JPH08127860A - 透明導電膜形成用処理液およびその処理液を用いた透明導電膜の作製方法ならびに得られた透明導電膜 - Google Patents
透明導電膜形成用処理液およびその処理液を用いた透明導電膜の作製方法ならびに得られた透明導電膜Info
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- JPH08127860A JPH08127860A JP29040394A JP29040394A JPH08127860A JP H08127860 A JPH08127860 A JP H08127860A JP 29040394 A JP29040394 A JP 29040394A JP 29040394 A JP29040394 A JP 29040394A JP H08127860 A JPH08127860 A JP H08127860A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低温焼成が可能で、陰極線管(CRT)の電
界シールド用の高い導電性をもつ膜を形成できる透明導
電膜の提供。 【構成】 錫添加酸化インジウムとアンチモン添加酸化
錫微粉末のうちの1種以上、三酸化レニウム微粉末、ア
ルキルシリケート部分加水分解重合物を主成分とするシ
リケート系バインダー、および有機溶剤とから実質的に
構成される透明導電膜形成用処理液を用い、100℃以
上450℃以下の温度で焼成する。
界シールド用の高い導電性をもつ膜を形成できる透明導
電膜の提供。 【構成】 錫添加酸化インジウムとアンチモン添加酸化
錫微粉末のうちの1種以上、三酸化レニウム微粉末、ア
ルキルシリケート部分加水分解重合物を主成分とするシ
リケート系バインダー、および有機溶剤とから実質的に
構成される透明導電膜形成用処理液を用い、100℃以
上450℃以下の温度で焼成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OA機器のディスプレ
イやTVのブラウン管等の陰極線管から発生する電界を
シールドするための透明導電膜の作製方法および透明導
電膜に関する。
イやTVのブラウン管等の陰極線管から発生する電界を
シールドするための透明導電膜の作製方法および透明導
電膜に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビゲーム機やパーソナルコンピュー
ター、ワープロ等においては、表示画面が見やすく、視
覚疲労を感じさせないことのほかに、陰極線管(CR
T)表面の帯電によるホコリの付着や手が触れた時の電
撃ショック等がないことが要求される。さらにこれに加
えて最近では、CRTから発生する低周波電磁波の人体
に対する悪影響が懸念されており、このような電磁波が
外部に漏洩しないCRTが望まれている。
ター、ワープロ等においては、表示画面が見やすく、視
覚疲労を感じさせないことのほかに、陰極線管(CR
T)表面の帯電によるホコリの付着や手が触れた時の電
撃ショック等がないことが要求される。さらにこれに加
えて最近では、CRTから発生する低周波電磁波の人体
に対する悪影響が懸念されており、このような電磁波が
外部に漏洩しないCRTが望まれている。
【0003】電磁波は、偏向コイルやフライバックトラ
ンスから発生し、TVの大型化に伴って益々大きな電磁
波が周囲に洩れる傾向にある。磁界の漏洩は、偏向コイ
ルの形状を変える等の工夫で大部分を防止することがで
きる。一方、電界の漏洩に対しては、CRT前面ガラス
表面に導電性の透明被膜を形成することにより防止でき
る。この方法は、近年帯電防止のためにとられてきた対
策と原理的には同一である。ただし、この場合の導電性
被膜の導電性は、帯電防止用に形成されていた導電性被
膜の導電性よりもはるかに高い値が求められ、帯電防止
には表面抵抗で108Ω/□程度で十分とされている
が、漏洩電界を防ぐためには少なくとも106Ω/□以
下、好ましくは102〜103Ω/□台の低抵抗の透明
膜を形成する必要がある。
ンスから発生し、TVの大型化に伴って益々大きな電磁
波が周囲に洩れる傾向にある。磁界の漏洩は、偏向コイ
ルの形状を変える等の工夫で大部分を防止することがで
きる。一方、電界の漏洩に対しては、CRT前面ガラス
表面に導電性の透明被膜を形成することにより防止でき
る。この方法は、近年帯電防止のためにとられてきた対
策と原理的には同一である。ただし、この場合の導電性
被膜の導電性は、帯電防止用に形成されていた導電性被
膜の導電性よりもはるかに高い値が求められ、帯電防止
には表面抵抗で108Ω/□程度で十分とされている
が、漏洩電界を防ぐためには少なくとも106Ω/□以
下、好ましくは102〜103Ω/□台の低抵抗の透明
膜を形成する必要がある。
