ところで、近年では、需要者の嗜好の多様
化,高級化、刺繍ミシンの性能の向上等の事情により、
家庭用の刺繍ミシンにあっても、予め記憶されている刺
繍データに基づく図柄の刺繍形成だけでなく、使用者の
所望する図柄の刺繍を形成することを可能とする比較的
安価で操作が簡単な刺繍データ作成装置が要望されてい
る。特に、複数色の刺繍糸を用いる多色図柄の刺繍デー
タの作成を可能とすることが望まれるのである。
【0004】このような要望に応えるため、例えば特開
平4−174699号公報に開示されるような刺繍デー
タ作成装置が考えられている。この刺繍データ作成装置
は、マイコンを内蔵し小形のディスプレイや数個の操作
キーを有するコンパクトな本体に、白黒二値のイメージ
スキャナを接続して構成されている。そして、複数色の
刺繍糸を用いる多色図柄の刺繍データを作成する場合に
は、次のようにして図柄画像データを読取るようになっ
ている。
【0005】即ち、今、図6に示すような「花」の図柄
Aを例とすると、この図柄Aは、「花の中央」の部分A
1,「花びら」の部分A2,「茎」の部分A3,左右2
枚の「葉」の部分A4及びA5の5つの部分領域から成
り、同図にハッチングの形態を変えて示すように、部分
領域A4及びA5のみを同色としその他は相互に異なる
色の刺繍糸(計4色)により刺繍したいものとする。こ
のような場合には、使用者は、図9に示すように、色毎
の図柄に分割されたこの場合4枚の分割原画B1〜B4
を作成し、それを順次イメージスキャナに読取らせるも
のである。これにて、各部分領域毎の別個の刺繍データ
が作成されるようになっている。
【0006】具体的には、まず、図6に示す原画B(あ
るいはそのコピー原画)と例えば赤色(イメージスキャ
ナでは読取り不能)のカーボン紙とを用いて、分割原画
B1の原紙(白紙)に部分領域A1の輪郭線を複写す
る。そして、その原紙に複写された輪郭線の内部部位を
黒(イメージスキャナで読取り可能)のペンで塗潰すこ
とにより、図9(a)に示す分割原画B1(便宜上塗潰
し部分をハッチングを付して示す)を作成する。引続い
て、各部分領域A2,A3についても、同様の作業を夫
々別の原紙に対して行い、分割原画B2,B3(図9
(b),(c)参照)を作成する。また、同色の刺繍が
なされる部分領域A4及びA5については、1枚の原紙
を用いて分割原画B4(図9(d)参照)を作成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、こ
の種の刺繍は、図柄(部分領域)の内部を、サテン縫い
やたたみ縫いの縫目で塗潰すようにして行われるように
なっているが、例えばアニメのキャラクターの図柄を刺
繍する場合など、図柄によっては、領域内部の刺繍に加
えて、例えば一重縫いやジグザグ縫いなどによりその輪
郭に沿った縫目を形成した方が、図柄の輪郭がいわば縁
取られた形態となって見栄えが向上することがある。
【0008】しかしながら、上記従来の刺繍データ作成
方法では、上記4枚の分割図柄B1〜B4からは、図柄
の輪郭線に沿って縫うための輪郭線刺繍データを作成す
ることはできず、使用者が、図柄の内部の刺繍だけでな
く輪郭線に対する刺繍を形成したい場合には、輪郭線だ
けを描いた分割原画を別途に作成し、これをイメージス
キャナで読取らせて、輪郭線をも1個の部分領域として
取扱わせて刺繍データを作成させる必要があり、極めて
面倒なものとなってしまう。
【0009】尚、上記のような家庭用に供される刺繍デ
ータ作成装置にあっては、経済的な理由などから白黒二
値のイメージスキャナを用いているが、多色の刺繍に係
る刺繍データを作成するためには、使用者が複数枚の分
割原画B1〜B4を作成しなければならず、輪郭線刺繍
データを作成する場合はもとより、輪郭線刺繍データを
作成しない場合にあっても、使用者の手間がかかる不具
合があった。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、図柄の輪郭や境界を示す輪郭線に対す
る刺繍を形成する場合でも、刺繍データを容易に作成す
ることができる刺繍データ作成方法を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の刺繍データ作成方法は、1以上
の部分領域からなる図柄の原画から各部分領域の輪郭及
び境界を示す輪郭線並びにその内部の部分領域を画定す
