JPH08116631A - 電動機 - Google Patents
電動機Info
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- JPH08116631A JPH08116631A JP24958394A JP24958394A JPH08116631A JP H08116631 A JPH08116631 A JP H08116631A JP 24958394 A JP24958394 A JP 24958394A JP 24958394 A JP24958394 A JP 24958394A JP H08116631 A JPH08116631 A JP H08116631A
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- Japan
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- magnetic pole
- armature
- magnetic
- pair
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、重量を軽くできる電動機を得
ることにある。 【構成】ヨーク部43が一対のヨーク主部43a,43b とこの
主部に一体につながる一対の磁極ベース部分43c とで形
成され、電機子対向面44a を有する磁極44が両磁極ベー
ス部分に夫々一体に設けられたフィールドコア41、及び
磁極に巻付けられたフィールドコイル42を有する固定子
30と、コア41を厚み方向に貫通して一対の磁極の電機子
対向面間に配置された回転自在な電機子31とを具備した
電動機を前提とする。両磁極ベース部分43c の外面から
電機子対向面44a 側に向けて肉盗み凹所45を夫々設け、
これら凹所45と対応する前記対向面44a との間に薄肉部
46を夫々形成する。それにより、磁極ベース部分43c の
薄肉部とヨーク主部との間の部位43c1の磁路断面積を、
ヨーク主部の磁路断面積と同様に確保し、前記コアの磁
気回路上余分な部分を極小として軽量化したことを特徴
としている。
ることにある。 【構成】ヨーク部43が一対のヨーク主部43a,43b とこの
主部に一体につながる一対の磁極ベース部分43c とで形
成され、電機子対向面44a を有する磁極44が両磁極ベー
ス部分に夫々一体に設けられたフィールドコア41、及び
磁極に巻付けられたフィールドコイル42を有する固定子
30と、コア41を厚み方向に貫通して一対の磁極の電機子
対向面間に配置された回転自在な電機子31とを具備した
電動機を前提とする。両磁極ベース部分43c の外面から
電機子対向面44a 側に向けて肉盗み凹所45を夫々設け、
これら凹所45と対応する前記対向面44a との間に薄肉部
46を夫々形成する。それにより、磁極ベース部分43c の
薄肉部とヨーク主部との間の部位43c1の磁路断面積を、
ヨーク主部の磁路断面積と同様に確保し、前記コアの磁
気回路上余分な部分を極小として軽量化したことを特徴
としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電気掃除機が備
える電動送風機の電動機部をなす整流子電動機等の電動
機に関する。
える電動送風機の電動機部をなす整流子電動機等の電動
機に関する。
【0002】
【従来の技術】図11図は電動送風機の電動機部の構成
を示す平面図であって、同図中1はケース本体、2はケ
ース本体1にその開口を横切ってねじ止めされたケース
端面板である。3はケース本体1の円筒部1a内に圧入
して取付けた固定子、4は固定子3の内側を貫通して設
けられた電機子であって、その回転軸4aはケース端面
板2を貫通している。
を示す平面図であって、同図中1はケース本体、2はケ
ース本体1にその開口を横切ってねじ止めされたケース
端面板である。3はケース本体1の円筒部1a内に圧入
して取付けた固定子、4は固定子3の内側を貫通して設
けられた電機子であって、その回転軸4aはケース端面
板2を貫通している。
【0003】回転軸4aの一端部は円筒部1aの底壁部
に取付けた図示しない軸受に支持され、回転軸4aの中
間部はケース端面板に取付けられた図示しない軸受に支
持されている。なお、図11中5は電機子4が備える図
示しない整流子に摺動接触するカーボンブラシを有する
ブラシ装置である。
に取付けた図示しない軸受に支持され、回転軸4aの中
間部はケース端面板に取付けられた図示しない軸受に支
持されている。なお、図11中5は電機子4が備える図
示しない整流子に摺動接触するカーボンブラシを有する
ブラシ装置である。
【0004】固定子3は、フィールドコア6にフィール
ドコイル7を巻き付けて形成されている。図12に示さ
れるようにフィールドコア6は、四角環形をなすヨーク
部8の内面に、フィールドコイル7が巻き付けられる一
対の磁極9a、9bを一体に設けてなる。ヨーク部8
は、一対のヨーク主部8a、8bと、これに一体につな
がる一対の磁極ベース部分8cとで形成され、各磁極ベ
ース部分8cの内面に磁極9a、9bが突設されてい
る。磁極9の円弧状をなす電機子対向面9c間には回転
自在な電機子4が配置されている。
ドコイル7を巻き付けて形成されている。図12に示さ
れるようにフィールドコア6は、四角環形をなすヨーク
部8の内面に、フィールドコイル7が巻き付けられる一
対の磁極9a、9bを一体に設けてなる。ヨーク部8
は、一対のヨーク主部8a、8bと、これに一体につな
がる一対の磁極ベース部分8cとで形成され、各磁極ベ
ース部分8cの内面に磁極9a、9bが突設されてい
る。磁極9の円弧状をなす電機子対向面9c間には回転
自在な電機子4が配置されている。
【0005】なお、図11および図12中10は磁極ベ
ース部分8cに形成された浅く小さな溝、11は固定孔
であり、これらは図示しない合成樹脂製のコイルホルダ
の取付け部として使用される。そして、フィールドコア
6の厚み方向両面間に渡って跨がるように設けられるコ
イルホルダを用いる場合において、その一部は、溝10
に嵌め込まれて、この溝10を埋めるようになってい
る。
ース部分8cに形成された浅く小さな溝、11は固定孔
であり、これらは図示しない合成樹脂製のコイルホルダ
の取付け部として使用される。そして、フィールドコア
6の厚み方向両面間に渡って跨がるように設けられるコ
イルホルダを用いる場合において、その一部は、溝10
に嵌め込まれて、この溝10を埋めるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、けい素鋼板
等の鉄系金属を積層してなるフィールドコア6は、電動
機全体の重さを決定する主要な部品であるとともに、こ
のコア6に巻かれたフィールドコイル7に対する通電に
伴って発生される磁束の通路(磁路)をなすものであ。
そして、従来では、ヨーク主部8a、8bの磁路断面積
よりも、磁極ベース部分8cおよび磁極9a、9bによ
り形成される磁路部分の断面積の方が遥かに大きい構成
となっている。
等の鉄系金属を積層してなるフィールドコア6は、電動
機全体の重さを決定する主要な部品であるとともに、こ
のコア6に巻かれたフィールドコイル7に対する通電に
伴って発生される磁束の通路(磁路)をなすものであ。
そして、従来では、ヨーク主部8a、8bの磁路断面積
よりも、磁極ベース部分8cおよび磁極9a、9bによ
り形成される磁路部分の断面積の方が遥かに大きい構成
となっている。
【0007】以上のように磁路の各部の断面積が大きく
異なる条件下においてフィールドコア6内を通る磁束の
飽和磁束密度は、その最小断面積の部分、つまりヨーク
主部8a、8bにおいて決定される。そのため、磁極ベ
ース部分8cおよび磁極9a、9bにより形成される磁
路部分において、ヨーク主部8a、8bの磁路断面積に
相当する断面積を越える断面積部分は、磁気回路的には
無駄に存在している。
異なる条件下においてフィールドコア6内を通る磁束の
飽和磁束密度は、その最小断面積の部分、つまりヨーク
主部8a、8bにおいて決定される。そのため、磁極ベ
ース部分8cおよび磁極9a、9bにより形成される磁
路部分において、ヨーク主部8a、8bの磁路断面積に
相当する断面積を越える断面積部分は、磁気回路的には
無駄に存在している。
【0008】そして、このような不必要な磁路部分をフ
ィールドコア6が有していることにより、その部分に相
応してフィールドコア6の重量が重なっているから、ひ
いては、電動機全体の重量が重いという問題がある。
ィールドコア6が有していることにより、その部分に相
応してフィールドコア6の重量が重なっているから、ひ
いては、電動機全体の重量が重いという問題がある。
【0009】また、従来知られているように電動機の内
部における磁束の分布は図13に示されている。固定子
3の磁束の分布は図13(A)に示され、電機子4に通
電されるアーマチャ電流による磁束の分布は図13
(B)に示される(なお、同図において対称軸Aの右側
の導体には紙面に流れ込む方向に電流が流れるととも
に、対称軸Aの左側の導体には紙面から流れ出る方向に
電流が流れるものとする。)。
部における磁束の分布は図13に示されている。固定子
3の磁束の分布は図13(A)に示され、電機子4に通
電されるアーマチャ電流による磁束の分布は図13
(B)に示される(なお、同図において対称軸Aの右側
の導体には紙面に流れ込む方向に電流が流れるととも
