JPH0768781A - 液体噴射プリント装置 - Google Patents
液体噴射プリント装置Info
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- JPH0768781A JPH0768781A JP22125793A JP22125793A JPH0768781A JP H0768781 A JPH0768781 A JP H0768781A JP 22125793 A JP22125793 A JP 22125793A JP 22125793 A JP22125793 A JP 22125793A JP H0768781 A JPH0768781 A JP H0768781A
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- Japan
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- cartridge
- print head
- liquid
- cartridges
- printing apparatus
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Links
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Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数のインクカートリッジの着脱操作を容易
に行えるプリント装置を提供することを目的とする。 【構成】 カートリッジ12〜15の各取手部12a〜
15aのステージ10aからの高さはすべて異なってい
る。その高さは取手部14a、12a、15a、13a
の順に低くなっていく。隣接するカートリッジ同士の取
手部間には、充分なスペースを確保できる。
に行えるプリント装置を提供することを目的とする。 【構成】 カートリッジ12〜15の各取手部12a〜
15aのステージ10aからの高さはすべて異なってい
る。その高さは取手部14a、12a、15a、13a
の順に低くなっていく。隣接するカートリッジ同士の取
手部間には、充分なスペースを確保できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、着脱可能なインクカー
トリッジ等の構造を改良した液体噴射プリント装置に関
する。
トリッジ等の構造を改良した液体噴射プリント装置に関
する。
【0002】ここで、プリントとしては、布、糸、紙、
シート材等の各種のインク付与を受けるインク支持体す
べてへのインク付与を含むもので、各種情報処理装置す
べて或はその出力器としてのプリンタを含むもので、本
発明はこれらへの用途が可能なものである。
シート材等の各種のインク付与を受けるインク支持体す
べてへのインク付与を含むもので、各種情報処理装置す
べて或はその出力器としてのプリンタを含むもので、本
発明はこれらへの用途が可能なものである。
【0003】
【従来の技術】近年、インクジェットプリント装置(以
下、液体噴射プリント装置あるいは単にプリント装置と
いう)は、安価で、容易に高画質を得ることができるも
のとして研究開発がなされてきた。特に、近時カラー
化、マルチノズル化または高密度化の傾向にあり、種々
のプリント装置が提案されている。
下、液体噴射プリント装置あるいは単にプリント装置と
いう)は、安価で、容易に高画質を得ることができるも
のとして研究開発がなされてきた。特に、近時カラー
化、マルチノズル化または高密度化の傾向にあり、種々
のプリント装置が提案されている。
【0004】このようなプリント装置においては、消耗
品であるインク(プリント用液体)を交換するための工
夫がなされている。例えば、プリントヘッド等からイン
クを収納しているインクカートリッジ自体を取り外して
交換するインクカートリッジ交換方法、あるいはプリン
トヘッドとインクカートリッジとが一体化されたもので
は、その一体化物ごと、交換するヘッドインクカートリ
ッジ交換方法などがある。
品であるインク(プリント用液体)を交換するための工
夫がなされている。例えば、プリントヘッド等からイン
クを収納しているインクカートリッジ自体を取り外して
交換するインクカートリッジ交換方法、あるいはプリン
トヘッドとインクカートリッジとが一体化されたもので
は、その一体化物ごと、交換するヘッドインクカートリ
ッジ交換方法などがある。
【0005】また、異なる複数のインクを使用するプリ
ント装置では例えばカラープリント装置の場合、1個の
カートリッジに1種類のインクを収納し、複数のカート
リッジを使用する方法、あるいは1個のカートリッジに
他種類のインクを収納して使用する方法などがある。こ
の場合も、インク交換はカートリッジ毎、あるいはプリ
ントヘッドとカートリッジとの一体化物毎に行われる。
ント装置では例えばカラープリント装置の場合、1個の
カートリッジに1種類のインクを収納し、複数のカート
リッジを使用する方法、あるいは1個のカートリッジに
他種類のインクを収納して使用する方法などがある。こ
の場合も、インク交換はカートリッジ毎、あるいはプリ
ントヘッドとカートリッジとの一体化物毎に行われる。
【0006】しかしながら、上述の従来のプリント装置
では、1個のカートリッジに1種類のインクを収納し、
複数のカートリッジを使用する場合には、複数のカート
リッジをカートリッジ毎に交換しなければならず、交換
時の操作性に難が生じ易い。また、複数のカートリッジ
分のスペースを確保しなければならず、装置の小型化の
弊害となっていた。
では、1個のカートリッジに1種類のインクを収納し、
複数のカートリッジを使用する場合には、複数のカート
リッジをカートリッジ毎に交換しなければならず、交換
時の操作性に難が生じ易い。また、複数のカートリッジ
分のスペースを確保しなければならず、装置の小型化の
弊害となっていた。
【0007】図8は、従来のプリント装置における複数
のインクカートリッジおよびその近傍の構成を示す概略
斜視図である。図8において101はプリントヘッドで
あり、102はプリントヘッド101を搭載するキャリ
ッジであり、103〜106はそれぞれキャリッジ10
2上に搭載されかつ上記プリントヘッド101にインク
供給可能な状態で結合されている六面体のカートリッジ
である。これらカートリッジ103〜106は、すべて
同一形状をなし、各々1種類ずつ異なるインクを収納し
ており、図8中の矢印方向に沿って着脱自在である。各
カートリッジ103〜106には、プリントヘッド10
1と結合する側の面と反対側の面にカートリッジの取り
外しを容易にするための取手部103a〜106aが設
けられている。カートリッジが同一形状であることか
ら、取手部103a〜106aも同じ程度の高さに設け
られており、キャリッジ102上にカートリッジ103
〜106を搭載した場合、取手部103a〜106aを
横一列に並べることができる。
