JPH0799932A - ファフィア色素油を含有する健康食品 - Google Patents
ファフィア色素油を含有する健康食品Info
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- JPH0799932A JPH0799932A JP5277281A JP27728193A JPH0799932A JP H0799932 A JPH0799932 A JP H0799932A JP 5277281 A JP5277281 A JP 5277281A JP 27728193 A JP27728193 A JP 27728193A JP H0799932 A JPH0799932 A JP H0799932A
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- phaffia
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- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ファフィア色素油を含有する健康食品の提
供。 【構成】 アスタキサンチン産生ファフィア酵母からの
天然赤色色素油であるアスタキサンチンを主要成分とす
るファフィア色素油を含有する健康食品。アスタキサン
チンを主要成分とするファフィア色素油は色素濃度の薄
いもの、濃いもの、抽出色素油あるいは濃縮物でも利用
できる。また、上記色素油は乳化物の形あるいは粉末の
形で使用することができる。 【効果】 色調、耐光性、着色性に優れるだけでなく、
抗酸化活性、抗炎症作用、免疫賦活作用等の生理活性を
有するアスタキサンチンを主要成分とするファフィア色
素を含有する健康食品を提供することができる。
供。 【構成】 アスタキサンチン産生ファフィア酵母からの
天然赤色色素油であるアスタキサンチンを主要成分とす
るファフィア色素油を含有する健康食品。アスタキサン
チンを主要成分とするファフィア色素油は色素濃度の薄
いもの、濃いもの、抽出色素油あるいは濃縮物でも利用
できる。また、上記色素油は乳化物の形あるいは粉末の
形で使用することができる。 【効果】 色調、耐光性、着色性に優れるだけでなく、
抗酸化活性、抗炎症作用、免疫賦活作用等の生理活性を
有するアスタキサンチンを主要成分とするファフィア色
素を含有する健康食品を提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ファフィア色素油を
含有する健康食品に関するものである。詳しくは、この
発明は、機能性食品用天然色素としてアスタキサンチン
を主要成分とするファフィア色素油を含有する健康食品
に関するものである。この発明の「アスタキサンチンを
主要成分とするファフィア色素油」とは「アスタキサン
チン産生ファフィア酵母からの食品用天然赤色色素油」
を意味する。
含有する健康食品に関するものである。詳しくは、この
発明は、機能性食品用天然色素としてアスタキサンチン
を主要成分とするファフィア色素油を含有する健康食品
に関するものである。この発明の「アスタキサンチンを
主要成分とするファフィア色素油」とは「アスタキサン
チン産生ファフィア酵母からの食品用天然赤色色素油」
を意味する。
【0002】
【従来の技術】多くの食品や健康食品の成分として利用
されているβ−カロテンは、動物体内でビタミンAに代
謝され、ビタミンAが持つ栄養学的な意味でその重要性
が注目されている。このようなβ−カロテンは現在見い
だされている約600種のカロテノイドの中でも最もビ
タミンAに代謝され易く、強いプロビタミンA活性を示
すといわれている。
されているβ−カロテンは、動物体内でビタミンAに代
謝され、ビタミンAが持つ栄養学的な意味でその重要性
が注目されている。このようなβ−カロテンは現在見い
だされている約600種のカロテノイドの中でも最もビ
タミンAに代謝され易く、強いプロビタミンA活性を示
すといわれている。
【0003】このようなカロテノイドには最近、ガン細
胞の増殖を抑制する効果があることがいわれている。こ
れは、β−カロテンの発ガンプロモーション抑制活性の
報告に始まる。しかし、研究が進むうちにこの作用はビ
タミンAによるものではなく、プロビタミンA活性の低
いアスタキサンチン等のキサントフィル類に強い活性が
あることが示された。アスタキサンチンはβ−カロテ
ン、ゼアキサンチンと比較してもその抑制効果は強いこ
とが示されている。これまで一般的に抗癌剤の開発は細
胞毒性とのかねあいが常に存在していたが、このような
カロテノイドは通常は全く毒性を示さないことから、今
後はメカニズムの解明も含め医薬品への応用が期待され
ている。
胞の増殖を抑制する効果があることがいわれている。こ
れは、β−カロテンの発ガンプロモーション抑制活性の
報告に始まる。しかし、研究が進むうちにこの作用はビ
タミンAによるものではなく、プロビタミンA活性の低
いアスタキサンチン等のキサントフィル類に強い活性が
あることが示された。アスタキサンチンはβ−カロテ
ン、ゼアキサンチンと比較してもその抑制効果は強いこ
とが示されている。これまで一般的に抗癌剤の開発は細
胞毒性とのかねあいが常に存在していたが、このような
カロテノイドは通常は全く毒性を示さないことから、今
後はメカニズムの解明も含め医薬品への応用が期待され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ファフィ
ア色素油を含有する健康食品の提供を目的とする。詳し
くはこの発明は、天然色素の特徴を損なうことなく、こ
れまで天然色素の欠点となっていた着色性や安定性、色
素濃度に優れた、新しいアスタキサンチンを主要成分と
するファフィア色素油を用いた健康食品を提供すること
を目的としている。さらに詳しくは、この発明は、機能
性食品用天然色素としてアスタキサンチンを主要成分と
するファフィア色素油を含有する健康食品の提供を目的
とする。ファフィア色素は橙色から赤橙色の鮮やかな色
調を有し、耐光性の点でも同系色のパプリカ色素よりす
ぐれていることから、広く食品への応用が期待できる。
この発明は、健康食品に対し安定で特徴的な色調をもつ
赤色色素のファフィア色素を利用することも目的として
いる。
ア色素油を含有する健康食品の提供を目的とする。詳し
くはこの発明は、天然色素の特徴を損なうことなく、こ