る図柄画像データを読取る行程と、前記図柄画像データ
に基づいて前記各輪郭線に対する刺繍を形成するための
刺繍データを作成する輪郭線刺繍データ作成行程と、前
記図柄画像データに基づいて前記各部分領域に対する刺
繍を形成するための刺繍データを作成する領域刺繍デー
タ作成行程とを具備するところに特徴を有する。
【0012】この場合、各輪郭線に対する刺繍形式を設
定する設定行程を設けると共に、前記輪郭線刺繍データ
作成行程を、その設定された刺繍形式に基づいて実行さ
せるように構成しても良い(請求項2の発明)。また、
輪郭線刺繍データ作成行程の実行後に各輪郭線に対する
刺繍形式を設定する設定行程と、その設定された刺繍形
式に基づいて輪郭線刺繍データの補正を行うデータ補正
行程とを設けることもできる(請求項3の発明)。
【0013】さらには、設定行程において、各輪郭線に
対する刺繍の形成を行わないモードを刺繍形式に含ませ
るように構成することもでき(請求項4の発明)、設定
行程において、各輪郭線に対する刺繍形式を、該当する
輪郭線が囲む部分領域の大きさに基づいて自動的に設定
させるように構成しても良い(請求項5の発明)。
【0014】
【作用】本発明の請求項1の刺繍データ作成方法によれ
ば、図柄画像データを読取る行程において、図柄の原画
から図柄画像データが読取られるのであるが、このと
き、図柄画像データには、部分領域のデータだけでなく
輪郭線のデータも含まれるものとなる。そして、輪郭線
刺繍データ作成行程において、図柄画像データの輪郭線
のデータに基づいて前記各輪郭線に対する刺繍を形成す
るための刺繍データが作成され、領域刺繍データ作成行
程において、図柄画像データの部分領域のデータに基づ
いて前記各部分領域に対する刺繍を形成するための刺繍
データが作成される。
【0015】従って、図柄の原画から読取られた図柄画
像データに基づいて、図柄の輪郭や境界を示す輪郭線に
対する刺繍を形成するための刺繍データを容易に作成す
ることができる。
【0016】この場合、各輪郭線に対する刺繍形式を設
定する設定行程を設けると共に、輪郭線刺繍データ作成
行程を、その設定に基づいて実行させるようにすれば
(請求項2の発明)、設定行程により設定された刺繍形
式に応じた輪郭線刺繍データを作成することができ、同
一図柄であってもバラエティに富んだ刺繍形成が可能と
なる。また、輪郭線刺繍データ作成行程の実行後に各輪
郭線に対する刺繍形式を設定する設定行程と、その設定
に基づいて輪郭線刺繍データの補正を行うデータ補正行
程とを設けるようにすれば(請求項3の発明)、やは
り、同一図柄であってもバラエティに富んだ刺繍形成が
可能となる。
【0017】さらに、設定行程において、各輪郭線に対
する刺繍の形成を行わないモードを刺繍形式に含ませる
ようにすれば(請求項4の発明)、不必要な輪郭線刺繍
データを作成する必要がなくなり、また、各輪郭線に対
する刺繍形式を、該当する輪郭線が囲む部分領域の大き
さに基づいて自動的に設定させるようにすれば(請求項
5の発明)、部分領域の大きさに応じた輪郭線刺繍デー
タを、使用者の指定などがなくても自動的に作成するこ
とができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を家庭用刺繍ミシン用の刺繍デ
ータ作成装置に適用した一実施例について、図1乃至図
6を参照して説明する。尚、本実施例では、従来例と同
様に図6に示すような「花」の図柄Aにおける刺繍デー
タを作成する場合を具体例としてあげながら説明する。
【0019】この図柄Aは、「花の中央」の部分A1,
「花びら」の部分A2,「茎」の部分A3,左右2枚の
「葉」の部分A4及びA5の5つの部分領域(輪郭線に
より囲まれる閉じた領域)から成り、ここでは、同図に
ハッチングの形態を変えて示すように、部分領域A4及
びA5が同色部分領域(一種類の同一の糸で刺繍される
べき領域)とされ、他は相互に異なる色の刺繍糸(計4
色)により刺繍されるべきものとする。
【0020】まず、図示はしないが、家庭用刺繍ミシン
について簡単に触れておく。刺繍ミシンは、ミシンベッ
ド上に配置され加工布を保持する刺繍枠を、水平移動機
構により装置固有のx,y座標系で示される所定位置に
移動させつつ、縫針及び釜機構による縫い動作を行うこ
とにより、その加工布に所定の図柄Aの刺繍を施すよう
になっている。
