JPH0795594A - 半画素精度の動きベクトル検出方法および装置 - Google Patents
半画素精度の動きベクトル検出方法および装置Info
- Publication number
- JPH0795594A JPH0795594A JP6168201A JP16820194A JPH0795594A JP H0795594 A JPH0795594 A JP H0795594A JP 6168201 A JP6168201 A JP 6168201A JP 16820194 A JP16820194 A JP 16820194A JP H0795594 A JPH0795594 A JP H0795594A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motion vector
- pixel precision
- search
- block
- pixel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
- H04N19/50—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
- H04N19/503—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving temporal prediction
- H04N19/51—Motion estimation or motion compensation
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
- H04N19/50—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
- H04N19/503—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving temporal prediction
- H04N19/51—Motion estimation or motion compensation
- H04N19/523—Motion estimation or motion compensation with sub-pixel accuracy
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
- H04N19/50—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
- H04N19/503—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving temporal prediction
- H04N19/51—Motion estimation or motion compensation
- H04N19/53—Multi-resolution motion estimation; Hierarchical motion estimation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 現在フレームと以前フレームとのあいだの半
画素精度で最適な動きベクトルを検出する方法および装
置を提供する。 【構成】 現在フレームの各々の探索ブロックに対し
て、1より大きく探索領域の探索ブロックの数より小さ
いあらかじめ設定された数の整数画素精度の動きベクト
ルを決定する整数画素精度の動きベクトル検出器と、整
数画素精度の動きベクトル検出器で決定された整数画素
精度の動きベクトルに基づいて、一つの半画素精度の動
きベクトルを決定する半画素精度の動きベクトル検出器
を含む。 【効果】 一つの整数画素精度の動きベクトルにより決
定される一つの半画素精度探索領域にだけ制限されな
い、正確な半画素精度の動きベクトルを決定して符号化
の効率を増加させうる。
画素精度で最適な動きベクトルを検出する方法および装
置を提供する。 【構成】 現在フレームの各々の探索ブロックに対し
て、1より大きく探索領域の探索ブロックの数より小さ
いあらかじめ設定された数の整数画素精度の動きベクト
ルを決定する整数画素精度の動きベクトル検出器と、整
数画素精度の動きベクトル検出器で決定された整数画素
精度の動きベクトルに基づいて、一つの半画素精度の動
きベクトルを決定する半画素精度の動きベクトル検出器
を含む。 【効果】 一つの整数画素精度の動きベクトルにより決
定される一つの半画素精度探索領域にだけ制限されな
い、正確な半画素精度の動きベクトルを決定して符号化
の効率を増加させうる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映像信号を符号化する方
法および装置に関する。さらに詳しくは、動きベクトル
を半画素精度で検出する方法および装置に関する。
法および装置に関する。さらに詳しくは、動きベクトル
を半画素精度で検出する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】よく
知られている通り、離散化された画像信号の伝送は、ア
ナログ信号より良好な画質を保持しうる。一連のイメー
ジ“フレーム”から構成されたイメージ信号がディジタ
ル形態で表現されるとき、とくに、高品質テレビジョン
のばあい、相当の量のデータを伝送しなければならな
い。しかし、従来の伝送チャネルの使用可能な周波数帯
域は制限されているので、多量のディジタルデータを伝
送するためには伝送されるデータを圧縮して、その量を
減らせる必要がある。多様な圧縮技法のうち、確率的符
号化技法と時間的、空間的圧縮技法を組み合わせたハイ
ブリッド符号化技法が最も効率的であると知られてい
る。
知られている通り、離散化された画像信号の伝送は、ア
ナログ信号より良好な画質を保持しうる。一連のイメー
ジ“フレーム”から構成されたイメージ信号がディジタ
ル形態で表現されるとき、とくに、高品質テレビジョン
のばあい、相当の量のデータを伝送しなければならな
い。しかし、従来の伝送チャネルの使用可能な周波数帯
域は制限されているので、多量のディジタルデータを伝
送するためには伝送されるデータを圧縮して、その量を
減らせる必要がある。多様な圧縮技法のうち、確率的符
号化技法と時間的、空間的圧縮技法を組み合わせたハイ
ブリッド符号化技法が最も効率的であると知られてい
る。
【0003】大部分のハイブリッド符号化技法は、動き
補償DPCM( 差分パルス符号変調) 、2次元DCT(離散コサ
イン変換) 、DCT 係数の量子化、VLC(可変長さ符号化)
などを用いる。動き補償DPCMは現在フレームと以前フレ
ームとのあいだの物体の動きを決定し、物体の動きによ
って現在フレームを予測して現在フレームと予測値との
あいだの差を表す差分信号を形成する方法である。この
方法は、たとえば、スタファン エリックソン(Staffan
Ericsson)の「フィクスド アンド アダプティブ プ
レディクタース フォー ハイブリッド プレディクテ
ィブ/トランスフォーム コーディング(Fixed and Ada
ptive Predictors for Hybrid Predictive/Transform C
oding)」(アイ イー イー イー トランザクション
ズ オンコミュニケーションズ(IEEE Transactions on
Communications,COM-33,No. 12,1985 年12月) )または
ニノミヤ(Ninomiya)とオオツカ(Ohtsuka) の「ア モー
ション−コンペンセイティド インターフレーム コー
ディング スキーム フォー テレビジョン ピクチャ
ーズ(A Motion-Compensated Interframe CodingScheme
for Television Pictures) 」(アイ イー イー イ
