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JPH08139988A - 複合カメラ - Google Patents

複合カメラ

Info

Publication number
JPH08139988A
JPH08139988A JP6296002A JP29600294A JPH08139988A JP H08139988 A JPH08139988 A JP H08139988A JP 6296002 A JP6296002 A JP 6296002A JP 29600294 A JP29600294 A JP 29600294A JP H08139988 A JPH08139988 A JP H08139988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
camera
angle
angle information
rotation
Prior art date
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Pending
Application number
JP6296002A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Asada
裕之 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP6296002A priority Critical patent/JPH08139988A/ja
Publication of JPH08139988A publication Critical patent/JPH08139988A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラ本体が主レンズ光軸を中心としていか
なる傾きを持っていても常にビデオ再生画像を天地が正
立に表示させることができる複合カメラ。 【構成】 第1のカメラ部と銀塩カメラ部が主レンズ5
を共用するタイプの複合カメラで、カメラ本体が主レン
ズ光軸を中心として回転した場合の角度情報を角度セン
サ1により検出し、その角度情報に同期して撮像素子回
動装置2は撮像素子14をカメラ本体の回転を打消す方
向に回動させ、ハーフミラー7により2分化された光学
画像情報を向きを補正した撮像素子で天地が正立の画像
となるように撮像して、記録装置10に記録しモニタ等
で再生する場合には、カメラ本体が主レンズ光軸を中心
としていかなる傾きを持っていても、常に天地が正立の
画像として表示できるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀塩スチルカメラ部と
ビデオカメラ部を同一筐体内に一体化した複合カメラに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から銀塩スチルカメラ部とビデオ撮
像部を一体化した複合カメラは、スチル写真撮影とビデ
オ撮影をそれぞれ別個のカメラを用意して、別々に撮影
しなければならない煩わしさからユーザーを解放するカ
メラとして、特公昭61−97639号「カメラ装置」
等にも開示されているように良く知られている撮影装置
であり、大別して銀塩カメラ部とビデオカメラ部でレン
ズを共用してハーフミラーで振り分けるタイプと、夫々
専用のレンズを使用するタイプとがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、銀塩カメラ部とビデオカメラ部が同時撮影中
か又はビデオ撮影中に、図14(a)に示すように銀塩
カメラフィルム上の画角アングルを通常の概天地の向き
から、図14(b)のように概左右に変えてカメラ本体
を主レンズ光軸を中心として回転させた場合、銀塩フィ
ルム上にはアングルが90度変わり縦ポジションで画像
が記録され、同ビデオ画像情報は撮像素子(CCD)上
に概天地情報が概左右情報として記録されて、銀塩フィ
ルムは図15(a)のようなプリントが可能であるが、
同ビデオ画像再生時においては図15(b)のように再
生用機器(TVモニタ等)の画面上に、概天地情報が概
左右横向きに表示されるという不具合が生じる。
【0004】そこで、本発明の目的は、銀塩カメラ部と
