JPH0792500A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
- Publication number
- JPH0792500A JPH0792500A JP4297894A JP4297894A JPH0792500A JP H0792500 A JPH0792500 A JP H0792500A JP 4297894 A JP4297894 A JP 4297894A JP 4297894 A JP4297894 A JP 4297894A JP H0792500 A JPH0792500 A JP H0792500A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- insulating film
- thin film
- film transistor
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D86/00—Integrated devices formed in or on insulating or conducting substrates, e.g. formed in silicon-on-insulator [SOI] substrates or on stainless steel or glass substrates
- H10D86/40—Integrated devices formed in or on insulating or conducting substrates, e.g. formed in silicon-on-insulator [SOI] substrates or on stainless steel or glass substrates characterised by multiple TFTs
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D86/00—Integrated devices formed in or on insulating or conducting substrates, e.g. formed in silicon-on-insulator [SOI] substrates or on stainless steel or glass substrates
- H10D86/40—Integrated devices formed in or on insulating or conducting substrates, e.g. formed in silicon-on-insulator [SOI] substrates or on stainless steel or glass substrates characterised by multiple TFTs
- H10D86/471—Integrated devices formed in or on insulating or conducting substrates, e.g. formed in silicon-on-insulator [SOI] substrates or on stainless steel or glass substrates characterised by multiple TFTs having different architectures, e.g. having both top-gate and bottom-gate TFTs
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D86/00—Integrated devices formed in or on insulating or conducting substrates, e.g. formed in silicon-on-insulator [SOI] substrates or on stainless steel or glass substrates
- H10D86/40—Integrated devices formed in or on insulating or conducting substrates, e.g. formed in silicon-on-insulator [SOI] substrates or on stainless steel or glass substrates characterised by multiple TFTs
- H10D86/60—Integrated devices formed in or on insulating or conducting substrates, e.g. formed in silicon-on-insulator [SOI] substrates or on stainless steel or glass substrates characterised by multiple TFTs wherein the TFTs are in active matrices
Landscapes
- Thin Film Transistor (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】コプラナ型TFTおよび逆スタガ型TFTのゲ
ート絶縁膜の膜厚を最適なものにできる構造の液晶表示
装置を提供すること。 【構成】画素部の逆スタガ型TFTと駆動部のコプラナ
型TFTとが同一の絶縁性基板1上に形成され、コプラ
ナ型TFTのゲート絶縁膜3aと逆スタガ型TFTの下
部絶縁膜3bとが同一の第1の絶縁膜3で形成され、且
つコプラナ型TFTのゲート電極4aと逆スタガ型TF
Tのゲート電極4bとが同一の導電膜で形成され、且つ
コプラナ型TFTの層間絶縁膜5aと逆スタガ型TFT
のゲート絶縁膜5bとが同一の第2の絶縁膜5で形成さ
れていることを特徴とする。
ート絶縁膜の膜厚を最適なものにできる構造の液晶表示
装置を提供すること。 【構成】画素部の逆スタガ型TFTと駆動部のコプラナ
型TFTとが同一の絶縁性基板1上に形成され、コプラ
ナ型TFTのゲート絶縁膜3aと逆スタガ型TFTの下
部絶縁膜3bとが同一の第1の絶縁膜3で形成され、且
つコプラナ型TFTのゲート電極4aと逆スタガ型TF
Tのゲート電極4bとが同一の導電膜で形成され、且つ
コプラナ型TFTの層間絶縁膜5aと逆スタガ型TFT
のゲート絶縁膜5bとが同一の第2の絶縁膜5で形成さ
れていることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に係り、特
に2種類の異なる薄膜トランジスタ(TFT)が同一基
板上に形成された半導体装置に関する。
に2種類の異なる薄膜トランジスタ(TFT)が同一基
板上に形成された半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は薄型・軽量であり、低電
圧駆動が可能で更にカラ―化も容易である等の特徴を有
し、近年、パ―ソナルコンピュ―タ、ワ―プロなどの表
示装置として利用されている。中でも、アモルファスシ
リコンの薄膜トランジスタ(a−SiTFT)をスイッ
チング素子として用いたアクティブマトリックス型液晶
表示装置は、多画素にしてもコントラスト、レスポンス
等の劣化がなく、更に、中間調表示も可能であることか
ら、フルカラ―テレビや、OA用の表示装置として期待
されている。
圧駆動が可能で更にカラ―化も容易である等の特徴を有
し、近年、パ―ソナルコンピュ―タ、ワ―プロなどの表
示装置として利用されている。中でも、アモルファスシ
リコンの薄膜トランジスタ(a−SiTFT)をスイッ
チング素子として用いたアクティブマトリックス型液晶
表示装置は、多画素にしてもコントラスト、レスポンス
等の劣化がなく、更に、中間調表示も可能であることか
ら、フルカラ―テレビや、OA用の表示装置として期待
されている。
【0003】ところで、アモルファスシリコンは、結晶
シリコン(単結晶シリコン、多結晶シリコン)よりもキ
ャリア移動度が低いため、高速動作が要求される駆動
部、つまり、a−Siで構成された表示部のa−SiT
FTを駆動するため回路にはa−SiTFTを用いず、
その代わりに駆動用のICを用い、このICを表示部に
接続していた。
シリコン(単結晶シリコン、多結晶シリコン)よりもキ
ャリア移動度が低いため、高速動作が要求される駆動
部、つまり、a−Siで構成された表示部のa−SiT
FTを駆動するため回路にはa−SiTFTを用いず、
その代わりに駆動用のICを用い、このICを表示部に
接続していた。
【0004】しかしながら、これには信頼性が低下した
り、コストが上昇するという問題があり、更に、表示画
面の高精細化が進むと画素ピッチが短くなるので、IC
と表示部の信号線との接続間隔の短距離化や接続点数の
増加が進み、上記信頼性およびコストの問題が顕著にな
る。
り、コストが上昇するという問題があり、更に、表示画
面の高精細化が進むと画素ピッチが短くなるので、IC
と表示部の信号線との接続間隔の短距離化や接続点数の
増加が進み、上記信頼性およびコストの問題が顕著にな
る。
【0005】そこで、基板上に形成されたアモルファス
シリコン膜に、レーザ光や電子線などのエネルギービー
ムを照射するというアニール法により、アモルファスシ
リコン膜を結晶シリコン膜に変え、結晶シリコンTFT
(結晶SiTFT)を用いた駆動部とa−SiTFTを
用いた画素部とをモノリシックに形成するという方法が
提案された。
シリコン膜に、レーザ光や電子線などのエネルギービー
ムを照射するというアニール法により、アモルファスシ
リコン膜を結晶シリコン膜に変え、結晶シリコンTFT
(結晶SiTFT)を用いた駆動部とa−SiTFTを
用いた画素部とをモノリシックに形成するという方法が
提案された。
【0006】この場合、駆動部を構成する多結晶SiT
FTの構造としては、通常、高速動作に有利なコプラナ
型TFTが採用されている。一方、画素部を構成するa
−SiTFTの構造としては、a−SiTFTの分野で
実績のある逆スタガー型TFTが採用されている。
FTの構造としては、通常、高速動作に有利なコプラナ
型TFTが採用されている。一方、画素部を構成するa
−SiTFTの構造としては、a−SiTFTの分野で
実績のある逆スタガー型TFTが採用されている。
【0007】図15、図16は、上述した駆動部と画素
部とをモノシリックに形成するという方法を説明するた
めの形成工程断面図である。図中、左側が駆動部、右側
が画素部を示している。
部とをモノシリックに形成するという方法を説明するた
めの形成工程断面図である。図中、左側が駆動部、右側
が画素部を示している。
【0008】まず、図15(a)に示すように、絶縁性
基板161の全面にアモルファスシリコン膜を堆積し、
このアモルファスシリコン膜をレーザアニールにより結
晶化することにより、高抵抗半導体膜としての結晶(多
結晶、単結晶)シリコン膜162を形成し、続いてこの
結晶シリコン膜162をパターニングし、駆動部領域だ
けに残置させる。
基板161の全面にアモルファスシリコン膜を堆積し、
このアモルファスシリコン膜をレーザアニールにより結
晶化することにより、高抵抗半導体膜としての結晶(多
結晶、単結晶)シリコン膜162を形成し、続いてこの
結晶シリコン膜162をパターニングし、駆動部領域だ
けに残置させる。
【0009】次に図15(b)に示すように、絶縁性基
板161の画素部領域上に逆スタガ型TFTのゲート電
極163を形成する。次に図15(c)に示すように、
全面にコプラナ型TFTおよび逆スタガ型TFTに共通
なゲート絶縁膜164、逆スタガ型TFTの高抵抗半導
体膜としてのアモルファスシリコン膜165、逆スタガ
型TFTのチャネル保護膜となる絶縁膜166を順次堆
積する。
板161の画素部領域上に逆スタガ型TFTのゲート電
極163を形成する。次に図15(c)に示すように、
全面にコプラナ型TFTおよび逆スタガ型TFTに共通
なゲート絶縁膜164、逆スタガ型TFTの高抵抗半導
体膜としてのアモルファスシリコン膜165、逆スタガ
型TFTのチャネル保護膜となる絶縁膜166を順次堆
積する。
【0010】次に図15(d)に示すように、絶縁膜1
66をパターニングしてチャネル保護膜166を完成さ
せた後、全面に逆スタガ型TFTのオーミックコンタク
ト層となるn+ 型アモルファスシリコン膜167を堆積
する。
66をパターニングしてチャネル保護膜166を完成さ
せた後、全面に逆スタガ型TFTのオーミックコンタク
ト層となるn+ 型アモルファスシリコン膜167を堆積
する。
【0011】次に図16(a)に示すように、アモルフ
ァスシリコン膜165、n+ 型アモルファスシリコン膜
167をパターニングし、続いて、ゲート絶縁膜164
をパターニングして、逆スタガ型TFTのゲート電極1
63の取り出し用ホール(不図示)を形成する。
ァスシリコン膜165、n+ 型アモルファスシリコン膜
167をパターニングし、続いて、ゲート絶縁膜164
をパターニングして、逆スタガ型TFTのゲート電極1
63の取り出し用ホール(不図示)を形成する。
【0012】次に図16(b)に示すように、全面に導
電膜を堆積した後、この導電膜をパターニングして、コ
プラナ型TFTのゲート電極170、逆スタガ型TFT
のソース電極168およびドレイン電極169を形成す
る。次いでゲート電極170をマスクに用いてイオン注
入を行ない、結晶シリコン膜162の一部を低抵抗のシ
リコン膜162aに変える。
電膜を堆積した後、この導電膜をパターニングして、コ
プラナ型TFTのゲート電極170、逆スタガ型TFT
のソース電極168およびドレイン電極169を形成す
る。次いでゲート電極170をマスクに用いてイオン注
入を行ない、結晶シリコン膜162の一部を低抵抗のシ
リコン膜162aに変える。
【0013】次に図16(c)に示すように、この後、
ソース電極168とドレイン電極169との間のn+ 型
アモルファスシリコン膜167をエッチング除去して、
保護膜166の表面を露出させる。次いで全面に絶縁膜
を堆積した後、この絶縁膜をパターニングして、駆動用
TFTの層間絶縁膜171を形成する。
ソース電極168とドレイン電極169との間のn+ 型
アモルファスシリコン膜167をエッチング除去して、
保護膜166の表面を露出させる。次いで全面に絶縁膜
を堆積した後、この絶縁膜をパターニングして、駆動用
TFTの層間絶縁膜171を形成する。
【0014】最後に、図16(d)に示すように、全面
に導電膜を堆積した後、この導電膜をパターニングし、
コプラナ型TFTのソース電極172、ドレイン電極1
73を形成して、コプラナ型TFTと逆スタガ型TFT
とが同一基板上に存在する構造が得られる。
に導電膜を堆積した後、この導電膜をパターニングし、
コプラナ型TFTのソース電極172、ドレイン電極1
73を形成して、コプラナ型TFTと逆スタガ型TFT
とが同一基板上に存在する構造が得られる。
【0015】しかしながら、このような構造には次のよ
うな問題がある。すなわち、ゲート絶縁膜164は、コ
プラナ型TFTおよび逆スタガ型TFTのゲート絶縁膜
として共通に用いられているため、コプラナ型TFTお
よび逆スタガ型TFTのゲート絶縁膜の膜厚を最適なも
のに選ぶことができず、これが設計上の大きな問題とな
っていた。
うな問題がある。すなわち、ゲート絶縁膜164は、コ
プラナ型TFTおよび逆スタガ型TFTのゲート絶縁膜
として共通に用いられているため、コプラナ型TFTお
よび逆スタガ型TFTのゲート絶縁膜の膜厚を最適なも
のに選ぶことができず、これが設計上の大きな問題とな
っていた。
【0016】また、図15(b)の工程でゲート電極を
形成する際に、全面にゲート電極となる金属膜を堆積す
るが、このとき、結晶シリコン膜162と金属膜とが反
応し、シリサイド層が形成され、結晶シリコン膜162
が高抵抗半導体膜として機能しなくなるという問題があ
る。
形成する際に、全面にゲート電極となる金属膜を堆積す
るが、このとき、結晶シリコン膜162と金属膜とが反
応し、シリサイド層が形成され、結晶シリコン膜162
が高抵抗半導体膜として機能しなくなるという問題があ
る。
【0017】更に、結晶シリコン膜162のパターニン
グ(エッチング)をケミカルドライエッチングにより行
なう場合には、絶縁性基板161が荒れるため、後工程
で形成されるゲート電極163が絶縁性基板161から