ー トランザクションズ オン コミュニケーションズ
(IEEE Transactions on Communications、COM-30,No.1,
1982年1 月) )に開示されている。
補償DPCM( 差分パルス符号変調) 、2次元DCT(離散コサ
イン変換) 、DCT 係数の量子化、VLC(可変長さ符号化)
などを用いる。動き補償DPCMは現在フレームと以前フレ
ームとのあいだの物体の動きを決定し、物体の動きによ
って現在フレームを予測して現在フレームと予測値との
あいだの差を表す差分信号を形成する方法である。この
方法は、たとえば、スタファン エリックソン(Staffan
Ericsson)の「フィクスド アンド アダプティブ プ
レディクタース フォー ハイブリッド プレディクテ
ィブ/トランスフォーム コーディング(Fixed and Ada
ptive Predictors for Hybrid Predictive/Transform C
oding)」(アイ イー イー イー トランザクション
ズ オンコミュニケーションズ(IEEE Transactions on
Communications,COM-33,No. 12,1985 年12月) )または
ニノミヤ(Ninomiya)とオオツカ(Ohtsuka) の「ア モー
ション−コンペンセイティド インターフレーム コー
ディング スキーム フォー テレビジョン ピクチャ
ーズ(A Motion-Compensated Interframe CodingScheme
for Television Pictures) 」(アイ イー イー イ
ー トランザクションズ オン コミュニケーションズ
(IEEE Transactions on Communications、COM-30,No.1,
1982年1 月) )に開示されている。
【0004】イメージデータなどのあいだの空間的冗長
性を減少させる方法である2次元DCT は、ディジタルイ
メージデータの一つのブロック、たとえば、8 × 8画素
のブロックを一つの群の変換係数データに変換する。こ
の技法は、チェン(Chen)およびプラット(Pratt) の「シ
ーン アダプティブ コーダー(Scene Adaptive Code
r)」(アイ イー イー イー トランザクションズ
オン コミュニケーションズ(IEEE Transactions on Co
mmunications、COM-32,No.3 、 1984 年3 月) )に開示
されている。かかる変換係数データを量子化器、ジグザ
グスキャニング、VLC などで処理することによって、伝
送されるデータの量が効率的に圧縮されうる。
性を減少させる方法である2次元DCT は、ディジタルイ
メージデータの一つのブロック、たとえば、8 × 8画素
のブロックを一つの群の変換係数データに変換する。こ
の技法は、チェン(Chen)およびプラット(Pratt) の「シ
ーン アダプティブ コーダー(Scene Adaptive Code
r)」(アイ イー イー イー トランザクションズ
オン コミュニケーションズ(IEEE Transactions on Co
mmunications、COM-32,No.3 、 1984 年3 月) )に開示
されている。かかる変換係数データを量子化器、ジグザ
グスキャニング、VLC などで処理することによって、伝
送されるデータの量が効率的に圧縮されうる。
【0005】動き補償DPCMにおいては、現在フレームと
以前フレームとのあいだで推定された物体の動きによっ
て、現在フレームを以前フレームから予測する。推定さ
れた動きは、以前フレームと現在フレームとのあいだの
変位を表す2次元動きベクトルで表されうる。
以前フレームとのあいだで推定された物体の動きによっ
て、現在フレームを以前フレームから予測する。推定さ
れた動きは、以前フレームと現在フレームとのあいだの
変位を表す2次元動きベクトルで表されうる。
【0006】映像信号で物体の変位を推定する多様な方
法が提案されてきた。一般に、動きベクトル推定方法は
二つのタイプ、即ち、画素繰り返しアルゴリズムとブロ
ック整合アルゴリズム(ジェイ アール ジェイン(J.
R.Jain))らの「ディスプレースメント メジャメント
アンド イッツ アプリケーション イン インター
フレーム イメージ コーディング(Displacement Meas
urement and Its Application in Interframe image Co
ding) 」(アイ イー イー イー トランザクション
ズ オン コミュニケーションズ(IEEE Transactions o
n Communications,Com-29,No.12,1881年12月参照) )に
分類されうる。
法が提案されてきた。一般に、動きベクトル推定方法は
二つのタイプ、即ち、画素繰り返しアルゴリズムとブロ
ック整合アルゴリズム(ジェイ アール ジェイン(J.
R.Jain))らの「ディスプレースメント メジャメント
アンド イッツ アプリケーション イン インター
フレーム イメージ コーディング(Displacement Meas
urement and Its Application in Interframe image Co
ding) 」(アイ イー イー イー トランザクション
ズ オン コミュニケーションズ(IEEE Transactions o
n Communications,Com-29,No.12,1881年12月参照) )に
分類されうる。
【0007】ブロック整合アルゴリズムによれば、現在
フレームは多数の探索ブロックに分けられる。探索ブロ
ックの大きさは、一般に、8 × 8個から32× 32 個の画
素の範囲にある。現在フレームで探索ブロックの動きベ
クトルを決定するためには、以前フレームの探索領域に
含まれた同一の大きさの多数の候補ブロック各々と現在
フレームの探索ブロックのあいだの類似度を計算する。
現在フレームの探索ブロックと探索領域の候補ブロック
とのあいだの類似度を測定するには、平均絶対誤差また
は平均二乗誤差のような誤差関数が用いられる。動きベ
クトルは最も小さい誤差関数の値を発生させる探索ブロ
ックと候補ブロックとのあいだの変位で定義される。
フレームは多数の探索ブロックに分けられる。探索ブロ
ックの大きさは、一般に、8 × 8個から32× 32 個の画
素の範囲にある。現在フレームで探索ブロックの動きベ
クトルを決定するためには、以前フレームの探索領域に
含まれた同一の大きさの多数の候補ブロック各々と現在
フレームの探索ブロックのあいだの類似度を計算する。
現在フレームの探索ブロックと探索領域の候補ブロック
とのあいだの類似度を測定するには、平均絶対誤差また
は平均二乗誤差のような誤差関数が用いられる。動きベ
クトルは最も小さい誤差関数の値を発生させる探索ブロ
ックと候補ブロックとのあいだの変位で定義される。
【0008】動き補償符号化方法において、動きベクト
ルの正確度によって符号化の効率は大幅に異なりうる。
ISO/IEC MPEG標準のような最近の方式では動きベクトル
は半画素精度で推定される(エム ピー イー ジー
ビデオ シミュレーションモデル スリー(MPEG Video
Simulation Model Three) 、国際標準化機構(Internati
onal Organization for Standardization )、コーディ
ド リプリゼンテーション オブ ピクチャー アンド
オーディオ インフォメーション(Coded representat
ion of Picture and Audio Information)、1990,ISO-I
EC/JTC1/SC2/WG8 MPEG90/041参照) 。
ルの正確度によって符号化の効率は大幅に異なりうる。
ISO/IEC MPEG標準のような最近の方式では動きベクトル
は半画素精度で推定される(エム ピー イー ジー
ビデオ シミュレーションモデル スリー(MPEG Video
