JPH0777439B2 - 固体撮像装置 - Google Patents
固体撮像装置Info
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- JPH0777439B2 JPH0777439B2 JP1244304A JP24430489A JPH0777439B2 JP H0777439 B2 JPH0777439 B2 JP H0777439B2 JP 1244304 A JP1244304 A JP 1244304A JP 24430489 A JP24430489 A JP 24430489A JP H0777439 B2 JPH0777439 B2 JP H0777439B2
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- JP
- Japan
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- exposure
- circuit
- signal
- solid
- imaging device
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、自動露光制御機能を備えた固体撮像装置に関
する。
する。
(ロ)従来の技術 従来、CCD固体撮像素子を用いた撮像装置に於いては、C
CDの駆動原理を活用して電子的に露光制御を行うことが
提案されている。例えば、特開昭63−24764号公報に於
いては、CCDの垂直走査期間毎の光電変換期間の途中で
それまで撮像部に蓄積した光電荷を転送排出し、残余の
光電変換期間に光電変換して得た光電荷を蓄積すること
で蓄積期間の伸縮制御を行っている。即ち、光電荷の排
出タイミングをCCDの露光量に対応して変更すること
で、光電荷の蓄積期間が被写体の照度に対応して伸縮制
御される。
CDの駆動原理を活用して電子的に露光制御を行うことが
提案されている。例えば、特開昭63−24764号公報に於
いては、CCDの垂直走査期間毎の光電変換期間の途中で
それまで撮像部に蓄積した光電荷を転送排出し、残余の
光電変換期間に光電変換して得た光電荷を蓄積すること
で蓄積期間の伸縮制御を行っている。即ち、光電荷の排
出タイミングをCCDの露光量に対応して変更すること
で、光電荷の蓄積期間が被写体の照度に対応して伸縮制
御される。
このような露光制御手段では、CCDの正確な露光量の検
知が望まれ、種々の露光量検知方法(測光方法)が考え
られている。例えば、本願出願人に依る特願昭63−3566
3号では、CCDから得られる映像信号を1画面単位で積分
し、その積分値を上限値及び下限値の2値と夫々比較し
て露光量が適正範囲内にあるか否かを判定している。
知が望まれ、種々の露光量検知方法(測光方法)が考え
られている。例えば、本願出願人に依る特願昭63−3566
3号では、CCDから得られる映像信号を1画面単位で積分
し、その積分値を上限値及び下限値の2値と夫々比較し
て露光量が適正範囲内にあるか否かを判定している。
第6図は、自動露光制御機能を備えた固体撮像装置のブ
ロック図であり、第7図はその動作タイミング図であ
る。
ロック図であり、第7図はその動作タイミング図であ
る。
CCD(1)は受光した映像を一定期間単位で光電変換
し、画面単位で連続する映像信号X(t)を出力するもの
で、後述するクロック発生回路(7)に依ってパルス駆
動される。CCD(1)から得られる映像信号X(t)は、信
号処理回路(2)でサンプルホールド、ガンマ補正等の
処理が施されてビデオ信号Y(t)として外部機器に出力さ
れる。また、映像信号X(t)は積分回路(3)で1画面単
位で積分され、積分I(t)が比較回路(4)に入力され
る。積分値I(t)は、第8図に示す如く時間tの経過に従
って増大し、水平走査期間の1周期(1V)毎のタイミン
グt1で比較回路(4)に取り込まれると共に積分回路
(3)がリセットされて基準レベルとなる。比較回路
(4)では、適正露光範囲の上限値VH及び下限値VL(VL
<VH)とタイミングt1での積分値I(t1)とが比較され、
その判定データEDがデコーダ(5)に入力される。積分
値I(t1)が第8図の破線Aの如くVHより高い場合、デコ
ーダ(5)は露光抑圧信号CLOSEをタイミング制御回路
(6)に供給し、逆に破線Bの如くVLより低い場合、デ
コーダ(5)は露光促進信号OPENをタイミング制御回路
(6)に供給する。そして、積分値I(t1)がVLからVHの
