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JPH07934Y2 - 検体収容プレート - Google Patents

検体収容プレート

Info

Publication number
JPH07934Y2
JPH07934Y2 JP40186090U JP40186090U JPH07934Y2 JP H07934 Y2 JPH07934 Y2 JP H07934Y2 JP 40186090 U JP40186090 U JP 40186090U JP 40186090 U JP40186090 U JP 40186090U JP H07934 Y2 JPH07934 Y2 JP H07934Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
well
storage plate
sample
sample storage
well portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP40186090U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0490963U (ja
Inventor
伸之 根橋
哲郎 尾形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SRL, INC.
Original Assignee
SRL, INC.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SRL, INC. filed Critical SRL, INC.
Priority to JP40186090U priority Critical patent/JPH07934Y2/ja
Publication of JPH0490963U publication Critical patent/JPH0490963U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH07934Y2 publication Critical patent/JPH07934Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Optical Measuring Cells (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】血清や髄液等の複数の検体を同時
に収容するための検体収容プレートに関する。
【0002】
【従来の技術】臨床検査において、血清や髄液等の検体
はガラスもしくは合成樹脂製の試験管状のチューブに一
旦入れている。この複数チューブを搬送するには、ラッ
クに立ててラックごと搬送している。このラックに立て
られた複数のチューブが散逸してしまうのを防止するた
めには、この中の検体が誰のものなのか識別表示するた
めにラベルを貼付している。
【0003】ここで、チューブ内の検体を検査する項目
は通常複数項目あり、この複数項目に応じてマイクロプ
レートを複数個用意してこの複数のマイクロプレートの
それぞれのウェル部(約200μl容積の小穴)にそれ
ぞれ分注している。1個のマイクロプレートには横12
列、縦8桁のウェル部が形成されており、合計96個の
ウェルには複数人分の検体が分注される。マイクロプレ
ートに分注されて収容された検体は、前処理としてこの
中に含まれる特定成分の活性を失わせるために非働化処
理を行う必要がある。非働化処理の一例として加温反応
があり、このためにマイクロプレートを温水中に浴させ
て検体を加温する方法が考えられる。このようにして非
働化処理を行った後のウェルの中の検体中に試薬を入れ
て検査している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のチューブにあってはラックに複数個立てかけ
られたチューブが散逸して誰のものかわからなくなるの
を防止するために、いちいち検体識別用のラベルを貼付
しなければならないので煩雑であり、かつラックに立て
かけられたままの状態では搬送しずらいという問題点が
あった。
【0005】また、非働化処理を行うには、マイクロプ
レートを温水中に浴させるという作業は、マイクロプレ
ートに形成されたウェル部の容積が小さいということか
ら、このマイクロプレートを少しでも傾けたりすると中
の検体が外へ流出してしまう虞れがある。一方、マイク
ロプレートを温水中に浴するときに、このマイクロプレ
ート内に空気が残留しないように全体を少し傾けて中の
空気を逃がしながら浴させなければならない。したがっ
て、マイクロプレートを温水中に浴させるという非働化
処理が困難であるという問題点のあった。
【0006】本考案は、検体識別用のラベルを貼付する
必要がなく、かつ搬送しやすく、非働化処理が容易に行
えるようにした検体収容プレートを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本考案にあっては、平面部に縦横に複数個形
成されたウェル部と、前記平面部の周縁に下方に伸びる
スカート部とを有する標準型のマイクロプレートにおい
て、前記ウェル部を下方に長く伸設するとともにこのウ
