JPH08124502A - ゲッター装置並びに陰極線管 - Google Patents
ゲッター装置並びに陰極線管Info
- Publication number
- JPH08124502A JPH08124502A JP26055994A JP26055994A JPH08124502A JP H08124502 A JPH08124502 A JP H08124502A JP 26055994 A JP26055994 A JP 26055994A JP 26055994 A JP26055994 A JP 26055994A JP H08124502 A JPH08124502 A JP H08124502A
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- Japan
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- getter
- ray tube
- cathode ray
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- getter device
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- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゲッター装置を備えた陰極線管において、ゲ
ッター加熱時のファンネル部の損傷を防止する。 【構成】 陰極線管体11内にゲッター装置13を装着
した陰極線管において、ゲッター装置13がゲッター容
器14と之を支持する支持スプリング15を有し、支持
スプリング15の遊端突出部17aを陰極線管体内壁面
に当接するように形成し、支持スプリング15の遊端1
7Aとゲッター容器14との間に対応する中間部17C
を高周波誘導加熱装置18側からみた投影面積が支持ス
プリング15の他部15Dより小となるように形成され
て成る。
ッター加熱時のファンネル部の損傷を防止する。 【構成】 陰極線管体11内にゲッター装置13を装着
した陰極線管において、ゲッター装置13がゲッター容
器14と之を支持する支持スプリング15を有し、支持
スプリング15の遊端突出部17aを陰極線管体内壁面
に当接するように形成し、支持スプリング15の遊端1
7Aとゲッター容器14との間に対応する中間部17C
を高周波誘導加熱装置18側からみた投影面積が支持ス
プリング15の他部15Dより小となるように形成され
て成る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管体内の真空度を高め
るためのゲッター装置、並びにこのゲッター装置を管体
内に装着してなる陰極線管に関する。
るためのゲッター装置、並びにこのゲッター装置を管体
内に装着してなる陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、陰極線管においては、その管体内
にゲッター装置が装着され、管体内を真空排気し、封止
した後、高周波誘導加熱装置によってゲッター装置のゲ
ッター剤を蒸発、飛散させ、之に残留ガスを吸着させる
ことによって管体内の真空度を更に高めるようにしてい
る。
にゲッター装置が装着され、管体内を真空排気し、封止
した後、高周波誘導加熱装置によってゲッター装置のゲ
ッター剤を蒸発、飛散させ、之に残留ガスを吸着させる
ことによって管体内の真空度を更に高めるようにしてい
る。
【0003】図5及び図6は夫々従来のゲッター装置を
装着した陰極線管を示す。同図において、1は陰極線管
体を示し、2はそのネック部1n内に配置された電子
銃、3は管体2のファンネル部15内に装着されたゲッ
ター装置を示す。ゲッター装置3は、一般的に図7に示
すように、ゲッターリングと呼ばれるリング状のゲッタ
ー容器4に例えばバリウム蒸発型のゲッター剤6が収容
され、このゲッター容器4が全体にわたり同一幅の支持
スプリング5に支持された構造を有して成る。支持スプ
リング5には、その遊端とゲッター容器4を挟む対称位
置とに夫々半球状に突出する突出部7a,7bが設けら
れ、管体1内に装着された状態で両突出部7a,7bが
管体内壁面1aに弾性的に当接してゲッター容器4を安
定した状態に保持している。
装着した陰極線管を示す。同図において、1は陰極線管