剥がれ易くなり、信頼性が低下するという問題もある。
グ(エッチング)をケミカルドライエッチングにより行
なう場合には、絶縁性基板161が荒れるため、後工程
で形成されるゲート電極163が絶縁性基板161から
剥がれ易くなり、信頼性が低下するという問題もある。
【0018】更に、ゲート電極163となる金属膜のエ
ッチングの際に、エッチング残渣が生じ、TFT間のリ
ーク電流が増加するという問題もある。また、図15
(a)、(b)の工程を変更し、ゲート電極163を先
に形成してから結晶シリコン膜162を形成する場合に
は次のような問題がある。
ッチングの際に、エッチング残渣が生じ、TFT間のリ
ーク電流が増加するという問題もある。また、図15
(a)、(b)の工程を変更し、ゲート電極163を先
に形成してから結晶シリコン膜162を形成する場合に
は次のような問題がある。
【0019】すなわち、ゲート電極となる金属膜をケミ
カルドライエッチングによりエッチングする際に、絶縁
性基板161が荒れるため、後工程で形成する結晶シリ
コン膜162の結晶性が損なわれ、TFT特性が劣化す
るという問題がある。
カルドライエッチングによりエッチングする際に、絶縁
性基板161が荒れるため、後工程で形成する結晶シリ
コン膜162の結晶性が損なわれ、TFT特性が劣化す
るという問題がある。
【0020】また、ゲート電極材料としては、一般に、
Mo−Ta合金、Al、Al−Ta合金が用いられてい
るため、ケミカルドライエッチングの場合、ゲート電極
と結晶シリコン膜との選択比を大きくとるのが困難であ
る。このため、ゲート電極163を形成した後、全面に
結晶シリコン膜162を形成し、この結晶シリコン膜1
62をケミカルドライエッチングを用いてパターニング
する際に、ゲート電極163を必要以上にエッチングし
てしまうという問題が生じる。
Mo−Ta合金、Al、Al−Ta合金が用いられてい
るため、ケミカルドライエッチングの場合、ゲート電極
と結晶シリコン膜との選択比を大きくとるのが困難であ
る。このため、ゲート電極163を形成した後、全面に
結晶シリコン膜162を形成し、この結晶シリコン膜1
62をケミカルドライエッチングを用いてパターニング
する際に、ゲート電極163を必要以上にエッチングし
てしまうという問題が生じる。
【0021】なお、ケミカルドライエッチングの代わり
に、アルカリ系のエッチング液を用いても結晶シリコン
膜162のエッチングは可能であるが、半導体製造工程
にはアルカリ系のエッチング液は不適当である。
に、アルカリ系のエッチング液を用いても結晶シリコン
膜162のエッチングは可能であるが、半導体製造工程
にはアルカリ系のエッチング液は不適当である。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来のコ
プラナ型TFTと逆スタガ型TFTとが混在する液晶表
示装置においては種々の問題があるが、特に、コプラナ
型TFTのゲート絶縁膜と逆スタガ型TFTのそれとが
共通の絶縁膜で形成されているため、コプラナ型TFT
および逆スタガ型TFTのゲート絶縁膜の膜厚を最適な
ものに選ぶことができことが設計上の大きな問題となっ
ていた。
プラナ型TFTと逆スタガ型TFTとが混在する液晶表
示装置においては種々の問題があるが、特に、コプラナ
型TFTのゲート絶縁膜と逆スタガ型TFTのそれとが
共通の絶縁膜で形成されているため、コプラナ型TFT
および逆スタガ型TFTのゲート絶縁膜の膜厚を最適な
ものに選ぶことができことが設計上の大きな問題となっ
ていた。
【0023】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、2種類の異なるTFT
のゲート絶縁膜の膜厚を最適なものにできる構造の半導
体装置を提供することにある。
ので、その目的とするところは、2種類の異なるTFT
のゲート絶縁膜の膜厚を最適なものにできる構造の半導
体装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の半導体装置(請求項1)は、基板上に設
けられた第1種の薄膜トランジスタと、基板上に設けら
れた第2種の薄膜トランジスタとを具備してなり、前記
第1種の薄膜トランジスタの下部には下部絶縁膜が設け
られ、この下部絶縁膜と前記第2種の薄膜トランジスタ
のゲート絶縁膜とが、前記基板上に形成された同一の第
1の絶縁膜からなることを特徴とする。
めに、本発明の半導体装置(請求項1)は、基板上に設
けられた第1種の薄膜トランジスタと、基板上に設けら
れた第2種の薄膜トランジスタとを具備してなり、前記
第1種の薄膜トランジスタの下部には下部絶縁膜が設け
られ、この下部絶縁膜と前記第2種の薄膜トランジスタ
のゲート絶縁膜とが、前記基板上に形成された同一の第
1の絶縁膜からなることを特徴とする。
【0025】また、本発明の他の半導体装置(請求項
2)は、基板上にマトリクス配列された画素電極、各画
素電極に設けられたスイッチング素子としての第1種の
薄膜トランジスタとからなる画素部と、第2種の薄膜ト
ランジスタからなり、前記第1種の薄膜トランジスタを
駆動するための駆動部とを具備してなり、前記第1種の
薄膜トランジスタの下部には下部絶縁膜が設けられ、こ
の下部絶縁膜と前記第2種の薄膜トランジスタのゲート
絶縁膜とが、前記基板上に形成された同一の第1の絶縁
膜からなり、且つ前記第2種の薄膜トランジスタの上部
には上部絶縁膜が設けられ、この上部絶縁膜と前記第1
種の薄膜トランジスタのゲート絶縁膜とが、前記基板上
に形成された同一の第2の絶縁膜からなることを特徴と
する。
2)は、基板上にマトリクス配列された画素電極、各画
素電極に設けられたスイッチング素子としての第1種の
薄膜トランジスタとからなる画素部と、第2種の薄膜ト
ランジスタからなり、前記第1種の薄膜トランジスタを
駆動するための駆動部とを具備してなり、前記第1種の
薄膜トランジスタの下部には下部絶縁膜が設けられ、こ
の下部絶縁膜と前記第2種の薄膜トランジスタのゲート
絶縁膜とが、前記基板上に形成された同一の第1の絶縁
膜からなり、且つ前記第2種の薄膜トランジスタの上部
には上部絶縁膜が設けられ、この上部絶縁膜と前記第1
種の薄膜トランジスタのゲート絶縁膜とが、前記基板上
に形成された同一の第2の絶縁膜からなることを特徴と
する。
【0026】また、本発明の他の半導体装置(請求項
3)は、基板上にマトリクス配列された画素電極、各画
素電極に設けられたスイッチング素子としてのスタガ型
薄膜トランジスタとからなる画素部と、コプラナ型薄膜
トランジスタからなり、前記スタガ型薄膜トランジスタ
を駆動するための駆動部とを具備してなり、前記スタガ
型薄膜トランジスタの下部には下部絶縁膜が設けられ、
この下部絶縁膜と前記コプラナ型薄膜トランジスタのゲ
ート絶縁膜とが、前記基板上に形成された同一の第1の
絶縁膜からなることを特徴とする。
3)は、基板上にマトリクス配列された画素電極、各画
素電極に設けられたスイッチング素子としてのスタガ型
薄膜トランジスタとからなる画素部と、コプラナ型薄膜
トランジスタからなり、前記スタガ型薄膜トランジスタ
を駆動するための駆動部とを具備してなり、前記スタガ
型薄膜トランジスタの下部には下部絶縁膜が設けられ、
この下部絶縁膜と前記コプラナ型薄膜トランジスタのゲ
ート絶縁膜とが、前記基板上に形成された同一の第1の
絶縁膜からなることを特徴とする。
【0027】また、本発明の他の半導体装置(請求項
4)は、基板上にマトリクス配列された画素電極、各画
素電極に設けられたスイッチング素子としての逆スタガ
型薄膜トランジスタとからなる画素部と、スタガ型薄膜
トランジスタからなり、前記逆スタガ型薄膜トランジス
タを駆動するための駆動部とを具備してなり、前記逆ス
タガ型薄膜トランジスタの下部には下部絶縁膜が設けら
れ、この下部絶縁膜と前記スタガ型薄膜トランジスタの
ゲート絶縁膜とが、前記基板上に形成された同一の第1
の絶縁膜からなることを特徴とする。
4)は、基板上にマトリクス配列された画素電極、各画
素電極に設けられたスイッチング素子としての逆スタガ
型薄膜トランジスタとからなる画素部と、スタガ型薄膜
トランジスタからなり、前記逆スタガ型薄膜トランジス
タを駆動するための駆動部とを具備してなり、前記逆ス
タガ型薄膜トランジスタの下部には下部絶縁膜が設けら
れ、この下部絶縁膜と前記スタガ型薄膜トランジスタの
ゲート絶縁膜とが、前記基板上に形成された同一の第1
の絶縁膜からなることを特徴とする。
【0028】また、本発明の他の半導体装置(請求項
5)は、基板上にマトリクス配列された画素電極、各画
素電極に設けられたスイッチング素子としての逆スタガ
型薄膜トランジスタとからなる画素部と、コプラナ型薄
膜トランジスタからなり、前記逆スタガ型薄膜トランジ
スタを駆動するための駆動部とを具備してなり、前記逆
スタガ型薄膜トランジスタの下部には下部絶縁膜が設け
られ、この下部絶縁膜と前記コプラナ型薄膜トランジス
タのゲート絶縁膜とが、前記基板上に形成された同一の
第1の絶縁膜からなることを特徴とする。
5)は、基板上にマトリクス配列された画素電極、各画
素電極に設けられたスイッチング素子としての逆スタガ
型薄膜トランジスタとからなる画素部と、コプラナ型薄
膜トランジスタからなり、前記逆スタガ型薄膜トランジ
スタを駆動するための駆動部とを具備してなり、前記逆
スタガ型薄膜トランジスタの下部には下部絶縁膜が設け
られ、この下部絶縁膜と前記コプラナ型薄膜トランジス
タのゲート絶縁膜とが、前記基板上に形成された同一の
第1の絶縁膜からなることを特徴とする。
【0029】また、本発明の他の半導体装置(請求項
6)は、基板上にマトリクス配列された画素電極、各画
素電極に設けられたスイッチング素子としての逆スタガ
型薄膜トランジスタとからなる画素部と、コプラナ型薄
膜トランジスタからなり、前記逆スタガ型薄膜トランジ
スタを駆動するための駆動部とを具備してなり、前記逆
スタガ型薄膜トランジスタの下部には下部絶縁膜が設け
られ、この下部絶縁膜と前記コプラナ型薄膜トランジス
タのゲート絶縁膜とが、前記基板上に形成された同一の
第1の絶縁膜からなり、且つ前記コプラナ型薄膜トラン
ジスタの上部には上部絶縁膜が設けられ、この上部絶縁
膜と前記逆スタガ型薄膜トランジスタのゲート絶縁膜と
が、前記基板上に形成された同一の第2の絶縁膜からな
ることを特徴とする。
6)は、基板上にマトリクス配列された画素電極、各画
素電極に設けられたスイッチング素子としての逆スタガ
型薄膜トランジスタとからなる画素部と、コプラナ型薄
膜トランジスタからなり、前記逆スタガ型薄膜トランジ
スタを駆動するための駆動部とを具備してなり、前記逆
スタガ型薄膜トランジスタの下部には下部絶縁膜が設け
られ、この下部絶縁膜と前記コプラナ型薄膜トランジス
タのゲート絶縁膜とが、前記基板上に形成された同一の
第1の絶縁膜からなり、且つ前記コプラナ型薄膜トラン
ジスタの上部には上部絶縁膜が設けられ、この上部絶縁
膜と前記逆スタガ型薄膜トランジスタのゲート絶縁膜と
が、前記基板上に形成された同一の第2の絶縁膜からな
ることを特徴とする。
【0030】ここで、前記逆スタガ型薄膜トランジスタ
のゲート電極と前記コプラナ型薄膜トランジスタのゲー
ト電極とが、前記第1の絶縁膜上に形成された同一の導
電膜からなることが好ましい(請求項6)。ここで、同
一の第1の絶縁膜、第2の絶縁膜とは、同一の工程(こ
の工程は1工程、複数工程の両方を含む)で形成された
ものを意味する。
のゲート電極と前記コプラナ型薄膜トランジスタのゲー
ト電極とが、前記第1の絶縁膜上に形成された同一の導
電膜からなることが好ましい(請求項6)。ここで、同
一の第1の絶縁膜、第2の絶縁膜とは、同一の工程(こ
の工程は1工程、複数工程の両方を含む)で形成された
ものを意味する。
【0031】
【作用】本発明では、第1種の薄膜トランジスタの下部
の下部絶縁膜と第2種の薄膜トランジスタのゲート絶縁
膜とが同一の第1の絶縁膜で形成され、且つ第1種の薄
膜トランジスタのゲート絶縁膜と第2種の薄膜トランジ
スタの上部絶縁膜とが同一の第2の絶縁膜で形成されて
いる。
の下部絶縁膜と第2種の薄膜トランジスタのゲート絶縁
膜とが同一の第1の絶縁膜で形成され、且つ第1種の薄
膜トランジスタのゲート絶縁膜と第2種の薄膜トランジ
スタの上部絶縁膜とが同一の第2の絶縁膜で形成されて
いる。
【0032】このため、第1種の薄膜トランジスタのゲ
ート絶縁膜と第2種の薄膜トランジスタのゲート絶縁膜
とが別個の絶縁膜になる。したがって、第1種の薄膜ト
ランジスタのゲート絶縁膜および第2種の薄膜トランジ
スタのゲート絶縁膜の膜厚を最適なものにできる。
ート絶縁膜と第2種の薄膜トランジスタのゲート絶縁膜
とが別個の絶縁膜になる。したがって、第1種の薄膜ト
ランジスタのゲート絶縁膜および第2種の薄膜トランジ
スタのゲート絶縁膜の膜厚を最適なものにできる。
【0033】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。図1、図2は、本発明の一実施例に係るアクティブ
型液晶表示装置の要部の形成方法を示す工程断面図であ
る。
る。図1、図2は、本発明の一実施例に係るアクティブ
型液晶表示装置の要部の形成方法を示す工程断面図であ
る。
【0034】図中、右側は、基板上にマトリクス配列さ
れた画素電極(不図示)のそれぞれにスイッチング素子
としての逆スタガ型TFTを設けてなる画素部を示し、
左側がこの画素部の逆スタガ型TFTを駆動するための
駆動部を示している。
れた画素電極(不図示)のそれぞれにスイッチング素子
としての逆スタガ型TFTを設けてなる画素部を示し、
左側がこの画素部の逆スタガ型TFTを駆動するための
駆動部を示している。
【0035】まず、図1(a)に示すように、絶縁性基
板1上にアモルファスシリコン膜2をプラズマCVD法
あるいはLPCVD法等の成膜法により、例えば、10
〜100nm、好ましくは、20〜50nm、全面に堆
積した後、所定の形状にパターニングする。絶縁性基板
1としては、例えば、ガラス、石英などを基板材料とす
るものや、表面が絶縁コートされた基板を用いる。
板1上にアモルファスシリコン膜2をプラズマCVD法
あるいはLPCVD法等の成膜法により、例えば、10
〜100nm、好ましくは、20〜50nm、全面に堆
積した後、所定の形状にパターニングする。絶縁性基板
1としては、例えば、ガラス、石英などを基板材料とす
るものや、表面が絶縁コートされた基板を用いる。
【0036】ここで、アモルファスシリコン膜2の厚さ
は、結晶化できる範囲で薄い方が望ましい。何故なら、
膜厚が厚いと結晶化に要する時間が長くなり、スループ
ットが低下するからである。なお、薄すぎると結晶化せ
ず特性性が得られない。すなわち、デバイスが成立しな
い。
は、結晶化できる範囲で薄い方が望ましい。何故なら、
膜厚が厚いと結晶化に要する時間が長くなり、スループ
ットが低下するからである。なお、薄すぎると結晶化せ
ず特性性が得られない。すなわち、デバイスが成立しな
い。
【0037】次に図1(b)に示すように、コプラナ型
TFTのゲート絶縁膜および逆スタガ型TFTの基板保
護膜(下部絶縁膜)として使用する第1の絶縁膜3を絶
縁性基板1の全面に、例えば、50〜500nm、好ま
しくは、75〜100nm、形成する。この第1の絶縁
膜3としては、例えば、シリコン酸化膜を用い、また、
その成膜には、例えば、ECR−CVD法やプラズマC
VD法やAPCVD法などのCVD法を用いる。
TFTのゲート絶縁膜および逆スタガ型TFTの基板保
護膜(下部絶縁膜)として使用する第1の絶縁膜3を絶
縁性基板1の全面に、例えば、50〜500nm、好ま
しくは、75〜100nm、形成する。この第1の絶縁
膜3としては、例えば、シリコン酸化膜を用い、また、
その成膜には、例えば、ECR−CVD法やプラズマC
VD法やAPCVD法などのCVD法を用いる。
【0038】ここで、絶縁膜3の膜厚は、絶縁性が得ら
れる範囲で薄い方が望ましく。何故なら、後工程のイオ
ン注入において膜厚が厚いとスループットが低下してし
まうからである。
れる範囲で薄い方が望ましく。何故なら、後工程のイオ
ン注入において膜厚が厚いとスループットが低下してし
まうからである。
【0039】この後、アモルファスシリコン膜2に高エ
ネルギービーム、例えば、エキシマレーザの照射により
アニールを行ない、アモルファスシリコン膜2を高抵抗
半導体膜としての結晶(単結晶、多結晶)シリコン膜2