のインクカートリッジおよびその近傍の構成を示す概略
斜視図である。図8において101はプリントヘッドで
あり、102はプリントヘッド101を搭載するキャリ
ッジであり、103〜106はそれぞれキャリッジ10
2上に搭載されかつ上記プリントヘッド101にインク
供給可能な状態で結合されている六面体のカートリッジ
である。これらカートリッジ103〜106は、すべて
同一形状をなし、各々1種類ずつ異なるインクを収納し
ており、図8中の矢印方向に沿って着脱自在である。各
カートリッジ103〜106には、プリントヘッド10
1と結合する側の面と反対側の面にカートリッジの取り
外しを容易にするための取手部103a〜106aが設
けられている。カートリッジが同一形状であることか
ら、取手部103a〜106aも同じ程度の高さに設け
られており、キャリッジ102上にカートリッジ103
〜106を搭載した場合、取手部103a〜106aを
横一列に並べることができる。
【0008】このような構成のプリント装置では、ラン
ニングコストやカートリッジの交換頻度の低減を図るた
め、各カートリッジを大きくすると、それを収容する装
置のハウジングも大きくしなければならず、装置の小型
化の要請に反することとなる。また、装置の小型化のた
めに上記各カートリッジ103〜106の幅寸法を小さ
くした場合には、取手部103a〜106aが横一列に
並んでいるため、取り外す必要のあるカートリッジと一
緒に交換不要のカートリッジも取り外す虞があり、操作
性の更なる悪化の可能性から図8のような構成で小型化
を図ることもできない。
ニングコストやカートリッジの交換頻度の低減を図るた
め、各カートリッジを大きくすると、それを収容する装
置のハウジングも大きくしなければならず、装置の小型
化の要請に反することとなる。また、装置の小型化のた
めに上記各カートリッジ103〜106の幅寸法を小さ
くした場合には、取手部103a〜106aが横一列に
並んでいるため、取り外す必要のあるカートリッジと一
緒に交換不要のカートリッジも取り外す虞があり、操作
性の更なる悪化の可能性から図8のような構成で小型化
を図ることもできない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、複数
のインクカートリッジの着脱操作を容易に行えるプリン
ト装置を提供することにある。
のインクカートリッジの着脱操作を容易に行えるプリン
ト装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明はプリント用液体を噴射してプ
リント媒体にプリントするプリントヘッドを搭載して前
記プリント媒体の幅方向に往復移動するキャリッジと、
該キャリッジに搭載されて前記プリントヘッドに着脱自
在に結合されかつ前記プリントヘッドに供給される前記
プリント用液体を収容する複数のカートリッジとを含む
液体噴射プリント装置において、前記各カートリッジは
自らを前記プリントヘッドから離脱させるための取手部
を有し、かつ、該取手部は互いに隣接するカートリッジ
同士で離間した位置に設けられたことを特徴とする。
に、請求項1記載の発明はプリント用液体を噴射してプ
リント媒体にプリントするプリントヘッドを搭載して前
記プリント媒体の幅方向に往復移動するキャリッジと、
該キャリッジに搭載されて前記プリントヘッドに着脱自
在に結合されかつ前記プリントヘッドに供給される前記
プリント用液体を収容する複数のカートリッジとを含む
液体噴射プリント装置において、前記各カートリッジは
自らを前記プリントヘッドから離脱させるための取手部
を有し、かつ、該取手部は互いに隣接するカートリッジ
同士で離間した位置に設けられたことを特徴とする。
【0011】ここで、請求項1記載の液体噴射プリント
装置において、前記キャリッジは、前記カートリッジを
係止して前記キャリッジ上に保持する係止する部材をさ
らに有し、かつ、該係止部材は、前記カートリッジの係
止時に該カートリッジの取手部を嵌合する嵌合部を有す
るものでもよい。
装置において、前記キャリッジは、前記カートリッジを
係止して前記キャリッジ上に保持する係止する部材をさ
らに有し、かつ、該係止部材は、前記カートリッジの係
止時に該カートリッジの取手部を嵌合する嵌合部を有す
るものでもよい。
【0012】また、請求項1記載の液体噴射プリント装
置において、前記カートリッジの取手部は、該カートリ
ッジの前記プリントヘッドへの結合時に屈曲して隣接す
る他のカートリッジを把持するものでもよい。
置において、前記カートリッジの取手部は、該カートリ
ッジの前記プリントヘッドへの結合時に屈曲して隣接す
る他のカートリッジを把持するものでもよい。
【0013】請求項4記載の発明は、プリント用液体を
噴射してプリント媒体にプリントするプリントヘッド
と、該プリントヘッドを搭載して前記プリント媒体の幅
方向に往復移動するキャリッジと、該キャリッジに搭載
されて前記プリントヘッドに着脱自在に結合されかつ前
記プリントヘッドに供給される前記プリント用液体を収
容する複数のカートリッジとを含む液体噴射プリント装
置において、前記各カートリッジは自らを前記プリント
ヘッドから離脱させるための取手部を有し、該取手部は
前記カートリッジ全体で複数列に配列され、かつ該各配
列の方向に直交する方向に沿って少なくとも2個のカー
トリッジが連なって前記プリントヘッドに結合されてい
ることを特徴とする。
噴射してプリント媒体にプリントするプリントヘッド
と、該プリントヘッドを搭載して前記プリント媒体の幅
方向に往復移動するキャリッジと、該キャリッジに搭載
されて前記プリントヘッドに着脱自在に結合されかつ前
記プリントヘッドに供給される前記プリント用液体を収
容する複数のカートリッジとを含む液体噴射プリント装
置において、前記各カートリッジは自らを前記プリント
ヘッドから離脱させるための取手部を有し、該取手部は
前記カートリッジ全体で複数列に配列され、かつ該各配
列の方向に直交する方向に沿って少なくとも2個のカー
トリッジが連なって前記プリントヘッドに結合されてい
ることを特徴とする。
【0014】ここで、請求項4記載の液体噴射プリント
装置において、前記プリントヘッドは、前記すべてのカ
ートリッジの結合を同一方向から受け入れるものでもよ
い。
装置において、前記プリントヘッドは、前記すべてのカ
ートリッジの結合を同一方向から受け入れるものでもよ
い。
【0015】また、請求項4記載の液体噴射プリント装
置において、前記プリントヘッドは、前記カートリッジ
の結合を異なる方向から受け入れるものでもよい。
置において、前記プリントヘッドは、前記カートリッジ
の結合を異なる方向から受け入れるものでもよい。
【0016】さらに、請求項1ないし6のいずれかに記
載の液体噴射プリント装置において、前記プリントヘッ
ドと前記カートリッジとは前記キャリッジに対して一体
に搭載されるものであってもよい。また、請求項1ない
し7のいずれかに記載の液体噴射プリント装置におい
て、前記プリントヘッドは、前記プリント用液体を吐出
するために利用されるエネルギを発生する素子として、
