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JPH08125446A - マイクロ波変調器、混合器及びその特性調整方法 - Google Patents

マイクロ波変調器、混合器及びその特性調整方法

Info

Publication number
JPH08125446A
JPH08125446A JP6260476A JP26047694A JPH08125446A JP H08125446 A JPH08125446 A JP H08125446A JP 6260476 A JP6260476 A JP 6260476A JP 26047694 A JP26047694 A JP 26047694A JP H08125446 A JPH08125446 A JP H08125446A
Authority
JP
Japan
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line
microwave
characteristic
balance
modulator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6260476A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Nishida
正和 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP6260476A priority Critical patent/JPH08125446A/ja
Priority to TW084111185A priority patent/TW294858B/zh
Priority to CA002161352A priority patent/CA2161352C/en
Priority to EP95116754A priority patent/EP0709991A3/en
Priority to AU34419/95A priority patent/AU689318B2/en
Priority to US08/547,874 priority patent/US5574409A/en
Priority to CN95120336.3A priority patent/CN1142147A/zh
Publication of JPH08125446A publication Critical patent/JPH08125446A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/20Modulator circuits; Transmitter circuits
    • H04L27/2032Modulator circuits; Transmitter circuits for discrete phase modulation, e.g. in which the phase of the carrier is modulated in a nominally instantaneous manner
    • H04L27/2053Modulator circuits; Transmitter circuits for discrete phase modulation, e.g. in which the phase of the carrier is modulated in a nominally instantaneous manner using more than one carrier, e.g. carriers with different phases
    • H04L27/206Modulator circuits; Transmitter circuits for discrete phase modulation, e.g. in which the phase of the carrier is modulated in a nominally instantaneous manner using more than one carrier, e.g. carriers with different phases using a pair of orthogonal carriers, e.g. quadrature carriers
    • H04L27/2064Modulator circuits; Transmitter circuits for discrete phase modulation, e.g. in which the phase of the carrier is modulated in a nominally instantaneous manner using more than one carrier, e.g. carriers with different phases using a pair of orthogonal carriers, e.g. quadrature carriers using microwave technology
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L27/20Modulator circuits; Transmitter circuits