ェル部の少くとも下半分を尖らせて形成し、前記スカー
ト部を下方に長く伸設し、前記平面部またはスカート部
の少くとも一個所に通気部を設けた構成とするものであ
る。
【0008】
【作用】臨床検査を行うには、血清や髄液等の検体をま
ず検体収容プレートのウェル部に一旦収容されることに
なる。ウェル部は固定されているので、これにそれぞれ
収容された検体は誰のものか特定することができる。こ
のため、ウェル部に収容された検体を識別するためのラ
ベルを貼付するという煩雑な作業がなくなり、また散逸
してしまうという虞もない。さらに、この検体収容プレ
ートは一体成形されているので搬送しやすく、また全ウ
ェル部を同時に蓋をすることができる。
【0009】検体の非働化処理を行うには、温水中にこ
の検体収容プレートを浴するのだが、このウェル部の容
積が大きく、このため、検体収容プレートを少しぐらい
傾けてもウェル部に収容された検体が流出してしまう虞
はない。また、通気部を設けてあるので、検体収容プレ
ート内の空気はこの通気部から容易に抜け出させること
ができる。したがって、この検体収容プレートを温水中
に少し無造作に浴させてもよいので、この非働化処理は
容易に行うことができる。また、温水は各ウェル部の周
囲に入り込むことができ、このため非働化処理は迅速に
行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案を図面に基づいて説明する。図
1ないし図5は本考案に係る検体収容プレートの一実施
例を示す図である。
【0011】図1において、符号1は略矩形状の平面部
であり、この平面部1には直径7mmの穴を有するウェ
ル部2が横12行,縦8桁に亘って形成されている。こ
のため、平面部1に形成されたウェル部2の穴の直径、
これらの相互の位置関係は従来の標準的なマイクロプレ
ートと同じである。図2に示すように、平面部1の横周
縁部の一方にはアラビア数字(3)1,2,3,4…が
形成されており、縦周縁部の一方にはアルファベット
(4)A,B,C,D…が形成されている。このため、
平面部1に形成された96個のウェル部2はどれでもア
ラビア数字(3)とアルファベット(4)とによって特
定することができる。
【0012】平面部1に形成されたウェル部2は図3に
示すようにチューブ状に形成されており、このウェル部
2は平面部1と一体成形されている。ウェル部2の形状
は、略上半分が円筒形状になっているが、略下半分がテ
ーパ状になっている。ウェル部2の略上半分2aは図4
に示すように縦横隣合う部分が相互に接合する形となっ
ており、4個のウェル部2によって囲まれる箇所5は接
合せずに空間となっている。また、ウェル部2の下半分
2bはテーパ状となっていることからこの縦横隣合う部
分が相互に離れており、この下半分2bの周りには空間
が存在するようになっている。ウェル部2の容積は、従
来のマイクロプレートのウェル部の容積200μlより
も大きく1000μl程もあり、このウェル部2の下半
分2bのテーパ状部分の容積は約400μlとなってい
る。
【0013】平面部1の周縁から下方には図5にも示す
ようにスカート部6が一体成形されており、このスカー
ト部6は下方にいくにしたがってやや末広がり状となっ
ている。スカート部6の高さは、ウェル部2の長さより
少し大きく、このスカート部6によって、平面部1、ウ
ェル部2を支持する形となっている。スカート部6の下
端部分6aは少し厚く成形され、下から見ると図4に示
すように全体が矩形枠状となっている。下端部分6aの
四隅の一角は切欠された位置決め部分6bが形成されて
いる。横側のスカート部6の内側であって略中央には図
4および図5に示すようにその上端から下端にかけてリ
ブ部7が突出成形されている。また、スカート部6、平
面部1、ウェル部2は透明なポリスチレン樹脂によって
一体成形されている。このため、検体収容プレートは全
体として強度が向上している。
【0014】一方、図2にも示すように平面部1の四隅
部分には、平面部1,スカート部6内の空間を外部と連
通させるための通気孔8が形成され、この通気孔8はス
カート部6に亘って形成されている。
【0015】臨床検査を行うには、血清や髄液等の検体
をまず検体収容プレートのウェル部2に一旦収容される
ことになる。ウェル部2は縦横合計で96穴であるの
で、96人分の検体をこのウェル部2に収容することが
できる。ウェル部2にそれぞれ収容された検体は、アラ
ビア数字3とアルファベット4によって誰のものか特定
することができる。このため、ウェル部2に収容された
検体を識別するためのラベルを貼付するという煩雑な作
業がなくなり、また散逸してしまうという虞もない。さ
らに、平面部1,ウェル部2,スカート部6が一体成形
されているので搬送しやすく、また全ウェル部2を同時
に蓋をすることができる。
【0016】検体の非働化処理を行うには、温水中にこ
の検体収容プレートを浴するのだが、このウェル部2の
容積が1000μlと大きく、このため、検体収容プレ
ートを少しぐらい傾けてもウェル部2に収容された検体
が流出してしまう虞はない。また、通気孔8を設けてあ
るので、検体収容プレート内の空気はこの通気孔8から
容易に抜け出させることができる。したがって、この検
体収容プレートを温水中に少し無造作に浴させてもよい
ので、この非働化処理は容易に行うことができる。ま
