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JPH0762151B2 - 新規な透明固形洗剤 - Google Patents

新規な透明固形洗剤

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Publication number
JPH0762151B2
JPH0762151B2 JP21453186A JP21453186A JPH0762151B2 JP H0762151 B2 JPH0762151 B2 JP H0762151B2 JP 21453186 A JP21453186 A JP 21453186A JP 21453186 A JP21453186 A JP 21453186A JP H0762151 B2 JPH0762151 B2 JP H0762151B2
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JP
Japan
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amino acid
solid detergent
transparent solid
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salt
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JP21453186A
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賢一 田中
薫 野本
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Kawaken Fine Chemicals Co Ltd
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Kawaken Fine Chemicals Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は透明固形洗剤に関し、詳しくはN−長鎖アシル
−光学活性酸性アミノ酸−塩基性アミノ酸塩と尿素から
なる基剤にカチオン化ポリマーを加えて成型した新規な
透明固形洗剤に関するものである。
従来の技術 従来透明固形洗剤は脂肪酸石けんを基剤とし、砂糖、グ
リセリン、スルビトール、プロピレングリコール等のサ
ッカロイド類またはポリオール類を透明化剤として使用
し、これらを水−低級アルコール類に加熱溶解して枠に
流し込んで冷却固化するいわゆる枠練り法により製造さ
れているのが通例である。
しかしながら、このようにして製造された透明石けん
は、透明であるため高級感を与え商品価値の高いもので
あるが、本質的には通常の不透明な脂肪酸石けんと変わ
りなく、石けん中の遊離アルカリによって起こる皮膚へ
の刺激、硬水中での泡立ちの悪さ、使用時の石けんカス
の発生等の欠点が避けられない。
このような脂肪酸石けんにみられる欠点を有せず、皮膚
に対して温和でソフトな感触を有し、しかも洗浄力の優
れた合成固形洗剤としてN−長鎖アシル酸性アミノ酸塩
が挙げられ市販されているが、外観は不透明なものであ
る。
脂肪酸石けんの基剤にN−長鎖アシル酸性アミノ酸モノ
ナトリウム塩を添加剤として配合した透明な脂肪酸石け
んを製造する試みは既になされているが(特開昭51−24
606号公報)、N−長鎖アシル酸性アミノ酸塩を基剤と
し、商品価値を高めた透明固形洗剤については従来全く
知られていない。
そこで本発明者等は脂肪酸石けんを基剤とせずにN−長
鎖アシルアミノ酸塩を基剤とした透明な固形洗剤を得る
ためには、N−長鎖アシル光学活性酸性アミノ酸の塩基
性アミノ酸塩を用いればよいことを見いだし出願した
(特開昭55−160096号)。しかしながらこの固形洗剤の
中にはアシル基の長さ、アミノ酸の種類、中和度等によ
って透明性が若干劣るものがあり、さらに湿度の高い環
境に放置すると透明性が損なわれる傾向(以下失透性と
呼ぶ)が見られた。