前記プリント用液体に膜沸騰を生じさせる熱エネルギを
発生する電気熱変換体を有するものであってもよい。
載の液体噴射プリント装置において、前記プリントヘッ
ドと前記カートリッジとは前記キャリッジに対して一体
に搭載されるものであってもよい。また、請求項1ない
し7のいずれかに記載の液体噴射プリント装置におい
て、前記プリントヘッドは、前記プリント用液体を吐出
するために利用されるエネルギを発生する素子として、
前記プリント用液体に膜沸騰を生じさせる熱エネルギを
発生する電気熱変換体を有するものであってもよい。
【0017】
【作用】本発明においては、複数のカートリッジの取手
部を隣接のカートリッジの取手部と異なる位置に設けた
ことによりカートリッジについての操作性を格段に向上
させることができると共に、その操作性を維持しつつカ
ートリッジの小型化および装置全体の小型化を併せて図
ることもできる。
部を隣接のカートリッジの取手部と異なる位置に設けた
ことによりカートリッジについての操作性を格段に向上
させることができると共に、その操作性を維持しつつカ
ートリッジの小型化および装置全体の小型化を併せて図
ることもできる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。なお、斜視図においては左下側を前面とする。
する。なお、斜視図においては左下側を前面とする。
【0019】(実施例1)図1は本発明のプリント装置
の第1の実施例を示す斜視図であり、図2は図1に示し
たプリント装置の要部を拡大した側面図である。
の第1の実施例を示す斜視図であり、図2は図1に示し
たプリント装置の要部を拡大した側面図である。
【0020】まず、図1において1はプリント装置であ
り、2はプリント装置1のハウジングの上面前部に設け
られた操作パネル部であり、3は上記ハウジングの前面
の開口から装着される給紙カセットであり、4は給紙カ
セット3から供給された紙(プリント用媒体)であり、
5は上記プリント装置1内の紙搬送経路を通って排出さ
れた紙を保持する排紙トレーである。6は断面L字状の
本体カバーである。この本体カバー6は、上記ハウジン
グの右前部に形成された大きな開口部7を覆うものであ
って、蝶番8によって開口部7の内側端部に回動自在に
取り付けられている。また、上記ハウジングの内部に
は、図2に示すガイド9等に支持されたキャリッジ10
が配設されている。キャリッジ10は、上記紙搬送経路
を通過する紙の幅方向、すなわち上記ガイド9等の長手
方向に沿って往復移動可能である。図2に示すように、
本実施例におけるキャリッジ10は、ガイド9等によっ
て水平に保持されるステージ10aと、このステージ1
0a上であってガイド9の近傍に形成され後述のプリン
トヘッドを装着するための開口部(図示略)と、この開
口部の前方のステージ10a上に形成され所定数のカー
トリッジを収容するためのカートリッジガレージ10b
と、このガレージ10bに収容されたカートリッジの離
脱を防止するためのカートリッジホルダ10cとから概
略構成されている。
り、2はプリント装置1のハウジングの上面前部に設け
られた操作パネル部であり、3は上記ハウジングの前面
の開口から装着される給紙カセットであり、4は給紙カ
セット3から供給された紙(プリント用媒体)であり、
5は上記プリント装置1内の紙搬送経路を通って排出さ
れた紙を保持する排紙トレーである。6は断面L字状の
本体カバーである。この本体カバー6は、上記ハウジン
グの右前部に形成された大きな開口部7を覆うものであ
って、蝶番8によって開口部7の内側端部に回動自在に
取り付けられている。また、上記ハウジングの内部に
は、図2に示すガイド9等に支持されたキャリッジ10
が配設されている。キャリッジ10は、上記紙搬送経路
を通過する紙の幅方向、すなわち上記ガイド9等の長手
方向に沿って往復移動可能である。図2に示すように、
本実施例におけるキャリッジ10は、ガイド9等によっ
て水平に保持されるステージ10aと、このステージ1
0a上であってガイド9の近傍に形成され後述のプリン
トヘッドを装着するための開口部(図示略)と、この開
口部の前方のステージ10a上に形成され所定数のカー
トリッジを収容するためのカートリッジガレージ10b
と、このガレージ10bに収容されたカートリッジの離
脱を防止するためのカートリッジホルダ10cとから概
略構成されている。
【0021】上記ステージ10aは、その後端部におい
て上記ガイド9により摺動自在に支持されると共に、そ
の前端部の下側は図示しないガイド板上に搭載されてい
る。なお、このガイド板は上述の紙搬送経路を搬送され
る紙の浮き上がりを防止するための紙押え部材として機
能するものでもよく、また紙の厚さに応じてステージ1
0aをガイド9に対して片持ち状に持ち上げる機能を有
するものでもよい。
て上記ガイド9により摺動自在に支持されると共に、そ
の前端部の下側は図示しないガイド板上に搭載されてい
る。なお、このガイド板は上述の紙搬送経路を搬送され
る紙の浮き上がりを防止するための紙押え部材として機
能するものでもよく、また紙の厚さに応じてステージ1
0aをガイド9に対して片持ち状に持ち上げる機能を有
するものでもよい。
【0022】上記ステージ10aの開口部にはプリント
ヘッド11がそのインク吐出口を下側に向けた状態で装
着されるようになっている。
ヘッド11がそのインク吐出口を下側に向けた状態で装
着されるようになっている。
【0023】上記カートリッジガレージ10bは、複数
(本実施例では4個)のカートリッジ12〜15を同時
に収容するための貫通口が前後方向に形成され、外側の
両側部には後述のカートリッジホルダ10cの係合爪が
係合する係合凹部10dが形成されている。
(本実施例では4個)のカートリッジ12〜15を同時
に収容するための貫通口が前後方向に形成され、外側の
両側部には後述のカートリッジホルダ10cの係合爪が
係合する係合凹部10dが形成されている。
【0024】上記ステージ10aの前端部には、蝶番1
6によって上記カートリッジホルダ10cが回動自在に
取り付けられている。上記ガレージ10bの前端面から
上記蝶番16までの寸法は、上記カートリッジ12〜1
5がガレージ10b内に収容された際にガレージ10b
の前端部から突出する寸法等を考慮して決められる。上
記カートリッジホルダ10cは概略矩形の板状である。
カートリッジホルダ10cには、上記蝶番16によって
固定された下部から離れた上部の両側部に板面に直交す
る方向に突出し、かつ、ホルダ10cが閉じられた際に
上記ガレージ10bの係合凹部10dに係合する一対の
係合爪10eが設けられている。また、ホルダ10cに
は、その板部に上記各カートリッジ12〜15の後述の
取手部を嵌合するための嵌合孔17〜20が形成されて
いる。これら嵌合孔17〜20は上記取手部に対応する
位置、形状および大きさを有している。
6によって上記カートリッジホルダ10cが回動自在に
取り付けられている。上記ガレージ10bの前端面から