ビデオカメラ部がレンズを共用するタイプ又は夫々専用
レンズを持つタイプを問わず、カメラ本体が主レンズ光
軸を中心に回転してもビデオ再生画は常に天地が正立に
表示させることができる複合カメラを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に示した本発明は、光電変換手段を用いて
撮像する第1のカメラ部と、該光電変換手段を用いずに
撮像する第2のカメラ部とが撮像光学系の少なくとも一
部を共用する複合カメラにおいて、カメラ本体が主レン
ズ光軸を中心として回転した場合の角度情報を検出する
角度情報検出手段と、前記角度情報に基づき第1のカメ
ラ部の光電変換手段を所定角度回動させる光電変換手段
回動手段を備えている。
【0006】更に、請求項2に示した本発明は、画像情
報を記録媒体に電気的に記録するビデオカメラ部と銀塩
フィルムに記録する銀塩カメラ部が夫々専用レンズを有
する一体型の複合カメラにおいて、カメラ本体が主レン
ズ光軸を中心として回転した場合の角度情報を検出する
角度情報検出手段と、前記角度情報に基づきビデオカメ
ラ部の撮像素子を所定角度回動させる撮像素子回動手段
を備えている。
【0007】更に、請求項3に示した本発明は、請求項
1記載の複合カメラにおいて、ビデオカメラ部の撮像画
像を前記角度情報に基づき所定角度を電気的に回転処理
する画像回転手段を備えている。
【0008】更に、請求項4に示した本発明は、請求項
2記載の複合カメラにおいて、ビデオカメラ部の撮像画
像を前記角度情報に基づき所定角度を電気的に回転処理
する画像回転手段を備えている。
【0009】更に、請求項5に示した本発明は、前記角
度情報検出手段は、透明板上に端点を一致させ重ねた半
円形の大円と小円間の半三日月状の間隙を遮光部として
形成した測定板と、前記半円形の大円中心を支点として
自重により垂線を描く一定質量の錘と、前記垂線上に在
る前記遮光部の位置を光量変化により検出する光センサ
とで構成する角度センサを有している。
【0010】更に、請求項6に示した本発明は、前記角
度情報検出手段は、支点を中心に自重により垂線を描く
錘と、前記支点の両側に一定の角度で配置するスイッチ
とで構成する角度センサを有している。
【0011】更に、請求項7に示した本発明は、前記撮
像素子回動手段は、撮像素子を固定する撮像素子固定板
と、該撮像素子固定板を回動させる固定板駆動部と、前
記角度情報に基づき前記撮像素子固定板の回動角度を制
御する回動制御部を有している。
【0012】更に、請求項8に示した本発明は、前記画
像回転手段は、撮像画像データを1時蓄積する画像メモ
リと、該画像メモリ上で前記角度情報に基づき画像デー
タの回転処理を行う画像回転制御部を有している。
【0013】
【作用】請求項1に示した本発明によれば、ビデオカメ
ラ部と銀塩カメラ部がレンズを共用するタイプの複合カ
メラで、角度情報検出手段によってカメラ本体の主レン
ズ光軸を中心とする回転角度を検出して、撮像素子回動
手段によりカメラ本体の回転角度に対応して撮像素子を
回動させるので、ビデオカメラ部と銀塩カメラ部がレン
ズを共用するタイプの複合カメラで、カメラ本体の回転
を打消す向きに撮像素子を所定角度回動して撮像素子の
画像入力を常に天地が正立の入力にすることができる。
【0014】請求項2に示した本発明によれば、ビデオ
カメラ部と銀塩カメラ部が夫々専用レンズを使用するタ
イプの複合カメラで、撮像素子回動手段によってカメラ
本体の主レンズ光軸を中心とする回転角度を検出して、
撮像素子回動手段によりカメラ本体の回転角度に対応し
て撮像素子を回動させるので、ビデオカメラ部と銀塩カ
メラ部が夫々専用レンズを使用するタイプの複合カメラ
で、カメラ本体の回転を打消す向きに撮像素子を所定角
度回動して撮像素子の画像入力を常に天地が正立の入力
にすることができる。
【0015】請求項3に示した本発明によれば、ビデオ
カメラ部と銀塩カメラ部がレンズを共用するタイプの複
合カメラで、画像回転手段によりカメラ本体の回転角度
に対応して所定角度画像データ自体の回転処理を行うの
で、ビデオカメラ部と銀塩カメラ部がレンズを共用する
タイプの複合カメラで、カメラ本体の回転により傾斜し
た入力画像データを電気的に回転補正して常に天地が正
立の画像データとして出力することができる。
【0016】請求項4に示した本発明によれば、ビデオ