【0021】この場合、前記水平移動機構や針棒など
は、マイコン等から構成される制御装置により制御され
るようになっており、従って、一針毎の加工布のx,y
方向の移動量(針落ち位置)を指示する刺繍データ(ス
テッチデータ)が与えられることにより、制御装置は、
刺繍動作を自動的に実行することが可能となるのであ
る。また、本実施例では、刺繍ミシンにはフラッシュメ
モリ装置が設けられ、後述するフラッシュメモリ(カー
ドメモリ)により、外部から刺繍データが与えられるよ
うに構成されている。後述する刺繍データ作成装置は、
このような刺繍データを作成する機能を備えるものであ
る。尚、この刺繍ミシンには、各種のメッセージを表示
するための表示部が設けられており、使用者に対して刺
繍糸の色替えの指示などが行われるようになっている。
【0022】次に、本実施例に係る刺繍データ作成方法
を実行するための刺繍データ作成装置の全体構成につい
て、図2及び図3を参照して述べる。図2は刺繍データ
作成装置の外観を示し、図3は電気的構成を示してい
る。ここで、作成装置本体1は、マイコンを主体として
成り、CPU2,ROM3,RAM4,フラッシュメモ
リ装置(FMD)5,入出力インターフェイス6をバス
を介して相互に接続して構成されている。
【0023】この作成装置本体1の上面部には、図5に
も示すように、図柄A等を画面7aに表示するための表
示手段としての液晶ディスプレイ(LCD)7が設けら
れている。この液晶ディスプレイ7は、表示制御装置
(LCDC)8により制御されるようになっており、こ
の表示制御装置8には表示記憶装置9が接続されてい
る。また、前記フラッシュメモリ装置5には、記憶媒体
としてのフラッシュメモリ10が着脱可能にセットされ
るようになっている。さらに、作成装置本体1には、使
用者が「はい」,「いいえ」等の指示を行うための操作
キー11が設けられ、入出力インターフェイス6を介し
てCPU2に接続されている。
【0024】そして、作成装置本体1には、図柄Aの原
画の図柄画像データを読込むための画像読取手段として
のイメージスキャナ12が、前記入出力インターフェイ
ス6を介して接続されている。この場合、イメージスキ
ャナ12は、白黒の単色画像を読取るハンドスキャナか
らなり、オペレータがその上部を手で持って、下部の読
取部を原画上に宛がい、ボタンを押しながら原画に沿っ
てなぞるように一方向に移動させることにより、原画に
描かれた図柄をラスター形式のデジタル図柄画像データ
として読取るようになっている。読取られた図柄画像デ
ータは、画素毎に、白あるいは黒の濃度値(0あるいは
1)を備え、RAM4に記憶されるようになっている。
【0025】さて、前記作成装置本体1は、そのソフト
ウエア的構成により、図柄Aの原画に基づいて、刺繍デ
ータを自動的に作成するようになっている。このとき、
詳しくは後述するように、図柄Aの原画から輪郭線及び
部分領域を画定する輪郭線データ及び部分領域データを
読取る図柄画像データ読取行程、輪郭線に対する刺繍を
形成するか否かのモードを選択設定する設定行程、その
設定に基づいて輪郭線刺繍データを作成する輪郭線刺繍
データ作成行程、前記各部分領域に対する刺繍を形成す
るための領域刺繍データを作成する領域刺繍データ作成
行程を実行するようになっている。また、本実施例で
は、設定行程は使用者の指示により行われるようになっ
ている。
【0026】さらに、これも後に詳述するように、本実
施例では、作成装置本体1は、多色の刺繍に係る刺繍デ
ータを作成する場合には、図柄画像データ読取行程にお
いて、図柄Aの各部分領域の輪郭及び境界を示す輪郭線
が描かれた初期原画から輪郭線データを読取り、前記初
期原画の輪郭線に囲まれた各部分領域を同色の部分領域
毎に段階的に塗潰した加工原画から、一種類の同一の糸
で刺繍されるべき同色部分領域に対する塗潰しが付加さ
れる都度順次加工画像データを読取り、前記輪郭線デー
タ及び各加工画像データから前記塗潰した部分領域の段
階的変化に基づいて各同色部分領域を認識するようにな
っている。
【0027】次に、このように構成された刺繍データ作
成装置の動作について、図1及び図4をも参照しながら
述べる。ここでは、図6に示した多色刺繍に係る図柄A
を具体例としながら説明する。まず、使用者は、図柄A
の刺繍データを作成したい場合には、予め図4(a)に
示すような初期原画Cを作成しておく。この初期原画C
