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JPH076650A - 無電圧接点信号変換装置 - Google Patents

無電圧接点信号変換装置

Info

Publication number
JPH076650A
JPH076650A JP17247493A JP17247493A JPH076650A JP H076650 A JPH076650 A JP H076650A JP 17247493 A JP17247493 A JP 17247493A JP 17247493 A JP17247493 A JP 17247493A JP H076650 A JPH076650 A JP H076650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
contact
signal converter
voltage contact
relay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17247493A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Furukubo
雄二 古久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP17247493A priority Critical patent/JPH076650A/ja
Publication of JPH076650A publication Critical patent/JPH076650A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無電圧接点の状態読み出しの確実性を損なわ
ずに、入力段抵抗の発熱量を低減し、小形で実装密度の
高い無電圧接点信号変換装置を提供する。 【構成】 制御回路6が起動しつつリレーRY1をオン
し、常開接点NOが閉じる。この状態において、無電圧
接点1aがオンすると、DC48Vの電源2aからフォ
トカプラ3の入力段に電流が流れ、出力端1bがLレベ
ルになる。そして、無電圧接点1aがオンしたまま1秒
程度の所定時間が経過すると、制御回路6がリレーRY
1をオフし、常閉接点NCが閉じる。これによって、D
C12Vの電源2bが上記高い電圧を有する電源2aに
代わりフォトカプラ3の入力段に電流を流し、上記出力
端1bのLレベルを維持する。よって、入力段抵抗R1
1の温度上昇が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、無電圧接点のオン・
オフ状態を例えばTTLレベルのような電気的な論理レ
ベルの信号に変換する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は例えば三菱汎用シーケンサME
LLSEC−A総合カタログ(三菱電機株式会社;19
91年12月発行)に示された無電圧接点信号変換装置
である。同図において、1は無電圧接点信号変換装置、
1aは無電圧接点、1bは出力端、2は電源装置、3は
フォトカプラ、R1,R2は入力段抵抗、R3はプルア
ップ抵抗、4はディジタル信号源としての電源である。
【0003】次に従来の無電圧接点信号変換装置1の動
作を説明する。無電圧接点1aがオフのときは、電源装
置2,入力段抵抗R1,R2からなる回路が開路してい
るため、フォトカプラ3の入力段を構成するフォトダイ
オード3aには電流が流れず、フォトカプラ3の出力段
を構成するフォトトランジスタ3bのコレクタ電流も発
生しない。したがって、出力端1bには電源4の5Vと
ほぼ同等の電圧、すなわちTTL(Transister to Tran
sister Logic)レベルの「H」レベルの信号が出力され
る。
【0004】逆に、無電圧接点1aがオンのときは、電
源装置2,入力段抵抗R1,R2からなる回路が閉路す
るため、フォトカプラ3の入力段には電流Iinが流れ
る。この電流Iinは、 Iin={(Vsp−Vd)/R1}−{Vd/R2}………(1) Vsp:電源装置2の電圧 Vd:フォトカプラ3におけるフォトダイオード3aの
順電圧 R1:入力段抵抗R1の抵抗値 R2:入力段抵抗R2の抵抗値 で表される。
【0005】ここで、図1において、R1=4.3K
Ω、R2=100KΩ、Vsp=48V、Vd=1.1
V(順方向電流10mAのとき)であると、電流Iin
=10.9mAとなる。
【0006】また、フォトカプラ3の出力段に発生する
コレクタ電流Icは、 Ic=Kctr×Iin ………… (2) で表される。このフォトカプラ3の電流伝達比Kcrt
は300%であることから、コレクタ電流Ic=32.
7mAとなる。さらに、プルアップ抵抗R3の抵抗値R
3=4.7KΩであると、フォトカプラ3の出力段のフ
ォトトランジスタ3bは完全に飽和する。したがって、
出力端1bの電圧はコレクタ飽和電圧Vce(sat)
と等しい値、すなわち0.3V以下となる。よって、無
電圧接点1aがオン状態のときは、出力端1bにはTT
Lレベルの「L」レベルの信号が出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の無電圧接点信号
変換装置1は以上のように構成されていたので、入力段
抵抗R1の発熱量が大きくなることから、入力段抵抗R
1に定格ワット数の大きな抵抗素子を使わねばならなか
った。具体的には、無電圧接点1aがオン状態中におい
て、入力段抵抗R1の発熱量WR1は、WR1=(1
0.9mA)2 ×4300Ω=0.511Wの値とな
る。このため、発熱現象のディレ−ティングを考慮すれ
ば、入力段抵抗R1には定格2W以上の抵抗素子を適用
しなければならず、装置内で入力段抵抗R1の占めるス
ペースが大きくなり、装置の小形化にも限度があった。
無電圧接点1aの材質や動作環境によっては、無電圧接
点接1aの表面に酸化皮膜や硫化皮膜が形成されて導通
不良を起こすことがある。そこで、無電圧接点1aのオ
ン・オフ状態を確実に読み出そうとすれば、上記皮膜を
破るために、DC48V以上の電圧と10mA以上の電
流とが必要となる。このことが入力段抵抗R1の発熱量
が大きくなっていた理由である。