れまで天然色素の欠点となっていた着色性や安定性、色
素濃度に優れた、新しいアスタキサンチンを主要成分と
するファフィア色素油を用いた健康食品を提供すること
を目的としている。さらに詳しくは、この発明は、機能
性食品用天然色素としてアスタキサンチンを主要成分と
するファフィア色素油を含有する健康食品の提供を目的
とする。ファフィア色素は橙色から赤橙色の鮮やかな色
調を有し、耐光性の点でも同系色のパプリカ色素よりす
ぐれていることから、広く食品への応用が期待できる。
この発明は、健康食品に対し安定で特徴的な色調をもつ
赤色色素のファフィア色素を利用することも目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】カロテノイドにはビタミ
ンEのような活性酸素消去活性がある。生体内での活性
酸素障害は主として、フリーラジカル、一重項酸素によ
り引き起こされるとされている。これらの活性酸素は生
体内の脂質過酸化反応、種々の連鎖反応を引き起こし、
炎症、動脈硬化、老化の原因の一つと言われている。ア
スタキサンチンのフリーラジカルの消去能は試験管内実
験の結果ではビタミンE(α−トコフェロール)の約1
000倍とも言われている。
ンEのような活性酸素消去活性がある。生体内での活性
酸素障害は主として、フリーラジカル、一重項酸素によ
り引き起こされるとされている。これらの活性酸素は生
体内の脂質過酸化反応、種々の連鎖反応を引き起こし、
炎症、動脈硬化、老化の原因の一つと言われている。ア
スタキサンチンのフリーラジカルの消去能は試験管内実
験の結果ではビタミンE(α−トコフェロール)の約1
000倍とも言われている。
【0006】一重項酸素に対するアスタキサンチンのク
エンチャー効果は、α−トコフェロールの1/100以
下の濃度で強い活性を示し、β−カロテンやゼアキサン
チン、ルテイン、ツナキサンチン等と比較しても10倍
以上の活性があると報告されている。この他、アスタキ
サンチンは生体膜での過酸化を明らかに抑制したとの報
告もある。
エンチャー効果は、α−トコフェロールの1/100以
下の濃度で強い活性を示し、β−カロテンやゼアキサン
チン、ルテイン、ツナキサンチン等と比較しても10倍
以上の活性があると報告されている。この他、アスタキ
サンチンは生体膜での過酸化を明らかに抑制したとの報
告もある。
【0007】これまではβ−カロテンが、プロビタミン
A活性を持つことから広く機能性食品や健康食品に食品
添加物として利用されてきたが、現在はさらに新たな機
能性を追求したものが必要となってきている。アスタキ
サンチンはβ−カロテンよりも抗酸化作用が強くしか
も、極性が高く乳化や蛋白質との複合体の形成も容易な
ことから広い汎用性が考えられる。また、アスタキサン
チンはβ−カロテンに比べプロビタミン活性も低く、ビ
タミンA過剰症の副作用の可能性も低いうえ、抗菌、抗
カビ性、細胞毒性も非常に低いという特性も合わせ持っ
ている。この発明により、このように高い機能性を有す
るアスタキサンチンを含有した機能性食品を初めて提供
することができた。
A活性を持つことから広く機能性食品や健康食品に食品
添加物として利用されてきたが、現在はさらに新たな機
能性を追求したものが必要となってきている。アスタキ
サンチンはβ−カロテンよりも抗酸化作用が強くしか
も、極性が高く乳化や蛋白質との複合体の形成も容易な
ことから広い汎用性が考えられる。また、アスタキサン
チンはβ−カロテンに比べプロビタミン活性も低く、ビ
タミンA過剰症の副作用の可能性も低いうえ、抗菌、抗
カビ性、細胞毒性も非常に低いという特性も合わせ持っ
ている。この発明により、このように高い機能性を有す
るアスタキサンチンを含有した機能性食品を初めて提供
することができた。
【0008】このように有用なアスタキサンチンを、効
率よく摂取でき、かつ現在の多様化したライフスタイル
に良くあった食品の形態の一つに、アスタキサンチンを
配合したカプセルや顆粒、タブレット等がある。また、
このような形態とすることにより、アスタキサンチンの
劣化を防ぎ、他の栄養剤成分と配合することにより、バ
ランス良く体に必要な栄養成分を摂取することができ
る。カプセルはアスタキサンチン単独、あるいは他の栄
養素を混ぜて油状、乳化物、粒状物の内容物を硬質、あ
るいは軟質カプセルに充填する。
率よく摂取でき、かつ現在の多様化したライフスタイル
に良くあった食品の形態の一つに、アスタキサンチンを
配合したカプセルや顆粒、タブレット等がある。また、
このような形態とすることにより、アスタキサンチンの
劣化を防ぎ、他の栄養剤成分と配合することにより、バ
ランス良く体に必要な栄養成分を摂取することができ
る。カプセルはアスタキサンチン単独、あるいは他の栄
養素を混ぜて油状、乳化物、粒状物の内容物を硬質、あ
るいは軟質カプセルに充填する。
【0009】この発明の健康食品が含有するアスタキサ
ンチンを主要成分とするファフィア色素油は、アスタキ
サンチン産生ファフィア酵母からの食品用天然赤色色素
油である。このアスタキサンチン産生ファフィア酵母か
らの食品用天然赤色色素油は、アスタキサンチン生産酵
母ファフィア ロドチーマ(Phaffiarhodo
zyma)に含まれる色素を抽出した粗抽出色素油から
得られた天然赤色色素油である。
ンチンを主要成分とするファフィア色素油は、アスタキ
サンチン産生ファフィア酵母からの食品用天然赤色色素
油である。このアスタキサンチン産生ファフィア酵母か
らの食品用天然赤色色素油は、アスタキサンチン生産酵
母ファフィア ロドチーマ(Phaffiarhodo
zyma)に含まれる色素を抽出した粗抽出色素油から
得られた天然赤色色素油である。
【0010】上記天然赤色色素油中のアスタキサンチン
を主要成分とするファフィア色素は、色調、耐光性、着
色性、耐熱性に優れるだけでなく、抗酸化活性、抗炎症
作用、免疫賦活作用等の生理活性を有する新たな機能性
食用天然色素として使用される。粗抽出色素油から得ら
れた食品用天然赤色色素油は、色素濃度の薄いもの、濃
いもの、抽出色素油あるいは濃縮物でも利用できる。ま
た、この色素油はそのままの形で、あるいは粉末の形で
使用することができる。これらの色素油はその鮮やかな
色も利用することができる。
を主要成分とするファフィア色素は、色調、耐光性、着
色性、耐熱性に優れるだけでなく、抗酸化活性、抗炎症
作用、免疫賦活作用等の生理活性を有する新たな機能性
