JPH0771335A - 燃料貯溜装置 - Google Patents
燃料貯溜装置Info
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- JPH0771335A JPH0771335A JP21433593A JP21433593A JPH0771335A JP H0771335 A JPH0771335 A JP H0771335A JP 21433593 A JP21433593 A JP 21433593A JP 21433593 A JP21433593 A JP 21433593A JP H0771335 A JPH0771335 A JP H0771335A
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- Japan
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- valve
- fuel
- fuel vapor
- insertion hole
- canister
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M25/00—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
- F02M25/08—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
- F02M25/0836—Arrangement of valves controlling the admission of fuel vapour to an engine, e.g. valve being disposed between fuel tank or absorption canister and intake manifold
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K15/00—Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
- B60K15/03—Fuel tanks
- B60K15/035—Fuel tanks characterised by venting means
- B60K15/03519—Valve arrangements in the vent line
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K15/00—Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
- B60K15/03—Fuel tanks
- B60K15/04—Tank inlets
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M25/00—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
- F02M25/08—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M25/00—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
- F02M25/08—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
- F02M2025/0845—Electromagnetic valves
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/8593—Systems
- Y10T137/86292—System with plural openings, one a gas vent or access opening
- Y10T137/86324—Tank with gas vent and inlet or outlet
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- Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジン稼働時のタンク内圧を低圧に維持・
制御でき、しかも、燃料給油時の過給油を防止できる燃
料貯溜装置を提供すること。 【構成】 燃料タンク1、キャニスタ19、燃料蒸気用
流路20、正圧弁31、電磁弁44、及び、閉塞弁49
を備えてなる。燃料タンク1は、自動車用エンジンEに
供給するための液体燃料Fを貯溜する。キャニスタ19
は、燃料蒸気Vを吸着可能とする。燃料蒸気用流路20
は、燃料タンク1とキャニスタ19とを連結する。正圧
弁31は、燃料蒸気用流路20に配設されて燃料タンク
1内の圧力をばねの付勢力を利用して調整する。電磁弁
44は、燃料蒸気用流路20に配設されてエンジン稼働
時に燃料蒸気Vをキャニスタ19側へ流出させるように
開弁する。閉塞弁49は、燃料蒸気用流路20に配設さ
れて燃料タンク1内への給油時に燃料蒸気用流路20を
閉塞する。
制御でき、しかも、燃料給油時の過給油を防止できる燃
料貯溜装置を提供すること。 【構成】 燃料タンク1、キャニスタ19、燃料蒸気用
流路20、正圧弁31、電磁弁44、及び、閉塞弁49
を備えてなる。燃料タンク1は、自動車用エンジンEに
供給するための液体燃料Fを貯溜する。キャニスタ19
は、燃料蒸気Vを吸着可能とする。燃料蒸気用流路20
は、燃料タンク1とキャニスタ19とを連結する。正圧
弁31は、燃料蒸気用流路20に配設されて燃料タンク
1内の圧力をばねの付勢力を利用して調整する。電磁弁
44は、燃料蒸気用流路20に配設されてエンジン稼働
時に燃料蒸気Vをキャニスタ19側へ流出させるように
開弁する。閉塞弁49は、燃料蒸気用流路20に配設さ
れて燃料タンク1内への給油時に燃料蒸気用流路20を
閉塞する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車に装着され、
燃料タンク内の燃料蒸気をキャニスタ側に流出させる燃
料貯溜装置に関する。
燃料タンク内の燃料蒸気をキャニスタ側に流出させる燃
料貯溜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の燃料貯溜装置では特開平
3−267565号公報等に記載されているものが知ら
れている。当該装置におけるタンク内圧の制御は、ばね
式のチェックバルブで実施される構成である。
3−267565号公報等に記載されているものが知ら
れている。当該装置におけるタンク内圧の制御は、ばね
式のチェックバルブで実施される構成である。
【0003】他方、近年タンク内圧をより低い値にする
ことが要望されるようになってきており、実開平4−1
05959号公報等では、チェックバルブと電磁弁の並
列使用により燃料給油時(フィラーリッド開放時)に電
磁弁が開き、タンク内圧を低圧に維持・制御する機構が
提案されている。
ことが要望されるようになってきており、実開平4−1
05959号公報等では、チェックバルブと電磁弁の並
列使用により燃料給油時(フィラーリッド開放時)に電
磁弁が開き、タンク内圧を低圧に維持・制御する機構が
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者における
ばね式のチェックバルブのみでタンク内圧を制御する構
成では、バルブの開閉圧力は、バルブ前後の圧力差によ
り決まるため、低圧での圧力調整が困難である。即ち、
圧力差は、バルブ前後の配管の通気抵抗、キャニスタの
燃料蒸気吸着量、タンク内の燃料蒸気発生量のバラツ
キ、等により変動するためである。
ばね式のチェックバルブのみでタンク内圧を制御する構
成では、バルブの開閉圧力は、バルブ前後の圧力差によ
り決まるため、低圧での圧力調整が困難である。即ち、
圧力差は、バルブ前後の配管の通気抵抗、キャニスタの
燃料蒸気吸着量、タンク内の燃料蒸気発生量のバラツ
キ、等により変動するためである。
【0005】また、後者では、電磁弁をばね式チェック
バルブと並列に使用し、タンク内圧が設定値以下であっ
ても、燃料蒸気を電磁弁を介してキャニスタに導いてい
る構成であるが、給油時、この電磁弁が開くため、配管
回路がキャニスタを介して大気に導通するため、タンク
内圧が保持されず、過給油の虞がある。
バルブと並列に使用し、タンク内圧が設定値以下であっ
ても、燃料蒸気を電磁弁を介してキャニスタに導いてい
る構成であるが、給油時、この電磁弁が開くため、配管
回路がキャニスタを介して大気に導通するため、タンク
内圧が保持されず、過給油の虞がある。
【0006】この発明は、上記にかんがみて、エンジン
稼働時のタンク内圧を低圧に維持・制御でき、しかも、
燃料給油時の過給油を防止できる燃料貯溜装置を提供す
ることを目的とする。
稼働時のタンク内圧を低圧に維持・制御でき、しかも、
燃料給油時の過給油を防止できる燃料貯溜装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】なお、本明細書で「エンジン稼働時」と
は、「エンジン停止時」に対するもので、エンジン始動
時、車両走行中、アイドリング時を含む概念である。
は、「エンジン停止時」に対するもので、エンジン始動
時、車両走行中、アイドリング時を含む概念である。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の燃料貯溜装置
は、自動車用エンジンに供給するための燃料を貯溜する
燃料タンクと、燃料蒸気を吸着可能なキャニスタと、前
記燃料タンクとキャニスタとに連結される燃料蒸気用流
路と、該燃料蒸気用流路に配設されて前記燃料タンク内
の圧力をばねの付勢力を利用して調整する圧力調整弁
と、前記燃料蒸気用流路に配設されてエンジン稼働時に
前記燃料蒸気を前記キャニスタ側へ流出させるように開
弁する電磁弁と、前記燃料蒸気用流路に配設されて前記
燃料タンク内への給油時に前記燃料蒸気用流路を閉塞す
る閉塞弁と、を備えてなる。
は、自動車用エンジンに供給するための燃料を貯溜する
燃料タンクと、燃料蒸気を吸着可能なキャニスタと、前
記燃料タンクとキャニスタとに連結される燃料蒸気用流
路と、該燃料蒸気用流路に配設されて前記燃料タンク内
の圧力をばねの付勢力を利用して調整する圧力調整弁
と、前記燃料蒸気用流路に配設されてエンジン稼働時に
前記燃料蒸気を前記キャニスタ側へ流出させるように開
弁する電磁弁と、前記燃料蒸気用流路に配設されて前記
燃料タンク内への給油時に前記燃料蒸気用流路を閉塞す
る閉塞弁と、を備えてなる。
【0009】
【発明の作用・効果】この発明の燃料貯溜装置は、燃料
タンク内への給油時、閉塞弁を閉鎖するため、タンクと
閉塞弁(圧力制御弁)との間は、大気開放とはならず、
燃料給油時の圧力が保圧・維持されるため、過給油が防
止される。また、給油時以外は、閉塞弁が開となるた
め、エンジン稼働時には、マイクロコンピュータやエン
ジン始動回路からの制御信号により電磁弁が開とさせる
ことができ、タンク内圧を低圧に維持・制御ができる。
タンク内への給油時、閉塞弁を閉鎖するため、タンクと
閉塞弁(圧力制御弁)との間は、大気開放とはならず、
燃料給油時の圧力が保圧・維持されるため、過給油が防
止される。また、給油時以外は、閉塞弁が開となるた
め、エンジン稼働時には、マイクロコンピュータやエン
ジン始動回路からの制御信号により電磁弁が開とさせる
ことができ、タンク内圧を低圧に維持・制御ができる。
【0010】また、エンジン停止時には、ばね式バルブ
の作動により、従来通りの燃料タンク内の内圧制御がで
きる。
の作動により、従来通りの燃料タンク内の内圧制御がで
きる。
【0011】従って、この発明に係る燃料貯溜装置は、
燃料給油時、走行中、駐停車時のいずれも場合において
も、燃料貯留装置が本来必要とする機能を十分に発揮さ
せることができ、且つ、燃料貯留装置のコンパクト化が
可能となるものである。
燃料給油時、走行中、駐停車時のいずれも場合において
も、燃料貯留装置が本来必要とする機能を十分に発揮さ
せることができ、且つ、燃料貯留装置のコンパクト化が
可能となるものである。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0013】第1実施例の燃料貯溜装置M1は、図1・
2に示すように、従来と同様に、自動車の後部に配置さ
れる燃料タンク1と、自動車の前部のエンジンE付近に
配置されるキャニスタ19と、を備えて構成され、燃料
タンク1の上部には、上部に燃料注入口3を備えたフィ
ラーネック2が配設されるとともに、燃料補給パイプ1
1とリターンパイプ12とが配設されている。4は、燃
料タンク1とフィラーネック2とを接続させるブリーザ
チューブである。
2に示すように、従来と同様に、自動車の後部に配置さ
れる燃料タンク1と、自動車の前部のエンジンE付近に
配置されるキャニスタ19と、を備えて構成され、燃料
タンク1の上部には、上部に燃料注入口3を備えたフィ
ラーネック2が配設されるとともに、燃料補給パイプ1
1とリターンパイプ12とが配設されている。4は、燃
料タンク1とフィラーネック2とを接続させるブリーザ
チューブである。
【0014】燃料注入口3には、挿通孔6a・6bを備
える閉塞部6が固定され、閉塞部6の下方には、挿通孔
6a・6bを通常時に閉塞するトラップドア7が配設さ
れている。6cは、挿通孔6a・6bの下部側の周縁に
配置されたシール部材である。
える閉塞部6が固定され、閉塞部6の下方には、挿通孔
6a・6bを通常時に閉塞するトラップドア7が配設さ
れている。6cは、挿通孔6a・6bの下部側の周縁に
配置されたシール部材である。
【0015】トラップドア7は、図3に示すように、閉
塞部6の下面に配設された軸受6e・6eに保持された
支持軸8に固定されている。この支持軸8には、ねじり
ばね9が外装され、このねじりばね9は、挿通孔6a・
6bを閉塞するように、トラップドア7を付勢してい
る。また、支持軸8の端部には、カム10が固定されて
いる。
塞部6の下面に配設された軸受6e・6eに保持された
支持軸8に固定されている。この支持軸8には、ねじり
ばね9が外装され、このねじりばね9は、挿通孔6a・
6bを閉塞するように、トラップドア7を付勢してい
る。また、支持軸8の端部には、カム10が固定されて
いる。
【0016】また、閉塞部6の挿通孔6aは、燃料タン
ク1内に液体燃料Fを注入させるための燃料注入ガン2
4(図6参照)を挿入する部位となり、燃料注入口3に
おける挿通孔6aの上部にはフューエルキャップ5が装
着されている。6dは、燃料注入ガン24の挿入時に、
燃料注入ガン24と挿通孔6aとの間をシールするシー
ル部材である。
ク1内に液体燃料Fを注入させるための燃料注入ガン2
4(図6参照)を挿入する部位となり、燃料注入口3に
おける挿通孔6aの上部にはフューエルキャップ5が装
着されている。6dは、燃料注入ガン24の挿入時に、
燃料注入ガン24と挿通孔6aとの間をシールするシー
ル部材である。
【0017】一方、挿通孔6bは、液体燃料Fの燃料タ
ンク1内への給油時に多量に発生する燃料蒸気Vをキャ
ニスタ19側へ流出させたり、あるいは、燃料タンク1
内に多量に供給された液体燃料Fを外部に流出させるた
めの流路となるものであり、オーバーフロー装置13に
連通されている。
ンク1内への給油時に多量に発生する燃料蒸気Vをキャ
ニスタ19側へ流出させたり、あるいは、燃料タンク1
内に多量に供給された液体燃料Fを外部に流出させるた
めの流路となるものであり、オーバーフロー装置13に
連通されている。
【0018】このオーバーフロー装置13は、図1・4
に示すように、上・下室13a・13bの2室を備える
とともに、ニップル13c・13d・13eを備え、さ
らに、ニップル13cと連通して内部に伸びる円筒状の
筒部13fを備えている。ニップル13cは、後述する
燃料蒸気用流路20のキャニスタ側流路20bに連結さ
れる管路21に接続され、ニップル13dは、管路22
に接続され、ニップル13eは、挿通孔6bと連通する
管路23に接続されている。管路22は、図示しないフ
ューエルリッドの内側部位に固定されて下向きに開口す
るチューブ18に連結されている。
に示すように、上・下室13a・13bの2室を備える
とともに、ニップル13c・13d・13eを備え、さ
らに、ニップル13cと連通して内部に伸びる円筒状の
筒部13fを備えている。ニップル13cは、後述する
燃料蒸気用流路20のキャニスタ側流路20bに連結さ
れる管路21に接続され、ニップル13dは、管路22
に接続され、ニップル13eは、挿通孔6bと連通する
管路23に接続されている。管路22は、図示しないフ
ューエルリッドの内側部位に固定されて下向きに開口す
るチューブ18に連結されている。
【0019】下室13bには、ニップル13dの下方に
おける下室13b内周面の全周に固定されたガイド14
に案内されて上下動可能なフロート弁15が配設されて
いる。このフロート弁15は、閉弁後の開弁を円滑に行
なえるように、第1フロート15aと、このフロート1
5aの外周面に上下動可能に係止される第2フロート1
5bと、を備えて構成され、小孔15eを備えるクリッ
プ15dによって、弁体15cが、第2フロート15b
に組み付けられている。
おける下室13b内周面の全周に固定されたガイド14
に案内されて上下動可能なフロート弁15が配設されて
いる。このフロート弁15は、閉弁後の開弁を円滑に行
なえるように、第1フロート15aと、このフロート1
5aの外周面に上下動可能に係止される第2フロート1
5bと、を備えて構成され、小孔15eを備えるクリッ
プ15dによって、弁体15cが、第2フロート15b
に組み付けられている。
【0020】上室13aには、コイルばね17により下
方へ付勢される弁プレート16が配設され、この弁プレ
ート16には、ガイド14上面の全周に当接するシール
部材16aと、筒部13gの内周面の全周に当接するシ
ール部材16bと、を備えており、通常時には、チュー
ブ18への流路を閉塞している。
方へ付勢される弁プレート16が配設され、この弁プレ
ート16には、ガイド14上面の全周に当接するシール
部材16aと、筒部13gの内周面の全周に当接するシ
ール部材16bと、を備えており、通常時には、チュー
ブ18への流路を閉塞している。
【0021】このオーバーフロー装置13では、給油時
に、液体燃料Fが挿通孔6b・管路23・ニップル13
eを経て、オーバーフロー装置13内に侵入してきた
際、液体燃料Fにより、フロート弁15が上昇して筒部
13fを閉塞し、弁プレート16がコイルばね17の付
勢力に抗してシール部材16aをガイド14から離隔さ
せることとなる。そして、液体燃料Fは、過給油の場
合、ニップル13d・管路22を経て、チューブ18か
ら滴下させることとなる。また、給油時に、燃料蒸気V
だけが挿通孔6b・管路23・ニップル13eを経て、
オーバーフロー装置13内に侵入してきた際には、筒部
13f・ニップル13cを経て、管路21へ燃料蒸気V
を流出させることとなる。
に、液体燃料Fが挿通孔6b・管路23・ニップル13
eを経て、オーバーフロー装置13内に侵入してきた
際、液体燃料Fにより、フロート弁15が上昇して筒部
13fを閉塞し、弁プレート16がコイルばね17の付
勢力に抗してシール部材16aをガイド14から離隔さ
せることとなる。そして、液体燃料Fは、過給油の場
合、ニップル13d・管路22を経て、チューブ18か
ら滴下させることとなる。また、給油時に、燃料蒸気V
だけが挿通孔6b・管路23・ニップル13eを経て、
オーバーフロー装置13内に侵入してきた際には、筒部
13f・ニップル13cを経て、管路21へ燃料蒸気V
を流出させることとなる。
【0022】そして、キャニスタ19と燃料タンク1の
上部とは、弁室26を介在させ、所定の配管で構成され
た燃料蒸気用流路20で連通されている。この流路20
のタンク側流路20aには、従来と同様に、内部に液体
燃料Fを流路20内に流入させないようにフロート弁を
配設させたフューエルカットオフバルブ25が配置され
ている。
上部とは、弁室26を介在させ、所定の配管で構成され
た燃料蒸気用流路20で連通されている。この流路20
のタンク側流路20aには、従来と同様に、内部に液体
燃料Fを流路20内に流入させないようにフロート弁を
配設させたフューエルカットオフバルブ25が配置され
ている。
【0023】弁室26は、フィラーネック2に配置され
て、図5に示すように、上下に対向する天井壁27・底
壁28と、天井壁27・底壁28を円筒状に連結する側
壁29と、を備えて構成され、天井壁27には、挿通孔
27aが形成されている。底壁28は、上底壁部28a
と、上底壁部28aから下方へ下がった凹部28eの下
底壁部28bと、を備えて構成され、下底壁部28bに
は、燃料蒸気用流路20のタンク側流路20aに接続さ
れるニップル28dが形成され、上底壁部28aには、
燃料蒸気用流路20のキャニスタ側流路20bに接続さ
れるニップル28cが形成されている。
て、図5に示すように、上下に対向する天井壁27・底
壁28と、天井壁27・底壁28を円筒状に連結する側
壁29と、を備えて構成され、天井壁27には、挿通孔
27aが形成されている。底壁28は、上底壁部28a
と、上底壁部28aから下方へ下がった凹部28eの下
底壁部28bと、を備えて構成され、下底壁部28bに
は、燃料蒸気用流路20のタンク側流路20aに接続さ
れるニップル28dが形成され、上底壁部28aには、
燃料蒸気用流路20のキャニスタ側流路20bに接続さ
れるニップル28cが形成されている。
【0024】そして、弁室26内には、下底壁部28b
と天井壁27との間に、アッシー化された正圧弁31・
負圧弁38・電磁弁44・閉塞弁49が配設されてい
る。
と天井壁27との間に、アッシー化された正圧弁31・
負圧弁38・電磁弁44・閉塞弁49が配設されてい
る。
【0025】正圧弁31は、負圧弁38とともに、燃料
タンク1内の圧力を一定範囲内に維持する圧力調整弁で
あり、上底壁部28aの下底壁部28b側へ凹む凹部2
8eの周縁全周に当接して、凹部28eを閉塞可能な弁
体32と、弁体32を支持する弁軸36と、凹部28e
を閉塞するように弁体32を付勢するコイルばね37
と、を備えて構成されている。
タンク1内の圧力を一定範囲内に維持する圧力調整弁で
あり、上底壁部28aの下底壁部28b側へ凹む凹部2
8eの周縁全周に当接して、凹部28eを閉塞可能な弁
体32と、弁体32を支持する弁軸36と、凹部28e
を閉塞するように弁体32を付勢するコイルばね37
と、を備えて構成されている。
【0026】弁体32は、凹部28eの周縁全周をシー
ル可能な円環状のゴム製の弁本体33と、弁本体33を
支持する支持プレート34と、支持プレート34に弁本
体33を保持させるクリップ35と、から構成されてい
る。
ル可能な円環状のゴム製の弁本体33と、弁本体33を
支持する支持プレート34と、支持プレート34に弁本
体33を保持させるクリップ35と、から構成されてい
る。
【0027】支持プレート34は、上面をコイルばね3
7のばね座34aとして、下面に円筒状に延びる筒部3
4bを備えている。筒部34bには、上部内周側に、複
数の突起34cが形成されるとともに、下部内周側に貫
通孔34eを有した隔壁34dが形成されている。隔壁
34dには、上面に相互の間隔を空けた複数の突起34
fが形成されている。また、筒部34bには、下部外周
面に、複数の係止突起34gが形成されている。
7のばね座34aとして、下面に円筒状に延びる筒部3
4bを備えている。筒部34bには、上部内周側に、複
数の突起34cが形成されるとともに、下部内周側に貫
通孔34eを有した隔壁34dが形成されている。隔壁
34dには、上面に相互の間隔を空けた複数の突起34
fが形成されている。また、筒部34bには、下部外周
面に、複数の係止突起34gが形成されている。
【0028】クリップ35は、略円筒形状として、上部
に支持プレート34の係止突起34gを周縁で係止させ
るための係止孔35aを備え、下部の内周側には、貫通
孔35cを有した隔壁35bが形成されている。このク
リップ35は、支持プレート34のばね座34aの下面
側の筒部34bの外周面に弁本体33を組み付けた後、
係止突起34gを対応する係止孔35a周縁に係止させ
て、弁本体33を支持プレート34に支持させることと
なる。
に支持プレート34の係止突起34gを周縁で係止させ
るための係止孔35aを備え、下部の内周側には、貫通
孔35cを有した隔壁35bが形成されている。このク
リップ35は、支持プレート34のばね座34aの下面
側の筒部34bの外周面に弁本体33を組み付けた後、
係止突起34gを対応する係止孔35a周縁に係止させ
て、弁本体33を支持プレート34に支持させることと
なる。
【0029】弁軸36は、下端に膨出部36aを備え、
膨出部36aは、支持プレート34の筒部34bの内周
面と間隙を有して、突起34cと突起34fとの間に、
抜け不能に配設されている。
膨出部36aは、支持プレート34の筒部34bの内周
面と間隙を有して、突起34cと突起34fとの間に、
抜け不能に配設されている。
【0030】負圧弁38は、支持プレート34とクリッ
プ35との隔壁34d・35b間に配設され、貫通孔3
4eを閉塞可能な弁体としての弁プレート39と、弁プ
レート39を貫通孔34e側に付勢するコイルばね42
と、を備えて構成されている。弁プレート39は、皿形
状のゴム製の弁本体40と、弁本体40を保持する支持
プレート41と、から構成されている。この負圧弁38
は、クリップ35を支持プレート34に係止させる際に
組み込むこととなる。
プ35との隔壁34d・35b間に配設され、貫通孔3
4eを閉塞可能な弁体としての弁プレート39と、弁プ
レート39を貫通孔34e側に付勢するコイルばね42
と、を備えて構成されている。弁プレート39は、皿形
状のゴム製の弁本体40と、弁本体40を保持する支持
プレート41と、から構成されている。この負圧弁38
は、クリップ35を支持プレート34に係止させる際に
組み込むこととなる。
【0031】電磁弁44は、図示しない自動車のコント
ロールユニットからの電気信号によって、走行中に作動
するものである。そして、電磁弁44は、弁体45・弁
軸46・コイルばね48を正圧弁31の弁体32・弁軸
36・コイルばね37と共用して構成され、弁室26の
天井壁27の下面側における挿通孔27a周縁に埋設さ
れた電磁コイル47への通電により、弁軸46とともに
弁体45を凹部28e周縁から離隔するように構成され
ている。
ロールユニットからの電気信号によって、走行中に作動
するものである。そして、電磁弁44は、弁体45・弁
軸46・コイルばね48を正圧弁31の弁体32・弁軸
36・コイルばね37と共用して構成され、弁室26の
天井壁27の下面側における挿通孔27a周縁に埋設さ
れた電磁コイル47への通電により、弁軸46とともに
弁体45を凹部28e周縁から離隔するように構成され
ている。
【0032】閉塞弁49は、トラップドア7が開いた際
にカム10によって押圧されて、凹部28eを閉塞する
ものである。そして、閉塞弁49は、弁体50と弁軸5
1の一部52を正圧弁31や電磁弁44の弁体32・4
5・弁軸36・46等と共用して構成されている。
にカム10によって押圧されて、凹部28eを閉塞する
ものである。そして、閉塞弁49は、弁体50と弁軸5
1の一部52を正圧弁31や電磁弁44の弁体32・4
5・弁軸36・46等と共用して構成されている。
【0033】閉塞弁49の弁軸51は、第1弁軸52
と、第1弁軸52の上方の弁室天井壁27における挿通
孔27aから上方へ延びる第2弁軸53と、を備えて構
成され、第2弁軸53には、上端に外径を広げた鍔状の
押圧部53aと、押圧部53aの下方外周面に複数配置
される係合溝53bと、が形成されている。押圧部53
aの下面と天井壁27との間には、第2弁軸53を上方
へ付勢するコイルばね55が介在されている。そして、
天井壁27の挿通孔27a周縁に、上方へ延びる円筒状
の筒部27bが形成され、筒部27bの上端に形成され
た複数の鉤部27cが、第2弁軸53の係合溝53bに
係合しており、そのため、コイルばね55の付勢力によ
る第2弁軸53の上方への位置が規制されている。
と、第1弁軸52の上方の弁室天井壁27における挿通
孔27aから上方へ延びる第2弁軸53と、を備えて構
成され、第2弁軸53には、上端に外径を広げた鍔状の
押圧部53aと、押圧部53aの下方外周面に複数配置
される係合溝53bと、が形成されている。押圧部53
aの下面と天井壁27との間には、第2弁軸53を上方
へ付勢するコイルばね55が介在されている。そして、
天井壁27の挿通孔27a周縁に、上方へ延びる円筒状
の筒部27bが形成され、筒部27bの上端に形成され
た複数の鉤部27cが、第2弁軸53の係合溝53bに
係合しており、そのため、コイルばね55の付勢力によ
る第2弁軸53の上方への位置が規制されている。
【0034】この閉塞弁49は、弁軸51(第2弁軸5
3)の押圧部53aがカム10に押圧されることによ
り、コイルばね55の付勢力に抗して第2弁軸53が下
降して第1弁軸52に当接し第1弁軸52を押圧するこ
とにより、弁体50によって凹部28eを閉塞し、燃料
蒸気用流路20を遮断することとなる。
3)の押圧部53aがカム10に押圧されることによ
り、コイルばね55の付勢力に抗して第2弁軸53が下
降して第1弁軸52に当接し第1弁軸52を押圧するこ
とにより、弁体50によって凹部28eを閉塞し、燃料
蒸気用流路20を遮断することとなる。
【0035】なお、43は、弁体32・45・50を上
方へ付勢するコイルばねであり、このコイルばね43
は、閉塞弁49の作動時の緩衝材としての役目を果す。
また、コイルばね55は、第2弁軸53のガタツキ防止
のために配設されるものである。さらに、56は、第2
弁軸53と挿通孔27aとの気密性を確保するシール部
材である。
方へ付勢するコイルばねであり、このコイルばね43
は、閉塞弁49の作動時の緩衝材としての役目を果す。
また、コイルばね55は、第2弁軸53のガタツキ防止
のために配設されるものである。さらに、56は、第2
弁軸53と挿通孔27aとの気密性を確保するシール部
材である。
【0036】この第1実施例の燃料貯溜装置M1では、
まず、フューエルキャップ5を外して燃料タンク1内に
液体燃料Fを給油する場合には、燃料注入ガン24を燃
料注入口3の挿通孔6aに挿入すると、図6に示すよう
に、トラップドア7が燃料注入ガン24に押されて開
く。すると、トラップドア7の支持軸8に固着されたカ
ム10が閉塞弁49の押圧部53aを押し下げることか
ら、図7に示すように、閉塞弁49の弁体50が、凹部
28eを閉塞して、燃料蒸気用流路20を遮断すること
となる。また、トラップドア7が開くと、閉塞部6の挿
通孔6bが開口することとなる。
まず、フューエルキャップ5を外して燃料タンク1内に
液体燃料Fを給油する場合には、燃料注入ガン24を燃
料注入口3の挿通孔6aに挿入すると、図6に示すよう
に、トラップドア7が燃料注入ガン24に押されて開
く。すると、トラップドア7の支持軸8に固着されたカ
ム10が閉塞弁49の押圧部53aを押し下げることか
ら、図7に示すように、閉塞弁49の弁体50が、凹部
28eを閉塞して、燃料蒸気用流路20を遮断すること
となる。また、トラップドア7が開くと、閉塞部6の挿
通孔6bが開口することとなる。
【0037】その状態で、燃料注入ガン24から液体燃
料Fが流出されれば、燃料タンク1内で多量に発生する
燃料蒸気Vは、フィラーネック2から挿通孔6b・管路
23ニップル13eを経てオーバーフロー装置13に導
かれ、オーバーフロー装置13の筒部13f(図4参
照)・ニップル13cを経て、さらに、管路21・燃料
蒸気用流路20のキャニスタ側流路20bを経て、キャ
ニスタ19へ流入することとなる。そして、万一、燃料
注入ガン24のオートストップ装置が故障して過給油さ
れ、余剰の液体燃料Fが、挿通孔6b・管路23・ニッ
プル13eを経て、オーバーフロー装置13内に侵入し
てきた際には、液体燃料Fにより、フロート弁15が上
昇して筒部13fを閉塞し、弁プレート16がコイルば
ね17の付勢力に抗してシール部材16aをガイド14
から離隔させることから、液体燃料Fは、ニップル13
d・管路22を経て、チューブ18から滴下することと
なる。
料Fが流出されれば、燃料タンク1内で多量に発生する
燃料蒸気Vは、フィラーネック2から挿通孔6b・管路
23ニップル13eを経てオーバーフロー装置13に導
かれ、オーバーフロー装置13の筒部13f(図4参
照)・ニップル13cを経て、さらに、管路21・燃料
蒸気用流路20のキャニスタ側流路20bを経て、キャ
ニスタ19へ流入することとなる。そして、万一、燃料
注入ガン24のオートストップ装置が故障して過給油さ
れ、余剰の液体燃料Fが、挿通孔6b・管路23・ニッ
プル13eを経て、オーバーフロー装置13内に侵入し
てきた際には、液体燃料Fにより、フロート弁15が上
昇して筒部13fを閉塞し、弁プレート16がコイルば
ね17の付勢力に抗してシール部材16aをガイド14
から離隔させることから、液体燃料Fは、ニップル13
d・管路22を経て、チューブ18から滴下することと
なる。
【0038】そして、燃料タンク1内に液体燃料Fを給
油し終えて、燃料注入ガン24を抜き、フューエルキャ
ップ5を燃料注入口3に装着した後のエンジン停止時に
おいて、燃料タンク1内が一定以上の正圧状態となった
場合には、弁体32がコイルばね37の付勢力に抗して
凹部28e周縁から離隔し、燃料タンク1内の燃料蒸気
Vを、図8の実線矢印のように、タンク側流路20a、
ニップル28d、凹部28e、ニップル28c、キャニ
スタ側流路20bを順次経て、キャニスタ19側へ導く
こととなる。
油し終えて、燃料注入ガン24を抜き、フューエルキャ
ップ5を燃料注入口3に装着した後のエンジン停止時に
おいて、燃料タンク1内が一定以上の正圧状態となった
場合には、弁体32がコイルばね37の付勢力に抗して
凹部28e周縁から離隔し、燃料タンク1内の燃料蒸気
Vを、図8の実線矢印のように、タンク側流路20a、
ニップル28d、凹部28e、ニップル28c、キャニ
スタ側流路20bを順次経て、キャニスタ19側へ導く
こととなる。
【0039】さらに、エンジン稼働時には、電磁弁44
が作動されて、弁軸46がコイルばね48の付勢力に抗
して上昇することから、弁体45が凹部28e周縁から
離隔し、正圧弁31の作動時と同様に、燃料タンク1内
の燃料蒸気Vを、図8の実線矢印のように、タンク側流
路20a、ニップル28d、凹部28e、ニップル28
c、キャニスタ側流路20bを順次経て、キャニスタ1
9側へ導くこととなる。なお、上記電磁弁44は、スピ
ードメータ等からの信号を介して、車両走行中のみ開弁
することも可能である。このことは、以下の各実施例に
おいても同様である。
が作動されて、弁軸46がコイルばね48の付勢力に抗
して上昇することから、弁体45が凹部28e周縁から
離隔し、正圧弁31の作動時と同様に、燃料タンク1内
の燃料蒸気Vを、図8の実線矢印のように、タンク側流
路20a、ニップル28d、凹部28e、ニップル28
c、キャニスタ側流路20bを順次経て、キャニスタ1
9側へ導くこととなる。なお、上記電磁弁44は、スピ
ードメータ等からの信号を介して、車両走行中のみ開弁
することも可能である。このことは、以下の各実施例に
おいても同様である。
【0040】また、燃料タンク1内が大気より負圧状態
となれば、負圧弁38の弁プレート39がコイルばね4
2の付勢力に抗して貫通孔34eの閉塞状態を解除し
て、キャニスタ19側の気体(大気)を、図5の二点鎖
線矢印のように、キャニスタ側流路20b、ニップル2
8c、貫通孔34e、凹部28e、ニップル28d、タ
ンク側流路20aを順次経て、燃料タンク1内へ導くこ
ととなる。
となれば、負圧弁38の弁プレート39がコイルばね4
2の付勢力に抗して貫通孔34eの閉塞状態を解除し
て、キャニスタ19側の気体(大気)を、図5の二点鎖
線矢印のように、キャニスタ側流路20b、ニップル2
8c、貫通孔34e、凹部28e、ニップル28d、タ
ンク側流路20aを順次経て、燃料タンク1内へ導くこ
ととなる。
【0041】なお、第1実施例の燃料貯溜装置M1にお
いて、図2に示すように、燃料タンク1や燃料注入口3
等に圧力センサ57を設け、燃料タンク1内が所定の圧
力となっているか否かを確認するように構成することも
できる。このように構成した場合には、圧力センサ57
の検知結果により、燃料タンク1内の圧力が所定範囲外
となっている際、別途、運転者に、警報表示等を点灯さ
せる等により、その異常を警告することが可能となる。
いて、図2に示すように、燃料タンク1や燃料注入口3
等に圧力センサ57を設け、燃料タンク1内が所定の圧
力となっているか否かを確認するように構成することも
できる。このように構成した場合には、圧力センサ57
の検知結果により、燃料タンク1内の圧力が所定範囲外
となっている際、別途、運転者に、警報表示等を点灯さ
せる等により、その異常を警告することが可能となる。
【0042】したがって、第1実施例の燃料貯溜装置M
1では、燃料タンク1内への給油時、トラップドア7に
よって閉塞弁49が燃料蒸気用流路20のタンク側流路
20aを遮断でき、圧力調整弁31・38や電磁弁44
を開弁させて燃料蒸気用流路20のキャニスタ側流路2
0bに侵入しようとする液体燃料Fを、確実に、その閉
塞弁49の部位で停止させることができ、液体燃料Fの
キャニスタ19側への流出を確実に防止することができ
る。
1では、燃料タンク1内への給油時、トラップドア7に
よって閉塞弁49が燃料蒸気用流路20のタンク側流路
20aを遮断でき、圧力調整弁31・38や電磁弁44
を開弁させて燃料蒸気用流路20のキャニスタ側流路2
0bに侵入しようとする液体燃料Fを、確実に、その閉
塞弁49の部位で停止させることができ、液体燃料Fの
キャニスタ19側への流出を確実に防止することができ
る。
【0043】なお、液体燃料Fがオーバーフロー装置1
3へ流入してくる場合に、燃料蒸気用流路20のキャニ
スタ側流路20bへ液体燃料F流入する可能性がある
が、フィラーネック2内のブリーザ流入構造により、液
体燃料Fの流入量は低減され、また、オーバーフロー装
置13内のフロート弁15により液体燃料Fの流入は阻
止されるため、オーバーフロー装置13からキャニスタ
側流路20bへ液体燃料Fを流出させる虞れは無く、本
発明の効果を減ずるものでは無い。
3へ流入してくる場合に、燃料蒸気用流路20のキャニ
スタ側流路20bへ液体燃料F流入する可能性がある
が、フィラーネック2内のブリーザ流入構造により、液
体燃料Fの流入量は低減され、また、オーバーフロー装
置13内のフロート弁15により液体燃料Fの流入は阻
止されるため、オーバーフロー装置13からキャニスタ
側流路20bへ液体燃料Fを流出させる虞れは無く、本
発明の効果を減ずるものでは無い。
【0044】また、第1実施例の燃料貯溜装置M1で
は、正圧弁31・電磁弁44・閉塞弁49の弁体32・
45・50・弁軸36・46・52や、正圧弁31・電
磁弁44のコイルばね37・48を共用しており、部品
点数を減少させることができ、さらに、天井壁27に対
して、正圧弁31・負圧弁38・電磁弁44・閉塞弁4
9を予め組み付けてアッシー化しておくことができるこ
とから、組付工数を低減することができる。
は、正圧弁31・電磁弁44・閉塞弁49の弁体32・
45・50・弁軸36・46・52や、正圧弁31・電
磁弁44のコイルばね37・48を共用しており、部品
点数を減少させることができ、さらに、天井壁27に対
して、正圧弁31・負圧弁38・電磁弁44・閉塞弁4
9を予め組み付けてアッシー化しておくことができるこ
とから、組付工数を低減することができる。
【0045】なお、天井壁27への各部品の組み付けを
述べると、天井壁27の筒部27bの、外周側にコイル
ばね55を、内周側にシール部材56を、それぞれ配設
させて、第2弁軸53を上方から挿通孔27a内に挿入
し、各鉤部27cを係合溝53bに係合させ、天井壁2
7に第2弁軸53を組み付ける。
述べると、天井壁27の筒部27bの、外周側にコイル
ばね55を、内周側にシール部材56を、それぞれ配設
させて、第2弁軸53を上方から挿通孔27a内に挿入
し、各鉤部27cを係合溝53bに係合させ、天井壁2
7に第2弁軸53を組み付ける。
【0046】また、支持プレート34の筒部34bの周
囲に弁本体33を外装するとともに、隔壁34d・35
b間に、支持プレート41に弁本体40を組み付けた弁
プレート39と、コイルばね42と、を介在させた状態
で、係止突起34gを対応するクリップ35の係止孔3
5a周縁に係止させて、クリップ35により、弁本体3
3と負圧弁38とを支持プレート34に支持させる。そ
して、膨出部36aを支持プレート34の突起34cに
係合させて、弁体32に弁軸36を組み付ける。
囲に弁本体33を外装するとともに、隔壁34d・35
b間に、支持プレート41に弁本体40を組み付けた弁
プレート39と、コイルばね42と、を介在させた状態
で、係止突起34gを対応するクリップ35の係止孔3
5a周縁に係止させて、クリップ35により、弁本体3
3と負圧弁38とを支持プレート34に支持させる。そ
して、膨出部36aを支持プレート34の突起34cに
係合させて、弁体32に弁軸36を組み付ける。
【0047】その後、コイルばね37をばね座34aと
天井壁27下面との間に配設させて、弁体32を係止さ
せた弁軸36を下方から挿通孔27a内に挿入させて、
コイルばね43を下底壁部28bと隔壁35bとの間に
介在させ、天井壁27の外周縁をフィラーネック2側の
弁室26の側壁29に溶着または固定させれば、正圧弁
31等のフィラーネック2への組付を完了させることが
できる。
天井壁27下面との間に配設させて、弁体32を係止さ
せた弁軸36を下方から挿通孔27a内に挿入させて、
コイルばね43を下底壁部28bと隔壁35bとの間に
介在させ、天井壁27の外周縁をフィラーネック2側の
弁室26の側壁29に溶着または固定させれば、正圧弁
31等のフィラーネック2への組付を完了させることが
できる。
【0048】この第1実施例の燃料貯溜装置M1では、
負圧弁38を正圧弁31と一体的に組み付ける構成とし
たが、図9に示す燃料貯溜装置M2のように、負圧弁6
5を正圧弁31と別個に配設させるように構成しても良
い。
負圧弁38を正圧弁31と一体的に組み付ける構成とし
たが、図9に示す燃料貯溜装置M2のように、負圧弁6
5を正圧弁31と別個に配設させるように構成しても良
い。
【0049】この第2実施例の燃料貯溜装置M2は、フ
ィラーネック2に、弁室60を固着させて構成され、弁
室60は、天井壁60a、底壁60c、及び、天井壁6
0aと底壁60cとの周縁を連結する側壁60d、を備
えて構成され、内部を、挿通孔60fと貫通孔60gと
を備えた隔壁60eにより、上下二室に分離されてい
る。底壁60cには、燃料蒸気用流路20のタンク側流
路20aに連結されるニップル60hが形成され、側壁
60dにおける隔壁60eの上方部位には、燃料蒸気用
流路20のキャニスタ側流路20bに連結されるニップ
ル60iが形成されている。
ィラーネック2に、弁室60を固着させて構成され、弁
室60は、天井壁60a、底壁60c、及び、天井壁6
0aと底壁60cとの周縁を連結する側壁60d、を備
えて構成され、内部を、挿通孔60fと貫通孔60gと
を備えた隔壁60eにより、上下二室に分離されてい
る。底壁60cには、燃料蒸気用流路20のタンク側流
路20aに連結されるニップル60hが形成され、側壁
60dにおける隔壁60eの上方部位には、燃料蒸気用
流路20のキャニスタ側流路20bに連結されるニップ
ル60iが形成されている。
【0050】そして、正圧弁61は、挿通孔60fを閉
塞可能な弁体62と、弁体62を下端で保持する弁軸6
3と、弁体62を下方へ付勢するコイルばね64と、か
ら構成されている。負圧弁65は、貫通孔60gを閉塞
可能な弁体66と、弁体66を支持する支持プレート6
7と、弁体66を上方へ付勢するコイルばね68と、か
ら構成されている。
塞可能な弁体62と、弁体62を下端で保持する弁軸6
3と、弁体62を下方へ付勢するコイルばね64と、か
ら構成されている。負圧弁65は、貫通孔60gを閉塞
可能な弁体66と、弁体66を支持する支持プレート6
7と、弁体66を上方へ付勢するコイルばね68と、か
ら構成されている。
【0051】電磁弁69は、正圧弁61の弁体62・弁
軸63・コイルばね64と共用する弁体70・弁軸71
・コイルばね73を備え、電磁コイル72への通電によ
り、コイルばね73の付勢力に抗して、弁体70を挿通
孔60f周縁から離隔させるように作動する。なお、電
磁コイル72は、弁室60内の天井壁60a下面に、略
円筒状のスペーサ81・82を利用して固定されてい
る。
軸63・コイルばね64と共用する弁体70・弁軸71
・コイルばね73を備え、電磁コイル72への通電によ
り、コイルばね73の付勢力に抗して、弁体70を挿通
孔60f周縁から離隔させるように作動する。なお、電
磁コイル72は、弁室60内の天井壁60a下面に、略
円筒状のスペーサ81・82を利用して固定されてい
る。
【0052】閉塞弁74は、正圧弁61の弁体62・弁
軸63と共用する弁体75・第1弁軸77を備え、第1
弁軸77と共に閉塞弁74の弁軸76を構成する第2弁
軸78が、第1弁軸77の上端に抜け不能に連結され
て、天井壁60aの挿通孔60bから上方へ突出してい
る。この第2弁軸78の上端には、カム10に当接可能
な押圧部78aが形成されている。なお、80は、第2
弁軸78と挿通孔60bとの気密性を確保するシール部
材である。
軸63と共用する弁体75・第1弁軸77を備え、第1
弁軸77と共に閉塞弁74の弁軸76を構成する第2弁
軸78が、第1弁軸77の上端に抜け不能に連結され
て、天井壁60aの挿通孔60bから上方へ突出してい
る。この第2弁軸78の上端には、カム10に当接可能
な押圧部78aが形成されている。なお、80は、第2
弁軸78と挿通孔60bとの気密性を確保するシール部
材である。
【0053】第2実施例の燃料貯溜装置M2では、燃料
給油時には、トラップドア7の回転によるカム10の押
圧動作により、押圧部78aが押圧されて、閉塞弁74
の弁軸76が下方へ移動し、弁体75が挿通孔60fを
閉塞することから、燃料蒸気用流路20を遮断すること
となる。
給油時には、トラップドア7の回転によるカム10の押
圧動作により、押圧部78aが押圧されて、閉塞弁74
の弁軸76が下方へ移動し、弁体75が挿通孔60fを
閉塞することから、燃料蒸気用流路20を遮断すること
となる。
【0054】また、エンジン停止時において、燃料タン
ク1内の圧力が上昇した際には、コイルばね64の付勢
力に抗して正圧弁61の弁体62が挿通孔60f周縁か
ら離隔することから、図9の二点鎖線矢印で示すよう
に、燃料タンク1内の燃料蒸気Vが、燃料蒸気用流路2
0のタンク側流路20a・ニップル60h・挿通孔60
f・ニップル60i・燃料蒸気用流路20のキャニスタ
側流路20bを経て、キャニスタ19側へ流入すること
となる。
ク1内の圧力が上昇した際には、コイルばね64の付勢
力に抗して正圧弁61の弁体62が挿通孔60f周縁か
ら離隔することから、図9の二点鎖線矢印で示すよう
に、燃料タンク1内の燃料蒸気Vが、燃料蒸気用流路2
0のタンク側流路20a・ニップル60h・挿通孔60
f・ニップル60i・燃料蒸気用流路20のキャニスタ
側流路20bを経て、キャニスタ19側へ流入すること
となる。
【0055】さらに、エンジン稼働時には、電磁コイル
72に通電され、コイルばね73の付勢力に抗して弁軸
71が上昇し、弁体70が挿通孔60f周縁から離隔す
ることから、正圧弁61の作動時と同様に、燃料タンク
1内の燃料蒸気Vをキャニスタ側19へ流入させ、燃料
タンク1内を低圧に維持できる。
72に通電され、コイルばね73の付勢力に抗して弁軸
71が上昇し、弁体70が挿通孔60f周縁から離隔す
ることから、正圧弁61の作動時と同様に、燃料タンク
1内の燃料蒸気Vをキャニスタ側19へ流入させ、燃料
タンク1内を低圧に維持できる。
【0056】また、燃料タンク内1が大気圧より低圧の
負圧状態となれば、コイルばね68の付勢力に抗して、
負圧弁65の弁体66が貫通孔60g周縁から離隔する
ことから、キャニスタ19側の大気が、燃料蒸気用流路
20のキャニスタ側流路20b・ニップル60i・貫通
孔60g・ニップル60h・燃料蒸気用流路20のタン
ク側流路20aを経て、燃料タンク1内へ流入し、燃料
タンク1内の負圧状態を解消することとなる。
負圧状態となれば、コイルばね68の付勢力に抗して、
負圧弁65の弁体66が貫通孔60g周縁から離隔する
ことから、キャニスタ19側の大気が、燃料蒸気用流路
20のキャニスタ側流路20b・ニップル60i・貫通
孔60g・ニップル60h・燃料蒸気用流路20のタン
ク側流路20aを経て、燃料タンク1内へ流入し、燃料
タンク1内の負圧状態を解消することとなる。
【0057】したがって、この第2実施例の燃料貯溜装
置M2では、既述の発明の作用・効果の欄で述べたと同
様な効果を奏し、また、正圧弁61・電磁弁69・閉塞
弁74の弁体62・70・75・弁軸63・71・77
や正圧弁61・電磁弁69のコイルばね64・68を共
用しており、部品点数を減少させることができる。図1
0に示す第3実施例の燃料貯溜装置M3は、第2実施例
と同様な効果を奏するものであり、正圧弁86の弁体8
7がダイヤフラム弁から構成され、負圧弁90が、傘状
のゴム製品から構成されている。
置M2では、既述の発明の作用・効果の欄で述べたと同
様な効果を奏し、また、正圧弁61・電磁弁69・閉塞
弁74の弁体62・70・75・弁軸63・71・77
や正圧弁61・電磁弁69のコイルばね64・68を共
用しており、部品点数を減少させることができる。図1
0に示す第3実施例の燃料貯溜装置M3は、第2実施例
と同様な効果を奏するものであり、正圧弁86の弁体8
7がダイヤフラム弁から構成され、負圧弁90が、傘状
のゴム製品から構成されている。
【0058】この燃料貯溜装置M3は、フィラーネック
2に設けられる弁室85が、天井壁85aと、天井壁8
5aの周縁下部から下方へ円筒状に延びる側壁85c
と、ニップル85h・85iを突設させた底壁85d
と、を備えて構成され、ニップル85iを配設させた底
壁85dの上面側には、略円筒状の隔壁85eが上方へ
突設されている。
2に設けられる弁室85が、天井壁85aと、天井壁8
5aの周縁下部から下方へ円筒状に延びる側壁85c
と、ニップル85h・85iを突設させた底壁85d
と、を備えて構成され、ニップル85iを配設させた底
壁85dの上面側には、略円筒状の隔壁85eが上方へ
突設されている。
【0059】ニップル85hは、燃料蒸気用流路20の
タンク側流路20aと連結され、ニップル85iは、燃
料蒸気用流路20のキャニスタ側流路20bと連結され
ることとなる。また、負圧弁90は、隔壁85eの所定
位置に組み付けられ、負圧弁90の傘状のリップで覆わ
れる部位に、貫通孔85gが形成されている。
タンク側流路20aと連結され、ニップル85iは、燃
料蒸気用流路20のキャニスタ側流路20bと連結され
ることとなる。また、負圧弁90は、隔壁85eの所定
位置に組み付けられ、負圧弁90の傘状のリップで覆わ
れる部位に、貫通孔85gが形成されている。
【0060】正圧弁86は、ダイヤフラム弁からなる弁
体87と、弁体87を支持する弁軸88と、隔壁85e
で囲まれた内部側の挿通孔85fを閉塞するように弁体
87を付勢するコイルばね89と、を備えて構成されて
いる。
体87と、弁体87を支持する弁軸88と、隔壁85e
で囲まれた内部側の挿通孔85fを閉塞するように弁体
87を付勢するコイルばね89と、を備えて構成されて
いる。
【0061】電磁弁91は、正圧弁86の弁体87・弁
軸88・コイルばね89と共用する弁体92・弁軸93
・コイルばね95を備え、天井壁85aの上面に配設さ
れた電磁コイル94への通電により、弁体92がコイル
ばね95の付勢力に抗して挿通孔85fを開口させるこ
ととなる。
軸88・コイルばね89と共用する弁体92・弁軸93
・コイルばね95を備え、天井壁85aの上面に配設さ
れた電磁コイル94への通電により、弁体92がコイル
ばね95の付勢力に抗して挿通孔85fを開口させるこ
ととなる。
【0062】閉塞弁96は、正圧弁86の弁体87・弁
軸88と共用する弁体97・弁軸98の第1弁軸99を
備え、弁軸98が、第1弁軸99と、天井壁85aの挿
通孔85bから上方へ延びる第2弁軸100と、を備え
て構成されている。第2弁軸100は、上端に形成され
て、カム10によって押圧される円板状の押圧部100
aと、挿通孔85bの上部周縁から延びる鉤部85jに
係止される係合突起100bと、を備えて構成されてい
る。なお、102は、第2弁軸100のガタツキを防止
する圧縮コイルばねであり、103は、天井壁85aと
第1・2弁軸99・100との気密性を確保するシール
部材である。
軸88と共用する弁体97・弁軸98の第1弁軸99を
備え、弁軸98が、第1弁軸99と、天井壁85aの挿
通孔85bから上方へ延びる第2弁軸100と、を備え
て構成されている。第2弁軸100は、上端に形成され
て、カム10によって押圧される円板状の押圧部100
aと、挿通孔85bの上部周縁から延びる鉤部85jに
係止される係合突起100bと、を備えて構成されてい
る。なお、102は、第2弁軸100のガタツキを防止
する圧縮コイルばねであり、103は、天井壁85aと
第1・2弁軸99・100との気密性を確保するシール
部材である。
【0063】この第3実施例の燃料貯溜装置M3では、
燃料給油時には、トラップドア7の回転によるカム10
の押圧動作により、押圧部100aが押圧されて、閉塞
弁96の弁軸98が下方へ移動し、弁体97が挿通孔8
5fを閉塞することから、燃料蒸気用流路20を遮断す
ることとなる。
燃料給油時には、トラップドア7の回転によるカム10
の押圧動作により、押圧部100aが押圧されて、閉塞
弁96の弁軸98が下方へ移動し、弁体97が挿通孔8
5fを閉塞することから、燃料蒸気用流路20を遮断す
ることとなる。
【0064】また、エンジン停止時において、燃料タン
ク1内の圧力が上昇した際には、コイルばね89の付勢
力に抗して正圧弁86の弁体87が挿通孔85f周縁か
ら離隔することから、図10の二点鎖線矢印で示すよう
に、燃料タンク1内の燃料蒸気Vが、燃料蒸気用流路2
0のタンク側流路20a・ニップル85h・挿通孔85
f・ニップル85i・燃料蒸気用流路20のキャニスタ
側流路20bを経て、キャニスタ19側へ流入すること
となる。
ク1内の圧力が上昇した際には、コイルばね89の付勢
力に抗して正圧弁86の弁体87が挿通孔85f周縁か
ら離隔することから、図10の二点鎖線矢印で示すよう
に、燃料タンク1内の燃料蒸気Vが、燃料蒸気用流路2
0のタンク側流路20a・ニップル85h・挿通孔85
f・ニップル85i・燃料蒸気用流路20のキャニスタ
側流路20bを経て、キャニスタ19側へ流入すること
となる。
【0065】さらに、エンジン稼働時には、電磁コイル
94に通電されて、コイルばね95の付勢力に抗して弁
軸93が上昇し、弁体92が挿通孔85f周縁から離隔
するため、正圧弁86の作動時と同様に、燃料タンク1
内の燃料蒸気Vをキャニスタ側19へ流入させ、燃料タ
ンク1内を低圧に維持できる。
94に通電されて、コイルばね95の付勢力に抗して弁
軸93が上昇し、弁体92が挿通孔85f周縁から離隔
するため、正圧弁86の作動時と同様に、燃料タンク1
内の燃料蒸気Vをキャニスタ側19へ流入させ、燃料タ
ンク1内を低圧に維持できる。
【0066】また、燃料タンク内1が大気圧より低圧の
負圧状態となれば、負圧弁90の傘状のリップが隔壁8
5eから離れ、キャニスタ19側の大気が、燃料蒸気用
流路20のキャニスタ側流路20b・ニップル85i・
貫通孔85g・ニップル85h・燃料蒸気用流路20の
タンク側流路20aを経て、燃料タンク1内へ流入し、
燃料タンク1内の負圧状態を解消することとなる。
負圧状態となれば、負圧弁90の傘状のリップが隔壁8
5eから離れ、キャニスタ19側の大気が、燃料蒸気用
流路20のキャニスタ側流路20b・ニップル85i・
貫通孔85g・ニップル85h・燃料蒸気用流路20の
タンク側流路20aを経て、燃料タンク1内へ流入し、
燃料タンク1内の負圧状態を解消することとなる。
【0067】第1〜3実施例の燃料貯溜装置M1〜M3
では、正圧弁・電磁弁・閉塞弁の部品を共用できるよう
に構成したが、図11・12・13に示す第4・5・6
実施例の燃料貯溜装置M4・M5・M6のように、閉塞
弁を正圧弁や電磁弁から離れた部位に配設させても良
い。このような構成でも、本発明の効果を達成すること
ができる。
では、正圧弁・電磁弁・閉塞弁の部品を共用できるよう
に構成したが、図11・12・13に示す第4・5・6
実施例の燃料貯溜装置M4・M5・M6のように、閉塞
弁を正圧弁や電磁弁から離れた部位に配設させても良
い。このような構成でも、本発明の効果を達成すること
ができる。
【0068】図11に示す第4実施例の燃料貯溜装置M
4では、弁室105が、フィラーネック2に配設される
とともに、燃料蒸気用流路20のタンク側流路20aに
連結されるニップル105aと、燃料蒸気用流路20の
キャニスタ側流路20bに連結されるニップル105b
と、を備え、内部を、挿通孔105c・貫通孔105d
・挿通孔105eを備えた所定の隔壁(図符号省略)で
区画させて構成されている。弁室105内は、挿通孔1
05eが閉塞されれば、挿通孔105c・貫通孔105
dが共に開口されていても、ニップル105a・105
b相互の連通状態が完全に遮断され、また、挿通孔10
5eが開口状態であっても、挿通孔105c・貫通孔1
05dが共に閉塞状態であれば、ニップル105a・1
05b相互の連通状態が完全に遮断される構成としてい
る。
4では、弁室105が、フィラーネック2に配設される
とともに、燃料蒸気用流路20のタンク側流路20aに
連結されるニップル105aと、燃料蒸気用流路20の
キャニスタ側流路20bに連結されるニップル105b
と、を備え、内部を、挿通孔105c・貫通孔105d
・挿通孔105eを備えた所定の隔壁(図符号省略)で
区画させて構成されている。弁室105内は、挿通孔1
05eが閉塞されれば、挿通孔105c・貫通孔105
dが共に開口されていても、ニップル105a・105
b相互の連通状態が完全に遮断され、また、挿通孔10
5eが開口状態であっても、挿通孔105c・貫通孔1
05dが共に閉塞状態であれば、ニップル105a・1
05b相互の連通状態が完全に遮断される構成としてい
る。
【0069】正圧弁106は、挿通孔105cを閉塞可
能な弁体107と、弁体107を下端で支持する弁軸1
08と、弁体107を下方へ付勢するコイルばね109
と、を備えて構成され、電磁弁114は、正圧弁106
の弁体107・弁軸108・コイルばね109と共用す
る弁体115・弁軸116・コイルばね118を備え、
電磁コイル117への通電により、コイルばね118の
付勢力に抗して弁軸116が上昇し、弁体115を挿通
孔105cから離隔させるように作動する。
能な弁体107と、弁体107を下端で支持する弁軸1
08と、弁体107を下方へ付勢するコイルばね109
と、を備えて構成され、電磁弁114は、正圧弁106
の弁体107・弁軸108・コイルばね109と共用す
る弁体115・弁軸116・コイルばね118を備え、
電磁コイル117への通電により、コイルばね118の
付勢力に抗して弁軸116が上昇し、弁体115を挿通
孔105cから離隔させるように作動する。
【0070】負圧弁110は、貫通孔105dを閉塞可
能な弁体111と、弁体111を支持する支持プレート
112と、弁体111を上方へ付勢するコイルばね11
3と、を備えて構成されている。
能な弁体111と、弁体111を支持する支持プレート
112と、弁体111を上方へ付勢するコイルばね11
3と、を備えて構成されている。
【0071】閉塞弁119は、挿通孔105eを閉塞可
能な弁体120と、弁体120を支持して弁室105か
ら突出する弁軸121と、弁体120を上方へ付勢する
コイルばね122と、を備えて構成され、弁軸121の
上端には、カム10に押圧される押圧部121aが形成
され、弁軸121の中間部位には、弁室105の周壁
(図符号省略)と当接して、弁軸121の上方への抜け
を規制する突起121bが形成されている。123は、
弁軸121と弁室周壁とのシール性を確保するシール部
材である。
能な弁体120と、弁体120を支持して弁室105か
ら突出する弁軸121と、弁体120を上方へ付勢する
コイルばね122と、を備えて構成され、弁軸121の
上端には、カム10に押圧される押圧部121aが形成
され、弁軸121の中間部位には、弁室105の周壁
(図符号省略)と当接して、弁軸121の上方への抜け
を規制する突起121bが形成されている。123は、
弁軸121と弁室周壁とのシール性を確保するシール部
材である。
【0072】この第4実施例の燃料貯溜装置M4では、
燃料給油時には、トラップドア7の回転によるカム10
の押圧動作により、押圧部121aが押圧されて、閉塞
弁119の弁軸121が下方へ移動し、弁体120が挿
通孔105eを閉塞することから、燃料蒸気用流路20
を遮断することとなる。
燃料給油時には、トラップドア7の回転によるカム10
の押圧動作により、押圧部121aが押圧されて、閉塞
弁119の弁軸121が下方へ移動し、弁体120が挿
通孔105eを閉塞することから、燃料蒸気用流路20
を遮断することとなる。
【0073】また、エンジン停止時において、燃料タン
ク1内の圧力が上昇した際には、コイルばね109の付
勢力に抗して正圧弁106の弁体107が挿通孔105
c周縁から離隔することから、図11の二点鎖線矢印で
示すように、燃料タンク1内の燃料蒸気Vが、燃料蒸気
用流路20のタンク側流路20a・ニップル105a・
挿通孔105c・挿通孔105e・ニップル105b・
燃料蒸気用流路20のキャニスタ側流路20bを経て、
キャニスタ19側へ流入することとなる。
ク1内の圧力が上昇した際には、コイルばね109の付
勢力に抗して正圧弁106の弁体107が挿通孔105
c周縁から離隔することから、図11の二点鎖線矢印で
示すように、燃料タンク1内の燃料蒸気Vが、燃料蒸気
用流路20のタンク側流路20a・ニップル105a・
挿通孔105c・挿通孔105e・ニップル105b・
燃料蒸気用流路20のキャニスタ側流路20bを経て、
キャニスタ19側へ流入することとなる。
【0074】さらに、エンジン稼働時には、電磁コイル
117に通電されて、コイルばね118の付勢力に抗し
て弁軸116が上昇し、弁体115が挿通孔105c周
縁から離隔することから、正圧弁106の作動時と同様
に、燃料タンク1内の燃料蒸気Vをキャニスタ側19へ
流入させ、燃料タンク1内を低圧に維持できる。
117に通電されて、コイルばね118の付勢力に抗し
て弁軸116が上昇し、弁体115が挿通孔105c周
縁から離隔することから、正圧弁106の作動時と同様
に、燃料タンク1内の燃料蒸気Vをキャニスタ側19へ
流入させ、燃料タンク1内を低圧に維持できる。
【0075】また、燃料タンク内1が大気圧より低圧の
負圧状態となれば、負圧弁110の弁体111がコイル
ばね113の付勢力に抗して貫通孔105dから離隔す
ることから、キャニスタ19側の大気が、燃料蒸気用流
路20のキャニスタ側流路20b・ニップル105b・
挿通孔105e・貫通孔105d・ニップル105a・
燃料蒸気用流路20のタンク側流路20aを経て、燃料
タンク1内へ流入し、燃料タンク1内の負圧状態を解消
することとなる。
負圧状態となれば、負圧弁110の弁体111がコイル
ばね113の付勢力に抗して貫通孔105dから離隔す
ることから、キャニスタ19側の大気が、燃料蒸気用流
路20のキャニスタ側流路20b・ニップル105b・
挿通孔105e・貫通孔105d・ニップル105a・
燃料蒸気用流路20のタンク側流路20aを経て、燃料
タンク1内へ流入し、燃料タンク1内の負圧状態を解消
することとなる。
【0076】図12に示す第5実施例の燃料貯溜装置M
5も、第4実施例と同様に、弁室125が、フィラーネ
ック2に配設されるとともに、燃料蒸気用流路20のタ
ンク側流路20aに連結されるニップル125aと、燃
料蒸気用流路20のキャニスタ側流路20bに連結され
るニップル125bと、を備え、内部を、挿通孔125
c・貫通孔125d・125e・挿通孔125fを備え
た所定の隔壁(図符号省略)で区画させて構成されてい
る。弁室125内は、挿通孔125fが閉塞されれば、
挿通孔125c・貫通孔125dが共に開口されていて
も、ニップル125a・125b相互の連通状態が完全
に遮断され、また、挿通孔125fが開口状態であって
も、挿通孔125c・貫通孔125dが共に閉塞状態で
あれば、ニップル125a・125b相互の連通状態が
完全に遮断される構成としている。
5も、第4実施例と同様に、弁室125が、フィラーネ
ック2に配設されるとともに、燃料蒸気用流路20のタ
ンク側流路20aに連結されるニップル125aと、燃
料蒸気用流路20のキャニスタ側流路20bに連結され
るニップル125bと、を備え、内部を、挿通孔125
c・貫通孔125d・125e・挿通孔125fを備え
た所定の隔壁(図符号省略)で区画させて構成されてい
る。弁室125内は、挿通孔125fが閉塞されれば、
挿通孔125c・貫通孔125dが共に開口されていて
も、ニップル125a・125b相互の連通状態が完全
に遮断され、また、挿通孔125fが開口状態であって
も、挿通孔125c・貫通孔125dが共に閉塞状態で
あれば、ニップル125a・125b相互の連通状態が
完全に遮断される構成としている。
【0077】正圧弁126は、挿通孔125cを閉塞可
能な弁体127と、弁体127を下端で支持する弁軸1
28、弁体127を下方へ付勢するコイルばね129
と、を備えて構成され、電磁弁134は、正圧弁126
の弁体127・弁軸128・コイルばね129と共用す
る弁体135・弁軸136・コイルばね138を備え、
電磁コイル137への通電により、コイルばね138の
付勢力に抗して弁軸136が上昇し、弁体135を挿通
孔125cから離隔させるように作動する。
能な弁体127と、弁体127を下端で支持する弁軸1
28、弁体127を下方へ付勢するコイルばね129
と、を備えて構成され、電磁弁134は、正圧弁126
の弁体127・弁軸128・コイルばね129と共用す
る弁体135・弁軸136・コイルばね138を備え、
電磁コイル137への通電により、コイルばね138の
付勢力に抗して弁軸136が上昇し、弁体135を挿通
孔125cから離隔させるように作動する。
【0078】負圧弁130は、貫通孔125dを閉塞可
能な弁体131と、弁体131を支持する支持プレート
132と、弁体131を上方へ付勢するコイルばね13
3と、を備えて構成されている。
能な弁体131と、弁体131を支持する支持プレート
132と、弁体131を上方へ付勢するコイルばね13
3と、を備えて構成されている。
【0079】閉塞弁139は、挿通孔125fを閉塞可
能な円環状の弁体140と、弁体140を支持して弁室
125から突出する弁軸141と、弁体140を上方へ
付勢するコイルばね142と、を備えて構成され、弁軸
141の上端には、カム10に押圧される押圧部141
aが形成され、弁軸141の中間部位には、弁室125
の周壁(図符号省略)と当接して、弁軸141の上方へ
の抜けを規制する突起141bが形成されている。14
3は、弁軸141と弁室周壁とのシール性を確保するシ
ール部材である。
能な円環状の弁体140と、弁体140を支持して弁室
125から突出する弁軸141と、弁体140を上方へ
付勢するコイルばね142と、を備えて構成され、弁軸
141の上端には、カム10に押圧される押圧部141
aが形成され、弁軸141の中間部位には、弁室125
の周壁(図符号省略)と当接して、弁軸141の上方へ
の抜けを規制する突起141bが形成されている。14
3は、弁軸141と弁室周壁とのシール性を確保するシ
ール部材である。
【0080】この第5実施例の燃料貯溜装置M5では、
第4実施例と同様に、燃料給油時には、トラップドア7
の回転によるカム10の押圧動作により、押圧部141
aが押圧されて、閉塞弁139の弁軸141が下方へ移
動し、弁体140が挿通孔125fを閉塞することか
ら、燃料蒸気用流路20を遮断することとなる。
第4実施例と同様に、燃料給油時には、トラップドア7
の回転によるカム10の押圧動作により、押圧部141
aが押圧されて、閉塞弁139の弁軸141が下方へ移
動し、弁体140が挿通孔125fを閉塞することか
ら、燃料蒸気用流路20を遮断することとなる。
【0081】また、エンジン停止時において、燃料タン
ク1内の圧力が上昇した際には、コイルばね129の付
勢力に抗して正圧弁126の弁体127が挿通孔125
c周縁から離隔することから、図12の二点鎖線矢印で
示すように、燃料タンク1内の燃料蒸気Vが、燃料蒸気
用流路20のタンク側流路20a・ニップル125a・
挿通孔125c・挿通孔125f・ニップル125b・
燃料蒸気用流路20のキャニスタ側流路20bを経て、
キャニスタ19側へ流入することとなる。
ク1内の圧力が上昇した際には、コイルばね129の付
勢力に抗して正圧弁126の弁体127が挿通孔125
c周縁から離隔することから、図12の二点鎖線矢印で
示すように、燃料タンク1内の燃料蒸気Vが、燃料蒸気
用流路20のタンク側流路20a・ニップル125a・
挿通孔125c・挿通孔125f・ニップル125b・
燃料蒸気用流路20のキャニスタ側流路20bを経て、
キャニスタ19側へ流入することとなる。
【0082】さらに、エンジン稼働時には、電磁コイル
137に通電されて、コイルばね138の付勢力に抗し
て弁軸136が上昇し、弁体135が挿通孔125c周
縁から離隔することから、正圧弁126の作動時と同様
に、燃料タンク1内の燃料蒸気Vをキャニスタ側19へ
流入させ、燃料タンク1内を低圧に維持できる。
137に通電されて、コイルばね138の付勢力に抗し
て弁軸136が上昇し、弁体135が挿通孔125c周
縁から離隔することから、正圧弁126の作動時と同様
に、燃料タンク1内の燃料蒸気Vをキャニスタ側19へ
流入させ、燃料タンク1内を低圧に維持できる。
【0083】また、燃料タンク内1が大気圧より低圧の
負圧状態となれば、負圧弁130の弁体131がコイル
ばね133の付勢力に抗して貫通孔125dから離隔す
ることから、キャニスタ19側の大気が、燃料蒸気用流
路20のキャニスタ側流路20b・ニップル125b・
挿通孔125f・貫通孔125d・125e・ニップル
125a・燃料蒸気用流路20のタンク側流路20aを
経て、燃料タンク1内へ流入し、燃料タンク1内の負圧
状態を解消することとなる。
負圧状態となれば、負圧弁130の弁体131がコイル
ばね133の付勢力に抗して貫通孔125dから離隔す
ることから、キャニスタ19側の大気が、燃料蒸気用流
路20のキャニスタ側流路20b・ニップル125b・
挿通孔125f・貫通孔125d・125e・ニップル
125a・燃料蒸気用流路20のタンク側流路20aを
経て、燃料タンク1内へ流入し、燃料タンク1内の負圧
状態を解消することとなる。
【0084】図13に示す第6実施例の燃料貯溜装置M
6は、第3実施例のように、正圧弁146の弁体147
がダイヤフラム弁から構成され、負圧弁150が、傘状
のゴム製品から構成されている。
6は、第3実施例のように、正圧弁146の弁体147
がダイヤフラム弁から構成され、負圧弁150が、傘状
のゴム製品から構成されている。
【0085】この燃料貯溜装置M6の弁室145も、他
の実施例の同様に、フィラーネック2に配設されるとと
もに、燃料蒸気用流路20のタンク側流路20aに連結
されるニップル145aと、燃料蒸気用流路20のキャ
ニスタ側流路20bに連結されるニップル145bと、
を備え、内部を、挿通孔145c・貫通孔145d・挿
通孔145eを備えた所定の隔壁(図符号省略)で区画
させて構成されている。弁室145内は、挿通孔145
eが閉塞されれば、挿通孔145c・貫通孔145dが
共に開口されていても、ニップル145a・145b相
互の連通状態が完全に遮断され、また、挿通孔145e
が開口状態であっても、挿通孔145c・貫通孔145
dが共に閉塞状態であれば、ニップル145a・145
b相互の連通状態が完全に遮断される構成としている。
の実施例の同様に、フィラーネック2に配設されるとと
もに、燃料蒸気用流路20のタンク側流路20aに連結
されるニップル145aと、燃料蒸気用流路20のキャ
ニスタ側流路20bに連結されるニップル145bと、
を備え、内部を、挿通孔145c・貫通孔145d・挿
通孔145eを備えた所定の隔壁(図符号省略)で区画
させて構成されている。弁室145内は、挿通孔145
eが閉塞されれば、挿通孔145c・貫通孔145dが
共に開口されていても、ニップル145a・145b相
互の連通状態が完全に遮断され、また、挿通孔145e
が開口状態であっても、挿通孔145c・貫通孔145
dが共に閉塞状態であれば、ニップル145a・145
b相互の連通状態が完全に遮断される構成としている。
【0086】正圧弁146は、挿通孔145cを閉塞可
能なダイヤフラム弁からなる弁体147と、弁体147
を右端で支持する弁軸148、弁体147を右方へ付勢
するコイルばね149と、を備えて構成され、電磁弁1
51は、正圧弁146の弁体147・弁軸148・コイ
ルばね149と共用する弁体152・弁軸153・コイ
ルばね155を備え、電磁コイル154への通電によ
り、コイルばね155の付勢力に抗して弁軸153を左
方へ移動させ、弁体152を挿通孔145cから離隔さ
せるように作動する。
能なダイヤフラム弁からなる弁体147と、弁体147
を右端で支持する弁軸148、弁体147を右方へ付勢
するコイルばね149と、を備えて構成され、電磁弁1
51は、正圧弁146の弁体147・弁軸148・コイ
ルばね149と共用する弁体152・弁軸153・コイ
ルばね155を備え、電磁コイル154への通電によ
り、コイルばね155の付勢力に抗して弁軸153を左
方へ移動させ、弁体152を挿通孔145cから離隔さ
せるように作動する。
【0087】負圧弁150は、貫通孔145dを閉塞可
能な傘状のリップを備えて構成されている。
能な傘状のリップを備えて構成されている。
【0088】閉塞弁156は、挿通孔145eを閉塞可
能な弁体157と、弁体157を支持して弁室145か
ら突出する弁軸158と、弁体157を上方へ付勢する
コイルばね159と、を備えて構成され、弁軸158の
上端には、カム10に押圧される押圧部158aが形成
され、弁軸158の中間部位には、弁室145の周壁
(図符号省略)と当接して、弁軸158の上方への抜け
を規制する突起158bが形成されている。160は、
弁軸158と弁室周壁とのシール性を確保するシール部
材である。
能な弁体157と、弁体157を支持して弁室145か
ら突出する弁軸158と、弁体157を上方へ付勢する
コイルばね159と、を備えて構成され、弁軸158の
上端には、カム10に押圧される押圧部158aが形成
され、弁軸158の中間部位には、弁室145の周壁
(図符号省略)と当接して、弁軸158の上方への抜け
を規制する突起158bが形成されている。160は、
弁軸158と弁室周壁とのシール性を確保するシール部
材である。
【0089】この第6実施例の燃料貯溜装置M6では、
燃料給油時には、トラップドア7の回転によるカム10
の押圧動作により、押圧部158aが押圧されて、閉塞
弁156の弁軸158が下方へ移動し、弁体157が挿
通孔145eを閉塞することから、燃料蒸気用流路20
を遮断することとなる。
燃料給油時には、トラップドア7の回転によるカム10
の押圧動作により、押圧部158aが押圧されて、閉塞
弁156の弁軸158が下方へ移動し、弁体157が挿
通孔145eを閉塞することから、燃料蒸気用流路20
を遮断することとなる。
【0090】また、エンジン停止時において、燃料タン
ク1内の圧力が上昇した際には、コイルばね149の付
勢力に抗して正圧弁146の弁体147が挿通孔145
c周縁から離隔することから、図13の二点鎖線矢印で
示すように、燃料タンク1内の燃料蒸気Vが、燃料蒸気
用流路20のタンク側流路20a・ニップル145a・
挿通孔145c・挿通孔145e・ニップル145b・
燃料蒸気用流路20のキャニスタ側流路20bを経て、
キャニスタ19側へ流入することとなる。
ク1内の圧力が上昇した際には、コイルばね149の付
勢力に抗して正圧弁146の弁体147が挿通孔145
c周縁から離隔することから、図13の二点鎖線矢印で
示すように、燃料タンク1内の燃料蒸気Vが、燃料蒸気
用流路20のタンク側流路20a・ニップル145a・
挿通孔145c・挿通孔145e・ニップル145b・
燃料蒸気用流路20のキャニスタ側流路20bを経て、
キャニスタ19側へ流入することとなる。
【0091】さらに、エンジン稼働時には、電磁コイル
154に通電されて、コイルばね155の付勢力に抗し
て弁軸153が移動し、弁体152が挿通孔145c周
縁から離隔することから、正圧弁146の作動時と同様
に、燃料タンク1内の燃料蒸気Vをキャニスタ側19へ
流入させ、燃料タンク1内を低圧に維持できる。
154に通電されて、コイルばね155の付勢力に抗し
て弁軸153が移動し、弁体152が挿通孔145c周
縁から離隔することから、正圧弁146の作動時と同様
に、燃料タンク1内の燃料蒸気Vをキャニスタ側19へ
流入させ、燃料タンク1内を低圧に維持できる。
【0092】また、燃料タンク内1が大気圧より低圧の
負圧状態となれば、負圧弁130の傘状のリップが貫通
孔145dを開口させることから、キャニスタ19側の
大気が、燃料蒸気用流路20のキャニスタ側流路20b
・ニップル145b・挿通孔145e・貫通孔145d
・ニップル145a・燃料蒸気用流路20のタンク側流
路20aを経て、燃料タンク1内へ流入し、燃料タンク
1内の負圧状態を解消することとなる。
負圧状態となれば、負圧弁130の傘状のリップが貫通
孔145dを開口させることから、キャニスタ19側の
大気が、燃料蒸気用流路20のキャニスタ側流路20b
・ニップル145b・挿通孔145e・貫通孔145d
・ニップル145a・燃料蒸気用流路20のタンク側流
路20aを経て、燃料タンク1内へ流入し、燃料タンク
1内の負圧状態を解消することとなる。
【0093】第4・5・6実施例の燃料貯溜装置M4・
M5・M6では、正圧弁と電磁弁との部品を共用できる
ように構成したが、図14に示す第7実施例の燃料貯溜
装置M7のように、正圧弁と電磁弁とを別々に配設させ
ても良い。このような構成でも、本発明の効果を達成す
ることができる。
M5・M6では、正圧弁と電磁弁との部品を共用できる
ように構成したが、図14に示す第7実施例の燃料貯溜
装置M7のように、正圧弁と電磁弁とを別々に配設させ
ても良い。このような構成でも、本発明の効果を達成す
ることができる。
【0094】この第7実施例の燃料貯溜装置M7では、
フィラーネック2に配設された弁室162の内部が、隔
壁163・164により、主弁室162a、流入室16
2b、及び、流出室162cの三室に区画されている。
流入室162bには、燃料蒸気用流路20のタンク側流
路20aに連結されるニップル162dが形成され、流
出室162cには、燃料蒸気用流路20のキャニスタ側
流路20bに連結されるニップル162eが形成されて
いる。また、隔壁163には、2つの挿通孔163a・
163bが開口され、隔壁164には、1つの挿通孔1
64aが貫通されている。
フィラーネック2に配設された弁室162の内部が、隔
壁163・164により、主弁室162a、流入室16
2b、及び、流出室162cの三室に区画されている。
流入室162bには、燃料蒸気用流路20のタンク側流
路20aに連結されるニップル162dが形成され、流
出室162cには、燃料蒸気用流路20のキャニスタ側
流路20bに連結されるニップル162eが形成されて
いる。また、隔壁163には、2つの挿通孔163a・
163bが開口され、隔壁164には、1つの挿通孔1
64aが貫通されている。
【0095】そして、隔壁163の挿通孔163a付近
の主弁室162aには、負圧弁を備えた正圧弁、すなわ
ち、正負圧弁165が配設されている。この正負圧弁1
65は、挿通孔163aを閉塞可能な正圧用弁体166
と、弁体166を挿通孔163a側に付勢するコイルば
ね171と、を備えて構成されている。さらに、正圧用
弁体166は、弁本体167と、弁本体167を支持す
る支持プレート168と、を備え、弁本体167と支持
プレート168とには、連通孔167a・168aが形
成されている。そして、連通孔167a付近には、負圧
弁を構成する負圧用弁体としての弁プレート169が配
設され、この弁プレート169は、コイルばね170に
より、連通孔168aを閉塞するように付勢されてい