【0004】このような透明膜の形成において、材料的
にはアンチモン添加酸化錫(ATO)や錫添加酸化イン
ジウム(ITO)が用いられており、また工程的には4
50℃以下、好ましくは200℃程度以下の温度での成
膜が求められる。これは温度条件としてはガラス軟化点
近傍の温度以下とする必要があり、かつコストや歩留を
考慮するとフェイスパネルを真空封着後のCRT完成球
に透明導電膜を形成することが好ましいという事情によ
る。
にはアンチモン添加酸化錫(ATO)や錫添加酸化イン
ジウム(ITO)が用いられており、また工程的には4
50℃以下、好ましくは200℃程度以下の温度での成
膜が求められる。これは温度条件としてはガラス軟化点
近傍の温度以下とする必要があり、かつコストや歩留を
考慮するとフェイスパネルを真空封着後のCRT完成球
に透明導電膜を形成することが好ましいという事情によ
る。
【0005】上記の要求に対応するため、従来よりスパ
ッタ法や蒸着法によりATOやITOの被膜を形成する
方法等いくつか知られているが、さらに低コストで低い
表面抵抗を実現できるものとして、アルキルシリケート
の結合剤とNーメチルー2ーピロリドンを主成分とする
極性溶媒中に、錫を1〜10重量%含有した平均粒径5
0nm以下の錫添加酸化インジウム(ITO)粉末を1
〜15重量%分散させた電界シールド用処理液を用いた
インク塗布法が提案されている(特開平6−23455
2号公報参照)。この方法によれば、前記の処理液をC
RT前面ガラスに塗布、乾燥後、200℃以下の温度で
焼成することにより、103〜106Ω/□の表面抵抗
値が得られる。この処理液には、導電性微粉末としてI
TOを主成分として用いるが、ATOやアルミニウム添
加酸化亜鉛(AZO)で一部を代替または置換すること
もできる。
ッタ法や蒸着法によりATOやITOの被膜を形成する
方法等いくつか知られているが、さらに低コストで低い
表面抵抗を実現できるものとして、アルキルシリケート
の結合剤とNーメチルー2ーピロリドンを主成分とする
極性溶媒中に、錫を1〜10重量%含有した平均粒径5
0nm以下の錫添加酸化インジウム(ITO)粉末を1
〜15重量%分散させた電界シールド用処理液を用いた
インク塗布法が提案されている(特開平6−23455
2号公報参照)。この方法によれば、前記の処理液をC
RT前面ガラスに塗布、乾燥後、200℃以下の温度で
焼成することにより、103〜106Ω/□の表面抵抗
値が得られる。この処理液には、導電性微粉末としてI
TOを主成分として用いるが、ATOやアルミニウム添
加酸化亜鉛(AZO)で一部を代替または置換すること
もできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のインク塗布法
は、真空蒸着やスパッタ法等の透明導電膜形成方法に比
べてはるかに簡便であって製造コストも低く、CRTの
電界シールドへの対応としては極めて有利な方法であ
る。しかしながら、この方法はスパッタ法や蒸着法等に
比べると、得られる表面抵抗値においてやや劣ることが
欠点としてあげられる。前記の処理液を用いた場合、膜
厚を厚くすれば103Ω/□台の低表面抵抗も可能であ
るが、膜厚を厚くすると膜に曇り(ヘイズ)が生じてく
るので好ましくない。したがって、膜厚を増加せずに電
界シールド効果を高めるためには、可及的に比抵抗の小
さい膜をインク法で形成することが望まれる。
は、真空蒸着やスパッタ法等の透明導電膜形成方法に比
べてはるかに簡便であって製造コストも低く、CRTの
電界シールドへの対応としては極めて有利な方法であ
る。しかしながら、この方法はスパッタ法や蒸着法等に
比べると、得られる表面抵抗値においてやや劣ることが
欠点としてあげられる。前記の処理液を用いた場合、膜
厚を厚くすれば103Ω/□台の低表面抵抗も可能であ
るが、膜厚を厚くすると膜に曇り(ヘイズ)が生じてく
るので好ましくない。したがって、膜厚を増加せずに電
界シールド効果を高めるためには、可及的に比抵抗の小
さい膜をインク法で形成することが望まれる。
【0007】本発明は、従来のこのような実状に鑑みて
なされたもので、低温で焼成可能であり、CRTの電界
シールド用の高い導電性をもつ膜を形成できる透明導電
膜の作製方法を提案しようとするものである。
なされたもので、低温で焼成可能であり、CRTの電界
シールド用の高い導電性をもつ膜を形成できる透明導電
膜の作製方法を提案しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、インク
塗布法における透明導電膜形成用処理液として、ITO
とATOのうちの1種以上と三酸化レニウム微粉末(R
eO3)および有機溶媒とから実質的に構成されるも
の、またはITOとATO粉末のうちの1種以上と三酸