間にあると、デコーダ(5)は何れの信号も発生せず、
タイミング制御回路(6)の各タイミングは変化しな
い。タイミング制御回路(6)は、CCD(1)の光電荷
の読出タイミングを決定する読出タイミング信号FTと光
電荷の排出タイミングを決定する排出タイミング信号BT
とを発生するもので、読出タイミング信号FTは、垂直走
査信号VDのブランキング期間毎にタイミングパルス
(イ)を有していると共に、排出タイミング信号BTは、
垂直走査期間の所定のタイミングにタイミングパルス
(ロ)を有している。このタイミングパルス(ロ)は、
デコーダ(5)からの露光抑圧信号CLOSEで発生タイミ
ングが水平走査信号HDの1周期(1H)毎に遅らせられ、
露光促進信号OPENで1H毎に早められ、CCD(1)の光電
荷の排出タイミングが可変設定される。即ち、クロック
発生回路(7)の発生する読出クロックφF及び排出ク
ロックφBは、読出タイミング信号FTのタイミングパル
ス(イ)及び排出タイミング信号BTのタイミングパルス
(ロ)に対応してクロックパルス(ハ),(ニ)を有し
ており、排出クロックφBのクロックパルス(ニ)から
読出クロックφFのクロックパルス(ハ)までの期間L
で光電荷が蓄積される。従って、CCD(1)の露光量が
少なくなって積分値I(t1)がVLより小さくなると、排出
クロックφBのクロックパルス(ニ)の発生するタイミ
ングが早くなり、光電荷の蓄積期間Lが長くなる。逆に
CCD(1)の露光量が多くなって積分値I(t2)がVHより大
きくなると、クロックパルス(ニ)の発生タイミングが
遅くなり蓄積期間Lが短くなる。
し、画面単位で連続する映像信号X(t)を出力するもの
で、後述するクロック発生回路(7)に依ってパルス駆
動される。CCD(1)から得られる映像信号X(t)は、信
号処理回路(2)でサンプルホールド、ガンマ補正等の
処理が施されてビデオ信号Y(t)として外部機器に出力さ
れる。また、映像信号X(t)は積分回路(3)で1画面単
位で積分され、積分I(t)が比較回路(4)に入力され
る。積分値I(t)は、第8図に示す如く時間tの経過に従
って増大し、水平走査期間の1周期(1V)毎のタイミン
グt1で比較回路(4)に取り込まれると共に積分回路
(3)がリセットされて基準レベルとなる。比較回路
(4)では、適正露光範囲の上限値VH及び下限値VL(VL
<VH)とタイミングt1での積分値I(t1)とが比較され、
その判定データEDがデコーダ(5)に入力される。積分
値I(t1)が第8図の破線Aの如くVHより高い場合、デコ
ーダ(5)は露光抑圧信号CLOSEをタイミング制御回路
(6)に供給し、逆に破線Bの如くVLより低い場合、デ
コーダ(5)は露光促進信号OPENをタイミング制御回路
(6)に供給する。そして、積分値I(t1)がVLからVHの
間にあると、デコーダ(5)は何れの信号も発生せず、
タイミング制御回路(6)の各タイミングは変化しな
い。タイミング制御回路(6)は、CCD(1)の光電荷
の読出タイミングを決定する読出タイミング信号FTと光
電荷の排出タイミングを決定する排出タイミング信号BT
とを発生するもので、読出タイミング信号FTは、垂直走
査信号VDのブランキング期間毎にタイミングパルス
(イ)を有していると共に、排出タイミング信号BTは、
垂直走査期間の所定のタイミングにタイミングパルス
(ロ)を有している。このタイミングパルス(ロ)は、
デコーダ(5)からの露光抑圧信号CLOSEで発生タイミ
ングが水平走査信号HDの1周期(1H)毎に遅らせられ、
露光促進信号OPENで1H毎に早められ、CCD(1)の光電
荷の排出タイミングが可変設定される。即ち、クロック
発生回路(7)の発生する読出クロックφF及び排出ク
ロックφBは、読出タイミング信号FTのタイミングパル
ス(イ)及び排出タイミング信号BTのタイミングパルス
(ロ)に対応してクロックパルス(ハ),(ニ)を有し
ており、排出クロックφBのクロックパルス(ニ)から
読出クロックφFのクロックパルス(ハ)までの期間L
で光電荷が蓄積される。従って、CCD(1)の露光量が
少なくなって積分値I(t1)がVLより小さくなると、排出
クロックφBのクロックパルス(ニ)の発生するタイミ
ングが早くなり、光電荷の蓄積期間Lが長くなる。逆に
CCD(1)の露光量が多くなって積分値I(t2)がVHより大
きくなると、クロックパルス(ニ)の発生タイミングが
遅くなり蓄積期間Lが短くなる。
(ハ)発明が解決しようとする課題 上述の如き固体撮像装置に於いては、被写体の照度に応
じてCCDの光電荷の蓄積期間が伸縮制御され、CCDの露光
