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JPH0789501A - 写真フイルムパッケージの製造方法及び写真フイルムユニットの封入方法 - Google Patents

写真フイルムパッケージの製造方法及び写真フイルムユニットの封入方法

Info

Publication number
JPH0789501A
JPH0789501A JP22860993A JP22860993A JPH0789501A JP H0789501 A JPH0789501 A JP H0789501A JP 22860993 A JP22860993 A JP 22860993A JP 22860993 A JP22860993 A JP 22860993A JP H0789501 A JPH0789501 A JP H0789501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
photographic film
shielding
envelope
film unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22860993A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Komiyama
均 小宮山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP22860993A priority Critical patent/JPH0789501A/ja
Publication of JPH0789501A publication Critical patent/JPH0789501A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Container Filling Or Packaging Operations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産効率のよい写真フイルムパッケージの
製造方法を提供する。 【構成】 多数のパレット22が配置されたエンドレス
のコンベア21の周囲にシート供給工程23,シート連
結工程24,写真フイルムユニット封入工程25,集荷
工程26を配置した。シート供給工程23に搬送された
パレット22に、第1キャリアシート6,第2キャリア
シート7を載置し、この後シート連結工程24に搬送さ
れたパレット22に写真フイルムシート5を貼着して写
真フイルムユニット3をパレット22上に作製する。こ
のようなパレット22を写真フイルムユニット封入工程
25に搬送し、ここで写真フイルムユニット封入装置に
より、写真フイルムユニット3を遮光封筒4に収納さ
せ、写真フイルムパッケージ2を作製し、これをパレッ
ト22で集荷工程26に搬送する。この集荷工程26で
は、パレット22から取り出された写真フイルムパッケ
ージ2が積層される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート状の写真フイル
ムを遮光封筒内に出し入れ自在に収納した写真フイルム
パッケージの製造方法及び写真フイルムユニットの封入
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば4インチ×5インチの画面サイズ
をもった大型カメラには、一端に開口が形成された遮光
封筒と、前記開口から出し入れされる写真フイルムシー
トとからなる写真フイルムパッケージが利用される。写
真フイルムユニットは、シート状の支持体に感光乳剤を
塗布した写真フイルムシートと、その両端にそれぞれ連
結された第1,第2キャリアシートとからなり、第1キ
ャリアシートには遮光クリップが固着されている。遮光
クリップは、写真フイルムユニットを遮光封筒に挿入し
たときに遮光封筒の開口を外側から挟み、写真フイルム
シートが外光で露光されることがないように、遮光封筒
内を光密に保つためのものである。
【0003】このような写真フイルムパッケージを製造
するには、感光性のある写真フイルムシートに第1,第
2キャリアシートを連結するシート連結工程と、これに
より得られた写真フイルムユニットを遮光封筒に挿入す
る写真フイルムユニット封入工程とを暗室内で行う必要
がある。このため、写真フイルムシート,第1,第2キ
ャリアシート,遮光封筒の各部品を暗室内に搬入して、