る。
の主弁室162aには、負圧弁を備えた正圧弁、すなわ
ち、正負圧弁165が配設されている。この正負圧弁1
65は、挿通孔163aを閉塞可能な正圧用弁体166
と、弁体166を挿通孔163a側に付勢するコイルば
ね171と、を備えて構成されている。さらに、正圧用
弁体166は、弁本体167と、弁本体167を支持す
る支持プレート168と、を備え、弁本体167と支持
プレート168とには、連通孔167a・168aが形
成されている。そして、連通孔167a付近には、負圧
弁を構成する負圧用弁体としての弁プレート169が配
設され、この弁プレート169は、コイルばね170に
より、連通孔168aを閉塞するように付勢されてい
る。
【0096】また、隔壁163の挿通孔163b付近の
主弁室162aには、電磁弁172が配設されている。
この電磁弁172は、挿通孔163bを閉塞可能な弁体
173と、弁体173を先端で支持する弁軸174と、
挿通孔163bを閉塞するように付勢するコイルばね1
76と、を備え、弁軸174の元部付近に配設される電
磁コイル175への通電により、コイルばね176の付
勢力に抗して弁軸174が上昇し、弁体173が挿通孔
163bを閉塞するように構成されている。なお、17
7は、弁軸174の周囲との気密性を確保するシール部
材である。
主弁室162aには、電磁弁172が配設されている。
この電磁弁172は、挿通孔163bを閉塞可能な弁体
173と、弁体173を先端で支持する弁軸174と、
挿通孔163bを閉塞するように付勢するコイルばね1
76と、を備え、弁軸174の元部付近に配設される電
磁コイル175への通電により、コイルばね176の付
勢力に抗して弁軸174が上昇し、弁体173が挿通孔
163bを閉塞するように構成されている。なお、17
7は、弁軸174の周囲との気密性を確保するシール部
材である。
【0097】さらに、閉塞弁178は、隔壁164の挿
通孔164aを閉塞可能な弁体179と、弁体179を
下端で支持して弁室162の上方へ突出する弁軸180
と、弁体179を上方へ付勢するコイルばね181と、
を備えて構成されている。
通孔164aを閉塞可能な弁体179と、弁体179を
下端で支持して弁室162の上方へ突出する弁軸180
と、弁体179を上方へ付勢するコイルばね181と、
を備えて構成されている。
【0098】弁軸180の上部には、カム10によって
押圧可能な円板状の押圧部180aが形成され、弁軸1
80の中間部位には、弁室162の周壁に当接して弁軸
180の上方への抜けを規制する突起180bが形成さ
れている。なお、182は、弁軸180の周囲との気密
性を確保するシール部材である。
押圧可能な円板状の押圧部180aが形成され、弁軸1
80の中間部位には、弁室162の周壁に当接して弁軸
180の上方への抜けを規制する突起180bが形成さ
れている。なお、182は、弁軸180の周囲との気密
性を確保するシール部材である。
【0099】この第7実施例の燃料貯溜装置M7では、
燃料給油時には、トラップドア7の回転によるカム10
の押圧動作により、押圧部180aが押圧されて、閉塞
弁178の弁軸180が下方へ移動し、弁体179が挿
通孔164aを閉塞することから、弁室162内でのニ
ップル162d・162e間の流路を閉塞して、燃料蒸
気用流路20を遮断することとなる。
燃料給油時には、トラップドア7の回転によるカム10
の押圧動作により、押圧部180aが押圧されて、閉塞
弁178の弁軸180が下方へ移動し、弁体179が挿
通孔164aを閉塞することから、弁室162内でのニ
ップル162d・162e間の流路を閉塞して、燃料蒸
気用流路20を遮断することとなる。
【0100】また、エンジン停止時において、燃料タン
ク1内の圧力が上昇した際には、コイルばね171の付
勢力に抗して正負圧弁165の正圧用弁体166が挿通
孔163a周縁から離隔することから、燃料タンク1内
の燃料蒸気Vが、燃料蒸気用流路20のタンク側流路2
0a・ニップル162d・流入室162b・挿通孔16
3a・主弁室162a・挿通孔164a・流出室162
c・ニップル162e・燃料蒸気用流路20のキャニス
タ側流路20bを経て、キャニスタ19側へ流入するこ
ととなる。
ク1内の圧力が上昇した際には、コイルばね171の付
勢力に抗して正負圧弁165の正圧用弁体166が挿通
孔163a周縁から離隔することから、燃料タンク1内
の燃料蒸気Vが、燃料蒸気用流路20のタンク側流路2
0a・ニップル162d・流入室162b・挿通孔16
3a・主弁室162a・挿通孔164a・流出室162
c・ニップル162e・燃料蒸気用流路20のキャニス
タ側流路20bを経て、キャニスタ19側へ流入するこ
ととなる。
【0101】さらに、エンジン稼働時には、電磁弁17
2の電磁コイル175に通電されて、コイルばね176
の付勢力に抗して弁軸174が上昇し、弁体173が挿
通孔163b周縁から離隔することから、燃料タンク1
内の燃料蒸気Vが、燃料蒸気用流路20のタンク側流路
20a・ニップル162d・流入室162b・挿通孔1
63b・主弁室162a・挿通孔164a・流出室16
2c・ニップル162e・燃料蒸気用流路20のキャニ
スタ側流路20bを経て、キャニスタ19側へ流入し、
燃料タンク1内を低圧に維持できる。
2の電磁コイル175に通電されて、コイルばね176
の付勢力に抗して弁軸174が上昇し、弁体173が挿
通孔163b周縁から離隔することから、燃料タンク1
内の燃料蒸気Vが、燃料蒸気用流路20のタンク側流路
20a・ニップル162d・流入室162b・挿通孔1
63b・主弁室162a・挿通孔164a・流出室16
2c・ニップル162e・燃料蒸気用流路20のキャニ
スタ側流路20bを経て、キャニスタ19側へ流入し、
燃料タンク1内を低圧に維持できる。
【0102】また、燃料タンク内1が大気圧より低圧の
負圧状態となれば、弁プレート169がコイルばね17
0の付勢力に抗して連通孔168aから離隔することか
ら、キャニスタ19側の大気が、燃料蒸気用流路20の
キャニスタ側流路20b・ニップル162e・流出室1
62c・挿通孔164a・主弁室162a・連通孔16
8a・167a・流入室162b・ニップル162d・
燃料蒸気用流路20のタンク側流路20aを経て、燃料
タンク1内へ流入し、燃料タンク1内の負圧状態を解消
することとなる。
負圧状態となれば、弁プレート169がコイルばね17
0の付勢力に抗して連通孔168aから離隔することか
ら、キャニスタ19側の大気が、燃料蒸気用流路20の
キャニスタ側流路20b・ニップル162e・流出室1
62c・挿通孔164a・主弁室162a・連通孔16
8a・167a・流入室162b・ニップル162d・
燃料蒸気用流路20のタンク側流路20aを経て、燃料
タンク1内へ流入し、燃料タンク1内の負圧状態を解消
することとなる。
【0103】図15〜16に示す第8実施例の燃料貯溜
装置M8は、図2のシステム図において閉塞弁49を、
図例の如く、正圧弁31、負圧弁38、及び電磁弁44
の手前に位置するようにフィラーネック2に配設したも
のである。なお、図16の図符号は、図11に対応させ
て付してある。この第8実施例の作用は、前述の諸実施
例の場合と基本的に同じである。
装置M8は、図2のシステム図において閉塞弁49を、
図例の如く、正圧弁31、負圧弁38、及び電磁弁44
の手前に位置するようにフィラーネック2に配設したも
のである。なお、図16の図符号は、図11に対応させ
て付してある。この第8実施例の作用は、前述の諸実施
例の場合と基本的に同じである。
【図1】この発明の第1実施例の概略断面図である。
【図2】同第1実施例の燃料蒸気用流路等を簡略化した
システム図である。
システム図である。
【図3】図1のIII 方向から見た部分省略図である。
【図4】同第1実施例に使用するオーバーフロー装置を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図5】同第1実施例の要部断面図である。
【図6】同第1実施例において、燃料タンク内に液体燃
料を給油する際の状態を示す概略断面図である。
料を給油する際の状態を示す概略断面図である。
【図7】同第1実施例の給油時の要部断面図である。
【図8】同第1実施例において、燃料タンク内の一定以
上の正圧状態を解消する際の要部断面図である。
上の正圧状態を解消する際の要部断面図である。
【図9】第2実施例の要部を示す概略断面図である。
【図10】第3実施例の給油時の要部断面図である。
【図11】第4実施例の要部を示す概略断面図である。
【図12】第5実施例の給油時の要部断面図である。
【図13】第6実施例の要部を示す概略断面図である。
【図14】第7実施例の要部を示す概略断面図である。
この発明の第1実施例の概略断面図である。
この発明の第1実施例の概略断面図である。
【図15】第8実施例の燃料蒸気用流路等を簡略化した
システム図である。
システム図である。
【図16】第8実施例の要部を示す概略断面図である。
1…燃料タンク、 19…キャニスタ、 20…燃料蒸気用流路、 20a…タンク側流路、 20b…キャニスタ側流路、 31・61・86・106・126・146・165…
(圧力調整弁)正圧弁、 44・69・91・114・134・151・172…
電磁弁、 49・74・96・119・139・156・178…
閉塞弁、 M1・M2・M3・M4・M5・M6・M7、M8…燃
料貯溜装置、 E…エンジン、 F…液体燃料、 V…燃料蒸気。
(圧力調整弁)正圧弁、 44・69・91・114・134・151・172…
電磁弁、 49・74・96・119・139・156・178…
閉塞弁、 M1・M2・M3・M4・M5・M6・M7、M8…燃
料貯溜装置、 E…エンジン、 F…液体燃料、 V…燃料蒸気。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤田 祐弘 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 保苅 宰 神奈川県藤沢市土棚8番地 いすゞ自動車 株式会社藤沢工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車用エンジンに供給するための燃料
を貯溜する燃料タンクと、燃料蒸気を吸着可能なキャニ
スタと、前記燃料タンクとキャニスタとに連結される燃
料蒸気用流路と、該燃料蒸気用流路に配設されて前記燃
料タンク内の圧力をばねの付勢力を利用して調整する圧
力調整弁と、前記燃料蒸気用流路に配設されてエンジン
稼働時に前記燃料蒸気を前記キャニスタ側へ流出させる
ように開弁する電磁弁と、前記燃料蒸気用流路に配設さ
れて前記燃料タンク内への給油時に前記燃料蒸気用流路
を閉塞する閉塞弁と、を備えてなる燃料貯溜装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP21433593A JPH0771335A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 燃料貯溜装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP21433593A JPH0771335A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 燃料貯溜装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=16654061
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