状態が適正に保たれるが、光源を背にした被写体を撮像
するような場合露光量が適正範囲にあるにも拘わらず被
写体自体は暗くするような場合がある。これは、被写体
の照度が背景の照度に比して極端に低い場合、背景部分
を示す高レベルの映像信号が抑圧されることになるた
め、被写体部分を示す映像信号が適正レベルにあったと
しても抑圧されることになるからである。
じてCCDの光電荷の蓄積期間が伸縮制御され、CCDの露光
状態が適正に保たれるが、光源を背にした被写体を撮像
するような場合露光量が適正範囲にあるにも拘わらず被
写体自体は暗くするような場合がある。これは、被写体
の照度が背景の照度に比して極端に低い場合、背景部分
を示す高レベルの映像信号が抑圧されることになるた
め、被写体部分を示す映像信号が適正レベルにあったと
しても抑圧されることになるからである。
このような映像信号の不必要な抑圧を防止するため、一
般のビデオカメラ等に於いては、画面の中央部分の映像
信号を選択的に取り出し、画面中央部の露光量を測定す
るように構成されている。即ち、通常のビデオカメラで
は、操作者が被写体を画面の中央部に写すように操作す
るために被写体は画面中央部に位置する場合が極めて多
く、その中央部分の露光量を検知すれば良いことにな
る。
般のビデオカメラ等に於いては、画面の中央部分の映像
信号を選択的に取り出し、画面中央部の露光量を測定す
るように構成されている。即ち、通常のビデオカメラで
は、操作者が被写体を画面の中央部に写すように操作す
るために被写体は画面中央部に位置する場合が極めて多
く、その中央部分の露光量を検知すれば良いことにな
る。
ところが、監視カメラやドアホン等の様に位置の固定さ
れたカメラでは被写体が必ずしも画面の中央部分に位置
するとは限らず、中央部分の映像信号から露光量を検知
することで被写体の露光量を検知できるとは限らなかっ
た。
れたカメラでは被写体が必ずしも画面の中央部分に位置
するとは限らず、中央部分の映像信号から露光量を検知
することで被写体の露光量を検知できるとは限らなかっ
た。
そこで本発明は、被写体の位置に拘わらず的確な露光量
を検知すると共に、被写体を示す映像信号を常に適正レ
ベルに保つように露光制御を行うことを目的とする。
を検知すると共に、被写体を示す映像信号を常に適正レ
ベルに保つように露光制御を行うことを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は上述の課題を解決するためのもので、受光した
画像を所定期間毎に光電変換して画面単位で連続す映像
信号を得る固体撮像素子、受光画面を複数の領域に分割
して各領域に対応する上記映像信号を夫々積分する積分
回路、この積分回路の1画面毎の積分値を適正露光範囲
の上限値及び下限値と比較して上記各分割領域の露光量
を過剰、適正、不足の3値で夫々評価する比較回路、こ
の比較回路の評価値を受けて適正露光領域の数を得ると
共に各評価値の総和を得る演算回路、上記適正露光領域
の数及び上記評価値の総和に応じて露光抑圧信号又は露
光促進信号を発生する露光制御回路、上記固体撮像素子
の所定期間毎の実効光電変換期間を上記露光抑圧信号で
短縮すると共に上記露光促進信号で伸長する駆動回路
と、を備えたことを特徴とする。
画像を所定期間毎に光電変換して画面単位で連続す映像
信号を得る固体撮像素子、受光画面を複数の領域に分割
して各領域に対応する上記映像信号を夫々積分する積分
回路、この積分回路の1画面毎の積分値を適正露光範囲
の上限値及び下限値と比較して上記各分割領域の露光量
を過剰、適正、不足の3値で夫々評価する比較回路、こ
の比較回路の評価値を受けて適正露光領域の数を得ると
共に各評価値の総和を得る演算回路、上記適正露光領域
の数及び上記評価値の総和に応じて露光抑圧信号又は露
光促進信号を発生する露光制御回路、上記固体撮像素子
の所定期間毎の実効光電変換期間を上記露光抑圧信号で
短縮すると共に上記露光促進信号で伸長する駆動回路
と、を備えたことを特徴とする。
(ホ)作用 本発明に依れば、分割された複数の領域の夫々の状態か
ら露光量の判定が行われるため、被写体が画面上のどこ
に位置したとしても、被写体の状況に応じて的確な判定
が行われる。
ら露光量の判定が行われるため、被写体が画面上のどこ
に位置したとしても、被写体の状況に応じて的確な判定
が行われる。
(ヘ)実施例 本発明の一実施例を図面に従って説明する。
第1図は本発明固体撮像装置のブロック図であり、4つ
の領域からの映像信号から露光状態の判定を行う場合を