上記蝶番16までの寸法は、上記カートリッジ12〜1
5がガレージ10b内に収容された際にガレージ10b
の前端部から突出する寸法等を考慮して決められる。上
記カートリッジホルダ10cは概略矩形の板状である。
カートリッジホルダ10cには、上記蝶番16によって
固定された下部から離れた上部の両側部に板面に直交す
る方向に突出し、かつ、ホルダ10cが閉じられた際に
上記ガレージ10bの係合凹部10dに係合する一対の
係合爪10eが設けられている。また、ホルダ10cに
は、その板部に上記各カートリッジ12〜15の後述の
取手部を嵌合するための嵌合孔17〜20が形成されて
いる。これら嵌合孔17〜20は上記取手部に対応する
位置、形状および大きさを有している。
【0025】ここで、本実施例において用いられる上記
カートリッジ12〜15の形状および配列方法について
説明する。本実施例では、図1および2に示すように、
上記カートリッジ12〜15の各取手部12a〜15a
の上記ステージ10aからの高さはすべて異なっている
点に特徴がある。すなわち、その高さは取手部14a、
12a、15a、13aの順に低くなっていく。このよ
うな構成により、隣接するカートリッジ同士の取手部間
には、充分なスペースを確保することができるので、特
定のカートリッジを取り外そうとした際に誤って隣接す
るカートリッジも同一操作で取り外してしまう誤操作の
発生を防止することができる。また、上記カートリッジ
の取手部12a〜15aと上記キャリッジのカートリッ
ジホルダ10cの嵌合孔17〜20とは1対1で対応し
ており、この対応関係に誤りがあれば、カートリッジホ
ルダ10c自体を閉じることができなくなることから、
その開閉によりユーザーが容易に上記対応関係の正誤を
把握することができる利点がある。
カートリッジ12〜15の形状および配列方法について
説明する。本実施例では、図1および2に示すように、
上記カートリッジ12〜15の各取手部12a〜15a
の上記ステージ10aからの高さはすべて異なっている
点に特徴がある。すなわち、その高さは取手部14a、
12a、15a、13aの順に低くなっていく。このよ
うな構成により、隣接するカートリッジ同士の取手部間
には、充分なスペースを確保することができるので、特
定のカートリッジを取り外そうとした際に誤って隣接す
るカートリッジも同一操作で取り外してしまう誤操作の
発生を防止することができる。また、上記カートリッジ
の取手部12a〜15aと上記キャリッジのカートリッ
ジホルダ10cの嵌合孔17〜20とは1対1で対応し
ており、この対応関係に誤りがあれば、カートリッジホ
ルダ10c自体を閉じることができなくなることから、
その開閉によりユーザーが容易に上記対応関係の正誤を
把握することができる利点がある。
【0026】(実施例2)図3および図4は、本発明の
プリント装置の第2の実施例の要部を示すものであっ
て、図3は斜視図であり、図4は側面図である。
プリント装置の第2の実施例の要部を示すものであっ
て、図3は斜視図であり、図4は側面図である。
【0027】本実施例の特徴は、隣接するカートリッジ
12〜15間でその取手部12b〜15bの位置を異な
らしめ、かつカートリッジ12〜15の取手部12b〜
15bをその根本から屈曲可能とし、同時に隣接するカ
ートリッジを保持することも可能である点にある。本実
施例の構成とすることにより、先の実施例1と同様に、
カートリッジの取り外し操作の際の誤操作を未然に防止
する効果の他に、先の実施例1におけるカートリッジホ
ルダ10cを設けることなく、4個のカートリッジ12
〜15をカートリッジガレージ10b内に収容すること
ができると共に、ホルダ10cがない分、省スペース化
を図れることから装置全体の小型化も図ることができ
る。
12〜15間でその取手部12b〜15bの位置を異な
らしめ、かつカートリッジ12〜15の取手部12b〜
15bをその根本から屈曲可能とし、同時に隣接するカ
ートリッジを保持することも可能である点にある。本実
施例の構成とすることにより、先の実施例1と同様に、
カートリッジの取り外し操作の際の誤操作を未然に防止
する効果の他に、先の実施例1におけるカートリッジホ
ルダ10cを設けることなく、4個のカートリッジ12
〜15をカートリッジガレージ10b内に収容すること
ができると共に、ホルダ10cがない分、省スペース化
を図れることから装置全体の小型化も図ることができ
る。
【0028】(実施例3)図5は本発明のプリント装置
の第3の実施例の要部を示す斜視図である。本実施例の
特徴は、先の実施例1と同様に、カートリッジの取り外
し操作の際の誤操作を未然に防止する効果の他に、先の
実施例1におけるカートリッジホルダ10cを設けるこ
となく、4個のカートリッジ12〜15を2群に分け、
各群をプリントヘッド11に対して異なる方向から結合
させるようにした点にある。すなわち、プリントヘッド
11を挟んで一方の側からカートリッジ12および13
を、他方の側からカートリッジ14および15を、それ
ぞれ結合する。この際、カートリッジ12の取手部12
cの高さとカトリッジ13の取手部13cの高さは互い
に異ならしめている。同様に、カートリッジ14の取手
部(図示略)の高さとカトリッジ15の取手部15cの
高さも互いに異ならしめている。この場合、カートリッ
ジ12と14とは、カートリッジ12と13の配列方向
(図5中において矢印で示す)に直交する方向に沿って
プリントヘッド11を介して連なっている。同様に、カ
ートリッジ13と15とは、上記配列方向に直交する方
向に沿ってプリントヘッド11を介して連なっている。
の第3の実施例の要部を示す斜視図である。本実施例の
特徴は、先の実施例1と同様に、カートリッジの取り外
し操作の際の誤操作を未然に防止する効果の他に、先の
実施例1におけるカートリッジホルダ10cを設けるこ
となく、4個のカートリッジ12〜15を2群に分け、
各群をプリントヘッド11に対して異なる方向から結合
させるようにした点にある。すなわち、プリントヘッド
11を挟んで一方の側からカートリッジ12および13
を、他方の側からカートリッジ14および15を、それ
ぞれ結合する。この際、カートリッジ12の取手部12
cの高さとカトリッジ13の取手部13cの高さは互い
に異ならしめている。同様に、カートリッジ14の取手
部(図示略)の高さとカトリッジ15の取手部15cの
高さも互いに異ならしめている。この場合、カートリッ
ジ12と14とは、カートリッジ12と13の配列方向
(図5中において矢印で示す)に直交する方向に沿って
プリントヘッド11を介して連なっている。同様に、カ
ートリッジ13と15とは、上記配列方向に直交する方
向に沿ってプリントヘッド11を介して連なっている。
【0029】このような構成としたことにより、先の実
施例1と同様に、カートリッジの取り外し操作の際の誤
操作を未然に防止する効果の他に、先の実施例1におけ
るカートリッジホルダ10cを設けることなく、各カー
トリッジの容量を大きくしても、キャリッジ10の走査