に、対称軸Aの左側の導体には紙面から流れ出る方向に
電流が流れるものとする。)。
【0010】したがって、電機子鉄心(アーマチャコ
ア)の中でみると、固定子3の磁束と電機子4の磁束と
は、方向が90゜違って互いに直交する関係にあって、こ
れらの磁束は互いに影響し合う。そして、これらの合成
磁束の磁束密度は、図13(C)に示されるようにエア
ギャップ中でみると、磁極9a、9bの幅方向一端では
高く、他端では低い分布となる。
ア)の中でみると、固定子3の磁束と電機子4の磁束と
は、方向が90゜違って互いに直交する関係にあって、こ
れらの磁束は互いに影響し合う。そして、これらの合成
磁束の磁束密度は、図13(C)に示されるようにエア
ギャップ中でみると、磁極9a、9bの幅方向一端では
高く、他端では低い分布となる。
【0011】そのため、一対の磁極9a、9bが極性が
図12に示す通りであって電機子4の回転方向が反時計
回りであるとすると、アーマチャ電流による磁束の影響
を受けて、図12中2点鎖線で示すようにN極側の磁極
9aから出る磁束の密度は、同12図における対称軸B
の右側では密で、対称軸Bの左側では疎となり、同様に
S極側の磁極9bに供給される磁束の密度は、同12図
における対称軸Bの右側では疎で、対称軸Bの左側では
密となる。
図12に示す通りであって電機子4の回転方向が反時計
回りであるとすると、アーマチャ電流による磁束の影響
を受けて、図12中2点鎖線で示すようにN極側の磁極
9aから出る磁束の密度は、同12図における対称軸B
の右側では密で、対称軸Bの左側では疎となり、同様に
S極側の磁極9bに供給される磁束の密度は、同12図
における対称軸Bの右側では疎で、対称軸Bの左側では
密となる。
【0012】ところで、S極側磁極9bに入った磁束
は、前記対称軸Bの右側においては図12中右側に位置
される一方のヨーク主部8aを通ってN極側磁極9aに
還流されるとともに、対称軸Bの左側においては図12
中左側に位置される他方のヨーク主部8bを通ってN極
側磁極9aに還流される。
は、前記対称軸Bの右側においては図12中右側に位置
される一方のヨーク主部8aを通ってN極側磁極9aに
還流されるとともに、対称軸Bの左側においては図12
中左側に位置される他方のヨーク主部8bを通ってN極
側磁極9aに還流される。
【0013】そうすると、対称軸Bの右側での磁束の還
流量は減少する。一方、S極側磁極9bにおける対称軸
Bの左側部分では、磁束の受入れ量が多いにも拘らず、
対称軸Bの左側の他方のヨーク主部8bでの磁気飽和に
より、対称軸Bの左側での磁束の還流量は増えることが
ない。その結果、対称軸Bの右側での磁束の還流量の減
少に応じた磁気損失により、電動機の性能が低下すると
いう問題がある。
流量は減少する。一方、S極側磁極9bにおける対称軸
Bの左側部分では、磁束の受入れ量が多いにも拘らず、
対称軸Bの左側の他方のヨーク主部8bでの磁気飽和に
より、対称軸Bの左側での磁束の還流量は増えることが
ない。その結果、対称軸Bの右側での磁束の還流量の減
少に応じた磁気損失により、電動機の性能が低下すると
いう問題がある。
【0014】本発明の第1の目的は、重量を軽くできる
電動機を得ることにある。また、本発明の第2の目的
は、重量を軽くできるとともに、性能を向上できる電動
機を得ることにある。
電動機を得ることにある。また、本発明の第2の目的
は、重量を軽くできるとともに、性能を向上できる電動
機を得ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヨーク部が一
対のヨーク主部とこの主部に一体につながる一対の磁極
ベース部分とで形成され、電機子対向面を有して前記ヨ
ーク部の内側に突出される磁極が前記一対の磁極ベース
部分に一体に設けられたフィールドコア、および前記磁
極に夫々巻き付けられたフィールドコイルを備える固定
子と、前記フィールドコアを厚み方向に貫通して前記一
対の磁極の電機子対向面間に配置された回転自在な電機
子とを具備する電動機を前提とする。
対のヨーク主部とこの主部に一体につながる一対の磁極
ベース部分とで形成され、電機子対向面を有して前記ヨ
ーク部の内側に突出される磁極が前記一対の磁極ベース
部分に一体に設けられたフィールドコア、および前記磁
極に夫々巻き付けられたフィールドコイルを備える固定
子と、前記フィールドコアを厚み方向に貫通して前記一
対の磁極の電機子対向面間に配置された回転自在な電機
子とを具備する電動機を前提とする。
【0016】そして、請求項1に係る発明は、前記第1
の目的を達成するために、前記フィールドコアに前記両
磁極ベース部分の外面から前記電機子対向面側に向けて
肉盗み凹所を夫々設け、これら凹所と対応する前記電機
子対向面との間に薄肉部を夫々形成して、前記磁極ベー
ス部分における前記薄肉部と前記ヨーク主部との間の部
位の磁路断面積を前記ヨーク主部の磁路断面積と同様に
したものである。
の目的を達成するために、前記フィールドコアに前記両
磁極ベース部分の外面から前記電機子対向面側に向けて
肉盗み凹所を夫々設け、これら凹所と対応する前記電機
子対向面との間に薄肉部を夫々形成して、前記磁極ベー
ス部分における前記薄肉部と前記ヨーク主部との間の部
位の磁路断面積を前記ヨーク主部の磁路断面積と同様に
したものである。
【0017】また、請求項2に係る発明は、前記第2の
目的を達成するために、前記フィールドコアに前記両磁
極ベース部分の外面から前記電機子対向面側に向けて肉
盗み凹所を夫々設け、これら凹所と対応する前記電機子
対向面との間に薄肉部を夫々形成するとともに、これら
一対の薄肉部を前記フィールドコアの中心に対し点対称
となる位置に前記磁極の幅方向中心からずらして配設
し、前記磁極を、前記薄肉部を境に前記電機子の回転方
向前側に位置される第1磁極部と前記電機子の回転方向
後側に位置される第2磁極部とに分けて、前記第1磁極
部の電機子対向面積を前記第2磁極部の電機子対向面積
より大きくしたものである。
目的を達成するために、前記フィールドコアに前記両磁
極ベース部分の外面から前記電機子対向面側に向けて肉
盗み凹所を夫々設け、これら凹所と対応する前記電機子
対向面との間に薄肉部を夫々形成するとともに、これら
一対の薄肉部を前記フィールドコアの中心に対し点対称
となる位置に前記磁極の幅方向中心からずらして配設
し、前記磁極を、前記薄肉部を境に前記電機子の回転方
向前側に位置される第1磁極部と前記電機子の回転方向
後側に位置される第2磁極部とに分けて、前記第1磁極
部の電機子対向面積を前記第2磁極部の電機子対向面積
より大きくしたものである。
【0018】
【作用】請求項1の構成において、磁極の電機子対向面
との間に薄肉部を形成してフィールドコアに設けられた
肉盗み凹所は、磁極ベース部分における薄肉部とヨーク
主部との間の部位の磁路断面積をヨーク主部の磁路断面
積と同様にする。それにより、フィールドコアに、その
ヨーク主部において決定される飽和磁束密度の磁束を通
す磁路断面積を確保して、回転力を発生させるために必
要とする磁束の量を減じることを防止しつつ、磁気回路
的に無駄となる部分が極小とできるから、その分、言い
換えれば、肉盗み凹所の容積に相当する分、フィールド
コアを軽量にできる。
との間に薄肉部を形成してフィールドコアに設けられた
肉盗み凹所は、磁極ベース部分における薄肉部とヨーク
主部との間の部位の磁路断面積をヨーク主部の磁路断面
積と同様にする。それにより、フィールドコアに、その
ヨーク主部において決定される飽和磁束密度の磁束を通
す磁路断面積を確保して、回転力を発生させるために必
要とする磁束の量を減じることを防止しつつ、磁気回路
的に無駄となる部分が極小とできるから、その分、言い
換えれば、肉盗み凹所の容積に相当する分、フィールド
コアを軽量にできる。
【0019】請求項2の構成において、磁極の電機子対
向面との間に薄肉部を形成してフィールドコアに設けら
れた肉盗み凹所は、その容積に相当する分、フィールド
コアを軽量にする。
向面との間に薄肉部を形成してフィールドコアに設けら
れた肉盗み凹所は、その容積に相当する分、フィールド
コアを軽量にする。
【0020】しかも、この肉盗み凹所の形成に伴い設け
られた薄肉部の位置に基づいて、フィールドコアの磁極
を電機子対向面積が大きい第1磁極部と電機子対向面積
が小さい第2磁極部とに分けたから、アーマチャ電流に
よる磁束の分布の影響を受けながら固定子のN極側磁極
からS極側磁極に至る磁束のうち、N極側磁極の第2磁
極部から高密度の分布で出て密度を次第に疎に変化させ
ながらS極側磁極に至る磁束は、S極側磁極の電機子対
向面積が大きい第1磁極部に供給されるとともに、N極
側磁極の第1磁極部から低密度の分布で出て密度を次第
に密に変化させながらS極側磁極に至る磁束は、S極側
磁極の電機子対向面積が小さい第2磁極部に供給され
る。
られた薄肉部の位置に基づいて、フィールドコアの磁極
を電機子対向面積が大きい第1磁極部と電機子対向面積
が小さい第2磁極部とに分けたから、アーマチャ電流に
よる磁束の分布の影響を受けながら固定子のN極側磁極
からS極側磁極に至る磁束のうち、N極側磁極の第2磁
極部から高密度の分布で出て密度を次第に疎に変化させ
ながらS極側磁極に至る磁束は、S極側磁極の電機子対
向面積が大きい第1磁極部に供給されるとともに、N極
側磁極の第1磁極部から低密度の分布で出て密度を次第
に密に変化させながらS極側磁極に至る磁束は、S極側
磁極の電機子対向面積が小さい第2磁極部に供給され