示している。この図に於いて、CCD(1)、信号処理回
路(2)、タイミング制御回路(6)及びクロック発生
回路(7)は第6図と同一であり、説明は省略する。
の領域からの映像信号から露光状態の判定を行う場合を
示している。この図に於いて、CCD(1)、信号処理回
路(2)、タイミング制御回路(6)及びクロック発生
回路(7)は第6図と同一であり、説明は省略する。
CCD(1)から得られる映像信号X(t)は、分割信号DS1〜
DS2の各タイミングで所定の期間積分回路(31)〜(3
4)に取り込まれ、その積分値I1(t)〜I4(t)が比較回路
(41)〜(44)に夫々与えられる。これら積分回路は、
第2図に示す如く、アナログスイッチ(301)、抵抗(3
02)、コンデンサ(303)及びリセットトランジスタ(3
04)からなるもので、分割信号DSに依ってアナログスイ
ッチ(301)がオンしている期間のみに映像信号X(t)を
取り込んでコンデンサ(303)に蓄積し、このコンデン
サ(303)の電位がトランジスタ(305)及び抵抗(30
6)からなるソースフォロワ回路を介して比較回路に出
力される。そして、垂直走査信号VDに同期したリセット
信号RSに依って垂直走査期間毎にコンデンサ(303)が
リセットされて接地電位に引下げられる。
DS2の各タイミングで所定の期間積分回路(31)〜(3
4)に取り込まれ、その積分値I1(t)〜I4(t)が比較回路
(41)〜(44)に夫々与えられる。これら積分回路は、
第2図に示す如く、アナログスイッチ(301)、抵抗(3
02)、コンデンサ(303)及びリセットトランジスタ(3
04)からなるもので、分割信号DSに依ってアナログスイ
ッチ(301)がオンしている期間のみに映像信号X(t)を
取り込んでコンデンサ(303)に蓄積し、このコンデン
サ(303)の電位がトランジスタ(305)及び抵抗(30
6)からなるソースフォロワ回路を介して比較回路に出
力される。そして、垂直走査信号VDに同期したリセット
信号RSに依って垂直走査期間毎にコンデンサ(303)が
リセットされて接地電位に引下げられる。
比較回路(41)〜(44)は、積分回路(31)〜(34)か
らの積分値I1(t)〜I4(t)を適正露光範囲の上限値VH及び
下限値VLと比較し、その比較結果を演算回路(8)に与
える。これら比較回路は、積分値I1(t)〜I4(t)をVH及び
VLと夫々比較する2つの差動アンプ(401)(402)とそ
の比較出力をリセット信号RSの各タイミングで出力する
フリップフロップ(403)(404)からなり、2ビットの
信号L1〜L4を出力して積分値I1(t)〜I4(t)の判定結果
を、露光不足「0,0」、適正露光「0,1」、過剰露光「1,
1」の3値何れかで表わす。これら2ビットの信号L1〜L
4は、演算回路(8)に入力され、「0,0」に対しては
「0」、「0,1」に対しては「1」、「1,1」に対しては
「2」が評価値として与えられる。演算回路(8)は、
4つの評価値を加算して総合評価データEDを得ると共
に、適正露光を示す評価値「1」の数を適正数データQD
として出力する。従って、評価データEDの適正数データ
QDとに依ってCCD(1)の露光状態が表わされることに
なる。
らの積分値I1(t)〜I4(t)を適正露光範囲の上限値VH及び
下限値VLと比較し、その比較結果を演算回路(8)に与
える。これら比較回路は、積分値I1(t)〜I4(t)をVH及び
VLと夫々比較する2つの差動アンプ(401)(402)とそ
の比較出力をリセット信号RSの各タイミングで出力する
フリップフロップ(403)(404)からなり、2ビットの
信号L1〜L4を出力して積分値I1(t)〜I4(t)の判定結果
を、露光不足「0,0」、適正露光「0,1」、過剰露光「1,
1」の3値何れかで表わす。これら2ビットの信号L1〜L
4は、演算回路(8)に入力され、「0,0」に対しては
「0」、「0,1」に対しては「1」、「1,1」に対しては
「2」が評価値として与えられる。演算回路(8)は、
4つの評価値を加算して総合評価データEDを得ると共
に、適正露光を示す評価値「1」の数を適正数データQD
として出力する。従って、評価データEDの適正数データ
QDとに依ってCCD(1)の露光状態が表わされることに
なる。
即ち、信号L1〜L4に対する4つの評価値の組合せは全部
で34(81)通り考えられるが、各信号L1〜L4を入れ替え
たものが同等とすれば、例えば「0120」と「2100」とが
同等とすれば第3図に示す15通りとなる。この図は、評
