JPH0761493A - 極低温タンク断熱用パネル - Google Patents
極低温タンク断熱用パネルInfo
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- JPH0761493A JPH0761493A JP5226674A JP22667493A JPH0761493A JP H0761493 A JPH0761493 A JP H0761493A JP 5226674 A JP5226674 A JP 5226674A JP 22667493 A JP22667493 A JP 22667493A JP H0761493 A JPH0761493 A JP H0761493A
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Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
- Thermal Insulation (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】複数のスリットを有する板状ポリスチレン発泡
体からなる低温側断熱層、上記低温側断熱層よりも小さ
く、四辺目地部を残して上記低温側断熱層に積層される
常温側断熱層、並びに上記低温側断熱層と上記常温側断
熱層の積層界面に補強用メッシュが介在されていること
を特徴とする極低温タンク断熱用パネル。 【効果】極低温耐熱用パネルに要求される、低熱伝導
率、冷熱サイクル経時変化、サーマルシヨック耐久性、
熱収縮係数、施工、加工および柔軟性などの諸特性の点
でいずれも優れた性能を兼備し、また、その断熱用パネ
ルを拘束状態でタンク上に施工し、冷却および常温を繰
り返しても割れることがない。
体からなる低温側断熱層、上記低温側断熱層よりも小さ
く、四辺目地部を残して上記低温側断熱層に積層される
常温側断熱層、並びに上記低温側断熱層と上記常温側断
熱層の積層界面に補強用メッシュが介在されていること
を特徴とする極低温タンク断熱用パネル。 【効果】極低温耐熱用パネルに要求される、低熱伝導
率、冷熱サイクル経時変化、サーマルシヨック耐久性、
熱収縮係数、施工、加工および柔軟性などの諸特性の点
でいずれも優れた性能を兼備し、また、その断熱用パネ
ルを拘束状態でタンク上に施工し、冷却および常温を繰
り返しても割れることがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、極低温タンクの保冷用
断熱壁に使用する極低温タンク断熱用パネルおよびそれ
を用いた極低温タンクの断熱構造に関する。
断熱壁に使用する極低温タンク断熱用パネルおよびそれ
を用いた極低温タンクの断熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】LPG、LNG、液化窒素などの極低温
液貯蔵タンクに使用される極低温タンク断熱用パネルに
ついて、いくつか提案がなされている。2つの断熱層が
複合化された極低温タンク断熱用パネルについては、特
公昭60−26003号および特公昭60−54168
号に記載されている。
液貯蔵タンクに使用される極低温タンク断熱用パネルに
ついて、いくつか提案がなされている。2つの断熱層が
複合化された極低温タンク断熱用パネルについては、特
公昭60−26003号および特公昭60−54168
号に記載されている。
【0003】特公昭60−26003号公報は曲面断熱
パネルの成形方法に関するものであるが、その公報中に
は、低温側(タンク側)が補強繊維を混在した発泡フェ
ノール樹脂であり、常温側(外気側)が発泡ポリウレタ
ンである複合化された曲面断熱用パネルが、極低温タン
ク断熱用パネルとして使えることが記載されている。ま
た、特公昭60−54168号公報は断熱壁構成用の断
熱パネル成形方法に関するものであるが、その公報中に
は、低温側が補強繊維を内蔵する状態でフェノールを発
泡させて成形した発泡フェノール樹脂であり、常温側が
発泡ポリウレタンである複合化された断熱用パネルが、
極低温タンク断熱用パネルとして使えることが記載され
ている。
パネルの成形方法に関するものであるが、その公報中に
は、低温側(タンク側)が補強繊維を混在した発泡フェ
