[go: up one dir, main page]

JPH077248U - 切替用試験器 - Google Patents

切替用試験器

Info

Publication number
JPH077248U
JPH077248U JP3504193U JP3504193U JPH077248U JP H077248 U JPH077248 U JP H077248U JP 3504193 U JP3504193 U JP 3504193U JP 3504193 U JP3504193 U JP 3504193U JP H077248 U JPH077248 U JP H077248U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
switching
disconnection
core wire
lines
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3504193U
Other languages
English (en)
Inventor
正美 中川
淳 藤野
元 倉茂
克行 棚橋
英俊 高野
俊幸 石川
正 本間
晴夫 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP3504193U priority Critical patent/JPH077248U/ja
Publication of JPH077248U publication Critical patent/JPH077248U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、ケーブル切替工事の際の試験弾器に
おける話中確認、回線切断及び復旧作業の効率化を図
り、他回線への接触や誤切断が防止される切替用試験器
を提供することを目的とする。 【構成】本考案は、交換機側の回線L1,L2とケーブ
ル側の回線L1,L2が接続される回線入力部1と、回
線入力部1を介して交換機側の回線とケーブル側の回線
に直列に接続し、交換機側の回線を切断する複数の回線
切断部2と、回線切断部2による切断の完了したか否か
判定する切断完了判定部12と、交換機側回線の切断完
了を知らせるためのメロディ発生回路13と、切替えた
後に所定のループ回路を形成して流れる対照電流を検出
して該当する心線に接続されたことを確認するための心
線対照部19とで構成される切替用試験器である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電話ケーブル切替工事の際に、局内試験弾器で行う話中確認及び回 線切断作業を自動化する切替用試験器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電話ケーブルの部分的な張り替え工事では、新旧ケーブルの切替接続 作業の他の交換機を設置している局内でも各種作業が同時に行われる。
【0003】 切替工事は、現在使用される現用ケーブルを一旦切断するため、切替前に話中 でないことを確認する作業と、交換機に影響が出ないよう交換機側回線を切り離 す作業とを行う。さらに切替後に導通を試験して切替誤りがないことを確認して いる。
【0004】 図10(a),(b)は交換機とケーブル設備の分界点に設置している試験弾 器の外観を示す正面図と側面図である。また図5は、図10(a)のI−Iにお ける試験弾器の断面図である。
【0005】 この試験弾器は端子部A,Bと窓部から構成され、両端子部はケーブル側及び 交換機側の回線を接続するように試験弾器の上下に配置されている。また窓部は 、図11に示すように構成され、両端子部の中間に位置し、各端子に対応した切 分用接点を内蔵している。
【0006】 図12に示す絶縁体の切断プラグを窓部に挿入することにより、ケーブル側と 交換機側を切り離すことができる。
【0007】 前記試験弾器は、窓部の配列が異なる数種類が使用されており、前記図10( a)は、その一例の258型試験弾器であって、縦4回線を25列配して100 回線収容となっている。図13(a)乃至(e)は、256型試験弾器(縦3回 線を25列配して75回線収容)のプラグブロックの線番配列及び試験弾器との 対応イメージを示している。また図13(f),(g)は、200型試験弾器( 縦10回線を10列配して100回線収容)であり、これらが標準的に使用され ている。
【0008】 そして、話中でないことを切替前に確認するため、図示しない装置を試験弾器 の端子に接続し、ハイインピーダンスでモニタしながら話中か非話中かを確認し ている。
【0009】 非話中の場合には、その端子に対応する窓部に断線プラグを挿入し、交換機側 を一時的に切り離す。通常10回線まで切り離しが完了した時点で切替接続作業 者に切替実施の指示を出し、切替作業終了の報告を受けた後、図示しない他の装 置を用いて試験弾器の端子から切替接続点まで導通することを確認する線番確認 作業を行う。