は例えば白色の原紙に、イメージスキャナ12にて読取
り可能な色例えば黒色のペンで、図柄Aの各部分領域A
1〜A5の輪郭及び境界を示す輪郭線Dを描いたもので
ある。
【0028】この輪郭線Dは、詳細には、「花の中央」
の部分領域A1の輪郭(部分領域A1とA2との境界)
となる輪郭線D1、「花びら」の部分領域A2の輪郭と
なる輪郭線D2、「茎」の部分領域A3の輪郭となる輪
郭線D3、「左の葉」の部分領域A4の輪郭となる輪郭
線D4、「右の葉」の部分領域A5の輪郭となる輪郭線
D5の、5つの輪郭線から構成される。
【0029】作成装置本体1の電源がオンされて刺繍デ
ータ作成のプログラムが起動されると、図1のフローチ
ャートに示す処理が実行される。まず、ステップS1で
は、液晶ディスプレイ7の画面7aに、例えば「輪郭線
を描いた原画の読取を開始してください」のメッセージ
が表示される。そこで、使用者は、既に作成されている
初期原画C(図4(a)参照)を、イメージスキャナ1
2により読取らせる操作を行う(ステップS1にてYe
s)。
【0030】すると、作成装置本体1には、輪郭線デー
タ(ビットマップ)が読込まれていき(ステップS
2)、それと同時に、確認のために輪郭線Dが液晶ディ
スプレイ7に表示されていく(ステップS3)。所定の
距離だけイメージスキャナ12が移動されると読取り作
業が完了したと判定される(ステップS4にてYe
s)。このときには、読取られた初期原画C(輪郭線
D)全体が液晶ディスプレイ7に表示されているはずで
あり、そこで、液晶ディスプレイ7に「正しく読取られ
ましたか?」のメッセージが併せて表示される。使用者
は、正しく読取られていると判断すれば、「はい」の操
作キー11を操作し(ステップS5にてYes)、これ
にて、輪郭線データの読込みが完了するのである。尚、
正しく読取られなかった場合には(ステップS5にてN
o)、再びステップS1からの処理が繰返される。
【0031】次のステップS6では、設定行程が実行さ
れ、液晶ディスプレイ7に「輪郭を縫いますか?」のメ
ッセージが表示される。ここで、図柄Aの刺繍を形成す
るにあたり、輪郭線に沿った刺繍を形成するか否かのモ
ードを使用者が選択することができ、操作キー11の操
作により指示することができるようになっている。輪郭
を縫う場合には(ステップS6にてYes)、ステップ
S7にて、輪郭線データに基づく例えばジグザグ縫いの
刺繍データを作成する輪郭線刺繍データ作成行程が実行
される。作成された輪郭線刺繍データは、フラッシュメ
モリ10に記憶される。この場合、複数の輪郭線D1〜
D5に対してそれぞれの輪郭線刺繍データの作成の要否
を選択するようにしても良い。輪郭を縫わない場合には
(ステップS6にてNo)、そのままステップS8に進
む。
【0032】ステップS8では、前記輪郭線データから
部分領域(閉領域)の検出が行われ、図柄Aの例では5
つの部分領域A1〜A5が検出される。ここで、輪郭線
データから得られただけの部分領域のデータだけでは、
複数の部分領域が包含関係にある場合等にあって、内側
の部分領域が刺繍されるべき同色部分領域なのか否かの
判定はできず、また、複数の部分領域間においてそれら
が一種類の同一の糸で刺繍されるべき同色部分領域なの
か否かの判定はできない。図柄Aの例では、この時点で
は、輪郭線D2の内部に存在する輪郭線D1の内側部分
(部分領域A1)が、縫う部分なのか、部分領域A2の
内縁を単に示すだけで縫わなくて良い部分なのかの判定
はできず、また、部分領域A1〜A3は夫々が単独の同
色部分領域となり、部分領域A4及びA5は一つの同色
部分領域とされるといったことの判定もできない。
【0033】そこで、次のステップS9以下の処理に
て、加工画像データを読取り、同色部分領域を認識する
処理が実行されるのである。まず、ステップS9では、
液晶ディスプレイ7に「1番目の色の領域を塗ってくだ
さい」のメッセージが表示される。ここで、使用者は、
前記初期原画Cのうち、1番目(1色目)の同色部分領
域部分を例えば黒のペンで塗潰すようにする。この塗潰
しは厳密に行う必要はなくて部分領域の大体の部分が塗
潰されていれば良く、また、多少は隣の領域にはみ出し
ていても構わない。この場合、例えば輪郭線D1の内部
(部分領域A1)を塗潰すことにより、図4(b)に示
すように、初期原画Cは、1段階目の加工原画C1とな