さらに本発明者等は透明性の良い領域が広くかつ耐失透
性の良好なN−長鎖アシルアミノ酸塩を基剤とした透明
固形洗剤を得るためには、特定のN−長鎖アシル酸性ア
ミノ酸塩に尿素を配合したものを基剤とすればよいこと
を見いだし出願した(特開昭56−112997号)。
ところがこの尿素を配合したものを基剤とした透明固形
洗剤の中には透明性が良好なものほど水中での溶け崩れ
が増大する傾向がみられ、さらに尿素を高濃度で配合し
たものは長期間高温下に保存するとかすかなアンモニア
臭が発生し、また低温化に放置すると透明性が損なわれ
る等の高品質価値を低下させる傾向がみられた。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、透明性が良好で、水中での溶け崩れ
(以下「溶崩性」と呼ぶ)が少なく、長期間の高温下で
のアンモニア臭の発生を防止し、さらに低温保存で失透
しない透明固形洗剤を提供することである。
問題点を解決するための手段 すなわち本発明は、N−長鎖アシル−光学活性酸性アミ
ノ酸1モルに塩基性アミノ酸1ないし2モルを作用させ
て得られるN−長鎖アシル−光学活性酸性アミノ酸−塩
基性アミノ酸塩と尿素からなる基剤にカチオン化ポリマ
ーを加えて成型したことを特徴とする透明固形洗剤に関
するものである。
本発明の透明固形洗剤の基剤として用いられるN−長鎖
アシル−光学活性酸性アミノ酸の塩基性アミノ酸塩にお
いて、その光学活性酸性アミノ酸はアスパラギン酸、グ
ルタミン酸、システイン酸およびホモシステイン酸から
選ばれた少なくとも1種のD体またはL体である。これ
に対し酸性アミノ酸がラセミ体である場合には、透明性
が劣り良好な透明固形洗剤を得ることができない。
また、N−長鎖アシル−光学活性酸性アミノ酸の中和に
用いる塩基性アミノ酸は、リジン、アルギニンおよびオ
ルニチンから選ばれる少なくとも1種で、これらの塩基
性アミノ酸は光学活性、ラセミ体のいずれでもよいが、
ラセミ体の場合は透明性が若干低下する傾向がある。
塩基性アミノ酸による中和度はN−長鎖アシル−光学活
性酸性アミノ酸に対して1.0当量ないし2.0当量(N−長
鎖アシル−光学活性酸性アミノ酸1モルに対して塩基性
アミノ酸1モルないし2モル)で、中和度が1.0当量未
満では透明度および泡立ちが劣り、他方2.0当量を超え
る場合には泡立ちが劣ったり硬さが充分でなかったり、
場合によっては経時的に着色するものもあるので好まし
くない。
本発明の透明固形洗剤の基剤であるN−長鎖アシル−光
学活性酸性アミノ酸−塩基性アミノ酸塩において、長鎖
アシル基は炭素数10ないし20の飽和または不飽和の脂肪
酸残基で、特に炭素数10ないし16の飽和脂肪酸残基およ
び炭素数16ないし18の不飽和脂肪酸残基の場合に透明性
が優れている。
本発明の透明固形洗剤の基剤であるN−長鎖アシル−光
学活性酸性アミノ酸−塩基性アミノ酸塩と尿素の配合割
合は重量比で95:5ないし50:50で、好ましくは90:10ない
しは60:40である。尿素が5重量%未満では透明固形洗
剤の透明性の向上について充分な効果が認められず、50
重量%を超えると透明固形洗剤を軟弱にし、かつ製品の
吸湿性を増大させたり、高温下での保存中にアンモニア
臭を発生することがあり、商品価値が低下する。
本発明におけるカチオン化ポリマーの配合割合、は透明
固形洗剤当たり0.5ないし5重量%、好ましくは1ない
し4重量%である。ここでカチオン化ポリマーとは、第
4級アンモニウム置換セルロース誘導体および第4級ア
ンモニウム置換ガム質誘導体等の第4級アンモニウム塩
を有し、陽イオン性を有する水溶性高分子をいう。この
ようなカチオン化ポリマーとしては、たとえばヒドロキ
シエチルセルローストリメチルアンモニウムクロライ
ド、ヒドロキシエチルセルロースアルキルトリメチルア
ンモニウムクロライド、ヒドロキシプロピルグアーガム
アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、ガラクト
マンナンアルキルトリメチルアンモニウムクロライド等
が挙げられる。
本発明においてカチオン化ポリマーを5重量%を超えて
過剰に配合すると、透明固形洗剤の泡立ちを悪化させ、