化レニウム微粉末と、アルキルシリケート部分加水分解
重合物を主成分とするシリケート系バインダー、および
有機溶剤とから実質的に構成されるものを用いること、
および前記透明導電膜形成用処理液を用いた透明導電膜
の作製方法として、前記の透明導電膜形成用処理液を含
む塗布液を基体に塗布後、100℃以上450℃以下の
温度で焼成することを特徴とし、また同処理液を含む塗
布液を基体に塗布後、アルキルシリケート部分加水分解
重合物を主成分とするシリケート系オーバーコート液を
塗布し、100℃以上450℃以下の温度で焼成するこ
と、ならびにこのような方法によって得られた透明導電
膜を特徴とするものである。
塗布法における透明導電膜形成用処理液として、ITO
とATOのうちの1種以上と三酸化レニウム微粉末(R
eO3)および有機溶媒とから実質的に構成されるも
の、またはITOとATO粉末のうちの1種以上と三酸
化レニウム微粉末と、アルキルシリケート部分加水分解
重合物を主成分とするシリケート系バインダー、および
有機溶剤とから実質的に構成されるものを用いること、
および前記透明導電膜形成用処理液を用いた透明導電膜
の作製方法として、前記の透明導電膜形成用処理液を含
む塗布液を基体に塗布後、100℃以上450℃以下の
温度で焼成することを特徴とし、また同処理液を含む塗
布液を基体に塗布後、アルキルシリケート部分加水分解
重合物を主成分とするシリケート系オーバーコート液を
塗布し、100℃以上450℃以下の温度で焼成するこ
と、ならびにこのような方法によって得られた透明導電
膜を特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明の処理液において、透明導電性を与える
微粒子の主体として用いられるITOやATOの酸素の
一部は、フッ素で置換されていてもよく、またITOや
ATOに加えてさらにAZO、フッ素添加酸化インジウ
ム、フッ素添加酸化錫、フッ素添加酸化亜鉛等が一部を
代替してもよい。
微粒子の主体として用いられるITOやATOの酸素の
一部は、フッ素で置換されていてもよく、またITOや
ATOに加えてさらにAZO、フッ素添加酸化インジウ
ム、フッ素添加酸化錫、フッ素添加酸化亜鉛等が一部を
代替してもよい。
【0010】本発明において、上記の透明導電性微粒子
に加えて、三酸化レニウム微粉末を添加するのは、三酸
化レニウムは比抵抗においてITOやATOよりも2〜
4桁小さいため、ITOやATOに加えて三酸化レニウ
ムが混合されることにより膜の導電性が顕著に増加する
からである。三酸化レニウム微粉末は、サブミクロンサ
イズの通常得られる大きさで導電性は大きく向上する
が、さらに膜としての透明性を保持するためには、三酸
化レニウムの粒径は小さい方が好ましく、平均粒径50
nm以下の可視光波長よりも十分小さいサイズのReO
3微粒子を用いると、その結晶自体が透明でなくても可
視光の散乱が少なく、透明性およびヘイズ特性が大きく
向上する。
に加えて、三酸化レニウム微粉末を添加するのは、三酸
化レニウムは比抵抗においてITOやATOよりも2〜
4桁小さいため、ITOやATOに加えて三酸化レニウ
ムが混合されることにより膜の導電性が顕著に増加する
からである。三酸化レニウム微粉末は、サブミクロンサ
イズの通常得られる大きさで導電性は大きく向上する
が、さらに膜としての透明性を保持するためには、三酸
化レニウムの粒径は小さい方が好ましく、平均粒径50
nm以下の可視光波長よりも十分小さいサイズのReO
3微粒子を用いると、その結晶自体が透明でなくても可
視光の散乱が少なく、透明性およびヘイズ特性が大きく
向上する。
【0011】アルキルシリケート部分加水分解重合物と
しては、オルトアルキルシリケートに水や酸触媒を加え
て加水分解と脱水縮重合物をある程度進行させた形のも
の、またはすでに4〜5量体まで加水分解縮重合を進ま
せた市販のアルキルシリケート溶液をさらに加水分解脱
水縮重合を進行させた形のもの等を用いることができ
る。この場合のアルキル基としてはメチル、エチル等の
低級アルキル基が好ましい。縮重合が進むと溶液粘度が
上昇し最終的には固化するので、アルキルシリケートの
縮重合の度合いは溶液が基板に塗布できる粘度の範囲内
で用いる。
しては、オルトアルキルシリケートに水や酸触媒を加え
て加水分解と脱水縮重合物をある程度進行させた形のも
の、またはすでに4〜5量体まで加水分解縮重合を進ま
せた市販のアルキルシリケート溶液をさらに加水分解脱
水縮重合を進行させた形のもの等を用いることができ
る。この場合のアルキル基としてはメチル、エチル等の
低級アルキル基が好ましい。縮重合が進むと溶液粘度が
上昇し最終的には固化するので、アルキルシリケートの
縮重合の度合いは溶液が基板に塗布できる粘度の範囲内
で用いる。