る。
【0021】それにより、フィールドコアの一方のヨー
ク主部を通って還流する磁束量が減じることを防止し
て、ファールドコアの一対のヨーク主部を通って還流す
る磁束の量を夫々均一にできる。
ク主部を通って還流する磁束量が減じることを防止し
て、ファールドコアの一対のヨーク主部を通って還流す
る磁束の量を夫々均一にできる。
【0022】
【実施例】以下、図1〜図6を参照して本発明の第1実
施例を説明する。第1図中21は電動機ケースで、これ
は、いずれも板金製のプレス成型品からなるケース本体
22とケース端面板23とからなる。
施例を説明する。第1図中21は電動機ケースで、これ
は、いずれも板金製のプレス成型品からなるケース本体
22とケース端面板23とからなる。
【0023】ケース本体22は底24付の円筒部25の
前記底24と反対側の端を開口し、この開口の縁に外側
に向けて張り出す環状平面部26を一体に設けて形成さ
れている。底24の中央部には軸受け支え部27が一体
に形成され、かつ環状平面部26の外周縁には嵌合筒部
28が一体に形成されている。さらに、ケース本体22
の円筒部25の周面および底24には、後述の第1風路
33、第2風路34の下流側において排気口29(円筒
部25に設けたもののみ図示。)が穿設されている。
前記底24と反対側の端を開口し、この開口の縁に外側
に向けて張り出す環状平面部26を一体に設けて形成さ
れている。底24の中央部には軸受け支え部27が一体
に形成され、かつ環状平面部26の外周縁には嵌合筒部
28が一体に形成されている。さらに、ケース本体22
の円筒部25の周面および底24には、後述の第1風路
33、第2風路34の下流側において排気口29(円筒
部25に設けたもののみ図示。)が穿設されている。
【0024】このケース本体22には、固定子30およ
び電機子31が収納されているとともに、一対のブラシ
装置32が取付けられていて、これらと電動機ケース2
1とを備えて整流子電動機Mが形成されている。
び電機子31が収納されているとともに、一対のブラシ
装置32が取付けられていて、これらと電動機ケース2
1とを備えて整流子電動機Mが形成されている。
【0025】図2および図3に示されるように固定子3
0は、けい素鋼板を打ち抜いて得た同一形状の鉄心板を
多数枚積層し連結してなるフィールドコア41と、これ
に取付けられた一対のフィールドコイル42とを有して
いる。
0は、けい素鋼板を打ち抜いて得た同一形状の鉄心板を
多数枚積層し連結してなるフィールドコア41と、これ
に取付けられた一対のフィールドコイル42とを有して
いる。
【0026】図4および図5に示されるように環形をな
すフィールドコア41は、ヨーク部43に一対の磁極4
4を一体に突設してなる。そして、ヨーク部43は、互
いに向かい合うように設けられるとともに例えば略コの
字形をなした一対のヨーク主部43a、43bと、これ
らヨーク部43a、43bに一体に連なる一対の磁極ベ
ース部分43cとで形成されている。
すフィールドコア41は、ヨーク部43に一対の磁極4
4を一体に突設してなる。そして、ヨーク部43は、互
いに向かい合うように設けられるとともに例えば略コの
字形をなした一対のヨーク主部43a、43bと、これ
らヨーク部43a、43bに一体に連なる一対の磁極ベ
ース部分43cとで形成されている。
【0027】各磁極ベース部分43cの内面にはフィー
ルドコア41の内側に突出する磁極44が夫々突設され
ており、これらの磁極44は円弧状をなす電機子対向面
44aを有している。これら一対の磁極44には夫々フ
ィールドコイル42が巻き付けられている。
ルドコア41の内側に突出する磁極44が夫々突設され
ており、これらの磁極44は円弧状をなす電機子対向面
44aを有している。これら一対の磁極44には夫々フ
ィールドコイル42が巻き付けられている。
【0028】フィールドコア41には、一対の肉盗み凹
所45が、磁極ベース部分43cの外面から電機子対向
面44a側に向けて設けられている。これら凹所45
は、対応する電機子対向面44a側に近付くにしたがっ
て次第に幅が狭くなる先細状をなしているとともに、そ
の奥端と対応する電機子対向面44aとの間に薄肉部4
6を夫々形成している。このような肉盗み凹所45を設
けることによって、磁極ベース部分43cにおける薄肉
部46とヨーク主部43a、43bとの間の部位43c1
の磁路断面積を、ヨーク主部43a、43bの磁路断面
積と同様にしている。
所45が、磁極ベース部分43cの外面から電機子対向
面44a側に向けて設けられている。これら凹所45
は、対応する電機子対向面44a側に近付くにしたがっ
て次第に幅が狭くなる先細状をなしているとともに、そ
の奥端と対応する電機子対向面44aとの間に薄肉部4
6を夫々形成している。このような肉盗み凹所45を設
けることによって、磁極ベース部分43cにおける薄肉
部46とヨーク主部43a、43bとの間の部位43c1
の磁路断面積を、ヨーク主部43a、43bの磁路断面
積と同様にしている。
【0029】図4中2点鎖線で示す符号Cは、ヨーク主
部43a、43bと磁極ベース部分43cとの境界、同
じく符号Dは磁極ベース部分43cと磁極44との境界
を示しており、これら境界C、D間に前記部位43c1が
設けられている。これら両部位43c1により磁極ベース
部分43cが形成されている。
部43a、43bと磁極ベース部分43cとの境界、同
じく符号Dは磁極ベース部分43cと磁極44との境界
を示しており、これら境界C、D間に前記部位43c1が
設けられている。これら両部位43c1により磁極ベース
部分43cが形成されている。
【0030】そして、本実施例では、先細状の肉盗み凹
所45の奥端を、磁極44の根元に連なるヨーク主部4
3a、43bにおける内面43a1、43b1よりもフィー
ルドコア41の中心側に位置している。言い換えれば、
肉盗み凹所45の奥端部が磁極44の根元部の略中央部
に入り込んで形成されている。
所45の奥端を、磁極44の根元に連なるヨーク主部4
3a、43bにおける内面43a1、43b1よりもフィー
ルドコア41の中心側に位置している。言い換えれば、
肉盗み凹所45の奥端部が磁極44の根元部の略中央部
に入り込んで形成されている。
【0031】この構成は、ヨーク主部43a、43bの
磁路断面積と同様な断面積の部位43c1を磁極44の根
元にまで設け得る点で優れているとともに、磁極44の
後述する第1、第2磁極部44b、44cの断面積(電
機子対向面44aと直交する方向に沿う断面積)を、こ
れら両磁極部44b、44cの幅方向両端から中央部向
かうに従い次第に大きくでき、それにより、第1、第2
磁極部にの電機子対向面をその全幅に渡り磁気回路の一
部として有効に使用できる点で優れている。なお、図4
中符号45aで示す面は、斜面に限らず、肉盗み凹所4
5の末広がりの開放端側に少し膨らむような曲面により
形成してもよい。
磁路断面積と同様な断面積の部位43c1を磁極44の根
元にまで設け得る点で優れているとともに、磁極44の
後述する第1、第2磁極部44b、44cの断面積(電
機子対向面44aと直交する方向に沿う断面積)を、こ
れら両磁極部44b、44cの幅方向両端から中央部向
かうに従い次第に大きくでき、それにより、第1、第2
磁極部にの電機子対向面をその全幅に渡り磁気回路の一
部として有効に使用できる点で優れている。なお、図4
中符号45aで示す面は、斜面に限らず、肉盗み凹所4
5の末広がりの開放端側に少し膨らむような曲面により
形成してもよい。
【0032】さらに、一対の薄肉部46はフィールドコ
ア42の中心に対し点対称となる位置に磁極44の幅方
向中心からずらして配設されている。それにより、磁極
44は、薄肉部45を境に電機子31の回転方向(図3
図および図6図中矢印Gに示す。)前側に位置される第
1磁極部44bと、電機子31の回転方向後側に位置さ
れる第2磁極部44cとに分けて、第1磁極部44bの
電機子対向面積を第2磁極部44cの電機子対向面積よ
り大きくしている。
ア42の中心に対し点対称となる位置に磁極44の幅方
向中心からずらして配設されている。それにより、磁極
44は、薄肉部45を境に電機子31の回転方向(図3
図および図6図中矢印Gに示す。)前側に位置される第
1磁極部44bと、電機子31の回転方向後側に位置さ
れる第2磁極部44cとに分けて、第1磁極部44bの
電機子対向面積を第2磁極部44cの電機子対向面積よ
り大きくしている。
【0033】図4および図5に示されるようにフィール
ドコア41の四隅部41aには斜状面が形成されてい
る。これら斜状面はフィールドコア41の厚み方向に延
びて設けられている。
ドコア41の四隅部41aには斜状面が形成されてい
る。これら斜状面はフィールドコア41の厚み方向に延
びて設けられている。
【0034】図2および図3に示されるように前記構成
の固定子30のフィールドコア41は、ケース本体22
内に圧入され、その四隅部41aを円筒部25の内面に
密接させてケース本体22内に固定されている。この固
定によって円筒部25の内面とフィールドコア41の外
面との間に、夫々一対の第1風路33と第2風路34と
が夫々形成されている。
の固定子30のフィールドコア41は、ケース本体22
内に圧入され、その四隅部41aを円筒部25の内面に
密接させてケース本体22内に固定されている。この固
定によって円筒部25の内面とフィールドコア41の外
面との間に、夫々一対の第1風路33と第2風路34と