【0010】 この線番確認作業は、局内の作業者と切替接続作業者が対照する回線の一方の 心線L1(L2)を双方でアースに接続し、ループ回路になることを確認した後 、他方心線L2(L1)を再度、双方でアースに接続し、ループ回路になること を確認して対照を行っている。この確認を10回線について実施し、対照結果が 良好であれば、先程の断線プラグを試験弾器から引き抜き、交換機側回線と接続 して10回線の切替接続作業を終了する。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前述した試験弾器による切替接続作業においては、1回線づつの確認 のため、作業が繁雑となり、確認した際に話中の場合には、その終了を確認する まで何度も接続とチェックを繰り返す必要がある。また、断線プラグの着脱が煩 さであり、プラグの適正な管理も必要となる。
【0012】 さらに、端子部に試験器のクリップ等を当てるため、隣接端子へ接触する恐れ があり、また、断線プラグを挿入する場合に、線番の取り違えによる誤挿入の恐 れがあり、作業者の熟練度に依存することとなり、十分な信頼性が得られない。 そこで本考案は、ケーブル切替工事の際の試験弾器における話中確認、回線切 断及び復旧作業の効率化を図り、他回線への接触や誤切断が防止される切替用試 験器を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、電話回線の交換機側回線と加入者側回線 の分界点に設けた試験弾器に接続する装置において、前記試験弾器を介して前記 電話回線を複数取り込む回線入力部と、前記電話回線が通話中でない場合に前記 交換機側回線と前記加入者側回線を切り離し、同時に前記加入者側回線を所定の 時間短絡する回線切断部と、前記加入者側回線の線間電圧を監視する切断完了判 定部と、前記電話回線に対照信号を送出する心線対照部とで構成される切替用試 験器を提供する。
【0014】
【作用】
以上のような構成の切替用試験器は、電話回線の交換機側回線と加入者側回線 の分界点に設けた試験弾器に接続され、回線入力部により、試験弾器を介して複 数の電話回線を取り込み、回線切断部により自動的に通話か判定し、電話回線が 通話中でない場合に前記交換機側回線と前記加入者側回線を切り離し、同時に加 入者側回線が所定の時間短絡される。そして切断完了判定部により加入者側回線 の線間電圧を監視し、心線対照部が電話回線に対照信号を送出すことにより、切 替心線を順次選択し、対照確認が行なわれる。
【0015】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。
【0016】 図1には、本考案による実施例としての切替用試験器の構成を示し説明する。 この切替用試験器は、大別して、交換機側の回線L1,L2とケーブル側の回 線L1,L2が接続される回線入力部1と、回線入力部1を介して交換機側の回 線とケーブル側の回線に直列に接続し、交換機側の回線を切断する複数の回線切 断部2と、回線切断部2による切断の完了したか否か判定する切断完了判定部1 2と、交換機側回線の切断完了を知らせるためのメロディー発生回路13と、切 替えた後に所定のループ回路を形成して流れる対照電流を検出して該当する心線 に接続されたことを確認するための心線対照部19とで構成される。
【0017】 前記回線入力部1においては、258型、256型、200型の試験弾器に対 応した図6,図7に示すAブロック,Bブロック及び、図13に示すC,D,E ,F,Gブロックのようなプラグブロックが使用されている。但し、1回線を入 力するFプラグブロックは、切替え時に話中等の理由により、未切替えの回線を 後から入力するのにも使用する。
【0018】 そして図9には、本実施例に用いられるプラグの構成を示す。
【0019】 このプラグの先端には、交換機側回線に接触する端子41とケーブル側回線に 接触する端子42が設けられており、プラグ先端を弾器窓部に挿入することによ り交換機側回線とケーブル側回線に直列に接続できる。
【0020】 この端子41,42は、絶縁体部の両側に導通片を設けたものであり、両端の 導通片は電気的に絶縁されている。
【0021】 挿入されたプラグにより、弾器内部の接点を介して、各回線についてケーブル 側心線2本(OUT側L1,L2)及び局内側心線2本(IN側L1,L2)の 計4心線を装置側に引き込む。
【0022】 次に回線切断部2について説明する。
【0023】 前記回線入力部1を介して交換機側の回線とケーブル側の回線に直列に接続し ている。回線と直列にスイッチ(フォトモスリレー)3a,3bが接続され、交 換機側の回線を切断するようになっている。