食用天然色素として使用される。粗抽出色素油から得ら
れた食品用天然赤色色素油は、色素濃度の薄いもの、濃
いもの、抽出色素油あるいは濃縮物でも利用できる。ま
た、この色素油はそのままの形で、あるいは粉末の形で
使用することができる。これらの色素油はその鮮やかな
色も利用することができる。
【0011】ファフィア色素の主要成分であるアスタキ
サンチンはβ−カロテン等のカロテノイド系色素の中で
も最も赤色色調が高く、熱、光、pH等にたいする安定
性も比較的良好である上、カニ、エビ、サケ等の生産食
品から日常的に摂取していることから安全性の点から問
題ない。
サンチンはβ−カロテン等のカロテノイド系色素の中で
も最も赤色色調が高く、熱、光、pH等にたいする安定
性も比較的良好である上、カニ、エビ、サケ等の生産食
品から日常的に摂取していることから安全性の点から問
題ない。
【0012】さらに、アスタキサンチンは抗酸化性、免
疫賦活等の有用機能を有していることも知られ、天然色
素としてもこれまでにない新しい機能性色素として注目
されている。このようなファフィア色素を実際にドロッ
プ、ゼリー、アイスキャンデーに使用したところ色調的
には鮮やかなフルーツ系の色を示し、既存の色素である
パプリカ色素と比べ赤色が強く、耐光性、耐熱性の点で
も優れていた。
疫賦活等の有用機能を有していることも知られ、天然色
素としてもこれまでにない新しい機能性色素として注目
されている。このようなファフィア色素を実際にドロッ
プ、ゼリー、アイスキャンデーに使用したところ色調的
には鮮やかなフルーツ系の色を示し、既存の色素である
パプリカ色素と比べ赤色が強く、耐光性、耐熱性の点で
も優れていた。
【0013】アスタキサンチンを主要成分とするファフ
ィア色素油は、特願平2−169081に記載の方法で
製造される。また、アスタキサンチンを主要成分とする
濃縮ファフィア色素油は、すなわち食品用濃縮天然赤色
色素油の製造方法の概略は、以下の通りである。
ィア色素油は、特願平2−169081に記載の方法で
製造される。また、アスタキサンチンを主要成分とする
濃縮ファフィア色素油は、すなわち食品用濃縮天然赤色
色素油の製造方法の概略は、以下の通りである。
【0014】赤色色素を生産するファフィア酵母を特定
の抽出溶剤を用いて抽出処理し、次いで得た粗抽出色素
油を濃縮処理し、必要によりさらに脱臭処理することに
より食品用濃縮天然赤色色素油を製造する。上記特定の
抽出溶剤としてヘキサンとエタノールの混液が使用され
る。すなわち上記の先行技術の課題を解決するために、
抽出溶剤としてヘキサンとエタノールの混合溶剤を採用
しそれを用いてファフィア酵母よりアスタキサンチンを
抽出し、各種濃縮処理を行い、必要によりさらに脱臭処
理する。
の抽出溶剤を用いて抽出処理し、次いで得た粗抽出色素
油を濃縮処理し、必要によりさらに脱臭処理することに
より食品用濃縮天然赤色色素油を製造する。上記特定の
抽出溶剤としてヘキサンとエタノールの混液が使用され
る。すなわち上記の先行技術の課題を解決するために、
抽出溶剤としてヘキサンとエタノールの混合溶剤を採用
しそれを用いてファフィア酵母よりアスタキサンチンを
抽出し、各種濃縮処理を行い、必要によりさらに脱臭処
理する。
【0015】上記濃縮処理手段としては、好ましくは低
温分別処理、ケン化処理、又は低温分別処理とケン化処
理の併用が採用される。低温分別処理とケン化処理を併
用するとき、低温分別処理をし、次いでケン化処理をす
る方法、低温分別処理とケン化処理を同時にする方法が
採用される。上記ケン化処理としては、好ましくは脂肪
酸のアルカリセッケン形成法を応用したもの又は脂肪酸
の金属セッケン形成法を応用したものが採用される。上
記脱臭処理としては、好ましくは水蒸気蒸留が採用され
る。
温分別処理、ケン化処理、又は低温分別処理とケン化処
理の併用が採用される。低温分別処理とケン化処理を併
用するとき、低温分別処理をし、次いでケン化処理をす
る方法、低温分別処理とケン化処理を同時にする方法が
採用される。上記ケン化処理としては、好ましくは脂肪
酸のアルカリセッケン形成法を応用したもの又は脂肪酸
の金属セッケン形成法を応用したものが採用される。上
記脱臭処理としては、好ましくは水蒸気蒸留が採用され
る。
【0016】原料酵母として用いる赤色色素を生産する
ファフィア酵母は、微生物学分類上不完全菌類に属し赤
色色素を生産する酵母、例えばファフィア ロドチーマ
(Phaffia rhodozyma)である。抽出
に用いるファフィア酵母は培養後、遠心分離やろ過によ
り集めよく水洗したのち、そのままあるいは乾燥後、ボ
ールミル、凍結粉砕、圧縮粉砕、超音波処理等の物理的
破砕処理かセルラーゼ等を用いた酵素的処理により前処
理することが望ましい。湿菌体から有機溶剤を用いて色
素油を抽出した場合、夾雑物質の混入が著しく、また、
抽出率も一様に低下することから工業的には乾燥菌体か
ら溶剤抽出する方が一般的である。
ファフィア酵母は、微生物学分類上不完全菌類に属し赤
色色素を生産する酵母、例えばファフィア ロドチーマ
(Phaffia rhodozyma)である。抽出
に用いるファフィア酵母は培養後、遠心分離やろ過によ
り集めよく水洗したのち、そのままあるいは乾燥後、ボ
ールミル、凍結粉砕、圧縮粉砕、超音波処理等の物理的
破砕処理かセルラーゼ等を用いた酵素的処理により前処
理することが望ましい。湿菌体から有機溶剤を用いて色
素油を抽出した場合、夾雑物質の混入が著しく、また、
抽出率も一様に低下することから工業的には乾燥菌体か
ら溶剤抽出する方が一般的である。
【0017】ファフィア酵母から色素を抽出するときに
用いる抽出溶剤としてはアセトン、酢酸エチル、ヘキサ
ン、エタノール等が考えられる。しかしながら、抽出率
の良いアセトンや酢酸エチルは、食品添加物の抽出には
用いることができない。また、ヘキサンは価格が低い反
面抽出率の点で問題があり、エタノールは抽出率はよい
ものの抽出コストの増加や高極性成分の増加による濃縮
コストの増加の問題がある。
用いる抽出溶剤としてはアセトン、酢酸エチル、ヘキサ
ン、エタノール等が考えられる。しかしながら、抽出率
の良いアセトンや酢酸エチルは、食品添加物の抽出には
用いることができない。また、ヘキサンは価格が低い反
面抽出率の点で問題があり、エタノールは抽出率はよい
ものの抽出コストの増加や高極性成分の増加による濃縮