カメラ部と銀塩カメラ部が夫々専用レンズを使用するタ
イプの複合カメラで、画像回転手段によりカメラ本体の
回転角度に対応して所定角度画像データ自体の回転処理
を行うので、ビデオカメラ部と銀塩カメラ部が夫々専用
レンズを使用するタイプの複合カメラで、カメラ本体の
回転により傾斜した入力画像データを電気的に回転補正
して常に天地正立の画像データとして出力することがで
きる。
【0017】請求項5に示した本発明によれば、角度情
報検出手段の角度センサは、カメラ本体の回転角度に応
じて測定板に形成した半三日月状の遮光部上に在る錘垂
線の位置が遮光部の細端から広端間を変化し、対応して
変化する光センサの検出光量より回転角度を検出するの
で、カメラ本体が天地が正立か左右横立か又は何度傾い
ているかを検出することができる。
【0018】請求項6に示した本発明によれば、角度情
報検出手段の角度センサは、自重により垂線を描く錘の
支点両側に一定の角度で配置したスイッチを、カメラ本
体の一定の回転角度に応じて作動させるので、天地が正
立又は左右横立等のカメラ本体の一定の回転角度を検出
することができる。
【0019】請求項7に示した本発明によれば、撮像素
子回動手段の回動制御部は、カメラ本体の回転時の角度
情報に基づき固定板駆動部の回動駆動量を制御して、固
定板駆動部により撮像素子を固定した撮像素子固定板を
所定角度回動させるので、カメラ本体の回転角度を撮像
素子の回動により相殺して常に天地が正立の画像を得る
ことができる。
【0020】請求項8に示した本発明によれば、画像回
転手段の回転制御部は、カメラ本体の角度情報に対応し
て画像メモリ上で画像データの回転処理を行うので、カ
メラ本体の回転角度を画像データのデータ処理により補
正して常に天地が正立の画像を出力することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の第1実施例に係る複合カメラの構成
図である。
【0022】図1に示す第1実施例は、ビデオカメラ部
と銀塩カメラ部のレンズ共用タイプの複合カメラの例で
ある。カメラ本体が主レンズ5の光軸を回転中心として
天地正立、横立又は垂直線に対し何度傾いているかを検
出する角度センサ(本体位置センサ)1を設け、更に、
角度センサ1の情報を基に光電変換手段のひとつである
撮像素子(CCD)14を角度情報に同期して、カメラ
本体の回転を打消す方向へ回動させる撮像素子回動装置
2を設けている。
【0023】その他、従来のレンズ共用タイプの複合カ
メラと同様構成である、主レンズ5と銀塩フィルム9の
間に位置するアイリス6、アイリス6と銀塩フィルム9
の間に配置したシャッタ8、アイリス6とシャッタ8の
間に配置して入射光をビデオカメラ側へ振り分けるハー
フミラー7を有して、被写体像を銀塩フィルム9上に結
像させると共に、ビデオカメラ部としては、ハーフミラ
ー7を介し入射光をミラー11、リレーレンズ12、ア
イリス13を通してCCD14により撮像し画像信号を
記録する記録装置10を有している。
【0024】図5は図1に示す光センサを用いる角度セ
ンサの構成図である。図5に示す角度情報検出手段を構
成する角度センサ1は、大円半径の半円形状の透明板
に、中心点を結ぶ線と左端の端点を一致させた半径の小
さい半円を重ね描きし、大円と小円間に生ずる半三日月
状の間隙を黒印刷等により遮光して遮光部41を形成し
測定板40を作成して、その大円の中心点を支点として
一定の質量を持つ錘42を吊り下げ、吊り下げた糸43
は常に自重により垂線を描くものとする。その垂線上に
在る遮光部41の部分を、例えば投光器44と測定板4
0の反対側に配置した受光器45等で構成する光センサ
により検出すれば、カメラ本体の傾きに同期して遮光部
41の垂線上の位置が変化することによって、回転角度
に応じて光センサの検出光量が変わるので、光センサの
検出値をA/D変換器46によりA/D変換し、マイコ
ンで構成する角度演算部47で演算処理して角度情報を
得るものである。
【0025】図6は図5に示す角度センサの角度情報グ
ラフの1例を示す図であり、図5に示した測定板40の
半三日月状の遮光部41上を、カメラ本体の回転角度に
応じて光センサにより掃引することによって、カメラ本
体の回転角度を天地が正立の位置を示す0度を中心に、
左右横立位置の−90度〜+90度まで検出することが
できる。