が夫々形成されている。
【0035】一対の第1風路33は、フィールドコア4
1を間に置いてその両側に位置して設けられているとと
もに、これら風路33はそれに臨んだ肉盗み凹所45に
より風路断面積が増やされている。これら第1風路33
に隣接した一対の第2風路47は第1風路33とは別の
位置でフィールドコア41を間に置いてその両側に位置
して設けられている。さらに、以上のようにケース本体
22内に取付けられた固定子30のフィールドコイル4
2の一部は環状平面部26よりも後述するファン53側
に突出されている。
1を間に置いてその両側に位置して設けられているとと
もに、これら風路33はそれに臨んだ肉盗み凹所45に
より風路断面積が増やされている。これら第1風路33
に隣接した一対の第2風路47は第1風路33とは別の
位置でフィールドコア41を間に置いてその両側に位置
して設けられている。さらに、以上のようにケース本体
22内に取付けられた固定子30のフィールドコイル4
2の一部は環状平面部26よりも後述するファン53側
に突出されている。
【0036】図1に示されるように電機子31は、回転
軸35に整流子36と複数のスロットを有するアーマチ
ャコア37とを夫々固定するとともに、アーマチャコア
37にアーマチャコイル38を巻き付けて形成されてい
る。アーマチャコイル38は整流子36に電機的に接続
されている。
軸35に整流子36と複数のスロットを有するアーマチ
ャコア37とを夫々固定するとともに、アーマチャコア
37にアーマチャコイル38を巻き付けて形成されてい
る。アーマチャコイル38は整流子36に電機的に接続
されている。
【0037】電機子31はスロット形のものであり、ア
ーマチャコイル38が内部に設置されるスロットは図1
中2点鎖線で示されるように捻られた斜溝で形成されて
いる。なお、図6中θ1は電機子31のスロットの捻り
角を示している。このような捻り角θ1を設けることに
よって、この電動機部Mの始動性の向上と電機子31の
回転の円滑性を得て、性能を向上させるようになってい
る。
ーマチャコイル38が内部に設置されるスロットは図1
中2点鎖線で示されるように捻られた斜溝で形成されて
いる。なお、図6中θ1は電機子31のスロットの捻り
角を示している。このような捻り角θ1を設けることに
よって、この電動機部Mの始動性の向上と電機子31の
回転の円滑性を得て、性能を向上させるようになってい
る。
【0038】この電機子31は固定子30のフィールド
コア41を厚み方向に貫通して回転自在に電動機ケース
21に支持されている。なお、図1図中39、40は回
転軸35を支持した軸受である。電機子31のアーマチ
ャコア37の部分は、一対の磁極44の電機子対向面4
4a間に配置されて、これらの間にエアーギャップを設
けている。電機子31の整流子36は、フィールドコア
41から外れてこのコア41とケース本体22の底24
との間に配置されている。
コア41を厚み方向に貫通して回転自在に電動機ケース
21に支持されている。なお、図1図中39、40は回
転軸35を支持した軸受である。電機子31のアーマチ
ャコア37の部分は、一対の磁極44の電機子対向面4
4a間に配置されて、これらの間にエアーギャップを設
けている。電機子31の整流子36は、フィールドコア
41から外れてこのコア41とケース本体22の底24
との間に配置されている。
【0039】図1に示されるように交流が与えられる一
対のブラシ装置32は、ケース本体22の円筒部25に
整流子36と対向して取付けられている。これらブラシ
装置32は,整流子36がその周部に並設した多数の整
流子片36aにコイルばねで押し付けられて摺動接触す
るカーボンブラシ32aを備えている。一対のブラシ装
置32は前記フィールドコイル42に電気的に接続され
ている。
対のブラシ装置32は、ケース本体22の円筒部25に
整流子36と対向して取付けられている。これらブラシ
装置32は,整流子36がその周部に並設した多数の整
流子片36aにコイルばねで押し付けられて摺動接触す
るカーボンブラシ32aを備えている。一対のブラシ装
置32は前記フィールドコイル42に電気的に接続され
ている。
【0040】整流子36は正極側のブラシ装置32から
供給される電流を受取ってアーマチャコイル38に流
し、負極側のブラシ装置32に返し、それにより図6に
示されるようにアーマチャコア37にこれを2分するN
極とS極とを発生させる。この両極性の境目(図6中符
号Hの線で示す。)は、交流の供給に拘らず、一対のブ
ラシ装置32の配置に応じて常に同位置に形成され、前
記固定子30が発生する磁場に対する相対位置は変化す
ることがない。そして、本実施例において、前記薄肉部
46は、境目Hに対応してその付近に位置されるように
設けられている。
供給される電流を受取ってアーマチャコイル38に流
し、負極側のブラシ装置32に返し、それにより図6に
示されるようにアーマチャコア37にこれを2分するN
極とS極とを発生させる。この両極性の境目(図6中符
号Hの線で示す。)は、交流の供給に拘らず、一対のブ
ラシ装置32の配置に応じて常に同位置に形成され、前
記固定子30が発生する磁場に対する相対位置は変化す
ることがない。そして、本実施例において、前記薄肉部
46は、境目Hに対応してその付近に位置されるように
設けられている。
【0041】前記構成の電動機部Mの回転軸35は図1
に示されるように軸受40と後述の軸受け支え部51を
貫通しており、その先端部にはナット52を介して板金
製のファン53が取付けられている。ファン53は遠心
形ファンであり、ケース端面板23と反対側のプレート
中央部に吸気口54を有しているとともに、その全周部
が風の吐出し口となっている。
に示されるように軸受40と後述の軸受け支え部51を
貫通しており、その先端部にはナット52を介して板金
製のファン53が取付けられている。ファン53は遠心
形ファンであり、ケース端面板23と反対側のプレート
中央部に吸気口54を有しているとともに、その全周部
が風の吐出し口となっている。
【0042】このファン53とケース本体22の一端開
口との間には合成樹脂製の整流板55が配置されてい
る。この整流板55は環状平面部26の外径寸法と略同
じ外径寸法を有しており、周部に複数の風入口(図示し
ない)を等間隔ごとに設けるとともに、内側に複数の円
弧状整流羽根56を設けて形成されている。隣接する整
流羽根間には前記風入口に夫々連通する整流風路55a
が形成されている。
口との間には合成樹脂製の整流板55が配置されてい
る。この整流板55は環状平面部26の外径寸法と略同
じ外径寸法を有しており、周部に複数の風入口(図示し
ない)を等間隔ごとに設けるとともに、内側に複数の円
弧状整流羽根56を設けて形成されている。隣接する整
流羽根間には前記風入口に夫々連通する整流風路55a
が形成されている。
【0043】整流板55はその周部を環状平面部26に
固定するとともに、中央部をケース端面板23の後述す
る軸受支え部51の周囲に固定して、ケース本体22の
一端開口を覆って設けられている。この整流板55の整
流風路55aには前記フィールドコイル42の突出部分
が入り込んでいる。
固定するとともに、中央部をケース端面板23の後述す
る軸受支え部51の周囲に固定して、ケース本体22の
一端開口を覆って設けられている。この整流板55の整
流風路55aには前記フィールドコイル42の突出部分
が入り込んでいる。
【0044】ファン53および整流板55は、図1に示
すように金属製のファンカバー57で覆われている。こ
のカバー57は、中央部に前記吸気口54に入り込む導
風口58を有して形成されているとともに、嵌合筒部2
8に嵌合して取付けられている。
すように金属製のファンカバー57で覆われている。こ
のカバー57は、中央部に前記吸気口54に入り込む導
風口58を有して形成されているとともに、嵌合筒部2
8に嵌合して取付けられている。
【0045】図2および図3に示すようにケース端面板
23は、横断部分23Aを備えており、例えば平面形状
が例えば帯状をなしている。横断部分23Aの中央部に
は軸受40を支持する軸受支え部51が一体に形成され
ている。このケース端面板23が備える横断部分23A
は、一対のフィールドコイル42に接触することなくこ
れらの間に位置して、ケース本体22の一端開口を径方
向に横断して設けられ、その両端部を環状平面部26に
固定して取付けられている。
23は、横断部分23Aを備えており、例えば平面形状
が例えば帯状をなしている。横断部分23Aの中央部に
は軸受40を支持する軸受支え部51が一体に形成され
ている。このケース端面板23が備える横断部分23A
は、一対のフィールドコイル42に接触することなくこ
れらの間に位置して、ケース本体22の一端開口を径方
向に横断して設けられ、その両端部を環状平面部26に
固定して取付けられている。
【0046】この取付けにより、横断部分23Aは第2
風路34に対向して配置され、かつ、この横断部分23
Aと環状平面部26との間には、これらにより区画され
る略扇形状をなす一対の第1通気口59が形成されてい
る。これら第1通気口59は横断部分23Aを間に置い
てその両側に設けられているとともに、これら第1通気
口59には夫々フィールドコイル42および第1風路3
3が臨んでいる。したがって、フィールドコイル42の
一部は第1通気口59から突出されている。
風路34に対向して配置され、かつ、この横断部分23
Aと環状平面部26との間には、これらにより区画され