aに変える。
ネルギービーム、例えば、エキシマレーザの照射により
アニールを行ない、アモルファスシリコン膜2を高抵抗
半導体膜としての結晶(単結晶、多結晶)シリコン膜2
aに変える。
【0040】ここで、エキシマレーザとしては、例え
ば、XeClエキシマレーザ、XeFエキシマレーザな
どがあげられる。また、照射エリアとしては、基板全面
でも良いが、駆動部のみにした方がスループットがあが
る。
ば、XeClエキシマレーザ、XeFエキシマレーザな
どがあげられる。また、照射エリアとしては、基板全面
でも良いが、駆動部のみにした方がスループットがあが
る。
【0041】なお、必要に応じてアモルファスシリコン
膜2にあらかじめ不純物をドープしておいても良い。こ
れは例えば第1の絶縁膜3の形成前にアモルファスシリ
コン膜2に不純物をドープすれば良い。これにより、チ
ャネル部に不純物をドープする際に、そのドープ量、活
性量を調整することで、しきい値を制御する効果が得ら
れる。その結果、特性のばらつきが少ない表示装置が得
られるようになる。
膜2にあらかじめ不純物をドープしておいても良い。こ
れは例えば第1の絶縁膜3の形成前にアモルファスシリ
コン膜2に不純物をドープすれば良い。これにより、チ
ャネル部に不純物をドープする際に、そのドープ量、活
性量を調整することで、しきい値を制御する効果が得ら
れる。その結果、特性のばらつきが少ない表示装置が得
られるようになる。
【0042】次に図1(c)に示すように、コプラナ型
TFTのゲート電極4aおよび逆スタガ型TFTのゲー
ト電極4bとなる金属膜、例えば、Mo−Ta合金膜、
Al膜あるいはTaW膜などをスパッタ法により、例え
ば、100〜300nm、代表的には200nm、全面
に堆積した後、上記金属膜をケミカルドライエッチング
などを用いてパターニングし、ゲート電極4a,4bを
形成する。
TFTのゲート電極4aおよび逆スタガ型TFTのゲー
ト電極4bとなる金属膜、例えば、Mo−Ta合金膜、
Al膜あるいはTaW膜などをスパッタ法により、例え
ば、100〜300nm、代表的には200nm、全面
に堆積した後、上記金属膜をケミカルドライエッチング
などを用いてパターニングし、ゲート電極4a,4bを
形成する。
【0043】ここで、上記の如きの範囲の膜厚にする理
由は、ゲート電極4a,4bの膜厚が厚いとスループッ
トが低下し、一方、薄すぎると断線が発生し、歩留まり
が悪くなるからである。また、上述した金属膜以外に、
Mo−Ta合金膜、Al膜、TaW膜等のシリサイド膜
を用いても良いし、更に、その表面は陽極酸化されてい
ても良い。
由は、ゲート電極4a,4bの膜厚が厚いとスループッ
トが低下し、一方、薄すぎると断線が発生し、歩留まり
が悪くなるからである。また、上述した金属膜以外に、
Mo−Ta合金膜、Al膜、TaW膜等のシリサイド膜
を用いても良いし、更に、その表面は陽極酸化されてい
ても良い。
【0044】ここで、図15(a)、図15(b)の従
来の形成工程のように、逆スタガ型TFTのゲート電極
4bとなる金属膜は、第1の絶縁膜3の存在によって、
コプラナ型TFTの結晶シリコン膜2a(高抵抗半導体
膜)と直接コンタクトしないので、シリサイド層が形成
されることによる結晶シリコン膜2aの低抵抗化を防止
できる。
来の形成工程のように、逆スタガ型TFTのゲート電極
4bとなる金属膜は、第1の絶縁膜3の存在によって、
コプラナ型TFTの結晶シリコン膜2a(高抵抗半導体
膜)と直接コンタクトしないので、シリサイド層が形成
されることによる結晶シリコン膜2aの低抵抗化を防止
できる。
【0045】また、図1(a)の工程におけるケミカル
ドライエッチングによるアモルファスシリコン膜2のパ
ターニング際に絶縁性基板1の表面が荒れたとしても、
ゲート電極4bは第1の絶縁膜3上に形成されているの
で、従来のようにゲート電極4bが剥がれ易くなるとい
う問題はない。
ドライエッチングによるアモルファスシリコン膜2のパ
ターニング際に絶縁性基板1の表面が荒れたとしても、
ゲート電極4bは第1の絶縁膜3上に形成されているの
で、従来のようにゲート電極4bが剥がれ易くなるとい
う問題はない。
【0046】なお、表面が荒れた絶縁性基板1上に第1
の絶縁膜3を形成しても、この場合、絶縁膜と絶縁膜と
がコンタクトするので、金属膜と絶縁膜とがコンタクト
する場合のような剥がれは生じない。
の絶縁膜3を形成しても、この場合、絶縁膜と絶縁膜と
がコンタクトするので、金属膜と絶縁膜とがコンタクト
する場合のような剥がれは生じない。
【0047】この後、ゲート電極4aをマスクとして、
P(リン)、B(ボロン)などの不純物を例えばイオン
打ち込みなどにより、例えば、1×1015〜1×1016
個/cm2 、結晶シリコン膜2aに導入し、続いて、こ
の結晶シリコン膜2aをエキシマレーザなどの高エネル
ギービームによりアニールし、結晶化(単結晶化、多結
晶化)することにより、高抵抗半導体膜としての結晶シ
リコン膜2aの一部を低抵抗の結晶シリコン膜2bに変
える。
P(リン)、B(ボロン)などの不純物を例えばイオン
打ち込みなどにより、例えば、1×1015〜1×1016
個/cm2 、結晶シリコン膜2aに導入し、続いて、こ
の結晶シリコン膜2aをエキシマレーザなどの高エネル
ギービームによりアニールし、結晶化(単結晶化、多結
晶化)することにより、高抵抗半導体膜としての結晶シ
リコン膜2aの一部を低抵抗の結晶シリコン膜2bに変
える。
【0048】ここで、ビームアニールは、基板の上面か
ら照射しても良いし、下面からでも構わない。また、照
射するエリアは基板全面に行なっても良いが、スループ
ット向上の観点からは駆動部のみの方が望ましい。更
に、アニール時期は絶縁膜5の形成後でも良い。この場
合、ゲート電極のレーザダメージが少なくなり、歩留ま
りが上がる。また、活性化方法としては、レーザアニー
ルでなく、熱アニールでも良い。
ら照射しても良いし、下面からでも構わない。また、照
射するエリアは基板全面に行なっても良いが、スループ
ット向上の観点からは駆動部のみの方が望ましい。更
に、アニール時期は絶縁膜5の形成後でも良い。この場
合、ゲート電極のレーザダメージが少なくなり、歩留ま
りが上がる。また、活性化方法としては、レーザアニー
ルでなく、熱アニールでも良い。
【0049】次に図1(d)に示すように、コプラナ型
TFTの層間絶縁膜および逆スタガ型TFTのゲート絶
縁膜となる第2の絶縁膜5、逆スタガ型TFTの高抵抗
半導体膜としてのアモルファスシリコン膜6を全面に順
次堆積する。
TFTの層間絶縁膜および逆スタガ型TFTのゲート絶
縁膜となる第2の絶縁膜5、逆スタガ型TFTの高抵抗
半導体膜としてのアモルファスシリコン膜6を全面に順
次堆積する。
【0050】ここで、絶縁膜5の膜厚は、例えば、20
0〜400nm程度する。このような範囲にするのは、
この範囲よりも厚ければスループットが低下し、一方、
薄ければ歩留まりが低下するからである。
0〜400nm程度する。このような範囲にするのは、
この範囲よりも厚ければスループットが低下し、一方、
薄ければ歩留まりが低下するからである。
【0051】第2の絶縁膜5としては、例えば、シリコ
ン酸化膜、シリコン窒化膜あるいはこれらの積層膜を用
いる。また、第2の絶縁膜5、アモルファスシリコン膜
6の成膜は、例えば、プラズマCVD法、光CVD法等
のCVD法により行なう。
ン酸化膜、シリコン窒化膜あるいはこれらの積層膜を用
いる。また、第2の絶縁膜5、アモルファスシリコン膜
6の成膜は、例えば、プラズマCVD法、光CVD法等
のCVD法により行なう。
【0052】この後、アモルファスシリコン膜6上に逆
スタガ型TFTのチャネル保護膜7となる絶縁膜をプラ
ズマCVD法、光CVD法等のCVD法により、例え
ば、200nm、堆積した後、この絶縁膜を所定の形状
にパターニングし、チャネル保護膜7を形成する。ここ
で、チャネル保護膜7の厚さを200nmとしたのは、
厚すぎるとスループットが低下し、薄すぎるとチャネル
保護膜として役に立たないからである。なお、このよう
な不都合が生じなければ、200nmでなくても良いの
はいうまでもない。
スタガ型TFTのチャネル保護膜7となる絶縁膜をプラ
ズマCVD法、光CVD法等のCVD法により、例え
ば、200nm、堆積した後、この絶縁膜を所定の形状
にパターニングし、チャネル保護膜7を形成する。ここ
で、チャネル保護膜7の厚さを200nmとしたのは、
厚すぎるとスループットが低下し、薄すぎるとチャネル
保護膜として役に立たないからである。なお、このよう
な不都合が生じなければ、200nmでなくても良いの
はいうまでもない。
【0053】ここで、逆スタガ型TFTのゲート絶縁膜
は、コプラナ型TFTのゲート絶縁膜となる第1の絶縁
膜3とは別個の絶縁膜である第2の絶縁膜5で形成され
るので、コプラナ型TFTおよび逆スタガ型TFTのゲ
ート絶縁膜の膜厚を最適なものにできる。
は、コプラナ型TFTのゲート絶縁膜となる第1の絶縁
膜3とは別個の絶縁膜である第2の絶縁膜5で形成され
るので、コプラナ型TFTおよび逆スタガ型TFTのゲ
ート絶縁膜の膜厚を最適なものにできる。
【0054】次に図2(a)に示すように、逆スタガ型
TFTのオーミックコンタクトコンタクト層としての低
抵抗半導体膜、例えば、n+ 型アモルファスシリコン膜
8をプラズマCVD法、光CVD法等のCVD法を用い
て全面に例えば50nm堆積した後、アモルファスシリ
コン膜6およびn+ 型アモルファスシリコン膜8を所定
の形状にパターニングする。
TFTのオーミックコンタクトコンタクト層としての低
抵抗半導体膜、例えば、n+ 型アモルファスシリコン膜
8をプラズマCVD法、光CVD法等のCVD法を用い
て全面に例えば50nm堆積した後、アモルファスシリ
コン膜6およびn+ 型アモルファスシリコン膜8を所定
の形状にパターニングする。
【0055】次に図2(b)に示すように、第1の絶縁
膜3および第2の絶縁膜5をパターニングして、第1の
絶縁膜3をコプラナ型TFTのゲート絶縁膜3aと逆ス
タガ型TFTの下部絶縁膜3bとに分離開口し、第2の
絶縁膜5をコプラナ型TFTの層間絶縁膜5aと逆スタ
ガ型TFTのゲート絶縁膜5bとに分離開口するととも
に、コプラナ型TFTのゲート電極取り出し用ホール
(不図示)、ソース電極およびドレイン電極取り出し用
ホール(不図示)、並びに逆スタガ型TFTのゲート電
極取り出し用ホール(不図示)を形成する。
膜3および第2の絶縁膜5をパターニングして、第1の
絶縁膜3をコプラナ型TFTのゲート絶縁膜3aと逆ス
タガ型TFTの下部絶縁膜3bとに分離開口し、第2の
絶縁膜5をコプラナ型TFTの層間絶縁膜5aと逆スタ
ガ型TFTのゲート絶縁膜5bとに分離開口するととも
に、コプラナ型TFTのゲート電極取り出し用ホール
(不図示)、ソース電極およびドレイン電極取り出し用
ホール(不図示)、並びに逆スタガ型TFTのゲート電
極取り出し用ホール(不図示)を形成する。
【0056】次に図2(c)に示すように、コプラナ型
TFT、逆スタガ型TFTのソース電極、ドレイン電極
となる金属膜、例えば、Mo膜、Al膜、Cr膜あるい
はこれらの積層膜をスパッタ法などにより、例えば、3
00〜500nm、全面に堆積した後、上記金属膜をパ
ターニングして、コプラナ型TFTのソース電極9、ド
レイン電極10、並びに逆スタガ型TFTのソース電極
11、ドレイン電極12を形成する。
TFT、逆スタガ型TFTのソース電極、ドレイン電極
となる金属膜、例えば、Mo膜、Al膜、Cr膜あるい
はこれらの積層膜をスパッタ法などにより、例えば、3
00〜500nm、全面に堆積した後、上記金属膜をパ
ターニングして、コプラナ型TFTのソース電極9、ド
レイン電極10、並びに逆スタガ型TFTのソース電極
11、ドレイン電極12を形成する。
【0057】最後に、ソース電極11とドレイン電極1
2との間のn+ 型アモルファスシリコン膜8をエッチン
グし、チャネル保護膜7の表面を露出させる。以上述べ
たように本実施例によれば、コプラナ型TFTのゲート
絶縁膜3aと逆スタガ型TFTのゲート絶縁膜5bとは
それぞれ別個の絶縁膜である第1の絶縁膜3、第2の絶
縁膜5から形成されるので、コプラナ型TFTおよび逆
スタガ型TFTのゲート絶縁膜の膜厚を最適なものにで
きる。
2との間のn+ 型アモルファスシリコン膜8をエッチン
グし、チャネル保護膜7の表面を露出させる。以上述べ
たように本実施例によれば、コプラナ型TFTのゲート
絶縁膜3aと逆スタガ型TFTのゲート絶縁膜5bとは
それぞれ別個の絶縁膜である第1の絶縁膜3、第2の絶
縁膜5から形成されるので、コプラナ型TFTおよび逆
スタガ型TFTのゲート絶縁膜の膜厚を最適なものにで
きる。
【0058】また、ゲート電極4bとなる金属膜は、第
1の絶縁膜3の存在によって、結晶シリコン膜2aと直
接コンタクトしないので、シリサイド層が形成されるこ
とによる結晶シリコン膜2aの低抵抗化を防止できる。
1の絶縁膜3の存在によって、結晶シリコン膜2aと直
接コンタクトしないので、シリサイド層が形成されるこ
とによる結晶シリコン膜2aの低抵抗化を防止できる。
【0059】更に、ゲート電極4bは表面が荒れた絶縁
性基板1上でなく表面荒れがない第1の絶縁膜3上に形
成されているので、ゲート電極4bが剥がれ易くなると
いう問題はない。
性基板1上でなく表面荒れがない第1の絶縁膜3上に形
成されているので、ゲート電極4bが剥がれ易くなると
いう問題はない。
【0060】更にまた、本実施例によれば、コプラナ型
TFTのゲート電極4aと逆スタガ型TFTのゲート電
極4bとが同一の金属膜で形成されているので、フォト
リソグラフィ工程の回数が削減される。
TFTのゲート電極4aと逆スタガ型TFTのゲート電
極4bとが同一の金属膜で形成されているので、フォト
リソグラフィ工程の回数が削減される。
【0061】すなわち、図15、図16の従来構造の場
合には、図15(a)、図15(b)、図15(d)、
図16(b)、図16(c)、図16(d)の各工程で
1回のフォトリソグラフィ工程が必要となり、図16
(a)の工程で2回のフォトリソグラフィ工程が必要と
なり、計8回のフォトリソグラフィ工程が必要となる。
合には、図15(a)、図15(b)、図15(d)、
図16(b)、図16(c)、図16(d)の各工程で
1回のフォトリソグラフィ工程が必要となり、図16
(a)の工程で2回のフォトリソグラフィ工程が必要と
なり、計8回のフォトリソグラフィ工程が必要となる。
【0062】一方、本実施例の場合には、、図1
(a)、図1(c)、図1(d)、図2(a)、図2
(b)、図2(c)の各工程で1回のフォトリソグラフ
ィ工程が必要となり、計6回のフォトリソグラフィ工程
で済む。
(a)、図1(c)、図1(d)、図2(a)、図2
(b)、図2(c)の各工程で1回のフォトリソグラフ
ィ工程が必要となり、計6回のフォトリソグラフィ工程
で済む。
【0063】以下に述べる実施例については、TFTの
組み合わせが違うだけでそれぞれに使用されている膜形
成方法については第1の実施例と同様である。図4、図
5は、本発明の第2の実施例に係るアクティブ型液晶表
示装置の要部の形成方法を示す工程断面図である。
組み合わせが違うだけでそれぞれに使用されている膜形
成方法については第1の実施例と同様である。図4、図
5は、本発明の第2の実施例に係るアクティブ型液晶表
示装置の要部の形成方法を示す工程断面図である。
【0064】本実施例は、駆動部にコプラナ型TFT、
画素部にスタガ型TFTを用いた例である。図中、右側
は、基板上にマトリクス配列された画素電極(不図示)
のそれぞれにスイッチング素子としてのスタガ型TFT
を設けてなる画素部を示し、左側がこの画素部のスタガ
型TFTを駆動するための駆動部を示している。
画素部にスタガ型TFTを用いた例である。図中、右側
は、基板上にマトリクス配列された画素電極(不図示)
のそれぞれにスイッチング素子としてのスタガ型TFT
を設けてなる画素部を示し、左側がこの画素部のスタガ
型TFTを駆動するための駆動部を示している。
【0065】まず、図4(a)に示すように、絶縁性基
板21上にアモルファスシリコン膜22をプラズマCV
D法あるいはLPCVD法等の成膜法により、例えば、
20〜50nm、全面に堆積した後、所定の形状にパタ
ーニングする。絶縁性基板21としては、例えば、ガラ
ス,石英などを基板材料とするものや、表面が絶縁コー
トされた基板を用いる。
板21上にアモルファスシリコン膜22をプラズマCV