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】変調特性の調整が容易で再現性に優れた変調
器、混合器及びその特性調整方法を提供する。 【構成】バランス・アンバランス変換部1と、合成分配
線路部8と、両者の結合部A,Bにダイオード実装用線
路4、5を介して接続したダイオード2、3と、線路
4、5の近傍に配置した複数の特性調整用容量性スタブ
6と、入力線路10、変調信号入力線路7、変調信号出
力線路9とを有し、線路4、5と複数の容量性スタブ6
とをボンディングワイヤーで接続し、又は接続済みワイ
ヤーを切断して特性の調整を行うことを可能としたマイ
クロ波変調器、混合器及びその特性調整方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波帯の通信機
に使用される変調器、混合器、及びこれらの特性調整方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマイクロ波帯で使用される変調器
は、λ/2線路と2個のダイオード等を用い、互いに逆
位相の信号を発生して該信号をダイオードにより切り替
える構成のものが殆どであった。図6はこのような従来
の変調器の例である。マイクロ波信号が印加される入力
線路18から半円形に延びる線路19はλ/2線路(但
し、λはマイクロ波帯の搬送波の波長)であり、このλ
/2線路19の中点に接続された線路20にはベースバ
ンド信号が印加される。19の入力端と出力端の信号は
位相が互いに逆位相となる。この線路19の両端間に直
列接続されたダイオード21、22の接続点から出力線
路23が引き出されている。線路20へ印加される信号
がダイオードをスイッチングさせるようなパルス信号の
場合、λ/2線路の入出力端部に生じた逆位相関係の信
号はダイオードにより交互に切り替え出力され、出力線
路23からは0相又はπ相に位相変調された被変調波信
号が出力される。
【0003】また、この変調器は、入力信号がダイオー
ドを非線形特性領域で動作させるような信号レベルで与
えられる場合は、出力信号は平衡変調信号となり両入力
信号の和周波数又は差周波数の信号が取り出される混合
器(周波数変換回路、ミキサー)として利用される。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】上記従来の位相変調器
は理論的にはマイクロ波変調回路として成り立つもので
あるが、現実にはダイオードの実装が困難等の問題があ
るのみならず、線路パターンの非対称性、製造上のパタ
ーンのばらつきやダイオードの特性のばらつき等から生
ずる回路特性のばらつきにより、更に後付けの調整用の
容量性スタブ等を付け、調整してはじめて上記のような
動作を行わせることができるもので、煩雑で困難な調整
行程を必要とする欠点があった。
【0005】特に、使用する容量性スタブとしては、通
常、鉄、インジュウム等の金属片を用い、特性の調整方
法としては、適宜の箇所での半田を用いた付け外しの繰
り返しを行うものであったが、金属片の大きさ、取付位
置、半田の量等が特性に微妙に影響し、また、容量性ス
タブの取付け位置、容量値等の目安が無く、特性の再現
性の得難い極めて作業能率が悪い行程を必要としてい
た。
【0006】本発明の目的は、ダイオードの実装並びに
特性調整用容量性スタブの配置が容易に設計でき、容量
性スタブの取付位置等の目安が明確で調整が容易な特性
の優れたマイクロ波変調器及び混合器を提供することに
ある。
【0007】本発明の他の目的は、複数の容量性スタブ
の組合せによる定量的特性の調整を可能とし、調整箇所
と容量値の目安が得やすく、期待される特性の再現性の
高いマイクロ波変調器及び混合器を提供することにあ
る。
【0008】本発明の更に他の目的は、特性調整時、容
量性スタブをボンディングワイヤーで接続し、又は接続
済みワイヤーを切断することによる調整を可能とし、困
難な調整行程を不必要とし制作行程全体の作業の能率化
と合理化を図ることができるマイクロ波変調器及び混合
器並びにそのための特性調整方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、バランス・アンバランス変換部と、前記バラ
ンス・アンバランス変換部の平衡側線路端に設けた合成
分配線路部と、前記平衡側線路端に設けた一対のダイオ
ード取付用線路とを有するマイクロ波変調器又は混合器
において、前記一対のダイオード取付用線路の近傍に1
個以上の特性調整用容量性スタブを設け、前記ダイオー
ド取付用線路と前記容量性スタブとを金属ワイヤーで接
続可能とした構成を採用している。また、前記容量性ス
タブは少なくても、2の倍数の面積比の複数個を設け、
前記容量性スタブの一部乃至全部を前記ダイオード取付
用線路に金属ワイヤーで予め接続した構成を採用してい
る。
【0010】また、本発明は、このようなマイクロ波変
調器又は混合器の特性調整方法として、前記ダイオード
取付用線路と容量性スタブとをボンディングワイヤーに
より接続し又は予め接続したワイヤーを切断して調整す
る構成を採用している。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係る変調器の一実施例の構成
を示す図である。同図により2相位相変調器の例でその
構成及び動作を説明する。この変調器の構成は、マイク
ロ波信号が印加されるバランス・アンバランス変換部