方向(この場合、上記配列方向に直交する方向)の幅寸
法を大きくする必要がないため、装置の寸法を変えずに
カートリッジの交換頻度を減らすことができる。
施例1と同様に、カートリッジの取り外し操作の際の誤
操作を未然に防止する効果の他に、先の実施例1におけ
るカートリッジホルダ10cを設けることなく、各カー
トリッジの容量を大きくしても、キャリッジ10の走査
方向(この場合、上記配列方向に直交する方向)の幅寸
法を大きくする必要がないため、装置の寸法を変えずに
カートリッジの交換頻度を減らすことができる。
【0030】(実施例4)図6は本発明のプリント装置
の第4の実施例の要部を示す斜視図である。本実施例の
特徴は、先の実施例1と同様に、カートリッジの取り外
し操作の際の誤操作を未然に防止する効果の他に、先の
実施例1におけるカートリッジホルダ10cを設けるこ
となく、先の実施例3と異なり、4個のカートリッジ1
2〜15をプリントヘッド11に対してすべて同一方向
から結合させるようにした点にある。
の第4の実施例の要部を示す斜視図である。本実施例の
特徴は、先の実施例1と同様に、カートリッジの取り外
し操作の際の誤操作を未然に防止する効果の他に、先の
実施例1におけるカートリッジホルダ10cを設けるこ
となく、先の実施例3と異なり、4個のカートリッジ1
2〜15をプリントヘッド11に対してすべて同一方向
から結合させるようにした点にある。
【0031】本実施例でも、カートリッジ12〜15の
各取手部12d〜15dの位置を隣接するカートリッジ
の取手部と異ならしめ、かつ、配列方向(図6において
矢印で示す)に直交する方向に2個のカートリッジを連
ならせている。
各取手部12d〜15dの位置を隣接するカートリッジ
の取手部と異ならしめ、かつ、配列方向(図6において
矢印で示す)に直交する方向に2個のカートリッジを連
ならせている。
【0032】このような構成とすることにより、上記実
施例3とほぼ同様に、各カートリッジの容量を大きくし
ても、キャリッジ10の走査方向(この場合も、上記配
列方向に直交する方向)の幅寸法を大きくする必要がな
いため、装置の寸法を変えずにカートリッジの交換頻度
を減らすことができる。
施例3とほぼ同様に、各カートリッジの容量を大きくし
ても、キャリッジ10の走査方向(この場合も、上記配
列方向に直交する方向)の幅寸法を大きくする必要がな
いため、装置の寸法を変えずにカートリッジの交換頻度
を減らすことができる。
【0033】(実施例5)図7は本発明のプリント装置
の第5の実施例の要部を示す平面図である。本実施例の
特徴は、各カートリッジ21〜24を断面六角形状と
し、これらを図7には図示しないプリントヘッドに装着
した際には、いわゆるハニカム構造となるように構成し
たことにより、先の実施例1と同様に、カートリッジの
取り外し操作の際の誤操作を未然に防止する効果の他
に、ハニカム構造により装着時の各カートリッジのガタ
つきを最小限とすることができ、その束ねた構造により
構造の強度を向上させることができる。また、カートリ
ッジ内に発泡体を収容してインクを保存している場合に
は、そのカートリッジを断面六角形状としたことによ
り、四角形状よりインク使用効率の高い円形状、すなわ
ち円筒状に近く、効率のよいインクの使用が可能とな
り、カートリッジの交換頻度を減らすことができる。
の第5の実施例の要部を示す平面図である。本実施例の
特徴は、各カートリッジ21〜24を断面六角形状と
し、これらを図7には図示しないプリントヘッドに装着
した際には、いわゆるハニカム構造となるように構成し
たことにより、先の実施例1と同様に、カートリッジの
取り外し操作の際の誤操作を未然に防止する効果の他
に、ハニカム構造により装着時の各カートリッジのガタ
つきを最小限とすることができ、その束ねた構造により
構造の強度を向上させることができる。また、カートリ
ッジ内に発泡体を収容してインクを保存している場合に
は、そのカートリッジを断面六角形状としたことによ
り、四角形状よりインク使用効率の高い円形状、すなわ
ち円筒状に近く、効率のよいインクの使用が可能とな
り、カートリッジの交換頻度を減らすことができる。
【0034】なお、上記各実施例では、プリントヘッド
とカートリッジとが別体のものを説明したが、両者の一
体型のものであっても、上記と同様の効果を得られる。
とカートリッジとが別体のものを説明したが、両者の一
体型のものであっても、上記と同様の効果を得られる。
【0035】また、上記各実施例では、カートリッジの
形状を四角形状、六角形状などとしたが、形状間の差異
はあるものの、プリントヘッドに装着される、あるいは
プリントヘッドと一体となっているカートリッジの形状
はいかなる形状ものでも使用可能である。
形状を四角形状、六角形状などとしたが、形状間の差異
はあるものの、プリントヘッドに装着される、あるいは
プリントヘッドと一体となっているカートリッジの形状
はいかなる形状ものでも使用可能である。
【0036】さらに、上記各実施例では、キャリッジ上
でのカートリッジの操作性を問題としたが、カートリッ
ジはキャリッジ上になく、据え置きタイプのものであっ
ても、本発明を適用できることは言うまでもない。
でのカートリッジの操作性を問題としたが、カートリッ
ジはキャリッジ上になく、据え置きタイプのものであっ
ても、本発明を適用できることは言うまでもない。
【0037】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェットプリント方式の中でも、インク吐出を行わせるた
めに利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手
段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱
エネルギによりインクの状態変化を生起させる方式のプ
リントヘッド、プリント装置において優れた効果をもた
らすものである。かかる方式によればプリントの高密度
化,高精細化が達成できるからである。
ェットプリント方式の中でも、インク吐出を行わせるた
めに利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手
段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱
エネルギによりインクの状態変化を生起させる方式のプ
リントヘッド、プリント装置において優れた効果をもた
らすものである。かかる方式によればプリントの高密度
化,高精細化が達成できるからである。
【0038】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、プリント情報に対応していて核沸騰を越え
る急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を
印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発