体を示し、2はそのネック部1n内に配置された電子
銃、3は管体2のファンネル部15内に装着されたゲッ
ター装置を示す。ゲッター装置3は、一般的に図7に示
すように、ゲッターリングと呼ばれるリング状のゲッタ
ー容器4に例えばバリウム蒸発型のゲッター剤6が収容
され、このゲッター容器4が全体にわたり同一幅の支持
スプリング5に支持された構造を有して成る。支持スプ
リング5には、その遊端とゲッター容器4を挟む対称位
置とに夫々半球状に突出する突出部7a,7bが設けら
れ、管体1内に装着された状態で両突出部7a,7bが
管体内壁面1aに弾性的に当接してゲッター容器4を安
定した状態に保持している。
【0004】図5の陰極線管9では、支持スプリング5
の一端を電子銃2に取付け、そのゲッター容器4を支持
した遊端をファンネル部1f側に延長した構成のゲッタ
ー装置3を用いている。図6の陰極線管10では、ファ
ンネル部1f内に直接支持スプリング5の一端を支持
し、之より延長する遊端にゲッター容器4を支持した構
成のゲッター装置3を用いている。
の一端を電子銃2に取付け、そのゲッター容器4を支持
した遊端をファンネル部1f側に延長した構成のゲッタ
ー装置3を用いている。図6の陰極線管10では、ファ
ンネル部1f内に直接支持スプリング5の一端を支持
し、之より延長する遊端にゲッター容器4を支持した構
成のゲッター装置3を用いている。
【0005】この状態で管体1内を真空排気し、封止し
た後、高周波誘導加熱装置(即ち高周波誘導加熱用コイ
ル)8によって、ゲッター容器4を誘導加熱しゲッター
剤6を蒸着させて、さらなる高真空度化を行っている。
支持スプリング5のファンネル部1fに接触する突出部
7a,7bは、ファンネルガラスに傷を生じさせないた
めに半球状に形成されている。
た後、高周波誘導加熱装置(即ち高周波誘導加熱用コイ
ル)8によって、ゲッター容器4を誘導加熱しゲッター
剤6を蒸着させて、さらなる高真空度化を行っている。
支持スプリング5のファンネル部1fに接触する突出部
7a,7bは、ファンネルガラスに傷を生じさせないた
めに半球状に形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の陰極
線管9,10において、ゲッター加熱中にファンネルガ
ラスにクラックが生じる場合があるが、その原因は支持
スプリング5、特に遊端側の突出部7aが760℃以上
の高温となるため、この突出部7aとファンネル部との
接触部分でクラックが発生するのである。なお、ファン
ネル部内面に接触している他の突出部7bは支持スプリ
ング5を通じて放熱され高温とならない。大型陰極線管
では、大容量ゲッター装置(バリウム蒸発量で200m
g以上)が使用されているため、支持スプリングの温度
が更に高くなり易い。
線管9,10において、ゲッター加熱中にファンネルガ
ラスにクラックが生じる場合があるが、その原因は支持
スプリング5、特に遊端側の突出部7aが760℃以上
の高温となるため、この突出部7aとファンネル部との
接触部分でクラックが発生するのである。なお、ファン
ネル部内面に接触している他の突出部7bは支持スプリ
ング5を通じて放熱され高温とならない。大型陰極線管
では、大容量ゲッター装置(バリウム蒸発量で200m
g以上)が使用されているため、支持スプリングの温度
が更に高くなり易い。
【0007】支持スプリングの温度は、ゲッター容器4
からの熱伝導、支持スプリング5自体の誘導加熱により
加熱される。当然、半球状の突出部7aがゲッター容器
4から遠い程、その突出部7aでの温度は低く抑えられ
るが、ファンネル部内面が球状であるため、ゲッター容
器4の支持という面から、その距離は限定されてしま
う。
からの熱伝導、支持スプリング5自体の誘導加熱により
加熱される。当然、半球状の突出部7aがゲッター容器
4から遠い程、その突出部7aでの温度は低く抑えられ
るが、ファンネル部内面が球状であるため、ゲッター容
器4の支持という面から、その距離は限定されてしま
う。
【0008】本発明は、上述の点に鑑み、ゲッター加熱
時に管体にクラック等の損傷が発生するを防止できるゲ
ッター装置を提供するものである。又、本発明は、かか
るゲッター装置を備えた陰極線管を提供するものであ
る。
時に管体にクラック等の損傷が発生するを防止できるゲ
ッター装置を提供するものである。又、本発明は、かか