ノール樹脂であり、常温側(外気側)が発泡ポリウレタ
ンである複合化された曲面断熱用パネルが、極低温タン
ク断熱用パネルとして使えることが記載されている。ま
た、特公昭60−54168号公報は断熱壁構成用の断
熱パネル成形方法に関するものであるが、その公報中に
は、低温側が補強繊維を内蔵する状態でフェノールを発
泡させて成形した発泡フェノール樹脂であり、常温側が
発泡ポリウレタンである複合化された断熱用パネルが、
極低温タンク断熱用パネルとして使えることが記載され
ている。
【0004】また、単層については、特公昭63−30
557号公報中に、独立気泡の硬質ウレタンフォーム
が、極低温タンク断熱用パネルとして用いられている。
557号公報中に、独立気泡の硬質ウレタンフォーム
が、極低温タンク断熱用パネルとして用いられている。
【0005】しかし、−42〜−196℃での極低温断
熱用パネルに要求される特性は、低熱伝導率、冷熱サイ
クル経時変化、サーマルシヨック耐久性、熱収縮係数、
施工、加工および柔軟性、耐炎性などの点でいずれも優
れた性能を兼備しなければならず、これまで、極低温タ
ンク断熱用パネルとして充分満足のゆくものがなかっ
た。
熱用パネルに要求される特性は、低熱伝導率、冷熱サイ
クル経時変化、サーマルシヨック耐久性、熱収縮係数、
施工、加工および柔軟性、耐炎性などの点でいずれも優
れた性能を兼備しなければならず、これまで、極低温タ
ンク断熱用パネルとして充分満足のゆくものがなかっ
た。
【0006】さらに、これらの特性に加えて、複合化さ
れた断熱用パネルの場合、その断熱用パネルを拘束状態
でタンク上に施工し冷却すると、特に低温側の層が割れ
るという問題がある。これは短時間で割れる場合と、冷
却および常温の繰り返しで割れる場合とがあるが、一旦
複合化された断熱用パネルが割れてしまうと、割れた部
位に冷気が対流し、コールドスポットが発生することに
なる。そして、それが拡大すると熱貫流が増大し性能上
の欠陥をまねくことになる。すなわち、拘束を受けた状
態で、常温から極低温にクールダウンすると、サーマル
ストレス(熱応力)が発生し、断熱用パネルの抵抗力が
弱いと、このサーマルストレスを吸収できず、割れるこ
とで応力を吸収してしまうのである。
れた断熱用パネルの場合、その断熱用パネルを拘束状態
でタンク上に施工し冷却すると、特に低温側の層が割れ
るという問題がある。これは短時間で割れる場合と、冷
却および常温の繰り返しで割れる場合とがあるが、一旦
複合化された断熱用パネルが割れてしまうと、割れた部
位に冷気が対流し、コールドスポットが発生することに
なる。そして、それが拡大すると熱貫流が増大し性能上
の欠陥をまねくことになる。すなわち、拘束を受けた状
態で、常温から極低温にクールダウンすると、サーマル
ストレス(熱応力)が発生し、断熱用パネルの抵抗力が
弱いと、このサーマルストレスを吸収できず、割れるこ
とで応力を吸収してしまうのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、この
ような問題点を解決することのできる極低温タンク断熱
用パネルを提供することである。
ような問題点を解決することのできる極低温タンク断熱
用パネルを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、この課題
を達成するため検討を重ねた結果、複合化された断熱用
パネルの低温側の断熱層に特定の材料を採用し、しかも
複合化された断熱用パネルの構造を特定のものとするこ
とで、前記の問題点を解決できることを見出し、本発明
を完成するに至ったものである。
を達成するため検討を重ねた結果、複合化された断熱用
パネルの低温側の断熱層に特定の材料を採用し、しかも
複合化された断熱用パネルの構造を特定のものとするこ
とで、前記の問題点を解決できることを見出し、本発明
を完成するに至ったものである。
【0009】すなわち、本発明は以下の通りである。 1. 複数のスリットを有する板状ポリスチレン発泡体
からなる低温側断熱層、上記低温側断熱層よりも小さ
く、四辺目地部を残して上記低温側断熱層に積層される
常温側断熱層、並びに上記低温側断熱層と上記常温側断
熱層の積層界面に補強メッシュが介在されていることを
特徴とする極低温タンク断熱用パネル。 2. 板状ポリスチレン発泡体からなる低温側断熱層の
