[go: up one dir, main page]

JPH0810999Y2 - インナーイヤー型ヘッドホン - Google Patents

インナーイヤー型ヘッドホン

Info

Publication number
JPH0810999Y2
JPH0810999Y2 JP1989008617U JP861789U JPH0810999Y2 JP H0810999 Y2 JPH0810999 Y2 JP H0810999Y2 JP 1989008617 U JP1989008617 U JP 1989008617U JP 861789 U JP861789 U JP 861789U JP H0810999 Y2 JPH0810999 Y2 JP H0810999Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
housing
ear canal
ear
shaped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989008617U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02100390U (ja
Inventor
邦夫 渡辺
Original Assignee
アイワ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アイワ株式会社 filed Critical アイワ株式会社
Priority to JP1989008617U priority Critical patent/JPH0810999Y2/ja
Publication of JPH02100390U publication Critical patent/JPH02100390U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0810999Y2 publication Critical patent/JPH0810999Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Headphones And Earphones (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ドライバーユニットの収納されたハウジ
ングを耳孔に挿入して使用するインナーイヤー型ヘッド
ホンに関する。
[従来の技術] 各種音響機器に使用されているインナーイヤー型ヘッ
ドホンの一例を第12図に示す。
同図において、1はハウジングであり、このハウジン
グ1の前面側(第12図において左側)は開放され、ほぼ
お椀状とされている。このハウジング1内にドライバー
ユニット2が収納される。
3は円形の凹部を有し、フレームを兼用するヨーク、
4は円形のマグネット、5は円盤状のボールプレート
(ボールピース)であり、これらによって磁気回路が構
成される。
6は振動板であり、この振動板6の端部はヨーク3の
外周部に固定されると共に、その中央部にはボイスコイ
ルの巻装されたボイルコイルボビン7の一端が接続され
る。ボイスコイルボビン7はボールプレート5とヨーク
3との間に移動自在に配される。
8は保護板であり、9はドライバーユニット2をハウ
ジング1に固定するためのリング状部材である。
ドライバーユニット2のヨーク3のフランジ部には開
口10が形成されると共に、ハウジング1の背面側にも開
口11が形成される。そして、開口11に対応するハウジン
グ1の内面には音響抵抗体12が被着される。
第13図は、第12図に示したインナーイヤー型ヘッドホ
ンの音響等価回路を示している。同図において、 mo:振動板の等価質量 so:振動板の等価スティフネス ro:振動板の等価抵抗 ml:インナーイヤー型ヘッドホンと耳孔との漏れによる
等価質量 rl:インナーイヤー型ヘッドホンと耳孔との漏れによる
等価抵抗 sc:インナーイヤー型ヘッドホンと耳孔によって形成さ
れる容積の等価スティフネス s1:ハウジング容積の等価スティフネス r1:ハウジングと外気とを連結する音響抵抗 F:信号電流によるボイスコイルの駆動力 第12図のインナーイヤー型ヘッドホンにおいては、耳
孔に挿入した場合、ユーザーの耳孔の大きさによって
は、インナーイヤー型ヘッドホンと耳孔との間に隙間が
できることがある。
このように隙間ができると、再生音が漏れて、特に低
域特性が劣化する不都合がある。
これは、第13図に示す音響等価回路において、ml,rl
で表わされる漏れインピーダンスがscで表わされるイン
ピーダンスより低くなり、特に低音域では、これら並列
回路のインピーダンスがほとんどrlのみとなるためであ
る。
このような低域特性の劣化を除去するには、例えば、
インナーイヤー型ヘッドホンと耳孔との間の隙間が小さ
くなるようにして再生音の漏れを少なくし、等価抵抗rl
を大きくすればよい。
そこで、第14図に示すように、ハウジング1の前面か
ら側面を覆うように、例えばウレタンフォーム(発泡プ
ラスチック)よりなるイヤーパッド20を装着することが
提案されている。
すなわち、このイヤーパッド20を装着すると、耳孔か
ら外部への再生音の漏れが少なくなり、等価抵抗rlを大
きくすることができ、低域特性の劣化を軽減することが
できる。
[考案が解決しようとする課題] このようにイヤーパッド20を装着することにより、低
域特性の劣化を軽減することができるが、このイヤーパ
ッド20はハウジング1の前面側をも覆うようになされて
いるため、再生音が耳の外耳道に効率的に到達しなくな
る不都合があった。
そこで、この考案では、装着の違和感をなくすと共
に、何等不都合なく耳孔から外部への再生音の漏れによ
る低域特性の劣化を軽減できるようにすることを目的と
するものである。
[課題を解決するための手段] この考案は、ドライバーユニット2が収納されたハウ
ジング1の側面外周の表面にリング状パッド20が配さ
れ、このリング状パッド20はその外周表面に、軟質で、
断面がほぼ長方形状となされた複数の突起部22が高密度