これら各部品を上述したシート連結工程や写真フイルム
ユニット封入工程に供給して、各作業を行うようにして
いる。
【0004】写真フイルムユニット封入工程では、まず
第2キャリアシートが遮光封筒の開口に挿入され、この
先導により、写真フイルムシート,第1キャリアシート
の順に遮光封筒内に挿入している。ところで、第2キャ
リアシートは厚みが薄く曲がり易いため、その先端を開
口から遮光封筒内に挿入しにくい。このため、写真フイ
ルムユニット封入工程は手作業で行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の写真フイルムパッケージの製造方法では、写真
フイルムユニット封入工程が手作業で行われるため、量
産に不向きであるという問題があった。
【0006】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、写真フイルムパッケージを自動化された連続工程で
製造できるようにした写真フイルムパッケージの製造方
法と、自動化された工程で写真フイルムユニットを遮光
封筒に封入できるようにした写真フイルムユニットの封
入方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、第1の工程で第1,第2
のキャリアシートをコンベアで搬送されるパレットに載
置し、第2の工程で第1,第2のキャリアシートに写真
フイルムを貼着して、第3の工程で遮光封筒に写真フイ
ルムユニットを収納させ、遮光クリップを遮光封筒に係
止して、写真フイルムを遮光封筒内に光密に封止し、第
4の工程でパレットから取り出した写真フイルムパッケ
ージを集荷するようにしている。また請求項2の発明で
は、第1,第4の工程を明室に、第2,第3の工程を暗
室にそれぞれ配置し、明室と暗室との仕切りに形成され
た一対の遮光トンネルを介して、パレットを各工程に繰
り返し搬送するようにしたものである。
【0008】請求項3記載の発明では、第1の工程でコ
ンベア搬送された写真フイルムユニットを吸着して、パ
レットから取り外し、第2の工程で写真フイルムユニッ
トを開口が開かれた遮光封筒に挿入して、第3の工程で
遮光クリップを遮光封筒の開口端に係止して、写真フイ
ルムユニットを遮光封筒内に光密に封入し、第4の工程
で遮光クリップが係止された遮光封筒をパレットにセッ
トするようにしたものである。
【0009】
【実施例】図5は、本発明を実施した写真フイルムパッ
ケージの製造ラインで製造される写真フイルムパッケー
ジを示したものである。写真フイルムパッケージ2は写
真フイルムユニット3と、これを光密に収納する遮光封
筒4とから構成されている。写真フイルムユニット3は
シート状の支持体に感光乳剤を塗布した写真フイルムシ
ート5と、その端部にそれぞれ接着された第1キャリア
シート6、第2キャリアシート7、及び第1キャリアシ
ート6の一端に圧着された遮光クリップ8からなってい
る。
【0010】遮光クリップ8は、写真フイルムユニット
3が遮光封筒4に挿入された状態で遮光封筒4の開口1
0を外側から挟んで、遮光封筒4内を光密に保持する。
また、第2キャリアシート7は、写真フイルムユニット
3が遮光封筒4に容易に挿入できるように、先端が台形
に成形されている。第2キャリアシート7には楕円形状
をした開口11と、3個の円形の開口12とが形成され
ている。
【0011】開口11は遮光封筒4の表裏を直に接触さ
せ、カメラのフイルムホルダから写真フイルムパッケー
ジ2を引き出す際に写真フイルムユニット3のずれを防
止するものである。開口12は第2キリャアシート7を
折り曲げ易くして、例えば写真フイルムパッケージ2が
カメラから引き出されたときに行われる遮光封筒4の折
り曲げを容易にするものである。この遮光封筒4の折り
曲げにより、遮光封筒4内での写真フイルムユニット3
の移動が阻止されるようになる。なお、写真フイルムパ
ッケージ2をカメラに挿入するときに指で保持しやすい
ように、遮光封筒4の開口10の反対側端部には、補強
用の厚紙13が貼着されている。
【0012】本発明の写真フイルムパッケージの製造装
置20の概略を示す図1において、多数のローラ対を搬
送方向に配したコンベア21には、複数のパレット22
が載置されており、各パレット22はコンベア21上を
循環して搬送される。コンベア21の周囲には、パレッ
ト22に遮光クリップ8を取りつけた第1キャリアシー
ト6及び第2キャリアシート7をセットするシート供給