D法あるいはLPCVD法等の成膜法により、例えば、
20〜50nm、全面に堆積した後、所定の形状にパタ
ーニングする。絶縁性基板21としては、例えば、ガラ
ス,石英などを基板材料とするものや、表面が絶縁コー
トされた基板を用いる。
【0066】次に図4(b)に示すように、コプラナ型
TFTのゲート絶縁膜およびスタガ型TFTの基板保護
膜(下部絶縁膜)として使用する第1の絶縁膜23を絶
縁性基板21の全面に形成する。この第1の絶縁膜23
としては、例えば、シリコン酸化膜を用い、また、その
成膜には、例えば、ECR−CVD法やプラズマCVD
法やAPCVD法などのCVD法を用いる。絶縁膜23
は、第1の実施例と同様な理由で同様な膜厚であること
が望ましい。
TFTのゲート絶縁膜およびスタガ型TFTの基板保護
膜(下部絶縁膜)として使用する第1の絶縁膜23を絶
縁性基板21の全面に形成する。この第1の絶縁膜23
としては、例えば、シリコン酸化膜を用い、また、その
成膜には、例えば、ECR−CVD法やプラズマCVD
法やAPCVD法などのCVD法を用いる。絶縁膜23
は、第1の実施例と同様な理由で同様な膜厚であること
が望ましい。
【0067】この後、アモルファスシリコン膜22に高
エネルギービーム、例えば、エキシマレーザの照射によ
りアニールを行ない、アモルファスシリコン膜22を高
抵抗半導体膜としての結晶(単結晶,多結晶)シリコン
膜22aに変える。
エネルギービーム、例えば、エキシマレーザの照射によ
りアニールを行ない、アモルファスシリコン膜22を高
抵抗半導体膜としての結晶(単結晶,多結晶)シリコン
膜22aに変える。
【0068】なお、必要に応じてアモルファスシリコン
膜22にあらかじめ不純物をドープしておいても良い。
これは例えば第1の絶縁膜23の形成前にアモルファス
シリコン膜22に不純物をドープすれば良い。
膜22にあらかじめ不純物をドープしておいても良い。
これは例えば第1の絶縁膜23の形成前にアモルファス
シリコン膜22に不純物をドープすれば良い。
【0069】次に図4(c)に示すように、コプラナ型
TFTのゲート電極24aおよびスタガ型TFTのソー
ス電極24b、ドレイン電極24cとなる金属膜、例え
ば、Mo−Ta合金膜,Al膜あるいはTaW膜をスパ
ッタ法により、例えば、200nm、全面に堆積した
後、上記金属膜をケミカルドライエッチング等を用いて
パターニングし、コプラナ型TFTのゲート電極24a
およびスタガ型TFTのソース電極24b、ドレイン電
極24cを形成する。なお、それぞれの電極材料は異な
っていても良い。例えば、スタガ型TFTの電極材料は
画素電極と同じITO(透明電極)でも良い。
TFTのゲート電極24aおよびスタガ型TFTのソー
ス電極24b、ドレイン電極24cとなる金属膜、例え
ば、Mo−Ta合金膜,Al膜あるいはTaW膜をスパ
ッタ法により、例えば、200nm、全面に堆積した
後、上記金属膜をケミカルドライエッチング等を用いて
パターニングし、コプラナ型TFTのゲート電極24a
およびスタガ型TFTのソース電極24b、ドレイン電
極24cを形成する。なお、それぞれの電極材料は異な
っていても良い。例えば、スタガ型TFTの電極材料は
画素電極と同じITO(透明電極)でも良い。
【0070】ここで、図14(a),図14(b)の従
来の形成工程のように、スタガ型TFTのソース電極2
4b、ドレイン電極24cとなる金属膜は、第1の絶縁
膜23の存在によって、コプラナ型TFTの結晶シリコ
ン膜22a(高抵抗半導体膜)と直接コンタクトしない
ので、シリサイド層が形成されることによる結晶シリコ
ン膜22aの低抵抗化を防止できる。
来の形成工程のように、スタガ型TFTのソース電極2
4b、ドレイン電極24cとなる金属膜は、第1の絶縁
膜23の存在によって、コプラナ型TFTの結晶シリコ
ン膜22a(高抵抗半導体膜)と直接コンタクトしない
ので、シリサイド層が形成されることによる結晶シリコ
ン膜22aの低抵抗化を防止できる。
【0071】また、図4(a)の工程におけるケミカル
ドライエッチングによるアモルファスシリコン膜22の
パターニング際に絶縁性基板21の表面が荒れたとして
も、ソース電極24b、ドレイント電極24cは第1の
絶縁膜23上に形成されているので、従来のようにソー
ス電極24b、ドレイント電極24cが剥がれ易くなる
という問題はない。
ドライエッチングによるアモルファスシリコン膜22の
パターニング際に絶縁性基板21の表面が荒れたとして
も、ソース電極24b、ドレイント電極24cは第1の
絶縁膜23上に形成されているので、従来のようにソー
ス電極24b、ドレイント電極24cが剥がれ易くなる
という問題はない。
【0072】なお、表面が荒れた絶縁性基板21上に第
1の絶縁膜23を形成しても、この場合、絶縁膜と絶縁
膜とがコンタクトするので、金属膜と絶縁膜とがコンタ
クトする場合のような剥がれは生じない。
1の絶縁膜23を形成しても、この場合、絶縁膜と絶縁
膜とがコンタクトするので、金属膜と絶縁膜とがコンタ
クトする場合のような剥がれは生じない。
【0073】この後、ゲート電極24aをマスクとし
て、P(リン),B(ボロン)などの不純物を例えばイ
オン注入法などにより結晶シリコン膜22aに導入し、
続いて、この結晶シリコン膜22aをエキシマレーザな
どの高エネルギービームによりアニールし、結晶化(単
結晶化,多結晶化)することにより、高抵抗半導体膜と
しての結晶シリコン膜22aの一部を低抵抗の結晶シリ
コン膜22bに変える。
て、P(リン),B(ボロン)などの不純物を例えばイ
オン注入法などにより結晶シリコン膜22aに導入し、
続いて、この結晶シリコン膜22aをエキシマレーザな
どの高エネルギービームによりアニールし、結晶化(単
結晶化,多結晶化)することにより、高抵抗半導体膜と
しての結晶シリコン膜22aの一部を低抵抗の結晶シリ
コン膜22bに変える。
【0074】次に図4(d)に示すように、スタガ型T
FTのオーミックコンタクト層としてのn+ 型アモルフ
ァスシリコン膜28を例えば30nm形成し、所定の形
状にパターニングする。次いでスタガ型TFTの高抵抗
半導体膜としてのアモルファスシリコン膜26を例えば
50nm形成し、所定の形状にパターニングする。
FTのオーミックコンタクト層としてのn+ 型アモルフ
ァスシリコン膜28を例えば30nm形成し、所定の形
状にパターニングする。次いでスタガ型TFTの高抵抗
半導体膜としてのアモルファスシリコン膜26を例えば
50nm形成し、所定の形状にパターニングする。
【0075】次に図5(a)に示すように、コプラ型T
FTの層間絶縁膜(上部絶縁膜)およびスタガ型TFT
のゲート絶縁膜となる第2の絶縁膜25を形成する。こ
の第2の絶縁膜25としては、例えば、シリコン酸化
膜、シリコン窒化膜、あるいはこれらの積層膜を用い
る。その膜厚としては、例えば、200〜400nmで
ある。その理由は第1の実施例と同じである。
FTの層間絶縁膜(上部絶縁膜)およびスタガ型TFT
のゲート絶縁膜となる第2の絶縁膜25を形成する。こ
の第2の絶縁膜25としては、例えば、シリコン酸化
膜、シリコン窒化膜、あるいはこれらの積層膜を用い
る。その膜厚としては、例えば、200〜400nmで
ある。その理由は第1の実施例と同じである。
【0076】次に図5(b)に示すように、第1の絶縁
膜23および第2の絶縁膜25をパターニングして、第
1の絶縁膜23をコプラ型TFTのゲート絶縁膜23a
とスタガ型TFTの下部絶縁膜23bとに分離開口し、
第2の絶縁膜25をコプラナ型TFTの層間絶縁膜25
aとスタガ型TFTのゲート絶縁膜25bとに分離開口
するとともに、コプラナ型TFTのゲート電極取出し用
ホール、ソース電極およびドレイン電極取出し用ホー
ル、ならびにスタガ型TFTのソース電極およびドレイ
ン電極取出し用ホール(不図示)を形成する。
膜23および第2の絶縁膜25をパターニングして、第
1の絶縁膜23をコプラ型TFTのゲート絶縁膜23a
とスタガ型TFTの下部絶縁膜23bとに分離開口し、
第2の絶縁膜25をコプラナ型TFTの層間絶縁膜25
aとスタガ型TFTのゲート絶縁膜25bとに分離開口
するとともに、コプラナ型TFTのゲート電極取出し用
ホール、ソース電極およびドレイン電極取出し用ホー
ル、ならびにスタガ型TFTのソース電極およびドレイ
ン電極取出し用ホール(不図示)を形成する。
【0077】最後に、図5(c)に示すように、コプラ
ナ型TFTのソース電極、ドレイン電極、スタガ型TF
Tのゲート電極となる金属膜、例えば、Mo膜,Al
膜,Cr膜あるいはこれらの積層膜をスパッタ法などに
より全面に形成した後、上記金属膜をパターニングし
て、コプラナ型TFTのソース電極29a、ドレイン電
極29b、スタガ型TFTのゲート電極29cを形成す
る。ここで、それぞれの電極材料はそれぞれ異なったも
のでも良い。
ナ型TFTのソース電極、ドレイン電極、スタガ型TF
Tのゲート電極となる金属膜、例えば、Mo膜,Al
膜,Cr膜あるいはこれらの積層膜をスパッタ法などに
より全面に形成した後、上記金属膜をパターニングし
て、コプラナ型TFTのソース電極29a、ドレイン電
極29b、スタガ型TFTのゲート電極29cを形成す
る。ここで、それぞれの電極材料はそれぞれ異なったも
のでも良い。
【0078】以上述べたように本実施例によれば、コプ
ラナ型TFTのゲート絶縁膜23aとスタガ型TFTの
ゲート絶縁膜25cとは、それぞれ別個の絶縁膜である
第1の絶縁膜23、第2の絶縁膜25から形成されるの
で、コプラナ型TFTとスタガ型TFTのゲート絶縁膜
の膜厚を最適なものにできる。
ラナ型TFTのゲート絶縁膜23aとスタガ型TFTの
ゲート絶縁膜25cとは、それぞれ別個の絶縁膜である
第1の絶縁膜23、第2の絶縁膜25から形成されるの
で、コプラナ型TFTとスタガ型TFTのゲート絶縁膜
の膜厚を最適なものにできる。
【0079】また、スタガ型TFTのソース電極24
b、ドレイン電極24cとなる金属膜は、第1の絶縁膜
23の存在によって結晶シリコン膜22aと直接コンタ
クトしていないので、シリサイド膜が形成されることに
よる結晶シリコン膜22aの低抵抗化を防止できる。
b、ドレイン電極24cとなる金属膜は、第1の絶縁膜
23の存在によって結晶シリコン膜22aと直接コンタ
クトしていないので、シリサイド膜が形成されることに
よる結晶シリコン膜22aの低抵抗化を防止できる。
【0080】更に、ソース電極24b、ドレイン電極2
4cとなる金属膜は、表面が荒れた絶縁性基板21でな
く表面荒れがない第1の絶縁膜23に形成されるので、
ソース電極24b、ドレイン電極24cが剥がれ易くな
るという問題はない。
4cとなる金属膜は、表面が荒れた絶縁性基板21でな
く表面荒れがない第1の絶縁膜23に形成されるので、
ソース電極24b、ドレイン電極24cが剥がれ易くな
るという問題はない。
【0081】本実施例を液晶表示装置に適用した例を図
6に示す。図中、31はITO電極を示し、32はTF
Tを保護するための保護膜を示している。図7、図8
は、本発明の第3の実施例に係るアクティブ型液晶表示
装置の要部の形成方法を示す工程断面図である。
6に示す。図中、31はITO電極を示し、32はTF
Tを保護するための保護膜を示している。図7、図8
は、本発明の第3の実施例に係るアクティブ型液晶表示
装置の要部の形成方法を示す工程断面図である。
【0082】本実施例は、駆動部にスタガ型TFT、画
素部に逆スタガ型TFTを用いた例である。図中、右側
は、基板上にマトリクス配列された画素電極(不図示)
のそれぞれにスイッチング素子としての逆スタガ型TF
Tを設けてなる画素部を示し、左側がこの画素部の逆ス
タガ型TFTを駆動するための駆動部を示している。
素部に逆スタガ型TFTを用いた例である。図中、右側
は、基板上にマトリクス配列された画素電極(不図示)
のそれぞれにスイッチング素子としての逆スタガ型TF
Tを設けてなる画素部を示し、左側がこの画素部の逆ス
タガ型TFTを駆動するための駆動部を示している。
【0083】まず、図7(a)に示すように、絶縁性基
板41上にスタガ型TFTのソース電極、ドレイン電極
となる金属膜、例えば、Mo−Ta合金膜,Al膜ある
いはMo−W膜などをスパッタ法により全面に、例え
ば、200nm、堆積した後、上記金属膜をケミカルド
ライエッチング等を用いてパターニングし、スタガ型T
FTのソース電極49、ドレイン電極50を形成する。
絶縁性基板41としては、例えば、ガラス,石英などを
基板材料とするものや、表面が絶縁コートされた基板を
用いる。
板41上にスタガ型TFTのソース電極、ドレイン電極
となる金属膜、例えば、Mo−Ta合金膜,Al膜ある
いはMo−W膜などをスパッタ法により全面に、例え
ば、200nm、堆積した後、上記金属膜をケミカルド
ライエッチング等を用いてパターニングし、スタガ型T
FTのソース電極49、ドレイン電極50を形成する。
絶縁性基板41としては、例えば、ガラス,石英などを
基板材料とするものや、表面が絶縁コートされた基板を
用いる。
【0084】次に図7(b)に示すように、絶縁性基板
41上にアモルファスシリコン膜をプラズマCVD法あ
るいはLPCVD法等の成膜法により、例えば、20〜
50nm、全面に堆積し、上記アモルファスシリコン膜
を所定の形状にパターニングした後、上記アモルファス
シリコン膜に高エネルギービーム、例えば、エキシマレ
ーザの照射によりアニールを行ない、アモルファスシリ
コン膜を高抵抗半導体膜としての結晶(単結晶,多結
晶)シリコン膜42aに変える。アニールの時期はパタ
ーニングする前、絶縁膜43を形成した後でも良い。そ
の理由は第1の実施例と同じである。
41上にアモルファスシリコン膜をプラズマCVD法あ
るいはLPCVD法等の成膜法により、例えば、20〜
50nm、全面に堆積し、上記アモルファスシリコン膜
を所定の形状にパターニングした後、上記アモルファス
シリコン膜に高エネルギービーム、例えば、エキシマレ
ーザの照射によりアニールを行ない、アモルファスシリ
コン膜を高抵抗半導体膜としての結晶(単結晶,多結
晶)シリコン膜42aに変える。アニールの時期はパタ
ーニングする前、絶縁膜43を形成した後でも良い。そ
の理由は第1の実施例と同じである。
【0085】次に図7(c)に示すように、スタガ型T
FTのゲート絶縁膜および逆スタガ型TFTの基板保護
膜(下部絶縁膜)として使用する第1の絶縁膜43を絶
縁性基板41の全面に形成する。この第1の絶縁膜43
としては、例えば、シリコン酸化膜を用い、また、その
成膜には、例えば、ECR−CVD法や、プラズマCV
D法や、APCVD法などのCVD法を用いる。絶縁膜
43は、第1の実施例の絶縁膜3と同様な理由で第1の
実施例と同様な膜厚が良い。
FTのゲート絶縁膜および逆スタガ型TFTの基板保護
膜(下部絶縁膜)として使用する第1の絶縁膜43を絶
縁性基板41の全面に形成する。この第1の絶縁膜43
としては、例えば、シリコン酸化膜を用い、また、その
成膜には、例えば、ECR−CVD法や、プラズマCV
D法や、APCVD法などのCVD法を用いる。絶縁膜
43は、第1の実施例の絶縁膜3と同様な理由で第1の
実施例と同様な膜厚が良い。
【0086】次に図7(d)に示すように、スタガ型T
FTのゲート電極および逆スタガ型TFTのゲート電極
となる金属膜、例えば、Mo−Ta合金膜,Al膜ある
いはMo−W膜などをスパッタ法により全面に堆積した
後、上記金属膜をケミカルドライエッチング等を用いて
パターニングし、スタガ型TFTのゲート電極44a、
逆スタガ型TFTのゲート電極44bを形成する。それ
ぞれの電極材料は異なっていても良い。
FTのゲート電極および逆スタガ型TFTのゲート電極
となる金属膜、例えば、Mo−Ta合金膜,Al膜ある
いはMo−W膜などをスパッタ法により全面に堆積した
後、上記金属膜をケミカルドライエッチング等を用いて
パターニングし、スタガ型TFTのゲート電極44a、
逆スタガ型TFTのゲート電極44bを形成する。それ
ぞれの電極材料は異なっていても良い。
【0087】この後、ゲート電極44aをマスクとし
て、P(リン),B(ボロン)などの不純物を例えばイ
オン注入法などにより結晶シリコン膜42aに導入し、
続いて、この結晶シリコン膜42aをエキシマレーザな
どの高エネルギービームによりアニールし、結晶化(単
結晶化,多結晶化)することにより、高抵抗半導体膜と
しての結晶シリコン膜42aの一部を低抵抗の結晶シリ