【0012】このようなアルキルシリケート部分加水分
解重合物は、処理液塗布後の焼成加熱時に縮重合反応が
ほぼ完結して硬いシリケートになる。アルキルシリケー
ト部分加水分解重合物を含むバインダー溶液には、さら
にコロイダルシリカ等のシリカ微粒子が添加されても支
障ない。また、屈折率調整や強度補強のために、ポリシ
ロキサン中のSiの一部をTi、Zr、Alで置換する
ことも可能である。なお、透明導電膜形成用処理液に
は、このアルキルシリケート部分加水分解重合物を主成
分とするシリケート系バインダーは含まれなくても使用
できるが、基板ガラスとのなじみが悪くなり塗布液成分
に工夫を要するので、シリケート系バインダーを含む処
理液の方が好ましい。
解重合物は、処理液塗布後の焼成加熱時に縮重合反応が
ほぼ完結して硬いシリケートになる。アルキルシリケー
ト部分加水分解重合物を含むバインダー溶液には、さら
にコロイダルシリカ等のシリカ微粒子が添加されても支
障ない。また、屈折率調整や強度補強のために、ポリシ
ロキサン中のSiの一部をTi、Zr、Alで置換する
ことも可能である。なお、透明導電膜形成用処理液に
は、このアルキルシリケート部分加水分解重合物を主成
分とするシリケート系バインダーは含まれなくても使用
できるが、基板ガラスとのなじみが悪くなり塗布液成分
に工夫を要するので、シリケート系バインダーを含む処
理液の方が好ましい。
【0013】処理液の塗布方法としては、スピンコート
法が一般的であるが、スプレーコート法やディップコー
ト法等、処理液を平坦にかつ薄く均一に塗布できる方法
であればいかなる方法でもよい。
法が一般的であるが、スプレーコート法やディップコー
ト法等、処理液を平坦にかつ薄く均一に塗布できる方法
であればいかなる方法でもよい。
【0014】本発明において、処理液塗布後の焼成温度
を100℃以上450℃以下の温度に限定したのは、以
下に示す理由による。本発明の処理液は200℃以下の
低温でも十分に低抵抗の膜を形成できるが、焼成温度は
なるべく高い方が膜が緻密になり抵抗値も下がる傾向が
ある。しかし、焼成温度が450℃を超えると、ReO
3粒子がRe2O7へ分解傾向を示して抵抗が増加し、
またITO中の欠損酸素が補充されてITO自身の抵抗
値も上がるので、膜の抵抗が増加するとともにヘイズも
大きくなる。逆に、焼成温度が100℃未満では縮重合
反応が未完結で残る場合が多く、また粒子に吸着して残
留した有機溶媒の影響で極めて脆弱な膜になってしま
う。かかる理由により、本発明では処理液塗布後の焼成
温度を100℃以上450℃以下に限定したのである。
ただし、CRT完成後の加熱では通常200℃を超える
ことは好ましくない。
を100℃以上450℃以下の温度に限定したのは、以
下に示す理由による。本発明の処理液は200℃以下の
低温でも十分に低抵抗の膜を形成できるが、焼成温度は
なるべく高い方が膜が緻密になり抵抗値も下がる傾向が
ある。しかし、焼成温度が450℃を超えると、ReO
3粒子がRe2O7へ分解傾向を示して抵抗が増加し、
またITO中の欠損酸素が補充されてITO自身の抵抗
値も上がるので、膜の抵抗が増加するとともにヘイズも
大きくなる。逆に、焼成温度が100℃未満では縮重合
反応が未完結で残る場合が多く、また粒子に吸着して残
留した有機溶媒の影響で極めて脆弱な膜になってしま
う。かかる理由により、本発明では処理液塗布後の焼成
温度を100℃以上450℃以下に限定したのである。
ただし、CRT完成後の加熱では通常200℃を超える
ことは好ましくない。
【0015】本発明の処理液による透明導電膜は、膜強
度の補強と低反射効果付与のために、この透明導電膜の
上にシリケート系のオーバーコートガラスを被せた2層
構造で使用することも可能である。この2層膜は、処理
液を塗布、乾燥後、前記のアルキルシリケート部分加水
分解重合物を主成分とするシリケート溶液を塗布し、そ
の後焼成することによって形成することができる。シリ
ケートをオーバーコートとして用いる理由は、強度、耐
候性に優れ、透明度が高くヘイズが低いこと、およびC
RTに適した低温で焼成できることである。また、低反
射効果は、1層目の反射波と2層目の反射波の間に破壊
的干渉が起こることによる。本処理液とシリケート溶液
を用いたこのような2層透明導電膜は、電界シールド効
果に加えて見やすい画面の低反射効果を備えた低コスト
高付加価値のCRTを供給することができる。
度の補強と低反射効果付与のために、この透明導電膜の
上にシリケート系のオーバーコートガラスを被せた2層
構造で使用することも可能である。この2層膜は、処理
液を塗布、乾燥後、前記のアルキルシリケート部分加水
分解重合物を主成分とするシリケート溶液を塗布し、そ
の後焼成することによって形成することができる。シリ
ケートをオーバーコートとして用いる理由は、強度、耐