【0008】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたものであり、接点状態読み出しの確実性を
損なうことなく、入力段抵抗の発熱量を低減させ、小形
で実装密度の高い無電圧接点信号変換装置を得ることを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した第1
の発明に係る無電圧接点信号変換装置は、オン・オフ状
態を論理レベル信号に変換するための無電圧接点に印加
する複数の異なる電圧を発生する電源と、この電源の異
なる複数の電圧のいずれかを上記無電圧接点のオン・オ
フ状態から選択して無電圧接点に印加する電源選択手段
とを設けたたものである。
【0010】請求項2に記載した第2の発明に係る無電
圧接点信号変換装置は、論理レベル信号の変換操作中の
高周波成分を除去するフィルタ手段を付加したものであ
る。
【0011】請求項3に記載した第3の発明に係る無電
圧接点信号変換装置は、コンティニアス機構を持つリレ
ーのような一つの切り替え手段を付加したものである。
【0012】請求項4に記載した第4の発明に係る無電
圧接点信号変換装置は、複数個のリレーのような切り替
え手段を付加したものである。
【0013】請求項5に記載した第5の発明に係る無電
圧接点信号変換装置は、電源切り替えの操作を行う制御
回路の健全性を監視し同健全性の喪失が検出されたとき
複数の電圧の中から低い電圧を選択して無電圧接点に印
加する制御監視手段を付加したものである。
【0014】請求項6に記載した第6の発明に係る無電
圧接点信号変換装置は、フォトカプラなどの信号伝達素
子の入力電流に変換する入力段抵抗の周囲温度を監視し
その監視温度があらかじめ定めた一定の温度よりも高温
となったときに複数の異なる電圧の中から低い電圧を選
択して無電圧接点に印加する温度監視手段を付加したも
のである。
【0015】請求項7に記載した第7の発明に係る無電
圧接点信号変換装置は、上記制御監視手段とフィルタ手
段とを付加したものである。
【0016】請求項8に記載した第8の発明に係る無電
圧接点信号変換装置は、上記制御監視手段とコンティニ
アス機構を持つ一つの切り替え手段とを付加したもので
ある。
【0017】第9の発明に係る無電圧接点信号変換装置
は、上記制御監視手段と複数個の切り替え手段とを付加
したものである。
【0018】請求項10に記載した第10の発明に係る
無電圧接点信号変換装置は、上記温度監視手段とフィル
タ手段とを付加したものである。
【0019】請求項11に記載した第11の発明に係る
無電圧接点信号変換装置は、上記温度監視手段とコンテ
ィニアス機構を持つ一つの切り替え手段とを付加したも
のである。
【0020】請求項12に記載した第12の発明に係る
無電圧接点信号変換装置は、上記温度監視手段と複数個
の切り替え手段とを付加したものである。
【0021】
【作用】第1の発明における無電圧接点信号変換装置
は、無電圧接点がオフからオン状態に変化すると、この
変化を検出した初期には電源選択手段が確実に無電圧接
点の信号を読み出せるだけの高い電圧を選択し、この高
い電圧を無電圧接点に印加する。そして所定時間が経過
すると、電源選択手段が信号伝達素子としてのフォトカ
プラの入力段に電流を流せるだけの低い電圧を選択し、
この低い電圧を無電圧接点に印加する。つまり、無電圧
接点に酸化皮膜や硫化皮膜が形成されている場合でも、
無電圧接点がオフからオンに切り替わった瞬時は高い電
圧を無電圧接点に印加し、その皮膜を高い電圧で破り、
信号の読み出し性能を確保する。そして、信号が読み出
され、無電圧接点のオン状態が継続する間は低い電圧を
無電圧接点に印加し、入力段抵抗の発熱量を低減する。
【0022】第2の発明における無電圧接点信号変換装
置は、電源選択手段によって高い電圧と低い電圧とが切
り替えられる過程において、その電圧切り替えの瞬時に
発生する電流の高周波的な変化をフィルタ手段で吸収す
る。これによって、無電圧接点信号変換装置の出力端に
おける信号のレベル変化を防止し、当該無電圧接点信号
変換装置の出力信号を利用する後続段装置への悪影響を
阻止する。
【0023】第3の発明における無電圧接点信号変換装
置は、切り替え手段中のコンティニアス接点機構が上記
電圧切り替えの瞬時に発生する電流の高周波的な変化を
吸収する。
【0024】第4の発明における無電圧接点信号変換装
置は、複数個の切り替え手段を上記無電圧接点のオン・
オフの切り替えに関連させつつその切り替え動作を時間
的にずらすことによって、上記電圧切り替えの瞬時に発
生する電流の高周波的な変化を吸収する。また、切り替
え手段を複数個にすることによって、切り替え手段が例
えば半導体リレーなどのような小形部品で構成可能とな
る。
【0025】第5の発明における無電圧接点信号変換装
置は、制御監視装置が切り替え手段の制御回路の故障を
検出すると、低い電圧を選択しつつ無電圧接点に印加す
る。
【0026】第6の発明における無電圧接点信号変換装
置は、温度監視手段が入力段抵抗の過熱を検出すると、
低い電圧を選択しつつ無電圧接点に印加する。
【0027】第7の発明における無電圧接点信号変換装
置は、制御監視手段が切り替え手段の制御回路の故障を
検出すると、低い電圧を選択しつつ無電圧接点に印加
し、フィルタ手段が電圧切り替えの瞬時に発生する電流
の高周波的な変化を吸収する。
【0028】第8の発明における無電圧接点信号変換装
置は、制御監視手段が切り替え手段の制御回路の故障を
検出すると、コンティニアス接点機構が電気的に切り離
される瞬間を生じるなく切り替り、この切り替わりによ
って低い電圧を無電圧接点に印加し、電圧切り替えの瞬
時に発生する電流の高周波的な変化を吸収する。
【0029】第9の発明における無電圧接点信号変換装
置は、制御監視手段が切り替え手段の制御回路の故障を
検出すると、複数個の切り替え手段が切り替え動作を時
間的にずらして切り替わり、この切り替わりによって低
い電圧を無電圧接点に印加し、電圧切り替えの瞬時に発
生する電流の高周波的な変化を吸収する。
【0030】第10の発明における無電圧接点信号変換
装置は、温度監視手段が入力段抵抗の過熱を検出する
と、低い電圧を選択しつつ無電圧接点に印加し、フィル
タ手段が電圧切り替えの瞬時に発生する電流の高周波的
な変化を吸収する。
【0031】第11の発明における無電圧接点信号変換
装置は、温度監視手段が入力段抵抗の過熱を検出する