【0024】 また、前記スイッチ3a,3bよりケーブル側寄りに並列にスイッチ(フォト モスリレー)4が接続され、ケーブル側の回線を短絡するようになっている。各 スイッチ3a,3b,4は、高入力抵抗増幅回路5の入力側に接続される。
【0025】 そして電圧比較回路6は、前段の高入力抵抗増幅回路5で増幅された回線のL 1−L2間の電圧と基準電圧(非話中時の電圧を設定している:−43V)とを 比較して、Lレベル(0V)又はHレベル(12V)の信号を出力する。
【0026】 前記回線L1−L2間の電圧が、−43Vより低くなると(受話器のONフッ クの状態)、電圧比較回路6の出力は、Hレベル信号となり、ラッチ回路(NO R RS/Latch)7をセットする。
【0027】 このラッチ回路7の出力Qは、インバータ11により反転され、スイッチ3a ,3bを動作させる。前記スイッチ3a,3bが動作すると、交換機からの給電 電圧(−48V)の供給が停止される。
【0028】 この時、電話機等の端末系に静電容量(電話機ベル回路等)があると、充電状 態で交換機側が断となり、ケーブル側回線の弾圧は、抵抗r1 〜r4 を通って放 電される。抵抗r1 〜r4 による放電ルートは、非常に高抵抗(約5MΩ)であ るため、放電完了まで時間がかかることとなる。
【0029】 後述する回線切断完了判定では、回線電圧の変化を検出している。すべての回 線が0V(−15V<νab<+15V)になった時に、切断完了を知らせるチ ャイム音を発生させるため、ケーブル側回線の電圧が、瞬時に0Vとなるようラ ッチ回路7の出力をトリガーとして単安定マルチバイブレータ10を動作させ、 スイッチと4を動作させ、回線L1,L2間を5〜10ms程度ショート状態と している。
【0030】 次に切断完了判定部12について説明する。
【0031】 この切断完了判定部12は、回線切断部2内の高入力抵抗増幅回路5からの出 力電圧を、回線入力部1の全回線について比例する電圧比較回路である。
【0032】 前記回線切断部2で交換機側回線が切り離されると、前記高入力抵抗増幅回路 5の出力電圧は、0V(実際にはノイズを考慮して±15V以内)になるため、 回線入力部の全回線が0Vになれば、通話中の回線がないと判断できる。そこで 、メロディー発生回路13を駆動させ、その出力がアンプ14で増幅され、スピ ーカ15により交換機側回線の切断完了を知らせる。
【0033】 なお空き回線は、交換機側に接続されていないので、回線切断部の出力は、0 Vになっている。さらにデータ回線、専用線は、事前に他のケーブルに退避して いるので空き回線となっており、やはり回線切断部の出力は0Vとなる。
【0034】 前記メロディー発生回路13の出力は、モニタレベル調整部15及びモニタア ンプ17を介して、トランス18の1次側に接続される。このトランスの2次側 にはコンデンサを介して、心線対照部19のスイッチS1,S2の端子に接続さ れる 図2には前記心線対照部の構成を示す。
【0035】 この心線対照部19は、 回線入力部1のケーブル側端子に並列に接続され、スイッチS1,S2で回線1 〜回線10を選択することができる。ここでは、回線1を選択した場合を示して いる。
【0036】 この心線対照部において、各回線1〜10を前記トランス18と心線対照用電 流供給回路21とに切り替えるスイッチS1,S2と、対照心線に対照信号を送 出する心線対照用電流供給回路21と、回線空電圧を検出する高入力抵抗増幅回 路22と、該高入力抵抗増幅回路22が検出した回線の線間電圧と基準電圧(± 15V)とを比較する電圧比較回路23と、該電圧比較回路23の比較結果によ り、線間電圧が断線状態(±15V以下)の場合に、前記心線対照用電流供給回 路21を駆動する給電コントロール回路24と、前記心線対照用電流供給回路2 1は、対照ループ電流検出回路25、ブザー音発生回路26を介して、前記スピ ーカ15に接続されている。
【0037】 また、対照心線は心線選択スイッチL1,L2によってアースされる。
【0038】 従来技術でも説明したように、局外の切替接続作業者が、該当する心線をアー スに接続することにより「アース→心線選択スイッチ→心線対照用電流供給回路 →対照心線→局外の対照心線のアース」のループ回路で対照電流が流れる。この 電流を対照ループ電流検出回路25で検出し、ブザー音発生回路26を駆動し、 スピーカ18から対照完了音が出る。作業者は、この対照完了音によって切替接 続が良好であることがわかる。
【0039】 また、図示しない電源回路が設けられそれぞれの回路にAC100Vを直流1 2Vに変換して供給し、バッテリー電源の残量確認及び警報発出をも行う。
【0040】 図4を参照して、このように構成された切替用試験器を用いた切り替え作業( 動作)について説明する。