【0026】図7はスイッチを用いる角度センサの構成
図である。図7の角度センサ1はマイクロスイッチを用
いたもう1つの例であり、支点を中心として錘70を吊
り下げ、吊り下げた糸71は常に垂線を描くものとし
て、左右に一定の角度(例えば60度)をもってマイク
ロスイッチ、スイッチ−1、スイッチ−2をカメラ本体
側に配置し、カメラ本体の回転により錘70又は吊り下
げている部材が、スイッチ−1又はスイッチ−2を押し
て作動させ、検出器72によりスイッチ作動を検出して
回転角度情報を得るものである。
【0027】図8は図7の角度センサの角度情報グラフ
の1例を示す図であり、この場合はマイクロスイッチの
配置角度を60度としたので、カメラ本体が天地正立の
位置を示す0度から、左右横立に60度以上傾くと−6
0度と+60度の位置で検出器72よりカメラ本体の横
立を示す角度情報が得られる。
【0028】この角度センサは、カメラ本体の天地正立
と左右横立を識別する簡易型であり、マイクロスイッチ
の配置角度も特に−60度と+60度に限定する意味は
無く、近辺で適宜設定すればよい。
【0029】また、これら両角度センサ共に、簡単な構
造で必要な角度情報が得られるという利点があるが、こ
れらより複雑な構造のエンコーダ型や、ジャイロ型等の
角度センサも勿論使用可能であり、これらを装備済みの
装置ではそれらを利用することも可能である。
【0030】図9は図1に示す撮像素子回動装置の構成
図である。図9に示す撮像素子回動手段を構成する撮像
素子回動装置2は、CCD14を固定するCCD固定板
90と、CCD固定板90の回転駆動部を構成する回転
軸および回転検知用の印刷コード91、回転用ギア群9
2、回転用モータ93、およびモータ93駆動用のドラ
イバ95と、フィードバック制御用の回転検知印刷コー
ド91を検出する回転検出器94と、先述の角度センサ
1のカメラ角度検出手段からの角度情報を基に回動制御
を行うマイコン構成の回動制御部96を有している。
【0031】つぎに以上の構成による全体の動作につい
て説明する。
【0032】図10は図9に示す撮像素子回動装置の動
作フローである。先ず、回動制御部96は角度センサ1
からの角度情報を入力し(S101)、カメラ本体の回
転角度が横立を示す所定値以上かを判断する(S10
2)。所定値以上の場合は撮像素子14を回動させる角
度と方向を決め(S103)、ドライバ95を通してモ
ータ93を回転し、ギア群92と回転軸91を介してC
CD固定板90をカメラ本体の回転角度を打ち消し正立
の画像にする角度回動させる(S105)、(S10
6)。
【0033】その際に回転検出器94により回転印刷コ
ードを読み込み回動角度が適正かどうかを判断してフィ
ードバック制御を行い(S107)、CCD回動角度が
所定位置に達したら適正位置にてモータ93を停止する
(S104)。S102でカメラ本体の回転角度が微小
の時はCCD駆動を行わずに、S104経由でS101
へ戻る。
【0034】図11は図1に示す複合カメラの画像補正
説明図である。図11はレンズ共用タイプの複合カメラ
において、図9、10に示したようなCCD回動装置2
によってCCD14の画像を機械的に補正するものであ
り、図11(a)のようなカメラ本体の回転を、図11
(b)のように角度センサ1の角度情報を基に撮像素子
14をカメラ本体の回転角度を打消す方向へ回動させる
ことによって、画像情報はカメラ本体の主レンズ5の光
軸中心のいかなる回転にも関わらず、図11(c)のよ
うにCCD14には天地が正立に入力されることにな
り、その撮像画像信号が記録装置10に記録される為、
図11(d)のようにそのビデオ再生画はモニタ等で
は、カメラ本体が主レンズ光軸中心にいかなる傾きをも
っていても、常に天地が正立に表示させることができ
る。
【0035】このように、本実施例では、ビデオカメラ
部と銀塩カメラ部がレンズを共用するタイプの複合カメ
ラで、カメラ本体が主レンズ光軸を中心とするいかなる
傾きをもつ場合も、常にビデオ再生画は天地が正立に表
示できる。
【0036】次に本発明の第2実施例について説明す
る。図2は本発明の第2実施例に係る複合カメラの構成
図である。図2に示す第2実施例は、ビデオカメラ部と
銀塩カメラ部が夫々専用の対物レンズ5A、5Bを有す
る複合カメラに適用した場合である。
【0037】その他第1実施例と同一構成には同一符号