と、コンティニアス接点機構が電気的に切り離される瞬
間を生じることなく切り替わり、この切り替わりによっ
て低い電圧を無電圧接点に印加し、電圧切り替えの瞬時
に発生する電流の高周波的な変化を吸収する。
【0032】第12の発明における無電圧接点信号変換
装置は、温度監視手段が入力段抵抗の過熱を検出する
と、複数個の切り替え手段が切り替え動作を時間的にず
らして切り替わり、この切り替わりによって低い電圧を
無電圧接点に印加し、電圧切り替えの瞬時に発生する電
流の高周波的な変化を吸収する。
【0033】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図1乃至図14
を用い、上記従来例と同一部分に同一符号を付して説明
する。
【0034】実施例1.(請求項1に対応) 図1は、この発明の実施例1としての無電圧接点信号変
換装置1を示す構成図である。同図において、無電圧接
点信号変換装置1は電源装置2とフォトカプラ3と複数
の入力端抵抗R1,R11,R2とプルアップ抵抗R3
とディジタル信号源としての電源4と電源選択手段5と
を備え、無電圧接点1aのオン・オフ状態をTTLレベ
ルのような電気的な論理レベルとしてのディジタル信号
に変換して出力端1bに取り出すようになっている。
【0035】上記電源装置2は無電圧接点1aに印加す
る異なる電圧を発生する第1,第2電源2a,2bから
なる。第1電源2aは第2電源2bよりも高い電圧を発
生する。例えば、第1電源2aがDC48Vの電圧を発
生し、第2電源2aがDC12Vの電圧を発生する。こ
れら第1,第2電源2a,2bの電圧降下同方向一端が
無電圧接点1aの一端に接続される。第1電源2aの他
端には入力端抵抗R1の一端が接続され、第2電源2b
の他端には入力端抵抗R11が接続される。これら両入
力端抵抗R1,R11と上記入力端抵抗R2との間に
は、電源選択手段5に設けられた切り替え手段としての
リレーRY1のトランスファ接点構造を有する接点部が
介装される。
【0036】上記入力端抵抗R2にはフォトカプラ3の
入力段を構成するフォトダイオード3aが並列に接続さ
れる。このフォトダイオード3aは電源装置2に対し順
方向に配置される。フォトカプラ3の出力段を構成する
フォトトランジスタ3bのコレクタは出力端1bに接続
され、このコレクタと出力端1b間には電源としての電
源4がプルアップ抵抗R3を介して接続される。
【0037】上記リレーRY1の接点部は常開接点NO
と常閉接点NCとを有する。常開接点NOは、リレーR
Y1の接点部における可動端子と、第1電源2a側の入
力端抵抗R1に接続された常開固定端子と、入力段抵抗
R2側に接続された共通固定端子Cとで構成される。常
閉接点NCは、上記可動端子と、第2電源2b側の入力
端抵抗R11に接続された常閉固定端子と、上記共通固
定端子Cとで構成される。
【0038】上記リレーRY1は、励磁部yr1への電
力の供給が遮断されると(励磁部yr1が無励磁状態に
なると)、常閉接点NCが閉路する。つまり、リレーR
Y1の可動端子が図外のスプリングの弾性または可動端
子M自身が保有する弾性によって常閉固定端子と共通固
定端子Cとに接続する。この状態をリレーRY1がオフ
した状態と称する。逆に、励磁部yr1に電力が供給さ
れると(励磁部yr1が励磁状態になると)、常開接点
NOが閉路する。つまり、リレーRY1の励磁部yr1
が磁力を発生して可動端子を上記弾性に抗して吸引し、
この可動端子が常開固定接点と共通固定端子Cとに接続
する。この状態をリレーRY1がオンした状態と称す
る。
【0039】このリレーRY1のオン・オフは上記電源
選択手段5中のマイクロプロセッサで構成されたマイク
ロコントローラと呼ばれる制御回路6によって制御され
る。この制御回路6は、出力端1b側の信号レベルを監
視し、その信号レベルが「L」レベルのときは、すなわ
ち無電圧接点1aがオン状態のときは、リレーRY1の
励磁部yr1への電力の供給を遮断し、常閉接点NCを
閉路する。逆に、出力端1bにおける信号レベルが
「H」レベルのときは、すなわち無電圧接点1aがオフ
状態のときは、リレーRY1の励磁部yr1に電力を供
給し、常開接点NOを閉路する。また、制御回路6は遅
延手段7を備えている。この遅延手段7は、出力端1b
の信号レベルが「H」から「L」への切り替わりから所
定時間経過した時点で、リレーRY1の励磁部yr1へ
の電力を遮断する。この所定の経過時間は、例えば1秒
間などのような短時間である。このリレーRY1の励磁
部ry1への電力遮断直後、制御回路6は例えば200
ミリ秒程度のあらかじめ定められた時間フォトカプラ3
の出力信号の監視動作を中断する。
【0040】上記リレーRY1におけるトランスファ接
点構造は、図13に示すように、例えば所定間隔を有し
て対向配置した一対の固定端子X,Y間に可動端子Zを
配置した状態において、可動端子Zの接続が一方の固定
端子Xと他方の固定端子Yに切り替わる際に、可動端子
Zが数ミリ秒程度瞬間的に両方の固定端子X,Yから電
気的に切り離れる状態を呈する接点構造を言う。
【0041】次に実施例1における無電圧接点信号変換
装置1の動作を説明する。ここで、例えば、入力段抵抗
R1の抵抗値R1=4.3KΩ、入力端抵抗R11の抵
抗値R11=1KΩ、入力端抵抗R2の抵抗値R2=1
00KΩ、第1電源2aの電圧Vsp=48V、第2電
源2bの電圧Vsp=12V、フォトカプラ3における
フォトダイオード3aの順電圧値Vd=1.1V(順方
向電流10mAのとき)に設定さているものと仮定す
る。
【0042】図2に示すように、無電圧接点1aがオフ
状態であることから、出力端1bの信号レベルが「H」
レベルとなっており、リレーRY1の常閉接点NCが閉
路した初期状態において、制御回路6の監視動作を起動
すると、この制御回路6が出力端1bの信号レベルを
「H」レベルと判断してリレーRY1の励磁部yr1を
励磁する。この励磁(リレーRY1がオンした状態)に
よって、リレーRY1の接点部の状態が常閉接点NC側
から常開接点NO側に切り替わり、常閉接点NCが開路
し、常開接点NOが閉路する。
【0043】この制御回路6が監視動作を開始した状態
において、無電圧接点1aがオフ状態からオン状態に変
化すると、第1電源2a,入力段抵抗R1,R2からな
る回路が閉路し、フォトカプラ3のフォトダイオード3