る。ステップS10では、同色部分領域の数(刺繍の色
数)を示すための変数Nに1がセットされる。
【0034】そして、ステップS11〜S15では、加
工原画から加工画像データを読取る処理が実行される。
この処理も、上記ステップS1〜S5と同様に、まず液
晶ディスプレイ7に「原画の読取を開始してください」
のメッセージが表示され(ステップS11)、使用者
が、塗潰しを付加したN段階目の加工原画(1回目は加
工原画C1)を、イメージスキャナ12により読取らせ
る操作を行い(ステップS12〜S14)、表示(ステ
ップS13)を見て確認を行う(ステップS15)こと
により、作成装置本体1に、N段階目の加工画像データ
が読取られるのである。
【0035】この後、ステップS17では、刺繍データ
を作成すべきN番目の同色部分領域の認識の処理が行わ
れ、ステップS18ではその同色部分領域の領域刺繍デ
ータの作成の処理が行われるのであるが、本実施例で
は、その前にステップS16にて、図5に示すように、
液晶ディスプレイ7に「次の色の領域を塗ってくださ
い」のメッセージが表示されるようになっている。この
メッセージは、ステップS17,S18の処理中ずっと
表示されている。
【0036】前記ステップS17の同色部分領域の認識
の処理は、上記ステップS12にて読込まれた加工画像
データから、塗潰されている部分領域が、ステップS8
にて検出された部分領域のうちどの部分領域であるかを
検出し、そのうち既に刺繍データが作成された部分領域
を除くことにより行われる。1段階目の加工画像データ
からは、部分領域A1〜A5のうち部分領域A1が1番
目の同色部分領域であると認識される。
【0037】尚、このとき、各部分領域が塗潰されたか
どうかの判定は、各部分領域の面積に対して、塗潰し部
分の面積の占有率がしきい値以上であることにより行わ
れ、さらにその際のしきい値は、部分領域の面積(画素
数)を大,中,小の3段階の場合に分け、面積が大の場
合はしきい値が50%、面積が中の場合はしきい値が7
5%、面積が小の場合はしきい値が90%に設定されて
いる。従って、上述のように、塗潰しが厳密になされて
いなくとも、確実に塗潰された部分領域を認識すること
ができるのである。
【0038】このようにして刺繍データを作成すべき対
象となる同色部分領域が認識されると、ステップS18
にて、その同色部分領域の内部を縫目により塗潰すよう
な領域刺繍データが作成される。この領域刺繍データの
作成方法としては、輪郭線から針落ち点を求める方法
や、ビットマップから直接針落ち点を求める方法など各
種の手法が公知とされており、詳しい説明を省略する。
作成された刺繍データは、N色目の領域刺繍データとし
て、上記ステップS7にて作成された輪郭線刺繍データ
と共にフラッシュメモリ10に記憶されるようになって
いる。
【0039】このステップS17及びS18の処理を作
成装置本体1が行っている間、使用者はステップS16
にて表示されたメッセージに基づいて、前回読取らせた
加工原画に対して次の同色部分領域の部分を例えば黒の
ペンで塗潰すようにする。これにて、図4(c)に示す
ように、加工原画C1の次には、2番目(2色目)の同
色部分領域(例えば部分領域A2)に対する塗潰しを付
加した加工原画C2が得られる。
【0040】次のステップS19では、液晶ディスプレ
イ7に例えば「終了しますか?」のメッセージが表示さ
れ、使用者の操作キー11の操作により、終了するか否
かが判断される。図柄画像データの読取り(刺繍データ
の作成)の処理を続ける場合には(ステップS19にて
No)、ステップS20にて、Nの値がインクリメント
された後、再びステップS11からの処理が繰返される
のである。
【0041】このとき、2回目の読込みでは、部分領域
A1及びA2が塗潰された加工画像データが得られるの
であるが、ステップS17では、読込まれた加工画像デ
ータから、既に領域刺繍データが作成された部分領域A
1を除いた部分領域A2が、新規に塗潰された即ち2番
目(2色目)の同色部分領域であると認識されるのであ
る。以下、同様にして、3段階目の加工原画C3(図4
(d)参照)、4段階目の加工原画C4(図4(e)参
照)に対する加工画像の読取り、同色部分領域の認識、
さらには領域刺繍データの作成の処理が順に実行され
る。このとき、4段階目の加工原画C4では、2個の部