【0041】 図3に示すように通常、電話ケーブルの部分的な切替え工事を行う場合、当該 区間の両端での新旧ケーブルの切替接続作業が必要となる。作業者は、切替ケー ブル両端のマンホール内(または電柱上)接続点2ケ所34,35の他、交換機 32の設置されている局内31の試験弾器33にも配置される。切替にあたって は現用ケーブルを一旦切断することから、事前に話中でないことを確認する必要 がある。また、ケーブルの接続替作業により交換機側に影響が出ないよう、回線 の局内側を切り離しておく必要がある。これらの作業は、局内の試験弾器におい て行われる。
【0042】 本実施例の切替用試験器は、試験弾器33における作業の効率化及び、他回線 への接触や誤切断の防止を図るものであり、切り替え作業の工程に順じて説明す る。
【0043】 まず、図4(a)のフローチャートを参照して説明する。切り替え作業を行う のために、切替るケーブルの該当弾器際に本実施例の切替用試験器を設置する。 その後アダプタコードを切替心線ユニットの弾器窓部にセットする(ステップS 1)。
【0044】 第1の工程として「話中確認」について説明する。
【0045】 まず、図示しない切替用試験器のAUTOボタン及びLINEボタンをONに し、話中確認を開始する。
【0046】 引き込んだ10回線について、赤ランプを点灯する(ステップS2)。各回線 の線間電圧をハイインピーダンスで順次自動測定する(ステップS3)。そして 、基準電圧(43V)の比較で回線状態を判断する(ステップS4)。
【0047】 この判断で、回線の電圧が基準電圧以上であった場合(NO)、非話中回線は 、交換機から供給される電圧48Vがそのまま検出される。この場合は非話中回 線と判断する。しかし、基準電圧以下の場合(YES)、話中回線は電圧降下し ており、検出電圧値が43V以下の場合は話中と判断する。また、空き回線や専 用線等は交換機に接続されていないため、電圧は検出されない。この電圧が検出 されない回線は空き回線と判断する。
【0048】 また、話中状態の確認は、ダイヤルにより回線を選択し、スピーカでモニタす ることもできる。
【0049】 第2の工程として「回線切断」について説明する。
【0050】 切替用試験器により話中確認及び回線切断が自動的に行われ、完了チャイム音 が鳴動するのを待つ。必要により、モニタスピーカでチェックする。
【0051】 次に、基準電圧以上の非話中回線については、半導体スイッチにより自動的に 回線を切断する。これにより線間電圧はゼロになり、赤ランプが消灯し、緑ラン プが点灯する(ステップS5)。但し、本来からの空き回線等については回線切 断処理しない。
【0052】 そして、端末機のコンデンサ充電電圧を放電するため、切断と同時に一時的に ケーブル側に短絡回路を挿入する。
【0053】 第3の工程として「完了処理」について説明する。
【0054】 1.すべての回線について線間電圧が0Vになったか判定し(ステップS6) 、すべての回線について線間電圧が0Vになった時に(YES)、「話中回線な し」と判定し、完了のチャイム音を鳴動する(ステップS7)。そして完了確認 後、マンホール側の作業員にケーブル心線切替を指示する(ステップS8)。し かし、話中回線があった場合には(NO)、話中回線を除いて作業員にケーブル 心線切替を指示する(ステップS9)。
【0055】 第4の工程として「心線対照」について説明する。
【0056】 まず、ケーブル切替完了後、接続心線の線番対照を行う(ステップS10)。 次にCHECK LINEダイヤルにより線番を選択し、L1ボタンを押す。こ のボタン操作により指定線番の1心線毎に対アースで直流信号を送出する。
【0057】 次にマンホール作業者は、指定された線番のL1心線にアースに付ける。弾器 側とマンホール側の線番が一致すれば、該当ランプが点灯し確認ブザーが鳴動し 、該当のランプが点灯する。続いて、L2ボタンを押して同様に対照する。切替 心線を順次選択し、対照確認を行う。このブザー音は、回線L1及びL2で異な っている。
【0058】 しかし、話中のため、前述した回線切断が完了していない回線がある場合には 、当該回線に対照信号が混入しないよう選択した回線の電圧測定をする。測定し た電圧が0V(約±10V以下)ならば、心線対照信号を送出可能とする。
【0059】 次に本実施例の切替用試験器の実際の切り替え動作について図4(b)のフロ ーチャートを参照して説明する。
【0060】 図2に示す電圧比較回路23は回線1の線間電圧を基準電圧(±15V)と比 較し(ステップS11)、線間電圧0Vの断線状態(実際には±15V以下)の 場合には(YES)、給電コントロール回路24が心線対照用電流供給回路21 を駆動して、対照心線に対照信号を送出する(ステップS12)。
【0061】 対照心線は心線選択スイッチL1,L2によってアースされる。