を付して重複する説明は省略する。角度センサ1および
CCD回動装置2の動作も第1実施例と同一であり、第
2実施例によれば、ビデオカメラ部と銀塩カメラ部が夫
々専用レンズ5A、5Bを使用するタイプの複合カメラ
で、カメラ本体が主レンズ光軸を中心とするいかなる傾
きを持っていても、常にビデオ再生画は天地が正立に表
示することができる。
【0038】次に本発明の第3実施例について説明す
る。図3は本発明の第3実施例に係る複合カメラの構成
図である。図3に示す第3実施例は図1に示した第1実
施例のレンズ共用タイプの複合カメラで、CCD回動装
置2に換えて、画像回転手段としての画像メモリ3とマ
イコン(CPU)により構成する画像回転制御部4を設
けて、画像データを画像メモリ上で電気的に回転補正す
るものである。
【0039】なお、その他の第1実施例と同一構成には
同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0040】図12は図3に示す複合カメラの画像補正
の説明図であり、図12(a)のようなカメラ本体の回
転を角度センサ1により角度情報として検出し、画像回
転制御部4は図12(b)のようにCCD14の傾いた
横立のままの撮像画像を、A/D変換して画素毎の画像
データとして画像メモリ3上の各番地(1、2、4〜
n)に書き込み、角度センサ1からの角度情報に基づ
き、回転角度演算による新たな画像データの番地の座標
位置を演算して、図12(c)のように画像データの読
出しにより組み直しを行って天地が正立の画像データと
して出力する。 この場合に、再生モニタ等の縦横アス
ペクト比が異なるため、図11(c)のように画像の左
右情報が欠落するケースが生ずるが、補間や付加等によ
り図12(d)のように上下情報を切り捨ててアスペク
比に合わせて、再生画を図12(f)のように表示する
か、又は、左右付加により図12(e)のように再生表
示するような画像処理を行う。
【0041】このように、第3実施例では、角度センサ
1の角度情報による電気的な画像の回転補正によって、
ビデオカメラ部と銀塩カメラ部でレンズを共用するタイ
プの複合カメラで、カメラ本体が主レンズ光軸を中心に
いかなる傾きを持っていても、常にビデオ再生画は天地
が正立に表示させることができる。
【0042】次に本発明の第4実施例について説明す
る。図4は本発明の第4実施例に係る複合カメラの構成
図である。図4に示す第4実施例は、図2に示した第2
実施例のビデオカメラ部と銀塩カメラ部が夫々専用レン
ズを使用するタイプの複合カメラで、CCD回動装置2
に換えて画像メモリ3とマイコン(CPU)により構成
する画像回転制御部4を設けて、電気的に画像の回転補
正を行うものである。
【0043】その他第2実施例と同一構成には同一符号
を付して重複する説明は省略する。第4実施例の複合カ
メラは、画像メモリ3上で行う画像回転制御部4の画像
の正立処理については第3実施例と同様手順であり、ビ
デオカメラ部と銀塩カメラ部が夫々専用レンズを使用す
るタイプの複合カメラで、角度センサ1の角度情報によ
る電気的な画像の回転補正によって、カメラ本体が主レ
ンズ光軸を中心にいかなる傾きを持っていても、常にビ
デオ再生画は天地が正立に表示させることができる。
【0044】更に、本発明では、各実施例で説明した撮
像素子回動装置2、画像メモリ3および画像回転制御部
4による画像の天地正立の補正機能を、図13の回転手
ぶれ補正の説明図に示すように、図13(a)のような
撮影中のカメラ本体の回転手ぶれの補正に応用すること
ができる。この場合は図13(b)のようなビデオカメ
ラ部の回転手ぶれの画像を、画像の天地正立の補正機能
により図13(c)の補正画像のように補正することが
可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に示した
本発明の複合カメラは、ビデオカメラ部と銀塩カメラ部
で一体のレンズ群を共用するタイプの複合カメラにおい
て、カメラ本体が主レンズ光軸を中心として回転した場
合の角度情報を検出する角度情報検出手段と、その角度
情報に基づきビデオカメラ部の光電変換手段のひとつで
ある2次元撮像素子を所定角度回動させる撮像素子回動
手段を備えたので、ビデオカメラ部と銀塩カメラ部がレ
ンズを共用するタイプの複合カメラで、カメラ本体が主