分領域A4及びA5が一度に塗潰され、これら2個の部
分領域A4及びA5から、4番目(4色目)の同色部分
領域が構成されると認識されるのである。
【0042】尚、以上のようにして作成された刺繍デー
タ(輪郭線刺繍データ及び領域刺繍データ)を記憶した
フラッシュメモリ10を、刺繍ミシンにセットすること
により、加工布に対する図柄Aの刺繍の形成が可能とな
る。刺繍形成の動作は、例えばまず部分領域A1の同色
部分領域が所定の色の刺繍糸で縫われ、その縫製動作が
終了すると、刺繍ミシンは一旦停止して糸換えを指示す
るメッセージが表示され、この後の使用者の指示により
次の同色部分領域の縫製動作を行い、最後に輪郭に沿う
刺繍が形成されるといった手順にて行われる。部分領域
A4及びA5に関しては一種類の同一の糸で刺繍される
べき同色部分領域なので、糸換えを行うことなく、両部
分領域が連続して縫製されることになる。
【0043】このように本実施例によれば、初期原画C
から読取られた図柄画像データに基づいて、図柄Aの輪
郭や境界を示す輪郭線Dに対する刺繍を形成するための
輪郭線刺繍データを容易に作成することができる。この
場合、従来のような輪郭線をも1個の部分領域として取
扱わせるため分割原画の数が増加するものと異なり、図
柄画像データの読込みの過程において読込まれた輪郭線
データから輪郭線刺繍データを直接作成することがで
き、その処理が簡単となる。
【0044】そして、本実施例では、設定行程(ステッ
プS6)により指定された輪郭線に対してのみ輪郭線刺
繍データを作成するようにしたので、同一図柄Aであっ
てもバラエティに富んだ刺繍形成を使用者の要望に応じ
て選択することができると共に、不必要な輪郭線刺繍デ
ータを作成する必要がなくなり、毎回全ての輪郭線刺繍
データを作成するような場合と比べて、処理の簡略化を
図ることができる。
【0045】また、特に本実施例では、使用者は、まず
図柄Aの輪郭線Dを描いた初期原画Cを作成し、その
後、その初期原画Cの各同色部分領域に対して、段階的
に塗潰しを行って加工原画C1〜C4を得ることによ
り、多色の刺繍に係る図柄画像データを読取りに必要な
原画を用意する作業を行うことができる。従って、使用
者が複数枚の分割原画B1〜B4を作成しなければなら
なかった従来のものと異なり、1枚の原画で済ませるこ
とができ、使用者の作業の大幅な簡単化を図ることがで
きるものである。この場合、装置構成としても、白黒の
単色画像を読取るイメージスキャナ12を用いているの
で、イメージスキャナ12自体を安価に済ませることが
できると共に、作成装置本体1のハード的,ソフト的な
構成も比較的簡単なもので済むことは勿論である。
【0046】さらに、特に本実施例では、塗潰し部分
(同色部分領域)を認識するにあたって、各部分領域の
面積に対して、塗潰し部分の面積の占有率がしきい値以
上であるときに、その部分領域が塗潰されたと判定する
ようにしたので、使用者が部分領域の内部全体を厳密に
塗潰す必要がなくなり、塗潰し作業を簡単且つ効率的に
行うことができる等の利点を得ることができるものであ
る。しかも、読込み処理中に、使用者に対して各種のメ
ッセージを表示するように構成したので、使用者にとっ
て極めて使いやすいものとなっている。
【0047】図7のフローチャートは、本発明の他の実
施例に係る刺繍データ作成の処理手順の要部を示すもの
であり、上記実施例と異なるところは、設定行程におい
て、輪郭線に対する縫い方を、ジグザグ縫い,三重縫
い,一重縫いの3種類の刺繍形式の中から使用者が選択
するようにした点にある。
【0048】即ち、本実施例では、輪郭線データの読取
り(ステップS1〜S5)の後、輪郭を縫うモードが選
択された場合(ステップS6にてYes)には、次のス
テップS21にて、使用者が、3種類の刺繍形式のうち
いずれかを選択するようになっている。「ジグザグ縫
い」が選択された場合には、ステップS22にて、ジグ
ザグ縫いの輪郭線刺繍データが作成され、「三重縫い」
が選択された場合には、ステップS23にて、三重縫い
の輪郭線刺繍データが作成され、「一重縫い」が選択さ
れた場合には、ステップS24にて、一重縫いの輪郭線
刺繍データが作成されるのである。以下のステップ(ス
テップS8以降)は、上記実施例と同様であるため、図
示及び説明を省略する。
【0049】かかる構成によれば、上記実施例と同様
に、輪郭線に対する刺繍を形成する場合でも、刺繍デー