コン膜42bに変える。
て、P(リン),B(ボロン)などの不純物を例えばイ
オン注入法などにより結晶シリコン膜42aに導入し、
続いて、この結晶シリコン膜42aをエキシマレーザな
どの高エネルギービームによりアニールし、結晶化(単
結晶化,多結晶化)することにより、高抵抗半導体膜と
しての結晶シリコン膜42aの一部を低抵抗の結晶シリ
コン膜42bに変える。
【0088】次に図8(a)に示すように、スタガ型T
FTの層間絶縁膜(上部絶縁膜)および逆スタガ型TF
Tのゲート絶縁膜となる第2の絶縁膜45、逆スタガ型
TFTの高抵抗半導体膜としてアモルファスシリコン膜
46を全面に順次堆積する。絶縁膜45は第1の実施例
の絶縁膜5と同様な理由で第1の実施例と同様な膜厚が
良い。
FTの層間絶縁膜(上部絶縁膜)および逆スタガ型TF
Tのゲート絶縁膜となる第2の絶縁膜45、逆スタガ型
TFTの高抵抗半導体膜としてアモルファスシリコン膜
46を全面に順次堆積する。絶縁膜45は第1の実施例
の絶縁膜5と同様な理由で第1の実施例と同様な膜厚が
良い。
【0089】第2の絶縁膜25としては、例えば、シリ
コン酸化膜、シリコン窒化膜、あるいはこれらの積層膜
を用いる。その膜厚は、例えば、200〜400nm程
度とする。また、第2の絶縁膜45、アモルファスシリ
コン膜46の成膜は、例えば、プラズマCVD法や、光
CVD法や、APCVD、LPCVD法などのCVD法
により行なう。
コン酸化膜、シリコン窒化膜、あるいはこれらの積層膜
を用いる。その膜厚は、例えば、200〜400nm程
度とする。また、第2の絶縁膜45、アモルファスシリ
コン膜46の成膜は、例えば、プラズマCVD法や、光
CVD法や、APCVD、LPCVD法などのCVD法
により行なう。
【0090】この後、アモルファスシリコン膜46上に
逆スタガ型TFTのチャネル保護膜47となる絶縁膜を
プラズマCVD法、光CVD法等のCVD法により堆積
した後、この絶縁膜を所定の形状にパターニングして、
チャネル保護膜47を形成する。
逆スタガ型TFTのチャネル保護膜47となる絶縁膜を
プラズマCVD法、光CVD法等のCVD法により堆積
した後、この絶縁膜を所定の形状にパターニングして、
チャネル保護膜47を形成する。
【0091】ここで、逆スタガ型TFTのゲート絶縁膜
は、スタガ型TFTのゲート絶縁膜となる第1の絶縁膜
43とは、別個の絶縁膜である第2の絶縁膜45で形成
されているので、スタガ型TFTと逆スタガ型TFTの
ゲート絶縁膜の膜厚を最適なものにできる。
は、スタガ型TFTのゲート絶縁膜となる第1の絶縁膜
43とは、別個の絶縁膜である第2の絶縁膜45で形成
されているので、スタガ型TFTと逆スタガ型TFTの
ゲート絶縁膜の膜厚を最適なものにできる。
【0092】次に図8(b)に示すように、逆スタガ型
TFTのオーミックコンタクト層としての低抵抗半導体
膜、例えば、n+ 型アモルファスシリコン膜48をプラ
ズマCVD法、光CVD法等のCVD法により全面に形
成した後、アモルファスシリコン膜46およびn+ 型ア
モルファスシリコン膜48を所定の形状にパターニング
する。
TFTのオーミックコンタクト層としての低抵抗半導体
膜、例えば、n+ 型アモルファスシリコン膜48をプラ
ズマCVD法、光CVD法等のCVD法により全面に形
成した後、アモルファスシリコン膜46およびn+ 型ア
モルファスシリコン膜48を所定の形状にパターニング
する。
【0093】この後、第1の絶縁膜43および第2の絶
縁膜45をパターニングして、スタガ型TFTのゲート
電極取出し用ホール、ソース電極およびドレイン電極取
出しホール、ならびに逆スタガ型TFTのゲート電極取
出し用ホールを形成する。
縁膜45をパターニングして、スタガ型TFTのゲート
電極取出し用ホール、ソース電極およびドレイン電極取
出しホール、ならびに逆スタガ型TFTのゲート電極取
出し用ホールを形成する。
【0094】次に図8(c)に示すように、逆スタガ型
TFTのソース電極、ドレイン電極となる金属膜、例え
ば、Mo膜、Al膜、Cr膜あるいはこれらの積層膜を
スパッタ法などの成膜法により全面に形成した後、上記
金属膜をパターニングして、逆スタガ型TFTのソース
電極51、ドレイン電極52を形成する。
TFTのソース電極、ドレイン電極となる金属膜、例え
ば、Mo膜、Al膜、Cr膜あるいはこれらの積層膜を
スパッタ法などの成膜法により全面に形成した後、上記
金属膜をパターニングして、逆スタガ型TFTのソース
電極51、ドレイン電極52を形成する。
【0095】最後に、逆スタガ型TFTのソース電極5
1とドレイン電極52との間のn+型アモルファスシリ
コン膜48をエッチング除去し、チャネル保護膜47の
表面を露出させる。
1とドレイン電極52との間のn+型アモルファスシリ
コン膜48をエッチング除去し、チャネル保護膜47の
表面を露出させる。
【0096】以上述べたように本実施例によれば、スタ
ガ型TFTのゲート絶縁膜43aと逆スタガ型TFTの
ゲート絶縁膜45bとは、それぞれ別個の絶縁膜である
第1の絶縁膜43、第2の絶縁膜45から形成されるの
で、スタガ型TFTと逆スタガ型TFTのゲート絶縁膜
の膜厚を最適なものにできる。
ガ型TFTのゲート絶縁膜43aと逆スタガ型TFTの
ゲート絶縁膜45bとは、それぞれ別個の絶縁膜である
第1の絶縁膜43、第2の絶縁膜45から形成されるの
で、スタガ型TFTと逆スタガ型TFTのゲート絶縁膜
の膜厚を最適なものにできる。
【0097】また、ゲート電極44bとなる金属膜は、
第1の絶縁膜43の存在によって結晶シリコン膜42a
と直接コンタクトしていないので、シリサイド膜が形成
されることによる結晶シリコン膜42aの低抵抗化を防
止できる。
第1の絶縁膜43の存在によって結晶シリコン膜42a
と直接コンタクトしていないので、シリサイド膜が形成
されることによる結晶シリコン膜42aの低抵抗化を防
止できる。
【0098】更に、ゲート電極44bとなる金属膜は、
表面が荒れた絶縁性基板41でなく表面荒れがない第1
の絶縁膜43上に形成されるので、ゲート電極44bが
剥がれ易くなるという問題はない。
表面が荒れた絶縁性基板41でなく表面荒れがない第1
の絶縁膜43上に形成されるので、ゲート電極44bが
剥がれ易くなるという問題はない。
【0099】本実施例を液晶表示装置に適用した例を図
9に示す。図中、53はITO電極を示し、54はTF
Tを保護するための保護膜を示している。第3の実施例
の左側のスタガ型TFTの構造は、第2の実施例の右側
のスタガ型TFTでも構わない。すなわち、n+ 層をイ
オン注入法により形成するのではなく成膜法でも良い。
要は十分に低抵抗な半導体層が得られれば良い。
9に示す。図中、53はITO電極を示し、54はTF
Tを保護するための保護膜を示している。第3の実施例
の左側のスタガ型TFTの構造は、第2の実施例の右側
のスタガ型TFTでも構わない。すなわち、n+ 層をイ
オン注入法により形成するのではなく成膜法でも良い。
要は十分に低抵抗な半導体層が得られれば良い。
【0100】図10は、本発明の第4の実施例に係るア
クティブ型液晶表示装置の要部の形成方法を示す工程断
面図である。まず、図10(a)に示すように、透明の
絶縁性基板61上に、TFTの高抵抗半導体膜となる厚
さ50nmのポリシリコン膜を形成した後、これをフォ
トリソグラフィーによりパターニングし、所定形状のポ
リシリコン膜62を得る。
クティブ型液晶表示装置の要部の形成方法を示す工程断
面図である。まず、図10(a)に示すように、透明の
絶縁性基板61上に、TFTの高抵抗半導体膜となる厚
さ50nmのポリシリコン膜を形成した後、これをフォ
トリソグラフィーによりパターニングし、所定形状のポ
リシリコン膜62を得る。
【0101】ポリシリコン膜の成膜法としては、例え
ば、プラズマCVD法、LPCVD法などのCVD法に
よりアモルファスシリコン膜を形成した後、このアモル
ファスシリコン膜を、エネルギービーム、例えば、レー
ザービームを用いたアニールにより結晶化し、ポリシリ
コン膜に変える。
ば、プラズマCVD法、LPCVD法などのCVD法に
よりアモルファスシリコン膜を形成した後、このアモル
ファスシリコン膜を、エネルギービーム、例えば、レー
ザービームを用いたアニールにより結晶化し、ポリシリ
コン膜に変える。
【0102】また、他の成膜法として、SiH4 、Si
F4 、H2 などを原料ガスとしたプラズマCVD法によ
り直接ポリシリコン膜を形成する。この後、画素電極と
なる厚さ100nmのITO膜をスパッタ法により形成
した後、これをパターニングして画素電極63を得る。
この画素電極63は補助キャパシタの第1のキャパシタ
電極としても用いられる。なお、ポリシリコン膜62と
画素電極63の作成順序は逆であっても良い。
F4 、H2 などを原料ガスとしたプラズマCVD法によ
り直接ポリシリコン膜を形成する。この後、画素電極と
なる厚さ100nmのITO膜をスパッタ法により形成
した後、これをパターニングして画素電極63を得る。
この画素電極63は補助キャパシタの第1のキャパシタ
電極としても用いられる。なお、ポリシリコン膜62と
画素電極63の作成順序は逆であっても良い。
【0103】次に図10(b)に示すように、ゲート絶
縁膜および補助キャパシタのキャパシタ絶縁膜としての
厚さ100nmの絶縁膜64を全面に形成する。この絶
縁膜64は、例えば、シリコン酸化膜や、シリコン窒化
膜であり、その成膜法としては、例えば、CVD法、プ
ラズマCVD、APCVD法法、ECR−CVD法を用
いる。
縁膜および補助キャパシタのキャパシタ絶縁膜としての
厚さ100nmの絶縁膜64を全面に形成する。この絶
縁膜64は、例えば、シリコン酸化膜や、シリコン窒化
膜であり、その成膜法としては、例えば、CVD法、プ
ラズマCVD、APCVD法法、ECR−CVD法を用
いる。
【0104】この後、ゲート電極、補助キャパシタの第
2のキャパシタ電極となる導電膜を全面に200nmの
厚さに形成した後、この導電膜をパターニングして、ゲ
ート電極65、第2のキャパシタ電極66を形成する。
2のキャパシタ電極となる導電膜を全面に200nmの
厚さに形成した後、この導電膜をパターニングして、ゲ
ート電極65、第2のキャパシタ電極66を形成する。
【0105】上記導電膜としては、例えば、Mo−Ta
合金、Al、Al−Ta合金、Ta、W、Mo−W合
金、これらのシリサイド、あるいは不純物(例えば、リ
ン、ヒ素、ボロン)をドープしたポリシリコン膜を用い
る。また、その表面は必要であれば陽極酸化により酸化
しても良い。更に、レーザーアニールにより結晶化した
ポリシリコンでも良い。
合金、Al、Al−Ta合金、Ta、W、Mo−W合
金、これらのシリサイド、あるいは不純物(例えば、リ
ン、ヒ素、ボロン)をドープしたポリシリコン膜を用い
る。また、その表面は必要であれば陽極酸化により酸化
しても良い。更に、レーザーアニールにより結晶化した
ポリシリコンでも良い。
【0106】次に図10(c)に示すように、ゲート電
極65およびレジストをマスクとして、ポリシリコン膜
62に不純物を例えばイオン注入法を用いて導入し、ポ
リシリコン膜62の一部にLDD領域67,68、ソー
ス領域69およびドレイン領域70を形成する。この
後、レーザーアニールなどの熱処理により、ポリシリコ
ン膜62に導入された不純物を活性化する。
極65およびレジストをマスクとして、ポリシリコン膜
62に不純物を例えばイオン注入法を用いて導入し、ポ
リシリコン膜62の一部にLDD領域67,68、ソー
ス領域69およびドレイン領域70を形成する。この
後、レーザーアニールなどの熱処理により、ポリシリコ
ン膜62に導入された不純物を活性化する。
【0107】次に図10(d)に示すように、シリコン
酸化膜やシリコン窒化膜などからなり、層間絶縁膜71
a,71b,71cとなる絶縁膜をCVD法などにより
全面に形成した後、上記絶縁膜および絶縁膜64をパタ
ーニングして、ゲート電極、ソース電極、ドレイン電極
および画素電極の取出し用ホールを形成する同時に、ゲ
ート絶縁膜64a、キャパシタ絶縁膜64c、層間絶縁
膜71a,71b,71c、64bを形成する。
酸化膜やシリコン窒化膜などからなり、層間絶縁膜71
a,71b,71cとなる絶縁膜をCVD法などにより
全面に形成した後、上記絶縁膜および絶縁膜64をパタ
ーニングして、ゲート電極、ソース電極、ドレイン電極
および画素電極の取出し用ホールを形成する同時に、ゲ
ート絶縁膜64a、キャパシタ絶縁膜64c、層間絶縁
膜71a,71b,71c、64bを形成する。
【0108】最後に、図10(e)に示すように、厚さ
300nmの金属膜を全面に形成した後、この金属膜を
パターニングして、ソース電極72、ドレイン電極73
を形成する。この後、必要であれば保護膜を形成する。
300nmの金属膜を全面に形成した後、この金属膜を
パターニングして、ソース電極72、ドレイン電極73
を形成する。この後、必要であれば保護膜を形成する。
【0109】上記金属膜としては、例えば、Mo、Al
またはこれらの積層膜などを用い、その成膜法として
は、例えば、スパッタ法を用いる。本実施例によれば、
補助キャパシタは、第2のキャパシタ電極66とキャパ
シタ絶縁膜64cと画素電極63(第1のキャパシタ電
極)とにより構成されている。
またはこれらの積層膜などを用い、その成膜法として
は、例えば、スパッタ法を用いる。本実施例によれば、
補助キャパシタは、第2のキャパシタ電極66とキャパ
シタ絶縁膜64cと画素電極63(第1のキャパシタ電
極)とにより構成されている。
【0110】ここで、キャパシタ絶縁膜64cは、ゲー
ト絶縁膜64aと同一の薄い絶縁膜から形成されている
ため、第2のキャパシタ電極66が小さくても、容量を
大きくでき、微細化に有利である。また、このようにキ
ャパシタ電極66を小さくできれば、高精細化に必要な
高開口率化を容易に行なえるようになる。
ト絶縁膜64aと同一の薄い絶縁膜から形成されている
ため、第2のキャパシタ電極66が小さくても、容量を
大きくでき、微細化に有利である。また、このようにキ
ャパシタ電極66を小さくできれば、高精細化に必要な
高開口率化を容易に行なえるようになる。
【0111】一方、従来の場合、図13に示すように、
補助キャパシタは、第2のキャパシタ電極66と層間絶
縁膜71c(キャパシタ絶縁膜)と画素電極63(第1
のキャパシタ電極とにより構成されており、キャパシタ
絶縁膜71cは、TFTの層間絶縁膜71aと同一の厚
い絶縁膜から形成されているため、十分な容量を確保す
るにはキャパシタ電極66を大きく形成しなければなら
ず、微細化や高開口率化に不利である。
補助キャパシタは、第2のキャパシタ電極66と層間絶
縁膜71c(キャパシタ絶縁膜)と画素電極63(第1
のキャパシタ電極とにより構成されており、キャパシタ
絶縁膜71cは、TFTの層間絶縁膜71aと同一の厚
い絶縁膜から形成されているため、十分な容量を確保す
るにはキャパシタ電極66を大きく形成しなければなら
ず、微細化や高開口率化に不利である。
【0112】また、図14に示すような従来の液晶表示
装置の場合、補助キャパシタは、第2のキャパシタ電極
66とキャパシタ絶縁膜64cと低抵抗半導体膜74
(第1のキャパシタ電極)とにより構成されており、キ
ャパシタ絶縁膜64cは、ゲート絶縁膜64aと同一の
薄い絶縁膜から形成されているため、上述した従来の液
晶表示装置の問題は存在しない。
装置の場合、補助キャパシタは、第2のキャパシタ電極
66とキャパシタ絶縁膜64cと低抵抗半導体膜74
(第1のキャパシタ電極)とにより構成されており、キ
ャパシタ絶縁膜64cは、ゲート絶縁膜64aと同一の
薄い絶縁膜から形成されているため、上述した従来の液
晶表示装置の問題は存在しない。
【0113】しかしながら、この従来の液晶表示装置の
場合、半導体膜69,67,62,68,70,74は
同一の半導体膜から形成されており、低抵抗半導体膜7
4を形成するためのイオン注入工程と、ソース領域6
9、ドレイン領域70およびLDD領域67,68を形
成するためのイオン注入工程とが別個の工程であるた
め、製造方法が複雑化するという問題がある。
場合、半導体膜69,67,62,68,70,74は
同一の半導体膜から形成されており、低抵抗半導体膜7
4を形成するためのイオン注入工程と、ソース領域6
9、ドレイン領域70およびLDD領域67,68を形
成するためのイオン注入工程とが別個の工程であるた