レンズ光軸を中心としていかなる傾きを持っていても、
常に天地が正立の状態で光電変換できるので、ビデオ画
像は画像処理による画質の劣化なく、常に天地が正立に
表示させることができるものである。
【0046】更に、請求項2に示した本発明の複合カメ
ラは、ビデオカメラ部と銀塩カメラ部が夫々専用レンズ
を使用するタイプの複合カメラにおいて、カメラ本体が
主レンズ光軸を中心として回転した場合の角度情報を検
出する角度情報検出手段と、その角度情報に基づきビデ
オカメラ部の撮像素子を所定角度回動させる撮像素子回
動手段を備えたので、ビデオカメラ部と銀塩カメラ部が
夫々専用レンズを使用するタイプの複合カメラで、カメ
ラ本体が主レンズ光軸を中心としていかなる傾きを持っ
ていてもビデオ再生画像は常に天地が正立に表示させる
ことができるものである。
【0047】更に、請求項3に示した本発明の複合カメ
ラは、ビデオカメラ部と銀塩カメラ部がレンズを共用す
るタイプの複合カメラにおいて、ビデオカメラ部の撮像
画像を角度情報に基づき所定角度電気的に回転処理する
画像回転手段を備えたので、ビデオカメラ部と銀塩カメ
ラ部がレンズを共用するタイプの複合カメラで、カメラ
本体が主レンズ光軸を中心としていかなる傾きを持って
いても電気的補正によりビデオ再生画像は常に天地が正
立に表示させることができるものである。
【0048】更に、請求項4に示した本発明の複合カメ
ラは、ビデオカメラ部と銀塩カメラ部とで夫々専用レン
ズを使用するタイプの複合カメラで、ビデオカメラ部の
撮像画像を角度情報に基づき所定角度電気的に回転処理
する画像回転手段を備えたので、ビデオカメラ部と銀塩
カメラ部とで夫々専用レンズを使用するタイプの複合カ
メラで、カメラ本体が主レンズ光軸を中心としていかな
る傾きを持っていても電気的補正によりビテオ再生画像
は常に天地が正立に表示させることができるものであ
る。
【0049】更に、請求項5に示した本発明の複合カメ
ラは、角度情報検出手段は透明板上に端点を一致させ重
ねた半円形の大円と小円間の半三日月状の間隙を遮光部
として形成した測定板と、半円形大円の中心を支点とし
て自重により垂線を描く一定質量の錘と、その垂線上に
在る遮光部の位置を光量変化により検出する光センサと
で構成する角度センサを有しているので、カメラ本体の
向きが天地正立か左右横立か又は何度傾いているかを検
出してビデオ再生画像を天地正立に補正する角度情報を
出力することができると共に、通常のカメラ本体の回転
手ぶれを補正するための角度情報を出力することもでき
るものである。
【0050】更に、請求項6に示した本発明の複合カメ
ラは、角度情報検出手段は支点を中心に自重により垂線
を描く錘と、支点の両側に一定の角度で配置するスイッ
チとで構成した角度センサを有しているので、角度情報
用の簡単で安価な角度センサを構成できるものである。
【0051】更に、請求項7に示した本発明の複合カメ
ラは、撮像素子回動手段は撮像素子固定板と、撮像素子
固定板を回動させる固定板駆動部と、その回動角度を角
度情報に基づいて制御する回動制御部を有しているの
で、カメラ本体の回転角度を撮像素子を機械的に回動さ
せて打消しビデオ再生画像を常に天地が正立に表示させ
ることができるものである。
【0052】更に、請求項8に示した本発明の複合カメ
ラは、画像回転手段は画像データを1時蓄積する画像メ
モリと、画像メモリ上で角度情報に基づき画像データの
回転処理を行う画像回転制御部を有しているので、カメ
ラ本体の回転角度を画像メモリ上での画像データの回転
処理により打消してビデオ再生画像を常に天地が正立に
表示させることができるものである。
【0053】更に、回転角補正の応答周波数を高く設定
することで、撮影者の手ぶれによる画面の回転ぶれも除
去可能という効果も有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る複合カメラの構成図
である。
【図2】本発明の第2実施例に係る複合カメラの構成図
である。
【図3】本発明の第3実施例に係る複合カメラの構成図
である。
【図4】本発明の第4実施例に係る複合カメラの構成図
である。
【図5】本発明の光センサ型の角度センサの構成図であ
る。
【図6】図5に示す角度センサの角度情報グラフを示す
図である。
【図7】本発明のスイッチ型の角度センサの構成図であ
る。