複数のスリットを覆って補強用メッシュが積層されてい
ることを特徴とする前項1記載の極低温タンク断熱用パ
ネル。 3. 常温側断熱層の外側に防湿層が設けられているこ
とを特徴とする前項1または前項2記載の極低温タンク
断熱用パネル。 4. 凹曲面の構造を有する前項1〜3記載の極低温タ
ンク断熱用パネル。 5. 前項1記載の極低温タンク断熱用パネルが、球形
タンクの外側表面に複数枚装着され、かつ上記断熱用パ
ネルの隣接部に目地材を設けたことを特徴とする極低温
タンクの断熱構造。
からなる低温側断熱層、上記低温側断熱層よりも小さ
く、四辺目地部を残して上記低温側断熱層に積層される
常温側断熱層、並びに上記低温側断熱層と上記常温側断
熱層の積層界面に補強メッシュが介在されていることを
特徴とする極低温タンク断熱用パネル。 2. 板状ポリスチレン発泡体からなる低温側断熱層の
複数のスリットを覆って補強用メッシュが積層されてい
ることを特徴とする前項1記載の極低温タンク断熱用パ
ネル。 3. 常温側断熱層の外側に防湿層が設けられているこ
とを特徴とする前項1または前項2記載の極低温タンク
断熱用パネル。 4. 凹曲面の構造を有する前項1〜3記載の極低温タ
ンク断熱用パネル。 5. 前項1記載の極低温タンク断熱用パネルが、球形
タンクの外側表面に複数枚装着され、かつ上記断熱用パ
ネルの隣接部に目地材を設けたことを特徴とする極低温
タンクの断熱構造。
【0010】本発明の極低温タンク断熱用パネルにおい
ては、その複合化された断熱用パネルの低温側(タンク
側)断熱層(以下低温層という)に板状ポリスチレン発
泡体を用いることが重要である。この板状ポリスチレン
発泡体の発泡倍率、厚みは、貯蔵または輸送される極低
温物質、適用するタンクの種類、すなわちLNG輸送タ
ンカー、地下式貯蔵タンクおよびパイプカバーの種類、
その大きさ、保冷の状態等によって、それぞれ異なるの
で、その都度組合せを決定すればよい。
ては、その複合化された断熱用パネルの低温側(タンク
側)断熱層(以下低温層という)に板状ポリスチレン発
泡体を用いることが重要である。この板状ポリスチレン
発泡体の発泡倍率、厚みは、貯蔵または輸送される極低
温物質、適用するタンクの種類、すなわちLNG輸送タ
ンカー、地下式貯蔵タンクおよびパイプカバーの種類、
その大きさ、保冷の状態等によって、それぞれ異なるの
で、その都度組合せを決定すればよい。
【0011】しかし、その低温層は、基本的には独立気
泡構造のものである。この構造を持つ板状ポリスチレン
発泡体は、ビーズ発泡成形体または押出発泡成形体を断
続的または連続的に(一軸方向に)押圧して得られるも
のである。例えば、特公昭60−56095号公報に記
載された方法によっても得られる。このように押圧して
得られた板状ポリスチレン発泡体は、押圧方向に柔軟性
を有する。これを所定の形状に切断して1枚の低温層に
成形する。
泡構造のものである。この構造を持つ板状ポリスチレン
発泡体は、ビーズ発泡成形体または押出発泡成形体を断
続的または連続的に(一軸方向に)押圧して得られるも
のである。例えば、特公昭60−56095号公報に記
載された方法によっても得られる。このように押圧して
得られた板状ポリスチレン発泡体は、押圧方向に柔軟性
を有する。これを所定の形状に切断して1枚の低温層に
成形する。
【0012】また、この低温層は、その片面に複数のス
リットを有していることが必要である。この複数のスリ
ットの形状は、間隔が低温層の厚み以下で、幅が0.5
〜10mm、深さは低温層の厚みの1/2以上であるの
が好ましい。スリットの方向は、本発明の極低温タンク
断熱用パネルを例えば球型タンクに適用した場合、球型
タンクの赤道方向(横方向)と同一方向にスリットが刻
まれ配置されていることが望ましい。柔軟性もこの横方
向に付与されている。
リットを有していることが必要である。この複数のスリ
ットの形状は、間隔が低温層の厚み以下で、幅が0.5
〜10mm、深さは低温層の厚みの1/2以上であるの
が好ましい。スリットの方向は、本発明の極低温タンク
断熱用パネルを例えば球型タンクに適用した場合、球型
タンクの赤道方向(横方向)と同一方向にスリットが刻
まれ配置されていることが望ましい。柔軟性もこの横方
向に付与されている。
【0013】このようなスリットを設けるのは、前記材