使用後も肌に過剰に吸着するため好ましいない。またカ
チオン化ポリマーの配合割合が0.5未満では、前記効果
を充分に発揮できない。
なお、カチオン化ポリマーを脂肪酸石けんに配合して泡
立ちを改良し、型くずれや亀裂を防止する試みは既にな
されている(特開昭57−105500号)。しかし、本発明は
基剤が異なるうえ、本発明の後述の実施例に示されるよ
うにカチオン化ポリマーと尿素の相乗効果によって目的
を達成しており、単にN−長鎖アシル−光学活性酸性ア
ミノ酸−塩基性アミノ酸塩にカチオン化ポリマーを加え
て成型した固形洗剤では泡立ちは改良されるものの溶崩
性が大きくなりかつ透明性が損なわれる。
本発明の透明固形洗剤には従来透明石けんの製造に用い
られているグリセリン、ジグリセリン、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ソルビット等の多価アル
コール類や、ブドウ糖、果糖、ショ糖などの透明化剤お
よび香料、着色料などの補助剤を適宜添加することがで
きる。
さらに洗浄性や泡立ちを調整する目的で他のアニオン界
面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤を透明
性を阻害しない範囲で添加することは何等さしつかえな
い。これらのものには、脂肪酸石けん、高級アルコール
硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン高級アルコール硫
酸エステル塩、高級アルコールリン酸エステルおよびそ
の塩、ポリオキシエチレン高級アルコールリン酸エステ
ルおよびその塩、ポリオキシエチレン高級脂肪酸リン酸
エステルおよびその塩、スルホン化高級脂肪酸アルコー
ルエステル塩、高級アルコールスルホコハク酸エステル
塩、イセチオン酸高級脂肪酸エステル塩、α−スルホ高
級アルコール酢酸エステル塩、ラウリン酸ジエタノール
アミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、ステアリン
酸ジエタノールアミド、ステアリン酸モノエタノールア
ミド、などの高級脂肪酸とアルキロールアミンとの縮合
物およびそのエチレンオキサイド付加物、ポリオキシエ
チレン高級脂肪酸モノエタノールアミドリン酸エステ
ル、N−長鎖アシル酸性アミノ酸塩(塩基性アミノ酸塩
以外の塩、例えばアルカリ金属塩、アンモニウム塩、ア
ルカノールアミン塩等)、N−長鎖アシルサルコシン
塩、N−長鎖アシル−N−アルキル−β−アラニン塩な
どのN−長鎖アシルアミノ酸塩−N−アシルペプタイ
ド、ラウリルアミノプロピオン酸などの高級アルキルア
ミノプロピオン酸塩、ラウリルイミノジ酢酸塩などの高
級アルキルイミノジ酢酸塩、高級アルキルアミドプロピ
ルベタイン、高級アルキルジメチルベタイン、高級アル
キルジヒドロキシエチルベタイン、N−アルキロイル−
ン−N′−(2−ヒドロキシエチル)−N′−カルボキ
シメチルエチレンジアミン塩、N−アルキロイル−N−
(2−ヒドロキシエチル)−N′,N′−ビスカルボキシ
メチルエチレンジアミンなどのアミンアミド化合物など
が挙げられる。
従来の脂肪酸石けんを基剤とした透明石けんの製造に
は、主として枠練り法が採用され、透明性の優れたもの
が得られるが、機械練り法では半透明なものしか得られ
ず市場ではごく一部しかみられないのが現状である。し
かし、本発明の透明固形洗剤は枠練り法ばかりでなく機
械練り法によっても透明度の優れた固形洗剤を得ること
のできるのが大きな特徴である。
本発明の目的とする透明固形洗剤を枠練り法で製造する
には、エタノール等の低級アルコールと水の混合溶媒に
N−長鎖アシル−光学活性酸性アミノ酸−塩基性アミノ
酸塩、尿素およびカチオン化ポリマーと必要に応じて他
の添加剤を溶解させ、これを型に注入して冷却させた後
切断、乾燥、成型する通常の枠練り法を採用すればよ
い。この際、エタノール等の低級アルコールと水との混
合比率は1:0.5ないし1:3が好ましく、また溶液中のN−
長鎖アシル−光学活性酸性アミノ酸−塩基性アミノ酸塩
の濃度は40ないし75重量%(混合溶媒が25ないし60重量
%)が好ましい。さらに溶解を迅速かつ完全にするため