Simulation Model Three) 、国際標準化機構(Internati
onal Organization for Standardization )、コーディ
ド リプリゼンテーション オブ ピクチャー アンド
オーディオ インフォメーション(Coded representat
ion of Picture and Audio Information)、1990,ISO-I
EC/JTC1/SC2/WG8 MPEG90/041参照) 。
【0009】従来の半画素精度の動き推定器において
は、二つのステップを経て物体の動きベクトルが検出さ
れる。まず、現在フレームの各々の探索ブロックに対し
て整数値を有する一画素精度の動きベクトルを抜き出
す。つぎに、この一画素精度の動きベクトルを用いて、
最後の半画素精度の動きベクトルを決定する。半画素精
度の動きベクトルは整数値でなくともよく、したがっ
て、整数画素位置などの中間値にもなりうる。半画素精
度の動き検出と補償の候補ベクトルである半画素精度の
候補ブロックは以前フレームを空間的に補間したもの
で、これも半画素精度の探索領域と呼ばれる該当探索領
域内に含まれる(ヨーロッパ特許出願公開第05605
77号参照)。一つの一画素精度の動きベクトルを先に
検出したあと、その周辺領域で半画素精度の動きベクト
ルを検出する。
は、二つのステップを経て物体の動きベクトルが検出さ
れる。まず、現在フレームの各々の探索ブロックに対し
て整数値を有する一画素精度の動きベクトルを抜き出
す。つぎに、この一画素精度の動きベクトルを用いて、
最後の半画素精度の動きベクトルを決定する。半画素精
度の動きベクトルは整数値でなくともよく、したがっ
て、整数画素位置などの中間値にもなりうる。半画素精
度の動き検出と補償の候補ベクトルである半画素精度の
候補ブロックは以前フレームを空間的に補間したもの
で、これも半画素精度の探索領域と呼ばれる該当探索領
域内に含まれる(ヨーロッパ特許出願公開第05605
77号参照)。一つの一画素精度の動きベクトルを先に
検出したあと、その周辺領域で半画素精度の動きベクト
ルを検出する。
【0010】しかし、最小の誤差関数の値を発生させる
半画素精度探索ブロックが一画素精度の動きベクトルに
より決定された半画素精度探索領域に含まれないばあ
い、半画素精度探索領域から求められた最後の半画素精
度の動きベクトルが必ずしも最適の動きベクトルでな
い。
半画素精度探索ブロックが一画素精度の動きベクトルに
より決定された半画素精度探索領域に含まれないばあ
い、半画素精度探索領域から求められた最後の半画素精
度の動きベクトルが必ずしも最適の動きベクトルでな
い。
【0011】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明の主
な目的は、一つの一画素精度の動きベクトルにより決定
される一つの半画素精度探索領域にだけ制限されない、
正確な半画素精度の動きベクトルを決定して符号化効率
を増加させうる符号化方法および装置を提供することで
ある。
な目的は、一つの一画素精度の動きベクトルにより決定
される一つの半画素精度探索領域にだけ制限されない、
正確な半画素精度の動きベクトルを決定して符号化効率
を増加させうる符号化方法および装置を提供することで
ある。
【0012】以上のような本発明の目的は、現在フレー
ムと以前フレームとのあいだの動きベクトルを半画素精
度で推定する方法であって、現在フレームが同一の大き
さの多数の探索ブロックに分けられ、以前フレームが前
記探索ブロックのような多数の探索領域を含み、前記探
索領域は同一の大きさの多数の候補ブロックを含む半画
素精度の動きベクトル推定方法において、(i) 現在フレ
ームの探索ブロックと、以前フレームの該当探索領域に
含まれる整数値の変位を有する各々の一画素精度候補ブ
ロックのあいだの差を表す誤差関数を計算するステップ
と、(ii)1 以上で探索ブロックに該当する探索領域内の
候補ブロックの数より小さい、予め設定された数だけ小
さい誤差関数を発生させる変位を該当探索ブロックの一
画素単位動きベクトルで選択するステップと、(iii) 一
つの一画素精度の動きベクトルにより決定される半画素
精度探索領域に含まれる半画素単位候補ブロックなどを
抜き出すステップと、(iv)現在フレームの探索ブロック
と各々の半画素精度候補ブロックとの差を表す誤差関数
を計算し互いに比較して、最も小さい誤差関数の値を発
生させる半画素精度ブロックを選択するステップと、ス
テップ(iii) とステップ(iv)とを各々の一画素精度の動
きベクトルに対する半画素精度探索領域に含まれたすべ
ての半画素精度候補ベクトルに対して処理されるときま
で繰り返し行って、該当ブロックに対する最後の半画素
精度の動きベクトルを抜き出すステップとを含むことを
特徴とする動きベクトル推定方法および装置を提供する
ことによって達成される。
ムと以前フレームとのあいだの動きベクトルを半画素精
度で推定する方法であって、現在フレームが同一の大き
さの多数の探索ブロックに分けられ、以前フレームが前
記探索ブロックのような多数の探索領域を含み、前記探
索領域は同一の大きさの多数の候補ブロックを含む半画
素精度の動きベクトル推定方法において、(i) 現在フレ
ームの探索ブロックと、以前フレームの該当探索領域に
含まれる整数値の変位を有する各々の一画素精度候補ブ
ロックのあいだの差を表す誤差関数を計算するステップ
と、(ii)1 以上で探索ブロックに該当する探索領域内の
候補ブロックの数より小さい、予め設定された数だけ小
さい誤差関数を発生させる変位を該当探索ブロックの一
画素単位動きベクトルで選択するステップと、(iii) 一
つの一画素精度の動きベクトルにより決定される半画素
精度探索領域に含まれる半画素単位候補ブロックなどを
抜き出すステップと、(iv)現在フレームの探索ブロック
と各々の半画素精度候補ブロックとの差を表す誤差関数
を計算し互いに比較して、最も小さい誤差関数の値を発
生させる半画素精度ブロックを選択するステップと、ス
テップ(iii) とステップ(iv)とを各々の一画素精度の動
きベクトルに対する半画素精度探索領域に含まれたすべ
ての半画素精度候補ベクトルに対して処理されるときま
で繰り返し行って、該当ブロックに対する最後の半画素
精度の動きベクトルを抜き出すステップとを含むことを
特徴とする動きベクトル推定方法および装置を提供する
ことによって達成される。
【0013】
【実施例】図1には、本発明の動き推定器110 を含む映
像符号化器のブロック図が示されている。現在フレーム
データ101 は減算器102 と動き推定器110 へ入力され
る。実際には、現在フレームデータは、入力メモリ( 図
示せず) から入力されるが、この入力メモリには各々の
フレームが、画素データの連続的なブロック形態で貯蔵
されブロック単位の処理が可能になる。典型的に、ブロ
ックの大きさは8 × 8個から32×32個までの画素数の範
囲にある。
像符号化器のブロック図が示されている。現在フレーム
データ101 は減算器102 と動き推定器110 へ入力され
る。実際には、現在フレームデータは、入力メモリ( 図
示せず) から入力されるが、この入力メモリには各々の
フレームが、画素データの連続的なブロック形態で貯蔵
されブロック単位の処理が可能になる。典型的に、ブロ
ックの大きさは8 × 8個から32×32個までの画素数の範
囲にある。
【0014】減算器102 においては、現在フレームデー
タの探索ブロックから、動き補償予測器122 からの予測
フレームデータ103 の該当ブロックを減算する。その結
果、データ、すなわち、差分画素データは変換符号化器
105 へ送られて、離散コサイン変換などを用いて一連の
変換係数に符号化される。その変換係数は量子化器106
で量子化される。そののち、量子化された変換係数は二
つの経路に分けられるが、一つの経路はエントロピー符