コストの増加の問題がある。
【0018】これらの問題を解決する手段として、ヘキ
サンの短所をエタノールを混合することにより改善し安
価で優れた食品用濃縮天然赤色色素油用の抽出溶剤とす
る。ファフィア酵母からアスタキサンチン色素を抽出す
るに当たり破砕したファフィア酵母からヘキサンおよび
エタノールの混合比率を適宜選ぶことによりアスタキサ
ンチンをより効率よく抽出することができる。
サンの短所をエタノールを混合することにより改善し安
価で優れた食品用濃縮天然赤色色素油用の抽出溶剤とす
る。ファフィア酵母からアスタキサンチン色素を抽出す
るに当たり破砕したファフィア酵母からヘキサンおよび
エタノールの混合比率を適宜選ぶことによりアスタキサ
ンチンをより効率よく抽出することができる。
【0019】ヘキサンおよびエタノールの混合比率はエ
タノールの割合が高くなるほど抽出率は向上する。しか
しながら、エタノールの割合が増加すれば抽出コストの
増加と高極性物質が増加し、その後の濃縮操作が煩雑と
なる。したがって、混合比率としては色素の抽出率、抽
出コスト、ヘキサンとエタノールの共沸組成等から判断
した。ヘキサン:エタノールは90〜50:10〜5
0、好ましくは85〜80:15〜20の割合で使用さ
れる。抽出方法は抽出溶剤と乾燥菌体を撹拌混合した処
理液をポンプにて撹拌しながら圧縮粉砕機へ送液するこ
とによりよりスムーズに処理を行うことができる。破砕
処理は抽出に応じて複数回行うことが望ましい。
タノールの割合が高くなるほど抽出率は向上する。しか
しながら、エタノールの割合が増加すれば抽出コストの
増加と高極性物質が増加し、その後の濃縮操作が煩雑と
なる。したがって、混合比率としては色素の抽出率、抽
出コスト、ヘキサンとエタノールの共沸組成等から判断
した。ヘキサン:エタノールは90〜50:10〜5
0、好ましくは85〜80:15〜20の割合で使用さ
れる。抽出方法は抽出溶剤と乾燥菌体を撹拌混合した処
理液をポンプにて撹拌しながら圧縮粉砕機へ送液するこ
とによりよりスムーズに処理を行うことができる。破砕
処理は抽出に応じて複数回行うことが望ましい。
【0020】ファフィア酵母における脂質組成で主要と
なるのはトリグリセリドと遊離脂肪酸で抽出色素油の色
素濃度を上げるためにはこれら主要成分の効率的な除去
が必要となる。主要成分の1つであるトリグリセリドは
低温分別により効率的に除ける。低温分別は−60℃か
ら10℃、好ましくは−50℃でヘキサン、アセトン、
エタノール等の有機溶剤を用いて行うことができ、アス
タキサンチン類を濃縮精製することができる。例えば、
原料酵母としてトリグリセリドを特に多く含むものを使
用する場合、低温分別が優れた濃縮処理であるといえ
る。
なるのはトリグリセリドと遊離脂肪酸で抽出色素油の色
素濃度を上げるためにはこれら主要成分の効率的な除去
が必要となる。主要成分の1つであるトリグリセリドは
低温分別により効率的に除ける。低温分別は−60℃か
ら10℃、好ましくは−50℃でヘキサン、アセトン、
エタノール等の有機溶剤を用いて行うことができ、アス
タキサンチン類を濃縮精製することができる。例えば、
原料酵母としてトリグリセリドを特に多く含むものを使
用する場合、低温分別が優れた濃縮処理であるといえ
る。
【0021】主要成分の1つである遊離脂肪酸はケン化
処理により効率的に除ける。ケン化処理は水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等のアルカリ
を添加することにより生成する脂肪酸のアルカリ石鹸を
除き、アスタキサンチン類を濃縮精製することができ
る。例えば、原料酵母として遊離脂肪酸を特に多く含む
ものを使用する場合、ケン化処理が優れた濃縮処理であ
るといえる。ケン化処理はアセトン、ヘキサン等の有機
溶媒や油脂中で行うことができるが、もっとも効率的な
のはアセトン中で行うときである。
処理により効率的に除ける。ケン化処理は水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等のアルカリ
を添加することにより生成する脂肪酸のアルカリ石鹸を
除き、アスタキサンチン類を濃縮精製することができ
る。例えば、原料酵母として遊離脂肪酸を特に多く含む
ものを使用する場合、ケン化処理が優れた濃縮処理であ
るといえる。ケン化処理はアセトン、ヘキサン等の有機
溶媒や油脂中で行うことができるが、もっとも効率的な
のはアセトン中で行うときである。
【0022】低温分別による濃縮は遊離脂肪酸の除去率
が約40%程度であり、また、セッケン形成法を利用し
た濃縮法では脂肪酸のみを選択的に除くことから、これ
らの方法を併用することにより、主要脂質成分が複数で
ある粗抽出色素油からより高度に色素を濃縮することが
できる。
が約40%程度であり、また、セッケン形成法を利用し
た濃縮法では脂肪酸のみを選択的に除くことから、これ
らの方法を併用することにより、主要脂質成分が複数で
ある粗抽出色素油からより高度に色素を濃縮することが
できる。
【0023】また、濃縮天然赤色色素油の用途は食品用
であり、酵母臭の除去、脱溶剤のために脱臭処理を行う
ことが好ましい。脱臭処理手段としては水蒸気蒸留が採
用される。水蒸気蒸留は好ましくは通常100〜200
℃、好ましくは120〜150℃、真空度は30tor
r以下で行われる。ファフィア酵母から抽出した色素油
には、一般に発酵生産物特有の刺激臭が存在する。この
刺激臭は色素を高濃度で用いた場合に特にひどく、色素
油の利用範囲を著しく限定することになる。
であり、酵母臭の除去、脱溶剤のために脱臭処理を行う
ことが好ましい。脱臭処理手段としては水蒸気蒸留が採
用される。水蒸気蒸留は好ましくは通常100〜200
℃、好ましくは120〜150℃、真空度は30tor
r以下で行われる。ファフィア酵母から抽出した色素油
には、一般に発酵生産物特有の刺激臭が存在する。この
刺激臭は色素を高濃度で用いた場合に特にひどく、色素
油の利用範囲を著しく限定することになる。
【0024】この発酵臭は、ファフィア酵母を培養する
ときに用いる培地に由来することから、培養終了後に集
めた菌体を良く水洗することによりかなり軽減するが、
これだけでは色素油の脱臭は不十分である。また、抽出
溶剤に用いるヘキサンおよび濃縮時に用いるアセトン
は、最終生産物である色素油に残留してはいけないこと
になっている。従って、抽出後の色素油をさらに通常1