るゲッター装置を備えた陰極線管を提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の本発明に係るゲッ
ター装置13は、ゲッター容器14と之を支持する支持
体15を有し、支持体15の遊端15Aを管体内壁面に
当接するように形成し、支持体15の遊端15Aとゲッ
ター容器14との間に対応する中間部15Cをゲッター
加熱手段18からみた投影面積が支持体15の他部15
Dより小となるように形成して構成する。
ター装置13は、ゲッター容器14と之を支持する支持
体15を有し、支持体15の遊端15Aを管体内壁面に
当接するように形成し、支持体15の遊端15Aとゲッ
ター容器14との間に対応する中間部15Cをゲッター
加熱手段18からみた投影面積が支持体15の他部15
Dより小となるように形成して構成する。
【0010】第2の本発明に係る陰極線管は、陰極線管
体11内にゲッター装置13を装着してなる陰極線管に
おいて、ゲッター装置13は、ゲッター容器14と之を
支持する支持体15を有し、支持体15の遊端15Aを
陰極線管体内壁面に当接するように形成し、支持体15
の遊端15Aとゲッター容器14との間に対応する中間
部15Cをゲッター加熱手段18からみた投影面積が支
持体15の他部15Dより小となるように形成してなる
構成とする。
体11内にゲッター装置13を装着してなる陰極線管に
おいて、ゲッター装置13は、ゲッター容器14と之を
支持する支持体15を有し、支持体15の遊端15Aを
陰極線管体内壁面に当接するように形成し、支持体15
の遊端15Aとゲッター容器14との間に対応する中間
部15Cをゲッター加熱手段18からみた投影面積が支
持体15の他部15Dより小となるように形成してなる
構成とする。
【0011】
【作用】第1の本発明に係るゲッター装置13において
は、支持体15の管体11内壁面に当接される遊端15
Aとゲッター容器14との間に対応する中間部15C
を、ゲッター加熱手段18からみた投影面積が支持体1
5の他部15Dより小となるように形成することによ
り、ゲッター加熱時、ゲッター加熱手段18による高周
波誘導電流が支持体15の上記中間部15Cに流れにく
くなり、ゲッター容器14から離れた管体内壁面に当接
される位置の支持体遊端15Aの温度上昇が抑えられ
る。この結果、ゲッター装置13が装着される管体の損
傷を回避することができる。
は、支持体15の管体11内壁面に当接される遊端15
Aとゲッター容器14との間に対応する中間部15C
を、ゲッター加熱手段18からみた投影面積が支持体1
5の他部15Dより小となるように形成することによ
り、ゲッター加熱時、ゲッター加熱手段18による高周
波誘導電流が支持体15の上記中間部15Cに流れにく
くなり、ゲッター容器14から離れた管体内壁面に当接
される位置の支持体遊端15Aの温度上昇が抑えられ
る。この結果、ゲッター装置13が装着される管体の損
傷を回避することができる。
【0012】第2の本発明に係る陰極線管においては、
陰極線管体11内に第1の発明のゲッター装置13を装
着することにより、ゲッター加熱時に、ゲッター装置1
3の支持体15の遊端15Aとゲッター容器14との間
に対応する中間部15Cにゲッター加熱手段による高周
波誘導電流が流れにくくなり、管体11に当接している
支持体15の遊端15Aの温度上昇が抑えられる。この
結果、陰極線管体のゲッター加熱時における損傷が回避
される。
陰極線管体11内に第1の発明のゲッター装置13を装
着することにより、ゲッター加熱時に、ゲッター装置1
3の支持体15の遊端15Aとゲッター容器14との間
に対応する中間部15Cにゲッター加熱手段による高周
波誘導電流が流れにくくなり、管体11に当接している
支持体15の遊端15Aの温度上昇が抑えられる。この
結果、陰極線管体のゲッター加熱時における損傷が回避
される。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0014】図1及び図2は、本発明に係る陰極線管及
びこれに装着されるゲッター装置の一例を示す。図1に
おいて、20は本発明の陰極線管を全体として示し、1
1はそのガラスよりなる陰極線管体、12はネック部1
1n内に配された電子銃、13はファンネル部11f内
に装着された本発明に係るゲッター装置である。
びこれに装着されるゲッター装置の一例を示す。図1に
おいて、20は本発明の陰極線管を全体として示し、1
1はそのガラスよりなる陰極線管体、12はネック部1
