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JPH078825A - 回転式ミル中央排出口のエアシール - Google Patents

回転式ミル中央排出口のエアシール

Info

Publication number
JPH078825A
JPH078825A JP15733193A JP15733193A JPH078825A JP H078825 A JPH078825 A JP H078825A JP 15733193 A JP15733193 A JP 15733193A JP 15733193 A JP15733193 A JP 15733193A JP H078825 A JPH078825 A JP H078825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
mill
annular
seal
bimetal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP15733193A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Konosu
一巳 鴻巣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP15733193A priority Critical patent/JPH078825A/ja
Publication of JPH078825A publication Critical patent/JPH078825A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Crushing And Grinding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】シール部全般にわたって均一な押圧力を付与す
ることが可能で、構成が簡単かつ保守業務の容易な回転
式ミル中央排出口のエアシールを提供する。 【構成】ミル1本体の中央排出口の近くに、ミルの外周
に設けた円環状フランジ11に円環状摺動板9を介して
円環加工パイプ15を設ける。中央排出口の周上を被覆
する固定カバー7の側面に、金属板16とバイメタル1
7を積層してなる円環状シール材8aの外周部を固設す
る。円環状シール材8aは常時パイプ15を押圧するよ
うに作用させておく。ミル1が回転し、パイプ15と金
属板16との接触面の温度が異常上昇すると、バイメタ
ル17はA方向に曲がって隙間を生じ、矢印の漏風によ
り金属板が冷却されるとバイメタルは復旧してシールを
保持する。18は潤滑剤の供給口である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転式ミルの粉砕物が
排出される、中央排出口のエアシールに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】セメント工場で使用されている原料ミル
の一例として、原料の乾燥と粉砕を同時に実施できるク
ローズドサーキット乾燥粉砕式ダブルローテータミルが
あり、この一部を図3に示す。図3(a)は中央部の正
面図であり、図3(b)は図3(a)のA−A矢視断面
図である。
【0003】図示していないが、原料である石灰石、粘
土、珪石、鉄原料が一定の割合いで配合され、ミル1の
乾燥室に供給される。乾燥された原料は最初の粉砕1室
2において粗粉砕された後、中央の排出口4から原料排
出側5を介して排出され、バスケットエレベータによっ
てセパレータに送られる(図示していない)。セパレー
タでは粗粉と精粉に分級され、精粉はサイロに輸送さ
れ、粗粉は主として粉砕2室3に供給される(一部は粉
砕1室2に送られる)。粉砕された原料は再び中央の排
出口4から原料排出側5を介して排出され、再びバスケ
ットエレベータを介してセパレータに供給されるよう原
料の流れは閉回路を構成している。
【0004】従来技術の中央排出口4のエアシールは、
図3(b)および、図3(b)の〇部のB−B矢視拡大
断面図である図2に示すように、ミル1本体の中央排出
口4近傍の両側(片側のみを図示してある)にミル外周
を囲繞して固設される円環状フランジ11に設けられた
円環状摺動板9が設けられている。これらはミル1本体
の回転とともに回転する部分である。
【0005】固定側は、ミル1の周上を囲繞して中央排
出口4を被覆するように設けられた断面コ字形の固定カ
バー7と、固定カバー7の両側面(片側のみを図示して
ある)の内周縁に一端部を固設された複数個の押え金具
10と、薄鋼板からなる円環状シール板8から構成され
ている。また、押え金具10は、押え板13、シール板
押え部14、フェルト12等から構成されている。
【0006】円環状シール板8の外周部は固定カバー7
の内周縁の固設されており、内周部は複数個の押え金具
10に係止され、押え金具10の先端部のフェルト12
を介して円環状摺動板9を押圧しカバー7とミル1本体
間をエアシールするように構成されている。そして、こ
の押圧力にはシール板8の曲げ反力や、押え板13の曲
げ反力をねじの締付け位置の調整によってなされてい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のエアシールでは、次のような諸問題がある。 (1)円環状の薄い鋼板からなるシール板はその外周部
はカバー7と固設されているが、その内周部は数カ所に
設けられた押え金具10のフェルト12によってのみ円
環状摺動板9に押圧される構成であるために、押え金具
10のない場所ではシール効果は保障されないという問
題があった。すなわち、シール板の曲げ反力をミルの内
全周にわたって均一化することは不可能に近く、またシ
