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JPH0767589A - 即席細切昆布およびその製造方法 - Google Patents

即席細切昆布およびその製造方法

Info

Publication number
JPH0767589A
JPH0767589A JP5217880A JP21788093A JPH0767589A JP H0767589 A JPH0767589 A JP H0767589A JP 5217880 A JP5217880 A JP 5217880A JP 21788093 A JP21788093 A JP 21788093A JP H0767589 A JPH0767589 A JP H0767589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
kelp
tangle
pieces
cut
seasoned
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5217880A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kobayashi
博 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOBAYASHI KONBU KK
Original Assignee
KOBAYASHI KONBU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOBAYASHI KONBU KK filed Critical KOBAYASHI KONBU KK
Priority to JP5217880A priority Critical patent/JPH0767589A/ja
Publication of JPH0767589A publication Critical patent/JPH0767589A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Edible Seaweed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 お湯又は水でもどすだけで誰にでも簡単に昆
布料理ができ、従来の乾燥昆布同様長期保存が可能な半
製品昆布。 【構成】 昆布を高温圧力釜で蒸し繊維方向に対し直角
かつ2mm幅に切断し真水が流水する4槽の槽に浸け揚
げを繰り返し塩抜きをした後電動ミキサーで廻しながら
下味を付ける。その後2機の異なった性能の乾燥機によ
り強制乾燥させる。 【効果】 保存料を添加せずに長期保存ができ、お湯又
は水でもどすだけで誰にでも簡単に昆布料理が調理でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、熱湯もしくは水注加
するだけで容易に復元し喫食できる細切昆布およびその
製造方法。
【0002】
【従来の技術】 昆布は古くから日本人に慣れ親しまれ
てきた食品です。しかしその調理の仕方は昔から変わら
ず数分水に浸け適当な大きさに切り、数十分も煮てから
味を付けなければならない等、調理方法に手間と時間が
かかり現代の日本人の生活パターンに合わず、昆布離れ
又は昆布は出しを取るもので食べる物でない等の固定観
念をもっている人も少なくないはずです。
【0003】加工段階の従来の技術、例えば同じ細切昆
布の場合昆布をただ2mm又は3mmに切断したもので
蒸してもいない場合が多く塩ぬき味つけなどはしていな
い。早煮きざみ昆布の場合高圧釜で蒸すがお湯や水を注
加するだけで柔らかくなるほど蒸さないし塩ぬき味つけ
などはしない酢昆布、おしゃぶり昆布などは昆布を短冊
状に切断して蒸さずに塩ぬき味つけして乾燥、又酢昆布
などは柔らかくするのに酢に浸ける方法が取られる。
【0004】
【発明が解決しょうとする問題点】 1930年代日本
人の平均死亡年齢は、男性47歳、女性50歳。この数
値は戦後徐々に上昇線を描き1990年に示されたデー
タではおよそ男性76歳、女性82歳と、世界でもトッ
プクラスにランキングされる長寿国となりました。この
背景で考えられる理由の一つに食生活の変化が揚げられ
ます。食生活の欧米化は栄養のバランスをそれまでより
は格段によくし、日本人の体格も大きくなりましたがそ
の反面肥満、糖尿病、高血圧、動脈硬化等様々な現代病
と言われる疾病が注目視されるようになりました。そし
てこれらの現代病を予防する意味で健康食品、加工栄養
食品などが盛んに出回っています。そして昆布は欧米化
された食生活に不足がちな鉄分、ミネラル、カルシウ
ム、食物繊維、さらにビタミンC、E、ヨウ素、ベータ