価値の総和(評価データED)が1だけ変化する場合に於
いての「0000」から「2222」までの流れを示しており、
評価データEDと適正数データQDとで全てが表わされる。
例えばEDが5のときQDが1であれば「0122」を示し、同
じくEDが5でもQDが3であれば「1112」を示すことにな
る。
で34(81)通り考えられるが、各信号L1〜L4を入れ替え
たものが同等とすれば、例えば「0120」と「2100」とが
同等とすれば第3図に示す15通りとなる。この図は、評
価値の総和(評価データED)が1だけ変化する場合に於
いての「0000」から「2222」までの流れを示しており、
評価データEDと適正数データQDとで全てが表わされる。
例えばEDが5のときQDが1であれば「0122」を示し、同
じくEDが5でもQDが3であれば「1112」を示すことにな
る。
このような4つの評価値の組合せは、デコーダ(50)に
記憶され、評価データEDと適正数データQDとで何れか1
つが指定される。そこで、第3図に破線で示す如く、露
光量を促進するデータ(OPEN)、固定するデータ(HOL
D)、抑圧するデータ(CLOSE)としてデコーダ(50)に
与えておくことに依り、指定された評価値の組合せがOP
ENにあれば露光促進信号OPEN、CLOSEにあればデコーダ
(50)が露光抑圧信号CLOSEを出力し、HOLDにあれば何
れの信号も出力しない。このようなOPEN、HOLD、CLOSE
の区分けは、基本的には評価データEDの小さい場合にOP
EN、大きい場合にはCLOSEで、適正数データQDが大きけ
ればHOLDとし、細部は必要に応じて設定すれば良い。
記憶され、評価データEDと適正数データQDとで何れか1
つが指定される。そこで、第3図に破線で示す如く、露
光量を促進するデータ(OPEN)、固定するデータ(HOL
D)、抑圧するデータ(CLOSE)としてデコーダ(50)に
与えておくことに依り、指定された評価値の組合せがOP
ENにあれば露光促進信号OPEN、CLOSEにあればデコーダ
(50)が露光抑圧信号CLOSEを出力し、HOLDにあれば何
れの信号も出力しない。このようなOPEN、HOLD、CLOSE
の区分けは、基本的には評価データEDの小さい場合にOP
EN、大きい場合にはCLOSEで、適正数データQDが大きけ
ればHOLDとし、細部は必要に応じて設定すれば良い。
そして、デコーダ(50)の出力する露光促進信号OPEN或
いは露光抑圧信号CLOSEは、タイミング制御回路(6)
に与えられ、第6図と同様にCCD(1)の光電荷の蓄積
期間が伸縮制御されることになる。
いは露光抑圧信号CLOSEは、タイミング制御回路(6)
に与えられ、第6図と同様にCCD(1)の光電荷の蓄積
期間が伸縮制御されることになる。
上述のような手段に依れば、評価データEDのみで露光量
を判定していた従来の手段とは異なり、例えばEDが3で
あってもQDが3であれば適正露光と判定されるが、QDが
1であれば露光不足と判定されるような場合が生ずる。
を判定していた従来の手段とは異なり、例えばEDが3で
あってもQDが3であれば適正露光と判定されるが、QDが
1であれば露光不足と判定されるような場合が生ずる。
第4図は、ドアホンに本発明固体撮像装置を採用した場
合の画面の分割方法の一例を示すもので、第5図は第4
図のように画面を分割したときの各分割信号DS1〜DS4の
タイミング図である。
合の画面の分割方法の一例を示すもので、第5図は第4
図のように画面を分割したときの各分割信号DS1〜DS4の
タイミング図である。
画面は、垂直方向に3分割され、そのうちの中央部が水
平方向に4つに均等分割されて合計6つの領域〜に
分割される。このうち領域及びと対応する映像信号
を積分して積分値I1(t)を得ると共に同じく領域及び
、領域及び、領域及びの映像信号から夫々積
分値I2(t),I3(t),I4(t)を得る。以上のように領域を
除く領域〜及びから積分値I1(t)〜I4(t)を得て第
1図に示すように自動露光制御を行う。ドアホンの場
合、画面の上部には、常に空が写ることになるために明
暗の差が大きい空の写る領域は露光量の判定に用いら
れない。
平方向に4つに均等分割されて合計6つの領域〜に
分割される。このうち領域及びと対応する映像信号
を積分して積分値I1(t)を得ると共に同じく領域及び
、領域及び、領域及びの映像信号から夫々積
分値I2(t),I3(t),I4(t)を得る。以上のように領域を
除く領域〜及びから積分値I1(t)〜I4(t)を得て第
1図に示すように自動露光制御を行う。ドアホンの場