候性に優れ、透明度が高くヘイズが低いこと、およびC
RTに適した低温で焼成できることである。また、低反
射効果は、1層目の反射波と2層目の反射波の間に破壊
的干渉が起こることによる。本処理液とシリケート溶液
を用いたこのような2層透明導電膜は、電界シールド効
果に加えて見やすい画面の低反射効果を備えた低コスト
高付加価値のCRTを供給することができる。
【0016】さらに、このような透明導電膜は、CRT
前面ガラスのみでなく、計測器類を覆う窓や、電子顕微
鏡の観察窓、外部電磁場を遮蔽したいICやLSIの透
明容器等を基体として形成することも可能である。
前面ガラスのみでなく、計測器類を覆う窓や、電子顕微
鏡の観察窓、外部電磁場を遮蔽したいICやLSIの透
明容器等を基体として形成することも可能である。
【0017】なお、本発明の透明導電膜形成用処理液や
オーバーコート液に含まれる有機溶媒としては、焼成温
度以下の適当な沸点をもち、導電性粒子またはシリカ微
粒子を効率よく分散し得るものとして、例えばエタノー
ル、イソプロピルアルコール、nーブタノール、ジメチ
ルフォルムアミド、ジメチルアセトアミド、メチルセロ
ソルブ、Nーメチルー2ーペンタノン(DAA)、アセ
トン、テトラヒドロキシフラン(THF)等を好ましい
例としてあげることができる。処理液中の溶媒として
は、基板ガラス上への塗布方法に応じて、適切な粘度や
表面張力を与えるように、上記以外の溶剤も適宜用いら
れる。
オーバーコート液に含まれる有機溶媒としては、焼成温
度以下の適当な沸点をもち、導電性粒子またはシリカ微
粒子を効率よく分散し得るものとして、例えばエタノー
ル、イソプロピルアルコール、nーブタノール、ジメチ
ルフォルムアミド、ジメチルアセトアミド、メチルセロ
ソルブ、Nーメチルー2ーペンタノン(DAA)、アセ
トン、テトラヒドロキシフラン(THF)等を好ましい
例としてあげることができる。処理液中の溶媒として
は、基板ガラス上への塗布方法に応じて、適切な粘度や
表面張力を与えるように、上記以外の溶剤も適宜用いら
れる。
【0018】
実施例1 ITO超微粉(平均粒径20nm、住友金属鉱山株式会
社製)15g、ReO 3超微粉(平均粒径35nm、住
友金属鉱山株式会社製)15g、NMP20g、DAA
50gを混合し、直径5mmのジルコニアボールを用い
て72時間ボールミル混合してITOとReO3の分散
液100gを作製した。これを平均重合度で4〜5量体
であるエチルシリケート40(多摩化学工業株式会社
製)を3g、エタノール34g、5%塩酸水溶液8g、
蒸留水5gで調製したエチルシリケート溶液50g、お
よびエタノール1100gとよく混合してITO、Re
O3およびシリケートの混合分散液1250gを調製し
た。この溶液15gを150rpmで回転する200×
200×3mmのソーダライム系板ガラス基板上にビー
カから滴下し、そのまま3分振切った後回転を止めた。
これを200℃の電気炉に入れて30分焼成して焼成膜
を得た。
社製)15g、ReO 3超微粉(平均粒径35nm、住
友金属鉱山株式会社製)15g、NMP20g、DAA
50gを混合し、直径5mmのジルコニアボールを用い
て72時間ボールミル混合してITOとReO3の分散
液100gを作製した。これを平均重合度で4〜5量体
であるエチルシリケート40(多摩化学工業株式会社
製)を3g、エタノール34g、5%塩酸水溶液8g、
蒸留水5gで調製したエチルシリケート溶液50g、お
よびエタノール1100gとよく混合してITO、Re
O3およびシリケートの混合分散液1250gを調製し
た。この溶液15gを150rpmで回転する200×
200×3mmのソーダライム系板ガラス基板上にビー
カから滴下し、そのまま3分振切った後回転を止めた。
これを200℃の電気炉に入れて30分焼成して焼成膜
を得た。
【0019】実施例2 ReO3の混合比率を全固形分中重量比で5%、バイン
ダーシリケートの混合比率を全固形分中の重量比で10
%とし、焼成温度を250℃した以外は、実施例1と同
様の条件で単層膜を作製した。
ダーシリケートの混合比率を全固形分中の重量比で10
%とし、焼成温度を250℃した以外は、実施例1と同
様の条件で単層膜を作製した。
【0020】実施例3 ReO3の混合比率を全固形分中重量比で10%、バイ
ンダーシリケートの混合比率を全固形分中の重量比で1
0%とした以外は、実施例1と同様の条件で単層膜を作
製した。
ンダーシリケートの混合比率を全固形分中の重量比で1
0%とした以外は、実施例1と同様の条件で単層膜を作
製した。
【0021】実施例4 ReO3の混合比率を全固形分中重量比で30%、バイ
ンダーシリケートの混合比率を全固形分中の重量比で1
0%とし、焼成温度を420℃した以外は、実施例1と
同様の条件で単層膜を作製した。