1n内に配された電子銃、13はファンネル部11f内
に装着された本発明に係るゲッター装置である。
【0015】ゲッター装置13は、図2A,2Bに示す
ように、例えばバリウム蒸発型のゲッター剤16を収容
した金属製のリング状のゲッター容器14と、このゲッ
ター容器14を支持する金属製の例えば帯状の支持スプ
リング15とを有して成る。支持スプリング15には、
その遊端15Aとゲッター容器14を挟む対称位置とに
夫々ゲッター容器14と反対側に突出する半球状の突出
部17a及び17bが一体に設けられる。この突出部1
7a,17bはゲッター装置を管体内に装着したとき、
その管体内壁面11aに当接される。
ように、例えばバリウム蒸発型のゲッター剤16を収容
した金属製のリング状のゲッター容器14と、このゲッ
ター容器14を支持する金属製の例えば帯状の支持スプ
リング15とを有して成る。支持スプリング15には、
その遊端15Aとゲッター容器14を挟む対称位置とに
夫々ゲッター容器14と反対側に突出する半球状の突出
部17a及び17bが一体に設けられる。この突出部1
7a,17bはゲッター装置を管体内に装着したとき、
その管体内壁面11aに当接される。
【0016】そして、支持体15の、突出部17aを有
する遊端15Aとゲッター容器14との間に対応する中
間部15Cが、支持体15の他の部分15Dの幅w1 よ
り狭い幅w2 に、即ち、ゲッター加熱手段である高周波
誘導加熱装置(いわゆる高周波誘導加熱用コイル)18
が配置される側からみて投影面積が支持体15の他部1
5Dより小となるように形成される。本例では、例えば
均一な幅w1 の帯状の支持スプリング15において、そ
の遊端15Aとゲッター容器14間の中間部15Cのみ
を押しつぶす等して幅狭に形成される。
する遊端15Aとゲッター容器14との間に対応する中
間部15Cが、支持体15の他の部分15Dの幅w1 よ
り狭い幅w2 に、即ち、ゲッター加熱手段である高周波
誘導加熱装置(いわゆる高周波誘導加熱用コイル)18
が配置される側からみて投影面積が支持体15の他部1
5Dより小となるように形成される。本例では、例えば
均一な幅w1 の帯状の支持スプリング15において、そ
の遊端15Aとゲッター容器14間の中間部15Cのみ
を押しつぶす等して幅狭に形成される。
【0017】図1の陰極線管11では、支持スプリング
15の一端15Bを電子銃12に取付け、之より支持ス
プリング15を延長してゲッター容器14をファンネル
部11f側に配置し、支持スプリングの半球状突出部1
7a,17bをファンネル部11fの内壁面に当接する
ようにしてゲッター装置13を装着している。
15の一端15Bを電子銃12に取付け、之より支持ス
プリング15を延長してゲッター容器14をファンネル
部11f側に配置し、支持スプリングの半球状突出部1
7a,17bをファンネル部11fの内壁面に当接する
ようにしてゲッター装置13を装着している。
【0018】かかる構成の陰極線管20においては、管
体11内を真空排気し、封止した後、管体11の外側に
配した高周波誘導加熱装置18により、ゲッター容器1
4を誘導加熱し、ゲッター剤16を蒸発させて陰極線管
体11内を更に高真空度化させる。
体11内を真空排気し、封止した後、管体11の外側に
配した高周波誘導加熱装置18により、ゲッター容器1
4を誘導加熱し、ゲッター剤16を蒸発させて陰極線管
体11内を更に高真空度化させる。
【0019】このゲッター加熱時、支持スプリング15
のゲッター容器14と遊端15Aとの間に対応する中間
部15Cでは、高周波誘導加熱装置18側からみた幅w
2 が支持スプリング15の他部15Cの幅w1 より狭い
ことから、この中間部15Cに高周波誘導電流が流れに
くくなり、中間部15Cでの誘導加熱が低減し、ファン
ネル部11fに当接している支持スプリング遊端の突出
部17aの温度上昇が抑えられる。この結果、突出部1
7aが当接するファンネル部11fでのガラスクラック
の発生を抑えることができる。なお、支持スプリング1
5の他の突出部17bでは電子銃12に接続する支持ス
プリング15を通じて放熱されるため温度上昇されな
い。
のゲッター容器14と遊端15Aとの間に対応する中間
部15Cでは、高周波誘導加熱装置18側からみた幅w
2 が支持スプリング15の他部15Cの幅w1 より狭い
ことから、この中間部15Cに高周波誘導電流が流れに