る略扇形状をなす一対の第1通気口59が形成されてい
る。これら第1通気口59は横断部分23Aを間に置い
てその両側に設けられているとともに、これら第1通気
口59には夫々フィールドコイル42および第1風路3
3が臨んでいる。したがって、フィールドコイル42の
一部は第1通気口59から突出されている。
【0047】ケース端面板23の横断部分23Aには、
その軸受支え部51と環状平面部26に重なった両端部
との間に位置して、言い換えれば、軸受支え部51の両
側に位置して第2通気口60が夫々開設されている。こ
れらの第2通気口60は、ケース本体2内の第2風路3
4とファン53から吐出された風をケース本体22内に
導く整流板55の一部の整流風路55aとを対向させ
て、これらを連通させるために夫々設けられている。
その軸受支え部51と環状平面部26に重なった両端部
との間に位置して、言い換えれば、軸受支え部51の両
側に位置して第2通気口60が夫々開設されている。こ
れらの第2通気口60は、ケース本体2内の第2風路3
4とファン53から吐出された風をケース本体22内に
導く整流板55の一部の整流風路55aとを対向させ
て、これらを連通させるために夫々設けられている。
【0048】前記構成の電動送風機が備える整流子電動
機Mの構成によれば、フィールドコア41に設けられた
肉盗み凹所45を設けたことによって、これと磁極44
の電機子対向面44cとの間に薄肉部46を形成すると
ともに、フィールドコア41の磁極ベース部分43cに
おける薄肉部46とヨーク主部43a、43bとの間の
部位43c1の磁路断面積をヨーク主部43a、43bの
磁路断面積と同様にできる。
機Mの構成によれば、フィールドコア41に設けられた
肉盗み凹所45を設けたことによって、これと磁極44
の電機子対向面44cとの間に薄肉部46を形成すると
ともに、フィールドコア41の磁極ベース部分43cに
おける薄肉部46とヨーク主部43a、43bとの間の
部位43c1の磁路断面積をヨーク主部43a、43bの
磁路断面積と同様にできる。
【0049】それにより、フィールドコア41に、その
ヨーク主部43a、43bにおいて決定される飽和磁束
密度の磁束を通す磁路断面積を確保できるから、フィー
ルドコア41において回転力を発生させるために必要と
する磁束の量が減ることがない磁気回路を構成できる。
これとともに、前記肉盗み凹所45により磁気回路的に
無駄となる部分を極小とすることができ、その分、言い
換えれば、肉盗み凹所の45容積に相当する重量の分だ
けフィールドコア41を軽量にできる。このように電動
機Mの重さを決定する主要な部品であるフィールドコア
41を軽量にできるから、それに伴い電動機M全体を軽
量にできる。したがって、本実施例では電動送風機を軽
量化することができる。
ヨーク主部43a、43bにおいて決定される飽和磁束
密度の磁束を通す磁路断面積を確保できるから、フィー
ルドコア41において回転力を発生させるために必要と
する磁束の量が減ることがない磁気回路を構成できる。
これとともに、前記肉盗み凹所45により磁気回路的に
無駄となる部分を極小とすることができ、その分、言い
換えれば、肉盗み凹所の45容積に相当する重量の分だ
けフィールドコア41を軽量にできる。このように電動
機Mの重さを決定する主要な部品であるフィールドコア
41を軽量にできるから、それに伴い電動機M全体を軽
量にできる。したがって、本実施例では電動送風機を軽
量化することができる。
【0050】そして、肉盗み凹所45の形成に伴い設け
られた薄肉部46の位置に基づき、ファールドコア41
の一対のヨーク主部43a、43bを通って還流する磁
束の量を夫々均一にできるから、電動機Mの性能を向上
できる。
られた薄肉部46の位置に基づき、ファールドコア41
の一対のヨーク主部43a、43bを通って還流する磁
束の量を夫々均一にできるから、電動機Mの性能を向上
できる。
【0051】すなわち、一対の薄肉部46はフィールド
コア41の中心に対し点対称となる位置に磁極44の幅
方向中心からずらして配設されて、磁極44を、薄肉部
46を境に電機子31の回転方向前側に位置される第1
磁極部44bと電機子31の回転方向後側に位置される
第2磁極部44cとに分けており、それにより、第1磁
極部44bの電機子対向面積を第2磁極部44cの電機
子対向面積より大きくしている。
コア41の中心に対し点対称となる位置に磁極44の幅
方向中心からずらして配設されて、磁極44を、薄肉部
46を境に電機子31の回転方向前側に位置される第1
磁極部44bと電機子31の回転方向後側に位置される
第2磁極部44cとに分けており、それにより、第1磁
極部44bの電機子対向面積を第2磁極部44cの電機
子対向面積より大きくしている。
【0052】そして、固定子30のフィールドコイル4
2への通電に伴って交流の半サイクル毎にN極となる一
方の磁極44からS極となる他方の磁極44に磁束が流
れる様子を示した図6中の矢印で代表して示されるよう
に、図6中上位置のN極側磁極44の電機子対向面積が
小さい第2磁極部44cからは高密度の分布で磁束が出
されるとともに、同じく電機子対向面積が大きい第1磁
極部44bからは低密度の分布で磁束が出され、これら
の磁束はいずれも電機子31のアーマチャコイル38を
流れるアーマチャ電流により電機子31に発生される磁
束の影響を受けながら、図6中下位置のS極側磁極44
の第1、第2磁極部44b、44cに供給される。
2への通電に伴って交流の半サイクル毎にN極となる一
方の磁極44からS極となる他方の磁極44に磁束が流
れる様子を示した図6中の矢印で代表して示されるよう
に、図6中上位置のN極側磁極44の電機子対向面積が
小さい第2磁極部44cからは高密度の分布で磁束が出
されるとともに、同じく電機子対向面積が大きい第1磁
極部44bからは低密度の分布で磁束が出され、これら
の磁束はいずれも電機子31のアーマチャコイル38を
流れるアーマチャ電流により電機子31に発生される磁
束の影響を受けながら、図6中下位置のS極側磁極44
の第1、第2磁極部44b、44cに供給される。
【0053】ここに、N極側磁極44の第1磁極部44
bにはS極側磁極44の第2磁極部44cが対応して設
けられているとともに、N極側磁極44の第2磁極部4
4cにはS極側磁極44の第1磁極部44bが対応して
設けられている。
bにはS極側磁極44の第2磁極部44cが対応して設
けられているとともに、N極側磁極44の第2磁極部4
4cにはS極側磁極44の第1磁極部44bが対応して
設けられている。
【0054】そのため、S極側磁極44の第1磁極部4
4bが、その広い電機子対向面で、N極側磁極44の第
2磁極部44cから出て電機子31の磁束の影響を受け
ながら次第に疎となる磁束を受け取るから、この磁束
は、S極側磁極44の第1磁極部44bに連なる一方の
ヨーク主部43a介して前記N極側磁極44の第2磁極
部44cに還流される。
4bが、その広い電機子対向面で、N極側磁極44の第
2磁極部44cから出て電機子31の磁束の影響を受け
ながら次第に疎となる磁束を受け取るから、この磁束
は、S極側磁極44の第1磁極部44bに連なる一方の
ヨーク主部43a介して前記N極側磁極44の第2磁極
部44cに還流される。
【0055】同様に、S極側磁極44の第2磁極部44
cが、その狭い電機子対向面で、N極側磁極44の第1
磁極部44bから出て電機子31の磁束の影響を受けな
がら次第に密となる磁束を受け取るから、この磁束は、
S極側磁極44の第2磁極部44cに連なる他方のヨー
ク主部43b介して前記N極側磁極44の第1磁極部4
4bに還流される。
cが、その狭い電機子対向面で、N極側磁極44の第1
磁極部44bから出て電機子31の磁束の影響を受けな
がら次第に密となる磁束を受け取るから、この磁束は、
S極側磁極44の第2磁極部44cに連なる他方のヨー
ク主部43b介して前記N極側磁極44の第1磁極部4
4bに還流される。
【0056】したがって、フィールドコア41のN極側
磁極44からS極側磁極44に供給される磁束が、アー
マチャ電流による磁束の分布の影響を受けるにも拘ら
ず、フィールドコア41の一方のヨーク主部43aを通
って還流する磁束量が減じることを防止して、ファール
ドコア41の一対のヨーク主部43a、43bを通って
N極側磁極44に還流する磁束の量を夫々均一にでき
る。
磁極44からS極側磁極44に供給される磁束が、アー
マチャ電流による磁束の分布の影響を受けるにも拘ら
ず、フィールドコア41の一方のヨーク主部43aを通
って還流する磁束量が減じることを防止して、ファール
ドコア41の一対のヨーク主部43a、43bを通って
N極側磁極44に還流する磁束の量を夫々均一にでき
る。
【0057】このようにフィールドコア41での磁束の
還流量の減少がないから、電動機の性能を向上すること
ができる。
還流量の減少がないから、電動機の性能を向上すること
ができる。
【0058】また、前記肉盗み凹所45を設けたことに
より、フィールドコア41の放熱面積を増やすことがで
きる。特に、本実施例では、フィールドコイル42の熱
が直接的に伝導される磁極44の根元部に、肉盗み凹所
45を入り込ませて設けたから、固定子30の放熱性能
をより向上できる。しかも、本実施例においては後述の
ように肉盗み凹所45は第1風路33を通る風に晒され
るので、その風による強制空冷作用が加味され、より一
層のこと固定子30の放熱性能を向上できるものであ