ンダーシリケートの混合比率を全固形分中の重量比で1
0%とし、焼成温度を420℃した以外は、実施例1と
同様の条件で単層膜を作製した。
【0022】実施例5 ReO3の混合比率を全固形分中重量比で70%、バイ
ンダーシリケートの混合比率を全固形分中の重量比で5
%とした以外は、実施例1と同様の条件で単層膜を作製
した。
ンダーシリケートの混合比率を全固形分中の重量比で5
%とした以外は、実施例1と同様の条件で単層膜を作製
した。
【0023】実施例6 ReO3の混合比率を全固形分中重量比で85%、バイ
ンダーシリケートの混合比率を全固形分中の重量比で5
%とし、焼成温度を150℃した以外は、実施例1と同
様の条件で単層膜を作製した。
ンダーシリケートの混合比率を全固形分中の重量比で5
%とし、焼成温度を150℃した以外は、実施例1と同
様の条件で単層膜を作製した。
【0024】実施例7 実施例3と同様の条件で作製したITOとReO3およ
びSiO2を含む溶液15gを150rpmで回転する
板ガラス上に滴下して3分間振切った後、エチルシリケ
ート40(多摩化学工業株式会社製)を3g、エタノー
ル34g、5%塩酸水溶液8g、蒸留水5gで調製した
エチルシリケート溶液50gのうち15gを滴下し、1
分間振切った後回転を止めた。これを120℃の電気炉
に入れて30分焼成して焼成膜を得た。
びSiO2を含む溶液15gを150rpmで回転する
板ガラス上に滴下して3分間振切った後、エチルシリケ
ート40(多摩化学工業株式会社製)を3g、エタノー
ル34g、5%塩酸水溶液8g、蒸留水5gで調製した
エチルシリケート溶液50gのうち15gを滴下し、1
分間振切った後回転を止めた。これを120℃の電気炉
に入れて30分焼成して焼成膜を得た。
【0025】実施例8 基板を15インチのCRT用フェイスパネルとした以外
は、実施例1と同様の条件で焼成膜を作製した。
は、実施例1と同様の条件で焼成膜を作製した。
【0026】実施例9 ITO超微粉(平均粒径20nm、住友金属鉱山株式会
社製)15g、ReO3超微粉(平均粒径35nm、住
友金属鉱山株式会社製)15g、NMPを30g、ジア
セトンアルコール40g、エタノール50gを混合し、
直径5mmのジルコニアボールを用いて240時間ボー
ルミル混合し、これにエタノール1350gを混合して
ITOとReO3の混合分散溶液1500gを調製し
た。この溶液15gを150rpmで回転する200×
200×3mmのソーダライム系板ガラス基板上にビー
カから滴下し、そのまま3分振切った後、エチルシリケ
ート40(多摩化学工業株式会社製)を3g、エタノー
ル34g、5%塩酸水溶液8g、蒸留水5gで調製した
エチルシリケート溶液50gのうち15gを滴下し、1
分間振切った後回転を止めた。これを120℃の電気炉
に入れて30分焼成して焼成膜を得た。
社製)15g、ReO3超微粉(平均粒径35nm、住
友金属鉱山株式会社製)15g、NMPを30g、ジア
セトンアルコール40g、エタノール50gを混合し、
直径5mmのジルコニアボールを用いて240時間ボー
ルミル混合し、これにエタノール1350gを混合して
ITOとReO3の混合分散溶液1500gを調製し
た。この溶液15gを150rpmで回転する200×
200×3mmのソーダライム系板ガラス基板上にビー
カから滴下し、そのまま3分振切った後、エチルシリケ
ート40(多摩化学工業株式会社製)を3g、エタノー
ル34g、5%塩酸水溶液8g、蒸留水5gで調製した
エチルシリケート溶液50gのうち15gを滴下し、1
分間振切った後回転を止めた。これを120℃の電気炉
に入れて30分焼成して焼成膜を得た。
【0027】実施例10 ITO超微粉に替えてATO超微粉(平均粒径14n
m、住友金属鉱山株式会社製)を用いた以外は、実施例
1と同様の条件でATOーReO3ーSiO2の単層膜
を作製した。
m、住友金属鉱山株式会社製)を用いた以外は、実施例
1と同様の条件でATOーReO3ーSiO2の単層膜
を作製した。
【0028】実施例11 成膜基板を板ガラスに替えて15インチのCRT用フェ
イスパネルガラスとした以外は、実施例10と同様の条
件でATOーReO3ーSiO2の単層膜を作製した。
イスパネルガラスとした以外は、実施例10と同様の条
件でATOーReO3ーSiO2の単層膜を作製した。
【0029】実施例12 ITO超微粉(平均粒径20nm、住友金属鉱山株式会
社製)とATO超微粉(平均粒径20nm、住友金属鉱
山株式会社製)を重量比1:1の割合で合わせて15g
とした以外は、実施例1と同様の条件で焼成膜を作製し
た。
社製)とATO超微粉(平均粒径20nm、住友金属鉱
山株式会社製)を重量比1:1の割合で合わせて15g
とした以外は、実施例1と同様の条件で焼成膜を作製し
た。