質に特有の点であって、2方向とも極低温下で割れる
(サーマルクラック)のを防止するためである。すなわ
ち、前記材質の低温層自体は、その方向(柔軟方向)に
ついては、素材の抵抗力が熱応力(δ=E・dΔT)よ
りも大きく、また、素材の伸度(%)も熱歪量(ε=d
ΔT)よりも大きいので、極低温下拘束形態で使用して
も、熱応力に耐える抵抗力を有しているが、他の方向
(剛方向)は、上記の条件を満たすことができないの
で、この方向に割れる確率が高い。したがって、この点
を改善するため、その手段としてその方向にスリットを
入れることで、拘束形態から準拘束形態をつくりだし、
熱応力を緩和させ素材の抵抗力よりも小さくすることで
2方向とも極低温下で割れるのを防止することができ
る。
質に特有の点であって、2方向とも極低温下で割れる
(サーマルクラック)のを防止するためである。すなわ
ち、前記材質の低温層自体は、その方向(柔軟方向)に
ついては、素材の抵抗力が熱応力(δ=E・dΔT)よ
りも大きく、また、素材の伸度(%)も熱歪量(ε=d
ΔT)よりも大きいので、極低温下拘束形態で使用して
も、熱応力に耐える抵抗力を有しているが、他の方向
(剛方向)は、上記の条件を満たすことができないの
で、この方向に割れる確率が高い。したがって、この点
を改善するため、その手段としてその方向にスリットを
入れることで、拘束形態から準拘束形態をつくりだし、
熱応力を緩和させ素材の抵抗力よりも小さくすることで
2方向とも極低温下で割れるのを防止することができ
る。
【0014】常温側(外気側)断熱層(以下常温層とい
う)は、低温層のようなシビアな条件にさらされること
がないので、断熱効果のある断熱材が一般に使用でき
る。断熱材としては、ポリウレタン、ポリスチレン、ポ
リエチレン発泡体などが使用できる。ポリウレタン発泡
体は、低温層表面に型枠を形成して、そこにポリウレタ
ンを注入し、発泡して常温層を成型することもできる。
また、ポリスチレン発泡体は、硬質の押出発泡ポリスチ
レン、例えば「スタイロフォーム」(商品名、ダウ化工
(株))あるいは低温層と同一材質のもの、例えば「ス
タイロフレックス」(商品名、ダウ化工(株))を使用
することができる。また、この常温層は2層以上の多層
とすることもできるし、また補強の目的で、常温層をガ
ラス繊維メッシュ、金属板、プラスチック板などで補強
することもできる。
う)は、低温層のようなシビアな条件にさらされること
がないので、断熱効果のある断熱材が一般に使用でき
る。断熱材としては、ポリウレタン、ポリスチレン、ポ
リエチレン発泡体などが使用できる。ポリウレタン発泡
体は、低温層表面に型枠を形成して、そこにポリウレタ
ンを注入し、発泡して常温層を成型することもできる。
また、ポリスチレン発泡体は、硬質の押出発泡ポリスチ
レン、例えば「スタイロフォーム」(商品名、ダウ化工
(株))あるいは低温層と同一材質のもの、例えば「ス
タイロフレックス」(商品名、ダウ化工(株))を使用
することができる。また、この常温層は2層以上の多層
とすることもできるし、また補強の目的で、常温層をガ
ラス繊維メッシュ、金属板、プラスチック板などで補強
することもできる。
【0015】常温層の形状としては、図1、図2に示す
ように、その大きさは低温層よりも小さくなければなら
ない。これは、低温層を常温層に積層した際、低温層の
四辺に目地部を残した状態とするためである。この目地
部の形状の一例を図2、図4に示しているが、これによ
ると目地部の幅(A)は20〜100mmであるのが好
ましい。したがって、常温層の大きさは、低温層よりも
小さく、低温層の四辺よりそれぞれ40〜200mm程
度小さなものであるのが好ましい。
ように、その大きさは低温層よりも小さくなければなら
ない。これは、低温層を常温層に積層した際、低温層の
四辺に目地部を残した状態とするためである。この目地
部の形状の一例を図2、図4に示しているが、これによ
ると目地部の幅(A)は20〜100mmであるのが好
ましい。したがって、常温層の大きさは、低温層よりも
小さく、低温層の四辺よりそれぞれ40〜200mm程
度小さなものであるのが好ましい。
【0016】また、低温層と高温層との界面に、補強メ
ッシュを積層する。この界面に積層された補強メッシュ
は、低温層に設けたスリット部から割れが発生した場