る。
より、フィールドコア41の放熱面積を増やすことがで
きる。特に、本実施例では、フィールドコイル42の熱
が直接的に伝導される磁極44の根元部に、肉盗み凹所
45を入り込ませて設けたから、固定子30の放熱性能
をより向上できる。しかも、本実施例においては後述の
ように肉盗み凹所45は第1風路33を通る風に晒され
るので、その風による強制空冷作用が加味され、より一
層のこと固定子30の放熱性能を向上できるものであ
る。
【0059】また、本実施例は次の構成を備えている。
すなわち、四つの隅部41aを有した環形のフィールド
コア41およびこのコア41に取付けられた一対のフィ
ールドコイル42を有した固定子30、およびこの固定
子30の内側に配置される電機子31を収納する円筒部
25の一端開口縁に、この円筒部25の外側に張り出す
環状平面部26を設けて形成されたケース本体22と、
前記円筒部25の内面と、この内面に前記隅部41aを
密接して配置される前記フィールドコア41の外面との
間に、前記フィールドコア41を間において形成された
一対の第1風路33と、前記一対のフィールドコイル4
2間に配設されて前記ケース本体22の前記一端開口を
径方向に横断して、前記環状平面部26に固定されたケ
ース端面板23と、このケース端面板23を間に置いて
その両側に夫々形成され前記フィールドコイル42が夫
々別々に臨む一対の第1通気口59と、前記ケース端面
板23の中央部に設けた軸受け支え部51を貫通する前
記電機子31の回転軸35に取付けたファン53と、周
部に複数の風入口を有するとともに、これら風入口に連
なる複数の整流風路55aを内面に設けて形成され、か
つ前記ファン53と前記ケース本体22の一端開口との
間に位置して、この一端開口を覆って設けられ、前記フ
ァン53から吐出された風を前記ケース本体22内に導
く整流板55と、この整流板55および前記ファン53
を覆って前記ケース本体22の一端開口側に取付けたフ
ァンカバー57とを具備した電動送風機において、前記
フィールドコア41が、一対のヨーク主部43a、43
bとこの主部43a、43bに一体につながる一対の磁
極ベース部分43cとで形成されるヨーク部43と、電
機子対向面44aを有して前記一対の磁極ベース部分4
3cに一体に設けられて前記ヨーク部43の内側に突出
されるとともに前記フィールドコイル42が巻き付けら
れる一対の磁極44と、前記両磁極ベース部分43cの
外面から前記電機子対向面44a側に向けて夫々設けら
れた肉盗み凹所45とを有しているとともに、前記肉盗
み凹所45と対応する前記電機子対向面44aとの間に
薄肉部46を夫々形成して、前記磁極ベース部分43c
における前記薄肉部46と前記ヨーク主部43a、43
bとの間の部位43a1の磁路断面積を前記ヨーク主部4
3a、43bの磁路断面積と同様にしたことを特徴とし
ている。
すなわち、四つの隅部41aを有した環形のフィールド
コア41およびこのコア41に取付けられた一対のフィ
ールドコイル42を有した固定子30、およびこの固定
子30の内側に配置される電機子31を収納する円筒部
25の一端開口縁に、この円筒部25の外側に張り出す
環状平面部26を設けて形成されたケース本体22と、
前記円筒部25の内面と、この内面に前記隅部41aを
密接して配置される前記フィールドコア41の外面との
間に、前記フィールドコア41を間において形成された
一対の第1風路33と、前記一対のフィールドコイル4
2間に配設されて前記ケース本体22の前記一端開口を
径方向に横断して、前記環状平面部26に固定されたケ
ース端面板23と、このケース端面板23を間に置いて
その両側に夫々形成され前記フィールドコイル42が夫
々別々に臨む一対の第1通気口59と、前記ケース端面
板23の中央部に設けた軸受け支え部51を貫通する前
記電機子31の回転軸35に取付けたファン53と、周
部に複数の風入口を有するとともに、これら風入口に連
なる複数の整流風路55aを内面に設けて形成され、か
つ前記ファン53と前記ケース本体22の一端開口との
間に位置して、この一端開口を覆って設けられ、前記フ
ァン53から吐出された風を前記ケース本体22内に導
く整流板55と、この整流板55および前記ファン53
を覆って前記ケース本体22の一端開口側に取付けたフ
ァンカバー57とを具備した電動送風機において、前記
フィールドコア41が、一対のヨーク主部43a、43
bとこの主部43a、43bに一体につながる一対の磁
極ベース部分43cとで形成されるヨーク部43と、電
機子対向面44aを有して前記一対の磁極ベース部分4
3cに一体に設けられて前記ヨーク部43の内側に突出
されるとともに前記フィールドコイル42が巻き付けら
れる一対の磁極44と、前記両磁極ベース部分43cの
外面から前記電機子対向面44a側に向けて夫々設けら
れた肉盗み凹所45とを有しているとともに、前記肉盗
み凹所45と対応する前記電機子対向面44aとの間に
薄肉部46を夫々形成して、前記磁極ベース部分43c
における前記薄肉部46と前記ヨーク主部43a、43
bとの間の部位43a1の磁路断面積を前記ヨーク主部4
3a、43bの磁路断面積と同様にしたことを特徴とし
ている。
【0060】したがって、この電動送風機の送風効率を
向上することができる。
向上することができる。
【0061】すなわち、整流子電動機Mに通電して電動
送風機を動作させると、その電機子31の回転とともに
ファン53が回転されるから、図1中矢印で示す送風作
用が営まれる。この送風作用においてファン53から吐
出されて、整流板55の風入口より整流板55の内側に
流入した風は、整流風路55aを通る間に整流される。
そして、整流された風は、整流風路55aと対向してい
るケース本体22の一端開口に、第1通気口59を通っ
てケース端面板23に邪魔されることなく流入する。し
かも、ケース端面板23の横断部分23Aにより前記一
端開口に対して覆われて隠されたようになっている一部
の整流風路55a内の風は、このケース端面板23の第
2通気口60を通って、これと対向している第2風路3
4側に流通する。
送風機を動作させると、その電機子31の回転とともに
ファン53が回転されるから、図1中矢印で示す送風作
用が営まれる。この送風作用においてファン53から吐
出されて、整流板55の風入口より整流板55の内側に
流入した風は、整流風路55aを通る間に整流される。
そして、整流された風は、整流風路55aと対向してい
るケース本体22の一端開口に、第1通気口59を通っ
てケース端面板23に邪魔されることなく流入する。し
かも、ケース端面板23の横断部分23Aにより前記一
端開口に対して覆われて隠されたようになっている一部
の整流風路55a内の風は、このケース端面板23の第
2通気口60を通って、これと対向している第2風路3
4側に流通する。
【0062】このような送風作用の営みにおいて、風は
主として第1通気口59を通って第1風路33を流通す
る。ところで、第1風路33を区画するフィールドコア
41に形成された肉盗み凹所45は、第1風路33の風
路断面積を増やしているので、この第1風路33での通
気性が良く、この風路33での風損を低減できる。した
がって、この電動送風機の送風効率を向上することがで
きる。
主として第1通気口59を通って第1風路33を流通す
る。ところで、第1風路33を区画するフィールドコア
41に形成された肉盗み凹所45は、第1風路33の風
路断面積を増やしているので、この第1風路33での通
気性が良く、この風路33での風損を低減できる。した
がって、この電動送風機の送風効率を向上することがで
きる。
【0063】しかも、整流板55からケース端面板23
に邪魔されずに第1通気口59を通ってケース本体22
内に流入する風だけではなく、ケース端面板23の横断
部分23Aに設けた60を通してケース本体22内に整
流板55から風を流入させることができるので、ケース
本体22内に流入される風量を増加できる。このことに
おいても、この電動送風機の送風効率を向上することが
できる。
に邪魔されずに第1通気口59を通ってケース本体22
内に流入する風だけではなく、ケース端面板23の横断
部分23Aに設けた60を通してケース本体22内に整
流板55から風を流入させることができるので、ケース
本体22内に流入される風量を増加できる。このことに
おいても、この電動送風機の送風効率を向上することが
できる。
【0064】図7は本発明の第2実施例の要部を示して
いる。この第2実施例は、フィールドコアの肉盗み凹所
の位置をずらした点と、それに伴いヨーク主部に対する
磁路断面積の補償構造を採用した点のみが前記第1実施
例とは異なり、それ以外の構成は図7に図示されない部
分を含めて図1〜図6に示した前記第1実施例の整流子
電動機Mを備えた電動送風機と同じ構成であるので、図
示されない構成については図1〜図6をもって代用する
とともに、図示される同一構成部分には第1実施例と同
一の符号を付して、それらの構成の説明およびそれに基
づく作用効果の説明については省略するが、これらの同
一部分についても本実施例に係る電動送風機の構成の一
部をなすものである。
いる。この第2実施例は、フィールドコアの肉盗み凹所
の位置をずらした点と、それに伴いヨーク主部に対する
磁路断面積の補償構造を採用した点のみが前記第1実施
例とは異なり、それ以外の構成は図7に図示されない部
分を含めて図1〜図6に示した前記第1実施例の整流子
電動機Mを備えた電動送風機と同じ構成であるので、図