カロチンタン等が含まれ又、アルカリ性食品でもあり優
秀な天然健康食品なのです。しかし(0002)で述べ
た様に調理に手間と時間がかかり、昆布離れが進んでい
ます。ですから誰にでも簡単に昆布料理が調理できる素
がいるのです。また、昆布に含まれるヨウ素は、甲状腺
から分泌されるホルモンの大切な成分で新陳代謝活性化
作用を促しますが、ヨウ素の過剰摂取は逆に甲状腺を腫
らす等体を悪くする作用が有りそのため少量ずつでも調
理できる様なまたそのために日持ちさせる工夫が必要に
なります。また佃煮等の加工製品は水分を含むため保存
料等の添加物が多く含まれています。アレルギー体質が
流行する昨今保存料の入らない食品が求められていま
す。
【0005】
【問題点を解決するための手段】 本発明は、昆布を高
温圧力釜で120度で30分蒸し冷ましたのち繊維方向
に対し直角かつ2mm幅に切断し真水が流水する4槽の
溜め槽に浸け揚げを繰り返し完全に塩抜きをしてしま
う。その後完全に塩抜きされた細切昆布を電動ミキサー
に入れ廻しなから下味をつける。下味が昆布の真まで染
み込むのを待ってから箱型乾燥機により60度で10分
裏返しもう10分強制乾燥させる。これでこの昆布の表
面は乾くが日持ちさせるために真まで乾操させる必要が
ありこれには吹き付ける力が強い一枚バンド型乾燥機で
更に80度で30分乾燥させる。また80度を越える温
度の乾燥は下味が焼けてしまい味が変わってしまう。こ
れらの手法により誰でも簡単に昆布料理が調理できる素
であり小出しして少量ずつ使え他の乾燥昆布と同じよう
に使わないものは密封しておけば長期保存が可能な昆布
が製造できます。
【0006】
【作用】 本発明はその成分の大部分を昆布で占めてい
ますから、昆布が本来もっているアルギン酸がナトリウ
ムと体内で結合して便として排出してしまう等の成分、
作用は依存しています。
【0007】
【実施例】 本発明は癖がなく味の良いことで知られる
日高昆布を原料として使用します。そしてもう一つの理
由に蒸した後赤くならずに黒くなる性質をもっているか
らです。まずこの日高昆布3kgを高温圧力釜の中に図
1の様に井桁に組んで行きます。こうする事によって均
等に圧力がかかります。120度30分蒸し冷ましたの
ち図2の様に繊維方向に対し直角かつ2mm幅に切断し
網目が2mm幅以下の大きめな網袋に入れ真水が流水す
る4槽の溜め槽に浸け揚げを繰り返し完全に塩抜きをし
てしまう。各槽には40l水が入っており1つ目の槽で
15分間昆布の表面に付着している塩が溶ける様に浸け
ておく。2つ目3つ目の槽では昆布の入った網袋の上か
ら揉み昆布に付着している塩分を流してしまう。4つ目
の槽にはザッと通すだけで水滴が切れるまで干してお
く。次に電動ミキサーに入れ廻しながら下味を浸ける。
下味は昆布3kgに対し砂糖80gアミノ酸30g塩1
0g等下味全体で160gの調味料を入れます。下味が
昆布の真まで染み込むのを待ってから箱型乾燥機により
60度で10分裏返してもう10分強制乾燥させる。次
に昆布の真まで乾燥させるために吹き付ける力の強い一
枚バント型乾燥機で更に80度で30分強制乾燥させま
す。原料の日高昆布3kgをこの様な加工技術で即席細
切昆布ができ完成した時には2,53kgになっていま
した。
【0008】
【発明の効果】 この発明には4点の効果が有ります。
第1に誰にでも簡単に栄養価の高い昆布料理が調理でき
る。第2に従来の乾燥昆布同様長期保存が可能で少量ず
つ小出しして調理するができる。第3に半製品加工食品
ですから一つ手を加える事により家庭の味として食卓に
出せる又幅広いアレンジも可能。第4に昆布自体が優秀
な天然健康食品であり又保存料等無添加なので安心で
す。
【0009】
【図面の簡単な説明】
【図1】昆布を高温圧力釜の中で井桁に組んだ状態
【図2】昆布から切り取られる直角かつ2mm幅の昆布
を示す図
【符号の説明】
I 高温圧力釜 2 上段昆布 3 下段昆布 4 昆布 5 切断する方向 A、B 昆布の繊維方向
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】追加
【補正内容】
【0007】味が良く良質なだしの出る事で有名な道南
産真昆布8kgを高温圧力釜の中に図1の様に井桁に組
んで行きます。こうする事によって均等に圧力がかりま
す。120度30分蒸し冷ましたのち図2の様に繊維方
向に対し直角かつ2▲ミリ▼幅に切断し網目が2▲ミリ
▼幅以下の大きめな網袋に入れ真水が流水する4槽の溜
め桶浸け揚げを繰り返し完全に塩抜きをします。各槽に
は250l水が入っており1つ目槽で1分間昆布の表面
に付着している塩が溶ける様に浸けておく。2つ目3つ
目の槽では昆布の入った網袋の上から揉み昆布に付着し
ている塩分を流してしまう。4つ目の槽にはザッと通す
だけで水滴が切れるまで干しておく。次に電気ミキサー
に入れ廻しながら下味を浸ける。下味は昆布8kgに対
しアミノ酸等、全体で900gの調味料を入れます。下
味が昆布の真まで染み込むのを待ってから箱型乾燥機に
より60度で10分裏返してもう10分強制乾燥させ
る。次に昆布の真まで乾燥させるために吹き付ける力の
強い一枚バンド型乾燥機で更に80度で30分強制乾燥
させます。原料の昆布8kgをこの様な加工技術で即席
細切昆布が完成した時には6.2kgになりました。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】追加
【補正内容】
【0003】おしゃぶり昆布の中には蒸して塩抜きし味
付けするものもあるが味液の入った水槽に浸けて味付け
する。そしてそのまま柔らかく食べるために半乾燥状態
のものが多く保存料を使用するか、賞味期間が短くなっ
てしまう。惣菜としての目的をもっていないため口の中
で留める時間が長くなる様短冊状に切断し、他の食物と
同時に食べ易い様に細く繊維に対し直角に切断していな
い。また味付けも甘みが多い等惣菜としては不適当な味
付けになっている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在昆布の食べ方には、煮て味を付け
    る佃煮、味が付けてありそのまま食べる(す昆布な
    ど)と3つに分類でき、は半製品でありは完成
    品、このどれにも当たらない半製品昆布。この昆布は、
    家庭でする熱を加えて柔らかくする事味をつける事を既
    に工場でして、更に保存できる様に乾燥させている。お
    湯又は水でもどすだけで、誰にでも簡単に昆布料理が調
    理できる素の半製品昆布。
  2. 【請求項2】 昆布を高温圧力釜で蒸し繊維方向に対し
    て直角かつ2mm幅に切断し真水に浸け揚げを繰り返し
    て塩抜きをした後、下味をつける。そして下味が昆布の
    真まで染み込むのを待ってから乾燥機により最初は60
    度その後80度と2機の乾燥機で乾燥することを特徴と
    する即席細切昆布の製造方法。
JP5217880A 1993-07-01 1993-07-01 即席細切昆布およびその製造方法 Pending JPH0767589A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5217880A JPH0767589A (ja) 1993-07-01 1993-07-01 即席細切昆布およびその製造方法

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JP5217880A JPH0767589A (ja) 1993-07-01 1993-07-01 即席細切昆布およびその製造方法

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Publication Number Publication Date
JPH0767589A true JPH0767589A (ja) 1995-03-14

Family

ID=16711222

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5217880A Pending JPH0767589A (ja) 1993-07-01 1993-07-01 即席細切昆布およびその製造方法

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JP (1) JPH0767589A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019155492A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 株式会社ケイ・アイ・ディ 昆布の細切り装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS541782A (en) * 1977-06-03 1979-01-08 Hokushin Electric Works Air type adjusting meter
JPS6279750A (ja) * 1985-10-01 1987-04-13 House Food Ind Co Ltd 味付即席乾燥米の製造法
JPS62201552A (ja) * 1986-02-28 1987-09-05 Mutsuyasu Katagiri スナツク豆腐の製造方法
JPH0220495B2 (ja) * 1984-12-21 1990-05-09 Kanebo Ltd

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