ール効果を向上させようとしてシール板を厚くすれば、
さらに均一化は困難となり、薄くすれば亀裂が発生し易
くなる。
【0008】(2)押え金具10の数が少なければミル
の内全周にわたって均一にフェルト12を摺動板9押圧
することはできず、数を多くすれば調整が複雑となり操
作保守が煩雑となる。 (3)フェルトの摩耗状況が分かりにくく、取替に手間
がかかる。 (4)フェルトが摩耗するとフランジとフェルト押圧部
が金属接触して、互いに摩耗し、特にフランジ面の損耗
が著しい。
【0009】本発明は上述のような問題点を解決し、シ
ール部全般にわたって均一な押圧力を付与することによ
って高精度なエアシールを行うことが可能となり、さら
に、簡単な構成でかつ保守業務の容易な回転式ミル中央
排出口のエアシールを提供することを課題とするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題を解
決するもので、ミル中央部の原料排出口近傍両側のミル
本体外周面上にミル外周を囲繞して固設される円環状フ
ランジに取付けられた円環状摺動板と、該原料排出口の
外周面を被覆する断面コ字形の固定カバーと、該固定カ
バーの両側面の内周縁に円環状シール板の外周部を固設
すると共に該固定カバーの内周縁上に該シール板の内周
部を該円環状摺動板に押圧する複数のシール板押え金具
を備えた回転式ミル中央排出口のエアシールに適用さ
れ、次の技術手段を採った。すなわち、該円環状摺動板
に円環状に加工した金属棒を固設し、該シール板は、円
環状金属板と、該金属板を該パイプに押圧すると共に押
圧部の温度上昇により該金属板を該摺動板から離間させ
るバイメタルとの積層体から構成すると共に、該押え金
具に該金属板の摩耗を防止する潤滑剤の供給口を設けた
ことを特徴とする回転式ミル中央排出口のエアシールで
ある。
【0011】
【作用】本発明は上述のように構成したので、バイメタ
ルは金属板を常時、回転する円環状に加工した金属棒に
押圧しており、ミル回転軸に対する円環状に加工した金
属棒の回転面に、多少の傾斜を生じることがあってもこ
れを吸収することが可能となり、シール部全体にわたっ
てシール性が向上する。
【0012】押圧部の温度が摩擦熱により異常に上昇し
たときは、バイメタルの作用により金属板をパイプから
離間させる。ミル内は負圧となっているのでその隙間に
漏風が生じ押圧部の温度を低下させる。温度が低下すれ
ば、バイメタルは平常の状態に復帰してパイプを押圧し
シールを保持する。さらに、押え金具に潤滑剤の供給口
を設け、パイプと金属板との接触部を潤滑するので金属
板の長寿命化を図ることができる。
【0013】金属棒としては、丸鋼、六角形等の多角形
の鋼棒およびパイプ等が適当であるが、特に加工上なら
びに費用に面でパイプが最も好適である。また、金属板
としては、熱伝導性および耐摩耗性に優れた金属、例え
ばステンレス板等が好適である。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図1に示す。本実施例で
は、円環状に加工した金属棒として円環加工パイプ15
を用いた。回転部としては、ミル1本体の中央排出口近
傍にミル外周を囲繞して固設された円環状フランジ11
に設けられる円環状摺動板9に、円環加工パイプ15を
取付ける。一方固定部は、固定カバー7の内周縁上に、
円環状シール材8aの内周部を取付ける。本願では、円
環状シール材8aは円環状金属板16と金属板16を円
環加工パイプ15に均一に押圧するバイメタル17とを
積層して構成したものである。
【0015】このように構成したので、通常は金属板1
6は円環加工パイプ15を全周にわたって押圧すること
が可能となり、カバー7とミル1本体間を良好にエアシ
ールすることができる。また、摩擦熱によって押圧部の
温度が異常に上昇すると、バイメタル17は図示のA方
向に曲がり金属板16と円環加工パイプ15間には隙間
が形成され、ミル内が負圧であるために矢印方向に漏風
が生じる。漏風によって押圧部が冷却されるとバイメタ
ル17は復帰して金属板16を円環加工パイプ15に押
圧してシールを保持する。
【0016】なお本願では、金属板16の摩耗を軽減さ
せるために潤滑剤供給口18を設けた。19は潤滑剤供
給口18の保持金具である。本発明と従来例の効果を比
較するために、ミル入口、出口間での酸素濃度を測定し
たところ、リーク率は大幅に減少し、シール効果の向上
が認められた。
【0017】
【発明の効果】本発明は次のような優れた効果を奏す
る。 (a)シール面を全周にわたり均一にシールすることが
可能となり、シール効果を向上させることができる。 (b)構造が簡単なために点検が容易となり、さらに廃
材の使用が可能となるので保守経費の節減にもなる。
【0018】(c)円環加工パイプの回転面の変動をシ
ール部が吸収するので、シール接触部分の組立精度は従
来より低くてもよい。 (d)バイメタルを用いてシール接触面の異常温度上昇
を防止すると共に、シール接触面に潤滑剤を供給してい
るので、金属板の長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面の説明図である。
【図2】従来技術の断面の説明図であリ、図3(b)の
〇部のB−B矢視拡大断面図を示す。
【図3】エアシールの取付け構造の説明図であり、図3
(a)はミル中央部の正面図、図3(b)は図3(a)
のA−A矢視断面図である。
【符号の説明】
1 ミル 2 粉砕1室 3 粉砕2室 4 排出口 5 原料排出側 6 ガス排出側 7 カバー 8、8a シール板 9 摺動板 10 押え金具 11 フランジ 12 フェルト 13 押え板 14 シール押え部 15 円環加工パイプ 16 金属板 17 バイメタル 18 潤滑剤供給口 19 金具 →A 曲げ方向 → 漏風