に形成されたことを特徴とするものである。
[作用] 上述構成においては、ドライバーユニット2が収納さ
れたハウジング1の側面外周の表面にリング状パッド20
が配され、このリング状パッド20の外周表面に、軟質
で、断面がほぼ長方形状となされた複数の突起部22が高
密度に形成される。この突起部22によって耳孔内壁に密
着した状態で挿入される。これによって、突起部22が隙
間を埋めるようになり、耳孔から外部への再生音の漏れ
が少なくなる。
また、ハウジング1の前面側は覆われないので、再生
音が耳の外耳道に効率的に到達し、高域特性も劣化しな
い。
[実施例] 続いて、第1図以下を参照しながら、この考案の一実
施例について説明する。第1図以下において、第12図と
対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略
する。
本例においては、ドライバーユニット2をハウジング
1に固定するために設けられたリング状部材9の周面に
リング状パッド20が装着される。
リング状パッド20は第2図に示すように、リング状を
なし、所定の厚みを有する本体21と、その外周面側に高
密度に形成された幅を有する複数の突起部22とで構成さ
れる。
突起部22は、耳孔装着時の違和感をなくすため、ある
程度の弾力性が得られるように形成される。そのため、
第2図にも示すように、所定の幅で且つ断面が長方形状
をなし、耳孔装着方向と並行するように、しかも所定の
間隔を保持して形成されている。
突起部22の大きさは、高さが1〜2mm、長さが3〜5mm
程度に形成するのが好ましい。その材質はシリコンゴム
などの軟質材を使用することができる。
このように柔軟な突起部22を有するリング状パッド20
を使用すると、ユーザーがハウジング1を耳孔内に挿入
する際にこの突起部22で耳孔とパッド本体21との隙間を
埋めるようになり、耳孔からの外部への再生音の漏れが
少なくなる。
したがって、本例によれば、低域特性の劣化を軽減す
ることができる。また、本例によれば、ハウジング1の
前面側は覆われないので、第14図例に比べて再生音を耳
の外耳道に効率的に到達させることができる。
上述した突起部22は帯状をなすように形成したが、こ
れは一例に過ぎず、第4図〜第9図のような形状の突起
部としてもよい。
第4図は第1図の変形例であって、帯状の突起部22を
2分割して形成した場合である。第3図は第4図のリン
グ状パッド20の断面図を示す。このように、装着後はあ
る程度の摩擦力が作用して抜けにくくなるように、突起
部22は多少傾斜した状態に成形するようにしてもよい。
第5図の例は、分割して形成された帯状突起部22の配
列を若干ずらして形成した場合である。
第6図の例は、帯状突起部22の形成方向を、耳孔装着
方向と直行する方向に数条にわたって形成した場合であ
る。
第7図は第6図の変形例であって、帯状突起部22の形
成位置を第5図のように若干ずらした場合である。
第8図は装着方向に対して斜めになるように帯状突起
部22を形成した場合である。
第9図は帯状ではなく柱状に形成された突起部22を使
用した場合であり、この場合においても、これが多数形
成されたものが使用される。その場合には、第10図のよ
うにリング状パッド20が装着されることになる。
以上の形状はあくまでの一例であって、その形状、配
列位置、大きさなどは種々変更することができる。
第11図はこの考案のさらに他の例を示すものであっ
て、本例ではリング状パッド20をリング状部材9と一体
的に形成した場合である。その他は、第1図の例と同様
に構成される。
この場合に使用される突起部22は、上述したように種
々の変形が可能である。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、ドライバー
ユニットが収納されたハウジングの側面外周の表面にリ
ング状パッドを配し、このリング状パッドの外周表面
に、軟質で、断面がほぼ長方形状となされた複数の突起
部を高密度に形成したものである。これによれば、再生
音の耳の外耳道への到達を妨げることなく、耳孔から外
部への再生音の漏れによる低域特性の劣化を良好に軽減
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図はこの考案の一実施例を示す構成図、第
12図はインナーイヤー型ヘッドホンの一例の構成図、第
13図はその音響等価回路を示す図、第14図は従来例の構
成図である。 1……ハウジング 2……ドライバーユニット 9……リング状部材 20……リング状パッド 21……本体 22……突起部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドライバーユニットが収納されたハウジン
    グの側面外周の表面にリング状パッドが配され、 このリング状パッドはその外周表面に、軟質で、断面が
    ほぼ長方形状となされた複数の突起部が高密度に形成さ
    れたものであることを特徴とするインナーイヤー型ヘッ
    ドホン。
JP1989008617U 1989-01-27 1989-01-27 インナーイヤー型ヘッドホン Expired - Lifetime JPH0810999Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989008617U JPH0810999Y2 (ja) 1989-01-27 1989-01-27 インナーイヤー型ヘッドホン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989008617U JPH0810999Y2 (ja) 1989-01-27 1989-01-27 インナーイヤー型ヘッドホン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02100390U JPH02100390U (ja) 1990-08-09
JPH0810999Y2 true JPH0810999Y2 (ja) 1996-03-29