合、割れが低温層から常温層へと伝播することを防止す
るためである。この場合補強メッシュとして、ガラスな
どの無機繊維、金属繊維、アラミドなどの有機繊維を原
料とする不織布、織物、編物その他のシート状物を用い
ることができる。この補強メッシュは、接着剤で接合さ
れるかまたは熱融着により接合される。この補強メッシ
ュは、隣接するパネルとの接合状態において互いに重な
りあって補強しあうため、低温層の端面より20〜10
0mm突出して設けることが望ましい。
ッシュを積層する。この界面に積層された補強メッシュ
は、低温層に設けたスリット部から割れが発生した場
合、割れが低温層から常温層へと伝播することを防止す
るためである。この場合補強メッシュとして、ガラスな
どの無機繊維、金属繊維、アラミドなどの有機繊維を原
料とする不織布、織物、編物その他のシート状物を用い
ることができる。この補強メッシュは、接着剤で接合さ
れるかまたは熱融着により接合される。この補強メッシ
ュは、隣接するパネルとの接合状態において互いに重な
りあって補強しあうため、低温層の端面より20〜10
0mm突出して設けることが望ましい。
【0017】本発明の極低温タンク断熱用パネルは、そ
の一部を構成する低温層のスリット側表面にスリットを
覆うような形で補強用メッシュを積層することができ
る。この補強用メッシュは、低温層の割れを防止するた
めに用いられる。この補強用メッシュは、低温状態にお
いても収縮量がきわめて小さく、低温層の収縮を抑制
し、かつ局部的なクラック発生の増長を防止する効果を
持つ。この目的のために、補強用メッシュとして前述の
補強メッシュと同様の材料を使用することができ、また
同様に、接着剤で接合されるかまたは熱融着により接合
される。
の一部を構成する低温層のスリット側表面にスリットを
覆うような形で補強用メッシュを積層することができ
る。この補強用メッシュは、低温層の割れを防止するた
めに用いられる。この補強用メッシュは、低温状態にお
いても収縮量がきわめて小さく、低温層の収縮を抑制
し、かつ局部的なクラック発生の増長を防止する効果を
持つ。この目的のために、補強用メッシュとして前述の
補強メッシュと同様の材料を使用することができ、また
同様に、接着剤で接合されるかまたは熱融着により接合
される。
【0018】本発明の極低温タンク断熱用パネルの外気
側に、防湿層を設けることができる。この防湿層は、外
側からの水蒸気が該パネル内に侵入し、露結による水分
から本発明のパネルを防護するためである。防湿層とし
て、厚さ50〜1200μの鉄薄板、アルミ板、ステン
レス板などの金属板、FRPなどの繊維強化プラスチッ
ク、などが用いられる。
側に、防湿層を設けることができる。この防湿層は、外
側からの水蒸気が該パネル内に侵入し、露結による水分
から本発明のパネルを防護するためである。防湿層とし
て、厚さ50〜1200μの鉄薄板、アルミ板、ステン
レス板などの金属板、FRPなどの繊維強化プラスチッ
ク、などが用いられる。
【0019】本発明の極低温タンク断熱用パネルの一実
施例を、その製法に基づいて、図1および図2を参照し
て説明する。工程順に示すと、以下のとりである。
施例を、その製法に基づいて、図1および図2を参照し
て説明する。工程順に示すと、以下のとりである。
【0020】(1)厚さ100mmの板状ポリスチレン
発泡体、「スタイロフレックス」(商品名、ダウ化工
(株))および厚さ100mmのポリウレタン発泡体を
用意した。 (2)板状ポリスチレン発泡体の一面をスリット加工し
た。スリットの間隔は80mm、幅5mm、深さは70
mmであった。 (3)板状ポリスチレン発泡体およびポリウレタン発泡
体を所定の寸法にカットし、低温層(12)および常温
層(11)とした。 (4)低温層(12)および常温層(11)にウレタン
系の接着剤を塗布した。この際、ガラスクロス(1
4)、(15)を入れた。 (5)前記接着剤の硬化前に防湿層(13)および常温
層(11)に接着剤を塗布した。 (6)前記によって得た複合体をタンバックルに入れ、
接着剤を硬化させつつ、曲面を有する治具で圧締しなが
ら曲面成形し、接着剤で複合化し、凹曲面の構造を有す
る本発明の極低温タンク断熱用パネルを得た。
発泡体、「スタイロフレックス」(商品名、ダウ化工
(株))および厚さ100mmのポリウレタン発泡体を