くくなり、中間部15Cでの誘導加熱が低減し、ファン
ネル部11fに当接している支持スプリング遊端の突出
部17aの温度上昇が抑えられる。この結果、突出部1
7aが当接するファンネル部11fでのガラスクラック
の発生を抑えることができる。なお、支持スプリング1
5の他の突出部17bでは電子銃12に接続する支持ス
プリング15を通じて放熱されるため温度上昇されな
い。
【0020】図3及び図4は、夫々29インチの陰極線
管に使用されるバリウム蒸発量310mgのゲッター装
置について、本実施例と従来例とを比較した支持スプリ
ング遊端のファンネル部との接触部、即ち突出部17
a,7aの温度上昇曲線を示す。なお、支持スプリング
遊端の突出部の温度は、熱電対により測定した。
管に使用されるバリウム蒸発量310mgのゲッター装
置について、本実施例と従来例とを比較した支持スプリ
ング遊端のファンネル部との接触部、即ち突出部17
a,7aの温度上昇曲線を示す。なお、支持スプリング
遊端の突出部の温度は、熱電対により測定した。
【0021】従来仕様のゲッター装置3の支持スプリン
グ5では図4に示すように、遊端の突出部7aの最大温
度が810℃であったため、ガラスクラックの発生が見
られた。これに対して、本実施例のゲッター装置13の
支持スプリング15では、図3に示すように、遊端15
Aの突出部17aの最大温度が650℃に抑えられガラ
スクラックの発生を抑えることができた。
グ5では図4に示すように、遊端の突出部7aの最大温
度が810℃であったため、ガラスクラックの発生が見
られた。これに対して、本実施例のゲッター装置13の
支持スプリング15では、図3に示すように、遊端15
Aの突出部17aの最大温度が650℃に抑えられガラ
スクラックの発生を抑えることができた。
【0022】従って、本実施例に係る陰極線管によれ
ば、ゲッター加熱時に起こるファンネルガラスの損傷を
防止することができ、大型管等、信頼性の高い陰極線管
を提供することができる。
ば、ゲッター加熱時に起こるファンネルガラスの損傷を
防止することができ、大型管等、信頼性の高い陰極線管
を提供することができる。
【0023】尚、上例のゲッター装置13は、支持スプ
リング15の一端を電子銃12に取付けて之よりゲッタ
ー容器14をファンネル部11f側に延長せしめた構造
としたが、その他、前述の図6で示すように支持スプリ
ングの一端をファンネル部の内壁面に直接支持するよう
にしたゲッター装置にも適用できる。
リング15の一端を電子銃12に取付けて之よりゲッタ
ー容器14をファンネル部11f側に延長せしめた構造
としたが、その他、前述の図6で示すように支持スプリ
ングの一端をファンネル部の内壁面に直接支持するよう
にしたゲッター装置にも適用できる。
【0024】上述の本発明に係るゲッター装置13は、
陰極線管に用いたが、その他の真空管体内に装着する場
合にも適用できる。
陰極線管に用いたが、その他の真空管体内に装着する場
合にも適用できる。
【0025】
【発明の効果】本発明に係るゲッター装置によれば、之
を管体内に装着してゲッター加熱した時、ゲッター装置
の管体に当接する支持体遊端の温度上昇が抑えられ、管
体に対する損傷を回避することができる。
を管体内に装着してゲッター加熱した時、ゲッター装置
の管体に当接する支持体遊端の温度上昇が抑えられ、管
体に対する損傷を回避することができる。
【0026】本発明に係る陰極線管によれば、ゲッター
加熱時に陰極線管体内に装着されたゲッター装置の管体
内壁面に当接している支持体遊端の温度上昇が抑えら
れ、陰極線管体に対する損傷を回避することができ、例
えば大容量ゲッター装置を備えた大型管等の場合におい
ても信頼性の高い陰極線管を提供することができる。
加熱時に陰極線管体内に装着されたゲッター装置の管体
内壁面に当接している支持体遊端の温度上昇が抑えら
れ、陰極線管体に対する損傷を回避することができ、例
えば大容量ゲッター装置を備えた大型管等の場合におい
ても信頼性の高い陰極線管を提供することができる。
【図1】本発明に係る陰極線管の一例を示す構成図であ
る。
る。
【図2】A 本発明に係るゲッター装置の平面図であ
る。 B 本発明に係るゲッター装置の断面図である。
る。 B 本発明に係るゲッター装置の断面図である。
【図3】本発明に係るゲッター装置の支持スプリングの
ファンネル部との接触部での加熱時間と温度との関係を
示すグラフである。