め、製造方法が複雑化するという問題がある。
【0114】一方、本実施例の場合、低抵抗半導体膜7
4(第1のキャパシタ電極)として画素電極63を用い
ているので、第1のキャパシタ電極を形成するために新
たなイオン注入工程が付加され、製造方法が複雑化する
という問題は存在しない。
4(第1のキャパシタ電極)として画素電極63を用い
ているので、第1のキャパシタ電極を形成するために新
たなイオン注入工程が付加され、製造方法が複雑化する
という問題は存在しない。
【0115】画素電極63をキャパシタ電極として用い
ることができるのは、本実施例の場合、TFTの各領域
69,67,64,69,70となるポリシリコン膜6
2をアモルファスシリコン膜にエネルギービームを照射
して形成しているため、ポリシリコン膜62を低温プロ
セスで形成できるからである。このように低温プロセス
により、高温プロセスが不向きであるITO(画素電
極)をポリシリコン膜62の前に形成できるようにな
り、ITO(画素電極)をキャパシタ電極として用いる
ことが可能になる。
ることができるのは、本実施例の場合、TFTの各領域
69,67,64,69,70となるポリシリコン膜6
2をアモルファスシリコン膜にエネルギービームを照射
して形成しているため、ポリシリコン膜62を低温プロ
セスで形成できるからである。このように低温プロセス
により、高温プロセスが不向きであるITO(画素電
極)をポリシリコン膜62の前に形成できるようにな
り、ITO(画素電極)をキャパシタ電極として用いる
ことが可能になる。
【0116】図11は、本発明の第5の実施例に係るア
クティブ型液晶表示装置の要部を示す断面図である。本
実施例のアクティブ型液晶表示装置が第4の実施例のそ
れと異なる点は、絶縁膜71a,71b,71cが分離
されておらず、同様に、絶縁膜64a,64bも分離さ
れていないことにある。
クティブ型液晶表示装置の要部を示す断面図である。本
実施例のアクティブ型液晶表示装置が第4の実施例のそ
れと異なる点は、絶縁膜71a,71b,71cが分離
されておらず、同様に、絶縁膜64a,64bも分離さ
れていないことにある。
【0117】このような構成のアクティブ型液晶表示装
置の製造方法を以下に説明する。まず、絶縁性基板61
上にITOからなる厚さ100nmの画素電極63を形
成する。
置の製造方法を以下に説明する。まず、絶縁性基板61
上にITOからなる厚さ100nmの画素電極63を形
成する。
【0118】次にソース領域69、ドレイン領域70、
LDD領域67,68となるポリシリコン膜を例えば5
0nmの厚さに形成した後、フォトリソグラフィーによ
り所定の形状にパターニングする。
LDD領域67,68となるポリシリコン膜を例えば5
0nmの厚さに形成した後、フォトリソグラフィーによ
り所定の形状にパターニングする。
【0119】このポリシリコン膜は、例えば、プラズマ
CVD法、LPCVD法などによりアモルファスシリコ
ン膜を形成した後、このアモルファスシリコン膜をレー
ザーアニールにより結晶化することにより得られる。ま
た、SiH4 、SiF4 、H2 などを原料ガスとしたプ
ラズマCVD法により直接形成しても良い。
CVD法、LPCVD法などによりアモルファスシリコ
ン膜を形成した後、このアモルファスシリコン膜をレー
ザーアニールにより結晶化することにより得られる。ま
た、SiH4 、SiF4 、H2 などを原料ガスとしたプ
ラズマCVD法により直接形成しても良い。
【0120】次にゲート絶縁膜および補助キャパシタの
キャパシタ絶縁膜としての厚さ100nmの絶縁膜64
を全面に形成する。この絶縁膜64は、例えば、シリコ
ン酸化膜や、シリコン窒化膜であり、その成膜法として
は、例えば、CVD法、プラズマCVD、ECR−CV
D法を用いる。
キャパシタ絶縁膜としての厚さ100nmの絶縁膜64
を全面に形成する。この絶縁膜64は、例えば、シリコ
ン酸化膜や、シリコン窒化膜であり、その成膜法として
は、例えば、CVD法、プラズマCVD、ECR−CV
D法を用いる。
【0121】この後、ゲート電極、補助キャパシタの第
2のキャパシタ電極となる導電膜を全面に200nmの
厚さに形成した後、この導電膜をパターニングして、ゲ
ート電極65、第2のキャパシタ電極66を形成する。
2のキャパシタ電極となる導電膜を全面に200nmの
厚さに形成した後、この導電膜をパターニングして、ゲ
ート電極65、第2のキャパシタ電極66を形成する。
【0122】上記導電膜としては、例えば、Mo−Ta
合金、Al、Al−Ta合金、Ta、W、Mo−W合
金、これらのシリサイド、あるいは不純物(例えば、リ
ン、ヒ素、ボロン)をドープしたポリシリコン膜を用い
る。また、その表面は必要であれば陽極酸化により酸化
しても良い。更に、レーザーアニールにより結晶化した
ポリシリコンでも良い。また、ゲート電極と第2のキャ
パシタ電極とを別材料で形成しても良い。
合金、Al、Al−Ta合金、Ta、W、Mo−W合
金、これらのシリサイド、あるいは不純物(例えば、リ
ン、ヒ素、ボロン)をドープしたポリシリコン膜を用い
る。また、その表面は必要であれば陽極酸化により酸化
しても良い。更に、レーザーアニールにより結晶化した
ポリシリコンでも良い。また、ゲート電極と第2のキャ
パシタ電極とを別材料で形成しても良い。
【0123】次にゲート電極65およびレジストをマス
クとして、ポリシリコン膜62に不純物を例えばイオン
注入法を用いて導入し、ポリシリコン膜62の一部にL
DD領域67,68、ソース領域69およびドレイン領
域70を形成する。この後、レーザーアニールなどの熱
処理により、ポリシリコン膜62に導入された不純物を
活性化する。
クとして、ポリシリコン膜62に不純物を例えばイオン
注入法を用いて導入し、ポリシリコン膜62の一部にL
DD領域67,68、ソース領域69およびドレイン領
域70を形成する。この後、レーザーアニールなどの熱
処理により、ポリシリコン膜62に導入された不純物を
活性化する。
【0124】次にシリコン酸化膜やシリコン窒化膜など
からなる層間絶縁膜71をCVD法等の成膜法により全
面に形成した後、層間絶縁膜71および絶縁膜64をパ
ターニングして、ゲート電極65、ソース電極72の取
出し用ホールを形成する。
からなる層間絶縁膜71をCVD法等の成膜法により全
面に形成した後、層間絶縁膜71および絶縁膜64をパ
ターニングして、ゲート電極65、ソース電極72の取
出し用ホールを形成する。
【0125】最後に、厚さ300nmの金属膜を全面に
形成し、この金属膜をパターニングして、ソース電極7
2を形成する。この後、必要であれば保護膜を形成す
る。図12は、本発明の第6の実施例に係るアクティブ
型液晶表示装置の要部を示す断面図である。
形成し、この金属膜をパターニングして、ソース電極7
2を形成する。この後、必要であれば保護膜を形成す
る。図12は、本発明の第6の実施例に係るアクティブ
型液晶表示装置の要部を示す断面図である。
【0126】本実施例のアクティブ型液晶表示装置が第
5の実施例のそれと異なる点は、ソース領域69、ドレ
イン領域70、LDD領域67,68となるポリシリコ
ン膜62を形成した後、画素電極63を形成したことに
ある。このアクティブ型液晶表示装置の製造方法は、画
素電極63、上記ポリシリコン膜62の形成順序が異な
る点を除いて、第4の実施例と基本的に同じである。
5の実施例のそれと異なる点は、ソース領域69、ドレ
イン領域70、LDD領域67,68となるポリシリコ
ン膜62を形成した後、画素電極63を形成したことに
ある。このアクティブ型液晶表示装置の製造方法は、画
素電極63、上記ポリシリコン膜62の形成順序が異な
る点を除いて、第4の実施例と基本的に同じである。
【0127】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。例えば、上記実施例では、絶縁性基板
1上に直接第1の絶縁膜3やアモルファスシリコン膜2
を形成したが、図3に示すように、絶縁性基板1上に絶
縁膜21を介して形成しても良い。なお、図3中、13
はITO電極を示し、14はTFTを保護するための保
護膜を示している。また、この図3の液晶表示装置で
は、コプラナ型TFTのドレイン電極10と逆スタガ型
TFTのソース電極11とが接続されている。
るものではない。例えば、上記実施例では、絶縁性基板
1上に直接第1の絶縁膜3やアモルファスシリコン膜2
を形成したが、図3に示すように、絶縁性基板1上に絶
縁膜21を介して形成しても良い。なお、図3中、13
はITO電極を示し、14はTFTを保護するための保
護膜を示している。また、この図3の液晶表示装置で
は、コプラナ型TFTのドレイン電極10と逆スタガ型
TFTのソース電極11とが接続されている。
【0128】また、上記実施例では、図1(a)の工程
で、コプラナ型TFTの高抵抗半導体膜となる半導体膜
として所定形状のアモルファスシリコン膜2を形成した
が、その代わりに、所定形状の多結晶シリコン膜を形成
しても良い。この多結晶シリコン膜の形成は、例えば、
SiH4 +SiF4 +H2 などを原料としたプラズマC
VD法や、SiH4 やSi2 H6 などを原料としてLP
CVD法などにより多結晶シリコン膜を成膜した後、パ
ターニングを行なえば良い。
で、コプラナ型TFTの高抵抗半導体膜となる半導体膜
として所定形状のアモルファスシリコン膜2を形成した
が、その代わりに、所定形状の多結晶シリコン膜を形成
しても良い。この多結晶シリコン膜の形成は、例えば、
SiH4 +SiF4 +H2 などを原料としたプラズマC
VD法や、SiH4 やSi2 H6 などを原料としてLP
CVD法などにより多結晶シリコン膜を成膜した後、パ
ターニングを行なえば良い。
【0129】また、上記実施例では、画素部がa−Si
TFTの場合について説明したが、他の半導体膜を使っ
たTFT、例えば、多結晶SiTFTにも適用できる。
また、それぞれの高抵抗半導体膜の材料が異なる場合に
も有効である。
TFTの場合について説明したが、他の半導体膜を使っ
たTFT、例えば、多結晶SiTFTにも適用できる。
また、それぞれの高抵抗半導体膜の材料が異なる場合に
も有効である。
【0130】また、画素部の逆スタガ型TFTは、自己
整合的に形成したものであっても良い。この場合、スル
ープットが上がる。一方、駆動部のコプラナ型TFT
は、ゲート電極を二つ持ったダブルゲート構造であって
も良いし、また、ドレイン領域がLDD構造になってい
ても良い。これにより、TFTの特性が良くなり、表示
品質があがる。
整合的に形成したものであっても良い。この場合、スル
ープットが上がる。一方、駆動部のコプラナ型TFT
は、ゲート電極を二つ持ったダブルゲート構造であって
も良いし、また、ドレイン領域がLDD構造になってい
ても良い。これにより、TFTの特性が良くなり、表示
品質があがる。
【0131】また、上記実施例ではLCDについて説明
したが、本発明は異なる種類のTFTが形成されていれ
ば、他のデバイスにも適用できる。その他、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施できる。
したが、本発明は異なる種類のTFTが形成されていれ
ば、他のデバイスにも適用できる。その他、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施できる。
【0132】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、第
1種の薄膜トランジスタの下部絶縁膜と第2種の薄膜ト
ランジスタのゲート絶縁膜とが同一の第1の絶縁膜、且
つ第1種の薄膜トランジスタのゲート絶縁膜と第2種の
薄膜トランジスタの上部絶縁膜とが同一の第2の絶縁膜
で形成しているので、第1種の薄膜トランジスタのゲー
ト絶縁膜と第2種の薄膜トランジスタのゲート絶縁膜と
が別個の絶縁膜になり、第1種の薄膜トランジスタのゲ
ート絶縁膜および第2種の薄膜トランジスタのゲート絶
縁膜の膜厚を最適なものにできる。
1種の薄膜トランジスタの下部絶縁膜と第2種の薄膜ト
ランジスタのゲート絶縁膜とが同一の第1の絶縁膜、且
つ第1種の薄膜トランジスタのゲート絶縁膜と第2種の
薄膜トランジスタの上部絶縁膜とが同一の第2の絶縁膜
で形成しているので、第1種の薄膜トランジスタのゲー
ト絶縁膜と第2種の薄膜トランジスタのゲート絶縁膜と
が別個の絶縁膜になり、第1種の薄膜トランジスタのゲ
ート絶縁膜および第2種の薄膜トランジスタのゲート絶
縁膜の膜厚を最適なものにできる。
【図1】本発明の第1の実施例に係るアクティブ型液晶
表示装置の形成方法を示す前半の工程断面図。
表示装置の形成方法を示す前半の工程断面図。
【図2】本発明の第2の実施例に係るアクティブ型液晶
表示装置の形成方法を示す後半の工程断面図。
表示装置の形成方法を示す後半の工程断面図。
【図3】図1のアクティブ型液晶表示装置の変形例を示
す断面図。
す断面図。
【図4】本発明の第2の実施例に係るアクティブ型液晶
表示装置の前半の形成方法を示す工程断面図
表示装置の前半の形成方法を示す工程断面図
【図5】本発明の第2の実施例に係るアクティブ型液晶
表示装置の後半の形成方法を示す工程断面図
表示装置の後半の形成方法を示す工程断面図
【図6】本発明の第2の実施例に係るアクティブ型液晶
表示装置の構成を示す断面図
表示装置の構成を示す断面図
【図7】本発明の第3の実施例に係るアクティブ型液晶
表示装置の前半の形成方法を示す工程断面図
表示装置の前半の形成方法を示す工程断面図
【図8】本発明の第3の実施例に係るアクティブ型液晶
表示装置の後半の形成方法を示す工程断面図
表示装置の後半の形成方法を示す工程断面図
【図9】本発明の第3の実施例に係るアクティブ型液晶
表示装置の構成を示す断面図
表示装置の構成を示す断面図
【図10】本発明の第4の実施例に係るアクティブ型液
晶表示装置の形成方法を示す工程断面図
晶表示装置の形成方法を示す工程断面図
【図11】本発明の第5の実施例に係るアクティブ型液
晶表示装置の要部を示す断面図
晶表示装置の要部を示す断面図
【図12】本発明の第6の実施例に係るアクティブ型液
晶表示装置の要部を示す断面図
晶表示装置の要部を示す断面図
【図13】従来のアクティブ型液晶表示装置の要部を示
す断面図
す断面図
【図14】従来の他のアクティブ型液晶表示装置の要部
を示す断面図
を示す断面図
【図15】従来のアクティブ型液晶表示装置の要部の形
成方法を示す前半の工程断面図
成方法を示す前半の工程断面図
【図16】従来のアクティブ型液晶表示装置の要部の形
成方法を示す後半の工程断面図
成方法を示す後半の工程断面図
1…絶縁性基板 2…アモルファスシリコン膜 2a…結晶シリコン膜 3…第1の絶縁膜 3a…ゲート絶縁膜 3b…下部絶縁膜 4a,4b…ゲート電極 5…第2の絶縁膜 5a…層間絶縁膜 5b…ゲート絶縁膜 6…アモルファスシリコン膜 7…保護膜 8…n+ 型アモルファスシリコン膜 9…ソース電極 10…ドレイン電極 11…ソース電極 12…ドレイン電極 13…ITO電極 14…保護膜 21…絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川久 慶人 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内
Claims (7)
- 【請求項1】基板上に設けられた第1種の薄膜トランジ
スタと、 基板上に設けられた第2種の薄膜トランジスタとを具備
してなり、 前記第1種の薄膜トランジスタの下部には下部絶縁膜が
設けられ、この下部絶縁膜と前記第2種の薄膜トランジ
スタのゲート絶縁膜とが、前記基板上に形成された同一
の第1の絶縁膜からなることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】基板上にマトリクス配列された画素電極、
各画素電極に設けられたスイッチング素子としての第1
種の薄膜トランジスタとからなる画素部と、 第2種の薄膜トランジスタからなり、前記第1種の薄膜
トランジスタを駆動するための駆動部とを具備してな
り、 前記第1種の薄膜トランジスタの下部には下部絶縁膜が
設けられ、この下部絶縁膜と前記第2種の薄膜トランジ
スタのゲート絶縁膜とが、前記基板上に形成された同一
の第1の絶縁膜からなり、 且つ前記第2種の薄膜トランジスタの上部には上部絶縁
膜が設けられ、この上部絶縁膜と前記第1種の薄膜トラ