用意した。 (2)板状ポリスチレン発泡体の一面をスリット加工し
た。スリットの間隔は80mm、幅5mm、深さは70
mmであった。 (3)板状ポリスチレン発泡体およびポリウレタン発泡
体を所定の寸法にカットし、低温層(12)および常温
層(11)とした。 (4)低温層(12)および常温層(11)にウレタン
系の接着剤を塗布した。この際、ガラスクロス(1
4)、(15)を入れた。 (5)前記接着剤の硬化前に防湿層(13)および常温
層(11)に接着剤を塗布した。 (6)前記によって得た複合体をタンバックルに入れ、
接着剤を硬化させつつ、曲面を有する治具で圧締しなが
ら曲面成形し、接着剤で複合化し、凹曲面の構造を有す
る本発明の極低温タンク断熱用パネルを得た。
【0021】このようにして得た複合化された本発明の
極低温タンク断熱用パネルを、タンク全面に装着した状
態を図3に示す。図3は、極低温タンクの外装の一部を
切欠いて、極低温タンクの断熱構造をわかりやすく示し
たものである。極低温タンク断熱用パネルをタンクの外
側表面に装着するには、例えば、スタッドボルトの先端
部分をタンク表面に溶接し、そのスタッドボルトを用い
て上記パネルをタンク表面に圧締する(図示せず)こと
により実施する、などの手段が採用できる。
極低温タンク断熱用パネルを、タンク全面に装着した状
態を図3に示す。図3は、極低温タンクの外装の一部を
切欠いて、極低温タンクの断熱構造をわかりやすく示し
たものである。極低温タンク断熱用パネルをタンクの外
側表面に装着するには、例えば、スタッドボルトの先端
部分をタンク表面に溶接し、そのスタッドボルトを用い
て上記パネルをタンク表面に圧締する(図示せず)こと
により実施する、などの手段が採用できる。
【0022】図4は、複合化された極低温タンク断熱用
パネルが、隣り合った他の断熱用パネルと目地材(1
8)、(19)を介して結合される直前の状態を示して
いる。図4において、目地材(18)および(19)
は、それぞれ硬質ウレタンフォームおよびガラス繊維状
断熱材である。目地材(18)は、防湿層がその耳を出
して貼り合わされており、これを接着剤を用いて目地部
に挿入し、固定する。また、図4において、Aの長さは
20〜100mmであり、Bの長さは0〜20mmであ
る。
パネルが、隣り合った他の断熱用パネルと目地材(1
8)、(19)を介して結合される直前の状態を示して
いる。図4において、目地材(18)および(19)
は、それぞれ硬質ウレタンフォームおよびガラス繊維状
断熱材である。目地材(18)は、防湿層がその耳を出
して貼り合わされており、これを接着剤を用いて目地部
に挿入し、固定する。また、図4において、Aの長さは
20〜100mmであり、Bの長さは0〜20mmであ
る。
【0023】目地材は、常温層と同様の材料、またはガ
ラス繊維状断熱材、軟質ウレタンフオーム、シリコンゴ
ムシーラントなど、適度の断熱性と柔軟性を具備した材
料を用いる。
ラス繊維状断熱材、軟質ウレタンフオーム、シリコンゴ
ムシーラントなど、適度の断熱性と柔軟性を具備した材
料を用いる。
【0024】
【発明の効果】極低温断熱用パネルに要求される、低熱
伝導率、冷熱サイクル経時変化、サーマルシヨック耐久
性、熱収縮係数、施工、加工および柔軟性などの諸特性
の点でいずれも優れた性能を兼備し、さらに、その断熱
用パネルを拘束状態でタンク上に施工し、冷却および常
温を繰り返しても割れることがない。また、低温側断熱
層にスリットを入れることで、拘束形態から準拘束形態
をつくりだし、熱応力を素材の抵抗力以下に軽減してや
ることで2方向とも極低温下で割れるのを防止すること
ができる。
伝導率、冷熱サイクル経時変化、サーマルシヨック耐久
性、熱収縮係数、施工、加工および柔軟性などの諸特性
の点でいずれも優れた性能を兼備し、さらに、その断熱
用パネルを拘束状態でタンク上に施工し、冷却および常
温を繰り返しても割れることがない。また、低温側断熱
層にスリットを入れることで、拘束形態から準拘束形態
をつくりだし、熱応力を素材の抵抗力以下に軽減してや
ることで2方向とも極低温下で割れるのを防止すること
ができる。
【図1】本発明の極低温タンク断熱用パネルの見取図で
ある。
ある。
【図2】本発明の極低温タンク断熱用パネルの側面図で
ある。
ある。