タを容易に作成することができる等の効果を得ることが
でき、これと共に、設定行程において3種類の縫い方の
なかから選択設定された刺繍形式に応じた輪郭線刺繍デ
ータを作成することができ、同一図柄であってもバラエ
ティに富んだ刺繍形成が可能となるものである。
【0050】図8は異なる他の実施例を示している。こ
こでは、輪郭を縫うモードが選択された場合(ステップ
S6にてYes)には、ステップS31にて、先に輪郭
線データから部分領域(閉領域)の検出が行われ、次の
ステップS31にて、各部分領域の大きさ(面積)が判
定される。そして、面積が大きい部分領域の輪郭を構成
する輪郭線に対しては、ジグザグ縫いの輪郭線刺繍デー
タが作成され(ステップS33)、面積が中間の部分領
域の輪郭を構成する輪郭線に対しては、三重縫いの輪郭
線刺繍データが作成され(ステップS34)、面積が小
さい部分領域の輪郭を構成する輪郭線に対しては、一重
縫いの輪郭線刺繍データが作成されるのである(ステッ
プS35)。以下のステップ(ステップS9以降)は、
上記実施例と同様であるため、図示及び説明を省略す
る。
【0051】ここで、部分領域の面積が比較的大きい場
合には、輪郭線に対する刺繍も比較的太く形成すること
により、見栄えが良くなり、部分領域の面積が比較的小
さい場合には、輪郭線に対する刺繍も比較的細く形成す
ることにより、やはり見栄えが良くなる。輪郭線に対す
る刺繍は、ジグザグ縫い,三重縫い,一重縫いの順に細
くなるから、従って、この実施例によれば、部分領域の
大きさに応じた適切な輪郭線刺繍データを、使用者の指
定などがなくても自動的に作成することができるのであ
る。
【0052】尚、上記各実施例では、設定行程の後にそ
の設定に基づいて輪郭線刺繍データを作成するようにし
たが、無条件で全ての輪郭線に対する例えば三重縫いの
輪郭線刺繍データを作成し、その後、使用者の指定を待
って必要な輪郭線刺繍データだけを刺繍データとして最
終的に採用したり、また、三重縫いを他の刺繍形式に修
正したりするように構成しても、同様の効果を得ること
ができる。
【0053】そして、設定行程を、使用者による刺繍形
式の指定や部分領域の面積に応じた刺繍形式の自動選択
ではなく、例えば初期原画Cにおける輪郭線Dの太さ
や、輪郭線の位置等に基づいて、輪郭線刺繍データの作
成の要否やその刺繍形式を自動的に設定するように構成
することも可能である。
【0054】また、上記実施例では、初期原画Cの読取
り後、輪郭線刺繍データを作成するようにし、さらに
は、一種類の同一の糸で刺繍されるべき同色部分領域を
認識する都度領域刺繍データを作成するようにしたが、
全ての図柄画像データを読込んだ後に、設定行程及び輪
郭線刺繍データ作成行程並びに領域刺繍データ作成行程
を実行するようにしても良い。同色部分領域の認識に関
しても、全ての加工画像データを読込んだ後に、まとめ
て行うようにしても良い。
【0055】さらに、各部分領域が塗潰されたかどうか
の判定のためのしきい値の設定については、一定とする
あるいは4段階以上とする等様々な変形が可能であり、
また、占有率でなく、面積の絶対的な大きさ判定を行う
こともでき、この場合、しきい値を小さく設定すれば、
使用者は、例えば同色部分領域に小さな黒丸等の印付け
を行うだけで済むようになる。
【0056】その他、本発明は上記した実施例に限定さ
れるものではなく、例えば自動的に刺繍糸を換える多針
刺繍ミシンに適用することができることは勿論、作成装
置本体を汎用のパーソナルコンピュータ等から構成した
り、設置形の汎用のイメージスキャナを採用するように
しても良く、さらには図柄画像データの読取りの方法と
しても各種の変形例が考えられるなど、要旨を逸脱しな
い範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【0057】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の請求項1の刺繍データ作成方法によれば、輪郭線デー
タ及び部分領域データからなる図柄画像データを読取る
行程と、各輪郭線に対する刺繍を形成するための刺繍デ
ータを作成する輪郭線刺繍データ作成行程と、各部分領
域に対する刺繍を形成するための刺繍データを作成する
領域刺繍データ作成行程とを具備するので、図柄の輪郭