【図8】図8に示す角度センサの角度情報グラフを示す
図である。
【図9】本発明の撮像素子回動装置の構成図である。
【図10】図9に示す撮像素子回動装置の動作のフロー
チャートである。
【図11】図1に示す複合カメラの画像補正の説明図で
ある。
【図12】図3に示す複合カメラの画像補正の説明図で
ある。
【図13】本発明の複合カメラの回転手ぶれ補正の説明
図である。
【図14】従来の複合カメラの撮像画像の説明図であ
る。
【図15】図14に示す複合カメラの再生画像の説明図
である。
【符号の説明】
1 角度センサ 2 撮像素子回動装置 3 画像メモリ 4 画像回転制御部 5 レンズ 6,13 アイリス 7 ハーフミラー 8 シャッタ 9 銀塩フィルム 10 記録装置 11 ミラー 12 リレーレンズ 14 CCD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/781

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換手段を用いて撮像する第1のカ
    メラ部と、該光電変換手段を用いずに撮像する第2のカ
    メラ部とが撮像光学系の少なくとも一部を共用する複合
    カメラにおいて、 カメラ本体が主レンズ光軸を中心として回転した場合の
    角度情報を検出する角度情報検出手段と、前記角度情報
    に基づき第1のカメラ部の光電変換手段を所定角度回動
    させる光電変換手段回動手段を備えたことを特徴とする
    複合カメラ。
  2. 【請求項2】 画像情報を記録媒体に電気的に記録する
    ビデオカメラ部と銀塩フィルムに記録する銀塩カメラ部
    が夫々専用レンズを有する一体型の複合カメラにおい
    て、 カメラ本体が主レンズ光軸を中心として回転した場合の
    角度情報を検出する角度情報検出手段と、前記角度情報
    に基づきビデオカメラ部の撮像素子を所定角度回動させ
    る撮像素子回動手段を備えたことを特徴とする複合カメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の複合カメラにおいて、ビ
    デオカメラ部の撮像画像を前記角度情報に基づき所定角
    度を電気的に回転処理する画像回転手段を備えたことを
    特徴とする複合カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の複合カメラにおいて、ビ
    デオカメラ部の撮像画像を前記角度情報に基づき所定角
    度を電気的に回転処理する画像回転手段を備えたことを
    特徴とする複合カメラ。
  5. 【請求項5】 前記角度情報検出手段は、透明板上に端
    点を一致させ重ねた半円形の大円と小円間の半三日月状
    の間隙を遮光部として形成した測定板と、前記半円形の
    大円中心を支点として自重により垂線を描く一定質量の
    錘と、前記垂線上に在る前記遮光部の位置を光量変化に
    より検出する光センサとで構成する角度センサを有する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のうち1記載の複合カ
    メラ。
  6. 【請求項6】 前記角度情報検出手段は、支点を中心に
    自重により垂線を描く錘と、前記支点の両側に一定の角
    度で配置するスイッチとで構成する角度センサを有する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のうち1記載の複合カ
    メラ。
  7. 【請求項7】 前記撮像素子回動手段は、撮像素子を固
    定する撮像素子固定板と、該撮像素子固定板を回動させ
    る固定板駆動部と、前記角度情報に基づき前記撮像素子
    固定板の回動角度を制御する回動制御部を有することを
    特徴とする請求項1又は2記載の複合カメラ。
  8. 【請求項8】 前記画像回転手段は、撮像画像データを
    1時蓄積する画像メモリと、該画像メモリ上で前記角度
    情報に基づき画像データの回転処理を行う画像回転制御
    部を有することを特徴とする請求項3又は4記載の複合
    カメラ。
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