号化器107 であって、ここでは量子化された変換係数が
動き推定器110 からの出力である動きベクトル119 と共
にランレングス(run-length)符号化や可変長さ符号化な
どの方法で符号化される。他の経路は逆量子化器113 を
経て逆変換符号化器114 に繋がるが、ここでは量子化さ
れた変換係数が逆量子化と逆変換を経て復元された差分
画素データとなる。復元された差分画素データと動き補
償予測器122 からの予測フレームデータは、加算器115
で加えられて復元された現在フレームデータとなってフ
レームメモリ121 に記録される。
タの探索ブロックから、動き補償予測器122 からの予測
フレームデータ103 の該当ブロックを減算する。その結
果、データ、すなわち、差分画素データは変換符号化器
105 へ送られて、離散コサイン変換などを用いて一連の
変換係数に符号化される。その変換係数は量子化器106
で量子化される。そののち、量子化された変換係数は二
つの経路に分けられるが、一つの経路はエントロピー符
号化器107 であって、ここでは量子化された変換係数が
動き推定器110 からの出力である動きベクトル119 と共
にランレングス(run-length)符号化や可変長さ符号化な
どの方法で符号化される。他の経路は逆量子化器113 を
経て逆変換符号化器114 に繋がるが、ここでは量子化さ
れた変換係数が逆量子化と逆変換を経て復元された差分
画素データとなる。復元された差分画素データと動き補
償予測器122 からの予測フレームデータは、加算器115
で加えられて復元された現在フレームデータとなってフ
レームメモリ121 に記録される。
【0015】つぎに、図2〜図5で説明される本発明の
動き推定器110 では、ブロック整合アルゴリズムを用い
てフレームメモリ121 からの復元された以前フレームデ
ータ118 と現在フレームデータ101 とのあいだの動きベ
クトルを決定する。動きベクトル119 は動き補償予測器
122 に入力され、予測されたデータ103 、すなわち、そ
の動きベクトルに該当する候補ブロックデータをブロッ
ク単位でフレームメモリから読み出したデータを減算器
102 と加算器115 に提供する。また、動きベクトル119
はエントロピー符号化器107 にも入力される。
動き推定器110 では、ブロック整合アルゴリズムを用い
てフレームメモリ121 からの復元された以前フレームデ
ータ118 と現在フレームデータ101 とのあいだの動きベ
クトルを決定する。動きベクトル119 は動き補償予測器
122 に入力され、予測されたデータ103 、すなわち、そ
の動きベクトルに該当する候補ブロックデータをブロッ
ク単位でフレームメモリから読み出したデータを減算器
102 と加算器115 に提供する。また、動きベクトル119
はエントロピー符号化器107 にも入力される。
【0016】本発明の動き推定器110 は、次に説明され
る通り、二つのステップで互いに異なる精度の動きベク
トルを抜き出す。
る通り、二つのステップで互いに異なる精度の動きベク
トルを抜き出す。
【0017】図2は、図1の動き推定器110 のブロック
図である。現在フレームデータ101と復元された以前フ
レームデータ118 が一画素精度の動きベクトル検出器16
0 と半画素精度の動きベクトル検出器170 に各々入力さ
れる。一画素精度の動きベクトル検出器160 は、探索領
域で多数の一画素精度の動きベクトルを決定する。この
一画素精度の動きベクトルは半画素精度の動きベクトル
検出器170 へ入力され、ここでは各々の一画素精度の動
きベクトルに該当する半画素精度候補ブロックなどの全
部に対して最も小さい誤差関数の値を発生させる半画素
精度の動きベクトルを決定する。
図である。現在フレームデータ101と復元された以前フ
レームデータ118 が一画素精度の動きベクトル検出器16
0 と半画素精度の動きベクトル検出器170 に各々入力さ
れる。一画素精度の動きベクトル検出器160 は、探索領
域で多数の一画素精度の動きベクトルを決定する。この
一画素精度の動きベクトルは半画素精度の動きベクトル
検出器170 へ入力され、ここでは各々の一画素精度の動
きベクトルに該当する半画素精度候補ブロックなどの全
部に対して最も小さい誤差関数の値を発生させる半画素
精度の動きベクトルを決定する。
【0018】図3には、図2の一画素精度の動きベクト
ル検出器160 のさらに詳細な図面が示されている。現在
フレームデータ101 と以前フレームデータ118 はブロッ
ク選択器220 へ入力される。ブロック選択器220 は、現
在フレームの探索ブロックに該当する探索領域の一団の
一画素精度候補ブロックを以前フレームから選択する。
ライン222 上のこの選択された候補ブロックとライン22
4 上の探索ブロックはブロック比較器230 へ入力され
る。ブロック比較器230 においては誤差関数を計算する
が、各々の誤差関数は現在フレームの探索ブロックと、
以前フレームの探索領域に含まれる整数変位の候補ブロ
ックとの差を表す。ライン236 上のこの誤差関数とライ
ン233 上の該当変位は、ブロック選択器220 から動きベ
クトル比較器240 へ入力される。動きベクトル比較器24
0 は誤差関数を比較して、図4の過程で説明されるよう
な方法で誤差関数が小さい値を有する複数の変位を選択
する。
ル検出器160 のさらに詳細な図面が示されている。現在
フレームデータ101 と以前フレームデータ118 はブロッ
ク選択器220 へ入力される。ブロック選択器220 は、現
在フレームの探索ブロックに該当する探索領域の一団の
一画素精度候補ブロックを以前フレームから選択する。
ライン222 上のこの選択された候補ブロックとライン22
4 上の探索ブロックはブロック比較器230 へ入力され
る。ブロック比較器230 においては誤差関数を計算する
が、各々の誤差関数は現在フレームの探索ブロックと、
以前フレームの探索領域に含まれる整数変位の候補ブロ
ックとの差を表す。ライン236 上のこの誤差関数とライ
ン233 上の該当変位は、ブロック選択器220 から動きベ
クトル比較器240 へ入力される。動きベクトル比較器24
0 は誤差関数を比較して、図4の過程で説明されるよう
な方法で誤差関数が小さい値を有する複数の変位を選択
する。
【0019】図4には、動きベクトル比較器240 で既設
定された数、たとえば、N 個の一画素精度の動きベクト
ルを選択する過程が示されている。SEi とSDi は各々N
個の選択された誤差関数と該当変位を貯蔵する一団の変
数などであり、i は1 からNまでの正の整数値である。
ステップS1においてはSEi を最大の誤差関数の値より大
きい値で初期化する。一画素精度の動きベクトルを選択
する操作の回数がj で、j の初期値は1 である。したが
って、ステップS2においては、第一番目の候補ブロック
の誤差関数E1と変位D1を図3のブロック選択器220 とブ
ロック比較器230 から読み出す。ステップS3において
は、E1とSEi の値などを比較する。ステップS4におい
ては、SEi の値のうちE1より大きい値があれば最も大き
いSEi の値は捨てて、残りのSEi の値とE1とを大きさの
順番にさらにSEi に貯蔵して次の候補ブロック処理に用
いる。すべてのSEi の値がE1より小さければSEi の値は
そのままに維持される。再配列されたSEi によって変位
もSDi にさらに貯蔵する。実際には、すべてのSEi 値は
E1より大きい同一の値で初期化される。多数のSEi値が
同一の最大値であり、E1より大きいばあい、そのSEi 値
のうちのいずれか一つは捨てられ、E1に代替される。ス
テップS2からステップS4までは、次の候補ブロックであ
る第2ブロックに対して繰り返される。詳述すれば、ス
テップS2においては、第二の候補ブロックの誤差関数E2
と変位D2を読み出す。ステップS3においては、E2とSE
i の値などを比較する。ステップS4においては、SEi