00〜200℃、好ましくは120〜150℃、真空度
は30torr以下で水蒸気残留を行うことにより発酵
臭は著しく低下し、さらに色素油中から抽出、精製溶剤
であるヘキサン、アセトンを水との共沸により完全に除
くことができる。
ときに用いる培地に由来することから、培養終了後に集
めた菌体を良く水洗することによりかなり軽減するが、
これだけでは色素油の脱臭は不十分である。また、抽出
溶剤に用いるヘキサンおよび濃縮時に用いるアセトン
は、最終生産物である色素油に残留してはいけないこと
になっている。従って、抽出後の色素油をさらに通常1
00〜200℃、好ましくは120〜150℃、真空度
は30torr以下で水蒸気残留を行うことにより発酵
臭は著しく低下し、さらに色素油中から抽出、精製溶剤
であるヘキサン、アセトンを水との共沸により完全に除
くことができる。
【0025】アスタキサンチンを主要成分とするファフ
ィア色素油は、必要により乳化して乳化物の形で、ある
いは粉末化して粉末の形で使用される。同様に、上記食
品用濃縮天然赤色色素油も必要により、乳化して乳化物
の形で、あるいは粉末化して粉末の形で使用される。上
記食品用濃縮天然赤色色素油の乳化物の製造方法を例示
すれば、上記食品用濃縮天然赤色色素油に食品用乳化剤
を添加し撹拌し、乳化物とすることにより製造される。
食品用乳化剤として、食品衛生法で認められている食品
用乳化剤を用いる。食品衛生法で認められている食品用
乳化剤としては、脂肪酸モノグリセリド類、ポリグリセ
リン脂肪酸類、ソルビタン脂肪酸エステル類(スパン
等)、ショ糖の脂肪酸エステル等の非イオン活性剤及び
レシチン、酵素処理レシチン、アラビアがム、キラヤ抽
出物、卵黄等の天然物がある。
ィア色素油は、必要により乳化して乳化物の形で、ある
いは粉末化して粉末の形で使用される。同様に、上記食
品用濃縮天然赤色色素油も必要により、乳化して乳化物
の形で、あるいは粉末化して粉末の形で使用される。上
記食品用濃縮天然赤色色素油の乳化物の製造方法を例示
すれば、上記食品用濃縮天然赤色色素油に食品用乳化剤
を添加し撹拌し、乳化物とすることにより製造される。
食品用乳化剤として、食品衛生法で認められている食品
用乳化剤を用いる。食品衛生法で認められている食品用
乳化剤としては、脂肪酸モノグリセリド類、ポリグリセ
リン脂肪酸類、ソルビタン脂肪酸エステル類(スパン
等)、ショ糖の脂肪酸エステル等の非イオン活性剤及び
レシチン、酵素処理レシチン、アラビアがム、キラヤ抽
出物、卵黄等の天然物がある。
【0026】これらの食品用乳化剤は、例えば脂肪酸モ
ノグリセリド類をショートニングに1〜2%加えると、
これを用いてパン、ケーキ類をつかったとき水分を多く
含み、柔らかく、かさのあるものができるし、マーガリ
ンに約0.3%用いると乳化作用のほかに柔らかい状態
に保てる温度範囲が拡大するし、アイスクリームに0.
3〜1.0%用いるとよい組織が得られる。
ノグリセリド類をショートニングに1〜2%加えると、
これを用いてパン、ケーキ類をつかったとき水分を多く
含み、柔らかく、かさのあるものができるし、マーガリ
ンに約0.3%用いると乳化作用のほかに柔らかい状態
に保てる温度範囲が拡大するし、アイスクリームに0.
3〜1.0%用いるとよい組織が得られる。
【0027】またピーナツバターに0.25〜0.50
%用いると油の分離が防げるし、感触がなめらかにな
る。このほかキャンデー、チューインガム、マヨネー
ズ、サラダドレッシング等に用いられる。ソルビタン脂
肪酸エステル類にはソルビタンモノオレイン酸エステル
(スパン80)、ソルビタンモノラウリン酸エステル
(スパン20)等があり、キャラメル、チューインガム
類に用いると塑性、結着性がよくなり、歯切れもよくな
る。ショ糖の脂肪酸エステルの脂肪酸としてパルミチン
酸、ステアリン酸を含むエステルが上記各種の食品に用
いられ、またレシチンはマーガリン、マヨネーズ等に用
いられる。
%用いると油の分離が防げるし、感触がなめらかにな
る。このほかキャンデー、チューインガム、マヨネー
ズ、サラダドレッシング等に用いられる。ソルビタン脂
肪酸エステル類にはソルビタンモノオレイン酸エステル
(スパン80)、ソルビタンモノラウリン酸エステル
(スパン20)等があり、キャラメル、チューインガム
類に用いると塑性、結着性がよくなり、歯切れもよくな
る。ショ糖の脂肪酸エステルの脂肪酸としてパルミチン
酸、ステアリン酸を含むエステルが上記各種の食品に用
いられ、またレシチンはマーガリン、マヨネーズ等に用
いられる。
【0028】本発明においては、添加する健康食品に応
じて最適な食品用乳化剤を選択して最適量使用する。具
体的には食品用乳化剤としてグリセリン脂肪酸エステ
ル、しょ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそれらの
組合わせが用いられる。好ましくは食品用乳化剤として
脂肪酸エステル及び/又はポリグリセリンエステルが用
いられる。
じて最適な食品用乳化剤を選択して最適量使用する。具
体的には食品用乳化剤としてグリセリン脂肪酸エステ
ル、しょ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそれらの
組合わせが用いられる。好ましくは食品用乳化剤として
脂肪酸エステル及び/又はポリグリセリンエステルが用
いられる。
【0029】色素油の皮膜材、エマルジョンの安定剤と
しての蛋白質は大豆、トウモロコシなどの植物蛋白、脱
脂乳、卵白アルブミン、カゼイン、ホエー、ゼラチンな
どの動物蛋白などが用いられる。同じく炭水化物はトウ
モロコシ、タピオカ、甘薯、馬鈴薯などの澱粉、粉あ
め、デキストリン、しょ糖、ぶどう糖、乳糖などであ
る。このほかにエマルジョンの安定剤としてリン酸カ
リ、リン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムなどの塩
類、さらにアラビアガム、ペクチンなどの天然ガム、C
MC、MC、アルギン酸ソーダなどの安定剤が用いられ
る。酸化防止のためにはトコフェロール、BHA、BH
Tなどの抗酸化剤が使用される。
しての蛋白質は大豆、トウモロコシなどの植物蛋白、脱
脂乳、卵白アルブミン、カゼイン、ホエー、ゼラチンな
どの動物蛋白などが用いられる。同じく炭水化物はトウ
モロコシ、タピオカ、甘薯、馬鈴薯などの澱粉、粉あ
め、デキストリン、しょ糖、ぶどう糖、乳糖などであ