【0062】 前述したように局外の切替接続作業者が、該当する心線をアースに接続するこ とにより、アース→心線選択スイッチ→心線対照用電流供給回路→対照心線→局 外の対照心線のアースのループ回路が形成され、対照電流が流れる。
【0063】 この電流を対照ループ電流検出回路25で検出し(ステップS13)、検出し た場合(YES)、ブザー音発生回路26を駆動し、スピーカ18から対照完了 音が出る(ステップS14)。作業者は、この対照完了音によって切替接続が良 好であることがわかる。しかし、対照電流が検出されなかった場合には(NO) 、故障が想定できるため、その探索作業を行う(ステップS15)。
【0064】 そして全回線について対照を行い(ステップS16)、本実施例では10回線 の切替えにより終了する。
【0065】 次に第5の工程として「回線復旧」について説明する。
【0066】 本体のLINEボタンをOFFにすれば、切断は解除される。そして弾器から プラグを抜き、次の切替ユニット部分に挿入する。
【0067】 以上説明したような作業工程によって、電話ケーブルの切替えが行われる。
【0068】 本実施例の切替用試験器を用いた切替えにより、従来の手作業による1回線単 位の話中確認及び回線切断方法に比べて、10回線一括で回線を補足し、自動的 に話中チェックと切断が行なわれるため効率的である。また、弾器端子部での繁 雑な作業がなくなったため、他回線接触等が防止でき、信頼性が向上する。
【0069】 さらに、回線切断は弾器窓部でのプラグ挿入作業がなくなったので、誤挿入な どの心配がなく、誤切断も防止でき、信頼性が向上する。
【0070】 そして本実施例の切替用試験器は、心線対照機能を有しており、切替後の線番 確認が可能である。
【0071】 また本考案は、前述した実施例に限定されるものではなく、他にも考案の要旨 を逸脱しない範囲で種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0072】
【考案の効果】 以上詳述したように本考案によれば、ケーブル切替工事の際の試験弾器におけ る話中確認、回線切断及び復旧作業の効率化を図り、他回線への接触や誤切断が 防止される切替用試験器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による実施例としての切替用試験器の構
成を示す図である。
【図2】図1に示した心線対照部の具体的な構成を示す
図である。
【図3】切り替え作業を行うための概略図である。
【図4】本考案による実施例としての切替用試験器を用
いた切り替え作業(動作)を説明するためのフローチャ
ートである。
【図5】図10(a)のI−Iにおける試験弾器の断面
図である。
【図6】本実施例に用いるAブロックのプラグブロック
の外観を示す図である。
【図7】本実施例に用いるAブロック,Bブロックのプ
ラグブロックの線番配列を示す図である。
【図8】図8に示したAブロック,Bブロックの線番配
列と試験弾器との対応イメージを示す図である。
【図9】本実施例に用いられるプラグの構成を示す図で
ある。
【図10】図10は交換機とケーブル設備の分界点に設
置している試験弾器の外観を示す図である。
【図11】図10に示す試験弾器の窓部の構成を示す図
である。
【図12】切断プラグの構成を示す図である。
【図13】図13(a)乃至(e)は、256型試験弾
器のプラグブロックの線番配列及び試験弾器との対応イ
メージを示す図、同図(f),(g)は、200型試験
弾器のプラグブロックの線番配列及び試験弾器との対応
イメージを示す図である。
【符号の説明】
1…回線入力部、2…回線切断部、3a,3b,4…ス
イッチ(フォトモスリレー)5…高入力抵抗増幅回路、
6…電圧比較回路、7…ラッチ回路、10…単安定マル
チバイブレータ、11…インバータ、12…切断完了判
定部、13…メロティ発生回路、14…アンプ、15…
スピーカ、16…モニタレベル調整部、17…モニタア
ンプ、18…トランス、19…心線対照部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 棚橋 克行 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 高野 英俊 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 石川 俊幸 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 本間 正 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 戸田 晴夫 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線の交換機側回線と加入者側回線
    の分界点に設けた試験弾器に接続する装置において、 前記試験弾器を介して前記電話回線を複数取り込む回線