【0030】比較例1 ITO超微粉(平均粒径20nm、住友金属鉱山株式会
社製)15g、NMP20g、ジアセトンアルコール6
5gを72時間ボールミル混合してITO分散液100
gを作製した。これをエチルシリケート40(多摩化学
工業株式会社製)を4.2g、エタノール48g、5%
塩酸水溶液11g、蒸留水6.8gで調製したエチルシ
リケート溶液70g、およびエタノール630gと混合
してITOとシリケートの混合分散液800gを調製し
た。この溶液15gを150rpmで回転する200×
200×3mmのソーダライム系板ガラス基板上にビー
カから滴下し、そのまま3分振切った後回転を止めた。
これを200℃の電気炉に入れて30分焼成して焼成膜
を得た。
社製)15g、NMP20g、ジアセトンアルコール6
5gを72時間ボールミル混合してITO分散液100
gを作製した。これをエチルシリケート40(多摩化学
工業株式会社製)を4.2g、エタノール48g、5%
塩酸水溶液11g、蒸留水6.8gで調製したエチルシ
リケート溶液70g、およびエタノール630gと混合
してITOとシリケートの混合分散液800gを調製し
た。この溶液15gを150rpmで回転する200×
200×3mmのソーダライム系板ガラス基板上にビー
カから滴下し、そのまま3分振切った後回転を止めた。
これを200℃の電気炉に入れて30分焼成して焼成膜
を得た。
【0031】比較例2 膜の焼成温度を500℃とした以外は実施例4と同様の
条件で単層膜を得た。
条件で単層膜を得た。
【0032】比較例3 膜の焼成温度を500℃とした以外は実施例9と同様の
条件で単層膜を得た。
条件で単層膜を得た。
【0033】比較例4 実施例10において、ReO3微粉末を混合せずに、A
TOーSiO2の単層膜を作製した。
TOーSiO2の単層膜を作製した。
【0034】比較例5 膜の焼成温度を500℃とした以外は実施例10と同様
の条件で単層膜を得た。
の条件で単層膜を得た。
【0035】以上の実施例1〜12及び比較例1〜6で
得られた膜の表面抵抗値、ヘイズ値、透過率の測定結果
をまとめて表1に示す。なお、膜の表面抵抗は、三菱油
化株式会社製の表面抵抗計MCPーT200を用いて測
定した。また、ヘイズ値と透過率は、村上色彩技術研究
所製ヘイズメーターHRー200を用いて測定した。
得られた膜の表面抵抗値、ヘイズ値、透過率の測定結果
をまとめて表1に示す。なお、膜の表面抵抗は、三菱油
化株式会社製の表面抵抗計MCPーT200を用いて測
定した。また、ヘイズ値と透過率は、村上色彩技術研究
所製ヘイズメーターHRー200を用いて測定した。
【0036】表1の結果より明らかなごとく、透明導電
性粒子に加えてReO3を添加した場合には、概ね10
3Ω/□台の低表面抵抗が得られている。また、焼成温
度はCRT完成球に成膜するのに適した200℃以下で
十分であることがわかる。一方、ReO3を含まないも
のや、焼成温度が450℃を超えるものについては、十
分な導電性が得られなかった。
性粒子に加えてReO3を添加した場合には、概ね10
3Ω/□台の低表面抵抗が得られている。また、焼成温
度はCRT完成球に成膜するのに適した200℃以下で
十分であることがわかる。一方、ReO3を含まないも
のや、焼成温度が450℃を超えるものについては、十
分な導電性が得られなかった。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明によれば、
従来の電界シールド用処理液による透明導電膜より低い
表面抵抗値が得られるとともに、低温度での焼成が可能
であるから、CRTの電界シールド用の高い導電性を有
する膜を低コストで作製することができるという優れた
効果を奏する。
従来の電界シールド用処理液による透明導電膜より低い
表面抵抗値が得られるとともに、低温度での焼成が可能
であるから、CRTの電界シールド用の高い導電性を有
する膜を低コストで作製することができるという優れた
効果を奏する。
Claims (6)
- 【請求項1】 錫添加酸化インジウムとアンチモン添加
酸化錫微粉末のうちの1種以上と三酸化レニウム微粉末
および有機溶媒とから実質的に構成される透明導電膜形
成用処理液。 - 【請求項2】 錫添加酸化インジウムとアンチモン添加
酸化錫微粉末のうちの1種以上と三酸化レニウム微粉末
と、アルキルシリケート部分加水分解重合物を主成分と
するシリケート系バインダー、および有機溶剤とから実
質的に構成される透明導電膜形成用処理液。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の透明導電膜形
成用処理液を含む塗布液を基体に塗布後、100℃以上
450℃以下の温度で焼成することを特徴とする透明導
電膜の作製方法。 - 【請求項4】 請求項1または2に記載の透明導電膜形