工程23,第1,第2キャリアシート6,7に写真フイ
ルムシート5を接合するシート連結工程24,遮光封筒
4に写真フイルムユニット3を挿入する写真フイルムユ
ニット封入工程25,コンベア21から写真フイルムパ
ッケージ2を取り出す集荷する集荷工程26が配置され
ている。
【0013】シート供給工程23と集荷工程26の作業
は明室30で、シート連結工程24と写真フイルムユニ
ット封入工程25の作業は暗室31で行われる。明室3
0と暗室31とは壁32で仕切られている。この壁32
には一対の遮光トンネル33,34が設けられており、
これら遮光トンネル33,34を介して、パレット22
は明室30から暗室31に、また暗室31から明室30
に搬送される。
【0014】図2はシート連結工程で用いられる写真フ
イルムのストッカーを示すものである。このストッカー
36は側板38に昇降自在に設けられた載置台39上
に、前記写真フイルムシート5を収納している。写真フ
イルムシート5は乳剤面側を下向きに積層されており、
その周囲は側板38及びコの字型に立設された7本のロ
ッド40とで、写真フイルムシート5が崩れないように
規制されている。前記載置台39は図示しないモータに
より昇降され、最上層の写真フイルムシート5を所定の
取出し位置に移動する。
【0015】取出し位置には、写真フイルムシート5の
両側にエアーを吹きつける一対のエアー吹付け部41,
42が設けられている。エアー吹付け部41には上下一
対のチューブ41a,41bが、またエアー吹付け部4
2には上下一対のチューブ42a,42bがそれぞれ取
り付けられている。これら各チューブには図3に示すよ
うな周期で、断続されるエアーが供給される。これによ
り、エアー吹付け部41ではチューブ41aとチューブ
41bとから交互に、またエアー吹付け部42ではチュ
ーブ42aとチューブ42bとから交互にエアーが吹き
出され、最上の1枚の写真フイルムシート5を他の積層
された写真フイルムシート5から浮き上がらせることが
できる。このため、ストッカー36から供給される写真
フイルムシート5は、重なった状態でパレット22に載
置されることがなくなる。なお、各チューブに送られる
エアーは、200回/毎分〜500回/毎分程度断続さ
せるようにすると、効率の良いさばきを行うことができ
る。
【0016】図4は写真フイルムユニット挿入工程で用
いられる挿入機50を示すものである。この挿入機50
は、図示しないモータにより、90度の範囲で時計,反
時計方向に回動される駆動軸51と、この駆動軸51に
設けられた4本のアーム52〜55及び、駆動軸51に
対して放射状に設けられた3個の載置台56〜58とか
らなる。
【0017】アーム52には、駆動軸51方向に沿って
昇降自在な保持板59a,59b,59cが設けられて
いる。またアーム52の先端方向には、先端に隣接して
保持板60が配置されており、この保持板60はアーム
52の長手方向に沿って自在にスライドされ、かつ駆動
軸51に沿って自在に昇降される。保持板59a,59
bにはそれぞれ2本のエアーチューブ61が、保持板5
9cには金属製の遮光クリップ8を吸着する一対のマグ
ネット61aが、また保持板60には遮光封筒4の下面
に吸着して、遮光封筒4の位置決めを行う一対のエアー
チューブ61が設けられている。この一対のエアーチュ
ーブ61の上方には、図6に示すように昇降自在な一対
のエアーチューブ61が配置されている。各エアーチュ
ーブ61の先端には、写真フイルムユニット3や遮光封
筒4を吸着する吸引ノズル62が取り付けられている。
【0018】その他のアーム53〜55の各先端には、
図4に示すように保持板63a〜63cがそれぞれ設け
られており、これら保持板63a〜63cは図示しない
駆動機構により、駆動軸51方向に沿って昇降される。
各保持板63a〜63cは三角形状をしており、各コー
ナーには上記吸引ノズル62を先端に設けた3本のエア
ーチューブ61が取り付けられている。
【0019】載置台56には、遮光クリップ8に当接し
て、写真フイルムユニット3が載置台56上を左方向に
移動するのを阻止するストッパ65が設けられている。
前記保持板60には、両側から遮光封筒4の開口側端部
を押圧する移動自在な一対の押圧板66が設けられてい
る。一対の押圧板66は図中矢線方向に移動されると、
開口10を図6に示すように広げる。載置台57には遮
光クリップ8に当接して、写真フイルムユニット3が載
置台57上を駆動軸51側に移動するのを阻止するスト
ッパ67と、遮光封筒4を押圧するスライド自在な押圧