る。このほかにエマルジョンの安定剤としてリン酸カ
リ、リン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムなどの塩
類、さらにアラビアガム、ペクチンなどの天然ガム、C
MC、MC、アルギン酸ソーダなどの安定剤が用いられ
る。酸化防止のためにはトコフェロール、BHA、BH
Tなどの抗酸化剤が使用される。
【0030】このようにして得られた乳化物はO/W型
のエマルジョンであり、これを噴霧乾燥することによっ
て、粉末化することができる。すなわちマイクロカプセ
ル化の原理の応用で、蛋白質、炭水化物の皮膜に色素油
がとじこめられるわけであるさらに、粉末化物は、例え
ば上記食品用濃縮天然赤色色素油にゼイン及び/又はグ
ルテンを分散した溶媒をゼイン及び/又はグルテン10
0重量部当たり、上記ファフィア色素油1〜51重量部
添加撹拌し、しかる後、溶媒を除去して粉末化して得ら
れる。
のエマルジョンであり、これを噴霧乾燥することによっ
て、粉末化することができる。すなわちマイクロカプセ
ル化の原理の応用で、蛋白質、炭水化物の皮膜に色素油
がとじこめられるわけであるさらに、粉末化物は、例え
ば上記食品用濃縮天然赤色色素油にゼイン及び/又はグ
ルテンを分散した溶媒をゼイン及び/又はグルテン10
0重量部当たり、上記ファフィア色素油1〜51重量部
添加撹拌し、しかる後、溶媒を除去して粉末化して得ら
れる。
【0031】さらにまた、上記食品用濃縮天然赤色色素
油を含む原料を水または有機溶剤の存在下エクストルー
ダー内において高温高圧下に溶融して、共存する水及び
/または有機溶剤が液体でかつ均一に分散された溶融物
を形成し、ただちにその溶融物をダイ部から大気圧に、
あるいはそれより低い圧力に保持されている帯域に吐出
して、共存する水及び/又は有機溶剤を爆発的に蒸発さ
せるとともに、溶融した原料を凝固させ、表面に皮膜を
形成させることにより得られる。
油を含む原料を水または有機溶剤の存在下エクストルー
ダー内において高温高圧下に溶融して、共存する水及び
/または有機溶剤が液体でかつ均一に分散された溶融物
を形成し、ただちにその溶融物をダイ部から大気圧に、
あるいはそれより低い圧力に保持されている帯域に吐出
して、共存する水及び/又は有機溶剤を爆発的に蒸発さ
せるとともに、溶融した原料を凝固させ、表面に皮膜を
形成させることにより得られる。
【0032】
【実施例】本発明の詳細を実施例で説明する。本発明は
実施例によってなんら限定されることはない。 抽出例 ファフィア ロドチーマ(Phaffia rhodo
zyma)に属する菌株を培養し、得られた培養物を遠
心分離やろ過により集め、スプレードライヤーにより乾
燥菌体を得た。この乾燥菌体各300gにエタノール、
ヘキサン、アセトン、酢酸エチル、ヘキサンとエタノー
ルの各比率の混合溶剤3Lを加え撹拌混合しながら圧縮
粉砕機(APV GAULIN社製 15MR)を用い
圧縮粉砕を行った。結果を表1(溶剤による色素抽出
率)に示した。
実施例によってなんら限定されることはない。 抽出例 ファフィア ロドチーマ(Phaffia rhodo
zyma)に属する菌株を培養し、得られた培養物を遠
心分離やろ過により集め、スプレードライヤーにより乾
燥菌体を得た。この乾燥菌体各300gにエタノール、
ヘキサン、アセトン、酢酸エチル、ヘキサンとエタノー
ルの各比率の混合溶剤3Lを加え撹拌混合しながら圧縮
粉砕機(APV GAULIN社製 15MR)を用い
圧縮粉砕を行った。結果を表1(溶剤による色素抽出
率)に示した。
【0033】
【表1】
【0034】アセトン、酢酸エチルは食用色素の抽出に
は不適当であるが、どちらも抽出率は90%以上と良好
であることから、他の利用分野では十分利用可能であ
る。ヘキサンのみの色素抽出率は65.8%と低いがエ
タノールの含有率が高くなるにつれ、ほぼ直線的に抽出
率が向上しエタノール含有率が15%のとき87%とな
った。抽出率が90%以上になるにはエタノール含有率
75%以上でなくてはならないが、アスタキサンチン類
以外の高極性の成分の割合が増加し、その後の処理が煩
雑となることや、ヘキサンとエタノールの共沸組成比か
らヘキサン:エタノール=85:15が最も望ましい値
であることが明らかとなった。
は不適当であるが、どちらも抽出率は90%以上と良好
であることから、他の利用分野では十分利用可能であ
る。ヘキサンのみの色素抽出率は65.8%と低いがエ
タノールの含有率が高くなるにつれ、ほぼ直線的に抽出
率が向上しエタノール含有率が15%のとき87%とな
った。抽出率が90%以上になるにはエタノール含有率
75%以上でなくてはならないが、アスタキサンチン類
以外の高極性の成分の割合が増加し、その後の処理が煩
雑となることや、ヘキサンとエタノールの共沸組成比か
らヘキサン:エタノール=85:15が最も望ましい値
であることが明らかとなった。
【0035】濃縮天然赤色色素油の製造例1 粗色素油から遊離脂肪酸、トリグリセリドを除くため
の、低温分別処理を行った。粗抽出色素油に10,5,
3倍量のアセトンあるいはn−ヘキサン/エタノール
(85:15)を加え、−50℃、1時間の撹拌を行っ
た後、4A濾紙(ADBANTEC製)で濾別し、濾液
を減圧濃縮して脂質量、カロテノイド量を求めた。添加
する溶剤が抽出油の3倍のときは、溶液中の沈殿物の濃
度が濃く、低温分別中に固まり分別が不可能であった
が、5倍量のアセトンにより低温分別を行うことにより
トリグリセリド、ステロール、リン脂質が除かれ色素濃
度は約1.5倍に濃縮された。その結果を表2(低温分
別処理による色素油の濃縮)に示す。
の、低温分別処理を行った。粗抽出色素油に10,5,
3倍量のアセトンあるいはn−ヘキサン/エタノール
(85:15)を加え、−50℃、1時間の撹拌を行っ
た後、4A濾紙(ADBANTEC製)で濾別し、濾液
を減圧濃縮して脂質量、カロテノイド量を求めた。添加
する溶剤が抽出油の3倍のときは、溶液中の沈殿物の濃
度が濃く、低温分別中に固まり分別が不可能であった
が、5倍量のアセトンにより低温分別を行うことにより
トリグリセリド、ステロール、リン脂質が除かれ色素濃
度は約1.5倍に濃縮された。その結果を表2(低温分
別処理による色素油の濃縮)に示す。
【0036】
【表2】
【0037】濃縮天然赤色色素油の製造例2 粗色素油中の遊離脂肪酸と当量の水酸化カリウムを0.