の値のうちE2より大きい値があれば最も大きいSEi の値
は捨てて、残りのSEi の値とE1とを大きさの順番にさら
にSEi に貯蔵して次の候補ブロック処理に用いる。すべ
てのSEi の値がE2より小さければSEi の値はそのままに
維持される。再配列されたSEi によって変位もSDi にさ
らに貯蔵される。ステップS2からS4までのステップは探
索領域の全ての候補ブロックを処理するまで繰り返され
る。すべての候補ブロックが処理されたあと、すなわ
ち、j が一つの探索領域の候補ブロックの数と同じであ
るとき、SDi に残っている変位は該当探索ブロックの一
画素精度の動きベクトルにより決定される。
定された数、たとえば、N 個の一画素精度の動きベクト
ルを選択する過程が示されている。SEi とSDi は各々N
個の選択された誤差関数と該当変位を貯蔵する一団の変
数などであり、i は1 からNまでの正の整数値である。
ステップS1においてはSEi を最大の誤差関数の値より大
きい値で初期化する。一画素精度の動きベクトルを選択
する操作の回数がj で、j の初期値は1 である。したが
って、ステップS2においては、第一番目の候補ブロック
の誤差関数E1と変位D1を図3のブロック選択器220 とブ
ロック比較器230 から読み出す。ステップS3において
は、E1とSEi の値などを比較する。ステップS4におい
ては、SEi の値のうちE1より大きい値があれば最も大き
いSEi の値は捨てて、残りのSEi の値とE1とを大きさの
順番にさらにSEi に貯蔵して次の候補ブロック処理に用
いる。すべてのSEi の値がE1より小さければSEi の値は
そのままに維持される。再配列されたSEi によって変位
もSDi にさらに貯蔵する。実際には、すべてのSEi 値は
E1より大きい同一の値で初期化される。多数のSEi値が
同一の最大値であり、E1より大きいばあい、そのSEi 値
のうちのいずれか一つは捨てられ、E1に代替される。ス
テップS2からステップS4までは、次の候補ブロックであ
る第2ブロックに対して繰り返される。詳述すれば、ス
テップS2においては、第二の候補ブロックの誤差関数E2
と変位D2を読み出す。ステップS3においては、E2とSE
i の値などを比較する。ステップS4においては、SEi
の値のうちE2より大きい値があれば最も大きいSEi の値
は捨てて、残りのSEi の値とE1とを大きさの順番にさら
にSEi に貯蔵して次の候補ブロック処理に用いる。すべ
てのSEi の値がE2より小さければSEi の値はそのままに
維持される。再配列されたSEi によって変位もSDi にさ
らに貯蔵される。ステップS2からS4までのステップは探
索領域の全ての候補ブロックを処理するまで繰り返され
る。すべての候補ブロックが処理されたあと、すなわ
ち、j が一つの探索領域の候補ブロックの数と同じであ
るとき、SDi に残っている変位は該当探索ブロックの一
画素精度の動きベクトルにより決定される。
【0020】図5には、図2の半画素精度の動きベクト
ル検出器170 のブロック図が示されている。補間された
フレームデータ、すなわち、半画素位置における以前フ
レームのデータはフレーム補間器410 で計算される。ブ
ロック選択器420 にはこの補間されたフレームデータと
現在フレームデータ101 と図3の動きベクトル比較器24
0 からの一画素精度の動きベクトル245 が入力され、一
つの一画素精度の動きベクトルに該当する半画素精度探
索領域に含まれる半画素精度候補ブロックなどが補間さ
れたフレームから選択される。ブロック選択器420 は各
々の探索ブロック処理が完了されるときまで探索終了信
号を発生させる役割もする。
ル検出器170 のブロック図が示されている。補間された
フレームデータ、すなわち、半画素位置における以前フ
レームのデータはフレーム補間器410 で計算される。ブ
ロック選択器420 にはこの補間されたフレームデータと
現在フレームデータ101 と図3の動きベクトル比較器24
0 からの一画素精度の動きベクトル245 が入力され、一
つの一画素精度の動きベクトルに該当する半画素精度探
索領域に含まれる半画素精度候補ブロックなどが補間さ
れたフレームから選択される。ブロック選択器420 は各
々の探索ブロック処理が完了されるときまで探索終了信
号を発生させる役割もする。
【0021】ライン422 上の半画素精度候補ブロックと
ライン423 上の現在フレームの探索ブロックはブロック
比較器430 へ入力されて、二つのブロック間の誤差関数
が計算される。二つのブロック間の変位もラッチ460 へ
入力される。誤差関数A は比較器440 とラッチ450 へ入
力される。比較器440 のB の値は、各探索ブロックの処
理が始まるとき最大の誤差関数より大きい値で初期化さ
れ、あとで説明する通り、誤差関数の値として代替され
る。比較器440 は誤差関数A と貯蔵された値Bを比較す
る。A <B であれば、比較器はラッチ450 へパルスを出
力して、B にAをラッチさせてB に貯蔵された値を新し
い誤差関数の値に代替する。このばあい、半画素単位ブ
ロックの変位もラッチ460 にラッチされる。A ≧B のば
あいには、B の値とラッチ460 に貯蔵された変位は変わ
らない。ブロック選択器420 が各々の一画素精度の動き
ベクトルに該当するすべての半画素精度候補ブロックを
出力したあとには、ラッチ460 には各々の一画素精度の
動きベクトルに該当する探索領域の全体で誤差関数の値
が最も小さい半画素精度変位が残る。ブロック選択器42
0 から発生する探索終了信号はラッチ460 の変位値をラ
ッチ470 にラッチさせて現在フレームの該当探索ブロッ
クの最後の半画素精度の動きベクトルを出力する。この
方法においては、各々の一画素精度の動きベクトルに該
当する複数の探索領域に対して半画素精度の動きベクト
ルの推定を行って正確な半画素精度の動きベクトルを提
供することができる。
ライン423 上の現在フレームの探索ブロックはブロック
比較器430 へ入力されて、二つのブロック間の誤差関数
が計算される。二つのブロック間の変位もラッチ460 へ
入力される。誤差関数A は比較器440 とラッチ450 へ入
力される。比較器440 のB の値は、各探索ブロックの処
理が始まるとき最大の誤差関数より大きい値で初期化さ
れ、あとで説明する通り、誤差関数の値として代替され
る。比較器440 は誤差関数A と貯蔵された値Bを比較す
る。A <B であれば、比較器はラッチ450 へパルスを出
力して、B にAをラッチさせてB に貯蔵された値を新し
い誤差関数の値に代替する。このばあい、半画素単位ブ
ロックの変位もラッチ460 にラッチされる。A ≧B のば
あいには、B の値とラッチ460 に貯蔵された変位は変わ
らない。ブロック選択器420 が各々の一画素精度の動き
ベクトルに該当するすべての半画素精度候補ブロックを
出力したあとには、ラッチ460 には各々の一画素精度の
動きベクトルに該当する探索領域の全体で誤差関数の値
が最も小さい半画素精度変位が残る。ブロック選択器42
0 から発生する探索終了信号はラッチ460 の変位値をラ
ッチ470 にラッチさせて現在フレームの該当探索ブロッ
クの最後の半画素精度の動きベクトルを出力する。この
方法においては、各々の一画素精度の動きベクトルに該
当する複数の探索領域に対して半画素精度の動きベクト
ルの推定を行って正確な半画素精度の動きベクトルを提
供することができる。
【0022】本発明は半画素精度の動きベクトルに関し
て説明されたが、1/4 画素単位などの色々の副画素(sub
-pixel) 精度で計算された動きベクトルが前述した発明
と類似の方法により同画像符号化に用いられうる。
て説明されたが、1/4 画素単位などの色々の副画素(sub
-pixel) 精度で計算された動きベクトルが前述した発明
と類似の方法により同画像符号化に用いられうる。
【0023】