成用処理液を含む塗布液を基体に塗布後、アルキルシリ
ケート部分加水分解重合物を主成分とするシリケート系
オーバーコート液を塗布し、100℃以上450℃以下
の温度で焼成することを特徴とする透明導電膜の作製方
法。 - 【請求項5】 請求項3に記載の作製方法によって得ら
れたことを特徴とする透明導電膜。 - 【請求項6】 請求項4に記載の作製方向によって得ら
れたことを特徴とする透明導電膜の作製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29040394A JPH08127860A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 透明導電膜形成用処理液およびその処理液を用いた透明導電膜の作製方法ならびに得られた透明導電膜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29040394A JPH08127860A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 透明導電膜形成用処理液およびその処理液を用いた透明導電膜の作製方法ならびに得られた透明導電膜 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08127860A true JPH08127860A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17755565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29040394A Pending JPH08127860A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 透明導電膜形成用処理液およびその処理液を用いた透明導電膜の作製方法ならびに得られた透明導電膜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08127860A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004002894A1 (ja) * | 2002-07-01 | 2004-01-08 | Sumitomo Metal Mining Co., Ltd. | 日射遮蔽用アンチモン錫酸化物微粒子とこれを用いた日射遮蔽体形成用分散液および日射遮蔽体並びに日射遮蔽用透明基材 |
JP2012191187A (ja) * | 2011-02-21 | 2012-10-04 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 光電変換装置 |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP29040394A patent/JPH08127860A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004002894A1 (ja) * | 2002-07-01 | 2004-01-08 | Sumitomo Metal Mining Co., Ltd. | 日射遮蔽用アンチモン錫酸化物微粒子とこれを用いた日射遮蔽体形成用分散液および日射遮蔽体並びに日射遮蔽用透明基材 |
US7247371B2 (en) | 2002-07-01 | 2007-07-24 | Sumitomo Metal Mining Co., Ltd. | Antimony tin oxide fine particles for sunlight shielding, and disperse liquid for formation of sunlight shielding solid, sunlight shielding solid, and transparent substrate for sunlight shielding using thereof |
JP2012191187A (ja) * | 2011-02-21 | 2012-10-04 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 光電変換装置 |
US9437758B2 (en) | 2011-02-21 | 2016-09-06 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Photoelectric conversion device |
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