    入力部と、 前記電話回線が通話中でない場合に前記交換機側回線と
    前記加入者側回線を切り離し、同時に前記加入者側回線
    を所定の時間短絡する回線切断部と、 前記加入者側回線の線間電圧を監視する切断完了判定部
    と、 前記電話回線に対照信号を送出する心線対照部とを具備
    することを特徴とする切替用試験器。
JP3504193U 1993-06-28 1993-06-28 切替用試験器 Pending JPH077248U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3504193U JPH077248U (ja) 1993-06-28 1993-06-28 切替用試験器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3504193U JPH077248U (ja) 1993-06-28 1993-06-28 切替用試験器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH077248U true JPH077248U (ja) 1995-01-31

Family

ID=12430964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3504193U Pending JPH077248U (ja) 1993-06-28 1993-06-28 切替用試験器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH077248U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003104060A1 (ja) 2002-06-05 2003-12-18 アップリカ葛西株式会社 乳母車

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003104060A1 (ja) 2002-06-05 2003-12-18 アップリカ葛西株式会社 乳母車

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE3689457T2 (de) Radiofernsprechsystem.
EP0144496A1 (en) Method and apparatus for testing for wiring fault in a network
JP3059996B2 (ja) 無停電電源装置
US4187414A (en) Circuit arrangement for an interference data alarm system in communication facilities, particularly in telephone equipment
US3375334A (en) Testing apparatus for identifying wire pairs in multiconductor cables
JPH077248U (ja) 切替用試験器
EP0266678A2 (en) Radio telephone apparatus
CA1227266A (en) Arrangement for subscriber line ring testing
US3064090A (en) Line testing circuit
JP2922479B2 (ja) 回線切替・試験装置
CN215494056U (zh) 一种线路检测装置
JP3458459B2 (ja) 回線端末装置
JPS6217724Y2 (ja)
JPS581864B2 (ja) 専用回線出合試験装置
SU1030995A1 (ru) Устройство дл автоматического контрол абонентских линий и абонентских комплектов
US2128442A (en) Prepayment telephone system
CN113690973A (zh) 一种监测充电枪是否插入充电接口的装置及方法及系统
USRE24171E (en) Line-clearing apparatus for a telephone
JPH0564380A (ja) 無停電給電装置
Comella et al. TSPS no. 1: Peripheral circuits
JP3458047B2 (ja) 回線試験装置
US4358639A (en) Permanent signal holding module
JPH065968B2 (ja) ホ−ムバスシステム
CN112887489A (zh) 多功能电话网络测试装置及使用该装置的测试方法
JPH0220164A (ja) 遠隔監視装置