ンジスタのゲート絶縁膜とが、前記基板上に形成された
同一の第2の絶縁膜からなることを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項3】基板上にマトリクス配列された画素電極、
各画素電極に設けられたスイッチング素子としてのスタ
ガ型薄膜トランジスタとからなる画素部と、 コプラナ型薄膜トランジスタからなり、前記スタガ型薄
膜トランジスタを駆動するための駆動部とを具備してな
り、 前記スタガ型薄膜トランジスタの下部には下部絶縁膜が
設けられ、この下部絶縁膜と前記コプラナ型薄膜トラン
ジスタのゲート絶縁膜とが、前記基板上に形成された同
一の第1の絶縁膜からなることを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項4】基板上にマトリクス配列された画素電極、
各画素電極に設けられたスイッチング素子としての逆ス
タガ型薄膜トランジスタとからなる画素部と、 スタガ型薄膜トランジスタからなり、前記逆スタガ型薄
膜トランジスタを駆動するための駆動部とを具備してな
り、 前記逆スタガ型薄膜トランジスタの下部には下部絶縁膜
が設けられ、この下部絶縁膜と前記スタガ型薄膜トラン
ジスタのゲート絶縁膜とが、前記基板上に形成された同
一の第1の絶縁膜からなることを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項5】基板上にマトリクス配列された画素電極、
各画素電極に設けられたスイッチング素子としての逆ス
タガ型薄膜トランジスタとからなる画素部と、 コプラナ型薄膜トランジスタからなり、前記逆スタガ型
薄膜トランジスタを駆動するための駆動部とを具備して
なり、 前記逆スタガ型薄膜トランジスタの下部には下部絶縁膜
が設けられ、この下部絶縁膜と前記コプラナ型薄膜トラ
ンジスタのゲート絶縁膜とが、前記基板上に形成された
同一の第1の絶縁膜からなることを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項6】基板上にマトリクス配列された画素電極、
各画素電極に設けられたスイッチング素子としての逆ス
タガ型薄膜トランジスタとからなる画素部と、 コプラナ型薄膜トランジスタからなり、前記逆スタガ型
薄膜トランジスタを駆動するための駆動部とを具備して
なり、 前記逆スタガ型薄膜トランジスタの下部には下部絶縁膜
が設けられ、この下部絶縁膜と前記コプラナ型薄膜トラ
ンジスタのゲート絶縁膜とが、前記基板上に形成された
同一の第1の絶縁膜からなり、 且つ前記コプラナ型薄膜トランジスタの上部には上部絶
縁膜が設けられ、この上部絶縁膜と前記逆スタガ型薄膜
トランジスタのゲート絶縁膜とが、前記基板上に形成さ
れた同一の第2の絶縁膜からなることを特徴とする半導
体装置。 - 【請求項7】前記逆スタガ型薄膜トランジスタのゲート
電極と前記コプラナ型薄膜トランジスタのゲート電極と
が、前記第1の絶縁膜上に形成された同一の導電膜から
なることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4297894A JPH0792500A (ja) | 1993-06-29 | 1994-03-15 | 半導体装置 |
US08/266,467 US5585647A (en) | 1993-06-29 | 1994-06-27 | Integrated circuit device having an insulating substrate, and a liquid crystal display device having an insulating substrate |
KR1019940015183A KR0167372B1 (ko) | 1993-06-29 | 1994-06-29 | 절연성 기판을 갖춘 집적회로장치 및 절연성 기판을 갖춘 액정표시장치 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-158369 | 1993-06-29 | ||
JP15836993 | 1993-06-29 | ||
JP4297894A JPH0792500A (ja) | 1993-06-29 | 1994-03-15 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0792500A true JPH0792500A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=26382714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4297894A Pending JPH0792500A (ja) | 1993-06-29 | 1994-03-15 | 半導体装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5585647A (ja) |
JP (1) | JPH0792500A (ja) |
KR (1) | KR0167372B1 (ja) |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005189867A (ja) * | 1996-10-22 | 2005-07-14 | Seiko Epson Corp | 液晶パネル用基板、液晶パネル及びそれを用いた電子機器並びに投射型表示装置 |
JP2006066491A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Casio Comput Co Ltd | 薄膜トランジスタパネル及びその製造方法 |
JP2006066490A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Casio Comput Co Ltd | 薄膜トランジスタパネル及びその製造方法 |
JP2006066492A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Casio Comput Co Ltd | 薄膜トランジスタパネル及びその製造方法 |
JP2006066489A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Casio Comput Co Ltd | 薄膜トランジスタパネル及びその製造方法 |
US7158205B2 (en) | 1996-10-22 | 2007-01-02 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal panel substrate, liquid crystal panel, and electronic device and projection display device using the same |
JP2007333808A (ja) * | 2006-06-12 | 2007-12-27 | Mitsubishi Electric Corp | アクティブマトリクス表示装置 |
JP2008015455A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-24 | Lg Phillips Lcd Co Ltd | 液晶表示装置及びその製造方法 |
JP2008015461A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-24 | Lg Philips Lcd Co Ltd | 液晶表示装置及びその製造方法 |
JP2009033145A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-02-12 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置 |
JP2009506563A (ja) * | 2005-08-30 | 2009-02-12 | コミシリア ア レネルジ アトミック | アモルファス多結晶シリコン薄膜回路の製造方法 |
US7872728B1 (en) | 1996-10-22 | 2011-01-18 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal panel substrate, liquid crystal panel, and electronic device and projection display device using the same |
JP2011166130A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-08-25 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置 |
WO2011142147A1 (ja) * | 2010-05-13 | 2011-11-17 | シャープ株式会社 | 回路基板及び表示装置 |
JP2011242745A (ja) * | 2010-05-17 | 2011-12-01 | Samsung Mobile Display Co Ltd | 有機発光ディスプレイ装置及びその製造方法 |
JP2016167624A (ja) * | 2009-03-27 | 2016-09-15 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置 |
JP2021103300A (ja) * | 2009-10-30 | 2021-07-15 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 表示装置 |
Families Citing this family (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09236826A (ja) * | 1995-09-28 | 1997-09-09 | Sharp Corp | 液晶表示素子およびその製造方法 |
KR100190023B1 (ko) * | 1996-02-29 | 1999-06-01 | 윤종용 | 박막트랜지스터-액정표시장치 및 그 제조방법 |
JPH1022508A (ja) * | 1996-07-04 | 1998-01-23 | Sharp Corp | 薄膜トランジスタの製造方法 |
JP3728755B2 (ja) | 1996-10-22 | 2005-12-21 | セイコーエプソン株式会社 | アクティブマトリックス型液晶パネル |
US6081308A (en) * | 1996-11-21 | 2000-06-27 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method for manufacturing liquid crystal display |
GB9626344D0 (en) * | 1996-12-19 | 1997-02-05 | Philips Electronics Nv | Electronic devices and their manufacture |
JPH10214974A (ja) * | 1997-01-28 | 1998-08-11 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置およびその作製方法 |
US5920772A (en) * | 1997-06-27 | 1999-07-06 | Industrial Technology Research Institute | Method of fabricating a hybrid polysilicon/amorphous silicon TFT |
EP0955674B1 (en) * | 1998-04-28 | 2011-07-13 | Xerox Corporation | Fabrication of hybrid polycrystalline and amorphous silicon structures |
KR100296110B1 (ko) * | 1998-06-09 | 2001-08-07 | 구본준, 론 위라하디락사 | 박막트랜지스터 제조방법 |
KR100303142B1 (ko) | 1999-10-29 | 2001-11-02 | 구본준, 론 위라하디락사 | 액정표시패널의 제조방법 |
JP4638115B2 (ja) * | 2002-07-05 | 2011-02-23 | シャープ株式会社 | 薄膜トランジスタ装置の製造方法 |
KR20040072251A (ko) * | 2003-02-10 | 2004-08-18 | (주)실리콘이미지웍스 | 고개구율 박막 트랜지스터형 이미지센서 및 그 제조방법 |
JP4406540B2 (ja) * | 2003-03-28 | 2010-01-27 | シャープ株式会社 | 薄膜トランジスタ基板およびその製造方法 |
KR100601370B1 (ko) * | 2004-04-28 | 2006-07-13 | 삼성에스디아이 주식회사 | 박막 트랜지스터 및 그를 이용한 유기 전계 발광 표시 장치 |
KR20070081829A (ko) * | 2006-02-14 | 2007-08-20 | 삼성전자주식회사 | 유기 발광 표시 장치 및 그 제조 방법 |
KR101277606B1 (ko) * | 2006-03-22 | 2013-06-21 | 삼성디스플레이 주식회사 | 표시 장치 및 그 제조 방법 |
KR20090006198A (ko) * | 2006-04-19 | 2009-01-14 | 이그니스 이노베이션 인크. | 능동형 디스플레이를 위한 안정적 구동 방식 |
KR20070120320A (ko) * | 2006-06-19 | 2007-12-24 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정표시장치 제조방법 및 이를 위한 대면적 기판 |
KR101331803B1 (ko) * | 2006-06-30 | 2013-11-25 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시장치 및 그 제조방법 |
TWI412125B (zh) * | 2007-07-17 | 2013-10-11 | Creator Technology Bv | 電子元件及電子元件之製法 |
US20120049193A1 (en) * | 2009-02-06 | 2012-03-01 | Sharp Kabushiki Kaisha | Semiconductor device |
US10002968B2 (en) | 2011-12-14 | 2018-06-19 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and display device including the same |
KR102571610B1 (ko) | 2017-02-13 | 2023-08-30 | 삼성디스플레이 주식회사 | 반도체 장치 및 이의 제조방법 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6273659A (ja) * | 1985-09-26 | 1987-04-04 | Seiko Instr & Electronics Ltd | 薄膜トランジスタ装置の製造方法 |
JPH0385529A (ja) * | 1989-08-30 | 1991-04-10 | Hitachi Ltd | 薄膜半導体表示装置 |
JPH05232506A (ja) * | 1992-02-20 | 1993-09-10 | Seiko Epson Corp | 液晶表示装置 |
JPH05299653A (ja) * | 1991-04-05 | 1993-11-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0650779B2 (ja) * | 1985-09-26 | 1994-06-29 | セイコー電子工業株式会社 | 薄膜トランジスタ装置とその製造方法 |