に70〜85℃に加熱することが好ましい。枠練り法を採用
して本発明の目的とする透明固形洗剤を製造する際の乾
燥日数は通常の透明石けんの場合と同様に約30日ないし
60日を要すればよい。
また機械練り法で製造するには、N−長鎖アシル−光学
活性酸性アミノ酸−塩基性アミノ酸塩、尿素、カチオン
化ポリマーに必要に応じて添加剤を加えたものに水を加
え、これをロールおよび/またはペレタイザーで混練し
た後押出し型打ちすればよい。加える水の量は塩基性ア
ミノ酸による中和度が1.0〜1.5当量のときは5〜25重量
%、1.6〜2.0当量のときは5〜30重量%であればよい。
作用 本発明の透明固形洗剤が透明性、耐失透性、耐溶崩性等
に優れていることの詳細な作用機構は不明である。
以下実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。例
中の「部」はすべて重量部である。
実施例1〜5、比較例1〜3 中和量1.8のN−混合脂肪酸(ヤシ油脂肪酸30%、半硬
化牛脂脂肪酸70%)アシル−L−グルタミン酸−L−ア
ルギニン塩と尿素の混合物75部にカチオン化ポリマー
(ヒドロキシエチルセルローストリメチルアンモニウム
クロライド、商品名「ポリマーJR30M」米国ユニオンカ
ーバイド社製使用)0〜6部配合し、全体が100部とな
るように水を加え、小型ロールで充分混練した後、口金
を50℃に保った小型石けん押出機で成形した。得られた
固形洗剤について、透明性、pH、失透性、溶崩性、臭
い、耐寒性について試験を行った。その結果を第1表に
示した。なお各試験方法は以下の通りである。
[透明性試験] 厚さ20mmの透明固形洗剤を印刷された文字の上に置き、
はっきり判読できる文字が26ポイントより小さいものを
○、26ポイントより大きいものを△、ポイント活字をま
ったく判読できないものを×とした。
[pHの測定] 各固形洗剤の1%水溶液の40℃におけるpHをガラス電極
pH計で測定した。
[失透性試験] 製造した透明固形洗剤を通常の手洗いに使用した後、表
面に泡が残らないように水を均一に濡らし、24℃,相対
湿度80%の環境に一昼夜放置した。その後表面の透明性
を透明性試験と同様な方法で観察し、失透性の評価し
た。
[溶崩性試験] ビーカーに30℃のイオン交換水300mlをとり、5cm×3.3c
m×1.2cmのサンプル中央に木綿糸を通してガラス棒でつ
り下げてサンプルを水中に完全に浸漬し、2時間後サン
プルを引き上げ重量変化を測定した。下記の計算式で溶
出率を算出し溶崩性の評価とした。
W1:浸漬前のサンプル重量(g) W2:浸漬後のサンプル重量(g) [臭い試験] 5cm×3.3cm×1.2cmのサンプルをガラス製密閉容器に入
れ50℃恒温槽に1ヶ月放置した後栓を開け、アンモニア
臭のないものを○、あるものを×とした。
[耐寒性試験] 5cm×3.3cm×1.2cmのサンプルをビニール袋に入れて密
閉し、0℃恒温槽に1週間放置した。その後サンプルの
透明性を透明性試験と同様な方法で観察し、耐寒性の評
価とした。
実施例6,7、比較例4〜8 中和当量1.9のN−ステアロイル−L−グルタミン酸−
L−リジン塩と尿素の混合物(混合比70/30)75部に水
と水溶性高分子を加えて100部とし実施例1〜5と同様
に固形洗剤を製造し、透明性、失透性、溶崩性、耐寒性
の試験を行った。その結果を第2表に示した。
第2表の結果から他の水溶性高分子に比べて、尿素にカ
チオン化ポリマーを加えた効果が優れていることがわか
る。
実施例8〜11、比較例9〜13 第3表に示される中和度の異なった各種のN−長鎖アシ
ル−光学活性酸性アミノ酸−塩基性アミノ酸塩と尿素の
混合物50部をエタノール20部および水とカチオン化ポリ
マー(ヒドロキシエチルセルローストリメチルアンモニ
ウムクロライド、商品名「ポリマーJR30M」米国ユニオ
ンカーバイド社製使用)の混合溶媒に加え、80〜85℃加
熱溶解して透明溶液とした。これを枠に流し込んで冷却
固定化した後、抜き出して25日間室内で乾燥した。次い
で常法により足踏み式型打ち機で成形し、透明性、失透
性、耐寒性、pHを測定した。その結果を第3表に示し