板68とが設けられている。この押圧板68は図7に示
すように、遮光封筒4の先端に当接し、これをストッパ
67側にスライドさせて、遮光封筒4の開口側端部を遮
光クリップ8に嵌着する。
【0020】載置台58には図4に示すように、写真フ
イルムパッケージ2を載置台58上に位置決めする4個
の位置決め片69が設けられている。各位置決め片69
の内側壁面はテーパ面69aが形成されており、これら
のテーパ面69aは写真フイルムパッケージ2の側面が
ずり落ちるときに、その位置を矯正する。なお、符号7
0は遮光封筒4のストッカーである。
【0021】以下、写真フイルムパッケージの製造方法
及び写真フイルムユニット封入方法について図8〜図1
1を参照しながら説明する。コンベア21で搬送された
パレット22が図1に示すシート供給工程23に送られ
ると、遮光クリップ8付きの第1キャリアシート6と、
第2キャリアシート7が、ピン,支持片を介してパレッ
ト22にセットされる。この後、パレット22はコンベ
ア21に搬送されて、遮光トンネル33に進入し、明室
30から暗室31に送られる。
【0022】遮光トンネル33を通過したパレット22
は、シート連結工程24に搬送されると、図示しないス
トッパにより、所定の位置に停止される。停止したパレ
ット22には、フイルムストッカー36から取り出され
た写真フイルムムシート5が供給される。この写真フイ
ルムシート5が第1,第2キャリアシートに接合される
と、パレット22上に写真フイルムユニット3が作製さ
れる。作製後、前記ストッパが退避して、コンベア21
によるパレット22の搬送が再開されると、パレット2
2は写真フイルムユニット封入工程25に送られる。
【0023】パレット22が図8に示すように、アーム
52の下側に対峙すると、ストッパ(図示省略)がコン
ベア21上に突出されて、パレット22の搬送が停止さ
れる。この停止後、図示しない移動機構により保持板5
9a,59b,59cが下降されると、吸引ノズル62
とマグネット61aによる吸引,吸着が行われて、写真
フイルムユニット3は保持板59a,59b,59cに
保持される。そして、保持板59a,59b,59cが
上昇されると、駆動軸51が時計方向に90度回転さ
れ、アーム52は図9に示すように載置台56上に移動
される。
【0024】この状態で、保持板59a,59b,59
cが下降し、保持板59bの吸着のみ解除される。これ
により、写真フイルムユニット3は遮光クリップ8がス
トッパ65に当接した状態で、載置台56にセットされ
る。このとき、写真フイルムユニット3は遮光クリップ
8が載置台56に固定され、写真フイルムシート5及び
第2キャリアシート7は、保持板59aに吸引され宙吊
り状態となる。一方保持板60は遮光封筒4を吸着し、
遮光封筒4の下面は、図6に示すように一対の吸引ノズ
ル62で吸着され、更には遮光封筒4の両側は、一対の
押圧板66に押圧される。これにより、遮光封筒4の開
口10は図示のように広げられる。
【0025】開口10が広げられると、図示しない移動
機構により、保持板60が駆動軸51側にスライドされ
る。このスライドにより、遮光封筒4は写真フイルムユ
ニット3を飲み込むように収納する。なお、保持板59
aの吸着解除は、第2キリャアシート7が開口10から
遮光封筒4内に収納されたときに行われる。以後も遮光
封筒4が駆動軸51側にスライドされるが、写真フイル
ムユニット3はストッパ65で載置台56に係止されて
いるので、遮光封筒4内に収納されるようになる。そし
て、このときには写真フイルムユニット3は、第2キャ
リアシート7に先導されるので、折れ曲がったりするこ
とはなく、スムーズに収納される。
【0026】図10に示すように、写真フイルムシート
5が遮光封筒4にほぼ隠れる位置まで写真フイルムユニ
ット3が収納されると、保持板60が駆動軸51から遠
ざかるようにスライドされる。このとき、写真フイルム
ユニット3を収納した遮光封筒4をその位置に残され
る。この後、駆動軸51が反時計方向に90度回転し、
アーム53を図8に示すように載置台56上に移動す
る。そして、保持板63aが下降し、写真フイルムユニ
ット3を収納した遮光封筒4を吸着する。吸着後、保持
板63aは上昇され、次いで駆動軸51が時計方向に9
0度回転し、アーム53を図9に示すように載置台57
上に移動する。
【0027】この後、保持板63aが下降し、吸着解除
が行われると、写真フイルムユニット3を収納した遮光
封筒4は、ストッパ67に遮光クリップ8が当接した状