合、画面の上部には、常に空が写ることになるために明
暗の差が大きい空の写る領域は露光量の判定に用いら
れない。
このような画面の分割は、実際には各積分回路(31)〜
(34)への映像信号X(t)の取り込みのタイミングの設定
で行われるものであり、第5図の如き4種類の分割信号
DS1〜DS4に依って分割される。即ち、領域を走査する
期間Iでは、分割信号DS1〜DS4が水平走査期間中「0」
となり、各積分回路(31)〜(34)には映像信号X(t)が
取り込まれず、続く〜を走査する期間IIでは、水平
走査期間の1/4毎に分割信号DS1〜DS4が順次「1」とな
り、映像信号X(t)が水平走査期間の1/4毎に各積分回路
(31)〜(34)に取り込まれる。そして、領域を走査
する期間IIIでは、分割信号DS1〜DS4が水平走査期間中
に「1」となり、映像信号X(t)が水平走査期間毎に各積
分回路(31)〜(34)に取り込まれる。従って、各積分
回路(31)〜(34)には、領域〜に対応する映像信
号X(t)が夫々蓄積され、さらに領域に対応する映像信
号X(t)が各積分回路(31)〜(34)に蓄積される。
(34)への映像信号X(t)の取り込みのタイミングの設定
で行われるものであり、第5図の如き4種類の分割信号
DS1〜DS4に依って分割される。即ち、領域を走査する
期間Iでは、分割信号DS1〜DS4が水平走査期間中「0」
となり、各積分回路(31)〜(34)には映像信号X(t)が
取り込まれず、続く〜を走査する期間IIでは、水平
走査期間の1/4毎に分割信号DS1〜DS4が順次「1」とな
り、映像信号X(t)が水平走査期間の1/4毎に各積分回路
(31)〜(34)に取り込まれる。そして、領域を走査
する期間IIIでは、分割信号DS1〜DS4が水平走査期間中
に「1」となり、映像信号X(t)が水平走査期間毎に各積
分回路(31)〜(34)に取り込まれる。従って、各積分
回路(31)〜(34)には、領域〜に対応する映像信
号X(t)が夫々蓄積され、さらに領域に対応する映像信
号X(t)が各積分回路(31)〜(34)に蓄積される。
以上のように、4つの積分値を得るために4つの積分回
路(31)〜(34)を設けることの他に、積分回路を1つ
とし、この積分回路を4つのフィールドに亘って4種類
の領域の映像信号を順次取り込むようにタイミング(分
割信号)を設定し、演算回路(8)をパラレルな入力か
らシリアルな入力に変更すれば、第1図と同様の動作が
可能となる。この場合、露光量の判定に4フィールドを
要するため応答速度は遅くなるが、回路規模を大幅に縮
小することができるため、安価で小型の固体撮像装置へ
の採用に極めて有効となる。
路(31)〜(34)を設けることの他に、積分回路を1つ
とし、この積分回路を4つのフィールドに亘って4種類
の領域の映像信号を順次取り込むようにタイミング(分
割信号)を設定し、演算回路(8)をパラレルな入力か
らシリアルな入力に変更すれば、第1図と同様の動作が
可能となる。この場合、露光量の判定に4フィールドを
要するため応答速度は遅くなるが、回路規模を大幅に縮
小することができるため、安価で小型の固体撮像装置へ
の採用に極めて有効となる。
尚、以上の実施例に於いては、4種類の領域から4つの
積分値を得て露光量の判定を行う場合を例示したが、3
種類の領域或いは5種類以上の領域から夫々積分値を得
て露光量の判定をすることも同様を行うことができる。
積分値を得て露光量の判定を行う場合を例示したが、3
種類の領域或いは5種類以上の領域から夫々積分値を得
て露光量の判定をすることも同様を行うことができる。
(ト)発明の効果 本発明に依れば、被写体が必ならずしも画面中央部に位
置しない監視カメラやドアホン等に於いても、的確な露
光量の判定が行われ、常に被写体に応じた自動露光制御
を実現でき、再生画面の画質の向上が望める。
置しない監視カメラやドアホン等に於いても、的確な露
光量の判定が行われ、常に被写体に応じた自動露光制御
を実現でき、再生画面の画質の向上が望める。
第1図乃至第5図は本発明に係り、第1図はブロック
図、第2図は積分回路と比較回路との回路図、第3図は
評価値の組合せを示す図、第4図は画面分割の一例を示
す図、第5図は第4図の分割を行うタイミング図であ
る。第6図は従来の固体撮像装置のブロック図、第7図
はその動作タイミング図、第8図は積分値の経時変化を
示す図である。 (1)……CCD、(2)……信号処理回路、(3)(3
1)〜(34)……積分回路、(4)(41)〜(44)……
比較回路、(5)(50)……デコーダ、(6)……タイ