示されない構成については図1〜図6をもって代用する
とともに、図示される同一構成部分には第1実施例と同
一の符号を付して、それらの構成の説明およびそれに基
づく作用効果の説明については省略するが、これらの同
一部分についても本実施例に係る電動送風機の構成の一
部をなすものである。
【0065】この第2実施例においては、整流子電動機
Mの性能をより向上するために電機子31の捻り角θ2
を前記第1実施例での捻り角θ1よりも大きくしてい
る。そのために、捻り角θ2に対応して設けられる肉盗
み凹所45が図7中時計回りの方向に位置をずらして形
成されている。なお、図7中1点鎖線は比較のために描
いた前記第1実施例での肉盗み凹所を示し、同図中tは
肉盗み凹所45の位置ずれ量を示している。
Mの性能をより向上するために電機子31の捻り角θ2
を前記第1実施例での捻り角θ1よりも大きくしてい
る。そのために、捻り角θ2に対応して設けられる肉盗
み凹所45が図7中時計回りの方向に位置をずらして形
成されている。なお、図7中1点鎖線は比較のために描
いた前記第1実施例での肉盗み凹所を示し、同図中tは
肉盗み凹所45の位置ずれ量を示している。
【0066】このように肉盗み凹所45をずらして設け
る場合、その位置ずれ量tが一定値以上になると、磁極
44のずらし側の根元部分が狭くなり、その磁路断面積
がこれに連なったヨーク主部43aまたは43bの磁路
断面積より小さくなる可能性がある。そこで、磁極44
をそのずらし側に広げて(この広げられた部分は図7中
2点鎖線と実線とで囲まれる広がり側縁部aで示されて
いる。)いる。
る場合、その位置ずれ量tが一定値以上になると、磁極
44のずらし側の根元部分が狭くなり、その磁路断面積
がこれに連なったヨーク主部43aまたは43bの磁路
断面積より小さくなる可能性がある。そこで、磁極44
をそのずらし側に広げて(この広げられた部分は図7中
2点鎖線と実線とで囲まれる広がり側縁部aで示されて
いる。)いる。
【0067】また、このようにすることに伴い前記ずら
し側における巻線スペースが減少するので、この巻線ス
ペースを間に置いて前記広がり側縁部aと対向するヨー
ク主部43a、43bの内面に凹みbを形成して、必要
な巻線スペースを確保している。これとともに、この凹
みbに応じて狭くなったヨーク主部43a、43bの幅
を増やすために、ヨーク主部43a、43bの外面に凹
みbと対応する張り出し凸部cを形成して、ヨーク主部
43a、43b各部の磁路断面積を等しくしている。
し側における巻線スペースが減少するので、この巻線ス
ペースを間に置いて前記広がり側縁部aと対向するヨー
ク主部43a、43bの内面に凹みbを形成して、必要
な巻線スペースを確保している。これとともに、この凹
みbに応じて狭くなったヨーク主部43a、43bの幅
を増やすために、ヨーク主部43a、43bの外面に凹
みbと対応する張り出し凸部cを形成して、ヨーク主部
43a、43b各部の磁路断面積を等しくしている。
【0068】この構成により、ヨーク主部43a、43
bの各部の磁路断面積と前記磁極44のずらし側の根元
部分の磁路断面積とを等しくするとともに、フィールド
コイルの巻き量を減じることなく、大きな捻り角θ2に
対応して肉盗み凹所45をずらして設けることを可能と
し、それによって、整流子電動機Mの性能をより向上さ
せることができる。
bの各部の磁路断面積と前記磁極44のずらし側の根元
部分の磁路断面積とを等しくするとともに、フィールド
コイルの巻き量を減じることなく、大きな捻り角θ2に
対応して肉盗み凹所45をずらして設けることを可能と
し、それによって、整流子電動機Mの性能をより向上さ
せることができる。
【0069】なお、以上の点以外の構成は前記第1実施
例と同じである。したがって、この第2実施例でもフィ
ールドコア41に肉盗み凹所45を設けたことに基づい
て、前記第1実施例と同等の作用効果を得ることができ
るから、それにより、本発明の第1、第2の目的を達成
できるものである。
例と同じである。したがって、この第2実施例でもフィ
ールドコア41に肉盗み凹所45を設けたことに基づい
て、前記第1実施例と同等の作用効果を得ることができ
るから、それにより、本発明の第1、第2の目的を達成
できるものである。
【0070】図8〜図10は本発明の第3実施例の要部
を示している。この第3実施例は、フィールドコアの肉
盗み凹所の形状のみが前記第1実施例とは異なり、それ
以外の構成は図8〜図10に図示されない部分を含めて
図1〜図6に示した前記第1実施例の電動機Mを備えた
電動送風機と同じ構成であるので、図示されない構成に
ついては図1〜図6をもって代用するとともに、図示さ
れる同一構成部分には第1実施例と同一の符号を付し
て、それらの構成の説明およびそれに基づく作用効果の
説明については省略するが、これらの同一部分について
も本実施例に係る電動送風機の構成の一部をなすもので
ある。
を示している。この第3実施例は、フィールドコアの肉
盗み凹所の形状のみが前記第1実施例とは異なり、それ
以外の構成は図8〜図10に図示されない部分を含めて
図1〜図6に示した前記第1実施例の電動機Mを備えた
電動送風機と同じ構成であるので、図示されない構成に
ついては図1〜図6をもって代用するとともに、図示さ
れる同一構成部分には第1実施例と同一の符号を付し
て、それらの構成の説明およびそれに基づく作用効果の
説明については省略するが、これらの同一部分について
も本実施例に係る電動送風機の構成の一部をなすもので
ある。
【0071】この第3実施例において、肉盗み凹所45
は、これら凹所45と対応する電機子対向面44aとの
間に形成される薄肉部46が、フィールドコア41の中
心に対し点対称となる位置であって、磁極44の幅方向
中心に位置されるように設けられている。それにより、
磁極ベース部分43cにおける薄肉部46とヨーク主部
43a、43bとの間の部位43c1の磁路断面積をヨー
ク主部43a、43bの磁路断面積と同様にしてある。
このような肉盗み凹所45の形成により設けられる薄肉
部46を境に電機子31の回転方向前側に位置される第
1磁極部44bの電機子対向面積と、電機子31の回転
方向後側に位置される第2磁極部44cの電機子対向面
積とは等しくなっている。
は、これら凹所45と対応する電機子対向面44aとの
間に形成される薄肉部46が、フィールドコア41の中
心に対し点対称となる位置であって、磁極44の幅方向
中心に位置されるように設けられている。それにより、
磁極ベース部分43cにおける薄肉部46とヨーク主部
43a、43bとの間の部位43c1の磁路断面積をヨー
ク主部43a、43bの磁路断面積と同様にしてある。
このような肉盗み凹所45の形成により設けられる薄肉
部46を境に電機子31の回転方向前側に位置される第
1磁極部44bの電機子対向面積と、電機子31の回転
方向後側に位置される第2磁極部44cの電機子対向面
積とは等しくなっている。
【0072】なお、以上の点以外の構成は前記第1実施
例と同じである。したがって、この第3実施例でもフィ
ールドコア41に肉盗み凹所45を設けたことに基づい
て、軽量化と放熱特性について前記第1実施例と同等の
作用効果を得ることができるから、本発明の第1の目的
を達成できるものである。
例と同じである。したがって、この第3実施例でもフィ
ールドコア41に肉盗み凹所45を設けたことに基づい
て、軽量化と放熱特性について前記第1実施例と同等の
作用効果を得ることができるから、本発明の第1の目的
を達成できるものである。
【0073】しかも、この第3実施例の整流子電動機M
は、以上のように第1、第2両磁極部44b、44cの
電機子対向面積が等しいから、その電機子が一方向のみ
に回転される場合は勿論のこと、電機子を正転および逆
転させる正逆回転可能な電動機として用いるのにも適し
ている。
は、以上のように第1、第2両磁極部44b、44cの
電機子対向面積が等しいから、その電機子が一方向のみ
に回転される場合は勿論のこと、電機子を正転および逆
転させる正逆回転可能な電動機として用いるのにも適し
ている。
【0074】また、本発明は前記各実施例には制約され
ない。例えば、本発明は電動送風機への実施に限らず、
電動機単体として実施できるとともに、スロット形電機
子31には、それが備えるスロットが斜溝ではなく、こ
の電機子3の回転軸35と平行な溝で形成される電機子
を採用してもよい。
ない。例えば、本発明は電動送風機への実施に限らず、
電動機単体として実施できるとともに、スロット形電機
子31には、それが備えるスロットが斜溝ではなく、こ
の電機子3の回転軸35と平行な溝で形成される電機子
を採用してもよい。
【0075】また、本発明において肉盗み凹所は、前記
一実施例のように突極44の電機子対向面44a側が狭
く磁極ベース部分43c側が広い構造であることが、磁
路断面積を一定化する上ではより好ましいが、本発明の
第1の目的を達成するための肉盗み凹所の形状は、前記
各実施例の形状に制約されず、この第1の目的の達成を
損なわない限りいかなる形状としてもよい。同様に、本
発明の第2の目的を達成するための肉盗み凹所の形状
も、第2の目的を達成を損なわない形状である限り、一
段以上の段付きの形状、方形状、スリット状、或いはこ
れらの組み合わせ形状等を採用することができる。
一実施例のように突極44の電機子対向面44a側が狭
く磁極ベース部分43c側が広い構造であることが、磁
路断面積を一定化する上ではより好ましいが、本発明の
第1の目的を達成するための肉盗み凹所の形状は、前記
各実施例の形状に制約されず、この第1の目的の達成を
損なわない限りいかなる形状としてもよい。同様に、本
発明の第2の目的を達成するための肉盗み凹所の形状
も、第2の目的を達成を損なわない形状である限り、一
段以上の段付きの形状、方形状、スリット状、或いはこ
れらの組み合わせ形状等を採用することができる。
【0076】
【発明の効果】本発明は以上詳記したように構成したの
で、以下の効果を有する。
で、以下の効果を有する。
【0077】請求項1に記載の電動機によれば、磁極の
電機子対向面との間に薄肉部を形成する肉盗み凹所をフ
ィールドコアに設けて、回転力を発生させるために必要
とする磁束の量を減じることなく、磁気回路的に無駄と
なる部分を極小としたので、肉盗み凹所の容積に相当す
る分、電動機の重さを決定する主要な部品であるフィー
ルドコアを軽量にでき、それに伴い電動機を軽量にでき
る。
電機子対向面との間に薄肉部を形成する肉盗み凹所をフ
ィールドコアに設けて、回転力を発生させるために必要
とする磁束の量を減じることなく、磁気回路的に無駄と
なる部分を極小としたので、肉盗み凹所の容積に相当す
る分、電動機の重さを決定する主要な部品であるフィー
ルドコアを軽量にでき、それに伴い電動機を軽量にでき
る。
【0078】請求項2に記載の電動機によれば、電動機
の重さを決定する主要な部品であるフィールドコアに磁
極の電機子対向面との間に薄肉部を形成して肉盗み凹所
を設けて、このコアを軽量としたから、それに伴い電動
機を軽量にできる。しかも、薄肉部の位置に基づいて、
固定子のN極側磁極からS極側磁極に至る磁束に対する
アーマチャ電流による磁束の影響を少なくし、フィール
ドコアの一方のヨーク主部を通って還流する磁束量が減
じることを防止して、ファールドコアの一対のヨーク主
部を通って還流する磁束の量を夫々均一化できるから、
電動機の性能を向上することができる。
の重さを決定する主要な部品であるフィールドコアに磁
極の電機子対向面との間に薄肉部を形成して肉盗み凹所
を設けて、このコアを軽量としたから、それに伴い電動
機を軽量にできる。しかも、薄肉部の位置に基づいて、
固定子のN極側磁極からS極側磁極に至る磁束に対する
アーマチャ電流による磁束の影響を少なくし、フィール
ドコアの一方のヨーク主部を通って還流する磁束量が減
じることを防止して、ファールドコアの一対のヨーク主
部を通って還流する磁束の量を夫々均一化できるから、
電動機の性能を向上することができる。
【図1】本発明の第1実施例に係る整流子電動機を備え
る電動送風機の構成を一部断面して示す側面図。
る電動送風機の構成を一部断面して示す側面図。
【図2】図1に示された電動送風機の一部を分解して示
す斜視図。
す斜視図。
【図3】同第1実施例に係る整流子電動機の構成を示す
平面図。
平面図。
【図4】同第1実施例に係る整流子電動機が備えるフィ
ールドコアの構成を示す平面図。
ールドコアの構成を示す平面図。
【図5】同第1実施例に係る整流子電動機が備えるフィ
ールドコアの構成を示す側面図。
ールドコアの構成を示す側面図。
【図6】同第1実施例に係る整流子電動機の磁束の様子
を示す図。
を示す図。
【図7】本発明の第2実施例に係る整流子電動機が備え
るフィールドコアの構成を示す平面図。
るフィールドコアの構成を示す平面図。
【図8】本発明の第3実施例に係る整流子電動機の構成
を示す平面図。
を示す平面図。
【図9】同第3実施例に係る整流子電動機が備えるフィ
ールドコアの構成を示す平面図。
ールドコアの構成を示す平面図。
【図10】同第3実施例に係るフィールドコアの磁束の
様子を示す図。
様子を示す図。
【図11】従来例に係る整流子電動機の構成を示す平面
図。
図。
【図12】同従来例に係る整流子電動機が備えるフィー
ルドコアの構成を示す平面図。
ルドコアの構成を示す平面図。
【図13】電動機内の磁束の分布を示し、(A)は固定
子による磁束の様子を示す図。(B)はアーマチャ電流
による磁束の様子を示す図。(C)は合成磁束の様子を
示す図。
子による磁束の様子を示す図。(B)はアーマチャ電流
による磁束の様子を示す図。(C)は合成磁束の様子を
示す図。
30…固定子、 31…電機子、 M…整流子電動機、 41…フィールドコア、 42…フィールドコイル、 43…ヨーク部、 43a、43b…ヨーク主部、 43c…磁極ベース部分、 43c1…ヨーク主部と薄肉部との間の部位、 44…磁極、 44a…電機子対向面、 44b…第1磁極部、 44c…第2磁極部、 45…肉盗み凹所、 46…薄肉部。
Claims (2)
- 【請求項1】ヨーク部が一対のヨーク主部とこの主部に
一体につながる一対の磁極ベース部分とで形成され、電
機子対向面を有して前記ヨーク部の内側に突出される磁
極が前記一対の磁極ベース部分に一体に設けられたフィ
ールドコア、および前記磁極に夫々巻き付けられたフィ
ールドコイルを備える固定子と、 前記フィールドコアを厚み方向に貫通して前記一対の磁
極の電機子対向面間に配置された回転自在な電機子とを
具備する電動機において、 前記フィールドコアに前記両磁極ベース部分の外面から
前記電機子対向面側に向けて肉盗み凹所を夫々設け、こ
れら凹所と対応する前記電機子対向面との間に薄肉部を
夫々形成して、前記磁極ベース部分における前記薄肉部
と前記ヨーク主部との間の部位の磁路断面積を前記ヨー
ク主部の磁路断面積と同様にしたことを特徴とする電動
機。 - 【請求項2】ヨーク部が一対のヨーク主部とこの主部に
一体につながる一対の磁極ベース部分とで形成され、電
機子対向面を有して前記ヨーク部の内側に突出される磁
極が前記一対の磁極ベース部分に一体に設けられたフィ
ールドコア、および前記磁極に夫々巻き付けられたフィ
ールドコイルを備える固定子と、 前記フィールドコアを厚み方向に貫通して前記一対の磁
極の電機子対向面間に配置された回転自在な電機子とを
具備する電動機において、 前記フィールドコアに前記両磁極ベース部分の外面から
前記電機子対向面側に向けて肉盗み凹所を夫々設け、こ
れら凹所と対応する前記電機子対向面との間に薄肉部を
夫々形成するとともに、これら一対の薄肉部を前記フィ
ールドコアの中心に対し点対称となる位置に前記磁極の
幅方向中心からずらして配設し、前記磁極を、前記薄肉
部を境に前記電機子の回転方向前側に位置される第1磁
極部と前記電機子の回転方向後側に位置される第2磁極
部とに分けて、前記第1磁極部の電機子対向面積を前記
第2磁極部の電機子対向面積より大きくしたことを特徴
とする電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24958394A JPH08116631A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24958394A JPH08116631A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08116631A true JPH08116631A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17195176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24958394A Pending JPH08116631A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08116631A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007110817A (ja) * | 2005-10-12 | 2007-04-26 | Olympus Imaging Corp | ステッピングモータ及び光学系駆動装置 |
JP2010130832A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Mitsubishi Electric Corp | 整流子電動機及び送風機及び電気掃除機 |
CN113206555A (zh) * | 2020-02-03 | 2021-08-03 | 广东威灵电机制造有限公司 | 定子组件、电机和机电设备 |
-
1994
- 1994-10-14 JP JP24958394A patent/JPH08116631A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007110817A (ja) * | 2005-10-12 | 2007-04-26 | Olympus Imaging Corp | ステッピングモータ及び光学系駆動装置 |
JP2010130832A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Mitsubishi Electric Corp | 整流子電動機及び送風機及び電気掃除機 |
CN113206555A (zh) * | 2020-02-03 | 2021-08-03 | 广东威灵电机制造有限公司 | 定子组件、电机和机电设备 |
CN113206555B (zh) * | 2020-02-03 | 2022-07-12 | 广东威灵电机制造有限公司 | 定子组件、电机和机电设备 |
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