US5076666A (en) * | 1988-12-06 | 1991-12-31 | Sharp Kabushiki Kaisha | Active matrix display apparatus with drain electrode extensions |
JPH04184424A (ja) * | 1990-11-20 | 1992-07-01 | Ricoh Co Ltd | 表示装置とその製法 |
JPH04299867A (ja) * | 1991-03-28 | 1992-10-23 | Seiko Epson Corp | 薄膜トランジスタおよびアクティブマトリクス型液晶ディスプレイ |
JP3005918B2 (ja) * | 1991-06-11 | 2000-02-07 | カシオ計算機株式会社 | アクティブマトリクスパネル |
JP3310321B2 (ja) * | 1992-03-06 | 2002-08-05 | セイコーエプソン株式会社 | アクティブマトリクス基板の製造方法 |
JP2934717B2 (ja) * | 1992-11-04 | 1999-08-16 | カシオ計算機株式会社 | マトリクス回路駆動装置およびその製造方法 |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP4297894A patent/JPH0792500A/ja active Pending
- 1994-06-27 US US08/266,467 patent/US5585647A/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-06-29 KR KR1019940015183A patent/KR0167372B1/ko not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6273659A (ja) * | 1985-09-26 | 1987-04-04 | Seiko Instr & Electronics Ltd | 薄膜トランジスタ装置の製造方法 |
JPH0385529A (ja) * | 1989-08-30 | 1991-04-10 | Hitachi Ltd | 薄膜半導体表示装置 |
JPH05299653A (ja) * | 1991-04-05 | 1993-11-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
JPH05232506A (ja) * | 1992-02-20 | 1993-09-10 | Seiko Epson Corp | 液晶表示装置 |
Cited By (35)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7872728B1 (en) | 1996-10-22 | 2011-01-18 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal panel substrate, liquid crystal panel, and electronic device and projection display device using the same |
US7158205B2 (en) | 1996-10-22 | 2007-01-02 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal panel substrate, liquid crystal panel, and electronic device and projection display device using the same |
US7184105B2 (en) | 1996-10-22 | 2007-02-27 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal panel substrate, liquid crystal panel, and electronic device and projection display device having the same |
JP2005189867A (ja) * | 1996-10-22 | 2005-07-14 | Seiko Epson Corp | 液晶パネル用基板、液晶パネル及びそれを用いた電子機器並びに投射型表示装置 |
US7532292B2 (en) | 1996-10-22 | 2009-05-12 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal panel substrate, liquid crystal panel, and electronic device and projection display device using the same |
US7324171B2 (en) | 1996-10-22 | 2008-01-29 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal panel substrate, liquid crystal panel, and electronic device and projection display device using the same |
US7868961B2 (en) | 1996-10-22 | 2011-01-11 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal panel substrate, liquid crystal panel, and electronic device and projection display device using the same |
JP2006066491A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Casio Comput Co Ltd | 薄膜トランジスタパネル及びその製造方法 |
JP2006066490A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Casio Comput Co Ltd | 薄膜トランジスタパネル及びその製造方法 |
JP2006066492A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Casio Comput Co Ltd | 薄膜トランジスタパネル及びその製造方法 |
JP2006066489A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Casio Comput Co Ltd | 薄膜トランジスタパネル及びその製造方法 |
JP2009506563A (ja) * | 2005-08-30 | 2009-02-12 | コミシリア ア レネルジ アトミック | アモルファス多結晶シリコン薄膜回路の製造方法 |
JP2007333808A (ja) * | 2006-06-12 | 2007-12-27 | Mitsubishi Electric Corp | アクティブマトリクス表示装置 |
JP2008015455A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-24 | Lg Phillips Lcd Co Ltd | 液晶表示装置及びその製造方法 |
JP2008015461A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-24 | Lg Philips Lcd Co Ltd | 液晶表示装置及びその製造方法 |
US8953110B2 (en) | 2006-06-30 | 2015-02-10 | Lg Display Co., Ltd. | Liquid crystal display and method for fabricating the same |
JP2020074011A (ja) * | 2007-06-29 | 2020-05-14 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 表示装置 |
JP2013165274A (ja) * | 2007-06-29 | 2013-08-22 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置 |
JP2022046590A (ja) * | 2007-06-29 | 2022-03-23 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 表示装置 |
JP2018128693A (ja) * | 2007-06-29 | 2018-08-16 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 表示装置 |
JP2021002046A (ja) * | 2007-06-29 | 2021-01-07 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 表示装置 |
JP2017034275A (ja) * | 2007-06-29 | 2017-02-09 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 表示装置 |
JP2019191595A (ja) * | 2007-06-29 | 2019-10-31 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 表示装置 |
JP2015111706A (ja) * | 2007-06-29 | 2015-06-18 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置 |
JP2010161382A (ja) * | 2007-06-29 | 2010-07-22 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置及びその作製方法 |
JP2009033145A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-02-12 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置 |
JP2016167624A (ja) * | 2009-03-27 | 2016-09-15 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置 |
JP2021103300A (ja) * | 2009-10-30 | 2021-07-15 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 表示装置 |
JP2011166130A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-08-25 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置 |
JP2013058770A (ja) * | 2010-01-15 | 2013-03-28 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置 |
US8575620B2 (en) | 2010-05-13 | 2013-11-05 | Sharp Kabushiki Kaisha | Circuit board and display device |
JPWO2011142147A1 (ja) * | 2010-05-13 | 2013-07-22 | シャープ株式会社 | 回路基板及び表示装置 |
CN102884633A (zh) * | 2010-05-13 | 2013-01-16 | 夏普株式会社 | 电路基板和显示装置 |
WO2011142147A1 (ja) * | 2010-05-13 | 2011-11-17 | シャープ株式会社 | 回路基板及び表示装置 |
JP2011242745A (ja) * | 2010-05-17 | 2011-12-01 | Samsung Mobile Display Co Ltd | 有機発光ディスプレイ装置及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5585647A (en) | 1996-12-17 |
KR0167372B1 (ko) | 1999-03-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0792500A (ja) | 半導体装置 | |
US7238558B2 (en) | Semiconductor device and method of fabricating the same | |
US7479657B2 (en) | Semiconductor device including active matrix circuit | |
US8017506B2 (en) | Semiconductor device and method for forming the same | |
US6995050B2 (en) | Thin film transistor and fabrication method for same | |
JPH0864824A (ja) | 薄膜トランジスタおよびその製造方法 | |
JPH10256554A (ja) | 薄膜トランジスタ及びその製造方法 | |
JPH0964364A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
US6534350B2 (en) | Method for fabricating a low temperature polysilicon thin film transistor incorporating channel passivation step | |
JP3375681B2 (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
JP3386192B2 (ja) | 半導体装置およびその作製方法 | |
US6482685B1 (en) | Method for fabricating a low temperature polysilicon thin film transistor incorporating multi-layer channel passivation step | |
JPH07106582A (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法 | |
JP2934717B2 (ja) | マトリクス回路駆動装置およびその製造方法 | |
JPH1197696A (ja) | 薄膜半導体装置 | |
JPH11345975A (ja) | 薄膜トランジスタ及びその製造方法 | |
JPH07193252A (ja) | 薄膜トランジスタ及びその製造方法 | |
JPH09191114A (ja) | 薄膜トランジスタおよびその製造方法 | |
JP3375914B2 (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
JPH09213962A (ja) | 薄膜トランジスタおよびその製造方法 | |
JP3375915B2 (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
JPH07162006A (ja) | 薄膜半導体装置及びその製造方法 | |
JPH06138481A (ja) | アクティブマトリクス基板およびその製造方法 | |
JP2003179074A (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
JPH10275917A (ja) | 半導体装置の作製方法 |