態で載置台57上にセットされる。セット後、押圧板6
8が矢線方向にスライドされて、図7に示すように、遮
光封筒4の先端を押圧する。この押圧より、遮光封筒4
の開口10側端部が遮光クリップ8に嵌着されて、写真
フイルムパッケージ2が完成される。以後、写真フイル
ムシート5は遮光封筒4内に光密に収納される。
【0028】遮光封筒4が遮光クリップ8に嵌着される
間に、保持板63aが上昇され、次いで駆動軸51が反
時計方向に90度回転される。これにより、アーム54
が、図8に示すように載置台57上に移動される。そし
て、保持板63bが下降されて、吸引ノズル62による
吸引が行われると、遮光クリップ8を嵌着した遮光封筒
4は保持板63bに吸着される。吸着後、保持板63b
が上昇されると、駆動軸51が90度時計方向に回転さ
れ、写真フイルムパッケージ2を保持したアーム54が
図9に示すように載置台58上に移動される。
【0029】保持板63bが吸着した写真フイルムパッ
ケージ2が、位置決め片69の上部まで下降されると、
吸着解除が行われ、写真フイルムパッケージ2は4個の
位置決め片69の内側に落下する。この落下時に、写真
フイルムパッケージ2の各コーナーは位置決め片69の
テーパ面69aで落下方向を規制されるので、写真フイ
ルムパッケージ2は載置台58の所定の位置にセットさ
れる。
【0030】写真フイルムパッケージ2がテーパ面69
aをスライドする間に、保持板63bが上昇され、駆動
軸51が反時計方向に90度回転される。これにより、
アーム55は図8に示すように載置台58上に移動され
る。この後、保持板63cが下降され、吸引ノズル62
による吸引が行われると、写真フイルムパッケージ2は
保持板63cに吸着される。吸着後、保持板63cが上
昇され、駆動軸51が時計方向に90度回転されると、
アーム55は図9に示すようにパレット22上に移動さ
れる。
【0031】保持板63cが下降され、吸着解除が行わ
れると、写真フイルムパッケージ2がパレット22の所
定の位置にセットされる。このセットが完了すると、ス
トッパが退避され、パレット22はコンベア21により
図中左方向に搬送される。この搬送により、パレット2
2は図1に示す遮光トンネル34に進入し、暗室31か
ら明室30に送られる。遮光トンネル34を通過したパ
レット22が集荷工程26まで搬送されると、パレット
22上にセットされた写真フイルムパッケージ2は、図
示しないアームにより吸着されて、パレット22から取
り外され、積層された状態で集荷される。
【0032】上述した写真フイルムパッケージの製造方
法では、シート供給工程23と集荷工程26を明室30
で、シート連結工程24と写真フイルムユニット封入工
程26を暗室31でそれぞれ行い、かつ全工程を一貫し
て連続的にすることができるので、その生産効率を高め
ることができる。また、シート供給工程23は明室30
に設置されているので、ここでトラブルが発生した場合
には、ここが明室であるから復旧作業を能率良く処理す
ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明で
は、第1の工程で第1,第2のキャリアシートをコンベ
アで搬送されるパレットに載置し、第2の工程で第1,
第2のキャリアシートに写真フイルムを貼着して、第3
の工程で遮光封筒に写真フイルムユニットを収納させ、
遮光クリップを遮光封筒に係止して、写真フイルムを遮
光封筒内に光密に封止し、第4の工程でパレットから取
り出した写真フイルムパッケージを集荷するようにした
ので、組立から集荷までの全工程を一貫して連続的に処
理されるので、その生産効率を高めることができる。
【0034】請求項2記載の発明では、第1,第4の工
程を明室に、第2,第3の工程を暗室にそれぞれ配置
し、明室と暗室との仕切りに形成された一対の遮光トン
ネルを介して、パレットを各工程に繰り返し搬送するよ
うにしたから、トラブル処理の復旧に時間がかかる暗室
での作業を少なくするとともに、暗室と明室で行われる
各作業を一貫した流れの行うことができるので、その生
産効率をより高めることができる。
【0035】また、請求項3記載の発明では、第1の工
程でコンベア搬送された写真フイルムユニットを吸着し
て、パレットから取り外し、第2の工程で写真フイルム
ユニットを開口が開かれた遮光封筒に挿入して、第3の
工程で遮光クリップを遮光封筒の開口端に係止して、写
真フイルムユニットを遮光封筒内に光密に封入し、第4