【発明の効果】前述した通り、本発明の動きベクトル検
出器を用いた符号化器は一つの一画素精度の動きベクト
ルにより決定される一つの半画素精度探索領域にだけ制
限されない、正確な半画素精度の動きベクトルを決定し
て符号化の効率を増加させうる。
出器を用いた符号化器は一つの一画素精度の動きベクト
ルにより決定される一つの半画素精度探索領域にだけ制
限されない、正確な半画素精度の動きベクトルを決定し
て符号化の効率を増加させうる。
【図1】本発明の動き推定器を含む従来の映像符号化器
の図である。
の図である。
【図2】本発明の動き推定器の図である。
【図3】図2の一画素精度の動きベクトル検出器の図で
ある。
ある。
【図4】図3の動きベクトル比較器で行われる作業のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図5】図2の半画素精度の動きベクトル検出の図であ
る。
る。
110 動き推定器 160 一画素精度の動きベクトル検出器 170 半画素精度の動きベクトル検出器 220 ブロック選択器 230 ブロック比較器 240 動きベクトル比較器 410 補間器
Claims (7)
- 【請求項1】 現在フレームと以前フレームとのあいだ
の動きベクトルを半画素精度で推定する方法であって、
現在フレームが同一の大きさの多数の探索ブロックに分
けられ、以前フレームが前記探索ブロックのような多数
の探索領域を含み、前記探索領域は同一の大きさの多数
の候補ブロックを含む半画素精度の動きベクトル推定方
法において、 (a) 1より大きく探索領域の候補ブロックの数より少な
いあらかじめ設定された数をN とするとき、現在フレー
ムの各々の探索ブロックに対して一画素精度の動きベク
トルをN 個決定するステップと、 (b) ステップ(a) で決定された整数の画素精度の動きベ
クトルに基づいて、一つの半画素精度の動きベクトルを
決定するステップ を含むことを特徴とする動きベクトル検出方法。 - 【請求項2】 前記ステップ(a) が、 (a1)現在フレームの探索ブロックと、以前フレームの該
当探索領域に含まれる整数値の変位を有する各々の一画
素精度の候補ブロックとのあいだの差を表す誤差関数を
計算するステップと、(a2)小さい誤差関数を発生させる
N 個の変位を該当探索ブロックの一画素精度の動きベク
トルで選択するステップを含む請求項1記載の動きベク
トル検出方法。 - 【請求項3】 前記ステップ(b) が、 (b1)一つの一画素精度の動きベクトルにより決定される
半画素精度の探索領域に含まれる半画素単位の候補ブロ
ックなどを抜き出すステップと、(b2)現在フレームの探
索ブロックと各々の半画素精度候補ブロックとの差を表
す誤差関数を計算し互いに比較して、最も小さい誤差関
数の値を発生させる半画素精度ブロックを選択するステ
ップと、(b3)ステップ(b1)とステップ(b2)を各々の一画
素精度の動きベクトルに対する半画素精度探索領域に含
まれたすべての半画素精度候補ベクトルに対して処理さ
れるときまで繰り返し行って、該当ブロックに対する最
後の半画素精度の動きベクトルを抜き出すステップを含
む請求項1記載の動きベクトル検出方法。 - 【請求項4】 前記ステップ(a2)が、 (a21)iが1 より大きくN より小さいとき、N 個の誤差関
数を貯蔵する第1群の変数SEi を初期化するステップ
と、(a22) 以前フレームの一つの探索領域内の一つの候
補ブロックに対する誤差関数E と変位D を読み出すステ
ップと、(a23) 前記E を前記SEi に貯蔵された値と比較
するステップと、(a24)SEiとE とを大きな順番に配列し
て、最も大きい値を捨てるステップと、(a25)SEi値とE
値のうち残った値を次の候補ブロックの処理のため、前
記SEi に貯蔵するステップと、(a26)iが1 より大きくN
より小さいとき、各々のSEi 値に該当する変位を第2群
の変数SDi に貯蔵するステップと、(a27) ステップ(a2
2) から(a26) までを探索領域に含まれたすべての候補
ブロックが処理されるときまで繰り返すステップを含む
請求項2記載の方法。 - 【請求項5】 現在フレームと以前フレームとのあいだ
の動きベクトルを半画素精度で推定する装置であって、
現在フレームが同一の大きさの多数の探索ブロックに分
けられ、以前フレームが前記探索ブロックのような多数
の探索領域を含み、前記探索領域は同一の大きさの多数
の候補ブロックを含む半画素精度の動きベクトル推定装
置において、 現在フレームの各々の探索ブロックに対して、一画素精
度の動きベクトルをN個決定する整数画素精度の動きベ
クトル検出器と、 一画素精度の動きベクトル検出器から決定された一画素
精度の動きベクトルに基づいて、一つの半画素精度の動
きベクトルを決定する半画素精度の動きベクトル検出器
とを含むことを特徴とする動きベクトル検出装置。 - 【請求項6】 前記一画素精度の動きベクトル検出器
が、 現在フレームの探索ブロックと、以前フレームの該当探
索領域に含まれる整数値の変位を有する各々の一画素精
度候補ブロックのあいだの差を表す誤差関数を計算する
装置と、 小さい誤差関数を発生させるN 個の変位を該当探索ブロ
ックの一画素精度の動きベクトルで選択する装置を含む
請求項5記載の装置。 - 【請求項7】 前記半画素精度の動きベクトル検出器
が、 一つの一画素精度の動きベクトルにより決定される半画
素精度探索領域に含まれる半画素単位の候補ブロックを
抜き出す装置と、 誤差関数を計算し互いに比較して、最も小さい誤差関数
の値を発生させる半画素精度ブロックを選択する装置を
含む請求項5記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR1019930013836A KR960010198B1 (ko) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 동영상 부호화기의 움직임 추정방법 및 장치 |
KR93-13836 | 1993-07-21 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0795594A true JPH0795594A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=19359742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6168201A Pending JPH0795594A (ja) | 1993-07-21 | 1994-07-20 | 半画素精度の動きベクトル検出方法および装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5587741A (ja) |
EP (1) | EP0637894B1 (ja) |
JP (1) | JPH0795594A (ja) |
KR (1) | KR960010198B1 (ja) |
CN (1) | CN1077379C (ja) |
DE (1) | DE69426179D1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100747544B1 (ko) * | 2006-03-31 | 2007-08-08 | 엘지전자 주식회사 | 움직임 추정 방법 및 장치 |
Families Citing this family (32)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5598514A (en) * | 1993-08-09 | 1997-01-28 | C-Cube Microsystems | Structure and method for a multistandard video encoder/decoder |