や境界を示す輪郭線に対する刺繍を形成する場合でも、
刺繍データを容易に作成することができるという優れた
実用的効果を奏するものである。
【0058】この場合、各輪郭線に対する刺繍形式を設
定する設定行程を設けると共に、輪郭線刺繍データ作成
行程を、その設定に基づいて実行させるようにすれば
(請求項2の発明)、設定行程により設定された刺繍形
式に応じた輪郭線刺繍データを作成することができ、同
一図柄であってもバラエティに富んだ刺繍形成が可能と
なる。また、輪郭線刺繍データ作成行程の実行後に各輪
郭線に対する刺繍形式を設定する設定行程と、その設定
に基づいて輪郭線刺繍データの補正を行うデータ補正行
程とを設けるようにすれば(請求項3の発明)、やは
り、同一図柄であってもバラエティに富んだ刺繍形成が
可能となるといった利点を得ることができるものであ
る。
【0059】さらに、設定行程において、各輪郭線に対
する刺繍の形成を行わないモードを刺繍形式に含ませる
ようにすれば(請求項4の発明)、不必要な輪郭線刺繍
データを作成する必要がなくなり、また、各輪郭線に対
する刺繍形式を、該当する輪郭線が囲む部分領域の大き
さに基づいて自動的に設定させるようにすれば(請求項
5の発明)、部分領域の大きさに応じた輪郭線刺繍デー
タを、使用者の指定などがなくても自動的に作成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、刺繍データの
作成手順を示すフローチャート
【図2】刺繍データ作成装置の外観を示す斜視図
【図3】電気的構成を示すブロック図
【図4】初期原画(a)及び段階的な加工原画(b)〜
(e)を縮小状態で示す図
【図5】液晶ディスプレイの画面表示の一例を示す図
【図6】図柄の一例を示す図
【図7】本発明の他の実施例を示すもので、刺繍データ
の作成手順を部分的に示すフローチャート
【図8】異なる他の実施例を示す図7相当図
【図9】従来例の分割原画を縮小状態で示す図
【符号の説明】
図面中、1は作成装置本体、2はCPU、3はROM、
4はRAM、5はフラッシュメモリ装置、7は液晶ディ
スプレイ、10はフラッシュメモリ、11は操作キー、
12はイメージスキャナ、Aは図柄、Cは初期原画、C
1〜C4は加工原画、Dは輪郭線を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武藤 幸好 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1以上の部分領域からなる図柄の刺繍を
    加工布に対して形成するミシンにおける、前記刺繍の形
    成に必要な刺繍データを作成する方法において、 前記図柄の原画から、前記各部分領域の輪郭及び境界を
    示す輪郭線、並びにその内部の部分領域を画定する図柄
    画像データを読取る行程と、 前記図柄画像データに基づいて、前記各輪郭線に対する
    刺繍を形成するための刺繍データを作成する輪郭線刺繍
    データ作成行程と、 前記図柄画像データに基づいて、前記各部分領域に対す
    る刺繍を形成するための刺繍データを作成する領域刺繍
    データ作成行程とを具備することを特徴とする刺繍デー
    タ作成方法。
  2. 【請求項2】 各輪郭線に対する刺繍形式を設定する設
    定行程を具備すると共に、輪郭線刺繍データ作成行程
    は、その設定された刺繍形式に基づいて実行されること
    を特徴とする請求項1記載の刺繍データ作成方法。
  3. 【請求項3】 輪郭線刺繍データ作成行程の実行後に各
    輪郭線に対する刺繍形式を設定する設定行程と、その設
    定された刺繍形式に基づいて輪郭線刺繍データの補正を
    行うデータ補正行程とを具備することを特徴とする請求
    項1記載の刺繍データ作成方法。
  4. 【請求項4】 刺繍形式には、各輪郭線に対する刺繍の
    形成を行わないモードが含まれていることを特徴とする
    請求項2又は3に記載の刺繍データ作成方法。
  5. 【請求項5】 設定行程においては、各輪郭線に対する
    刺繍形式が、該当する輪郭線が囲む部分領域の大きさに
    基づいて自動的に設定されることを特徴とする請求項2
    又は3に記載の刺繍データ作成方法。
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