1、該変換部の平衡側出力端A,Bに接続された合成分
配線路部8、同接続部A,Bから伸張された線路4、5
と、該線路の終端近傍に設けられ、高周波的にアースと
して働く扇状パターン15、扇状パターン15の側に接
続された低周波信号印加線路7、7、線路4、5と扇型
のパターン15間に線路7ー7間からみて互いに逆方向
(又は順方向)に実装されたダイオード2、3、及び線
路4、5の近傍に設けた複数の特性調整用の容量性スタ
ブ6から構成されている。
【0012】更に、バランス・アンバランス変換部1は
マーチャントバランで構成され、これはマイクロ波信号
が印加される線路端10より延びる略λ/4長の不平衡
側線路11とその端部からさらに略λ/4長延長した不
平衡側線路12と、これら線路11、12と対向する位
置に結合配置され、一端がアースされた略λ/4長の出
力側平衡線路13、14から構成されている。また、合
成分配線路部8は略λ/4長の線路12、13の線路パ
ターンと出力線路9で構成されており、前記λ/4線路
12、13は前記平衡線路13、14の端部に接続する
線路パターンとなっている。
【0013】この変調器は、通常ストリップラインとし
て構成され、上記構成の線路パターンはアルミナ等のセ
ラミック基板上に金、銀等の金属で形成され、更にその
上に同様の材料の基板が設けられサンドイッチ構成を基
本とする構成がとられている。
【0014】また、前記λ/4線路4、5は、後に詳述
するように変調器の製造上の理由で設けられているもの
であって、前記上側の基板における、線路4、5の端部
近傍の部分に穴(窓)を設け、ダイオード2、3を前記
上側基板側から取り付けるとともに、1乃至複数の容量
性スタブによる調整を可能にしている。(図には右側の
線路5に対応する上側基板の穴の位置についてのみ点線
で示している。) 次に、この変調器の2相位相変調器としての動作につい
て説明する。
【0015】図示していないローカル発振器等から供給
されるマイクロ波信号は入力線路10に印加され、また
ベースバンドの変調信号は線路7、7に互いに逆位相関
係で印加される(但し、ダイオード2、3、は前記逆方
向接続の場合)。マイクロ波信号はバランス・アンバラ
ンス変換部において不平衡信号から平衡信号に変換さ
れ、平衡線路の端部A,Bに互いに逆位相関係のマイク
ロ波信号が発生する。該端部A,Bには略λ/4長の延
長線路4、5を介してスイッチングダイオード2、3が
接続され、このダイオードは線路7、7のパルス信号に
より交互にオン、オフする。導通側ダイオードの端部は
実質的に高周波的にアースされてマイクロ波信号は出力
を阻止され、非導通側ダイオードの端部のマイクロ波信
号は出力される。この結果端部A,Bから合成分配線路
部8のλ/4線路12、13を介し線路9に伝搬される
マイクロ波信号は0相又はπ相のいずれかの信号とな
り、2相位相変調された被変調波信号が出力される。こ
こで線路7、7のパルス信号は、ダイオード2、3が逆
方向接続の場合互いに逆相信号で与えられるが、順方向
接続の場合は同相でよく、線路7、7は一本にまとめる
ことができる。
【0016】ところで、上記変調器の動作から分かるよ
うに、ダイオード2、3は本来平衡線路端A,Bに直接
実装されていればよいものである。しかし現実には各平
衡線路端A,Bの上側のセラミック基板にダイオードの
実装用の小さな穴を設けるのは制作上困難であり、仮に
両ダイオードを含むような大きめの穴を設けるとすると
製造上の困難性は回避できるとしても、この場合近接す
る平衡線路端間が結合しマイクロ波信号が線路12、1
3に相互に漏れる恐れがある。このような事情によりバ
ランス・アンバランス変換部1や合成分配線路部8から
離れたところでダイオード2、3を接続するために前述
の線路パターン4、5が設けられている。この結果ダイ
オードは変換部1や合成分配回路8等の線路パターンか
ら少なくとも略λ/4長離れることになり、上側基板の
制作上の制約は緩和され充分な大きさの穴を開けること
を可能としている。
【0017】本発明は、このように変調器の製造上の必
要から設けた対称的な線路パターンを有効に利用し、他
の回路パターンから離れた余裕のあるスペースにおい
て、容量性スタブを1又は複数設け、この1乃至複数個
の容量性スタブを用いることにより、変調特性の再現性
の高い調整を行うことを可能としたものである。
【0018】次に、本発明の特徴とする容量性スタブの
配置及びその特性調整方法について本実施例により説明
する。
【0019】前記変調器はその構造から分かるように線
路パターンが左右対称形をしており、非対称パターンの
図6に示す従来例と比較して変調特性は極めて優れてい
るものの、実装されるダイオードにより導入される容
量、インダクタンス等の不要リアクタンス、2個のダイ
オード特性のアンバランス、線路パターンの位置ずれ、
制作精度、更には、変調器製造上設けられ、回路原理上
は必ずしも必要でない略λ/4線路4、5による影響等
が特性の劣化の原因となる。そしてこのような特性の調
整には左右に対称に延びた略λ/4線路4、5に容量性
スタブを取り付けることが有効である。また、左右対称
の容量性スタブにより変調器の入力又は出力インピーダ
ンスの調整を効果的に行うことが可能である。
【0020】図1の実施例では、略λ/4線路4、5部
分の下部近傍に予め形成しておいた複数の容量性スタブ
のパターン6をボンディングワイヤー等により、線路