JPH07288819A (ja) * | 1994-04-19 | 1995-10-31 | Sony Corp | 動きベクトル検出装置 |
JP3769773B2 (ja) * | 1995-04-20 | 2006-04-26 | ソニー株式会社 | 動きベクトル検出装置および検出方法 |
KR970014399A (ko) * | 1995-08-25 | 1997-03-29 | 구자홍 | 하프 픽셀 예측 필터링 처리 회로 |
US5910909A (en) * | 1995-08-28 | 1999-06-08 | C-Cube Microsystems, Inc. | Non-linear digital filters for interlaced video signals and method thereof |
JPH09102954A (ja) * | 1995-10-04 | 1997-04-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 1つまたは2つの予測ブロックからブロックの画素値を計算する方法 |
KR0178746B1 (ko) * | 1995-12-13 | 1999-05-01 | 김광호 | 매크로블럭의 반픽셀처리장치 |
US5761398A (en) * | 1995-12-26 | 1998-06-02 | C-Cube Microsystems Inc. | Three stage hierarchal motion vector determination |
KR0185940B1 (ko) * | 1996-01-11 | 1999-04-15 | 김광호 | 미세한 움직임 추정 방법 및 그 장치 |
JP3299671B2 (ja) * | 1996-03-18 | 2002-07-08 | シャープ株式会社 | 画像の動き検出装置 |
KR100226684B1 (ko) * | 1996-03-22 | 1999-10-15 | 전주범 | 반화소 움직임 추정장치 |
JPH1090753A (ja) * | 1996-09-02 | 1998-04-10 | Shokin An | カメラにフィルタを装着する装置 |
US6067322A (en) * | 1997-06-04 | 2000-05-23 | Microsoft Corporation | Half pixel motion estimation in motion video signal encoding |
JP2897763B2 (ja) * | 1997-07-28 | 1999-05-31 | 日本ビクター株式会社 | 動き補償符号化装置、復号化装置、符号化方法及び復号化方法 |
KR100251548B1 (ko) * | 1997-11-01 | 2000-04-15 | 구자홍 | 디지털영상을위한움직임추정장치및방법 |
US6332002B1 (en) * | 1997-11-01 | 2001-12-18 | Lg Electronics Inc. | Motion prediction apparatus and method |
JP2000041251A (ja) * | 1998-07-22 | 2000-02-08 | Mitsubishi Electric Corp | 動きベクトル検出装置 |
FR2786353B1 (fr) * | 1998-11-25 | 2001-02-09 | Thomson Multimedia Sa | Procede et dispositif de codage d'images selon la norme mpeg pour l'incrustation d'imagettes |
US6891890B1 (en) | 2001-04-24 | 2005-05-10 | Vweb Corporation | Multi-phase motion estimation system and method |
US6934332B1 (en) | 2001-04-24 | 2005-08-23 | Vweb Corporation | Motion estimation using predetermined pixel patterns and subpatterns |
US6813315B1 (en) * | 2001-04-24 | 2004-11-02 | Vweb Corporation | Motion estimation using multiple search windows |
KR100439183B1 (ko) * | 2001-08-29 | 2004-07-05 | 한국전자통신연구원 | 확률 샘플링 기반의 움직임 추정 방법 |
WO2003047270A1 (en) * | 2001-11-30 | 2003-06-05 | Ntt Docomo, Inc. | Moving picture coding apparatus, moving picture decoding apparatus, moving picture coding method, moving picture decoding method, program, and computer-readable recording medium containing the program |
JP4120301B2 (ja) * | 2002-04-25 | 2008-07-16 | ソニー株式会社 | 画像処理装置およびその方法 |
KR100541953B1 (ko) * | 2003-06-16 | 2006-01-10 | 삼성전자주식회사 | 움직임 보상을 위한 화소값 선택 장치 및 방법 |
US7720148B2 (en) * | 2004-03-26 | 2010-05-18 | The Hong Kong University Of Science And Technology | Efficient multi-frame motion estimation for video compression |
US20060002474A1 (en) * | 2004-06-26 | 2006-01-05 | Oscar Chi-Lim Au | Efficient multi-block motion estimation for video compression |
CN100576919C (zh) * | 2006-08-08 | 2009-12-30 | 佳能株式会社 | 运动矢量检测设备及运动矢量检测方法 |
US9307122B2 (en) * | 2006-09-27 | 2016-04-05 | Core Wireless Licensing S.A.R.L. | Method, apparatus, and computer program product for providing motion estimation for video encoding |
GB0811841D0 (en) * | 2008-06-27 | 2008-07-30 | Symbian Software Ltd | Video compression |
WO2016068674A1 (ko) * | 2014-10-31 | 2016-05-06 | 삼성전자 주식회사 | 움직임 벡터 부복호화 방법 및 장치 |
CN109905714B (zh) * | 2017-12-08 | 2022-12-27 | 华为技术有限公司 | 帧间预测方法、装置及终端设备 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60227583A (ja) * | 1984-04-26 | 1985-11-12 | Fujitsu Ltd | フレ−ム間動ベクトル検出装置 |
JP2642160B2 (ja) * | 1988-08-26 | 1997-08-20 | 富士通株式会社 | 画像処理装置の動き検出方式 |