生せしめ、プリントヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長,収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状
の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細
書,同第4345262号明細書に記載されているよう
なものが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率
に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記
載されている条件を採用すると、さらに優れたプリント
を行うことができる。
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、プリント情報に対応していて核沸騰を越え
る急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を
印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発
生せしめ、プリントヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長,収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状
の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細
書,同第4345262号明細書に記載されているよう
なものが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率
に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記
載されている条件を採用すると、さらに優れたプリント
を行うことができる。
【0039】プリントヘッドの構成としては、上述の各
明細書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変
換体の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書,米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基いた構成と
しても本発明の効果は有効である。すなわち、プリント
ヘッドの形態がどのようなものであっても、本発明によ
ればプリントを確実に効率よく行うことができるように
なるからである。
明細書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変
換体の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書,米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基いた構成と
しても本発明の効果は有効である。すなわち、プリント
ヘッドの形態がどのようなものであっても、本発明によ
ればプリントを確実に効率よく行うことができるように
なるからである。
【0040】さらに、プリント装置がプリントできるプ
リント媒体の最大幅に対応した長さを有するフルライン
タイプのプリントヘッドに対しても本発明は有効に適用
できる。そのようなプリントヘッドとしては、複数プリ
ントヘッドの組合せによってその長さを満たす構成や、
一体的に形成された1個のプリントヘッドとしての構成
のいずれでもよい。
リント媒体の最大幅に対応した長さを有するフルライン
タイプのプリントヘッドに対しても本発明は有効に適用
できる。そのようなプリントヘッドとしては、複数プリ
ントヘッドの組合せによってその長さを満たす構成や、
一体的に形成された1個のプリントヘッドとしての構成
のいずれでもよい。
【0041】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定されたプリントヘッド、あるい
は装置本体に装着されることで装置本体との電気的な接
続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在
のチップタイプのプリントヘッド、あるいはプリントヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプのプリントヘッドを用いた場合にも本発明は
有効である。
のでも、装置本体に固定されたプリントヘッド、あるい
は装置本体に装着されることで装置本体との電気的な接
続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在
のチップタイプのプリントヘッド、あるいはプリントヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプのプリントヘッドを用いた場合にも本発明は
有効である。
【0042】また、本発明のプリント装置の構成とし
て、プリントヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段
等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で、好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
プリントヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれと
は別の加熱素子或はこれらの組み合わせを用いて加熱を
行う予備加熱手段、プリントとは別の吐出を行なう予備
吐出手段を挙げることができる。
て、プリントヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段
等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で、好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
プリントヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれと
は別の加熱素子或はこれらの組み合わせを用いて加熱を
行う予備加熱手段、プリントとは別の吐出を行なう予備
吐出手段を挙げることができる。
【0043】また、搭載されるプリントヘッドの種類な
いし個数についても、例えば単色のインクに対応して1
個のみが設けられたものの他、プリント色や濃度を異に
する複数のインクに対応して複数個数設けられるもので
あってもよい。すなわち、例えばプリント装置のプリン
トモードとしては黒色等の主流色のみのプリントモード
だけではなく、プリントヘッドを一体的に構成するか複
数個の組み合わせによるかいずれでもよいが、異なる色
の複色カラー、または混色によるフルカラーの各プリン