Family

ID=31214656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989008617U Expired - Lifetime JPH0810999Y2 (ja) 1989-01-27 1989-01-27 インナーイヤー型ヘッドホン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0810999Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5651167B2 (ja) * 2009-04-30 2015-01-07 ヴェルト メディカル ソリューションズ、エルエルシー イヤホンシステム
JP5610963B2 (ja) * 2010-10-04 2014-10-22 株式会社オーディオテクニカ イヤホン

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS606393U (ja) * 1983-06-25 1985-01-17 前田 徳勇 イヤホンの外耳道插入部
JPS6338398A (ja) * 1986-08-04 1988-02-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd ヘツドホン

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02100390U (ja) 1990-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9961428B2 (en) Earphone device
JP2571128B2 (ja) ヘッドホン
US4403120A (en) Earphone
US4418248A (en) Dual element headphone
US4965836A (en) Stereo headphone
US5949896A (en) Earphone
JP4631070B2 (ja) 骨伝導スピーカ
KR100922337B1 (ko) 고무 귓 청을 구비한 이어폰
US4158753A (en) Headphone of circumaural design
US5109424A (en) Stereo headphones with plug, receptacle and securing plates
JPH07154888A (ja) 電気音響変換装置
JP3801808B2 (ja) イヤホーン
JPH0810999Y2 (ja) インナーイヤー型ヘッドホン
JPS644398B2 (ja)
JPS6379500A (ja) 電気音響変換器
JPH02152396A (ja) ヘッドホーン装置
JP3239775B2 (ja) 骨振動型マイクロホン
JPH0733507Y2 (ja) インナーイヤー型ヘッドホン
JP7644542B2 (ja) 骨伝導スピーカ
JPH0631834Y2 (ja) イヤホーン及びイヤホーン用パッド
JPS622864Y2 (ja)
KR100566092B1 (ko) 이어폰
JPS648519B2 (ja)
JPH0695796B2 (ja) ヘツドホン
JPH04175097A (ja) 音響再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term