US5072293A (en) * | 1989-08-29 | 1991-12-10 | U.S. Philips Corporation | Method of estimating motion in a picture signal |
GB2236449B (en) * | 1989-09-20 | 1994-05-11 | British Broadcasting Corp | Motion estimation |
US4937666A (en) * | 1989-12-04 | 1990-06-26 | Bell Communications Research, Inc. | Circuit implementation of block matching algorithm with fractional precision |
DE4023449C1 (ja) * | 1990-07-24 | 1992-01-23 | Ant Nachrichtentechnik Gmbh, 7150 Backnang, De | |
JP2636622B2 (ja) * | 1992-03-13 | 1997-07-30 | 松下電器産業株式会社 | ビデオ信号の符号化方法及び復号化方法ならびにビデオ信号の符号化装置及び復号化装置 |
JPH05336514A (ja) * | 1992-05-29 | 1993-12-17 | Sony Corp | 画像符号化装置 |
-
1993
- 1993-07-21 KR KR1019930013836A patent/KR960010198B1/ko not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-07-20 DE DE69426179T patent/DE69426179D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-07-20 JP JP6168201A patent/JPH0795594A/ja active Pending
- 1994-07-20 EP EP94111328A patent/EP0637894B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-07-21 US US08/278,663 patent/US5587741A/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-07-21 CN CN94115989A patent/CN1077379C/zh not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100747544B1 (ko) * | 2006-03-31 | 2007-08-08 | 엘지전자 주식회사 | 움직임 추정 방법 및 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1107632A (zh) | 1995-08-30 |
DE69426179D1 (de) | 2000-11-30 |
EP0637894A2 (en) | 1995-02-08 |
US5587741A (en) | 1996-12-24 |
CN1077379C (zh) | 2002-01-02 |
KR950005039A (ko) | 1995-02-18 |
EP0637894B1 (en) | 2000-10-25 |
KR960010198B1 (ko) | 1996-07-26 |
EP0637894A3 (en) | 1995-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0795594A (ja) | 半画素精度の動きベクトル検出方法および装置 | |
KR0171118B1 (ko) | 비디오신호 부호화 장치 | |
KR0178231B1 (ko) | 계층적인 움직임 추정 기법을 이용하는 움직임 벡터 검출 방법 및 장치 | |
US5760846A (en) | Apparatus for estimating motion vectors for feature points of a video signal | |
EP0762776B1 (en) | A method and apparatus for compressing video information using motion dependent prediction | |
KR100955152B1 (ko) | 비디오 인코딩을 위한 다차원 인접 블록 예측 | |
KR950009699B1 (ko) | 움직임벡터 검출방법 및 장치 | |
US6289052B1 (en) | Methods and apparatus for motion estimation using causal templates | |
US5612743A (en) | Method for encoding a video signal using feature point based motion estimation | |
US5668600A (en) | Method and apparatus for encoding and decoding a video signal using feature point based motion estimation | |
JPH08307872A (ja) | ビデオ信号符号化方法 | |
JP4417054B2 (ja) | 離散コサイン変換係数を参照する動き推定方法及び装置 | |
JPH11239354A (ja) | 動きベクトル検出器 | |
JPH0974569A (ja) | 最適動きベクトル決定方法及び装置 | |
US5506622A (en) | Block matching type motion vector determination using correlation between error signals | |
JP3681784B2 (ja) | 映像信号符号化装置 | |
US6020925A (en) | Method and apparatus for encoding a video signal using pixel-by-pixel motion prediction | |
EP0720373A1 (en) | Method and apparatus for encoding a video signal using region-based motion vectors | |
KR0152014B1 (ko) | 화상데이타압축에서의 움직임추정방법 및 그 장치 | |
KR100240620B1 (ko) | 양방향의 반화소 움직임 추정을 위한 대칭 탐색 윈도우를 형성하는 방법 및 장치 | |
KR19990058255A (ko) | 1/4픽셀 움직임 벡터를 이용한 동영상 압축방법. | |
KR0174455B1 (ko) | 화소단위 움직임예측을 이용하는 영상신호 부호화 방법 및 장치 | |
KR100209418B1 (ko) | 최적 움직임 벡터 검출 방법 및 장치 | |
KR100207397B1 (ko) | 영상 부호화 시스템의 움직임 예측장치 및 방법 | |
JP3237029B2 (ja) | 動画像圧縮装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041130 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050419 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050920 |