aに入力段抵抗R1,R2の抵抗値R1,R2から決定
される電流Iinが流れる。この電流Iinは、上記抵
抗値R1,R2の仮定から従来例と同一の電流Iin=
10.9mAとなる。
【0044】そして、上記電流Iinがフォトダイオー
ド3aに流れることで、フォトカプラ3におけるフォト
トランジスタ3bは完全に飽和した状態でコレクタ電流
Icが流れ、出力端1bは「H」レベルから「L」レベ
ルに変化する。この出力端1bの信号レベルが「L」レ
ベルになってから遅延手段7で設定された一定時間が経
過すると(出力端1bの信号レベルが「L」レベルにな
って1秒間が経過すると)、制御回路6は上記リレーR
Y1の励磁部yr1を無励磁にする。この無励磁(リレ
ーRY1がオフした状態)によって、リレーRY1の接
点部の状態が常開接点NO側から常閉接点NC側に切り
替わり、常開接点NOが開路し、常閉接点NCが閉路す
る。これによって、第2電源2b,入力段抵抗R11,
R2からなる回路が閉路し、フォトカプラ3のフォトダ
イオード3aには第2電源2bの電圧と入力段抵抗R1
1,R2の抵抗値R11,R2から決定される電流Ii
nが流れる。この電流Iinは前述した電流式1のVs
pに第2電源2bの電圧=12V、同電流式1のR1に
入力段抵抗R11の抵抗値R11=1KΩを代入するこ
とで計算でき、Iin=10.89mAの電流が流れ
る。したがって、リレーRY1がオフした後も、無電圧
接点1aがオンし続ける限り、出力端1bは「L」レベ
ルを保持する。
【0045】この第2電源2aの電圧が無電圧接点1a
に印加された状態において、無電圧接点1aがオフにな
ると、上記電流Iinがフォトカプラ3のフォトダイオ
ード3aに流れなくなり、出力端1bは「L」レベルか
ら「H」レベルになる。そして、出力端1bが「H」レ
ベルになると、制御回路6はリレーRY1をオンし、リ
レーRY1の常開接点NOが閉路する。
【0046】要するに、この実施例1の無電圧接点変換
装置1では、無電圧接点1aがオフからオンになった瞬
時には第1電源2aのDC48Vの電源電圧値が印加さ
れるため、例えば無電圧接点1aの接点部に酸化皮膜や
硫化皮膜が形成されていたとしても、その皮膜を確実に
破ることができ、無電圧接点1aにおける導通不良を阻
止し、無電圧接点1aがオンになったことを確実に読み
出すことができる。そして、皮膜が破れて無電圧接点1
aのオン状態が読み出せるようになれば、制御回路6が
リレーRY1を制御して第1電源よりも低電圧源である
第2電源2bを無電圧接点1aに接続し、無電圧接点1
aに印加する電圧をDC12Vに下げる。この無電圧接
点1aに印加する電圧が48Vから12Vに下がって
も、無電圧接点1aにおける酸化皮膜や硫化皮膜はあら
かじめ破られているため、フォトダイオード3の動作が
確保され、制御回路6による安定した読み出し動作が得
られる。そして、無電圧接点1aが再度オフになると、
その後に無電圧接点1aがオンしたときに酸化皮膜が破
れるように、再びDC48Vの高い電源電圧が供給可能
な第1電源2a側にリレーRY1の接点部の状態を戻す
操作を繰り返す。
【0047】この実施例1の場合、入力段抵抗R1では
従来と同様な0.511Wの電力消費となるが、この電
力消費を発生する電流Iin=10.9mAは無電圧接
点1aがオフからオンに変化した例えば1秒程度の短時
間のみ流れるだけであるので、上記入力段抵抗R1の発
熱量は少ない。したがって、入力段抵抗R1として、定
格ワット数の小さな素子を使える。その入力段抵抗R1
の正確な発熱量は、無電圧接点1aのオン・オフ頻度に
よって異なるが、無電圧接点1aのオン・オフ状態が一
度変化すると、その変化した状態を少なくとも10秒間
は維持するような動作環境で用いた場合、入力段抵抗R
1での平均消費電力は0.511W÷20=0.025
6W以下となり、1/10W定格の抵抗素子を使用でき
る。また、入力段抵抗R11の消費電力は、(10.8
9mA)2 ×1000Ω=0.119Wとなりる。よっ
て、入力段抵抗R11の発熱現象のディレーディングを
考慮しても、入力段抵抗R11として1/2W定格の抵
抗素子を用いれば、入力段抵抗R11の温度上昇を確実
に抑えることができる。結果として、従来の2Wの抵抗
素子を、1/2W定格の抵抗素子と、1/10W定格の
抵抗素子とに置き換えることができ、それぞれの抵抗素
子の温度上昇を抑えつつ装置の小形化が実現できる。
【0048】実施例2.(請求項2に対応) 図2はこの発明の実施例2としての無電圧接点信号変換
装置1を示す構成図である。同図において、無電圧接点
1aと電源装置2とフォトカプラ3と電源4と制御回路
6と入力段抗R1,R11,R2とプルアップ抵抗R3
とトランスファ接点構造を持つリレーRY1とからなる
回路構成は実施例1と同一であるが、プルアップ抵抗R
3と出力端1bとの間に電流の高周波成分を除去するフ
ィルタ手段としてディジタルフィルタ8を挿入し、この
ディジタルフィルタ8の出力を出力端1bに出力するよ
うにした点に特徴がある。具体的には、上記ディジタル
フィルタ8は、「H」または「L」レベルの入力が例え
ば20ミリ秒のような一定時間以上継続すると、出力を
入力レベルと同じレベルに設定する機能を持っている。
したがって、フォトカプラ3の出力が20ミリ秒以上
「H」レベルを継続すると、出力端1bの信号は「H」
レベルとなる。逆に、フォトカプラ3の出力が20ミリ
秒以上「L」レベルを継続すると、出力端1bの信号は
「L」レベルとなる。また、フォトカプラ3の出力が2
0ミリ秒以下の瞬時の間だけ「H」または「L」レベル
になっても、出力端1bの信号はそれ以前のままのレベ
ルに保持される。
【0049】よって、この実施例2によれば、ディジタ
ルフィルタ8がトランスファ接点構造によるリレーRY
1の接点切り替え動作に起因するフォトカプラ3の出力
電流の喪失を保証する。つまり、リレーRY1におい
て、可動端子が常開接点NOとの接続が解かれてから新
たに常閉接点NCとの接続が確立するまでに、換言する
と、切り替え動作中に可動端子が常開接点NOと常閉接
点Cとから電気的に数ミリ秒程度の時間だけ切り離され
る。よって、この切り離される時間中はフォトカプラ3
のフォトダイオード3aに電流が流れず(電流喪失)、
出力端1bの信号が「L」から「H」レベルに変化す
る。この出力端1bの信号のレベル変化に対し、制御回
路6では遅延手段14で設定される1秒のような遅れ時
間によってリレーRY1の励磁部ry1への電力遮断直
後、例えば200ミリ秒程度監視動作を中断するため、
無電圧接点変換装置1の動作としては誤動作することは
ないが、出力端1bの信号を使用する後続段の装置に悪
影響が出る可能性がある。よって、上記リレーRY1の
切り替え動作によって、出力端1bにおける瞬時の信号
のレベル変化をディジタルフィルタで吸収し、上記出力
端1bの後続段の装置への悪影響を防止することができ
る。
【0050】実施例3.(請求項3に対応) 図3はこの発明の実施例3としての無電圧接点信号変換
装置1を示す構成図である。同図に示すように、無電圧
接点1bと電源装置2とフォトカプラ3と電源4と制御
回路6と入力段抵抗R1,R11,R2とプルアップ抵
抗R3とからなる回路構成は実施例1と同一であるが、
切り替え手段にコンティニアス接点構造を持つリレーR
Y2を使用した点に特徴がある。このリレーRY2にお
けるコンティニアス接点構造は、図14に示すように、
例えば所定間隔を有して対向配置した一対の固定端子
X,Y間に可動端子Zを配置した場合において、可動端
子Zの接続が一方の固定端子Xと他方の固定端子Yに切
り替わる際に、可動端子Zが両方の固定端子X,Yから
電気的に切り離れる瞬間が発生しない接点構造を言う。
したがって、この実施例3によれば、ディジタルフィル
タを省略した簡単な構造でありながら、電源装置2の切
り替えに伴うフォトカプラ3の入力電流の喪失現象が発
生せず、出力端1bの後続段の装置への悪影響は解消で
きる。
【0051】実施例4.(請求項4の発明に対応) 図4はこの発明の実施例4としての無電圧接点信号変換
装置1を示す構成図である。同図に示すように、出力端
1bとフォトカプラ3と電源4とプルアップ抵抗R3と
からなる回路構成は実施例1と同一であるが、入力段抵
抗R2を省略し、無電圧接点1aとフォトカプラ3のフ
ォトダイオード3aとを並列に接続し、切り替え手段に
複数個のリレーRY3,RY4を使用した点に特徴があ
る。具体的には、無電圧接点1aとフォトカプラ3間の
一方には、第1電源2aと入力段抵抗R1とリレーRY
3の常開接点NO3とからなる直列回路と、第2電源2
bと入力段抵抗R11とリレーRY4の常開接点NO4
とからなる直列回路とが並列に接続される。上記フォト
ダイオード3aは第1,第2電源2a,2bに対し順方
向配置になっている。出力端1bの信号レベルを監視す
る制御回路9は、無電圧接点1aがオフとなり出力端1
bの信号レベルが「H」レベルのときはリレーRY3の
励磁部ry3に電力を供給すると同時にリレーRY4の
励磁部ry4の電力を遮断し、逆に、無電圧接点1aが
オンとなり出力端1bの信号レベルが「L」レベルのと
きはリレーRY3の励磁部ry3の電力を遮断すると同
時にリレーRY4の励磁部ry4に電力を供給し、無電
圧接点1aがオフからオンに変化して出力端1bの信号
レベルが「H」から「L」レベルに変化するときは、リ
レーRY4の励磁部ry4に電力を供給してからリレー
RY3の励磁部ry3の電力を遮断する順序制御を行
う。したがって、無電圧接点信号変換装置1の動作が開
始し、制御回路9の監視動作が開始された状態におい
て、電圧無電圧接点1aがオフからオンになった瞬時に
は第1電源2aのDV48Vの電圧が印加され、次いで
無電圧接点1aのオン状態が読み出されて出力端1bが
「L」レベルになると第2電源2bのDC12Vの電圧
が印加され、また、無電圧接点1aのオフからオンへの
状態変化による電源装置2の切り替えに伴うフォトカプ
ラ3の入力電流の喪失現象が発生せず、出力端1bの後
続段の装置への悪影響を解消できる。加えて、この実施
例4によれば、半導体リレーなど小形なトランスファ接
点構造を持つリレーを使用して回路を構成することがで
きるので、入力段抵抗R1,R11に定格ワット数の小
さく小形な抵抗素子を使用することと相まって、装置の
小形化と高密度化が一層促進できる。
【0052】実施例5.(請求項5に対応) 図5はこの発明の実施例5としての無電圧接点信号変換
装置1を示す構成図である。同図に示すように、無電圧
接点1aと電源装置2とフォトカプラ3と電源4と制御
回路6と入力段抵抗R1,R11,R2とプルアップ抵
抗R3と制御回路6とリレーRY1とからなる回路構成
はほぼ実施例1と同一であるが、電源選択手段5に制御
回路6を監視する制御監視回路10とANDゲート11
とを付加し、制御回路6の出力と制御監視回路10の出
力との論理積によるANDゲート11の出力によってリ
レーRY1の励磁部ry1を励磁したり無励磁するよう
に構成した点に特徴がある。具体的には、制御監視回路
10は例えばマイクロプロセッサの暴走を監視するウオ
ッチングタイマなどの監視回路によって制御回路6の動
作の正常性を常時監視する機能を持ち、制御回路6の動
作が正常であれば「H」レベルの出力信号をANDゲー
ト11に出力し、逆に、異常になれば「L」レベルの出
力信号をANDゲート11に出力する。ANDゲート1
1は制御回路6と制御監視回路10との出力信号が共に
「H」レベルのときリレーRY1の励磁部ry1に電力
を供給し、制御回路6と制御監視回路10のいずれかま
たは両方の出力信号が「L」レベルのときリレーRY1
の励磁部ry1の電力を遮断する。したがって、この実
施例5では、制御回路6に故障が発生した場合、制御監
視回路10の出力信号が「L」レベルになれば、リレー
RY1は必ず無励磁状態となり、第2電源2bのDC1
2Vが選択される、よって、制御回路6に故障が発生し
た状態において、無電圧接点1aがオンしても第1電源
2aに切り替わらずに第2電源2bが選択されたままと
なり、入力段抵抗R11の電力消費が小さくその表面温
度も極端に高くなることがなく、火災を起こさない安全
性の高い装置が実現できる。
【0053】実施例6.(請求項6に対応) 図6はこの発明の実施例6としての無電圧接点信号変換
装置1を示す構成図である。同図において、無電圧接点
1aと電源装置2とフォトカプラ3と電源4と制御回路
6と入力段抗R1,R11,R2とプルアップ抵抗R3
とトランスファ接点構造を持つリレーRY1とからなる
回路構成は実施例1とほぼ同一であるが、電源選択手段
5に第1電源2a側の入力段抵抗R1の周囲温度を監視
する温度監視手段としての温度スイッチ12とANDゲ
ート11とを付加し、制御回路6の出力と温度スイッチ
12の出力との論理積によるANDゲート11の出力に
よってリレーRY1の励磁部ry1を励磁したり無励磁
するように構成した点に特徴がある。具体的には、温度
スイッチ12は、入力段抵抗R1の周囲温度があらかじ
め定められた一定温度より低い温度のとき「H」レベル
の出力信号をANDゲート11に出力し、逆に入力段抵
抗R1の周囲温度があらかじめ定められた一定温度より
高い温度のとき「L」レベルの出力信号をANDゲート
11に出力する機能を持っている。したがって、この実
施例6では、制御回路6が故障してリレーRY1を励磁
し第1電源2aの高電圧が供給され続ける状態になる場
合、第1電源2a側の入力段抵抗R1の表面温度が上昇
してその周囲温度が上記一定の温度より高くなると、温
度スイッチ12の出力信号が「H」レベルとなるため、
リレーRY1は必ず無励磁となり、その結果、第2電源
2bが選択されたままとなり、火災の発生が防止でき安
全性の高い装置を少ない部品点数で実現できる。
【0054】実施例7.(請求項7に対応) 図7はこの発明の実施例7としての無電圧接点信号変換
装置1を示す構成図である。同図に示すように、無電圧
接点1aと電源装置2とフォトカプラ3と電源4と制御
回路6と入力段抵抗R1,R11,R2とプルアップ抵
抗R3と制御回路6とトランスファ接点構造を持つリレ
ーRY1と制御監視回路10とANDゲート11からな
る回路構成は実施例5と同一であるが、プルアップ抵抗
R3と出力端1bとの間に電流の高周波成分を除去する
フィルタ手段としてディジタルフィルタ8を挿入し、こ
のディジタルフィルタ8の出力を出力端1bに出力する
ようにした点に特徴がある。したがって、この実施例7
では、制御回路6の正常動作中においてディジタルフィ
ルタ8がトランスファ接点構造によるリレーRY1の接
点切り替え動作に起因するフォトカプラ3の出力電流の
喪失を保証し、制御回路6の異常動作において制御監視
回路10とANDゲート11とが第2電源2aの選択を
維持する。よって、無電圧接点1aの後続段の装置への
悪影響を与えることなく、制御回路6の故障中にも火災
を起こすことなく、使い安く安全性の高い装置が実現で
きる。
【0055】実施例8.(請求項8に対応) 図8はこの発明の実施例8としての無電圧接点信号変換
装置1を示す構成図である。同図に示すように、無電圧
接点1aと電源装置2とフォトカプラ3と電源4と制御
回路6と入力段抵抗R1,R11,R2とプルアップ抵
抗R3と制御監視回路10とANDゲート11からなる
回路構成は実施例5と同一であるが、切り替え手段6に
コンティニアス接点構造を持つリレーRY2を使用した
点に特徴がある。したがって、この実施例8では、ディ
ジタルフィルタを省略した簡単な構造でありながら、電
源装置2の切り替えに伴う出力端1bの後続段の装置へ
の悪影響を解消しつつ、制御回路6の故障中にも火災を
起こすことなく、使い易く安全性の高い装置が実現でき
る。
【0056】実施例9.(請求項9に対応) 図9はこの発明の実施例9としての無電圧接点信号変換
装置1を示す構成図である。同図に示すように、出力端
1bとフォトカプラ3と電源4と制御回路9とプルアッ
プ抵抗R3と複数個のリレーRY3,RY4とからなる
回路構成は実施例4とほぼ同一であるが、制御回路9が
第2電源2b側のリレーRY4の励磁部ry4を励磁し
たり無励磁する一方、電源選択手段5に制御回路9を監
視する制御監視回路10とANDゲート11とを付加
し、制御回路9の出力と制御監視回路10の出力との論
理積によるANDゲート11の出力によってリレーRY
3の励磁部ry3を励磁したり無励磁するように構成し
た点に特徴がある。したがって、この実施例9では、複
数個のリレーRY3,RY4と制御回路9とが電源装置
2の切り替えに伴う出力端1bの後続段の装置への悪影
響を解消しつつ、制御監視回路10とANDゲート11
とが制御回路9の故障中での火災発生も阻止し、複数個
のリレーRY3,RY4に半導体リレーなど小形なトラ
ンスファ接点構造を持つリレーを使用することができ、
入力段抵抗R1,R11に定格ワット数の小さく小形な
抵抗素子を使用することができ、使い易く安全性の高い
装置を小形化にしつつ高密度化できる。
【0057】実施例10.(請求項10に対応) 図10はこの発明の実施例10としての無電圧接点信号
変換装置1を示す構成図である。同図に示すように、無
電圧接点1aと電源装置2とフォトカプラ3と電源4と
制御回路6と入力段抵抗R1,R11,R2とプルアッ
プ抵抗R3とトランスファ接点構造を持つリレーRY1
と温度スイッチ12とANDゲート11とからなる回路
構成は実施例6と同一であるが、プルアップ抵抗R3と
出力端1bとの間に電流の高周波成分を除去するフィル
タ手段としてディジタルフィルタ8を挿入し、このディ
ジタルフィルタ8の出力を出力端1bに出力するように
構成した点に特徴がある。したがって、この実施例10
では、火災の発生を防止しつつ安全性が高く、出力段1
bの後続段の装置に悪影響を与えない使い易い装置を、
少ない部品点数で実現できる。
【0058】実施例11.(請求項11に対応) 図11はこの発明の実施例11としての無電圧接点信号
変換装置1を示す構成図である。同図に示すように、無
電圧接点1aと電源装置2とフォトカプラ3と電源4と
制御回路6と入力段抵抗R1,R11,R2とプルアッ
プ抵抗R3と温度スイッチ12とANDゲート11とコ
ンティニアス接点構造を持つリレーRY2とからなる回
路構成は実施例7とほぼ同一であるが、切り替え手段に
コンティニアス接点構造を持つリレーRY2を使用した
点に特徴がある。したがって、この実施例11では、火
災の発生が防止でき安全性の高く、出力段1bの後続段
の装置に悪影響を与えない使い易い装置を、少ない部品
点数で実現できる。
【0059】実施例12.(請求項12に対応) 図12はこの発明の実施例12としての無電圧接点信号
変換装置1を示す構成図である。同図に示すように、出
力端1bとフォトカプラ3と電源4と制御回路9とプル
アップ抵抗R3と複数個のリレーRY3,RY4とAN
Dゲート11とからなる回路構成は実施例9とほぼ同一
であるが、制御回路9が第2電源2b側のリレーRY4
の励磁部ry4を励磁したり無励磁する一方、電源選択
手段5に温度スイッチ12を付加し、制御回路9の出力
と温度スイッチ12の出力との論理積によるANDゲー
ト11の出力によってリレーRY3の励磁部ry3を励
磁したり無励磁するように構成した点に特徴がある。し
たがって、この実施例12では、複数個のリレーRY
3,RY4と制御回路9とが電源装置2の切り替えに伴
う出力端1bの後続段の装置への悪影響を解消しつつ、
温度スイッチ12とANDゲート11とが制御回路9の
故障中での火災も阻止し、複数個のリレーRY3,RY
4に半導体リレーなど小形なトランスファ接点構造を持
つリレーを使用することができ、入力段抵抗R1,R1
1に定格ワット数の小さく小形な抵抗素子を使用するこ
とができ、使い易く安全性の高い装置を小形化しつつ高
密度化できる。
【0060】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、無電
圧接点にそのオン・オフの状態に応じて異なる電圧を印
加するように構成したので、無電圧接点がオフからオン
に切り替わった瞬時には確実に無電圧接点の信号を読み
出せるだけの電圧を印加し、また、無電圧接点がオン状
態を継続している間はフォトカプラの入力段に電流を流
せるだけの低い電圧を印加することができ、その結果、
無電圧接点の読み出しを確実に行え、入力段抵抗の発熱
量を低減し、小形で実装密度の高い無電圧接点信号変換
装置が得られる効果がある。
【0061】また、第2の発明によれば、出力端の前段
に高周波成分を除去するフィルタ手段を設ける構成とし
たので、無電圧接点の読み出しを確実に行え、入力段抵
抗の発熱量を低減できることに加え、電圧切り替えの瞬
時に発生する出力段の後続段の装置への悪影響を阻止し
つつ、小形で実装密度の高い誤動作の少ない信頼度の高
い無電圧接点信号変換装置が得られる効果がある。
【0062】また、第3の発明によれば、無電圧接点に
印加する異なる複数の電圧の切り替えをコンティニアス
接点構造を持つリレーで行うように構成したので、無電
圧接点の読み出しを確実に行え、入力段抵抗の発熱量を
低減できることに加え、電圧切り替えの瞬時に発生する
出力段の後続段の装置への悪影響を阻止して信頼度の高
い無電圧接点信号変換装置が得られる効果がある。
【0063】また、第4の発明によれば、無電圧接点に
印加する異なる複数の電圧の切り替えを複数個の切り替
え手段で行うように構成したので、無電圧接点の読み出
しを確実に行え、入力段抵抗の発熱量を低減し、電圧切
り替えの瞬時に発生する出力段の後続段の装置への悪影
響を阻止することができることに加え、上記切り替え手
段を半導体リレーのようなトランスファ接点構造を持つ
リレーにより構成することが可能となり、小形で信頼度
の高い無電圧接点信号変換装置が得られる効果がある。
【0064】また、第5の発明によれば、無電圧接点に
印加する異なる複数の電圧の切り替えを行う部分に故障
が発生したとき、必ず低い方の電圧を選択するように構
成したので、無電圧接点の読み出しを確実に行え、入力
段抵抗の発熱量を低減し、電圧切り替えの瞬時に発生す
る出力段の後続段の装置への悪影響を阻止できることに
加え、上記故障の発生に際しても火災などの重大事故に
至ることの無い、小形で安全性の高い無電圧接点信号変
換装置が得られる効果がある。
【0065】また、第6の発明によれば、入力段抵抗が
過熱状態になったとき必ず低い方の電圧を選択するよう
に構成したので、無電圧接点の読み出しを確実に行え、
入力段抵抗の発熱量を低減し、電圧切り替えの瞬時に発
生する出力段の後続段の装置への悪影響を阻止できるこ
とに加え、上記故障の発生に際しても火災などの重大事
故に至ることの無い、安全性の高い無電圧接点信号変換
装置を少ない部品点数で実現できる効果がある。
【0066】また、第7の発明によれば、出力端の前段
に高周波成分を除去するフィルタ手段を設けるととも
に、無電圧接点に印加する異なる複数の電圧の切り替え
を行う部分に故障が発生したとき、必ず低い方の電圧を
選択するように構成したので、無電圧接点の読み出しを
確実に行え、入力段抵抗の発熱量を低減し、電圧切り替
えの瞬時に発生する出力段の後続段の装置への悪影響を
阻止できることに加え、上記故障の発生に際しても火災
などの重大事故に至ることの無い、小形で安全性の高い
無電圧接点信号変換装置が得られる効果がある。
【0067】また、第8の発明によれば、無電圧接点に
印加する異なる複数の電圧の切り替えをコンティニアス
接点構造を持つリレーで行うとともに、無電圧接点に印
加する異なる複数の電圧の切り替えを行う部分に故障が
発生したとき、必ず低い方の電圧を選択するように構成
したので、無電圧接点の読み出しを確実に行え、入力段
抵抗の発熱量を低減し、電圧切り替えの瞬時に発生する
出力段の後続段の装置への悪影響を阻止できることに加
え、上記故障の発生に際しても火災などの重大事故に至
ることの無い、小形で安全性の高い無電圧接点信号変換
装置が得られる効果がある。
【0068】また、第9の発明によれば、無電圧接点に
印加する複数の異なる電圧の切り替えを複数個の切り替
え手段で行うとともに、無電圧接点に印加する異なる複
数の電圧の切り替えを行う部分に故障が発生したとき、
必ず低い方の電圧を選択するように構成したので、無電
圧接点の読み出しを確実に行え、入力段抵抗の発熱量を
低減し、電圧切り替えの瞬時に発生する出力段の後続段
の装置への悪影響を阻止できることに加え、上記故障の
発生に際しても火災などの重大事故に至ることの無い、
安全性の高い無電圧接点信号変換装置をさらに小形で実
装密度の高いものにできる効果がある。
【0069】また、第10の発明によれば、出力端の前
段に高周波成分を除去するフィルタ手段を設けるととも
に、入力段抵抗が過熱状態になったとき必ず低い方の電
圧を選択するように構成したので、無電圧接点の読み出
しを確実に行え、入力段抵抗の発熱量を低減し、電圧切
り替えの瞬時に発生する出力段の後続段の装置への悪影
響を阻止できることに加え、上記故障の発生に際しても
火災などの重大事故に至ることの無い、安全性の高い無
電圧接点信号変換装置を少ない部品点数で実現できる効
果がある。
【0070】また、第11の発明によれば、無電圧接点
に印加する複数の異なる電圧の切り替えをコンティニア
ス接点構造を持つリレーで行うとともに、入力段抵抗が
過熱状態になったとき必ず低い方の電圧を選択するよう
に構成したので、無電圧接点の読み出しを確実に行え、
入力段抵抗の発熱量を低減し、電圧切り替えの瞬時に発
生する出力段の後続段の装置への悪影響を阻止できるこ
とに加え、上記故障の発生に際しても火災などの重大事
故に至ることの無い、安全性の高い無電圧接点信号変換
装置を少ない部品点数で実現できる効果がある。
【0071】また、第12の発明によれば、無電圧接点
に印加する複数の異なる電圧の切り替えを複数個の切り
替え器で行うとともに、入力段抵抗が過熱状態になった
とき必ず低い方の電圧を選択するように構成したので、
無電圧接点の読み出しを確実に行え、入力段抵抗の発熱
量を低減し、電圧切り替えの瞬時に発生する出力段の後
続段の装置への悪影響を阻止できることに加え、上記故
障の発生に際しても火災などの重大事故に至ることの無
い、安全性の高い無電圧接点信号変換装置を少ない部品
点数で実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実施例1の無電圧接点信号変換
装置を示す構成図である。
【図2】この発明に係る実施例2の無電圧接点信号変換
装置を示す構成図である。
【図3】この発明に係る実施例3の無電圧接点信号変換
装置を示す構成図である。
【図4】この発明に係る実施例4の無電圧接点信号変換
装置を示す構成図である。
【図5】この発明に係る実施例5の無電圧接点信号変換
装置を示す構成図である。
【図6】この発明に係る実施例6の無電圧接点信号変換
装置を示す構成図である。
【図7】この発明に係る実施例7の無電圧接点信号変換
装置を示す構成図である。
【図8】この発明に係る実施例8の無電圧接点信号変換
装置を示す構成図である。
【図9】この発明に係る実施例9の無電圧接点信号変換
装置を示す構成図である。
【図10】この発明に係る実施例10の無電圧接点信号
変換装置を示す構成図である。
【図11】この発明に係る実施例11の無電圧接点信号
変換装置を示す構成図である。
【図12】この発明に係る実施例12の無電圧接点信号
変換装置を示す構成図である。
【図13】この発明に係る実施例1,2,5,6,10
に使用したリレーのトランスファ接点構造を示す構成図
である。
【図14】この発明に係る実施例3,8,11に使用し
たリレーのコンティニアス接点構造を示す構成図であ
る。
【図15】従来の無電圧接点信号変換装置を示す構成図
である。
【符号の説明】
1 無電圧接点信号変換装置 1a 無電圧接点 1b 出力端 2 電源装置 2a 第1電源 2b 第2電源 4 ディジタル信号源としての電源 5 電源選択手段 6 制御回路 8 ディジタルフィルタ(高周波成分を除去するフィル
タ手段) RY1 トランスファ接点構造を持つリレー(切り替え
手段) RY2 コンティニアス接点構造を持つリレー(切り替
え手段) RY3,RY4 複数個のリレー(切り替え器) R1,R2,R11 入力段抵抗 R3 プルアップ抵抗

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無電圧接点のオン・オフ状態を論理レベ
    ル信号に変換する無電圧接点信号変換装置において、上
    記無電圧接点に印加する複数の異なる電圧を発生する電
    源と、この電源の異なる複数の電圧のいずれかを上記無
    電圧接点のオン・オフ状態にしたがって選択して無電圧
    接点に印加する電源選択手段とを備えたことを特徴とす
    る無電圧接点信号変換装置。
  2. 【請求項2】 上記論理レベル信号に変換した後段に、
    ディジタルフィルタのような高周波成分を除去するフィ
    ルタ手段を付加したことを特徴とする請求項第1項記載
    の無電圧接点信号変換装置。
  3. 【請求項3】 上記電源選択手段に、それまでの接続を
    開路する前に新しい接続を閉路するコンティニアス機構
    を備えた一つの切り替え手段を設けたことを特徴とする
    請求項第1項記載の無電圧接点信号変換装置。
  4. 【請求項4】 上記電源選択手段に、複数個の切り替え
    手段を設けたことを特徴とする請求項第1項記載の無電
    圧接点信号変換装置。
  5. 【請求項5】 上記電源選択手段に、電圧切り替え操作
    を行う制御回路の健全性を監視し同健全性の喪失が検出
    されたとき複数の電圧の中から低い電圧を選択して無電
    圧接点に印加する制御監視手段を設けたことを特徴とす
    る請求項第1項記載の無電圧接点信号変換装置。
  6. 【請求項6】 上記電源選択手段に、フォトカプラなど
    の信号伝達素子の入力電流に変換する入力段抵抗の周囲
    温度を監視しその監視温度があらかじめ定めた一定の温
    度よりも高温となったときに複数の異なる電圧の中から
    低い電圧を選択して無電圧接点に印加する温度監視手段
    を設けたことを特徴とする請求項第1項記載の無電圧接
    点信号変換装置。
  7. 【請求項7】 上記論理レベル信号に変換した後段に、
    ディジタルフィルタのような高周波成分を除去するフィ
    ルタ手段を付加したことを特徴とする請求項第5項記載
    の無電圧接点信号変換装置。
  8. 【請求項8】 上記電源選択手段に、それまでの接続を
    開路する前に新しい接続を閉路するコンティニアス機構
    を備えた一つの切り替え手段を設けたことを特徴とする
    請求項第5項記載の無電圧接点信号変換装置。
  9. 【請求項9】 上記電源選択手段に、複数個の切り替え
    手段を設けたことを特徴とする請求項第5項記載の無電
    圧接点信号変換装置。
  10. 【請求項10】 上記論理レベル信号に変換した後段
    に、ディジタルフィルタのような高周波成分を除去する
    フィルタ手段を付加したことを特徴とする請求項第6項
    記載の無電圧接点信号変換装置。
  11. 【請求項11】 上記電源選択手段に、それまでの接続
    を開路する前に新しい接続を閉路するコンティニアス機
    構を備えた一つの切り替え手段を設けたことを特徴とす
    る請求項第6項記載の無電圧接点信号変換装置。
  12. 【請求項12】 上記電源選択手段に、複数個の切り替
    え手段を設けたことを特徴とする請求項第6項記載の無
    電圧接点信号変換装置。
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