の工程で遮光クリップが係止された遮光封筒をパレット
にセットするようにしたから、手作業を行うことなく、
写真フイルムユニットを遮光封筒に封入することがで
き、その生産効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真フイルムパッケージの製造装置の概略を示
図である。
【図2】写真フイルムシートのストッカーの斜視図であ
る。
【図3】エアー吹付け部の各チューブにエアーが供給さ
れる周期を示す図である。
【図4】写真フイルムユニット封入装置の概略図であ
る。
【図5】写真フイルムパッケージから写真フイルムユニ
ットの一部を引き出した状態を示す斜視図である。
【図6】遮光封筒の開口を広げる様子を示す図である。
【図7】遮光クリップに遮光封筒を嵌着する様子を示す
図である。
【図8】写真フイルムユニットをパレットから取り外す
説明図である。
【図9】写真フイルムユニットを遮光封筒に対峙させる
説明図である。
【図10】写真フイルムユニットを遮光封筒に収納する
説明図である。
【符号の説明】
2 写真フイルムパッケージ 3 写真フイルムユニット 4 遮光封筒 5 写真フイルムシート 6 第1キャリアシート 7 第2キャリアシート 8 遮光クリップ 10 開口 21 コンベア 22 パレット 23 シート供給工程 24 シート連結工程 25 写真フイルムユニット封入工程 26 集荷工程 30 明室 31 暗室 33,34 遮光トンネル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フイルムの両端に第1,第2キャリ
    アシートを設けた写真フイルムユニットと、この写真フ
    イルムユニットを出し入れ自在に収納する遮光封筒とか
    らなり、第2キャリアシートに固着された遮光クリップ
    を介して、遮光封筒内に写真フイルムを光密に封入した
    写真フイルムパッケージを製造する写真フイルムパッケ
    ージの製造方法において、 前記第1,第2のキャリアシートをコンベアで搬送され
    るパレットに載置する第1の工程と、第1,第2のキャ
    リアシートに写真フイルムを貼着する第2の工程と、遮
    光封筒に写真フイルムユニットを収納させ、遮光クリッ
    プを遮光封筒に係止して、写真フイルムを遮光封筒内に
    光密に封止する第3の工程と、写真フイルムパッケージ
    をパレットから取り出し、集荷する第4の工程とからな
    ることを特徴とする写真フイルムパッケージの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第1,第4の工程を明室に、第2,
    第3の工程を暗室にそれぞれ設け、前記パレットを明室
    と暗室との間仕切りに形成された一対の遮光トンネルを
    介して、明室から暗室に、暗室から明室に繰り返し搬送
    するようにして、明室及び暗室の各工程を連続させたこ
    とを特徴とする請求項1記載の写真フイルムパッケージ
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 遮光封筒の一端に形成された開口から、
    写真フイルムの両端に第1,第2キャリアシートを設け
    た写真フイルムユニットを挿入して、第2キャリアシー
    トに固着された遮光クリップを遮光封筒の開口端に係止
    して、写真フイルムユニットを遮光封筒内に光密に封入
    する写真フイルムユニットの封入方法において、 コンベア搬送されるパレットに載置された写真フイルム
    ユニットを吸着して、パレットから写真フイルムユニッ
    トを取り外す第1の工程と、この写真フイルムユニット
    を開口が開かれた遮光封筒に挿入する第2の工程と、遮
    光クリップを遮光封筒に係止する第3の工程と、遮光ク
    リップが係止された遮光封筒をパレットにセットする第
    4の工程とからなることを特徴とする写真フイルムユニ
    ットの封入方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100584198B1 (ko) * 2004-08-10 2006-05-29 서성운 우편물 자동 포장 장치
JP2019094113A (ja) * 2017-11-25 2019-06-20 花王株式会社 開袋装置

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