トモードの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極
めて有効である。
いし個数についても、例えば単色のインクに対応して1
個のみが設けられたものの他、プリント色や濃度を異に
する複数のインクに対応して複数個数設けられるもので
あってもよい。すなわち、例えばプリント装置のプリン
トモードとしては黒色等の主流色のみのプリントモード
だけではなく、プリントヘッドを一体的に構成するか複
数個の組み合わせによるかいずれでもよいが、異なる色
の複色カラー、または混色によるフルカラーの各プリン
トモードの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極
めて有効である。
【0044】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用プ
リント信号付与時にインクが液状をなすものを用いても
よい。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形
状態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せ
しめることで積極的に防止するため、またはインクの蒸
発を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化
するインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギ
のプリント信号に応じた付与によってインクが液化し、
液状インクが吐出されるものや、プリント媒体に到達す
る時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エネ
ルギの付与によって初めて液化する性質のインクを使用
する場合も本発明は適用可能である。このような場合の
インクは、特開昭54−56847号公報あるいは特開
昭60−71260号公報に記載されるような、多孔質
シート凹部または貫通孔に液状又は固形物として保持さ
れた状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態
としてもよい。本発明においては、上述した各インクに
対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行す
るものである。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用プ
リント信号付与時にインクが液状をなすものを用いても
よい。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形
状態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せ
しめることで積極的に防止するため、またはインクの蒸
発を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化
するインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギ
のプリント信号に応じた付与によってインクが液化し、
液状インクが吐出されるものや、プリント媒体に到達す
る時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エネ
ルギの付与によって初めて液化する性質のインクを使用
する場合も本発明は適用可能である。このような場合の
インクは、特開昭54−56847号公報あるいは特開
昭60−71260号公報に記載されるような、多孔質
シート凹部または貫通孔に液状又は固形物として保持さ
れた状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態
としてもよい。本発明においては、上述した各インクに
対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行す
るものである。
【0045】さらに加えて、本発明インクジェットプリ
ント装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機
器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等
と組合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファ
クシミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
ント装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機
器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等
と組合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファ
クシミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のカートリッジの取手部を隣接のカートリッジの取
手部と異なる位置に設けたことによりカートリッジにつ
いての操作性を格段に向上させることができると共に、
その操作性を維持しつつカートリッジの小型化および装
置全体の小型化を併せて図ることもできる。
複数のカートリッジの取手部を隣接のカートリッジの取
手部と異なる位置に設けたことによりカートリッジにつ
いての操作性を格段に向上させることができると共に、
その操作性を維持しつつカートリッジの小型化および装
置全体の小型化を併せて図ることもできる。
【図1】本発明のプリント装置の第1の実施例の要部を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】図1に示した要部を拡大視した側面図である。
【図3】本発明のプリント装置の第2の実施例の要部を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図4】図3に示した要部を拡大視した側面図である。
【図5】本発明のプリント装置の第3の実施例の要部を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図6】本発明のプリント装置の第4の実施例の要部を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図7】本発明のプリント装置の第5の実施例の要部を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図8】従来のプリント装置の要部を示す斜視図であ
る。
る。