ミング制御回路、(7)……クロック発生回路、(8)
……演算回路。
図、第2図は積分回路と比較回路との回路図、第3図は
評価値の組合せを示す図、第4図は画面分割の一例を示
す図、第5図は第4図の分割を行うタイミング図であ
る。第6図は従来の固体撮像装置のブロック図、第7図
はその動作タイミング図、第8図は積分値の経時変化を
示す図である。 (1)……CCD、(2)……信号処理回路、(3)(3
1)〜(34)……積分回路、(4)(41)〜(44)……
比較回路、(5)(50)……デコーダ、(6)……タイ
ミング制御回路、(7)……クロック発生回路、(8)
……演算回路。
Claims (3)
- 【請求項1】受光した画像を所定期間毎に光電変換して
画面単位で連続する映像信号を得る固体撮像素子、 受光画面を複数の領域に分割して各領域に対応する上記
映像信号を夫々積分する積分回路、 この積分回路の1画面毎の積分値を適正露光範囲の上限
値及び下限値と比較して上記各分割領域の露光量を過
剰、適正、不足の3値で夫々評価する比較回路、 この比較回路の評価値を受けて適正露光領域の数を得る
と共に各評価値の総和を得る演算回路、 上記適正露光領域の数及び上記評価値の総和に応じて露
光抑圧信号又は露光促進信号を発生する露光制御回路、 上記固体撮像素子の所定期間毎の実効光電変換期間を上
記露光抑圧信号で短縮すると共に上記露光促進信号で伸
長する駆動回路、 を備えたことを特徴とする固体撮像装置。 - 【請求項2】適数個の上記積分回路に1垂直走査期間内
の映像信号を異なるタイミングで順次取り込み、分割さ
れた複数の領域に対応する映像信号を各積分回路に夫々
蓄積して複数の積分値を同一の垂直走査期間に得ること
を特徴とする請求項第1項記載の固体撮像装置。 - 【請求項3】各垂直走査期間毎に夫々異なるタイミング
で映像信号を一つの上記積分回路に取り込み、分割され
た複数の領域に対応する映像信号を複数の垂直走査期間
に亘って上記積分回路に順次蓄積して複数の積分値を垂
直走査期間毎に連続して得ることを特徴とする請求項第
1項記載の固体撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1244304A JPH0777439B2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 固体撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1244304A JPH0777439B2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 固体撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03106275A JPH03106275A (ja) | 1991-05-02 |
JPH0777439B2 true JPH0777439B2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=17116748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1244304A Expired - Fee Related JPH0777439B2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 固体撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0777439B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3058337B2 (ja) * | 1990-04-09 | 2000-07-04 | ソニー株式会社 | ビデオカメラ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2589124B2 (ja) * | 1988-02-18 | 1997-03-12 | 三洋電機株式会社 | 固体撮像装置 |
-
1989
- 1989-09-20 JP JP1244304A patent/JPH0777439B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03106275A (ja) | 1991-05-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |