JPH0763043A - 排気ガス浄化装置 - Google Patents
排気ガス浄化装置Info
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- JPH0763043A JPH0763043A JP5206681A JP20668193A JPH0763043A JP H0763043 A JPH0763043 A JP H0763043A JP 5206681 A JP5206681 A JP 5206681A JP 20668193 A JP20668193 A JP 20668193A JP H0763043 A JPH0763043 A JP H0763043A
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- cooling
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Abstract
(57)【要約】
【目的】節電及び再生時間の延長を回避しつつ、フィル
タ温度のばらつきを防止可能な排気ガス浄化装置を提供
する。 【構成及び効果】再生開始とともに、まず放冷動作とし
てヒータ通電なしに給気手段だけを所定時間運転し(ス
テップ302〜308)、その後、加熱動作として給気
手段を運転し、ヒータ通電を行って通常のパティキュレ
−ト着火、燃焼を実施する。ただ、検出したフィルタの
温度に関連する状態量により、再生開始時におけるフィ
ルタ温度が所定レベル以下であると推定される場合には
(すなわち、ステップ300にて放冷指令が無い場合に
は)、上記放冷動作が中止される。このようにすれば、
フィルタが充分低温となっていると推定されるときに放
冷を中止して電力の節約、再生時間の短縮を実現するこ
とができる。
タ温度のばらつきを防止可能な排気ガス浄化装置を提供
する。 【構成及び効果】再生開始とともに、まず放冷動作とし
てヒータ通電なしに給気手段だけを所定時間運転し(ス
テップ302〜308)、その後、加熱動作として給気
手段を運転し、ヒータ通電を行って通常のパティキュレ
−ト着火、燃焼を実施する。ただ、検出したフィルタの
温度に関連する状態量により、再生開始時におけるフィ
ルタ温度が所定レベル以下であると推定される場合には
(すなわち、ステップ300にて放冷指令が無い場合に
は)、上記放冷動作が中止される。このようにすれば、
フィルタが充分低温となっていると推定されるときに放
冷を中止して電力の節約、再生時間の短縮を実現するこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼル機関の排気
中に含まれる微粒子成分(パティキュレ−ト)を捕集
し、再生する排気ガス浄化装置に関する。
中に含まれる微粒子成分(パティキュレ−ト)を捕集
し、再生する排気ガス浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−66717号公報は、フィル
タに捕集されたパティキュレ−トを燃焼させてフィルタ
を再生するために、フィルタに近接して配設されたヒー
タ(電熱手段)に通電して、フィルタ及びパティキュレ
−トを加熱し、パティキュレ−トを燃焼することを開示
している。
タに捕集されたパティキュレ−トを燃焼させてフィルタ
を再生するために、フィルタに近接して配設されたヒー
タ(電熱手段)に通電して、フィルタ及びパティキュレ
−トを加熱し、パティキュレ−トを燃焼することを開示
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ン停止直後には、フィルタは排気ガスにより300℃以
上に加熱されており、一方、冬季のエンジン長期休止後
には氷点下となっているので、このような様々な温度の
ヒータに一律の通電電力で通電するとフィルタの最高温
度がばらついてしまい、その結果としてフィルタが破損
したり、再生不良が生じたりする可能性があった。
ン停止直後には、フィルタは排気ガスにより300℃以
上に加熱されており、一方、冬季のエンジン長期休止後
には氷点下となっているので、このような様々な温度の
ヒータに一律の通電電力で通電するとフィルタの最高温
度がばらついてしまい、その結果としてフィルタが破損
したり、再生不良が生じたりする可能性があった。
【0004】本発明者らはこうした事情に鑑み、予めヒ
ータへの通電を遮断した状態でフィルタに給気だけを行
い、これによりフィルタを一定温度範囲に冷却(放冷と
いう)し、その後、ヒータへの通電、パティキュレ−ト
着火、燃焼を実行することを考えた。しかしながら、こ
のように一律に放冷を実施することは、フィルタが充分
低温の場合には電力の浪費であり、しかも再生時間が延
長されるという不具合があった。
ータへの通電を遮断した状態でフィルタに給気だけを行
い、これによりフィルタを一定温度範囲に冷却(放冷と
いう)し、その後、ヒータへの通電、パティキュレ−ト
着火、燃焼を実行することを考えた。しかしながら、こ
のように一律に放冷を実施することは、フィルタが充分
低温の場合には電力の浪費であり、しかも再生時間が延
長されるという不具合があった。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みなされたもので
あり、節電及び再生時間の延長を回避しつつ、フィルタ
温度のばらつきを防止可能な排気ガス浄化装置を提供す
ることを、解決すべき課題としている。
あり、節電及び再生時間の延長を回避しつつ、フィルタ
温度のばらつきを防止可能な排気ガス浄化装置を提供す
ることを、解決すべき課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の排気ガス浄化装
置は、ディ−ゼルエンジンの排気経路に配設されて前記
ディ−ゼルエンジンから排出されるパティキュレートを
補集するフィルタと、前記フィルタの近傍に配設されて
通電により前記パティキュレ−トを燃焼させる電熱手段
と、前記フィルタの再生時に前記フィルタに給気する給
気手段と、再生開始とともに放冷動作として給気手段の
運転を実行し、その後、加熱動作として給気手段の運転
及び電熱手段への通電を指令する制御手段と、前記フィ
ルタの温度に関連する状態量を検出するフィルタ温度検
出手段と、再生開始時における前記推定フィルタ温度が
所定レベル以下の場合に、前記放冷動作を中止する放冷
中止手段とを備えることを特徴としている。
置は、ディ−ゼルエンジンの排気経路に配設されて前記
ディ−ゼルエンジンから排出されるパティキュレートを
補集するフィルタと、前記フィルタの近傍に配設されて
通電により前記パティキュレ−トを燃焼させる電熱手段
と、前記フィルタの再生時に前記フィルタに給気する給
気手段と、再生開始とともに放冷動作として給気手段の
運転を実行し、その後、加熱動作として給気手段の運転
及び電熱手段への通電を指令する制御手段と、前記フィ
ルタの温度に関連する状態量を検出するフィルタ温度検
出手段と、再生開始時における前記推定フィルタ温度が
所定レベル以下の場合に、前記放冷動作を中止する放冷
中止手段とを備えることを特徴としている。
【0007】
【作用及び発明の効果】再生開始とともに、まず放冷動
作として給気手段を運転し、ヒータ通電遮断を実行し、
その後、加熱動作として給気手段を運転し、ヒータ通電
を行う。ただ、検出したフィルタの温度に関連する状態
量により、再生開始時におけるフィルタ温度が所定レベ
ル以下であると推定される場合に、上記放冷動作が中止
される。
作として給気手段を運転し、ヒータ通電遮断を実行し、
その後、加熱動作として給気手段を運転し、ヒータ通電
を行う。ただ、検出したフィルタの温度に関連する状態
量により、再生開始時におけるフィルタ温度が所定レベ
ル以下であると推定される場合に、上記放冷動作が中止
される。
【0008】このようにすれば、フィルタが充分低温と
なっていると推定されるときに放冷を中止して電力の節
約、再生時間の短縮を実現することができる。
なっていると推定されるときに放冷を中止して電力の節
約、再生時間の短縮を実現することができる。
【0009】
【実施例】本発明の排気ガス浄化装置の一実施例を図1
に示す。この排気ガス浄化装置は両端密閉のフィルタ収
容ケース1を有し、フィルタ収容ケース1内にはその上
流側から下流側へ、排気圧検出用の上流側圧力センサ
7、温度センサ6、ヒータ(本発明でいう電熱手段)1
1、フィルタ2、フィルタ下流圧力検出用の下流側圧力
センサ17が順番に配置されている。フィルタ収容ケー
ス1の上流側の端壁にはディーゼルエンジン20の排気
管3が配設されており、排気管3の途中から送気管10
が分岐されている。送気管10は電磁弁14を通じて給
気用のブロワ13の出口に連結されている。
に示す。この排気ガス浄化装置は両端密閉のフィルタ収
容ケース1を有し、フィルタ収容ケース1内にはその上
流側から下流側へ、排気圧検出用の上流側圧力センサ
7、温度センサ6、ヒータ(本発明でいう電熱手段)1
1、フィルタ2、フィルタ下流圧力検出用の下流側圧力
センサ17が順番に配置されている。フィルタ収容ケー
ス1の上流側の端壁にはディーゼルエンジン20の排気
管3が配設されており、排気管3の途中から送気管10
が分岐されている。送気管10は電磁弁14を通じて給
気用のブロワ13の出口に連結されている。
【0010】一方、上記したヒータ11、ブロワ13の
モータMはコントローラ(制御手段)8により駆動制御
され、また、ディーゼルエンジン20に装着された回転
数センサ18及び冷却水温を検出する水温センサ19の
出力信号はコントローラ8に出力される。コントローラ
8はA/Dコンバータ内蔵マイコン(図示せず)を具備
しており、各種データを処理して、リレースイッチ5
5、56を開閉制御してヒータ11、ブロワ13を制御
するともに、異常発生時に異常警報ランプ9を点灯する
(異常信号を出力する)。58はヒータ11への印加電
圧を分圧してコントローラ8へ出力する分圧回路であ
り、59はヒータ11への通電電流を検出する電流セン
サであり、コントローラ8はこれら電圧と電流との積に
よりヒータ11の発熱量をモニタしている。
モータMはコントローラ(制御手段)8により駆動制御
され、また、ディーゼルエンジン20に装着された回転
数センサ18及び冷却水温を検出する水温センサ19の
出力信号はコントローラ8に出力される。コントローラ
8はA/Dコンバータ内蔵マイコン(図示せず)を具備
しており、各種データを処理して、リレースイッチ5
5、56を開閉制御してヒータ11、ブロワ13を制御
するともに、異常発生時に異常警報ランプ9を点灯する
(異常信号を出力する)。58はヒータ11への印加電
圧を分圧してコントローラ8へ出力する分圧回路であ
り、59はヒータ11への通電電流を検出する電流セン
サであり、コントローラ8はこれら電圧と電流との積に
よりヒータ11の発熱量をモニタしている。
【0011】5は給電装置であって、商用地上電源(図
示せず)に接続されるプラグ51、降圧トランス52、
全波整流器53からなり、全波整流器53から出力され
る直流電圧がヒータ11及びブロワ駆動モータMの各高
位端に印加され、ヒータ11の低位端はスイッチ56を
通じて接地され、ブロワ駆動モータMの低位端はスイッ
チ55を通じて接地されている。
示せず)に接続されるプラグ51、降圧トランス52、
全波整流器53からなり、全波整流器53から出力され
る直流電圧がヒータ11及びブロワ駆動モータMの各高
位端に印加され、ヒータ11の低位端はスイッチ56を
通じて接地され、ブロワ駆動モータMの低位端はスイッ
チ55を通じて接地されている。
【0012】フィルタ2はハニカムセラミックフィルタ
(日本碍子kk製、直径5.66インチ×長さ6イン
チ)であって、コ−ジェライトを素材として円柱形状に
焼成されている。フィルタ2はその両端面を貫通する多
数の通気孔を有し、隣接する通気孔の一方は上流端で封
栓され、その他方は下流端で封栓されている。排気ガス
は隣接する通気孔間の多孔性隔壁を透過し、パティキュ
レ−トだけが通気孔内に捕集される。フィルタ2の両端
面はケース1の両端面に所定距離を隔てて対面してい
る。
(日本碍子kk製、直径5.66インチ×長さ6イン
チ)であって、コ−ジェライトを素材として円柱形状に
焼成されている。フィルタ2はその両端面を貫通する多
数の通気孔を有し、隣接する通気孔の一方は上流端で封
栓され、その他方は下流端で封栓されている。排気ガス
は隣接する通気孔間の多孔性隔壁を透過し、パティキュ
レ−トだけが通気孔内に捕集される。フィルタ2の両端
面はケース1の両端面に所定距離を隔てて対面してい
る。
【0013】ヒータ11はニクロム線を素材とする電熱
抵抗体からなり、フィルタ2の再生時上流側に当たる端
面に近接配置されている。以下、この装置の動作を説明
する。 (パティキュレ−ト捕集動作)ディ−ゼルエンジン20
から排出された排気ガスは排気管3を通じてケース1内
に導入され、排気ガス中のパティキュレ−トはフィルタ
2で捕集され、浄化された排気ガスは尾管4から外部に
排出される。
抵抗体からなり、フィルタ2の再生時上流側に当たる端
面に近接配置されている。以下、この装置の動作を説明
する。 (パティキュレ−ト捕集動作)ディ−ゼルエンジン20
から排出された排気ガスは排気管3を通じてケース1内
に導入され、排気ガス中のパティキュレ−トはフィルタ
2で捕集され、浄化された排気ガスは尾管4から外部に
排出される。
【0014】(フィルタ再生動作)次に、このフィルタ
2の再生動作を図2のフローチャートに従って説明す
る。なお、この装置ではフィルタ再生動作をエンジン停
止期間に外部電源から受電して手動操作による起動によ
り開始するものとする。再生開始直前に電磁弁14は開
かれる。
2の再生動作を図2のフローチャートに従って説明す
る。なお、この装置ではフィルタ再生動作をエンジン停
止期間に外部電源から受電して手動操作による起動によ
り開始するものとする。再生開始直前に電磁弁14は開
かれる。
【0015】まず、エンジン運転中に実施されるフィル
タ再生判別ルーチン(ステップ100〜111)及びエ
ンジン停止中に実施されるフィルタ再生実行ルーチン
(ステップ112〜116)からなるフィルタ再生ルー
チンを図2に示す。まず、エンジン20の起動とともに
フィルタ再生判別ルーチンがスタートされ、ステップ1
00にて、圧力センサ7、17が検出する排気圧力P
1,P2と、回転数センサ18が検出するエンジン回転
数nと、温度センサ6が検出する排気ガス温度Tに基づ
いて、記憶マップに基づいてパティキュレ−ト捕集量を
算出する。
タ再生判別ルーチン(ステップ100〜111)及びエ
ンジン停止中に実施されるフィルタ再生実行ルーチン
(ステップ112〜116)からなるフィルタ再生ルー
チンを図2に示す。まず、エンジン20の起動とともに
フィルタ再生判別ルーチンがスタートされ、ステップ1
00にて、圧力センサ7、17が検出する排気圧力P
1,P2と、回転数センサ18が検出するエンジン回転
数nと、温度センサ6が検出する排気ガス温度Tに基づ
いて、記憶マップに基づいてパティキュレ−ト捕集量を
算出する。
【0016】次に、ステップ108にて、サーチしたパ
ティキュレ−ト捕集量Gが所定のしきい値Gtを超過し
たかどうかを調べ、超過しなければステップ100にリ
ターンし、超過したらステップ111に進む。ステップ
111では、フィルタ再生を指令するランプ91を点灯
して、ルーチンを終了する。
ティキュレ−ト捕集量Gが所定のしきい値Gtを超過し
たかどうかを調べ、超過しなければステップ100にリ
ターンし、超過したらステップ111に進む。ステップ
111では、フィルタ再生を指令するランプ91を点灯
して、ルーチンを終了する。
【0017】その後、運転者がフィルタ再生を指令する
ランプ91の点灯を視認し、エンジン停止状態にて再生
スイッチ(図示せず)をオンすると、上記フィルタ再生
実行ルーチンが開始される。このルーチンでは、まずス
テップ112にてブロワ13を起動し、次に、内蔵のタ
イマーを起動し(114)、タイマー制御サブルーチン
を実行して再生動作を行い(116)、再生を終了す
る。なお上記再生指令とともに、リレースイッチ55、
56は所定のデューティ比及び所定のタイミングで開閉
制御されてブロワモータM及びヒータ11が駆動制御さ
れ、これにより給気流量及び通電電力が所定のパタンと
なるように制御される。
ランプ91の点灯を視認し、エンジン停止状態にて再生
スイッチ(図示せず)をオンすると、上記フィルタ再生
実行ルーチンが開始される。このルーチンでは、まずス
テップ112にてブロワ13を起動し、次に、内蔵のタ
イマーを起動し(114)、タイマー制御サブルーチン
を実行して再生動作を行い(116)、再生を終了す
る。なお上記再生指令とともに、リレースイッチ55、
56は所定のデューティ比及び所定のタイミングで開閉
制御されてブロワモータM及びヒータ11が駆動制御さ
れ、これにより給気流量及び通電電力が所定のパタンと
なるように制御される。
【0018】このタイマー制御サブルーチンについて図
3を参照して説明する。このタイマー制御サブルーチン
は、実際にヒータ11やブロワ13を駆動して再生を実
行するものであり、まず、放冷サブルーチン30を実行
してフィルタ2をほぼ常温に冷却し、次に、予熱サブル
ーチン40を所定時間だけ実行してフィルタ2を着火温
度より低い所定温度まで昇温する。この予熱サブルーチ
ンは、フィルタ2に悪影響が出ない昇温速度でヒータ1
1へ通電し、ブロワ13を着火後より低給気流量で運転
し、フィルタ2を均一かつ急速に昇温する動作である。
3を参照して説明する。このタイマー制御サブルーチン
は、実際にヒータ11やブロワ13を駆動して再生を実
行するものであり、まず、放冷サブルーチン30を実行
してフィルタ2をほぼ常温に冷却し、次に、予熱サブル
ーチン40を所定時間だけ実行してフィルタ2を着火温
度より低い所定温度まで昇温する。この予熱サブルーチ
ンは、フィルタ2に悪影響が出ない昇温速度でヒータ1
1へ通電し、ブロワ13を着火後より低給気流量で運転
し、フィルタ2を均一かつ急速に昇温する動作である。
【0019】次に、着火燃焼サブルーチン50を実行し
てパティキュレ−トを燃焼させる。まず、給気流量を増
大しつつヒータ11に所定時間通電してフィルタ2を更
に昇温してパティキュレ−トに着火し、燃焼させる。な
お、この着火燃焼サブルーチンの終了は、その開始から
一定時間後としてもよく、又は着火温度(例えば600
℃)到達時点から一定時間後としてもよい。また、着火
燃焼サブルーチン50の開始から終了までのフィルタ温
度変化特性を記憶しておき、検出したフィルタ温度がこ
の特性に追従するように通電電力や給気流量を制御する
こともできる。この着火燃焼サブルーチン50の終了の
決定時又はそれ以前にヒータ11への通電は遮断され
る。
てパティキュレ−トを燃焼させる。まず、給気流量を増
大しつつヒータ11に所定時間通電してフィルタ2を更
に昇温してパティキュレ−トに着火し、燃焼させる。な
お、この着火燃焼サブルーチンの終了は、その開始から
一定時間後としてもよく、又は着火温度(例えば600
℃)到達時点から一定時間後としてもよい。また、着火
燃焼サブルーチン50の開始から終了までのフィルタ温
度変化特性を記憶しておき、検出したフィルタ温度がこ
の特性に追従するように通電電力や給気流量を制御する
こともできる。この着火燃焼サブルーチン50の終了の
決定時又はそれ以前にヒータ11への通電は遮断され
る。
【0020】次に、冷却サブルーチン60を実行してフ
ィルタ2を冷却する。この冷却サブルーチン60は着火
燃焼サブルーチン50の終了後、所定時間だけブロワ1
3を運転するものであり、これによりフィルタ2は好適
温度まで冷却される。次に、放冷サブルーチン30につ
いて図4を参照して説明する。
ィルタ2を冷却する。この冷却サブルーチン60は着火
燃焼サブルーチン50の終了後、所定時間だけブロワ1
3を運転するものであり、これによりフィルタ2は好適
温度まで冷却される。次に、放冷サブルーチン30につ
いて図4を参照して説明する。
【0021】この実施例は、再生開始とともに実施され
るものであり、まず後述の放冷フラグが立っているか
(放冷が指令されているか)どうかを調べ(300)、
立っていなければ、フィルタ2は充分に冷却されていて
放冷は不必要と判断してメインルーチンにリターンし、
次の予熱サブルーチン40へ進む。放冷フラグが立って
いれば(放冷が指令されていれば)、ブロワ13を運転
してフィルタの放冷を行い(302)、タイマをスター
トさせる(304)。次に、タイマが2分(放冷時間)
を経過するまで待機し(306)、経過すればブロワ1
3を中止してメインルーチンにリターンする。なお、こ
の実施例ではブロワ13を一度停止したが、次の予熱サ
ブルーチン40でもブロワ13は運転するので、ブロワ
停止308を省略することも可能である。
るものであり、まず後述の放冷フラグが立っているか
(放冷が指令されているか)どうかを調べ(300)、
立っていなければ、フィルタ2は充分に冷却されていて
放冷は不必要と判断してメインルーチンにリターンし、
次の予熱サブルーチン40へ進む。放冷フラグが立って
いれば(放冷が指令されていれば)、ブロワ13を運転
してフィルタの放冷を行い(302)、タイマをスター
トさせる(304)。次に、タイマが2分(放冷時間)
を経過するまで待機し(306)、経過すればブロワ1
3を中止してメインルーチンにリターンする。なお、こ
の実施例ではブロワ13を一度停止したが、次の予熱サ
ブルーチン40でもブロワ13は運転するので、ブロワ
停止308を省略することも可能である。
【0022】次に、上記した放冷フラグに関する放冷実
施判別サブルーチンについて図5のフローチャートを参
照して説明する。なお、このサブルーチンは割り込みル
ーチンであって、所定間隔毎に実施される。まず、エン
ジン20がオフしたかどうか(イグニッションキー(図
示せず)がターンオフされたかどうか)を調べ(70
0)、オフしていなければメインルーチンにリターンす
る。オフしていれば、現在、タイマがカウント中かどう
かを調べ(701)、カウント中ならステップ704に
飛び、カウント中でなければタイマをスタートさせる
(702)。ステップ704ではタイマが5分以上カウ
ントしているかどうかを調べ、経過していなければフィ
ルタ2は高温であるとして放冷指令用の放冷フラグを立
て(706)、経過していればフィルタ2は充分冷却さ
れたものとして放冷フラグを下ろす(708)。
施判別サブルーチンについて図5のフローチャートを参
照して説明する。なお、このサブルーチンは割り込みル
ーチンであって、所定間隔毎に実施される。まず、エン
ジン20がオフしたかどうか(イグニッションキー(図
示せず)がターンオフされたかどうか)を調べ(70
0)、オフしていなければメインルーチンにリターンす
る。オフしていれば、現在、タイマがカウント中かどう
かを調べ(701)、カウント中ならステップ704に
飛び、カウント中でなければタイマをスタートさせる
(702)。ステップ704ではタイマが5分以上カウ
ントしているかどうかを調べ、経過していなければフィ
ルタ2は高温であるとして放冷指令用の放冷フラグを立
て(706)、経過していればフィルタ2は充分冷却さ
れたものとして放冷フラグを下ろす(708)。
【0023】これにより、フィルタ2は常に所定温度か
ら加熱されることになり、フィルタ2の最高温度のばら
つきが低減される。 (実施例2)他の実施例を図6を参照して説明する。こ
の実施例は、図5の放冷フラグに関する放冷実施判別サ
ブルーチンの変形例であり、エンジン20の冷却水温に
よりフィルタ2の温度を推定するものである。このサブ
ルーチンは、放冷サブルーチン30の最初に実施され
る。
ら加熱されることになり、フィルタ2の最高温度のばら
つきが低減される。 (実施例2)他の実施例を図6を参照して説明する。こ
の実施例は、図5の放冷フラグに関する放冷実施判別サ
ブルーチンの変形例であり、エンジン20の冷却水温に
よりフィルタ2の温度を推定するものである。このサブ
ルーチンは、放冷サブルーチン30の最初に実施され
る。
【0024】まず、水温センサ19からの出力信号を読
み取って冷却水温Twを検出し(710)、検出した冷
却水温Twが予め記憶するしきい値水温Tc(ここでは
40℃)を超過すればフィルタ2は高温であるとして放
冷指令用の放冷フラグを立て(706)、冷却水温Tw
が予め記憶するしきい値水温Tc以下であればフィルタ
2は充分冷却されたものとして放冷フラグを下ろす(7
08)。
み取って冷却水温Twを検出し(710)、検出した冷
却水温Twが予め記憶するしきい値水温Tc(ここでは
40℃)を超過すればフィルタ2は高温であるとして放
冷指令用の放冷フラグを立て(706)、冷却水温Tw
が予め記憶するしきい値水温Tc以下であればフィルタ
2は充分冷却されたものとして放冷フラグを下ろす(7
08)。
【0025】これにより、フィルタ2は常に所定温度か
ら加熱されることになり、フィルタ2の最高温度のばら
つきが低減される。すなわち、ステップ700〜704
及び710〜712は、フィルタの温度に関連する状態
量を検出するものであり、本発明でいうフィルタ温度推
定手段を構成している。また、ステップ708は実質的
に放冷動作の中止を行うので、本発明でいう放冷中止手
段を構成している。
ら加熱されることになり、フィルタ2の最高温度のばら
つきが低減される。すなわち、ステップ700〜704
及び710〜712は、フィルタの温度に関連する状態
量を検出するものであり、本発明でいうフィルタ温度推
定手段を構成している。また、ステップ708は実質的
に放冷動作の中止を行うので、本発明でいう放冷中止手
段を構成している。
【図1】本発明の排気ガス浄化装置の一実施例を示すブ
ロック図、
ロック図、
【図2】図その再生動作を示すフローチャート、
【図3】図2のタイマ制御サブルーチンを示すフローチ
ャート、
ャート、
【図4】図3の放冷サブルーチンを示すフローチャー
ト、
ト、
【図5】放冷実施判別サブルーチンを示すフローチャー
ト、
ト、
【図6】放冷実施判別サブルーチンを示すフローチャー
ト。
ト。
2はフィルタ、6は温度センサ、7、17は圧力セン
サ、8はコントローラ(フィルタ温度推定手段、放冷中
止手段、制御手段)、11はヒータ(電熱手段)。
サ、8はコントローラ(フィルタ温度推定手段、放冷中
止手段、制御手段)、11はヒータ(電熱手段)。
Claims (1)
- 【請求項1】ディ−ゼルエンジンの排気経路に配設され
て前記ディ−ゼルエンジンから排出されるパティキュレ
ートを補集するフィルタと、 前記フィルタの近傍に配設されて通電により前記パティ
キュレ−トを燃焼させる電熱手段と、 前記フィルタの再生時に前記フィルタに給気する給気手
段と、 再生開始とともに放冷動作として給気手段の運転を実行
し、その後、加熱動作として給気手段の運転及び電熱手
段への通電を指令する制御手段と、 前記フィルタの温度に関連する状態量を検出するフィル
タ温度検出手段と、 再生開始時における前記推定フィルタ温度が所定レベル
以下の場合に、前記放冷動作を中止する放冷中止手段
と、 を備えることを特徴とする排気ガス浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5206681A JPH0763043A (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 排気ガス浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5206681A JPH0763043A (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 排気ガス浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0763043A true JPH0763043A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16527355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5206681A Pending JPH0763043A (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 排気ガス浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0763043A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115405401A (zh) * | 2022-08-26 | 2022-11-29 | 中国第一汽车股份有限公司 | 颗粒捕集装置辅助再生系统的控制方法、控制装置、车辆 |
-
1993
- 1993-08-20 JP JP5206681A patent/JPH0763043A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115405401A (zh) * | 2022-08-26 | 2022-11-29 | 中国第一汽车股份有限公司 | 颗粒捕集装置辅助再生系统的控制方法、控制装置、车辆 |
CN115405401B (zh) * | 2022-08-26 | 2023-10-27 | 中国第一汽车股份有限公司 | 颗粒捕集装置辅助再生系统的控制方法、控制装置、车辆 |
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