1 インクジェットプリント装置 2 操作パネル部 3 給紙カセット 4 プリント用紙 5 排紙トレー 6 本体カバー 7 開口部 8 蝶番 9 ガイド 10 キャリッジ 10a ステージ 10b カートリッジガレージ 10c カートリッジホルダ 10d 係合凹部 10e 係合爪 11 プリントヘッド 12〜15 カートリッジ 12a〜15a 取手部 12b〜15b 取手部 12c〜15c 取手部 16 蝶番 17〜20 嵌合孔 21〜24 カートリッジ
フロントページの続き (72)発明者 大西 敏之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 宇野沢 保弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐藤 勝 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 森岡 久始 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 鹿志村 誠 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 金光 伸二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 プリント用液体を噴射してプリント媒体
にプリントするプリントヘッドを搭載して前記プリント
媒体の幅方向に往復移動するキャリッジと、該キャリッ
ジに搭載されて前記プリントヘッドに着脱自在に結合さ
れかつ前記プリントヘッドに供給される前記プリント用
液体を収容する複数のカートリッジとを含む液体噴射プ
リント装置において、 前記各カートリッジは自らを前記プリントヘッドから離
脱させるための取手部を有し、かつ、該取手部は互いに
隣接するカートリッジ同士で離間した位置に設けられた
ことを特徴とする液体噴射プリント装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の液体噴射プリント装置に
おいて、前記キャリッジは、前記カートリッジを係止し
て前記キャリッジ上に保持する係止する部材をさらに有
し、かつ、該係止部材は、前記カートリッジの係止時に
該カートリッジの取手部を嵌合する嵌合部を有すること
を特徴とする液体噴射プリント装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の液体噴射プリント装置に
おいて、前記カートリッジの取手部は、該カートリッジ
の前記プリントヘッドへの結合時に屈曲して隣接する他
のカートリッジを把持するものであることを特徴とする
液体噴射プリント装置。 - 【請求項4】 プリント用液体を噴射してプリント媒体
にプリントするプリントヘッドと、該プリントヘッドを
搭載して前記プリント媒体の幅方向に往復移動するキャ
リッジと、該キャリッジに搭載されて前記プリントヘッ
ドに着脱自在に結合されかつ前記プリントヘッドに供給
される前記プリント用液体を収容する複数のカートリッ
ジとを含む液体噴射プリント装置において、 前記各カートリッジは自らを前記プリントヘッドから離
脱させるための取手部を有し、該取手部は前記カートリ
ッジ全体で複数列に配列され、かつ該各配列の方向に直
交する方向に沿って少なくとも2個のカートリッジが連
なって前記プリントヘッドに結合されていることを特徴
とする液体噴射プリント装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の液体噴射プリント装置に
おいて、前記プリントヘッドは、前記すべてのカートリ
ッジの結合を同一方向から受け入れるものであることを
特徴とする液体噴射プリント装置。 - 【請求項6】 請求項4記載の液体噴射プリント装置に
おいて、前記プリントヘッドは、前記カートリッジの結
合を異なる方向から受け入れるものであることを特徴と
する液体噴射プリント装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の液
体噴射プリント装置において、前記プリントヘッドと前
記カートリッジとは前記キャリッジに対して一体に搭載
されるものであることを特徴とする液体噴射プリント装
置。 - 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の液
体噴射プリント装置において、前記プリントヘッドは、
前記プリント用液体を吐出するために利用されるエネル
ギを発生する素子として、前記プリント用液体に膜沸騰
を生じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換体を有す
るものであることを特徴とする液体噴射プリント装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22125793A JPH0768781A (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 液体噴射プリント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22125793A JPH0768781A (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 液体噴射プリント装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0768781A true JPH0768781A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=16763941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22125793A Pending JPH0768781A (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 液体噴射プリント装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0768781A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001162833A (ja) * | 1999-12-10 | 2001-06-19 | Seiko Epson Corp | インクジェットプリンタ |
JP2006251345A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Toshiba Corp | カバー開閉装置および画像形成装置 |
-
1993
- 1993-09-06 JP JP22125793A patent/JPH0768781A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001162833A (ja) * | 1999-12-10 | 2001-06-19 | Seiko Epson Corp | インクジェットプリンタ |
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