【図3】極低温タンクの外側表面に装着された本発明の
極低温タンク断熱用パネル群による断熱構造を示す、極
低温タンクの見取図である。
極低温タンク断熱用パネル群による断熱構造を示す、極
低温タンクの見取図である。
【図4】本発明の極低温タンク断熱用パネルがタンクの
表面に装着され、パネル同志が目地材を介して結合され
る直前の状態を示す断面図である。
表面に装着され、パネル同志が目地材を介して結合され
る直前の状態を示す断面図である。
11 常温側断熱層 12 低温側断熱層 13 防湿層 14 補強メッシュ 15 補強用メッシュ 16 スリット 17 極低温タンク 18 目地材 19 目地材
Claims (5)
- 【請求項1】 複数のスリットを有する板状ポリスチレ
ン発泡体からなる低温側断熱層、上記低温側断熱層より
も小さく、四辺目地部を残して上記低温側断熱層に積層
される常温側断熱層、並びに上記低温側断熱層と上記常
温側断熱層との積層界面に補強メッシュが介在されてい
ることを特徴とする極低温タンク断熱用パネル。 - 【請求項2】 板状ポリスチレン発泡体からなる低温側
断熱層の複数のスリットを覆って補強用メッシュが積層
されていることを特徴とする請求項1記載の極低温タン
ク断熱用パネル。 - 【請求項3】 常温側断熱層の外側に防湿層が設けられ
ていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
極低温タンク断熱用パネル。 - 【請求項4】 低温側に凹曲面の構造を有する請求項1
〜3記載の極低温タンク断熱用パネル。 - 【請求項5】 請求項1記載の極低温タンク断熱用パネ
ルが、球形タンクの外側表面に複数枚装着され、かつ上
記断熱用パネルの隣接部に目地材を設けたことを特徴と
する極低温タンクの断熱構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5226674A JPH0761493A (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 極低温タンク断熱用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5226674A JPH0761493A (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 極低温タンク断熱用パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0761493A true JPH0761493A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16848883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5226674A Pending JPH0761493A (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 極低温タンク断熱用パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0761493A (ja) |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH082589A (ja) * | 1994-06-20 | 1996-01-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 低温貨物タンクの断熱被覆構造 |
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JP2008542651A (ja) * | 2005-05-30 | 2008-11-27 | ティーアイ マリン コントラクティング エイエス | 極低温容器およびタンクの断熱のための方法およびシステム |
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-
1993
- 1993-08-20 JP JP5226674A patent/JPH0761493A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011016 |