た。
第3表からN−長鎖アシル−光学活性酸性アミノ酸−塩
基性アミノ酸塩にアシル基が長い場合と塩基性アミノ酸
の中和度が低い場合に見られる耐失透性と耐寒性の低下
が、尿素とカチオン化ポリマーを同時に配合することに
より防止された。
以下実施例12、13は枠練り法により、また実施例14〜16
は機械練り法によって前記それぞれの実施例に準じて透
明固形洗剤を製造した。
実施例12 部 ・N−混合脂肪酸アシル−L−グルタミン 酸−L−アルギニン塩(1.6当量中和) 48 ・尿素 12 ・カチオン化ポリマー *1 2 ・ラウリン酸ジエタノールアミド 2 ・水 23 ・エタノール 13 ・色素、香料 適量 *1:ヒドロキシプロピルグァーガムトリメチルアンモニ
ウムクロライド 実施例13 部 ・N−ヤシ脂肪酸アシル−L−グルタミン 酸−L−リジン塩(1.5当量中和) 40 ・尿素 10 ・カチオン化ポリマー *2 1 ・砂糖 2 ・水 32 ・エタノール 15 ・香料 適量 *2:ヒドロキシエチルセルローストリメチルアンモニウ
ムクロライド 実施例14 部 ・N−パルミトイル−L−グルタミン酸 −L−オルニチン塩(1.2当量中和) 48 ・尿素 28 ・カチオン化ポリマー *2 2 ・N−ラウロイル−N−メチル−β− アラニンナトリウム 3 ・水 18 実施例15 部 ・N−混合脂肪酸アシル−L−グルタミン 酸−L−アルギニン塩(1.9当量中和) 30 ・N−ステアロイル−L−グルタミン酸− L−リジン塩 20 ・尿素 6 ・カチオン化ポリマー *3 2 ・ココアミドプロピルベタイン(30% 水溶液) 12 ・水 30 実施例16 部 ・N−ミリストイル−L−グルタミン酸− L−リジン塩(1.4当量中和) 45 ・尿素 16 ・カチオン化ポリマー *1 4 ・グリセリン 3 ・水 32 ・色素 適量 実施例12〜16の各透明固形洗剤はいずれも透明性、耐失
透性は良好で「○」の評価であった。また、いずれの透
明固形洗剤も溶け崩れが少なく、低温保存下での失透せ
ず、さらに高温保存下でのアンモニア臭の発生もなかっ
た。
発明の効果 本発明の透明固形洗剤は次のような優れた性能と効果が
ある。
(1)透明性、耐失透性、耐溶崩性、耐寒性、安定性の
優れた透明固形洗剤が得られる。
(2)使用時のpHが弱酸性ないし中性であるため、石け
んではアルカリ性が強くて使用できない体質の人でも使
用できる。
(3)低刺激性で皮膚を荒さず、使用後の皮膚にしっと
り感を与える。
(4)硬水に対して良好な超泡力および洗浄力を示す。
(5)枠練り法ばかりでなく、機械練り法でも製造する
ことができるので生産性が高い。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】N−長鎖アシル−光学活性酸性アミノ酸1
    モルに塩基性アミノ酸1ないし2モルを作用させて得ら
    れるN−長鎖アシル−光学活性酸性アミノ酸−塩基性ア
    ミノ酸塩と尿素が重量比で95:5ないし50:50からなる基
    剤にカチオン化ポリマーを固形洗剤当たり0.5ないし5
    重量%加えて成型したことを特徴とすると透明固形洗
    剤。
  2. 【請求項2】N−長鎖アシル−光学活性酸性アミノ酸−
    塩基性アミノ酸塩のアシル基が、炭素数10ないし20の飽
    和または不飽和の脂肪酸残基である特許請求の範囲第1
    項記載の透明固形洗剤。
  3. 【請求項3】N−長鎖アシル−光学活性酸性アミノ酸−
    塩基性アミノ酸塩の光学活性酸性アミノ酸が、アスパラ
    ギン酸、グルタミン酸、システイン酸およびホモシステ
    イン酸から選ばれる少なくとも1種のL体またはD体で
    ある特許請求の範囲第1項記載の透明固形洗剤。
  4. 【請求項4】N−長鎖アシル−光学活性酸性アミノ酸−
    塩基性アミノ酸塩の塩基性アミノ酸が、リジン、アルギ
    ニンおよびオルニチンから選ばれる少なくとも1種のL
    体またはD体である特許請求の範囲第1項記載の透明固
    形洗剤。
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