8%含水アセトン20mlに40℃で撹拌溶解させ、1
gの色素油(遊離脂肪酸75.39%)を添加し、室温
で10分間撹拌しながらカリウムセッケンを形成させ
た。金属セッケン形成のため、遊離脂肪酸の4倍当量の
塩化カルシュウムを粉末のまま添加し室温で金属石鹸生
成まで十分撹拌しろ過した。ろ液を減圧濃縮して得られ
た油状物質に残存する脂肪酸と色素の回収率を求めた結
果を表3(色素油中の脂肪酸の除去)に示した。遊離脂
肪酸の90%以上が除かれ、色素濃度は2.9倍に濃縮
された。
8%含水アセトン20mlに40℃で撹拌溶解させ、1
gの色素油(遊離脂肪酸75.39%)を添加し、室温
で10分間撹拌しながらカリウムセッケンを形成させ
た。金属セッケン形成のため、遊離脂肪酸の4倍当量の
塩化カルシュウムを粉末のまま添加し室温で金属石鹸生
成まで十分撹拌しろ過した。ろ液を減圧濃縮して得られ
た油状物質に残存する脂肪酸と色素の回収率を求めた結
果を表3(色素油中の脂肪酸の除去)に示した。遊離脂
肪酸の90%以上が除かれ、色素濃度は2.9倍に濃縮
された。
【0038】
【表3】
【0039】濃縮天然赤色色素油の製造例3 色素油(遊離脂肪酸:75.39%)1gを20mlの
アセトンに溶解し、色素油中の遊離脂肪酸と当量の水酸
化カリウムを添加し、脂肪酸が十分に沈殿するまで撹拌
し、生成したカリウムセッケンをろ過し濃縮を行った。
ろ液からアセトンを減圧留去し得られた油状物質に残存
する脂肪酸と色素の回収率を求めた。表4(色素油中の
脂肪酸の除去)に示すように、遊離脂肪酸は92.1%
除かれ色素回収は90.2%と向上し、色素濃度は2.
8倍となった。
アセトンに溶解し、色素油中の遊離脂肪酸と当量の水酸
化カリウムを添加し、脂肪酸が十分に沈殿するまで撹拌
し、生成したカリウムセッケンをろ過し濃縮を行った。
ろ液からアセトンを減圧留去し得られた油状物質に残存
する脂肪酸と色素の回収率を求めた。表4(色素油中の
脂肪酸の除去)に示すように、遊離脂肪酸は92.1%
除かれ色素回収は90.2%と向上し、色素濃度は2.
8倍となった。
【0040】アルカリ処理による抽出色素油の脂質組
成、脂肪酸組成、色素組成への影響を表5(濃縮処理に
よる組成変化)に示した。アルカリ処理により脂質では
脂肪酸が選択的に除かれ、遊離脂肪酸ではパルミチン酸
の除去率が最も高く、ついでオレイン酸、リノール酸の
順であった。色素組成ではアスタキサンチンの割合に変
化はなく、アルカリ処理の影響はなかった。
成、脂肪酸組成、色素組成への影響を表5(濃縮処理に
よる組成変化)に示した。アルカリ処理により脂質では
脂肪酸が選択的に除かれ、遊離脂肪酸ではパルミチン酸
の除去率が最も高く、ついでオレイン酸、リノール酸の
順であった。色素組成ではアスタキサンチンの割合に変
化はなく、アルカリ処理の影響はなかった。
【0041】
【表4】
【0042】
【表5】
【0043】同様の処理をヘキサン、ヘキサン:エタノ
ール(85:15)、エタノールにて行い、その脂肪回
収率、色素回収率を求めたところ、表6(ヘキサン、エ
タノール系での色素油中の脂肪酸の除去)に示すよう
に、これらの溶剤の脂質の除去率、色素の回収率はアセ
トンと比べ著しく低く、その濃縮効果はみられなかっ
た。
ール(85:15)、エタノールにて行い、その脂肪回
収率、色素回収率を求めたところ、表6(ヘキサン、エ
タノール系での色素油中の脂肪酸の除去)に示すよう
に、これらの溶剤の脂質の除去率、色素の回収率はアセ
トンと比べ著しく低く、その濃縮効果はみられなかっ
た。
【0044】
【表6】
【0045】濃縮天然赤色色素油の製造例4 アルカリ処理と低温分別を連続して、あるいは同時に行
った場合を示す。連続処理は粗抽出色素油10gを5倍
量のアセトンに溶解し、色素油中の遊離脂肪酸と当量の
水酸化カリウムを加え、カリウムセッケンが十分に生成
するまで撹拌した後、一度カリウムセッケンを濾別し、
さらに−50℃で1時間低温分別を行った。同時処理
は、粗抽出色素油10gに5倍量のアセトンを加え、色
素油中の遊離脂肪酸と当量の水酸化カリウムを添加し、
−50℃にて1時間の低温分別を行った。アルカリ処理
に続いて低温分別をした場合、アルカリ処理で残った少
量の遊離脂肪酸、トリグリセリド、ステロールなどが除
かれ、色素は約4.4倍に濃縮された。2つの処理を同
時に行った場合でも色素は4.2倍に濃縮された。アル
カリ処理と低温分別の連続処理と同時処理の結果を表7
に示す。
った場合を示す。連続処理は粗抽出色素油10gを5倍
量のアセトンに溶解し、色素油中の遊離脂肪酸と当量の
水酸化カリウムを加え、カリウムセッケンが十分に生成
するまで撹拌した後、一度カリウムセッケンを濾別し、
さらに−50℃で1時間低温分別を行った。同時処理
は、粗抽出色素油10gに5倍量のアセトンを加え、色
素油中の遊離脂肪酸と当量の水酸化カリウムを添加し、
−50℃にて1時間の低温分別を行った。アルカリ処理
に続いて低温分別をした場合、アルカリ処理で残った少
量の遊離脂肪酸、トリグリセリド、ステロールなどが除
かれ、色素は約4.4倍に濃縮された。2つの処理を同
時に行った場合でも色素は4.2倍に濃縮された。アル
カリ処理と低温分別の連続処理と同時処理の結果を表7
に示す。
【0046】
【表7】
【0047】濃縮天然赤色色素油の製造例5 色素製造例4の連続処理により得られた濃縮色素油約2
0kgを下記条件で水蒸気残留を行った。 真空度:30Torr 温度:塔頂 96℃,塔底 140℃ 蒸気量:5kg/hr フィード量:20kg/hr 残存溶剤は、水蒸気蒸留前に0.3%であったものが完
全に除去されていた。また、脱臭効果も官能的評価では
利用に当たって全く問題の無いレベルまで低下してい
た。水蒸気蒸留は比較的高温で行うため色素の損失が懸
念されるが、水蒸気との向流接触であることから高温下
の滞留時間が短いため処理前後の色素量の減少はほとん
ど認められなかった。
0kgを下記条件で水蒸気残留を行った。 真空度:30Torr 温度:塔頂 96℃,塔底 140℃ 蒸気量:5kg/hr フィード量:20kg/hr 残存溶剤は、水蒸気蒸留前に0.3%であったものが完
全に除去されていた。また、脱臭効果も官能的評価では
利用に当たって全く問題の無いレベルまで低下してい
た。水蒸気蒸留は比較的高温で行うため色素の損失が懸
念されるが、水蒸気との向流接触であることから高温下
の滞留時間が短いため処理前後の色素量の減少はほとん
ど認められなかった。
【0048】乳化物の製造例1 下記の配合比にて、蒸留水にシュガーエステル、カゼイ