4、5と適宜接続することで特性の調整を行うように構
成している。
【0021】この容量性スタブ6の大きさ及び位置は、
容量性スタブ取付のスペース的余裕を利用し予め適切に
分割形成しておくと効果的である。特に、スタブのパタ
ーンは、1、2、4、8、・・・のように2の倍数の面
積比のものとし、また、容量性スタブの形成も特性調整
の効果的位置で接続できるよう、予め最適な位置に配置
しておく。このようにすることにより、容量性スタブの
接続の組み合わせにより任意の容量値のスタブの接続が
可能となり、また、調整は定量的作業となる。また、所
望の特性を引き出すための数量的、位置的な調整の目安
が得易くなり、調整による所望の変調特性の再現性は極
めて高められることになる。
【0022】位相変調器の理想的な変調特性は、図2の
スミスチャートに示すとおりであり、両ダイオードが非
導通となるべき点のアイソレーションが良く、変調角度
誤差、振幅偏差等が少ないことであるが、ダイオードの
特性のばらつき、ダイオード接続ワイヤーの長さの相
違、λ/4線路4、5のばらつき等により、製造時の変
調器の特性にはばらつきが生じ、実際には図2のような
変調特性になりやすい。そこでこの特性を見ながら複数
の容量性スタブをワイヤでつなぐことにより、図3のよ
うにアイソレーション状態のb点をa点に近づけ、ま
た、変調角度誤差及び振幅偏差等が少なくなるようバラ
ンスをとり、変調器特性を補正調整する。また、前記容
量性スタブによる調整は、マイクロ波入力線路及び出力
線路からみた入出力インピーダンスの調整及び過渡応答
特性の改善にも利用できる。
【0023】本実施例の容量性スタブの配置パターン
は、線路4、5の下側に正方形として1:2:4の面積
比で設けられているがこれらは任意の形状でよく、ま
た、図4(イ)に示すように、同じ面積のものが複数あ
ってもよい。更に、図4(ロ)(ハ)(ニ)に示すよう
にスタブのパターンを、線路の下側だけでなく、上側若
しくは両側に適宜分散配置したり、適宜最適な箇所毎に
2の倍数の一連のパターンを配置する等の各種の態様が
考えられる。また、容量性スタブの配置パターンは、使
用ダイオードの特性等に応じてλ/4線路4、5の線路
長をλ/4から僅かに長短の差をつけることが必要な場
合があり、これらとの相対的関係をも考慮して設計され
る。
【0024】次に、容量性スタブによる調整について
は、複数の容量性スタブをボンディングワイヤーにより
接続して調整するほかに、最小限必要な容量性スタブ等
一部を予めボンディングワイヤーにより接続し、必要に
より追加接続、切断、再接続等を行い調整する能率的な
方法が採用できる。
【0025】また、製造工程において予め総ての容量性
スタブの接続を行っておけば、後のテスト・調整行程
で、特性を計測しながら接続ワイヤーを切断して調整す
ることが可能であり、調整時間を短縮することができ
る。このような調整方法を採用することにより製造行程
とテスト・調整行程とを分離することができ、制作工程
全体の作業の一層の能率化と合理化を実現することがで
きる。
【0026】本発明の実施例としてサンドイッチ構造を
基本とする変調器で説明したが、本発明はこれに限られ
るものでなく、図5に示すような複数のセラミック基板
上に回路パターンを配置する構成により実施することが
できる。主にバランス・アンバランス変換部の平衡側線
路13、14以降の回路パターンを配置した上側セラミ
ック基板16と、不平衡側線路11、12の回路パター
ンを配置した別の下側セラミック基板17とを積層構造
とするものである。
【0027】バランス・アンバランス変換部1として
は、マーチャントバラン以外にも各種のインピーダンス
変換器の利用が可能である。合成分配線路部8も図1に
示す構成パターンのほか、ウイルキンソン型の各種の合
成分配線路パターンが利用できることは明らかである。
【0028】ダイオード2、3の取付用の線路4、5
は、線路12、13と直角に伸張した構造に限られるも
のではない。即ち、端部A,Bから斜め下に伸張し線路
の上側に容量性スタブを配置するに充分なスペースを確
保できるように形成することができる。ダイオードとし
てはPINダイオード、ショットキーバリアダイオード
等が使用できる。
【0029】また、上記実施例においては変調器の入力
として、バランス・アンバランス変換部1を入力側とし
合成分配線路部8を出力側として説明したが、この入出
力関係は逆にしても変調器として動作することは明らか
である。この場合の動作は、線路9からのマイクロ波信
号が分配線路部8で同相信号としてで分岐され、両信号
は端部A,Bで切り替えられバランス・アンバランス変
換部1で0相又はπ相の2相位相変調された被変調波信
号となり線路10から出力されることになる。
【0030】更に、本発明の一実施例として、2相位相
変調器の例で説明したが、信号線路7、7への印加信号
としてダイオードが二乗特性において動作するレベルに
設定されれば平衡変調波が出力され、周波数混合器とし
て利用できることは明らかである。
【0031】
【発明の効果】本発明は、ダイオードの実装という変調
器又は混合器の製造上の都合から設けた対称的なλ/4
線路パターンを有効に利用し、他の線路パターンから離
れた余裕のあるスペースに容量性スタブを1乃至複数設
け、この容量性スタブにより特性の調整を可能としてい
る。
【0032】本発明によれば、ダイオードの実装並びに
特性調整用容量性スタブの配置が容易に設計でき、容量