ファンネル部との接触部での加熱時間と温度との関係を
示すグラフである。
【図4】従来に係るゲッター装置の支持スプリングのフ
ァンネル部との接触での加熱時間と温度との関係を示す
グラフである。
ァンネル部との接触での加熱時間と温度との関係を示す
グラフである。
【図5】従来例に係る陰極線管の構成図である。
【図6】他の従来例に係る陰極線管の構成図である。
【図7】A 従来例に係るゲッター装置の平面図であ
る。 B 従来例に係るゲッター装置の断面図である。
る。 B 従来例に係るゲッター装置の断面図である。
1,11 陰極線管体 2,12 電子銃 3,13 ゲッター装置 4,14 ゲッター容器 5,15 支持スプリング 6,16 ゲッター剤 7a,7b,17a,17b 突出部 8,18 高周波誘導加熱装置
Claims (2)
- 【請求項1】 ゲッター容器と之を支持する支持体を有
し、該支持体の遊端を管体内壁面に当接するように形成
し、前記支持体の該遊端と前記ゲッター容器との間に対
応する中間部をゲッター加熱手段からみた投影面積が前
記支持体の他部より小となるように形成して成ることを
特徴とするゲッター装置。 - 【請求項2】 陰極線管体内にゲッター装置を装着して
なる陰極線管において、 該ゲッター装置はゲッター容器と之を支持する支持体を
有し、該支持体の遊端を陰極線管管体内壁面に当接する
ように形成し、前記支持体の該遊端と前記ゲッター容器
との間に対応する中間部をゲッター加熱手段からみた投
影面積が前記支持体の他部より小となるように形成して
成ることを特徴とする陰極線管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26055994A JPH08124502A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | ゲッター装置並びに陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26055994A JPH08124502A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | ゲッター装置並びに陰極線管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08124502A true JPH08124502A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17349645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26055994A Pending JPH08124502A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | ゲッター装置並びに陰極線管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08124502A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6042441A (en) * | 1997-04-03 | 2000-03-28 | Nec Corporation | Method of cleaning the cathode of a cathode ray tube and a method for producing a vacuum in a cathode ray tube |
SG92662A1 (en) * | 1998-11-27 | 2002-11-19 | Sony Corportion | Cathod-ray tube and its getter supporter |
US6681033B1 (en) | 1998-11-16 | 2004-01-20 | Sony Corporation | Capacitance detecting apparatus and its inspecting method and fingerprint checking apparatus |
-
1994
- 1994-10-25 JP JP26055994A patent/JPH08124502A/ja active Pending
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