ンナトリウムを溶解した。これに色素製造例5で得られ
た濃縮色素油、モノグリセリドを加温下(70℃)で撹
拌しながら混合し、プレ乳化物を得た。このプレ乳化物
を高圧ホモジナイザー(150kg/cm2、2回)に
かけ、乳化濃縮色素油を得た。 濃縮色素油 20g シュガーエステル 0.6g モノグリセリド 0.4g カゼインナトリウム 1.0g 蒸留水 78g
ンナトリウムを溶解した。これに色素製造例5で得られ
た濃縮色素油、モノグリセリドを加温下(70℃)で撹
拌しながら混合し、プレ乳化物を得た。このプレ乳化物
を高圧ホモジナイザー(150kg/cm2、2回)に
かけ、乳化濃縮色素油を得た。 濃縮色素油 20g シュガーエステル 0.6g モノグリセリド 0.4g カゼインナトリウム 1.0g 蒸留水 78g
【0049】乳化物の製造例2 上記製造例1と同様の方法により、下記の配合比にて乳
化濃縮色素油を得た。 濃縮色素油 20g 酵素処理レシチン 0.2g モノグリセリド 0.2g ポリグリセリンエステル 0.6g 蒸留水 79g
化濃縮色素油を得た。 濃縮色素油 20g 酵素処理レシチン 0.2g モノグリセリド 0.2g ポリグリセリンエステル 0.6g 蒸留水 79g
【0050】粉末の製造例1 色価310のPhaffia色素油10gをヘキサン−
エタノール混液(ヘキサン/エタノール=80/12
0)500mlに溶解しゼイン(ナカライテスク(株)
製)10gを加えウルトラディスパーザーLK22(ヤ
マト科学(株)製)を用い8000rpm5分間撹拌し
た。溶剤を留去後ブレンダーにてダマを粉砕し赤橙色の
均一な色素粉末を得た。
エタノール混液(ヘキサン/エタノール=80/12
0)500mlに溶解しゼイン(ナカライテスク(株)
製)10gを加えウルトラディスパーザーLK22(ヤ
マト科学(株)製)を用い8000rpm5分間撹拌し
た。溶剤を留去後ブレンダーにてダマを粉砕し赤橙色の
均一な色素粉末を得た。
【0051】粉末の製造例2 以下の配合で乳化色素油を調製し噴霧乾燥し臭いのない
赤色粉末を得た。噴霧乾燥条件,熱風温度140℃,排
風温度76±3℃,ディスクアトマイザー回転数150
00rpm,送液量120ml/min. Phaffia色素油 20 g シュガーエステル 0.6g モノグリセリド 0.4g カゼインナトリウム 1.0g 蒸留水 78 g
赤色粉末を得た。噴霧乾燥条件,熱風温度140℃,排
風温度76±3℃,ディスクアトマイザー回転数150
00rpm,送液量120ml/min. Phaffia色素油 20 g シュガーエステル 0.6g モノグリセリド 0.4g カゼインナトリウム 1.0g 蒸留水 78 g
【0052】粉末の製造例3 表8に示した配合原料に対し、水40重量部を市販の2
軸エクストルーダーに供給しスクリュー回転数150r
pm、バレルのヒーターの設置温度を150℃、200
℃と順次上昇させ、先端バレルの設置温度250℃で処
理した。先端時の圧力は2kg/cm2であった。常圧
下へダイ部から吐出させた。エクストルーダーからの、
吐出直後の粒子の温度は150℃であった。落下した粒
子をスカイタンクに集め、粉末油脂を得た。この粉末は
粒径1mm以下が80%であり、その平均粒径は150
μmで表面が平滑な球状の粒子であった。
軸エクストルーダーに供給しスクリュー回転数150r
pm、バレルのヒーターの設置温度を150℃、200
℃と順次上昇させ、先端バレルの設置温度250℃で処
理した。先端時の圧力は2kg/cm2であった。常圧
下へダイ部から吐出させた。エクストルーダーからの、
吐出直後の粒子の温度は150℃であった。落下した粒
子をスカイタンクに集め、粉末油脂を得た。この粉末は
粒径1mm以下が80%であり、その平均粒径は150
μmで表面が平滑な球状の粒子であった。
【0053】
【表8】
【0054】実施例 サフラワー油120gにミツロウ15gを加え、約70
℃で溶かした後、トコフェロール0.3gとアスタキサ
ンチン5gを加え、撹拌しながら40℃まで冷却する。
次いでゼラチン膜を用い常法にて1粒300mgの軟質
カプセルを得た。
℃で溶かした後、トコフェロール0.3gとアスタキサ
ンチン5gを加え、撹拌しながら40℃まで冷却する。
次いでゼラチン膜を用い常法にて1粒300mgの軟質
カプセルを得た。
【0055】
【発明の効果】色調、耐光性、着色性に優れるだけでな
く、抗酸化活性、抗炎症作用、免疫賦活作用等の生理活
性を有するアスタキサンチンを主要成分とするファフィ
ア色素を含有する健康食品を提供することができる。天
然色素の特徴を損なうことなく、これまで天然色素の欠
点となっていた着色性や安定性、色素濃度に優れた、新
しいアスタキサンチンを主要成分とするファフィア色素
油を用いた健康食品を提供することができる。機能性食
品用天然色素としてアスタキサンチンを主要成分とする
ファフィア色素油を含有する健康食品を提供することが
できる。
く、抗酸化活性、抗炎症作用、免疫賦活作用等の生理活
性を有するアスタキサンチンを主要成分とするファフィ
ア色素を含有する健康食品を提供することができる。天
然色素の特徴を損なうことなく、これまで天然色素の欠
点となっていた着色性や安定性、色素濃度に優れた、新
しいアスタキサンチンを主要成分とするファフィア色素
油を用いた健康食品を提供することができる。機能性食
品用天然色素としてアスタキサンチンを主要成分とする
ファフィア色素油を含有する健康食品を提供することが
できる。
Claims (4)
- 【請求項1】 アスタキサンチンを主要成分とするファ
フィア色素油を含有することを特徴とする健康食品。 - 【請求項2】 着色剤としてアスタキサンチンを主要成
分とする濃縮ファフィア色素油を含有することを特徴と
する健康食品。 - 【請求項3】 ファフィア色素油を、ファフィア色素油
の乳化物として含有する請求項1又は請求項2記載の健
康食品。 - 【請求項4】 ファフィア色素油を、ファフィア色素油
の粉末として含有する請求項1又は請求項2記載の健康
食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5277281A JPH0799932A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ファフィア色素油を含有する健康食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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