性スタブの取付位置等の目安が明確で調整が容易な特性
の優れたマイクロ波変調器及び混合器が構成できる。
【0033】また、本発明によれば、2の倍数の面積比
等の複数の容量性スタブの組合せによる定量的な特性の
調整を可能とし、調整箇所と容量値の目安が得やすく、
期待される特性の再現性の高いマイクロ波変調器及び混
合器が構成できる。
【0034】更に、本発明によれば、容量性スタブの取
付方法としてボンディングワイヤー手段を利用でき調整
作業が容易に行える。特に、製造工程において予め容量
性スタブの接続を行っておき、テスト・調整行程で接続
ワイヤーを切断して調整する方法を採用することによ
り、調整時間の短縮化を図ることができる。また、この
ような調整方法を採用することにより製造行程とテスト
・調整行程とを分離でき、制作工程全体の作業の一層の
能率化と合理化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例を示す図である。
【図2】図2は、2相位相変調器の理想的な変調特性を
示す図である。
【図3】図3は、2相位相変調器のばらついた変調特性
を示す図である。
【図4】図4は、本発明の実施例の容量性スタブの配置
例を示す図である。
【図5】図5は、本発明の他の実施例を示す図である。
【図6】図6は、従来の位相変調器の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 バランス・アンバランス変換部 2、3 ダイオード 4、5 λ/4線路 6 容量性スタブ 7 変調信号印加線路 8 合成分配線路部 9 出力線路 10 入力線路 11、12 不平衡側λ/4線路 13、14 平衡側λ/4線路 15 扇状パターン 16、17 セラミック基板 18 出力線路 19 λ/2線路 20 変調信号印加線路 21、22 ダイオード 23 出力線路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バランス・アンバランス変換部と、前
    記バランス・アンバランス変換部の平衡側線路端に設け
    た合成分配線路部と、前記平衡側線路端に設けた一対の
    ダイオード取付用線路とを有するマイクロ波変調器にお
    いて、前記一対のダイオード取付用線路の近傍に1個以
    上の特性調整用容量性スタブを設け、前記ダイオード取
    付用線路と前記容量性スタブとを金属ワイヤーで接続可
    能としたことを特徴とするマイクロ波変調器。
  2. 【請求項2】 前記バランス・アンバランス変換部はマ
    ーチャントバランで構成したことを特徴とする請求項1
    記載のマイクロ波変調器。
  3. 【請求項3】 前記容量性スタブは少なくても、2の倍
    数の面積比の複数個を有することを特徴とする請求項
    1、2記載のマイクロ波変調器。
  4. 【請求項4】 前記容量性スタブの一部乃至全部を前記
    ダイオード取付用線路に金属ワイヤーで予め接続したこ
    とを特徴とする請求項1、2、3記載のマイクロ波変調
    器。
  5. 【請求項5】 バランス・アンバランス変換部と、前記
    バランス・アンバランス変換部の平衡側線路端に設けた
    合成分配線路部と、前記平衡側線路端に設けた一対のダ
    イオード取付用線路とを有するマイクロ波混合器におい
    て、前記一対のダイオード取付用線路の近傍に1個以上
    の特性調整用容量性スタブを設け、前記ダイオード取付
    用線路と容量性スタブとを金属ワイヤーで接続可能とし
    たことを特徴とするマイクロ波混合器。
  6. 【請求項6】 前記バランス・アンバランス変換部はマ
    ーチャントバランで構成したことを特徴とする請求項5
    記載のマイクロ波混合器。
  7. 【請求項7】 前記容量性スタブは少なくても、2の倍
    数の面積比の複数個を有することを特徴とす請求項5、
    6記載のマイクロ波混合器。
  8. 【請求項8】 前記容量性スタブの一部乃至全部を前記
    ダイオード取付用線路に金属ワイヤーで予め接続したこ
    とを特徴とする請求項5、6、7記載のマイクロ波混合
    器。
  9. 【請求項9】 請求項1、2、3記載のマイクロ波変調
    器の特性調整方法であって、前記ダイオード接続用線路
    と前記容量性スタブをボンディングワイヤーにより接続
    して調整することを特徴とするマイクロ波変調器の特性
    調整方法。
  10. 【請求項10】 請求項4記載のマイクロ波変調器の特
    性調整方法であって、前記金属ワイヤーを検査時に特性
    をみながら切断して調整することを特徴とするマイクロ
    波変調器の特性調整方法。
  11. 【請求項11】 請求項5、6、7記載のマイクロ波混
    合器の特性調整方法であって、前記ダイオード接続用線
    路と前記容量性スタブをボンディングワイヤーにより接
    続して調整することを特徴とするマイクロ波混合器の特
    性調整方法。
  12. 【請求項12】 請求項8記載のマイクロ波混合器の特
    性調整方法であって、前記金属ワイヤーを検査時に特性
    をみながら切断して調整することを特徴とするマイクロ
    波混合器の特性調整方法。
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