た、ウェル部2の下半分2bの周りには空間があり、上
半分2a間にも空間5があるので、温水は各ウェル部2
の周囲に入り込むことができ、このため非働化処理は迅
速に行うことができる。非働処理を行った後、この検体
収容プレートから従来のマイクロプレートへ分注して臨
床検査を行う。
【0017】一方、臨床検査は最近では自動機器(例え
ば、12連自動分注希釈装置やプレート遠心機等)によ
って行う場合がある。この自動機器には従来のマイクロ
プレートが適合するようになっているが、この検体収容
プレートはスカート部6の高さのみ異なるだけで他は同
一であるので、この検体収容プレートも前記自動機器に
用いることができる。特に、検体収容プレートはポリス
チレン樹脂で製造され、リブ部7が設けられているので
1000Gまで耐えることができ、この検体収容プレー
トをプレート遠心機にかけることができる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、ウ
ェル部が縦横の所定位置に固定されているので、ウェル
部に収容された検体は特定することができ、検体識別用
のラベルを貼付するという煩雑な作業がなくなり、また
散逸してしまうという虞もなく、さらに一体成形されて
いるので搬送しやすく、また全ウェル部を同時に蓋をす
ることかできる。
【0019】一方、検体収容プレートは温水中に少し無
造作に浴させてもよいので、この非働化処理は容易に行
うことができる。また、温水は各ウェル部の周囲に入り
込むことができるので、非働化処理は迅速に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る検体収容プレートを示す斜視図
【図2】前記検体収容プレートの平面図
【図3】前記検体収容プレートのA−A線断面図
【図4】前記検体収容プレートの底面図
【図5】前記検体収容プレートの正面図
【符号の説明】
1…平面部 2…ウェル部 2b…下半分 6…スカート部 8…通気部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面部に縦横に複数個形成されたウェル
    部と、前記平面部の周縁に下方に伸びるスカート部とを
    有する標準型のマイクロプレートにおいて、前記ウェル
    部を下方に長く伸設するとともにこのウェル部の少くと
    も下半分を尖らせて形成し、前記スカート部を下方に長
    く伸設し、前記平面部またはスカート部の少くとも一個
    所に通気部を設けたことを特徴とする検体収容プレー
    ト。
JP40186090U 1990-12-26 1990-12-26 検体収容プレート Expired - Lifetime JPH07934Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40186090U JPH07934Y2 (ja) 1990-12-26 1990-12-26 検体収容プレート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40186090U JPH07934Y2 (ja) 1990-12-26 1990-12-26 検体収容プレート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0490963U JPH0490963U (ja) 1992-08-07
JPH07934Y2 true JPH07934Y2 (ja) 1995-01-11

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ID=31879885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP40186090U Expired - Lifetime JPH07934Y2 (ja) 1990-12-26 1990-12-26 検体収容プレート

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JP (1) JPH07934Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9186488B2 (en) 2008-06-02 2015-11-17 Loma Vista Medical, Inc. Method of making inflatable medical devices
US9592119B2 (en) 2010-07-13 2017-03-14 C.R. Bard, Inc. Inflatable medical devices

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US9186488B2 (en) 2008-06-02 2015-11-17 Loma Vista Medical, Inc. Method of making inflatable medical devices
US9504811B2 (en) 2008-06-02 2016-11-29 Loma Vista Medical, Inc. Inflatable medical devices
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