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミル中央部の原料排出口近傍両側のミル
    本体外周面上にミル外周を囲繞して固設される円環状フ
    ランジに取付けられた円環状摺動板と、該原料排出口の
    外周面を被覆する断面コ字形の固定カバーと、該固定カ
    バーの両側面の内周縁に円環状シール板の外周部を固設
    すると共に該固定カバーの内周縁上に該シール板の内周
    部を該円環状摺動板に押圧する複数のシール板押え金具
    を備えた回転式ミル中央排出口のエアシールにおいて、 該円環状摺動板に円環状に加工した金属棒を固設し、該
    シール板は、円環状金属板と、該金属板を該パイプに押
    圧すると共に押圧部の温度上昇により該金属板を該摺動
    板から離間させるバイメタルとの積層体から構成すると
    共に、該押え金具に該金属板の摩耗を防止する潤滑剤の
    供給口を設けたことを特徴とする回転式ミル中央排出口
    のエアシール。
JP15733193A 1993-06-28 1993-06-28 回転式ミル中央排出口のエアシール Withdrawn JPH078825A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15733193A JPH078825A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 回転式ミル中央排出口のエアシール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15733193A JPH078825A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 回転式ミル中央排出口のエアシール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH078825A true JPH078825A (ja) 1995-01-13

Family

ID=15647362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15733193A Withdrawn JPH078825A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 回転式ミル中央排出口のエアシール

Country Status (1)

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JP (1) JPH078825A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100429037C (zh) * 2005-09-30 2008-10-29 中信重工机械股份有限公司 大直径磨机组合端盖的制造工艺

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100429037C (zh) * 2005-09-30 2008-10-29 中信重工机械股份有限公司 大直径磨机组合端盖的制造工艺

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000905